JP6244715B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

この発明は、レンズが投影レンズとシリンドリカルレンズとから構成されている車両用灯具に関するものである。
この種の車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4)。従来の車両用灯具は、投影レンズとシリンドリカルレンズとが一体に構成されている。
特開2003−16813号公報 特開2009−301786号公報 特開2010−218964号公報 特開2012−238451号公報
ところが、従来の車両用灯具は、投影レンズの基準光軸とシリンドリカルレンズの基準光軸とが上下において一致もしくはほぼ一致している(図2(B)参照)。このために、投影レンズの光学的有効部分とシリンドリカルレンズとが重なり合う部分(ラップ部分)が大きい。この結果、投影レンズから照射される有効配光の損失量が大きくなる。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用灯具では、投影レンズから照射される有効配光の損失量が大きくなる、という点にある。
この発明は第1半導体型光源と、第1半導体型光源からの光が入射する投影レンズを有する第1ランプユニットと、第2半導体型光源と、第2半導体型光源からの光が入射するシリンドリカルレンズを有する第2ランプユニットと、を備え、投影レンズとシリンドリカルレンズとは、車両搭載状態における水平方向に1対1で並んだ状態であり、かつ投影レンズの基準光軸とシリンドリカルレンズの基準光軸とが上下にずれた状態で一体に構成されており投影レンズの出射面とシリンドリカルレンズの出射面とは、繋線を介して接続されており、シリンドリカルレンズの上下寸法は、投影レンズの上下寸法よりも小さく、シリンドリカルレンズの基準光軸は、投影レンズの基準光軸よりも上側に位置しており、シリンドリカルレンズの下端部は、投影レンズの下端部よりも上側に位置し、投影レンズ及びシリンドリカルレンズは、投影レンズの下端部から照射される出射光と、シリンドリカルレンズの下端部から照射される出射光とが重なり合うように配置されることを特徴とする。
この発明は、シリンドリカルレンズの上下寸法が、投影レンズの上下寸法よりも小さい、ことを特徴とする。
この発明は、シリンドリカルレンズの基準光軸が、投影レンズの基準光軸よりも上側に位置する、ことを特徴とする。
この発明は、投影レンズの上縁と、シリンドリカルレンズの上縁とが、直線上に揃えられている、ことを特徴とする。
この発明は、第1ランプユニットが、集光配光パターンを照射するランプユニットであり、第2ランプユニットが、拡散配光パターンを照射するランプユニットである、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具は、投影レンズの基準光軸とシリンドリカルレンズの基準光軸とが上下にずれている(図2(A)参照)。このために、投影レンズの光学的有効部分とシリンドリカルレンズとが重なり合う部分(ラップ部分)が従来の車両用灯具(図4中の実線斜線が施されている部分を参照)と比較して小さい(図4中の破線斜線が施されている部分を参照)。この結果、投影レンズから照射される有効配光の損失量を小さくすることができる。
図1は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態を示す概略横断面図(概略水平断面図)である。 図2は、投影レンズとシリンドリカルレンズとが一体に構成されているレンズを示す正面図(図1におけるII矢視図)である。 図3は、投影レンズの光学的有効部分を示す説明図である。 図4は、投影レンズの光学的有効部分とシリンドリカルレンズとが重なり合う部分(ラップ部分)を示す説明図である。 図5は、投影レンズとシリンドリカルレンズとが一体に構成されているレンズを示す側面図(図1におけるV矢視図)である。 図6は、第1ランプユニットから照射される集光配光パターンおよび第2ランプユニットから照射される拡散配光パターンを示す説明図である。 図7は、投影レンズとシリンドリカルレンズとが一体に構成されているレンズの変形例を示す説明図である。
