JP2014072627A - 画像形成システム、画像形成装置、遠隔制御方法および遠隔制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像形成装置でアプリケーションプログラムを実行している状態を再現する。
【解決手段】 画像形成装置は、携帯情報装置から撮像画像を受信すると、撮像画像に、アプリケーションプログラムを実行するアプリ実行部53により表示される操作画面の画像が含まれるか否かを判断する判断部65と、撮像画像に操作画面の画像が含まれると判断される場合、アプリ実行部53の状態を状態情報として保存する状態保存部67と、状態情報の状態識別情報とアプリケーションプログラムのアプリ識別情報との組を含む起動情報を携帯情報装置に送信する起動情報送信部69と、携帯情報装置から起動情報を含む遠隔操作指令が受信されることに応じて、アプリ実行部53に、アプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行させ、状態識別情報で特定される状態情報に設定させる。
【選択図】 図5
【解決手段】 画像形成装置は、携帯情報装置から撮像画像を受信すると、撮像画像に、アプリケーションプログラムを実行するアプリ実行部53により表示される操作画面の画像が含まれるか否かを判断する判断部65と、撮像画像に操作画面の画像が含まれると判断される場合、アプリ実行部53の状態を状態情報として保存する状態保存部67と、状態情報の状態識別情報とアプリケーションプログラムのアプリ識別情報との組を含む起動情報を携帯情報装置に送信する起動情報送信部69と、携帯情報装置から起動情報を含む遠隔操作指令が受信されることに応じて、アプリ実行部53に、アプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行させ、状態識別情報で特定される状態情報に設定させる。
【選択図】 図5
Description
この発明は、画像形成システム、画像形成装置、遠隔制御方法および遠隔制御プログラムに関し、特に、携帯情報装置と携帯情報装置により遠隔操作される画像形成装置を含む画像形成システム、携帯情報装置により遠隔操作される画像形成装置、その画像形成装置で実行される遠隔制御方法および遠隔制御プログラムに関する。
近年、複合機(MFP)の機能が複雑化しており、処理を実行するための条件が多岐に亘るようになってきており、条件を設定する操作が煩雑な場合が多い。このため、MFPを所望の状態に設定するためのショートカットキーを備えたMFPが登場している。例えば、特開2012−044453号公報には、パーソナルコンピュータが、ユーザーの指令に基づいて、画像形成装置の参照能力情報を元にカスタマイズ情報を設定して画像形成装置にメール送信すると、メールを受信した画像形成装置は、この装置自身が備える能力を記述した自能力情報と参照能力情報とが一致した場合に、メールのFromアドレスから特定したユーザーインターフェースにあるショートカットキーを、カスタマイズ情報に基づいてカスタマイズし、メールを介してカスタマイズ正常完了の応答をするネットワークシステムが記載されている。
しかしながら、従来のネットワークシステムにおいては、パーソナルコンピュータにおいて、ユーザーの指令に基づいて画像形成装置の参照能力情報を元にカスタマイズ情報を設定しなければならない。このため、パーソナルコンピュータにおいて、画像形成装置の参照能力情報を取得しなければならず、パーソナルコンピュータにおける処理が煩雑になるといった問題がある。また、アプリケーションプログラムをインストール可能なMFPが登場しており、このMFPがアプリケーションプログラムの実行途中の状態にMFPを設定することはできない。
特開2012−044453号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、画像形成装置でアプリケーションプログラムを実行している状態を容易に再現することが可能な画像形成システムを提供することである。
この発明の他の目的は、アプリケーションプログラムを実行している状態を容易に再現することが可能な画像形成装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、アプリケーションプログラムを実行している状態を容易に再現することが可能な遠隔制御方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、アプリケーションプログラムを実行している状態を容易に再現することが可能な遠隔制御プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、画像形成システムは、画像形成装置と該画像形成装置と通信可能な携帯情報装置とで構成される画像形成システムであって、携帯情報装置は、ユーザーの操作を受け付ける携帯側操作受付手段と、携帯側操作受付手段により受け付けられる操作に従って、遠隔操作指令を画像形成装置に送信し、画像形成装置を遠隔操作する遠隔操作手段と、被写体を撮像する撮像手段と、を備え、画像形成装置は、ユーザーの操作を受け付ける装置側操作受付手段と、携帯情報装置から受信される遠隔操作指令に従って処理を実行する遠隔制御手段と、アプリケーションプログラムを実行するアプリ実行手段と、画像を表示する表示手段と、を備え、遠隔操作手段は、撮像手段が被写体を撮像して出力する撮像画像を画像形成装置に送信する撮像画像送信手段を、含み、遠隔制御手段は、携帯情報装置から撮像画像を受信することに応じて、撮像画像に、アプリ実行手段が装置側操作受付手段により受け付けられた操作に従って処理を実行することにより表示手段に表示される操作画面の画像が含まれるか否かを判断する判断手段と、判断手段によって撮像画像に操作画面の画像が含まれると判断される場合、撮像画像を受信した時点におけるアプリ実行手段の状態を状態情報として保存する状態保存手段と、判断手段によって撮像画像に操作画面の画像が含まれると判断される場合、状態情報を識別するための状態識別情報とアプリ実行手段が実行するアプリケーションプログラムを識別するためのアプリ識別情報との組を含む起動情報を携帯情報装置に送信する起動情報送信手段と、を備え、遠隔操作手段は、さらに、画像形成装置から起動情報が受信される場合、起動情報を含む遠隔操作指令を遠隔操作手段に送信させる起動処理を実行させるためのショートカットを生成するショートカット生成手段と、を含み、遠隔制御手段は、さらに、携帯情報装置から起動情報を含む遠隔操作指令が受信されることに応じて、アプリ実行手段に、起動情報に含まれるアプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行させ、状態識別情報で特定される状態情報で定まる状態に設定させる。
この局面に従えば、画像形成装置が、アプリケーションプログラムを実行し、ユーザーにより受け付けられた操作に従って処理を実行することにより操作画面を表示し、携帯情報装置から被写体を撮像した撮像画像を受信することに応じて、撮像画像に操作画面の画像が含まれるか否かを判断し、撮像画像に操作画面の画像が含まれると判断する場合、撮像画像を受信した時点におけるアプリケーションプログラムを実行する状態を状態情報として保存するとともに、状態情報を識別するための状態識別情報とアプリケーションプログラムのアプリ識別情報との組を含む起動情報を携帯情報装置に送信する。携帯情報装置において、画像形成装置から起動情報が受信される場合、起動情報を含む遠隔操作指令を画像形成装置に送信する起動処理を実行させるためのショートカットを生成する。画像形成装置は、携帯情報装置から起動情報を含む遠隔操作指令が受信されることに応じて、起動情報に含まれるアプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行し、状態識別情報で特定される状態情報で定まる状態に設定する。このため、携帯情報装置で操作画面を被写体として撮像すれば、その時点において画像形成装置がアプリケーションプログラムを実行している状態を再現するためのショートカットが携帯情報装置に生成されるので、画像形成装置でアプリケーションプログラムを実行している状態を容易に再現することが可能な画像形成システムを提供することができる。
好ましくは、画像形成装置は、ユーザーを認証する装置側認証手段を、さらに備え、アプリ実行手段は、装置側操作受付手段により受け付けられた認証情報に基づいて装置側認証手段による認証が成功することを条件に、装置側操作受付手段により受け付けられた操作に従って処理を実行し、撮像画像送信手段は、携帯側操作受付手段により受け付けられた認証情報に基づいて装置側認証手段による認証が成功することを条件に、撮像画像を画像形成装置に送信する。
この局面に従えば、画像形成装置は、画像形成装置を操作するユーザーにより入力された認証情報に基づいて認証が成功することを条件に、アプリケーションプログラムを実行し、携帯情報装置は、携帯情報装置を操作するユーザーにより入力された認証情報に基づいて画像形成装置において認証が成功することを条件に、撮像画像を送信する。このため、画像形成装置を操作するユーザーが携帯情報装置を操作する場合に限って、携帯情報装置で撮像された撮像画像を画像形成装置に送信することができ、携帯情報装置にショートカットを生成することができる。
この発明の他の局面によれば、画像形成装置は、携帯情報装置と通信可能な画像形成装置であって、ユーザーの操作を受け付ける装置側操作受付手段と、携帯情報装置から受信される遠隔操作指令に従って処理を実行する遠隔制御手段と、アプリケーションプログラムを実行するアプリ実行手段と、画像を表示する表示手段と、を備え、遠隔制御手段は、携帯情報装置から表示手段を被写体として撮像した撮像画像を受信することに応じて、撮像画像に、アプリ実行手段が装置側操作受付手段により受け付けられた操作に従って処理を実行することにより表示手段に表示される操作画面の画像が含まれるか否かを判断する判断手段と、判断手段によって撮像画像に操作画面の画像が含まれると判断される場合、撮像画像を受信した時点におけるアプリ実行手段の状態を状態情報として保存する状態保存手段と、判断手段によって撮像画像に操作画面の画像が含まれると判断される場合、状態情報を識別するための状態識別情報とアプリ実行手段が実行するアプリケーションプログラムを識別するためのアプリ識別情報との組を含む起動情報を携帯情報装置に送信する起動情報送信手段と、を含み、携帯情報装置から起動情報を含む遠隔操作指令が受信されることに応じて、アプリ実行手段に、起動情報に含まれるアプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行させ、状態識別情報で特定される状態情報で定まる状態に設定させる。
この局面に従えば、画像形成装置が、アプリケーションプログラムを実行し、ユーザーにより受け付けられた操作に従って処理を実行することにより操作画面を表示し、携帯情報装置から被写体を撮像した撮像画像を受信することに応じて、撮像画像に操作画面の画像が含まれるか否かを判断し、撮像画像に操作画面の画像が含まれると判断する場合、撮像画像を受信した時点におけるアプリケーションプログラムを実行する状態を状態情報として保存するとともに、状態情報を識別するための状態識別情報とアプリケーションプログラムのアプリ識別情報との組を含む起動情報を携帯情報装置に送信する。そして、画像形成装置は、携帯情報装置から起動情報を含む遠隔操作指令が受信されることに応じて、起動情報に含まれるアプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行し、状態識別情報で特定される状態情報で定まる状態に設定する。このため、携帯情報装置で操作画面を被写体として撮像すれば、その時点において画像形成装置がアプリケーションプログラムを実行している状態を再現するための起動情報を保存するので、アプリケーションプログラムを実行している状態を容易に再現することが可能な画像形成装置を提供することができる。
好ましくは、ユーザーを認証する装置側認証手段を、さらに備え、アプリ実行手段は、装置側操作受付手段により受け付けられた認証情報に基づいて装置側認証手段による認証が成功することを条件に、装置側操作受付手段により受け付けられた操作に従って処理を実行し、携帯情報装置から受信される認証情報に基づいて装置側認証手段による認証が成功することを条件に、携帯情報装置から表示手段を被写体として撮像した撮像画像を受信する。
この局面に従えば、画像形成装置は、画像形成装置を操作するユーザーにより入力された認証情報に基づいて認証が成功することを条件に、アプリケーションプログラムを実行し、携帯情報装置を操作するユーザーにより入力された認証情報に基づいて画像形成装置において認証が成功することを条件に、携帯情報装置から撮像画像を受信する。このため、画像形成装置を操作するユーザーが携帯情報装置を操作する場合に限って、携帯情報装置で撮像された撮像画像を受信することができ、携帯情報装置にショートカットを生成することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、遠隔制御方法は、携帯情報装置と通信可能な画像形成装置で実行される遠隔制御方法であって、画像形成装置は、ユーザーの操作を受け付ける装置側操作受付手段と、アプリケーションプログラムを実行するアプリ実行手段と、画像を表示する表示手段と、を備え、携帯情報装置から表示手段を被写体として撮像した撮像画像を受信することに応じて、撮像画像に、アプリ実行手段が装置側操作受付手段により受け付けられた操作に従って処理を実行することにより表示手段に表示される操作画面の画像が含まれるか否かを判断する判断ステップと、判断ステップにおいて撮像画像に操作画面の画像が含まれると判断される場合、撮像画像を受信した時点におけるアプリ実行手段の状態を状態情報として保存する状態保存ステップと、判断ステップにおいて撮像画像に操作画面の画像が含まれると判断される場合、状態情報を識別するための状態識別情報とアプリ実行手段が実行するアプリケーションプログラムを識別するためのアプリ識別情報との組を含む起動情報を携帯情報装置に送信する起動情報送信ステップと、携帯情報装置から起動情報を含む遠隔操作指令が受信されることに応じて、アプリ実行手段に、起動情報に含まれるアプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行させ、状態識別情報で特定される状態情報で定まる状態に設定させるステップと、を含む。
この局面に従えば、アプリケーションプログラムを実行している状態を容易に再現することが可能な遠隔制御方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、遠隔制御プログラムは、携帯情報装置と通信可能な画像形成装置を制御するコンピュータで実行される遠隔制御プログラムであって、画像形成装置は、ユーザーの操作を受け付ける装置側操作受付手段と、アプリケーションプログラムを実行するアプリ実行手段と、画像を表示する表示手段と、を備え、携帯情報装置から表示手段を被写体として撮像した撮像画像を受信することに応じて、撮像画像に、アプリ実行手段が装置側操作受付手段により受け付けられた操作に従って処理を実行することにより表示手段に表示される操作画面の画像が含まれるか否かを判断する判断ステップと、判断ステップにおいて撮像画像に操作画面の画像が含まれると判断される場合、撮像画像を受信した時点におけるアプリ実行手段の状態を状態情報として保存する状態保存ステップと、判断ステップにおいて撮像画像に操作画面の画像が含まれると判断される場合、状態情報を識別するための状態識別情報とアプリ実行手段が実行するアプリケーションプログラムを識別するためのアプリ識別情報との組を含む起動情報を携帯情報装置に送信する起動情報送信ステップと、携帯情報装置から起動情報を含む遠隔操作指令が受信されることに応じて、アプリ実行手段に、起動情報に含まれるアプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行させ、状態識別情報で特定される状態情報で定まる状態に設定させるステップと、をコンピュータに実行させる。
