JP5971029B2 - 画像処理システム、画像処理装置、携帯情報装置、遠隔制御方法、遠隔操作方法、遠隔制御プログラムおよび遠隔操作プログラム - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置、携帯情報装置、遠隔制御方法、遠隔操作方法、遠隔制御プログラムおよび遠隔操作プログラム Download PDF

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Description

この発明は、画像処理システム、画像処理装置、携帯情報装置、遠隔制御方法、遠隔操作方法、遠隔制御プログラムおよび遠隔操作プログラムに関し、特に、画像処理装置を遠隔操作可能な携帯情報装置、携帯情報装置に遠隔操作される画像処理装置、その画像処理装置で実行される遠隔制御方法および遠隔制御プログラム、その携帯情報装置で実行される遠隔操作方法および遠隔操作プログラムに関する。
従来、スマートホン、PDA(Personal Digital Assistants)等の携帯情報装置と複合機(以下「MFP」という)とが通信し、携帯情報装置でMFPを遠隔操作する技術が知られている。この場合、携帯情報装置とMFPとの間の通信において、機密情報などが送受信される場合がある。このため、通常は、送受信するデータをSSL等で暗号化した暗号データが送受信される。
しかしながら、送受信するデータのすべてを暗号化すると、送信側では暗号化する処理、受信側では復号するする処理が必要になり、処理の負荷が増大するといった問題がある。また、元データを暗号化した暗号データは、元データに比較してデータ量が多くなる。このため、送受信するデータ量が増大するといった問題がある。
例えば、特開2010−114693号公報には、無線ネットワークおよび有線ネットワークと接続し、送信データを複数の部分データに分割し、各部分データを無線ネットワークと有線ネットワークのいずれかに送出し、このうちの一方、たとえば、無線ネットワークに送出される部分データのみを暗号化する送信装置が記載されている。
しかしながら、従来の送信装置においては、送信データを複数の部分データに分割するため、複数の部分データそれぞれについて、機密情報を含むか否かを判断しなければならず、処理の負荷が増大するといった問題がある。
特開2010−114693号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、セキュリティを確保するとともに、処理の負荷を低減した画像処理システムを提供することである。
この発明の他の目的は、携帯情報装置に送信するデータに関して、セキュリティを確保するとともに、処理の負荷を低減した画像処理装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、画像処理装置との間の通信するデータに関して、セキュリティを確保するとともに、処理の負荷を低減した携帯情報装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、携帯情報装置に送信するデータに関して、セキュリティを確保するとともに、処理の負荷を低減した遠隔制御方法および遠隔制御プログラムを提供することである。
この発明のさらに他の目的は、画像処理装置との間の通信するデータに関して、セキュリティを確保するとともに、処理の負荷を低減した遠隔操作方法および遠隔操作プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、画像処理システムは、画像処理装置と画像処理装置を遠隔操作する携帯情報装置とを備えた画像処理システムであって、画像処理装置は、携帯情報装置と通信するための第1の通信経路を確立する第1装置側通信手段と、携帯情報装置と通信するために、第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を確立する第2装置側通信手段と、データを暗号化する装置側暗号手段と、遠隔操作のための遠隔操作画面が所定の条件を満たす元データの画像を含んでいる場合、遠隔操作画面を、元データの画像である第1の部分と第1の部分以外の第2の部分とに分離する装置側分離手段と、装置側暗号化手段が第1の部分に基づいて暗号化した暗号データを第2の通信経路で送信するとともに、第2の部分を第1の通信経路で送信する装置側送信制御手段と、を備え、携帯情報装置は、画像処理装置と通信するために第1の通信経路を確立する第1携帯側通信手段と、画像処理装置と通信するために第2の通信経路を確立する第2携帯側通信手段と、第2の通信経路で受信される暗号データを復号する携帯側復号手段と、携帯側復号手段によって暗号データが復号された復号データに基づいて第1の部分を復元する復元手段と、復元された第1の部分と、第1の通信経路で受信される第2の部分とを合成する携帯側合成手段と、携帯側合成手段により第1の部分と第2の部分とが合成されて復元される遠隔操作画面を表示する表示制御手段と、を備える。
この局面によれば、画像処理装置によって、遠隔操作のための遠隔操作画面が所定の条件を満たす元データの画像を含んでいる場合、遠隔操作画面が元データの画像である第1の部分と第2の部分とに分離され、第1の部分に基づいて暗号化した暗号データが第2の通信経路で送信されるとともに、第2の部分が第1の通信経路で送信され、携帯情報装置によって、第2の通信経路で受信される暗号データが復号され、暗号データが復号された復号データに基づいて第1の部分が復元され、第1の部分と第1の通信経路で受信される第2の部分とが合成され、遠隔操作画面が復元されて表示される。このため、遠隔操作画面のうちで所定の条件を満たす第1の部分を暗号化して送信し、所定の条件を満たさない第2の部分を暗号化することなく送信するので、暗号化および復号するデータ量、および送受信するデータ量を少なくすることができる。その結果、セキュリティを確保するとともに、処理の負荷を低減した画像処理システムを提供することができる。
好ましくは、装置側暗号化手段は、元データと、元データに基づいて第1の部分を生成するための生成データと、を暗号化し、復元手段は、暗号データを復号した元データおよび生成データに基づいて第1の部分を復元する。
この局面に従えば、画像処理装置によって元データと生成データとが暗号化された暗号データが、携帯情報装置によって復号され、携帯情報装置によって、元データおよび生成データに基づいて第1の部分が復元される。このため、元データの画像を送受信する場合に比較して、データ量を少なくすることができる。
好ましくは、装置側暗号化手段は、第1の部分を暗号化し、復元手段は、暗号データを復号した復号データを第1の部分として復元する。
この局面に従えば、画像処理装置によって第1の部分が暗号化された暗号データが、携帯情報装置によって復号され、携帯情報装置によって、第1の部分が復元される。このため、第1の部分のセキュリティを確保することができる。
好ましくは、携帯情報装置は、表示された遠隔操作画面に従って携帯情報装置を操作するユーザーが入力する遠隔操作を受け付ける携帯側操作受付手段と、データを暗号化する携帯側暗号手段と、携帯側操作受付手段により受け付けられた遠隔操作が、所定の条件を満たす操作ならば、遠隔操作に対応する遠隔操作指令を携帯側暗号手段により暗号化した暗号データを第2の通信経路で送信し、携帯側操作受付手段により受け付けられた遠隔操作が、所定の条件を満たさない操作ならば、遠隔操作に対応する遠隔操作指令を第1の通信経路で送信し、画像処理装置は、さらに、暗号データを復号する装置側復号手段を備え、装置側復号手段は、第2の通信経路で受信される暗号データを復号する。
この局面に従えば、携帯情報装置によって、遠隔操作画面に従ってユーザーが入力する遠隔操作が、所定の条件を満たす操作ならば、遠隔操作に対応する遠隔操作指令を暗号化した暗号データが第2の通信経路で送信され、遠隔操作が、所定の条件を満たさない操作ならば、遠隔操作に対応する遠隔操作指令が第1の通信経路で送信され、画像処理装置によって、第2の通信経路で受信される暗号データが復号される。このため、遠隔操作が所定の条件を満たす場合に遠隔操作指令を暗号化して送信し、所定の条件を満たさない場合に遠隔操作指令を暗号化することなく送信するので、携帯情報装置から画像処理装置に送信するためのデータに関して、暗号化するデータ量、および送信するデータ量を少なくすることができる。その結果、セキュリティを確保するとともに、処理の負荷を低減することができる。
この発明の他の局面によれば、画像処理装置は、携帯情報装置に遠隔操作される画像処理装置であって、携帯情報装置と通信するための第1の通信経路を確立する第1装置側通信手段と、携帯情報装置と通信するために、第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を確立する第2装置側通信手段と、遠隔操作のための遠隔操作画面が所定の条件を満たす元データの画像を含んでいる場合、遠隔操作画面を、元データの画像である第1の部分と第1の部分以外の第2の部分とに分離する装置側分離手段と、元データと、元データに基づいて第1の部分を生成するための生成データと、を暗号化する装置側暗号手段と、装置側暗号化手段が暗号化した暗号データを第2の通信経路で送信するとともに、第2の部分を第1の通信経路で送信する装置側送信制御手段と、を備える。
この局面によれば、遠隔操作のための遠隔操作画面が所定の条件を満たす元データの画像を含んでいる場合、遠隔操作画面が元データの画像である第1の部分と第2の部分とに分離され、元データと、元データに基づいて第1の部分を生成するための生成データとを暗号化した暗号データが第2の通信経路で送信されるとともに、第2の部分が第1の通信経路で送信される。このため、遠隔操作画面のうちで所定の条件を満たす元データと生成データとを暗号化して送信し、所定の条件を満たさない第2の部分を暗号化することなく送信するので、暗号化するデータ量、および送信するデータ量を少なくすることができる。その結果、携帯情報装置に送信するデータに関して、セキュリティを確保するとともに、処理の負荷を低減した画像処理装置を提供することができる。
好ましくは、暗号データを復号する装置側復号手段を、さらに備え、装置側復号手段は、第2の通信経路で受信される暗号データを復号する。
この局面に従えば、第2の通信経路で受信される暗号データを復号するので、画像処理装置により携帯情報装置から受信されるデータに関して、復号するデータ量、および受信するデータ量を少なくすることができる。その結果、セキュリティを確保するとともに、処理の負荷を低減することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、携帯情報装置は、画像処理装置を遠隔操作可能な携帯情報装置であって、画像処理装置と通信するための第1の通信経路を確立する第1携帯側通信手段と、画像処理装置と通信するために、第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を確立する第2携帯側通信手段と、第2の通信経路で受信される暗号データを復号する携帯側復号手段と、携帯側復号手段によって暗号データが復号された復号データが、元データおよび元データを画像に変換するための生成データを含む場合、元データを生成データに従って画像に変換することによって第1の部分を復元する復元手段と、復元された第1の部分と、第1の通信経路で受信される第2の部分とを合成する携帯側合成手段と、携帯側合成手段により第1の部分と第2の部分とが合成されて復元される遠隔操作画面を表示する表示制御手段と、を備える。
この局面によれば、第2の通信経路で受信される暗号データが復号され、暗号データが復号された復号データに基づいて第1の部分が復元され、第1の部分と第1の通信経路で受信される第2の部分とが合成され、遠隔操作画面が復元されて表示される。このため、第2の通信経路で受信される暗号データを復号するので、画像処理装置により携帯情報装置から受信されるデータに関して、復号するデータ量、および受信するデータ量を少なくすることができる。その結果、画像処理装置との間の通信するデータに関して、セキュリティを確保するとともに、処理の負荷を低減した携帯情報装置を提供することができる。
