JP2014051306A - 自動包装機 - Google Patents

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敏夫 正井
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Abstract

【課題】簡易な構成で包装材料に対するカッター装置の裁断角度を容易に調整でき、包装体における裁断面やミシン目の斜めずれの発生を防止して高品質の包装体を得ることができる自動包装機を提供する。
【解決手段】長尺状の包装材料2を長手方向に沿って二つ折り成形する成形シュート3と、二つ折り成形された包装材料2に成形シュート3より供給される被包装物を密封包装する縦シール装置4及び横シール装置5と、被包装物が密封包装された包装材料2を回転刃体61にて所定の離間毎に裁断して一の又は二個以上が連続された包装体を得るカッター装置6と、を具備してなる自動包装機1において、カッター装置6は、回転刃体61の回転駆動軸63に接続される回転刃体駆動ギア66と、装置本体に設けられ駆動モータ12の動力が伝達される動力伝達ギア16との噛合部Eを中心に揺動されて、包装材料2に対する裁断角度を調整可能に取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動包装機の技術に関し、より詳細には、長尺状の包装材料を長手方向に沿って二つ折り成形する成形シュートと、二つ折り成形された包装材料に成形シュートより供給される被包装物を密封包装するシール装置と、被包装物が密封包装された包装材料を回転刃体にて所定の離間毎に裁断して一の又は二個以上が連続された包装体を得るカッター装置と、を具備してなる自動包装機に関する。
従来、薬剤、嗜好品、調味料、その他の食品などの粉状又は粒状の被包装物は、一の又は二個以上が連続された包装体(製品)に密封包装されて提供されている。このような被包装物の包装体を製造する自動包装機としては、長尺状の包装材料を長手方向に沿って二つ折り成形し、有底状態の包装材料内へ被包装物を供給する成形シュートと、成形シュートの下方位置にて二つ折り成形された包装材料を縦シール及び横シールして、成形シュートより供給される被包装物を密封包装するシール装置と、シール装置の下方位置にて被包装物が密封包装された包装材料を回転刃体にて所定の離間毎に裁断して一の又は二個以上が連続された包装体を得るカッター装置等と、を具備してなる構成が公知となっている。
上述した従来の自動包装機では、ポリエチレンやポリ塩化ビニルその他の熱可塑性樹脂よりなる長尺フィルム状の包装材料を移動させながら成形シュートにて長手方向に沿って二つ折りにし、次いで、シール装置を構成する縦シール装置の一対の縦シール熱溶着ロールにて二つ折り成形された包装材料の両側縁部を縦シールしてチューブ状とした後に、同じくシール装置を構成する横シール装置の一対の横シール熱溶着ロールによりチューブ状の包装材料を包装体一個分(一袋分)毎に横シールして成形シュートより供給された被包装物を密封包装するものである。そして、このように被包装物が一袋分毎に分包された包装材料がカッター装置により所定の離間毎に裁断されることで、一の包装体又は二個以上が連続された包装体が得られる。
ところで、上述した自動包装機を構成する成形シュート、シール装置、及びカッター装置は、機体本体の上下方向に沿って配設されており、かかる成形シュートやシール装置等に沿って機体本体の上方位置から下方位置へと包装材料が連続的に供給される。このとき、有底状態の包装材料内へ成形シュートを介して被包装物が供給された後は、被包装物の量や大きさによっては集積や荷重に偏りが生じて、包装材料内での被包装物がアンバランスになり、カッター装置へと送られる際に包装材料が傾いて裁断面やミシン目が斜めにずれてしまう場合があった。
