JP2014099587A - コイル部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドラムコアと板状コアの接着に関し、少ない接着剤で高い接着強度を得ることのできるコイル部品を提供する。
【解決手段】コモンモードフィルタ10は、巻芯部11a及び巻芯部11aの両端に設けられた一対の鍔部11b,11cを有するドラムコア11と、一対の鍔部11b,11cそれぞれの上面11bt,11ctと対向する下面12bを有する板状コア12と、ドラムコア11と板状コア12とを接着する接着剤20と、巻芯部11aに巻回されたワイヤW1,W2とを備え、上面11bt,11ctのx方向の縁部は、該上面の縁から中央に向かって次第に狭くなる隙間を介して板状コア12の下面12bと対向し、接着剤20はこの隙間内に配置され、上面11bt,11ctのx方向の中央では、ドラムコア11と板状コア12とが接着剤20を介さずに直接接触する。
【選択図】図1

Description

本発明はコイル部品に関し、特にドラムコア及び板状コアを用いて構成した表面実装型のコイル部品に関する。
近年、インダクタ、コモンモードフィルタ、パルストランス、バルントランスなどのコイル部品として、高密度実装に適した表面実装型のものが多用されるようになっている。表面実装型のコイル部品は、ドラムコア及び板状コアを用いて構成される。ドラムコアは、巻芯部及びその両端に形成された一対の鍔部を有し、これらが一体形成された磁性体である。コイルを構成する1又は複数のワイヤは巻芯部に巻回され、一対の鍔部の各下面に形成された端子電極にそれぞれ継線される。板状コアは、一対の鍔部の各上面に固着される磁性体であり、ドラムコアとの間に閉磁路を構成する。特許文献1には、このような表面実装型のコイル部品の例が開示されている。
特開2009−302321号公報
ところで、上記のような表面実装型のコイル部品においては、ドラムコアと板状コアの固着のために接着剤が使用される。この場合、接着剤の厚み分の磁気的なギャップが形成されてしまうことから、特許文献1では、一対の鍔部の各上面(板状コアとの接触面)に溝を設け、この溝の内部のみに接着剤を充填するようにしている。こうすることにより、溝以外の部分では接着剤を介さずにドラムコアと板状コアとが密着することになるので、接着剤により形成される磁気的なギャップによる影響を低減することが可能になる。
しかしながら、特許文献1の構成ではドラムコアと板状コアの接着力が弱く、後に剥がれてしまう場合があった。これは、溝部内の位置によって接着剤の厚みに差ができたり、溝部内に接着剤が行き渡らない場所が生ずることによるものであると考えられる。なお、接着剤を多量に用いれば、特許文献1の構成でも十分な接着強度を得ることが可能であるが、その場合には接着剤が溝から溢れ出てしまうことになる。
したがって、本発明の目的の一つは、ドラムコアと板状コアの接着に関し、少ない接着剤で高い接着強度を得ることのできるコイル部品を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明によるコイル部品は、巻芯部及び前記巻芯部の両端に設けられた一対の鍔部を有するドラムコアと、前記一対の鍔部それぞれの上面と対向する下面を有する板状コアと、前記ドラムコアと前記板状コアとを接着する接着剤と、前記巻芯部に巻回された1又は複数のワイヤとを備え、前記一対の鍔部それぞれの上面のうち、前記板状コアの前記下面の面内で前記一対の鍔部の対向方向と垂直な方向である第1の方向の縁部は、該上面の前記第1の方向の縁から前記第1の方向の中央に向かって次第に狭くなる隙間を介して前記板状コアの前記下面と対向し、前記接着剤は前記隙間内に配置され、前記一対の鍔部それぞれの上面の前記第1の方向の中央では、前記ドラムコアと前記板状コアとが前記接着剤を介さずに直接接触することを特徴とする。
本発明によれば、隙間の上端で毛管現象を起こすことができるので、板状コアとドラムコアの間を必要最小限の接着剤によって隙間なく充填することが可能になる。したがって、少ない接着剤で高い接着強度を得ることが可能になる。
