JP2014096911A - 充電装置及び荷役装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 充電可能時間に合わせて、適切な充電モードで充電を行うことが可能な充電装置を提供する。
【解決手段】 充電装置の充電端子が、充電対象の蓄電装置に接続される。制御装置が、充電端子に接続される蓄電装置の充電モードを制御する。制御装置は、通常充電モードと、通常充電モードでの充電電流よりも大きな電流で充電を行う急速充電モードとのいずれかで、充電端子に接続された蓄電装置に充電を行う。充電端子に接続されている蓄電装置の状態が、当該蓄電装置の開路電圧が判定基準値以上または判定基準値以上とみなされる高電圧状態か、それ以外の低電圧状態かを判定する。高電圧状態と判定されたときは急速充電モードで充電を行い、低電圧状態と判定されたときは、通常充電モードで充電を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、充電装置、及び充電装置によって充電される蓄電装置を搭載した荷役装置に関する。
電動フォークリフト等の荷役装置に搭載される充電装置が、下記の特許文献1に開示されている。この充電装置は、普通充電モードまたは急速充電モードで充電を行うことができる。充電装置に、普通充電開始用ボタン及び急速充電開始用ボタンが備えられている。操作者がどちらかのボタンを押すことにより、普通充電モードまたは急速充電モードでの充電が行われる。普通充電モードでは、蓄電装置の充電を開始した際に行われる初期定電流充電の充電電流が、通常の値に設定される。急速充電モードでは、初期定電流充電の充電電流が、通常の値よりも大きな値に設定される。
従来は、蓄電装置の端子間電圧が上昇して、予め定められた電圧(転換点電圧)に達するまでは、急速充電モードにより充電が行われていた。特許文献1に開示された充電装置においては、充電開始から一定の時間が経過した時点で、充電モードが急速充電モードから普通充電モードに切り替わる。このような制御を行うことにより、蓄電装置が劣化して端子間電圧が転換点電圧まで上昇しない場合でも、急速充電モードが長時間継続することを防止できる。
特開2002−191136号公報
所望の充電状態に到達させるまでの充電可能時間が限られている場合に通常充電モードで充電を行うと、充電不足となる可能性がある。逆に、充電可能時間が十分長い場合に、急速充電モードで充電を行うことは、蓄電装置の温度上昇による劣化が促進されることになり好ましくない。
本発明の目的は、充電可能時間に合わせて、適切な充電モードで充電を行うことが可能な充電装置を提供することである。本発明の他の目的は、この充電装置を搭載した荷役装置を提供することである。
本発明の一観点によると、
充電対象の蓄電装置に接続される充電端子と、
前記充電端子に接続される蓄電装置の充電モードを制御する制御装置と
を有し、
前記制御装置は、
通常充電モードと、前記通常充電モードでの充電電流よりも大きな電流で充電を行う急速充電モードとのいずれかで、前記充電端子に接続された蓄電装置に充電を行い、
前記充電端子に接続されている蓄電装置の状態が、当該蓄電装置の開路電圧が判定基準値以上または判定基準値以上とみなされる高電圧状態か、それ以外の低電圧状態かを判定し、
前記高電圧状態と判定されたときは前記急速充電モードで充電を行い、前記低電圧状態と判定されたときは、前記通常充電モードで充電を行う充電装置が提供される。
本発明の他の観点によると、
充電対象の蓄電装置に接続される充電端子と、
前記充電端子に接続される蓄電装置の充電モードを制御し、時計機能を有し、強制急速充電時間帯を記憶している制御装置と
を有し、
前記制御装置は、
通常充電モードと、前記通常充電モードでの充電電流よりも大きな電流で充電を行う急速充電モードとのいずれかで、前記充電端子に接続された蓄電装置に充電を行い、
前記時計機能により得られた現在時刻が、前記強制急速充電時間帯に属する場合には、前記急速充電モードで充電を行い、前記強制急速充電時間帯に属していない場合には、前記通常充電モードで充電を行う充電装置が提供される。
本発明の他の観点によると、
