JP2014105167A - 化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】シワ、タルミ、くすみ、シミ、ソバカス等の皮膚老化現象に対してすぐれた予防、改善効果を発揮して、皮膚を若々しく健全な状態に保持し、又は改善するとともに、皮膚に対する刺激が少なく生体安全性にもすぐれた新規な美肌成分及び美白成分を天然物中に見出し、かかる成分を配合することにより、すぐれた美肌化及び美白効果、並びにすぐれた生体安全性を兼ね備えた化粧料の提供。
【解決手段】米、アブラナ科ブラシカ属(Brassica)の植物、スイレン科(Nympaeaceae)ハス属(Nelumbo)の植物、及びハトムギのうちの3種以上の植物の成分を含む化粧料であって、上記植物の成分は当該植物の抽出物又は当該抽出物の加水分解物、或いは当該植物の発酵物であることから、これら植物成分が有する皮膚生理活性の相乗効果により、すぐれた美白及び美肌効果を発揮し、かつ、使用感にすぐれた化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、すぐれた美肌化、美白作用を有し、安全性の高い化粧料に関するものである。
皮膚の老化は、加齢に伴う細胞増殖・分化の不活化、ホルモン分泌の低下、細胞外マトリックス成分の量的低下などの内的要因と、太陽光(紫外線)に誘発される活性酸素による細胞・組織の損傷、又は炎症などの外的要因とが複雑に絡み合って生ずる現象である。
皮膚老化の外的要因である活性酸素は皮膚細胞に直接傷害を及ぼすばかりでなく、細胞外マトリックス成分のコラーゲンを変性又は架橋させてシワの形成や皮膚の弾力性の低下をもたらし、さらにはメラニン色素の異常沈着を誘発してシミ、ソバカスを生じさせるなど、肌に様々なダメージを与える。
この皮膚の老化を防ぎ、皮膚を健全、かつ、若々しい状態に保持するため、従来、種々の活性成分の使用が提案され、それら美肌化及び美白成分を配合した化粧品が上市されている。例えば、ビタミンC、ビタミンE、スーパーオキシドジスムターゼ(Superoxide dismutase;以下SODと略記)、カタラーゼなどの抗酸化剤;グリチルリチン酸などの抗炎症剤;各種紫外線吸収剤;α−ヒドロキシカルボン酸、胎盤抽出液、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸などの細胞賦活成分;コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの細胞外マトリックス成分;尿素などの保湿剤がそれである。また、皮膚のシミ、ソバカス等の色素沈着の発生を抑制する物質としては、アルブチン、コウジ酸などが知られており、美白剤の有効成分として広く使用されている。
しかし、それら従来の美肌化剤及び美白剤には、皮膚などに対する安全性、また、実際に皮膚に適用した際の有効性の観点で問題が存在する。また、種々の天然成分由来の美肌化剤及び美白剤も提案されているが(特許文献1、2)、それらの剤の美肌化及び美白効果は、化粧料配合原料として見た場合に、皮膚などに対する安全性、また、実際に皮膚に適用した際の有効性の観点で問題が存在する。従って、かかる点が改善された化粧料配合成分を含む化粧料が求められている。
特開昭62−056410号 特開平03−188018号
本発明者らは、かかる従来技術の問題点に鑑みて、皮膚安全性の観点から天然物由来の新たな美肌化及び美白成分を見出すべく鋭意研究を行った。その結果、米、アブラナ科ブラシカ属の植物、及びスイレン科ハス属の植物、及びハトムギうちの3種以上の植物から得られる成分を併用することで、すぐれた美肌化及び美白効果を奏し、かつ、皮膚安全性にすぐれた化粧料の提供が可能になることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、米、アブラナ科ブラシカ属(Brassica)の植物、スイレン科(Nympaeaceae)ハス属(Nelumbo)の植物、及びハトムギのうちの3種以上の植物の成分を含む化粧料であって、上記植物の成分は当該植物の抽出物又は当該抽出物の加水分解物、或いは当該植物の発酵物であることを特徴とする。
又、本発明は、さらに、美白剤、保湿剤、細胞賦活剤、抗炎症剤、抗酸化剤、及び血行促進剤のいずれか一種以上を含むことを特徴とする化粧料である。
なお、本発明に於いて、化粧料なる文言は、所謂化粧料のほかに医薬部外品をも含む広義の意味で用いる。
本発明は、米、アブラナ科ブラシカ属の植物、スイレン科ハス属の植物、及びハトムギのうちの3種以上の植物の成分を含む化粧料であって、上記植物の成分は当該植物の抽出物又は当該抽出物の加水分解物、或いは当該植物の発酵物であることから、これら植物の成分が有するチロシナーゼ活性抑制作用、線維芽細胞賦活作用などの効果により、すぐれた美肌及び美白効果を発揮する化粧料を提供することができる。
本発明に於いて用いる米には特に制限はなく、玄米、精白米、加工米、有色素米(黒米、紫米、赤米など)などのいずれもが使用可能であるが、好適には精白米もしくは加工米が使用される。米の種類としては、粳米、もち米等のいずれを使用してもよい。また、加工米としては、抗アレルギー米、低蛋白米(例えば低グリテリン米)、強化米(例えばγ−アミノ酪酸米)などが挙げられる。又、玄米に含まれる白糠及び/又は赤糠の使用も可能である。
又、本発明に於いてアブラナ科ブラシカ属の植物としては、例えば白芥(Brassica alba)、黄芥(Brassica juncea)、黒芥(Brassica nigra)、アブラナ(Brassica ropa)などを挙げることができる。それらブラシカ属植物のうちでも、白芥(Brassica alba)、黄芥(Brassica juncea)或いは黒芥(Brassica nigra)が好ましい。それら植物の全草、種子、葉、茎、根、花のいずれの部位の使用も可能であるが、それらの中でも全草又は種子(即ち、白芥子、黄芥子又は黒芥子)の使用が好ましい。
本発明で用いるスイレン科ハス属の植物としては、例えばハス(Nelumbo nucifera
Gaertner)或いはアメリカキバス(Nelumbo Lutea Pers.)などが挙げられるが、それらのうちでも、ハス(Nelumbo nucifera Gaertner)の使用が好ましい。それらの植物の全草、葉、花、雄しべ、雌しべ、茎、根茎、種子(子実)、胚芽などのいずれの部分を使用してもよいが、種子の使用が好ましい。
本発明で用いるハトムギは、イネ科ジュズダマ属の植物であって、薬用や食用に幅広く用いられているものである。本発明に於いては、ハトムギの全草、葉、花、茎、根、種子などのいずれの部分を使用してもよいが、種子の使用が好ましい。
以上の植物を用いて抽出物を調製する方法を以下に説明する。抽出物の調製は、それぞれの植物の抽出対象部位を、必要に応じて予め水洗い、乾燥し、又細切もしくは粉砕した上で、浸漬法、向流抽出法、超臨界抽出法などの常法によって抽出溶媒に接触させることで行うことができる。
抽出溶媒としては、水;メタノール、エタノール、プロパノールなどの低級アルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリンなどの多価アルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチルなどのエステル類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類;エチルエーテル、イソプロピルエーテルなどのエーテル類;n−ヘキサン、トルエン、クロロホルムなどの炭化水素系溶媒などが挙げられ、それらは単独で又は二種以上混合して用いられる。
