JP2014107015A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】発光素子からの光がリフレクタの周縁部に入射された場合にグレア光として出射されるのを回避させた車両用灯具を提供する。
【解決手段】
本発明の車両用灯具10は、発光素子22と、発光素子22の入射方向からの光を照射方向に反射する反射面23Rを有するリフレクタ23と、リフレクタ23によって形成される光軸を調整する光軸調整機構30と、リフレクタ23の照射方向の周縁付近に設けられ、リフレクタ23の照射方向の周縁部の反射面で反射された光を遮光する遮光部27と、を有し、遮光部27は、光軸調整機構30による光軸調整時にリフレクタ23とともに移動する。
【選択図】図1
【解決手段】
本発明の車両用灯具10は、発光素子22と、発光素子22の入射方向からの光を照射方向に反射する反射面23Rを有するリフレクタ23と、リフレクタ23によって形成される光軸を調整する光軸調整機構30と、リフレクタ23の照射方向の周縁付近に設けられ、リフレクタ23の照射方向の周縁部の反射面で反射された光を遮光する遮光部27と、を有し、遮光部27は、光軸調整機構30による光軸調整時にリフレクタ23とともに移動する。
【選択図】図1
Description
本発明は車両用灯具に係り、特に、発光素子を光源とする車両用灯具に関する。
この種の車両用灯具として、たとえば、平坦面を有するヒートシンクと、該ヒートシンクの該平坦面に搭載され該平坦面と交差する第1方向へ光を照射させる発光素子と、該発光素子の光を反射させ該第1方向と交差する第2方向へ出射させるリフレクタと、を備えるものが知られている。
ここで、リフレクタは、ヒートシンクに搭載された発光素子を被うようにして配置され、該ヒートシンクと対向し前記発光素子の第1方向からの光を反射面に入射させるための第1開口部と、前記反射面で反射された光を前記第2方向へ出射させるための第2開口部と、を有する形状をなし、その凹面となる内面(前記発光素子と対向する面)は、全域に及んで前記反射面となるように構成されている。
ここで、リフレクタは、ヒートシンクに搭載された発光素子を被うようにして配置され、該ヒートシンクと対向し前記発光素子の第1方向からの光を反射面に入射させるための第1開口部と、前記反射面で反射された光を前記第2方向へ出射させるための第2開口部と、を有する形状をなし、その凹面となる内面(前記発光素子と対向する面)は、全域に及んで前記反射面となるように構成されている。
なお、本発明に関連する技術として、たとえば、下記特許文献1および2が挙げられる。特許文献1には、リフレクタからの反射光のうちエクステンション(インナーパネル)に入射する光を遮光するシェードを備えた車両用灯具の記載がある。特許文献2には、光源からの光のうち管球で拡散されリフレクタに入射する光を遮光するシェードを備えた車両前照灯の記載がある。
上述したように、発光素子を光源とする車両用灯具において、それに用いるリフレクタは、その内面の全域に反射面を有するように構成されるようになっている。
ここで、該反射面は、リフレクタの内面の全域にアンダーコート材を塗布し、該アンダーコート材の表面に金属膜を蒸着することによって形成している。なお、該アンダーコート材は、蒸着の下塗り塗料として用いられている。
この場合、アンダーコート材は、リフレクタの開口部の周縁部において、表面張力によっていわゆる溜まりと称する盛り上り部が形成されてしまい、この盛り上り部は、金属膜を形成した後も存在したままとなる。
ここで、該反射面は、リフレクタの内面の全域にアンダーコート材を塗布し、該アンダーコート材の表面に金属膜を蒸着することによって形成している。なお、該アンダーコート材は、蒸着の下塗り塗料として用いられている。
この場合、アンダーコート材は、リフレクタの開口部の周縁部において、表面張力によっていわゆる溜まりと称する盛り上り部が形成されてしまい、この盛り上り部は、金属膜を形成した後も存在したままとなる。
このため、発光素子からの光がリフレクタの開口部の周縁部の前記盛り上り部に入射された場合、該盛り上り部から出射させる光は、所定どおりの方向に出射されることなく、いわゆるグレア光として出射されてしまう不都合を有していた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、発光素子からの光がリフレクタの周縁部に入射された場合にグレア光として出射されるのを回避させた車両用灯具を提供することにある。
