JP2014034075A - ロボット装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業効率を下げることなく、汎用性の高い小型のロボット装置を提供すること。
【解決手段】アーム20と、ワークWの3次元位置を測定するためのステレオカメラ46を有し、ステレオカメラ46で3次元位置が測定されたワークWに対して作業を行うハンド4又はピンセットツール41Aと、アーム20の先端部に設けられ、ハンド4又はピンセットツール41Aをアーム20に着脱自在に連結する連結部21又はハンド21Aと、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、アームを有するロボット装置に関し、特にアームの先端に取り付けられる先端作業手段を交換可能なロボット装置に関する。
近年、ロボット装置でのワークへの精密部品の自動組み付けにおいては、精密部品組付け用のピンセットハンドと、精密部品を測定するカメラと、を用い、カメラで精密部品の3次元位置を確認しながら精密部品の組み付けを行う場合がある(特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に記載のロボット装置は、アームに取り付けたステレオカメラの焦点位置をピンセットハンドの先端に合わせ、精密部品に対するピンセットハンドの位置制御を行いながらワークへの精密部品の組み付けを行う。
特開2011−11315号公報
ところで、アームやハンドにカメラが取り付けられている場合、ワークや精密部品の置台、各種作業スペースの突起物等にカメラが接触しないようにする必要があり、アームの動作に大きな制約を課すことになる。特に、カメラによる位置制御を必要としない作業時においては、カメラはアームにとっての干渉物にしか成り得ず、制限が課されることで作業効率を低下させるおそれがあった。また、アームにカメラに取り付ける場合、アームの可搬重量等、アームの仕様を大きく設定する必要が生じるため、ロボット装置の小型化が阻害される。
更に近年、顧客のニーズの多様化による製品競争の激化から製品のライフサイクルは短縮化する傾向にあり、製品の種類もニーズの多様化に合わせて多品種にわたるようになってきている。そのため、製品が変わる毎に生産ラインや生産装置を新規構築又は変更しなければならず、多品種生産に対応させるためにはコストがかかりすぎるという問題があった。これにより、単に製品の製造を自動化するだけではなく、多品種を少量生産可能な汎用性の高いロボット装置への要求が高まっていた。
そこで、本発明は、作業効率を下げることなく、汎用性の高い小型のロボット装置を提供することを目的とする。
本発明は、ロボット装置において、ロボットアームと、ワークの3次元位置を測定するステレオカメラを有し、前記ステレオカメラで3次元位置が測定されたワークに対して作業を行う先端作業手段と、前記ロボットアームの先端部に設けられ、前記先端作業手段を前記ロボットアームに着脱自在に連結する連結手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、カメラ付き先端作業手段をアームの先端に着脱自在に設けることで、作業効率を下げることなく、汎用性の高い小型のロボット装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るロボットステーションを模式的に示す図である。 第1実施形態に係るロボット装置を制御するコントローラのブロック図である。 第1実施形態に係るロボット装置のピンセットハンド及び連結部を模式的に示す図である。 第1実施形態に係るロボットステーションを含む複数のロボットステーションからなるロボットシステムを模式的に示す図である。 本発明の第2実施形態に係るロボットステーションを模式的に示す図である。 第2実施形態に係る第1ロボット装置及び第2ロボット装置を制御するコントローラのブロック図である。 第2実施形態に係るロボット装置のピンセットツール及びハンドを模式的に示す図である。 第2実施形態に係るロボットステーションを含む複数のロボットステーションからなるロボットシステムを模式的に示す図である。 本発明の第3実施形態に係るロボットステーションを模式的に示す図である。 第3実施形態に係る第2ロボット装置のピンセットツール及びハンドを模式的に示す図である。 第3実施形態に係る第2ロボット装置のハンドの伝送接点を示す図である。 第3実施形態に係る第2ロボット装置の伝送接点のブロック図である。 