この局面に従えば、アプリケーションプログラムを実行している状態を容易に再現することが可能な遠隔制御プログラムを提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、画像形成システムは、サーバーと、1以上の画像形成装置と、携帯情報装置とで構成される画像形成システムであって、携帯情報装置は、ユーザーの操作を受け付ける携帯側操作受付手段と、携帯側操作受付手段により受け付けられる操作に従って、遠隔操作指令を1以上の画像形成装置のいずれかに送信し、当該画像形成装置を遠隔操作する遠隔操作手段と、被写体を撮像する撮像手段と、を備え、遠隔操作手段は、撮像手段が被写体を撮像して出力する撮像画像をサーバーに送信する撮像画像送信手段を、含み、1以上の画像形成装置それぞれは、ユーザーの操作を受け付ける装置側操作受付手段と、携帯情報装置から受信される遠隔操作指令に従って処理を実行する遠隔制御手段と、アプリケーションプログラムを実行するアプリ実行手段と、画像を表示する表示手段と、を備え、サーバーは、携帯情報装置を操作するユーザーを認証するサーバー側認証手段と、認証されたユーザーが操作する携帯情報装置から撮像画像を受信することに応じて、撮像画像を1以上の画像形成装置のうち予め登録されたすべての装置に送信する撮像画像転送手段と、を備え、遠隔制御手段は、サーバーから撮像画像を受信することに応じて、撮像画像に、アプリ実行手段が装置側操作受付手段により受け付けられた操作に従って処理を実行することにより表示手段に表示される操作画面の画像が含まれるか否かを判断する判断手段と、判断手段によって撮像画像に操作画面の画像が含まれると判断される場合、撮像画像を受信した時点におけるアプリ実行手段の状態を状態情報として保存する状態保存手段と、判断手段によって撮像画像に操作画面の画像が含まれると判断される場合、状態情報を識別するための状態識別情報とアプリ実行手段が実行するアプリケーションプログラムを識別するためのアプリ識別情報との組を含む起動情報をサーバーに送信する起動情報送信手段と、を備え、サーバーは、1以上の画像形成装置のいずれかから起動情報が受信される場合、1以上の画像形成装置のうち起動情報を送信してきた対象装置を識別するための装置識別情報と受信された起動情報とを、携帯情報装置に送信する起動情報転送手段を、含み、遠隔操作手段は、さらに、サーバーから装置識別情報と起動情報との組が受信される場合、装置識別情報で特定される対象装置に起動情報を含む遠隔操作指令を送信させる起動処理を実行させるためのショートカットを生成するショートカット生成手段と、を含み、1以上の画像形成装置それぞれが備える遠隔制御手段は、さらに、携帯情報装置から起動情報を含む遠隔操作指令が受信されることに応じて、アプリ実行手段に、起動情報に含まれるアプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行させ、状態識別情報で特定される状態情報で定まる状態に設定させる起動手段を含む。
この局面に従えば、画像形成装置が、アプリケーションプログラムを実行し、ユーザーにより受け付けられた操作に従って処理を実行することにより操作画面を表示し、サーバーから携帯情報装置が被写体を撮像した撮像画像を受信することに応じて、撮像画像に操作画面の画像が含まれるか否かを判断し、撮像画像に操作画面の画像が含まれると判断する場合、撮像画像を受信した時点におけるアプリケーションプログラムを実行する状態を状態情報として保存するとともに、状態情報を識別するための状態識別情報とアプリケーションプログラムのアプリ識別情報との組を含む起動情報をサーバーに送信する。サーバーは、起動情報を携帯情報装置に転送する。携帯情報装置において、サーバーから起動情報が受信される場合、起動情報を含む遠隔操作指令を画像形成装置に送信する起動処理を実行させるためのショートカットを生成する。画像形成装置は、携帯情報装置から起動情報を含む遠隔操作指令が受信されることに応じて、起動情報に含まれるアプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行し、状態識別情報で特定される状態情報で定まる状態に設定する。このため、携帯情報装置で操作画面を被写体として撮像すれば、その時点において画像形成装置がアプリケーションプログラムを実行している状態を再現するためのショートカットが携帯情報装置に生成されるので、画像形成装置でアプリケーションプログラムを実行している状態を容易に再現することが可能な画像形成システムを提供することができる。
好ましくは、画像形成装置は、ユーザーを認証する装置側認証手段を、さらに備え、アプリ実行手段は、装置側操作受付手段により受け付けられた認証情報に基づいて装置側認証手段による認証が成功することを条件に、装置側操作受付手段により受け付けられた操作に従って処理を実行し、起動情報送信手段は、装置側認証手段が認証するための認証情報を、起動情報とともにサーバーに送信し、ショートカット生成手段は、サーバーから装置識別情報と起動情報との組に加えて認証情報が受信される場合、起動処理に加えて装置識別情報で特定される対象装置に認証情報を含む遠隔操作指令を送信させるログイン処理を実行させるショートカットを生成する。
この局面に従えば、画像形成装置は、画像形成装置を操作するユーザーにより入力された認証情報に基づいて認証が成功することを条件に、アプリケーションプログラムを実行し、撮像画像が受信される場合、認証情報を起動情報とともにサーバーに送信し、携帯情報装置は、サーバーから認証情報が受信される場合、起動処理に加えて画像形成装置に認証情報を含むログイン指令を送信させるログイン処理を実行させるショートカットを生成する。画像形成装置により認証されたユーザーによる操作に基づいて表示された操作画面の画像が、携帯情報装置により撮像された撮像画像に含まれる場合に、認証情報と起動情報とをサーバーを経由して画像形成装置に送信する。このため、画像形成装置を操作するユーザーが携帯情報装置を操作する場合に限って、携帯情報装置で撮像された撮像画像を受信することができ、携帯情報装置にショートカットを生成することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態における画像形成システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、画像形成システム1は、それぞれがネットワーク2に接続された画像形成装置としてのMFP(Multi Function Peripheral)100,101,102と、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という)105と、携帯情報装置200と、無線局300とを含む。
図1は、第1の実施の形態における画像形成システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、画像形成システム1は、それぞれがネットワーク2に接続された画像形成装置としてのMFP(Multi Function Peripheral)100,101,102と、パーソナルコンピュータ(以下「PC」という)105と、携帯情報装置200と、無線局300とを含む。
PC105は、一般的なコンピュータであり、MFP100,101,102を制御するためのプリンタドライバプログラムがインストールされている。なお、MFP100,101,102の種類が異なる場合、PC105には、MFP100,101,102を制御するための3種類のプリンタドライバプログラムがそれぞれインストールされる。
MFP100,101,102各々は、原稿を読み取るための原稿読取機能、画像データに基づいて紙などの記録媒体に画像を形成するための画像形成機能およびファクシミリデータを送受信するファクシミリ送受信機能ファクシミリ送受信機能を備えている。なお、第1の実施の形態においてはMFP100,101,102を例に説明するが、MFP100,101,102に代えて、アプリケーションプログラムをインストール可能な装置であれば、例えば、プリンタ、ファクシミリ装置、コンピュータ等であってもよい。また、MFP100,101,102は、機能が同じなので以下の説明では特に言及しない限りMFP100を例に説明する。
携帯情報装置200は、一般的な携帯電話であり、携帯電話用基地局と無線で通信することにより携帯電話網に接続し、通話が可能である。また、携帯情報装置200は、無線LAN機能を備えている。
ネットワーク2は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、接続形態は有線または無線を問わない。またネットワーク2は、LANに限らず、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Networks)を用いたネットワーク等であってもよい。さらに、ネットワーク2は、インターネットなどのワイドエリアネットワーク(WAN)に接続されている。
無線局300は、ネットワーク2の中継装置であり、無線LAN通信機能を備えた携帯情報装置200と通信して、携帯情報装置200をネットワーク2に接続する。MFP100,101,102各々は、ネットワーク2を介してPC105とデータの送受信が可能である。また、MFP100,101,102各々は、ネットワーク2および無線局300を介して携帯情報装置200とデータの送受信が可能である。
図2は、MFPの外観を示す斜視図である。図3は、MFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。図2および図3を参照して、MFP100は、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データに基づいて用紙等に画像を形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、画像が形成された用紙を処理する後処理部155と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル160とを含む。
後処理部155は、画像形成部140により画像が形成された1以上の用紙を並び替えて排紙するソート処理、パンチ穴加工するパンチ処理、ステープル針を打ち込むステープル処理を実行する。
メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM113と、RAM114と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)115と、ファクシミリ部116と、CD−ROM118が装着される外部記憶装置117と、を含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる読取データ(画像データ)を一時的に記憶する。
操作パネル160は、MFP100の上面に設けられ、表示部161と操作部163とを含む。表示部161は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electro−Luminescence Display)等の表示装置であり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部163は、複数のキーを備え、キーに対応するユーザーの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける。操作部163は、表示部161上に設けられたタッチパネルをさらに含む。
通信I/F部112は、MFP100をネットワーク2に接続するためのインターフェースである。CPU111は、通信I/F部112を介してMFP101,102、PC105または携帯情報装置200との間で通信し、データを送受信する。また、通信I/F部112は、ネットワーク2を介してインターネットに接続されたコンピュータと通信が可能である。
ファクシミリ部116は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部116は、受信したファクシミリデータを、HDD115に記憶する、または画像形成部140に出力する。画像形成部140は、ファクシミリ部116により受信されたファクシミリデータを用紙にプリントする。また、ファクシミリ部116は、HDD115に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
外部記憶装置117は、CD−ROM118が装着される。CPU111は、外部記憶装置117を介してCD−ROM118にアクセス可能である。CPU111は、外部記憶装置117に装着されたCD−ROM118に記録されたプログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムを記憶する媒体としては、CD−ROM118に限られず、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)などの半導体メモリであってもよい。
また、CPU111が実行するプログラムは、CD−ROM118に記録されたプログラムに限られず、HDD115に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、ネットワーク2に接続された他のコンピュータが、MFP100のHDD115に記憶されたプログラムを書換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワーク2に接続された他のコンピュータからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD115に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
第1の実施の形態における画像形成システム1において、MFP100,101,102および携帯情報装置200間で、データが送受信される。データを送受信するプロトコルは、受信側の装置において送信元を特定することができれば、任意のプロトコルを用いることが可能である。データを送受信するプロトコルは、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)およびSMPT(Simple Mail Transfer Protocol)、POP(Post Office Protocol)等が用いられる。
図4は、携帯情報装置のハードウェア構成の概要を示す機能ブロック図である。図4を参照して、携帯情報装置200は、携帯情報装置200の全体を制御するためのCPU201と、カメラ202と、データを不揮発的に記憶するフラッシュメモリ203と、通話部205と接続された無線通信部204と、情報を表示する表示部206と、ユーザーの操作の入力を受け付ける操作部207と、無線LANI/F208とを含む。
無線通信部204は、電話通信網に接続された携帯電話用基地局と無線通信する。無線通信部204は、携帯情報装置200を電話通信網に接続し、通話部205を用いた通話を可能とする。無線通信部204は、携帯電話用基地局から受信した無線信号を復調した音声信号を復号して通話部205に出力する。また、無線通信部204は、通話部205から入力される音声を符号化し、携帯電話用基地局に送信する。通話部205は、マイクおよびスピーカを備え、無線通信部204から入力される音声をスピーカから出力し、マイクから入力される音声を無線通信部204に出力する。さらに、無線通信部204は、CPU201により制御され、携帯情報装置200を電子メールサーバに接続し、電子メールを送受信する。
カメラ202は、レンズおよび光電変換素子を備え、レンズで集光した光を光電変換素子に結像し、光電変換素子は受光した光を光電変換して画像データをCPU201に出力する。光電変換素子は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ、CCD(Charge Coupled Device)センサ等である。
