JP5716723B2 - 画像処理システム、携帯情報装置、遠隔操作方法および連携プログラム - Google Patents

画像処理システム、携帯情報装置、遠隔操作方法および連携プログラム Download PDF

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Description

この発明は画像処理システム、携帯情報装置、遠隔操作方法および連携プログラムに関し、特に、携帯情報装置により遠隔操作される画像処理装置を含む画像処理システムおよびその携帯情報装置で実行される遠隔操作方法および連携プログラムに関する。
従来、カメラで撮影した画像を、プリンタでプリントする場合、カメラで被写体を撮像して得られた画像データを記憶し、その後、カメラに記憶された画像データをプリンタに送信し、プリンタでプリントする手順が必要であった。例えば、特開平10−10981号公報には、プリンタに接続されたカメラを、プリンタから遠隔操作する技術が記載されている。
しかしながら、カメラで被写体を撮影する操作と、撮影された画像をプリントする操作とを、別々にしなければならず、作業が煩雑になるといった問題がある。
特開平10−107981号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、携帯情報装置と画像処理装置とを連携させて処理させる操作を容易にした画像処理システムを提供することである。
この発明の他の目的は、画像処理装置の遠隔操作を容易にした携帯情報装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、携帯情報装置と画像処理装置とを連携させて処理させる操作を容易にした遠隔操作方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、携帯情報装置における画像処理装置の遠隔操作を容易にした遠隔操作方法を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、携帯情報装置における画像処理装置の遠隔操作を容易にした連携プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、画像処理システムは、携帯情報装置と画像処理装置とを備えた画像処理システムであって、携帯情報装置は、被写体を撮像する撮像手段と、撮像手段を制御する撮像制御手段と、画像処理装置を遠隔操作する遠隔操作手段と、を備え、画像処理装置は、原稿を読み取って画像データを出力する原稿読取手段と、画像データの画像を形成する画像形成手段と、画像データを処理する画像処理手段と、携帯情報装置から受信される遠隔操作指令に従って、画像処理手段を制御する遠隔制御手段と、を備え、遠隔操作手段は、撮像制御手段と連携している連携状態であることを、画像処理装置に通知連携状態において、原稿読取手段が原稿を読み取って出力する画像データの画像を画像形成手段に画像形成させるコピー処理を画像処理装置に実行させるコピー開始指示を受け付ける場合、撮像制御手段に撮像指令を出力し、撮像制御手段は、遠隔操作手段が画像処理装置を遠隔制御している間は、撮像指令が入力されることに応じて、撮像手段に被写体を撮像させ、撮像手段が被写体を撮像して出力する画像データを画像処理装置に送信、遠隔制御手段は、連携状態が通知された後は、画像処理手段に入力するデータの入力ソースを携帯情報装置とする外部入力モードに入力モードを切り換える。
この局面に従えば、携帯情報装置において、連携状態であることが画像処理装置に通知され、画像処理装置を遠隔制御している間は、被写体を撮像して出力する画像データが画像処理装置に送信され、画像処理装置において、連携状態が通知された後は、画像処理のために入力するデータの入力ソースが携帯情報装置に切り換えられる。このため、ユーザーが携帯情報装置に撮像を指示すれば、携帯情報装置で被写体を撮像した画像データが画像処理装置によって処理される。その結果、携帯情報装置と画像処理装置とを連携させて処理させる操作を容易にした画像処理システムを提供することができる。
また、画像処理装置にコピー処理を実行させるコピー開始指示が受け付けると、撮像手段によって被写体が撮像されるので、ユーザーは、画像処理装置にコピー処理を実行させる操作を携帯情報装置に入力すれば、被写体を撮像して得られる画像データを画像処理装置に処理させることができる。
好ましくは、遠隔制御手段は、入力モードを外部入力モードでない内部入力モードに切り換えている間は、携帯情報装置から受信される遠隔操作指令がコピー開始指示の場合、原稿読取手段に原稿を読み取らせ、画像形成手段に原稿読取手段が原稿を読み取って出力する画像データの画像を形成させ、入力モードを外部入力モードに切り換えている間は、携帯情報装置から受信される遠隔操作指令がコピー開始指示の場合、原稿読取手段に原稿を読み取らせることなく携帯情報装置から受信される画像データの画像を画像形成手段に形成させる。
この局面に従えば、画像処理装置にコピー処理を実行させるコピー開始指示が受け付けると、撮像手段によって被写体が撮像されるので、ユーザーは、画像処理装置にコピー開始指示を実行させる操作を携帯情報装置に入力すれば、被写体を撮像して得られる画像データの画像を画像処理装置に形成させることができる。
好ましくは、撮像制御手段は、ユーザーにより入力される撮像指示を受け付け、撮像指示が受け付けられることに応じて、撮像手段に被写体を撮像させる。
この局面に従えば、ユーザーにより入力される撮像指示が受け付けられると、被写体が撮像させるので、ユーザーは、撮像指示を携帯情報装置に入力すれば、被写体を撮像して得られる画像データを画像処理装置に処理させることができる。
好ましくは、遠隔制御手段は、入力モードを外部入力モードに切り換えている間は、携帯情報装置から画像データが受信されることに応じて、受信された画像データを画像処理手段に処理させる。
この局面に従えば、画像処理装置は、携帯情報装置から画像データが受信されることに応じて、画像データを処理するので、ユーザーが撮像指示を携帯情報装置に入力すれば、被写体を撮像して得られる画像データを、画像処理装置に直ちに処理させることができる。
好ましくは、携帯情報装置は、さらに、ユーザーが撮像手段を操作するための撮像操作画面を表示する撮像操作画面表示手段と、画像処理装置を遠隔操作するための遠隔操作画面を表示する遠隔操作画面表示手段と、連携状態において、遠隔操作画面と撮像操作画面とを並べて表示する連携操作画面表示手段と、を備える
この局面に従えば、遠隔操作画面と撮像操作画面とが並べて表示されるので、携帯情報装置と画像処理装置とを1つの画面で操作することができる。
好ましくは、撮像制御手段は、遠隔操作手段が画像処理装置を遠隔操作している間は、撮像手段が被写体を撮像して画像データを出力することに応じて、画像データを画像処理装置に送信する。
この局面に従えば、撮像手段が被写体を撮像すると、画像データが画像処理装置に送信されるので、ユーザーは、撮像させる操作をするだけで、画像処理装置に画像データを処理させることができる。
好ましくは、撮像制御手段は、撮像手段が被写体を撮像して出力する画像データを記憶手段に記憶し、遠隔操作手段は、連携状態において、撮像手段より被写体が撮像されることに応じて、コピー開始指示を示す遠隔操作指令を送信し、遠隔制御手段は、連携状態が通知された後は、実行指示を示す遠隔操作指令が受信されると、携帯情報装置の記憶手段に記憶された画像データを取得撮像制御手段は、遠隔操作手段が画像処理装置を遠隔操作している間は、画像処理装置からの要求に応じて、記憶手段に記憶された画像データを画像処理装置に送信する。
この局面に従えば、撮像手段より被写体が撮像されることに応じて、画像データが記憶されるとともに、コピー開始指示を示す遠隔操作指令が画像処理装置に送信され、画像処理装置において、コピー開始指示を示す遠隔操作指令が受信されると、携帯情報装置に記憶された画像データが取得され、処理が実行される。このため、ユーザーは、撮像させる操作をするだけで、画像処理装置に画像データを処理させることができる。
この発明の他の局面によれば、携帯情報装置は、画像処理装置を遠隔操作可能な携帯情報装置であって、被写体を撮像する撮像手段と、撮像手段を制御する撮像制御手段と、画像処理装置を遠隔操作する遠隔操作手段と、を備え、遠隔操作手段は、画像処理装置が処理対象とするデータの入力ソースを携帯情報装置に切り換えさせるために、撮像制御手段と連携している連携状態であることを、画像処理装置に通知連携状態において、画像処理装置が備える原稿読取手段が原稿を読み取って出力する画像データの画像を、画像処理装置が備える画像形成手段に画像形成させるコピー処理を画像処理装置に実行させるコピー開始指示を受け付ける場合、撮像制御手段に撮像指令を出力し、撮像制御手段は、遠隔操作手段が画像処理装置を遠隔操作している間は、撮像指令が入力されることに応じて、撮像手段に被写体を撮像させ、撮像手段が被写体を撮像して出力する画像データを画像処理装置に処理させるために、画像データを画像処理装置に送信する。
この局面に従えば、連携状態であることが画像処理装置に通知され、画像処理装置を遠隔制御している間は、被写体を撮像して出力する画像データを画像処理装置に処理させるために、被写体を撮像して得られる画像データが画像処理装置に送信される。このため、ユーザーが携帯情報装置に撮像を指示すれば、携帯情報装置で被写体を撮像した画像データを画像処理装置に処理させることができる。その結果、画像処理装置の遠隔操作を容易にした携帯情報装置を提供することができる。
また、画像処理装置にコピー処理を実行させるコピー開始指示が受け付けると、撮像手段によって被写体が撮像されるので、ユーザーは、画像処理装置にコピー処理を実行させる操作を携帯情報装置に入力すれば、被写体を撮像して得られる画像データを画像処理装置に処理させることができる。
好ましくは、撮像制御手段は、ユーザーにより入力される撮像指示を受け付け、撮像指示が受け付けられることに応じて、撮像手段に被写体を撮像させる。
この局面に従えば、ユーザーにより入力される撮像指示が受け付けられると、被写体が撮像させるので、ユーザーは、撮像指示を携帯情報装置に入力すれば、被写体を撮像して得られる画像データを画像処理装置に処理させることができる。
好ましくは、ユーザーが撮像手段を操作するための撮像操作画面を表示する撮像操作画面表示手段と、画像処理装置を遠隔操作するための遠隔操作画面を表示する遠隔操作画面表示手段と、連携状態において、遠隔操作画面と撮像操作画面とを並べて表示する連携操作画面表示手段と、をさらに備える
この局面によれば、遠隔操作画面と撮像操作画面とが並べて表示されるので、携帯情報装置と画像処理装置とを1つの画面で操作することができる。
好ましくは、撮像制御手段は、遠隔操作手段が画像処理装置を遠隔操作している間は、撮像手段が被写体を撮像して画像データを出力することに応じて、画像データを画像処理装置に送信する。
この局面に従えば、撮像手段が被写体を撮像すると、画像データが画像処理装置に送信されるので、ユーザーは、撮像させる操作をするだけで、画像処理装置に画像データを処理させることができる。
好ましくは、撮像制御手段は、撮像手段が被写体を撮像して出力する画像データを記憶手段に記憶し、遠隔操作手段は、連携状態において、撮像手段より被写体が撮像されることに応じて、コピー開始指示を示す遠隔操作指令を画像処理装置に送信し、撮像制御手段、遠隔操作手段が画像処理装置を遠隔操作している間は、画像処理装置からの要求に応じて、記憶手段に記憶された画像データを画像処理装置に送信する。
この局面に従えば、撮像手段より被写体が撮像されることに応じて、画像データが記憶されるとともに、実行指示を示す遠隔操作指令が画像処理装置に送信され、画像形成装置からの要求に応じて、画像データを送信する。このため、ユーザーは、撮像させる操作をするだけで、画像処理装置に画像データを処理させることができる。
この発明のさらに他の局面によれば、遠隔操作方法は、携帯情報装置と画像処理装置とを備えた画像処理システムで実行される遠隔操作方法であって、携帯情報装置は、被写体を撮像する撮像手段を備え、画像処理装置は、原稿を読み取って画像データを出力する原稿読取手段と、画像データの画像を形成する画像形成手段と、画像データを処理する画像処理手段と、を備え、画像処理装置に、携帯情報装置から受信される遠隔操作指令に従って、画像処理手段を制御する遠隔制御ステップを実行させ、携帯情報装置に撮像手段と連携している連携状態であることを画像処理装置に通知する連携通知ステップと、連携状態において、原稿読取手段が原稿を読み取って出力する画像データの画像を画像形成手段に画像形成させるコピー処理を画像処理装置に実行させるコピー開始指示を受け付ける場合、撮像指令を出力するステップと、画像処理装置を遠隔操作している間は、撮像指令が出力されることに応じて、撮像手段に被写体を撮像させ、撮像手段が被写体を撮像して出力する画像データを画像処理装置に送信する送信ステップと、を実行させ画像処理装置に、連携状態が通知された後は、画像処理手段に入力するデータの入力ソースを携帯情報装置とする外部入力モードに入力モードを切り換える入力モード切換ステップを、さらに実行させる
この局面に従えば、携帯情報装置と画像処理装置とを連携させて処理させる操作を容易にした遠隔操作方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、遠隔操作方法は、画像処理装置を遠隔操作可能な携帯情報装置で実行される遠隔操作方法であって、携帯情報装置は、被写体を撮像する撮像手段を備え、画像処理装置が処理対象とするデータの入力ソースを携帯情報装置に切り換えさせるために、撮像手段と連携している連携状態であることを画像処理装置に通知する連携通知ステップと、連携状態において、画像処理装置が備える原稿読取手段が原稿を読み取って出力する画像データの画像を、画像処理装置が備える画像形成手段に画像形成させるコピー処理を画像処理装置に実行させるコピー開始指示を受け付ける場合、撮像指令を出力するステップと、画像処理装置を遠隔操作している間、撮像指令が出力されることに応じて、撮像手段に被写体を撮像させ、撮像手段が被写体を撮像して出力する画像データを画像処理装置に処理させるために、画像データを画像処理装置に送信する送信ステップと、を携帯情報装置に実行させる
