JP2014091621A - シート処理装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

シート処理装置、その制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】整合部の故障を検知すると、操作者に対して、シートが排出可能なように整合部を移動させるように促すことにより、シートの傷つきやジャムの発生を回避する仕組みを提供する。
【解決手段】本シート処理装置は、排出されたシートを積載するシート積載手段と、シート積載手段に積載されたシートのシート搬送方向と平行する2つの側面にそれぞれ当接して積載されたシートを整合する2つの整合部材を有する整合手段とを備え、整合手段を稼働可能であれば、整合処理を実行してシートを排出するように制御し、整合手段が稼働不可能であれば、シートの排出を中断して、操作者に対して排出するシートの幅が2つの整合部材の間隔以下となるように整合部材を移動するように促し、シートの幅が2つの整合部材の間隔以下となると、整合手段による整合処理を実行することなくシートの排出を再開するよう制御する。
【選択図】図12

Description

本発明は、積載トレイに積載されるシートを整合する機能を有するシート処理装置、その制御方法、及びプログラムに関するものである。
大量のシートを積載するシート処理装置においては、シートを高い精度で整合して排出する性能が要求されている。特許文献1には、積載トレイ上に揃え部材を設け、シート排出方向と平行なシート端面に揃え部材を接離させてシート端面の位置を揃えて集積するシート整合処理が提案されている。
特開2006−206331号公報
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する課題がある。整合板が故障し、整合板の移動ができないほどの故障の場合、整合板の間隔が排紙しようとしているシート幅の長さよりも短いと排紙時に紙と整合板が干渉するため、出力物に傷がつく、或いはジャムが発生するおそれがある。
本発明は、上述の問題に鑑みて行われたものであり、整合部の故障を検知すると、操作者に対して、シートが排出可能なように整合部を移動させるように促すことにより、シートの傷つきやジャムの発生を回避する仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、排出されたシートを積載するシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシートのシート搬送方向と平行する2つの側面にそれぞれ当接して該積載されたシートを整合する2つの整合部材を有する整合手段とを備えるシート処理装置であって、前記整合手段を稼働可能か否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記整合手段を稼働可能と判定されると、前記整合手段による整合処理を実行してシートを排出するように制御し、前記判定手段によって前記整合手段が稼働不可能と判定されると、シートの排出を中断して、操作者に対して前記シート積載手段に排出するシートの幅が前記2つの整合部材の間隔以下となるように前記整合部材を移動するように促し、前記シートの幅が前記2つの整合部材の間隔以下となると、前記整合手段による整合処理を実行することなくシートの排出を再開するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、整合部の故障を検知すると、操作者に対して、シートが排出可能なように整合部を移動させるように促すことにより、シートの傷つきやジャムの発生を回避する仕組みを提供できる。
実施形態に係る画像形成システムの主要部の断面構造を示す構成図。 実施形態に係る画像形成システム全体の制御を司るコントローラの構成を示すブロック図。 実施形態に係る画像形成装置の操作表示部400を説明する図。 実施形態に係るフィニッシャの構成を説明する図で、(A)は正面図、(B)は、シートの排出方向から見た図。 実施形態に係るフィニッシャ制御部の構成を示すブロック図。 積載トレイと整合板の位置関係を示す図で、(A)はシートの整合を行う時の整合板の状態を示す図、(B)は整合板を対比させた状態を示す図。 実施形態に係るフィニッシャにおけるシートの搬送を説明する図。 実施形態に係るソートモード時の排紙トレイ上でのシート整合動作を説明する図。 実施形態に係るシフトソートモード時の排紙トレイ上でのシート整合動作を説明する図。 実施形態に係る仕上げモードの選択画面を示す図。 実施形態に係る給紙段の選択画面を示す図。 第1の実施形態に係るフローチャート。 第2の実施形態に係るフローチャート。 第1の実施形態に係る指示画面を示す図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<全体構成>
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システムの主要部の断面構造を示す構成図である。
この画像形成システムは、画像形成装置10とシート積載装置としてのフィニッシャ500とを備えている。ここでは、画像形成装置10にフィニッシャ500が接続された状態の画像形成システム(シート処理装置)として説明する。しかしながら、本発明は、これに限定されず、シートを排出して積載する機構を備えるシート処理装置であれば適用可能である。即ち、画像形成システム、画像形成装置、及びシート積載装置は、それぞれシート処理装置の一例となりうる。画像形成装置10は、原稿から画像を読み取るイメージリーダ200、及び読み取った画像をシート上に形成(印刷)するプリンタ350を備えている。
原稿給送装置100は、原稿トレイ101上に上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ給紙し、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上の所定の取り位置を経て搬送し、その後、排紙トレイ112へ排出する。このときスキャナユニット104は所定の読取位置に固定されており、原稿が読取位置を通過するときに、その原稿の画像がスキャナユニット104により読み取られる。原稿が読取位置を通過する際に、原稿がスキャナユニット104のランプ103の光で照射され、原稿からの反射光がミラー105、106、107を介してレンズ108に導かれる。このレンズ108を通過した光は、イメージセンサ109の撮像面に結像され、画像データに変換されて出力される。イメージセンサ109から出力された画像データは、プリンタ350の露光部110にビデオ信号として入力される。
