JP2014129285A - 固形状組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】高濃度の脂肪球皮膜成分を含みながらも口内での付着性が改善された固形状組成物の提供。
【解決手段】次の成分(A)〜(C):
(A)脂肪球皮膜成分 20〜70質量%、
(B)炭酸塩、
(C)クエン酸、コハク酸、アスコルビン酸、酢酸、グルコン酸、リンゴ酸、フマル酸及びアジピン酸から選択される少なくとも1種の可食性有機酸、
を含有し、成分(B)と成分(C)の合計含有量が9〜30質量%であり、且つ成分(B)と成分(C)の含有質量比[(C)/(B)]が0.5〜3である固形状組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、脂肪球皮膜成分並びに炭酸ガス発生物を含有する固形状組成物に関する。
脂肪球皮膜成分(Milk−fat Globule Membrane)は、乳腺より分泌される乳脂肪球を被覆している膜成分で、バターミルクやバターセーラム等の乳複合脂質高含有画分に多く含まれることが知られている(非特許文献1)。脂肪球皮膜成分は、脂肪を乳汁中に分散させる機能を有するのみならず、筋力等の運動機能向上作用、内臓脂肪蓄積抑制作用、血中アディポネクチン増加及び減少抑制作用等の多くの生理機能を有することが報告されている(特許文献1及び2)。
近年、メタボリックシンドロームやロコモティブシンドロームの患者数が著しく増加し、社会的に大きな問題となっていることから、前述したような生理機能を有する脂肪球皮膜成分の幅広い利用が期待されている。
脂肪球皮膜成分の生理機能を効果的に得るには、手軽に無理なく長期間継続して摂取可能な錠剤のような固形状組成物形態とするのが望ましいが、現在販売されている脂肪球皮膜成分を含有する錠剤は、脂肪球皮膜成分を極めて低濃度で含有するものである。脂肪球皮膜成分の生理機能を得るためには、脂肪球皮膜成分(乾燥物換算)として、成人に対して1日あたり、10mg/60kg体重以上とするのが好ましいと考えられている(特許文献1)。そのため、脂肪球皮膜成分を高濃度で配合して1回当たりの固形状組成物の摂取量を少量に設定することが求められる。
特開2010−59155号公報 特開2007−320901号公報
三浦晋、FOOD STYLE21、2009年
しかしながら、本発明者らが検討したところ、一度少量摂取するだけで生理機能を期待できるほどの高い濃度で脂肪球皮膜成分を固形状組成物中に配合することは困難であることが判明した。すなわち、脂肪球皮膜成分を高濃度化すると、摂食中にねとつきが生じ、口内に付着し易いことが判明した。
したがって、本発明は、高濃度の脂肪球皮膜成分を含みながらも口内での付着性が改善された固形状組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、脂肪球皮膜成分に炭酸塩と特定の有機酸とを組み合わせ、炭酸ガスを発生させることにより、脂肪球皮膜成分を高濃度に含有するにもかかわらず、口内でのねとつき・付着が抑制されることを見出した。また、意外にも脂肪球皮膜成分特有の乳風味が強まり、食感及び風味の良好な固形状組成物とすることができることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(C):
(A)脂肪球皮膜成分 20〜70質量%、
(B)炭酸塩、
(C)クエン酸、コハク酸、アスコルビン酸、酢酸、グルコン酸、リンゴ酸、フマル酸及びアジピン酸から選択される少なくとも1種の可食性有機酸、
を含有し、成分(B)と成分(C)の合計含有量が9〜30質量%であり、且つ成分(B)と成分(C)の含有質量比[(C)/(B)]が0.5〜3である固形状組成物を提供するものである。
本発明によれば、脂肪球皮膜成分を高濃度に含有しながらも、摂食中の口内でのねとつき・付着が抑制され、また、脂肪球皮膜成分に由来する良好な乳風味や酸味が感じられる、食感及び風味の良好な固形状組成物を提供することができる。本発明の固形状組成物は、少量摂取するだけで脂肪球皮膜成分の生理効果発現に必要な量を摂取できるので、脂肪球皮膜成分による効果を長期に亘って十分に期待できる。
