JP2014065554A - エレベータの指差呼称復唱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】保守作業時の指差呼称を確実に実施させることができるエレベータの指差呼称復唱装置を得る。
【解決手段】エレベータにアクセスされる携行型の保守端末8を備え、保守端末は、指差呼称が必要な状態か否かを判断する機能と、音声情報を取得する音声情報取得機能と、指差呼称の主キーワードと副キーワードとが連続して含まれているか否かを判断する機能と、エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致しているか否かを判断する機能と、指差呼称の主キーワードと副キーワードとが連続して含まれ、かつエレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致している場合は、指差呼称の正常系の定型文を復唱し、指差呼称の主キーワードと副キーワードとが連続して含まれておらず、エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致していない場合は、指差呼称の警告系の定型文を復唱する機能とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】エレベータにアクセスされる携行型の保守端末8を備え、保守端末は、指差呼称が必要な状態か否かを判断する機能と、音声情報を取得する音声情報取得機能と、指差呼称の主キーワードと副キーワードとが連続して含まれているか否かを判断する機能と、エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致しているか否かを判断する機能と、指差呼称の主キーワードと副キーワードとが連続して含まれ、かつエレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致している場合は、指差呼称の正常系の定型文を復唱し、指差呼称の主キーワードと副キーワードとが連続して含まれておらず、エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致していない場合は、指差呼称の警告系の定型文を復唱する機能とを備える。
【選択図】図1
Description
この発明は、エレベータの指差呼称復唱装置に関するものである。
エレベータの保守作業において、保守作業員が作業箇所を指差し確認し内容を呼称する指差呼称は、安全作業の上では極めて重要なものの一つである。例えば、共同作業者がいる場合は、お互いの安全確保や意識の共有化にも繋がるため、確実に実施されているが、共同作業者がいない一人作業時には、自身の安全確保のみを考えればよく、また誰も見ていないことから、実施が省略され勝ちであるという問題があった。
また、従来技術として、声だし確認の評価や改善指導を適切に行うことが可能な業務支援システム(例えば、特許文献1参照)、管制官の管制指示に対する操縦者の認識状態に応じた適切な操縦支援を行うことができる操縦支援装置(例えば、特許文献2参照)が知られている。
従来の業務支援システムでは、作業者は、「前方ヨシ」、「後方ヨシ」、「制限速度40、速度ヨシ」、「車線変更、後方ヨシ」等の声だし確認を行い、「前方」「後方」「40」という所定語句には「2点」、「制限速度」という所定語句には「3点」、「ヨシ」という所定語句には「1点」というように、それぞれの所定語句に対する評価に関するデータが記憶され、声だし確認に対する評価が行われるだけであった。
また、従来の操縦支援装置では、管制官の指示内容と操縦者の復唱内容とを比較し、管制官の内容と操縦者の復唱内容が不一致である場合に、操縦者の復唱内容をカテゴリーに分類し、操縦者の復唱内容が肯定語である場合に、管制官の指示内容に応じた操縦支援を行い、操縦者の復唱内容が否定語である場合には、管制官から再度の指示の回答待ちを行い、操縦者の復唱内容が要求語である場合には、管制官に新たな要求を行った後、管制官から再度の指示の回答待ちを行い、操縦者の復唱内容が「その他の語」である場合には、警告を行うものであり、いずれもエレベータの指差呼称復唱装置に適用できるものではなかった。
また、従来の操縦支援装置では、管制官の指示内容と操縦者の復唱内容とを比較し、管制官の内容と操縦者の復唱内容が不一致である場合に、操縦者の復唱内容をカテゴリーに分類し、操縦者の復唱内容が肯定語である場合に、管制官の指示内容に応じた操縦支援を行い、操縦者の復唱内容が否定語である場合には、管制官から再度の指示の回答待ちを行い、操縦者の復唱内容が要求語である場合には、管制官に新たな要求を行った後、管制官から再度の指示の回答待ちを行い、操縦者の復唱内容が「その他の語」である場合には、警告を行うものであり、いずれもエレベータの指差呼称復唱装置に適用できるものではなかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、エレベータの保守作業時における指差呼称を確実に実施させることができ、安全性を一層向上させることができるエレベータの指差呼称復唱装置を提供するものである。
