JP2014095352A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の運転停止後エンジンブレーキが効き過ぎて運転者が違和感を覚える不具合の発生を予防しつつ、アイドル回転を停止させるための車速の所定値を高く設定して燃費の向上を図る。
【解決手段】内燃機関100、前記内燃機関100に付随する電動機であるモータジェネレータ110、自動変速機であるCVT及び前記内燃機関100により駆動され前記CVTを作動させるための油圧を供給するオイルポンプを備えた車両に搭載され、内燃機関100のアイドリングを停止するアイドルストップを行う制御装置であるECUが、車両が減速し車速が所定値を下回ったときに内燃機関100への燃料供給を停止し、内燃機関への燃料供給を停止してから車両が停止するまでの期間に前記モータジェネレータ110により内燃機関100のクランクシャフト10を回転させる制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関、電動機、自動変速機及びこの自動変速機を作動させるための油圧を供給するオイルポンプが搭載された車両を制御する制御装置に関する。
信号待ち等、車両の一時停車時に内燃機関のアイドル回転を停止させて燃費の向上を図るアイドリングストップシステムが周知である。アイドリングストップシステムでは、車速が所定値以下で、ブレーキペダルが踏み込まれており、冷却水温及びバッテリ電圧が十分高い、といった諸条件すなわちアイドルストップ条件が成立したときに、内燃機関を自動的に停止させる(例えば、特許文献1を参照)。
ところで、この種の車両に搭載される自動変速機は、オイルポンプからの油圧の供給を受けて作動するが、このオイルポンプは、内燃機関から動力の供給を受けて作動する。従って、内燃機関が停止するとオイルポンプの作動も停止し、自動変速機による変速を行うことができなくなる。そのため、内燃機関の運転が停止する前に、再発進のための準備として自動変速比の変速比を最大(いわゆるLOWギア)にしておく制御が広く行われている。
一方、アイドル運転を停止する期間をより長くするために、アイドルストップ条件のうち車速の前記所定値を高速側に設定する要望が存在する。しかし、この要望に対応して車速の前記所定値を高速側に設定した上で前段に述べた制御を行うと、車速が高いうちに自動変速比の変速比を最大にする制御が行われる。そのため、内燃機関の運転停止後エンジンブレーキが効き過ぎて運転者が違和感を覚える不具合が発生しうる。
特開2012−117413号
本発明は以上の点に着目し、内燃機関の運転停止後エンジンブレーキが効き過ぎて運転者が違和感を覚える不具合の発生を予防しつつ、アイドル回転を停止させるための車速の所定値を高く設定して燃費の向上を図ることを目的とする。
以上の課題を解決すべく、本発明に係る車両の制御装置は、以下に述べるような制御を行う。すなわち本発明に係る車両の制御装置は、内燃機関、前記内燃機関に付随する電動機、自動変速機及び前記内燃機関により駆動され前記自動変速機を作動させるための油圧を供給するオイルポンプを備えた車両に搭載され、内燃機関のアイドリングを停止するアイドルストップを行う制御装置であって、車両が減速し車速が所定値以下となったときに内燃機関への燃料供給を停止し、内燃機関への燃料供給を停止してから車両が停止するまでの期間に前記電動機により内燃機関のクランクシャフトを回転させる制御を行う。
このようなものであれば、内燃機関への燃料供給を停止した後も、前記電動機により内燃機関のクランクシャフトを回転させ、このクランクシャフトの回転力を利用して前記オイルポンプを作動させることができる。従って、内燃機関への燃料供給を停止した後も自動変速機の変速比を大きくする制御を続行することができる。すなわち、自動変速比の変速比を緩やかに大きくすることができる。そのため、アイドル運転を停止する期間をより長くすべく前記車速の所定値を高く設定しても車速が高いうちに自動変速比の変速比を最大にする必要がなくなるので、エンジンブレーキが効き過ぎて運転者が違和感を覚える不具合の発生を予防することができる。
