JP2014078891A - 画像処理装置、画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】復号処理性能の低下を防げると共に、従来よりも低コストで復号処理を実現するための技術を提供すること。
【解決手段】フレーム間符号化されたブロックの予測残差データ及び予測画像の、予測残差データ用メモリ及び予測画像用メモリのそれぞれへの格納が完了すると、該予測残差データと該予測画像とを用いた動き補償を行うことで該ブロックを復号する。
【選択図】図1

Description

本発明は、フレーム間予測符号化された符号化データを復号するための技術に関し、特に、パイプライン処理により符号化データを復号する技術に関するものである。
デジタル放送、デジタルビデオ等の動画像の圧縮符号化方式として、ISO/IECで規定されているMPEG−2やH.264(非特許文献1)といった方式が広く普及している。これらの動画像圧縮方式では、フレーム間で相関を利用して予測符号化を行うフレーム間予測符号化方式が採用されている。MPEG−2では、マクロブロックと呼ばれる矩形領域を単位としてフレーム間で相関度の高い領域を検出し、該領域と符号化対象のマクロブロックとの空間的な位置の差分が動きベクトルデータとして符号化される。さらに、該領域の画素値(予測画像データ)と符号化対象のマクロブロックの画素値の差分(予測残差データ)が、DCTなどの変換を施されて係数データに変換され、符号化される。なお、動きベクトルデータは非整数精度の位置を指し示すことも可能である。具体的には、相関度の高い領域の画素間の中間値をフィルタにより生成し、該中間値を予測画像データとして予測符号化処理を行う。
動画像復号処理においては、動きベクトルデータが指し示す領域の画像をフレームメモリから読み出して予測画像を生成し、予測残差データと加算する、所謂動き補償処理を行う。動きベクトルデータは非整数精度の位置を指し示す場合は、フィルタに用いられる画像データもフレームメモリから読み出す。
これらの一連の処理を具現化する従来の動画像復号装置の一例を、図10を用いて説明する。従来の動画像復号装置は、マクロブロック毎に同期を取るパイプライン処理により動画像を復号する。
符号データ復号部400は、入力された圧縮符号化データを復号し、係数データと動きベクトルデータを出力する。符号データ復号部400は、パイプラインステージ1で処理を実行する。
逆量子化・逆変換部411は、符号データ復号部400から出力された係数データに対して、逆変換の演算の順番にデータを並び替えるスキャン変換を施した後、逆量子化・逆変換して予測残差データを出力する。逆量子化・逆変換部411による処理はパイプラインステージ2で実行される。
イントラ予測部413は、復号対象となるマクロブロックがイントラ予測符号化(フレーム内予測符号化)されたものであった場合に、復号済みの周辺画素値を参照して復号を行う。イントラ予測部413による処理はパイプラインステージ3で実行される。
予測画像生成部421は、符号データ復号部400から出力された動きベクトルデータを基に、フレームメモリ440に格納されている復号済みのフレームの中から、動きベクトルデータが指し示す領域の参照画像データを読み出す。予測画像生成部421による処理はパイプラインステージ2で実行される。
動き補償部423は、予測残差データ及び参照画像データを加算し、該加算により得られた復号画像データをイントラ予測部413及びループフィルタ部430へ出力する。動き補償部423による処理はパイプラインステージ3で実行される。
ループフィルタ部430は、復号画像データに対してデブロッキング・フィルタ処理を行う。デブロッキング・フィルタ処理を施された画像データは、後続するフレームの復号処理において予測画像生成部421によって参照されるため、フレームメモリ440へ格納される。ループフィルタ部430による処理はパイプラインステージ4で実行される。
制御部460は、符号データ復号部400、逆量子化・逆変換部411、イントラ予測部413、予測画像生成部421、動き補償部423、ループフィルタ部430、のマクロブロック毎の処理の同期を取る。
近年、LSIの動作周波数向上により、フレームメモリを制御するメモリコントローラ内のパイプライン段数が増加しているため、フレームメモリへの読み出しアドレスの出力から、対応するデータのメモリからの転送開始までの遅延時間が増大する傾向にある。これにより、動画像復号装置内のパイプライン処理において、参照画像の読み出しと予測画像の生成を行うステージの処理時間が増大し、動画像復号装置の性能低下を招いていた。例として、従来の動画像復号装置のパイプライン処理を表す図11のタイミングチャートを参照して、性能が低下する様子を説明する。