この局面に従えば、携帯情報装置における画像処理装置の遠隔操作を容易にした遠隔操作方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、連携プログラムは、画像処理装置を遠隔操作可能な携帯情報装置を制御するコンピューターで実行される連携プログラムであって、携帯情報装置は、被写体を撮像する撮像手段を備え、画像処理装置が処理対象とするデータの入力ソースを携帯情報装置に切り換えさせるために、撮像手段と連携している連携状態であることを画像処理装置に通知する連携通知ステップと、連携状態において、画像処理装置が備える原稿読取手段が原稿を読み取って出力する画像データの画像を、画像処理装置が備える画像形成手段に画像形成させるコピー処理を画像処理装置に実行させるコピー開始指示を受け付ける場合、撮像指令を出力するステップと、画像処理装置を遠隔操作している間は、撮像指令が出力されることに応じて、撮像手段に被写体を撮像させ、撮像手段が被写体を撮像して出力する画像データを画像処理装置に処理させるために、画像データを画像処理装置に送信する送信ステップと、をコンピューターに実行させる。
この局面に従えば、携帯情報装置における画像処理装置の遠隔操作を容易にした連携プログラムを提供することができる。
好ましくは、ユーザーにより入力される撮像指示を受け付け、撮像指示が受け付けられることに応じて、撮像手段に被写体を撮像させるステップを、さらにコンピューターに実行させる。
好ましくは、連携状態において、ユーザーが撮像手段を操作するための遠隔操作画面と画像処理装置を遠隔操作するための撮像操作画面とを並べて表示するステップを、さらにコンピューターに実行させる。
好ましくは、送信ステップは、画像処理装置を遠隔操作している間は、撮像手段が被写体を撮像して画像データを出力することに応じて、画像データを画像処理装置に送信する。
好ましくは、撮像手段が被写体を撮像して出力する画像データを記憶手段に記憶するステップと、連携状態において、撮像手段より被写体が撮像されることに応じて、コピー開始指示を示す遠隔操作指令を画像処理装置に送信するステップと、をさらにコンピューターに実行させ、送信ステップは、画像処理装置を遠隔操作している間は、画像処理装置からの要求に応じて、記憶手段に記憶された画像データを画像処理装置に送信する。
本発明の実施の形態の1つにおける画像処理システムの全体概要を示す図である。 MFPの外観を示す斜視図である。 MFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。 携帯情報装置のハードウェア構成の概要を示す機能ブロック図である。 本実施の形態におけるMFPが備えるCPUの機能の概要を示すブロック図である。 本実施の形態における携帯情報装置が備えるCPUの機能の概要を示すブロック図である。 撮像操作画面の一例を示す図である。 遠隔操作作画面の一例を示す図である。 連携画面の一例を示す図である。 遠隔制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 遠隔操作処理の流れの一例を示す第1のフローチャートである。 遠隔操作処理の流れの一例を示す第2のフローチャートである。 撮像制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 変形例におけるMFPが備えるCPUの機能の概要を示すブロック図である。 変形例における携帯情報装置が備えるCPUの機能の概要を示すブロック図である。 変形例における遠隔制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 変形例における遠隔操作処理の流れの一例を示す第1のフローチャートである。 変形例における遠隔操作処理の流れの一例を示す第2のフローチャートである。 変形例における撮像制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける画像処理システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、画像処理システム1は、それぞれがネットワーク2に接続された画像処理装置としてのMFP(Multi Function Peripheral)100,101,102と、パーソナルコンピューター(以下「PC」という)105と、携帯情報装置200と、無線局300とを含む。
PC105は、一般的なコンピューターであり、MFP100,101,102を制御するためのプリンタドライバプログラムがインストールされている。なお、MFP100,101,102の種類が異なる場合、PC105には、MFP100,101,102を制御するための3種類のプリンタドライバプログラムがそれぞれインストールされる。
MFP100,101,102各々は、原稿を読み取るための原稿読取機能、画像データに基づいて紙などの記録媒体に画像を形成するための画像形成機能およびファクシミリデータを送受信するファクシミリ送受信機能を備えている。なお、本実施の形態においてはMFP100,101,102を例に説明するが、MFP100,101,102に代えて、画像データを処理する機能を備えた装置であれば、例えば、プリンタ、ファクシミリ装置、コンピューター等であってもよい。また、MFP100,101,102は、機能が同じなので以下の説明では特に言及しない限りMFP100を例に説明する。
携帯情報装置200は、ここでは、一般的な携帯電話機である。携帯情報装置200は、携帯電話用基地局と無線で通信することにより携帯電話網に接続し、通話が可能である。また、携帯情報装置200は、無線LAN機能を備えている。ここでは、携帯情報装置200を、携帯電話機の場合を例に説明するが、携帯電話機に限らず、被写体を撮像する機能を備えていれば、例えば、デジタルカメラ、デジタルスチルカメラ、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯型のコンピューターであってもよい。
ネットワーク2は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、接続形態は有線または無線を問わない。またネットワーク2は、LANに限らず、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Networks)を用いたネットワーク等であってもよい。さらに、ネットワーク2は、インターネットなどのワイドエリアネットワーク(WAN)に接続されている。
無線局300は、ネットワーク2の中継装置であり、無線LAN通信機能を備えた携帯情報装置200と通信して、携帯情報装置200をネットワーク2に接続する。MFP100,101,102各々は、ネットワーク2を介してPC105とデータの送受信が可能である。また、MFP100,101,102各々は、ネットワーク2および無線局300を介して携帯情報装置200とデータの送受信が可能である。
図2は、MFPの外観を示す斜視図である。図3は、MFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。図2および図3を参照して、MFP100は、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データに基づいて用紙等に画像を形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル160とを含む。
メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM113と、RAM114と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)115と、ファクシミリ部116と、CD−ROM118が装着される外部記憶装置117と、を含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる読取データ(画像データ)を一時的に記憶する。
操作パネル160は、MFP100の上面に設けられ、表示部161と操作部163とを含む。表示部161は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electro−Luminescence Display)等の表示装置であり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部163は、表示部161上に設けられたタッチパネル165と、複数のキーからなるハードキー部167とを含む。操作部163は、表示部161の表示面がユーザーにより指示されると、表示部161に表示された画像中でユーザーにより指示された位置に対応する操作を受け付ける。また、ハードキー部167に含まれる複数のキーのうちユーザーにより指示されたキーに対応するユーザーの操作を受け付ける。
通信I/F部112は、MFP100をネットワーク2に接続するためのインターフェースである。CPU111は、通信I/F部112を介してMFP101,102、PC105または携帯情報装置200との間で通信し、データを送受信する。また、通信I/F部112は、ネットワーク2を介してインターネットに接続されたコンピューターと通信が可能である。
ファクシミリ部116は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部116は、受信したファクシミリデータを、HDD115に記憶する、または画像形成部140に出力する。画像形成部140は、ファクシミリ部116により受信されたファクシミリデータを用紙にプリントする。また、ファクシミリ部116は、HDD115に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
外部記憶装置117は、CD−ROM118が装着される。CPU111は、外部記憶装置117を介してCD−ROM118にアクセス可能である。CPU111は、外部記憶装置117に装着されたCD−ROM118に記録されたプログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムを記憶する媒体としては、CD−ROM118に限られず、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)などの半導体メモリであってもよい。
また、CPU111が実行するプログラムは、CD−ROM118に記録されたプログラムに限られず、HDD115に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、ネットワーク2に接続された他のコンピューターが、MFP100のHDD115に記憶されたプログラムを書換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワーク2に接続された他のコンピューターからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD115に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
本実施の形態における画像処理システム1において、MFP100,101,102および携帯情報装置200間で、データが送受信される。データを送受信するプロトコルは、受信側の装置において送信元を特定することができれば、任意のプロトコルを用いることが可能である。データを送受信するプロトコルは、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)およびSMPT(Simple Mail Transfer Protocol)、POP(Post Office Protocol)等が用いられる。
図4は、携帯情報装置のハードウェア構成の概要を示す機能ブロック図である。図4を参照して、携帯情報装置200は、携帯情報装置200の全体を制御するためのCPU201と、カメラ202と、データを不揮発的に記憶するフラッシュメモリ203と、通話部205と接続された無線通信部204と、情報を表示する表示部206と、ユーザーの操作の入力を受付ける操作部207と、無線LANI/F208とを含む。
無線通信部204は、電話通信網に接続された携帯電話用基地局と無線通信する。無線通信部204は、携帯情報装置200を電話通信網に接続し、通話部205を用いた通話を可能とする。無線通信部204は、携帯電話用基地局から受信した無線信号を復調した音声信号を復号して通話部205に出力する。また、無線通信部204は、通話部205から入力される音声を符号化し、携帯電話用基地局に送信する。通話部205は、マイクおよびスピーカを備え、無線通信部204から入力される音声をスピーカから出力し、マイクから入力される音声を無線通信部204に出力する。さらに、無線通信部204は、CPU201により制御され、携帯情報装置200を電子メールサーバに接続し、電子メールを送受信する。
カメラ202は、レンズおよび光電変換素子を備え、レンズで集光した光を光電変換素子に結像し、光電変換素子は受光した光を光電変換して画像データをCPU201に出力する。光電変換素子は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ、CCD(Charge Coupled Device)センサ等である。
表示部206は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD等の表示装置であり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部207は、表示部206上に設けられたタッチパネルと、複数のキーからなるハードキーとを含む。操作部207は、表示部206の表示面がユーザーにより指示されると、表示部206に表示された画像中でユーザーにより指示された位置に対応する操作を受け付ける。また、ハードキーがユーザーにより指示されると、指示されたハードキーに対応するユーザーの操作を受け付ける。
無線LANI/F208は、無線局300と通信し、携帯情報装置200をネットワーク2に接続するためのインターフェースである。携帯情報装置200に予めMFP100,101,102それぞれのIP(Internet Protocol)アドレスを登録しておくことにより、携帯情報装置200は、MFP100,101,102と通信することができ、データの送受信が可能となる。なお、本実施の形態においては、携帯情報装置200が無線LANI/F208を用いて、MFP100,101,101と通信する場合を例に説明するが、他の通信方法を用いて通信するようにしてもよい。具体的には、携帯情報装置200、MFP100,101,101が、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線装置を搭載する場合には、携帯情報装置200が、MFP100,101,102のいずれかと通信するようにしてもよい。また、携帯情報装置200を、MFP100,101,102のいずれかと、例えばUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等の有線で接続するようにし、携帯情報装置200が、MFP100,101,102のいずれかと、1対1で通信するようにしてもよい。