表示部206は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD等の表示装置であり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部207は、複数のキーを備え、キーに対応するユーザーの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける。
無線LANI/F208は、無線局300と通信し、携帯情報装置200をネットワーク2に接続するためのインターフェースである。携帯情報装置200に予めMFP100,101,102それぞれのIP(Internet Protocol)アドレスを登録しておくことにより、携帯情報装置200は、MFP100,101,102と通信することができ、データの送受信が可能となる。なお、第1の実施の形態においては、携帯情報装置200が無線LANI/F208を用いて、MFP100,101,101と通信する場合を例に説明するが、他の通信方法を用いて通信するようにしてもよい。具体的には、携帯情報装置200、MFP100,101,101が、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線装置を搭載する場合には、携帯情報装置200が、MFP100,101,102のいずれかと、1対1で通信するようにしてもよい。また、携帯情報装置200を、MFP100,101,102のいずれかと、例えばUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等の有線で接続するようにし、携帯情報装置200が、MFP100,101,102のいずれかと、1対1で通信するようにしてもよい。
フラッシュメモリ203は、CPU201が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。CPU201は、フラッシュメモリ203に記録されたプログラムを、CPU201が備えるRAMにロードして実行する。なお、CPU201が実行するプログラムとして、フラッシュメモリ203に記録されたプログラムは、ネットワーク2に接続された他のコンピュータが、フラッシュメモリ203に記憶されたプログラムを書換えたプログラム、または、追加して書き込んだ新たなプログラムをであってもよい。さらに、携帯情報装置200が、ネットワーク2に接続された他のコンピュータからダウンロードしたプログラムでもよい。ここでいうプログラムは、CPU201が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
また、CPU201が実行するプログラムを記憶する媒体としては、フラッシュメモリ203に限られず、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)などの半導体メモリであってもよい。
図5は、第1の実施の形態におけるMFPが備えるCPUの機能の概要を示すブロック図である。図5に示す機能は、第1の実施の形態におけるMFP100,101,102それぞれが備えるCPU111が、ROM113、HDD115、CD−ROM118に記憶された遠隔制御プログラムおよびMFP制御プログラムを実行することにより、CPU111に形成される機能である。第1の実施の形態におけるMFP100,101,102それぞれの機能は同じなので、ここでは、MFP100の機能を例に説明する。図5を参照して、CPU111は、携帯情報装置から受信される遠隔操作指令に従って処理を実行する遠隔制御部51と、アプリ実行部53と、を含む。
アプリ実行部53は、CPU111がアプリケーションプログラムを実行することによって、CPU111に形成される機能である。ユーザーが操作部163に、アプリケーションプログラムの実行を指示する操作を入力すると、CPU111がアプリケーションプログラムを実行し、アプリ実行部53がCPU111に形成される。アプリケーションプログラムは、MFP100に予めインストールされたアプリケーションプログラムである。
アプリ実行部53は、ユーザーが操作部163に入力する操作に従って処理を実行する。ユーザーが操作部163に入力する操作は、操作画面の変更を指示する操作と、処理を実行するための設定値を設定する操作と、処理の実行を指示する操作と、を含む。アプリ実行部53は、操作部163によってユーザーによる設定値を設定させる操作が受け付けられる場合、設定処理を実行する。設定処理は、処理を実行するための設定値を設定する処理であり、具体的には、ユーザーにより入力された設定値を、RAM114に記憶する処理である。
アプリ実行部53は、操作部163によってユーザーによる処理の実行を指示する操作が受け付けられる場合、RAM114に記憶された設定値に従って処理を実行する。アプリ実行部53が設定値に従って実行する処理は、アプリケーションプログラムによって定められ、例えば、画像形成処理、後処理、原稿読取処理、データ送受信処理、記憶制御処理、画像処理を含む。
画像形成処理は、画像形成部140および給紙部150を制御し、用紙に画像を形成する処理である。後処理は、後処理部155を制御し、画像形成部140により画像が形成された1以上の用紙に対する処理である。後処理は、例えば、1以上の用紙を並び替えて排紙するソート処理、1以上の用紙にパンチ穴加工するパンチ処理、1以上の用紙にステープル針を打ち込むステープル処理を含む。原稿読取処理は、自動原稿搬送装置120および原稿読取部130を制御し、原稿の画像を読み取る処理である。データ送受信処理は、通信I/F部112またはファクシミリ部116を制御し、データを送受信する処理である。記憶制御処理は、HDD115または外部記憶装置117を制御し、データを記憶または読み出しする処理である。画像処理は、処理対象とする画像データを加工する処理であり、例えば、画像を拡大する処理、画像を縮小する処理、画像中から特定部分を抽出する処理、画像を回転する処理、文字認識処理、複数の画像を合成する処理、鮮鋭化処理、2値化処理等を含む。
アプリ実行部53は、画像形成処理を実行する場合、画像形成の対象となるデータを処理対象とする。アプリ実行部53は、原稿読取処理を実行する場合、原稿読取部130が原稿を読み取って出力するデータを処理対象とする。アプリ実行部53は、データ送受信処理を実行する場合、通信I/F部112が送受信するデータ、またはファクシミリ部116が送受信するファクシミリデータを処理対象とする。アプリ実行部53は、記憶制御処理を実行する場合、HDD115または外部記憶装置117に書き込むデータまたはHDD115または外部記憶装置117から読み出すデータを処理対象とする。アプリ実行部53は、画像処理を実行する場合、HDD115または外部記憶装置117に記憶されたデータを処理対象とする。
アプリ実行部53は、表示部161を制御して、HDD115に予め記憶された複数の操作画面または処理を実行することにより生成された操作画面を表示部161に表示する。複数の操作画面は、階層構造で互いに関連付けられており、1つの操作画面が他の操作画面に遷移するための遷移ボタンを有している。例えば、上位の階層に配置された操作画面から下位の階層に配置された操作画面とは、上位の階層に配置された操作画面が有する遷移ボタンが下位の階層に配置された操作画面と関連付けられ、下位の階層に配置された操作画面が有する遷移ボタンが上位の階層に配置された操作画面と関連付けられる。このため、上位の階層に配置された操作画面が有する遷移ボタンがユーザーによって指示されることにより下位の階層に配置された操作画面が特定され、下位の階層に配置された操作画面が有する遷移ボタンがユーザーによって指示されることにより上位の階層に配置された操作画面が特定される。これにより、複数の操作画面のいずれか1つを特定できる。アプリ実行部53によって表示部161に表示された操作画面が有する遷移ボタンを指示する操作を操作部163が受け付けると、アプリ実行部53は、指示された遷移ボタンに関連付けられた操作画面を特定し、特定された操作画面を表示部161に表示する。
また、複数の操作画面は、設定種類の操作画面を含む。設定種類の操作画面は、アプリ実行部53が処理を実行するための設定値を設定するための操作画面であり、設定されている設定値を表示する領域を含む。設定種類の操作画面を設定画面という。
アプリ実行部53は、表示部161に設定画面を表示した後に、操作部163が受け付ける操作は、設定値を設定する操作または処理の実行を指示する操作である。アプリ実行部53は、操作部163によって設定値を設定する操作が受け付けられると、設定処理を実行する。設定処理は、設定値をRAM114に記憶する処理である。また、アプリ実行部53は、操作部163によって処理の実行を指示する操作が受け付けられると、設定された設定値に従って、画像形成処理、後処理、原稿読取処理、データ送受信処理、記憶制御処理、または画像処理を実行する。アプリ実行部53が実行する処理は、操作部163によって処理の実行を指示する操作が受け付けられた時点で、表示部161に表示されている操作画面によって定まる。
遠隔制御部51は、CPU111が遠隔制御プログラムを実行することにより、CPU111に形成される機能である。遠隔制御部51は、遠隔操作するユーザーを認証する装置側認証部61と、撮像画像受信部63と、判断部65と、状態保存部67と、起動情報送信部69と、作成指示受付部71と、遠隔指令受信部73と、操作画面送信部75と、を含む。
装置側認証部61は、通信I/F部112が携帯情報装置200との間で通信経路を確立した後、携帯情報装置200からログイン要求を受信すると、携帯情報装置200にログイン画面を送信する。ログイン画面は、ユーザーを識別するためのユーザー識別情報を入力する領域と、認証情報を入力する領域とを含む。装置側認証部61は、ログイン画面を送信した携帯情報装置200からユーザー識別情報と認証情報とを受信し、携帯情報装置200を操作するユーザーを認証する。
また、装置側認証部61は、通信I/F部112が携帯情報装置200からログイン指令を受信する場合、ログイン指令に従って認証する。ログイン指令は、ユーザー識別情報と認証情報とを含む。装置側認証部61は、受信されたログイン指令を受信すると、ログイン指令に含まれるユーザー識別情報と認証情報に基づいて、携帯情報装置200を操作するユーザーを認証する。
MFP100は、予め登録されたユーザーを識別するためのユーザー識別情報と認証情報とを含むユーザーデータをHDD115に記憶している。装置側認証部61は、携帯情報装置200から受信されたユーザー識別情報と認証情報とをHDD115に予め記憶されているユーザーデータと比較する。装置側認証部61は、両者が一致すれば認証成功と判断し、ログインを許可するが、両者が一致しなければ認証失敗と判断し、ログインを許可しない。装置側認証部61は、ログインを許可する場合は許可信号を返信し、ログインを許可しない場合は不許可信号を返信する。
また、装置側認証部61は、携帯情報装置200との間で通信経路を確立する際に、携帯情報装置200の装置識別情報を取得する。携帯情報装置200の装置識別情報は、例えば、携帯情報装置200に割り当てられたネットワーク2上の位置情報である。ネットワーク2上の位置情報は、例えば、ネットワークアドレスであり、好ましくは、IP(Internet Protocol)アドレスまたはMAC(Media Access Control)アドレスである。装置側認証部61は、認証に成功する場合に、認証した携帯情報装置200を操作するユーザーを識別するためのユーザー識別情報と携帯情報装置200の装置識別情報との組を、RAM114に記憶する。
装置側認証部61は、携帯情報装置200を操作するユーザーの認証に成功した後、携帯情報装置200との間で確立された通信経路が切断される場合、または、携帯情報装置200からログアウト指令を受信する場合、RAM114に記憶されたユーザー識別情報と装置識別情報との組を消去する。
第1の実施の形態においては、認証情報としてパスワードを用いる例を示すが、認証情報をユーザーの指紋、静脈パターン、虹彩等の生体情報を用いるようにしてもよい。この場合、携帯情報装置200は、生体情報を読み取るための読取装置を備える。
遠隔指令受信部73は、携帯情報装置200を操作するユーザーの認証に成功した後、ログアウト指令を受信するまでの間、携帯情報装置200から遠隔操作指令を受信する。具体的には、遠隔制御部51は、通信I/F部112が遠隔操作指令を受信する場合、遠隔操作指令を送信してきた装置の装置識別情報を取得し、取得された装置識別情報を、先に認証に成功したユーザーが操作する装置、ここでは携帯情報装置200の装置識別情報と比較する。遠隔制御部51は、両者が同じならば、通信I/F部112が受信した遠隔操作指令を取得するが、両者が異なれば、通信I/F部112が受信した遠隔操作指令を廃棄する。これにより、認証されたユーザーが携帯情報装置200を操作する場合に限って、遠隔操作指令を受信することができる。
遠隔指令受信部73は、遠隔操作指令を受信する場合、遠隔操作指令をアプリ実行部53に出力し、アプリ実行部53に遠隔操作指令に従って処理を実行させる。遠隔操作指令は、設定画面の変更を指示する遠隔操作指令と、処理を実行するための設定値を設定させる遠隔操作指令と、処理の実行を指示する遠隔操作指令と、を含む。
アプリ実行部53は、遠隔指令受信部73から設定値を設定させる遠隔操作指令が入力される場合、設定処理を実行する。設定処理は、処理を実行するための設定値を設定する処理であり、具体的には、遠隔操作指令に含まれる設定値を、RAM114に記憶する処理である。アプリ実行部53は、処理の実行を指示する遠隔操作指令が入力される場合、RAM114に記憶された設定値に従って処理を実行する。
操作画面送信部75は、携帯情報装置200を操作するユーザーの認証に成功した後、ログアウト指令を受信するまでの間、HDD115に予め記憶された複数の操作画面または処理を実行することにより生成された操作画面のいずれかを携帯情報装置200に送信する。操作画面送信部75は、携帯情報装置200を操作するユーザーの認証に成功すると、HDD115に予め記憶された複数の操作画面のうちアプリケーションプログラムによってデフォルトで定められた操作画面を携帯情報装置200に送信する。操作画面送信部75が、デフォルトで定められた操作画面を送信した後に送信する操作画面は、アプリ実行部53が定める。
操作画面の変更を指示する遠隔操作指令は、操作画面が有する遷移ボタンを特定するボタン特定情報を含む。アプリ実行部53は、操作画面の変更を指示する遠隔操作指令が入力されると、遠隔操作指令に含まれるボタン特定情報で特定される遷移ボタンに関連付けられた操作画面を特定し、特定された操作画面を識別するための画面識別情報を操作画面送信部75に出力する。操作画面送信部75は、画面識別情報で特定される操作画面をHDD115から読み出して、携帯情報装置200に送信する。
携帯情報装置200に設定画面を送信した後に、携帯情報装置200から受信される遠隔操作指令は、設定値または実行指示を含む。遠隔指令受信部73が設定値を含む遠隔操作指令を受信する場合、アプリ実行部53は、設定処理を実行する。設定処理は、設定値をRAM114に記憶する処理である。また、遠隔指令受信部73が実行指示を含む遠隔操作指令を受信する場合、アプリ実行部53は、設定された設定値に従って、処理を実行する。
撮像画像受信部63は、装置側認証部61による携帯情報装置200を操作するユーザーの認証に成功した後、ログアウト指令を受信するまでの間、携帯情報装置200から撮像画像を受信する。具体的には、撮像画像受信部63は、通信I/F部112が撮像画像を受信する場合、撮像画像を送信してきた装置の装置識別情報を取得し、取得された装置識別情報を、先に認証に成功したユーザーが操作する装置、ここでは携帯情報装置200の装置識別情報と比較する。撮像画像受信部63は、両者が同じならば、通信I/F部112が受信した撮像画像を取得するが、両者が異なれば、通信I/F部112が受信した撮像画像を廃棄する。これにより、認証されたユーザーが携帯情報装置200を操作する場合に限って、撮像画像を受信することができる。撮像画像受信部63は、撮像画像を受信する場合、撮像画像を判断部65に出力する。