好ましくは、表示された遠隔操作画面に従って携帯情報装置を操作するユーザーが入力する遠隔操作を受け付ける携帯側操作受付手段と、遠隔操作に対応する遠隔操作指令を暗号化する携帯側暗号手段と、携帯側操作受付手段により受け付けられた遠隔操作が所定の条件を満たす場合、携帯側暗号手段により遠隔操作指令が暗号化された暗号データを第2の通信経路で送信し、携帯側操作受付手段により受け付けられた遠隔操作が所定の条件を満たさない場合、遠隔操作に対応する遠隔操作指令を第1の通信経路で送信する携帯側送信制御手段と、を備える。
この局面に従えば、遠隔操作画面に従ってユーザーが入力する遠隔操作が、所定の条件を満たす操作ならば、遠隔操作に対応する遠隔操作指令を暗号化した暗号データが第2の通信経路で送信され、遠隔操作が、所定の条件を満たさない操作ならば、遠隔操作に対応する遠隔操作指令が第1の通信経路で送信される。このため、遠隔操作が所定の条件を満たす場合に遠隔操作指令を暗号化して送信し、所定の条件を満たさない場合に遠隔操作指令を暗号化することなく送信するので、携帯情報装置から画像処理装置に送信するためのデータに関して、すべてのデータを暗号化する場合に比較して、暗号化するデータ量、および送信するデータ量を少なくすることができる。
この発明のさらに他の局面に従えば、携帯情報装置に遠隔操作される画像処理装置で実行される遠隔制御方法あって、携帯情報装置と通信するために、第1の通信経路を確立する第1装置側通信ステップと、携帯情報装置と通信するために、第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を確立する第2装置側通信ステップと、遠隔操作のための遠隔操作画面が所定の条件を満たす元データの画像を含んでいる場合、遠隔操作画面を、元データの画像である第1の部分と第1の部分以外の第2の部分とに分離する装置側分離ステップと、元データと、元データに基づいて第1の部分を生成するための生成データとを暗号化する装置側暗号ステップと、装置側暗号化ステップにおいて暗号化された暗号データを第2の通信経路で送信するとともに、第2の部分を第1の通信経路で送信する装置側送信制御ステップと、を含む。
この局面に従えば、携帯情報装置に送信するデータに関して、セキュリティを確保するとともに、処理の負荷を低減した遠隔制御方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面によれば、遠隔操作方法は、画像処理装置を遠隔操作可能な携帯情報装置で実行される遠隔操作方法あって、画像処理装置と通信するために第1の通信経路を確立する第1携帯側通信ステップと、画像処理装置と通信するために、第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を確立する第2携帯側通信ステップと、第2の通信経路で受信される暗号データを復号する携帯側復号ステップと、携帯側復号ステップにおいて暗号データが復号された復号データが、元データおよび元データを画像に変換するための生成データを含む場合、元データを生成データに従って画像に変換することによって第1の部分を復元する復元ステップと、復元された第1の部分と、第1の通信経路で受信される第2の部分とを合成する携帯側合成ステップと、携帯側合成ステップにおいて第1の部分と第2の部分とが合成されて復元される遠隔操作画面を表示する表示制御ステップと、を含む。
この局面に従えば、画像処理装置との間の通信するデータに関して、セキュリティを確保するとともに、処理の負荷を低減した遠隔操作方法を提供することができる。
この発明のさらに他の局面に従えば、遠隔制御プログラムは、携帯情報装置に遠隔操作される画像処理装置を制御するコンピューターで実行される遠隔制御プログラムあって、携帯情報装置と通信するために、第1の通信経路を確立する第1装置側通信ステップと、携帯情報装置と通信するために、第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を確立する第2装置側通信ステップと、遠隔操作のための遠隔操作画面が所定の条件を満たす元データの画像を含んでいる場合、遠隔操作画面を、元データの画像である第1の部分と第1の部分以外の第2の部分とに分離する装置側分離ステップと、元データと、元データに基づいて第1の部分を生成するための生成データと、を暗号化する装置側暗号ステップと、装置側暗号化ステップにおいて暗号化された暗号データを第2の通信経路で送信するとともに、第2の部分を第1の通信経路で送信する装置側送信制御ステップと、をコンピューターに実行させる。
この局面に従えば、携帯情報装置に送信するデータに関して、セキュリティを確保するとともに、処理の負荷を低減した遠隔制御プログラムを提供することができる。
この発明のさらに他の局面に従えば、遠隔操作プログラムは、画像処理装置を遠隔操作可能な携帯情報装置を制御するコンピューターで実行される遠隔操作プログラムあって、画像処理装置と通信するために第1の通信経路を確立する第1携帯側通信ステップと、画像処理装置と通信するために、第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を確立する第2携帯側通信ステップと、第2の通信経路で受信される暗号データを復号する携帯側復号ステップと、携帯側復号ステップにおいて暗号データが復号された復号データが、元データおよび元データを画像に変換するための生成データを含む場合、元データを生成データに従って画像に変換することによって第1の部分を復元する復元ステップと、復元された第1の部分と、第1の通信経路で受信される第2の部分とを合成する携帯側合成ステップと、携帯側合成ステップにおいて第1の部分と第2の部分とが合成されて復元される遠隔操作画面を表示する表示制御ステップと、をコンピューターに実行させる。
この局面に従えば、画像処理装置との間の通信するデータに関して、セキュリティを確保するとともに、処理の負荷を低減した遠隔操作プログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態の1つにおける画像処理システムの全体概要を示す図である。 MFPの外観を示す斜視図である。 MFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。 携帯情報装置のハードウェア構成の概要を示す機能ブロック図である。 本実施の形態における携帯情報装置が備えるCPUの機能の概要を示すブロック図である。 本実施の形態におけるMFPが備えるCPUの機能の概要を、HDDに記憶されるデータとともに示すブロック図である。 遠隔操作画面の一例を示す図である。 生成データの一例を示す図である。 遠隔制御処理の流れの一例を示す第1のフローチャートである。 遠隔制御処理の流れの一例を示す第2のフローチャートである。 遠隔操作処理の流れの一例を示す第1のフローチャートである。 遠隔操作処理の流れの一例を示す第2のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける画像処理システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、画像処理システム1は、それぞれがネットワーク2に接続された画像処理装置としてのMFP(Multi Function Peripheral)100,101,102と、パーソナルコンピューター(以下「PC」という)105と、携帯情報装置200と、無線局300とを含む。
PC105は、一般的なコンピューターであり、MFP100,101,102を制御するためのプリンタドライバプログラムがインストールされている。なお、MFP100,101,102の種類が異なる場合、PC105には、MFP100,101,102を制御するための3種類のプリンタドライバプログラムがそれぞれインストールされる。
MFP100,101,102各々は、原稿を読み取るための原稿読取機能、画像データに基づいて紙などの記録媒体に画像を形成するための画像形成機能およびファクシミリデータを送受信するファクシミリ送受信機能ファクシミリ送受信機能を備えている。なお、本実施の形態においてはMFP100,101,102を例に説明するが、MFP100,101,102に代えて、画像データを処理する機能を備えた装置であれば、例えば、プリンタ、ファクシミリ装置、コンピューター等であってもよい。また、MFP100,101,102は、機能が同じなので以下の説明では特に言及しない限りMFP100を例に説明する。
携帯情報装置200は、ここでは、一般的なスマートホンである。携帯情報装置200は、携帯電話用基地局と無線で通信することにより携帯電話網に接続し、通話が可能である。また、携帯情報装置200は、無線通信機能を備えている。さらに、携帯情報装置200は、アプリケーションプログラムをインストールして実行することが可能である。ここでは、携帯情報装置200を、スマートホンの場合を例に説明するが、スマートホンに限らず、アプリケーションプログラムをインストール可能な装置であれば、例えば、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯型のコンピューターであってもよい。
ネットワーク2は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、接続形態は有線または無線を問わない。またネットワーク2は、LANに限らず、公衆交換電話網(Public Switched Telephone NetworkS)を用いたネットワーク等であってもよい。さらに、ネットワーク2は、インターネットなどのワイドエリアネットワーク(WAN)に接続されている。
無線局300は、ネットワーク2の中継装置であり、無線LAN通信機能を備えた携帯情報装置200と通信して、携帯情報装置200をネットワーク2に接続する。MFP100,101,102各々は、ネットワーク2を介してPC105とデータの送受信が可能である。また、MFP100,101,102各々は、ネットワーク2および無線局300を介して携帯情報装置200とデータの送受信が可能である。
図2は、MFPの外観を示す斜視図である。図3は、MFPのハードウェア構成の概要を示すブロック図である。図2および図3を参照して、MFP100は、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データに基づいて用紙等に画像を形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル160とを含む。
メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM113と、RAM114と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)115と、ファクシミリ部116と、CD−ROM118が装着される外部記憶装置117と、を含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる読取データ(画像データ)を一時的に記憶する。
操作パネル160は、MFP100の上面に設けられ、表示部161と操作部163とを含む。表示部161は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electro−Luminescence Display)等の表示装置であり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部163は、表示部161上に設けられたタッチパネル165と、複数のキーからなるハードキー部167とを含む。操作部163は、表示部161の表示面がユーザーにより指示されると、表示部161に表示された画像中でユーザーにより指示された位置に対応する操作を受け付ける。また、ハードキー部167に含まれる複数のキーのうちユーザーにより指示されたキーに対応するユーザーの操作を受け付ける。