第3実施形態に係るロボットステーションを含む複数のロボットステーションからなるロボットシステムを模式的に示す図である。 本発明の第4実施形態に係るロボットステーションを模式的に示す図である。 第4実施形態に係る第2ロボット装置の伝送接点のブロック図である。 第4実施形態に係るロボットステーションを含む複数のロボットステーションからなるロボットシステムを模式的に示す図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態に係るロボットステーション1について、図1から図4を参照しながら説明する。なお、以下においては、ハンド(ロボットハンド)とは、アーム(ロボットアーム)の先端部分に直接又は把持機能を有さない連結機構により取り付けられ、把持機能を有するメカ機構を持つものをいう。また、ツールとは、ハンドを用いて把持されて使用され、ハンドとは異なる把持機能を有するメカ機構を持つものをいう。
まず、ロボットステーション1の概略構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るロボットステーション1を模式的に示す図である。図2は、第1実施形態に係るロボット装置2を制御するコントローラ6のブロック図である。
図1に示すように、ロボットステーション1は、ワークWの組み立てを行うロボット装置2と、ワークWの組み立てが行われる架台3と、後述のハンド4を置く第1置台5a及び第2置台5bと、ロボット装置2を制御するコントローラ6と、を備えている。
ロボット装置2は、6軸多関節のアーム20と、アーム20の先端部に連結される先端作業手段としてのハンド4と、ハンド4をアーム20に連結させる連結手段としての連結部21と、を備えている。
アーム20は、各関節を各関節軸まわりにそれぞれ回転駆動する6つのアクチュエータを備えており、各アクチュエータのそれぞれを選択的に駆動することでハンド4を任意の3次元位置に移動させる。
ハンド4は、連結部21に着脱自在に構成されており、本実施形態においては、精密部品の組み付けを行うピンセットハンド41と、ワークWを把持して運搬等するグリッパハンド42と、が用意されている。また、ハンド4は、各種ハンド間で、共通のインターフェイスによりハンド機構系及びそれに付随する各種ツールを制御可能になっている。これにより、異なるハンドが装着された場合でも、システムに大きな負荷をかけることなく、容易にハンドの交換が可能になる。また、システムの拡張にも容易に対応できる。なお、ハンド4と連結部21については、後に詳しく説明する。
架台3は、矩形箱状に形成されており、ワークWに組み付ける精密部品が載置される供給トレイ30と、ワークWが載置される載置台31と、を備えている。本実施形態においては、載置台31にはワークWとしてのレンズ筐筒が載置され、載置台31は、レンズ筐筒を載置可能に形成されている。
第1置台5a及び第2置台5bは、アーム20に装着されないハンド4を置く置台であり、ロボット装置2の可動範囲内に配置されている。本実施形態においては、第1置台5aにピンセットハンド41を置き、第2置台5bにグリッパハンド42を置くようになっている。例えば、図1に示すように、アーム20にピンセットハンド41が装着されている場合には、第2置台5bにグリッパハンド42が置かれている。
図2に示すように、コントローラ6は、演算装置60と、記憶装置61と、を有するコンピュータ本体に、アーム20、ハンド4、ステレオカメラ46がバスを介して接続されて構成されている。また、コンピュータ本体には、入力装置62、ティーチングペンダント63、ディスプレイ64、スピーカ65、記録メディア読取装置66及び通信装置67などもバスを介して接続されている。なお、図2においては、これらを接続するためのインターフェイスは不図示としている。
演算装置60は、CPU60aと、画像処理装置60bと、音声処理装置60cと、を備えている。CPU60aは、カメラ制御部60dと、ロボット制御部60eと、を備えている。カメラ制御部60dは、記憶装置61に記憶された各種プログラムや入力装置62から入力される設定等に従って、ワークWや精密部品の3次元位置を計測する。ロボット制御部60eは、カメラ制御部60dにより計測された3次元位置及び記憶装置61に記憶された各種プログラムや入力装置62から入力される設定等に基づいて、アーム20やハンド4を制御する。なお、カメラ制御部60dによるワークWや精密部品の3次元位置計測、ロボット制御部60eによるアーム20やハンド4の制御についての精細な説明は省略する。
