JP2014056754A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の車両用灯具では、発光素子からの直射光を有効に利用していない、もしくは、有効利用していたとしても、部品点数が増えて製造コストが高価となる。
【解決手段】この発明は、半導体型光源2と、レンズ3と、を備える。レンズ3は、主レンズ部30と、補助レンズ部31と、から構成されている。補助レンズ部31は、主レンズ部30の周辺のうち車両Cの外側でかつ上側の箇所に設けられていて、半導体型光源2からの光L1を歩行者視認用配光パターンSPとしてロービーム用配光パターンLPのうち車両Cの外側でかつカットオフラインCLから上側に照射する。この結果、この発明は、半導体型光源2からの直射光(周辺光)L1を有効利用することができる。しかも、リフレクタを使用しないので、部品点数を減らして製造コストを安価にすることができる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、半導体型光源とレンズとを備えるレンズ直射型の車両用灯具に関するものである。
半導体型光源とレンズとを備える車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1、特許文献2)。以下、従来の車両用灯具について説明する。従来の特許文献1の車両用灯具は、発光素子と凸レンズとを備え、発光素子からの直射光を凸レンズを透過させてロービーム用配光パターンとして外部に照射するものである。従来の特許文献2の車両用灯具は、発光素子とレンズとリフレクタとを備え、発光素子からの直射光をレンズを透過させて水平方向に拡散する下向きの光として外部に照射し、かつ、発光素子からの直射光をレンズの下方のリフレクタで上下方向および水平方向に拡散する上下向きの光として外部に照射するものである。
特開2007−335301号公報 特開2008−300154号公報
ところが、前記の従来の特許文献1の車両用灯具は、発光素子からの直射光を凸レンズのみで利用するものである。このために、凸レンズの周辺に届く発光素子からの直射光を有効に利用していない。これに対して、前記の従来の特許文献2の車両用灯具は、レンズの下方に届く発光素子からの直射光をリフレクタで有効利用している。しかしながら、前記の従来の特許文献2の車両用灯具は、リフレクタを使用するので、部品点数が増えて製造コストが高価となる傾向にある。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用灯具では、発光素子からの直射光を有効に利用していない、もしくは、有効利用していたとしても、部品点数が増えて製造コストが高価となるという点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、半導体型光源と、レンズと、を備え、レンズが、半導体型光源からの光を主配光パターンとして照射する主レンズ部と、主レンズ部の周辺のうち車両の外側でかつ上側の箇所に設けられていて、半導体型光源からの光を補助配光パターンとして主配光パターンのうち車両の外側でかつ主配光パターンより上側に照射する補助レンズ部と、から構成されている、ことを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、補助レンズ部には、補助配光パターンのうち少なくとも上下方向の配光を制御する配光制御部が設けられている、ことを特徴とする。
この発明(請求項3にかかる発明)は、主レンズ部の周辺のうち、車両の外側でかつ下側の箇所、車両の内側でかつ上側の箇所、車両の内側でかつ下側の箇所には、ダミーレンズ部がそれぞれ設けられている、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具は、レンズの補助レンズ部により、レンズの主レンズ部の周辺のうち車両の外側でかつ上側の箇所に届く半導体型光源からの光(直射光)を有効利用することができる。しかも、この発明の車両用灯具は、主レンズ部の周辺のうち車両の外側でかつ上側の箇所に補助レンズ部を設けるものであるから、リフレクタを使用する前記の従来の特許文献2の車両用灯具と比較して、部品点数を減らして製造コストを安価にすることができる。
