JP2014055597A - 制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のスプール制御弁のストレーナは、その両端に設けられる係合部が、自身の剛性によりスリーブの規制手段に取り付けられているため、ストレーナに外力が印加されると、容易に規制手段から外れてしまうという課題があった。
【解決手段】 スリーブ4の周溝31、32にストレーナ8、9を嵌合させる際に、ストレーナ8、9の各係止爪63、64を、スリーブ4の係止溝33〜36に係止されているので、ストレーナ8に外力が印加された場合でも、一対の係止爪63、64が段差溝41〜44に引っ掛かるため、これによって、仮にストレーナ8、9に対して外力が印加されても、スリーブ4のストレーナ取付け箇所からストレーナ8、9が外れるのを防止することができる。また、スリーブ4の周溝31、32に対するストレーナ8、9の組付作業性を向上できるので、電磁弁の量産性および生産性を向上することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、燃料やオイル等の流体の圧力等を制御したり、燃料やオイル等の流体の流路を切り替えたりする制御弁に関するもので、特にスリーブの内孔の内部への異物の侵入を防止するストレーナ(フィルタ)を備えた制御弁に係わる。
従来より、軸線方向に往復移動可能なスプールと、このスプールを往復摺動可能に支持する筒状のスリーブとを備えたスプール制御弁が周知である。
このスプール制御弁のスリーブの内部には、スプールをその軸線方向へ摺動自在に支持すると共に、スプールが直接摺動するスプール孔(摺動孔)が設けられている。また、スリーブには、例えば自動変速機の油圧回路で使用されるオイルが流出入する複数のオイル給排ポートがスリーブの内部と外部とを連通している。
これらのオイル給排ポートは、オイルポンプからスプール孔の内部へオイルが供給される入力ポート(オイル供給ポート)、スプール孔の内部からクラッチ(またはブレーキ)へオイルを出力する出力ポート、およびスプール孔の内部からオイルパンへオイルを排出するドレンポート等により構成されている。
なお、スプール制御弁には、入力ポートから入力されるオイルの入力圧の変動による、出力ポートから出力されるオイルの出力圧の変動を防止するという目的で、出力圧をフィードバックしてスプール孔の内部へ供給し、スプールに作用させるフィードバックポートも設けられている。
ところで、スプール制御弁のスリーブの周壁内に流入するオイル中には、自動変速機の変速機構の摩耗等により発生した金属粉等の異物が混入している。そして、このような異物がオイルと一緒に入力ポートまたは出力ポートを介して、スプール制御弁のスリーブの周壁内に流入した場合、特にスプールのランドとスリーブの周壁との摺動部(摺動クリアランス)に入り込んだ場合には、スリーブに対するスプールの円滑な(スムーズな)移動が阻害されるため、適正な油圧制御を行うことが困難となる。
そこで、入力ポート(または出力ポート)のポート開口部に、異物がスプール孔の内部に進入することを防ぐストレーナを設置したスプール制御弁が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1のストレーナは、入力ポート(または出力ポート)のポート開口部を覆うことができるように、入力ポート(または出力ポート)の開口形状に対応した円弧形状に形成され、その両端に設けられる係合部を、スリーブに設けられるテーパ状の係止部に係合させることでスリーブのストレーナ取付け箇所に取り付けられるようになっている。 ところが、特許文献1に記載のスプール制御弁のストレーナは、その両端に設けられる係合部が、自身の剛性によりスリーブの係止部に取り付けられているため、ストレーナに対して外力が印加されると、スリーブのストレーナ取付け箇所からストレーナが容易に外れてしまうという問題があった。
一方、内燃機関(エンジン)の可変バルブタイミング機構(VVT)の油圧回路には、オイルポンプによって圧送されるオイルの圧力(油圧)を進角室または遅角室に選択的に切り替えて供給するスプール制御弁も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
このスプール制御弁の場合、オイルが流出入する複数のオイル給排ポートは、スプール孔の内部からオイルパンへオイルを排出する進角ドレンポート、スプール孔の内部から進角室へオイルを出力する進角出力ポート、オイルポンプからスプール孔の内部へオイルが供給される入力ポート(オイル供給ポート)、スプール孔の内部から遅角室へオイルを出力する遅角出力ポート、およびスプール孔の内部からオイルパンへオイルを排出する遅角ドレンポート等により構成されている。
そして、進角出力ポート、オイル供給ポートおよび遅角出力ポートの開口面に、異物がスプール孔の内部に進入することを防ぐフィルタ部材が設置されている。
この特許文献2のスリーブの外周面には、円周方向に延びる円環状の周方向溝が形成されいる。そして、進角出力ポート、オイル供給ポートおよび遅角出力ポート等の各ポートは、周方向溝の溝底面で開口している。
また、特許文献2のフィルタ部材は、周方向溝の溝底面の周囲を円周方向に取り囲むように配置され、周方向溝の溝深さよりも薄い厚さの薄い圧延板をエッチングにより微小孔を形成したものである。
そして、特許文献2のスプール制御弁のスリーブの軸方向接続部には、周方向両端部が重ね合わされるようにスリーブの周方向溝に巻き付けられるフィルタ部材の保持手段として機能するスタッドがネジ締結により固定されている。
このフィルタ部材は、周方向溝の溝底部に倣うように巻き付けられ、周方向両端部の係合孔が順次スタッドに係合される。そして、係合時には、係合孔の突起部の内径寸法がスタッドの頭部の外径寸法よりも若干大きく設定されていることから、係合孔の突起部がスタッドの頭部に接触すると撓み一時的に拡径し、スタッドの首部に収まるようになっている。
ところが、特許文献2に記載のスプール制御弁においては、周方向両端部が重ね合わされるように巻き付けられるフィルタ部材がスリーブの周方向溝から外れるという不具合の対策のため、上記のようなスタッドをスリーブにネジ締結により固定しているが、部品点数が多く、組付作業性の面から量産性および生産性には不向きであった。
特開2006−258161号公報 特開2000−266235号公報
本発明の目的は、ストレーナに対して外力が印加されても、スリーブのストレーナ取付け箇所からストレーナが外れるのを防止することのできる制御弁を提供することにある。また、スリーブの周溝に対するストレーナの組付作業性を向上して量産性および生産性を向上することのできる制御弁を提供することにある。