ステージ2で実行される予測画像生成部421の処理は、詳細には、フレームメモリ440に格納されている参照画像データの読み出しアドレスの出力、読み出されたデータの受信、予測画像の生成から成る。上述のように読み出しアドレスの出力からメモリからのデータ転送開始までの遅延時間が増大しているため、予測画像生成の完了までに要する処理時間が増大している。従来の動画像復号装置では、制御部460がマクロブロック毎の処理の同期を取っているため、ステージ2の処理時間の増大により、動画像復号装置の性能低下が起きている。
さらに、H.264では、MPEG−2よりも細かい矩形領域を処理単位としてフレーム間予測符号化することが可能であるため、参照画像データの読み出しデータ量が増大し、動画像復号装置の性能がますます低下する可能性がある。例として、プログレッシブ形式の動画像データに対する読み出しデータをMPEG−2とH.264とで比較する。
MPEG−2では16×16画素を単位としたフレーム間予測復号処理を行う場合、非整数画素精度の動きベクトルが検出されたときは、17×17画素=289画素のデータが参照フレームを格納するフレームメモリから読み出される。一方、H.264では、フレーム間予測復号処理における矩形領域の大きさは最小で4×4画素である。H.264では非整数精度の予測画像データを生成するために6タップのフィルタを用いるため、1つの4×4画素領域に対して最大で9×9画素=81画素の読み出しが行われる。よって、H.264では、16×16画素のマクロブロックにおける読み出し画素数の最大値は、81画素×16=1296画素となり、ワーストケースにおいてはMPEG−2の4倍以上のデータ読み出しが必要となる。
フレームメモリ読み出しの遅延時間の増大や参照画素数の増大に伴う動画像復号装置内のパイプラインステージの処理時間増大を防ぐ技術として、特許文献1に記載のデコード方法、デコーダ及びデコード装置が提案されている。特許文献1の技術では、復号後の係数データと動きベクトルデータを各々格納する係数データ記憶部と動きベクトル記憶部を設けることにより、マクロブロック毎の参照画素の読み出しに伴う遅延に起因する動画像復号装置の性能低下を抑えている。
WO2008/114403
ITU−T H.264 (03/2010) Advanced video coding for generic audio visual services
しかしながら、従来技術では係数データ記憶部のメモリにコストがかかるという課題があった。例えば、原画像の画素サンプルのビット深度が8ビットのとき、係数データのビット深度は1画素サンプルあたり16ビットである。H.264のマクロブロックのサイズは16×16画素であり、色差4:2:0フォーマットのときの画素サンプル数は16×16×1.5=384である。よって、4マクロブロック分のバッファを実装する場合、従来技術の動画像復号装置では、4×384×16=24,576ビットのメモリが必要となり、動画像復号装置を搭載するLSIの単価上昇を招いていた。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、復号処理性能の低下を防げると共に、従来よりも低コストで復号処理を実現するための技術を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、ブロック単位に符号化された各フレームを復号する画像処理装置であって、ブロックごとの符号化データを復号して、該ブロックの係数データ及び動きベクトルデータを生成する復号手段と、前記復号手段が係数データを生成するたびに、該係数データから予測残差データを生成し、該予測残差データを、少なくとも2ブロック分の予測残差データを格納可能な予測残差データ用メモリに格納する手段と、前記復号手段が動きベクトルデータを生成するたびに、該動きベクトルデータが指し示す画像領域の画像を、復号済みのフレームを格納している復号済みフレーム用メモリから読み出し、該読み出した画像を予測画像として、少なくとも2ブロック分の予測画像を格納可能な予測画像用メモリに格納する予測画像生成手段と、フレーム間符号化されたブロックの予測残差データ及び予測画像の、前記予測残差データ用メモリ及び前記予測画像用メモリのそれぞれへの格納が完了すると、該予測残差データと該予測画像とを用いた動き補償を行うことで該ブロックを復号し、該復号したブロックを前記復号済みフレーム用メモリに格納する動き補償手段とを備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、復号処理性能の低下を防げると共に、従来よりも低コストで復号処理を実現することができる。
画像処理装置の機能構成例を示すブロック図。 予測画像生成部121の構成例を示すブロック図。 タイミングチャートを示す図。 画像処理装置の機能構成例を示すブロック図。 タイミングチャートを示す図。 予測画像生成部121の詳細な構成を示すブロック図。 フィルタを用いて生成される予測画像を説明する図。 画像処理装置の機能構成例を示すブロック図。 タイミングチャートを示す図。 従来の動画像復号装置の一例を示す図。 タイミングチャートを示す図。