プリンタ350の露光部110は、イメージリーダ200から入力されたビデオ信号に基づいて変調したレーザ光を出力する。このレーザ光は、ポリゴンミラー119により走査されながら感光ドラム111上に照射され、感光ドラム111には、その走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。この感光ドラム111上の静電潜像は、現像器113から供給される現像剤によって現像され可視像化される。
印刷に使用されるシートは、プリンタ350に装備されている給紙段114或いは給紙段115から、ピックアップローラ127或いは128の回転により1枚ずつ取り出される。こうして取り出されたシートは、給紙ローラ129或いは給紙ローラ130の回転によりレジストローラ126の位置まで搬送される。図1では説明のため、給紙段を2つだけ示しているが、プリンタ350はこれら以外に不図示の給紙段を備えていてもよい。また図示しないオプション給紙装置をプリンタ350に接続することで、給紙段を増設することが可能な構成であってもよい。こうしてシートの先端がレジストローラ126の位置まで達したところで、レジストローラ126が所定のタイミングで回転駆動され、そのシートを感光ドラム111と転写部116との間に搬送する。これにより感光ドラム111に形成された現像剤像は、その給紙されたシート上(シートの第1面上)に転写部116により転写される。こうして現像剤像が転写されたシートは定着部117に搬送され、定着部117は、そのシートを加熱及び加圧することによって、シート上に画像を定着させる。定着部117を通過したシートは、フラッパ121及び排出ローラ118を経てプリンタ350から外部(フィニッシャ500)に向けて排出される。またシートの両面に画像形成を行う場合には、シートは反転パス122を介して両面搬送パス124へ搬送され、再度、レジストローラ126の位置まで搬送される。そして、感光ドラム111によって転写部116に形成された第2面用の画像を、シートの第2面に転写する。その後、画像が転写されたシートは定着部117に搬送され、シート上の画像は、定着部117によって定着される。定着部117を通過したシートは、フラッパ121及び排出ローラ118を経てプリンタ350から外部(フィニッシャ500)に向けて排出される。
<コントローラ>
次に、図2を参照して、本画像形システム全体の制御を司るコントローラユニット90の構成について説明する。
コントローラユニット90は、図2に示すように、CPU回路部900を有し、CPU回路部900は、CPU901、ROM902、RAM903を内蔵する。また、コントローラユニット90は、記憶部961を有する。CPU901は、本画像形システム全体の基本制御を行うCPUであり、制御プログラムが書き込まれたROM902と処理を行うためのRAM903がアドレスバス、データバスにより接続されている。CPU901は、ROM902に格納されている制御プログラムにより各制御部911、921、922、904、931、941、951を総括的に制御する。RAM903は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
原稿給送制御部911は、原稿給送装置100をCPU回路部900からの指示に基づき駆動制御する。イメージリーダ制御部921は、上述のスキャナユニット104、イメージセンサ109などに対する駆動制御を行い、イメージセンサ109から出力された画像信号を画像信号制御部922に転送する。画像信号制御部922は、イメージセンサ109からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換した後に各処理を施し、このデジタル信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部931に出力する。また、コンピュータ905から外部I/F904を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施し、このデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部931に出力する。この画像信号制御部922による処理動作は、CPU回路部900により制御される。
プリンタ制御部931は、入力されたビデオ信号に基づき露光部110、プリンタ350を制御し、画像形成、シート搬送を行う。フィニッシャ制御部951はフィニッシャ500に搭載され、CPU回路部900と情報のやり取りを行うことによってフィニッシャ全体の駆動制御を行う。この制御内容については後述する。操作表示制御部941は、操作表示部400とCPU回路部900との間で情報のやり取りを行う。操作表示部400は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部などを有する。各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部900に出力するとともに、CPU回路部900からの信号に基づき対応する情報を操作表示部400に表示する。記憶部961は、HDD等で構成されており、印刷対象の画像データや、CPU901によって実行されるソフトウェアプログラムを記憶する。
<操作表示部>
図3は、実施形態に係る画像形成装置の操作表示部400を説明する図である。
操作表示部400には、画像形成動作を開始させるためのスタートキー402、画像形成動作を中断するためのストップキー403、置数設定等を行うテンキー404〜413、クリアキー415、リセットキー416などが配置されている。また、上部にタッチパネルが形成された表示部420が配置されており、この表示部420の画面上にソフトキーを作成可能となっている。