このような目的を達成するため、(1)本発明の車両用灯具は、発光素子と、
前記発光素子の入射方向からの光を照射方向に反射する反射面を有するリフレクタと、前記リフレクタによって形成される光軸を調整する光軸調整部と、前記リフレクタの前記照射方向の周縁付近に設けられ、前記リフレクタの前記照射方向の周縁部の前記反射面で反射された光を遮光する第1遮光部と、を有し、前記第1遮光部は、前記光軸調整部による光軸調整時に前記リフレクタとともに移動するように構成されている。
前記発光素子の入射方向からの光を照射方向に反射する反射面を有するリフレクタと、前記リフレクタによって形成される光軸を調整する光軸調整部と、前記リフレクタの前記照射方向の周縁付近に設けられ、前記リフレクタの前記照射方向の周縁部の前記反射面で反射された光を遮光する第1遮光部と、を有し、前記第1遮光部は、前記光軸調整部による光軸調整時に前記リフレクタとともに移動するように構成されている。
(2)本発明の車両用灯具は、(1)の構成において、前記リフレクタの周囲に配置され、前記リフレクタに固定されたカバー部材を有し、前記第1遮光部は、前記カバー部材に設けられている。
(3)本発明の車両用灯具は、(1)(2)の構成において、前記リフレクタの前記入射方向の周縁付近に設けられ、前記リフレクタの前記入射方向の周縁部の前記反射面に入射する光を遮光する第2遮光部を有し、前記第2遮光部は、前記光軸調整部による光軸調整時に前記リフレクタとともに移動するように構成されている。
(3)本発明の車両用灯具は、(1)(2)の構成において、前記リフレクタの前記入射方向の周縁付近に設けられ、前記リフレクタの前記入射方向の周縁部の前記反射面に入射する光を遮光する第2遮光部を有し、前記第2遮光部は、前記光軸調整部による光軸調整時に前記リフレクタとともに移動するように構成されている。
(4)本発明の車両用灯具は、(3)の構成において、前記発光素子から前記リフレクタへ入射する光の一部を遮蔽するシェードを有し、前記第2遮光部は、前記シェードに設けられている。
(5)本発明の車両用灯具は、(1)から(4)の構成において、前記発光素子を搭載する平坦面を有し、前記発光素子を放熱するヒートシンクを有し、前記光軸調整部は、前記ヒートシンクに接続されている。
(5)本発明の車両用灯具は、(1)から(4)の構成において、前記発光素子を搭載する平坦面を有し、前記発光素子を放熱するヒートシンクを有し、前記光軸調整部は、前記ヒートシンクに接続されている。
(6)本発明の車両用灯具は、発光素子と、前記発光素子の入射方向からの光を照射方向に反射する反射面を有するリフレクタと、前記リフレクタによって形成される光軸を調整する光軸調整部と、前記リフレクタの前記入射方向の周縁付近に設けられ、前記リフレクタの前記入射方向の周縁部の前記反射面に照射される光を遮光する遮光部と、前記遮光部は、前記光軸調整部による光軸調整時に前記リフレクタとともに移動するように構成されている。
このように構成された車両用灯具によれば、発光素子からの光がリフレクタの周縁部に入射された場合にグレア光として出射されるのを回避できるようになる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
(実施形態1)
図1は、本発明の車両用灯具の実施形態1の概略を示す断面図である。図1に示す車両用灯具10は、たとえば前照灯(ヘッドランプ)を示している。図1中、x、y、z方向は、該車両用灯具10を車両に取り付けた場合において、それぞれ、車両の前方向、幅方向、高さ方向に一致させて示している。
(実施形態1)
図1は、本発明の車両用灯具の実施形態1の概略を示す断面図である。図1に示す車両用灯具10は、たとえば前照灯(ヘッドランプ)を示している。図1中、x、y、z方向は、該車両用灯具10を車両に取り付けた場合において、それぞれ、車両の前方向、幅方向、高さ方向に一致させて示している。
車両用灯具10は、前面レンズ11とハウジング12によって灯室13を画成するようになっている。ハウジング12は車両の前方部に開口12Aを有し、その開口12Aの周縁において前面レンズ11の周辺部11Aを挿入させる溝部14が形成されている。ハウジング12の溝部14にはシール材15が塗布され、このシール材15によって前面レンズ11の周辺部11Aを固着させるとともに水分侵入を防止するシール性を確保できるようになっている。