以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載の構成の具体的な実施例の1つである。
[第1の実施形態]
マクロブロック単位で符号化された各フレームの符号化データを復号する画像処理装置の機能構成例について、図1のブロック図を用いて説明する。本実施形態では、H.264符号化方式に従い、マクロブロックと呼ばれる16×16画素の矩形領域を単位としてパイプライン処理を行うものとする。しかし、これはあくまでも説明を具体的に行うために挙げた一例に過ぎない。例えば、16×16画素よりも大きい矩形領域を処理単位とする符号化方式では、該矩形領域を単位とするパイプライン処理を行ってもよい。
符号データ復号部100は、マクロブロック単位で入力される符号化データを、H.264においてはCABAC(コンテキスト適応型算術号化方式)又はCAVLC(コンテキスト適応型可変長符号化方式)に従って復号する。なお、復号方式は符号化方式に応じたものとなるため、ここで挙げた復号方式に限るものではない。例えば、MPEG−2においては可変長符号化方式に基づいて符号化データを復号する。
そして符号データ復号部100は、この復号によりマクロブロック単位で係数データ及び動きベクトルデータを生成するので、係数データは逆量子化・逆変換部111に対して出力し、動きベクトルデータは予測画像生成部121に対して出力する。
逆量子化・逆変換部111は、マクロブロック単位で符号データ復号部100から出力される係数データを受けると、該係数データに対し逆変換の演算の順番にデータを並び替えるスキャン変換を施した後、逆量子化・逆変換して予測残差データを出力する。係数データから予測残差データを生成するまでの一連の処理は周知の技術であるため、この技術に係る詳細な説明は省略する。そして逆量子化・逆変換部111は、生成した予測残差データを、後段の予測残差画像バッファ112に格納する。予測残差画像バッファ112は、少なくとも2マクロブロック分の予測残差データを格納可能な予測残差データ用メモリである。
イントラ予測復号部113は、ステージ4(図3)で復号対象となるマクロブロックがイントラ予測符号化(フレーム内予測符号化)されたものである場合、制御部160の指示により復号済みの周辺画素値を参照する。そして、予測残差画像バッファ112に格納されている該マクロブロックの予測残差データと、この参照した周辺画素値と、を用いて該マクロブロックの復号を行う。なお、イントラ予測復号部113は不図示のラインバッファを備えており、後続するマクロブロックをイントラ予測復号する場合に参照される周辺画素の画素値を該ラインバッファに格納する。
予測画像生成部121はマクロブロック単位で符号データ復号部100から出力される動きベクトルデータを受けると、該動きベクトルデータが指し示す画像領域の画像を、復号済みのフレームを格納しているフレームメモリ140から参照画像として読み出す。動きベクトルデータが非整数の位置を指し示す場合は、フィルタを使用して参照画像を補間して予測画像を生成する。そうでない場合は、フレームメモリ140から読み出した参照画像を予測画像とする。そして予測画像生成部121は、このようにして得られた予測画像を、後段の予測画像バッファ122に格納する。予測画像バッファ122は、少なくとも2マクロブロック分の予測画像を格納可能な予測画像用メモリである。
動き補償部123は制御部160からの指示により、予測残差画像バッファ112及び予測画像バッファ122のそれぞれから予測残差データ及び予測画像を読み出し、該予測残差データと該予測画像とを加算することでマクロブロックの復号画像を生成する。そして動き補償部123は、生成した復号画像を、イントラ予測復号部113及びループフィルタ部130に対して出力する。
制御部160は、図1の各処理部のパイプライン処理の同期をとるために、予測画像生成部121を除く各処理部のマクロブロック処理の終了を検知してから次のマクロブロック処理の開始を指示する。制御部160は、対応するステージ4(図3)で復号対象となるマクロブロックがインター予測符号化(フレーム間予測符号化)されたものであった場合には、動き補償部123に動作開始を指示する。また、制御部160は、復号対象となるマクロブロックがイントラ予測符号化されたものであった場合には、イントラ予測復号部113に動作開始を指示する。
ループフィルタ部130は、動き補償部123やイントラ予測復号部113から送出された復号画像に対して、H.264符号化方式で定義されるデブロッキング・フィルタ処理を行う。そしてループフィルタ部130は、デブロッキング・フィルタ処理を施した復号画像を、後続するフレームの復号処理において予測画像生成部121が参照するために、フレームメモリ140に格納する。