請求項1に記載の発明(制御弁)は、バルブをその軸線方向に往復摺動可能に支持する筒状の周壁、およびこの周壁の径方向に貫通形成されて、流体が流通可能なポートを有する筒状のスリーブと、このスリーブのポートの径方向外側に設けられるポート開口部を覆うように(周壁の外周に装着)設置されて、スリーブの周壁の内部への異物の流入を防ぐストレーナとを備えている。
スリーブの周壁の外周には、ポート開口部を跨ぐように周壁の周方向両側に延びる円弧状の周溝が設けられている。
スリーブの周溝の周方向両側には、ストレーナの周方向および径方向の移動を規制する一対の係止凹部が設けられている。
ストレーナは、スリーブの周溝内に収容されて、周溝の底面形状に対応した円弧状の曲面部を有している。この曲面部の周方向両側には、一対の係止凹部に係止される一対の係止凸部が設けられている。
一対の係止凹部は、周溝の底面よりも周壁の径方向内側に凹む(切り欠く、掘り下げる、窪む)ように形成されている。
一対の係止凸部は、ストレーナの曲面部の周方向両側に設けられる一対の周方向両端面から曲面部の径方向内側へ突き出すように形成されている。
請求項1に記載の発明によれば、ストレーナの曲面部の周方向両側に設けられる一対の周方向両端面から曲面部の径方向内側へ突き出すように形成された一対の係止凸部を、スリーブの周溝の周方向両側に設けられる一対の係止凹部に係止されるように、ストレーナをスリーブの周溝に組み付けることにより、一対の係止凸部が組み付け時の障害となることはなく、また、ストレーナの周方向および径方向の移動(動き)を容易に規制できるので、スリーブの周溝に対してストレーナを容易に組み付けることが可能となる。
また、スリーブの周溝に対するストレーナの組み付けが完了した際に、スリーブの一対の係止凹部にストレーナの一対の係止凸部が接触(係合)し、ストレーナの周方向および径方向の移動(動き)およびスリーブの周溝に対するストレーナ自体の脱落を防止することが可能となる。
これによって、ストレーナに対して外力が印加されても、スリーブのストレーナ取付け箇所からストレーナが外れるのを防止することができる。また、スリーブの周溝に対するストレーナの組付作業性を向上できるので、ストレーナを備えた制御弁の量産性および生産性を向上することができる。
請求項2及び3に記載の発明によれば、一対の係止凹部に、スリーブの周壁の径方向に沿うよに切り立った段差溝(段差壁)、あるいはスリーブの周壁(または周溝)の接線に対してストレーナの取付方向とは反対方向に鋭角的に切り込まれた(抉られた)切り込み溝を設けることにより、スリーブの周溝に対するストレーナの組み付け時に、ストレーナをスリーブの周溝の底面に滑り込ませ、スリーブの一対の係止凹部にストレーナの一対の係止凸部が接触(係合)し、ストレーナの周方向および径方向の移動(動き)が固定される。
これによって、スリーブの周溝に対するストレーナの組み付け時に、ストレーナをスリーブの周溝の底面に滑り込ませるだけで、スリーブの周溝に対するストレーナの組み付けが完了する。
請求項4〜6及び請求項10〜13に記載の発明によれば、スリーブの一対の係止凹部にストレーナの一対の係止凸部が接触(係合)することにより、ストレーナの周方向および径方向の移動(動き)が固定(規制)される。
請求項7〜9に記載の発明によれば、ストレーナをスリーブの周溝の底面に滑り込ませると、ストレーナの曲面部がスリーブの周溝の底面に倣うように隙間無く密着(曲面接触)するため、ストレーナの曲面部(ポート開口部を覆う曲面部)がスリーブの周溝の底面より浮き上がらず、ストレーナの曲面部とスリーブの周溝の底面との間に隙間が形成されず、スリーブの周溝における、曲面部の側方からポートへ異物が侵入する不具合の発生を防止することができる。
電磁スプール制御弁を示した分解図である(実施例1)。 (a)、(b)は電磁スプール制御弁のスリーブの外観形状を示した側面図である(実施例1)。 (a)は入力ポートが開口したスリーブの周壁にストレーナを装着した状態を示した断面図で、(b)は出力ポートが開口したスリーブの周壁にストレーナを装着した状態を示した断面図である(実施例1)。 ストレーナ単体の展開図である(実施例1)。 (a)、(b)は曲げ加工後のストレーナ単体を示した正面図、側面図である(実施例1)。 (a)は入力ポートが開口したスリーブの周壁にストレーナを装着した状態を示した断面図で、(b)は出力ポートが開口したスリーブの周壁にストレーナを装着した状態を示した断面図である(実施例2)。 (a)、(b)は曲げ加工後のストレーナ単体を示した正面図、側面図である(実施例2)。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
[実施例1の構成]
図1ないし図5は、本発明を適用した電磁スプール制御弁(実施例1)を示したものである。
本実施例の電磁スプール制御弁(リニアソレノイドバルブ:以下電磁弁)は、自動変速機の油圧制御装置に設置されている。
油圧制御装置は、例えば自動車等の車両に搭載される自動変速機の変速制御に使用されるものである。この油圧制御装置は、オイルパン内のオイルを吸入して圧送するオイルポンプと、複数の油路を有するバルブボディと、このバルブボディに取り付けられて、バルブボディの油路と共に油圧回路を構成する複数の電磁弁と、ドライバー等から要求された変速状態を実現するように複数の電磁弁を制御する制御ユニット(TCU)とを備えている。
オイルポンプは、エンジンのクランクシャフト(または電動モータ)によって回転駆動されて、自動変速機に使用する作動油(オイル)が貯留された貯留槽であるオイルパン(またはオイルタンクでも構わない)内のオイルを吸入して圧送する油圧発生手段である。このオイルポンプの吐出側には、オイル供給流路(油路)が接続されており、このオイル供給流路の下流端には、電磁スプール制御弁である複数の電磁弁(または少なくとも1つの電磁弁)が設置されている。
電磁弁は、圧力流体である作動油(オイル)の油圧を調圧して出力するスプールバルブ(以下スプール制御弁)1と、このスプール制御弁1を駆動する電磁アクチュエータであるリニアソレノイド2とによって構成されている。
スプール制御弁1は、軸線方向に延びるスプール3と、このスプール3をその軸線方向に往復摺動可能に支持する円筒状のスリーブ4と、このスリーブ4の第1〜第5周壁(第3、第4周壁5、6)の内部(スプール孔7の内部)への異物の流入(侵入)を防ぐ多孔金属シート状のストレーナ8、9と、スプール3をリニアソレノイド2側(デフォルト位置側)へ付勢するリターンスプリング(図示せず)とを備えている。