車両用灯具10の灯室13にはランプユニット20が配設されている。
図2(a)は、該ランプユニット20の前方(図中x方向)を上方斜め方向から観た斜視図を示し、図2(b)は、該ランプユニット20を前方(図中x方向)から観た正面図を示している。図2(b)のI−I線における断面図は、図1に示すランプユニット20の断面図に相当するようになっている。
図2(a)は、該ランプユニット20の前方(図中x方向)を上方斜め方向から観た斜視図を示し、図2(b)は、該ランプユニット20を前方(図中x方向)から観た正面図を示している。図2(b)のI−I線における断面図は、図1に示すランプユニット20の断面図に相当するようになっている。
図1に戻り、ランプユニット20は、概略を示すと、まず、灯室13の上方にヒートシンク21が配置され、該ヒートシンク21の下方の面は平坦面21Aを有する。該ヒートシンク21の上方の面には、図2(a)、(b)に示すように、放熱フィン21Fが複数設けられている。ヒートシンク21の平坦面21Aには発光素子22が搭載されている。発光素子22は、その搭載面と反対側の面が光照射面22Fとなっており、この光照射面22Fからの光L1は、ヒートシンク21の平坦面21Aと交差する方向に出射されるようになっている。
また、発光素子22が搭載されたヒートシンク21の平坦面21Aには、シェード25がたとえば螺子26によって取り付けられている。このシェード25は、その前方側(前面レンズ11側)に被い体25Aが備えられ、発光素子22からリフレクタ23へ入射する光の一部を遮蔽する。
図4は、シェード25のみを取り出して示した斜視図である。図4におけるx、y、z方向は、それぞれ、図1に示すxyz方向に一致づけて示している。図4において、シェード25には、発光素子22を囲むようにして配置される枠状の部材からなり、該部材には、前記螺子26(図1参照)が挿入される螺子孔26Aが形成されている。そして、図中x方向(前面レンズ11側)の前方には、被い体25Aが設けられている。そして、さらに、シェード25には、図中x方向の後方において、被い体25Aと対向するようにして遮光部25Bが形成されている。この遮光部25Bについては後に詳述する。
ヒートシンク21の発光素子22が搭載された面には、該発光素子22を覆うようにしてリフレクタ23が配置されている。このリフレクタ23はヒートシンク21に対して図示しない固定手段によって固定されている。リフレクタ23は、反射面23Rを有し、発光素子22の入射方向からの光L1を第1開口部23Pを通して反射面23Rに入射させ、反射面23Rで反射された光L2を該光L1と交差する方向(照射方向)に第2開口部23Qを通して反射する。
図3は、リフレクタ23のみを抜き出して示した断面図である。図3に示すように、リフレクタ23は、ヒートシンク21に対向する側において第1開口部23Pを有し、発光素子22の入射方向からの光L1を第1開口部23Pを通してリフレクタ23の反射面23Rに入射するようになっている。また、リフレクタ23は、前面レンズ11に対向する側において第2開口部23Qを有し、反射面23Rで反射された発光素子22からの光L2を第2開口部23Qを通して照射方向に出射させるようになっている。
図3において、リフレクタ23の反射面23Rは、リフレクタ23の内面の全域にアンダーコート材40を塗布し、該アンダーコート材40の表面に金属膜41を蒸着することによって形成されている。この場合、上述したように、アンダーコート材40は、リフレクタ23の第1開口部23P、第2開口部23Qの各周縁部において、表面張力によっていわゆる溜まりと称する盛り上り部Sが形成され、この盛り上り部Sは、金属膜41を形成した後も存在したままとなる。図3中、アンダーコート材40は、前記盛り上り部Sの部分においてのみ示し、他の部分における図示を省略している。このような盛り上り部3が形成されたリフレクタ23は、発光素子22からの光が該盛り上り部Sに入射された場合、該盛り上り部Sから出射させる光が、所定どおりの方向に出射されることなく、いわゆるグレア光として出射されてしまう不都合を有するようになっている。