次に、予測画像生成部121の構成例について、図2のブロック図を用いて説明する。予測画像生成部121に入力された動きベクトルデータは、動きベクトルバッファ1212及び動きベクトル解釈部1211に入力される。
動きベクトル解釈部1211は、動きベクトルデータが指し示す画像領域内の画像が格納されているフレームメモリ140内のアドレスを、該動きベクトルデータから算出する。
動きベクトルバッファ1212は、少なくとも2マクロブロック分の動きベクトルデータを格納可能なメモリであり、動きベクトルデータは、フィルタを使用した補間による予測画像の生成に用いられるために、この動きベクトルバッファ1212に格納される。
読み出しアドレス出力部1213は、動きベクトル解釈部1211が求めたアドレスを、画像読み出しアドレスとして、フレームメモリ140に対して出力する。読み出しアドレス出力部1213は不図示のFIFOを備え、動きベクトル解釈部1211から出力されたアドレスをこのFIFOにバッファリングする。
フレームメモリ140は不図示のメモリコントローラとDRAMから成り、メモリコントローラはさらにFIFOを有しており、所定の量の読み出しアドレスをこのFIFOに格納する。メモリコントローラ内のFIFOが満杯になった場合は、読み出しアドレス出力部1213内のFIFOに格納される。メモリコントローラは、DRAMから画像のデータを読み出すまでの遅延時間の間に、該読み出しデータに先行して読み出しアドレス出力部1213から出力される複数のアドレスを格納することができる。
読み出しデータ受信部1214は、読み出しアドレスで指定されたフレームメモリ140(DRAM)中の格納領域に格納されているデータ、即ち参照画像を読み出す。そして読み出しデータ受信部1214は、読み出した参照画像を、後段の予測値生成部1215に対して出力する。
予測値生成部1215は、動きベクトルバッファ1212に格納されている動きベクトルデータや、読み出しデータ受信部1214から受けた参照画像を用いて、予測画像を生成する。動きベクトルデータが非整数画素の位置を示すときはフィルタを用いて予測画像データを生成するが、フィルタの計算式については非特許文献1により公知であるため、説明を省略する。
次に、このような画像処理装置がマクロブロック単位でパイプライン処理を行う様子を、図1〜図3を用いて説明する。本実施形態では、パイプラインステージは5段に分かれている。符号データ復号部100による符号データ復号処理はステージ1で実行される。逆量子化・逆変換部111による処理はステージ2で実行される。予測残差画像バッファ112へのデータの書き込みはステージ3で実行される。イントラ予測復号部113による処理はステージ4で実行される。ループフィルタ部130による処理はステージ5で実行される。予測画像生成部121による処理及び予測画像バッファ122へのデータの書き込みは、ステージ2からステージ3にわたって実行される。動き補償部123による処理は、ステージ4で実行される。なお、各処理部とステージとの関係はこれに限るものではなく、例えば、各ステージをさらに細分化してもよい。
ここで、図3のマクロブロック0に着目し、このマクロブロック0の符号化データが復号されるまでの流れについて説明する。これは、フレーム間符号化されたマクロブロックであれば、他のマクロブロックについても同様の説明を適用することができる。
マクロブロック0の符号化データが符号データ復号部100に入力されると、符号データ復号部100は期間t1で該符号化データを復号して、係数データと動きベクトルデータとを生成する。
期間t2では、動きベクトル解釈部1211はマクロブロック0の動きベクトルデータが指し示す画像領域のアドレスを求め、読み出しアドレス出力部1213は、このアドレスをフレームメモリ140に対して出力する。
読み出しデータ受信部1214は、期間t2〜t3にかけてフレームメモリ140から参照画像のデータを順次読み出し、読み出したデータを順次予測値生成部1215に対して送出する。予測値生成部1215は、読み出しデータ受信部1214からデータを受けると、このデータを基に上記のようにして予測画像を生成し、生成した部分から順次予測画像バッファ122に格納する。予測値生成部1215の動作は、期間t2〜t3にかけて行われる。
一方、期間t2において逆量子化・逆変換部111は、マクロブロック0の係数データから予測残差データを求め、期間t3において該予測残差データを予測残差画像バッファ112に格納する。
即ち、期間t3の終了時点でマクロブロック0の予測残差データ及び予測画像のそれぞれの格納が完了したことになる。これをうけて制御部160は次のパイプライン処理の開始を指示する。この指示の中には、動き補償部123に対する予測残差画像バッファ112及び予測画像バッファ122からのデータ読み出し開始の指示が含まれる。動き補償部123は、期間t4においてマクロブロック0の予測残差データ及び予測画像を用いてマクロブロック0の復号画像を生成する。