本発明によれば、内燃機関の運転停止後エンジンブレーキが効き過ぎて運転者が違和感を覚える不具合の発生を予防しつつ、アイドル回転を停止させるための車速の所定値を高く設定して燃費の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態における内燃機関の概略構成を示す図。 同実施形態における内燃機関及びモータジェネレータの関係を模式的に示す図。 同実施形態における駆動系の構成を示す図。 同実施形態の制御装置が実行する処理の手順を概略的に示すフローチャート。 同実施形態の制御装置が実行する制御による作用を示す概略図。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。図1に、本実施形態における車両用内燃機関100の概要を示す。本実施形態における内燃機関100は、火花点火式の4ストロークエンジンであり、複数の気筒1(図1には、そのうち一つを図示している)を具備している。各気筒1の吸気ポート近傍には、燃料を噴射するインジェクタ11を設けている。また、各気筒1の燃焼室の天井部に、点火プラグ12を取り付けてある。点火プラグ12は、点火コイルにて発生した誘導電圧の印加を受けて、中心電極と接地電極との間で火花放電を惹起するものである。
吸気を供給するための吸気通路3は、外部から空気を取り入れて各気筒1の吸気ポートへと導く。吸気通路3上には、エアクリーナ31、電子スロットルバルブ32、サージタンク33、吸気マニホルド34を、上流からこの順序に配置している。
排気を排出するための排気通路4は、気筒1内で燃料を燃焼させた結果発生した排気を各気筒1の排気ポートから外部へと導く。この排気通路4上には、排気マニホルド42及び排気浄化用の三元触媒41を配置している。
図2に示すように、本実施形態における内燃機関100には、モータジェネレータ110が付随している。このモータジェネレータ110は、内燃機関100のクランクシャフト10ひいては車両の車軸(そして、駆動輪)を回転駆動する電動機(スタータ、セルモータまたはアシストモータ)としての機能と、クランクシャフト10から駆動力の伝達を受けて発電する発電機としての機能とを両備する。
クランクシャフト10及び車軸を回転駆動する場合、モータジェネレータ110は図示しない車載バッテリから電力の供給を受ける。翻って、クランクシャフト10により回転駆動されて発電する場合には、その発電した電力を同バッテリに充電することができる。特に、モータジェネレータ110は、車両が減速するときに回生制動を行い、車両の運動エネルギを電気エネルギとして回収する。
本実施形態における内燃機関100及びモータジェネレータ110を搭載した車両は、いわゆるハイブリッド車両である。モータジェネレータ110は、巻掛伝動装置を介して内燃機関100のクランクシャフト10の一端側と接続している。内燃機関100と車軸とを繋ぐトランスミッション120は、クランクシャフト10の他端側に設置する。また、モータジェネレータ110と同じ側の外側壁に、エアコンディショナの冷媒圧縮用のコンプレッサ130を配設している。
モータジェネレータ110は、例えばインナーロータ方式のもので、永久磁石を有するロータと、ロータの外周面に対向するコイルを有するステータとを要素としてなる。ロータは、ロータ軸111の外周に固着している。ロータ軸111及びクランクシャフト10には、それぞれプーリ(または、スプロケット)112、101が固着しており、これらプーリ112、101に巻き掛けたベルト(または、チェーン)113によって、クランクシャフト10とロータ軸111との間で相互に(双方向に)回転駆動力を伝達する。
コンプレッサ130もまた、巻掛伝動装置を介して内燃機関100のクランクシャフト10の一端側と接続している。コンプレッサ130の入力軸132及びクランクシャフト10には、それぞれプーリ(または、スプロケット)133、102が固着しており、これらプーリ133、102に巻き掛けたベルト(または、チェーン)134によって、クランクシャフト10から入力軸132に回転駆動力を伝達する。ベルト134は、コンプレッサ130以外の補機である潤滑油ポンプ(図示せず)や冷却水ポンプ(図示せず)等にも駆動力を伝達することがある。なお、コンプレッサ130と入力軸132との間には、断接切換可能なマグネットクラッチ131が介在しており、エアコンディショナを稼働しないときには当該クラッチ131を切断する。
図3に、車両が備える駆動系の例を示す。この駆動系は、トルクコンバータ7及び自動変速機8、9を備えてなる。特に、本実施形態では、自動変速機8、9の構成要素として、遊星歯車機構を利用した前後進切換装置8、及び無段変速機の一種であるベルト式CVT9を採用している。