それら抽出溶媒のうちでも、抽出物に後述の加水分解処理を施す場合の当該処理工程への移行の容易性や化粧料への幅広い適用が可能であるという点からも、本発明においては水或いは水と低級アルコール類又は多価アルコール類との混合溶媒の使用が好ましい。混合溶媒を用いる場合は水に対する低級アルコールや多価アルコールの混合割合は、一般には70重量%以下、好ましくは50%重量以下である。
抽出物の調製に際して、そのpH、温度及時間に特に限定はないが、使用する植物の抽出対象部位により適宜選択することが好ましい。
例えば、米の抽出物の調製に於いては、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ性調整剤を用いて、pH7.5〜14、特にpH9〜12の範囲とすることが好ましい。この場合の抽出温度及び時間は、米の種類、粒度によっても異なるが、一般に4〜40℃で6時間〜7日間、好ましくは50〜60℃で12〜36時間であり、80℃で1〜12時間である。
又、本発明の抽出物の調製に際して、抽出対象部位として、アブラナ科ブラシカ属の例えば白芥、黒芥、又は黄芥の種子を用いる場合は、一般には3〜9の範囲とすることが好ましく、かかる意味で、必要ならば前記の抽出溶媒に、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ性調整剤や、クエン酸、塩酸、リン酸、硫酸などの酸性調整剤等を添加し、目的とするpHとなるように調整してもよい。又抽出温度、抽出時間等の抽出条件は、用いる溶媒の種類やpH、或いは被抽出物の細切度、粒度等によっても異なるが、例えば水を抽出溶媒とする浸漬法の場合であれば、抽出温度は一般に1〜90℃、好ましくは20〜60℃の範囲であり、又抽出時間は、例えば、室温の場合で0.5〜72時間の範囲、好ましくは1〜24時間の範囲である。
又、本発明の抽出物の調製に際して、抽出対象部位として、例えば、スイレン科ハス属植物の種子を用いる場合は、一般には4〜8の範囲とすることが好ましく、かかる意味で、必要ならば前記の抽出溶媒に、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ性調整剤や、クエン酸、塩酸、リン酸、硫酸などの酸性調整剤等を添加し、目的とするpHとなるように調整してもよい。又抽出温度、抽出時間等の抽出条件は、用いる溶媒の種類やpH、或いは被抽出物の細切度、粒度等によっても異なるが、例えば水を抽出溶媒とする浸漬法の場合であれば、抽出温度は一般に1〜90℃、好ましくは40〜85℃の範囲であり、又抽出時間は、例えば、室温で0.5〜72時間の範囲であり、又40〜80℃で1〜12時間の範囲である。
又、本発明の抽出物の調製に際して、抽出対象部位として、例えば、スイレン科ハス属植物の種子を用いる場合は、一般には4〜8の範囲とすることが好ましく、かかる意味で、必要ならば前記の抽出溶媒に、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ性調整剤や、クエン酸、塩酸、リン酸、硫酸などの酸性調整剤等を添加し、目的とするpHとなるように調整してもよい。又抽出温度、抽出時間等の抽出条件は、用いる溶媒の種類やpH、或いは被抽出物の細切度、粒度等によっても異なるが、例えば水を抽出溶媒とする浸漬法の場合であれば、抽出温度は一般に1〜90℃、好ましくは40〜85℃の範囲であり、又抽出時間は、室温で0.5〜72時間の範囲、40〜80度で1〜12時間の範囲である。
又、本発明の抽出物の調製に際して、抽出対象部位として、例えば、ハトムギの種子を用いる場合は、一般には4〜8の範囲とすることが好ましく、かかる意味で、必要ならば前記の抽出溶媒に、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ性調整剤や、クエン酸、塩酸、リン酸、硫酸などの酸性調整剤等を添加し、目的とするpHとなるように調整してもよい。又抽出温度、抽出時間等の抽出条件は、用いる溶媒の種類やpH、或いは被抽出物の細切度、粒度等によっても異なるが、例えば水を抽出溶媒とする浸漬法の場合であれば、抽出温度は一般に1〜90℃、好ましくは40〜85℃の範囲であり、又抽出時間は、室温で0.5〜72時間の範囲、40〜80度で1〜12時間の範囲である。
本発明に於いては、上記抽出処理により得られる抽出物を、抽出前又は抽出後、或いは抽出と並行して、加水分解処理を行ってもよい。加水分解処理としては、酸、アルカリ、酵素などによる方法が挙げられるが、酵素を用いた加水分解処理が好ましい。酵素を用いて加水分解を行う場合であって、抽出物溶液の調製に、水或いは水と親水性溶媒との混合溶媒以外の溶媒を用いたときには、抽出物溶液から一旦抽出溶媒を除去し、ここに得られる抽出物を、水或いは水と親水性溶媒との混合溶媒に再溶解した上酵素分解処理に供するようにする。
加水分解処理に用いる酵素としては、蛋白分解酵素、澱粉分解酵素、繊維素分解酵素、及び脂肪分解酵素が挙げられる。これらの酵素は植物種に応じて、それぞれの単独で使用しても複数の酵素を組み合わせて使用してもよい。
蛋白分解酵素としては、例えばアクチナーゼなどのアクチナーゼ類、ペプシンなどのペプシン類、トリプシン、キモトリプシンなどのトリプシン類、パパイン、キモパパインなどのパパイン類、グリシルグリシンペプチダーゼ、カルボキシペプチダーゼ、アミノペプチダーゼなどのペプチダーゼ類、ブロメライン、微生物由来の複合蛋白分解酵素[例えば、ニューラーゼ(天野エンザイム株式会社製)]などが挙げられる。蛋白分解酵素を使用する場合、上述した酵素のいずれかを単独で用いても、複数を組み合わせても良い。又、澱粉分解酵素としては、例えば、α−アミラーゼ、β−アミラーゼ、グルコアミラーゼ、β−ガラクトシダーゼなどを用いることができる。澱粉分解酵素を使用する場合、上述した酵素のいずれかを単独で用いても、複数を組み合わせても良い。又、繊維素分解酵素としては、例えば、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、ペクチナーゼなどが挙げられる。繊維素分解酵素を使用する場合、上述した酵素のいずれかを単独で用いても、複数を組み合わせても良い。又、脂肪分解酵素としては、例えば、リパーゼが挙げられる。なお、酵素による加水分解処理を行う場合に、上記各酵素群から選ばれる1種以上の酵素を複数組み合わせて使用しても良い。
酵素を用いた加水分解処理は、上述した植物の抽出物溶液に上記の酵素の1種又は2種以上を添加し、用いた酵素の至適pH及び至適温度付近の条件下で酵素反応させることによって実施される。2種以上の酵素を組み合わせ用いる場合は、用いる酵素の特性に応じて、2種以上の酵素を同時に作用させてもよく、又反応条件を変えもしくは変えずして順次作用させるようにしてもよい。酵素の使用量は、植物抽出物溶液の固形分100重量部に対して、1種の酵素につき0.001〜50重量部の範囲とするのがよく、より好ましくは0.1〜10重量部の範囲である。又、酵素処理の時間は、用いる酵素の種類等によっても異なるが、一般には0.5〜24時間の範囲であり、好ましくは1〜6時間の範囲である。なお、上記植物を加水分解する場合は、蛋白分解酵素の1種又は2種以上、或いは蛋白分解酵素の1種又は2種以上にさらに澱粉分解酵素及び/又は繊維素分解酵素を組み合わせるのが好ましい。さらに、蛋白分解酵素としては、パパイン類、ブロメライン及び/又はアクチナーゼ類の使用が好ましい。