リターンスプリングは、スプール3をスプール孔7内においてスリーブ4の基端側(ソレノイド側)に向けて付勢する弾性力(付勢力)を発生する圧縮コイルスプリングである。このリターンスプリングは、スプール孔7の先端側の収容室内において、アジャストスクリュー(図示せず)の壁面(スプリング座)とスプール3の壁面(スプリング座)との間で軸線方向に圧縮された状態で配置されている。
アジャストスクリューは、スリーブ4の収容室の雌ネジに対する捩じ込み量(螺合量)に応じて、リターンスプリングのバネ荷重を調整する荷重調整部材であり、スプール孔7の先端側の開口部を閉塞するプラグ(栓)またはエンドキャップとしての機能も有している。
リニアソレノイド2は、非磁性体製のシャフトを介して、スプール3と一体移動可能に連結した磁性体製のプランジャ(可動コア)と、通電されると周囲に磁束を発生するソレノイドコイル(以下コイル)と、このコイルの内周側に磁路を形成するコイル内周側固定コア(円筒状のステータコア、磁気抵抗部)と、コイルの外周側に磁路を形成するコイル外周側固定コア(有底円筒状のヨーク)と、コイルと外部回路(外部電源や外部制御回路:TCU)との接続を行うための外部接続用コネクタとを備えている。
コイルは、電力の供給を受けると(電流印加または通電されると)、プランジャをステータコアの磁気吸引部に引き寄せる磁力を発生する磁束発生手段(磁力発生手段)である。このコイルは、絶縁性を有する合成樹脂製のコイルボビンの外周に、絶縁被膜を施した導線を複数回巻装したソレノイドコイルである。
コイルが通電されると、プランジャ、ステータコアおよびヨークを磁束が集中して通る磁気回路が形成される。
コイルは、磁力によってスプール3、シャフトおよびプランジャを、スリーブ4とスプール3の軸線方向の一方側(前方側)へ駆動するものである。
ここで、本実施例では、コイルが通電(ON)されると、スプール3、シャフトおよびプランジャが初期位置(デフォルト位置)からソレノイド軸方向の一方側(先端側)にストロークする。また、コイルへの通電が停止(OFF)されると、リターンスプリングの付勢力によってスプール3、シャフトおよびプランジャがデフォルト位置へ戻される。
ヨークは、コイルの外周側を覆う円筒部を有している。このヨークの開口端側には、スリーブ4の軸線方向の基端側に形成されたフランジ10にカシメ固定される係止部が設けられている。これにより、スプール制御弁1とリニアソレノイド2とが一体的に組み付けられる。
スリーブ4は、例えばアルミニウム等の非磁性金属により形成されている。具体的には、アルミダイカストによって形成されて、その表面には、アルマイト処理やニッケルメッキ等の表面処理が施されている。
スリーブ4の基端側の開口端には、リニアソレノイド2と結合する結合端面、およびこの結合端面の外周側に拡がる円環状のフランジ10が設けられている。
スリーブ4は、基端側(ソレノイド側)から先端側(スプリング側)へ向けて軸線方向に延びる円筒状の第3、第4周壁5、6を備えている。これらの第3、第4周壁5、6には、油圧制御装置の油圧回路で使用される作動油(オイル)が流出入する複数のオイル給排ポート(11〜16)が、第3、第4周壁5、6の内部と外部とをスプール孔7の軸線方向に対して略垂直な半径(放射)方向に連通している。
スリーブ4の内部には、軸線方向に延びるスプール孔7が形成されている。このスプール孔7は、スプール3をその軸線方向へ往復摺動可能に支持すると共に、スプール3が直接摺動する摺動孔である。
複数のオイル給排ポート(11〜16)は、スプール孔7の軸線方向に対して略垂直な半径(放射)方向に開口し、且つスプール孔7の軸線方向に所定の距離を隔てながら開口形成されている。これらのオイル給排ポートは、第1オイル排出ポート(以下ドレンポート)11、フィードバックポート12、オイル供給ポート(第1ポート:以下入力ポート)13、出力ポート(第2ポート)14、第2オイル排出ポート(以下ドレンポート)15等により構成されている。
ドレンポート11、フィードバックポート12、入力ポート13、出力ポート14およびドレンポート15は、スリーブ4の第1、第2、第5周壁の外周面および第3、第4周壁5、6の各周溝(後述する)の底面で開口した穴であり、スリーブ4の先端側(図1および図2(a)において図示左側、ソレノイド側に対して反対側)からスリーブ4の基端側(図1および図2(a)において図示右側、ソレノイド側)に向かって、ドレンポート11、フィードバックポート12、入力ポート13、出力ポート14およびドレンポート15の順に開口形成されている。
ドレンポート11は、スプール3の周囲を円周方向に取り囲む円筒状の第1周壁の円周方向の一部(スリーブ4やスプール孔7の中心軸線に対して一方側:図1および図2において図示上方)で、第1周壁の内部と外部とを連通するように第1周壁の半径方向に貫通する第1連通孔である。
ドレンポート11は、第1周壁の外周面において第1周壁の円周方向に部分円環状(円弧状)に開口し、第1周壁のスプール孔7の内部から第1油路(図示せず)を介してオイルパンへオイルを排出する流路孔である。
ドレンポート11は、そのスプール孔側端部でスプール孔7の内部とオイルが流通可能に接続する。
フィードバックポート12は、スプール3の周囲を円周方向に取り囲む円筒状の第2周壁の円周方向の一部(ドレンポート11と同じ側)で、第2周壁の内部と外部とを連通するように第2周壁の半径方向に貫通する第2連通孔である。
フィードバックポート12は、第2周壁の外周面において第2周壁の円周方向に部分円環状(円弧状)に開口し、出力ポート14から出力されたオイルの圧力(フィードバック油圧)が供給される流路孔である。なお、フィードバックポート12は、第4周壁6において出力ポート14の反対側(スリーブ4やスプール孔7の中心軸線に対して他方側:図1および図2において図示下方)で開口形成された連通ポート16と第2油路(図示せず)を介して接続している。
フィードバックポート12は、そのスプール孔側端部でスプール孔7の内部(フィードバック室)とオイルが流通可能に接続する。
入力ポート13は、スプール3の周囲を円周方向に取り囲む円筒状の第3周壁5の円周方向の一部(ドレンポート11と同じ側)で、第3周壁5の内部と外部とを連通するように第3周壁5の半径方向に貫通する第3連通孔である。
入力ポート13は、第3周壁5の周溝31の底面において第3周壁5の円周方向に部分円環状(円弧状)に開口し、オイルポンプから第3油路(図示せず)を介して第3周壁5のスプール孔7の内部へオイルが供給される流路孔(弁孔)である。