判断部65は、撮像画像受信部63から入力される撮像画像が、撮像画像が受信された時点で表示部161に表示されている操作画面の画像を含むか否かを判断する。具体的には、撮像画像受信部63から入力される撮像画像と、表示部161に表示されている操作画面の画像とを比較する。判断部65は、撮像画像中に、表示部161に表示されている操作画面の画像が含まれていると判断する場合、一致信号を状態保存部67に出力し、撮像画像中に、表示部161に表示されている操作画面の画像が含まれていないと判断する場合、不一致信号を状態保存部67に出力する。
状態保存部67は、判断部65から一致信号が入力される場合、その時点におけるアプリ実行部53の状態を状態情報としてHDD115に記憶する。状態情報は、例えば、アプリ実行部53がRAM114中で使用している作業領域である。また、状態情報は、アプリ実行部53が、その時点で実行している処理のステップ番号と、設定値のすべてとしてもよい。状態保存部67は、状態情報をHDD115に記憶すると、状態情報を識別するための状態識別情報と、アプリ実行部53が実行しているアプリケーションプログラムを識別するためのアプリ識別情報とを含む起動情報を起動情報送信部69に出力するとともに、確認指令を作成指示受付部71に出力する。
作成指示受付部71は、ユーザーにショートカットの作成を確認する。具体的には、作成指示受付部71は、状態保存部67から確認指令が入力されることに応じて、確認画面を表示部161に表示し、ユーザーが操作部163に入力する確認操作を受け付ける。
図6は、確認画面の一例を示す図である。図6を参照して、確認画面500は、「リモートパネルショートカットを作成します。」のメッセージ501と、OKの文字が表示されたボタン503、と、Cancelの文字が表示されたボタン505と、を含む。
図5に戻って、作成指示受付部71は、確認画面を表示部161に表示した後、ユーザーが、OKの文字が表示されたボタン503を指示する操作を操作部163に入力すれば、確認操作を受け付け、ユーザーがCancelの文字が表示されたボタン505を指示する操作を操作部163に入力すればキャンセル操作を受け付ける。作成指示受付部71は、ユーザーによる確認操作を受け付ける場合、作成指示を起動情報送信部69に出力する。
起動情報送信部69は、状態保存部67から起動情報が入力され、かつ、作成指示受付部71から作成指示が入力される場合、起動情報およびログイン情報を携帯情報装置200に送信する。ログイン情報は、装置側認証部61によって認証されたユーザーのユーザー識別情報と認証情報との組であってもよいし、ユーザー識別情報と認証情報との組を新たに生成するようにしてもよい。ユーザー識別情報と認証情報との組を新たに生成する場合、装置側認証部61において新たに生成されたユーザー識別情報と認証情報との組を認証に用いることができように、HDD115に記憶されたユーザーデータに、新たに生成されたユーザー識別情報と認証情報との組を追加する。
起動情報送信部69が起動情報を携帯情報装置200に送信した後に、携帯情報装置200から受信される遠隔操作指令は、起動情報を含むものがある。遠隔指令受信部73は、起動情報を含む遠隔操作指令が受信される場合、アプリ実行部53に、起動情報に含まれるアプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行させ、起動情報に含まれる状態識別情報で特定される状態情報で定まる状態に設定させる。これにより、アプリ実行部53は、過去に操作部163に入力されたユーザーによる操作に従って処理を実行している最中に携帯情報装置200から撮像画像が受信された時点における状態を再現することができる。
図7は、第1の実施の形態における携帯情報装置が備えるCPUの機能の概要を示すブロック図である。図7に示す機能は、第1の実施の形態における携帯情報装置200が備えるCPU201が、フラッシュメモリ203に記憶された遠隔操作プログラムおよび撮像制御プログラムを実行することにより、CPU201に形成される機能である。図7を参照して、携帯情報装置200が備えるCPU201は、MFP100,101,102のいずれかを遠隔操作する遠隔操作部251と、カメラ202を制御する撮像制御部253と、を含む。
遠隔操作部251は、ログイン部265と、操作画面受信部261と、遠隔指令送信部263と、起動情報受信部267と、ショートカット生成部269と、撮像画像送信部271と、を含む。ログイン部265は、MFP100,101,102のうちからユーザーが選択した装置にログインする。携帯情報装置200には、遠隔操作の対象となり得る装置として、MFP100,101,102が予め登録されている。ログイン部265は、MFP100,101,102それぞれの装置識別情報を含む選択画面を、表示部206に表示する。ユーザーが選択画面に表示された装置識別情報を選択する操作を操作部207に入力すれば、ログイン部265は、MFP100,101,102のうち選択された装置識別情報の装置を、遠隔操作の対象となる装置として選択する。ここでは、遠隔操作の対象となる装置として、MFP100がユーザーにより選択された場合を例に具体的に説明する。ログイン部265は、無線LANI/F208を介して、MFP100にログイン要求を送信する。ログイン要求を受信するMFP100は、ログイン画面を返信するので、ログイン部265は、MFP100から受信するログイン画面を表示部206に表示し、ユーザーが操作部207にログイン画面に従って入力するユーザー識別情報と認証情報とを受け付ける。ログイン部265は、受け付けられたユーザー識別情報と認証情報との組をMFP100に無線LANI/F208を介して送信する。MFP100においては、上述したように、ログインを許可する場合は許可信号を返信し、ログインを許可しない場合は不許可信号を返信する。ログイン部265は、無線LANI/F208がMFP100から許可信号を受信するならば、ログインが許可されたMFP100の装置識別情報を、一時記憶する。
操作画面受信部261は、無線LANI/F208を制御して、遠隔操作の対象となるMFP100から許可信号を受信した後に、MFP100から送信される遠隔操作画面を受信する。操作画面受信部261は、MFP100から受信された遠隔操作画面を表示部206に表示する。
遠隔指令送信部263は、操作画面受信部261によって表示部206に表示された遠隔操作画面に従ってユーザーが操作部207に入力する遠隔操作を受け付ける。具体的には、遠隔指令送信部263は、遠隔操作画面中をユーザーが指示すれば、遠隔操作画面中でユーザーにより指示された位置に割り当てられた遠隔操作を特定する。遠隔操作部255は、特定された遠隔操作に対応する遠隔操作指令を、無線LANI/F208を介して遠隔操作の対象となる装置MFP100に送信する。
撮像制御部253は、操作部207が備えるシャッターボタンがユーザーにより指示されると、カメラ202を制御して、カメラ202に撮像させる。そして、撮像制御部253は、カメラ202が被写体を撮像して出力する撮像画像を受け付ける。ここでは、カメラ202の被写体は、遠隔操作の対象となるMFP100の操作パネル160としている。撮像制御部253は、遠隔操作部251によって遠隔操作の対象となる装置MFP100にログインしている間にカメラ202が撮像した撮像画像を、撮像画像送信部271に出力する。
撮像画像送信部271は、遠隔操作の対象となる装置MFP100によってログインが許可された後、撮像制御部253から撮像画像が入力されることに応じて、遠隔操作の対象となる装置MFP100に撮像画像を送信する。換言すれば、撮像画像送信部271は、携帯情報装置200を操作するユーザーが、遠隔操作の対象となる装置、ここではMFP100の操作パネル160を被写体として撮像した撮像画像を、MFP100に送信する。
起動情報受信部267は、撮像画像送信部271が遠隔操作の対象となる装置MFP100に撮像画像を送信した後、無線LANI/F208がMFP100からログイン情報と起動情報とを受信する場合、ログイン情報と起動情報とを取得する。起動情報受信部267は、遠隔操作の対象となる装置MFP100からログイン情報と起動情報を受信すると、ログイン情報と起動情報とをショートカット生成部269に出力する。
ショートカット生成部269は、ログイン情報と起動情報とが入力されることに応じて、ログイン処理および起動処理を実行させるショートカットを生成する。ログイン処理および起動処理を実行させるショートカットは、ショートカットを識別するための画像であるアイコンと、その画像にログイン処理および起動処理とを関連付ける。ログイン処理は、遠隔指令送信部263に遠隔操作の対象となる装置MFP100にログイン指令を送信する処理である。ログイン指令は、ログイン情報に含まれるユーザー識別情報と認証情報とを含む。起動処理は、遠隔指令送信部263に、起動情報を含む遠隔操作指令を遠隔操作の対象となる装置MFP100に送信させる処理である。ショートカット生成部269は、生成されたショートカットのアイコンを表示部206に表示し、ショートカットのアイコンを指示する操作が操作部207によって受け付けられると、ログイン処理を実行することによって遠隔指令送信部263に遠隔操作の対象となっていたMFP100にログイン指令を送信させ、その後、MFP100から許可信号を受信すると、起動処理を実行することによって遠隔指令送信部263に起動情報を含む遠隔指令を遠隔操作の対象となる装置MFP100に送信させる。
図8は、MFP制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。MFP制御処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115、CD−ROM118に記憶されたMFP制御プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。
図8を参照して、CPU111は、表示部161に初期画面を表示する(ステップS51)。次のステップS52においては、操作部163が操作を受け付けるまで待機状態となり(ステップS52でNO)、操作部163が操作を受け付けると(ステップS52でYES)、処理をステップS53に進める。
ステップS53においては、受け付けられた操作がアプリケーション起動指示か否かを判断する。アプリケーション起動指示は、アプリケーションプログラムの実行を指示する操作である。アプリケーション起動指示が受け付けられたならば処理をステップS54に進めるが、そうでなければ処理をステップS61に進める。
ステップS61においては、ステップS52において受け付けられた操作に従って処理を実行し、処理をステップS62に進める。ステップS62においては、ステップS61において実行された処理に対応する操作画面を表示部161に表示し、処理をステップS52に戻す。例えば、ステップS52において、操作画面の変更を指示する操作が受け付けられる場合、受け付けられた操作で特定される遷移ボタンに関連付けられた操作画面を表示する。また、ステップS61において実行された処理が、プレビュー画像を表示する処理ならば、プレビュー画像を含む操作画面が生成されるので、生成されたプレビュー画像を含む操作画面を表示部161に表示する。また、ステップS61において実行された処理が、履歴情報を表示する処理ならば、履歴情報を含む操作画面が生成されるので、生成された履歴情報を含む操作画面を表示部161に表示する。
一方、ステップS54においては、アプリケーション起動指示により特定されるアプリケーションプログラムを実行し、処理をステップS55に進める。ステップS55においては、アプリ初期画面を表示部161に表示し、処理をステップS56に進める。アプリ初期画面は、ステップS54によって実行されたアプリケーションプログラムによりデフォルトで定められた処理である。
ステップS56においては、操作部163が操作を受け付けるまで待機状態となり(ステップS56でNO)、操作部163が操作を受け付けると(ステップS56でYES)、処理をステップS57に進める。ステップS57においては、受け付けられた操作が終了指示か否かを判断する。終了指示を示す操作が受け付けられたならば処理をステップS60に進めるが、そうでなければ処理をステップS58に進める。ステップS60においては、アプリケーションプログラムを終了し、処理をステップS51に戻す。
ステップS58においては、アプリケーション処理を実行し、処理をステップS59に進める。アプリケーション処理は、アプリケーションプログラムによって定められた複数の処理のうちステップS56において受け付けられた操作により特定される処理である。ステップS59においては、アプリケーション処理を実行した結果生成されるアプリ画面を表示部161に表示し、処理をステップS56に戻す。
図9は、遠隔制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。遠隔制御処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115、CD−ROM118に記憶された遠隔制御プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。
図9を参照して、CPU111は、ログイン指令またはログイン要求を受信したか否かを判断する(ステップS71)。通信I/F部112が携帯情報装置200との間の通信経路を確立し、携帯情報装置200からログイン指令またはログイン要求を受信するまで待機状態となり(ステップS71でNO)、ログイン指令またはログイン要求を受信したならば(ステップS71でYES)、処理をステップS72に進める。
ステップS72においては、認証に成功したか否かを判断する。認証に成功したならば処理をステップS73に進め、認証に失敗したならば処理をステップS71に戻す。具体的には、ログイン指令を受信する場合、ログイン指令に含まれるユーザー識別情報と認証情報とをHDD115に予め記憶されているユーザーデータと比較する。両者が一致すれば認証成功と判断し、両者が一致しなければ認証失敗と判断する。また、ログイン要求を受信する場合、通信I/F部112を介して、携帯情報装置200にログイン画面を送信し、携帯情報装置200が送信するユーザー識別情報と認証情報とを受信する。そして、受信されたユーザー識別情報と認証情報とをHDD115に予め記憶されているユーザーデータと比較する。両者が一致すれば認証成功と判断し、両者が一致しなければ認証失敗と判断する。ステップS73においては、携帯情報装置200のユーザーのログインを許可し、処理をステップS74に進める。具体的には、通信I/F部112を介して、携帯情報装置200に許可信号を送信する。
ステップS74においては、通信I/F部112が携帯情報装置200から撮像画像を受信したか否かを判断する。撮像画像を受信したならば処理をステップS75に進めるが、そうでなければ処理をステップS84に進める。
ステップS84においては、装置遠隔制御処理を実行し、処理を終了する。装置遠隔制御処理の詳細は後述するが、携帯情報装置200から受信される遠隔操作指令に従って処理を実行する処理である。
ステップS75においては、アプリケーションプログラムを実行中か否かを判断する。アプリケーションプログラムを実行中ならば処理をステップS76に進めるが、そうでなければ処理をステップS84に進める。ステップS76においては、携帯情報装置200から受信された撮像画像と、表示部161に表示されている操作画面とを比較する。例えば、操作画面に含まれる複数のボタンそれぞれの色、複数のボタンそれぞれに表された文字、複数のボタンの配置を、撮像画像中の各部分と比較する。
そして、比較結果に基づいて、撮像画像が操作画面の画像を含むか否かを判断する(ステップS77)。操作画面に含まれる複数のボタンそれぞれの色、複数のボタンそれぞれに表された文字、複数のボタンの配置を基準にして、撮像画像が、操作画面に含まれる複数のボタンと同じ色、文字を含む複数のボタンを含み、かつ、複数のボタンが操作画面と同じ配置ならば、撮像画像が、表示部161に表示されている操作画面の画像を含むと判断する。撮像画像が操作画面の画像を含むならば処理をステップS78に進めるが、そうでなければ処理をステップS84に進める。