フラッシュメモリ203は、CPU201が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。CPU201は、フラッシュメモリ203に記録されたプログラムを、CPU201が備えるRAMにロードして実行する。なお、CPU201が実行するプログラムとして、フラッシュメモリ203に記録されたプログラムは、ネットワーク2に接続された他のコンピューターが、フラッシュメモリ203に記憶されたプログラムを書換えたプログラム、または、追加して書き込んだ新たなプログラムをであってもよい。さらに、携帯情報装置200が、ネットワーク2に接続された他のコンピューターからダウンロードしたプログラムでもよい。ここでいうプログラムは、CPU201が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
また、CPU201が実行するプログラムを記憶する媒体としては、フラッシュメモリ203に限られず、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)などの半導体メモリであってもよい。
図5は、本実施の形態におけるMFPが備えるCPUの機能の概要を示すブロック図である。図5に示す機能は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115、CD−ROM118に記憶された遠隔制御プログラムを実行することにより、CPU111に形成される機能である。図5を参照して、CPU111は、画像処理を実行する画像処理部51と、携帯情報装置から受信される遠隔操作指令に従って処理を実行する遠隔制御部53と、を含む。
画像処理部51は、設定値に従って処理を実行する。画像処理部51は、画像形成部140および給紙部150を制御する画像形成制御部61と、自動原稿搬送装置120および原稿読取部130を制御する原稿読取制御部63と、通信I/F部112およびファクシミリ部116を制御する通信制御部65と、HDD115および外部記憶装置117を制御する記憶制御部67と、を含む。
画像形成制御部61は、給紙部150に用紙を搬送させ、画像形成部140に、処理対象に設定されているデータの画像を給紙部150が搬送する用紙に形成させる。画像形成制御部61が処理対象とするデータは、原稿読取制御部63、通信制御部65、記憶制御部67によって設定される。設定値は、給紙部150が搬送する用紙のサイズおよび方向、画像形成部140が画像を形成するための条件を定める値、例えば、カラーおよびモノクロの別、拡大率または縮小率、画像形成の枚数、画像を形成する用紙上の位置等を含む。
原稿読取制御部63は、自動原稿搬送装置120に原稿を搬送させ、原稿読取部130に自動原稿搬送装置120が搬送する原稿の画像を読み取らせる。原稿読取制御部63は、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データを処理対象に設定する。設定値は、例えば、解像度、カラーおよびモノクロの別、画像データのフォーマット等を含む。
通信制御部65は、通信I/F部112を制御して、ネットワーク2に接続されている装置、例えば、他のMFP101,102、PC105または無線局300との間で、データを送受信する。また、通信制御部65は、ファクシミリ部116を制御して、ファクシミリに116にファクシミリデータを送受信させる。通信制御部65が送信の対象とするデータまたはファクシミリデータは、原稿読取制御部63、記憶制御部67により処理対象に設定される。また、通信制御部65は、受信されたデータまたはファクシミリデータを処理対象に設定する。設定値は、通信プロトコル、通信速度、データまたはファクシミリデータを送信する相手先の情報等を含む。
記憶制御部67は、HDD115に記憶されたデータ、または外部記憶装置117に装着されたCD−ROMに記憶されたデータを読出し、読み出したデータを処理対象に設定する。また、記憶制御部67は、処理対象に設定されたデータをHDD115に記憶する。なお、外部記憶装置117に、データを書き込み可能な記憶媒体、例えば、DVDが装着される場合は、記憶制御部67は、処理対象に設定されたデータをDVDに記憶する。設定値は、データのフォーマット、データを記憶する位置を示す情報、読み出すデータを識別するためのファイル名等のデータ識別情報等を含む。
遠隔制御部53は、遠隔操作受信部71と、連携通知受信部73と、入力モード切換部75と、撮像画像受信部77と、を含む。遠隔操作受信部71は、通信I/F部112が携帯情報装置200との間の接続を確立し、携帯情報装置200からログイン要求を受信すると、携帯情報装置200にログイン画面を送信する。ログイン画面は、ユーザーを識別するためのユーザー識別情報を入力する領域と、認証情報を入力する領域とを含む。遠隔操作受信部71は、ログイン画面を送信した携帯情報装置200からユーザー識別情報と認証情報とを受信し、携帯情報装置200を操作するユーザーを認証する。MFP100は、ユーザーを識別するためのユーザー識別情報と認証情報とを含むユーザーデータをHDD115に記憶している。遠隔操作受信部71は、携帯情報装置200から受信されたユーザー識別情報と認証情報とをHDD115に予め記憶されているユーザーデータと比較する。遠隔操作受信部71は、両者が一致すれば認証成功と判断し、ログインを許可するが、両者が一致しなければ認証失敗と判断し、ログインを許可しない。遠隔操作受信部71は、ログインを許可する場合は許可信号を返信し、ログインを許可しない場合は不許可信号を返信する。
また、遠隔操作受信部71は、携帯情報装置200との間の接続を確立する際に、携帯情報装置200の装置識別情報を取得する。携帯情報装置200の識別情報は、例えば、携帯情報装置200に割り当てられたネットワーク2上の位置情報である。ネットワーク2上の位置情報は、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスまたはMAC(Media Access Control)アドレスである。遠隔操作受信部71は、認証に成功する場合に、認証した携帯情報装置200を操作するユーザーを識別するためのユーザー識別情報と携帯情報装置200の装置識別情報との組を、連携通知受信部73および入力モード切換部75に出力する。
遠隔操作受信部71は、携帯情報装置200を操作するユーザーの認証に成功した後、携帯情報装置200との間の接続が切断される場合、または、携帯情報装置200からログアウト指令を受信する場合、ログアウト通知を、連携通知受信部73および入力モード切換部75に出力する。
本実施の形態においては、認証情報としてパスワードを用いる例を示すが、認証情報をユーザーの指紋、静脈パターン、虹彩等の生体情報を用いるようにしてもよい。この場合、携帯情報装置200は、生体情報を読み取るための読取装置を備える。
遠隔操作受信部71は、携帯情報装置200を操作するユーザーの認証に成功した後、ログアウト指令を受信するまでの間、携帯情報装置200から遠隔操作指令を受信する。具体的には、遠隔操作受信部71は、通信I/F部112が遠隔操作指令を受信する場合、遠隔操作指令を送信してきた装置の装置識別情報を取得し、取得された装置識別情報を、先に認証に成功したユーザーが操作する装置、ここでは携帯情報装置200の装置識別情報と比較する。遠隔操作受信部71は、両者が同じならば、通信I/F部112が受信した遠隔操作指令を取得するが、両者が異なれば、通信I/F部112が受信した遠隔操作指令を廃棄する。これにより、認証されたユーザーが携帯情報装置200を操作する場合に限って、遠隔操作指令を受信することができる。
遠隔操作受信部71は、遠隔操作指令を受信する場合、遠隔操作指令に従って、画像処理部51に処理を実行させる。遠隔操作指令は、画像処理部51が処理を実行するための設定値を設定させる遠隔操作指令と、処理の実行を指示する遠隔操作指令と、を含む。
遠隔操作受信部71は、設定値を設定させる遠隔操作指令を受信する場合、遠隔操作指令に含まれる設定値を設定する。具体的には、RAM114に設定値を記憶する。遠隔操作受信部71は、処理の実行を指示する遠隔操作指令を受信する場合、画像処理部51に処理を実行させる。
連携通知受信部73は、遠隔操作受信部71からユーザー識別情報と携帯情報装置200の装置識別情報との組が入力された後、ログアウト通知が入力されるまでの間、装置識別情報で特定される携帯情報装置200から送信される連携通知または連携解除通知を受信する。連携通知受信部73は、通信I/F部112が連携通知または連携解除通知を受信する場合、連携通知または連携解除通知を送信してきた装置の装置識別情報を取得し、遠隔操作受信部71から入力される装置識別情報と比較する。連携通知受信部73は、連携通知または連携解除通知を送信してきた装置の装置識別情報と遠隔操作受信部71から入力される装置識別情報とが同じならば、通信I/F部112が受信した連携通知または連携解除通知を取得するが、両者が異なれば、通信I/F部112が受信した連携通知または連携解除通知を廃棄する。これにより、遠隔操作受信部71によって認証されたユーザーが携帯情報装置200を操作する場合に限って、連携通知または連携解除通知を受信することができる。
連携通知または連携解除通知は、後述する携帯情報装置200が、MFP100に送信する信号である。MFP100に予め登録されたユーザーによって携帯情報装置200が操作され、携帯情報装置200から送信される連携通知または連携解除通知のみを受信することができる。連携通知受信部73は、連携通知を受信すると、連携通知を受信したことを示す連携信号と携帯情報装置200の装置識別情報との組を入力モード切換部75に出力し、連携解除通知を受信すると、連携解除通知を受信したことを示す連携解除信号と携帯情報装置200の装置識別情報との組を入力モード切換部75に出力し、する。
入力モード切換部75は、連携通知受信部73から連携信号と装置識別情報との組が入力されると、画像処理部51の入力モードを内部入力モードから外部入力モードに切り換える。入力モード切換部75は、画像処理部51の入力モードを外部入力モードに切り換えた後、連携通知受信部73から連携解除信号と装置識別情報との組が入力される場合、または、遠隔操作受信部71からログアウト通知が入力される場合、画像処理部51の入力モードを外部入力モードから内部入力モードに切り換える。入力モードは、画像処理部51が処理対象とするデータの入力ソースを定めるモードである。外部入力モードは、画像処理部51が処理対象とするデータの入力ソースを通信I/F部112とする入力モードである。内部入力モードは、画像処理部51が処理対象とするデータの入力ソースを、MFP100が備える原稿読取部130、ファクシミリ部116、HDD115または外部記憶装置117とする入力モードである。
入力モード切換部75は、画像処理部51の入力モードを内部入力モードから外部入力モードに切り換える場合、受信開始指令を撮像画像受信部77に出力し、画像処理部51の入力モードを外部入力モードから内部入力モードに切り換える場合、受信終了指令を撮像画像受信部77に出力する。受信開始指令は、連携通知受信部73から入力される装置識別情報を含む。
撮像画像受信部77は、入力モード切換部75から受信開始指令が入力されてから受信終了指令が入力されるまでの間、通信I/F部112が携帯情報装置200から画像データを受信すると、受信された画像データを画像処理部51に出力する。撮像画像受信部77は、通信I/F部112が画像データを受信する場合、受信された画像データを送信してきた装置の装置識別情報と、受信開始指令に含まれる装置識別情報とを比較する。撮像画像受信部77は、両者が同じならば、通信I/F部112が受信した画像データを画像処理部51に出力するが、両者が異なれば、通信I/F部112が受信した画像データを廃棄する。これにより、遠隔操作受信部71によって認証されたユーザーが携帯情報装置200を操作する場合に限って、携帯情報装置200から送信される画像データを受信することができる。
図6は、本実施の形態における携帯情報装置が備えるCPUの機能の概要を示すブロック図である。図6に示す機能は、携帯情報装置200が備えるCPU201が、フラッシュメモリ203に記憶された撮像制御プログラムおよび遠隔操作プログラムを実行することにより、CPU201に形成される機能である。撮像制御プログラムおよび遠隔操作プログラムを総称して連携プログラムという。図6を参照して、携帯情報装置200が備えるCPU201は、カメラ202を制御する撮像制御部251と、MFP100,101,102のいずれかを遠隔操作する遠隔操作部253と、を含む。撮像制御部251は、CPU201が撮像制御プログラムを実行することにより、CPU201に形成される機能である。遠隔操作部253は、CPU201が遠隔操作プログラムを実行することにより、CPU201に形成される機能である。CPU201が撮像制御プログラムを実行すれば撮像制御部251が起動し、CPU201が遠隔操作プログラムを実行すれば遠隔操作部253が起動する。
撮像制御部251は、第1連携検出部261と、画像データを送信する送信部263と、撮像指示を受け付ける撮像指示受付部265と、撮像操作画面を表示する撮像画面表示部267と、を含む。
遠隔操作部253は、第2連携検出部271と、撮像指令出力部273と、遠隔操作を受け付ける遠隔操作受付部275と、連携通知部277と、遠隔操作画面を表示する遠隔操作画面表示部279と、連携画面表示部281と、を含む。
第2連携検出部271は、MFP100,101,102のうちからユーザーが選択した装置を、遠隔操作の対象となる装置として選択する。携帯情報装置200に、遠隔操作の対象となり得る装置として、MFP100,101,102が予め登録されている。第2連携検出部271は、MFP100,101,102それぞれの装置識別情報を選択可能に表示する選択画面を、表示部206に表示する。ユーザーが選択画面に表示された装置識別情報を選択する操作を操作部207に入力すれば、第2連携検出部271は、MFP100,101,102のうち選択された装置識別情報の装置を、遠隔操作の対象となる装置として選択する。