上記コイル部品において、前記一対の鍔部それぞれの上面のうち前記第1の方向の縁部には、該上面の前記第1の方向の縁から前記第1の方向の中央に向かって次第に高くなる第1のテーパー部が設けられ、前記隙間は、前記第1のテーパー部を設けたことによって形成されることとしてもよい。これによれば、一対の鍔部それぞれの上面に設けた第1のテーパー部により、上記隙間を実現できる。
上記各コイル部品において、前記隙間のうち前記第1の方向の中央寄りの端部は、前記接着剤が毛管現象を起こし得る程度に小さく形成されることとしてもよいし、前記隙間のうち前記第1の方向の中央寄りの端部は、高さが5μm以下となるよう形成されることとしてもよい。また、前記接着剤は、フィラーを含まない樹脂系接着剤であることとしてもよい。
上記各コイル部品において、前記一対の鍔部それぞれの上面のうち前記第1の方向の中央部には、前記板状コアの前記下面と実質的に平行に構成された平坦部が設けられ、前記ドラムコアと前記板状コアとは、前記平坦部において前記接着剤を介さずに直接接触することとしてもよい。
上記各コイル部品において、前記巻芯部の上面の縁部には、前記一対の鍔部の対向方向から見て、前記1又は複数のワイヤが前記一対の鍔部と重なる領域からはみ出さないよう、第2のテーパー部が設けられることとしてもよい。さらに、前記第2のテーパー部の前記板状コアの前記下面に対する傾きは、前記第1のテーパー部の前記板状コアの前記下面に対する傾き以上であることとしてもよい。こうすれば、一対の鍔部の対向方向から見て、1又は複数のワイヤが一対の鍔部と重なる領域からはみ出すことを防止できる。
また、上記各コイル部品において、前記一対の鍔部の一方の下面に設けられた第1乃至第4の端子電極と、前記一対の鍔部の他方の下面に設けられた第5乃至第8の端子電極とをさらに備え、前記1又は複数のワイヤは第1乃至第4のワイヤからなり、前記第1のワイヤの一端は前記第1の端子電極に継線され、前記第1のワイヤの他端は前記第6の端子電極に継線され、前記第2のワイヤの一端は前記第5の端子電極に継線され、前記第2のワイヤの他端は前記第2の端子電極に継線され、前記第3のワイヤの一端は前記第7の端子電極に継線され、前記第3のワイヤの他端は前記第4の端子電極に継線され、前記第4のワイヤの一端は前記第3の端子電極に継線され、前記第4のワイヤの他端は前記第8の端子電極に継線されることとしてもよい。
本発明によれば、板状コアとドラムコアの間を必要最小限の接着剤によって隙間なく充填し、これによって高い接着強度を得ることが可能になる。
本発明の第1の実施の形態による表面実装型のコモンモードフィルタの外観構造を示す略斜視図である。 (a)は、図1に示したA方向から見た、本発明の第1の実施の形態によるコモンモードフィルタの側面図である。(b)は、(a)に示した領域Bの拡大図である。 板状コアとドラムコアとを接着する際の接着剤の状態を示す図である。 図1に示したA方向から見た、本発明の第1の実施の形態によるコモンモードフィルタの側面図である。 本発明の第2の実施の形態による表面実装型のパルストランスの外観構造を示す略斜視図である。 図5に示したパルストランスの等価回路である 本発明の第3の実施の形態による表面実装型のパルストランスの外観構造を示す略斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態による表面実装型のコモンモードフィルタ10(コイル部品)の外観構造を示す略斜視図である。図1に示すように、コモンモードフィルタ10は、ドラムコア11と、ドラムコア11に取り付けられた板状コア12と、ドラムコア11に巻回されたワイヤW1,W2とを備えて構成される。
ドラムコア11は、棒状の巻芯部11aと、巻芯部11aの両端に設けられた一対の鍔部11b,11cとを備え、これらが一体化された構造を有している。ドラムコア11は図示しない基板上に搭載して用いるものであり、鍔部11b,11cの下面11bb,11cbを基板に対向させた状態で該基板に実装される。一方、鍔部11b,11cの上面11bt,11ctは、接着剤20により板状コア12の下面12bと固着している。上面11bt,11ctにはそれぞれテーパー部11btt,11cttが設けられるが、この点については、後に別途詳しく説明する。