図1は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態を示し、左右両側の車両用灯具を搭載した車両の平面図である。 図2は、左側のランプユニットを示す正面図である。 図3は、左側のランプユニットを示す平面図(図2におけるA矢視図)である。 図4は、左側のランプユニットを示す正面(前方)側の斜視図である。 図5は、図4におけるV−V線拡大断面図である。 図6は、左側のランプユニットを示す背面(後方)側の斜視図である。 図7は、主配光パターンのロービーム用配光パターンと補助配光パターンの歩行者視認用配光パターンとを示す説明図である。 図8は、レンズの補助レンズ部、ダミーレンズ部の変形例を示す説明図である。
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施形態(実施例)を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。この明細書および特許請求の範囲において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用灯具を車両に搭載した際の前、後、上、下、左、右である。また、図7において、符号「VU−VD」は、スクリーンの上下の垂直線を示す。符号「HL−HR」は、スクリーンの左右の水平線を示す。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態における車両用灯具の構成について説明する。図1中、符号1L、1Rは、この実施例における車両用灯具(たとえば、ヘッドランプなどの車両用前照灯)である。前記車両用灯具1L、1Rは、車両Cの前部の左右両端部に搭載されている。以下、車両Cの左側に搭載される左側の車両用灯具1Lについて説明する。なお、車両Cの右側に搭載される右側の車両用灯具1Rは、左側の車両用灯具1Lとほぼ同様の構成をなすので、説明を省略する。
(車両用灯具1Lの説明)
前記車両用灯具1Lは、図2〜図6に示すように、ランプハウジング(図示せず)と、ランプレンズ(図示せず)と、半導体型光源2と、レンズ3と、ヒートシンク部材4と、を備えるものである。
前記半導体型光源2および前記レンズ3および前記ヒートシンク部材4は、ランプユニットを構成する。前記ランプハウジングおよび前記ランプレンズは、灯室(図示せず)を画成する。前記ランプユニット2、3、4は、前記灯室内に配置されていて、かつ、上下方向用光軸調整機構(図示せず)および左右方向用光軸調整機構(図示せず)を介して前記ランプハウジングに取り付けられている。
(半導体型光源2の説明)
前記半導体型光源2は、この例では、たとえば、LED、EL(有機EL)などの自発光半導体型光源、すなわち、半導体型光源(この実施例ではLED)を使用する。前記半導体型光源2は、発光チップ20から構成されている。前記半導体型光源2は、取付部材21により前記ヒートシンク部材4に取り付けられている。前記半導体型光源2の前記発光チップ20は、前記取付部材21を介して電流が供給されて発光する。
前記発光チップ20は、図3〜図6に示すように、平面矩形形状(平面長方形状)をなす。たとえば、4個の正方形のチップをX軸方向(水平方向)に配列してなるものである。なお、1個の長方形のチップ、あるいは、1個の正方形のチップ、を使用しても良い。前記発光チップ20の中心Oは、前記レンズ3の基準焦点Fもしくはその近傍に位置し、かつ、前記レンズ3の基準光軸(基準軸)Z上もしくはその近傍に位置する。前記発光チップ20の発光面は、前記レンズ3の基準光軸Zの前側に向いている。
(X−Y−Z直交座標系の説明)
図2〜図6において、X、Y、Zは、直交座標(X−Y−Z直交座標系)を構成する。X軸は、前記発光チップ20の中心Oを通る左右方向の水平軸であって、この実施形態において、車両Cの内側が+方向であり、車両Cの外側が−方向である。すなわち、左側の前記車両用灯具1Lの場合においては、右側が+方向であり、左側が−方向である。一方、右側の前記車両用灯具1Rの場合においては、左側が+方向であり、右側が−方向である。また、Y軸は、前記発光チップ20の中心Oを通る上下方向の鉛直軸であって、この実施形態において、上側が+方向であり、下側が−方向である。さらに、Z軸は、前記発光チップ20の中心Oを通る法線(垂線)、すなわち、前記X軸および前記Y軸と直交する前後方向の軸であって、この実施形態において、前側が+方向であり、後側が−方向である。なお、Y軸およびZ軸の+方向および−方向は、左側の前記車両用灯具1Lの場合であっても、また、右側の前記車両用灯具1Rの場合であっても、不変である。
図2において、X座標とY座標とが共に正の値をとる領域は、第1象限Iであり、X座標が負でY座標が正の値をとる領域は、第2象限IIであり、X座標とY座標とが共に負の値をとる領域は、第3象限IIIであり、X座標が正でY座標が負の値をとる領域は、第4象限IVである。
