JP2014086113A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理用プログラム及び情報記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のビデオカメラからの画像データを一画像ストリーム化する場合において、一画像ストリーム化された画像データに対する補正処理の内容に応じて適切に当該補正処理を行うことが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】複数のカメラ1A乃至カメラ4Aから画像データをそれぞれ取得すると共に各取得した画像データを切り換えて切換画像データSswを生成する切換部5と、生成された切換画像データSswに対して既定の補正処理を施す補正部7と、生成された補正画像データSmを構成するフレーム画像のうち、補正処理に対応して特定されるフレーム画像を選択する間引き部8と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理用プログラム及び情報記録媒体の技術分野に属する。より詳細には、取得された情報に対して所定の処理を行う情報処理装置及び情報処理方法、並びに当該情報処理装置用のプログラム及び当該プログラムが記録された情報記録媒体の技術分野に属する。
一般に施設等における防犯に用いられる防犯システムでは、複数のビデオカメラにより撮像された画像を用いて所望の監視等を行うと共に、撮像された画像に相当する画像データを一定時間分記録しておくことが行われる。
ここで、複数のビデオカメラから得られる画像データを全て記録する場合には、例えばビデオカメラごとにレコーダ(それぞれ別個の記録媒体を含む)を接続しなければならず、結果的に防犯システム全体として高価となってしまうと共に、操作/保守も複雑になるという問題点がある。
そこでこの問題点を解決するために、複数のビデオカメラから得られる画像データを順次切り換え、一つの画像ストリームとした上でそれを記録媒体に記録する構成が検討されている。この構成の場合、複数のビデオカメラからの各画像データの全てを記録することは不可能となるが、例えば切り換えの間隔を短くする等の工夫により、防犯システムの使用目的として問題のない範囲で一画像ストリーム化を実現することができると考えられる。
一方、防犯システムとしての効果を向上させるためには、各ビデオカメラから得られる画像データをなるべく高画質で記録したり表示したりすることが求められる。そしてこのためには、当該各画像データに対して所定の方法により高画質化のための補正処理を施すことが考えられる。このような補正処理としてより具体的には、例えば各画像データのコントラストを補正して高画質化した上で記録する補正処理が挙げられる。
そしてこのような補正処理を施す場合でも、複数のビデオカメラからの画像データを切り換えて例えばバッファメモリに一時的に記憶させた上でそのバッファメモリからの読み出しタイミングをその補正処理に合わせて調整することで、一画像ストリーム化した場合でも必要な補正処理を施すことが可能となる。このようなバッファメモリとしては、例えばいわゆるFIFO(First in First out)型のメモリ等が挙げられる。このようにバッファメモリを構成に加えることで、簡易/安価な構成で且つ高画質の防犯システムを実現することができる。ここで、このようなバッファメモリを備える画像処理システムとしては、例えば下記特許文献1及び特許文献2に開示されている技術がある。
特開2003−274156号公報 特開平4−72972号公報
しかしながら上述した各特許文献に記載された構成によると、例えば、上記のような高画質化のための補正処理として、直前に取得した画像データの解析結果を用いてそれに後続する画像データを補正するといった補正処理の場合には、十分な高画質化が図れない場合があるという問題点があった。この問題点については、一画像ストリーム化により、補正に用いられる画像データを出力したビデオカメラが、補正対象となっている画像データを出力したビデオカメラと異なっている場合、結果的に内容が全く異なる画像データの内容を用いて他の画像データを補正することになることが原因の一つと考えられる。
そこで、本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題は、複数のビデオカメラからの画像データを一画像ストリーム化する場合において、当該一画像ストリーム化された画像データに対する補正処理の内容に応じて適切に当該補正処理を行うことが可能な情報処理装置及び情報処理方法、並びに当該情報処理装置用のプログラム及び当該プログラムが記録された情報記録媒体を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の取得元から情報をそれぞれ取得する切換部等の取得手段と、各前記取得した情報を用いて、当該各取得した情報の部分を時系列に沿ってそれぞれ含む複合情報を生成する切換部等の生成手段と、前記生成された複合情報に対して、予め設定された処理を施して処理情報を生成する補正部等の処理手段と、前記生成された処理情報を構成する処理情報単位のうち、前記処理に対応して特定される特定情報単位を選択する間引き部等の選択手段と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、複数の取得元から情報をそれぞれ取得する取得工程と、各前記取得した情報を用いて、当該各取得した情報の部分を時系列に沿ってそれぞれ含む複合情報を生成する生成工程と、前記生成された複合情報に対して、予め設定された処理を施して処理情報を生成する処理工程と、前記生成された処理情報を構成する処理情報単位のうち、前記処理に対応して特定される特定情報単位を選択する選択工程と、を含む。