なお、本実施の形態では、図1に示すように、一対の鍔部11b,11cの対向方向をy方向、後述する板状コア12の下面12bの面内でy方向と垂直な方向をx方向、x方向とy方向の両方に垂直な方向をz方向と称する。
ドラムコア11及び板状コア12は、比較的透磁率の高い磁性材料、例えばNi−Zn系フェライトやMn−Zn系フェライトの焼結体によって構成される。なお、Mn−Zn系フェライトなどの透磁率の高い磁性材料は、固有抵抗が低く導電性を有しているのが通常である。
鍔部11bの下面11bbには2つの端子電極E1,E2が形成されており、鍔部11cの下面11cbには2つの端子電極E3,E4が形成されている。端子電極E1,E2は、x方向の一端側からこの順で配置される。同様に、端子電極E3,E4も、x方向の一端側からこの順で配置される。端子電極E1〜E4には、ワイヤW1,W2の各端部が熱圧着により継線される。
ワイヤW1,W2は被覆導線であり、巻芯部11aに互いに同一の巻回方向で巻回されてコイル導体を構成する。ワイヤW1,W2のターン数も互いに同一である。ワイヤW1,W2の具体的な巻回方法としては、ワイヤW1,W2の一方を他方の上に巻回するレイヤ巻きを採用してもよいし、ワイヤW1,W2を横に並べて巻回するバイファイラ巻きを採用してもよい。ワイヤW1の一端(鍔部11b側の端部)W1a,他端(鍔部11c側の端部)W1bはそれぞれ端子電極E1,E3に継線される。また、ワイヤW2の一端(鍔部11b側の端部)W2a,他端(鍔部11c側の端部)W2bはそれぞれ端子電極E2,E4に継線される。
図2(a)は、図1に示したA方向から見たコモンモードフィルタ10の側面図であり、板状コア12と鍔部11bの接着面の構造を示している。図2(b)は、図2(a)に示した領域Bの拡大図である。図示していないが、板状コア12と鍔部11cの接着面も同様の構造を有している。以下、板状コア12と鍔部11bの接着面に着目して説明するが、板状コア12と鍔部11cの接着面についても同様である。
図2(a)(b)に示すように、板状コア12と鍔部11bとは、板状コア12の下面12bと鍔部11bの上面11btとが対向するように配置される。上面11btは全面で下面12bと対向しているが、直接接触しているのはx方向の中央部分だけであり、他の部分(x方向の縁部)では下面12bとの間に、上面11btの縁から中央に向かって次第に狭くなる隙間が形成される。この隙間内には接着剤20が配置され、これによって上面11btと下面12bとが互いに接着される。
具体的に説明すると、鍔部11bの上面11btにおいては、縁部(x方向の縁部)に該上面11btの縁から中央に向かって次第に高くなるテーパー部11btt(第1のテーパー部)が設けられるとともに、中央部(x方向の中央部)に板状コア12の下面12bと実質的に平行に構成された平坦部11bthが設けられる。上記隙間は、このうちテーパー部11bttを設けたことによって形成される。これに対し、平坦部11bthでは、板状コア12と鍔部11bとが直接接触している。なお、平坦部11bthと下面12bとが実質的に平行であるとは、平坦部11bthと下面12bとが密着するため、テーパー部11bttに配置された接着剤20が後述する毛管現象によってもこれらの間に侵入しない程度に平行であることを意味する。
以上の構成により、コモンモードフィルタ10では、まず第一に、大きなインダクタンスを得ることが可能になっている。つまり、板状コア12と鍔部11bに磁気的なギャップが生ずると、その分だけ閉磁路の磁気抵抗が増大し、磁気抵抗に反比例するインダクタンスが小さくなるが、コモンモードフィルタ10では、平坦部11bthで板状コア12と鍔部11bとが接着剤20を介さず直接接触しているので、全面に接着剤20を塗布する場合に比べ、大きなインダクタンスを得ることが可能になっている。