本発明で用いられる(A)脂肪球皮膜成分は、乳脂肪球を被覆している膜、及び膜を構成する成分の混合物と定義されている。脂肪球皮膜は、一般的に、乾燥重量の約半分が脂質で構成され、当該脂質としては、トリグリセライドやリン脂質、スフィンゴ糖脂質が含まれることが知られている(三浦晋、FOOD STYLE21、2009及びKeenan TW、Applied Science Publishers、1983、pp89−pp130)。リン脂質としては、スフィンゴミエリン等のスフィンゴリン脂質、ホスファチジルコリンやホスファチジルエタノールアミン等のグリセロリン脂質が含まれることが知られている。
また、脂質以外の成分としては、ミルクムチンと呼ばれる糖タンパク質が含まれることが知られている(Mather、Biochim Biophys Acta、1978)。
本発明で用いられる(A)脂肪球皮膜成分は、生理効果の点から、脂質の含有量が、10質量%(以下、単に「%」とする)以上、更に20%以上、更に30%以上であるのが好ましく、また、100%以下、更に90%以下、更に60%以下であるのが好ましい。具体的には、10〜100%、更に20〜90%、更に30〜60%が好ましい。
また、(A)脂肪球皮膜成分は、生理効果の点から、リン脂質の含有量が、5%以上、更に8%以上、更に10%以上、更に15%以上であるのが好ましく、また、100%以下、更に85%以下、更に70%以下、更に60%以下であるのが好ましい。具体的には、5〜100%、更に8〜90%、更に10〜70%、更に15〜60%が好ましい。
また、(A)脂肪球皮膜成分は、生理効果の点から、リン脂質としてスフィンゴミエリンを含むのが好ましく、脂肪球皮膜成分中のスフィンゴミエリンの含有量が、1%以上、更に2%以上、更に3%以上であるのが好ましく、更に50%以下、更に30%以下、更に25%以下、更に20%以下であるのが好ましい。具体的には1〜50%、更に2〜30%、更に3〜25%、更に3〜20%が好ましい。
また、同様の点から、脂肪球皮膜成分の全リン脂質中のスフィンゴミエリン含有量が、3%以上、更に5%以上、更に10%以上、更に15%以上であるのが好ましく、更に50%以下、更に40%以下、更に35%以下、更に30%以下であるのが好ましい。具体的には3〜50%、更に5〜40%、更に10〜35%、更に15〜30%が好ましい。
なお、本明細書において、脂肪球皮膜成分中の脂質、リン脂質及びスフィンゴミエリンの含有量、並びに脂肪球皮膜成分の全リン脂質中のスフィンゴミエリン含有量は、脂肪球皮膜成分の乾燥物に対する質量割合とする。
脂肪球皮膜成分中の脂質、リン脂質及びスフィンゴミエリンの含有量は、比色法、薄層クロマトグラムの方法により測定することがきる。
上記の(A)脂肪球皮膜成分は、原料乳から遠心分離法や有機溶剤抽出法等の公知の方法により得ることができる。例えば、特開平3−47192号公報に記載の脂肪球皮膜成分の調製方法を用いることができる。また、特許第3103218号公報、特開2007−89535号公報に記載の方法等を用いることができる。さらに、透析、硫安分画、ゲルろ過、等電点沈殿、イオン交換クロマトグラフィー、溶媒分画等の手法により精製することにより純度を高めたものを用いてもよい。
なお、(A)脂肪球皮膜成分の形態は、特に限定されず、室温(15〜25℃)で液状、半固体状(ペースト等)、固体状(粉末、固形、顆粒等)等のいずれでもよく、これらを単独で又は2種以上組み合わせて用いてもよい。
(A)脂肪球皮膜成分の原料乳としては、牛乳やヤギ乳等が挙げられる。なかでも、食経験が豊富であり、安価な点から、牛乳が好ましい。また、原料乳には、生乳、全粉乳や加工乳等の乳の他、乳製品も含まれ、乳製品としては、バターミルク、バターオイル、バターセーラム、ホエータンパク質濃縮物(WPC)等が挙げられる。
バターミルクは、牛乳等を遠心分離して得られるクリームからバター粒を製造する際に得られ、当該バターミルク中に脂肪球皮膜成分が多く含まれているので、脂肪球皮膜成分としてバターミルクをそのまま使用してもよい。同様に、バターオイルを製造する際に生じるバターセーラム中にも脂肪球皮膜成分が多く含まれているので、脂肪球皮膜成分としてバターセーラムをそのまま使用してもよい。