この画像形成装置では、後処理モードとして、ノンソート、ソート、シフトソート、ステイプルソート(綴じモード)などの各処理モードを有する。このような処理モードの設定などは、操作表示部400からの入力操作により行われる。例えば、後処理モードを設定する際には、図3に示す初期画面でソフトキーである「仕上げ」キー417を選択すると、メニュー選択画面が表示部420に表示され、このメニュー選択画面を用いて処理モードの設定が行われる。
<フィニッシャ>
次に、フィニッシャ500の構成を図4を参照して説明する。図4は、実施形態に係るフィニッシャ500の構成を説明する図である。図4(A)はフィニッシャ500を正面から見た図であり、図4(B)は、フィニッシャ500の積載トレイ(シート積載手段)700、701をシートの排出方向側から見た図である。
まず図4(A)を参照して説明する。
フィニッシャ500は、画像形成装置10から排出されたシートを順に取り込み、取り込んだ複数のシートを整合して1つの束に束ねる処理、束ねたシート束の後端をステイプルで綴じるステイプル処理などの後処理を行う。フィニッシャ500は、画像形成装置10から排出されたシートを搬送ローラ対511により搬送パス520に取り込む。搬送ローラ対511により内部に取り込まれたシートは、搬送ローラ対512、513、514を介して搬送される。搬送パス520上には、搬送センサ570、571、572、573が設けられており、それぞれシートの通過を検出している。搬送ローラ対512は、搬送センサ571とともにシフトユニット580に備え付けられている。
シフトユニット580は、後述するシフトモータM5(図5)により、シートの搬送方向に直交するシート幅方向へシートを移動させることが可能である。搬送ローラ対512がシートを挟持している状態で、シフトモータM5を駆動することにより、シートを搬送しながら、そのシートを幅方向にオフセットすることができる。シフトソートモードでは、部ごとにシート束の位置が幅方向へずらされる。オフセット量としては、例えば、幅方向の中心位置に対して手前側に15mm(手前シフト)、或いは奥側に15mm(奥シフト)が設定される。シフト指定がない場合は、シートは手前シフトと同じ位置に排出される。
フィニッシャ500は、搬送センサ571からの入力により、シートがシフトユニット580を通過したことを検知すると、シフトモータM5(図5)を駆動させて、シフトユニット580をセンター位置へと戻す。搬送ローラ対513と514の間には、搬送ローラ対514によって反転搬送されるシートをバッファパス523に導く切替フラッパ540が配置されている。切替フラッパ540は後述するソレノイドSL1(図5)により駆動される。
搬送ローラ対514と515の間には、上排紙パス521または下排紙パス522に搬送するかを切り替える切替フラッパ541が配置されている。切替フラッパ541は後述するソレノイドSL1により駆動される。切替フラッパ541が上排紙パス521側に切り替わると、バッファモータM2(図5)により回転駆動される搬送ローラ対514により、シートは上排紙パス521へ導かれる。そして、シートは、排紙モータM3(図5)により回転駆動される搬送ローラ対515により積載トレイ(排紙トレイ)701へ排出される。上排紙パス521上には搬送センサ574が設けられており、シートの通過を検出している。また切替フラッパ541が下排紙パス522側に切り替わると、バッファモータM2により回転駆動される搬送ローラ対514により、シートは下排紙パス522へ導かれる。そのシートは更に、排紙モータM3により回転駆動される搬送ローラ対516〜518により処理トレイ630へ導かれる。下排紙パス522上には搬送センサ575、576が設けられており、シートの通過を検出している。処理トレイ630へ導かれたシートは、束排紙モータM4(図5)により回転駆動される束排紙ローラ対680により、後処理モードに応じて、処理トレイ630上または積載トレイ700上へ排出される。
また、積載トレイ701上には、図4(B)に示すように、積載トレイ701に排紙されたシートの両方の側端に当接してシートの幅方向を揃えるための整合部材である整合板711a(第1の整合部材)、711b(第2の整合部材)が配置されている。なお、シートの両方の側端とは、シート搬送方向に平行する側面である。これら整合板711a、711bは、図4(A)では、符号711で示している。同様に、積載トレイ700上には、積載トレイ700に排紙されたシートのシート幅方向を揃えるための整合板710a、710bが配置されている。これら整合板710a、710bは、図4(A)では、符号710で示している。これら整合板710a、710bは、それぞれ後述する下トレイ整合モータM11、M12(図5)により、シート幅方向に移動可能であり、図4(A)で、整合板710aが手前側、整合板710bが奥側に配置されている。また整合板711a、711bは、それぞれ後述する上トレイ整合モータM9、M10(図5)によって同様に駆動され、図4(A)で、整合板711aが手前側、整合板711bが奥側に配置されている。また整合板710、711は、実際に整合処理を行う整合位置(図6(A))と、待機状態にある待機位置(図6(B))との間を、整合板軸713を中心に上下に移動される。この移動は、それぞれ後述する上トレイ用の整合板昇降モータM13(図5)、下トレイ用の整合板昇降モータM14(図5)によって行われる。
積載トレイ700及び701は、後述のトレイ昇降モータM15、16(図5)により昇降可能となっている。後述の紙面検知センサ720及び721(図4(A))により、トレイまたはトレイ上のシートの最上面が検出される。フィニッシャ500は、紙面検知センサ720、721からの入力に応じて、トレイ昇降モータM15、16を回転駆動することで、常に前述のトレイまたはトレイ上のシートの最上面が一定の位置になるように制御する。また、積載トレイ700及び701上のシートの有無は、紙有無センサ730或いは731(図4(A))により検出される。
<フィニッシャ制御部>
次に、フィニッシャ500を駆動制御するフィニッシャ制御部951の構成について図5を参照して説明する。図5は、実施形態に係るフィニッシャ制御部951の構成を示すブロック図である。