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施形態(実施例)の1例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。この明細書および別紙の特許請求の範囲において、前、後、上、下、左、右とは、この発明にかかる車両用灯具を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。また、図6(A)、(B)において、符号「VU−VD」は、スクリーンの上下の垂直線を示す。符号「HL−HR」は、スクリーンの左右の水平線を示す。さらに、図6(A)、(B)は、コンピュータシミュレーションにより作図されたスクリーン上の配光パターンを簡略化して示す等光度曲線の説明図である。この等光度曲線の説明図において、中央の等光度曲線は、高光度を示し、外側の等光度曲線は、低光度を示す。さらにまた、図1において、レンズおよび光制御部材の断面のハッチングは、省略してある。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態における車両用灯具の構成について説明する。この例は、たとえば、自動車用前照灯のヘッドランプについて説明する。
(車両用灯具の説明)
この実施形態における車両用灯具は、車両(図示せず)の前部の左右両側にそれぞれ搭載されている。前記車両用灯具は、図に示すように、ランプハウジング(図示せず)と、ランプレンズ(図示せず)と、第1ランプユニット1と、第2ランプユニット2と、を備える。
前記ランプハウジングおよび前記ランプレンズ(たとえば、素通しのアウターレンズなど)は、灯室(図示せず)を区画する。前記第1ランプユニット1および前記第2ランプユニット2は、前記灯室内に配置されていて、かつ、取付ブラケット(図示せず)および上下方向用光軸調整機構(図示せず)および左右方向用光軸調整機構(図示せず)を介して前記ランプハウジングに取り付けられている。
(第1ランプユニット1の説明)
前記第1ランプユニット1は、図1、図2(A)、図5に示すように、半導体型光源10と、リフレクタ11と、投影レンズ12と、シェード13と、ヒートシンク部材(図示せず)と、を備えるプロジェクタ型のランプユニットである。前記第1ランプユニット1は、図6(A)に示すカットオフラインCL1、CL2、CL3を有するロービーム配光パターン用の集光配光パターンSPを照射するランプユニットである。
前記半導体型光源10は、この例では、たとえば、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型光源である。前記半導体型光源10は、発光チップ(LEDチップ)100を封止樹脂部材で封止したパッケージ(LEDパッケージ)から構成されている。前記パッケージは、基板(図示せず)に実装されている。前記基板に取り付けられているコネクタ(図示せず)を介して前記発光チップ100には、電源(バッテリー)からの電流が供給される。前記半導体型光源10は、前記ヒートシンク部材に取り付けられている。
前記発光チップ100は、長方形形状の発光面102を有する。前記発光面102は、上側に向いていて、前記リフレクタ11と対向する。前記発光面102の長手方向は、基準光軸(前記第1ランプユニット1の基準光軸、前記リフレクタ11の基準光軸、前記投影レンズ12の基準光軸、基準軸)Z1と平行もしくはほぼ平行である。前記発光面102の中心O1は、前記基準光軸Z1上もしくはその近傍に位置し、また、前記リフレクタ11の第1焦点F1上もしくはその近傍に位置する。
前記リフレクタ11は、光不透過性の材料からなる。前記リフレクタ11は、前記ヒートシンク部材に取り付けられている。前記リフレクタ11は、前側部分および下側部分が開口し、かつ、後側部分および上側部分および左右両側部分が閉塞した中空形状をなす。前記リフレクタ11の閉塞部分の凹内面には、回転楕円面(楕円)を基本(基調)とした自由曲面からなる反射面(収束型反射面)110が設けられている。前記反射面110は、前記半導体型光源10からの光を反射光として前記投影レンズ12、前記シェード13側に反射させるものである。前記反射面110は、前記基準光軸Z1と、前記第1焦点F1と、第2焦点(図示せず)と、を有する。