かかる観点から、従来の自動包装機においては、例えば、特許文献1に開示されるように、装置本体に設けられる駆動装置とは別に、回転刃体の回転駆動軸を駆動させる駆動モータと、駆動モータのモータ回転を制御する駆動モータ制御手段と、回転刃体の回転角位置を検出する回転刃体検出装置等とを備えてなるカッター装置の構成が提案されている。かかる構成とすることで、カッター装置の回転刃体による裁断又はミシン目形成をシール装置における横シール作動と同期させ、カッター装置の装置本体に対する取付位置を自由に変更可能とするものである。
しかしながら、上述した特許文献1に開示される自動包装機の構成では、カッター装置に別途回転刃体の回転駆動軸を駆動させるための駆動モータが設けられるため装置構成が複雑となり、また、かかる駆動モータをシール装置と同期させるための装置等を設ける必要があったため、シール装置とカッター装置の作動を同期させる調整作業が煩雑となるなどの問題があった。
特開2000−118505号公報
そこで、本発明では、自動包装機に関し、前記従来の課題を解決するもので、簡易な構成で包装材料に対するカッター装置の裁断角度を容易に調整でき、包装体における裁断面やミシン目の斜めずれの発生を防止して高品質の包装体を得ることができる自動包装機を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、長尺状の包装材料を長手方向に沿って二つ折り成形し、有底状態の包装材料内へ被包装物を供給する成形シュートと、前記成形シュートの下方位置にて二つ折り成形された包装材料を縦シール及び横シールして、前記成形シュートより供給される被包装物を密封包装するシール装置と、前記シール装置の下方位置にて被包装物が密封包装された包装材料を回転刃体にて所定の離間毎に裁断して一の又は二個以上が連続された包装体を得るカッター装置と、を具備してなる自動包装機において、前記カッター装置は、前記回転刃体の回転駆動軸に接続される回転刃体駆動ギアと、装置本体に設けられ駆動装置の動力が伝達される動力伝達ギアとの噛合部を中心に揺動されて、包装材料に対する裁断角度を調整可能に取り付けられるものである。
請求項2においては、前記カッター装置の基台側方に突設される円弧状湾曲部材と、装置本体に設けられ前記円弧状湾曲部材の湾曲面が係合される受け部材と、を有してなる揺動ガイド機構を具備してなるものである。
請求項3においては、前記揺動ガイド機構は、前記円弧状湾曲部の少なくとも一部が前記回転刃体駆動ギアと動力伝達ギアとの噛合部を中心とした円周上に配置されるものである。
請求項4においては、前記揺動ガイド機構は、前記受け部材に前記円弧状湾曲部の湾曲面に当接される複数の転動体が形成されるものである。
請求項5においては、前記回転刃体駆動ギアと動力伝達ギアとが同一水平軸上に配設されるものである。
本発明の効果として、簡易な構成で包装材料に対するカッター装置の裁断角度を容易に調整でき、包装体における裁断面やミシン目の斜めずれの発生を防止して高品質の包装体を得ることができる。
本発明の一実施例に係る自動包装機の全体的な構成を示した側面図である。 同じく図1の正面図である。 カッター装置の正面断面図である。 図3のA−A矢視一部断面図である。 同じく図3のB−B矢視一部断面図である。 揺動ガイド機構の側面図である。 揺動ガイド機構によりカッター装置を揺動させた状態を示す側面図である。 揺動ガイド機構によりカッター装置を揺動させた状態を示す側面図である。
次に、発明を実施するための形態を説明する。
まず、本実施例の自動包装機1の全体構成について、以下に概説する。以下の実施例において、図1の矢印X方向を自動包装機1の上下方向、矢印Y方向を自動包装機1の前後方向、図2の矢印Z方向を自動包装機1の左右方向とする。
図1及び図2に示すように、本実施例の自動包装機1は、長尺状の包装材料2を長手方向に沿って二つ折り成形し、有底状態の包装材料内へ被包装物を供給する成形シュート3と、成形シュート3の下方位置にて二つ折り成形された包装材料2を縦シール及び横シールして、成形シュート3より供給される被包装物を密封包装するシール装置としての縦シール装置4及び横シール装置5と、縦シール装置4及び横シール装置5の下方位置にて被包装物が密封包装された包装材料2を回転刃体61にて所定の離間毎に裁断して一の又は二個以上が連続された包装体を得るカッター装置6等とで構成されている。