蓄電装置と、
前記蓄電装置を充電する充電装置に接続するためのコネクタ端子と、
前記蓄電装置からの放電電流に基づいて放電電気量を算出する放電電気量測定装置と、
前記放電電気量測定装置によって算出された放電電気量を、前記充電装置に送信する通信装置と
を有する荷役装置が提供される。
午前の作業時間と午後の作業時間との間に、休憩時間が確保されている一般的な作業形態で荷役装置を稼働させる場合、午前の作業時間での放電電気量による蓄電装置の回路電圧の低下は相対的に小さく、午後の作業時間での放電電気量による蓄電装置の回路電圧の低下は相対的に大きい。従って、午前の作業時間終了時点で、蓄電装置が高電圧状態とみなされ、急速充電モードによる充電が行われる。このため、1時間程度の短い休憩時間に、十分な充電を行うことができる。
午後の作業時間終了時点では、蓄電装置が低電圧状態とみなされ、通常充電モードによる充電が行われる。このため、充電時の発熱を抑制し、蓄電装置の劣化を抑制することができる。
図1は、実施例1による充電装置、及び荷役装置のブロック図である。 図2は、実施例1による充電装置の制御方法を示すフローチャートである。 図3は、実施例1による充電装置を用いて充電を行う場合の蓄電装置の開路電圧、充電電流、及び充電状態の時間変化の一例を示すグラフである。 図4は、実施例2による充電装置、及び荷役装置のブロック図である。 図5は、実施例2による充電装置の制御方法を示すフローチャートである。 図6は、実施例3による充電装置、及び荷役装置のブロック図である。 図7は、実施例3による充電装置の制御方法を示すフローチャートである。 図8は、実施例4による充電装置の制御方法を示すフローチャートである。 図9は、実施例4による充電装置を用いて充電を行う場合の、蓄電装置の充電残量及び充電電流の時間変化の一例を示すグラフである。 図10は、実施例5による充電装置、及び荷役装置のブロック図である。 図11は、実施例5による充電装置の制御方法を示すフローチャートである。
[実施例1]
図1に、実施例1による充電装置10、及び充電装置10の充電対象である蓄電装置51を搭載した荷役装置50のブロック図を示す。図1では、荷役装置50の例として、電動フォークリフトを示す。電動フォークリフトは、走行用の車輪55及び荷物を支えるフォーク56を有する。荷役装置50の車体に、蓄電装置51、インバータ52、及びモータ53が搭載されている。インバータ52は、蓄電装置51から出力される直流電力を三相交流電力に変換して、モータ53を駆動する。荷役装置50の車体に、蓄電装置51を充電するためのコネクタ端子54が設けられている。
充電装置10は、制御装置11、充電回路12、電圧センサ13、充電端子14、及び充電ケーブル15を含む。商用電源60から充電回路12に電力が供給される。充電回路12から充電ケーブル15を通して充電端子14に電力が供給される。充電端子14は、荷役装置50のコネクタ端子54に接続される。電圧センサ13が、充電ケーブル15の電圧を計測する。計測結果が制御装置11に入力される。充電端子14をコネクタ端子54に接続した状態で、充電回路12の出力インピーダンスを無限大にすると、電圧センサ13によって蓄電装置51の開路電圧を計測することができる。
充電回路12は制御装置11からの制御を受けて、急速充電モード及び通常充電モードのいずれかの充電モードで、充電端子14を介して蓄電装置51に充電電力を供給する。急速充電モードでは、通常充電モードの充電電流よりも大きな定電流で充電が行われる。通常充電モードでは、例えば定電圧充電が行われる。なお、定電圧充電に代えて、充電初期の電流を抑制する準定電圧充電を採用してもよい。
制御装置11は、電圧の判定基準値Vtを記憶している。蓄電装置51の開路電圧が判定基準値Vt以上の状態を「高電圧状態」といい、それ以外の状態を「低電圧状態」ということとする。