前記シェード13は、前記反射面110からの反射光の一部をカットオフして、残りの反射光で前記ロービーム配光パターン用の集光配光パターンSPを形成するものである。すなわち、図6(A)に示すカットオフラインCL1、CL2、CL3を有する集光配光パターンSPを形成するものである。
前記投影レンズ12は、ホルダ(図示せず)を介して前記ヒートシンク部材に取り付けられている。前記投影レンズ12は、前記半導体型光源10からの光であって、前記リフレクタ11の前記反射面110からの前記反射光であって、カットオフラインCL1、CL2、CL3を有する前記集光配光パターンSPとして、外部すなわち車両の前方に照射する。
前記投影レンズ12は、この例では、非球面レンズである。前記投影レンズ12の入射面は、平面もしくはほぼ平面をなす。前記投影レンズ12の出射面は、凸形状の非球面形状をなす。前記投影レンズ12は、前記基準光軸Z1と、図示しないレンズ焦点(物空間側の焦点面であるメリジオナル像面、後側焦点)と、を有する。
前記投影レンズ12の前記基準光軸Z1と、前記リフレクタ11の前記反射面110の前記基準光軸Z1とは、一致もしくはほぼ一致する。前記投影レンズ12の前記レンズ焦点と、前記リフレクタ11の前記反射面110の前記第2焦点とは、一致もしくはほぼ一致する。
前記ヒートシンク部材は、たとえば、熱伝導率が高い材料からなる。前記ヒートシンク部材は、板形状の取付部と、フィン形状の放熱部と、から構成されている。前記ヒートシンク部材は、前記半導体型光源10において発生する熱を外部に放出するものである。前記ヒートシンク部材は、前記半導体型光源10および前記リフレクタ11および前記投影レンズ12を取り付ける取付部材を兼用する。
(第2ランプユニット2の説明)
前記第2ランプユニット2は、図1、図2(A)、図5に示すように、半導体型光源20と、リフレクタ21と、シリンドリカルレンズ22と、シェード23と、ヒートシンク部材(図示せず)と、を備えるプロジェクタ型のランプユニットである。前記第2ランプユニット2は、図6(B)に示すカットオフラインCLを有するロービーム配光パターン用の拡散配光パターンWPを照射するランプユニットである。
前記半導体型光源20は、この例では、たとえば、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型光源である。前記半導体型光源20は、発光チップ(LEDチップ)200を封止樹脂部材で封止したパッケージ(LEDパッケージ)から構成されている。前記パッケージは、基板(図示せず)に実装されている。前記基板に取り付けられているコネクタ(図示せず)を介して前記発光チップ200には、電源(バッテリー)からの電流が供給される。前記半導体型光源20は、前記ヒートシンク部材に取り付けられている。
前記発光チップ200は、長方形形状の発光面202を有する。前記発光面202は、上側に向いていて、前記リフレクタ21と対向する。前記発光面202の長手方向は、基準光軸(前記第2ランプユニット2の基準光軸、前記リフレクタ21の基準光軸、前記シリンドリカルレンズ22の基準光軸、基準軸)Z2に対して直交もしくはほぼ直交する。前記発光面202の中心O2は、前記基準光軸Z2上もしくはその近傍に位置し、また、前記リフレクタ21の第1焦点F2上もしくはその近傍に位置する。
前記リフレクタ21は、光不透過性の材料からなる。前記リフレクタ21は、前記ヒートシンク部材に取り付けられている。前記リフレクタ21は、前側部分および下側部分が開口し、かつ、後側部分および上側部分および左右両側部分が閉塞した中空形状をなす。前記リフレクタ21の閉塞部分の凹内面には、回転楕円面(楕円)を基本(基調)とした自由曲面からなる反射面(収束型反射面)210が設けられている。前記反射面210は、前記半導体型光源20からの光を反射光として前記シリンドリカルレンズ22、前記シェード23側に反射させるものである。前記反射面210は、前記基準光軸Z2と、前記第1焦点F2と、第2焦点(図示せず)と、を有する。
前記シェード23は、前記反射面210からの反射光の一部をカットオフして、残りの反射光で前記ロービーム配光パターン用の拡散配光パターンWPを形成するものである。すなわち、図6(B)に示すカットオフラインCLを有する拡散配光パターンWPを形成するものである。