自動包装機1の装置上部には、ロール状の包装材料2を支持するリール10が配設され、リール10に支持されたロール状の包装材料2はシート状に展開されて、リール10の下方位置に配設された成形シュート3へと送られる。成形シュート3は、成形シュート取付装置7にて装置本体に固定されている。
成形シュート3の後方位置には、被包装物を供給する被包装物供給装置11が配設され、被包装物供給装置11では、図示せぬ移送装置より移送された被包装物が収容されており、図示せぬシャッタ弁が開閉作動されることで、一定量の被包装物を落下させる。成形シュート3は、中間受けシュート32が被包装物供給装置11の下方位置であって被包装物の落下位置に配置され、被包装物供給装置11内の被包装物が中間受けシュート32を介して二つ折り成形された包装材料2内へと投入される。
成形シュート3の下方位置には、二つ折り成形された包装材料2を縦シールする縦シール装置4及び横シールする横シール装置5がそれぞれ配設されている。上述したように、二つ折り成形された包装材料2は、縦シール装置4により両側縁部が縦シールされてチューブ状態とされ、さらに縦シール装置4の下方位置に配設された横シール装置5により横シールされて有底状態とされる。そして、被包装物供給装置11から被包装物が断続的に成形シュート3を介して有底状態の包装材料2内へ供給され、さらに長手方向へと送り出された包装材料2の上辺が横シール装置5により横シールされることで袋部に被包装物が密封包装される。
縦シール装置4は、装置本体の前後方向に突出され、間に挟む包装材料2に対して左右対称形状に形成された一対の縦シール熱溶着ロール40・40と、縦シール熱溶着ロール40・40を回転駆動させる回転駆動軸41等とで構成されている。縦シール熱溶着ロール40は、装置本体の左右方向に並設され、一端部に図示せぬ電熱ヒータが埋設された縦シール部42が形成されている。縦シール部42・42は、断面円柱状に形成され、周面(シール面)が包装材料2を挟んで対向するように位置されて、縦シール熱溶着ロール40の回転駆動に伴って周面が包装材料2に当接した状態で転がり移動される。
回転駆動軸41は、動力伝達機構13を介して駆動装置としての駆動モータ12と接続されており、回転駆動軸41・41に伝達された駆動により、一対の縦シール熱溶着ロール40・40が回転駆動される。成形シュート3にて二つ折り成形された包装材料2は、縦シール熱溶着ロール40・40が回転駆動されることで、下方へと繰出されながら縦シール部42・42にて両側縁部が狭圧され、熱溶着にて縦シールされてチューブ状態とされる。
横シール装置5は、装置本体の前後方向に突出され、間に挟む包装材料2に対して左右対称形状に形成された一対の横シール熱溶着ロール50・50と、横シール熱溶着ロール50・50を回転駆動させる回転駆動軸51等とで構成されている。横シール熱溶着ロール50は、装置本体の左右方向に並設されている。両端の円形フランジ部の間に図示せぬ電熱ヒータが埋設された横シール部52が形成されている。横シール部52・52は、断面略矩形状に形成され、円弧状の両端面が包装材料2を挟んで対向するように位置されて、横シール熱溶着ロール50・50の回転駆動に伴って包装材料2に当接した状態で転がり移動される。
回転駆動軸51は、動力伝達軸14と接続される動力伝達機構15を介して駆動モータ12と接続されており、回転駆動軸51・51に伝達された駆動により、一対の横シール熱溶着ロール50・50が回転駆動される。縦シール装置4にてチューブ状態とされた包装材料2は、横シール熱溶着ロール50・50が回転駆動されることで、下方へと送られながら横シール部52・52にて狭圧され、熱溶着にて横シールされて有底状態とされる。そして、横シール熱溶着ロール50・50が半回転する間に、成形シュート3を介して有底状態の包装材料2内へ被包装物が供給されながら下方へと送られ、やがて包装材料2の上辺が再び横シール部52・52にて狭圧されて、熱溶着にて横シールされることで、被包装物が分包ごとに分けられて密封包装される。