入力ポート13のスプール孔側端部は、リニアソレノイドの動作時に、スプール孔7の内部(連通室)とオイルが流通可能に接続する。
なお、入力ポート13の半径方向外側には、入力ポート開口部(第1ポート開口部:以下ポート開口部)17が設けられている。このポート開口部17の幅は、図3に示したように、第3周壁5の周溝31の幅よりも小さい。このため、ポート開口部17の幅方向の両側には、ストレーナ8の曲面部52が曲面接触可能な開口周縁部(角環状のシート部A)が形成される。
出力ポート14は、スプール3の周囲を円周方向に取り囲む円筒状の第4周壁6の円周方向の一部(ドレンポート11と同じ側)で、第3周壁5の内部と外部とを連通するように第4周壁6の半径方向に貫通する第4連通孔である。
出力ポート14は、第4周壁6の周溝32の底面において第4周壁6の円周方向に部分円環状(円弧状)に開口し、第4周壁6のスプール孔7の内部から第4油路(図示せず)を介してクラッチ(またはブレーキ)の油圧サーボへオイルを出力する流路孔(弁孔)である。
出力ポート14のスプール孔側端部は、リニアソレノイドの動作時に、スプール孔7の内部(連通室)とオイルが流通可能に接続する。
なお、出力ポート14の半径方向外側には、出力ポート開口部(第2ポート開口部:以下ポート開口部)18が設けられている。このポート開口部18の幅は、ポート開口部17と同様に、第4周壁6の周溝32の幅よりも小さい。このため、ポート開口部18の幅方向の両側には、ストレーナ9の曲面部52が曲面接触可能な開口周縁部(角環状のシート部B)が形成される。
ドレンポート15は、スプール3の周囲を円周方向に取り囲む円筒状の第5周壁の円周方向の一部(ドレンポート11と同じ側)で、第5周壁の内部と外部とを連通するように第2周壁の半径方向に貫通する第2連通孔である。
ドレンポート15は、第5周壁の外周面において第1周壁の円周方向に部分円環状(円弧状)に開口し、第5周壁のスプール孔7の内部から第5油路(図示せず)を介してオイルパンへオイルを排出する流路孔である。
スプール3は、スリーブ4の第3、第4周壁5、6の内径寸法(スプール孔7の孔径)に略一致した外径寸法を有し、複数のオイル給排ポート(11〜16)の連通状態を制御する複数の大径軸部(以下ランド)21〜23を備えている。これらのランド21〜23の外周面は、スプール孔7の孔壁面(第3、第4周壁5、6の内周面)と直接摺動する摺動部(摺動面)となっている。なお、第3、第4周壁5、6のスプール孔7の孔壁面と複数のランド21〜23の摺動面との間には、スプール3の往復摺動を可能とするための摺動クリアランスが形成されている。
また、スプール3には、ランド21、22を連動可能に連結する小径軸部24、およびランド22、23を連動可能に連結する小径軸部25、シャフトを介してリニアソレノイド2のプランジャの接触部に当接する軸方向凸部(軸方向突起)26が一体的に形成されている。
小径軸部24の外周には、フィードバックポート12から油圧が供給されるフィードバック室が形成されている。
小径軸部25の外周には、入力ポート13と出力ポート14またはドレンポート15とを連通する連通室が形成されている。
次に、本実施例のスプール制御弁1を備えた電磁弁の特徴を図1ないし図5に基づいて説明する。
ここで、自動変速機で使用されるオイルの圧力制御(油圧制御)を行う電磁弁は、スリーブ4の第3、第4周壁5、6のスプール孔7内に往復移動可能に設置されたスプール3を軸線方向の一方側(スリーブ4の先端側)へ駆動するリニアソレノイド2のコイルの磁気吸引力と、スプール3を軸線方向の他方側(スリーブ4の基端側)へ付勢するリターンスプリングの付勢力と、フィードバック室に供給される油圧(出力ポート14から出力された油圧の一部)との圧力バランスによってスプール3を所定の軸方向位置(ストローク位置)に保持される。
したがって、電磁弁は、スプール3のストローク位置を制御することで、ドレンポート11と出力ポート14との連通面積と、出力ポート14と入力ポート13との連通面積とを変化させる。これにより、出力ポート14に発生する油圧が調圧される。
スプール制御弁1は、スプール3、スリーブ4および2つのストレーナ8、9を備えている。
スプール3は、スプール制御弁1の弁体(バルブ本体)を構成するもので、スリーブ4のスプール孔7内に往復摺動可能に嵌合支持されている。このスプール3は、スプール孔7の内部からリニアソレノイド2の内部まで延びるシャフトの軸方向の一端面と当接している。このシャフトの軸方向の他端面は、プランジャの接触部に当接している。これにより、スプール制御弁1は、プランジャがその軸線方向に移動することで、シャフトを介してスプール3をその軸線方向へ駆動するように構成される。
スリーブ4は、第3、第4周壁5、6の外周にそれぞれ設けられた円弧状の第1、第2周溝(以下周溝)31、32、周溝31の円周方向両側にそれぞれ設けられた一対の第1係止凹部(以下係止溝)33、34、および周溝32の円周方向両側にそれぞれ設けられた一対の第2係止凹部(以下係止溝)35、36を有している。
周溝31、32は、スプール孔7の中心軸線を中心にした中心角が180°以上の周方向凹部である。また、周溝31、32は、第3、第4周壁5、6の外周面から各周溝31、32の底面までの溝深さが、ストレーナ8、9の板厚よりも大きく(深く)なっている。
一対の係止溝33〜36は、第3、第4周壁5、6の半径方向に平行な平面状の底面を有し、周溝31、32の底面よりも第3、第4周壁5、6の半径方向内側に凹む(切り欠く、掘り下げる、窪む)ように形成されている。
周溝31は、入力ポート13の半径方向外側に設けられるポート開口部17を跨ぐように、ポート開口部17の中央部分を中心にして第3周壁5の円周方向両側に延伸されている。なお、ポート開口部17は、周溝31の底面中央で円弧状に開口形成されている。
一対の係止溝33、34は、第3周壁5の半径方向に沿うように切り立った段差溝(段差壁)41、42を有している。これらの段差溝41、42は、各係止溝33、34の底面と直角に交差している。
段差溝41、42は、スプール孔7の中心軸線を中心にした中心角が180°の位置に設けられて、第3周壁5の外周の接線に対して直角に交差している。
周溝32は、出力ポート14の半径方向外側に設けられるポート開口部18を跨ぐように、ポート開口部18の中央部分を中心にして第4周壁6の円周方向両側に延伸されている。なお、ポート開口部18は、周溝32の底面中央で円弧状に開口形成されている。