(A)脂肪球皮膜成分は、市販品を用いることもできる。斯かる市販品としては、メグレジャパン(株)「BSCP」、雪印乳業(株)「ミルクセラミドMC−5」、(株)ニュージーランドミルクプロダクツ「Phospholipid Concentrate シリーズ(500,700)」等が挙げられる。
本発明の固形状組成物中、(A)脂肪球皮膜成分の含有量は20〜70%であるが、生理効果を有効に発現する点、摂取形態として一度に少量の摂取で可能であるという点から、25%以上、更に30%以上、更に35%以上、更に40%以上が好ましく、また、摂食時の口内でのねとつき・付着が少ないという点で60%以下、更に55%以下、更に50%以下が好ましい。具体的には、20〜60%、更に25〜55%、更に30〜50%が好ましい。
また、本発明の固形状組成物中、リン脂質の含有量は効果を有効に発現する点から、1%以上、更に2%以上、更に3%以上、更に4%以上であるのが好ましく、また、摂食時の口内でのねとつき・付着が少ないという点で60%以下、更に50%以下、更に40%以下、更に30%が好ましい。具体的には、1〜60%、更に2〜50%、更に3〜40%、更に4〜30%が好ましい。
固形状組成物中のリン脂質の含有量は、比色法により測定することがきる。
本発明で用いられる(B)炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、セスキ炭酸ナトリウム等が挙げられ、これらは単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。炭酸塩としては乳風味の点で、炭酸ナトリウム及び炭酸水素ナトリウムから選択される少なくとも1種が好ましく、炭酸水素ナトリウムがより好ましい。
また、本発明で用いられる(C)クエン酸、コハク酸、アスコルビン酸、酢酸、グルコン酸、リンゴ酸、フマル酸及びアジピン酸から選択される少なくとも1種の可食性有機酸としては、摂食時の口内でのねとつき・付着が少ない点、乳脂肪球皮膜成分由来の乳風味を増強する点、発生する泡の食感が良好な点から、クエン酸、リンゴ酸又はこれらの組み合わせが好ましく、更にリンゴ酸が好ましい。
本発明の固形状組成物中、(B)炭酸塩と(C)可食性有機酸の合計含有量は9〜30%であるが、風味の点から10%以上が好ましく、15%以上がより好ましく、また、27%以下が好ましく、25%未満がより好ましい。また、10〜27%が好ましく、10〜25%未満がより好ましい。
また、本発明の固形状組成物中、(B)炭酸塩と(C)可食性有機酸の含有質量比[(C)/(B)]は0.5〜3であるが、発泡性の点から、1以上が好ましく、1.5以上がより好ましく、2以上が更に好ましく、また、2.75以下が好ましく、2.7以下がより好ましい。また、1〜2.75が好ましく、1〜2.7がより好ましく、2〜2.75が更に好ましく、2〜2.7が更に好ましい。
本発明の固形状組成物における(B)炭酸塩の含有量は、風味、物性の点から、2%以上、更に3%以上であるのが好ましく、また、12%以下、更に11%以下、更に10%以下であるのが好ましい。具体的には、2〜12%、更に2〜11%、更に3〜10%が好ましい。
また、本発明の固形状組成物における(C)可食性有機酸の含有量は、風味、物性の点から、3%以上、更に4%以上、更に5%以上が好ましく、また、25%以下、更に24%以下、更に22%以下であるのが好ましい。具体的には、3〜25%、更に4〜24%、更に5〜22%が好ましい。
本発明の固形状組成物には、上記成分の他に、本発明の効果を損なわない範囲において、鉄、亜鉛、クロム、セレン、マンガン、モリブデン、銅、ヨウ素、リン、カリウム、ナトリウム等のミネラル、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、葉酸及びそれらの塩、又はそれらのエステル等のビタミン、フルクトース、グルコース、ガラクトース、キシロース、タガトース等の単糖、ショ糖、乳糖、麦芽糖、トレハロース、イソマルトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖、大豆オリゴ糖、イソマルツロース等の少糖、マンニトール等の糖アルコール、サッカリン等の合成甘味料、(C)有機酸以外の酸味料、香料、着色料、保存料等が適宜配合されていてもよい。