以上の酵素を用いて加水分解処理終了後、酵素処理液を例えば80℃以上に加熱する方法など適宜の方法を用いて酵素を失活させ、酵素処理分解物溶液を得る。
上述のように調製した抽出物又は加水分解処理物は、一般にはpHを4〜8に調製した上で、これをそのままの状態で化粧料配合剤として使用しても良く、又減圧濃縮等により所望の濃度として使用しても良い。また、抽出物はスプレードライ法等の常法により乾燥物としても良い。
又、本発明に於いては、上記植物の発酵物を用いてもよい。発酵に用いる微生物としては、乳酸菌、麹菌、納豆菌、テンペ菌、酵母等が挙げられ、一般にはそれら各菌種のいずれかから選ばれた一種又は二種以上を用いるが、場合によっては、又相互に発酵の妨げとならない限り、別の菌種に属するもの同士を組み合せ用いるようにしてもよい。
ここで乳酸菌としては、例えばラクトバシルス プランタラム(Lactobacillus plantarum)、ラクトバシルス
ブレビス(L. brevis)、ラクトバシルス カゼイ(L. casei)等のラクトバシルス(Lactobacillus)属の乳酸菌;カルノバクテリウム ディバージェンス(Carnobacterium
divergens)、カルノバクテリウム ピシコーラ(Carnobacterium piscicola)等のカルノバクテリウム(Carnobacterium)属の乳酸菌;ロイコノストック メセンテロイズ(Leuconostoc
mesenteroides)、ロイコノストック シトレウム(Leuconostoc citreum)等のロイコノストック(Leuconostoc)属の乳酸菌; ストレプトコッカス フェーカリス(Streptococcus
faecalis)、ストレプトコッカス ピオジェネス(Streptococcus pyogenes)等のストレプトコッカス属の乳酸菌;エンテロコッカス
カゼリフラバス(Enterococcus caseliflavus)、エンテロコッカス サルフレウス(Enterococcus sulfreus)等のエンテロコッカス(
Enterococcus)属の乳酸菌;ラクトコッカス プランタラム(Lactococcus
plantarum) ラクトコッカス ラフィノラクティス(Lactococcus rafinolactis)等のラクトコッカス属の乳酸菌;ヴェイセラ
コンフューザ(Weissella confusa)、ヴェイセラ カンドウレリ(Weissella kandleri)等のヴェイセラ属の乳酸菌;アトポビウム ミニュタム(Atopobium minutum)、アトポビウム パービュラス(Atopobiumparvulus)等のアトポビウム(Atopobium)属の乳酸菌;バゴコッカス フルビアリス(Vagococcus
fluvialis)、バゴコッカス サーモニナラム(Vagococcus salmoninarum)等のバゴコッカス(Vagococcus)属の乳酸菌;ペディオコッカス ダムノサス(Pediococcus
damnosus)、ペディオコッカス ペントサセウス(Pediococcus pentosaceus)等のペディオコッカス(Pediococcus)属の乳酸菌等が挙げられる。それら乳酸菌のうちでも、得られる発酵物の皮膚生理活性の観点とさらに極端な嫌気性でなく取り扱い易いという点から、ラクトバシルス
プランタラム(Lactobacillus plantarum)の使用が最も好ましい。
麹菌としては、例えばアスペルギルス オリゼー(Aspergillus oryzae)、アスペルギルス
フラバス(Aspergillus flavus)、アスペルギルス ポリオキソジェネス(Aspergillus polyoxogenes)、アスペルギルス ソーヤ(Aspergillus
sojae)等の黄麹菌、アスペルギルス アワモリ(Aspergillus awamori)、アスペルギルス
カワウチ(Aspergillus kawauchii)、アスペルギルス ウサミ(Aspergillus usami)、
アスペルギルス ニガー(Aspergillus niger)等の黒麹菌、モナスカス アンカ(Monascus anka)、モナスカス ピロサス(Monascus pilosus)等の紅麹菌などが挙げられる。それらのうちでも、得られる発酵物の皮膚生理活性の観点とさらに発酵液の着色や発酵臭が比較的少ないことから、アスペルギルス
オリゼー(Aspergillus oryzae)が最も好ましい。
納豆菌としては、例えばバシルス ナットー(Bacillus natto)、バシルス サブチルス(Bacillus subtilis)、バシルス サーキュランス(Bacillus
circulans)等のバシルス属の細菌などが挙げられる。なかでも、食品に広く使用されており、安全性が高い点でバシルス ナットー(Bacillus natto)が最も好ましい。
テンペ菌としては、リゾプス アジゴスポラス(Rhizopus azygosporus)、リゾプス
ミクロスポラス チネンシス(Rhizopus microsporus chinensis)、リゾプス ミクロスポラス
オリゴスポラス(Rhizopus microsporus oligosporus)、リゾプス ニベウス(Rhizopus niveus)、リゾプス オリゼー(Rhizopus oryzae)等のリゾプス菌の真菌(カビ)が挙げられる。なかでも、インドネシアをはじめ東南アジア地域で発酵食品に広く使用されており、安全性が高い点で、リゾプス
ミクロスポラス オリゴスポラス(Rhizopus microsporus oligosporus)やリゾプス オリゼー(Rhizopus oryzae)が最も好ましい。
酵母としては、例えばサッカロミセス セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)、サッカロミセス
アワモリ(Saccharomyces awamori)、サッカロミセス チェバリエリ(Saccharomyces chevalieri)、サッカロミセス カールスバージェンシス(Saccharomyces carlsbergensis)、サッカロミセス バヨナス(Saccharomyces
bayon us)等のサッカロミセス属の酵母、トルラスポラ デルブルエキ(Torulaspora delbruekii)、トルラスポラ
ファーメンタチ(Torulaspora fermentati)、トルラスポラ ロゼイ(Torulaspora rosei)等のトルラスポラ属の酵母、ジゴサッカロミセス ローキシ(Zygosaccharomyces rouxii)、ジゴサッカロミセス ソーヤ(Zygosaccharomyces
soya)、ジゴサッカロミセス サケ(Zygosaccharomyces sake)、ジゴサッカロミセス