フィニッシャ制御部951は、CPU952、ROM953、RAM954等を備えている。フィニッシャ制御部951は、CPU回路部900と通信を行い、コマンドの送受信やジョブの情報、シートの受け渡し通知などのデータ交換を行い、ROM953に格納されている各種プログラムを実行してフィニッシャ500の駆動制御を行う。次にフィニッシャ500に備えられた各種入出力に関して説明する。
フィニッシャ500は、シートの搬送のために、搬送ローラ対511〜513を回転駆動する入口モータM1、バッファモータM2、排紙モータM3、シフトモータM5、ソレノイドSL1、SL2、搬送センサ570〜576を備えている。また、フィニッシャ500は、処理トレイ630(図4(A))の各種部材を駆動する手段として、束排紙ローラ対680を駆動する束排紙モータM4を備えている。また、フィニッシャ500は、処理トレイ630(図4(A))の各種部材を駆動する手段として、整合部材641(図4(A))を駆動する整合モータM6、M7、揺動ガイドを昇降駆動する揺動ガイドモータM8を備えている。また、フィニッシャ500は、積載トレイ700、701を昇降させるためのトレイ昇降モータM15、M16、紙面検知センサ720、721(図4(A))、紙有無センサ730、731を備えている。またフィニッシャ500は、積載トレイ上のシートの整合動作ための上トレイ整合モータM9、M10、下トレイ整合モータM11、M12、上トレイ整合板昇降モータM13、下トレイ整合板昇降モータM14を備えている。また、図5に示すように、フィニッシャ500は、M9〜M14の故障を検知する故障検知センサ740、及び741を備えている。故障検知センサ740、741は、モータM9〜M14の駆動に応じて、整合板が正常に動作しているかを判定することができるセンサであれば光学的なセンサであっても、メカ的なセンサであってもよい。
<ソート動作>
次に、ソートモードのシートの流れについて図3、図7、図8及び図10、11を参照して説明する。ユーザが画像形成装置10の操作表示部400において、図3に示す初期画面で「用紙選択」キー418を押下すると、図11に示すような給紙段選択画面が表示部420に表示される。ここでユーザは、ジョブに使用するシートを選択する。ここでは、給紙段1の「A4」サイズを選択するものとする。図11は、給紙段の選択画面の一例を示す図で、ここでは「A4」サイズが選択されている。
また、ユーザが画像形成装置10の操作表示部400において、図3に示す初期画面でソフトキーである「仕上げ」キー417を選択すると、図10(A)に示すような仕上げメニュー選択画面が表示部420に表示される。ここで、図10(A)で、ユーザが「ソート」キーを選択した状態でOKボタンを押下すると、ソートモードが設定される。
また、部毎にシート束をオフセットさせる場合には、図10(A)で、ユーザが「シフト」キーを選択した状態でOKボタンを押下するとシフトモードが設定される。
ユーザによりソートモードが指定されて、ジョブが投入されると、CPU回路部900のCPU901は、フィニッシャ制御部951のCPU952に、シートのサイズ、ソートモードが選択されていることなど、そのジョブに関する情報を通知する。尚、本実施形態では、1つの印刷ジョブでシートが排出された後、次の印刷ジョブで印刷されたシートに対して、前のジョブのシートとは排出位置が異なるようにシフト動作が行われる。このような印刷ジョブ毎のシフト動作をジョブ間シフトと称す。
図7は、実施形態に係るフィニッシャにおけるシートの搬送を説明する図で、前述の図4(A)と共通する部分は同じ記号で示している。
画像形成装置10からフィニッシャ500へシートPが排出される際、CPU回路部900のCPU901は、フィニッシャ制御部951のCPU952にシートの受け渡しを開始することを通知する。更に、CPU901は、フィニッシャ制御部951のCPU952にシートPのシフト情報、シート幅情報等のシート情報を通知する。CPU952は、シートの受け渡し開始の通知を受け取ると、入口モータM1、バッファモータM2、排紙モータM3を回転駆動する。その結果、図7に示す搬送ローラ対511、512、513、514、515が回転駆動され、画像形成装置10から排出されたシートPはフィニッシャ500内に取り込まれて搬送される。搬送センサ571がシートPを検知すると、搬送ローラ対512がシートPを挟持したことになるので、CPU952は、シフトモータM5を駆動することによりシフトユニット580を移動させ、シートを幅方向へオフセットさせる。CPU901から通知されたシート情報のうちシフト情報が「シフト指定なし」であれば、一律、手前側15mmにオフセットさせる。
切替フラッパ541がソレノイドS1により図7で示す位置に回転駆動されると、シートPは上排紙パス521に導かれる。そして搬送センサ574でシートPの後端の通過が検知されると、CPU952は、搬送ローラ対515が、シートPが積載に適した速度で搬送されるように排紙モータM3を回転駆動して、シートPを積載トレイ701上に排出させる。
次に、手前シフト動作を例にソートモード時の整合動作を、図8を用いて説明する。この整合動作は図10(c)で整合処理が選択されているときに処理される動作である。整合処理が選択されていなければ整合動作は適用されない。図8は、積載トレイ701をシートの排出方向側から見た場合の整合板711a、711bの位置を説明する図である。
図8(A)に示すように、一対の整合板711a、711bは、ジョブ開始前は初期位置に待機している。ジョブが開始されると、図8(B)に示すように、手前側の整合板711aは、積載トレイ701の中心位置から、シート幅の半分の長さW/2にシフト量Zを加算した距離離れた手前側シート端位置X1から所定退避量Mだけ離れた整合待機位置に移動する。そして整合板711aは、シートが排出されるまで、この整合待機位置で待機している。一方、奥側の整合板711bは、積載トレイ701の中心位置から、シート幅の半分の長さW/2にシフト量Zを減算した距離だけ離れた奥側シート端位置X2から所定退避量Mだけ離れた整合待機位置に待機している。そして、シートPが積載トレイ701に排出され所定時間が経過したら、図8(C)に示すように、手前側の整合板711aが積載トレイの中心方向に所定押込量2Mだけ移動し、停止している奥側の整合板711bにシートPを突き当てる。その結果、シートPは、退避量Mだけ整合板711b側へ移動される。こうしてシートPを整合板711bに突き当てて所定時間が経過すると、整合板711aを図8(D)に示すように整合待機位置に退避する。このとき、シート幅方向で、整合板711aをシートPから離れる方向へ退避量Mの2倍の量である2Mだけ退避し、次のシートが積載トレイ701に排出されるまで待機する。ここでオフセット量Zが15mm、退避量Mが5mmの場合、整合動作時に、手前側の整合板711aはシートPを5mm押しこむので、整合動作後のシートのオフセット量は10mmになる。以上の動作を繰り返すことにより、積載トレイ701にシートPが排出される毎にシートPの整合が行われる。