一対の係止溝35、36は、第4周壁6の半径方向に沿うように切り立った段差溝(段差壁)43、44を有している。これらの段差溝43、44は、各係止溝35、36の底面と直角に交差している。
段差溝43、44は、スプール孔7の中心軸線を中心にした中心角が180°の位置に設けられて、第4周壁6の外周の接線に対して直角に交差している。
2つのストレーナ8、9は、例えばステンレス鋼(SUS304)または銅等の金属により一体的に形成されており、スリーブ4の第3、第4周壁5、6の外周にそれぞれ装着されている。これらのストレーナ8、9は、板厚方向に貫通すると共に、入力、出力ポート13、14を介して第3、第4周壁5、6の内部と外部とを連通する多数のフィルタ孔51を有する金属製の多孔質シート(展開状態では矩形状の金属薄板)により形成されている。また、2つのストレーナ8、9は、C字形状となるように曲げ加工が施される。
多数のフィルタ孔51は、オイル中に含まれる異物の粒径よりも小さく、オイルが流通可能な円形状の小孔である。これらのフィルタ孔51は、エッチング処理またはプレス加工により形成される。
多数のフィルタ孔51の形成範囲は、ストレーナ8、9の長手方向(円周方向)で、入力、出力ポート13、14の円周方向の幅以上あれば良い。
ストレーナ8は、入力ポート13の半径方向外側に設けられるポート開口部17を覆う入力ポート用のオイルフィルタ(第1ストレーナ)であって、周溝31の底面を部分円筒状に取り囲むように装着(嵌合)されている。
また、ストレーナ9は、出力ポート14の半径方向外側に設けられるポート開口部18を覆う出力ポート用のオイルフィルタ(第2ストレーナ)であって、周溝32の底面を部分円筒状に取り囲むように装着(嵌合)されている。
ここで、2つのストレーナ8、9の幅は、周溝31、32の幅よりも若干小さくなっている。これにより、2つのストレーナ8、9を周溝31、32内に容易に嵌め込むことが可能である。
2つのストレーナ8、9の幅は、入力、出力ポート13、14のポート開口部17、18の幅よりも大きくなっている。これらのストレーナ8、9のフィルタ孔形成部の周囲には、入力、出力ポート13、14のポート開口部17、18の開口周縁部(シート部A、B)および各周溝31、32の底面に曲面接触してシールを行う角環状のシール部Sが形成されている。
2つのストレーナ8、9は、その板厚(例えば0.3mm程度)が、周溝31、32の深さよりも薄くなっており、第3、第4周壁5、6の外周面から第3、第4周壁5、6の半径方向外側へ飛び出すことなく、周溝31、32内に収容されている。また、2つのストレーナ8、9は、周溝31、32の円周方向両端から周溝31、32の円周方向外側へ飛び出すことなく、周溝31、32内に収容されている。
2つのストレーナ8、9は、周溝31、32の底面形状に対応した円弧状の曲面部52を有している。このストレーナ8、9は、周溝31、32の底面に密着するように曲面部52の内径が拡径方向に弾性変形して第3、第4周壁5、6の外周に装着されている。
曲面部52の円周方向両側には、一対の周方向両端部53、54が設けられている。これらの周方向両端部53、54には、曲面部52の板厚方向に貫通する一対のスリット孔61、62、およびこれらの各スリット孔61、62の孔縁を曲面部52の半径方向内側へ突き出すように斜めに曲げて形成された一対の係止凸部(以下係止爪)63、64が形成されている。
一対のスリット孔61、62は、各係止爪63、64を形成するコの字状の第1、第2貫通孔である。
一対の係止爪63、64は、一対の係止溝33〜36の各段差溝41〜44に接触して係止される矩形状の第1、第2突起片である。
これらの係止爪63、64は、曲面部52の円周方向両側に設けられる一対の円周方向両端面から曲面部52の半径方向内側へ突き出すように形成されている。
一対の係止爪63、64は、曲面部52の中心より曲面部52側へ突き出すように、一対の周方向両端部53、54の各周方向端面に対して鋭角的に折り曲げて形成される。
これらの係止爪63、64は、ストレーナ8、9の曲げ加工(曲がりくせ付け加工)と同時に、曲面部52の径方向内側へ突き出すように形成される。あるいはストレーナ8、9の曲げ加工(曲がりくせ付け加工)の後に、曲面部52の径方向内側へ突き出すように形成される。
なお、多数のフィルタ孔51および一対のスリット孔61、62は、エッチング処理またはプレス加工により形成されている。また、曲面部52および一対の係止爪63、64は、プレス加工により形成されている。
[実施例1の組付方法]
次に、本実施例のスリーブ4の第3、第4周壁5、6に対するストレーナ8、9の組み付け手順を説明する。
ここで、スリーブ4の第3周壁5に対するストレーナ8の組み付け手順と、スリーブ4の第4周壁6に対するストレーナ9の組み付け手順とは、同じであるため、ストレーナ8の組み付け手順のみ説明し、ストレーナ9の組み付け手順は省略する。
先ず、図3においてスリーブ4の第3周壁5の半径方向外側(入力ポート13の中心を通る中心線の上方側、図示上方)から図3に矢印で示したストレーナ取付方向に沿って、ストレーナ8をスリーブ4の周溝31の底面に滑り込ませると、第3周壁5の周溝31の底面に、ストレーナ8の各係止爪63、64が摺接しながら嵌め込まれる。
ここで、ストレーナ8の曲面部52には、スリーブ4の周溝31に取り付ける前に周溝31の底面の曲率半径よりも小さい曲がりくせが付けられている。このため、周溝31の底面にストレーナ8を嵌合させる際に、ストレーナ8の各係止爪63、64が摺接すると、ストレーナ8の曲面部52の内径が拡径方向に拡がる。
そして、ストレーナ8の各係止爪63、64が、周溝31の底面と一対の係止溝33、34の各段差溝41、42の壁面との間の稜線を乗り越える位置まで、ストレーナ8をストレーナ取付方向へ移動させると、ストレーナ8の自身の復元力(曲面部52の弾性変形力)によりストレーナ8の曲面部52の内径が縮径方向に狭まる。このとき、ストレーナ8の各係止爪63、64が、段差溝41、42の壁面に沿って、周溝31の半径方向外側から内側へ移動し、一対の係止溝33〜36の各段差溝41〜44に接触して係止される。
そして、同時に、ストレーナ8の曲面部52の内径が縮径方向に狭まることで、ストレーナ8の曲面部52が周溝31の底面に密着(曲面接触)する。
以上の組み付け手順により、ストレーナ8の各係止爪63、64が、一対の係止溝33〜36に係止されることで、スリーブ4の第3、第4周壁5、6に対するストレーナ8、9の組み付けが完了する。