内燃機関100が出力する回転トルクは、内燃機関100のクランクシャフト10からトルクコンバータ7の入力側のポンプインペラ71に入力され、出力側のタービンランナ72に伝達される。タービンランナ72の回転は、前後進切換装置8を介してCVT9の駆動軸94に伝わり、CVT9における変速を経て従動軸95を回転させる。従動軸95の回転は、出力ギア51に伝達される。出力ギア51は、デファレンシャル装置のリングギア52と噛合し、デファレンシャル装置を介して車軸53及び駆動輪(図示せず)を回転させる。
トルクコンバータ7は、ロックアップ機構を備える。ロックアップ機構は、この分野では既知のもので、トルクコンバータ7の入力側と出力側とを相対回動不能に締結するロックアップクラッチ73と、ロックアップクラッチ73を断接切換駆動するための作動液圧(油圧)を制御するロックアップソレノイドバルブ57とを要素とする。ロックアップソレノイドバルブ57は、制御入力たる開度制御信号mを受けてその開度を変化させる流量制御弁である。
CVT9を搭載した車両においては、車速が所定値(例えば、10km/h)以上である場合、ほぼ常時トルクコンバータ7をロックアップする。車速が所定値以下となれば、トルクコンバータ7のロックアップを解除する。ロックアップ時、ロックアップクラッチ73はトルクコンバータカバー74に押し付けられ、トルクコンバータカバー74と一体となって回転する。ロックアップ時、トルクコンバータ7の入力側(のドライブプレート)に入力された機関のトルクは、トルクコンバータカバー74からロックアップクラッチ73を経由してトルクコンバータ7の出力側、ひいては前後進切換装置8に直接伝達される。ロックアップ時、トルクコンバータ7の出力側回転数の入力側回転数に対する比である速度比は1となる。
非ロックアップ時には、ロックアップクラッチ73がトルクコンバータカバー74から離反する。非ロックアップ時、トルクコンバータ7の入力側に入力された機関のトルクは、トルクコンバータカバー74からポンプインペラ71、タービン72へと伝わり、前後進切換装置8に伝達される。非ロックアップ時、トルクコンバータ7の速度比は、駆動状態に応じて1よりも小さくなったり大きくなったりする。
前後進切換装置8は、そのサンギア81がタービンランナ72と連絡し、リングギア82が駆動軸94と連絡している。プラネタリギア831を支持するプラネタリキャリア83と変速機ケースとの間には、断接切換可能な液圧クラッチたるフォワードブレーキ84を介設している。また、プラネタリキャリア83とサンギア81(または、トルクコンバータ7の出力側)との間にも、断接切換可能な液圧クラッチたるリバースクラッチ85を介設している。
走行レンジのうちのDレンジでは、フォワードブレーキ84を締結し、リバースクラッチ85を切断する。これにより、トルクコンバータ7の出力軸の回転が逆転されかつ減速されて駆動軸94に伝達され、前進走行となる。翻って、Rレンジでは、リバースクラッチ85を締結し、フォワードブレーキ84を切断する。これにより、サンギア81とプラネタリキャリア83とが一体的に回転し、トルクコンバータ7の出力軸と駆動軸94とが直結して後進走行となる。フォワードブレーキ84またはリバースクラッチ85を断接切換駆動するための作動液圧を制御するソレノイドバルブ(図示せず)は、制御信号nを受けてその開度を変化させる流量制御弁である。
非走行レンジであるNレンジ、Pレンジでは、フォワードブレーキ84及びリバースクラッチ85をともに切断する。
CVT9は、プライマリプーリ(駆動プーリ)91及びセカンダリプーリ(従動プーリ)92と、両プーリ91、92に巻き掛けられたベルト93とを要素とする。プライマリプーリ91は、駆動軸94に固定した固定シーブ911と、駆動軸91上にローラスプラインを介して軸方向に変位可能に支持させた可動シーブ912と、可動シーブ912の後背に配設された液圧サーボ913とを有しており、液圧サーボ913を操作し可動シーブ912を変位させることを通じて減速比を無段階に変更できる。並びに、セカンダリプーリ92は、従動軸95に固設した固定シーブ921と、従動軸95上にローラスプラインを介して軸方向に変位可能に支持させた可動シーブ922と、可動シーブ922の後背に配設された液圧サーボ923とを有しており、液圧サーボ923を操作し可動シーブ922を変位させることを通じてトルク伝達に必要なベルト推力を与える。ここで、プライマリプーリ91の液圧サーボ913及びセカンダリプーリ92の液圧サーボ923は、いずれも、図示しない油圧供給源からオイルポンプ61、油圧制御装置62、及び配管63、64を経て作動油の供給を受ける。前記油圧制御装置62は、プライマリプーリ91の液圧サーボ913への供給油圧を制御する常閉型のデューティソレノイド弁62a、及びセカンダリプーリ92の液圧サーボ923への供給油圧を制御する常閉型のデューティソレノイド弁62bを有する。これらデューティソレノイド弁62a、62bは、減速比制御信号nを受けてその開度を変化させる流量制御弁である。
