JP2004140687A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可変速撮影機能を備えた撮像装置を使用する電子シネマシステムにおいて、従来可変速撮影による効果を確認するためには撮像装置とは別に再生装置が不可欠であるという課題があった。
【解決手段】種々のフレームレートXfpsの撮像信号を得る撮像部110と、Nフレーム分のメモリ容量があるフレームメモリ部121と、フレームメモリ部121の撮像信号の書き込み動作と読み出し動作を制御するフレームメモリ制御部123から構成し、フレームメモリ制御部123は通常の、Xfpsから実質的なフレームレートがXfpsである60fpsへの変換動作に加え、撮像信号を1/Mに間引いてフレームメモリ部121にN×Mフレーム記憶し、(N×M/X)秒間のXfpsの撮像信号を(N×M/24)秒間の実質的なフレームレートが24fpsの信号として出力することで、可変速撮影による効果を撮像装置単体で確認できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は映画を電子的に撮影および処理する電子シネマシステムにおける、可変速撮影機能を備えた撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、HD(High Difinition)放送機器の進展により映画の電子化、つまり従来のフィルムカメラによるフィルムを使った撮影から、HDビデオカメラを使ったビデオテープ等による記録に置き換える動きが活発化している。
【0003】
フィルムと同じ24fps(frame per second)、つまり秒間24コマの撮影を行う電子シネマシステムの構成としては、大きく、撮像信号として24P信号(フレーム周波数24Hzの順次走査信号)を得る撮像装置、24P信号の記録を行う記録装置、24P信号の再生を行う再生装置、というシステム構成となる。
【0004】
さらに、フィルム撮影の特長であるスローモーションやクイックモーションといった可変速撮影に対応した電子シネマシステムの構成としては、HD信号規格としてSMPTE296M、有効走査線数720本の方式を採用した特開2002−152569号公報に記載されたものが知られている。
【0005】
以下、従来の技術について図2〜図7を用いて説明する。
【0006】
図2に従来の可変速撮影に対応した電子シネマシステムの構成を示しており、任意のフレームレート(Xfps)で撮像信号を出力する撮像部110と、撮像部からの撮像信号を所定のフレームレート(60fps)に変換するフレームレート変換部120と、所定のフレームレート(60fps)で撮像信号の記録を行うVTRなどの記録部200、201と、フィルムと同じ所定のフレームレート(24fps)に変換して再生する再生装置300から構成されている。
【0007】
なお、100はVTR一体型カメラを表し、101は撮像部110フレームレート変換部120を含む撮像装置であり、202、203はフレームレート変換された出力映像信号(実質フレームレートXfps)、302は再生装置300からの出力が60fpsをベースとして2−3プルダウンされた24fps再生映像信号である。
【0008】
以上のように構成された電子シネマシステムの動作について図2〜図6を用いて、以下説明する。
【0009】
図3〜図6は、図2に示した電子シネマシステムの各部の信号を示している。
【0010】
まず、図3〜図5は様々なフレームレートXfpsで撮像部110を動作させた場合のフレームレート変換動作の例であり、各フレームのデータが再生装置300内の(ハードディスクドライブなどの)大容量記憶装置301に格納される様子を示している。
【0011】
図3、図4、図5はそれぞれ撮像部が24fps、60fps、10fpsで動作した場合の図であり、
(a)は撮像部110から出力された撮像信号、
(b)はフレームレート変換部120のフレームメモリへの書き込み制御信号、
(c)はフレームレート変換部120のフレームメモリからの読み出し制御信号、
(d)はフレームレート変換部120からの出力映像信号、
(e)は再生装置300内の大容量記憶装置301の内容を示している。
なお、図2のフレームメモリ部120は、構成する回路やメモリの種類によってフレームレート変換動作は異なったものとなるが、図7のような、シングルポートのRAM131、132、133を3個用いた構成とした場合について説明する。
【0012】
図3、図4、図5において、(a)の枠と中に記したA〜Sの文字は撮像部110から出力された撮像信号111の1フレーム分の画像と、それぞれが異なる画像であることを示している。
【0013】