本発明の固形状組成物は、口内又は水の存在下で炭酸ガスを発生するものである。その形態としては、例えば、室温(15〜25℃)で固形状のものであれば特に限定されないが、例えば、カプセル剤、顆粒剤、散剤、錠剤、丸剤、トローチ剤等が挙げられる。なかでも、1回あたり少量で摂取可能な点、摂取が簡便な点から、発泡錠である錠剤が好ましく、チュアブル錠であることが更に好ましい。このような剤型の組成物を調製するには、必要に応じて、乳糖、デンプン類、結晶セルロース、蔗糖、マンニトール、軽質無水ケイ酸、リン酸水素カルシウム等の賦形剤、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチン、アルファー化デンプン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、プルラン、メチルセルロース、硬化油等の結合剤、カルメロース、カルメロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、クロスポピドン、トウモロコシデンプン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース等の崩壊剤、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ショ糖脂肪酸エステル、フマル酸ステアリルナトリウム、タルク、二酸化ケイ素等の滑沢剤、ステビア等の嬌味剤、香料、増量剤、界面活性剤、分散剤、緩衝剤、保存剤、希釈剤等を適宜組み合わせて用いることができる。
本発明の固形状組成物は、特に制限はなく常法に従い製造される。例えば、(A)脂肪球皮膜成分、(B)炭酸塩、(C)可食性有機酸及び必要に応じて添加される添加剤の混合物を調製後、圧縮成形することによって製造することができる。例えば、錠剤を製造する場合、原料粉末を直接圧縮して成形(直接粉末圧縮法)しても、乾式造粒法、湿式造粒法等を用いて造粒してから圧縮して成形(顆粒圧縮法)しても良い。なかでも、工程の簡便性の点から、直接粉末圧縮法を用いて錠剤とするのが好ましい。直接圧縮して成形して錠剤を製造する場合、打錠成形機としてはロータリー式打錠機や単発式打錠機等通常使用されるものを用いることができる。また、造粒法より造粒してから錠剤とする場合、円筒造粒機、球形整粒機、ペレッター等を使用する押し出し造粒法;スピードミル、パワーミル等を使用する破砕造粒法;転動造粒法、攪拌造粒法、流動層造粒法等により造粒物を製造し、乾燥・整粒した後、得られた造粒物を前記打錠成形機で圧縮して錠剤を形成できる。造粒物の粒子径は、45μm〜850μmとするのが好ましく、100μm〜500μmとするのが更に好ましい。錠剤の形状としては、円形錠もしくは楕円形、長円形、四角形等の面形を有する各種異形錠であってもよい。また、打錠時の圧縮成型圧は、成形物の硬度維持、崩壊性等の点から、100〜3000kg/cm2であるのが好ましい。
また、本発明の固形状組成物の1個当りの重量は0.1〜1.5g、好ましくは0.2〜1.25g、更に0.3〜1gとするのが服用感及び有効性の点で好ましい。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の組成物を開示する。
<1>次の成分(A)〜(C):
(A)脂肪球皮膜成分 20〜70質量%、
(B)炭酸塩、
(C)クエン酸、コハク酸、アスコルビン酸、酢酸、グルコン酸、リンゴ酸、フマル酸及びアジピン酸から選択される少なくとも1種の可食性有機酸、
を含有し、成分(B)と成分(C)の合計含有量が9〜30質量%であり、且つ成分(B)と成分(C)の含有質量比[(C)/(B)]が0.5〜3である固形状組成物。