車両には、複数の外部負荷が付随する。外部負荷の具体例として、エアコンディショナの冷媒圧縮用コンプレッサや、各種の電気負荷、例えば、エアコンディショナの送風用ブロワ、リアガラスの曇りを取るデフォッガ、オーディオ機器、カーナビゲーションシステム、照明灯(ヘッドランプ、テールランプ、フォグランプ、ウィンカ(ターンシグナルランプ)等)、冷却水を空冷するラジエータのファン、電動パワーステアリング装置等を挙げることができる。
本実施形態の制御装置たるECU(Electronic Control Unit)0は、プロセッサ、メモリ、入力インタフェース、出力インタフェース等を有したマイクロコンピュータシステムである。
入力インタフェースには、車両の実車速を検出する車速センサから出力される車速信号a、クランクシャフト10の回転角度及びエンジン回転数を検出するエンジン回転センサから出力されるクランク角信号(N信号)b、アクセルペダルの踏込量またはスロットルバルブ32の開度をアクセル開度(運転者が要求する出力、いわば要求負荷)として検出するセンサから出力されるアクセル開度信号c、シフトレバーのレンジを知得するためのセンサ(シフトポジションスイッチ)から出力されるシフトレンジ信号d、吸気通路3(特に、サージタンク33)内の吸気温及び吸気圧を検出する温度・圧力センサから出力される吸気温・吸気圧信号e、内燃機関100の冷却水温を検出する水温センサから出力される冷却水温信号f、吸気カムシャフトまたは排気カムシャフトの複数のカム角にてカム角センサから出力されるカム角信号(G信号)g、車載のバッテリの充電状態を示すバッテリ電圧、バッテリ電流及びバッテリ温度を検出するセンサから出力されるバッテリ信号h等が入力される。
出力インタフェースからは、点火プラグ12のイグナイタに対して点火信号i、インジェクタ11に対して燃料噴射信号j、スロットルバルブ32に対して開度操作信号k、モータジェネレータ110(の制御回路)に対してこれを制御するための制御信号l、ロックアップクラッチ73の断接切換用のロックアップソレノイドバルブ57に対して開度制御信号m、CVT9の液圧サーボ913、923の作動液を供給する油圧制御装置62のデューティソレノイド弁62a、62bに対して減速比制御信号n、等を出力する。制御信号lは、モータジェネレータ110をモータとして作動させるか、オルタネータとして作動させるかを指令するとともに、モータとして作動させる場合にモータジェネレータ110に対して印加する電圧(または、電流)の大きさや、オルタネータとして作動させる場合にモータジェネレータ110から出力させる電圧(または、電流)の大きさを制御する信号となる。
ECU0のプロセッサは、予めメモリに格納されているプログラムを解釈、実行し、運転パラメータを演算して内燃機関100の運転を制御する。ECU0は、内燃機関100の運転制御に必要な各種情報a、b、c、d、e、f、g、hを入力インタフェースを介して取得し、エンジン回転数を知得するとともに気筒1に充填される吸気量を推算する。そして、それらエンジン回転数及び吸気量等に基づき、要求される燃料噴射量、燃料噴射タイミング(一度の燃焼に対する燃料噴射の回数を含む)、燃料噴射圧、点火タイミング、モータジェネレータ110の出力または発電量といった各種運転パラメータを決定する。運転パラメータの決定手法自体は、既知のものを採用することが可能である。ECU0は、運転パラメータに対応した各種制御信号i、j、k、l、m、nを出力インタフェースを介して印加する。
しかして本実施形態では、ECU0は、メモリに内蔵したアイドルストップ制御プログラムをCPUが実行することにより、アイドルストップ条件が成立したか否か、具体的には車速信号aが示す車速が所定値v0、例えば10km/hを下回っており、シフトレンジ信号gが示すシフトポジションが走行レンジであり、ブレーキ踏量信号dが示すブレーキペダルの踏み込み量が所定踏み込み量以上であり、加速度信号iが示す上り勾配が上り勾配判定閾値以下である、車載バッテリ62の電圧が所定電圧以上であり、冷却水温信号fが示す内燃機関の冷却水温が所定水温以上であり、油温信号kが示す潤滑油の油温が所定油温以上であり、吸気温信号eが示す吸気温が所定吸気温以上である、等の諸条件がおしなべて成立したか否かの判定を行い、前記アイドルストップ条件が成立した場合に内燃機関の運転を停止する制御を行う。また、ECU0は、車速の低下に伴い回転数が所定の下限値に近づくと、エンジン回転数が下限値を下回らないよう、徐々にCVT9の減速比を増大させる、すなわちLOWギア側にさせる制御を行う。ここで、本実施形態では、減速時において、CVT9の減速比を、従来のものと略同様、すなわち車速が約7km/hに達したときに減速比が最大となるように制御するようにしている。