図2に、制御装置11で行われる処理のフローチャートを示す。ステップSA1において、電圧センサ13が蓄電装置51の開路電圧を測定し、測定結果が制御装置11に入力される。ステップSA2において、制御装置11は、入力された測定結果と判定基準値Vtとを比較し、蓄電装置51が高電圧状態か低電圧状態かを判定する。蓄電装置51が高電圧状態のとき、ステップSA3において、充電回路12が急速充電モードで充電を行うように、充電回路12を制御する。蓄電装置51が低電圧状態のときは、ステップSA4において、充電回路12が通常充電モードで充電を行うように、充電回路12を制御する。
図3に、蓄電装置51(図1)の開路電圧、充電装置10(図1)による充電電流、及び蓄電装置51の充電状態(SOC)の1日の時間変化の一例を示す。図3の太い実線が、実施例1による充電装置10を用いて充電を行った場合の各物理量の時間変化を示し、破線が、準定電圧充電により充電を行った場合の各物理量の時間変化を示す。例えば、朝8時に作業が開始され、12時から13時まで作業が中断され、20時に1日の作業が終了する。朝8時の時点では、充電状態が100%であり、蓄電装置51の開路電圧は、判定基準値Vtよりも高い。荷役装置50(図1)を稼働させると、充電状態が徐々に低下するとともに、開路電圧も低下する。
12時に作業が中断されると、操作者が、荷役装置50を充電装置10(図1)の設置場所まで移動させ、充電装置10の充電端子14を荷役装置50のコネクタ端子54に接続する。開路電圧の判定基準値Vtは、午前中の通常の荷役作業が終了した時点の開路電圧よりも低い値に設定されている。従って、図2のステップSA2において、開路電圧が判定基準値Vt以上であると判定される。このため、ステップSA3において急速充電モ
ードで充電が行われる。
13時になると、操作者は、充電を終了させ、荷役装置50のコネクタ端子54から充電端子14を外す。12時から13時までの間に行われる急速充電モードによる充電では、一定の充電電流Irが流れる。蓄電装置51が急速充電されるため、13時の時点で、充電状態がほぼ100%まで回復する。
13時から20時までの間、充電状態が徐々に低下する。判定基準値Vtは、午後の通常の荷役作業が終了した時点の開路電圧よりも高い値に設定されている。午後の作業が終了すると、操作者が、荷役装置50を充電装置10(図1)の設置場所まで移動させ、充電装置10の充電端子14を荷役装置50のコネクタ端子54に接続する。図2のステップSA2において、開路電圧が判定基準値Vt以下であると判定されるため、ステップSA4において通常充電モードによる充電が行われる。
通常充電モードとして準定電圧充電が採用される場合には、時間の経過とともに、充電電流が減少する。充電電流の初期値Inは、急速充電モードにおける一定の充電電流Irよりも小さい。通常充電モードによる充電の開始から、時間の経過とともに、充電状態及び開路電圧が徐々に上昇する。翌日の8時までに、充電状態がほぼ100%に達する。
準定電圧充電のみの機能を持つ充電装置を用いる場合には、12時から13時までの間に、準定電圧充電が行われる。午前中の作業では、開路電圧の低下幅が小さいため、準定電圧充電による充電電流In1は、急速充電モードによる充電電流Irに比べて著しく小さい。このため、破線で示したように、13時の時点で、充電状態が100%まで回復しない場合が生じ得る。
充電状態が100%まで回復していない状態で午後の作業を開始すると、20時より前に、充電状態が稼働不能の状態まで低下してしまう場合がある。実施例1による充電装置を用いることにより、午後の作業終了時刻より前に荷役装置50が稼働不能の状態に陥る危険性を低減することができる。
また、午後の作業が終了した20時の時点においては、12時の時点に比べて充電状態が低いが、次の作業開始(翌日の8時)までの充電可能時間が長いため、通常充電モードを適用しても、充電状態をほぼ100%まで回復させることができる。20時から翌日の8時までの期間は、急速充電モードに比べて小さな電流で充電が行われる。このため、蓄電装置51(図1)からの発熱を軽減させ、劣化を抑制することができる。
[実施例2]
図4及び図5を参照して、実施例2による充電装置について説明する。必要に応じて、図3を参照する。以下、実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