そして期間t5では、ループフィルタ部130は、マクロブロック0の復号画像に対してデブロッキング・フィルタ処理を行い、デブロッキング・フィルタ処理を施した復号画像を、フレームメモリ140に格納する。
一方、マクロブロック2は、イントラ予測符号化(フレーム内予測符号化)されたマクロブロックである。マクロブロック2の符号化データが符号データ復号部100に入力されると、符号データ復号部100は期間t3で該符号化データを復号して、係数データを生成する。期間t4において逆量子化・逆変換部111は、マクロブロック2の係数データから予測残差データを求め、期間t5において該予測残差データを予測残差画像バッファ112に格納する。期間t5の終了時点でマクロブロック2の予測残差データの格納が完了したことになるので、制御部160は次のパイプライン処理の開始を指示する。この指示の中には、イントラ予測復号部113に対する予測残差画像バッファ112からのデータ読み出し開始の指示が含まれる。イントラ予測復号部113は、期間t6においてマクロブロック2の予測残差データを用いてマクロブロック2の復号画像を生成する。そして期間t7では、ループフィルタ部130は、マクロブロック2の復号画像に対してデブロッキング・フィルタ処理を行い、デブロッキング・フィルタ処理を施した復号画像を、フレームメモリ140に格納する。
このように、本実施形態によれば、読み出しアドレス出力から予測画像バッファへの書き込みという一連の処理が、2つのパイプラインステージに跨って行われる。よって、読み出しアドレス出力から読み出しデータ受信までに遅延時間が生じても、画像処理装置の処理性能の低下を防ぐことができる。
<変形例>
また、特許文献1に記載の従来技術のように、読み出しアドレス出力からデータ受信までの遅延時間の増大のみならず、読み出し対象の参照画像が増加して読み出しデータ受信時間が増大する場合にも対応可能である。以下、パイプラインステージを更に分割した場合における画像処理装置の機能構成例を示すブロック図を示す図4、タイミングチャートを示す図5を用いて本変形例について説明する。
図4に示した構成は図1に示した構成と同様であるが、パイプラインステージが8段に分かれており、ステージ3以降の各ステージと処理部との対応関係が若干異なる。即ち、予測画像生成部121による処理及び予測画像バッファ122へのデータの書き込みとデータ保持が、ステージ2からステージ6にわたって実行される。また、予測残差画像バッファ112へのデータの書き込みとデータ保持がステージ3〜6で実行される。これらに伴い、イントラ予測復号部113による処理と動き補償部123による処理はステージ7で、ループフィルタ部130による処理はステージ8で実行される。また、予測画像バッファ122及び予測残差画像バッファ112は、4マクロブロック分のデータを保持するバッファを備える。さらに、本実施形態では、図2の読み出しアドレス出力部1213は、4マクロブロック分のアドレスを保持するFIFO(不図示)を内部に備える。
ここで、図5のタイミングチャートにおいて、マクロブロック6に着目する。マクロブロック6についてはフレームメモリ140から読み出す参照画像が多いため、読み出しアドレス出力から予測画像生成までの一連の処理は、時刻t8〜t12に跨っている。即ち、上記の一連の処理は5ステージ分の処理時間を要する。一方、ステージ2(期間t8)で逆量子化・逆変換を施されたマクロブロック6の予測残差データは、予測残差画像バッファ112においてステージ3〜6(期間t9〜t12)で格納される。しかる後に、ステージ7(期間t13)で、マクロブロック6に対する動き補償処理が行われる。また、後続するマクロブロック7はイントラ予測符号化されたマクロブロックなので、読み出しアドレス出力から予測画像生成までの一連の処理は実行されないため、マクロブロック6の処理で遅延した時間を吸収することができる。よって、読み出しアドレス出力から予測画像生成までの一連の処理が増大しても、パイプライン処理の1ステージあたりの処理時間が増えないので、安定した性能で動画像データを復号することができる。
さらに、特許文献1に記載の従来技術と異なり、復号後の係数データをバッファで保持するのではなく、逆変換処理の出力である予測残差データをバッファで保持するため、バッファ容量を削減することができる。例えば、特許文献1の図6を参照すると、マクロブロック0に対して係数データ解釈・逆量子化・逆周波数変換を施す時点で、係数データ記憶部にはマクロブロック1〜4の係数データが記憶されるため、4マクロブロック分のバッファが必要となる。H.264のマクロブロックのサイズは16×16画素であり、色差4:2:0フォーマットのときのサンプル数は16×16×1.5=384サンプルである。原画像のビット深度が8ビットのとき係数データのビット深度は1サンプルあたり16ビットである。よって、従来技術の動画像復号装置では、4×384×16=24,576ビットのバッファが必要となる。一方、本変形例で必要となるバッファの段数は従来技術と同じ4マクロブロック分であるが、バッファに保持すべき予測残差データは1サンプルあたり9ビットである。よって、本変形例では4×384×9=13,824ビットのバッファで済むので、従来技術よりもコストを低減することができる。