通信I/F部112は、MFP100をネットワーク2に接続するためのインターフェースである。CPU111は、通信I/F部112を介してMFP101,102、PC105または携帯情報装置200との間で通信し、データを送受信する。また、通信I/F部112は、ネットワーク2を介してインターネットに接続されたコンピューターと通信が可能である。
ファクシミリ部116は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部116は、受信したファクシミリデータを、HDD115に記憶する、または画像形成部140に出力する。画像形成部140は、ファクシミリ部116により受信されたファクシミリデータを用紙にプリントする。また、ファクシミリ部116は、HDD115に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
外部記憶装置117は、CD−ROM118が装着される。CPU111は、外部記憶装置117を介してCD−ROM118にアクセス可能である。CPU111は、外部記憶装置117に装着されたCD−ROM118に記録されたプログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムを記憶する媒体としては、CD−ROM118に限られず、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)などの半導体メモリであってもよい。
また、CPU111が実行するプログラムは、CD−ROM118に記録されたプログラムに限られず、HDD115に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、ネットワーク2に接続された他のコンピューターが、MFP100のHDD115に記憶されたプログラムを書換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワーク2に接続された他のコンピューターからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD115に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
本実施の形態における画像処理システム1において、MFP100,101,102および携帯情報装置200間で、データが送受信される。データを送受信するプロトコルは、受信側の装置において送信元を特定することができれば、任意のプロトコルを用いることが可能である。データを送受信するプロトコルは、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)およびSMPT(Simple Mail Transfer Protocol)、POP(Post Office Protocol)等が用いられる。
図4は、携帯情報装置のハードウェア構成の概要を示す機能ブロック図である。図4を参照して、携帯情報装置200は、携帯情報装置200の全体を制御するためのCPU201と、カメラ202と、データを不揮発的に記憶するフラッシュメモリ203と、通話部205と接続された無線通信部204と、情報を表示する表示部206と、ユーザーの操作の入力を受け付ける操作部207と、無線LANI/F208とを含む。
カメラ202は、レンズおよび光電変換素子を備え、レンズで集光した光を光電変換素子に結像し、光電変換素子は受光した光を光電変換して画像データをCPU201に出力する。光電変換素子は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ、CCD(Charge Coupled Device)センサ等である。
表示部206は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD等の表示装置であり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部207は、表示部206上に設けられたタッチパネルと、複数のキーからなるハードキーとを含む。操作部207は、表示部206の表示面がユーザーにより指示されると、表示部206に表示された画像中でユーザーにより指示された位置に対応する操作を受け付ける。また、ハードキーがユーザーにより指示されると、指示されたハードキーに対応するユーザーの操作を受け付ける。
無線通信部204は、電話通信網に接続された携帯電話用基地局と無線通信する。無線通信部204は、携帯電話用基地局との間で通信可能になると、携帯電話用基地局との間で通信を確立する。無線通信部204は、携帯情報装置200を電話通信網に接続し、通話部205を用いた通話を可能とする。無線通信部204は、携帯電話用基地局から受信した無線信号を復調した音声信号を復号して通話部205に出力する。また、無線通信部204は、通話部205から入力される音声を符号化し、携帯電話用基地局に送信する。通話部205は、マイクおよびスピーカを備え、無線通信部204から入力される音声をスピーカから出力し、マイクから入力される音声を無線通信部204に出力する。さらに、無線通信部204は、携帯電話用基地局との間で、データ通信する。無線通信部204は、携帯電話用基地局と通信可能になると、携帯電話用基地局とネットワークレベルの通信経路を確立する。さらに無線通信部204は、CPU201により制御され、携帯電話用基地局とインターネットなどを介して接続されたコンピューターとの間で、アプリケーションレベルの通信経路を確立し、データを送受信する。
無線LANI/F208は、無線局300と通信し、携帯情報装置200をネットワーク2に接続するためのインターフェースである。無線LANI/F208は、無線局300との間の距離が所定の距離以内になると、無線局300との間でネットワークレベルの通信経路を確立する。携帯情報装置200に予めMFP100,101,102それぞれのIP(Internet Protocol)アドレスを登録しておくことにより、携帯情報装置200は、MFP100,101,102との間でアプリケーションレベルの通信経路を確立する。
本実施の形態における画像処理システム1において、通信経路は、2つのレベルが存在する。2つのレベルの1つは、ネットワークレベルであり、他の1つはアプリケーションレベルである。ネットワークレベルの通信経路は、ネットワークに接続された2つのハードウェアが通信可能な通信経路をいい、アプリケーションレベルの通信経路は、ネットワークに接続された2つのハードウェアそれぞれがアプリケーションプログラムを実行するタスク間で通信可能な通信経路をいう。具体的には、無線LANI/F208が、無線局300と通信可能な距離の範囲に進入する場合に、無線LANI/F208と無線局300とがネットワークレベルにおける通信経路を確立する。無線LANI/F208と無線局300とがネットワークレベルにおける通信経路を確立した段階で、無線局300がMFP100の通信I/F部112との間でネットワークレベルの通信経路を確立していれば、携帯情報装置200の無線LANI/F208とMFP100の通信I/F112との間でネットワークレベルの通信経路が確立する。また、無線通信部204が、携帯電話用基地局と通信可能な距離の範囲に進入する場合に、無線通信部204と携帯電話用基地局とがネットワークレベルにおける通信経路を確立する。但し、ネットワークレベルの通信経路が確立した段階では、アプリケーションレベルの通信経路は確立していない。
携帯情報装置200の無線LANI/F208とMFP100の通信I/F112との間でネットワークレベルの通信経路が確立した状態で、携帯情報装置200のCPU201において遠隔操作プログラム等のアプリケーションプログラムが実行され、MFP100のCPU111において遠隔操作プログラム等のアプリケーションプログラムが実行される場合、携帯情報装置200のCPU201で遠隔操作プログラムを実行するタスクと、MFP100のCPU111で遠隔制御プログラムを実行するタスクとが、ネゴシエーションすることによって、2つのタスク間でネットワークレベルにおける通信経路が確立する。
また、携帯情報装置200の無線通信部204が携帯電話用基地局との間でネットワークレベルの通信経路が確立した状態で、携帯情報装置200のCPU201においてブラウジングプログラム等のアプリケーションプログラムが実行され、インターネットに接続されたウェブサーバーにアクセスする場合を例に説明する。この場合、ウェブサーバーが備えるCPUが通信を制御するアプリケーションプログラムを実行している。携帯情報装置200のCPU201で遠隔操作プログラムを実行するタスクが、ウェブサーバーが備えるCPUで通信を制御するアプリケーションプログラムを実行するタスクとの間でネゴシエーションすることによって、2つのタスク間でアプリケーションレベルの通信経路が確立する。
また、ネットワークレベルで確立された通信経路を、複数のアプリケーションレベルの通信経路が共有する場合がある。例えば、携帯情報装置200のCPU201で遠隔操作プログラムとブラウジングプログラムとが実行され、MFP100のCPU111で遠隔制御プログラムが実行され、ネットワーク2に接続されたサーバーで実行されるウェブページを送信する等のサービスを提供するウェブサーバープログラムが実行される場合を例に説明する。
携帯情報装置200の無線LANI/F208が、無線局300と通信可能な距離の範囲に進入する場合に、無線LANI/F208と無線局300とがネットワークレベルにおける通信経路を確立する。そして、携帯情報装置200のCPU201が遠隔操作プログラムを実行するタスクと、MFP100のCPU111が遠隔制御プログラムを実行するタスクとがネゴシエーションすることによって、第1のアプリケーションレベルの通信経路が確立する。この場合、第1のアプリケーションレベルの通信経路は、携帯情報装置200の無線LANI/F208と無線局300との間、および、無線局300とMFP100の通信I/F112との間、それぞれで確立されたネットワークレベルの通信経路を用いる。
一方、無線LANI/F208と無線局300とがネットワークレベルにおける通信を確立し、無線局300がウェブサーバーとの間でネットワークレベルの通信を確立していれば、無線LANI/F208とウェブサーバーとの間でネットワークレベルの通信経路が確立する。そして、携帯情報装置200のCPU201がブラウジングプログラムを実行するタスクと、ネットワーク2に接続されたサーバーがウェブサーバープログラムを実行するタスクとの間でネゴシエーションすることによって、第2のアプリケーションレベルの通信経路が確立する。この場合、第2のアプリケーションレベルの通信経路は、携帯情報装置200の無線LANI/F208と無線局300との間、および、無線局300とウェブサーバーとの間で確立されたネットワークレベルの通信経路を用いる。
このため、第1のアプリケーションレベルの通信経路と、第2のアプリケーションレベルの通信経路とは、無線LANI/F208と無線局300との間で確立された1つのネットワークレベルにおける通信経路を共有する。
なお、本実施の形態においては、携帯情報装置200が通信可能なハードウェアとして無線LANI/F208を備える例を説明するが、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線装置を備えるようにしてもよいし、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等の有線で他の装置と接続して通信する通信回路を備えるようにしてもよい。具体的には、携帯情報装置200およびMFP100それぞれが、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線装置を搭載する場合には、携帯情報装置200の近距離無線装置と、MFP100の近距離無線装置とがネットワークレベルの通信を確立する。この場合、携帯情報装置200の近距離無線装置と、MFP100の近距離無線装置とは、予め登録された相手方の近距離無線装置と通信可能になると、相手方の近距離無線装置との間でネットワークレベルの通信経路を確立する。