この発明に係るエレベータの指差呼称復唱装置においては、保守作業時に音声認識モードで起動され、エレベータのアクセスポイントにアクセスされて用いられる携行型の保守端末を備え、保守端末は、エレベータの状態から指差呼称が必要な状態か否かを判断する機能と、保守作業員が発する指差呼称を含む音声情報を取得する音声情報取得機能と、取得された音声情報に、指差呼称の主キーワードとエレベータ特有の指差呼称の副キーワードとが連続して含まれているか否かを判断する機能と、エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致しているか否かを判断する機能と、取得された音声情報に、指差呼称の主キーワードとエレベータ特有の指差呼称の副キーワードとが連続して含まれ、かつエレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致している場合は、指差呼称の正常系の定型文を復唱し、一方、指差呼称の主キーワードとエレベータ特有の指差呼称の副キーワードとが連続して含まれておらず、エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致していない場合は、指差呼称の警告系の定型文を復唱する機能とを備えたものである。
また、復唱した内容をコード化し、エレベータの状態とともに記憶保存する保存機能を更に備えたものである。
また、保守作業時に音声認識モードで起動され、エレベータのアクセスポイントにアクセスされて用いられる携行型の保守端末を備え、保守端末は、エレベータの状態から指差呼称が必要な状態か否かを判断する機能と、保守作業員が発する指差呼称を含む音声情報を取得する音声情報取得機能と、取得された音声情報に、指差呼称の主キーワードとエレベータ特有の指差呼称の副キーワードとが連続して含まれているか否かを判断する機能と、エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致しているか否かを判断する機能と、エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致しているか否かを判断する機能と、保守作業時に指差呼称動作が実際に行われたかどうかを検知する指差呼称動作検知機能と、取得された音声情報に、指差呼称の主キーワードとエレベータ特有の指差呼称の副キーワードとが連続して含まれ、エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致し、かつ指差呼称動作が実際に行われている場合は、指差呼称の正常系の定型文を復唱し、一方、指差呼称の主キーワードとエレベータ特有の指差呼称の副キーワードとが連続して含まれておらず、エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致せず、指差呼称動作が実際に行われていないと判断された場合は、指差呼称の警告系の定型文を復唱する機能とを備えたものである。
また、保守作業時の位置情報を取得する位置情報取得機能を更に備えたものである。
この発明によれば、一人作業時であっても保守作業時における指差呼称を確実に実施させることができ、安全性を向上させることができる。また、現場での指差呼称の内容確認が可能となるので、後日の作業分析にも活用することができる。
図1はこの発明の実施例1におけるエレベータの指差呼称復唱装置の全体構成を示すシステム構成図、図2はエレベータの指差呼称復唱装置の処理を説明するためのフローチャートである。
図1において、エレベータの指差呼称復唱装置は、エレベータのかご1と、巻上機2と、エレベータ制御盤3と、通報装置4と、バッテリー5と、エレベータの保守会社6と、エレベータの無線LANアクセスポイント7と、保守作業員が携行する携帯電話又はスマートフォンからなる保守端末8と、公衆電話回線(又は社内LAN)9を介して接続される保守会社のデータベース10とから構成されている。また、保守作業員が携行する携帯電話又はスマートフォンからなる保守端末8は、スピーカ11、マイク12、GPS13、加速度計14、記録装置15を備えており、無線LANアクセスポイント7からエレベータ側にアクセスできるようになっており、公衆電話回線9を介して保守会社のデータベース10に接続されている。保守端末8は常時音声認識モードで起動されるものであり、保守端末8のスピーカ11は、自動的にエレベータの指差呼称に用いられる特定の定型文(正常系及び警告系)を復唱することができる。また、保守端末8のマイク12は、保守作業員が発する指差呼称を含む音声情報を取得することができる。また、保守端末8のGPS13は、それを携行する保守作業員の保守作業時における位置情報を取得することができる。また、保守端末8の加速度計14は、保守作業員の動きから指差呼称動作が実際に行われているかどうかを確認することができる。すなわち、保守作業者が指差呼称の動作を実際に行うと、身体の一部(腕等)が動くことになるので、加速度計14の変化として確実に検知することができる。なお、保守作業者が、ヘルメット等にカメラを取り付けて作業内容を撮影している場合、自動復唱したタイミングを記録動画のチャプター(画像の区切り)として埋め込み、後日の検索を容易にすることも考えられる。