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、複数の取得元から情報をそれぞれ取得する切換部等の取得手段を備える情報処理装置に含まれるコンピュータを、各前記取得した情報を用いて、当該各取得した情報の部分を時系列に沿ってそれぞれ含む複合情報を生成する生成手段、前記生成された複合情報に対して、予め設定された処理を施して処理情報を生成する処理手段、及び、前記生成された処理情報を構成する処理情報単位のうち、前記処理に対応して特定される特定情報単位を選択する選択手段、として機能させる。
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の情報処理用プログラムが請求項7に記載の前記コンピュータにより読取可能に記録されている。
請求項1又は請求項6乃至請求項8のいずれか一項に記載の発明によれば、複数の情報の部分からなる複合情報に対する既定の処理により生成された処理情報を構成する処理情報単位のうち、当該処理に対応した特定情報単位を選択する。よって、複合情報に対して施される処理に対応した特定情報単位を選ぶことで、当該処理に応じて所望される処理情報単位を選択することができる。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記取得元はカメラ等の撮像手段であり、前記取得された情報は複数のフレーム画像からなる画像データであり、前記生成手段は、各前記取得した画像データの前記フレーム画像を順次切り換えて出力する切換部等の切換手段であり、前記処理は、前記複合情報を構成する各前記フレーム画像をそれぞれ補正して前記処理情報を生成する補正処理であって、当該補正処理の対象となる前記フレーム画像に対して前記複合情報において一つ前以前の前記フレーム画像である前フレーム画像に基づいて、当該対象となる前記フレーム画像を補正する補正処理であり、前記選択手段は、前記前フレーム画像の前記取得元たる前記撮像手段と、前記対象となる前記フレーム画像の前記取得元たる前記撮像手段と、が同一である場合の当該対象となる前記フレーム画像に相当する前記処理情報単位を前記特定情報単位として選択するように構成される。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、取得元が撮像手段であり、取得された情報が複数のフレーム画像からなる画像データであり、生成手段が各取得した画像データのフレーム画像を順次切り換えて出力する切換手段とされている。またフレーム画像に施される処理が、処理の対象となるフレーム画像を前フレーム画像に基づいて補正する補正処理とされる。このとき、前フレーム画像の取得元と、補正処理の対象となるフレーム画像の取得元と、が同一である場合の当該対象となるフレーム画像に相当する処理情報単位が特定情報単位として選択される。よって、上記の補正処理を処理情報に対して行う場合でも、取得元が同じフレーム画像に対する補正処理の結果を用いて良好に補正されたフレーム画像を選択することができる。
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報処理装置において、前記生成手段は、前記切換手段と、前記出力されたフレーム画像を当該出力順に記憶すると共に、記憶時の速度の二倍の読出速度で且つ一つの前記フレーム画像が連続するように当該一つのフレーム画像を二回繰り返しながら読み出し、前記複合情報として出力するフレームバッファ等のバッファ手段と、により構成されており、前記選択手段は、前記バッファ手段から出力されて前記補正処理が施された前記処理情報に含まれる前記処理情報単位のうち、二回繰り返して出力された二つの前記フレーム画像における後者の当該フレーム画像に相当する前記処理情報単位を、前記既定単位として選択するように構成される。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用に加えて、生成手段が切換手段とバッファ手段とにより構成されている。そして、バッファ手段から二回繰り返して出力された二つのフレーム画像における後者のフレーム画像に相当する処理情報単位を特定情報単位として選択するので、良好に補正されたフレーム画像を簡易な構成で選択することができる。
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の情報処理装置において、前記補正処理は、各前記フレーム画像のコントラストをそれぞれ補正して前記処理情報を生成する補正処理であって、前記前フレーム画像に基づいて前記対象となる前記フレーム画像のコントラストを補正する補正処理であるように構成される。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は請求項3に記載の発明の作用に加えて、補正処理が各フレーム画像のコントラストを補正する補正処理であるので、取得元が同じフレーム画像を用いることによりコントラストが良好に補正されたフレーム画像を選択することができる。
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報処理装置において、各前記選択された特定情報単位を一つの記録媒体に記録する記録部等の記録手段を更に備える。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、それぞれ選択された特定情報単位を一つの記録媒体に記録するので、複合情報に対して施される処理に応じて所望される処理情報単位を一つの記録媒体に記録することができる。
本発明によれば、複数の情報の部分からなる複合情報に対する既定の処理により生成された処理情報を構成する処理情報単位のうち、当該処理に対応した特定情報単位を選択する。
従って、複合情報に対して施される処理に対応した特定情報単位を選ぶことで、当該処理に応じて所望される処理情報単位を選択することができ、当該処理の内容に応じて適切に当該処理を行うことができる。
第1実施形態に係る防犯カメラシステムの概要構成を示すブロック図等であり、(a)は当該ブロック図であり、(b)は当該防犯カメラシステムにおける記録処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る防犯カメラシステムの記録処理を例示する概念図である。 第2実施形態に係る防犯カメラシステムの概要構成を示すブロック図等であり、(a)は当該ブロック図であり、(b)は当該防犯カメラシステムにおける記録処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る防犯カメラシステムの記録処理を例示する概念図である。