ミソ(Zygosaccharomyces miso)、ジゴサッカロミセス ラクティス(Zygosaccharomyces lactis)等のジゴサッカロミセス属の酵母、カンディダ ベルサチリス(Candida versatilis)、カンディダ エチェリシイ(Candida
etchellsii)、カンディダ ケフィール(Candida kefyr)、カンディダ サケ(Candida sake)、カンディダ スコッティ(Candida scottii)等のカンディダ属の酵母、オーレオバシディウム
プルランス(Aureobasidium Pullulans)、オーレオバシディウム マンソニー(Aureobasidium mansonii)、オーレオバシディウム マイクロスティクタム(Aureobasideium microstictum)等のオーレオバシディウム属の酵母などが挙げられる。それらのうちでも、食品に最も広く利用され、発酵力が強いという点からサッカロミセス
セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)が最も好ましい。
上記の微生物を用いて植物を発酵させる方法の好ましい具体例を挙げれば以下の通りである。まず、発酵しようとする植物(以下、発酵素材ということがある)を溶媒に浸漬又は懸濁させて、発酵のための懸濁液を調製する。この場合、植物は生のまま用いても、又予め乾燥もしくは半乾燥した上用いてもよい。又、形状としては、採取したものをそのまま用いることもできるが、細断或いは粉砕して微細化すれば発酵効率を上げることができる。
発酵素材を懸濁させるための溶媒としては、水或いは水と低級アルコール類(メタノール、エタノール、プロパノールなど)もしくはグリコール類(エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリンなど)との混液等が用いられ、又それら溶媒中にはグルコース、フルクトース、シュークロースなどの糖類を添加してもよいが、微生物が最もその作用を発揮しやすい点と植物の成分以外の資化成分の存在に基づく発酵副産物の生成を避けるという点から、水を単独で用いるのが特に好ましい。
この発酵素材/溶媒懸濁液は、これを発酵工程に供する前に、殺菌を行って発酵の障害となる雑菌を除去することが必要であるが、この雑菌の殺菌除去方法としては、発酵素材を予め殺菌用エタノール等で洗浄した後無菌水等の無菌溶媒に懸濁する方法を用いてもよく、又発酵素材を溶媒に懸濁した後、懸濁液を加熱殺菌等により殺菌するようにしてもよい。加熱殺菌処理としては、懸濁液を120〜130℃で10〜20分間加熱するオートクレーブ殺菌法や、80〜90℃に60〜120分間保持することを1日1回2〜3日間繰り返す間断殺菌法といった加熱殺菌法が一般に用いられる。
次に、この無菌化した懸濁液を発酵タンクに入れ、これに微生物を植菌して発酵させる。微生物の接種量は10〜10個/mLが適量である。接種量が上記の範囲より多くなっても発酵の進行時間は殆ど変わらず、一方上記の範囲より少なくなると発酵完了までに長時間を要することとなって好ましくない。
発酵温度は一般に5〜50℃の範囲、好ましくは各微生物の生育至適温度である30〜40℃(例えば、乳酸菌であれば35℃〜40℃)の範囲である。発酵日数は、至適温度に於いて一般に1〜10日、好ましくは2〜5日の範囲である。発酵日数が上記の一般的範囲より短くなると発酵が十分に行われず発酵物の有効性が低下する傾向にあり、一方10日を越えて長くしても有効性のそれ以上の上昇は認められないだけでなく、着色や発酵臭の増加が生ずることとなっていずれも好ましくない。
以上の発酵処理を行うに当たって、植物の成分が微生物によってより有効に利用されるようにするため、微生物の植菌前もしくは植菌と同時に、前記の懸濁液に酵素を添加して、植物に酵素による加水分解処理を施してもよい。この場合、使用する酵素としては、上述した蛋白分解酵素、澱粉分解酵素、繊維素分解酵素、及び脂質分解酵素が挙げられる。
以上のようにして得られる発酵物は、ろ過などの固液分離操作を行い、液相部分と固相部分に分離する。分離した液相部分及び固相部分のいずれを使用しても良く、例えば、米の発酵物に関しては、固相部分を乾燥して、粉末化した上で使用してもよい。
本発明の化粧料は、3種以上の植物を組み合わせて配合してなるものであるが、それら成分の配合比は、米の抽出物、加水分解物または発酵物の10重量部に対して、ブラシカ属の植物の抽出物、加水分解物または発酵物が一般には0.1〜100重量部、好ましくは1〜50重量部、又ハス属植物の抽出物、加水分解物または発酵物が一般には0.1〜50重量部、好ましくは1〜30重量部、又ハトムギの抽出物、加水分解物または発酵物が一般には0.1〜100重量部、好ましくは1〜30重量部の範囲である。又、化粧料中における各植物成分の配合量は、化粧料の用途、適用部位によっても異なるが、固形分換算で、0.0001重量%〜10.0重量%、好ましくは0.001〜5.0重量%である。
さらに、本発明に於いては、さらに、美白剤、保湿剤、表皮細胞賦活剤、線維芽細胞賦活剤、抗酸化剤、抗炎症剤、及び血行促進剤のうちのいずれか1種以上を有することが好ましい。
まず、美白剤としては、t−シクロアミノ酸誘導体、コウジ酸及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘導体、ハイドロキノン又はその誘導体、エラグ酸及びその誘導体、ニコチン酸及びその誘導体、レゾルシノール誘導体、トラネキサム酸及びその誘導体、4−メトキシサリチル酸カリウム塩、マグノリグナン(5,5'−ジプロピル−ビフェニル−2,2’−ジオール)、4−HPB(ロドデノール、4−(4−ヒドロキシフェニル)−4−ブタノール))、AMP(アデノシンモノホスフェイト、アデノシン1リン酸)が挙げられ、これらを単独で配合しても、複数を組み合わせて配合しても良い。
上記のコウジ酸誘導体としては、例えばコウジ酸モノブチレート、コウジ酸モノカプレート、コウジ酸モノパルミテート、コウジ酸ジブチレートなどのコウジ酸エステル類、コウジ酸エーテル類、コウジ酸グルコシドなどのコウジ酸糖誘導体等が、アスコルビン酸誘導体としては、例えばL−アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸−2−硫酸エステルマグネシウムなどのアスコルビン酸エステル塩類、L−アスコルビン酸−2−グルコシド(2−O−α−D−グルコピラノシル−L−アスコルビン酸)、L−アスコルビン酸−5−グルコシド(5−O−α−D−グルコピラノシル−L−アスコルビン酸)などのアスコルビン酸糖誘導体、それらアスコルビン酸糖誘導体の6位アシル化物(アシル基は、ヘキサノイル基、オクタノイル基、デカノイル基など)、L−アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸テトララウリン酸エステルなどのL−アスコルビン酸テトラ脂肪酸エステル類、3−O−エチルアスコルビン酸、L−アスコルビン酸−2−リン酸−6−O−パルミテートナトリウム等が、ハイドロキノン誘導体としては、アルブチン(ハイドロキノン−β−D−グルコピラノシド)、α−アルブチン(ハイドロキノン−α−D−グルコピラノシド)等が、トラネキサム酸誘導体としては、トラネキサム酸エステル(例えば、トラネキサム酸ラウリルエステル、トラネキサム酸ヘキサデシルエステル、トラネキサム酸セチルエステル又はその塩)、トラネキサム酸のアミド体(例えば、トラネキサム酸メチルアミド)などが挙げられ、レゾルシノール誘導体としては、例えば、4−n−ブチルレゾルシノール、4−イソアミルレゾルシノール等が、2,5−ジヒドロキシ安息香酸誘導体としては、例えば2,5−ジアセトキシ安息香酸、2−アセトキシ−5−ヒドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−5−プロピオニルオキシ安息香酸等が、ニコチン酸誘導体としては、例えばニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等が、ビタミンE誘導体としては、例えばビタミンEニコチネート、ビタミンEリノレート等が、α−ヒドロキシ酸としては、例えば乳酸、リンゴ酸、コハク酸、クエン酸、α−ヒドロキシオクタン酸等がある。