<2>固形状組成物中の(A)脂肪球皮膜成分の含有量が、好ましくは25質量%以上、より好ましくは30質量%以上、更に好ましくは35質量%以上、より更に好ましくは40質量%以上であり、また、好ましくは60質量%以下、より好ましくは55質量%以下、更に好ましくは50質量%以下であり、また、好ましくは20〜60質量%、より好ましくは25〜55質量%、更に好ましくは30〜50質量%である<1>に記載の固形状組成物。
<3>(A)脂肪球皮膜成分中の脂質の含有量が、好ましくは10質量%以上、より好ましくは20質量%以上、更に好ましくは30質量%以上であり、また、好ましくは100質量%以下、より好ましくは90質量%以下、更に好ましくは60質量%以下であり、また、好ましくは10〜100質量%、より好ましくは20〜90質量%、更に30〜60質量%である<1>又は<2>に記載の固形状組成物。
<4>(A)脂肪球皮膜成分中のリン脂質の含有量が、好ましくは5質量%以上、より好ましくは8質量%以上、更に好ましくは10質量%以上、より更に好ましくは15質量%以上であり、また、好ましくは100質量%以下、より好ましくは85質量%以下、更に好ましくは70質量%以下、より更に好ましくは60質量%以下であり、また、好ましくは5〜100質量%、より好ましくは8〜90質量%、更に好ましくは10〜70質量%、より更に好ましくは15〜60質量%である<1>〜<3>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<5>(A)脂肪球皮膜成分中のスフィンゴミエリンの含有量が、好ましくは1質量%以上、より好ましくは2質量%以上、更に好ましくは3質量%以上であり、また、好ましくは50質量%以下、より好ましくは30質量%以下、更に好ましくは25質量%以下、より更に好ましくは20質量%以下であり、また、好ましくは1〜50質量%、より好ましくは2〜30質量%、更に好ましくは3〜25質量%、より更に好ましくは3〜20質量%である<1>〜<4>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<6>(A)脂肪球皮膜成分の全リン脂質中のスフィンゴミエリンの含有量が、好ましくは3質量%以上、より好ましくは5質量%以上、更に好ましくは10質量%以上、より更に好ましくは15質量%以上であり、また、好ましくは50質量%以下、より好ましくは40質量%以下、更に好ましくは35質量%以下であり、より更に好ましくは30質量%以下であり、また、好ましくは3〜50質量%、より好ましくは5〜40質量%、更に好ましくは10〜35質量%、より更に好ましくは15〜30質量%である<1>〜<5>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<7>固形状組成物中のリン脂質の含有量が、好ましくは1質量%以上、より好ましくは2質量%以上、更に好ましくは3質量%以上、より更に好ましくは4質量%以上であり、また、好ましくは60質量%以下、より好ましくは50質量%以下、更に好ましくは40質量%以下、より更に好ましくは30質量%以下であり、また、好ましくは1〜60質量%、より好ましくは2〜50質量%、更に好ましくは3〜40質量%、より更に好ましくは4〜30質量%である<1>〜<6>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<8>(B)炭酸塩が、好ましくは炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム及びセスキ炭酸ナトリウム等から選択される1種又は2種以上であり、より好ましくは炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム又はこれらの組み合わせであり、更に好ましくは炭酸水素ナトリウムである<1>〜<7>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<9>(C)可食性有機酸が、好ましくはクエン酸、リンゴ酸又はこれらの組み合わせであり、より好ましくはリンゴ酸である<1>〜<8>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<10>