さらに、コモンモードフィルタ10では、従来品(特許文献1に示されるもの)に比べ、板状コア12と鍔部11bの接着力が高められている。これは、テーパー部11bttの上端に形成される非常に狭い隙間(高さ5μm以下の隙間)に、毛管現象によって接着剤20が浸透することによって実現される。以下、この点について詳しく説明する。
図3は、板状コア12とドラムコア11とを接着する前の接着剤20の状態を示す図である。同図に示すように、板状コア12とドラムコア11とを接着する際には、接着剤20がテーパー部11bttに置かれた状態でz方向に圧力を加えることにより、板状コア12をドラムコア11に密着させる。このときの接着剤20の具体的な量及び配置は、板状コア12をドラムコア11に密着させた際、圧縮された接着剤20が平坦部11bthに達することがなく、一方で図2(b)に示した位置X(後述)には達するように調節する。前者は、板状コア12とドラムコア11とを確実に密着させるためであり、後者は接着剤20が板状コア12と鍔部11bの間を隙間なく埋められるようにするためである。
初めに前者について詳しく説明すると、板状コア12とドラムコア11に挟まれた接着剤20が平坦部11bthに達しないようにするためには、テーパー部11bttの上端付近(平坦部11bthの近く)に接着剤20を配置してはならず、図3に示すように、テーパー部11bttのx方向中央付近に接着剤20を配置することになる。その結果、板状コア12をドラムコア11に密着させた後も、後述する毛管現象がなければ、テーパー部11bttの上端付近に、接着剤20がない隙間がどうしても残ってしまうことになる。
このような隙間は、テーパー部11bttの代わりに特許文献1に開示されるような溝を設けた場合においても、平坦部に接着剤が達しないように接着剤の量を最小限度まで絞り込む限り、不可避的に発生する隙間である。本実施の形態では、毛管現象を利用して、そのような隙間にも接着剤20を浸透させるようにしている。
具体的には、まず第一に、接着剤20を充填するための隙間を、特許文献1のような溝ではなくテーパー部11bttによって形成している。これにより、テーパー部11bttの上端には、接着剤20が毛管現象を起こす程度の小さな隙間が形成される。毛管現象は、実験の結果、高さが5μm以下の隙間で発生することが確かめられているので、テーパー部11bttは、上端に高さが5μm以下の隙間ができるように形成する。図2(b)には、この点を明示している。すなわち、同図に示すように、テーパー部11bttは、隙間の高さが5μmとなる位置Xを有し、位置Xから上面11btのx方向中央に向かって隙間がさらに狭くなるよう構成される。これにより、位置Xに接着剤20を配置した場合、毛管現象によって接着剤20がテーパー部11bttの上端(平坦部11bthとの境界)まで達し、板状コア12とドラムコア11の間が隙間なく接着剤20によって充填されることになる。
ただし、表面実装型のコイル部品で通常用いられる樹脂系の接着剤では、接着剤自身の性質により、上記のような毛管現象による接着剤の移動が妨げられる場合がある。これは、従来の樹脂系接着剤には5μm以上の粒径を有するフィラーが含まれ、このため粘度が高く、また、フィラーが隙間に詰まってしまうことがあるからである。そこで第二に、本実施の形態では、接着剤20としてフィラーを含有しないフィラーレスの樹脂系接着剤を用いるようにしている。以下、詳しく説明する。
表1は、フィラーを含有するエポキシ系接着剤(3種類)と、フィラーを含有しないエポキシ系接着剤(1種類)について、フィラーサイズ及び粘度を示したものである。表1に示すように、フィラーを有しないエポキシ系接着剤の粘度は、フィラーを有するエポキシ系接着剤の粘度に比べて、桁違いに小さくなっている。また、フィラーサイズは、表1に示すように最大で40μm程度に達し、比較的サイズの小さい炭酸カルシウム45wt%のフィラーでも最大8μm程度である。このような違いにより、5μm以下の幅の隙間があった場合、フィラーを有するエポキシ系接着剤はほとんど入り込めない一方、フィラーを有しないエポキシ系接着剤は容易に入り込むことができる。本実施の形態では、接着剤20として、後者の、フィラーを有しないエポキシ系接着剤を用いる。こうすることで、図2(b)に示した位置Xより上面11btのx方向中央寄りにある高さ5μm以下の隙間を、接着剤20によって十分に充填することが可能になる。