次に、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお以下に説明する各実施形態は、四台のカメラによりそれぞれ撮像された画像データを順次取得して記録する防犯カメラシステムに対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
(I)第1実施形態
始めに、本発明に係る第1実施形態について図1及び図2を用いて説明する。なお図1は第1実施形態に係る防犯カメラシステムの概要構成を示すブロック図等であり、図2は当該防犯カメラシステムにおける間引き処理を含む第1実施形態に係る記録処理を例示する概念図である。
図1(a)に示すように第1実施形態に係る防犯カメラシステムS1は、それぞれの撮像範囲を撮像してアナログ信号である画像データSp1乃至画像データSp4を出力するカメラ1A乃至カメラ4Aと、A/D(Analog/Digital)コンバータ1B乃至A/Dコンバータ4Bと、切換部5と、例えばFIFOメモリ等の一時記憶メモリからなるフレームバッファ6と、第1実施形態に係る補正処理を実行する補正部7と、第1実施形態に係る間引き処理を実行する間引き部8と、書込/読出制御部9と、記録部10と、制御部11と、同期部12と、例えばハードディスク又はカード型固体メモリ等からなる不揮発性の記録媒体Dと、により構成されている。このとき、カメラ1A及びA/Dコンバータ1Bにより第1チャンネルCH1を構成し、カメラ2A及びA/Dコンバータ2Bにより第2チャンネルCH2を構成している。またカメラ3A及びA/Dコンバータ3Bにより第3チャンネルCH3を構成し、カメラ4A及びA/Dコンバータ4Bにより第4チャンネルCH4を構成している。
なお上記の構成うち、カメラ1A乃至カメラ4Aが本発明に係る「撮像手段」の一例にそれぞれ相当し、切換部5が本発明に係る「切換手段」の一例、「生成手段」の一例及び「取得手段」の一例にそれぞれ相当する。またフレームバッファ6が本発明に係る「バッファ手段」の一例に相当し、補正部7が本発明に係る「処理手段」の一例に相当する。更に間引き部8が本発明に係る「選択手段」の一例に相当し、記録部10が本発明に係る「記録手段」の一例にそれぞれ相当する。
この構成において例えばカメラ1A及びカメラ4Aは、防犯対象たる建物の屋外に設置されており、例えばその入口や通用口等をそれぞれの撮像範囲としている。一方カメラ2A及びカメラ3Aは、例えば当該建物の屋内のいずれかの部屋がその撮像範囲となるように設置されている。
ここで、各カメラ1A乃至カメラ4Aから出力される画像データSp1乃至画像データSp4は、複数のフレーム画像によりそれぞれ構成されている。そして各カメラ1A乃至カメラ4Aからの各フレーム画像の出力タイミングは、同期部12から出力される同期信号Ssyにより各カメラ1A乃至カメラ4Aについて同期が取られている。次にA/Dコンバータ1B乃至A/Dコンバータ4Bは、これら画像データSp1乃至画像データSp4をフレーム画像ごとにそれぞれデジタル化し、デジタル画像データSp1d乃至デジタル画像データSp4dを生成して切換部5にそれぞれ出力する。このときデジタル画像データSp1d乃至デジタル画像データSp4dの出力タイミングも、上記同期信号Ssyにより各デジタル画像データについて同期が取られていることになる。なおこの同期信号Ssyは制御部11にも出力されている。
そして切換部5は、同期信号Ssyに基づいて制御部11により生成された切換制御信号Scに基づき、第1チャンネルCH1乃至第4チャンネルCH4からのデジタル画像データSp1d乃至デジタル画像データSp4dのいずれか一つを順次選択してそれに切り換え、切換画像データSswとしてフレームバッファ6に出力する。このとき切換部5における選択/切り換えの順序は、例えば、第1チャンネルCH1→第2チャンネルCH2→第3チャンネルCH3→第4チャンネルCH4→第1チャンネルCH1→第2チャンネルCH2→…の順とされる。なお以下に示す各実施形態の説明において、デジタル画像データSp1d乃至デジタル画像データSp4dに共通した事項を説明する場合、これらを纏めて適宜「デジタル画像データSpd」と称する。またカメラ1A乃至カメラ4Aに共通した事項を説明する場合、これらを纏めて適宜「カメラ1」と称する。
これらによりフレームバッファ6は、切換部5から出力されてきた切換画像データSsw(換言すれば、順次切り換えられて出力された、デジタル画像データSp1d乃至デジタル画像データSp4dのいずれか)を、書込/読出制御部9からの制御信号Scに基づいてその出力順に一時的に記憶する。その後フレームバッファ6は、同様に制御信号Scに基づいて、記憶した切換画像データSswを、記憶時の速度に対して二倍速で、読出画像データSbfとして読み出して補正部7に出力する。このときフレームバッファ6は、後ほど詳述するように、一フレーム分のデジタル画像データSpdを二回連続して繰り返しながら、上記した二倍速で読出画像データSbfとして読み出す。
次に補正部7は、出力されてきた読出画像データSbf内の各フレーム画像に対して、例えばコントラスト補正等の予め設定されている補正処理を施し、当該フレーム画像ごとの補正画像データSmとして間引き部8に出力する。このとき補正部7は当該補正処理として、読出画像データSbfに含まれているフレーム画像の順に、n番目(nは自然数。以下、同様)のフレーム画像の解析結果を用いてn+1番目のフレーム画像に対する補正処理を施す。ここで、読出画像データSbfには元々デジタル画像データSp1d乃至デジタル画像データSp4dのいずれかであったフレーム画像が含まれているため、n番目のフレーム画像とn+1番目のフレーム画像とで、出力元であるチャンネルCHが異なる場合があることになる。