なお、スリーブ4にストレーナ8、9を組み付ける際に、スリーブ4の第1〜第5周壁の内部(スプール孔7内)にスプール3が嵌挿されていなくても構わない。
[実施例1の作用]
次に、本実施例の電磁弁の作用を図1ないし図5に基づいて簡単に説明する。
リニアソレノイド2のコイルへ電力が供給されていない場合、スプール3は、リターンスプリングの付勢力によりソレノイド側のデフォルト位置に止まっている。
このとき、スプール3のランド22が入力ポート13を塞ぐ(全閉する)。また、ランド22、23間の小径軸部25の外周に形成される連通室が出力ポート14とドレンポート15とを連通する。
このとき、オイルポンプから吐出されてストレーナ8の各フィルタ孔51を通過したオイルは、ポート開口部17から入力ポート13のスプール孔側端部まで到達する。そして、入力ポート13のスプール孔側端部まで到達しているオイルは、ランド22が入力ポート13を塞いでいるので、スリーブ4の第3周壁5の内部への流入が阻止される。
また、クラッチ(またはブレーキ)の油圧サーボから排出(ドレン)されてストレーナ9の各フィルタ孔51を通過したオイルは、ポート開口部18から出力ポート14内に流入する。このとき、ストレーナ9の曲面部52の外周面(凸曲面)には、曲面部52の半径方向外側から内側へ向かうオイルの圧力が加わり、ストレーナ9の曲面部52の内周面が、スリーブ4の第4周壁6のシート部Bに液密的に密着(曲面接触)するので、クラッチ(またはブレーキ)の油圧サーボから出力ポート14へ戻されるオイル中に含まれる金属粉等の異物の第4周壁6内への流入が阻止される。
そして、ストレーナ9の各フィルタ孔51を通り抜けて出力ポート14まで戻されたオイルは、スリーブ4の内部の連通室を介してドレンポート15からスリーブ4の第5周壁の外部へ流出する。そして、スリーブ4の第5周壁の外部へ流出したオイルは、油路を経てオイルパンへ排出されて、クラッチ(またはブレーキ)の油圧サーボに作用しているオイルの圧力(油圧)が下降する。
このように、本実施例の電磁弁は、コイルへの電力の供給が成されない時に、入力ポート13と出力ポート14との連通が遮断されるため、ノーマリクローズタイプのソレノイドバルブとして機能する。
一方、リニアソレノイド2のコイルへ電力が供給されると、コイルを流れる電流の大きさに対応した磁気吸引力でステータコアの磁気吸引部にプランジャが吸引される。これに伴って、先端にスプール3が連結されたシャフトが軸線方向の一方側へ押し出されることにより、スプール3がスリーブ4の先端側へ移動する。
このとき、スプール3は、プランジャの推力(磁気吸引力)と、リターンスプリングの付勢力と、連通ポート16からフィードバックポート12を介してフィードバック室へ入力されるオイルの圧力(フィードバック油圧)によりスプール3のランド22に作用するフィードバック力(軸力)とが釣り合う位置で停止し、スプール3がスリーブ4の先端側へ移動する程、入力ポート13の開口面積を拡げると共に、ドレンポート15の開口面積を狭める。
ここで、オイルポンプから吐出されてストレーナ8の各フィルタ孔51を通過したオイルは、ポート開口部17から入力ポート13内に流入する。このとき、ストレーナ9の曲面部52の外周面(凸曲面)には、曲面部52の半径方向外側から内側へ向かうオイルの圧力が加わり、ストレーナ9の曲面部52の内周面が、スリーブ4の第3周壁5のシート部Aに液密的に密着(曲面接触)するので、オイルポンプから入力ポート13へ圧送供給されるオイル中に含まれる金属粉等の異物の第3周壁5内への流入が阻止される。
そして、スプール3のストローク量の増加に従って入力ポート13の開口面積が大きくなると、出力ポート14から出力されて、クラッチ(またはブレーキ)の油圧サーボに作用するオイルの圧力(油圧)が大きくなる。つまり、スプール3のランド22と入力ポート13とのオーバーラップ量に応じて出力ポート14からクラッチ(またはブレーキ)の油圧サーボへ出力されるオイルの圧力(油圧)が調圧される。
[実施例1の効果]
以上のように、本実施例の電磁弁においては、ストレーナ8、9の各係止爪63、64を、スリーブ4の第3、第4周壁5、6の各周溝31、32の各係止溝33〜36に係止されるように、ストレーナ8、9をスリーブ4の周溝31、32に組み付けることにより、周溝31、32に対するストレーナ8、9の円周方向および半径方向の移動(動き)を規制することができる。
また、ストレーナ8、9の各係止爪63、64は、曲面部52の円周方向両端面から曲面部52のの中心より曲面部52側へ斜めに突き出すように形成されている。このため、周溝31、32の底面を各係止爪63、64が摺接する際に、各係止爪63、64の先端が周溝31、32の底面に食い込むことなく、各係止爪63、64が半径方向外側へ自身の弾性変形力により拡がりながら滑らかに組み付けることができる。
また、スリーブ4の周溝31、32に対するストレーナ8、9の組み付け時に、ストレーナ8、9の曲面部52および各周方向両端部53、54を周溝31、32の底面に滑り込ませることにより、スリーブ4の各係止溝33〜36にストレーナ8、9の各係止爪63、64が接触(係合)し、ストレーナ8、9の円周方向および半径方向の移動(動き)が固定される。
これによって、スリーブ4に対するストレーナ8、9の組み付け時に、ストレーナ8、9を周溝31、32の底面に滑り込ませるだけで、周溝31、32に対するストレーナ8、9の組み付けが完了する。
したがって、一対の係止爪63、64が、周溝31、32に対するストレーナ8、9の組み付け時の障害となることはなく、また、ストレーナ8、9の円周方向および半径方向の移動(動き)を容易に規制できるので、周溝31、32に対してストレーナ8、9を容易に組み付けることが可能となり、組付作業性を改善することができる。
また、ストレーナ8、9をスリーブ4の周溝31、32の底面に滑り込ませると、ストレーナ8、9の曲面部52が周溝31、32の底面に倣うように隙間無く密着(曲面接触)するため、ストレーナ8、9の曲面部52、特にポート開口部17、18を覆う曲面部52が周溝31、32の各シート部A、Bより浮き上がらず、曲面部52と周溝31、32の底面との間に隙間が形成されず、スリーブ4の周溝31、32における曲面部52の側方から入力、出力ポート13、14への異物の侵入を防止することができる。
また、スリーブ4の周溝31、32に対するストレーナ8、9の組み付けが完了した際に、スリーブ4の一対の係止溝33〜36にストレーナ8、9の一対の係止爪63、64が接触(係合)し、ストレーナ8、9の円周方向および半径方向の移動(動き)およびスリーブ4の周溝31、32に対するストレーナ8、9自体の脱落を防止することが可能となる。