固形状組成物中の(B)炭酸塩と(C)可食性有機酸の合計含有量が、好ましくは10質量%以上、より好ましくは15質量%以上であり、また、好ましくは27質量%以下、より好ましくは25%未満であり、また、好ましくは10〜27%、より好ましくは10〜25%未満である<1>〜<9>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<11>固形状組成物中の(B)炭酸塩と(C)可食性有機酸の含有質量比[(C)/(B)]が、好ましくは1以上、より好ましくは1.5以上、更に好ましくは2以上であり、また、好ましくは2.75以下、より好ましくは2.7以下であり、また、好ましくは1〜2.75、より好ましくは1〜2.7、更に好ましくは2〜2.75、より更に好ましくは2〜2.7である<1>〜<10>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<12>固形状組成物中の(B)炭酸塩の含有量が、好ましくは2質量%以上、より好ましくは3質量%以上であり、また、好ましくは12質量%以下、より好ましくは11質量%以下、更に好ましくは10質量%以下であり、また、好ましくは2〜12質量%、より好ましくは2〜11質量%、更に好ましくは3〜10質量%である<1>〜<11>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<13>固形状組成物中の(C)可食性有機酸の含有量が、好ましくは3質量%以上、より好ましくは4質量%以上、更に好ましくは5質量%以上であり、また、好ましくは25質量%以下、より好ましくは24質量%以下、更に好ましくは22質量%以下であり、また、好ましくは3〜25質量%、より好ましくは4〜24質量%、更に好ましくは5〜22質量%である<1>〜<12>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<14>固形状組成物が、好ましくはカプセル剤、顆粒剤、散剤、錠剤、丸剤、又はトローチ剤である<1>〜<13>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<15>固形状組成物が、好ましくは錠剤であり、より好ましくは発泡錠であり、更に好ましくはチュアブル錠である<1>〜<14>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<16>固形状組成物の1個当りの重量が、好ましくは0.1〜1.5g、より好ましくは0.2〜1.25g、更に好ましくは0.3〜1gである<1>〜<15>のいずれか1に記載の固形状組成物。
[原料]
脂肪球皮膜成分1:BSCP、メグレジャパン株式会社
脂肪球皮膜成分2:ミルクセラミドMC−5、雪印乳業株式会社
クエン酸:無水クエン酸 80MP、扶桑化学工業株式会社
リンゴ酸:DL−リンゴ酸、扶桑化学工業株式会社
酒石酸:L−酒石酸、扶桑化学工業株式会社
炭酸水素ナトリウム:炭酸水素ナトリウム、和光純薬工業株式会社
炭酸ナトリウム:炭酸ナトリウム、和光純薬工業株式会社
コーンスターチ:コーンスターチ、日本食品化工株式会社
粉末セルロース:KCフロックW−400G、日本製紙ケミカル株式会社
ショ糖脂肪酸エステル:リョートーシュガーエステルB−370F、三菱化学フーズ株式会社
脂肪球皮膜成分1の組成は、乾燥物換算で、炭水化物:10.7%、脂質:23.8%、たんぱく質:50.9%であった。また、脂肪球皮膜成分1中、リン脂質含有量は16.6%であり、スフィンゴミエリン含有量は3.62%であった。
脂肪球皮膜成分2の組成は、乾燥物換算で、炭水化物:26.1%、脂質:43.3%、たんぱく質:21.2%であった。また、脂肪球皮膜成分2中、リン脂質含有量は33.3%であり、スフィンゴミエリン含有量は8.03%であった。
リン脂質の分析は比色法により行い、スフィンゴミエリンの分析は薄層クロマトグラフ法で行った。
[炭酸塩の分析]
固形状組成物中の炭酸塩の含有量の分析方法は以下の通りである。