これらにより間引き部8は、制御部11からの制御信号Scdに基づいて、補正画像データSmを構成するフレーム画像の中から、上記補正部7における補正処理に対応して予め設定されている所定のフレーム画像を間引き、当該間引き後のフレーム画像を間引き後画像データStとして記録部10に出力する。換言すれば間引き部8は、上記補正処理に対応して予め設定されている上記所定のフレーム画像以外のフレーム画像を選択し、当該選択されたフレーム画像を含む間引き後画像データStを生成して記録部10に出力する。このとき第1実施形態に係る間引き部8は、補正画像データSmを構成するフレーム画像の中から、異なるチャンネルCHから出力された画像データ内のフレーム画像の解析結果を用いて補正されたフレーム画像を間引く。即ち第1実施形態に係る間引き部8は、同一のチャンネルCHから出力された画像データ内のフレーム画像の解析結果を用いて補正された(当該同一のチャンネルCHから出力された)フレーム画像を含む上記間引き後画像データStを生成して記録部10に出力する。そして記録部10は、出力されてきた間引き後画像データStに対して所定のフォーマット化処理等を施し、記録データSrを生成して記録媒体Dに記録する。
一方書込/読出制御部9は、制御部11からの制御信号Sccに基づき、上記制御信号Scを生成してフレームバッファ6に出力する。これによりフレームバッファ6における切換画像データSswの記憶タイミング、及び上記した二倍速による読出画像データSbfの読出タイミングが制御されることになる。
更に制御部11は、同期信号Ssyに基づき、デジタル画像データSp1d乃至デジタル画像データSp4dの切換タイミングを制御するための上記切換制御信号Schを生成して切換部5に出力する。これに加えて制御部11は、上記同期信号Ssyに基づいて、書込/読出制御部9を制御して上記制御信号Scを出力させるための制御信号Sccを生成して上記書込/読出制御部9に出力すると共に、上記制御信号Scdを生成して間引き部8に出力する。なお、制御部11により統括制御される第1実施形態に係る間引き処理等については、後ほど図1(b)及び図2を用いて詳説する。
以上の一連の処理により、四台のカメラ1A乃至カメラ4Aからの画像データが、切換部5により時系列的に順次切り換えられ、一つの画像ストリームとして記録媒体Dに記録される。
次に、上述した構成を備える防犯カメラシステムS1における第1実施形態に係る間引き処理を含む記録処理について、より具体的に図1(b)及び図2を用いて説明する。なお以下に示す各実施形態の説明において、第1チャンネルCH1乃至第4チャンネルCH4に共通した事項を説明する場合、これらを纏めて適宜「チャンネルCH」と称する。また複数のフレーム画像について共通した説明を行う場合、符号を用いずに単に「フレーム画像」と称する。更に図2において、横軸は時間の経過を示している。
図1(b)に示すように、第1実施形態に係る記録処理では、初めに切換部5において、各チャンネルCHからのデジタル画像データSp1d乃至デジタル画像データSp4dが入力(取得)される(図1(b)ステップS1)。このステップS1の処理としては、例えば図2に例示するように、デジタル画像データSp1dを構成するフレーム画像1−1、フレーム画像1−2、…、フレーム画像1−8、…と、デジタル画像データSp2dを構成するフレーム画像2−1、フレーム画像2−2、…、フレーム画像2−8、…と、デジタル画像データSp3dを構成するフレーム画像3−1、フレーム画像3−2、…、フレーム画像3−8、…と、デジタル画像データSp4dを構成するフレーム画像4−1、フレーム画像4−2、…、フレーム画像4−8、…と、が相互に同期した状態で切換部5に入力されてくることになる。
次に切換部5において、制御部11からの制御信号Schに基づき、入力されているデジタル画像データSp1d乃至デジタル画像データSp4dが、それぞれ一フレーム画像ずつ切り換えられて選択され、各フレーム画像を含む切換画像データSswが生成されてフレームバッファ6に出力される(図1(b)ステップS2)。このステップS2の処理としては図2に例示するように、デジタル画像データSp1dの最初のフレーム画像1−1から順に、一フレーム画像ずつ、デジタル画像データSp2dのフレーム画像2−2、デジタル画像データSp3dのフレーム画像3−3、及びデジタル画像データSp4dのフレーム画像4−4がそれぞれ選択されることにより、デジタル画像データSp1d乃至デジタル画像データSp4dが一フレーム画像ずつ一巡して選択され、当該選択されたフレーム画像により切換画像データSswが生成される。また次の一巡として、デジタル画像データSp1dに戻ってフレーム画像1−5から順に、一フレーム画像ずつ、デジタル画像データSp2dのフレーム画像2−6、デジタル画像データSp3dのフレーム画像3−7、及びデジタル画像データSp4dのフレーム画像4−8がそれぞれ選択されることにより、デジタル画像データSp1d乃至デジタル画像データSp4dが更に一フレーム画像ずつ選択され、当該選択されたフレーム画像により、後続する切換画像データSswが生成される。このように各フレーム画像が切り換えられて切換画像データSswが生成される様子を、図2では太い実線矢印で示している。
次にフレームバッファ6に出力された切換画像データSswを構成する各フレーム画像は、書込/読出制御部9からの制御信号Scに基づく記憶タイミングで順次にフレームバッファ内に記憶される(図1(b)ステップS3)。その後当該記憶されたフレーム画像は、書込/読出制御部9からの制御信号Scに基づく読出タイミングで、一フレーム画像を二回連続して繰り返しながら、読出画像データSbfとして読み出されて補正部7に出力される(図1(b)ステップS4)。即ち図2において、切換画像データ「Ssw」及び読出画像データ「Sbf」としてそれぞれ例示するように、先ず切換画像データSswを構成するフレーム画像1−1について、二倍速で二つの同じフレーム画像1−1を連続して読み出して読出画像データSbfとして出力する。また続けて同様にフレーム画像2−2について、二倍速で二つの同じフレーム画像2−2を連続して読み出して読出画像データSbfとして出力する。以下同様にして続けて、二倍速で、二つのフレーム画像3−3、二つのフレーム画像4−4、二つのフレーム画像1−5、二つのフレーム画像2−6、二つのフレーム画像3−7及び二つのフレーム画像4−8をそれぞれ連続して読み出して、読出画像データSbfとして出力する。