Figure 2014099587
以上説明したように、本実施の形態によるコモンモードフィルタ10によれば、接着剤20を充填するための隙間を、特許文献1のような溝ではなくテーパー部11btt,11cttによって形成し、さらに、テーパー部11btt,11cttの上端で毛管現象が発生するように、テーパー部11bttの形状及び接着剤20の種類を選択している。その結果、テーパー部11btt,11cttの上端で毛管現象を起こすことができるので、板状コア12とドラムコア11の間を必要最小限の接着剤20によって隙間なく充填することが可能になる。したがって、少ない接着剤20で高い接着強度を得ることが可能になる。
ところで、コモンモードフィルタ10では鍔部11b,11cの上面11bt,11ctにテーパー部11btt,11cttを設けているため、仮に巻芯部11aの断面が通常の長方形であるとすると、図1に示すy方向からコモンモードフィルタ10を見た場合に、テーパー部11bttと板状コア12との間の隙間からワイヤW1,W2が見えてしまうことになる可能性がある。別の言い方をすれば、y方向からコモンモードフィルタ10を見た場合に、鍔部11b,11cと重なる領域からワイヤW1,W2がはみ出してしまうおそれがある。これは好ましいことではないので、本実施の形態では、巻芯部11aの断面形状を工夫することにより、y方向から見て鍔部11b,11cと重なる領域からワイヤW1,W2がはみ出すことのないようにしている。以下、詳しく説明する。
図4は、図2(a)と同様、図1に示したA方向から見たコモンモードフィルタ10の側面図である。ただし、同図では接着剤20の描画を省略する一方、巻芯部11aを透過的に図示している。
図4に示すように、コモンモードフィルタ10では、巻芯部11aの上面11atの縁部(x方向の縁部)に、該上面11atの縁から中央に向かって次第に高くなるテーパー部11att(第2のテーパー部)が設けられる。このテーパー部11attは、板状コア12の下面12bに対する傾きθが、テーパー部11bttの下面12bに対する傾きθ以上となるように形成される。これにより、y方向からコモンモードフィルタ10を見た場合に、テーパー部11bttと板状コア12との間の隙間からワイヤW1,W2が見えてしまうこと(鍔部11b,11cと重なる領域からワイヤW1,W2がはみ出してしまうこと)が防止される。
なお、図4に示すように、本実施の形態によるコモンモードフィルタ10では、巻芯部11aの下面11abの縁部にも、上面11atと同様のテーパー部を設けている。これは上下の対称性を確保するために採用されている構成であり、必ずこうしなければならないというわけではない。つまり、巻芯部11aの下面11abは、テーパー部を有しないフラットな構成としてもよい。
図5は、本発明の第2の実施の形態による表面実装型のパルストランス30(コイル部品)の外観構造を示す略斜視図である。図5を図1と比較すると明らかなように、パルストランス30の基本的な構造は、第1の実施の形態によるコモンモードフィルタ10と同様である。すなわち、パルストランス30は、ドラムコア11と、ドラムコア11に取り付けられた板状コア12とを備えている。また、ドラムコア11は、棒状の巻芯部11aと、巻芯部11aの両端に設けられた一対の鍔部11b,11cとを備え、これらが一体化された構造を有している。パルストランス30は、コモンモードフィルタ10と同様、鍔部11b,11cの下面11bb,11cbを基板に対向させた状態で該基板に実装される。
一方、パルストランス30では、ドラムコア11に巻回されるワイヤが、2本ではなく4本(ワイヤS1〜S4)である。また、鍔部11bの下面11bbには3つの端子電極E1〜E3が形成され、鍔部11cの下面11cbには3つの端子電極E4〜E6が形成されている。これら端子電極E1〜E6はそれぞれ、対応する鍔部に取り付けられた金具(L字型の金具)によって構成されることとしてもよいし、対応する鍔部の表面に焼き付けた導体膜(焼付け電極)によって構成されることとしてもよい。端子電極E1〜E3は、x方向の一端側からこの順で配置される。同様に、端子電極E4〜E6も、x方向の一端側からこの順で配置される。端子電極E1〜E6には、ワイヤS1〜S4の各端部が熱圧着により継線される。