<シフトソート動作>
次に、図3、図7、図9及び図10を参照して、シフトソートモードのシートの流れについて説明する。図10(B)に示す仕上げメニュー選択画面にて、「ソート」キー及び「シフト」キーが選択された状態で、OKキーが押下された場合、シフトソートモードが設定される。
ユーザによりシフトソートモードが指定されて、ジョブが投入されると、ノンソートモード時と同様に、CPU回路部900のCPU901は、フィニッシャ制御部951のCPU952に、シフトソートモードが選択されたことを通知する。以下では、1つの「部」を構成するシートの枚数が3枚のシフトソートモードの動作について説明する。
画像形成装置10からフィニッシャ500へシートPが排出される際、CPU回路部900のCPU901は、フィニッシャ制御部951のCPU952にシートの受け渡しを開始することを通知する。CPU952は、シートの受け渡し開始の通知を受け取ると、入口モータM1、バッファモータM2、排紙モータM3を駆動する。その結果、図7に示すように、搬送ローラ対511、512、513、514、515が回転駆動され、画像形成装置10から排出されたシートPはフィニッシャ500内に取り込まれて搬送される。搬送センサ571により搬送ローラ対512がシートPを挟持したことを検知すると、CPU952は、シフトモータM5を駆動することによりシフトユニット580を移動させ、シートをオフセットさせる。CPU901から通知されたシートのシフト情報が「手前」であれば、手前側15mmに、「奥」であれば奥側15mmにオフセットさせる。
切替フラッパ541は、ソレノイドS1により図示の位置に回転駆動され、シートPは上排紙パス521に導かれる。搬送センサ574でシートPの後端の通過を検知したら、CPU952は、搬送ローラ対515が積載に適した速度で回転するように排紙モータM3の駆動し、積載トレイ701にシートPを排出させる。
シフト時の整合板の動作を、シフト方向が手前から奥に変更された場合を例に図9を用いて説明する。図9は積載トレイ701をシート排出方向側から見た時の図である。図9(A)に示すように、手前側の整合板711aの退避動作が終了したら、図9(B)に示すように、整合板711a、711bは積載トレイ701から離れる方向へ所定量だけ離間する。次に、整合板711a、711bは、シート幅方向における次のシートの整合待機位置へ移動する。図9(C)に示すように、手前側の整合板711aは積載トレイ701の中心位置から、シート幅の半分の長さW/2にシフト量Zを減算した距離離れた手前側のシート端位置X1から所定退避量M離れた整合待機位置に移動する。奥側の整合板711bは積載トレイ701の中心位置から、シート幅の半分の長さW/2にシフト量Zを加算した距離離れた奥側のシート端位置X2から所定退避量M離れた整合待機位置に移動する。整合待機位置への移動が終了したら、図9(D)に示すように、整合板711a、711bは積載トレイ701に近づく方向に所定量移動し、シートが積載トレイ701に排出されるまで待機する。この時、整合板711aは既積載シートの上面と当接している。
図9(E)に示すように、シートPが積載トレイ701に排出されてから所定時間経過すると、図9(F)に示すように、整合板711bが積載トレイ中心方向に所定押込量2M移動し、整合板711aにシートPを突き当てる。その状態で、所定時間経過すると、図9(G)に示すように、整合板711bが積載トレイ中心とは反対方向に所定押込量2M退避し、次のシートが積載トレイ701に排出されるまで待機する。
以上のようにシフト方向に変更があった場合は、一旦整合板を積載トレイから上方向へ離間し、整合位置を変更してから下降し、積載トレイにシートが排出される毎にシートを整合する。
<積載トレイ(排紙トレイ)の選択>
図10(A)に示す仕上げメニュー選択画面にて、「排紙先選択」キーを選択すると図10(C)に示すような排紙先の選択画面が表示部420に表示される。ここでユーザが排紙先を選択しOKキーを押すと排紙先が選択され、図10(A)に示すような仕上げメニュー選択画面が表示部420に表示される。
<第1の実施形態>
<整合部故障時の排紙動作>
以下では、図12及び図14を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。まず、図12を参照して、CPU901、及びフィニッシャ制御部951のCPU952が実行する本実施形態としての処理の流れについて説明する。ここでは上トレイに排紙する場合を例として挙げる。CPU901はROM902に格納されたプログラムに従って動作し、CPU952はROM953に格納されたプログラムに従って動作する。図12のフローチャートは、操作表示部400のスタートキー402が押された場合、または外部のコンピュータ905から印刷指示と画像データを受け付けた場合に開始される。
S1201において、画像形成装置10のCPU952は、印刷処理を開始する。具体的に、CPU952は、操作表示部400のスタートキー402が押された場合、スキャナユニット104に原稿の画像を読み取らせ、読み取られた原稿の画像を記憶部961に記憶する。そして、シートに印刷すべき画像データが準備できたら、シートごとに印刷を開始する。一方、外部のコンピュータ905から印刷指示と画像データを受け付けた場合、画像データを記憶部961に記憶する。そして、シートに印刷すべき画像データが準備できたら、シートごとに印刷を開始する。S1202において、CPU952は、故障検知センサ740により上トレイ整合モータM9、M10(以下では、整合部と称する。)の故障の有無(整合部が稼働可能か又は稼働不可能か)を判断する。整合部に故障が無い場合は、S1203に進む。S1202において、整合部に故障があると判断された場合、S1204へ進む。例えば、上トレイに排紙している場合、CPU952は故障検知センサ740から故障の有無を判断する。具体的には、CPU952が上トレイ整合モータM9、M10に稼働指示を与えているのに動作しない、上トレイ整合モータM9、M10が稼働しているのに整合板の位置が変化しない状態を故障検知センサ740が検知した場合に整合部に故障があると判断する。