次に補正部7は、上述したように予め設定されている補正処理として、読出画像データSbfに含まれているフレーム画像の順に、n番目のフレーム画像の解析結果を用いてn+1番目のフレーム画像に対する補正処理を施し、当該フレーム画像ごとの補正画像データSmとして間引き部8に出力する(図1(b)ステップS5)。即ち補正部7では、図2において白抜き矢印及びハッチング矢印それぞれの根元部分にあるフレーム画像の解析結果を用いて、当該白抜き矢印及びハッチング矢印それぞれの先端部分にあるフレーム画像の例えばコントラストを補正する補正処理を行う。より具体的には、図2に例示するように、例えば読出画像データSbfに含まれている一番目のフレーム画像1−1の解析結果を用いて二番目のフレーム画像1−1を補正して補正画像データSmを構成させる。また例えば、読出画像データSbfに含まれている二番目のフレーム画像1−1の解析結果を用いて一番目のフレーム画像2−2を補正して補正画像データSmを構成させる。更に読出画像データSbfに含まれている一番目のフレーム画像2−2の解析結果を用いて二番目のフレーム画像2−2を補正して補正画像データSmを構成させる。以下同様にして上記白抜き矢印及びハッチング矢印で示される関係で、補正部7における補正処理が順次実行されて補正画像データSmが生成される。
ここで図2においては、ハッチング矢印で示される補正処理により補正されたフレーム画像はハッチングにより示されているが、これらのフレーム画像については、補正処理に用いられる解析結果の元となったフレーム画像の取得元たるカメラ1と、その解析結果を用いて補正されるフレーム画像の取得元たるカメラ1とが異なっている。そしてこの場合、解析結果の基礎たるフレーム画像の取得元とその解析結果を用いた補正処理の対象となるフレーム画像の取得元とが異なる(即ち相互に関連がないか、又は関連が極めて小さい)ことに起因して、当該補正処理の対象たるフレーム画像における当該補正処理が、例えば不十分であったり反対に過度であったりする場合がある。これに対して、白抜き矢印で示される補正処理により補正されたフレーム画像は同様に白抜きにより示されているが、これらのフレーム画像については、補正処理に用いられる解析結果の元となったフレーム画像の取得元と、その解析結果を用いて補正されるフレーム画像の取得元とが同一である。そしてこの場合、解析結果の基礎たるフレーム画像の取得元とその解析結果を用いた補正処理の対象となるフレーム画像の取得元とが同一なので、当該補正処理の対象たるフレーム画像における当該補正処理が適切であることになる。
そこで、上記補正画像データSmが入力される間引き部8では、制御部11からの制御信号Scdに基づき、補正処理が適切に行われていると予測されるフレーム画像、即ち図2に示す補正画像データSmにおいて白抜きで示されているフレーム画像1−1、フレーム画像2−2、フレーム画像3−3、フレーム画像4−4、フレーム画像1−5、フレーム画像2−6、フレーム画像3−7及びフレーム画像4−8を選択し、間引き後画像データStとして記録部10に出力して記録媒体Dへの記録処理に供させる。換言すれば間引き部8は、(残りの)ハッチングで示されているフレーム画像1−1、フレーム画像2−2、フレーム画像3−3、フレーム画像4−4、フレーム画像1−5、フレーム画像2−6、フレーム画像3−7及びフレーム画像4−8を補正画像データSmから間引いて間引き後画像データStを生成する。
その後、補正処理が適切に行われていると予測されるフレーム画像のみからなる間引き後画像データStが入力されている記録部10は、当該間引き後画像データStに対して上記所定のフォーマット化処理等を施し、記録データSrとして記録媒体Dに記録する(図1(b)ステップS7)。
その後制御部11は、防犯カメラシステムS1全体の電源スイッチがオフとされたか否かを判定する(図1(b)ステップS8)。ステップS8の判定において当該電源スイッチがオフとされた場合、制御部11は第1実施形態に係る記録処理を終了させる。一方ステップS8の判定において上記電源スイッチがオフとされていない場合(図1(b)ステップS8;NO)、引き続き各チャンネルCHからの次のフレーム画像のデジタル画像データSpdが切換部5を介して取得され(図1(b)ステップS1)、その取得されたデジタル画像データSpdに対して上述してきた切り換え処理、一時記憶/読出処理、補正処理、間引き処理及び記録処理が実行される。
以上説明したように、第1実施形態に係る防犯カメラシステムS1における間引き処理を含む記録処理によれば、複数のカメラ1A乃至カメラ4Aから取得されたフレーム画像からなる切換画像データSswに対する補正処理により生成された補正画像データSmを構成するフレーム画像のうち、当該補正処理が適切に行われていると予測されるフレーム画像を選択するので、切換画像データSswに対して施される補正処理に対応したフレーム画像を選ぶことで、当該補正処理に応じて所望されるフレーム画像を選択することができる。
また、切換画像データSswに含まれるフレーム画像に施される補正処理が、補正処理の対象となるフレーム画像を直前のフレーム画像に基づいて補正する補正処理とされる場合に、間引き部8は、当該直前のフレーム画像の取得元と、補正処理の対象となるフレーム画像の取得元と、が同一である場合の当該対象となるフレーム画像を選択する。よって、上記の補正処理を補正画像データSmに対して行う場合でも、取得元が同じフレーム画像に対する補正処理の結果を用いて良好に補正されたフレーム画像を選択することができる。
更に、フレームバッファ6から二回繰り返して出力された同一の二つのフレーム画像における後者のフレーム画像に対して補正処理を施したものを選択するので、良好に補正されたフレーム画像を簡易な構成で選択することができる。