(b)の波形は書き込みイネーブル信号123(後述、図1で説明)、丸数字は書き込みメモリセレクタ140によって選ばれているメモリ、つまり撮像信号111(後述、図1で説明)が書き込まれるメモリとタイミングを示している。
【0014】
(c)の丸数字は読み出しメモリセレクタ141によって選ばれているメモリ、つまり出力映像信号が読み出されるメモリを示している。
【0015】
(d)の枠は出力フレームレート(60fps)の1フレームであり、枠の中のA〜Rの文字はそれぞれが異なる画像を示しており、(a)の画像と対応している。
【0016】
様々なフレームレートXfpsで出力される撮像信号(a)はフレームメモリ部に書き込まれ、所定のフレームレート(60fps)に変換される。この時、フレームレート変換部に入力されるフレームレートXfpsの撮像信号(a)はフレームレート変換部の出力フレームレート(60fps)以下(Xfps≦60fps)であるため、同じフレーム画像をフレームメモリから所定の規則に従って繰り返し読み出すことで、実質的なフレームレートがXfpsである60fpsの出力映像信号(d)に変換される。つまり、フレームメモリ部に入力された撮像信号137は書き込みメモリセレクタ140で選択したRAM(例えば131)に書き込まれ、1フレームの書き込みが完了すると書き込みメモリセレクタ140は次のRAM(例えば132)を選択する。そして、読み出しメモリセレクタ141は所定の出力フレームレート(60fps)に同期して最も新しくフレームの書き込みが完了したRAM(例えば131)を選択するように切り替わり、所定のフレームレート(60fps)でフレームデータを繰り返し読み出す。
【0017】
以上のように書き込みメモリセレクタ140、読み出しメモリセレクタ141をタイミングよく切り替えることでフレームレート変換動作を行う。この時、同じRAMから繰り返し読み出されるフレームデータの先頭フレームに対して有効フレームフラグ130が付加される。この有効フレームフラグ130はフレームレート変換によって、同じ画が繰り返される先頭フレーム、つまり、違う画に切り替わった直後を示すフラグであり、映像信号と共に記録・伝送され、記録部200、201でも保存される。
【0018】
有効フレームフラグ130が付加された映像信号203は再生装置300に送られ、再生装置300内の大容量記憶装置301に(e)で示すように、有効フレームフラグの付加されたフレームのみ蓄積されていく。つまり、所定のフレームレート(60fps)の信号から、Xfpsで動作する撮像部から出力された実質的なフレームだけを蓄積していく。そして、図6に示すように、再生装置300から所定のフレームレート(24fps)に変換されて映像信号302、(f)として出力される。
【0019】
なお、図6は再生装置300からの出力が60fpsをベースとして2−3プルダウンされた24fpsの形式の場合であり、これ以外にも24fps相当の出力を行う形式はあるが、実質的なフレームレートが24fpsの信号であることにおいて大差はない。
【0020】
このようにして、撮像装置において任意のフレームレートXfpsで撮影した映像を(実質的なフレームレートはXfpsである)60fps信号に変換し、さらに再生装置によって24fpsに変換することで、フィルム撮影と同様のスローモーションやクイックモーションの24Pシネマ信号を作成することができる。
【0021】
【特許文献1】
特開2002−152569([0033]〜[0059])
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
上記、従来のシネマ信号作成システムの撮像装置においては、スローモーションやクイックモーションなどの可変速撮影による効果を確認するためには再生装置が不可欠であり、撮像装置単体ではこれらの効果を確認することはできない。つまり、撮影現場において24P変換後の演出効果の度合いを確認するにも再生装置が必要となり、撮影効率や機材運用の点で課題があった。
【0023】
本発明は、かかる点を鑑み、撮像装置の回路規模を増やさず、撮像装置単体で可変速撮影効果のリハーサル機能を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の発明は、
任意のフレームレートで駆動される撮像部から出力されて
フレームメモリ部に書き込まれる撮像信号のフレームレートを第1のフレームレート、
フレームメモリ部から出力される所定のフレームレートを第2のフレームレートとし、
フレームメモリ部からの出力の実質的なフレームレートが第1のフレームレートと等しい第1、第2の動作モードと、
フレームメモリ部からの出力の実質的なフレームレートが所定の第3のフレームレートとなる第3の動作モードを備え、
第1の動作モードは、撮像部からの撮像信号の全ての画素を第1のフレームレートでフレームメモリ部へ書き込み、フレームメモリ部から撮像信号の全ての画素を実質的なフレームレートを第1のフレームレートとして第2のフレームレートで読み出すモードであり、