前記シリンドリカルレンズ22は、ホルダ(図示せず)を介して前記ヒートシンク部材に取り付けられている。前記シリンドリカルレンズ22は、前記半導体型光源20からの光であって、前記リフレクタ21の前記反射面210からの前記反射光であって、カットオフラインCLを有する前記拡散配光パターンWPとして、外部すなわち車両の前方に照射する。前記シリンドリカルレンズ22の入射面は、平面もしくはほぼ平面をなす。前記シリンドリカルレンズ22の出射面は、凸円柱形状の非球面形状をなす。前記シリンドリカルレンズ22は、レンズ焦線(図示せず)と、前記レンズ焦線の中心もしくはほぼ中心を通る前記基準光軸Z2と、を有する。
前記シリンドリカルレンズ22の前記基準光軸Z2と、前記リフレクタ21の前記反射面210の前記基準光軸Z2とは、一致もしくはほぼ一致する。前記シリンドリカルレンズ22の前記レンズ焦線の中心もしくはほぼ中心と、前記リフレクタ21の前記反射面210の前記第2焦点とは、一致もしくはほぼ一致する。
前記ヒートシンク部材は、たとえば、熱伝導率が高い材料からなる。前記ヒートシンク部材は、板形状の取付部と、フィン形状の放熱部と、から構成されている。前記ヒートシンク部材は、前記半導体型光源20において発生する熱を外部に放出するものである。前記ヒートシンク部材は、前記半導体型光源20および前記リフレクタ21および前記シリンドリカルレンズ22を取り付ける取付部材を兼用する。
(投影レンズ12とシリンドリカルレンズ22との説明)
前記投影レンズ12と前記シリンドリカルレンズ22とは、前記投影レンズ12の前記基準光軸Z1と前記シリンドリカルレンズ22の前記基準光軸Z2とが上下にずれた状態で一体に構成されている。すなわち、図2(A)に示すように、前記投影レンズ12と前記シリンドリカルレンズ22とは、レンズ40により、一体に構成されている。前記レンズ40は、前記シリンドリカルレンズ22の前記基準光軸Z2が前記投影レンズ12の前記基準光軸Z1に対して上にずれている。前記シリンドリカルレンズ22の上下寸法は、前記投影レンズ12の上下寸法よりも小さい。
前記レンズ40の前記投影レンズ12の入射面と前記シリンドリカルレンズ22の入射面とは、面一もしくはほぼ面一に接続されている。また、前記レンズ40の前記投影レンズ12の出射面と前記シリンドリカルレンズ22の出射面とは、段差の繋線(繋目)3Uを介して接続されている。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態における車両用灯具は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
第1ランプユニット1の半導体型光源10および第2ランプユニット2の半導体型光源20を同時に点灯する。すると、第1ランプユニット1の半導体型光源10の発光面102から放射された光がリフレクタ11の反射面110で投影レンズ12側に反射される。その反射光の一部がシェード13でカットオフされて、残りの反射光で、図6(A)に示すように、カットオフラインCL1、CL2、CL3を有するロービーム配光パターン用の集光配光パターンSPとして、投影レンズ12から車両の前方に照射される。
一方、第2ランプユニット2の半導体型光源20の発光面202から放射された光がリフレクタ21の反射面210でシリンドリカルレンズ22側に反射される。その反射光の一部がシェード23でカットオフされて、残りの反射光で、図6(B)に示すように、カットオフラインCLを有するロービーム配光パターン用の拡散配光パターンWPとして、投影レンズ12から車両の前方に照射される。
そして、図6(A)に示すカットオフラインCL1、CL2、CL3を有するロービーム配光パターン用の集光配光パターンSPと、図6(B)に示すカットオフラインCLを有するロービーム配光パターン用の拡散配光パターンWPとが、合成(重畳)されて、ロービーム配光パターン(図示せず)が得られる。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態における車両用灯具は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態における車両用灯具は、図2(A)に示すように、シリンドリカルレンズ22の基準光軸Z2が投影レンズ12の基準光軸Z1に対して上側にずれている。これにより、投影レンズ12とシリンドリカルレンズ22との繋線3Uが投影レンズ12の基準光軸Z1に対して上側に偏っている。