更にまた、補正処理が各フレーム画像のコントラストを補正する補正処理である場合に、取得元が同じフレーム画像を用いることによりコントラストが良好に補正されたフレーム画像を選択することができる。
また、それぞれ選択された(間引き後の)間引き後画像データStを一つの記録媒体Dに記録するので、切換画像データSswに対して施される補正処理に応じて所望される補正処理後のフレーム画像を一つの記録媒体Dに記録することができる。
なお上述した第1実施形態では、補正部7における補正処理としてコントラスト補正を用いた場合について説明したが、これ以外に、直前のフレーム画像に基づいて対象のフレーム画像についての処理が行われるのであれば、他の補正処理、或いは補正処理以外の他の処理をフレーム画像について施す場合に本発明を適用することも可能である。
(II)第2実施形態
次に、本発明に係る他の実施形態である第2実施形態について図3及び図4を用いて説明する。なお図3は第2実施形態に係る防犯カメラシステムの概要構成を示すブロック図等であり、図4は当該防犯カメラシステムにおける間引き処理を含む第2実施形態に係る記録処理を例示する概念図である。また図3(a)において、図1(a)を用いて説明した第1実施形態に係る防犯カメラシステムS1と同一の構成部材については、同一の部材番号を付して細部の説明は省略する。更に図3(b)において、図1(b)を用いて説明した第1実施形態に係る防犯カメラシステムS1における記録処理と同一の処理についても、同一のステップ番号を付して細部の説明は省略する。
以下に説明する第2実施形態に係る防犯カメラシステムと上述してきた第1実施形態に係る防犯カメラシステムS1とを比較した場合、第2実施形態に係る防犯カメラシステムでは、第1実施形態に係る防犯カメラシステムS1におけるフレームバッファ6を用いずに、第2実施形態に係る間引き処理を含む記録処理を実行する。
図3(a)に示すように、第2実施形態に係る防犯カメラシステムS2は、第1実施形態に係る防犯カメラシステムS1と同様の第1チャンネルCH1乃至第4チャンネルCH4、切換部5、補正部7、記録部10、制御部11、同期部12及び記録媒体Dの他に、第1実施形態に係る防犯カメラシステムS1における間引き部8に代えて間引き部20を備えている。更に防犯カメラシステムS2としては、第1実施形態に係る防犯カメラシステムS1に備えられていたフレームバッファ6及び書込/読出制御部9は、備えていない。また、切換部5から出力された切換画像データSswは補正部7に直接出力されている。
この構成において補正部7は、第1実施形態に係る防犯カメラシステムS1の補正部7と同様に、出力されてきた切換画像データSsw内の各フレーム画像に対して、例えばコントラスト補正等の予め設定されている補正処理を施し、当該フレーム画像ごとの補正画像データSmとして間引き部20に出力する。このとき補正部7は当該補正処理として、切換画像データSswに含まれているフレーム画像の順に、n番目のフレーム画像の解析結果を用いてn+1番目のフレーム画像に対する補正処理を施す。この補正処理では第1実施形態の場合と同様に、n番目のフレーム画像とn+1番目のフレーム画像とで、出力元であるチャンネルCHが異なる場合があることになる。
これらにより間引き部20は、第1実施形態に係る防犯カメラシステムS1と同様に、制御部11からの制御信号Scdに基づいて、補正画像データSmを構成するフレーム画像の中から予め設定されている所定のフレーム画像を間引き、間引き後画像データStとして記録部10に出力する。このとき第2実施形態に係る間引き部20は、第1実施形態に係る間引き部8と同様に、補正画像データSmを構成するフレーム画像の中から、異なるチャンネルCHから出力された画像データ内のフレーム画像の解析結果を用いて補正されたフレーム画像を間引く。そして記録部10は、出力されてきた間引き後画像データStに対して所定のフォーマット化処理等を施し、記録データSrを生成して記録媒体Dに記録する。
一方制御部11は、同期信号Ssyに基づき、第1実施形態に係る防犯カメラシステムS1の制御部11と同様に切換制御信号Schを生成して切換部5に出力すると共に、上記制御信号Scdを生成して間引き部20に出力する。なお、制御部11により統括制御される第2実施形態に係る間引き処理等については、後ほど図3(b)及び図4を用いて詳説する。
以上の一連の処理により、四台のカメラ1A乃至カメラ4Aからの画像データが、切換部5により時系列的に順次切り換えられ、一つの画像ストリームとして記録媒体Dに記録される。
次に、上述した構成を備える防犯カメラシステムS2における第2実施形態に係る記録処理について、より具体的に図3(b)及び図4を用いて説明する。
図3(b)及び図4に示すように、第2実施形態に係る記録処理では、初めに、第1実施形態に係る記録処理と同様のステップS1の処理が実行されてデジタル画像データSp1d乃至デジタル画像データSp4dが入力(取得)される(図3(b)ステップS1)。
次に切換部5において、制御部11からの制御信号Schに基づき、入力されているデジタル画像データSp1d乃至デジタル画像データSp4dが、それぞれ連続する二つのフレーム画像ずつ切り換えられて選択され、各フレーム画像を含む切換画像データSswが生成されて補正部7に出力される(図3(b)ステップS10)。このステップS2の処理としては図2に例示するように、デジタル画像データSp1dの最初の二つのフレーム画像1−1及びフレーム画像1−2から順に、各デジタル画像データSpdについて二フレーム画像ずつ、即ちデジタル画像データSp2dのフレーム画像2−3及びフレーム画像2−4、デジタル画像データSp3dのフレーム画像3−5及びフレーム画像3−6、並びにデジタル画像データSp4dのフレーム画像4−7及びフレーム画像4−8がそれぞれ選択されることにより、デジタル画像データSp1d乃至デジタル画像データSp4dが二フレーム画像ずつ一巡して選択され、当該選択されたフレーム画像により切換画像データSswが生成される。これ以降は、同様の二フレーム画像ずつの選択と当該選択されたフレーム画像を含む切換画像データSswの生成が繰り返される。このように二フレーム画像ずつ切り換えられて切換画像データSswが生成される様子を、図4では太い実線矢印で示している。