第2連携検出部271は、遠隔操作の対象となる装置として選択された装置にログインする。ここでは、遠隔操作の対象となる装置として、MFP100がユーザーにより選択された場合を例に説明する。具体的には、無線LANI/F208を介して、MFP100にログイン要求を送信する。ログイン要求を受信するMFP100は、ログイン画面を返信するので、第2連携検出部271は、MFP100から受信するログイン画面を表示部206に表示し、ユーザーが操作部207にログイン画面に従って入力するユーザー識別情報と認証情報とを受け付ける。第2連携検出部271は、受け付けられたユーザー識別情報と認証情報との組をMFP100に無線LANI/F208を介して送信する。MFP100においては、上述したように、ログインを許可する場合は許可信号を返信し、ログインを許可しない場合は不許可信号を返信する。第2連携検出部271は、無線LANI/F208がMFP100から許可信号を受信するならば、ログインが許可されたMFP100の装置識別情報を、撮像指令出力部273、遠隔操作受付部275および連携通知部277に出力する。ログインが許可されたMFP100は、携帯情報装置200が遠隔操作の対象とする装置である。
さらに、第2連携検出部271は、遠隔操作部253の操作状態を設定する。操作状態は、アイドリング状態と、遠隔操作状態とを含む。遠隔操作状態は、単独制御状態と、連携制御状態とを含む。アイドリング状態は、MFP100,101,102のいずれにもログインしていない状態である。遠隔操作状態は、MFP100,101,102のいずれかにログインしている状態である。単独制御状態は、MFP100,101,102のいずれかにログインが成功しており、かつ、撮像制御部251が起動していない状態である。連携制御状態は、第2連携検出部271が、MFP100,101,102のいずれかにログインしており、かつ、撮像制御部251が起動している状態である。
具体的には、第2連携検出部271は、遠隔操作部253が起動した時点で、遠隔操作部253の操作状態をアイドリング状態に設定する。第2連携検出部271は、MFP100,101,102のいずれかから許可信号を受信すると、許可信号を受信した時点で撮像制御部251が起動していない場合は操作状態をアイドリング状態から単独操作状態に切り換え、許可信号を受信した時点で撮像制御部251が起動している場合は操作状態をアイドリング状態から連携操作状態に切り換える。第2連携検出部271は、MFP100,101,102のいずれかから許可信号を受信した時点で撮像制御部251が起動している場合は、遠隔操作部253が遠隔操作中であることを通知するために撮像制御部に第1起動通知を出力する。第1起動通知は、MFP100,101,102のうち許可信号を送信してきた装置、換言すれば、遠隔操作の対象となる装置の装置識別情報を含む。
さらに、第2連携検出部271は、操作状態を単独操作状態に切り換えているときに、撮像制御部251の起動を検出すると、操作状態を単独操作状態から連携操作状態に切り換える。後述するように、撮像制御部251が備える第1連携検出部261は、撮像制御部251が起動した時点で、遠隔操作部253が起動している場合、遠隔操作部253に第2起動通知を出力する。第2連携検出部271は、撮像制御部251が備える第1連携検出部261から第2起動通知が入力される場合に、撮像制御部251が起動したことを検出する。第2連携検出部271は、撮像制御部251が起動したことを検出し、操作状態を単独操作状態から連携操作状態に切り換える場合、撮像制御部251が備える第1連携検出部261に、連携先装置情報を出力する。連携先装置情報は、MFP100,101,102のうち許可信号を送信してきた装置、換言すれば、遠隔操作の対象となる装置の装置識別情報を含む。
さらに、第2連携検出部271は、連携操作状態の場合に、ユーザーから遠隔操作を終了させる操作が入力される場合、操作状態をアイドリング状態に切り換えるとともに、撮像制御部251が備える第2連携検出部261に解除通知を出力する。また、第2連携検出部271は、遠隔操作部253が終了する場合、換言すれば、CPU201が遠隔操作プログラムの実行を終了する場合、撮像制御部251が備える第2連携検出部261に解除通知を出力する。
逆に、撮像制御部251が備える第1連携検出部261は、撮像制御部251が終了する場合、換言すれば、CPU201が撮像制御プログラムの実行を終了する場合、第2連携検出部271に解除通知を出力する。このため、第2連携検出部271は、操作状態を連携操作状態に設定している場合、第1連携検出部261から解除通知が入力されると、操作状態を連携操作状態から単独操作状態に切り換える。
連携通知部277は、第2連携検出部271から装置識別情報が入力される。連携通知部277は、操作状態がアイドリング状態または単独操作状態から連携操作状態に切り換わると、装置識別情報で特定される装置に、連携通知を無線LANI/F208を介して送信する。また、連携通知部277は、操作状態が連携操作状態から単独操作状態に切り換わると、装置識別情報で特定される装置に、連携解除通知を無線LANI/F208を介して送信する。
第1連携検出部261は、撮像制御部251の撮像状態を設定する。撮像状態は、単独撮像状態と、連携撮像状態とを含む。単独撮像状態は、遠隔操作部253がアイドリング状態の場合である。連携撮像状態は、遠隔操作部253が連携操作状態の場合である。
具体的には、第1連携検出部261は、撮像制御部251が起動した時点で、撮像制御部251の撮像状態を単独撮像状態に設定する。第1連携検出部261は、撮像制御部251が起動した時点で、遠隔操作部253が起動しているか否かを検出する。撮像制御部251が起動した時点で、第1連携検出部261は、遠隔操作部253が起動しているか否かを判断する。第1連携検出部261は、遠隔操作部253が起動していると判断する場合、遠隔操作部253に第2起動通知を出力する。
上述したように、遠隔操作部253が備える第2連携検出部271は、第1連携検出部261から第2起動通知が入力される場合、操作状態を単独操作状態から連携操作状態に切り換える場合があり、その場合には第1連携検出部261に、連携先装置情報を出力する。連携先装置情報は、MFP100,101,102のうち遠隔操作の対象となる装置、ここではMFP100の装置識別情報を含む。第1連携検出部261は、第2連携検出部271から連携先装置情報が入力される場合、撮像状態を、単独撮像状態から連携撮像状態に切り換えるとともに、送信部263に送信指令を出力する。送信指令は、第2連携検出部271から入力される連携先装置情報に含まれる装置識別情報を含む。
また、第1連携検出部261は、撮像状態を単独撮像状態に切り換えているときに、遠隔操作部253が遠隔操作状態(連携操作状態)であることを検出すると、撮像状態を単独撮像状態から連携撮像状態に切り換える。上述したように遠隔操作部253が備える第2連携検出部271は、MFP100,101,102のいずれかから許可信号を受信した時点で撮像制御部251が起動している場合は、遠隔操作部253が遠隔操作状態(連携操作状態)であることを通知するために撮像制御部251に第1起動通知を出力する。第1起動通知は、MFP100,101,102のうち遠隔操作の対象となる装置、ここではMFP100の装置識別情報を含む。第1連携検出部261は、第2連携検出部271から第1起動通知が入力される場合に、遠隔操作部253が遠隔操作状態であることを検出する。第1連携検出部261は、第2連携検出部271から第1起動通知が入力される場合、撮像状態を単独撮像状態から連携撮像状態に切り換えるとともに、送信部263に送信指令を出力する。送信指令は、第2連携検出部271から入力される第1起動通知に含まれる装置識別情報を含む。
さらに、第1連携検出部261は、撮像制御部251が終了する場合、換言すれば、CPU201が撮像制御プログラムの実行を終了する場合、連携撮像状態の場合は、撮像制御部251が備える第1連携検出部271に解除通知を出力する。
逆に、遠隔操作部253が備える第2連携検出部271は、遠隔操作部253が終了する場合、または、連携操作状態から単独操作状態に切り換える場合、第1連携検出部261に解除通知を出力する。このため、第1連携検出部261は、第2連携検出部271から解除通知が入力される場合は、撮像状態を連携撮像状態から単独撮像状態に切り換える。
撮像画面表示部267は、撮像状態が単独撮像状態に設定されている場合、撮像操作画面を表示部206に表示し、撮像状態が連携撮像状態に設定されている場合、撮像操作画面を遠隔操作部253に出力する。撮像操作画面は、ユーザーがカメラ202に被写体を撮像させるために入力する操作を受け付けるため操作画面であり、カメラ202に撮像を指示するためのシャッターボタンを含む。
遠隔操作画面表示部279は、操作状態が単独操作状態に設定されている場合、遠隔操作画面を表示部206に表示し、操作状態が連携操作状態に設定されている場合、遠隔操作画面を連携画面表示部281に出力する。遠隔操作画面は、ユーザーが遠隔操作の対象となる装置、ここではMFP100に処理を実行させるために入力する遠隔操作を受け付けるため操作画面である。遠隔操作画面は、遠隔操作プログラムに含まれていてもよいし、遠隔操作の対象となるMFP100から受信される画面であってもよい。
連携画面表示部281は、操作状態が連携操作状態に設定されている場合、撮像画面表示部267から撮像操作画面が入力され、遠隔操作画面表示部279から遠隔操作画面が入力される。連携画面表示部281は、撮像操作画面と遠隔操作画面とを並べて配置した連携画面を生成し、連携画面を表示部206に表示する。
図7は、撮像操作画面の一例を示す図である。図7を参照して、撮像操作画面301は、カメラ202が被写体を撮像し、出力する画像データの画像を表示する領域303と、シャッターボタン305と、を含む。ここでは、領域303に本を開いた状態の画像を含む。この場合、カメラ202の被写体は、開いた状態の本である。
図8は、遠隔操作作画面の一例を示す図である。図8を参照して、遠隔操作画面311は、遠隔操作の対象となるMFP100の表示部161に表示される操作画面に対応する画面を表示する領域313と、実行を指示するためのスタートボタン315と、処理の実行を中止させるための中止ボタン317と、を含む。
図9は、連携画面の一例を示す図である。図9を参照して、連携画面321は、図7に示した撮像操作画面301を配置する領域301Aと、図8に示した遠隔操作画面311を配置する領域311Aと、を含む。領域301Aは、シャッターボタン305を含み、領域311Aは、スタートボタン315を含む。
図6に戻って、遠隔操作受付部275は、第2連携検出部271から遠隔操作の対象となる装置、ここでは、MFP100の装置識別情報が入力される。遠隔操作受付部275は、操作状態が単独操作状態に設定されている場合、表示部206に表示された遠隔操作画面に従ってユーザーが操作部207に入力する遠隔操作を受け付け、受け付けた遠隔操作に対応する遠隔操作指令を、遠隔操作の対象となる装置であるMFP100に、無線LANI/F208を介して送信する。具体的には、遠隔操作画面中をユーザーが指示すれば、遠隔操作画面中で、ユーザーにより指示された位置に割り当てられた遠隔操作を特定する。
遠隔操作受付部275は、操作状態が連携操作状態に設定されている場合、ユーザーが、表示部206に表示された連携画面に従って操作部207に入力する操作を受け付ける。遠隔操作受付部275は、ユーザーが連携画面に含まれる遠隔操作画面の領域を指示する場合、遠隔操作画面のユーザーにより指示された位置を特定する。
遠隔操作受付部275は、遠隔操作画面のユーザーにより指示された位置が、処理の実行を指示する遠隔操作が割り当てられた領域以外の領域の場合、ユーザーにより指示された位置に遠隔操作画面で割り当てられた遠隔操作を特定し、特定された遠隔操作に対応する遠隔操作指令を、遠隔操作の対象となる装置であるMFP100に、無線LANI/F208を介して送信する。処理の実行を指示する遠隔操作は、MFP100に画像形成処理の実行を指示する遠隔操作、原稿読取処理の実行を指示する遠隔操作、データ送信処理の実行を指示する遠隔操作、およびデータ記憶処理の実行を指示する遠隔操作を含む。処理の実行を指示する遠隔操作が割り当てられた領域は、例えば、MFP100に処理の開始を指示するためのボタンが表された領域である。より具体的には、図9に示した連携画面321が表示されている場合は、スタートボタン315の領域が指示された場合である。また、遠隔操作画面がMFP100の操作パネルを模した図形を含む場合には、ハードキー部167に含まれるスタートボタンが表された領域である。
遠隔操作受付部275は、遠隔操作画面のユーザーにより指示された位置が、処理の実行を指示する遠隔操作が割り当てられた領域の場合、遠隔操作指令を送信することなく、実行指示が指示されたことを示す信号を撮像指令出力部273に出力する。
撮像指令出力部273は、操作状態が連携操作状態に設定されている場合、遠隔操作受付部275から実行指示が指示されたことを示す信号が入力される場合、撮像制御部251に撮像指令を出力する。
撮像指示受付部265は、ユーザーが入力する撮像指示を受け付ける。撮像状態が単独撮像状態に設定されている場合、ユーザーが表示部206に表示された撮像操作画面301のシャッターボタン305を指示すれば、操作部207が撮像操作画面のシャッターボタン305の位置を検出する。撮像指示受付部265は、操作部207がシャッターボタン305の位置を検出すると、撮像指示を受け付ける。撮像指示受付部265は、撮像状態が単独撮像状態に設定されている場合、撮像指示を受け付けることに応じて、カメラ202を制御して被写体を撮像させ、カメラ202が出力する画像データを、フラッシュメモリ203に記憶する。
また、撮像指示受付部265は、撮像状態が連携撮像状態に設定されている場合、ユーザーが表示部206に表示された連携画面321に含まれる撮像操作画面301Aのシャッターボタン305を指示すれば、操作部207が撮像操作画面301Aのシャッターボタンの位置を検出する。さらに、撮像指示受付部265は、撮像状態が連携撮像状態に設定されている場合、撮像指令出力部273から撮像指令が入力される場合、撮像指示を受け付ける。撮像指示受付部265は、撮像指示を受け付けることに応じて、カメラ202を制御して、被写体を撮像させるとともに、送信部263に送信指令を出力する。撮像状態が連携撮像状態に設定されている場合、カメラ202が出力する画像データを、フラッシュメモリ203に記憶するようにしてもよいし、記憶しないようにしてもよい。
なお、撮像指示受付部265は、撮像状態が連携撮像状態に設定されている場合、カメラ202が出力するスルー画像を画像解析して、本などのページが捲られる事象を検出するようにし、その事象を検出する場合に、撮像指示を受け付けるようにしてもよい。これにより、ユーザーは、本のページを捲る動作をすればよく、シャッターボタン305またはスタートボタン315を指示する操作を入力する必要がなく、遠隔操作を容易にすることができる。
送信部263は、撮像状態が連携撮像状態に設定されている場合、第1連携検出部261から遠隔操作の対象である装置の装置識別情報が入力され、撮像指示受付部265から送信指令が入力される。送信部263は、送信指令が入力される場合、カメラ202が出力する画像データを、第1連携検出部261から入力される装置識別情報で特定される装置に無線LANI/F208を介して送信する。