図4に、実施例2による充電装置10、及び充電装置10の充電対象である蓄電装置51を搭載した荷役装置50のブロック図を示す。実施例1では、制御装置11が開路電圧の判定基準値Vt(図1)を記憶していた。実施例2では、制御装置11が時計機能を有するとともに、強制急速充電時間帯Trを記憶している。一例として、強制急速充電時間帯Trとして、1日の作業開始時刻(例えば8時)から作業終了時刻(例えば20時)までの時間帯が設定される。
図5に、実施例2による充電装置10の制御装置11で行われる処理のフローチャートを示す。図4に示した充電装置10の充電端子14が荷役装置50のコネクタ端子54に
接続されると、ステップSB1において、制御装置11が現在時刻を取得する。ステップSB2において、現在時刻が強制急速充電時間帯Trに含まれるか否かを判定する。現在時刻が、強制急速充電時間帯Trに含まれる場合には、ステップSB3において急速充電モードで充電を行う。現在時刻が強制急速充電時間帯Trに含まれない場合には、ステップSB4において通常充電モードで充電を行う。
図3を参照して、実施例2による充電装置10(図4)を用いて充電を行う場合の、蓄電装置51の開路電圧、充電電流、及び充電状態の時間変化について説明する。午前中の作業が終了し、12時を過ぎた時点で、充電端子14がコネクタ端子54に接続される。12時は、強制急速充電時間帯Trに含まれるため、ステップSB3(図5)において、急速充電モードによる充電が行われる。
午後の作業が終了し、20時を過ぎた時点で、充電端子14がコネクタ端子54に接続される。20時を過ぎると、現在時刻が強制急速充電時間帯Trに含まれなくなるため、ステップSB4(図5)において、通常充電モードによる充電が行われる。実施例2においても、実施例1と同様に、12時から13時の間は、急速充電モードによる充電が行われ、20時から翌日の8時までの間は、通常充電モードによる充電が行われる。
一般的な工場や倉庫等の事業所における荷役装置の稼働時間は、荷役装置が配備される事業所の始業時刻と終業時刻とによって決まる。一般的には、始業時刻から終業時刻までの間に、休憩時間が設けられる。荷役装置の稼働時間は、事業所の始業時刻、終業時刻、及び休憩時間に依存する。通常は、荷役装置の稼働時間は、事業所の始業時刻から休憩時間が始まるまでの午前の稼働時間と、休憩時間が終わってから終業時刻までの午後の稼働時間とで構成される。午前の稼働時間は、午後の稼働時間に比べて短いのが一般的である。
1日の作業を終えた後には、終業時刻から翌日の始業時刻まで、12時間程度の長い充電可能時間が確保されている。このため、始業時刻(例えば8時)においては、蓄電装置51の充電状態がほぼ100%になっている。荷役装置の午前の稼働時間は、一般的には4時間程度であり、午後の稼働時間よりも短いため、午前中の作業が終了した時点では、蓄電装置51の開路電圧は十分高い値に維持されている。実施例2では、荷役装置の一般的な稼働状況の下で、蓄電装置51の開路電圧が判定基準値Vtよりも高いとみなされる時間帯を、強制急速充電時間帯Trと定義している。ステップSB2(図5)の現在時刻が強制急速充電時間帯Trに含まれるか否かを判定する処理は、蓄電装置51の開路電圧が判定基準値Vt以上とみなされるか否かを判定する処理に相当する。
蓄電装置51の開路電圧の測定値と判定基準値Vtとを比較する代わりに、実施例2のように、現在時刻に基づいて、蓄電装置51の開路電圧が判定基準値以上とみなされるか否かを判定してもよい。
[実施例3]
図6及び図7を参照して、実施例3による充電装置について説明する。必要に応じて、図3を参照する。以下、実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
図6に、実施例3による充電装置10、及び充電装置10の充電対象である蓄電装置51を搭載した荷役装置50のブロック図を示す。実施例3では、実施例1の充電装置10の電圧センサ13に代えて、充電状態検出装置16が準備されている。例えば、充電状態検出装置16は、充電ケーブル15に接続されており、蓄電装置51の内部抵抗を測定する。