ここで、オイルポンプから入力ポート13へオイルが供給される際、オイルの圧力がストレーナ8の曲面部52の外周面(凸曲面)に加わると、ストレーナ8の曲面部52の内径が縮径する方向に加圧される。また、クラッチ(またはブレーキ)の油圧サーボから出力ポート14へオイルが戻される際にも、同様に、ストレーナ9の曲面部52の内径が縮径する方向に加圧される。
このとき、周溝31、32の底面、特に周溝31、32の各シート部A、Bに対して、ストレーナ8、9の各曲面部52の凹曲面、特にシール部Sの凹曲面がより密着するので、ストレーナ8、9の各曲面部52と周溝31、32の底面および両側壁面との間に隙間が形成されることはなく、その隙間を通って第3、第4周壁5、6の内部への異物の流入を阻止できる。
一方、出力ポート14からクラッチ(またはブレーキ)の油圧サーボへオイルが出力される場合には、オイルの圧力がストレーナ9の曲面部52の内周面(凹曲面)に加わると、ストレーナ9の曲面部52の内径が拡径する方向に加圧される。
このとき、周溝31、32の底面に対して、ストレーナ8、9の各曲面部52の凹曲面が離れ、スリーブ4のストレーナ取付け箇所からストレーナ8、9が外れる懸念があるが、上述したように、一対の係止爪63、64が一対の係止溝33〜36の各段差溝41〜44に係止されているので、ストレーナ9の曲面部52の内径が拡径する方向に加圧された場合でも、一対の係止爪63、64が段差溝41〜44に引っ掛かるため、ストレーナ8、9の半径方向の移動(動き)が規制される。
これによって、仮にストレーナ8、9に対して外力が印加されても、スリーブ4のストレーナ取付け箇所からストレーナ8、9が外れるのを防止することができる。また、スリーブ4の周溝31、32に対するストレーナ8、9の組付作業性を向上できるので、ストレーナ8、9を備えた電磁弁の量産性および生産性を向上することができる。
[実施例2の構成]
図6は、本発明を適用した電磁弁のスリーブの周壁にストレーナを装着した状態(実施例2)を示したものである。
ここで、実施例1と同じ符号は、同一の構成または機能を示すものであって、説明を省略する。
本実施例のスリーブ4の第3、第4周壁5、6の外周には、実施例1と同様な円弧状の周溝31、32が設けられている。
周溝31の円周方向両側には、実施例1と同様に、ストレーナ8の周方向両端部53、54に設けられた一対の係止爪63を係止して、ストレーナ8の円周方向および半径方向の移動(動き)を規制する一対の第1係止凹部(以下係止溝)71、72がそれぞれ設けられている。
また、周溝32の円周方向両側には、実施例1と同様に、ストレーナ9の周方向両端部53、54に設けられた一対の係止爪63を係止して、ストレーナ9の円周方向および半径方向の移動(動き)を規制する一対の第2係止溝(以下係止溝)73、74がそれぞれ設けられている。
一対の係止溝71〜74は、周溝31、32の底面よりも第3、第4周壁5、6の径方向内側に凹む(切り欠く、掘り下げる、窪む)ように形成されている。
一対の係止溝71、72は、第3周壁5の接線に対して、ストレーナ取付方向(図6に矢印で示す)とは反対方向に鋭角的に切り込まれた(抉られた)切り込み溝(切り込み壁)75、76を有している。なお、切り込み溝75、76の底面と周溝31の底面との間の稜線は、スプール孔7の中心軸線を中心にした中心角が180°以上の位置に設けられている。
一対の係止溝73、74は、第4周壁6の接線に対して、ストレーナ取付方向とは反対方向に鋭角的に切り込まれた(抉られた)切り込み溝(切り込み壁)77、78を有している。なお、切り込み溝77、78の底面と周溝32の底面との間の稜線は、スプール孔7の中心軸線を中心にした中心角が180°以上の位置に設けられている。
そして、ストレーナ8、9の各係止爪63、64が、一対の係止溝71〜74の各切り込み溝75〜78に接触して係止されることで、スリーブ4に対してストレーナ8、9が組み付けられる。
以上のように、本実施例の電磁弁においては、実施例1と同様な効果を奏する。
[実施例3の構成]
図7は、本発明を適用した電磁弁のスリーブの周壁に装着されるストレーナ(実施例3)を示したものである。
ここで、実施例1及び2と同じ符号は、同一の構成または機能を示すものであって、説明を省略する。
本実施例の各ストレーナ8、9の周方向両端部53、54には、曲面部52の板厚方向に貫通する一対のスリット孔81、82、およびこれらの各スリット孔81、82の孔縁を曲面部52の半径方向内側へ突き出すように斜めに曲げて形成された一対の係止凸部(以下係止爪)83、84が形成されている。
一対のスリット孔81、82は、各係止爪83、84を形成するV字状(またはU字状またはC字状またはΩ字状)の第1、第2貫通孔である。
一対の係止爪83、84は、各スリット孔81、82により形成される三角形状(または各スリット孔81、82で部分的に囲まれた形状)の第1、第2突起片である。これらの係止爪83、84は、各スリット孔81、82の孔縁に設けられる基端側から鋭角的に尖った先端(尖端)側まで延びており、各係止爪83、84の先端が、一対の係止溝33〜36の各段差溝41〜44に接触して係止される。
一対の係止爪83、84は、曲面部52の円周方向両側に設けられる一対の円周方向両端面から曲面部52の半径方向内側へ突き出すように形成されている。
一対のスリット孔81、82および一対の係止爪83、84は、実施例1及び2と同様な方法で形成されている。
以上のように、本実施例の電磁弁においては、実施例1及び2と同様な効果を奏する。
[変形例]
本実施例では、本発明のスプール制御弁を、自動車の自動変速機の油圧制御を行う油圧制御装置の油圧回路に組み込まれる電磁スプール制御弁(電磁弁)に適用しているが、内燃機関(エンジン)の吸気バルブまたは排気バルブの開閉タイミングを変更する可変バルブタイミング装置(VVT)の油圧回路に組み込まれる電磁スプール制御弁(電磁油路切替弁)に適用しても良い。
また、本発明のスプール制御弁を、流体圧制御、流量制御、流路切替制御に用いるスプール制御弁に適用しても良い。
本実施例では、スプール制御弁のスプール3をその軸線方向に往復駆動するアクチュエータとして、リニアソレノイド2(電磁アクチュエータ)を採用しているが、スプール制御弁のスプール3をその軸線方向に往復駆動するアクチュエータとして、負圧制御弁を介して電動式バキュームポンプからの負圧により駆動される負圧作動式アクチュエータを採用しても良い。