このために、図3(A)、(B)、図4に示すように、投影レンズ12の光学的有効部分120(図3(A)中のハッチング(実線斜線)が施されている六角形の部分参照)とシリンドリカルレンズ22(図3(B)、図4中の破線にて示す円弧参照)とが重なり合う部分(ラップ部分)が、従来の車両用灯具(図4中の実線斜線が施されている部分30を参照)と比較して小さい(図4中の破線斜線が施されている部分30Uを参照)。この結果、投影レンズ12から照射される有効配光の損失量を小さくすることができる。
以下、詳細に説明する。投影レンズ12においては、半導体型光源10からの光であって、リフレクタ11の反射面110で反射された反射光の一部がシェード13でカットオフされ、残りの反射光が投影レンズ12に全体に亘って透過するものではない。すなわち、半導体型光源10からの光であって、リフレクタ11の反射面110で反射された反射光の一部がシェード13でカットオフされ、残りの反射光は、主に、投影レンズ12のうち、図3(A)中のハッチング(実線斜線)が施されている六角形の部分の光学的有効部分(光学上有効な部分)120を透過するものである。この光学的有効部分120の六角形は、基準光軸Z1を通る水平線が対角線となる。
これにより、従来の車両用灯具のように、投影レンズ(12)の基準光軸(Z1)とシリンドリカルレンズ(22)の基準光軸(Z2)とが上下において一致もしくはほぼ一致している場合(図2(B)参照)。この場合においては、図3(B)、図4に示すように、投影レンズとシリンドリカルレンズとの繋線3(図3(B)、図4中の実線にて示す円弧を参照)が投影レンズ12の基準光軸Z1に対して上下に均等もしくはほぼ均等である。
このために、従来の車両用灯具の重なり合う部分(図4中の実線斜線が施されている部分30、すなわち、図4中の実線にて示す円弧と破線にて示す円弧と実線にて示す六角形の1辺の一部とで囲まれている部分30を参照)は、この実施形態における車両用灯具の重なり合う部分(図4中の破線斜線が施されている部分30U、すなわち、図4中の実線にて示す円弧と破線にて示す円弧と実線にて示す六角形の1辺の一部とで囲まれている部分30Uを参照)と比較して、大きい。この結果、投影レンズから照射される有効配光の損失量が大きい。
これに対して、この実施形態における車両用灯具は、シリンドリカルレンズ22の基準光軸Z2が投影レンズ12の基準光軸Z1に対して上側にずれているので、繋線3Uが投影レンズ12の基準光軸Z1に対して上側に偏っている。このために、投影レンズ12の光学的有効部分120とシリンドリカルレンズ22とが重なり合う部分30Uが、従来の車両用灯具の重なり合う部分30と比較して小さい。この結果、投影レンズ12から照射される有効配光の損失量を小さくすることができる。これにより、ロービーム配光パターンを明るくすることができる。
この実施形態における車両用灯具は、シリンドリカルレンズ22の上下寸法が投影レンズ12の上下寸法よりも小さい。このために、投影レンズ12とシリンドリカルレンズ22との繋線3Uを短くすることができ、その分、重なり合う部分30Uを小さくすることができる。
この実施形態における車両用灯具は、シリンドリカルレンズ22の基準光軸Z2が投影レンズ12の基準光軸Z1よりも上側に位置する。このために、図5に示すように、シリンドリカルレンズ22の下端部が投影レンズ12の下端部よりも上側に位置する。これにより、投影レンズ12の下端部から照射される集光配光パターンSPの出射光L1と、シリンドリカルレンズ22の下端部から照射される拡散配光パターンWPの出射光L2とが、車両の前方において重なり合う。
すなわち、投影レンズ12の下端部から照射される出射光L1は、集光配光パターンSPであるから、その出射角度が拡散配光パターンWPと比較して小さい。一方、シリンドリカルレンズ22の下端部から照射される出射光L2は、拡散配光パターンWPであるから、その出射角度が集光配光パターンSPと比較して大きい。