S1203において、CPU901は、整合部が故障していないため、通常通り、排紙シートに対して整合動作を行うようにフィニッシャ制御部951を制御し、S1210に進む。一方、S1204において、CPU952は、CPU901から通知されたシート情報からシート幅Wを取得し、整合板の間隔Dを計算し、シート幅Wと整合板の間隔Dを比較する。シート幅が整合板の間隔以下(W≦D)の場合、S1205へ進む。シート幅が整合板の間隔より長い(W>D)場合、S1206へ進む。ここで、CPU952は、現在の整合板711a、711bの位置を取得し、D=||X1−X2||を計算することで整合板の間隔Dを取得する。整合板が整合待機位置にあるときに故障した場合、整合板の間隔D=W+2Mとなり、整合板が整合動作中に故障した場合、W≦D≦W+2Mの範囲で変動する。
S1205において、CPU901は、排紙シートに対して整合動作を行わないようにフィニッシャ制御部951を制御し、排紙を行い、S1210に進む。一方、S1206において、CPU901は、プリンタ制御部931、フィニッシャ制御部951を制御し、印刷及び排紙動作を中断し、S1207へ進む。S1207において、CPU901は、操作表示制御部941を制御し、表示画面に図14に示す画面1400を表示する。そして、S1208へ進む。S1208において、CPU901は、故障検知センサ740によって、ユーザが整合板の位置を、排紙する紙が干渉しない位置に移動したことを検知されると、つまり、シート幅W≦整合板の間隔Dとなる場合、S1209へ進む。S1208において、CPU901は、ユーザによって整合板の位置を排紙する紙が干渉しない位置に移動されるまでS1208を繰り返し実行する。具体的には、CPU952はシート幅Wと整合板の間隔Dと比較し、W≦Dとなるまで待機し続ける。
例えば、CPU901は、操作表示制御部941を制御し、表示画面に図14に示す画面を表示する。そして、CPU901は、操作表示制御部941を制御し、確認ボタン1401を押下できない状態にする。次に、CPU952は、CPU901から通知されたシート情報からシート幅Wを取得し、整合板の間隔Dを計算する。W≦Dとなった場合に、CPU901は、操作表示制御部941を制御し、表示画面1400の確認ボタン1401を押下できる状態(選択可能)に変更する。CPU901は、確認ボタン1401が押下されたことを検出することで、S1209へ進む。あるいは、確認ボタン1401を設けず、CPU901はW≦Dであると判断できた時点で、自動的にS1209へ進むようにしてもよい。
S1209において、CPU901は、プリンタ制御部931、フィニッシャ制御部951を制御し、印刷及び排紙を再開し、S1205へ進む。S1205において、CPU901は、排紙シートに対して整合動作を行わないようにフィニッシャ制御部951を制御し、排紙を行い、S1210に進む。
S1210において、CPU901は、全てのページ(シート)が排紙されたか否かを判定する。排紙された場合は、ジョブを終了する。一方、S1210においてまだ排紙中であると判定されると、S1201へ戻り、CPU901及びCPU952は一連の処理を行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、整合部(整合板)が故障した場合に、故障時に整合板の間隔とシート幅を比較し、比較結果に従って排出動作を切り替える。具体的には、比較結果が整合板の間隔よりもシート幅の方が長い場合に、現在実行している印刷動作及び排紙動作を中断し、操作者に対して、整合板が排出されるシートに干渉しない位置まで移動させるように促すよう報知する。その後、整合板が操作者によって移動されると、中断していた印刷動作及び排紙動作を再開する。これにより、本実施形態は、整合部が故障した場合に、整合板と出力用紙の干渉にともなう障害(ジャムや出力物への傷)を回避することができる。なお、上述した実施形態では、S1202で整合動作部が稼働可能であると判定する前にS1201で印刷処理を開始する例を説明した。しかしながら、本発明はこれに限らず、整合動作部が稼働可能であると判定した後に、印刷を開始するようにしてもよい。また、S1204でシート幅が整合板の間隔以下(W≦D)であると判定する前にS1201で印刷処理を開始する例を説明した。しかしながら、本発明はこれに限らず、S1202で整合動作部が稼働可能であると判定し、S1204でシート幅が整合板の間隔以下(W≦D)であると判定した後に、印刷を開始するようにしてもよい。
<第2の実施形態>
<整合部故障時の排紙動作>
以下では、図13を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。上記第1の実施形態では、故障の度合いに関わらず、シートの整合動作を行わず排紙していた。本実施形態では、整合動作部の故障の度合いに応じて可能な整合動作を切り替えることで、整合モータ故障時であっても積載性の向上をできるだけ行うものである。例えば、整合モータの故障により整合動作制御(細かな素早い整合板の制御)できないが、整合板位置を移動すること(動きの大きい整合板の制御)は可能である場合には、整合板を排紙ガイドとして制御することで故障時であっても積載性向上を図ることができる。本実施形態の処理を図13のフローチャートを用いて説明する。ここでは上トレイに排紙する場合を例に挙げる。図13のフローチャートは、操作表示部400のスタートキー402が押された場合、または外部のコンピュータ905から印刷指示と画像データを受け付けた場合に開始される。