なお、端子電極E3は、図5から明らかなように、端子電極E1,E2から少し離して設けてある。端子電極E4についても同様に、端子電極E5,E6から少し離して設けてある。これは、ワイヤS1,S2により構成される一次巻線と、ワイヤS3,S4により構成される二次巻線の間の耐圧を確保するためである。
ワイヤS1〜S4は被覆導線であり、巻芯部11aに2層構造で巻回される。具体的には、ワイヤS1,S4がバイファイラ巻き(2本のワイヤを交互に並べて単層巻きすること。)により1層目を構成し、ワイヤS2,S3がバイファイラ巻きにより2層目を構成する。ワイヤS1〜S4のターン数は互いに同一である。
また、ワイヤS1〜S4の巻回方向は1層目と2層目とで異なっている。すなわち、例えば鍔部11bから鍔部11cに向かう巻回方向を鍔部11bから見た場合、ワイヤS1,S4の巻回方向は時計周りであるのに対し、ワイヤS2,S3の巻回方向は反時計周りであり、互いに逆になっている。このようにしているのは、巻き始めの際及び巻き終わりの際に各ワイヤを巻芯部11aの一端から他端まで引き延ばさないで済むようにするためである。
ワイヤS1〜S4と端子電極E1〜E6の結線について説明すると、図5に示すように、ワイヤS1の一端S1a,他端S1bはそれぞれ端子電極E1,E4に継線され、ワイヤS4の一端S4a,他端S4bはそれぞれ端子電極E3,E6に継線され、ワイヤS2の一端S2a,他端S2bはそれぞれ端子電極E4,E2に継線され、ワイヤS3の一端S3a,他端S3bはそれぞれ端子電極E5,E3に継線される。
図6は、以上の構成により実現されるパルストランス30の等価回路である。
図6に示すように、端子電極E1とE2はそれぞれ平衡入力のプラス側端子IN+とマイナス側端子IN−になる。また、端子電極E5とE6はそれぞれ平衡出力のプラス側端子OUT+とマイナス側端子OUT−になる。端子電極E3,E4は、それぞれ入力側,出力側の中間タップCTとなる。ワイヤS1,S2はパルストランス30の一次巻線を構成し、ワイヤS3,S4はパルストランス30の二次巻線を構成する。また、ドラムコア11と板状コア12はパルストランス30の閉磁路を構成している。
図5に戻る。パルストランス30においても、鍔部11cの上面11ctのうち下面12bと直接接触しているのはx方向の中央部分だけであり、他の部分(x方向の縁部)では、下面12bとの間に、上面11ctの縁から中央に向かって次第に狭くなる隙間が形成される。この隙間内にはフィラーレスの樹脂系接着剤である接着剤20が配置され、これによって上面11ctと下面12bとが互いに接着される。この隙間は、第1の実施の形態と同様、鍔部11cの上面11ctの縁部(x方向の縁部)に設けられた、該上面11ctの縁から中央に向かって次第に高くなるテーパー部11cttによって実現される。また、図5には明示していないが、鍔部11cの中央部(x方向の中央部)には、板状コア12の下面12bと実質的に平行に構成された平坦部が設けられ、この平坦部で板状コア12と鍔部11cとが直接接触している。以上の点は、鍔部11bの上面11btについても同様である。
以上の構成により、パルストランス30においても、コモンモードフィルタ10と同様、大きなインダクタンスを得ることが可能になっている。また、テーパー部の上端に形成される非常に狭い隙間(高さ5μm以下の隙間)に、毛管現象によって接着剤20が浸透するので、板状コア12と鍔部11b,11cの接着力が従来より高められている。
以上説明したように、本実施の形態によるパルストランス30においても、第1の実施の形態によるコモンモードフィルタ10と同様、少ない接着剤20で高い接着強度を得ることが可能になる。なお、コモンモードフィルタ10について図4を参照して説明したものと同様、本実施の形態によるパルストランス30においても、巻芯部11aの上面及び下面の縁部にテーパー部を設けることが好ましい。