なお、第1の実施形態及び本変形例ではH.264符号化方式を対象としたが、これに限定されるものではない。例えば、MPEG−2符号化方式に適用することも可能である。この場合、図1のブロック図から、イントラ予測復号部113とループフィルタ部130を取り除いた形態となる。また、予測画像バッファ122及び予測残差画像バッファ112が保持するブロック数は上記に限定されず、2以上のいかなる数も使用することが可能である
第1の実施形態及び本変形例は、以下に示す基本構成の一例に過ぎず、この基本構成と同等の構成であれば、如何なる構成を採用しても良い。即ち、この基本構成では、ブロックごとの符号化データを復号して、該ブロックの係数データ及び動きベクトルデータを生成する。そして、係数データを生成するたびに、該係数データから予測残差データを生成し、該予測残差データを、少なくとも2ブロック分の予測残差データを格納可能な予測残差データ用メモリに格納する。更に、動きベクトルデータを生成するたびに、該動きベクトルデータが指し示す画像領域の画像を、復号済みのフレームを格納している復号済みフレーム用メモリから読み出す。そして、該読み出した画像を予測画像として、少なくとも2ブロック分の予測画像を格納可能な予測画像用メモリに格納する(予測画像生成)。
そして、フレーム間符号化されたブロックの予測残差データ及び予測画像の、予測残差データ用メモリ及び予測画像用メモリのそれぞれへの格納が完了すると、該予測残差データと該予測画像とを用いた動き補償を行うことで該ブロックを復号する。そして、該復号したブロックを復号済みフレーム用メモリに格納する。
[第2の実施形態]
本実施形態に係る画像処理装置は、第1の実施形態と同様の構成を有するが、予測画像生成部121の構成のみが第1の実施形態と異なる。本実施形態に係る予測画像生成部121の詳細な構成について図6のブロック図を用いて説明する。図6において、図2と同様の処理部には同じ参照番号を付しており、これらの処理部に係る説明は省略する。
動きベクトル小数部バッファ1222は、符号データ復号部100から出力される整数部と小数部とから成る動きベクトルデータのうち、小数部のみを格納するためのメモリである。
図7を用いて、予測値生成部1225によりフィルタを用いて生成される予測画像を説明する。図7において、白い矩形は整数位置(整数座標位置)の画素を表す。網点の矩形はフィルタにより整数位置の画素から補間して生成される画素(非整数位置の画素)を表す。図が煩雑になることを避けるため、非整数位置の画素は一部のみ記載する。H.264符号化方式において、縦軸または横軸が+0.5に位置する画素(図7のb、h、j、q、m、s)は、6タップのフィルタを用いて生成される(フィルタの計算式については非特許文献1により公知なので、説明を省略する)。それ以外の画素は、整数位置の画素または縦軸または横軸が+0.5に位置する画素との平均値を求めることにより生成される。
このように、非整数位置の画素の生成方法は、動きベクトルデータの小数部が表す画素位置により決まる。ゆえに、予測値生成部1225は動きベクトルデータの小数部のみを参照すれば予測画像を生成できるので、動きベクトル小数部バッファ1222は、符号データ復号部100から出力された動きベクトルデータのうち、小数部のみを格納するだけで済む。よって、本実施形態では、動きベクトルデータを格納するためのバッファが従来よりも小さくて済むので、コストを削減することができる。
[第3の実施形態]
本実施形態に係る画像処理装置の機能構成例について、図8のブロック図を用いて説明する。なお、図8において、図1と同様の処理部には同じ参照番号を付しており、これらの処理部に係る説明は省略する。また、本実施形態に係る画像処理装置による処理のタイミングチャートを図9に示す。
逆量子化・逆変換部311は、ステージ2〜4にかけて逆量子化・逆変換処理を行い、予測残差データを出力する。また、転置バッファ312は逆変換処理において変換途中の係数データを格納する係数データ用メモリであり、少なくとも2マクロブロック分の変換途中の係数データを格納可能なメモリである。