又、植物、海藻及び動物などの天然物由来の美白剤として、ユキノシタ、ムラサキシキブ、クワ、ヒカゲノツルニンジン、カミツレ、シャクヤク、ボタン、ローヤルゼリー、米糠、酒粕、緑藻、褐藻、紅藻、アマモなどの抽出物、加水分解物又は発酵物、胎盤抽出液などが挙げられる。上記植物の使用部位としては、全草、花、萼、蕾、種子、果実、果皮、葉、茎、根、根皮などいずれでも良い。例えば、ヒカゲノツルニンジンであれば根(党参)、クワであれば根皮、シャクヤクであれば花や根、ボタンであれば花や根皮(ボタンピ)などが挙げられるが、本発明はこれに限るものではない。
又、表皮細胞賦活剤としては、ナス(水ナス、賀茂ナス、長ナス、米ナス等)、ハイビスカス、イネ、サンショウ、サンゴ草、緑藻、褐藻、紅藻、クラゲなどの抽出物、加水分解物又は発酵物が挙げられる。上記植物の使用部位としては、全草、花、萼、蕾、種子、果実、果皮、葉、茎、根、根皮などいずれでも良く、例えば、ナスであれば果実、ハイビスカスであれば花、萼、イネであれば葉、サンショウであれば種子などが挙げられるが、本発明はこれに限るものではない。
又、線維芽細胞賦活剤としては、フノリ、アマモ、ナス(水ナス、賀茂ナス、長ナス、米ナス等)、マンゴスチン、マンゴー、チェリモヤ、ローヤルゼリー、酒粕などの抽出物、加水分解物又は発酵物が挙げられる。上記植物の使用部位としては、全草、花、萼、種子、果実、果皮、葉、茎、根、根皮などいずれでも良く、例えば、ナス、マンゴスチン、マンゴー、チェリモヤであれば果実などが挙げられるが、本発明はこれに限るものではない。
又、保湿剤としては、ヘチマ、アロエ、アマモ、緑藻、褐藻、紅藻、クラゲなどの抽出物、加水分解物又は発酵物が挙げられる。上記植物の使用部位としては、全草、花、萼、蕾、種子、果実、果皮、葉、茎、根、根皮などいずれでも良く、例えば、ヘチマであれば果実などが挙げられるが、本発明はこれに限るものではない。
又、抗炎症剤としては、ゲンチアナ、パウダルコ、ワスレグサ、カミツレ、ジュアゼイロなどの抽出物、加水分解物又は発酵物が挙げられる。上記植物の使用部位としては、全草、花、萼、種子、蕾、果実、果皮、葉、茎、根、根皮などいずれでも良く、例えば、ゲンチアナであれば根、パウダルコであれば樹皮、ワスレグサであれば花、蕾、カミツレであれば花、ジュアゼイロであれば樹皮などが挙げられるが、本発明はこれに限るものではない。
又、抗酸化剤としては、ニンジン、イネ、シャクヤク、ボタン、クワ、ユリ、ムラサキシキブ、豆乳などの抽出物、加水分解物又は発酵物が挙げられる。上記植物の使用部位としては、全草、花、萼、種子、蕾、果実、果皮、葉、茎、根、根皮などいずれでも良く、例えば、ニンジン(西洋ニンジン、朝鮮人参(トチバニンジンやオタネニンジンなど)、竹節人参、田七人参などのいずれの人参でもよい)であれば根、イネであれば葉、シャクヤクであれば花、根、ボタンであれば花、根皮、ユリであれば花、蕾、ムラサキシキブであれば果実などが挙げられるが、本発明はこれに限るものではない。
又、血行促進剤としては、タマサキツヅラフジが挙げられる。タマサキツヅラフジであれば根の使用が好ましいが、本発明はこれに限るものではない。
又、本発明は、本発明の化粧料には、さらに、通常化粧料に用いられる成分、例えば油性成分、界面活性剤(合成系、天然物系)、保湿剤、増粘剤、防腐・殺菌剤、粉体成分、紫外線吸収剤、抗酸化剤、キレート剤、色素、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。また、本発明の組成物の有効性、特長を損なわない限り、他の生理活性成分と組み合わせて化粧料に配合することも何ら差し支えない。
ここで、油性成分としては、例えばオリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、大豆油、米油、米胚芽油、ヤシ油、パーム油、カカオ油、メドウフォーム油、シアーバター、ティーツリー油、アボガド油、マカデミアナッツ油、植物由来スクワランなどの植物由来の油脂類;ミンク油、タートル油などの動物由来の油脂類;ミツロウ、カルナウバロウ、ライスワックス、ラノリンなどのロウ類;流動パラフィン、ワセリン、パラフィンワックス、スクワランなどの炭化水素類;ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、cis−11−エイコセン酸などの脂肪酸類;ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコールなどの高級アルコール類;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、2−エチルヘキシルグリセライド、高級脂肪酸オクチルドデシル(ステアリン酸オクチルドデシル等)などの合成エステル類及び合成トリグリセライド類等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステルなどの非イオン界面活性剤;脂肪酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、α−スルホン化脂肪酸アルキルエステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩などのアニオン界面活性剤;第四級アンモニウム塩、第一級〜第三級脂肪アミン塩、トリアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、2−アルキル−1−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩、N,N−ジアルキルモルフォルニウム塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩などのカチオン界面活性剤;N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニオベタイン、N,N,N−トリアルキル−N−アルキレンアンモニオカルボキシベタイン、N−アシルアミドプロピル−N′,N′−ジメチル−N′−β−ヒドロキシプロピルアンモニオスルホベタインなどの両性界面活性剤等を使用することができる。
また、乳化剤乃至乳化助剤として、酵素処理ステビアなどのステビア誘導体、レシチン及びその誘導体、乳酸菌発酵米、乳酸菌発酵発芽米、乳酸菌発酵穀類(麦類、豆類、雑穀など)、ジュアゼイロ(Rhamnaceae zizyphus joazeiro)抽出物等を配合することもできる。