また、携帯情報装置200およびMFP100それぞれが、USBケーブルが接続される通信回路を備える場合には、携帯情報装置200とMFP100とがUSBケーブルで接続されると、携帯情報装置200の通信回路とMFP100の通信回路とがネットワークレベルの通信経路を確立する。
フラッシュメモリ203は、CPU201が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。CPU201は、フラッシュメモリ203に記録されたプログラムを、CPU201が備えるRAMにロードして実行する。なお、CPU201が実行するプログラムとして、フラッシュメモリ203に記録されたプログラムは、ネットワーク2に接続された他のコンピューターが、フラッシュメモリ203に記憶されたプログラムを書換えたプログラム、または、追加して書き込んだ新たなプログラムをであってもよい。さらに、携帯情報装置200が、ネットワーク2に接続された他のコンピューターからダウンロードしたプログラムでもよい。ここでいうプログラムは、CPU201が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
また、CPU201が実行するプログラムを記憶する媒体としては、フラッシュメモリ203に限られず、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)などの半導体メモリであってもよい。
図5は、本実施の形態における携帯情報装置が備えるCPUの機能の概要を示すブロック図である。図5に示す機能は、携帯情報装置200が備えるCPU201が、フラッシュメモリ203に記憶された遠隔操作プログラムを実行することにより、CPU201に形成される機能である。図5を参照して、携帯情報装置200が備えるCPU201は、第1の通信経路における通信を制御する第1携帯側通信部251と、第1の通信経路とは異なる第2の通信経路における通信を制御する第2携帯側通信部253と、MFP100,101,102のいずれかを遠隔操作する遠隔操作部255と、を含む。
遠隔操作部255は、MFP100,101,102のうちからユーザーが選択した装置を、遠隔操作の対象となる装置として選択する。携帯情報装置200に、遠隔操作の対象となり得る装置として、MFP100,101,102が予め登録されている。遠隔操作部255は、MFP100,101,102それぞれの装置識別情報を選択可能に表示する選択画面を、表示部206に表示する。ユーザーが選択画面に表示された装置識別情報を選択する操作を操作部207に入力すれば、遠隔操作部255は、MFP100,101,102のうち選択された装置識別情報の装置を、遠隔操作の対象となる装置として選択する。ここでは、MFP100の装置識別情報が選択された場合を例に説明する。
遠隔操作部255は、第1携帯側通信部251に、遠隔操作の対象となる装置として選択されたMFP100との間でアプリケーションレベルの通信の確立を指令する。この指令は、遠隔操作の対象となる装置として選択されたMFP100のネットワークアドレスを含む。携帯情報装置200のフラッシュメモリに、MFP100,101,102それぞれの装置識別情報およびネットワークアドレスとの組を記憶しておくようにすればよい。
ここでは、携帯情報装置200の無線LANI/F208が無線局300と通信可能な距離の関係にあり、無線LANI/F208と無線局300との間でネットワークレベルの通信経路が確立されており、かつ、無線局300とMFP100,101,102それぞれとの間で、ネットワークレベルの通信経路が確立されている場合を例に説明する。
第1携帯側通信部251は、無線LANI/F208を制御し、遠隔操作部255から入力される指令に従って、遠隔操作の対象となる装置として選択されたMFP100とネゴシエーションすることによって、アプリケーションレベルの通信経路を確立する。第1携帯側通信部251が、遠隔操作部255からの指令に従って、MFP100との間で最初に確立するアプリケーションレベルの通信経路を第1の通信経路という。第1携帯側通信部251は、第1の通信経路を識別するための経路識別情報を遠隔操作部255に出力する。第1の通信経路を識別するための経路識別情報は、第1の通信経路で接続された携帯情報装置200を識別するための装置識別情報を含む。携帯情報装置200の装置識別情報は、例えば、携帯情報装置200に割り当てられたネットワーク2上の位置情報である。ネットワーク2上の位置情報は、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスまたはMAC(Media Access Control)アドレスである。
第1携帯側通信部251は、第1の通信経路を確立すると、無線LANI/F208が、第1の通信経路でMFP100から受信するデータを遠隔操作部255に出力し、遠隔操作部255から入力されるデータを、無線LANI/F208を介してMFP100に送信する。第1の通信経路は、MFP100によってログインが許可される前に、第1携帯側通信部251が、遠隔操作部255からの指令に従って、MFP100との間で確立するアプリケーションレベルの通信経路である。
なお、携帯情報装置200およびMFP100それぞれが通信可能なハードウェアとして、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線装置を備える場合、第1携帯側通信部251は、近距離無線装置を制御し、遠隔操作部255から入力される指令に従って、MFP100との間でネゴシエーションすることによって、アプリケーションレベルの通信経路を第1の通信経路として確立するようにしてもよい。さらに、携帯情報装置200およびMFP100それぞれが通信可能なハードウェアとして、USBケーブルが接続される通信回路を備え、互いにUSBケーブルで接続される場合、第1携帯側通信部251は、通信回路を制御し、遠隔操作部255から入力される指令に従って、MFP100との間でネゴシエーションすることによって、アプリケーションレベルの通信経路を第1の通信経路として確立するようにしてもよい。
遠隔操作部255は、第1携帯側通信部251によって第1の通信経路が確立されると、MFP100との間で第1の通信経路で通信が可能となる。遠隔操作部255は、第1の通信経路でMFP100にログイン要求を送信する。ログイン要求を受信するMFP100は、ログイン画面を第1の通信経路で返信するので、遠隔操作部255はMFP100から受信されるログイン画面を表示部206に表示し、ユーザーが操作部207にログイン画面に従って入力するユーザー識別情報と認証情報とを受け付ける。遠隔操作部255は、受け付けられたユーザー識別情報と認証情報との組をMFP100に第1通信経路で送信する。MFP100においては、上述したように、ログインを許可する場合は許可信号を返信し、ログインを許可しない場合は不許可信号を返信する。遠隔操作部255は、第1の通信経路でMFP100から許可信号を受信するならば、MFP100の装置識別情報を、CPU201が備えるRAMに一時記憶する。MFP100は、携帯情報装置200が遠隔操作の対象とする装置である。なお、本実施の形態においては、認証情報としてパスワードを用いる例を示すが、認証情報をユーザーの指紋、静脈パターン、虹彩等の生体情報を用いるようにしてもよい。この場合、携帯情報装置200は、生体情報を読み取るためのアプリケーションプログラムがインストールされる。
遠隔操作部255は、MFP100によってログインが許可された後に、第2携帯側通信部253に第2の通信経路を確立させる。具体的には、遠隔操作部255は、MFP100と第1の通信経路を用いて通信し、第2の通信経路を識別するための経路識別情報を決定する。経路識別情報は、例えば、ESSID(Extended Service Set Identifier)、暗号方式、パスフレーズ等を含む。そして、第2携帯側通信部253は、MFP100との間で決定された経路識別情報を含む通信確立指令を第2携帯側通信部253に出力する。経路識別情報は、MFP100を識別するための装置識別情報を含む。
第2携帯側通信部253は、遠隔操作部255から入力される通信確立指令に従って、無線LANI/F208を制御し、通信確立指令に含まれる経路識別情報によって特定されるMFP100とネゴシエーションすることによって、アプリケーションレベルの通信経路を確立する。第2携帯側通信部253が、遠隔操作部255から入力される通信確立指令に従って、MFP100との間で確立するアプリケーションレベルの通信経路を第2の通信経路という。第2携帯側通信部253は、第2の通信経路を識別するための経路識別情報を遠隔操作部255に出力する。第2携帯側通信部253は、第2の通信経路を確立すると、無線LANI/F208が、第2の通信経路でMFP100から受信するデータを遠隔操作部255に出力し、遠隔操作部255から入力されるデータを、第2の通信経路でMFP100に送信する。第2の通信経路は、第2携帯側通信部253が、遠隔操作部255から入力される通信確立指令に従って、第1の通信経路が確立された後に、MFP100との間で確立するアプリケーションレベルの通信経路である。
なお、携帯情報装置200およびMFP100それぞれが通信可能なハードウェアとして、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線装置を備える場合、第2携帯側通信部253は、近距離無線装置を制御し、遠隔操作部255から入力される通信確立指令に従って、MFP100との間でネゴシエーションすることによって、アプリケーションレベルの通信経路を第2の通信経路として確立するようにしてもよい。さらに、携帯情報装置200およびMFP100それぞれが通信可能なハードウェアとして、USBケーブルが接続される通信回路を備え、互いにUSBケーブルで接続される場合、第2携帯側通信部253は、通信回路を制御し、遠隔操作部255から入力される通信確立指令に従って、MFP100との間でネゴシエーションすることによって、アプリケーションレベルの通信経路を第2の通信経路として確立するようにしてもよい。
また、第2の通信経路が確立された後に、第1の通信経路と第2の通信経路を入れ替えるようにしてもよい。第1の通信経路と第2の通信経路それぞれの通信速度等に基づいて、入れ替えるか否かを判断するようにすればよい。
ここで、MFP100の機能について説明する。図6は、本実施の形態におけるMFPが備えるCPUの機能の概要を、HDDに記憶されるデータとともに示すブロック図である。図6に示す機能は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115、CD−ROM118に記憶された遠隔制御プログラムを実行することにより、CPU111に形成される機能である。図6を参照して、CPU111は、第1の通信経路における通信を制御する第1装置側通信部51と、第2の通信経路における通信を制御する第2装置側通信部53と、携帯情報装置200から受信される遠隔操作指令に従って処理を実行する遠隔制御部55と、を含む。
第1装置側通信部51は、通信I/F部112を制御し、遠隔制御部55から入力される指令に従って、携帯情報装置200とネゴシエーションすることによって、アプリケーションレベルの通信経路を確立する。第1装置側通信部51は、通信I/F部112が携帯情報装置200からネゴシエーションの開始を要求する信号を受信すると、遠隔制御部55にネゴシエーションの開始を要求する。遠隔制御部55は、ネゴシエーションの開始が要求されると、第1装置側通信部51にネゴシエーションの開始を指示する指令を出力する。第1装置側通信部51が、遠隔制御部55からの指令に従って、携帯情報装置200との間で最初に確立するアプリケーションレベルの通信経路が第1の通信経路である。第1装置側通信部51は、第1の通信経路を識別するための経路識別情報を遠隔制御部55に出力する。経路識別情報は、第1の通信経路で接続された携帯情報装置200の装置識別情報を含む。第1装置側通信部51は、第1の通信経路を確立すると、通信I/F部112が、第1の通信経路で携帯情報装置200から受信するデータを遠隔制御部55に出力し、遠隔制御部55から入力されるデータを、通信I/F部112を介してMFP100に送信する。第1の通信経路は、携帯情報装置200のログインを許可する前に、第1装置側通信部51が、遠隔制御部55からの指令に従って、携帯情報装置200との間で確立するアプリケーションレベルの通信経路である。