ステップS78においては、状態情報を保存する。ステップS74において撮像画像が受信された時点において、CPU111がアプリケーションプログラムを実行するタスク(アプリ実行部53)の状態を状態情報としてHDD115に記憶する。状態情報は、例えば、CPU111がアプリケーションプログラムを実行するタスクがRAM114中で使用している作業領域である。また、状態情報は、CPU111がアプリケーションプログラムを実行するタスクが、その時点で実行している処理のステップ番号と、設定値のすべてとしてもよい。また、処理対象とするデータが存在する場合には、状態情報は、処理対象とするデータを含む。
次のステップS79においては、ショートカットの作成可否を、MFP100を操作するユーザーに問合せる。具体的には、図6に示した確認画面を表示部161に表示する。そして、確認操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS80)。ユーザーが、表示部161に表示された確認画面400に含まれるOKの文字が表示されたボタン503を指示する操作を操作部163に入力すれば、確認操作を受け付ける。確認操作を受け付けたならば処理をステップS81に進めるが、そうでなければ処理をステップS83に進める。
ステップS81においては、起動情報を携帯情報装置200に送信する。具体的には、通信I/F部112を介して、起動情報を携帯情報装置200に送信する。起動情報は、ステップS78においてHDD115に記憶された状態情報を識別するための状態識別情報と、CPU111が実行中のアプリケーションプログラムを識別するためのアプリ識別情報とを含む。
次のステップS82においては、ログイン情報を携帯情報装置200に送信し、処理をステップS83に進める。具体的には、通信I/F部112を介して、ログイン情報を携帯情報装置200に送信する。ログイン情報は、ステップS72において認証されたユーザーのユーザー識別情報と認証情報との組であってもよいし、ユーザー識別情報と認証情報との組を新たに生成するようにしてもよい。ユーザー識別情報と認証情報との組を新たに生成する場合、新たに生成されたユーザー識別情報と認証情報との組を認証に用いることができように、HDD115に記憶されたユーザーデータに、新たに生成されたユーザー識別情報と認証情報との組を追加する。
ステップS83においては、ステップS73においてログインを許可した装置、ここでは、携帯情報装置200を操作するユーザーをログアウトさせ、処理を終了する。
図10は、装置遠隔制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。装置遠隔制御処理は、図9のステップS84において実行される処理である。図10を参照して、CPU111は、遠隔操作指令を受信したか否かを判断する。通信I/F部112が、図9のステップS73においてログインを許可した装置、ここでは携帯情報装置200から遠隔操作指令を受信したか否かを判断する(ステップS91)。遠隔操作指令を受信したならば処理をステップS92に進めるが、そうでなければ処理をステップS98に進める。ステップS98においては、初期画面を操作画面として図9のステップS73においてログインを許可した装置、ここでは携帯情報装置200に、通信I/F部112を介して送信し、処理をステップS91に戻す。
ステップS92においては、遠隔操作指令が、ログアウト指示か否かを判断する。遠隔操作指令が、MFP100からのログアウトを指示するログアウト指示ならば処理をステップS93に進めるが、そうでなければ処理をステップS94に進める。ステップS93においては、図9のステップS73においてログインを許可したユーザー、ここでは携帯情報装置200を操作するユーザーをログアウトさせ、処理を遠隔制御処理に戻す。
一方、ステップS94においては、遠隔操作指令が起動情報を含むか否かを判断する。遠隔操作指令が起動情報を含むならば処理をステップS95に進めるが、そうでなければ処理をステップS99に進める。ステップS95においては、起動情報に含まれる状態識別情報で特定される状態情報を、HDD115から読み出し、RAM114に設定する。次のステップS96においては、起動情報に含まれるアプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行し、処理をステップS97に進める。
ステップS97においては、アプリ画面を、図9のステップS73においてログインを許可した装置、ここでは携帯情報装置200に、通信I/F部112を介して送信し、処理をステップS91に戻す。アプリ画面は、CPU111が、アプリケーションプログラムを実行するタスクが、ステップS95において設定された状態情報で、出力する操作画面である。
遠隔操作指令が起動情報を含まない場合、処理はステップS99に進む。ステップS99においては、アプリケーションプログラムを実行中か否かを判断する。アプリケーションプログラムを実行中ならば処理をステップS100に進めるが、そうでなければ処理をステップS102に進める。
ステップS100においては、ステップS91において受信された遠隔操作指令に従ってアプリケーション処理を実行し、処理をステップS101に進める。アプリケーション処理は、アプリケーションプログラムによって定められた複数の処理のうちステップS100において受信された遠隔操作指令により特定される処理である。ステップS101においては、アプリケーション処理を実行した結果生成されるアプリ画面を、図9のステップS73においてログインを許可した装置、ここでは携帯情報装置200に、通信I/F部112を介して送信し、処理をステップS91に戻す。
CPU111がアプリケーションプログラムを実行中でない場合、処理はステップS102に進む。ステップS102においては、ステップS91において受信された遠隔操作指令に従って処理を実行し、処理をステップS103に進める。遠隔操作指令に従って実行する処理は、アプリケーションプログラムを実行する処理を含む。ステップS91において受信された遠隔操作指令がアプリケーションプログラムの実行を実行する場合、アプリケーションプログラムを実行する。
ステップS103においては、ステップS102において実行された処理に対応する操作画面を、図9のステップS73においてログインを許可した装置、ここでは携帯情報装置200に、通信I/F部112を介して送信し、処理をステップS91に戻す。例えば、遠隔操作指令が設定画面の変更を指示する場合、遠隔操作指令に含まれるボタン特定情報で特定される遷移ボタンに関連付けられた操作画面を携帯情報装置200に送信する。また、ステップS102において実行された処理が、プレビュー画像を表示する処理ならば、プレビュー画像を含む操作画面が生成されるので、生成されたプレビュー画像を含む操作画面を携帯情報装置200に送信する。また、ステップS102において実行された処理が、履歴情報を表示する処理ならば、履歴情報を含む操作画面が生成されるので、生成された履歴情報を含む操作画面を携帯情報装置200に送信する。
図11は、遠隔操作処理の流れの一例を示すフローチャートである。遠隔操作処理は、携帯情報装置200が備えるCPU201が、フラッシュメモリ203に記憶された遠隔操作プログラムを実行することにより、CPU201により実行される処理である。図11を参照して、CPU201は、MFP100,101,102のうちから1つを選択したか否かを判断する(ステップS01)。遠隔操作の対象となり得る装置として、予め登録されたMFP100,101,102それぞれの装置識別情報を選択可能に表示するための選択画面を、表示部206に表示し、ユーザーが選択画面に表示された装置識別情報を選択する操作を操作部207に入力すれば、MFP100,101,102のうち選択された装置識別情報の装置を選択する。ユーザーによりMFP100,101,102のうちから1つが選択されたならば処理をステップS02に進め、そうでなければ処理をステップS14に進める。以下、遠隔操作の対象となる装置として、MFP100がユーザーにより選択された場合を例に説明する。
次のステップS02においては、選択された装置によるログインに成功したか否かを判断する。MFP100にログイン要求を送信し、MFP100が返信するログイン画面を表示部206に表示し、ユーザーが操作部207にログイン画面に従って入力するユーザー識別情報と認証情報とを、MFP100に送信する。そして、MFP100からログインを許可する許可信号が受信されたならば認証に成功したと判断する。認証に成功したならば処理をステップS03に進めるが、そうでなければ処理をステップS14に進める。
ステップS03においては、シャッターボタンが指示されたか否かを判断する。操作部207が備えるシャッターボタンがユーザーにより指示されたならば処理をステップS04に進め、そうでなければ処理をステップS11に進める。
ステップS04においては、カメラ202を制御して撮像する。次のステップS05においては、カメラ202が出力する撮像画像を遠隔操作の対象となる装置MFP100に、無線LANI/F208を介して送信し、処理をステップS06に進める。
ステップS06においては、起動情報を受信したか否かを判断する。無線LANI/F208が、遠隔操作の対象となる装置MFP100から起動情報を受信したならば処理をステップS07に進めるが、そうでなければ処理をステップS11に進める。ステップS07においては、起動情報を含む遠隔操作指令を生成し、処理をステップS08に進める。
ステップS08においては、ログイン情報を受信したか否かを判断する。無線LANI/F208が、遠隔操作の対象となる装置MFP100からログイン情報を受信するまで待機状態となり、ログイン情報を受信すると処理をステップS09に進める。ステップS09においては、ログイン指令を生成し、処理をステップS10に進める。ログイン指令は、ログイン情報に含まれるユーザー識別情報と認証情報とを含む。
ステップS10においては、ショートカットを生成し、処理をステップS11に進める。ショートカットは、ショートカットを識別するための画像であるアイコンと、その画像にログイン処理および起動処理とを関連付ける。ログイン処理は、ステップS09において生成されたログイン指令をステップS01において選択された装置MFP100に送信する処理である。起動処理は、ステップS07において生成された、起動情報を含む遠隔操作指令をステップS01において選択された装置MFP100に送信する処理である。
ステップS11においては、ステップS01において選択され、ログインが許可された装置MFP100からログアウトし、処理をステップS12に進める。
ステップS12においては、ショートカットが存在するか否かを判断する。ステップS10においてショートカットが生成されているならば処理をステップS13に進めるが、そうでなければ処理をステップS01に戻す。ステップS13においてはショートカットのアイコンを表示部206に表示する。そして、ショートカットのアイコンを指示する操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS14)。ショートカットのアイコンを指示する操作を受け付けたならば処理をステップS15に進めるが、そうでなければ処理をステップS01に戻す。
ステップS15においては、ステップS14において指示されたアイコンに関連付けられたログイン処理を実行し、処理をステップS16に進める。ログイン処理は、ステップS09において生成されたログイン指令をステップS01において選択された装置MFP100に送信する処理である。そして、ログイン指令を送信したMFP100によるログインに成功したか否かを判断する。ログイン指令を送信したMFP100からログインを許可する許可信号が受信されたならば認証に成功したと判断する。認証に成功したならば処理をステップS17に進めるが、そうでなければ処理を終了する。
ステップS17においては、ステップS14において指示されたアイコンに関連付けられた起動処理を実行し、処理をステップS18に進める。起動処理は、起動情報を含む遠隔指令を、ステップS01において選択された装置MFP100に送信する処理である。
ステップS18においては、操作画面を受信したか否かを判断する。ログイン指令および起動情報を含む遠隔操作指令を送信した装置MFP100から操作画面を受信したならば処理をステップS19に進めるが、そうでなければステップS19をスキップして処理をステップS20に進める。ステップS19においては、MFP100から受信した操作画面を表示部206に表示し、処理をステップS20に進める。
ステップS20においては、遠隔操作を受け付けたか否かを判断する。操作部207により検出される操作を遠隔操作として受け付ける。遠隔操作を受け付けたならば処理をステップS21に進めるが、そうでなければステップS18に戻す。ステップS21においては、遠隔操作の対象となるMFP100に、ステップS05において受け付けられた遠隔操作に対応する遠隔操作指令を送信し、処理をステップS22に進める。
ステップS22においては、ログアウト指示を受け付けたか否かを判断する。ログアウト指示を受け付けたならば処理をステップS23に進めるが、そうでなければ処理をステップS18に戻す。ステップS23においては、遠隔操作の対象となるMFP100からログアウトし、処理を終了する。
以上説明したように第1の実施の形態における画像形成システム1において、MFP100が、アプリケーションプログラムを実行し、ユーザーにより受け付けられた操作に従って処理を実行することにより表示部161に操作画面を表示する。MFP100を操作するユーザーが携帯情報装置200を操作して、表示部161を被写体としてカメラ202で撮像すれば、表示部161を撮像した撮像画像をMFP100に送信する。MFP100においては、撮像画像を受信することに応じて、撮像画像に表示部161に表示された操作画面の画像が含まれるか否かを判断し、撮像画像に操作画面の画像が含まれると判断する場合、撮像画像を受信した時点におけるアプリケーションプログラムを実行する状態を状態情報としてHDD116に保存するとともに、状態情報を識別するための状態識別情報とアプリケーションプログラムのアプリ識別情報との組を含む起動情報を携帯情報装置200に送信する。携帯情報装置200において、MFP100から起動情報が受信される場合、起動情報を含む遠隔操作指令を画像形成装置に送信する起動処理を実行させるためのショートカットを生成し、表示する。その後、携帯情報装置200のユーザーが、携帯情報装置に表示されたショートカットを指示すれば、起動情報を含む遠隔操作指令がMFP100に送信される。MFP100は、携帯情報装置200から起動情報を含む遠隔操作指令が受信されることに応じて、起動情報に含まれるアプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行し、状態識別情報で特定される状態情報で定まる状態に設定する。このため、携帯情報装置200でMFP100の表示部161に表示された操作画面を被写体として撮像すれば、その時点においてMFP100がアプリケーションプログラムを実行している状態を再現するためのショートカットが携帯情報装置200に生成されるので、MFP100でアプリケーションプログラムを実行している状態を容易に再現することができる。
また、MFP100は、操作部163を操作するユーザーにより入力された認証情報に基づいて認証が成功することを条件に、アプリケーションプログラムを実行する。一方、携帯情報装置200は、操作部207を操作するユーザーにより入力された認証情報に基づいてMFP100において認証が成功することを条件に、撮像画像を送信する。このため、MFP100を操作するユーザーが携帯情報装置200を操作する場合に限って、携帯情報装置200で撮像された撮像画像をMFP100に送信することができる。