保湿剤としては、例えばグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、キシリトール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等があり、さらにトレハロース等の糖類、ムコ多糖類(例えば、ヒアルロン酸及びその誘導体、コンドロイチン及びその誘導体、ヘパリン及びその誘導体など)、エラスチン及びその誘導体、コラーゲン及びその誘導体、NMF関連物質、乳酸、尿素、高級脂肪酸オクチルドデシル、魚介類由来コラーゲン及びその誘導体、各種アミノ酸及びそれらの誘導体が挙げられる。
増粘剤としては、例えばアルギン酸、寒天、カラギーナン、フコイダン等の褐藻、緑藻又は紅藻由来成分;ペクチン、ローカストビーンガム、アロエ多糖体等の多糖類;キサンタンガム、トラガントガム、グアーガム等のガム類;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸共重合体等の合成高分子類;ヒアルロン酸及びその誘導体;ポリグルタミン酸及びその誘導体等が挙げられる。
防腐・殺菌剤としては、例えば尿素;パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチルなどのパラオキシ安息香酸エステル類;フェノキシエタノール、ジクロロフェン、ヘキサクロロフェン、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベンザルコニウム、サリチル酸、エタノール、ウンデシレン酸、フェノール類、ジャマール(イミダゾデイニールウレア)、1,2−ペンタンジオール、各種精油類、樹皮乾留物等がある。
粉体成分としては、例えばセリサイト、酸化チタン、タルク、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、無水ケイ酸、雲母、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、シルクパウダー、セルロース系パウダー、穀類(米、麦、トウモロコシ、キビなど)のパウダー、豆類(大豆、小豆など)のパウダー等がある。
紫外線吸収剤としては、例えばパラアミノ安息香酸エチル、パラジメチルアミノ安息香酸エチルヘキシル、サリチル酸アミル及びその誘導体、パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル、桂皮酸オクチル、オキシベンゾン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−ターシャリーブチル−4−メトキシベンゾイルメタン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、アロエ抽出物等がある。
抗酸化剤としては、例えばブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、ビタミンE及びその誘導体等がある。
キレート剤としては、例えばエチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム、エデト酸又はその塩類、グルコン酸、フィチン酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、ヒドロキシエタンジホスホ酸四ナトリウムなどがある。
生理活性成分としては、例えば、リノール酸及びその誘導体もしくは加工物(例えばリポソーム化リノール酸など)、2,5−ジヒドロキシ安息香酸誘導体が、又皮膚老化防止・美肌化成分として、動物又は魚由来のコラーゲン及びその誘導体、エラスチン及びその誘導体、グリチルリチン酸及びその誘導体(ジカリウム塩等)、t−シクロアミノ酸誘導体、ビタミンA及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、アラントイン、α−ヒドロキシ酸類、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸などがある。
本発明の組成物を含む化粧料(医薬部外品を含む)適用部位としては、頭皮を含む皮膚全般が挙げられ、特に制限はない。従って、剤形としては、乳液、クリーム、ローション、エッセンス、軟膏、パック、ハップ剤、皮膚洗浄剤(石鹸類など)、洗顔料、シャンプー、リンス、トリートメント、各種メークアップ化粧料、浴剤など、多様なものとすることができる。
次に、製造例、処方例、実施例及び試験例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。なお、以下において、部はすべて重量部を、また%はすべて重量%を意味する。
製造例1.米抽出物
精白米1000gに0.025M水酸化ナトリウム溶液1250gを加え室温で、21時間攪拌した。ろ過によって固形物を除去し、抽出液をpH7.5に調製して、米抽出液750gを得た(固形分濃度2.1%)。
製造例2.米抽出物の加水分解物
精白米1000gに0.025M水酸化ナトリウム溶液1250gを加え室温で、21時間攪拌した。ろ過によって固形物を除去し、抽出液をpH7.5に調製した。この抽出液にパパイン0.02%及びアクチナーゼ0.02%を加えて40℃2時間加水分解を行った。酵素を加熱失活した後、この液をろ過して米抽出物加水分解液600gを得た(固形分濃度1.8%)。
製造例3.米発酵物
精白米100gを水洗し、精製水900gを加えて懸濁液を調製し、加熱殺菌した。この液にグルコアミラーゼ1.0g、パパイン1.0gを加えた後、乳酸菌(ラクトバシルス
プランタラム)を10個/mL接種し、37℃で3日間静置培養した。培養終了後、培養液を加熱殺菌し、室温まで冷却して米の発酵物を得た(固形分濃度2.5重量%)。
製造例4.白芥子の抽出物
白芥子の種子の粉砕物100gと精製水1000gとを混合してpHを約5に調整し、室温下で24時間抽出したのち、これをろ過して抽出液(固形分濃度:約1.1重量%)を得た。
製造例5.白芥子の酵素分解物
白芥の種子(白芥子)の粉砕物50gに精製水1000gを混合し、40℃で1時間抽出を行った後ろ過し、淡黄色透明の白芥子抽出物溶液805g(固形分濃度:1.2重量%)を得た。次に、ここに得られた抽出物溶液500gに、アクチナーゼAS(科研ファルマ株式会社製)を0.05g添加し、40℃で2時間加水分解した。その後、85℃で1時間加熱して酵素を失活させた後ろ過し、淡黄色透明の白芥子抽出物の加水分解物溶液460g(固形分濃度1.0重量%)を得た。
製造例6.白芥子の発酵物
白芥の種子(白芥子)100gを粉砕し、これに精製水900gを加えて懸濁液を調製した。この懸濁液に蛋白分解酵素(アクチナーゼAS;科研ファルマ株式会社製)0.1gを加えて40℃で2時間加水分解した後、80℃で1時間抽出並びに酵素失活処理を行い、室温まで冷却後ろ過して白芥子の抽出物溶液を得た。次に、この液を加熱殺菌し、乳酸菌(ラクトバシルス
プランタラム)を10個/mL接種し、37℃で3日間静置培養した。培養終了後培養液を加熱殺菌し、室温まで冷却後ろ過して白芥子の乳酸菌発酵物溶液658g(固形分濃度2.2%)を得た。
製造例7.ハスの種子の抽出物
ハスの種子(渋皮を除去したもの)100gを粉砕し、精製水1900gを加えて懸濁液を調製し、80℃で2時間加熱した。この液をろ過して、ハス種子抽出物溶液1360g(固形分濃度0.9%)を得た。