図10は、遠隔制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。遠隔制御処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115、CD−ROM118に記憶された遠隔制御プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。
図10を参照して、CPU111は、入力モードを内部入力モードに設定する(ステップS71)。次に、ログイン要求を受信したか否かを判断する(ステップS72)。通信I/F部112が携帯情報装置200との間の接続を確立し、携帯情報装置200からログイン要求を受信するまで待機状態となり(ステップS72でNO)、ログイン要求を受信したならば(ステップS72でYES)、処理をステップS73に進める。
ステップS73においては、認証に成功したか否かを判断する。認証に成功したならば処理をステップS74に進め、認証に失敗したならば処理をステップS72に戻す。具体的には、通信I/F部112を介して、携帯情報装置200にログイン画面を送信し、携帯情報装置200が送信するユーザー識別情報と認証情報とを受信する。そして、受信されたユーザー識別情報と認証情報とをHDD115に予め記憶されているユーザーデータと比較する。両者が一致すれば認証成功と判断し、両者が一致しなければ認証失敗と判断する。ステップS74においては、携帯情報装置200のユーザーのログインを許可し、処理をステップS75に進める。
ステップS75においては、連携通知を受信したか否かを判断する。通信I/F部112が、携帯情報装置200から連携通知を受信したか否かを判断する。連携通知を受信したならば処理をステップS76に進めるが、そうでなければ処理をステップS77に進める。ステップS76においては、入力モードを外部入力モードに切り換え、処理をステップS79に進める。ステップS77においては、連携解除通知を受信したか否かを判断する。通信I/F部112が、携帯情報装置200から連携解除通知を受信したか否かを判断する。連携解除通知を受信したならば処理をステップS78に進めるが、そうでなければ処理をステップS79に進める。ステップS78においては、入力モードを内部入力モードに切り換え、処理をステップS79に進める。
ステップS79においては、遠隔操作指令を受信したか否かを判断する。通信I/F部112が、携帯情報装置200から遠隔操作指令を受信したか否かを判断する。遠隔操作指令を受信したならば処理をステップS80に進めるが、そうでなければ処理をステップS81に進める。ステップS80においては、受信された遠隔操作指令に従って処理を実行し、処理をステップS81に進める。設定値を設定させる遠隔操作指令を受信する場合、遠隔操作指令に含まれる設定値を設定する。具体的には、RAM114に設定値を記憶する。画像形成処理の実行を指示する遠隔操作指令を受信する場合、画像形成部140および給紙部150を制御して設定値に従って画像形成処理を実行させる。原稿読取処理の実行を指示する遠隔操作指令を受信する場合、自動原稿搬送装置120および原稿読取部130を制御して設定値に従って原稿読取処理を実行させる。データ送信処理の実行を指示する遠隔操作指令を受信する場合、通信I/F部112またはファクシミリ部116を制御して設定値に従ってデータ送信処理を実行させる。データ記憶処理の実行を指示する遠隔操作指令を受信する場合、HDD115または外部記憶装置117を制御して設定値に従ってデータ記憶処理を実行させる。
ステップS81においては、入力モードが外部入力モードに設定されているか否かを判断する。外部入力モードに設定されているならば処理をステップS82に進めるが、そうでなければ処理をステップS84に進める。ステップS82においては、画像データを受信したか否かを判断する。通信I/F部112が携帯情報装置200から画像データを受信したならば処理をステップS83に進めるが、そうでなければ処理をステップS84に進める。ステップS83においては、受信された画像データを設定値に従って処理する。ここで実行する処理は、画像形成処理であり、受信された画像データの画像を画像形成部140に形成させる。なお、ステップS83において実行する処理の内容は、画像形成処理に限定されることなく、例えば、ステップS80が実行される直前にステップS79が実行されることによって受信された遠隔操作指令に従って、ステップS80において設定された設定値に対応する処理としてもよい。画像形成処理のための設定値が設定されたならば画像形成処理であり、原稿読取処理のための設定値が設定されたならば原稿読取処理であり、データ送信処理のための設定値が設定されたならばデータ送信処理であり、データ記憶処理のための設定値が設定されたならばデータ記憶処理である。
ステップS84においては、ログアウト要求を受信したか否かを判断する。ログアウト要求を受信したならば処理をステップS85に進めるが、そうでなければ処理をステップS75に戻す。ステップS85においては、ステップS74においてログインが許可されたユーザーをログアウトし、処理をステップS71に戻す。
図11および図12は、遠隔操作処理の流れの一例を示すフローチャートである。遠隔操作処理は、携帯情報装置200が備えるCPU201が、フラッシュメモリ203に記憶された遠隔操作プログラムを実行することにより、CPU201により実行される処理である。図11および図12を参照して、CPU201は、操作状態をアイドリング状態に設定する(ステップS01)。
次のステップS02においては、MFP100,101,102のうちから1つを選択する。遠隔操作の対象となりうる装置として、予め登録されたMFP100,101,102それぞれの装置識別情報を選択可能に表示するための選択画面を、表示部206に表示し、ユーザーが選択画面に表示された装置識別情報を選択する操作を操作部207に入力すれば、MFP100,101,102のうち選択された装置識別情報の装置を選択する。以下、遠隔操作の対象となる装置として、MFP100がユーザーにより選択された場合を例に説明する。
次のステップS03においては、選択された装置にログインする。MFP100にログイン要求を送信し、MFP100が返信するログイン画面を表示部206に表示し、ユーザーが操作部207にログイン画面に従って入力するユーザー識別情報と認証情報とを、MFP100に送信する。そして、ログインに成功したか否かを判断する(ステップS04)。ログインに成功したならば処理をステップS05に進めるが、そうでなければ処理をステップS02に戻す。ステップS05においては、操作状態を単独操作状態に設定し、処理をステップS06に進める。
ステップS06においては、撮像制御中か否かを判断する。撮像制御プログラムが実行されているならば撮像制御中と判断する。撮像制御中ならば処理をステップS07に進めるが、そうでなければ処理をステップS10に進める。ステップS07においては、第1起動通知を、撮像制御プログラムを実行するタクス(撮像制御部251)に出力し、処理をステップS08に進める。第1起動通知は、ステップS04においてログインが許可された遠隔操作の対象となる装置、ここではMFP100の装置識別情報を含む。次に、連携通知を遠隔操作の対象となる装置(MFP100)に送信する(ステップS08)。遠隔操作の対象となる装置(MFP100)の入力モードを、外部入力モードに切換させるためである。そして、操作状態を連携操作状態に設定し(ステップS09)、処理をステップS10に進める。
ステップS10においては、操作状態によって処理を分岐させる。操作状態が連携操作状態ならば処理をステップS11に進めるが、操作状態が単独操作状態ならば処理をステップS14に進める。ステップS11においては、撮像制御プログラムを実行するタスク(撮像制御部251)から解除通知が入力されたか否かを判断する。解除通知が入力されたならば処理をステップS12に進めるが、そうでなければ処理をステップS18に進める。ステップS12においては、操作状態を単独操作状態に設定し、処理をステップS13に進める。ステップS13においては、連携解除通知を遠隔操作の対象となる装置(MFP100)に無線LANI/F208を介して送信し、処理をステップS18に進める。遠隔操作の対象となる装置(MFP100)の入力モードを、内部入力モードに切換させるためである。
一方、ステップS14においては、撮像制御プログラムを実行するタスク(撮像制御部251)から第2起動通知が入力されたか否かを判断する。第2起動通知は、撮像制御プログラムを実行するタスクが起動した時点で出力する信号である。第2起動通知が入力されたならば処理をステップS15に進めるが、そうでなければ処理をステップS18に進める。ステップS15においては、操作状態を連携操作状態に設定し、処理をステップS16に進める。ステップS16においては、撮像制御プログラムを実行するタスク(撮像制御部251)に連携先装置情報を出力する。連携先装置情報は、ステップS04においてログインに成功した遠隔操作の対象となる装置、ここではMFP100の装置識別情報を含む。次のステップS17においては、連携通知を遠隔操作の対象となる装置(MFP100)に送信し(ステップS08)、処理をステップS17に進める。遠隔操作の対象となる装置(MFP100)の入力モードを、外部入力モードに切換させるためである。
ステップS18においては、操作状態によって処理を分岐させる。操作状態が連携操作状態ならば処理をステップS19に進めるが、操作状態が単独操作状態ならば処理をステップS22に進める。ステップS22においては、表示部206に遠隔操作画面を表示し、処理をステップS23に進める。
処理がステップS19に進む場合、CPU211は、撮像制御プログラムを実行している。このため、ステップS19においては、撮像制御プログラムを実行するタスクから撮像操作画面を取得する。そして、連携画面を生成する(ステップS20)。連携画面は、遠隔操作のための遠隔操作画面と、ステップS19において取得された撮像操作画面とを並べて配置した画面である。次のステップS21においては、表示部206に連携画面を表示し、処理をステップS23に進める。
ステップS23においては、操作を受け付けたか否かを判断する。操作部207により検出される操作を受け付ける。操作を受け付けたならば処理をステップS24に進めるが、そうでなければ処理をステップS27に進める。ステップS24においては、操作状態によって処理を分岐させる。操作状態が連携操作状態ならば処理をステップS25に進めるが、操作状態が単独操作状態ならば処理をステップS27に進める。ステップS25においては、操作がスタートボタン315を指示する操作か否かを判断する。スタートボタン315を指示する操作ならば処理をステップS26に進めるが、そうでなければ処理をステップS27に進める。ステップS26においては、撮像制御プログラムを実行するタスクに撮像指令を出力し、処理をステップS28に進める。一方、ステップS27においては、遠隔操作の対象となる装置、ここではMFP100にステップS23において受け付けられた操作に対応する遠隔操作指令を送信し、処理をステップS28に進める。
ステップS28においては、ログアウト指示を受け付けたか否かを判断する。ログアウト指示を受け付けたならば処理をステップS29に進めるが、そうでなければ処理をステップS10に戻す。ステップS29においては、操作状態が連携操作状態か否かを判断する。連携操作状態ならば処理をステップS30に進めるが、そうでなければステップS30をスキップして処理を終了する。ステップS30においては、撮像制御プログラムを実行するタスク(撮像制御部251)に解除通知を出力し、処理を終了する。
図13は、撮像制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。撮像制御処理は、携帯情報装置200が備えるCPU201が、フラッシュメモリ203に記憶された撮像制御プログラムを実行することにより、CPU201により実行される処理である。図12を参照して、CPU201は、撮像状態を単独撮像状態に設定する(ステップS31)。
次のステップS32においては、遠隔操作中か否かを判断する。遠隔操作プログラムが実行されているならば遠隔操作中と判断する。遠隔操作中ならば処理をステップS33に進めるが、そうでなければ処理をステップS36に進める。ステップS33においては、第2起動通知を、遠隔操作プログラムを実行するタクス(遠隔操作部253)に出力し、処理をステップS34に進める。図11および図12で示したように、遠隔操作プログラムを実行するタクスは、操作状態が単独操作状態に設定されている場合において、第2起動通知が入力されると(ステップS14でYES)、連携先装置情報を出力する(ステップS16)。また、遠隔操作プログラムを実行するタクスは、操作状態がアイドリング状態に設定されている場合は、第2起動通知が入力され手も何も出力しない。ステップS34においては、遠隔操作プログラムを実行するタクスから連携先装置情報が入力されたか否かを判断する。連携先装置情報が入力されたならば処理をステップS35に進めるが、そうでなければ処理をステップS36に進める、ステップS35においては、撮像状態を連携撮像状態に設定し、処理をステップS36に進める。
ステップS36においては、撮像状態によって処理を分岐させる。撮像状態が連携撮像状態ならば処理をステップS37に進めるが、撮像状態が単独撮像状態ならば処理をステップS39に進める。ステップS37においては、遠隔操作プログラムを実行するタスク(遠隔操作部253)から解除通知が入力されたか否かを判断する。解除通知が入力されたならば処理をステップS38に進めるが、そうでなければステップS38をスキップして処理をステップS41に進める。ステップS38においては、撮像状態を単独撮像状態に設定し、処理をステップS41に進める。
一方、ステップS39においては、遠隔操作プログラムを実行するタスク(遠隔操作部253)から第1起動通知が入力されたか否かを判断する。第1起動通知は、図11および図12で示したように、遠隔操作プログラムを実行するタスクが起動し、操作状態をアイドリング状態から連携操作状態に切り換える時点で(ステップS05)、出力する(ステップS07)信号であり、遠隔操作の対象となる装置、ここではMFP100の装置識別情報を含む。第1起動通知が入力されたならば処理をステップS40に進めるが、そうでなければ処理をステップS41に進める。ステップS49においては、撮像状態を連携撮像状態に設定し、処理をステップS41に進める。