図4に、本実施形態のアイドルストップ制御プログラムによりECU0が実行する処理の手順を示す。ECU0は、車両が減速し車速が所定値v0(例えば、10km/h)以下となったことを検知した際に(ステップS1)、アイドルストップ条件が成立したか否かの判定を行う(ステップS2)。アイドルストップ条件が成立した場合には、アイドルストップ要求があったものとしてアイドルストップ制御、すなわちインジェクタ11からの燃料の噴射及び点火プラグ12による点火を中止する制御を行う(ステップS3)。それから、モータジェネレータ110によりクランクシャフト10を回転駆動し(ステップS4)、CVT9の減速比を最大(LOWギア)に達するまで増大させる制御を続行する(ステップS5)。
すなわち、図5に示すように、車速が10km/hを下回った際にはステップS2の制御が行われ、アイドルストップ条件が成立した場合にはステップS3の制御すなわちアイドルストップ制御が行われる。しかしながら、ステップS4の制御によりモータジェネレータ110からクランクシャフト10に回転駆動力が伝達されているのでCVT9が作動可能であり、ステップS5の制御によりCVT9の減速比が最大となるまで徐々に変化する。
以上に述べたように、本実施形態によれば、従来のアイドルストップ制御における車速の所定値v0を従来の7km/hより高速側の10km/hとしてアイドル運転を停止する期間を長くし、燃費の向上を図ることができる一方、アイドル運転の停止後もモータジェネレータ110からクランクシャフト10に回転駆動力が伝達することによりCVT9を作動させることにより、図5の破線に示すようにアイドル運転を停止する以前にCVT9の減速比をLOWギアにする場合の不具合の発生、すなわち内燃機関100の運転停止後エンジンブレーキが効き過ぎて運転者が違和感を覚える不具合の発生を予防することができる。さらに、モータジェネレータ110からクランクシャフト10に回転駆動力が伝達するのに用いられる電気エネルギは、減速の際の回生制動によりモータジェネレータ110が電気エネルギとして回収したものを用いるので、この際のエネルギー消費に伴う燃費の悪化を抑制することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではない。
例えば、上述した実施形態では電動機としてモータジェネレータを採用しているが、発電機能は有さずエンジンのクランクシャフトを駆動する機能のみを有するスタータモータを採用してももちろんよい。
また、上述した実施形態では車速の低下につれて自動変速機の変速機を徐々に大きくすなわちLOWギア側となるようにしているが、燃料の供給が停止された直後に自動変速機に備えた前後進切替機構のクラッチを開放して惰性で車両が走行する状態として変速比を急速に大きくすなわちLOWギア側となるようにしてもよい。
加えて、燃料の供給が停止された直後に自動変速機に備えた前後進切替機構のクラッチを開放して惰性で車両が走行する状態とし、車速の低下に応じて予め定めた変速比となるよう変速比を漸次大きくする制御、すなわち漸次LOWギア側となる制御を行うようにしてもよい。
その他、各部の具体的構成や処理の手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
100…内燃機関
0…制御装置(ECU)
110…電動機(モータジェネレータ)
61…オイルポンプ
9…自動変速機(CVT)
10…クランクシャフト
11…インジェクタ
a…車速信号

Claims (1)

  1. 内燃機関、前記内燃機関に付随する電動機、自動変速機及び前記内燃機関により駆動され前記自動変速機を作動させるための油圧を供給するオイルポンプを備えた車両に搭載され、内燃機関のアイドリングを停止するアイドルストップを行う制御装置であって、
    車両が減速し車速が所定値を下回ったときに内燃機関への燃料供給を停止し、
    内燃機関への燃料供給を停止してから車両が停止するまでの期間に前記電動機により内燃機関のクランクシャフトを回転させる制御を行うことを特徴とする車両の制御装置。
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