一般的に、動画像の符号化及び復号では、2次元の画像に対して1次元の変換や逆変換を縦方向と横方向の合計2回行うことより変換処理を実現している。本実施形態でも同様に、ステージ2において、逆量子化処理を行い、逆量子化された変換係数に対して1回目の1次元の逆変換を施す。ステージ3で転置バッファ312に1回目の逆変換を施した係数データを格納する。そして、制御部360からの指示により、ステージ4において2回目の1次元の逆変換を、転置バッファ312に格納した係数データに施す。なお、動き補償処理と2回目の逆変換をステージ4で逐次行うことになるが、動き補償は予測残差データと予測画像データを加算するだけなので、一連の処理はパイプライン処理のボトルネックにはならないと考えられる。
制御部360は、逆量子化・逆変換部311による1回目の1次元変換と、符号データ復号部100、イントラ予測復号部113、動き補償部123、ループフィルタ部130、予測画像バッファ122の処理の終了を検知する。該終了検知の後に、次のマクロブロックの処理の開始を各部に指示する。
予測画像生成部121による処理は、第1の実施形態と同様に、フレームメモリ140からのデータの読み出し遅延の影響によりステージ3で完了するが、転置バッファ312によりその遅延を吸収することができる。よって、本実施形態は、フレームメモリからの読み出しの遅延を吸収するためのバッファを、逆変換処理に用いる転置バッファで兼ねることができるので、従来よりもコストを削減することができる。なお、予測画像生成部121は、第2の実施形態と同じように動きベクトルデータの小数部のみを格納する構成にすることも可能である。なお、上記の各実施形態や変形例は、適宜組み合わせて用いても良い。
第3の実施形態は、以下に示す基本構成の一例に過ぎず、この基本構成と同等の構成であれば、如何なる構成を採用しても良い。即ち、この基本構成では、ブロックごとの符号化データを復号して、該ブロックの2次元の係数データ及び動きベクトルデータを生成する。2次元の係数データを生成するたびに該係数データを、垂直方向及び水平方向のうち一方方向の1次元データ列ごとの処理である第1の処理を行ってから、少なくとも2ブロック分の係数データを格納可能な係数データ用メモリに格納する。また、動きベクトルデータを生成するたびに、該動きベクトルデータが指し示す画像領域の画像を、復号済みのフレームを格納している復号済みフレーム用メモリから読み出す。そして、該読み出した画像を予測画像として、少なくとも2ブロック分の予測画像を格納可能な予測画像用メモリに格納する。
フレーム間符号化されたブロックの係数データの係数データ用メモリへの格納が完了すると、該係数データに対して垂直方向及び水平方向のうち他方方向の1次元データ列ごとの処理である第2の処理、を行うことで予測残差データを生成する。そして、該予測残差データ及び該ブロックの予測画像を用いた動き補償を行うことで該ブロックを復号し、該復号したブロックを復号済みフレーム用メモリに格納する。
[第4の実施形態]
図1,2,4,6,8,10の各部はハードウェアで構成しても良いが、制御部をCPUで構成し、メモリとして機能する処理部をRAMやハードディスクなどのメモリ装置で構成し、その他の各部をコンピュータプログラムで構成しても良い。この場合、CPUがこれら各部に相当するコンピュータプログラムを実行することで、これら各部の機能を実現することができる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (7)

  1. ブロック単位に符号化された各フレームを復号する画像処理装置であって、
    ブロックごとの符号化データを復号して、該ブロックの係数データ及び動きベクトルデータを生成する復号手段と、
    前記復号手段が係数データを生成するたびに、該係数データから予測残差データを生成し、該予測残差データを、少なくとも2ブロック分の予測残差データを格納可能な予測残差データ用メモリに格納する手段と、
    前記復号手段が動きベクトルデータを生成するたびに、該動きベクトルデータが指し示す画像領域の画像を、復号済みのフレームを格納している復号済みフレーム用メモリから読み出し、該読み出した画像を予測画像として、少なくとも2ブロック分の予測画像を格納可能な予測画像用メモリに格納する予測画像生成手段と、
    フレーム間符号化されたブロックの予測残差データ及び予測画像の、前記予測残差データ用メモリ及び前記予測画像用メモリのそれぞれへの格納が完了すると、該予測残差データと該予測画像とを用いた動き補償を行うことで該ブロックを復号し、該復号したブロックを前記復号済みフレーム用メモリに格納する動き補償手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 更に、
    フレーム内予測符号化されたブロックの予測残差データの前記予測残差データ用メモリへの格納が完了すると、該予測残差データを用いて該ブロックを復号し、該復号したブロックを前記復号済みフレーム用メモリに格納する手段