第2の動作モードは、撮像部からの撮像信号出力を間引いて第1のフレームレートでフレームメモリ部へ書き込むモードであり、
第3の動作モードは、フレームメモリ部に撮像信号を書き込まず第2の動作モードでフレームメモリ部に複数フレーム分蓄積された撮像信号の間引きを補い実質的なフレームレートを第3のフレームレートとして第2のフレームレートで循環的に読み出すモードであることを特徴とする撮像装置である。
【0025】
また、本発明の請求項2に記載の発明は、
任意のフレームレートで駆動される撮像部から出力されて
フレームメモリ部に書き込まれる撮像信号のフレームレートを第1のフレームレート、
フレームメモリ部から出力される所定のフレームレートを第2のフレームレートとし、
フレームメモリ部からの出力の実質的なフレームレートが第1のフレームレートと等しい第1、第2の動作モードと、
フレームメモリ部からの出力の実質的なフレームレートが所定の第3のフレームレートとなる第3の動作モードを備え、
第1の動作モードは、撮像部からの撮像信号の全ての画素を第1のフレームレートでフレームメモリ部へ書き込み、フレームメモリ部から撮像信号の全ての画素を実質的なフレームレートを第1のフレームレートとして第2のフレームレートで読み出すモードであり、
第2の動作モードは、撮像部からの撮像信号出力にLPF処理を施してから間引いて第1のフレームレートでフレームメモリ部へ書き込むモードであり、
第3の動作モードは、フレームメモリ部に撮像信号を書き込まず第2の動作モードでフレームメモリ部に複数フレーム分蓄積された撮像信号に対して補間処理を行って実質的なフレームレートを第3のフレームレートとして第2のフレームレートで循環的に読み出すモードであることを特徴とする撮像装置である。
【0026】
また、本発明の請求項3に記載の発明は、
フレームメモリ部のメモリ容量が撮像信号Nフレーム分であるとき、
フレームメモリ制御部が第2の動作モードと第3の動作モードにおいて、フレームあたりのデータ量を1/Mとした撮像信号をN×Mフレーム分記憶するようフレームメモリ部を制御することを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置である。
【0027】
また、本発明の請求項4に記載の発明は、
任意のフレームレートで撮像信号を出力する撮像部と、
前記撮像部からの撮像信号出力を記憶し、出力するフレームメモリ部と、
前記フレームメモリ部への書き込み動作と読み出し動作を制御するフレームメモリ制御部とを備えたことを特徴とする請求項1または3記載の撮像装置である。
【0028】
また、本発明の請求項5に記載の発明は、
任意のフレームレートで撮像信号を出力する撮像部と、
前記撮像部からの撮像信号にLPF処理を施すLPF部と、
前記LPF部からの出力を記憶し、出力するフレームメモリ部と、
前記フレームメモリ部への書き込み動作と読み出し動作を制御するフレームメモリ制御部と
前記フレームメモリ部の出力に対して補間処理を行う補間部とを備えたことを特徴とする請求項2または3記載の撮像装置である。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図20を用いて説明する。
【0030】
(実施の形態1)
図1は本発明の撮像装置の一実施例を示し、図1において110は撮像部、111は撮像信号、121はフレームメモリ部、202は出力映像信号、122はフレームメモリ制御部、123は書き込みイネーブル信号、124は書き込み制御信号、125は読み出し制御信号である。
【0031】
以上のように構成された実施の形態1による撮像装置について、以下、その動作を述べるが、図1に示した撮像装置は、図2に示した従来のシネマ信号作成システムの撮像装置101を置き換えるものであり、通常の運用時における動作は従来の撮像装置101と同じである。従来の撮像装置と異なるのは、可変速撮影のリハーサル機能を備えたことであり、これは撮像装置の動作モードを複数切り替えることで実現する。つまり、通常の運用時の動作モードである第1の動作モード、可変速撮影のリハーサルの準備として複数フレームの画像をフレームメモリ部121に格納する第2の動作モード、そして、フレームメモリ部121に格納された複数フレームの画像を所定のフレームレート(24fps)で再生することで可変速撮影のリハーサルの実行を行なう第3の動作モード、である。
【0032】
なお、図1におけるフレームメモリ部121の動作はフレームメモリを構成する回路や、メモリの種類によって異なるが、本説明でも従来同様の、図7に示すようなシングルポートのRAM3個を用いた構成で、メモリ1個あたり撮像信号1フレーム分のデータを格納できるものとして説明する。
【0033】