また、MFP100は、携帯情報装置200を操作するユーザーにより入力された認証情報に基づいて認証が成功することを条件に、携帯情報装置200から撮像画像を受信する。このため、MFP100を操作するユーザーが携帯情報装置200を操作する場合に限って、携帯情報装置200で撮像された撮像画像を受信することができ、携帯情報装置にショートカットを生成することができる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態における画像形成システム1Aは、携帯情報装置200が遠隔操作可能な装置としてMFP100,101,102のいずれも登録していない点で、第1の実施の形態における画像形成システム1と異なる。第2の実施の形態における画像形成システム1Aは、携帯情報装置200、MFP100,101,102それぞれをサーバー400が管理する。以下、第2の実施の形態における画像形成システム1Aについて、第1の実施の形態における画像形成システム1と異なる点を主に説明する。
第2の実施の形態における画像形成システム1Aは、携帯情報装置200が遠隔操作可能な装置としてMFP100,101,102のいずれも登録していない点で、第1の実施の形態における画像形成システム1と異なる。第2の実施の形態における画像形成システム1Aは、携帯情報装置200、MFP100,101,102それぞれをサーバー400が管理する。以下、第2の実施の形態における画像形成システム1Aについて、第1の実施の形態における画像形成システム1と異なる点を主に説明する。
図12は、第2の実施の形態における画像形成システムの全体概要の一例を示す図である。図12を参照して、図1に示した第1の実施の形態における画像形成システム1の全体概要と異なる点は、サーバー400が追加された点である。サーバー400は、ネットワーク2に接続されており、MFP100,101,102、PC105および無線局300と通信が可能である。また、携帯情報装置200が無線局300と通信可能な状態において、サーバー400は、無線局300を介して携帯情報装置200と通信が可能である。サーバー400は、一般的なコンピュータであり、そのハードウェア構成は周知なのでここでは説明を繰り返さない。
サーバー400は、例えば、プリントサーバーとして機能し、MFP100,101,102を予め登録しており、PC105または携帯情報装置200は、サーバー400に対してプリント指令を送信することにより、MFP100,101,102のいずれかにプリント指令に基づいてプリントさせることができる。このため、PC105および携帯情報装置200は、サーバー400のネットワーク2におけるネットワークアドレスが登録されている。
第2の実施の形態におけるMFP100,101,102の外観およびハードウェア構成は、図2に示した外観および図3に示したハードウェア構成と同じである。第2の実施の形態における携帯情報装置200のハードウェア構成は、図4に示したハードウェア構成と同じである。
図13は、第2の実施の形態におけるMFPが備えるCPUの機能の概要を示すブロック図である。図13に示す機能は、第2の実施の形態におけるMFP100,101,102それぞれが備えるCPU111が、ROM113、HDD115、CD−ROM118に記憶された第2の実施の形態における遠隔制御プログラムおよびMFP制御プログラムを実行することにより、CPU111に形成される機能である。第2の実施の形態におけるMFP100,101,102それぞれの機能は同じなので、ここでは、MFP100の機能を例に説明する。図13を参照して、図5に示した機能と異なる点は、装置側認証部61、撮像画像受信部63および起動情報送信部69が、装置側認証部61A、撮像画像受信部63Aおよび起動情報送信部69Aに、それぞれ変更された点である。その他の機能は、図5に示した機能と同じなので、ここでは説明を繰り返さない。
装置側認証部61Aは、通信I/F部112がサーバー400との間で通信経路を確立すると、その後に、サーバー400から受信されるデータを受け付け可能な状態にする。第2の実施の形態においては、MFP100は、管理装置としてのサーバー400の装置識別情報をHDD115に予め記憶している。
撮像画像受信部63Aは、通信I/F部112がサーバー400との間で通信経路を確立した後、サーバー400から撮像画像を受信する。撮像画像受信部63Aは、撮像画像を受信する場合、撮像画像を判断部65に出力する。
起動情報送信部69Aは、状態保存部67から起動情報が入力され、かつ、作成指示受付部71から作成指示が入力される場合、ユーザー識別情報と認証情報との組を新たに生成し、起動情報およびログイン情報をサーバー400に送信する。ログイン情報は、新たに生成されたユーザー識別情報と認証情報との組を含む。起動情報送信部69Aは、装置側認証部61Aが、新たに生成されたユーザー識別情報と認証情報との組を認証に用いることができように、HDD115に記憶されたユーザーデータに、新たに生成されたユーザー識別情報と認証情報との組を追加する。
起動情報送信部69Aに、状態保存部67から起動情報が入力される場合は、判断部65によって、サーバー400から受信された撮像画像が、撮像画像が受信された時点で表示部161に表示されている操作画面の画像を含む場合であって、かつ、作成指示受付部71によって、ユーザーが操作部163にショートカットの作成を確認する操作が受け付けられた場合である。換言すれば、携帯情報装置200を操作するユーザーが、MFP100を操作してアプリケーションプログラムを実行させた後に、携帯情報装置200で操作パネル160を撮像し、操作パネル160の表示部161に表示された確認画面で、ショートカットの作成を確認する操作を入力した場合である。
起動情報送信部69Aがログイン情報および起動情報をサーバー400に送信した後に、携帯情報装置200からログイン指令が受信される場合がある。装置側認証部61Aは、通信I/F部112が携帯情報装置200との間で通信経路を確立した後、携帯情報装置200からログイン指令を受信する場合、ログイン指令に従って認証する。ログイン指令は、ユーザー識別情報と認証情報とを含む。装置側認証部61は、受信されたログイン指令を受信すると、ログイン指令に含まれるユーザー識別情報と認証情報に基づいて、携帯情報装置200を操作するユーザーを認証する。
MFP100は、ユーザーを識別するためのユーザー識別情報と認証情報とを含むユーザーデータをHDD115に記憶している。このユーザーデータは、起動情報送信部69Aが、起動情報を送信する時点で新たに生成したユーザー識別情報と認証情報との組を含む。装置側認証部61Aは、携帯情報装置200から受信されたログイン指令に含まれるユーザー識別情報と認証情報とをHDD115に予め記憶されているユーザーデータと比較する。装置側認証部61Aは、両者が一致すれば認証成功と判断し、ログインを許可するが、両者が一致しなければ認証失敗と判断し、ログインを許可しない。装置側認証部61Aは、ログインを許可する場合は許可信号を返信し、ログインを許可しない場合は不許可信号を返信する。
また、装置側認証部61Aは、携帯情報装置200との間で通信経路を確立する際に、携帯情報装置200の装置識別情報を取得する。携帯情報装置200の装置識別情報は、例えば、携帯情報装置200に割り当てられたネットワーク2上の位置情報である。装置側認証部61Aは、認証に成功する場合に、認証した携帯情報装置200を操作するユーザーを識別するためのユーザー識別情報と携帯情報装置200の装置識別情報との組を、RAM114に記憶する。
装置側認証部61Aは、携帯情報装置200を操作するユーザーの認証に成功した後、携帯情報装置200との間で確立された通信経路が切断される場合、または、携帯情報装置200からログアウト指令を受信する場合、RAM114に記憶されたユーザー識別情報と装置識別情報との組を消去する。
起動情報送信部69Aが起動情報をサーバー400に送信した後に、携帯情報装置200から受信される遠隔操作指令は、起動情報を含むものがある。遠隔指令受信部73は、起動情報を含む遠隔操作指令が受信される場合、アプリ実行部53に、起動情報に含まれるアプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行させ、起動情報に含まれる状態識別情報で特定される状態情報で定まる状態に設定させる。これにより、アプリ実行部53は、過去に操作部163に入力されたユーザーによる操作に従って処理を実行している最中にサーバー400から撮像画像が受信された時点における状態を再現することができる。
図14は、第2の実施の形態におけるサーバーが備えるCPUの機能の概要を示すブロック図である。図14に示す機能は、第2の実施の形態におけるサーバー400が備えるCPU401が、ROM、HDD、CD−ROMに記憶された転送プログラムを実行することにより、CPU401に形成される機能である。図14を参照して、サーバー400が備えるCPU401は、携帯情報装置200を操作するユーザーを認証するサーバー側認証部451と、サーバー側撮像画像受信部453と、撮像画像転送部455と、起動情報受信部457と、起動情報転送部459と、を含む。
サーバー側認証部451は、携帯情報装置200との間で通信経路を確立した後、携帯情報装置200からログイン要求を受信すると、携帯情報装置200にログイン画面を送信する。ログイン画面は、ユーザーを識別するためのユーザー識別情報を入力する領域と、認証情報を入力する領域とを含む。サーバー側認証部451は、ログイン画面を送信した携帯情報装置200からユーザー識別情報と認証情報とを受信し、携帯情報装置200を操作するユーザーを認証する。
サーバー400は、ユーザーを識別するためのユーザー識別情報と認証情報とを含むユーザーデータをHDDに記憶している。サーバー側認証部451は、携帯情報装置200から受信されたユーザー識別情報と認証情報とをHDDに予め記憶されているユーザーデータと比較する。サーバー側認証部451は、両者が一致すれば認証成功と判断し、ログインを許可するが、両者が一致しなければ認証失敗と判断し、ログインを許可しない。サーバー側認証部451は、ログインを許可する場合は許可信号を返信し、ログインを許可しない場合は不許可信号を返信する。
また、サーバー側認証部451は、携帯情報装置200との間で通信経路を確立する際に、携帯情報装置200の装置識別情報を取得する。サーバー側認証部451は、認証に成功する場合に、認証した携帯情報装置200を操作するユーザーを識別するためのユーザー識別情報と携帯情報装置200の装置識別情報との組を一時記憶する。サーバー側認証部451は、携帯情報装置200を操作するユーザーの認証に成功した後、携帯情報装置200との間で確立された通信経路が切断される場合、または、携帯情報装置200からログアウト指令を受信する場合、一時記憶されたユーザー識別情報と装置識別情報との組を消去する。
第2の実施の形態においては、認証情報としてパスワードを用いる例を示すが、認証情報をユーザーの指紋、静脈パターン、虹彩等の生体情報を用いるようにしてもよい。この場合、携帯情報装置200は、生体情報を読み取るための読取装置を備える。
サーバー側撮像画像受信部453は、サーバー側認証部451によって携帯情報装置200を操作するユーザーの認証に成功した後、ログアウト指令を受信するまでの間、携帯情報装置200から撮像画像を受信する。具体的には、サーバー側撮像画像受信部453は、携帯情報装置200から撮像画像を受信する場合、撮像画像を送信してきた装置の装置識別情報を取得し、取得された装置識別情報を、先に認証に成功したユーザーが操作する装置、ここでは携帯情報装置200の装置識別情報と比較する。サーバー側撮像画像受信部453は、両者が同じならば、受信した撮像画像を取得するが、両者が異なれば、受信した撮像画像を廃棄する。これにより、認証されたユーザーが携帯情報装置200を操作する場合に限って、撮像画像を受信することができる。サーバー側撮像画像受信部453は、撮像画像を受信する場合、撮像画像を撮像画像転送部455に出力する。
撮像画像転送部455は、撮像画像が入力されることに応じて、予め登録されたMFP100,101,102それぞれに、撮像画像を転送する。これにより、携帯情報装置200から受信される撮像画像が、MFP100,101,102それぞれに送信される。
撮像画像を受信するMFP100,101,102それぞれにおいては、撮像画像と表示部161に表示されている操作画面の画像とを比較し、撮像画像が操作画面の画像を含み、かつ、操作部163においてショートカットの作成を確認する操作が受け付けられた場合に、ログイン情報と起動情報とをサーバー400に返信する。このため、MFP100,101,102のうち、携帯情報装置200を操作するユーザーが操作する装置のみが、ログイン情報と起動情報とを返信する。ここでは、MFP100がログイン情報と起動情報とを返信する場合を例に説明する。
起動情報受信部457は、MFP100が返信するログイン情報と起動情報とを受信し、ログイン情報と、起動情報と、それらを送信してきたMFP100の装置識別情報とを、起動情報転送部459に出力する。
起動情報転送部459は、ログイン情報と、起動情報と、装置識別情報と、を携帯情報装置200に転送する。
図15は、第2の実施の形態における携帯情報装置が備えるCPUの機能の概要を示すブロック図である。図15に示す機能は、第2の実施の形態における携帯情報装置200が備えるCPU201が、フラッシュメモリ203に記憶された第2の実施の形態における遠隔操作プログラムおよび撮像制御プログラムを実行することにより、CPU201に形成される機能である。図15を参照して、図7に示した機能と異なる点は、ログイン部265、起動情報受信部267、撮像画像送信部271およびショートカット生成部269が、ログイン部265A、起動情報受信部267A、撮像画像送信部271Aおよびショートカット生成部269Aに変更された点である。その他の機能は図7に示した機能と同じなので、ここでは説明を繰り返さない。
ログイン部265Aは、サーバー400にログインする。携帯情報装置200には、プリントサーバーとして機能するサーバー400が予め登録されている。ログイン部265Aは、無線LANI/F208を介して、サーバー400にログイン要求を送信する。ログイン要求を受信するサーバー400は、ログイン画面を返信するので、ログイン部265Aは、サーバー400から受信するログイン画面を表示部206に表示し、ユーザーが操作部207にログイン画面に従って入力するユーザー識別情報と認証情報とを受け付ける。ログイン部265Aは、受け付けられたユーザー識別情報と認証情報との組をサーバー400に無線LANI/F208を介して送信する。サーバー400においては、ログインを許可する場合は許可信号を返信し、ログインを許可しない場合は不許可信号を返信する。ログイン部265Aは、無線LANI/F208がサーバー400から許可信号を受信するならば、ログインが許可されたサーバー400の装置識別情報を、一時記憶する。
撮像画像送信部271Aは、サーバー400によってログインが許可された後、撮像制御部253から撮像画像が入力されることに応じて、サーバー400に撮像画像を送信する。換言すれば、撮像画像送信部271Aは、携帯情報装置200を操作するユーザーが、遠隔操作の対象となる装置、ここではMFP100の操作パネル160を被写体として撮像した撮像画像を、サーバー400に送信する。
起動情報受信部267Aは、撮像画像送信部271Aがサーバー400に撮像画像を送信した後、無線LANI/F208がサーバー400から遠隔操作の対象となる装置MFP100の装置識別情報と、ログイン情報と、起動情報とを受信する場合、MFP100の装置識別情報と、ログイン情報と、起動情報とを取得する。起動情報受信部267Aは、サーバー400からMFP100の装置識別情報と、ログイン情報と、起動情報を受信すると、装置識別情報と、ログイン情報と、起動情報とをショートカット生成部269に出力する。