次に、カッター装置6について、以下に詳述する。
図3及び図6に示すように、カッター装置6は、横シール装置5の下方位置に配設され、被包装物が密封包装された包装材料2が回転刃体61にて横シール箇所で裁断(直線カット)又はミシン目形成されて、一又は二個以上が連続された包装体が得られる。具体的には、本実施例のカッター装置6は、基台60上に回転刃体61及び固定刃体62が配設されており、回転刃体61が一回転される毎に、固定刃体62の刃先に回転刃体61の刃先が対合されることで、包装材料2の横シール箇所が裁断又はミシン目形成される。
基台60は、装置本体に対して着脱可能なフレーム体として構成されており、装置本体との取付面の所定箇所に円弧状長孔60a・60bが穿設され、円弧状長孔60a・60bを介して固定ボルト68・68が螺挿されて装置本体に取り付けられる。円弧状長孔60a・60bは、後述する回転刃体駆動ギア66と動力伝達ギア16との噛合部E(装置本体の左右方向軸)を中心にした円周上に配置されている。
回転刃体61及び固定刃体62は、平面視長板状の部材であって、先端部に包装材料2を裁断したりミシン目を入れたりするための略鋸刃状の刃先が形成されている。回転刃体61は、基台60に軸受を介して軸承された回転駆動軸63にボルト等により取り付けられ、固定刃体62は、基台60に配設された固定ブロック65にボルト等により取り付けられて、回転刃体61の刃先が固定刃体62の刃先に対合する位置にそれぞれ配設されている。
回転駆動軸63は、一端が基台60の一側方より突出され、回転駆動軸63の突出端に回転刃体駆動ギア66が回転自在に挿嵌されている。回転刃体駆動ギア66は、同じく回転駆動軸63の一端に軸上に左右移動可能なクラッチ部材67と係合されることで、回転駆動軸63と一体に回転駆動される。一方、回転駆動軸63は、回転刃体駆動ギア66よりクラッチ部材67が係脱されると、回転刃体駆動ギア66に伝達された駆動が切断されて回転駆動されない。
回転刃体駆動ギア66は、装置本体に設けられる動力伝達ギア16と噛合部Eにて噛合されて、動力伝達ギア16に伝達された駆動により回転駆動される。動力伝達ギア16は、装置本体に固定された固定軸19に取り付けられ、動力伝達軸14に固定された出力ギア17と差動歯車機構18を介して接続されている。駆動モータ12の駆動は、動力伝達軸14→出力ギア17→差動歯車機構18→動力伝達ギア16→回転刃体駆動ギア66へと伝達されて、回転駆動軸63(回転刃体61)が回転駆動される(図5参照)。
本実施例の自動包装機1では、回転駆動軸63及び固定軸19が略同一平面上に配設されて、回転刃体駆動ギア66及び動力伝達ギア16が略同一軸線上に配設されている。回転刃体駆動ギア66と動力伝達ギア16との噛合部Eは、回転駆動軸63及び固定軸19を通る装置本体の左右方向軸上に位置されている(図3及び図5参照)。
カッター装置6の下方位置には、基台60を下方より支持する支持部材20が配設されている。支持部材20は、裁断角度を調整する際に基台60の下面に当接して支持するとともに、調整ねじ20aにて基台60の傾きが微調整される。
カッター装置6と装置本体との間には、カッター装置6の基台60側方に突設される円弧状湾曲部材80と、装置本体に設けられ円弧状湾曲部材80の湾曲面80a・80bが係合される受け部材81等を有してなる揺動ガイド機構8が設けられている。カッター装置6は、揺動ガイド機構8にて上述した回転刃体駆動ギア66及び動力伝達ギア16の噛合部Eを中心に揺動されることで、包装材料2に対する裁断角度が調整される。
円弧状湾曲部材80は、側面視円弧状に湾曲形成される長板状部材として形成され、対向面にそれぞれ外湾曲面80a及び内湾曲面80bが形成されている。円弧状湾曲部材80は、装置本体にカッター装置6が取り付けられた状態で、回転刃体駆動ギア66と動力伝達ギア16との噛合部Eを中心とした外周位置に配設され、少なくとも外湾曲面80a及び内湾曲面80bの一部が噛合部Eを中心とした仮想円S1・S2の円周上にそれぞれ位置されている(図6参照)。