図7は、本発明の第3の実施の形態による表面実装型のパルストランス40(コイル部品)の外観構造を示す略斜視図である。パルストランス40は、端子電極E7,E8を追加した点、及び、ワイヤS4の一端S4aの継線先を端子電極E3から端子電極E7に変更し、ワイヤS1の一端S1bの継線先を端子電極E4から端子電極E8に変更した点、及びワイヤS1〜S4の巻回方向を逆にした点で、第2の実施の形態によるパルストランス30と相違する。その他の点ではパルストランス30と同一なので、以下では相違点に着目して説明する。
端子電極E7は、パルストランス40のX方向の中心線を挟んで端子電極E2と線対称な位置に設けられる。ワイヤS4の一端S4aを端子電極E7に継線するようにしたことにより、端子電極E3に継線されるのはワイヤS3の他端S3bのみとなる。同様に、端子電極E8は、パルストランス40のX方向の中心線を挟んで端子電極E5と線対称な位置に設けられる。ワイヤS1の他端S1bを端子電極E8に継線するようにしたことにより、端子電極E4に継線されるのはワイヤS2の一端S2aのみとなる。なお、端子電極E7,E8についても、端子電極E1〜E6と同様、対応する鍔部に取り付けられた金具(L字型の金具)によって構成されることとしてもよいし、対応する鍔部の表面に焼き付けた導体膜(焼付け電極)によって構成されることとしてもよい。
パルストランス40において、第2の実施の形態によるパルストランス30と比べてワイヤS1〜S4の巻回方向を逆にしているのは、端子電極の近傍におけるワイヤの交差をできるだけ避けるためである。もしパルストランス30によるワイヤS1〜S4の巻回方向をパルストランス40でも採用すると仮定すると、端子電極E3,E7の近傍でワイヤS3とワイヤS4とが交差し、端子電極E4,E8の近傍でワイヤS1とワイヤS2とが交差することになる。巻回方向を逆にしたことで、パルストランス40では、このような交差が発生せず、さらに、図5に示した2カ所の交差(端子電極E1,E2の近傍におけるワイヤS1とワイヤS2の交差、及び、端子電極E5,E6の近傍におけるワイヤS3とワイヤS4の交差)も解消される。
パルストランス40におけるドラムコア11と板状コア12の接着部の構造は、パルストランス30のものと同様である。したがって、パルストランス40においても、第1の実施の形態によるコモンモードフィルタ10と同様、少ない接着剤20で高い接着強度を得ることが可能である。巻芯部11aの上面及び下面の縁部にテーパー部を設けることが好ましいという点についても、コモンモードフィルタ10やパルストランス30と同様である。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、本発明が、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施され得ることは勿論である。
例えば、上記実施の形態では、コモンモードフィルタ又はパルストランスであるコイル部品を例に取って説明したが、本発明は、ドラムコア及び板状コアを用いて構成した表面実装型であれば、インダクタやバルントランスなど、他の種類のコイル部品にも広く適用可能である。
また、上記実施の形態では、鍔部11b,11cの上面11bt,11ctにそれぞれテーパー部11btt,11cttを設けることによって、接着剤20を入れるための隙間を形成したが、板状コア12の下面12bにテーパー部を設けることにより、或いは、鍔部11b,11cの上面11bt,11ctと板状コア12の下面12bとの双方にテーパー部を設けることにより、接着剤20を入れるための隙間を形成してもよい。
10 コモンモードフィルタ
11 ドラムコア
11a 巻芯部
11ab 巻芯部11の下面
11at 巻芯部11の上面
11att テーパー部
11b,11c 鍔部
11bb 鍔部11bの下面
11bt 鍔部11bの上面
11cb 鍔部11cの下面
11ct 鍔部11cの上面
11bth 平坦部
11btt テーパー部
12 板状コア
12b 板状コア12の下面
20 接着剤