保守作業員が携行する携帯電話又はスマートフォンからなる保守端末8を活用し、自動的にエレベータの指差呼称に用いられる語句(特定の定型文)を復唱する。保守端末8は常時音声認識モードで起動されており、音声にエレベータの指差呼称に用いられ、認識する主キーワードの「ヨシ」という語句と、エレベータの指差呼称に用いられ、認識する副キーワードの「電源遮断」、「電源投入」、「安全ロープ取付」、「足元(足場)」等の特定の語句が含まれているか常時判定を行う。認識する主キーワードの「ヨシ」という語句が含まれていた場合、それに付属して認識する副キーワードの「電源遮断」、「電源投入」、「安全ロープ取付」、「足元(足場)」等のいずれかの特定の語句が連続して発声されているかを判断し、認識する主キーワードの「ヨシ」と、認識する副キーワードの「電源遮断」、「電源投入」、「安全ロープ取付」、「足元(足場)」等のいずれかが連続して発声されている場合、その内容を自動的に復唱する。復唱した内容はコード化し、GPS13を利用した位置情報を含め内部の記録装置15に保存する。そして、保守会社6の事務所に帰った後に保守会社のデータベース10にアップロードするか、公衆電話回線9を用いて即時に保守会社のデータベース10にアップロードしても良い。これにより、後日の作業内容確認に活用することができる。なお、「今日は」等の挨拶は、保守端末8の音声認識モードが認識しないキーワードである。但し、副キーワードの「電源遮断」、「電源投入」、「安全ロープ取付」、「足元(足場)」等の特定の語句が、「ヨシ」と連続でなく単独で発声された場合は、保守端末8の音声認識モードが認識しないキーワードとなる。
次に、エレベータの指差呼称復唱装置の処理について、図2により説明する。
図2において、保守作業員が作業開始すると、先ず、エレベータの状態(電源状態、かご位置状態等)が、指差呼称が必要な状態かどうかを判断する(ステップS1)。ステップS1で指差呼称が必要な状態であれば、保守作業員が携行する携帯電話又はスマートフォンからなる保守端末8のマイク12により、保守作業員が発する指差呼称を含む音声情報を取得する(ステップS2)。次に、ステップS2で取得した音声情報にエレベータの指差呼称に用いられ、認識する主キーワードの「ヨシ」という語句と、エレベータの指差呼称に用いられ、認識する副キーワードの「電源遮断」、「電源投入」、「安全ロープ取付」、「足元(足場)」等の特定の語句が含まれているか常時判定を行い、認識する主キーワードの「ヨシ」という語句が含まれていた場合、付属して認識する副キーワードの「電源遮断」、「電源投入」、「安全ロープ取付」、「足元(足場)」等のいずれかの特定の語句が連続して発声されているかを判断する(ステップS3)。次に、ステップS4でエレベータの状態(電源状態、かご位置状態等)と指差呼称のキーワードの内容が一致しているかどうかを判断する。ここで、エレベータの状態と指差呼称の実例としては、電源投入状態→電源遮断状態の場合は電源遮断ヨシ、電源遮断状態→電源投入状態の場合は電源投入ヨシ、かご上搭乗位置で乗場扉開の場合は足場ヨシ・安全ロープ取付ヨシ等がある。そして、ステップS4でエレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致していれば、保守作業員が指差呼称を確実に実施していることを復唱確認させるために、保守端末8のスピーカ11により、指差呼称の正常系の定型文(「電源遮断ヨシ」、「電源投入ヨシ」、「安全ロープ取付ヨシ」、「足元(足場)ヨシ」等)を自動的に復唱する(ステップS5)。次に、保守端末8のGPS13により、保守作業時の位置情報を取得し(ステップS6)、復唱した内容はコード化し、エレベータの状態と位置情報とともに内部の記録装置15に保存し(ステップS7)、作業が終了する(ステップS8)。なお、ステップS3で認識する主キーワードの「ヨシ」という語句と、認識する副キーワードの「電源遮断」、「電源投入」、「安全ロープ取付」、「足元(足場)」等の特定の語句が含まれていない場合、及びステップS4でエレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致していなければ、保守作業員が指差呼称を確実に実施していないことを復唱確認させるために、保守端末8のスピーカ11により、指差呼称の警告系の定型文(指差呼称が正しく行われていません、又は「電源遮断ヨシ」、「電源投入ヨシ」、「安全ロープ取付ヨシ」、「足元(足場)ヨシ」が正しく行われておりません等)を自動的に復唱する(ステップS9)。そして、保守端末8のGPS13により、保守作業時の位置情報を取得し(ステップS6)、復唱した内容はコード化し、エレベータの状態と位置情報とともに内部の記録装置15に保存し(ステップS7)、作業が終了する(ステップS8)。これにより、保守作業員に対し指差呼称を確実に励行できるように警告することができる。