ステップS41においては、撮像状態によって処理を分岐させる。撮像状態が連携撮像状態ならば処理をステップS42に進めるが、撮像状態が単独撮像状態ならば処理をステップS47に進める。
処理がステップS42に進む場合、CPU211は、遠隔操作プログラムを実行している。このため、ステップS42においては、遠隔操作プログラムを実行するタスクに撮像操作画面を出力する。遠隔操作プログラムを実行するタスクは、撮像操作画面が入力されると、撮像操作画面を含む連携画面を表示部206に表示するので、表示部206に撮像操作画面が表示される。ステップS43においては、撮像操作画面301Aに含まれるシャッターボタン305が指示されたか否かを判断する。シャッターボタン305が指示されたならば処理をステップS45に進めるが、そうでなければ処理をステップS44に進める。
ステップS44においては、遠隔操作プログラムを実行するタスクから撮像指令が入力されたか否かを判断する。撮像指令が入力されたならば処理をステップS45に進めるが、そうでなければ処理をステップS51に進める。ステップS45においては、カメラ202に被写体を撮像させる。そして、カメラ202が撮像して出力する画像データを、連携先装置に無線LANI/F208を介して送信し(ステップS46)、処理をステップS51に進める。連携先装置は、遠隔操作の対象となる装置である。連携先装置は、ステップS34において、遠隔操作プログラムを実行するタスクから入力される連携先装置情報に含まれる装置識別情報、または、ステップS39において遠隔操作プログラムを実行するタスクから入力される第1起動通知に含まれる装置識別情報で特定される。
一方、ステップS47においては、表示部206に撮像操作画面301を表示し、処理をステップS48に進める。ステップS47においては、撮像操作画面301に含まれるシャッターボタン305が指示されたか否かを判断する。シャッターボタン305が指示されたならば処理をステップS49に進めるが、そうでなければ処理をステップS51に進める。ステップS49においては、カメラ202に被写体を撮像させる。そして、カメラ202が撮像して出力する画像データを、フラッシュメモリ203に記憶し(ステップS50)、処理をステップS51に進める。
ステップS51においては、終了指示を受け付けたか否かを判断する。ユーザーが操作部207に、撮像制御プログラムの実行を終了させるために予め定められた操作を入力すれば、終了指示を受け付ける。予め定められた操作は、例えば、撮像操作画面の予め定められた領域を指示する操作である。終了指示を受け付けたならば処理をステップS52に進めるが、そうでなければ処理を終了する。ステップS53においては、遠隔操作プログラムを実行するタスク(遠隔操作部253)に解除通知を出力し、処理を終了する。
<変形例>
上述した実施の形態における画像処理システム1においては、携帯情報装置200によって遠隔操作されるMFP100が、携帯情報装置200が連携操作状態の場合に、入力モードを外部入力モードに切り換えるようにし、携帯情報装置200は、連携操作状態において、カメラ202で撮像された画像データをMFP100に送信し、MFP100は、外部入力モードにおいて携帯情報装置200から受信される画像データを処理するようにした。
変形例における画像処理システム1においては、携帯情報装置200によって遠隔操作されるMFP100が、携帯情報装置200が連携操作状態の場合に、入力モードを外部入力モードに切り換える点では同じである。携帯情報装置200は、連携操作状態において、カメラ202で撮像された画像データをMFP100に送信することなく、フラッシュメモリ203に記憶し、コピー処理を実行させるコピー開始指示を含む遠隔操作指令をMFP100に送信し、MFP100は、外部入力モードにおいて携帯情報装置200から遠隔操作指令が受信されると、原稿読取部130に原稿を読み取らせることなく、フラッシュメモリ203に記憶された画像データを取得し、取得された画像データの画像を形成するようにする。以下、変形例における画像処理システム1について、上述した画像処理システムと異なる点を主に説明する。
図14は、変形例におけるMFPが備えるCPUの機能の概要を示すブロック図である。図14を参照して、図5に示した機能と異なる点は、遠隔制御部53が遠隔制御部53Aに変更された点である。遠隔制御部53Aは、図5に示した遠隔制御部53と異なる点は、遠隔操作受信部71が遠隔操作受信部71Aに変更された点、撮像画像受信部77が撮像画像取得部77Aに変更された点である。その他の機能は同じなのでここでは説明を繰り返さない。
遠隔操作受信部71Aは、通信I/F部112が携帯情報装置200との間の接続を確立し、携帯情報装置200からログイン要求を受信すると、携帯情報装置200を操作するユーザーを認証し、認証に成功すれば、ログインを許可するが、認証に失敗すれば、ログインを許可しない。遠隔操作受信部71Aは、携帯情報装置200を操作するユーザーの認証に成功した後、ログアウト指令を受信するまでの間、携帯情報装置200から遠隔操作指令を受信する。遠隔操作受信部71Aは、遠隔操作指令を受信する場合、遠隔操作指令に従って、画像処理部51に処理を実行させる。
遠隔操作受信部71Aは、入力モード切換部75によって入力モードが外部入力モードに切り替えられている場合、携帯情報装置200から受信される遠隔操作指令がコピー開始指示を示す場合、撮像画像取得部77Aに取得指令を出力する。取得指令は、遠隔操作指令を送信してきた携帯情報装置200の装置識別情報を含む。
撮像画像取得部77Aは、取得指令が入力されると、取得指令に含まれる装置識別情報に基づいて、携帯情報装置200から画像データを取得する。画像データは、後述するように携帯情報装置200が備えるフラッシュメモリ203の予め定められた領域に記憶されている。撮像画像取得部77Aは、通信I/F部112を介して携帯情報装置200に取得要求を送信し、フラッシュメモリ203の予め定められた領域に記憶されている画像データをダウンロードする。なお、撮像画像取得部77Aが携帯情報装置200から画像データを取得する方法は、これに限定されることなく、他の方法を用いるようにしてもよい。また、携帯情報装置200から受信されるコピー開始指示を示す遠隔操作指令が、フラッシュメモリ203に記憶された画像データを識別するためのデータ識別情報を含んでいてもよい。
コピー開始指示は、原稿読取部130に原稿を読み取らせ、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データの画像を画像形成部140に画像形成させる指令である。遠隔操作受信部71Aは、入力モード切換部75によって入力モードが内部入力モードに切り換えられている場合に、携帯情報装置200からコピー開始指示を示す遠隔操作指令が受信される場合は、原稿読取制御部63に原稿読取処理を実行させ、原稿読取部130画出力する画像データを、画像形成制御部61に画像形成させる。遠隔操作受信部71Aは、入力モード切換部75によって入力モードが外部入力モードに切り替えられている場合に、携帯情報装置200からコピー開始指示を示す遠隔操作指令が受信される場合は、原稿読取制御部63に原稿読取処理を実行させることなく、画像形成制御部61に撮像画像取得部77Aによって取得された画像データの画像を形成させる。
図15は、変形例における携帯情報装置が備えるCPUの機能の概要を示すブロック図である。図15に示す機能は、図6に示した機能と異なる点は、送信部263が送信部263Aに変更された点、撮像指示受付部265が撮像指示受付部265Aに、遠隔操作受付部275が遠隔操作受付部275Aに、それぞれ変更された点である。その他の機能は図6に示した機能と同じなので、ここでは説明を繰り返さない。
遠隔操作受付部275Aは、第2連携検出部271から遠隔操作の対象となる装置、ここでは、MFP100の装置識別情報が入力される。遠隔操作受付部275Aは、操作状態が単独操作状態に設定されている場合、表示部206に表示された遠隔操作画面311に従ってユーザーが操作部207に入力する遠隔操作を受け付け、受け付けた遠隔操作に対応する遠隔操作指令を、遠隔操作の対象となる装置であるMFP100に、無線LANI/F208を介して送信する。具体的には、遠隔操作画面311中をユーザーが指示すれば、遠隔操作画面311中で、ユーザーにより指示された位置に割り当てられた遠隔操作を特定する。
遠隔操作受付部275Aは、操作状態が連携操作状態に設定されている場合、ユーザーが、表示部206に表示された連携画面321に従って操作部207に入力する操作を受け付ける。遠隔操作受付部275は、ユーザーが連携画面321に含まれる遠隔操作画面311Aの領域を指示する場合、遠隔操作画面311A中でユーザーにより指示された位置を特定する。
遠隔操作受付部275Aは、遠隔操作画面311A中でユーザーにより指示された位置が、処理の実行を指示する遠隔操作が割り当てられた領域以外の領域の場合、ユーザーにより指示された位置に遠隔操作画面311Aで割り当てられた遠隔操作を特定し、特定された遠隔操作に対応する遠隔操作指令を、遠隔操作の対象となる装置であるMFP100に、無線LANI/F208を介して送信する。処理の実行を指示する遠隔操作が割り当てられた領域は、例えば、MFP100に処理の開始を指示するためのボタンが表された領域である。より具体的には、遠隔操作画面311Aのスタートボタン315が表された領域である。
遠隔操作受付部275Aは、遠隔操作画面のユーザーにより指示された位置が、処理の実行を指示する遠隔操作が割り当てられた領域の場合、遠隔操作指令を送信するとともに、実行指示が指示されたことを示す信号を撮像指令出力部273に出力する。
撮像指令出力部273は、操作状態が連携操作状態に設定されている場合、遠隔操作受付部275から実行指示が指示されたことを示す信号が入力される場合、撮像制御部251に撮像指令を出力する。
撮像指示受付部265Aは、ユーザーが入力する撮像指示を受け付ける。撮像状態が単独撮像状態に設定されている場合、ユーザーが表示部206に表示された撮像操作画面のシャッターボタンを指示すれば、操作部207が撮像操作画面301のシャッターボタン305の位置を検出する。撮像指示受付部265Aは、操作部207がシャッターボタンの位置を検出すると、撮像指示を受け付ける。撮像指示受付部265Aは、撮像状態が単独撮像状態に設定されている場合、撮像指示を受け付けることに応じて、カメラ202を制御して被写体を撮像させ、カメラ202が出力する画像データを、フラッシュメモリ203に記憶する。
また、撮像指示受付部265Aは、撮像状態が連携撮像状態に設定されている場合、ユーザーが表示部206に表示された連携画面321に含まれる撮像操作画面301Aのシャッターボタン305を指示すれば、操作部207が撮像操作画面301Aのシャッターボタン305の位置を検出することに応じて、撮像指示を受け付ける。さらに、撮像指示受付部265Aは、撮像状態が連携撮像状態に設定されている場合、撮像指令出力部273から撮像指令が入力される場合、撮像指示を受け付ける。撮像指示受付部265は、撮像指示を受け付けることに応じて、カメラ202を制御して被写体を撮像させ、カメラ202が出力する画像データを、フラッシュメモリ203に記憶するとともに、遠隔操作受付部275Aに、コピー開始指示を出力する。
送信部263Aは、撮像状態が連携撮像状態に設定されている場合、第1連携検出部261から遠隔操作の対象である装置の装置識別情報が入力される。送信部263Aは、撮像状態が連携撮像状態に設定されている場合、無線LANI/F208が、遠隔操作の対象である装置から取得要求を受信する場合がある。送信部263Aは、取得要求を受信することに応じて、フラッシュメモリ203に記憶されている画像データを、無線LANI/F208を介して、取得要求を送信してきた装置に送信する。
遠隔操作受付部275Aは、操作状態が連携操作状態に設定されている場合、撮像指示受付部265Aからコピー開始指示が入力されると、コピー開始指示を示す遠隔操作指令を、遠隔操作の対象となるMFP100に無線LANI/F208を介して送信する。
図16は、変形例における遠隔制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。図16に遠隔制御処理は、図10に示した処理と異なる点は、ステップS80〜ステップS83に代えて、ステップS91〜ステップS99が実行される点である。その他の処理は、図10に示した処理と同じなので、ここでは説明を繰り返さない。
ステップS79において、遠隔操作指令を受信したか否かを判断する。遠隔操作指令を受信したならば処理をステップS91に進めるが、そうでなければ処理をステップS84に進める。
ステップS91においては、受信された遠隔操作指令がコピー開始指示か否かを判断する。コピー開始指示ならば処理をステップS92に進めるが、そうでなければ処理をステップS99に進める。ステップS99においては、受信された遠隔操作指令に従って処理を実行し、処理をステップS84に進める。設定値を設定させる遠隔操作指令を受信する場合、遠隔操作指令に含まれる設定値を設定する。データ送信処理の実行を指示する遠隔操作指令を受信する場合、通信I/F部112またはファクシミリ部116を制御して設定値に従ってデータ送信処理を実行させる。
ステップS92においては、入力モードが外部入力モードに設定されているか否かを判断する。外部入力モードに設定されているならば処理をステップS93に進めるが、そうでなければ処理をステップS95に進める。ステップS93においては、ステップS79において受信された遠隔操作指令を送信してきた携帯情報装置200から画像データを取得する。上述したように、携帯情報装置200は、カメラ202で被写体を撮像した画像データをフラッシュメモリ203に記憶する場合に、複写指令の遠隔操作指令を送信するので、携帯情報装置200のフラッシュメモリ203に記憶され、カメラ202が被写体を撮像した画像データを取得する。そして、取得された画像データをRAM114に一時記憶し(ステップS94)、処理をステップS97に進める。
一方、ステップS95においては、原稿読取部130に原稿の画像を読み取らせる。そして、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データをRAM114に一時記憶し(ステップS96)、処理をステップS97に進める。