このために、シリンドリカルレンズ22の下端部が投影レンズ12の下端部よりも上側に位置することにより、投影レンズ12の下端部から照射される集光配光パターンSPの出射光L1と、シリンドリカルレンズ22の下端部から照射される拡散配光パターンWPの出射光L2とが、車両の前方において重なり合う。この結果、集光配光パターンSPの下端部と拡散配光パターンWPの下端部とを容易に合わせることができるので、良好なロービーム配光パターンを得ることができる。
ここで、この投影レンズ12においては、光学的有効部分120のうち、基準光軸Z1を通る水平線の下側の部分が、図6(A)に示す集光配光パターンSPの外側の等光度曲線(すなわち、集光配光パターンSPの拡散部分)を形成するものである。このために、シリンドリカルレンズ22の基準光軸Z2が投影レンズ12の基準光軸Z1よりも上側に位置することにより、投影レンズ12の光学的有効部分120のうち基準光軸Z1を通る水平線の下側の部分とシリンドリカルレンズ22とが重なり合う部分30Uがさらに小さくなる。この結果、集光配光パターンSPの外側の等光度曲線(すなわち、集光配光パターンSPの拡散部分)と、拡散配光パターンWPの等光度曲線とがスムーズに接続して、良好なロービーム配光パターンが得られる。
この実施形態における車両用灯具は、第1ランプユニット1が集光配光パターンSPを照射するランプユニットであり、第2ランプユニット2が拡散配光パターンWPを照射するランプユニットである。このために、良好なロービーム配光パターンを得ることができる。
(変形例1、2、3の説明)
図7(A)は、投影レンズ12とシリンドリカルレンズ22とが一体に構成されているレンズ41の変形例1を示す説明図である。この変形例1のレンズ41は、投影レンズ12の上縁と、シリンドリカルレンズ22の上縁とが、直線上に揃えられているものである。すなわち、この変形例1のレンズ41は、前記の実施形態のレンズ40の上部を、投影レンズ12からシリンドリカルレンズ22にかけて下から上に傾斜させて切除したものである。
この変形例1のレンズ41は、前記の実施形態のレンズ40の上部を切除したものであるから、レンズの軽量化を図ることができる。しかも、前記の実施形態のレンズ40の上部を切除しても、投影レンズ12の光学的有効部分120の削減を最小限に抑えることができ、ロービーム配光パターンの明るさに対する影響を最小限に抑えることができる。
図7(B)は、投影レンズ12とシリンドリカルレンズ22とが一体に構成されているレンズ42の変形例2を示す説明図である。この変形例2のレンズ42は、シリンドリカルレンズ22の基準光軸Z2を投影レンズ12の基準光軸Z1よりも下側に位置させるものである。
この変形例2のレンズ42は、上記のごとき構成からなるものであるから、前記の実施形態のレンズ40の作用効果とほぼ同様の作用効果を得ることができる。すなわち、図3(B)に示すように、繋線3Dが投影レンズ12の基準光軸Z1に対して下側に偏っているので、投影レンズ12の光学的有効部分120とシリンドリカルレンズ22とが重なり合う部分が、従来の車両用灯具の重なり合う部分と比較して小さい。この結果、投影レンズ12から照射される有効配光の損失量を小さくすることができる。これにより、ロービーム配光パターンを明るくすることができる。この変形例2のレンズ42は、前記の実施形態のレンズ40のデザインやレイアウトと異なるデザインやレイアウトを得ることができる。
図7(C)は、投影レンズ12とシリンドリカルレンズ22とが一体に構成されているレンズ43の変形例3を示す説明図である。この変形例3のレンズ43は、投影レンズ12の上縁と、シリンドリカルレンズ22の上縁とが、直線上に揃えられているものである。すなわち、この変形例3のレンズ43は、前記の変形例2のレンズ42の上部を、投影レンズ12からシリンドリカルレンズ22にかけて上から下に傾斜させて切除したものである。
この変形例3のレンズ43は、上記のごとき構成からなるものであるから、前記の変形例1のレンズ41の作用効果とほぼ同様の作用効果を得ることができる。この変形例3のレンズ43は、前記の実施形態のレンズ40、変形例1のレンズ41、変形例2のレンズ42のデザインやレイアウトと異なるデザインやレイアウトを得ることができる。
(実施形態、変形例以外の例の説明)
なお、この実施形態においては、ロービーム配光パターンを照射するヘッドランプについて説明するものである。ところが、この発明においては、ロービーム配光パターンとハイビーム配光パターンやその他の配光パターンとを切り替えて照射するものであっても良い。