(レンズ3の説明)
前記レンズ3は、図2に示すように、正面視矩形(四角形)形状をなしている。前記レンズ3の上下両辺は、車両Cの内側から外側にかけて、下側から上側にスラント(傾斜)している。前記レンズ3は、図2〜図6に示すように、主レンズ部30と、補助レンズ部31と、ダミーレンズ部32と、から構成されている。
前記主レンズ30は、図2に示すように、前記レンズ3の正面視矩形形状内に納められている正面視ほぼ楕円形形状をなしている。前記主レンズ部30の周辺のうち車両Cの外側(左側)でかつ上側の箇所、すなわち、前記レンズ3の4つの角部のうち前記第2象限IIの角部の箇所には、前記補助レンズ部31が一体に設けられている。また、前記主レンズ部30の周辺のうち、車両Cの外側(左側)でかつ下側の箇所すなわち前記レンズ3の4つの角部のうち前記第3象限IIIの角部の箇所、車両Cの内側(右側)でかつ上側の箇所すなわち前記レンズ3の4つの角部のうち前記第1象限Iの角部の箇所、車両Cの内側(右側)でかつ下側の箇所すなわち前記レンズ3の4つの角部のうち前記第4象限IVの角部の箇所には、前記ダミーレンズ部32がそれぞれ一体に設けられている。
前記主レンズ部30は、前記基準光軸Zおよび前記基準焦点Fを有する。前記主レンズ部30は、前記半導体型光源2から放射される光(直射光)のうち、前記半導体型光源2の中央光(図示せず)を利用するものである。前記主レンズ部30は、前記半導体型光源2からの光を主配光パターンこの実施形態においては図7に示すロービーム用配光パターン(すれ違い用配光パターン)LPとして車両Cの前方に照射する。
前記主レンズ部30は、前記半導体型光源2からの光(図示せず)が前記主レンズ部30中に入射する入射面33と、前記主レンズ部30中に入射した光が出射する出射面34と、から構成されている。前記主レンズ部30の前記入射面33は、自由曲面あるいは複合2次曲面から構成されている。前記主レンズ部30の前記出射面34は、前記半導体型光源2と反対側に突出した凸形状をなし、自由曲面あるいは複合2次曲面から構成されている。
前記補助レンズ部31は、図3に示すように、前記半導体型光源2から放射される光(直射光)のうち、前記半導体型光源2の半球放射範囲の緯度θ2°−θ1°の範囲(Z軸からの角度θ2°この例では約80°からZ軸からの角度θ1°この例では約25°を差し引いた範囲)、いわゆる、前記半導体型光源2の周辺光L1を有効利用するものである。
前記補助レンズ部31は、図4、図5に示すように、前記半導体型光源2から放射される光(直射光)のうち、前記半導体型光源2の半球放射範囲の経度約20°〜約50°の範囲、前記の緯度の範囲と共に、いわゆる、前記半導体型光源2の周辺光L1を有効利用するものである。
前記補助レンズ部31は、前記半導体型光源2からの光L1を補助配光パターンこの実施形態においては図7に示す歩行者視認用配光パターンSPとして前記ロービーム用配光パターンLPのうち車両Cの外側(左側)でかつ前記ロービーム用配光パターンLPのカットオフラインCLから上側に照射する。
前記補助レンズ部31は、前記半導体型光源2からの光L1が前記補助レンズ部31中に入射する入射面と、前記入射面から前記補助レンズ部31中に入射した光が出射光L2として前記補助レンズ部31中から外部に出射する出射面と、から構成されている。
前記補助レンズ部31には、前記歩行者視認用配光パターンSPのうち少なくとも上下方向の配光を制御する配光制御部35が設けられている。前記配光制御部35は、図2、図5に示すように、全反射系のプリズム群であって、横長のプリズム群から構成されている。前記配光制御部35は、この例では、前記補助レンズ部31の出射面に設けられているが、前記補助レンズ部31の入射面、もしくは、前記補助レンズ部31の入射面および出射面の両面に、設けても良い。
前記配光制御部35は、前記半導体型光源2からの光L1(前記半導体型光源2の半球放射範囲の経度約20°〜約50°の範囲の光L1)を、前記ロービーム用配光パターンLPのカットオフラインCLから上側に約10°の範囲(交差点などにおける歩行者Pの視認範囲に一致する範囲)を照射する出射光L2に、配光制御する。
前記配光制御部35は、前記半導体型光源2からの光L1(前記半導体型光源2の半球放射範囲の緯度約80°−約25°の範囲の光L1)を、前記ロービーム用配光パターンLPのうち車両Cの外側(左側)約25°〜約70°の範囲(交差点などにおける歩行者Pの視認範囲に一致する範囲)を照射する出射光L2に、配光制御する。
(ヒートシンク部材4の説明)