そして、図1に戻り、リフレクタ23の第2開口部23Qの周縁部の近傍において、たとえばリフレクタ23の図中(−)x方向の背後に配置される配線等を目視できないようにしてカバー部材28が配置されている。このカバー部材28は、リフレクタ23の背後(図中(−)x方向)からリフレクタ23の前方(図中x方向)にかけて延在する第1延在部28Aと、この第1延在部28Aに連続され第2開口部23Qの周縁部よりも高さ方向(図中z方向)へ若干突き出された突起部28Bと、この突起部28と連続され前面レンズ11側に近づくにつれリフレクタ23の光軸Oから遠のくように傾斜を有して延在する第2延在部28Cと、から構成されている。このカバー部材28は、その第1延在部28Aの一部においてリフレクタ23の第1開口部23Pの縁部とたとえば螺子からなる固定部材29を介して固定されている。
また、カバー部材28は、図2(a)、(b)に示すように、リフレクタ23の第2開口部23Qの周縁部のうちたとえば下側の部分に設けられるようになっている。このように構成されるカバー部材28は、その突起部28Bにおいて遮光部27として機能し、この遮光部27については後に詳述する。
さらに、カバー部材28の前面レンズ11側の端部の近傍において、インナーパネル31が配置されている。インナーパネル31は、カバー部材28の背後(図中(−)x方向)から前面レンズ11にかけて該前面レンズ11側に近づくにつれリフレクタ23の光軸Oから遠のくように傾斜を有して形成されている。
さらに、ランプユニット20は、その光軸Oの方向(角度)を調整するための光軸調整機構30が設けられている。光軸調整機構30は、ランプユニット20のリフレクタ23側の部分において、ハウジング12に対して該ランプユニット20を回転可能に支軸させる回転支軸部30Cと、ランプユニット20のヒートシンク21側の部分において、ハウジング12に対して図中x、あるいは(−)x方向に該ランプユニット20を移動できる一対の調整軸部30A、30Bと、から構成されている。一対の該調整軸部30B、30Cは、図2(a)、(b)に示すように、ヒートシンク21に接続され、ヒートシンク21の両側に水平(図中y方向)に配置されるようになっている。
これにより、ランプユニット20は、調整軸部30A、30Bの取付け部において図中x方向へ調整移動でき、回転支持部30Cを中心に回転し得るランプユニット20の光軸Oを所定の方向に一致づけることができるようになっている。
図5は、図1で示したヒートシンク21、発光素子22、シェード25、リフレクタ23、およびカバー部材28を拡大して示した図である。上述したように、リフレクタ23の第1開口部23P、第2開口部23Qの各周縁部の反射面23Rには、アンダーコート材40の表面張力によって盛り上り部Sが形成されてしまい、発光素子22からの光が該盛り上り部Sに入射された場合、該盛り上り部Sから出射させる光は、所定どおりの方向に出射されることなく、いわゆるグレア光として出射されてしまう不都合を有する。
それ故、本発明の実施形態1において、リフレクタ23の入射方向の周縁付近のシェード25にリフレクタ23の入射方向の周縁部の反射面23に入射する光を遮光する遮光部25Bを設けるよう構成した。この遮光部25Bにより、発光素子22からの光が該盛り上り部Sに入射されるのを防ぐことができる。
これにより、リフレクタ23の第1開口部23Pの周縁部で反射された光の発生、すなわち、盛り上り部Sで反射されるグレア光の発生を回避できるようになる。
これにより、リフレクタ23の第1開口部23Pの周縁部で反射された光の発生、すなわち、盛り上り部Sで反射されるグレア光の発生を回避できるようになる。
また、リフレクタ23の照射方向の周縁付近のカバー部材28に、リフレクタ23の照射方向の周縁部の反射面で反射された光を遮光する遮光部27を設けるよう構成した。この遮光部27により、発光素子22からの光が盛り上り部Sで反射された後に前面レンズ11側へ出射されるのを防ぐことができる。これにより、リフレクタ23の第2開口部23Qの周縁部で反射された光、すなわち、盛り上り部Sで反射されるグレア光を、前面レンズ11側へ出射されるのを回避できるようになる。
したがって、上述のように構成した車両用灯具10は、発光素子22からの光がリフレクタ23の周縁部に入射された場合にグレア光として出射されるのを回避できるようになる。
この場合、遮光部27が設けられたカバー部材28は、リフレクタ23と固定部材29によって固定されているため、遮光部27を光軸調整機構30によって調整移動されるリフレクタ23とともに移動できるように構成できる。このため、遮光部27として形成するカバー部材28の突起部28Bの高さ(リフレクタ23の第2開口部23Qの周縁部に対する)を必要最小限の値とすることができ、リフレクタ23の第2開口部23Qの周縁部の盛り上り部Sで反射された光を充分に遮光できる。このため、リフレクタ23の反射面23Rの実質的な面積を大きく減少させることを回避できるようになる。