受け部材81は、装置本体に固定された受けガイド82と、受けガイド82に突設され円弧状湾曲部80の外湾曲面80a及び内湾曲面80bにそれぞれ当接される複数(本実施例では3個)の転動体83・83・83等とで構成されている。受けガイド82は、表面が水平面状に形成されて円弧状湾曲部80が摺接される。転動体83は、それぞれ同一に形成されたカムフォロアとして構成され、受けガイド82の表面の所定位置に突設されて円弧状湾曲部材80の外湾曲面80a及び内湾曲面80bが当接される。
装置本体にカッター装置6が取り付けられた状態で、2個の転動体83が回転刃体駆動ギア66と動力伝達ギア16との噛合部Eを中心とした仮想円S3の円周上に配設されて円弧状湾曲部80の外湾曲面80aに当接され、1個の転動体83が回転刃体駆動ギア66と動力伝達ギア16との噛合部Eを中心とした仮想円S4の円周上に配設されて円弧状湾曲部80の内湾曲面80bに当接されている(図6参照)。受け部材81に対して円弧状湾曲部材80が操作されると、外湾曲面80a及び内湾曲面80bに当接された転動体83・83・83が転がり移動されて、円弧状湾曲部材80が転動体83・83・83にてガイドされながら揺動される。
本実施例のカッター装置6は、揺動ガイド機構8にて受け部材81に対して円弧状湾曲部材80が揺動されることで、回転刃体駆動ギア66と動力伝達ギア16との噛合部Eを中心にして、基台60より回転駆動軸63が突出される側とは反対方向(装置本体の後方向)の側方が装置本体の上下方向に揺動自在とされている。そして、装置本体に対してカッター装置6が上下方向に揺動されることで、カッター装置6における包装材料2に対する裁断角度が調整される。なお、裁断角度とは、水平方向に対する回転刃体61及びミシン目刃体62の刃先の傾きのことをいい、本実施例では装置本体の前後方向の傾きのことをいう。
ここで、カッター装置6の裁断角度の調整動作について、以下に説明する。
まず、装置本体にカッター装置6が取り付けられた状態で、基台60の円弧状長孔60a・60bに螺挿された固定ボルト68・68・・・が緩められ、円弧状長孔60a・60bの長手方向幅の間で、基台60より回転駆動軸63が突出される側とは反対方向(装置本体の後方向)の側方が装置本体の上下方向に揺動操作されてカッター装置6の裁断角度が調整される。
このとき、受け部材81に係合された円弧状湾曲部材80が、転動体83・83・83が外湾曲面80a及び内湾曲面80bに当接した状態で転がり移動されるため、カッター装置6は、回転刃体駆動ギア66と動力伝達ギア16との噛合部Eを中心にして揺動される。裁断角度の調整が終了すると、再び基台60の円弧状長孔60a・60bに固定ボルト68・68が螺挿されることで装置本体に基台60が固定されて、カッター装置6が取り付けられる。
例えば、シール装置(縦シール装置4及び横シール装置5)よりカッター装置6に送られる包装材料2が下方に従って装置本体の後方向に傾く場合には、図7に示すように、刃先が水平に支持される標準位置P1から、基台60の一側方(装置本体の後側方)が装置本体の上方向に傾けられた位置P2へとカッター装置6を揺動させて、刃先が装置本体の前方向に傾いた状態で支持されるように調整される。一方、シール装置(縦シール装置4及び横シール装置5)よりカッター装置6に送られる包装材料2が下方に従って装置本体の前方向に傾く場合には、図8に示すように、刃先が垂直に支持される標準位置P1から、基台60の一側方が装置本体の下方向に傾けられた位置P3へとカッター装置6を揺動させて、刃先が装置本体の後方向に傾いた状態で支持されるように調整される。
なお、カッター装置6の裁断角度は、刃先が水平に支持される標準位置P1に対してそれぞれ0〜3°の範囲で装置本体の前後方向に傾けられる。各動力伝達ギア16及び回転刃体駆動ギア66は、カッター装置6が揺動されると動力伝達ギア16に対する回転刃体駆動ギア66の相対角度が変更されるため、かかる状態においても回転刃体駆動ギア66と動力伝達ギア16との噛合部Eにおいて動力伝達ギア16から回転刃体駆動ギア66へと動力伝達が可能なように、歯数、ピッチ、歯面など要素が最適に設計される。