前記ヒートシンク部材4は、図3に示すように、垂直板部40と、前記垂直板部40の一面(後側の面)に一体に設けた複数枚の垂直板形状のフィン部(図示せず)と、から構成されている。前記ヒートシンク部材4の前記垂直板部40の他面(前側の面)には、前記半導体型光源2が前記取付部材21を介して取り付けられている。前記ヒートシンク部材4の前記垂直板部40の左右両側辺には、前記レンズ3が取付部36(図8参照)を介して取り付けられている。前記取付部36は、前記レンズ3と一体型のものであっても、また、別体型のものであっても良い。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態における車両用灯具1L、1Rは、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
半導体型光源2の発光チップ20を点灯する。すると、発光チップ20から放射される光(直射光)のうち、半導体型光源2の中央光は、レンズ3の主レンズ部30の入射面33から主レンズ部30中に入射して主レンズ部30の出射面34から出射する。出射光は、図7に示すように、カットオフラインCLを有するロービーム用配光パターンLPとして、車両Cの前方に照射される。
また、図4〜図6中の実線矢印に示すように、発光チップ20から放射される光(直射光)のうち、半導体型光源2の周辺光L1、L3は、レンズ3の補助レンズ部31、ダミーレンズ部32の入射面から補助レンズ部31、ダミーレンズ部32中に入射して補助レンズ部31、ダミーレンズ部32の出射面から出射する。このために、レンズ3は、主レンズ部30、補助レンズ部31、ダミーレンズ部32により、矩形に光る。
特に、半導体型光源2の周辺光L1は、補助レンズ部31の入射面から補助レンズ部31中に入射して補助レンズ部31の出射面の配光制御部35から出射光L2として出射する。この出射光L2は、図7に示すように、歩行者視認用配光パターンSPとしてロービーム用配光パターンLPのうち車両Cの外側(左側)でかつロービーム用配光パターンLPのカットオフラインCLから上側に照射する。
この歩行者視認用配光パターンSPは、図7に示すように、ロービーム用配光パターンLPのカットオフラインCLから上側に約10°の範囲、および、ロービーム用配光パターンLPのうち車両Cの外側(左側)約25°〜約70°の範囲であって、交差点などにおける歩行者Pの視認範囲に一致する範囲を照明する。
図7は、左側の車両用灯具1Lから照射されるロービーム用配光パターンLPと歩行者視認用配光パターンSPとを示す説明図である。右側の車両用灯具1Rから照射されるロービーム用配光パターンおよび歩行者視認用配光パターンは、車両用灯具1Lから照射される図7に示すロービーム用配光パターンLPおよび歩行者視認用配光パターンSPと左右逆となる。なお、右側の車両用灯具1Rから照射されるロービーム用配光パターンのカットオフラインの上水平カットオフライン、斜めカットオフライン、下水平カットオフラインの配置は、左側の車両用灯具1Lから照射されるロービーム用配光パターンLPと不変である。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態における車両用灯具1L、1Rは、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態における車両用灯具1L、1Rは、レンズ3の補助レンズ部31により、レンズ3の主レンズ部30の周辺のうち車両Cの外側でかつ上側の箇所に届く半導体型光源2からの光(周辺光)L1を有効利用することができる。しかも、この実施形態における車両用灯具1L、1Rは、主レンズ部30の周辺のうち車両Cの外側でかつ上側の箇所に補助レンズ部31を設けるものであるから、リフレクタを使用する前記の従来の特許文献2の車両用灯具と比較して、部品点数を減らして製造コストを安価にすることができる。
この実施形態における車両用灯具1L、1Rは、主レンズ部30の周辺のうち車両Cの外側でかつ上側の箇所に補助レンズ部31を設けるものであるから、歩行者視認用配光パターンSPを、ロービーム用配光パターンLPのうち車両Cの外側(左側)でかつロービーム用配光パターンLPのカットオフラインCLから上側に照射するのに適している。すなわち、歩行者視認用配光パターンSPを簡単にかつ確実に配光制御することができる。この歩行者視認用配光パターンSPにより、交差点などの歩行者Pを確実に視認することができ、交通安全に貢献することができる。