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記動き補償手段は、前記復号したブロックに対してデブロッキング・フィルタ処理を施してから該ブロックを前記復号済みフレーム用メモリに格納することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. ブロック単位に符号化された各フレームを復号する画像処理装置であって、
    ブロックごとの符号化データを復号して、該ブロックの2次元の係数データ及び動きベクトルデータを生成する復号手段と、
    前記復号手段が2次元の係数データを生成するたびに該係数データを、垂直方向及び水平方向のうち一方方向の1次元データ列ごとの処理である第1の処理を行ってから、少なくとも2ブロック分の係数データを格納可能な係数データ用メモリに格納する手段と、
    前記復号手段が動きベクトルデータを生成するたびに、該動きベクトルデータが指し示す画像領域の画像を、復号済みのフレームを格納している復号済みフレーム用メモリから読み出し、該読み出した画像を予測画像として、少なくとも2ブロック分の予測画像を格納可能な予測画像用メモリに格納する予測画像生成手段と、
    フレーム間符号化されたブロックの係数データの前記係数データ用メモリへの格納が完了すると、該係数データに対して垂直方向及び水平方向のうち他方方向の1次元データ列ごとの処理である第2の処理、を行うことで予測残差データを生成し、該予測残差データ及び該ブロックの予測画像を用いた動き補償を行うことで該ブロックを復号し、該復号したブロックを前記復号済みフレーム用メモリに格納する動き補償手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. ブロック単位に符号化された各フレームを復号する画像処理装置が行う画像処理方法であって、
    前記画像処理装置の復号手段が、ブロックごとの符号化データを復号して、該ブロックの係数データ及び動きベクトルデータを生成する復号工程と、
    前記画像処理装置の予測残差データを格納する手段が、前記復号工程で係数データを生成するたびに、該係数データから予測残差データを生成し、該予測残差データを、少なくとも2ブロック分の予測残差データを格納可能な予測残差データ用メモリに格納する工程と、
    前記画像処理装置の予測画像生成手段が、前記復号工程で動きベクトルデータを生成するたびに、該動きベクトルデータが指し示す画像領域の画像を、復号済みのフレームを格納している復号済みフレーム用メモリから読み出し、該読み出した画像を予測画像として、少なくとも2ブロック分の予測画像を格納可能な予測画像用メモリに格納する予測画像生成工程と、
    前記画像処理装置の動き補償手段が、フレーム間符号化されたブロックの予測残差データ及び予測画像の、前記予測残差データ用メモリ及び前記予測画像用メモリのそれぞれへの格納が完了すると、該予測残差データと該予測画像とを用いた動き補償を行うことで該ブロックを復号し、該復号したブロックを前記復号済みフレーム用メモリに格納する動き補償工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  6. ブロック単位に符号化された各フレームを復号する画像処理装置が行う画像処理方法であって、
    前記画像処理装置の復号手段が、ブロックごとの符号化データを復号して、該ブロックの2次元の係数データ及び動きベクトルデータを生成する復号工程と、
    前記画像処理装置の係数データを格納する手段が、前記復号工程で2次元の係数データを生成するたびに該係数データを、垂直方向及び水平方向のうち一方方向の1次元データ列ごとの処理である第1の処理を行ってから、少なくとも2ブロック分の係数データを格納可能な係数データ用メモリに格納する工程と、
    前記画像処理装置の予測画像生成手段が、前記復号工程で動きベクトルデータを生成するたびに、該動きベクトルデータが指し示す画像領域の画像を、復号済みのフレームを格納している復号済みフレーム用メモリから読み出し、該読み出した画像を予測画像として、少なくとも2ブロック分の予測画像を格納可能な予測画像用メモリに格納する予測画像生成工程と、
    前記画像処理装置の動き補償手段が、フレーム間符号化されたブロックの係数データの前記係数データ用メモリへの格納が完了すると、該係数データに対して垂直方向及び水平方向のうち他方方向の1次元データ列ごとの処理である第2の処理、を行うことで予測残差データを生成し、該予測残差データ及び該ブロックの予測画像を用いた動き補償を行うことで該ブロックを復号し、該復号したブロックを前記復号済みフレーム用メモリに格納する動き補償工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  7. コンピュータを、請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
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