ステップS97においては、ステップS94またはステップS96で、RAM114に一時記憶された画像データの画像を、画像形成部140に画像形成させる。そして、画像データの画像を形成する処理が終了したか否かを判断する(ステップS98)。画像形成処理が終了したならば処理をステップS84に進めるが、そうでなければ処理をステップS92に戻す。携帯情報装置200によって、複数回の撮像が実行される場合があり、携帯情報装置200から取得される画像データが複数の場合がある。また、原稿が複数枚で原稿読取部130が出力する画像データが複数の場合がある。ステップS98においては、画像形成の対象となる画像データが複数の場合に、そのすべての画像形成が終了したか否かを判断する。これにより、カメラ202で連続して被写体となる本などの複数ページを順に撮像する操作で、複数ページの画像を複写することができる。
図17および図18は、変形例における遠隔操作処理の流れの一例を示すフローチャートである。図17および図18を参照して、図11および図12に示した遠隔操作処理と異なる点は、ステップS22〜ステップS28が、ステップS61〜ステップS67に変更された点である。その他の処理は図11および図12に示した処理と同じなので、ここでは説明を繰り返さない。
ステップS61においては、操作を受け付けたか否かを判断する。操作部207により検出される操作を受け付ける。操作を受け付けたならば処理をステップS62に進めるが、そうでなければ処理をステップS66に進める。ステップS62においては、操作状態が連携操作状態か否かを判断する。操作状態が連携操作状態ならば処理をステップS63に進めるが、操作状態が単独操作状態ならば処理をステップS28に進める。ステップS63においては、遠隔操作の対象となる装置、ここではMFP100にステップS61において受け付けられた操作に対応する遠隔操作指令を送信し、処理をステップS64に進める。
ステップS64においては、操作がスタートボタンを指示する操作か否かを判断する。連携画面321に含まれる遠隔操作画面311Aのスタートボタン315を指示する操作ならば処理をステップS65に進めるが、そうでなければ処理をステップS27に進める。ステップS65においては、撮像制御プログラムを実行するタスク(撮像制御部251A)に撮像指令を出力し、処理をステップS27に進める。
一方、ステップS66においては、撮像制御プログラムを実行するタスク(撮像制御部251A)からコピー開始指示が入力されたか否かを判断する。コピー開始指示が入力されたならば処理をステップS67に進めるが、そうでなければ処理をステップS27に進める。ステップS67においては、ステップS66において入力されたコピー開始指示を示す遠隔操作指令を、遠隔操作の対象となる装置、ここではMFP100に送信し、処理をステップS27に進める。
図19は、変形例における撮像制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。図19を参照して、図13に示した撮像制御処理と異なる点は、ステップS43とステップS45との間に、ステップS43Aが追加された点である。その他の処理は、図13に示した処理と同じなので、ここでは説明を繰り返さない。
処理がステップS43Aに進むのは、ステップS43において、撮像操作画面に含まれるシャッターボタンが指示されたと判断される場合である。ステップS43Aにおいては、遠隔操作プログラムを実行するタスク(遠隔操作部253A)にコピー開始指示を出力し、処理をステップS45に進める。
なお、変形例においては、携帯情報装置200からMFP100に送信される遠隔操作指令が、コピー処理を実行させる実行指示の場合を例に説明したが、実行指示を示す遠隔操作指令であれば、MFP100に原稿読取処理の実行を指示する実行指示を示す遠隔操作指令、データ送信処理の実行を指示する実行指示を示す遠隔操作指令、およびデータ記憶処理の実行を指示する実行指示を示す遠隔操作指令であってもよい。この場合は、MFP100は、携帯情報装置200から実行指示を示す遠隔操作指令が受信されることに応じて、携帯情報装置200のフラッシュメモリ203に記憶された画像データを取得し、取得された画像データを処理対象として、遠隔操作指令によって定まる処理を実行する。
以上説明したように、本実施の形態における画像処理システム1は、携帯情報装置200のCPU201が撮像制御プログラムを実行することによりカメラ202を制御するタスクとして撮像制御部251が形成され、遠隔操作プログラムを実行することによりMFP100,101,102のいずれかを遠隔操作するタスクとして遠隔操作部253が形成され、MFP100,101,102のいずれか、例えばMFP100のCPU111が遠隔制御プログラムを実行することにより、携帯情報装置200から受信される遠隔操作指令に従って、原稿読取部130、画像形成部140、通信I/F部112、HDD115等のハードウェア資源を制御する遠隔制御部53が形成される。携帯情報装置200は、遠隔操作部253は、MFP100,101,102のいずれかを遠隔操作する遠隔操作状態であって、撮像制御部251が起動している場合、撮像制御部251と連携する連携状態であることをMFP100,101,102のうち遠隔操作の対象となる装置に通知し、撮像制御部251は、遠隔操作部253は、MFP100,101,102のいずれかを遠隔操作する遠隔操作状態の間は、カメラ202が被写体を撮像して出力する画像データを遠隔操作の対象となるMFP100に送信する。一方、遠隔操作の対象となるMFP100は、携帯情報装置200から連携状態が通知された後は、ハードウェア資源に入力するデータの入力ソースを携帯情報装置200とする外部入力モードに入力モードを切り換える。このため、ユーザーが携帯情報装置200に撮像を指示すれば、携帯情報装置200で被写体を撮像した画像データを、遠隔操作の対象となるMFP100によって処理させることができる。その結果、携帯情報装置200とMFP100,101,102のいずれかとを連携させて処理させる操作を容易にすることができる。
また、携帯情報装置200は、遠隔操作の対象となるMFP100に処理を実行させる実行指示を受け付ける場合、カメラ202に被写体を撮像させ、カメラ202が出力する画像データをMFP100に送信する。このため、ユーザーは、MFP100に処理を実行させる遠隔操作を携帯情報装置200に入力すれば、カメラ202で被写体を撮像して得られる画像データをMFP100に処理させることができる。
具体的には、携帯情報装置200は、遠隔操作の対象となるMFP100にコピー処理をMFP100に実行させるコピー開始指示を受け付ける場合、カメラ202に被写体を撮像させ、カメラ202が出力する画像データをMFP100に送信する。一方、MFP100は、コピー開始指示を示す遠隔操作指令が受信されると、携帯情報装置200から受信される画像データの画像を形成する。このため、ユーザーは、MFP100にコピー処理を実行させる操作を携帯情報装置200に入力すれば、カメラ202で被写体を撮像して得られる画像データをMFP100で画像形成させることができる。
また、遠隔操作の対象となるMFP100は、入力モードを外部入力モードに切り換えている間は、携帯情報装置200から受信される遠隔操作指令がコピー開始指示の場合、原稿読取部130に原稿を読み取らせることなく携帯情報装置200から受信される画像データの画像を画像形成部140に画像形成させる。このため、画像形成部140を制御するプログラムを変更する必要がない。
また、携帯情報装置200は、連携画面321の撮像操作画面301Aに含まれるシャッターボタン305が指示されると、カメラ202で被写体を撮像して得られる画像データを遠隔操作の対象となるMFP100に送信する。一方、遠隔操作の対象となるMFP100は、入力モードを外部入力モードに切り換えている間は、携帯情報装置200から画像データが受信されることに応じて、画像データを処理する。このため、ユーザーは、シャッターボタン305指示すれば、カメラ202で被写体を撮像して得られる画像データを遠隔操作の対象となるMFP100に処理させることができる。
また、携帯情報装置200は、遠隔操作画面311と撮像操作画面301とを並べて配置した連携画面321を表示するので、携帯情報装置200と遠隔操作の対象となるMFP100とを1つの画面で操作することができる。
また、携帯情報装置200は、カメラ202によって撮像されることに応じて、カメラ202が出力する画像データを遠隔操作の対象となるMFP100に送信する。このため、ユーザーは、携帯情報装置200に撮像させる操作を入力するだけで、MFP100に画像データを処理させることができる。
また、変形例における画像処理システム1において、携帯情報装置200は、カメラ202によって撮像されることに応じて、カメラ202が出力する画像データをフラッシュメモリ203に一時記憶するとともに、遠隔操作の対象となるMFP100にコピー処理を実行させるコピー開始指示を示す遠隔操作指令を送信する。MFP100は、コピー開始指示を示す遠隔操作指令が受信すると、携帯情報装置200のフラッシュメモリ203に記憶された画像データを取得し、画像データの画像を形成する。このため、ユーザーは、携帯情報装置200に撮像させる操作を入力するだけで、MFP100に画像データの画像を形成させることができる。
なお、上述した実施の形態においては、画像処理システム1について説明したが、図10または図16に示した遠隔制御処理を、MFP100,101,102に実行させ、図11および図12、または図17および図18に示した遠隔操作処理、および図13または図19に示した撮像制御処理を携帯情報装置に実行させる連携方法として、または、遠隔制御処理をMFP100,101,102それぞれが備えるCPU111に実行させる遠隔制御プログラム、連携方法を携帯情報装置200が備えるCPU201に実行させる連携プログラムとして、発明を特定することができるのは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<付記>
(1) 前記遠隔操作ステップは、前記画像処理装置に連携状態であることを通知した後は、前記画像処理手段に処理を実行させる実行指示を受け付ける場合、前記撮像手段による撮影を指示する撮像指令を出力する撮像指令出力ステップを含み、
前記撮像制御ステップは、前記撮像指令が出力されることに応じて、前記撮像手段に被写体を撮像させるステップを含む、請求項17に記載の遠隔操作方法。
(2) 前記画像処理装置は、原稿を読み取って画像データを出力する原稿読取手段と、
画像データの画像を形成する画像形成手段と、をさらに備え、
前記実行指示は、前記原稿読取手段が原稿を読み取って出力する画像データの画像を前記画像形成手段に画像形成させるコピー処理を前記画像処理装置に実行させるコピー開始指示を含む、(1)に記載の遠隔操作方法。
(3) 前記遠隔制御ステップは、前記入力モードを前記外部入力モードでない内部入力モードに切り換えている間は、前記携帯情報装置から受信される遠隔操作指令が前記コピー開始指示の場合、前記原稿読取手段に原稿を読み取らせ、前記画像形成手段に前記原稿読取手段が原稿を読み取って出力する画像データの画像を形成させるステップと、
前記入力モードを前記外部入力モードに切り換えている間は、前記携帯情報装置から受信される遠隔操作指令が前記コピー開始指示の場合、前記原稿読取手段に原稿を読み取らせることなく前記携帯情報装置から受信される画像データの画像を前記画像形成手段に形成させるステップと、を含む(2)に記載の遠隔操作方法。
(4) 前記撮像制御ステップは、ユーザーにより入力される撮像指示を受け付ける撮像指示受付ステップと、
前記撮像指示が受け付けられることに応じて、前記撮像手段に被写体を撮像させるステップと、を含む、請求項17に記載の遠隔操作方法。
(5) 前記遠隔制御ステップは、前記入力モードを前記外部入力モードに切り換えている間は、前記携帯情報装置から画像データが受信されることに応じて、前記受信された画像データを前記画像処理手段に処理させるステップを、含む(4)に記載の遠隔操作方法。
(6) 前記撮像制御ステップは、ユーザーが前記撮像手段を操作するための撮像操作画面を表示する撮像操作画面表示ステップを含み、
前記遠隔操作ステップは、前記画像処理装置を遠隔操作するための遠隔操作画面を表示する遠隔操作画面表示ステップと、
前記画像処理装置に連携状態であることを通知した後は、前記遠隔操作画面と前記撮像操作画面とを並べて表示する連携操作画面表示ステップと、を含む、請求項17、(1)〜(5)のいずれかに記載の遠隔操作方法。
(7) 前記送信ステップは、前記撮像手段が被写体を撮像して画像データを出力することに応じて、前記画像データを前記画像処理装置に送信するステップを含む、請求項17、(1)〜(6)のいずれかに記載の遠隔操作方法。
(8) 前記撮像制御ステップは、前記撮像手段が被写体を撮像して出力する画像データを記憶手段に記憶するステップを含み、
前記遠隔操作ステップは、前記連携状態において、前記撮像手段より被写体が撮像されることに応じて、前記画像処理装置に処理を実行させる実行指示を示す遠隔操作指令を送信するステップを含み、
前記遠隔制御ステップは、前記連携状態が通知された後は、前記実行指示を示す遠隔操作指令が受信されると、前記携帯情報装置の前記記憶手段に記憶された画像データを取得する撮像画像取得ステップを含み、
前記送信ステップは、前記遠隔操作ステップにおいて前記画像処理装置を遠隔制御している間は、前記画像形成装置からの要求に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データを前記画像処理装置に送信するステップを含む、請求項17、(1)〜(7)のいずれかに記載の遠隔操作方法。
(9) 前記遠隔操作ステップは、前記画像処理装置に連携状態であることを通知した後は、前記画像処理手段に処理を実行させる実行指示を受け付ける場合、前記撮像手段による撮影を指示する撮像指令を出力する撮像指令出力ステップを含み、
前記撮像制御ステップは、前記撮像指令が出力されることに応じて、前記撮像手段に被写体を撮像させるステップを含む、請求項18に記載の遠隔操作方法。
(10) 前記画像処理装置は、原稿を読み取って画像データを出力する原稿読取手段と、
画像データの画像を形成する画像形成手段と、をさらに備え、
前記実行指示は、前記原稿読取手段が原稿を読み取って出力する画像データの画像を前記画像形成手段に画像形成させるコピー処理を前記画像処理装置に実行させるコピー開始指示を含む、請求項(9)に記載の遠隔操作方法。
(11) 前記撮像制御ステップは、ユーザーにより入力される撮像指示を受け付ける撮像指示受付ステップと、
前記撮像指示が受け付けられることに応じて、前記撮像手段に被写体を撮像させるステップと、を含む、請求項18に記載の遠隔操作方法。
(12) 前記撮像制御ステップは、ユーザーが前記撮像手段を操作するための撮像操作画面を表示する撮像操作画面表示ステップを含み、
前記遠隔操作ステップは、前記画像処理装置を遠隔操作するための遠隔操作画面を表示する遠隔操作画面表示ステップと、