製造例8.ハスの種子の加水分解物
ハスの種子(渋皮を除去したもの)100gを粉砕し、精製水1900gを加えて懸濁液を調製し、加熱殺菌した。この液にグルコアミラーゼ1g、パパイン1g及びセルラーゼ0.5gを加えた後、を加えた後、pHを7.5に調整し、45℃に15時間保持した。この液をろ過して、ハス種子の加水分解溶液1400g(固形分濃度1.9%)を得た。
製造例9.ハスの種子の発酵物
ハスの種子(渋皮を除去したもの)100gを粉砕し、精製水1900gを加えて懸濁液を調製し、加熱殺菌した。この懸濁液にグルコアミラーゼ1g、パパイン1g及びセルラーゼ0.5gを加えた後、乳酸菌(ラクトバチルス
プランタラム)を10個/mL接種し、窒素気流下に37℃で3日間静置培養した。培養終了後加熱殺菌し、培養液をろ過して、ハス種子の乳酸菌発酵物溶液1460g(固形分濃度3.0%)を得た。
製造例10.ハトムギの種子の抽出物
殻を除いたハトムギ種子50gを粉砕し、精製水950gを加えて懸濁液を調製し、80℃で2時間加熱した。この液をろ過して、ハトムギ種子抽出物溶液770g(固形分濃度2.1%)を得た。
製造例11.ハトムギの種子の加水分解物
殻を除いたハトムギ種子50gを粉砕し、精製水950gを加えて懸濁液を調製し、80℃で2時間加熱した。この液にグルコアミラーゼ0.5g、パパイン0.5gを加えた得た後、37℃で酵素か分解処理を行った。冷却後、この液をろ過して、ハトムギ種子加水分解物溶液765g(固形分濃度2.2%)を得た。
製造例12.ハトムギ種子の発酵物
殻を除いたハトムギ種子50gを粉砕し、精製水950gを加えて懸濁液を調製し、加熱殺菌をした。この懸濁液にグルコアミラーゼ0.5g、パパイン0.5gを加えた得た後、酵母(サッカロミセス セレビシエ)を10個/mL接種し、37℃で3日間静置培養した。培養数量後、加熱殺菌し、室温まで冷却後、ろ過してハトムギ種子発酵物溶液500gを得た(固形分濃度1.3%)。
下記表1、2に示すように、上記製造例1〜12の抽出物、加水分解物及び発酵物のうちのいずれか3種以上を含む実施例1〜37の化粧料組成物、さらに、当該組成物に上述した美白剤、抗酸化剤、抗炎症剤、又は血行促進剤のいずれか1種以上を加えた実施例38〜49の化粧料組成物を調製した。また、後述する有効性の比較対照として、製造例1の米抽出物のみからなる組成物(比較実施例1)を調製した。
[表1]
[表2]
[表3]
[表4]
以下に、本発明の好ましい処方例を示す。
処方例1.乳液
[A成分] 部
流動パラフィン 6.0
ヘキサラン 4.0
ホホバ油 1.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレート 2.0
大豆レシチン 1.5
メチルパラベン 0.15
エチルパラベン 0.03
[B成分]
実施例1の組成物 3.0(本処方例1の乳液100部に対する組成物の重量%)
L−アスコルビン酸−2−グルコシド 2.0
水酸化カリウム 0.5
豆乳乳酸菌発酵エキス 1.0
グリセリン 3.0
1、3−ブチレングリコール 2.0
カルボキシメチルセルロース 0.3
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
上記のA成分とB成分をそれぞれ80℃以上に加熱した後、攪拌混合した。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えてさらに攪拌混合して乳液を得た。
処方例2〜28.乳液
処方例1のB成分中、実施例1の組成物に代えて実施例2〜28のうちのいずれか1つの組成物3.0部を用いるほかは処方例1と同様にして乳液を得た。
処方例29〜37.乳液
処方例1のB成分中、実施例1の組成物に代えて実施例29〜37のうちのいずれか1つの組成物4.0部を用いるほかは処方例1と同様にして乳液を得た。
処方例38〜49.乳液
処方例1のB成分中、実施例1の組成物に代えて実施例38〜49のうちのいずれか1つの組成物5.0部を用いるほかは処方例1と同様にして乳液を得た。
処方例50.ローション
[A成分] 部
実施例1の組成物 3.0(本処方例50のローション100部に対する組成物の重量%)
エタノール 10.0
グリセリン 3.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
メチルパラベン 0.2
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.3
カルボキシビニルポリマー 0.1
香料 適量
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
上記の成分を混合してローションを得た。
処方例51〜77.ローション
処方例50のA成分中、実施例1の組成物に代えて実施例2〜28のうちのいずれか1つの組成物3.0部を用いるほかは処方例50と同様にしてローションを得た。
処方例78〜86.ローション
処方例50のA成分中、実施例1の組成物に代えて実施例29〜37のうちのいずれか1つの組成物4.0部を用いるほかは処方例50と同様にしてローションを得た。
処方例87〜98.ローション
処方例50のB成分中、実施例1の組成物に代えて実施例38〜49のうちのいずれか1つの組成物5.0部を用いるほかは処方例50と同様にしてローションを得た。
処方例99.化粧水
[A成分] 部
オリーブ油 1.0
ポリオキシエチレン(5.5)セチルアルコール 5.0
ブチルパラベン 0.1
[B成分]
実施例1の組成物 3.0(本処方例100の化粧水100部に対する組成物の重量%)
エタノール 5.0
グリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
メチルパラベン 0.1
水酸化カリウム 適量
精製水 全量が100部となる量
[C成分]
香料 適量
A成分及びB成分をそれぞれ80℃以上に加温後、A成分にB成分を加えて攪拌し、さらにヒスコトロン(5000rpm)で2分間ホモジナイズを行った。これを50℃まで冷却した後、C成分を加えて攪拌混合し、さらに30℃以下まで冷却して化粧水を得た。
処方例100〜126.化粧水
処方例99のB成分中、実施例1の組成物に代えて実施例2〜28のいずれか1つの組成物3.0部を用いるほかは処方例99と同様にして化粧水を得た。
処方例127〜135.化粧水
処方例99のB成分中、実施例1の組成物に代えて実施例29〜37のいずれか1つの組成物4.0部を用いるほかは処方例99と同様にして化粧水を得た。
処方例136〜147.化粧水
処方例100のB成分中、実施例1の組成物に代えて実施例38〜49のいずれか1つの組成物5.0部を用いるほかは処方例100と同様にして化粧水を得た。
処方例148.乳液
処方例1のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部に代えてL−アスコルビン酸−2−グルコシド1.0部及びアルブチン1.0部を用いるほかは処方例1と同様にして乳液を得た。
処方例150.乳液
処方例1のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えてトラネキサム酸2.0部を用いるほかは処方例1と同様にして乳液を得た。
処方例151.乳液