ショートカット生成部269Aは、装置識別情報と、ログイン情報と起動情報とが入力されることに応じて、ログイン処理および起動処理を実行させるショートカットを生成する。ログイン処理および起動処理を実行させるショートカットは、ショートカットを識別するための画像であるアイコンと、その画像にログイン処理および起動処理とを関連付ける。ログイン処理は、遠隔指令送信部263に装置識別情報で特定される装置MFP100にログイン指令を送信する処理である。ログイン指令は、ログイン情報に含まれるユーザー識別情報と認証情報とを含む。起動処理は、遠隔指令送信部263に装置識別情報で特定される装置MFP100に起動情報を含む遠隔操作指令を送信させる処理である。ショートカット生成部269Aは、生成されたショートカットのアイコンを表示部206に表示し、ショートカットのアイコンを指示する操作が操作部207によって受け付けられると、ログイン処理を実行することによって装置識別情報で特定される装置、換言すれば、携帯情報装置200のユーザーが操作していた装置MFP100にログイン指令を送信させ、その後、MFP100から許可信号を受信すると、起動処理を実行することによって遠隔指令送信部263に起動情報を含む遠隔指令を遠隔操作の対象となる装置MFP100に送信させる。これにより、携帯情報装置200によって、MFP100を遠隔操作が可能な状態になる。さらに、携帯情報装置200によってMFP100を遠隔操作が可能な状態においては、MFP100の状態は、携帯情報装置200のユーザーが、過去に、MFP100を操作パネル160から操作し、カメラ202で操作パネル160を操作していた時点における状態に設定される。
第2の実施の形態におけるMFP100,101,102それぞれが備えるCPU111は、図8に示したMFP制御プログラムを実行する。図16は、第2の実施の形態における遠隔制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。第2の実施の形態における遠隔制御処理は、第2の実施の形態におけるMFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115、CD−ROM118に記憶された第2の実施の形態における遠隔制御プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。
図16を参照して、CPU111は、通信I/F部112がサーバーと接続したか否かを判断する。通信I/F部112がサーバー400との間の通信経路を確立したならば処理をステップS74Aに進めるが、そうでなければ処理をステップS71Aに進める。
ステップS74Aにおいては、通信I/F部112がサーバー400から撮像画像を受信したか否かを判断する。撮像画像を受信するまで待機状態となり(ステップS74AでNO)、撮像画像を受信したならば処理をステップS75に進める。
ステップS75においては、アプリケーションプログラムを実行中か否かを判断する。アプリケーションプログラムを実行中ならば処理をステップS76に進めるが、そうでなければ処理をステップS78Aに進める。ステップS78Aにおいては、不一致情報をサーバー400に送信し、処理を終了する。
ステップS76においては、携帯情報装置200から受信された撮像画像と、表示部161に表示されている操作画面とを比較する。例えば、操作画面に含まれる複数のボタンそれぞれの色、複数のボタンそれぞれに表された文字、複数のボタンの配置を、撮像画像中の各部分と比較する。
次のステップS77において、比較結果に基づいて、撮像画像が操作画面の画像を含むか否かを判断する。操作画面に含まれる複数のボタンそれぞれの色、複数のボタンそれぞれに表された文字、複数のボタンの配置を基準にして、撮像画像が、操作画面に含まれる複数のボタンと同じ色、文字を含む複数のボタンを含み、かつ、複数のボタンが操作画面と同じ配置ならば、撮像画像が、表示部161に表示されている操作画面の画像を含無と判断する。撮像画像が操作画面の画像を含むならば処理をステップS78に進めるが、そうでなければ処理をステップS78Aに進める。ステップS78Aにおいては、不一致情報をサーバー400に送信し、処理を終了する。
ステップS78においては、状態情報を保存する。ステップS74において撮像画像が受信された時点において、CPU111がアプリケーションプログラムを実行するタスク(アプリ実行部53)の状態を状態情報としてHDD115に記憶する。状態情報は、例えば、CPU111がアプリケーションプログラムを実行するタスクがRAM114中で使用している作業領域である。また、状態情報は、CPU111がアプリケーションプログラムを実行するタスクが、その時点で実行している処理のステップ番号と、設定値のすべてとしてもよい。また、処理対象とするデータが存在する場合には、状態情報は、処理対象とするデータを含む。
次のステップS79においては、ショートカットの作成可否を、MFP100を操作するユーザーに問合せる。具体的には、図6に示した確認画面を表示部161に表示する。そして、確認操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS80)。ユーザーが、表示部161に表示された確認画面500に含まれるYESの文字が表示されたボタン503を指示する操作を操作部163に入力すれば、確認操作を受け付ける。確認操作を受け付けたならば処理をステップS81Aに進めるが、そうでなければ処理をステップS82Bに進める。ステップS82Bにおいては、キャンセル情報をサーバー400に送信し、処理を終了する。
ステップS81Aにおいては、起動情報をサーバー400に送信する。具体的には、通信I/F部112を介して、起動情報をサーバー400に送信する。起動情報は、ステップS78においてHDD115に記憶された状態情報を識別するための状態識別情報と、CPU111が実行中のアプリケーションプログラムを識別するためのアプリ識別情報とを含む。
次のステップS82Aにおいては、ログイン情報をサーバー400に送信し、処理を終了する。具体的には、通信I/F部112を介して、ログイン情報をサーバー400に送信する。ログイン情報は、新たに生成したユーザー識別情報と認証情報との組を含む。ユーザー識別情報と認証情報との組を新たに生成する場合、新たに生成されたユーザー識別情報と認証情報との組を認証に用いることができように、HDD115に記憶されたユーザーデータに、新たに生成されたユーザー識別情報と認証情報との組を追加する。
一方、ステップS71Aにおいては、ログイン指令を受信したか否かを判断する。通信I/F部112が携帯情報装置200との間の通信経路を確立し、携帯情報装置200からログイン指令を受信したならば(ステップS71AでYES)、処理をステップS72に進めるが、そうでなければ処理をステップS70に戻す。
ステップS72においては、認証に成功したか否かを判断する。認証に成功したならば処理をステップS73に進め、認証に失敗したならば処理をステップS70に戻す。具体的には、ログイン指令に含まれるユーザー識別情報と認証情報とをHDD115に予め記憶されているユーザーデータと比較する。ユーザーデータは、ステップS82Aにおいて新たに生成され、追加されたユーザー識別情報と認証情報との組を含む。両者が一致すれば認証成功と判断し、両者が一致しなければ認証失敗と判断する。ステップS73においては、携帯情報装置200のユーザーのログインを許可し、処理をステップS84に進める。ステップS84においては、装置遠隔制御処理を実行し、処理を終了する。装置遠隔制御処理は、図10に示した処理と同じである。したがってここでは説明を繰り返さない。
図17は、中継処理の流れの一例を示す図である。中継処理は、サーバー400が備えるCPU401が、ROM、HDD、CD−ROMに記憶された中継プログラムを実行することにより、CPU401により実行される処理である。
図17を参照して、サーバー400が備えるCPU401は、ログイン要求を受信したか否かを判断する(ステップS201)。携帯情報装置200との間の通信経路を確立し、携帯情報装置200からログイン要求を受信するまで待機状態となり(ステップS201でNO)、ログイン要求を受信したならば(ステップS201でYES)、処理をステップS202に進める。
ステップS202においては、認証に成功したか否かを判断する。認証に成功したならば処理をステップS203に進め、認証に失敗したならば処理をステップS201に戻す。具体的には、通信I/F部112を介して、携帯情報装置200にログイン画面を送信し、携帯情報装置200が送信するユーザー識別情報と認証情報とを受信する。そして、受信されたユーザー識別情報と認証情報とを予め記憶されているユーザーデータと比較する。両者が一致すれば認証成功と判断し、両者が一致しなければ認証失敗と判断する。
ステップS203においては、携帯情報装置200のユーザーのログインを許可し、処理をステップS204に進める。具体的には、許可信号を携帯情報装置200に送信する。
ステップS204においては、ログインを許可したログイン装置を特定する。ここでは、携帯情報装置200の装置識別情報を一時記憶する。次のステップS205においては、通信I/F部112が携帯情報装置200から撮像画像を受信したか否かを判断する。撮像画像を受信するまで待機状態となり(ステップS205でNO)、撮像画像を受信したならば処理をステップS206に進める。
ステップS206においては、MFPを選択する。サーバー400には管理対象としてMFP100,101,101を予め登録している。ステップS206においては、予め登録されたMFP100,101,101のいずれかを処理対象として選択する。
次のステップS207においては、ステップS206において選択された装置に、ステップS205において受信された撮像画像を送信し処理をステップS208に進める。ステップS208においては、ステップS206において選択された装置から起動情報を受信したか否かを判断する。起動情報を受信したならば処理をステップS209に進めるが、そうでなければ処理をステップS213に進める。ステップS213においては、予め登録されたMFP100,101,101のうちに処理対象に選択されていないMFPが存在するか否かを判断する。処理対象に選択されていないMFPが存在するならば処理をステップS206に戻すが、存在しなければ処理をステップS212に戻す。
ステップS209においては、ステップS206において選択された装置からログイン情報を受信したか否かを判断する。ログイン情報を受信するまで待機状態となり(ステップS209でNO)、ログイン情報を受信したならば処理をステップS210に進める。 ステップS210においては、ステップS206において選択された装置の装置識別情報と、ステップS208において受信された起動情報と、を携帯情報装置200に送信し、処理をステップS211に進める。ステップS211においては、ステップS209において受信されたログイン情報を、携帯情報装置200に送信し、処理をステップS212に進める。ステップS212においては、ステップS203においてログインを許可した装置、ここでは、携帯情報装置200のユーザーをログアウトさせ、処理を終了する。
図18は、第2の実施の形態における遠隔操作処理の流れの一例を示すフローチャートである。第2の実施の形態における遠隔操作処理は、第2の実施の形態における携帯情報装置200が備えるCPU201が、フラッシュメモリ203に記憶された第2の実施の形態における遠隔操作プログラムを実行することにより、CPU201により実行される処理である。
図18を参照して、第2の実施の形態における遠隔操作処理が、図11に示した第1の実施の形態における遠隔操作処理と異なる点は、ステップS01〜S11が、ステップS01A〜11Aに、それぞれ変更された点である、その他の処理は、図11に示した処理と同じなので、ここでは異なる点を主に説明する。
携帯情報装置200が備えるCPU201は、サーバー400を選択したか否かを判断する(ステップS01A)。予め登録されたサーバー400を選択可能に表示するための選択画面を、表示部206に表示し、ユーザーが選択画面に表示されたサーバー400の装置識別情報を選択する操作を操作部207に入力すれば、サーバー400を選択する。ユーザーによりサーバー400が選択されたならば処理をステップS02Aに進め、そうでなければ処理をステップS12に進める。
ステップS02Aにおいては、選択されたサーバー400による認証に成功したか否かを判断する。サーバー400にログイン要求を送信し、サーバー400が返信するログイン画面を表示部206に表示し、ユーザーが操作部207にログイン画面に従って入力するユーザー識別情報と認証情報とを、サーバー400に送信する。そして、サーバー400からログインを許可する許可信号が受信されたならば認証に成功したと判断する。認証に成功したならば処理をステップS03Aに進めるが、そうでなければ処理をステップS12に進める。
ステップS03Aにおいては、シャッターボタンが指示されたか否かを判断する。操作部207が備えるシャッターボタンがユーザーにより指示されたならば処理をステップS04Aに進め、そうでなければ処理をステップS13Aに進める。
ステップS04Aにおいては、カメラ202を制御して撮像する。次のステップS05Aにおいては、カメラ202が出力する撮像画像をサーバー400に、無線LANI/F208を介して送信し、処理をステップS06Aに進める。
ステップS06Aにおいては、装置識別情報と起動情報とを受信したか否かを判断する。無線LANI/F208が、サーバー400から装置識別情報と起動情報とを受信したならば処理をステップS07Aに進めるが、そうでなければ処理をステップS11Aに進める。ステップS07Aにおいては、起動情報を含む遠隔操作指令を生成し、処理をステップS08Aに進める。
ステップS08Aにおいては、ログイン情報を受信したか否かを判断する。無線LANI/F208が、サーバー400からログイン情報を受信するまで待機状態となり、ログイン情報を受信すると処理をステップS09Aに進める。ステップS09Aにおいては、ログイン指令を生成し、処理をステップS10Aに進める。ログイン指令は、ログイン情報に含まれるユーザー識別情報と認証情報とを含む。
ステップS10Aにおいては、ショートカットを生成し、処理をステップS11Aに進める。ショートカットは、ショートカットを識別するための画像であるアイコンと、その画像にログイン処理および起動処理とを関連付ける。ログイン処理は、ステップS09Aにおいて生成されたログイン指令をステップS06Aにおいて受信された装置識別情報で識別される装置に送信する処理である。起動処理は、ステップS07Aにおいて生成された、起動情報を含む遠隔操作指令をステップS06Aにおいて受信された装置識別情報で識別される装置に送信する処理である。
ステップS11Aにおいては、ステップS01Aにおいて選択され、ログインが許可されたサーバー400からログアウトし、処理をステップS12に進める。
以上説明したように第2の実施の形態における画像形成システム1Aにおいて、MFP100が、アプリケーションプログラムを実行し、操作部163を操作するユーザーにより受け付けられた操作に従って処理を実行することにより表示部161に操作画面を表示し、サーバー400から携帯情報装置200が被写体を撮像した撮像画像を受信することに応じて、撮像画像に操作画面の画像が含まれるか否かを判断し、撮像画像に操作画面の画像が含まれると判断する場合、撮像画像を受信した時点におけるアプリケーションプログラムを実行する状態を状態情報としてHDD115に保存するとともに、状態情報を識別するための状態識別情報とアプリケーションプログラムのアプリ識別情報との組を含む起動情報をサーバー400に送信する。