仮に、カバー部材28を、リフレクタ23の動きに追随させることなく、ハウジング12に固定させた場合、カバー部材28に形成する遮光部27は、リフレクタ23のいかなる動きにおいても、リフレクタ23の第2開口部23Qの周縁部における反射光を遮光させなければならず、該遮光部27を大きなものとして構成せざるを得なくなる。この場合、リフレクタ23の動きによって、前面レンズ11側から観た遮光部27とリフレクタ23の反射面23Rとの重なり部が変動し、結果として、該反射面23Rの実質的な面積が変化してしまうという不都合を有する。
また、遮光部25Bが形成されたシェード25は、ヒートシンク21に固定されているため、遮光部25Bを光軸調整機構30によって調整移動されるリフレクタ23とともに移動するように構成できる。このため、遮光部25Bを必要最小限の値とすることができ、リフレクタ23の第1開口部23Pの周縁部の盛り上り部Sで反射された光を充分に遮光できる。このため、リフレクタ23の反射面23Rの実質的な面積を大きく減少させることを回避できるようになる。
また、遮光部25Bが形成されたシェード25は、ヒートシンク21に固定されているため、遮光部25Bを光軸調整機構30によって調整移動されるリフレクタ23とともに移動するように構成できる。このため、遮光部25Bを必要最小限の値とすることができ、リフレクタ23の第1開口部23Pの周縁部の盛り上り部Sで反射された光を充分に遮光できる。このため、リフレクタ23の反射面23Rの実質的な面積を大きく減少させることを回避できるようになる。
(実施形態2)
実施形態1では、リフレクタ23の第2開口部23Qの周縁部からの反射光を前面レンズ11へ出射されるのを遮光する遮光部27をカバー部材28に形成するようにしたものである。
しかし、これに限定されることはなく、リフレクタ23に遮光部27を直接取り付けた構成とするようにしてもよい。図6は、遮光部27をリフレクタ23に直接取り付けた一体構成とした図であり、図1と対応づけて描いた図となっている。図6に示すように、遮光部27は、リフレクタ23の第2開口部23Qの周縁部の外面(反射面23Rと反対の面)に固定され、前面レンズ11側の端辺が高さ方向(図中z方向)に起立するように屈曲されて形成されている。遮光部27の前面レンズ11側の端辺の高さは、リフレクタ23の第2開口部23Qの周縁部よりも高く形成されている。
また、図6に示す実施形態では、たとえば、図1に示したカバー部材28を設けない構成としており、インナーパネル31をリフレクタ23の背部にまで充分に延在させた構成としている。そして、遮光部27とインナーパネル31の間の隙間が目視されるのを回避するため、該遮光部27には、少なくとも該隙間を塞ぐための長さを有する屈曲部27Aが設けられている。
実施形態1では、リフレクタ23の第2開口部23Qの周縁部からの反射光を前面レンズ11へ出射されるのを遮光する遮光部27をカバー部材28に形成するようにしたものである。
しかし、これに限定されることはなく、リフレクタ23に遮光部27を直接取り付けた構成とするようにしてもよい。図6は、遮光部27をリフレクタ23に直接取り付けた一体構成とした図であり、図1と対応づけて描いた図となっている。図6に示すように、遮光部27は、リフレクタ23の第2開口部23Qの周縁部の外面(反射面23Rと反対の面)に固定され、前面レンズ11側の端辺が高さ方向(図中z方向)に起立するように屈曲されて形成されている。遮光部27の前面レンズ11側の端辺の高さは、リフレクタ23の第2開口部23Qの周縁部よりも高く形成されている。
また、図6に示す実施形態では、たとえば、図1に示したカバー部材28を設けない構成としており、インナーパネル31をリフレクタ23の背部にまで充分に延在させた構成としている。そして、遮光部27とインナーパネル31の間の隙間が目視されるのを回避するため、該遮光部27には、少なくとも該隙間を塞ぐための長さを有する屈曲部27Aが設けられている。
実施形態1では、リフレクタ23の第1開口部23Pの周縁部に入射される光を遮光部25Bによって遮光し、リフレクタ23の第2開口部23Qの周縁部で反射される光を遮光部27で遮光するようにしたものである。しかし、遮光部25Bおよび遮光部27の双方を取り付ける必要はなく、いずれか一方のみを取り付けるようにしてもよい。