また、この実施形態においては、ロービーム配光パターンを照射するヘッドランプについて説明するものである。ところが、この発明においては、ロービーム配光パターン以外の配光パターン、たとえば、ハイビーム配光パターンやその他の配光パターンを照射するものであっても良い。
さらに、この実施形態においては、第1ランプユニット1および第2ランプユニット2がプロジェクタタイプのランプユニットを使用するものである。ところが、この発明においては、ランプユニットとしてプロジェクタタイプのランプユニット以外のランプユニットたとえばレンズ直射タイプのランプユニットを使用するものであっても良いし、光源として半導体型光源10、20以外の光源を使用しても良い。
さらにまた、この実施形態においては、1個の投影レンズ12と1個のシリンドリカルレンズ22とを一体に構成したレンズ40、41、42、43を使用するものである。ところが、この発明においては、1個もしくは複数個の投影レンズと1個もしくは複数個のシリンドリカルレンズとを一体に構成したレンズを使用するものであっても良い。
さらにまた、この実施形態においては、第1ランプユニット1のシェード13と第2ランプユニット2のシェード23とがそれぞれ別体に設けられているものである。ところが、この発明においては、第1ランプユニットのシェードと第2ランプユニットのシェードとを一体に設けたものであっても良い。しかも、第1ランプユニットのシェードと第2ランプユニットのシェードとは、固定式でも可動式でも良い。
1 第1ランプユニット
2 第2ランプユニット
10、20 半導体型光源
100、200 発光チップ
102、202 発光面
11、21 リフレクタ
110、210 反射面
12 投影レンズ
120 光学的有効部分
13、23 シェード
22 シリンドリカルレンズ
3、3D、3U 繋線
30、30U 重なり合う部分
40、41、42、43 レンズ
CL、CL1、CL2、CL3 カットオフライン
F1、F2 第1焦点
HL−HR スクリーンの左右の水平線
L1、L2 出射光
O1、O2 中心
SP 集光配光パターン
VU−VD スクリーンの上下の垂直線
WP 拡散配光パターン
Z1 投影レンズの基準光軸
Z2 シリンドリカルレンズの基準光軸

Claims (3)

  1. 第1半導体型光源と、前記第1半導体型光源からの光が入射する投影レンズを有する第1ランプユニットと、
    第2半導体型光源と、前記第2半導体型光源からの光が入射するシリンドリカルレンズを有する第2ランプユニットと、
    を備え、
    前記投影レンズと前記シリンドリカルレンズとは、車両搭載状態における水平方向に1対1で並んだ状態であり、かつ前記投影レンズの基準光軸と前記シリンドリカルレンズの基準光軸とが上下にずれた状態で一体に構成されており
    前記投影レンズの出射面と前記シリンドリカルレンズの出射面とは、繋線を介して接続されており、
    前記シリンドリカルレンズの上下寸法は、前記投影レンズの上下寸法よりも小さく、
    前記シリンドリカルレンズの前記基準光軸は、前記投影レンズの前記基準光軸よりも上側に位置しており、
    前記シリンドリカルレンズの下端部は、前記投影レンズの下端部よりも上側に位置し、
    前記投影レンズ及び前記シリンドリカルレンズは、前記投影レンズの下端部から照射される出射光と、前記シリンドリカルレンズの下端部から照射される出射光とが重なり合うように配置される
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記投影レンズの上縁と、前記シリンドリカルレンズの上縁とは、直線上に揃えられている、
    ことを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  3. 前記第1ランプユニットは、集光配光パターンを照射するランプユニットであり、
    前記第2ランプユニットは、拡散配光パターンを照射するランプユニットである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
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