以下、それぞれの動作モードについて、その動作を述べる。
【0034】
<第1の動作モード>
通常の運用時の動作モードであり、図3〜図5は様々なフレームレートXfpsで撮像部を動作させた場合のフレームレート変換動作のタイミングチャートである。フレームメモリ部121で行なう、撮像部から出力された撮像信号(a)からフレームメモリ部からの出力映像信号(d)へのフレームレート変換動作は従来の撮像装置と同様である。
【0035】
<第2の動作モード>
可変速撮影のリハーサルの準備として複数フレームの画像をフレームメモリ部121に格納する動作モードである。
【0036】
この動作モードでは、複数フレームの画像を格納するため、1フレームあたりのデータ量を削減する。例えば、通常は図13のように撮像信号をサンプルしてフレームメモリ部に格納するところを、書き込み制御信号124によって図14のように水平方向、垂直方向それぞれ1/2に間引いて総サンプル数を1/4(=1/M)に削減すると、図8に示すように1個のメモリあたり4(=M)フレーム分、メモリ3(=N)個で合計M×N=4×3=12フレーム分格納できる。この時のメモリ制御動作は図9、図10、図11のようになり、図8に示したメモリ領域▲1▼−1〜▲3▼ー4は図9、図10、図11の(b)(c)に示す順番で使用される。つまり、撮像信号3フレーム周期でメモリを循環使用する第1の動作モードと異なり、書き込み制御信号124、読み出し制御信号125によるアドレス制御によってメモリ領域を4(=M)分割してアクセスし、M×N=4×3=12フレーム周期で循環使用する。
【0037】
そして、フレームメモリ部からの読み出しにおいては、読み出し制御信号125によって図15のように書き込み時に間引かれたサンプル点の画素データを2次元的にホールドして出力する。
【0038】
なお、第2の動作モードにおいて12フレーム分全て書き込み終わったときに、図10のように書き込みを停止し、メモリ読み出し動作のみとしてループ再生動作としてもよいが、指示があるまでメモリを循環使用して新しい撮像信号で上書きしていってもよい。
【0039】
<第3の動作モード>
フレームメモリ部121に格納された複数フレーム(MXNフレーム)の画像を所定のフレームレート(24fps)で再生する動作モードである。この動作モードでは、図12に示すように、実質的なフレームレートが24fpsである、いわゆる2−3プルダウンされた形式の60fps信号として出力し、その際には第2の動作モード同様、間引かれたサンプル点の画素データを2次元的にホールドして出力する。
【0040】
なお、第3の動作モードでは、複数フレーム画像を繰り返し再生するループ再生や、外部からのトリガによって一連の画像を一度だけ再生する方法などがある。
【0041】
以上の第1、第2、第3の動作モードを切り替えることで通常動作、可変速撮影効果のリハーサルの準備、可変速撮影効果のリハーサルの実行、を行うことが出来る。これによって、様々なフレームレートXfpsで撮像した映像が、所定のフレームレート(24fps)に変換された時に得られるであろう可変速撮影による効果を、従来のような再生装置を必要とせず、撮像装置単体で可変速撮影のリハーサルとして確認できる。なお、この時フレームメモリ部への撮像信号の書き込みの際の間引き処理、読み出しの際のホールド処理による画質の劣化はあるが、動被写体の動く速度に対する効果や、電子シャッタの設定による動きブレの表現を確認するという当初の目的は達成される。
【0042】
(実施の形態2)
図18は本発明の撮像装置の一実施例を示し、図18において110は撮像部、111は撮像信号、150はLPF部、151は書き込み撮像信号、121はフレームメモリ部、152は補間部、153は読み出し撮像信号、202は出力映像信号、122はフレームメモリ制御部、123は書き込みイネーブル信号、124は書き込み制御信号、125は読み出し制御信号である。本実施の形態2が実施の形態1と違うのは、フレームメモリ部121の前後にLPF部150、補間部152を備えた点である。その他の回路については概略同じであり、その動作も同様である。
【0043】
以上のように構成された実施の形態2による撮像装置について、以下、その動作を述べる。
【0044】
実施の形態1においては、第2、第3の動作モードでフレームメモリ部121に撮像信号111を書き込む際に、撮像信号111に対して間引き処理を行うのに対して、本実施の形態2の第2、第3の動作モードでは撮像信号111にLPF部150によるLPF処理を行なった後に間引き処理を行なう。つまり、一次元の信号で説明すると、実施の形態1では図16の(a)のような撮像信号111に対して、第1の動作モードでは(b)のようなサンプル位置で全ての画素を、第2、第3の動作モードでは(d)のようなサンプル位置で(c)のように画素データを間引いてフレームメモリ部121に書き込む。