蓄電装置51の内部抵抗を測定するときには、インバータ52の入力インピーダンスを無限大にし、充電回路12の出力インピーダンスを無限大にする。充電状態検出装置16は、蓄電装置51の開路電圧を測定するとともに、蓄電装置51から放電電流を流したときの電流値と端子間電圧とを測定する。これらの測定結果が制御装置11に入力される。
制御装置11は、充電状態検出装置16から入力された測定値に基づいて、蓄電装置51の内部抵抗を算出する。制御装置11に、内部抵抗から充電状態を求める内部抵抗−充電状態換算表17が記憶されている。制御装置11は、算出された内部抵抗と、内部抵抗−充電状態換算表17とから、蓄電装置51の充電状態を算出する。制御装置11に、充電状態の判定基準値SOCtが記憶されている。
図7に、実施例3による充電装置10の制御装置11(図6)で行われる処理のフローチャートを示す。充電装置10の充電端子14が荷役装置50のコネクタ端子54に接続されると、ステップSC1において、制御装置11が充電状態検出装置16を制御して、蓄電装置51(図6)の内部抵抗を算出する。ステップSC2において、制御装置11は、算出された内部抵抗と、内部抵抗−充電状態換算表17(図6)とに基づいて、充電状態を算出する。
ステップSC3において、充電状態が判定基準値SOCt以上か否かを判定する。充電状態が判定基準値SOCt以上のとき、ステップSC4において急速充電モードによる充電が行われる。充電状態が判定基準値SOCtより小さいとき、ステップSC5において通常充電モードによる充電が行われる。
図3に示したように、通常の午前中の作業が終了した時点(例えば12時)における充電状態が判定基準値SOCt以上であり、かつ通常の午後の作業が終了した時点(例えば20時)における充電状態が判定基準値SOCtより小さくなるように、判定基準値SOCtが設定されている。このため、12時から13時までの休憩時間中は、蓄電装置51(図6)が急速充電モードで充電される。午後の作業が終了した後の夜間は、蓄電装置51(図6)が通常充電モードで充電される。
実施例3では、充電状態が判定基準値SOCt以上の状態が、蓄電装置51(図6)の開路電圧が、開路電圧の判定基準値Vt(図3)以上とみなされる高電圧状態に相当する。充電状態が判定基準値SOCtより小さい状態が、開路電圧が判定基準値Vt(図3)以上とはみなされない低電圧状態に相当する。
実施例1では、蓄電装置51(図6)の開路電圧に基づいて充電モードを決定したが、実施例3のように、充電状態に基づいて充電モードを決定してもよい。
[実施例4]
図8に、実施例4による充電装置10(図6)の制御装置11で行われる処理のフローチャートを示す。以下、実施例3との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
実施例4では、実施例3のステップSC4(図7)が、ステップSC41及びステップSC42を含む。ステップSC41において、制御装置11が、ステップSC2で算出された充電状態、及び充電目標時間から、急速充電モードの充電電流の大きさを算出する。ここで、「充電目標時間」とは、充電開始時刻から、充電を完了させるべき時刻までの時間を意味する。例えば、13時から午後の作業を開始する予定の場合、充電を完了させるべき時刻は、13時である。12時10分に充電を開始した場合、充電目標時間は、12
時50分から13時までの50分間になる。
現時点の充電状態から満充電の状態に達するために必要な充電すべき電気量が決定される。充電すべき電気量と、充電目標時間とに基づいて、充電目標時間が経過した時点で満充電の状態に達するための充電電流の大きさが求まる。ステップSC42において、ステップSC41で求められた大きさの充電電流で、急速充電モードによる充電を行う。
図9に、実施例4による充電装置10(図6)を用いて充電を行う場合の、蓄電装置51(図6)の充電残量及び充電電流の時間変化の一例を示す。充電残量は、単位「Ah」で表される。図9では、第1の例A1〜第3の例A3を示している。作業開始時刻である8時において、充電状態は100%である。すなわち充電残量は満充電に相当する値Qfである。