図2において、保守作業員が作業開始すると、先ず、エレベータの状態(電源状態、かご位置状態等)が、指差呼称が必要な状態かどうかを判断する(ステップS1)。ステップS1で指差呼称が必要な状態であれば、保守作業員が携行する携帯電話又はスマートフォンからなる保守端末8のマイク12により、保守作業員が発する指差呼称を含む音声情報を取得する(ステップS2)。次に、ステップS2で取得した音声情報にエレベータの指差呼称に用いられ、認識する主キーワードの「ヨシ」という語句と、エレベータの指差呼称に用いられ、認識する副キーワードの「電源遮断」、「電源投入」、「安全ロープ取付」、「足元(足場)」等の特定の語句が含まれているか常時判定を行い、認識する主キーワードの「ヨシ」という語句が含まれていた場合、付属して認識する副キーワードの「電源遮断」、「電源投入」、「安全ロープ取付」、「足元(足場)」等のいずれかの特定の語句が連続して発声されているかを判断する(ステップS3)。次に、ステップS4でエレベータの状態(電源状態、かご位置状態等)と指差呼称のキーワードの内容が一致しているかどうかを判断する。ここで、エレベータの状態と指差呼称の実例としては、電源投入状態→電源遮断状態の場合は電源遮断ヨシ、電源遮断状態→電源投入状態の場合は電源投入ヨシ、かご上搭乗位置で乗場扉開の場合は足場ヨシ・安全ロープ取付ヨシ等がある。そして、ステップS4でエレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致していれば、保守作業員が指差呼称を確実に実施していることを復唱確認させるために、保守端末8のスピーカ11により、指差呼称の正常系の定型文(「電源遮断ヨシ」、「電源投入ヨシ」、「安全ロープ取付ヨシ」、「足元(足場)ヨシ」等)を自動的に復唱する(ステップS5)。次に、保守端末8のGPS13により、保守作業時の位置情報を取得し(ステップS6)、復唱した内容はコード化し、エレベータの状態と位置情報とともに内部の記録装置15に保存し(ステップS7)、作業が終了する(ステップS8)。なお、ステップS3で認識する主キーワードの「ヨシ」という語句と、認識する副キーワードの「電源遮断」、「電源投入」、「安全ロープ取付」、「足元(足場)」等の特定の語句が含まれていない場合、及びステップS4でエレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致していなければ、保守作業員が指差呼称を確実に実施していないことを復唱確認させるために、保守端末8のスピーカ11により、指差呼称の警告系の定型文(指差呼称が正しく行われていません、又は「電源遮断ヨシ」、「電源投入ヨシ」、「安全ロープ取付ヨシ」、「足元(足場)ヨシ」が正しく行われておりません等)を自動的に復唱する(ステップS9)。そして、保守端末8のGPS13により、保守作業時の位置情報を取得し(ステップS6)、復唱した内容はコード化し、エレベータの状態と位置情報とともに内部の記録装置15に保存し(ステップS7)、作業が終了する(ステップS8)。これにより、保守作業員に対し指差呼称を確実に励行できるように警告することができる。
図3はこの発明の実施例1におけるエレベータの指差呼称復唱装置の処理を説明するためのフローチャートである。
図3において、保守作業員が作業開始すると、先ず、エレベータの状態(電源状態、かご位置状態等)が、指差呼称が必要な状態かどうかを判断する(ステップS11)。ステップS11で指差呼称が必要な状態であれば、保守作業員が携行する携帯電話又はスマートフォンからなる保守端末8のマイク12により、保守作業員が発する指差呼称を含む音声情報を取得する(ステップS12)。次に、ステップS12で取得した音声情報にエレベータの指差呼称に用いられ、認識する主キーワードの「ヨシ」という語句と、エレベータの指差呼称に用いられ、認識する副キーワードの「電源遮断」、「電源投入」、「安全ロープ取付」、「足元(足場)」等の特定の語句が含まれているか常時判定を行い、認識する主キーワードの「ヨシ」という語句が含まれていた場合、付属して認識する副キーワードの「電源遮断」、「電源投入」、「安全ロープ取付」、「足元(足場)」等のいずれかの特定の語句が連続して発声されているかを判断する(ステップS13)。次に、保守端末8の加速度計14により、指差呼称の音声情報取得と同時に指差呼称動作が実際に行われているかどうかを確認する(ステップS14)。ステップS14で、保守作業者が指差呼称の動作を実際に行うと、身体の一部(腕等)が必ず動くことになるので、加速度計14の変化として確実に検知することができる。