【0045】
これに対し、本実施の形態2の第2、第3の動作モードでは図19の(a)のような撮像信号111に対して、LPF部150でLPF処理を行なって(c)のような信号を作成し、(d)のようなサンプル位置で画素データをフレームメモリ部121に書き込む。
【0046】
また、実施の形態1においては、第2、第3の動作モードでフレームメモリ部から読み出す際にホールド処理を行なうのに対して、本実施の形態2の第2、第3の動作モードでは補間部152による補間処理を行なって出力映像信号とする。つまり、一次元の信号で説明すると、実施の形態1の第2、第3の動作モードでは図17の(f)のようなサンプル位置のフレームメモリ部121からの読み出し撮像信号153(e)に対して、(g)のようにサンプル数を補うように画素データをホールドして出力する。
【0047】
これに対し、本実施の形態2の第2、第3の動作モードでは図20の(e)のような読み出し撮像信号153に対して、補間部152で補間処理を行なって補間された出力映像信号(g)とする。
【0048】
なお、本実施の形態2の第1の動作モードでは、LPF部150、補間部152の処理をバイパスすることで、従来の撮像装置や、実施の形態1の第1の動作モードと同じ動作となる。
【0049】
これによって、実施の形態2では第2、第3の動作モードで行なう間引き処理や、ホールド処理による折り返しなどの画質劣化を低減することができる。
【0050】
なお、以上の説明ではフレームメモリに格納するデータ量を1/4に削減した場合を例としたが、データ量の間引き方は水平方向、垂直方向それぞれ任意であり、間引き方を大きくするほど長時間のリハーサルの実行が可能となるが、実際には画質とのトレードオフとなる。
【0051】
また実際のハードウェアでは1フレームのデータ量とメモリ容量に差があるため、第1の動作モードでメモリ1個あたり1フレーム分しか格納できない場合でも、撮像信号の元の画像サイズ、メモリ容量によっては、フレームあたりのデータ量を1/Mに削減した場合にメモリN個でM×Nフレーム以上格納できる場合もある。
【0052】
さらに、撮像装置からの実質的な出力フレームレートが24fpsである場合について説明したが、実質的な出力フレームレートをその他のフレームレートとする場合についても同様に実施可能である。つまり、電子シネマの24fps素材に限らず、TV素材として25fpsや30fps、さらにTV素材の可変速撮影、特にクイックモーションを行なうための50fpsや60fpsといった実質的なフレームレートとしてもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば可変速撮影機能を備えた撮像装置で、可変速撮影による演出効果を、回路規模を増やすことなく、撮像装置単体で確認することができるという顕著な効果が得られる。
【0054】
また、本発明によれば可変速撮影による演出効果を確認する際の、画像の間引きにより粗くなる画像に対して、間引きによる折り返しなどの影響を低減し、視覚的に良好な画像が得られるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による撮像装置の構成を示すブロック図
【図2】従来のシネマ信号作成システムの構成を示すブロック図
【図3】従来のフレームレート変換動作を説明するタイミングチャート(その1)
【図4】従来のフレームレート変換動作を説明するタイミングチャート(その2)
【図5】従来のフレームレート変換動作を説明するタイミングチャート(その3)
【図6】再生機による再生動作を説明するタイミングチャート
【図7】従来のフレームレート変換部の動作を示す説明図
【図8】本発明の実施の形態によるフレームレート変換部の動作を示す説明図
【図9】本発明の実施の形態における第2の動作モードを説明するタイミングチャート(その1)
【図10】本発明の実施の形態における第2の動作モードを説明するタイミングチャート(その2)
【図11】本発明の実施の形態における第2の動作モードを説明するタイミングチャート(その3)
【図12】本発明の実施の形態における第3の動作モードを説明するタイミングチャート
【図13】通常動作における撮像信号のサンプル位置を示す図
【図14】本発明の実施の形態1における第2の動作モードでの撮像信号のサンプル位置を示す図
【図15】本発明の実施の形態1における第3の動作モードでの出力信号の説明図
【図16】本発明の実施の形態1における第2の動作モードでの間引き動作の説明図
【図17】本発明の実施の形態1における第3の動作モードでのホールド動作の説明図
【図18】本発明の実施の形態2による撮像装置の構成を示すブロック図
【図19】本発明の実施の形態1における第2の動作モードでのLPF動作の説明図