第1の例A1及び第2の例A2では、時刻t1に午前の作業が終了し、充電が開始される。第1の例A1及び第2の例A2の、時刻t1における充電残量は、それぞれQp1、Qp2である。充電残量Qp2が充電残量Qp1より多い。充電目標時間は、第1の例A1及び第2の例A2のいずれの例においても、t2−t1である。
第1の例A1及び第2の例A2の充電電流Ic1及びIc2は、下記の式で求めることができる。
Ic1=(Qf−Qp1)/(t2−t1)
Ic2=(Qf−Qp2)/(t2−t1)
実施例4では、蓄電装置51(図6)の充電残量に応じて充電電流を決定するため、午後の作業開始時点までに、蓄電装置51を満充電の状態まで到達させることができる。また、充電残量が多い場合には、充電残量が少ない場合に比べて、急速充電モードによる充電電流が小さくなる。このため、過度の発熱が回避され、蓄電装置51の劣化を抑制することができる。
第3の例A3は、午前の作業が長引き、作業終了時刻が定刻t1から時刻t3まで遅くなった例に相当する。第3の例A3では、充電目標時間がt2−t3となり、第1の例A1及び第2の例A2の充電目標時間より短い。第3の例A3の充電残量は、第1の例A1と同じQp1であると仮定する。第3の例A3の充電電流Ic3は、下記の式で求めることができる。
Ic3=(Qf−Qp1)/(t2−t3)
第3の例A3の充電目標時間t2−t3が、第1の例A1の充電目標時間t2−t1より短いため、第3の例A3の充電電流Ic3は、第1の例A1の充電電流Ic1より大きくなる。充電電流Ic3を大きく設定することにより、午後の作業開始時刻t2の時点で、蓄電装置51(図6)を、ほぼ満充電の状態にすることができる。実施例4においては、午前中の作業が長引いて充電目標時間が短くなった場合でも、急速充電モードの充電電流が大きくなるため、充電不足を回避することができる。
[実施例5]
図10及び図11を参照して、実施例5による充電装置10について説明する。以下、実施例3(図6、図7)との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。
図10に、実施例5による充電装置10、及び充電対象である蓄電装置51を搭載した荷役装置50のブロック図を示す。荷役装置50は、放電電気量測定装置57及び通信装
置58を含む。充電装置10は、通信装置18を含む。放電電気量測定装置57は、蓄電装置51が満充電の状態からの放電電流を積算することにより、放電電気量を算出する。算出された放電電気量は、通信装置58から充電装置10に送信される。充電装置10の制御装置11は、通信装置18を介して、荷役装置50から送信された放電電気量の算出値を受信する。荷役装置50の通信装置58と充電装置10の通信装置18との間の伝送路は、無線伝送路でもよいし、有線伝送路でもよい。制御装置11は、放電電気量の判定基準値Qtを記憶している。
図11に、実施例5による充電装置10の制御装置11で行われる処理のフローチャートを示す。充電端子14(図10)がコネクタ端子54に接続されると、ステップSD1において、充電装置10の制御装置11が、荷役装置50から放電電気量の算出値を受信する。ステップSD2において、放電電気量と判定基準値Qtとを比較する。放電電気量が判定基準値Qt以下のとき、ステップSD3において急速充電モードによる充電を行う。放電電気量が判定基準値Qtよりも多いとき、ステップSD4において通常充電モードによる充電を行う。
放電電気量が判定基準値Qt以下の状態は、蓄電装置51の開路電圧が、実施例1のステップSA2の判定で用いられる判定基準値Vt以上とみなされる状態(高電圧状態)に相当する。放電電気量が判定基準値Qtよりも多い状態は、蓄電装置51の開路電圧が判定基準値Vtよりも低いとみなされる状態(低電圧状態)に相当する。
実施例3では、蓄電装置51の内部抵抗から、内部抵抗−充電状態換算表17(図6)を用いて、現時点の充電状態を求めた。蓄電装置51が劣化すると、内部抵抗が増大するため、内部抵抗−充電状態換算表17を用いる方法だと、正確な充電状態を求めることが困難になる。実施例5では、実際の放電電気量に基づいて、急速充電モードと通常充電モードとの切換を行う。このため、ステップSD2(図11)の判定処理において、蓄電装置51の劣化の影響を受けず、より正確な判定を行うことができる。