前記画像処理装置に連携状態であることを通知した後は、前記遠隔操作画面と前記撮像操作画面とを並べて表示する連携操作画面表示ステップと、を含む、請求項18、(9)〜(11)のいずれかに記載の遠隔操作方法。
(13) 前記送信ステップは、前記撮像手段が被写体を撮像して画像データを出力することに応じて、前記画像データを前記画像処理装置に送信するステップを含む、請求項18、(9)〜(12)のいずれかに記載の遠隔操作方法。
(14) 前記撮像制御ステップは、前記撮像手段が被写体を撮像して出力する画像データを記憶手段に記憶するステップを含み、
前記遠隔操作ステップは、前記連携状態において、前記撮像手段より被写体が撮像されることに応じて、前記画像処理装置に処理を実行させる実行指示を示す遠隔操作指令を送信するステップを含み、
前記送信ステップは、前記遠隔操作ステップにおいて前記画像処理装置を遠隔制御している間は、前記画像形成装置からの要求に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データを前記画像処理装置に送信するステップを含む、請求項18、(1)〜(12)のいずれかに記載の遠隔操作方法。
1 画像処理システム、100,101,102 MFP、105 PC、200 携帯情報装置、300 無線局、2 ネットワーク、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、113 ROM、114 RAM、115 HDD、116 ファクシミリ部、117 外部記憶装置、118 CD−ROM、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、160 操作パネル、161 表示部、163 操作部、165 タッチパネル、167 ハードキー部、200 携帯情報装置、201 CPU、202 カメラ、203 フラッシュメモリ、204 無線通信部、205 通話部、206 表示部、207 操作部、208 無線LANI/F、51 画像処理部、53,53A 遠隔制御部、61 画像形成制御部、63 原稿読取制御部、65 通信制御部、67 記憶制御部、71,71A 遠隔操作受信部、73 連携通知受信部、75 入力モード切換部、77 撮像画像受信部、77A 撮像画像取得部、251 撮像制御部、253,253A 遠隔操作部、261 第1連携検出部、263 送信部、265,265A 撮像指示受付部、267 撮像画面表示部、271 第2連携検出部、273 撮像指令出力部、275,275A 遠隔操作受付部、277 連携通知部、279 遠隔操作画面表示部、281 連携画面表示部、300 無線局、301,301A 撮像操作画面、303 領域、305 シャッターボタン、311 遠隔操作画面、311A 領域、311A 遠隔操作画面、315 スタートボタン、317 中止ボタン。

Claims (19)

  1. 携帯情報装置と画像処理装置とを備えた画像処理システムであって、
    前記携帯情報装置は、被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段を制御する撮像制御手段と、
    前記画像処理装置を遠隔操作する遠隔操作手段と、を備え、
    前記画像処理装置は、
    原稿を読み取って画像データを出力する原稿読取手段と、
    画像データの画像を形成する画像形成手段と、
    画像データを処理する画像処理手段と、
    前記携帯情報装置から受信される遠隔操作指令に従って、前記画像処理手段を制御する遠隔制御手段と、を備え、
    前記遠隔操作手段は、前記撮像制御手段と連携している連携状態であることを、前記画像処理装置に通知
    前記連携状態において、前記原稿読取手段が原稿を読み取って出力する画像データの画像を前記画像形成手段に画像形成させるコピー処理を前記画像処理装置に実行させるコピー開始指示を受け付ける場合、前記撮像制御手段に撮像指令を出力し、
    前記撮像制御手段は、前記遠隔操作手段が前記画像処理装置を遠隔操作している間は、前記撮像指令が入力されることに応じて、前記撮像手段に被写体を撮像させ、前記撮像手段が被写体を撮像して出力する画像データを前記画像処理装置に送信
    前記遠隔制御手段は、前記連携状態が通知された後は、前記画像処理手段に入力するデータの入力ソースを前記携帯情報装置とする外部入力モードに入力モードを切り換える、画像処理システム。
  2. 前記遠隔制御手段は、前記入力モードを前記外部入力モードでない内部入力モードに切り換えている間は、前記携帯情報装置から受信される遠隔操作指令が前記コピー開始指示の場合、前記原稿読取手段に原稿を読み取らせ、前記画像形成手段に前記原稿読取手段が原稿を読み取って出力する画像データの画像を形成させ、前記入力モードを前記外部入力モードに切り換えている間は、前記携帯情報装置から受信される遠隔操作指令が前記コピー開始指示の場合、前記原稿読取手段に原稿を読み取らせることなく前記携帯情報装置から受信される画像データの画像を前記画像形成手段に形成させる、請求項に記載の画像処理システム。
  3. 前記撮像制御手段は、ユーザーにより入力される撮像指示を受け付け、前記撮像指示が受け付けられることに応じて、前記撮像手段に被写体を撮像させる、請求項1に記載の画像処理システム。
  4. 前記遠隔制御手段は、前記入力モードを前記外部入力モードに切り換えている間は、前記携帯情報装置から画像データが受信されることに応じて、前記受信された画像データを前記画像処理手段に処理させる、請求項1または3に記載の画像処理システム。
  5. 前記携帯情報装置は、さらに、ユーザーが前記撮像手段を操作するための撮像操作画面を表示する撮像操作画面表示手段
    記画像処理装置を遠隔操作するための遠隔操作画面を表示する遠隔操作画面表示手段と、
    前記連携状態において、前記遠隔操作画面と前記撮像操作画面とを並べて表示する連携操作画面表示手段と、を備える、請求項1〜のいずれかに記載の画像処理システム。
  6. 前記撮像制御手段は、前記遠隔操作手段が前記画像処理装置を遠隔操作している間は、前記撮像手段が被写体を撮像して画像データを出力することに応じて、前記画像データを前記画像処理装置に送信する、請求項1〜のいずれかに記載の画像処理システム。
  7. 前記撮像制御手段は、前記撮像手段が被写体を撮像して出力する画像データを記憶手段に記憶し、
    前記遠隔操作手段は、前記連携状態において、前記撮像手段より被写体が撮像されることに応じて、前記コピー開始指示を示す遠隔操作指令を前記画像処理装置に送信し、
    前記遠隔制御手段は、前記連携状態が通知された後は、前記コピー開始指示を示す遠隔操作指令が受信されると、前記携帯情報装置の前記記憶手段に記憶された画像データを取得
    前記撮像制御手段は、前記遠隔操作手段が前記画像処理装置を遠隔操作している間は、前記画像処理装置からの要求に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データを前記画像処理装置に送信する、請求項1〜のいずれかに記載の画像処理システム。
  8. 画像処理装置を遠隔操作可能な携帯情報装置であって、
    被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段を制御する撮像制御手段と、
    前記画像処理装置を遠隔操作する遠隔操作手段と、を備え、
    前記遠隔操作手段は、前記画像処理装置が処理対象とするデータの入力ソースを前記携帯情報装置に切り換えさせるために、前記撮像制御手段と連携している連携状態であることを、前記画像処理装置に通知
    前記連携状態において、前記画像処理装置が備える原稿読取手段が原稿を読み取って出力する画像データの画像を、前記画像処理装置が備える画像形成手段に画像形成させるコピー処理を前記画像処理装置に実行させるコピー開始指示を受け付ける場合、前記撮像制御手段に撮像指令を出力し、
    前記撮像制御手段は、前記遠隔操作手段が前記画像処理装置を遠隔操作している間は、前記撮像指令が入力されることに応じて、前記撮像手段に被写体を撮像させ、前記撮像手段が被写体を撮像して出力する画像データを前記画像処理装置に処理させるために、前記画像データを前記画像処理装置に送信する、携帯情報装置。
  9. 前記撮像制御手段は、ユーザーにより入力される撮像指示を受け付け、前記撮像指示が受け付けられることに応じて、前記撮像手段に被写体を撮像させる、請求項に記載の携帯情報装置。
  10. ーザーが前記撮像手段を操作するための撮像操作画面を表示する撮像操作画面表示手段
    記画像処理装置を遠隔操作するための遠隔操作画面を表示する遠隔操作画面表示手段と、
    前記連携状態において、前記遠隔操作画面と前記撮像操作画面とを並べて表示する連携操作画面表示手段と、をさらに備える、請求項8または9に記載の携帯情報装置。
  11. 前記撮像制御手段は、前記遠隔操作手段が前記画像処理装置を遠隔操作している間は、前記撮像手段が被写体を撮像して画像データを出力することに応じて、前記画像データを前記画像処理装置に送信する、請求項8〜10のいずれかに記載の携帯情報装置。
  12. 前記撮像制御手段は、前記撮像手段が被写体を撮像して出力する画像データを記憶手段に記憶し、
    前記遠隔操作手段は、前記連携状態において、前記撮像手段より被写体が撮像されることに応じて、前記コピー開始指示を示す遠隔操作指令を前記画像処理装置に送信し、
    前記撮像制御手段は、前記遠隔操作手段が前記画像処理装置を遠隔操作している間は、前記画像処理装置からの要求に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データを前記画像処理装置に送信する、請求項8〜10のいずれかに記載の携帯情報装置。
  13. 携帯情報装置と画像処理装置とを備えた画像処理システムで実行される遠隔操作方法であって、
    前記携帯情報装置は、被写体を撮像する撮像手段を備え、
    前記画像処理装置は、原稿を読み取って画像データを出力する原稿読取手段と、
    画像データの画像を形成する画像形成手段と、
    画像データを処理する画像処理手段と、を備え
    記画像処理装置に、
    前記携帯情報装置から受信される遠隔操作指令に従って、前記画像処理手段を制御する遠隔制御ステップを実行させ、
    前記携帯情報装置に
    前記撮像手段と連携している連携状態であることを前記画像処理装置に通知する連携通知ステップと、
    前記連携状態において、前記原稿読取手段が原稿を読み取って出力する画像データの画像を前記画像形成手段に画像形成させるコピー処理を前記画像処理装置に実行させるコピー開始指示を受け付ける場合、撮像指令を出力するステップと、
    記画像処理装置を遠隔操作している間は、前記撮像指令が出力されることに応じて、前記撮像手段に被写体を撮像させ、前記撮像手段が被写体を撮像して出力する画像データを前記画像処理装置に送信する送信ステップと、を実行させ、
    前記画像処理装置に、前記連携状態が通知された後は、前記画像処理手段に入力するデータの入力ソースを前記携帯情報装置とする外部入力モードに入力モードを切り換える入力モード切換ステップを、さらに実行させる、遠隔操作方法。
  14. 画像処理装置を遠隔操作可能な携帯情報装置で実行される遠隔操作方法であって、
    前記携帯情報装置は、被写体を撮像する撮像手段を備え、
    記画像処理装置が処理対象とするデータの入力ソースを前記携帯情報装置に切り換えさせるために、前記撮像手段と連携している連携状態であることを前記画像処理装置に通知する連携通知ステップと、
    前記連携状態において、前記画像処理装置が備える原稿読取手段が原稿を読み取って出力する画像データの画像を、前記画像処理装置が備える画像形成手段に画像形成させるコピー処理を前記画像処理装置に実行させるコピー開始指示を受け付ける場合、撮像指令を出力するステップと、
    前記画像処理装置を遠隔操作している間は、前記撮像指令が出力されることに応じて、前記撮像手段に被写体を撮像させ、前記撮像手段が被写体を撮像して出力する画像データを前記画像処理装置に処理させるために、前記画像データを前記画像処理装置に送信する送信ステップと、を前記携帯情報装置に実行させる、遠隔操作方法。
  15. 画像処理装置を遠隔操作可能な携帯情報装置を制御するコンピューターで実行される連携プログラムであって、
    前記携帯情報装置は、被写体を撮像する撮像手段を備え、
    前記画像処理装置が処理対象とするデータの入力ソースを前記携帯情報装置に切り換えさせるために、前記撮像手段と連携している連携状態であることを前記画像処理装置に通知する連携通知ステップと、
    前記連携状態において、前記画像処理装置が備える原稿読取手段が原稿を読み取って出力する画像データの画像を、前記画像処理装置が備える画像形成手段に画像形成させるコピー処理を前記画像処理装置に実行させるコピー開始指示を受け付ける場合、撮像指令を出力するステップと、
    前記画像処理装置を遠隔操作している間は、前記撮像指令が出力されることに応じて、前記撮像手段に被写体を撮像させ、前記撮像手段が被写体を撮像して出力する画像データを前記画像処理装置に処理させるために、前記画像データを前記画像処理装置に送信する送信ステップと、を前記コンピューターに実行させる、連携プログラム。
  16. ユーザーにより入力される撮像指示を受け付け、前記撮像指示が受け付けられることに応じて、前記撮像手段に被写体を撮像させるステップを、さらに前記コンピューターに実行させる、請求項15に記載の連携プログラム。
  17. 前記連携状態において、ユーザーが前記撮像手段を操作するための遠隔操作画面と前記画像処理装置を遠隔操作するための撮像操作画面とを並べて表示するステップを、さらに前記コンピューターに実行させる、請求項15または16に記載の連携プログラム。
  18. 前記送信ステップは、前記画像処理装置を遠隔操作している間は、前記撮像手段が被写体を撮像して画像データを出力することに応じて、前記画像データを前記画像処理装置に送信する、請求項15〜17のいずれかに記載の連携プログラム。
  19. 前記撮像手段が被写体を撮像して出力する画像データを記憶手段に記憶するステップと、
    前記連携状態において、前記撮像手段より被写体が撮像されることに応じて、前記コピー開始指示を示す遠隔操作指令を前記画像処理装置に送信するステップと、をさらに前記コンピューターに実行させ、
    前記送信ステップは、前記画像処理装置を遠隔操作している間は、前記画像処理装置からの要求に応じて、前記記憶手段に記憶された画像データを前記画像処理装置に送信する、請求項15〜17のいずれかに記載の連携プログラム。
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