サーバー400は、MFP100から受信される起動情報を携帯情報装置200に転送する。携帯情報装置200において、サーバー400から起動情報が受信される場合、起動情報を含む遠隔操作指令をMFP100に送信する起動処理を実行させるためのショートカットを生成する。その後、携帯情報装置200を操作するユーザーが操作部207からショートカットのアイコンを指示すれば、MFP100に起動情報を含む遠隔操作指令を送信する。MFP100は、携帯情報装置200から起動情報を含む遠隔操作指令が受信されることに応じて、起動情報に含まれるアプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行し、状態識別情報で特定される状態情報で定まる状態に設定する。このため、携帯情報装置200で操作画面を被写体として撮像すれば、その時点においてMFP100がアプリケーションプログラムを実行している状態を再現するためのショートカットが携帯情報装置200に生成されるので、MFP100でアプリケーションプログラムを実行している状態を容易に再現することができる。
また、MFP100は、操作部163を操作するユーザーにより入力された認証情報に基づいて認証が成功することを条件に、アプリケーションプログラムを実行し、サーバー400から撮像画像が受信される場合、認証情報を起動情報とともにサーバー400に送信する。換言すれば、MFP100により認証されたユーザーによる操作に基づいて表示部161に表示された操作画面の画像が、携帯情報装置200により撮像された撮像画像に含まれる場合に、認証情報と起動情報とをサーバーを経由して画像形成装置に送信する。また、携帯情報装置200は、サーバー400から認証情報が受信される場合、起動処理に加えてMFP100に認証情報を含むログイン指令を送信させるログイン処理を実行させるショートカットを生成する。その後、携帯情報装置200を操作するユーザーが操作部207からショートカットのアイコンを指示すれば、MFP100にログイン指令を送信する。ログイン指令を受信するMFP100は、ログイン指令を実行することにより携帯情報装置200を操作するユーザーを認証する。このため、MFP100は、MFP100を操作するユーザーが携帯情報装置200を操作する場合に限って、携帯情報装置200で撮像された撮像画像を受信することができ、携帯情報装置200にショートカットを生成することができる。
なお、上述した実施の形態においては、画像形成システム1について説明したが、図9または図16に示した遠隔制御処理を、MFP100,101,102に実行させる遠隔制御方法、およびその遠隔制御方法をMFP100,101,102それぞれが備えるCPU111に実行させる遠隔制御プログラムとして、発明を特定することができるのは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A 画像形成システム、100,101,102 MFP、200 携帯情報装置、300 無線局、400 サーバー、2 ネットワーク、51 遠隔制御部、53 アプリ実行部、61,61A 装置側認証部、63,63A 撮像画像受信部、65 判断部、67 状態保存部、69,69A 起動情報送信部、71 作成指示受付部、73 遠隔指令受信部、75 操作画面送信部、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、113 ROM、114 RAM、115 HDD、116 ファクシミリ部、117 外部記憶装置、118 CD−ROM、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、155 後処理部、160 操作パネル、161 表示部、163 操作部、200 携帯情報装置、201 CPU、202 カメラ、203 フラッシュメモリ、204 無線通信部、205 通話部、206 表示部、207 操作部、208 無線LANI/F、251 遠隔操作部、253 撮像制御部、255 遠隔操作部、261 操作画面受信部、263 遠隔指令送信部、265,265A ログイン部、267,267A 起動情報受信部、269,269A ショートカット生成部、271,271A 撮像画像送信部、451 サーバー側認証部、453 サーバー側撮像画像受信部、455 撮像画像転送部、457 起動情報受信部、459 起動情報転送部。
Claims (8)
- 画像形成装置と該画像形成装置と通信可能な携帯情報装置とで構成される画像形成システムであって、
前記携帯情報装置は、ユーザーの操作を受け付ける携帯側操作受付手段と、
前記携帯側操作受付手段により受け付けられる操作に従って、遠隔操作指令を前記画像形成装置に送信し、前記画像形成装置を遠隔操作する遠隔操作手段と、
被写体を撮像する撮像手段と、を備え、
前記画像形成装置は、ユーザーの操作を受け付ける装置側操作受付手段と、
前記携帯情報装置から受信される遠隔操作指令に従って処理を実行する遠隔制御手段と、
アプリケーションプログラムを実行するアプリ実行手段と、
画像を表示する表示手段と、を備え、
前記遠隔操作手段は、前記撮像手段が被写体を撮像して出力する撮像画像を前記画像形成装置に送信する撮像画像送信手段を、含み、
前記遠隔制御手段は、前記携帯情報装置から前記撮像画像を受信することに応じて、前記撮像画像に、前記アプリ実行手段が前記装置側操作受付手段により受け付けられた操作に従って処理を実行することにより前記表示手段に表示される操作画面の画像が含まれるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって前記撮像画像に前記操作画面の画像が含まれると判断される場合、前記撮像画像を受信した時点における前記アプリ実行手段の状態を状態情報として保存する状態保存手段と、
前記判断手段によって前記撮像画像に前記操作画面の画像が含まれると判断される場合、前記状態情報を識別するための状態識別情報と前記アプリ実行手段が実行するアプリケーションプログラムを識別するためのアプリ識別情報との組を含む起動情報を前記携帯情報装置に送信する起動情報送信手段と、を備え、
前記遠隔操作手段は、さらに、前記画像形成装置から前記起動情報が受信される場合、前記起動情報を含む遠隔操作指令を前記遠隔操作手段に送信させる起動処理を実行させるためのショートカットを生成するショートカット生成手段と、を含み、
前記遠隔制御手段は、さらに、前記携帯情報装置から前記起動情報を含む遠隔操作指令が受信されることに応じて、前記アプリ実行手段に、前記起動情報に含まれる前記アプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行させ、前記状態識別情報で特定される前記状態情報で定まる状態に設定させる、画像形成システム。 - 前記画像形成装置は、ユーザーを認証する装置側認証手段を、さらに備え、
前記アプリ実行手段は、前記装置側操作受付手段により受け付けられた認証情報に基づいて前記装置側認証手段による認証が成功することを条件に、前記装置側操作受付手段により受け付けられた操作に従って処理を実行し、
前記撮像画像送信手段は、前記携帯側操作受付手段により受け付けられた認証情報に基づいて前記装置側認証手段による認証が成功することを条件に、前記撮像画像を前記画像形成装置に送信する、請求項1に記載の画像形成システム。 - 携帯情報装置と通信可能な画像形成装置であって、
ユーザーの操作を受け付ける装置側操作受付手段と、
前記携帯情報装置から受信される遠隔操作指令に従って処理を実行する遠隔制御手段と、
アプリケーションプログラムを実行するアプリ実行手段と、
画像を表示する表示手段と、を備え、
前記遠隔制御手段は、前記携帯情報装置から前記表示手段を被写体として撮像した撮像画像を受信することに応じて、前記撮像画像に、前記アプリ実行手段が前記装置側操作受付手段により受け付けられた操作に従って処理を実行することにより前記表示手段に表示される操作画面の画像が含まれるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって前記撮像画像に前記操作画面の画像が含まれると判断される場合、前記撮像画像を受信した時点における前記アプリ実行手段の状態を状態情報として保存する状態保存手段と、
前記判断手段によって前記撮像画像に前記操作画面の画像が含まれると判断される場合、前記状態情報を識別するための状態識別情報と前記アプリ実行手段が実行するアプリケーションプログラムを識別するためのアプリ識別情報との組を含む起動情報を前記携帯情報装置に送信する起動情報送信手段と、を含み、
前記携帯情報装置から前記起動情報を含む遠隔操作指令が受信されることに応じて、前記アプリ実行手段に、前記起動情報に含まれる前記アプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行させ、前記状態識別情報で特定される前記状態情報で定まる状態に設定させる、画像形成装置。 - ユーザーを認証する装置側認証手段を、さらに備え、
前記アプリ実行手段は、前記装置側操作受付手段により受け付けられた認証情報に基づいて前記装置側認証手段による認証が成功することを条件に、前記装置側操作受付手段により受け付けられた操作に従って処理を実行し、
前記携帯情報装置から受信される認証情報に基づいて前記装置側認証手段による認証が成功することを条件に、前記携帯情報装置から前記表示手段を被写体として撮像した撮像画像を受信する、請求項3に記載の画像形成装置。 - 携帯情報装置と通信可能な画像形成装置で実行される遠隔制御方法であって、
前記画像形成装置は、ユーザーの操作を受け付ける装置側操作受付手段と、
アプリケーションプログラムを実行するアプリ実行手段と、
画像を表示する表示手段と、を備え、
前記携帯情報装置から前記表示手段を被写体として撮像した撮像画像を受信することに応じて、前記撮像画像に、前記アプリ実行手段が前記装置側操作受付手段により受け付けられた操作に従って処理を実行することにより前記表示手段に表示される操作画面の画像が含まれるか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップにおいて前記撮像画像に前記操作画面の画像が含まれると判断される場合、前記撮像画像を受信した時点における前記アプリ実行手段の状態を状態情報として保存する状態保存ステップと、
前記判断ステップにおいて前記撮像画像に前記操作画面の画像が含まれると判断される場合、前記状態情報を識別するための状態識別情報と前記アプリ実行手段が実行するアプリケーションプログラムを識別するためのアプリ識別情報との組を含む起動情報を前記携帯情報装置に送信する起動情報送信ステップと、
前記携帯情報装置から前記起動情報を含む遠隔操作指令が受信されることに応じて、前記アプリ実行手段に、前記起動情報に含まれる前記アプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行させ、前記状態識別情報で特定される前記状態情報で定まる状態に設定させるステップと、を含む遠隔制御方法。 - 携帯情報装置と通信可能な画像形成装置を制御するコンピュータで実行される遠隔制御プログラムであって、
前記画像形成装置は、ユーザーの操作を受け付ける装置側操作受付手段と、
アプリケーションプログラムを実行するアプリ実行手段と、
画像を表示する表示手段と、を備え、
前記携帯情報装置から前記表示手段を被写体として撮像した撮像画像を受信することに応じて、前記撮像画像に、前記アプリ実行手段が前記装置側操作受付手段により受け付けられた操作に従って処理を実行することにより前記表示手段に表示される操作画面の画像が含まれるか否かを判断する判断ステップと、
前記判断ステップにおいて前記撮像画像に前記操作画面の画像が含まれると判断される場合、前記撮像画像を受信した時点における前記アプリ実行手段の状態を状態情報として保存する状態保存ステップと、
前記判断ステップにおいて前記撮像画像に前記操作画面の画像が含まれると判断される場合、前記状態情報を識別するための状態識別情報と前記アプリ実行手段が実行するアプリケーションプログラムを識別するためのアプリ識別情報との組を含む起動情報を前記携帯情報装置に送信する起動情報送信ステップと、
前記携帯情報装置から前記起動情報を含む遠隔操作指令が受信されることに応じて、前記アプリ実行手段に、前記起動情報に含まれる前記アプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行させ、前記状態識別情報で特定される前記状態情報で定まる状態に設定させるステップと、を前記コンピュータに実行させる遠隔制御プログラム。 - サーバーと、1以上の画像形成装置と、携帯情報装置とで構成される画像形成システムであって、
前記携帯情報装置は、ユーザーの操作を受け付ける携帯側操作受付手段と、
前記携帯側操作受付手段により受け付けられる操作に従って、遠隔操作指令を前記1以上の画像形成装置のいずれかに送信し、当該画像形成装置を遠隔操作する遠隔操作手段と、
被写体を撮像する撮像手段と、を備え、
前記遠隔操作手段は、前記撮像手段が被写体を撮像して出力する撮像画像を前記サーバーに送信する撮像画像送信手段を、含み、
前記1以上の画像形成装置それぞれは、ユーザーの操作を受け付ける装置側操作受付手段と、
前記携帯情報装置から受信される遠隔操作指令に従って処理を実行する遠隔制御手段と、
アプリケーションプログラムを実行するアプリ実行手段と、
画像を表示する表示手段と、を備え、
前記サーバーは、前記携帯情報装置を操作するユーザーを認証するサーバー側認証手段と、
前記認証されたユーザーが操作する前記携帯情報装置から前記撮像画像を受信することに応じて、前記撮像画像を前記1以上の画像形成装置のうち予め登録されたすべての装置に送信する撮像画像転送手段と、を備え、
前記遠隔制御手段は、前記サーバーから前記撮像画像を受信することに応じて、前記撮像画像に、前記アプリ実行手段が前記装置側操作受付手段により受け付けられた操作に従って処理を実行することにより前記表示手段に表示される操作画面の画像が含まれるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段によって前記撮像画像に前記操作画面の画像が含まれると判断される場合、前記撮像画像を受信した時点における前記アプリ実行手段の状態を状態情報として保存する状態保存手段と、
前記判断手段によって前記撮像画像に前記操作画面の画像が含まれると判断される場合、前記状態情報を識別するための状態識別情報と前記アプリ実行手段が実行するアプリケーションプログラムを識別するためのアプリ識別情報との組を含む起動情報を前記サーバーに送信する起動情報送信手段と、を備え、
前記サーバーは、前記1以上の画像形成装置のいずれかから起動情報が受信される場合、前記1以上の画像形成装置のうち前記起動情報を送信してきた対象装置を識別するための装置識別情報と前記受信された起動情報とを、前記携帯情報装置に送信する起動情報転送手段を、含み、
前記遠隔操作手段は、さらに、前記サーバーから前記装置識別情報と前記起動情報との組が受信される場合、前記装置識別情報で特定される前記対象装置に前記起動情報を含む遠隔操作指令を送信させる起動処理を実行させるためのショートカットを生成するショートカット生成手段と、を含み、
前記1以上の画像形成装置それぞれが備える遠隔制御手段は、さらに、前記携帯情報装置から前記起動情報を含む遠隔操作指令が受信されることに応じて、前記アプリ実行手段に、前記起動情報に含まれる前記アプリ識別情報で特定されるアプリケーションプログラムを実行させ、前記状態識別情報で特定される前記状態情報で定まる状態に設定させる起動手段を含む、画像形成システム。 - 前記画像形成装置は、ユーザーを認証する装置側認証手段を、さらに備え、
前記アプリ実行手段は、前記装置側操作受付手段により受け付けられた認証情報に基づいて前記装置側認証手段による認証が成功することを条件に、前記装置側操作受付手段により受け付けられた操作に従って処理を実行し、
前記起動情報送信手段は、前記装置側認証手段が認証するための認証情報を、前記起動情報とともに前記サーバーに送信し、
前記ショートカット生成手段は、前記サーバーから前記装置識別情報と前記起動情報との組に加えて認証情報が受信される場合、前記起動処理に加えて前記装置識別情報で特定される前記対象装置に前記認証情報を含むログイン指令を送信させるログイン処理を実行させるショートカットを生成する、請求項7に記載の画像形成システム。
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