【図20】本発明の実施の形態1における第3の動作モードでの補間動作の説明図
【符号の説明】
100 VTR一体型カメラ
101 撮像装置
110 撮像部
111 撮像信号
120 フレームレート変換部
121 フレームメモリ部
122 フレームメモリ制御部
123 書き込みイネーブル信号
124 書き込み制御信号
125 読み出し制御信号
130 有効フレームフラグ
131、132、133 メモリ
134、135、136 メモリのデータバス
137 撮像信号
138 出力映像信号
140 書き込みメモリセレクタ
141 読み出しメモリセレクタ
150 LPF部
151 書き込み撮像信号
152 補間部
153 読み出し撮像信号
200、201 記録部
202、203 出力映像信号(実質フレームレートXfps)
300 再生装置
301 大容量記憶装置
302 24fps変換した再生映像信号

Claims (5)

  1. 任意のフレームレートで駆動される撮像部から出力されて
    フレームメモリ部に書き込まれる撮像信号のフレームレートを第1のフレームレート、
    フレームメモリ部から出力される所定のフレームレートを第2のフレームレートとし、
    フレームメモリ部からの出力の実質的なフレームレートが第1のフレームレートと等しい第1、第2の動作モードと、
    フレームメモリ部からの出力の実質的なフレームレートが所定の第3のフレームレートとなる第3の動作モードを備え、
    第1の動作モードは、撮像部からの撮像信号の全ての画素を第1のフレームレートでフレームメモリ部へ書き込み、フレームメモリ部から撮像信号の全ての画素を実質的なフレームレートを第1のフレームレートとして第2のフレームレートで読み出すモードであり、
    第2の動作モードは、撮像部からの撮像信号出力を間引いて第1のフレームレートでフレームメモリ部へ書き込むモードであり、
    第3の動作モードは、フレームメモリ部に撮像信号を書き込まず第2の動作モードでフレームメモリ部に複数フレーム分蓄積された撮像信号の間引きを補い実質的なフレームレートを第3のフレームレートとして第2のフレームレートで循環的に読み出すモードであることを特徴とする撮像装置。
  2. 任意のフレームレートで駆動される撮像部から出力されて
    フレームメモリ部に書き込まれる撮像信号のフレームレートを第1のフレームレート、
    フレームメモリ部から出力される所定のフレームレートを第2のフレームレートとし、
    フレームメモリ部からの出力の実質的なフレームレートが第1のフレームレートと等しい第1、第2の動作モードと、
    フレームメモリ部からの出力の実質的なフレームレートが所定の第3のフレームレートとなる第3の動作モードを備え、
    第1の動作モードは、撮像部からの撮像信号の全ての画素を第1のフレームレートでフレームメモリ部へ書き込み、フレームメモリ部から撮像信号の全ての画素を実質的なフレームレートを第1のフレームレートとして第2のフレームレートで読み出すモードであり、
    第2の動作モードは、撮像部からの撮像信号出力にLPF処理を施してから間引いて第1のフレームレートでフレームメモリ部へ書き込むモードであり、
    第3の動作モードは、フレームメモリ部に撮像信号を書き込まず第2の動作モードでフレームメモリ部に複数フレーム分蓄積された撮像信号に対して補間処理を行って実質的なフレームレートを第3のフレームレートとして第2のフレームレートで循環的に読み出すモードであることを特徴とする撮像装置。
  3. フレームメモリ部のメモリ容量が撮像信号Nフレーム分であるとき、
    フレームメモリ制御部が第2の動作モードと第3の動作モードにおいて、フレームあたりのデータ量を1/Mとした撮像信号をN×Mフレーム分記憶するようフレームメモリ部を制御することを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 任意のフレームレートで撮像信号を出力する撮像部と、
    前記撮像部からの撮像信号出力を記憶し、出力するフレームメモリ部と、
    前記フレームメモリ部への書き込み動作と読み出し動作を制御するフレームメモリ制御部とを備えたことを特徴とする請求項1または3記載の撮像装置。
  5. 任意のフレームレートで撮像信号を出力する撮像部と、
    前記撮像部からの撮像信号にLPF処理を施すLPF部と、
    前記LPF部からの出力を記憶し、出力するフレームメモリ部と、
    前記フレームメモリ部への書き込み動作と読み出し動作を制御するフレームメモリ制御部と
    前記フレームメモリ部の出力に対して補間処理を行う補間部とを備えたことを特徴とする請求項2または3記載の撮像装置。
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