実施形態1に示した車両用灯具10は、灯室13内の上方にヒートシンク21を配置させ、該ヒートシンク21の下方の面に、発光素子22を搭載させるともに、該発光素子22を被うようにしてリフレクタ23を配置させるように構成したものである。
しかし、これに限定されることはなく、灯室13内の下方にヒートシンク21を配置させ、該ヒートシンク21の上方の面に、発光素子22を搭載させるともに、該発光素子22を被うようにしてリフレクタ23を配置させるように構成するようにしてもよい。
しかし、これに限定されることはなく、灯室13内の下方にヒートシンク21を配置させ、該ヒートシンク21の上方の面に、発光素子22を搭載させるともに、該発光素子22を被うようにしてリフレクタ23を配置させるように構成するようにしてもよい。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。本実施形態では、遮光部27が形成されているカバー部材28や遮光部27をリフレクタ23に直接固定する例について説明したが、カバー部材28や遮光部材27を、リフレクタ23には固定せずにヒートシンク21に直接固定するようにしてもよい。
10……車両用灯具、11……前面レンズ、11A……周辺部、12……ハウジング、12A……開口、13……灯室、14……溝部、15……シール材、20……ランプユニット、21……ヒートシンク、21A……平坦面、21F……放熱フィン、22……発光素子、22F……光照射面、23……リフレクタ、23R……反射面、23P……第1開口部、23Q……第2開口部、25……シェード、25A……被い体、25B……遮光部(第2遮光部)、26……螺子、26A……螺子孔、27……遮光部(第1遮光部)、27A……屈曲部、28……カバー部材、28A……第1延在部、28B……突起部、28C……第2延在部、29……固定部材、30……光軸調整機構、30A……回転支軸部、30B、30C……調整軸部、31……インナーパネル、40……アンダーコート材、41……金属膜。
Claims (6)
- 発光素子と、
前記発光素子の入射方向からの光を照射方向に反射する反射面を有するリフレクタと、
前記リフレクタによって形成される光軸を調整する光軸調整部と、
前記リフレクタの前記照射方向の周縁付近に設けられ、前記リフレクタの前記照射方向の周縁部の前記反射面で反射された光を遮光する第1遮光部と、を有し、
前記第1遮光部は、前記光軸調整部による光軸調整時に前記リフレクタとともに移動するように構成されていることを特徴とする記載の車両用灯具。 - 前記リフレクタの周囲に配置され、前記リフレクタに固定されたカバー部材を有し、
前記第1遮光部は、前記カバー部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。 - 前記リフレクタの前記入射方向の周縁付近に設けられ、前記リフレクタの前記入射方向の周縁部の前記反射面に入射する光を遮光する第2遮光部を有し、
前記第2遮光部は、前記光軸調整部による光軸調整時に前記リフレクタとともに移動するように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用灯具。 - 前記発光素子から前記リフレクタへ入射する光の一部を遮蔽するシェードを有し、
前記第2遮光部は、前記シェードに設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両用灯具。 - 前記発光素子を搭載する平坦面を有し、前記発光素子を放熱するヒートシンクを有し、
前記光軸調整部は、前記ヒートシンクに接続されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の車両用灯具。 - 発光素子と、
前記発光素子の入射方向からの光を照射方向に反射する反射面を有するリフレクタと、
前記リフレクタによって形成される光軸を調整する光軸調整部と、
前記リフレクタの前記入射方向の周縁付近に設けられ、前記リフレクタの前記入射方向の周縁部の前記反射面に照射される光を遮光する遮光部と、
前記遮光部は、前記光軸調整部による光軸調整時に前記リフレクタとともに移動するよう構成されていることを特徴とする記載の車両用灯具。
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