以上のように、本実施例の自動包装機1は、長尺状の包装材料2を長手方向に沿って二つ折り成形し、有底状態の包装材料2内へ被包装物を供給する成形シュート3と、成形シュート3の下方位置にて二つ折り成形された包装材料2を縦シール及び横シールして、成形シュート3より供給される被包装物を密封包装する縦シール装置4及び横シール装置5と、縦シール装置4及び横シール装置5の下方位置にて被包装物が密封包装された包装材料2を回転刃体61にて所定の離間毎に裁断して一の又は二個以上が連続された包装体を得るカッター装置6と、を具備してなる自動包装機1において、カッター装置6は、回転刃体61の回転駆動軸63に接続される回転刃体駆動ギア66と、装置本体に設けられ駆動モータ12の動力が伝達される動力伝達ギア16との噛合部Eを中心に揺動されて、包装材料2に対する裁断角度を調整可能に取り付けられるため、簡易な構成で包装材料2に対するカッター装置6の裁断角度を容易に調整でき、包装体における裁断面やミシン目の斜めずれの発生を防止して高品質の包装体を得ることができるのである。
すなわち、本実施例の自動包装機1では、カッター装置6を回転刃体駆動ギア66と動力伝達ギア16との噛合部Eを中心に揺動させるので、装置本体(動力伝達ギア16)からカッター装置6(回転刃体駆動ギア66)への動力伝達を維持したままでカッター装置6の裁断角度を調整することができ、カッター装置6に別途駆動モータ等を設ける必要がなく簡易な構成とすることができ、また調整作業も容易である。そして、例えば、カッター装置6に送られる包装材料2が装置本体の前後方向に傾いてしまう場合であっても、カッター装置6を揺動させて裁断角度を調整することで、カッター装置6による裁断面やミシン目の斜めを防止でき、高品質の包装体を安定して得ることができる。
特に、本実施例の自動包装機1は、カッター装置6の基台60側方に突設される円弧状湾曲部材80と、装置本体に設けられ円弧状湾曲部材80の湾曲面80a・80bが係合される受け部材81と、を有してなる揺動ガイド機構8を具備してなるため、カッター装置6の裁断角度を調整する際に、揺動ガイド機構8により受け部材81に円弧状湾曲部材80の湾曲面80a・80bが係合された状態でカッター装置6を揺動させることができ、回転刃体駆動ギア66と動力伝達ギア16との噛合部Eを中心にしたカッター装置6の揺動操作を確実に行うことができる。
また、揺動ガイド機構8は、円弧状湾曲部80の少なくとも一部が回転刃体駆動ギア66と動力伝達ギア16との噛合部Eを中心とした円周上に配置されるため、回転刃体駆動ギア66と動力伝達ギア16との噛合部Eを中心にしてカッター装置6を円心揺動させることができ、カッター装置6の裁断角度を精度よく調整することができる。
また、揺動ガイド機構8は、受け部材81に円弧状湾曲部80の湾曲面80a・80bに当接される複数の転動体83・83・・・が形成されるため、受け部材81に対して円弧状湾曲部材80が揺動される際に、外湾曲面80a及び内湾曲面80bに当接された転動体83・83・83が転がり移動されて、円弧状湾曲部材80が転動体83・83・83にてガイドされるため、回転刃体駆動ギア66と動力伝達ギア16との噛合部Eを中心にしてカッター装置6を確実に揺動させることができ、カッター装置6の裁断角度を更に精度よく調整することができる。
また、本実施例の自動包装機1は、回転刃体駆動ギア66と動力伝達ギア16とが同一水平軸上に配設されるため、装置本体に対してカッター装置6の一端を上下動させることで、回転刃体駆動ギア66と動力伝達ギア16との噛合部Eを中心にしたカッター装置6の揺動操作を容易に行うことができる。
なお、自動包装機1の構成としては、上述した実施例に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