次に補正部7は、上述した補正処理として、切換画像データSswに含まれているフレーム画像の順に、n番目のフレーム画像の解析結果を用いてn+1番目のフレーム画像に対する補正処理を施し、当該フレーム画像ごとの補正画像データSmとして間引き部20に出力する(図3(b)ステップS5)。即ち補正部7では第1実施形態の場合と同様に、図4において白抜き矢印及びハッチング矢印それぞれの根元部分にあるフレーム画像の解析結果を用いて、当該白抜き矢印及びハッチング矢印それぞれの先端部分にあるフレーム画像の例えばコントラストを補正する補正処理を行う。より具体的には、図4に例示するように、例えば切換画像データSswに含まれているフレーム画像1−1の解析結果を用いてフレーム画像1−2を補正して補正画像データSmを構成させる。また例えば、切換画像データSswに含まれているフレーム画像1−2の解析結果を用いてフレーム画像2−3を補正して補正画像データSmを構成させる。更に切換画像データSswに含まれているフレーム画像2−3の解析結果を用いてフレーム画像2−4を補正して補正画像データSmを構成させる。以下同様にして上記白抜き矢印及びハッチング矢印で示される関係で、補正部7における補正処理が順次実行されて補正画像データSmが生成される。
ここで図4においては、補正画像データSmとしてハッチングで示されているフレーム画像については、補正処理に用いられる解析結果の元となったフレーム画像の取得元たるカメラ1と、その解析結果を用いて補正されるフレーム画像の取得元たるカメラ1とが異なっている。そしてこの場合に第1実施形態に係る場合と同様に、解析結果の基礎たるフレーム画像の取得元とその解析結果を用いた補正処理の対象となるフレーム画像の取得元とが異なることに起因して、当該補正処理の対象たるフレーム画像における当該補正処理が不十分である等の場合が生じる。これに対して、補正画像データSmとして白抜きで示されているフレーム画像については、補正処理に用いられる解析結果の元となったフレーム画像の取得元と、その解析結果を用いて補正されるフレーム画像の取得元とが同一である。そしてこの場合に第1実施形態に係る場合と同様に、解析結果の基礎たるフレーム画像の取得元とその解析結果を用いた補正処理の対象となるフレーム画像の取得元とは同一なので、当該補正処理の対象たるフレーム画像における当該補正処理が適切であることになる。
そこで、上記補正画像データSmが入力される間引き部20では第1実施形態に係る間引き部8と同様に、制御部11からの制御信号Scdに基づき、補正処理が適切に行われていると予測されるフレーム画像、即ち図4に示す補正画像データSmにおいて白抜きで示されているフレーム画像1−2、フレーム画像2−4、フレーム画像3−6及びフレーム画像4−8を選択し、間引き後画像データStとして記録部10に出力して記録媒体Dへの記録処理に供させる。換言すれば間引き部20は、(残りの)ハッチングで示されているフレーム画像1−1、フレーム画像2−3、フレーム画像3−5及びフレーム画像4−7を補正画像データSmから間引いて間引き後画像データStを生成する処理を実行する。
その後記録部10は、第1実施形態の場合と同様に、当該間引き後画像データStに対して上記所定のフォーマット化処理等を施し、記録データSrとして記録媒体8に記録する(図3(b)ステップS7)。次に制御部11は、第1実施形態に係る記録処理と同様のステップS8の処理に移行し、その後新たに取得されたデジタル画像データSpdに対して上述してきた切り換え処理、補正処理、間引き処理及び記録処理を実行する。
以上説明したように、第2実施形態に係る防犯カメラシステムS2における間引き処理を含む記録処理によれば、第1実施形態に係る記録処理と同様の作用効果を奏する。これに加えて第2実施形態に係る防犯カメラシステムS2は、フレームバッファ6及び書込/読出制御部9が不要となるため、防犯カメラシステムS2としての構成を簡略化できると共に安価な防犯カメラシステムを実現することができるという作用効果を奏する。
なお上述してきた各実施形態においては、防犯用のカメラシステムに対して本発明を適用した場合について説明したが、これ以外に、複数のカメラを備え、各カメラからの画像データを記録媒体に記録する場合に本発明を適用することも可能である。
また、上述してきた各実施形態においては、各カメラからの画像データを記録媒体に記録する場合について説明したが、当該記録以外にも、例えば他の装置への伝送や更に他の処理に供させるといった目的のために各実施形態に係る記録データSrを生成する場合に本発明を適用することも可能である。
更に上述してきた各実施形態においては、直前のフレーム画像の解析結果を用いてそれに続くフレーム画像の補正を行う補正処理に対して本発明を適用したが、これ以外に、二フレーム画像以上前のフレーム画像の解析結果を用いて後のフレーム画像の補正を行う補正処理に対して本発明を適用することもできる。この場合には、取得元たるカメラが同一であるフレーム画像の解析結果を用いて補正されたフレーム画像を選択して(換言すれば、取得元たるカメラが異なるフレーム画像の解析結果を用いて補正されたフレーム画像を間引いて)記録データSrを生成することとなる。
また、上述してきた各実施形態以外に、複数のマイクにより集音した音声等を切り換えてストリーム化して記録媒体に記録する場合に本発明を適用することも可能である。この場合には、当該音声等に対して施される高音質化のための処理等に応じて、当該処理等が適切に施されたと予測される音声単位を選択して記録することとなる。
更に、図1(b)又は図3(b)に記載されたフローチャートに対応するプログラムを光ディスク等の記録媒体に記録しておき、又はインターネット等のネットワークを介して取得した当該プログラムを記録しておき、これらをマイクロコンピュータ等の汎用のコンピュータで読み出して実行することにより、当該コンピュータを各実施形態に係る切換制御部11等として用いることも可能である。