30 パルストランス
E1〜E6 端子電極
W1,W2,S1〜S4 ワイヤ

Claims (9)

  1. 巻芯部及び前記巻芯部の両端に設けられた一対の鍔部を有するドラムコアと、
    前記一対の鍔部それぞれの上面と対向する下面を有する板状コアと、
    前記ドラムコアと前記板状コアとを接着する接着剤と、
    前記巻芯部に巻回された1又は複数のワイヤとを備え、
    前記一対の鍔部それぞれの上面のうち、前記板状コアの前記下面の面内で前記一対の鍔部の対向方向と垂直な方向である第1の方向の縁部は、該上面の前記第1の方向の縁から前記第1の方向の中央に向かって次第に狭くなる隙間を介して前記板状コアの前記下面と対向し、
    前記接着剤は前記隙間内に配置され、
    前記一対の鍔部それぞれの上面の前記第1の方向の中央では、前記ドラムコアと前記板状コアとが前記接着剤を介さずに直接接触する
    ことを特徴とするコイル部品。
  2. 前記一対の鍔部それぞれの上面のうち前記第1の方向の縁部には、該上面の前記第1の方向の縁から前記第1の方向の中央に向かって次第に高くなる第1のテーパー部が設けられ、
    前記隙間は、前記第1のテーパー部を設けたことによって形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記隙間のうち前記第1の方向の中央寄りの端部は、前記接着剤が毛管現象を起こし得る程度に小さく形成される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコイル部品。
  4. 前記隙間のうち前記第1の方向の中央寄りの端部は、高さが5μm以下となるよう形成される
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のコイル部品。
  5. 前記接着剤は、フィラーを含まない樹脂系接着剤である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコイル部品。
  6. 前記一対の鍔部それぞれの上面のうち前記第1の方向の中央部には、前記板状コアの前記下面と実質的に平行に構成された平坦部が設けられ、
    前記ドラムコアと前記板状コアとは、前記平坦部において前記接着剤を介さずに直接接触する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のコイル部品。
  7. 前記巻芯部の上面の縁部には、前記一対の鍔部の対向方向から見て、前記1又は複数のワイヤが前記一対の鍔部と重なる領域からはみ出さないよう、第2のテーパー部が設けられる
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のコイル部品。
  8. 前記第2のテーパー部の前記板状コアの前記下面に対する傾きは、前記第1のテーパー部の前記板状コアの前記下面に対する傾き以上である
    ことを特徴とする請求項7に記載のコイル部品。
  9. 前記一対の鍔部の一方の下面に設けられた第1乃至第4の端子電極と、
    前記一対の鍔部の他方の下面に設けられた第5乃至第8の端子電極とをさらに備え、
    前記1又は複数のワイヤは第1乃至第4のワイヤからなり、
    前記第1のワイヤの一端は前記第1の端子電極に継線され、
    前記第1のワイヤの他端は前記第6の端子電極に継線され、
    前記第2のワイヤの一端は前記第5の端子電極に継線され、
    前記第2のワイヤの他端は前記第2の端子電極に継線され、
    前記第3のワイヤの一端は前記第7の端子電極に継線され、
    前記第3のワイヤの他端は前記第4の端子電極に継線され、
    前記第4のワイヤの一端は前記第3の端子電極に継線され、
    前記第4のワイヤの他端は前記第8の端子電極に継線される
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のコイル部品。
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