次に、ステップS15でエレベータの状態(電源状態、かご位置状態等)と、指差呼称のキーワードの内容が一致しているか、かつ指差呼称動作が実際に行われているかどうかを判断する。ここで、エレベータの状態と指差呼称の実例としては、電源投入状態→電源遮断状態の場合は電源遮断ヨシ、電源遮断状態→電源投入状態の場合は電源投入ヨシ、かご上搭乗位置で乗場扉開の場合は足場ヨシ・安全ロープ取付ヨシ等がある。そして、ステップS15でエレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致し、かつ指差呼称動作が実際に行われていれば、保守作業員が指差呼称を確実に実施していることを復唱確認させるために、保守端末8のスピーカ11により、指差呼称の正常系の定型文(「電源遮断ヨシ」、「電源投入ヨシ」、「安全ロープ取付ヨシ」、「足元(足場)ヨシ」「動作ヨシ」等)を自動的に復唱する(ステップS16)。次に、保守端末8のGPS13により、保守作業時の位置情報を取得し(ステップS17)、復唱した内容はコード化し、エレベータの状態と位置情報とともに内部の記録装置15に保存するとともに、加速度計14の変化状態を指差呼称の実際の動作として保存し(ステップS18)、作業が終了する(ステップS19)。なお、ステップS13で認識する主キーワードの「ヨシ」という語句と、認識する副キーワードの「電源遮断」、「電源投入」、「安全ロープ取付」、「足元(足場)」等の特定の語句が含まれていない場合、ステップS14で加速度計14の変化から指差呼称動作が実際に行われていないと判断された場合、及びステップS15でエレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致していなければ、保守作業員が指差呼称を確実に実施していないことを復唱確認させるために、保守端末8のスピーカ11により、指差呼称の警告系の定型文(指差呼称が正しく行われていません、又は「電源遮断ヨシ」、「電源投入ヨシ」、「安全ロープ取付ヨシ」、「足元(足場)ヨシ」が正しく行われておりません等)を自動的に復唱する(ステップS20)。そして、保守端末8のGPS13により、保守作業時の位置情報を取得し(ステップS17)、復唱した内容はコード化し、エレベータの状態と位置情報とともに内部の記録装置15に保存するとともに、加速度計14の変化状態を指差呼称の実際の動作として保存し(ステップS18)、作業が終了する(ステップS19)。これにより、保守作業員に対し指差呼称を確実に励行できるように警告することができる。
図3において、保守作業員が作業開始すると、先ず、エレベータの状態(電源状態、かご位置状態等)が、指差呼称が必要な状態かどうかを判断する(ステップS11)。ステップS11で指差呼称が必要な状態であれば、保守作業員が携行する携帯電話又はスマートフォンからなる保守端末8のマイク12により、保守作業員が発する指差呼称を含む音声情報を取得する(ステップS12)。次に、ステップS12で取得した音声情報にエレベータの指差呼称に用いられ、認識する主キーワードの「ヨシ」という語句と、エレベータの指差呼称に用いられ、認識する副キーワードの「電源遮断」、「電源投入」、「安全ロープ取付」、「足元(足場)」等の特定の語句が含まれているか常時判定を行い、認識する主キーワードの「ヨシ」という語句が含まれていた場合、付属して認識する副キーワードの「電源遮断」、「電源投入」、「安全ロープ取付」、「足元(足場)」等のいずれかの特定の語句が連続して発声されているかを判断する(ステップS13)。次に、保守端末8の加速度計14により、指差呼称の音声情報取得と同時に指差呼称動作が実際に行われているかどうかを確認する(ステップS14)。ステップS14で、保守作業者が指差呼称の動作を実際に行うと、身体の一部(腕等)が必ず動くことになるので、加速度計14の変化として確実に検知することができる。次に、ステップS15でエレベータの状態(電源状態、かご位置状態等)と、指差呼称のキーワードの内容が一致しているか、かつ指差呼称動作が実際に行われているかどうかを判断する。ここで、エレベータの状態と指差呼称の実例としては、電源投入状態→電源遮断状態の場合は電源遮断ヨシ、電源遮断状態→電源投入状態の場合は電源投入ヨシ、かご上搭乗位置で乗場扉開の場合は足場ヨシ・安全ロープ取付ヨシ等がある。そして、ステップS15でエレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致し、かつ指差呼称動作が実際に行われていれば、保守作業員が指差呼称を確実に実施していることを復唱確認させるために、保守端末8のスピーカ11により、指差呼称の正常系の定型文(「電源遮断ヨシ」、「電源投入ヨシ」、「安全ロープ取付ヨシ」、「足元(足場)ヨシ」「動作ヨシ」等)を自動的に復唱する(ステップS16)。次に、保守端末8のGPS13により、保守作業時の位置情報を取得し(ステップS17)、復唱した内容はコード化し、エレベータの状態と位置情報とともに内部の記録装置15に保存するとともに、加速度計14の変化状態を指差呼称の実際の動作として保存し(ステップS18)、作業が終了する(ステップS19)。