遠隔制御部55は、第1の通信経路が確立された後、携帯情報装置200から第1の通信経路でログイン要求を受信すると、携帯情報装置200にログイン画面を第1の通信経路で送信する。ログイン画面は、ユーザーを識別するためのユーザー識別情報を入力する領域と、認証情報を入力する領域とを含む。遠隔制御部55は、ログイン画面を送信した携帯情報装置200からユーザー識別情報と認証情報とを第1の通信経路で受信すると、携帯情報装置200を操作するユーザーを認証する。MFP100は、ユーザーを識別するためのユーザー識別情報と認証情報とを含むユーザーデータ95をHDD115に記憶している。遠隔制御部55は、携帯情報装置200から受信されたユーザー識別情報と認証情報とをHDD115に予め記憶されているユーザーデータと比較する。遠隔制御部55は、両者が一致すれば認証成功と判断し、ログインを許可するが、両者が一致しなければ認証失敗と判断し、ログインを許可しない。遠隔制御部55は、ログインを許可する場合は許可信号を第1の通信経路で返信し、ログインを許可しない場合は不許可信号を第1の通信経路で返信する。
遠隔制御部55は、携帯情報装置200を操作するユーザーの認証に成功した後、携帯情報装置200と第1の通信経路を用いてネゴシエーションし、第2の通信経路を識別するための経路識別情報を決定し、携帯情報装置200との間で決定された経路識別情報を含む通信確立指令を第2装置側通信部53に出力する。経路識別情報は、携帯情報装置200を識別するための装置識別情報を含む。
第2装置側通信部53は、遠隔制御部55から入力される通信確立指令に従って、通信I/F部112を制御し、通信確立指令に含まれる経路識別情報によって特定される携帯情報装置200とネゴシエーションすることによって、アプリケーションレベルの通信経路を確立する。第2装置側通信部53が、遠隔制御部55から入力される通信確立指令に従って、携帯情報装置200との間で確立するアプリケーションレベルの通信経路は第2の通信経路である。
遠隔制御部55は、携帯情報装置200との間で確立された第1の通信経路が切断される場合、または、携帯情報装置200からログアウト指令を第1の通信経路で受信する場合、第1の通信経路を切断する。
遠隔制御部55は、携帯情報装置200を操作するユーザーの認証に成功した後、ログアウト指令を受信するまでの間、携帯情報装置200に遠隔操作画面を送信し、携帯情報装置200から遠隔操作指令を受信する。そして、遠隔制御部55は、受信された遠隔操作指令に従って処理を実行する。遠隔制御部55は、遠隔操作画面を生成する遠隔操作画面生成部73と、遠隔操作画面を送信する装置側送信制御部61と、遠隔操作指令を受け付ける遠隔操作受付部69と、遠隔操作指令に従って処理を実行する処理実行部71と、装置側暗号部63と、装置側復号部65と、装置側合成部67と、を含む。
遠隔操作画面生成部73は、遠隔操作画面を生成する。遠隔操作画面は、HDD115に予め記憶され、処理を実行するための設定値を設定するための設定画面、設定画面を選択するためのメニュー画面、後述する処理実行部71が処理を実行した結果を含む処理結果画面を含む。処理結果画面は、HDD115に記憶された履歴情報を抽出する処理が実行される場合に、抽出された履歴情報を表示する履歴表示画面を含む。また、処理結果画面は、HDD115に記憶されたデータの画像を表示する処理が実行される場合に、データの画像を表示する部分を含むプレビュー画面を含む。遠隔操作画面生成部73は、遠隔操作画面を装置側送信制御部61に出力する。
図7は、遠隔操作画面の一例を示す図である。図7を参照して、遠隔操作画面301は、遠隔操作の対象となるMFP100の表示部161に表示される操作画面に対応する画面を表示する領域303と、操作部163のハードキー部167を模した画像を表示する領域305と、を含む。図7に示す遠隔操作画面301は、領域303に、画像形成処理のための設定値を設定するための設定画面が表示されている場合を示している。
図6に戻って、装置側送信制御部61は、データを携帯情報装置200に、第1の通信経路、第2の通信経路、または、第1の通信経路および第2の通信経路で送信する。装置側送信制御部61は、機密情報を含むデータを第2の通信経路で送信し、機密情報を含まないデータを第1の通信経路で送信する。
装置側送信制御部61は、分離部75を含む。分離部75は、送信の対象となる1単位のデータ、例えば、1つの遠隔操作画面の少なくとも一部が所定の条件を満たす場合は、データのうちで所定の条件を満たす第1の部分と、データのうちで所定の条件を満たさない第2の部分と、に分離する。所定の条件は、ここでは、データの閲覧が特定のユーザーに制限されていることとしている。例えば、送信の対象となる1単位のデータが遠隔操作のための遠隔操作画面の場合、遠隔操作画面中でアクセスが制限される元データの画像を含む領域を第1の部分とし、第1の部分以外を第2の部分とする。
例えば、送信の対象となる1単位の送信データが、遠隔操作画面の場合を例に、具体的に説明する。遠隔操作画面301が処理結果画面の場合、処理結果画面は、領域303に処理の結果得られるデータの画像を含む。HDD115に記憶された履歴情報93を抽出する処理が実行される場合における処理結果画面は、領域303に履歴情報93を配列した画像である。この場合、履歴情報93のうちから抽出される履歴情報が公開されておらず、特定のユーザーのみがアクセス可能に設定され、他のユーザーによるアクセスが制限されている場合、履歴情報93のうちから抽出される履歴情報が、アクセスが制限される元データである。この場合は、処理結果画面のうち、履歴情報93のうちから抽出される履歴情報を配列した画像の領域303を第1の部分として、第1の部分以外の部分を第2の部分として、分離する。
HDD115に記憶されたデータ91の画像を表示する処理が実行される場合の処理結果画面は、領域303にデータ91の画像を含む。この場合、表示の対象とされるデータ91が公開されておらず、特定のユーザーのみがアクセス可能に設定され、他のユーザーによるアクセスが制限されている場合、表示の対象とされるデータ91が、アクセスが制限される元データである。例えば、表示の対象とされるデータ91が、HDD115が有する複数の記憶領域のうち特定のユーザーのみがアクセス可能な領域に記憶されている場合、または、表示の対象とされるデータ91そのものが特定のユーザーのみがアクセス可能な状態に設定されている場合である。この場合は、処理結果画面のうち、表示の対象とされるデータ91の画像を含む領域303を第1の部分として、第1の部分以外の部分を第2の部分として、分離する。分離部75は、元データが画像でない場合、元データの画像を生成し、遠隔操作画面に合成するための条件を定めた生成データを生成する。生成データは、元データを表示する方法、および遠隔操作画面中に配置する位置を含む。
図8は、生成データの一例を示す図である。図8を参照して、生成データは、元データに含まれる複数の文字データごとに、生成レコードを含む。生成レコードは、文字データの項目と、フォントの項目と、文字色の項目と、背景色の項目と、埋め込み座標の項目と、を含む。文字データの項目は、元データに含まれる複数の文字データの1つが設定される。フォントの項目および文字色の項目は、文字データを表示するためのフォントおよび色がそれぞれ設定される。背景色の項目は、文字データが表示される領域の背景の色が設定される。埋め込み座標の項目は、文字データを配置する遠隔操作画面中の位置を示す座標値が設定される。例えば、文字データ「デザインアイデアレポート」が文字データの項目に設定された生成レコードは、フォントの項目に「ゴシック」が設定され、文字色の項目に「R/G/B:255」が設定され、背景色の項目に「R/G/B:F0」が設定され、埋め込み座標の項目に「X:200,Y:110〜X:460,Y:130」が設定される。これにより、文字データ「デザインアイデアレポート」が、「ゴシック」書体の「白色」の文字で、黒色の背景色で表示されることを示し、遠隔操作画面において、X座標110、Y座標460とする頂点と、X座標460、Y座標130とする頂点とで定まる矩形の領域に配置されることを示している。
図6に戻って、装置側送信制御部61は、分離部75によって送信データが第1の部分と第2の部分とに分離される場合、第1の部分に対応する元データが画像ならば第1の部分を装置側暗号部63に出力し、第2の部分を第1装置側通信部51に出力する。この場合、第1の部分と第2の部分とが互いに組になることを示す情報を、第1の部分と第2の部分の少なくとも一方、または双方に付加するのが好ましい。装置側送信制御部61は、分離部75によって送信データが第1の部分と第2の部分とに分離される場合、第1の部分に対応する元データが画像でなければ元データと生成データとの組を装置側暗号部63に出力し、第2の部分を第1装置側通信部51に出力する。この場合、元データと生成データとの組と第2の部分とが互いに組になることを示す情報を、元データと生成データとの組と第2の部分のいずれか一方、または双方に付加するのが好ましい。
装置側送信制御部61は、分離部75によって送信データが第1の部分と第2の部分とに分離されない場合、送信データが所定の条件を満たすならば送信データを装置側暗号部63に出力し、送信データが所定の条件を満たさないならば送信データを第2装置側通信部53に出力する。
装置側暗号部63は、装置側送信制御部61からデータが入力されることに応じて、データを暗号化し、暗号データを第2装置側通信部53に出力する。装置側送信制御部61から入力されるデータは、第1の部分、元データと生成データとの組、または、送信データそのものの場合と、がある。送信の対象となる送信データのうち所定の条件を満たす部分を暗号化した暗号データを携帯情報装置200に送信するので、データの送信途中で、機密情報が漏洩するのを防止することができる。また、送信の対象となる送信データのうち所定の条件を満たす第1の部分のみを暗号化する場合は、第2の部分を暗号化しないので、暗号化の対象となるデータのデータ量を少なくして、暗号化の処理の負荷を低減することができる。また、暗号化したデータは、暗号化する間の元データよりもデータ量が増加する場合があるが、暗号化する第1の部分をできるだけ小さくするので、送信データのすべてを暗号化する場合に比較して、送信するデータの総量を少なくすることができる。
ここで、図5に戻って、遠隔操作部255は、遠隔操作を受け付ける携帯側操作受付部273と、遠隔操作に対応する遠隔操作指令を送信する携帯側送信制御部261と、携帯側暗号部263と、携帯側復号部265と、画像復元部267と、携帯側合成部269と、表示部206を制御する表示制御部271と、を含む。
携帯側復号部265は、第2携帯側通信部253が暗号データをMFP100から第2の通信経路で受信すると、受信された暗号データを復号し、復号したデータを画像復元部267に出力する。MFP100から受信される暗号データは、第1の部分、送信データ、元データと生成データとの組のいずれかを暗号化したデータである。
画像復元部267は、携帯側復号部265から元データと生成データとの組が入力される場合、元データの画像を、生成データに従って生成することにより第1の部分を復元する。画像復元部267は、第1の部分を携帯側合成部269に出力する。画像復元部267は、携帯側復号部265から第1の部分または送信データが入力される場合、それらをそのまま携帯側合成部269に出力する。