以上夫々説明したように、本発明はカメラシステムの分野に利用することが可能であり、特に複数のカメラにより撮像された画像データを記録媒体に記録するカメラシステムの分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
1A、2A、3A、4A カメラ
1B、2B、3B、4B A/Dコンバータ
5 切換部
6 フレームバッファ
7 補正部
8、20 間引き部
9 書込/読出制御部
10 記録部
11 制御部
12 同期部
1−1、1−2、1−3、1−4、1−5、1−6、1−7、1−8、2−1、2−2、2−3、2−4、2−5、2−6、2−7、2−8、3−1、3−2、3−3、3−4、3−5、3−6、3−7、3−8、4−1、4−2、4−3、4−4、4−5、4−6、4−7、4−8 フレーム画像
D 記録媒体
S1、S2 防犯カメラシステム
CH1 第1チャンネル
CH2 第2チャンネル
CH3 第3チャンネル
CH4 第4チャンネル

Claims (8)

  1. 複数の取得元から情報をそれぞれ取得する取得手段と、
    各前記取得した情報を用いて、当該各取得した情報の部分を時系列に沿ってそれぞれ含む複合情報を生成する生成手段と、
    前記生成された複合情報に対して、予め設定された処理を施して処理情報を生成する処理手段と、
    前記生成された処理情報を構成する処理情報単位のうち、前記処理に対応して特定される特定情報単位を選択する選択手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記取得元は撮像手段であり、
    前記取得された情報は複数のフレーム画像からなる画像データであり、
    前記生成手段は、各前記取得した画像データの前記フレーム画像を順次切り換えて出力する切換手段であり、
    前記処理は、前記複合情報を構成する各前記フレーム画像をそれぞれ補正して前記処理情報を生成する補正処理であって、当該補正処理の対象となる前記フレーム画像に対して前記複合情報において一つ前以前の前記フレーム画像である前フレーム画像に基づいて、当該対象となる前記フレーム画像を補正する補正処理であり、
    前記選択手段は、前記前フレーム画像の前記取得元たる前記撮像手段と、前記対象となる前記フレーム画像の前記取得元たる前記撮像手段と、が同一である場合の当該対象となる前記フレーム画像に相当する前記処理情報単位を前記特定情報単位として選択することを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記生成手段は、
    前記切換手段と、
    前記出力されたフレーム画像を当該出力順に記憶すると共に、記憶時の速度の二倍の読出速度で且つ一つの前記フレーム画像が連続するように当該一つのフレーム画像を二回繰り返しながら読み出し、前記複合情報として出力するバッファ手段と、
    により構成されており、
    前記選択手段は、前記バッファ手段から出力されて前記補正処理が施された前記処理情報に含まれる前記処理情報単位のうち、二回繰り返して出力された二つの前記フレーム画像における後者の当該フレーム画像に相当する前記処理情報単位を、前記既定単位として選択することを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の情報処理装置において、
    前記補正処理は、各前記フレーム画像のコントラストをそれぞれ補正して前記処理情報を生成する補正処理であって、前記前フレーム画像に基づいて前記対象となる前記フレーム画像のコントラストを補正する補正処理であることを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    各前記選択された特定情報単位を一つの記録媒体に記録する記録手段を更に備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 複数の取得元から情報をそれぞれ取得する取得工程と、
    各前記取得した情報を用いて、当該各取得した情報の部分を時系列に沿ってそれぞれ含む複合情報を生成する生成工程と、
    前記生成された複合情報に対して、予め設定された処理を施して処理情報を生成する処理工程と、
    前記生成された処理情報を構成する処理情報単位のうち、前記処理に対応して特定される特定情報単位を選択する選択工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  7. 複数の取得元から情報をそれぞれ取得する取得手段を備える情報処理装置に含まれるコンピュータを、
    各前記取得した情報を用いて、当該各取得した情報の部分を時系列に沿ってそれぞれ含む複合情報を生成する生成手段、
    前記生成された複合情報に対して、予め設定された処理を施して処理情報を生成する処理手段、及び、
    前記生成された処理情報を構成する処理情報単位のうち、前記処理に対応して特定される特定情報単位を選択する選択手段、
    として機能させることを特徴とする情報処理用プログラム。
  8. 請求項7に記載の情報処理用プログラムが請求項7に記載の前記コンピュータにより読取可能に記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
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JPH10271485A (ja) * 1997-03-26 1998-10-09 U S C:Kk 動体検出方法及び動体検出装置
JP2005184419A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Hitachi Ltd 映像信号符号化装置および映像信号記録装置

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