なお、ステップS13で認識する主キーワードの「ヨシ」という語句と、認識する副キーワードの「電源遮断」、「電源投入」、「安全ロープ取付」、「足元(足場)」等の特定の語句が含まれていない場合、ステップS14で加速度計14の変化から指差呼称動作が実際に行われていないと判断された場合、及びステップS15でエレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致していなければ、保守作業員が指差呼称を確実に実施していないことを復唱確認させるために、保守端末8のスピーカ11により、指差呼称の警告系の定型文(指差呼称が正しく行われていません、又は「電源遮断ヨシ」、「電源投入ヨシ」、「安全ロープ取付ヨシ」、「足元(足場)ヨシ」が正しく行われておりません等)を自動的に復唱する(ステップS20)。そして、保守端末8のGPS13により、保守作業時の位置情報を取得し(ステップS17)、復唱した内容はコード化し、エレベータの状態と位置情報とともに内部の記録装置15に保存するとともに、加速度計14の変化状態を指差呼称の実際の動作として保存し(ステップS18)、作業が終了する(ステップS19)。これにより、保守作業員に対し指差呼称を確実に励行できるように警告することができる。
1 エレベータのかご
2 巻上機
3 エレベータ制御盤
4 通報装置
5 バッテリー
6 エレベータの保守会社
7 無線LANアクセスポイント
8 保守端末
9 公衆電話回線
10 保守会社のデータベース
11 スピーカ
12 マイク
13 GPS
14 加速度計
15 記録装置
2 巻上機
3 エレベータ制御盤
4 通報装置
5 バッテリー
6 エレベータの保守会社
7 無線LANアクセスポイント
8 保守端末
9 公衆電話回線
10 保守会社のデータベース
11 スピーカ
12 マイク
13 GPS
14 加速度計
15 記録装置
Claims (5)
- 保守作業時に音声認識モードで起動され、エレベータのアクセスポイントにアクセスされて用いられる携行型の保守端末を備え、前記保守端末は、
エレベータの状態から指差呼称が必要な状態か否かを判断する機能と、
保守作業員が発する指差呼称を含む音声情報を取得する音声情報取得機能と、
取得された音声情報に、指差呼称の主キーワードとエレベータ特有の指差呼称の副キーワードとが連続して含まれているか否かを判断する機能と、
エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致しているか否かを判断する機能と、
取得された音声情報に、指差呼称の主キーワードとエレベータ特有の指差呼称の副キーワードとが連続して含まれ、かつエレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致している場合は、指差呼称の正常系の定型文を復唱し、一方、指差呼称の主キーワードとエレベータ特有の指差呼称の副キーワードとが連続して含まれておらず、エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致していない場合は、指差呼称の警告系の定型文を復唱する機能と、
を備えたことを特徴とするエレベータの指差呼称復唱装置。 - 保守作業時に音声認識モードで起動され、エレベータのアクセスポイントにアクセスされて用いられる携行型の保守端末を備え、前記保守端末は、
エレベータの状態から指差呼称が必要な状態か否かを判断する機能と、
保守作業員が発する指差呼称を含む音声情報を取得する音声情報取得機能と、
取得された音声情報に、指差呼称の主キーワードとエレベータ特有の指差呼称の副キーワードとが連続して含まれているか否かを判断する機能と、
エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致しているか否かを判断する機能と、
取得された音声情報に、指差呼称の主キーワードとエレベータ特有の指差呼称の副キーワードとが連続して含まれ、かつエレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致している場合は、指差呼称の正常系の定型文を復唱し、一方、指差呼称の主キーワードとエレベータ特有の指差呼称の副キーワードとが連続して含まれておらず、エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致していない場合は、指差呼称の警告系の定型文を復唱する機能と、
復唱した内容をコード化し、前記エレベータの状態とともに記憶保存する保存機能と、
を備えたことを特徴とするエレベータの指差呼称復唱装置。 - 保守作業時に音声認識モードで起動され、エレベータのアクセスポイントにアクセスされて用いられる携行型の保守端末を備え、前記保守端末は、
エレベータの状態から指差呼称が必要な状態か否かを判断する機能と、