S1301において、画像形成装置10のCPU952は印刷処理を開始する。具体的に、CPU952は、操作表示部400のスタートキー402が押された場合、スキャナユニット104に原稿の画像を読み取らせ、読み取られた原稿の画像を記憶部961に記憶する。そして、シートに印刷すべき画像データが準備できたら、シートごとに印刷を開始する。一方、外部のコンピュータ905から印刷指示と画像データを受け付けた場合、画像データを記憶部961に記憶する。そして、シートに印刷すべき画像データが準備できたら、シートごとに印刷を開始する。S1302において、CPU952は、故障検知センサ740により整合部の故障の有無を検知し、整合板の位置が移動可能かどうか判断する。整合板の位置が移動可能であると判断されると、S1303へ進む。整合部に故障があり、整合板の位置が移動不可能であると判断されると、S1306へ進む。故障判断手法としては、例えば、上トレイ整合モータM9、M10の状態と故障検知センサ740により故障が検知されたタイミングで位置移動が可能か否か判断する。具体的には、CPU952が整合板の初期位置から整合板待機位置へ移動制御を行う際に整合部の故障が検知された場合、位置移動制御が不可能であると判断する。故障の例としては、CPU952が上トレイ整合モータM9、M10に稼働指示を与えているのに動作しない、上トレイ整合モータM9、M10が稼働しているのに整合板の位置が変化しないなどが挙げられる。
S1303において、CPU952は、故障検知センサ740により整合動作の故障の有無を検知し、整合板の整合動作制御が可能かどうか判断する。整合板の整合動作制御が可能であると判断された場合はS1304へ進む。整合部に故障があり、整合板の整合動作制御が不可能であると判断された場合はS1305へ進む。故障判断手法としては、例えば、上トレイ整合モータM9、M10の状態と故障検知センサ740により故障が検知されたタイミングで位置移動が可能か否か判断する。具体的には、CPU952が整合板の整合動作制御を行う際に整合部の故障が検知された場合、整合動作制御が不可能であると判断する。また、モータの種類によってはモータを動かすための電圧を見て、整合動作時であるか移動制御の故障であるか判断してもよい。
S1304において、CPU901は、排紙シートに対して整合動作を行うようにフィニッシャ制御部951を制御し、S1316に進む。一方、S1305において、CPU952は、CPU901から通知されたシート情報からシート幅Wを取得し、整合板を移動し排紙ガイドとして使用するように排紙制御を行い、S1316に進む。例えば、トレイの中心位置+シフト量Zを中心位置として整合板の間隔D=Wとなるように整合板711a、711bの位置X1、X2を移動させる。CPU952は整合板711a、711bを排紙ガイド部材として整合板の間に排紙されるように排紙制御を行う。このとき、排紙位置の誤差E(E>0)とガイドによる積載性を考慮して、整合板の間隔D=W+Eとゆとりを持たせてもよい。
S1306以降に関しては、図12のS1204〜S1210と説明が重複する部分があるため、その差分についてのみ説明する。即ち、S1311乃至S1315の処理は、図12のS1205乃至S1209の処理と同様であるため、説明を省略する。
S1307において、CPU952は、故障検知センサ740により整合部の故障の有無を検知し、整合板の整合動作制御が可能かどうか判断する。整合板の整合動作制御が可能であると判断された場合、S1308へ進む。整合部に故障があり、整合板の整合動作制御が不可能であると判断された場合、S1310へ進む。S1308において、CPU952はCPU901から通知されたシート情報からシート幅Wを取得し、整合板の間隔Dを計算し、シート幅Wと整合板の間隔Dの比較を行う。ここで、整合板の間隔D=W+2Mとする。シート幅W+2M=整合板の間隔Dの場合、S1309へ進む。ここで、Mとは、整合板が排出されたシートの搬送方向に平行する側面を叩く処理(整合処理)を実行するための整合部が稼働可能な距離ほど、当該側面から離れた位置を示す。即ち、ここでは、2つの整合部材がそれぞれ、両サイドの側面からそれぞれMほど離れる必要があるため、シート幅に対して2Mを加えている。なお、Mの値は、整合部材の仕様によって任意の値に設定される。一方、シート幅W+2M≠整合板の間隔Dの場合は、S1310へ進む。S1309において、整合部が故障していても整合動作は可能であり、シート幅の位置に整合部が位置する場合なので、CPU901は、排紙シートに対して整合動作を行うようにフィニッシャ制御部951を制御する。
S1310は、整合部が故障していても整合動作は可能であるが、適切な整合板間隔で無いためシートの整合ができない、或いは、整合動作によって出力物に傷が付く可能性がある場合のステップである。S1310において、CPU901は、排紙シートに対して整合動作を行わないようにフィニッシャ制御部951を制御する。S1311〜S1316までは図12のS1205〜1210までと共通であるため説明は省略する。
以上説明したように、本実施形態におけるシート処理装置は、何らかの原因で整合部が故障した場合に、整合板の位置が移動可能か否か、整合動作が可能か否かに基づいて、整合動作を切り替える。具体的には、本実施形態に係るシート処理装置は、整合板の位置移動が可能で、整合動作が可能な場合は、通常通り整合動作を行い、整合板の位置移動が可能で、整合動作が不可能な場合は、整合板を排紙処理のガイド位置に移動させてガイド部材として使用する。また、シート処理装置は、整合板の位置移動が不可能で、整合動作が可能な場合には、整合板が整合処理の位置に存在すれば整合動作を実行し、そうでなければ整合動作を実行しないように制御する。このように、本実施形態では、上記第1の実施形態の整合部の故障の判定において、さらに、整合板の位置移動が可能であるか否かのみ基づいて、その後の整合動作を切り分けることにより、より詳細な整合動作の制御を行うことができる。
なお、本実施形態では、S1301で印刷処理を開始する例を説明した。しかしながら、本発明はこれに限らず、1枚目のシートの印刷に関しては、S1304や、S1305、S1309、S1310、S1314で印刷処理を開始してもよい。
<その他の実施形態>