この実施形態における車両用灯具1L、1Rは、補助レンズ部31には、歩行者視認用配光パターンSPのうち少なくとも上下方向の配光を制御する配光制御部35が設けられている。この結果、この実施形態における車両用灯具1L、1Rは、歩行者視認用配光パターンSPを、ロービーム用配光パターンLPのカットオフラインCLから上側に約10°の範囲であって、交差点などにおける歩行者Pの視認範囲に一致する範囲に、簡単にかつ確実に配光制御することができる。
この実施形態における車両用灯具1L、1Rは、レンズ3の主レンズ部30の4角には、補助レンズ部31、ダミーレンズ部32が設けられているので、レンズ3が、主レンズ部30、補助レンズ部31、ダミーレンズ部32により、矩形に光る。これにより、見栄えが向上される。
(実施形態の変形例の説明)
図8は、この発明にかかる車両用灯具のレンズの補助レンズ部31、ダミーレンズ部32の変形例を示す説明図である。以下、この実施形態の変形例について説明する。図中、図1〜図7と同符号は、同一のものを示す。
図8(A)に示す実施形態の変形例は、補助レンズ部31、ダミーレンズ部32に横長の拡散プリズム群37を設けるものである。図8(B)に示す実施形態の変形例は、補助レンズ部31、ダミーレンズ部32に縦長の拡散プリズム群38を設けるものである。図8(C)に示す実施形態の変形例は、補助レンズ部31、ダミーレンズ部32にハニカム(格子状)の拡散プリズム群39を設けるものである。図8に示す実施形態の変形例は、前記の実施形態における車両用灯具1L、1Rとほぼ同様作用効果を達成することができる。
(実施形態以外の例の説明)
この実施形態においては、車両Cが左側通行の場合の車両用灯具1L、1Rについて説明するものである。ところが、この発明においては、車両Cが右側通行の場合の車両用灯具にも適用することができる。
また、実施形態においては、ヘッドランプなどの車両用前照灯に使用した例について説明するものである。ところが、この発明においては、ヘッドランプなどの車両用前照灯以外の車両用灯具として、たとえば、車両用側方灯(コーナリングランプ)に使用することができる。この場合において、主配光パターンは、単なる水平カットオフラインを有する左右方向に拡散された配光パターンであり、補助配光パターンは、その主配光パターンののうち車両の外側でかつ主配光パターンより上側に配光される。
さらに、実施形態においては、レンズ3の主レンズ部30の4角のうち補助レンズ部31以外の3角にダミーレンズ部32を設けるものである。ところが、この発明においては、ダミーレンズ部32を設けなくても良い。また、レンズ3の主レンズ部30の1角または2角に設けても良い。
1L 左側の車両用灯具
1R 右側の車両用灯具
2 半導体型光源
20 発光チップ
21 取付部材
3 レンズ
30 主レンズ部
31 補助レンズ部
32 ダミーレンズ部
33 主レンズ部の入射面
34 主レンズ部の出射面
35 配光制御部
36 取付部
37 横長の拡散プリズム群
38 縦長の拡散プリズム群
39 ハニカム(格子状)の拡散プリズム群
4 ヒートシンク部材
40 垂直板部
C 車両
CL カットオフライン
F レンズの基準焦点
HL−HR スクリーンの左右の水平線
L1、L3 半導体型光源からの光(周辺光)
L2 出射光
LP ロービーム用配光パターン
O 発光チップの中心
P 歩行者
SP 歩行者視認用配光パターン
VU−VD スクリーンの上下の垂直線
X X軸
Y Y軸
Z レンズの基準光軸(Z軸)

Claims (3)

  1. 半導体型光源と、レンズと、を備え、
    前記レンズは、前記半導体型光源からの光を主配光パターンとして照射する主レンズ部と、前記主レンズ部の周辺のうち車両の外側でかつ上側の箇所に設けられていて、前記半導体型光源からの光を補助配光パターンとして前記主配光パターンのうち車両の外側でかつ前記主配光パターンより上側に照射する補助レンズ部と、から構成されている、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記補助レンズ部には、前記補助配光パターンのうち少なくとも上下方向の配光を制御する配光制御部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記主レンズ部の周辺のうち、車両の外側でかつ下側の箇所、車両の内側でかつ上側の箇所、車両の内側でかつ下側の箇所には、ダミーレンズ部がそれぞれ設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
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