保守作業員が発する指差呼称を含む音声情報を取得する音声情報取得機能と、
取得された音声情報に、指差呼称の主キーワードとエレベータ特有の指差呼称の副キーワードとが連続して含まれているか否かを判断する機能と、
エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致しているか否かを判断する機能と、
保守作業時に指差呼称動作が実際に行われたかどうかを検知する指差呼称動作検知機能と、
取得された音声情報に、指差呼称の主キーワードとエレベータ特有の指差呼称の副キーワードとが連続して含まれ、エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致し、かつ指差呼称動作が実際に行われている場合は、指差呼称の正常系の定型文を復唱し、一方、指差呼称の主キーワードとエレベータ特有の指差呼称の副キーワードとが連続して含まれておらず、エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致せず、指差呼称動作が実際に行われていないと判断された場合は、指差呼称の警告系の定型文を復唱する機能と、
を備えたことを特徴とするエレベータの指差呼称復唱装置。 - 保守作業時に音声認識モードで起動され、エレベータのアクセスポイントにアクセスされて用いられる携行型の保守端末を備え、前記保守端末は、
エレベータの状態から指差呼称が必要な状態か否かを判断する機能と、
保守作業員が発する指差呼称を含む音声情報を取得する音声情報取得機能と、
取得された音声情報に、指差呼称の主キーワードとエレベータ特有の指差呼称の副キーワードとが連続して含まれているか否かを判断する機能と、
エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致しているか否かを判断する機能と、
保守作業時に指差呼称動作が実際に行われたかどうかを検知する指差呼称動作検知機能と、
取得された音声情報に、指差呼称の主キーワードとエレベータ特有の指差呼称の副キーワードとが連続して含まれ、エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致し、かつ指差呼称動作が実際に行われている場合は、指差呼称の正常系の定型文を復唱し、一方、指差呼称の主キーワードとエレベータ特有の指差呼称の副キーワードとが連続して含まれておらず、エレベータの状態と指差呼称のキーワードの内容が一致せず、指差呼称動作が実際に行われていないと判断された場合は、指差呼称の警告系の定型文を復唱する機能と、
復唱した内容をコード化し、前記エレベータの状態とともに記憶保存する保存機能と、
を備えたことを特徴とするエレベータの指差呼称復唱装置。 - 保守作業時の位置情報を取得する位置情報取得機能を更に備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のエレベータの指差呼称復唱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012210647A JP2014065554A (ja) | 2012-09-25 | 2012-09-25 | エレベータの指差呼称復唱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012210647A JP2014065554A (ja) | 2012-09-25 | 2012-09-25 | エレベータの指差呼称復唱装置 |
Publications (1)
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ID=50742351
Family Applications (1)
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JP2012210647A Pending JP2014065554A (ja) | 2012-09-25 | 2012-09-25 | エレベータの指差呼称復唱装置 |
Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2020200158A (ja) * | 2019-06-11 | 2020-12-17 | 株式会社日立ビルシステム | 安全確認支援システム及び方法 |
JP2021109773A (ja) * | 2020-01-15 | 2021-08-02 | 東芝エレベータ株式会社 | 携帯端末、昇降機、昇降機運転システムおよびプログラム |
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2012
- 2012-09-25 JP JP2012210647A patent/JP2014065554A/ja active Pending
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