すなわち、上述した実施例の自動包装機1では、カッター装置6として回転刃体駆動ギア66と動力伝達ギア16とが同一水平軸上に配設される構成について説明したが、動力伝達ギア16に対する回転刃体駆動ギア66の相対位置としてはこれに限定されず、動力伝達ギア16に対して上下方向に僅かにずれた位置に配置されてもよい。ただし、かかる場合であっても、回転刃体駆動ギア66と動力伝達ギア16との噛合部Eにおいて動力伝達ギア16から回転刃体駆動ギア66へと動力伝達が可能なように、各動力伝達ギア16及び回転刃体駆動ギア66の歯数、ピッチ、歯面など要素が最適に設計される。
また、上述した実施例の自動包装機1では、揺動ガイド機構8において円弧状湾曲部80の外湾曲面80a及び内湾曲面80bにそれぞれ当接される複数(本実施例では3個)の転動体83・83・83が設けられる構成について説明したが、かかる転動体83の配置構成はこれに限定されず、円弧状湾曲部80の外湾曲面80a又は内湾曲面80bのいずれか一方だけに当接されるように配置されてもよい。
また、上述した実施例の自動包装機1では、シール装置として、一対の縦シール熱溶着ロール40・40により縦シールする縦シール装置4、及び一対の横シール熱溶着ロール50・50により横シールする横シール装置5が用いられているが、かかるシール装置の構成はこれに限定されず、例えば、開閉揺動可能に支持された一対のシールバーによりシールする装置構成としてもよい。また、縦シール装置4及び横シール装置5が一体に構成されたものが用いられてもよい。さらに、縦シール装置4及び横シール装置5が装置本体に対していずれか一方又は両方が上下方向に昇降移動可能に構成されてもよい。
1 自動包装機
2 包装材料
3 成形シュート
4 縦シール装置(シール装置)
5 横シール装置(シール装置)
6 カッター装置
7 成形シュート取付装置
8 揺動ガイド機構
11 被包装物供給装置
12 駆動モータ(駆動装置)
13 動力伝達機構
14 動力伝達軸
15 動力伝達機構
16 動力伝達ギア
32 中間受けシュート
60 基台
61 回転刃体
62 固定刃体
63 回転駆動軸
66 回転刃体駆動ギア
68 固定ボルト
80 円弧状湾曲部材
80a 外湾曲面
80b 内湾曲面
81 受け部材
82 受けガイド
83 転動体

Claims (5)

  1. 長尺状の包装材料を長手方向に沿って二つ折り成形し、有底状態の包装材料内へ被包装物を供給する成形シュートと、
    前記成形シュートの下方位置にて二つ折り成形された包装材料を縦シール及び横シールして、前記成形シュートより供給される被包装物を密封包装するシール装置と、
    前記シール装置の下方位置にて被包装物が密封包装された包装材料を回転刃体にて所定の離間毎に裁断して一の又は二個以上が連続された包装体を得るカッター装置と、
    を具備してなる自動包装機において、
    前記カッター装置は、前記回転刃体の回転駆動軸に接続される回転刃体駆動ギアと、装置本体に設けられ駆動装置の動力が伝達される動力伝達ギアとの噛合部を中心に揺動されて、包装材料に対する裁断角度を調整可能に取り付けられることを特徴とする自動包装機。
  2. 前記カッター装置の基台側方に突設される円弧状湾曲部材と、装置本体に設けられ前記円弧状湾曲部材の湾曲面が係合される受け部材と、を有してなる揺動ガイド機構を具備してなる請求項1に記載の自動包装機。
  3. 前記揺動ガイド機構は、前記円弧状湾曲部の少なくとも一部が前記回転刃体駆動ギアと動力伝達ギアとの噛合部を中心とした円周上に配置される請求項2に記載の自動包装機。
  4. 前記揺動ガイド機構は、前記受け部材に前記円弧状湾曲部の湾曲面に当接される複数の転動体が形成される請求項2又は請求項3に記載の自動包装機。
  5. 前記回転刃体駆動ギアと動力伝達ギアとが同一水平軸上に配設される請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の自動包装機。
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