携帯側合成部269は、第1携帯側通信部251から送信データ、または第2の部分が入力される。携帯側合成部269は、第1携帯側通信部251から第2の部分が入力される場合、それと組になる第1の部分が、画像復元部267から入力される。携帯側合成部269は、第1の部分と第2の部分とを合成することによって送信データを復元し、復元した送信データを表示制御部271に出力する。送信データが、遠隔操作画面の場合には、遠隔操作画面が復元される。
表示制御部271は、表示部206を制御し、送信データを表示する。表示制御部271は、送信データが遠隔操作画面の場合には、遠隔操作画面を、表示部206に表示する。
携帯側操作受付部273は、表示部206に表示された遠隔操作画面に従ってユーザーが操作部207に入力する遠隔操作を受け付ける。具体的には、携帯側操作受付部273は、遠隔操作画面中をユーザーが指示すれば、遠隔操作画面中でユーザーにより指示された位置を示す位置情報を送信データとして、携帯側送信制御部261に出力する。なお、携帯側操作受付部273は、遠隔操作画面中でユーザーにより指示された位置に割り当てられた遠隔操作を特定し、特定された遠隔操作に対応する遠隔操作指令を送信データとして、携帯側送信制御部261に出力するようにしてもよい。
携帯側送信制御部261は、データを遠隔操作の対象となるMFP100に、第1の通信経路、第2の通信経路、または、第1の通信経路および第2の通信経路で送信する。携帯側送信制御部261は、機密情報を含むデータを第2の通信経路で送信し、機密情報を含まないデータを第1の通信経路で送信する。例えば、表示部206に表示された遠隔操作画面が、パスワードを入力する領域を有し、携帯側操作受付部273によってパスワードを入力する操作が受け付けられる場合、遠隔操作画面中の位置を示す位置情報は、機密情報である。したがって、遠隔操作画面中でユーザーにより指示された位置を示す位置情報が、機密情報か否かは、表示部206に表示された遠隔操作画面によって定まる。MFP100が遠隔操作画面とともに、画面中の位置情報ごとに機密情報であるか否かを示す信号を送信するようにしてもよい。この場合は、携帯側操作受付部273は、遠隔操作画面中でユーザーにより指示された位置を示す位置情報である送信データとともに機密情報であるか否か示す信号を、携帯側送信制御部261に出力し、携帯側送信制御部261が、機密情報であるか否かを示す信号に基づいて、送信データを第1の通信経路および第2の通信経路でいずれで送信するかを決定する。
携帯側送信制御部261は、送信の対象となる1単位の送信データ、例えば、フラッシュメモリ203に記憶されたデータが、部分的に所定の条件を満たす場合は、データのうちで所定の条件を満たす第1の部分と、データのうちで所定の条件を満たさない第2の部分と、に分離する。所定の条件は、ここでは、データの閲覧が特定のユーザーに制限されていることとしている。
携帯側送信制御部261は、送信データが第1の部分と第2の部分とに分離される場合、第1の部分を携帯側暗号部263に出力し、第2の部分を第1携帯側通信部251に出力する。携帯側送信制御部261は、送信データが第1の部分と第2の部分とに分離されない場合、送信データが所定の条件を満たすならば送信データを携帯側暗号部263に出力し、送信データが所定の条件を満たさないならば送信データを第2携帯側通信部253に出力する。
携帯側暗号部263は、携帯側送信制御部261からデータが入力されることに応じて、データを暗号化し、暗号データを第2携帯側通信部253に出力する。携帯側送信制御部261から入力されるデータは、第1の部分、または、送信データそのものである。送信の対象となる送信データのうち所定の条件を満たす部分を暗号化した暗号データをMFP100に送信するので、データの送信途中で、機密情報が漏洩するのを防止することができる。また、送信の対象となる送信データのうち所定の条件を満たす第1の部分のみを暗号化する場合は、第2の部分を暗号化しないので、暗号化の対象となるデータのデータ量を少なくして、送信データ量および暗号化の処理の負荷を低減することができる。
再度図6を参照して、第2装置側通信部53は、通信I/F部112が携帯情報装置200から第2の通信経路で受信する暗号データを装置側復号部65に出力する。装置側復号部65は、暗号データを複合し、復号した第1の部分または送信データそのものを装置側合成部67に出力する。
装置側合成部67は、第1装置側通信部51から送信データ、または第2の部分が入力される。装置側合成部67は、第1装置側通信部51から第2の部分が入力される場合、それと組になる第1の部分が、装置側復号部65から入力される。装置側合成部67は、第1の部分と第2の部分とを合成することによって送信データを復元し、復元した送信データを遠隔操作受付部69に出力する。たとえば、送信データが、パスワードを含む遠隔操作指令の場合には、遠隔操作指令が復元される。
遠隔操作受付部69は、装置側合成部67から入力される送信データが位置情報の場合、先に遠隔操作画面生成部73によって生成された遠隔操作画面と、位置情報とに基づいて遠隔操作指令を特定する。遠隔操作受付部69は、遠隔操作指令を特定すると、処理実行部71に遠隔操作指令を出力する。遠隔操作指令は、処理を実行するための設定値を設定させる遠隔操作指令と、処理の実行を指示する遠隔操作指令と、を含む。設定値は、パスワードを含む。
処理実行部71は、設定値を設定させる遠隔操作指令が入力される場合、遠隔操作指令に含まれる設定値を設定する。具体的には、RAM114に設定値を記憶する。処理実行部71は、処理の実行を指示する遠隔操作指令を受信する場合、設定値に従って処理を実行する。処理実行部71が実行する処理は、例えば、画像形成処理、原稿読取処理、データ送受信処理、記憶制御処理、履歴情報を抽出する処理、HDD115に記憶されたデータの画像を表示するプレビュー処理を含む。
画像形成処理は、画像形成部140および給紙部150を制御し、用紙に画像を形成する処理である。画像形成処理を実行するための設定値は、設定値は、給紙部150が搬送する用紙のサイズおよび方向、画像形成部140が画像を形成するための条件を定める値、例えば、カラーおよびモノクロの別、拡大率または縮小率、画像形成の枚数、画像を形成する用紙上の位置等を含む。原稿読取処理は、自動原稿搬送装置120および原稿読取部130を制御し、原稿の画像を読み取る処理である。原稿読取処理を実行するための設定値は、例えば、解像度、カラーおよびモノクロの別、画像データのフォーマット等を含む。
データ送信処理は、通信I/F部112またはファクシミリ部116を制御し、データを送受信する処理である。記憶制御処理は、HDD115または外部記憶装置117を制御し、データを記憶または読み出しする処理である。データ送信処理を実行するための設定値は、通信プロトコル、通信速度、データまたはファクシミリデータを送信する相手先の情報等を含む。履歴情報を抽出する処理は、HDD115に記憶されて履歴情報を抽出する処理である。履歴情報を抽出する処理を実行するための設定値は、例えば、抽出対象を定める期間、実行を指示したユーザーのユーザー識別情報等である。プレビュー処理は、HDD115に記憶されたデータの画像を表示する処理である。プレビュー処理を実行するための設定値は、例えば、データを識別するためのデータ識別情報である。
図9および図10は、遠隔制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。遠隔制御処理は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115、CD−ROM118に記憶された遠隔制御プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。
図9および図10を参照して、CPU111は、第1の通信経路を確立する(ステップS51)。通信I/F部112を制御し、携帯情報装置200とネゴシエーションすることによって、アプリケーションレベルの第1の通信経路を確立する。
次のステップS52においては、携帯情報装置200から第1の通信経路でログイン要求を受信したか否かを判断する。ログイン要求を受信するまで待機状態となり(ステップS52でNO)、ログイン要求を受信すると(ステップS52でYES)、処理をステップS53に進める。
ステップS53においては、認証に成功したか否かを判断する。認証に成功したならば処理をステップS54に進め、認証に失敗したならば処理をステップS22に戻す。具体的には、通信I/F部112を介して第1の通信経路で、携帯情報装置200にログイン画面を送信し、携帯情報装置200が送信するユーザー識別情報と認証情報とを第1の通信経路で受信する。そして、受信されたユーザー識別情報と認証情報とをHDD115に予め記憶されているユーザーデータ95と比較する。両者が一致すれば認証成功と判断し、両者が一致しなければ認証失敗と判断する。ステップS54においては、携帯情報装置200のユーザーのログインを許可し、処理をステップS55に進める。
ステップS55においては、第2の通信経路を確立する。携帯情報装置200と第1の通信経路を用いてネゴシエーションし、第2の通信経路を識別するための経路識別情報を決定し、通信I/F部112を制御し、決定された経路識別情報によって特定される携帯情報装置200とネゴシエーションすることによって、アプリケーションレベルの第2の通信経路を確立する。
次のステップS56においては、遠隔操作画面を生成する。処理がステップS55から進む場合、HDD115に予め記憶されたデフォルトの遠隔操作画面を、HDD115から読み出す。また、処理が後述するステップS74から進む場合、処理が実行された結果に基づいて、遠隔操作画面を生成する。遠隔操作画面は、HDD115に予め記憶され、処理を実行するための設定値を設定するための設定画面、設定画面を選択するためのメニュー画面、ステップS74において処理が実行された結果を含む処理結果画面を含む。処理結果画面は、HDD115に記憶されて履歴情報を抽出する処理が実行される場合に、抽出された履歴情報を表示する履歴表示画面を含む。また、処理結果画面は、HDD115に記憶されたデータの画像を表示する処理が実行される場合に、データの画像を表示するプレビュー画面を含む。
ステップS57においては、遠隔操作画面が機密情報を含むか否かを判断する。機密情報を含むならば処理をステップS58に進めるが、そうでなければ処理をステップS67に進める。例えば、ステップS56において生成された遠隔操作画面が履歴表示画面の場合、履歴表示画面において表示の対象となる履歴情報へのアクセスが特定のユーザーに制限されている場合、履歴情報を表示する部分を機密情報と判断する。また、ステップS56において生成された遠隔操作画面がプレビュー画面の場合、プレビュー画面で表示の対象となるデータへのアクセスが特定のユーザーに制限されている場合、データの画像の部分を機密情報と判断する。
ステップS58においては、遠隔操作画面中で機密情報の部分を第1の部分に設定し、処理をステップS59に進める。ステップS59においては、第1の部分の元データが存在するか否かを判断する。履歴表示画面において表示の対象となる履歴情報を表示する部分が機密情報部分として第1の部分に設定される場合、履歴情報が元データである。また、プレビュー画面において表示の対象となるデータの画像の部分が機密情報の部分として第1の部分に設定される場合、表示の対象となるデータが元データである。元データが存在するならば処理をステップS60に進めるが、そうでなければステップS60をスキップして処理をステップS61に進める。ステップS60においては、元データは画像データか否かを判断する。元データが画像データならば処理をステップS61に進めるが、画像データでなければ処理をステップS62に進める。
ステップS61においては、第1の部分を暗号化し、処理をステップS64に進める。一方、ステップS62においては、元データから第1の部分の画像を生成するための生成データを生成する。そして、元データと生成データとを暗号化し(ステップS63)、処理をステップS64に進める。