また、アクチュエータとして、電力の供給を受けて回転動力(トルク)を発生するモータ、このモータの出力軸の回転を減速する減速機構、およびこの減速機構の出力部の回転運動を往復直線運動に変換する変換機構を備えた電動アクチュエータを採用しても良い。 本実施例では、多数のフィルタ孔51を円形状の小孔としているが、多数のフィルタ孔51を楕円形状または長円形状または多角形状の小孔としても良い。
1 スプール制御弁
3 スプール
4 スリーブ
5 スリーブの第3周壁
6 スリーブの第4周壁
8 ストレーナ(入力ポート用のオイルフィルタ)
9 ストレーナ(出力ポート用のオイルフィルタ)
13 入力ポート(第1ポート)
14 出力ポート(第2ポート)
31 第3周壁の周溝(第1周溝)
32 第4周壁の周溝(第2周溝)

Claims (13)

  1. (a)バルブ(3)をその軸線方向に往復摺動可能に支持する筒状の周壁(5、6)、およびこの周壁(5、6)の径方向に貫通形成されて、流体が流通可能なポート(13、14)を有する筒状のスリーブ(4)と、
    (b)前記ポート(13、14)の径方向外側に設けられるポート開口部(17、18)を覆うように設置されて、前記周壁(5、6)の内部への異物の流入を防ぐストレーナ(8、9)と
    を備えた制御弁において、
    前記スリーブ(4)は、前記周壁(5、6)の外周に設けられて、前記ポート開口部(17、18)を跨ぐように前記周壁(5、6)の周方向両側に延びる円弧状の周溝(31、32)、およびこの周溝(31、32)の周方向両側に設けられて、前記ストレーナ(8、9)の周方向および径方向の移動を規制する一対の係止凹部(33〜36、71〜74)を有し、
    前記ストレーナ(8、9)は、前記周溝(31、32)内に収容されて、前記周溝(31、32)の底面形状に対応した円弧状の曲面部(52)、およびこの曲面部(52)の周方向両側に設けられて、前記一対の係止凹部(33〜36、71〜74)に係止される一対の係止凸部(63、64、83、84)を有し、
    前記一対の係止凹部(33〜36、71〜74)は、前記周溝(31、32)の底面よりも前記周壁(5、6)の径方向内側に凹む(切り欠く、掘り下げる、窪む)ように形成されており、
    前記一対の係止凸部(63、64、83、84)は、前記曲面部(52)の周方向両側に設けられる一対の周方向両端面から前記曲面部(52)の径方向内側へ突き出すように形成されていることを特徴とする制御弁。
  2. 請求項1に記載の制御弁において、
    前記一対の係止凹部(33〜36)は、前記周壁(5、6)の径方向に沿うように切り立った段差溝(41〜44)を有していることを特徴とする制御弁。
  3. 請求項1または請求項2に記載の制御弁において、
    前記一対の係止凹部(71〜74)は、前記周壁(5、6)の接線に対して前記ストレーナ(8、9)の取付方向とは反対方向に鋭角的に切り込まれた切り込み溝(75〜78)を有していることを特徴とする制御弁。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載の制御弁において、
    前記ストレーナ(8、9)は、前記曲面部(52)の周方向両側に、前記曲面部(52)の板厚方向に貫通する一対のスリット孔(61、62、81、82)を有し、
    前記一対の係止凸部(63、64、83、84)は、前記一対のスリット孔(61、62、81、82)の孔縁を前記曲面部(52)の径方向内側へ突き出すように斜めに曲げて形成されることを特徴とする制御弁。
  5. 請求項4に記載の制御弁において、
    前記一対の係止凸部(63、64)は、前記一対の係止凹部(33〜36、71〜74)に接触する矩形状の突起片であって、
    前記一対のスリット孔(61、62)は、前記突起片を形成するコの字状の貫通孔であることを特徴とする制御弁。
  6. 請求項4に記載の制御弁において、
    前記一対の係止凸部(83、84)は、前記一対の係止凹部(33〜36、71〜74)に接触する三角形状の突起片であって、
    前記一対のスリット孔(81、82)は、前記突起片を形成するV字状の貫通孔であることを特徴とする制御弁。
  7. 請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載の制御弁において、
    前記ストレーナ(8、9)は、前記曲面部(52)が、前記ポート開口部(17、18)を覆うと共に、前記周溝(31、32)の底面に面接触するように円弧状に曲げられていることを特徴とする制御弁。
  8. 請求項1ないし請求項7のうちのいずれか1つに記載の制御弁において、
    前記曲面部(52)には、前記周溝(31、32)に取り付ける前に前記周溝(31、32)の底面または前記周壁(5、6)の曲率半径よりも小さい曲がりくせが付けられていることを特徴とする制御弁。
  9. 請求項1ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載の制御弁において、
    前記ストレーナ(8、9)は、前記周溝(31、32)の底面または前記周壁(5、6)の外面に密着するように前記曲面部(52)の内径が拡径方向に弾性変形して装着されていることを特徴とする制御弁。
  10. 請求項1ないし請求項9のうちのいずれか1つに記載の制御弁において、
    前記一対の係止凸部(63、64、83、84)は、前記曲面部(52)の中心より前記曲面部(52)側へ突き出すように、前記一対の周方向端面に対して鋭角的に折り曲げて形成されることを特徴とする制御弁。
  11. 請求項1ないし請求項10のうちのいずれか1つに記載の制御弁において、
    前記一対の係止凸部(63、64、83、84)は、前記ストレーナ(8、9)の曲げ加工と同時に、前記曲面部(52)の径方向内側へ突き出すように形成されることを特徴とする制御弁。
  12. 請求項1ないし請求項10のうちのいずれか1つに記載の制御弁において、
    前記一対の係止凸部(63、64、83、84)は、前記ストレーナ(8、9)の曲げ加工の後に、前記曲面部(52)の径方向内側へ突き出すように形成されることを特徴とする制御弁。
  13. 請求項1ないし請求項12のうちのいずれか1つに記載の制御弁において、
    前記ストレーナ(8、9)は、前記ポート(13、14)を介して前記周壁(5、6)の内部と外部とを連通する多数のフィルタ孔(51)を有する金属製の多孔質シートにより形成されていることを特徴とする制御弁。
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