本発明は、上記実施形態に限らず様々な変形が可能である。上記実施形態では、上トレイである積載トレイ701において整合部が故障した場合に当該積載トレイ701上での制御について説明した。しかしながら、本発明は、これに限らず、例えば、上トレイにおける整合部が故障した場合に、シートの排出先を下トレイである積載トレイ700に切り替えてもよい。この場合、上記実施形態において、整合部の故障により整合なしで排紙する場合に、可能であれば下トレイに切り替えるよう制御してもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (9)

  1. 排出されたシートを積載するシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシートのシート搬送方向と平行する2つの側面にそれぞれ当接して該積載されたシートを整合する2つの整合部材を有する整合手段とを備えるシート処理装置であって、
    前記整合手段を稼働可能か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記整合手段を稼働可能と判定されると、前記整合手段による整合処理を実行してシートを排出するように制御し、前記判定手段によって前記整合手段が稼働不可能と判定されると、シートの排出を中断して、操作者に対して前記シート積載手段に排出するシートの幅が前記2つの整合部材の間隔以下となるように前記整合部材を移動するように促し、前記シートの幅が前記2つの整合部材の間隔以下となると、前記整合手段による整合処理を実行することなくシートの排出を再開するよう制御する制御手段と
    を備えることを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記判定手段によって前記整合手段が稼働不可能と判定されると、前記シート積載手段に排出するシートの幅と、前記2つの整合部材の間隔とを比較する比較手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記比較手段の比較の結果、前記シートの幅が前記2つの整合部材の間隔以下の場合は前記整合手段による整合処理を実行することなくシートを排出するよう制御し、前記シートの幅が前記2つの整合部材の間隔より長い場合はシートの排出を中断して、操作者に対して前記シートの幅が前記2つの整合部材の間隔以下となるように前記整合部材を移動するように促し、前記シートの幅が前記2つの整合部材の間隔以下となると、前記整合手段による整合処理を実行することなくシートの排出を再開するよう制御することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記判定手段は、さらに、前記整合部材の位置が移動可能か否かを判定し、
    前記制御手段は、前記整合部材の位置が移動可能で、かつ、前記整合手段が稼働不可能である場合は、前記整合部材を移動させて、前記シート積載手段にシートを排出する際のガイド部材として使用することを特徴とする請求項3に記載のシート処理装置。
  4. 前記制御手段は、さらに、
    前記整合部材の位置が移動不可能で、かつ、前記整合手段を稼働可能な場合には、前記2つの整合部材の間隔が前記整合手段を稼働可能な長さであれば、前記整合処理を実行するように制御し、前記2つの整合部材の間隔が前記整合手段が稼働不可能な長さであれば、前記整合処理を実行しないように制御することを特徴とする請求項3に記載のシート処理装置。
  5. 前記制御手段は、さらに、
    前記整合部材の位置が移動不可能であり、かつ、前記シートの幅が前記2つの整合部材の間隔より長い場合は、シートの排出を中断して、操作者に対して前記シートの幅が前記2つの整合部材の間隔以下となるように前記整合部材を移動するように促し、前記シートの幅が前記2つの整合部材の間隔以下となると、前記整合手段による整合処理を実行することなくシートの排出を再開するよう制御することを特徴とする請求項3又は4に記載のシート処理装置。
  6. 前記制御手段は、シートの排出を中断して、操作者に対して前記シートの幅が前記2つの整合部材の間隔以下となるように前記整合部材を移動するように促すための表示画面を表示部に表示し、前記表示画面に表示されたボタンが選択されると、前記整合手段による整合処理を実行することなくシートの排出を再開するよう制御し、
    前記ボタンは、前記シートの幅が前記2つの整合部材の間隔以下となると選択可能となることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のシート処理装置。
  7. 前記制御手段は、さらに、前記整合手段による整合処理を実行することなくシートを排出させることに代えて、他のシート積載手段にシートを排出させて、該他のシート積載手段に積載されたシートのシート搬送方向と平行する2つの側面にそれぞれ当接して該積載されたシートを整合する2つの整合部材を有する他の整合手段を用いて整合処理を実行するよう制御することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のシート処理装置。
  8. 排出されたシートを積載するシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシートのシート搬送方向と平行する2つの側面にそれぞれ当接して該積載されたシートを整合する2つの整合部材を有する整合手段とを備えるシート処理装置の制御方法であって、
    判定手段が、前記整合手段を稼働可能か否かを判定する判定ステップと、
    制御手段が、前記判定ステップにて前記整合手段を稼働可能と判定されると、前記整合手段による整合処理を実行してシートを排出するように制御し、前記判定ステップにて前記整合手段が稼働不可能と判定されると、シートの排出を中断して、操作者に対して前記シート積載手段に排出するシートの幅が前記2つの整合部材の間隔以下となるように前記整合部材を移動するように促し、前記シートの幅が前記2つの整合部材の間隔以下となると、前記整合手段による整合処理を実行することなくシートの排出を再開するよう制御する制御ステップと
    を実行することを特徴とするシート処理装置の制御方法。
  9. 請求項8に記載されたシート処理装置の制御方法における各ステップを、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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