ステップS64においては、ステップS61またはステップS63において暗号化された暗号データを第2の通信経路で携帯情報装置200に送信し、処理をステップS65に進める。ステップS65においては、ステップS56において生成された遠隔操作画面のうち第1の部分以外の部分を第2の部分に設定する。そして、第2の部分を、第1の通信経路で携帯情報装置200に送信し(ステップS66)、処理をステップS68に進める。
一方、ステップS67においては、ステップS56において生成された遠隔操作画面を、第1の通信経路で携帯情報装置200に送信し、処理をステップS68に進める。
ステップS68においては、第2の通信経路で暗号データを受信したか否かを判断する。第2の通信経路で暗号データを受信したならば処理をステップS69に進めるが、そうでなければ処理をステップS71に進める。ステップS69においては、受信された暗号データを復号する。そして、復号されたデータを第1の部分に設定する(ステップS70)。
次のステップS71においては、第1の通信経路でデータを受信したか否かを判断する。第1の通信経路でデータを受信したならば処理をステップS72に進めるが、そうでなければ処理をステップS73に進める。ステップS72においては、ステップS71において受信されたデータを第2の部分に設定し、処理をステップS73に進める。
ステップS73においては、遠隔操作指令が特定されたか否かを判断する。ステップS70において設定された第1の部分が対応する第2の部分を有しなければ第1の部分を遠隔操作指令に設定する。ステップS72において設定された第2の部分が対応する第1の部分を有しなければ、第2の部分を遠隔操作指令に設定する。ステップS70において設定された第1の部分と、ステップS73において設定された第2の部分とが対応する場合には、第1の部分と第2の部分とを合成することにより遠隔操作指令を復元する。遠隔操作指令が特定されたならば処理をステップS74に進めるが、そうでなければ処理をステップS75に進める。ステップS74においては、遠隔操作指令に従って処理を実行し、処理をステップS56に戻す。
ステップS75においては、ログアウト要求を受信したか否かを判断する。ログアウト要求を受信したならば処理をステップS76に進めるが、そうでなければ処理をステップS68に戻す。ステップS76においては、ステップS54においてログインが許可されたユーザーをログアウトし、処理をステップS77に進める。ステップS77においては、第1の通信経路を切断する。そして、次のステップS78において第2の通信経路を切断し、処理を終了する。
図11および図12は、遠隔操作処理の流れの一例を示すフローチャートである。遠隔操作処理は、携帯情報装置200が備えるCPU201が、フラッシュメモリ203に記憶された遠隔操作プログラムを実行することにより、CPU201により実行される処理である。図11および図12を参照して、CPU201は、MFP100,101,102のうちから1つを選択する(ステップS01)。遠隔操作の対象となりうる装置として、予め登録されたMFP100,101,102それぞれの装置識別情報を選択可能に表示するための選択画面を、表示部206に表示し、ユーザーが選択画面に表示された装置識別情報を選択する操作を操作部207に入力すれば、MFP100,101,102のうち選択された装置識別情報の装置を選択する。以下、遠隔操作の対象となる装置として、MFP100がユーザーにより選択された場合を例に説明する。
次のステップS02においては、遠隔操作の対象となる装置として選択された装置との間で第1の通信経路を確立する。無線LANI/F208を制御し、MFP100との間でネゴシエーションすることによって、MFP100との間でアプリケーションレベルの第1の通信経路を確立する。次のステップS03においては、第1の通信経路で、MFP100にログイン要求を送信する。ログイン要求を受信するMFP100は、ログイン画面を返信するので、ログイン画面を表示部206に表示し、ユーザーが操作部207にログイン画面に従って入力するユーザー識別情報と認証情報とを、MFP100に送信する。
次のステップS04においては、ログインに成功したか否かを判断する。ログインに成功したならば処理をステップS05に進めるが、そうでなければ処理をステップS03に戻す。
ステップS05においては、第2の通信経路を確立する。MFP100と第1の通信経路を用いて通信し、第2の通信経路を識別するための経路識別情報を決定する。そして、無線LANI/F208を制御し、決定された経路識別情報によって特定されるMFP100とネゴシエーションすることによって、アプリケーションレベルの第2の通信経路を確立する。
ステップS06においては、第2の通信経路で暗号データを受信したか否かを判断する。第2の通信経路で暗号データを受信したならば処理をステップS07に進めるが、そうでなければ処理をステップS12に進める。ステップS07においては、受信された暗号データを復号する。そして、復号されたデータが画像データか否かを判断する(ステップS08)。画像データならば処理をステップS09に進めるが、そうでなければ処理をステップS10に進める。ステップS09においては、ステップS07において復号されたデータを第1の部分に設定し、処理をステップS12に進める。一方、処理がステップS10に進む場合、ステップS07において復号されたデータは、元データと生成データとを含む。ステップS10においては、元データの画像を生成データに従って生成する。そして、生成された元データの画像を第1の部分に設定し(ステップS11)、処理をステップS12に進める。
次のステップS12においては、第1の通信経路でデータを受信したか否かを判断する。第1の通信経路でデータを受信したならば処理をステップS13に進めるが、そうでなければステップS13をスキップして処理をステップS14に進める。ステップS13においては、ステップS12において受信されたデータを第2の部分に設定し、処理をステップS14に進める。
ステップS14においては、遠隔操作画面が特定されたか否かを判断する。ステップS09またはステップS11において設定された第1の部分が対応する第2の部分を有しなければ第1の部分を遠隔操作指令に設定する。ステップS13において設定された第2の部分が対応する第1の部分を有しなければ、第2の部分を遠隔操作指令に設定する。ステップS09またはステップS11において設定された第1の部分と、ステップS13において設定された第2の部分とが対応する場合には、第1の部分と第2の部分とを合成することにより遠隔操作画面を復元する。遠隔操作画面が特定されたならば処理をステップS15に進めるが、そうでなければ処理をステップS06に戻す。ステップS15においては、表示部206に遠隔操作画面を表示し、処理をステップS16に進める。
ステップS16においては、遠隔操作を受け付けたか否かを判断する。操作部207により検出される操作を受け付ける。操作を受け付けたならば処理をステップS17に進めるが、そうでなければ処理をステップS25に進める。ステップS17においては、操作部207により検出される操作に対応する遠隔操作指令を生成する。そして、遠隔操作指令が機密情報を含むか否かを判断する(ステップS18)。遠隔操作指令が機密情報を含むならば処理をステップS19に進めるが、そうでなければ処理をステップS24に進める。遠隔操作指令が、例えばパスワードを含む場合、または、フラッシュメモリ203に記憶されたデータであって、特定のユーザーにのみアクセスが許可されるデータを含む場合、または、遠隔操作画面中でパスワードを入力する領域に入力する値を特定するキーに対応する位置が指示された場合、遠隔操作指令が機密情報を含むと判断する。
ステップS19においては、遠隔操作指令中で機密情報の部分を第1の部分に設定する。そして、第1の部分を暗号化し(ステップS20)、暗号化された暗号データを第2の通信経路でMFP100に送信する(ステップS21)。
次のステップS22においては、ステップS17において生成された遠隔操作指令のうち第1の部分以外の部分を第2の部分に設定する。そして、第2の部分を、第1の通信経路でMFP100に送信し(ステップS23)、処理をステップS06に戻す。
一方、ステップS24においては、ステップS17において生成された遠隔操作指令を、第1の通信経路でMFP100に送信し、処理をステップS06に戻す。
ステップS25においては、ログアウト指示を受け付けたか否かを判断する。操作部207が有するキーであって、ログアウト指示が割り当てられたキーを指示する操作が検出されると、ログアウト指示を受け付ける。ログアウト指示を受け付けたならば処理をステップS26に進めるが、そうでなければ処理をステップS15に戻す。ステップS26においては、ログアウト要求を第1の通信経路で送信する。そして、第1の通信経路を切断し(ステップS27)、第2の通信経路を切断し(ステップS28)、処理を終了する。
以上説明したように、本本実施の形態における画像処理システム1において、MFP100は、遠隔操作画面が機密情報を含む元データの画像を含んでいる場合、遠隔操作画面を元データの画像である第1の部分と第2の部分とに分離し、元データと生成データとを暗号化し、暗号化した暗号データを第2の通信経路で送信するとともに、第2の部分を第1の通信経路で送信する。また、携帯情報装置200は、第2の通信経路で受信される暗号データを復号し、暗号データを復号した元データと生成データとに基づいて第1の部分を復元し、第1の部分と第1の通信経路で受信される第2の部分とを合成することによって、遠隔操作画面を復元し、表示する。このため、遠隔操作画面のうちで機密情報を含む第1の部分を暗号化して送信し、機密情報を含まない第2の部分を暗号化することなく送信するので、MFP100から携帯情報装置200に送信するデータに関して、MFP10000で暗号化するデータのデータ量を少なくして、暗号化処理の負荷を低減することができる。また、携帯情報装置200で復号するデータのデータ量を少なくして復号処理の負荷を低減することができる。さらに、暗号化するデータのデータ量を少なくして、送信するデータのデータ量を少なくすることができる。
また、元データの画像ではなく、元データと生成データとを暗号化し、送信するので、元データの画像を送信する場合に比較して、データ量を少なくすることができ、処理の負荷を低減することができる。
また、元データの画像を送信する場合であっても、元データに含まれる機密情報のセキュリティを確保することができる。
また、携帯情報装置200は、遠隔操作画面に従ってユーザーが入力する遠隔操作が、パスワード等の機密情報を含んでいる場合、遠隔操作に対応する遠隔操作指令を暗号化した暗号データを第2の通信経路で送信し、遠隔操作が機密情報を含んでいない場合、遠隔操作に対応する遠隔操作指令を第1の通信経路で送信し、MFP100は、第2の通信経路で受信される暗号データを復号する。このため、携帯情報装置200からMFP100に送信するデータに関して、携帯情報装置200で暗号化するデータのデータ量を少なくして、暗号化処理の負荷を低減することができる。また、MFP100で復号するデータのデータ量を少なくして復号処理の負荷を低減することができる。さらに、暗号化するデータのデータ量を少なくして、送信するデータのデータ量を少なくすることができる。