固形状組成物を0.1〜0.2g採取し、水10mLと50%りん酸2mLを加え密栓する。10分間超音波処理を行った後、1時間放置しヘッドスペースガスをガスクロマトグラフに供してCO2量を求め、発生したCO2量から算出する。
<ガスクロマトグラフ操作条件>
機種:GC−14B[島津製作所]
検出器:TCD
カラム:Chromosorb101,80〜100mesh
ガラス管,φ3.2mm×2m
温度:カラム50℃,注入口及び検出器100℃
セル電流75mA
ガス圧力:ヘリウム(キャリヤーガス)100kPa
注入量:ヘッドスペースガス0.2mL
[有機酸の分析]
固形状組成物中の有機酸の含有量の分析方法は以下の通りである。
固形状組成物を1g採取し5%過塩素酸20mLを加え、10分間振とうすることで抽出する。これを水で200mLに定容し10分間超音波処理を行なう。ろ過後高速液体クロマトグラフに供する。
<高速液体クロマトグラフ操作条件>
機種:LC−20AD[株式会社島津製作所]
検出器:紫外可視吸光光度計SPD−20AV[島津製作所]
カラム温度:40℃
移動相:3mmоl/L過塩素酸
反応液:0.2mmоl/Lブロムチモールブルー含有
15mmоl/Lりん酸水素二ナトリウム溶液
流量:移動相1.0mL/min、反応液1.4mL/min
測定波長:445nm
〔チュアブル錠の調製〕
実施例1〜実施例12及び比較例1〜比較例12
粒径の大きい原料は粉砕し、50メッシュに通したのち、表1又は表2に記載の配合組成で各原料成分を混合した。次に単発式打錠機(RIKEN製)を用いて、穴径9.5mmのリング状杵で、錠剤重量500mgで打錠し、チュアブル錠を得た。
上記で得た本発明品と比較品について官能評価を行なった。評価は、専門パネル5名で、摂食時の口内付着性、脂肪球皮膜成分由来の乳風味、泡の感じ方、酸味、苦味について、下記に示す判断基準に従って行い、その平均値をもって評点(0.5刻みで四捨五入)とした。結果を表1及び表2に示す。
〔口内付着性〕
5:歯や舌への付着性が非常に弱い
4:歯や舌への付着性が弱い
3:歯や舌への付着性がわずかに強い
2:歯や舌への付着性が強い
1:歯や舌への付着性が非常に強い
〔脂肪球皮膜成分由来の乳風味〕
5:良好な乳風味を非常に強く感じる
4:良好な乳風味を強く感じる
3:良好な乳風味を感じる
2:良好な乳風味を殆ど感じない
1:良好な乳風味を感じない
〔泡の感じ方〕
5:口中での泡切れが非常に良い
4:口中での泡切れが良い
3:口中での泡切れがやや良い
2:口中での泡切れが悪い
1:口中での泡切れが非常に悪い
〔酸味〕
5:酸味を非常に強く感じる
4:酸味を強く感じる
3:酸味を感じる
2:酸味を殆ど感じない
1:酸味を感じない
〔苦味〕
5:苦味を感じない
4:苦味を殆ど感じない
3:苦味を僅かに感じる
2:苦味を強く感じる
1:苦味を非常に強く感じる
Figure 2014129285
Figure 2014129285
表1及び表2から明らかなように、本発明品は比較品と比べ、摂食中の口内のねとつき・付着性が抑えられた。また、脂肪球皮膜成分特有の乳風味が強まり、酸味が感じられて、泡の感じ方も良かったが、苦味はなかった。

Claims (5)

  1. 次の成分(A)〜(C):
    (A)脂肪球皮膜成分 20〜70質量%、
    (B)炭酸塩、
    (C)クエン酸、コハク酸、アスコルビン酸、酢酸、グルコン酸、リンゴ酸、フマル酸及びアジピン酸から選択される少なくとも1種の可食性有機酸、
    を含有し、成分(B)と成分(C)の合計含有量が9〜30質量%であり、且つ成分(B)と成分(C)の含有質量比[(C)/(B)]が0.5〜3である固形状組成物。
  2. 固形状組成物中のリン脂質の含有量が1質量%以上である請求項1記載の固形状組成物。
  3. (A)脂肪球皮膜成分の全リン脂質中のスフィンゴミエリン含有量が3質量%以上である請求項1又は2記載の固形状組成物。
  4. (C)可食性有機酸がクエン酸又はリンゴ酸である請求項1〜3のいずれか1項記載の固形状組成物。
  5. 発泡錠である請求項1〜4のいずれか1項記載の固形状組成物。
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