実施例5による充電装置10のステップSD3の処理において、実施例4による充電装置10のステップSC4の処理のように、急速充電モードの充電電流の大きさを最適化してもよい。実施例5においては、実際の放電電気量に相当する充電が行われるように、充電電流を決定すればよい。実際の放電電気量に基づいて、充電電流の大きさが決定されるため、過不足の無い充電を行うことができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 充電装置
11 制御装置
12 充電回路
13 電圧センサ
14 充電端子
15 ケーブル
16 充電状態検出装置
17 内部抵抗−充電状態換算表
18 通信装置
50 荷役装置
51 蓄電装置
52 インバータ
53 モータ
54 コネクタ端子
55 車輪
56 フォーク
57 放電電気量測定装置
58 通信装置
60 商用電源
Vt 開路電圧の判定基準値
Tr 強制急速充電時間帯
SOCt 充電状態の判定基準値
Qt 放電電気量の判定基準値

Claims (7)

  1. 充電対象の蓄電装置に接続される充電端子と、
    前記充電端子に接続される蓄電装置の充電モードを制御する制御装置と
    を有し、
    前記制御装置は、
    通常充電モードと、前記通常充電モードでの充電電流よりも大きな電流で充電を行う急速充電モードとのいずれかで、前記充電端子に接続された蓄電装置に充電を行い、
    前記充電端子に接続されている蓄電装置の状態が、当該蓄電装置の開路電圧が判定基準値以上または判定基準値以上とみなされる高電圧状態か、それ以外の低電圧状態かを判定し、
    前記高電圧状態と判定されたときは前記急速充電モードで充電を行い、前記低電圧状態と判定されたときは、前記通常充電モードで充電を行う充電装置。
  2. さらに、前記充電端子に接続されている蓄電装置の充電状態を検出する充電状態検出装置を有し、
    前記制御装置は、前記充電状態検出装置で検出された検出値に基づいて、前記充電端子に接続された蓄電装置が前記高電圧状態か前記低電圧状態かを判定する請求項1に記載の充電装置。
  3. 前記制御装置は、前記急速充電モードにおいて、定電流で充電を行い、前記充電状態検出装置で検出された検出値に基づいて、前記急速充電モードで充電を行う定電流の値を決定する請求項2に記載の充電装置。
  4. 前記制御装置は、時計機能を有し、さらに、強制急速充電時間帯を記憶しており、
    前記時計機能により得られた現在時刻が、前記強制急速充電時間帯に含まれる場合には、前記充電端子に接続された蓄電装置が高電圧状態であると判定する請求項1に記載の充電装置。
  5. さらに、前記充電端子に接続される蓄電装置を搭載した荷役装置から、前記蓄電装置の放電電気量を受信する通信装置を有し、
    前記制御装置は、前記通信装置で受信された前記蓄電装置の放電電気量に基づいて、前記蓄電装置が高電圧状態か低電圧状態かを判定する請求項1に記載の充電装置。
  6. 充電対象の蓄電装置に接続される充電端子と、
    前記充電端子に接続される蓄電装置の充電モードを制御し、時計機能を有し、強制急速充電時間帯を記憶している制御装置と
    を有し、
    前記制御装置は、
    通常充電モードと、前記通常充電モードでの充電電流よりも大きな電流で充電を行う急速充電モードとのいずれかで、前記充電端子に接続された蓄電装置に充電を行い、
    前記時計機能により得られた現在時刻が、前記強制急速充電時間帯に属する場合には、前記急速充電モードで充電を行い、前記強制急速充電時間帯に属していない場合には、前記通常充電モードで充電を行う充電装置。
  7. 蓄電装置と、
    前記蓄電装置を充電する充電装置に接続するためのコネクタ端子と、
    前記蓄電装置からの放電電流に基づいて放電電気量を算出する放電電気量測定装置と、
    前記放電電気量測定装置によって算出された放電電気量を、前記充電装置に送信する通信装置と
    を有する荷役装置。
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