処方例1のB成分中、L−アスコルビン酸−2−グルコシド2.0部及び水酸化カリウム0.5部に代えて米糠抽出物加水分解物(固形分濃度3.5%)5.0部を用いるほかは処方例1と同様にして乳液を得た。
試験例1.細胞内チロシナーゼ活性抑制作用
以下の実施例1〜49の組成物を試料として用いて各組成物のチロシナーゼ抑制効果及び線維芽細胞賦活効果について調べた。
[試験方法]
培養B16マウスメラノーマ細胞を、96穴マイクロプレートに8×10個/穴播種し、10%仔牛血清(FBS)含有イーグル最少必須培地(MEM)中、37℃、5%COの条件下に1日間プレ培養した後、10%FBS含有イーグルMEMに実施例1〜49の各組成物をそれぞれ試料溶液として添加し、同条件で2日間培養した。ここで、本試験で用いた各組成物の溶液としての終濃度は、実施例1〜28の各組成物であれば当該培地100部に対して3.0重量%となるように、又実施例29〜46の各組成物であれば、当該培地100部に対して4.0重量%となるように、又実施例47〜49の各組成物であれば5.0重量%となるように調製した。次に培養液を除去し、界面活性剤(Triton X-100)と5mMのL−ドーパ溶液を添加して37℃で反応を行った後、マイクロプレートリーダー(Model 450、バイオラッド社製)を用い、波長490nmでドーパ値を測定した。試料無添加の場合(対照)についても上記と同様の操作を行い、ここに得られたドーパ値に対する各試料添加時のドーパ値の相対値を求め、チロシナーゼ活性率(%)とした。なお、比較のため、試料溶液の代わりに、3mMのアルブチンを添加した場合(陽性対照)についても同様の試験を行った。なお、比較対照として、製造例1の米抽出物のみからなる比較試料1(培地100部に対して溶液としての終濃度が3.0重量%)についても、同様の試験を行った。
試験例2.線維芽細胞賦活効果
[試験方法]
ヒト真皮由来線維芽細胞を、0.5%FCS含有最少必須培地を入れた96穴マイクロプレートに1×10個/穴播種し、37℃で1日間プレ培養した後、実施例1〜49の各組成物をそれぞれ試料溶液として添加し、37℃でさらに6日間培養した。ここで、本試験で用いた各組成物の溶液としての終濃度は、実施例1〜28の各組成物であれば当該培地100部に対して3.0重量%となるように、又実施例29〜46の各組成物であれば、当該培地100部に対して4.0重量%となるように、又実施例47〜49の各組成物であれば5.0重量%となるように調製した。次に、培地を除去し界面活性剤(TRITON X-100)を添加した細胞処理液に、0.2%のMTTを添加して37℃に保持した後、マイクロプレートリーダー(Model1450、バイオラッド社製)を用い、波長370−530nmでMTT値を測定した。試料無添加の場合(対照)についても上記と同様の操作を行い、ここに得られたMTT値に対する各試料添加時のMTT値の相対値を求め、線維芽細胞MTT活性率(%)とした。なお比較のため、試料溶液の代わりにグルコースを50mM添加した場合(陽性対照)についても、同様の試験を行った。さらに、比較対照として、製造例1の米抽出物のみからなる比較試料1(培地100部に対して溶液としての終濃度が3.0重量%)についても、同様の試験を行った。
実施例1〜49の各組成物の細胞内チロシナーゼ活性効果及び線維芽細胞賦活効果の試験結果について、表5,6に示す。
[表5]
[表6]
以上のように、実施例1〜49の組成物のいずれも、比較試料1と比較して格段にすぐれた細胞内チロシナーゼ活性抑制効果、及び線維芽細胞賦活効果を示すことが確認されたことから、これらの組成物は、皮膚細胞に損傷を与えることなく、すぐれた美白及び美肌効果を発揮することが明らかとなった。なお、陽性対照のアルブチン及びグルコースも細胞内チロシナーゼ活性抑制効果、及び線維芽細胞賦活効果を示したことから、本試験系が正常に行われていることも確認された。
試験例3.パネルテスト(肌のハリ、ツヤ、くすみ、シミ、ソバカス、小ジワ、使用感)
本発明の化粧料組成物を配合した化粧料(乳液)に関して、肌のハリ、ツヤ、くすみ、シミ、ソバカス、小ジワ及び使用感を、モニターによる実使用テストで評価した。
[試料]
本試験例3においては、下記のエッセンスを試料とした。
(1)本発明試料1
[成分] 部
エタノール 2.0
グリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
メチルパラベン 0.1
実施例3の組成物 3.0
クエン酸 0.3
クエン酸ナトリウム 0.6
精製水 全量が100部となる量
(2)本発明試料2.
上記本発明試料1に於いて実施例1の組成物に代えて、実施例6の組成物を配合したエッセンス。
(3)本発明試料3.
上記本発明試料1に於いて実施例1の組成物に代えて、実施例11の組成物を配合したエッセンス。
(4)本発明試料4.
上記本発明試料1に於いて実施例1の組成物に代えて、実施例20の組成物を配合したエッセンス。
(5)本発明試料5.
上記本発明試料1に於いて実施例1の組成物に代えて、実施例31の組成物を配合したエッセンス。
(6)本発明試料6.
上記本発明試料1に於いて実施例1の組成物に代えて、実施例49の組成物を配合したエッセンス。
(7)比較試料1.
上記本発明試料1に於いて実施例1の組成物に代えて、比較実施例1の組成物を配合したエッセンス。
[試験方法]
無作為に抽出した年齢18〜50歳の女性120名を被験者として、本発明試料1〜6のいずれか1つと、比較試料1とを、それぞれ左右の頬部に、本発明例又は比較例の乳液を1日2回(朝、晩)、1ヵ月間塗布してもらった時の使用感及び肌の状態を、下記の1〜4の項目毎に評価した。肌のハリ,ツヤ、くすみ、シミ,ソバカスについては、A:改善された、B:やや改善された、C:変わらない、D:やや悪くなった、E:悪くなった、という5段階評価によってそれぞれ行った。また、使用感は、手に取った感触、塗布時の伸び、塗布時のなめらかさ、及び塗布後の感触に基づいて、A:非常に良い、B:良い、C:普通、D:やや悪い、E:悪い、という5段階評価によって、それぞれ行った。
[結果]
評価結果を表7に示す。
[表7]
以上のように、本発明試料1〜6は、いずれも比較試料1と比較して、肌のハリ,ツヤ、くすみ、シミ,ソバカス、小ジワの改善の実感効果が高かった。さらに、本発明試料1〜6は、使用感の実感効果も比較試料1と比較して高かった。
以上の結果から、本発明の組成物は、それら組成物に含まれる米、アブラナ科ブラシカ属の植物、スイレン科ハス属の植物、及びハトムギのうちの3種以上の植物の成分に基づく格段にすぐれた美白及び美肌効果を発揮し、かつ、使用感にすぐれていることから、肌のハリ、ツヤ、くすみ、シミ、ソバカス、小ジワの改善用の化粧料の配合成分として有用である。

Claims (2)

  1. 米、アブラナ科ブラシカ属(Brassica)の植物、スイレン科(Nympaeaceae)ハス属(Nelumbo)の植物及びハトムギのうちの3種以上の植物の成分を含む化粧料であって、
    上記植物の成分は当該植物の抽出物又は当該抽出物の加水分解物、或いは当該植物の発酵物であることを特徴とする化粧料。
  2. さらに、美白剤、保湿剤、細胞賦活剤、抗炎症剤、抗酸化剤及び血行促進剤のいずれか一種以上を含むことを特徴とする請求項1に記載の化粧料。
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