なお、上述した実施の形態においては、画像処理システム1について説明したが、図9および図10に示した遠隔制御処理を、MFP100,101,102に実行させる遠隔制御方法、その遠隔操作方法をMFP100,101,102それぞれが備えるCPU111に実行させる遠隔操作プログラムとして、また、図11および図12に示した遠隔操作処理を携帯情報装置200に実行させる遠隔操作方法、その遠隔操作方法を携帯情報装置200が備えるCPU201に実行させる遠隔操作プログラムとして、発明を特定することができるのは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像処理システム、100,101,102 MFP、105 PC、200 携帯情報装置、300 無線局、2 ネットワーク、51 第1装置側通信部、53 第2装置側通信部、53 装置側通信部、55 遠隔制御部、61 装置側送信制御部、63 装置側暗号部、65 装置側復号部、67 装置側合成部、69 遠隔操作受付部、71 処理実行部、73 遠隔操作画面生成部、75 分離部、91 データ、93 履歴情報、95 ユーザーデータ、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、113 ROM、114 RAM、115 HDD、116 ファクシミリ部、117 外部記憶装置、118 CD−ROM、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、160 操作パネル、161 表示部、163 操作部、165 タッチパネル、167 ハードキー部、201 CPU、202 カメラ、203 フラッシュメモリ、204 無線通信部、205 通話部、206 表示部、207 操作部、208 無線LANI/F、251 携帯側通信部、253 携帯側通信部、255 遠隔操作部、261 携帯側送信制御部、263 携帯側暗号部、265 携帯側復号部、267 携帯側合成部、267 画像復元部、269 携帯側合成部、271 表示制御部、273 携帯側操作受付部、300 無線局。

Claims (12)

  1. 画像処理装置と前記画像処理装置を遠隔操作する携帯情報装置とを備えた画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    前記携帯情報装置と通信するための第1の通信経路を確立する第1装置側通信手段と、
    前記携帯情報装置と通信するために、前記第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を確立する第2装置側通信手段と、
    データを暗号化する装置側暗号手段と、
    遠隔操作のための遠隔操作画面が所定の条件を満たす元データの画像を含んでいる場合、前記遠隔操作画面を、前記元データの画像である第1の部分と前記第1の部分以外の第2の部分とに分離する装置側分離手段と、
    前記装置側暗号化手段が前記第1の部分に基づいて暗号化した暗号データを前記第2の通信経路で送信するとともに、前記第2の部分を前記第1の通信経路で送信する装置側送信制御手段と、を備え、
    前記携帯情報装置は、
    前記画像処理装置と通信するために前記第1の通信経路を確立する第1携帯側通信手段と、
    前記画像処理装置と通信するために前記第2の通信経路を確立する第2携帯側通信手段と、
    前記第2の通信経路で受信される前記暗号データを復号する携帯側復号手段と、
    前記携帯側復号手段によって前記暗号データが復号された復号データに基づいて前記第1の部分を復元する復元手段と、
    元された前記第1の部分と、前記第1の通信経路で受信される前記第2の部分とを合成する携帯側合成手段と、
    前記携帯側合成手段により前記第1の部分と前記第2の部分とが合成されて復元される前記遠隔操作画面を表示する表示制御手段と、を備えた、画像処理システム。
  2. 前記装置側暗号化手段は、前記元データと、前記元データに基づいて前記第1の部分を生成するための生成データと、を暗号化し、
    前記復元手段は、前記暗号データを復号した前記元データおよび前記生成データに基づいて前記第1の部分を復元する、請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記装置側暗号化手段は、前記第1の部分を暗号化し、
    前記復元手段は、前記暗号データを復号した復号データを前記第1の部分として復元する、請求項1に記載の画像処理システム。
  4. 前記携帯情報装置は、前記表示された遠隔操作画面に従って前記携帯情報装置を操作するユーザーが入力する遠隔操作を受け付ける携帯側操作受付手段と、
    データを暗号化する携帯側暗号手段と、
    前記携帯側操作受付手段により受け付けられた遠隔操作が、所定の条件を満たす操作ならば、前記遠隔操作に対応する遠隔操作指令を前記携帯側暗号手段により暗号化した暗号データを前記第2の通信経路で送信し、前記携帯側操作受付手段により受け付けられた遠隔操作が、前記所定の条件を満たさない操作ならば、前記遠隔操作に対応する遠隔操作指令を前記第1の通信経路で送信し、
    前記画像処理装置は、さらに、
    暗号データを復号する装置側復号手段を備え、
    前記装置側復号手段は、前記第2の通信経路で受信される暗号データを復号する、請求項1〜3のいずれか画像処理システム。
  5. 携帯情報装置に遠隔操作される画像処理装置であって、
    前記携帯情報装置と通信するための第1の通信経路を確立する第1装置側通信手段と、
    前記携帯情報装置と通信するために、前記第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を確立する第2装置側通信手段と、
    遠隔操作のための遠隔操作画面が所定の条件を満たす元データの画像を含んでいる場合、前記遠隔操作画面を、前記元データの画像である第1の部分と前記第1の部分以外の第2の部分とに分離する装置側分離手段と、
    前記元データと、前記元データに基づいて前記第1の部分を生成するための生成データと、を暗号化する装置側暗号手段と、
    前記装置側暗号化手段が暗号化した暗号データを前記第2の通信経路で送信するとともに、前記第2の部分を前記第1の通信経路で送信する装置側送信制御手段と、を備えた、
    画像処理装置。
  6. 暗号データを復号する装置側復号手段を、さらに備え、
    前記装置側復号手段は、前記第2の通信経路で受信される暗号データを復号する、請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 画像処理装置を遠隔操作可能な携帯情報装置であって、
    前記画像処理装置と通信するための第1の通信経路を確立する第1携帯側通信手段と、
    前記画像処理装置と通信するために、前記第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を確立する第2携帯側通信手段と、
    前記第2の通信経路で受信される暗号データを復号する携帯側復号手段と、
    前記携帯側復号手段によって前記暗号データが復号された復号データが、元データおよび前記元データを画像に変換するための生成データを含む場合、前記元データを前記生成データに従って画像に変換することによって第1の部分を復元する復元手段と、
    元された前記第1の部分と、前記第1の通信経路で受信される第2の部分とを合成する携帯側合成手段と、
    前記携帯側合成手段により前記第1の部分と前記第2の部分とが合成されて復元される遠隔操作画面を表示する表示制御手段と、を備えた、携帯情報装置。
  8. 前記表示された遠隔操作画面に従って前記携帯情報装置を操作するユーザーが入力する遠隔操作を受け付ける携帯側操作受付手段と、
    前記遠隔操作に対応する遠隔操作指令を暗号化する携帯側暗号手段と、
    前記携帯側操作受付手段により受け付けられた遠隔操作が所定の条件を満たす場合、前記携帯側暗号手段により前記遠隔操作指令が暗号化された暗号データを前記第2の通信経路で送信し、前記携帯側操作受付手段により受け付けられた遠隔操作が前記所定の条件を満たさない場合、前記遠隔操作に対応する遠隔操作指令を前記第1の通信経路で送信する携帯側送信制御手段と、を備えた、請求項7に記載の携帯情報装置。
  9. 携帯情報装置に遠隔操作される画像処理装置で実行される遠隔制御方法あって、
    前記携帯情報装置と通信するために、第1の通信経路を確立する第1装置側通信ステップと、
    前記携帯情報装置と通信するために、前記第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を確立する第2装置側通信ステップと、
    遠隔操作のための遠隔操作画面が所定の条件を満たす元データの画像を含んでいる場合、前記遠隔操作画面を、前記元データの画像である第1の部分と前記第1の部分以外の第2の部分とに分離する装置側分離ステップと、
    前記元データと、前記元データに基づいて前記第1の部分を生成するための生成データとを暗号化する装置側暗号ステップと、
    前記装置側暗号化ステップにおいて暗号化された暗号データを前記第2の通信経路で送信するとともに、前記第2の部分を前記第1の通信経路で送信する装置側送信制御ステップと、を含む遠隔制御方法。
  10. 画像処理装置を遠隔操作可能な携帯情報装置で実行される遠隔操作方法あって、
    前記画像処理装置と通信するために第1の通信経路を確立する第1携帯側通信ステップと、
    前記画像処理装置と通信するために、前記第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を確立する第2携帯側通信ステップと、
    前記第2の通信経路で受信される暗号データを復号する携帯側復号ステップと、
    前記携帯側復号ステップにおいて前記暗号データが復号された復号データが、元データおよび前記元データを画像に変換するための生成データを含む場合、前記元データを前記生成データに従って画像に変換することによって第1の部分を復元する復元ステップと、
    元された前記第1の部分と、前記第1の通信経路で受信される第2の部分とを合成する携帯側合成ステップと、
    前記携帯側合成ステップにおいて前記第1の部分と前記第2の部分とが合成されて復元される遠隔操作画面を表示する表示制御ステップと、を含む遠隔操作方法。
  11. 携帯情報装置に遠隔操作される画像処理装置を制御するコンピューターで実行される遠隔制御プログラムあって、
    前記携帯情報装置と通信するために、第1の通信経路を確立する第1装置側通信ステップと、
    前記携帯情報装置と通信するために、前記第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を確立する第2装置側通信ステップと、
    遠隔操作のための遠隔操作画面が所定の条件を満たす元データの画像を含んでいる場合、前記遠隔操作画面を、前記元データの画像である第1の部分と前記第1の部分以外の第2の部分とに分離する装置側分離ステップと、
    前記元データと、前記元データに基づいて前記第1の部分を生成するための生成データと、を暗号化する装置側暗号ステップと、
    前記装置側暗号化ステップにおいて暗号化された暗号データを前記第2の通信経路で送信するとともに、前記第2の部分を前記第1の通信経路で送信する装置側送信制御ステップと、を前記コンピューターに実行させる遠隔制御プログラム。
  12. 画像処理装置を遠隔操作可能な携帯情報装置を制御するコンピューターで実行される遠隔操作プログラムあって、
    前記画像処理装置と通信するために第1の通信経路を確立する第1携帯側通信ステップと、
    前記画像処理装置と通信するために、前記第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を確立する第2携帯側通信ステップと、
    前記第2の通信経路で受信される暗号データを復号する携帯側復号ステップと、
    前記携帯側復号ステップにおいて前記暗号データが復号された復号データが、元データおよび前記元データを画像に変換するための生成データを含む場合、前記元データを前記生成データに従って画像に変換することによって第1の部分を復元する復元ステップと、
    元された前記第1の部分と、前記第1の通信経路で受信される第2の部分とを合成する携帯側合成ステップと、
    前記携帯側合成ステップにおいて前記第1の部分と前記第2の部分とが合成されて復元される遠隔操作画面を表示する表示制御ステップと、を前記コンピューターに実行させる遠隔操作プログラム。
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