画像処理装置60bは、CPU60aからの描画指示に応じてディスプレイ64を制御して、画面上に所定の画像を表示させる。音声処理装置60cはCPU60aからの発音指示に応じた音声信号生成してスピーカ65に出力する。記憶装置61は、バスを介してCPU60aに接続されており、各種プログラムやデータ等が格納されたROM61aと、CPU60aの作業領域として確保されたRAM61bと、を備えている。
入力装置62は、キーボード62aと、マウス62bと、から構成されており、ワークWの3次元位置の計測に必要な情報、或いはその他の指示の入力を可能としている。記録メディア読取装置66は、各種プログラム等を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体68を読み込み、ROM61aに格納させるため等に用いられる。通信装置67は、例えば、上述したような記録媒体68を使用せずに、通信装置67を介してインターネット等から配信される更新プログラム等をダウンロードする際に用いられる。
次に、第1実施形態に係るハンド4及び連結部21について、図1に加え、図3を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態に係るロボット装置2のピンセットハンド41及び連結部21を模式的に示す図である。なお、ハンド4については、図3においてアーム20に接続されているピンセットハンド41を主体に説明し、グリッパハンド42についての詳細な説明は省略する。
図3に示すように、ピンセットハンド41は、ピンセットハンド本体43と、精密部品の組み付けを行うピンセット44と、連結部21に接続するための位置出しピン45a、45bと、ワークWや精密部品を3次元計測するステレオカメラ46と、を備えている。ステレオカメラ46は、取り付け金具47でピンセットハンド本体43に固定されており、2眼46a、46bの焦点位置がピンセット44の先端部に合うように設定されている。
ここで、ステレオカメラ46は、精密部品の3次元位置を測定するための測定機であり、精密部品の組み立てで求められる位置精度は、±50μmと非常に厳しい値である。この位置測定は、2眼46a、46bの離間距離と、2眼46a、46bの各レンズの焦点位置と、を利用した三角測量を用いる。そのため、精密な位置測定には、2眼46a、46bの距離のみならず、各レンズの焦点位置も精度よく固定する必要があり、AFなどのレンズ光学系に可動部分を存在させることができず、合焦位置深度は、例えば、30mm程度しかとれない。これにより、ハンドに取り付けるステレオカメラは、汎用的に、ステレオカメラを使いまわすことは得策ではなく、ハンド毎に、専用の焦点位置を設定したステレオカメラを設けることが得策であると考えられる。
そこで、本発明では、ピンセットハンド41は、ステレオカメラ46とピンセットハンド本体43とを、可動部分を介さず一体的に構成しており、ピンセット44につかまれた精密部品の位置測定の高精度化を可能にしている。また、一体的に構成することで、ピンセットハンド41を連結部21から取り外すと、アーム20にステレオカメラ46が残っていないため、ステレオカメラ46が供給トレイ30等にぶつからないように教示点を設定する必要がなくなる。例えば、グリッパハンド42を取りに行く際や、グリッパハンド42でワークWを隣接するロボットステーションに移動させる際等、ステレオカメラ46がポール49aや供給トレイ30等にぶつからないように、教示点を設定する必要がなくなる。その結果、例えば、製品変更の際に発生するロボットステーションの段取り変えの時間を、節約することができるようになる。
連結部21は、ピンセットハンド41に設けられた位置出しピン45a、45bを挿入させる位置決め穴22a、22bと、連結した際の位置出しピン45a、45bを固定するための不図示の固定装置(例えば、電磁ソレノイド)と、を備えている。位置決め穴22a、22bは、入口の内径が位置出しピン45a、45bの外径よりも大径に形成されており、位置出しピン45a、45bを位置決め穴22a、22bに挿通させる際の遊びが設けられている。なお、位置決め穴22a、22bの奥側の内径においては、入口にあるような遊びは無くなっており、位置出しピン45a、45bを位置決め穴22a、22bに挿通させた際に位置が固定されるようになっている。固定装置は、連結部21の内部に設けられており、開閉操作することで、位置決め穴22a、22bに挿通した位置だしピン45、45を固定する。このように、連結部21は、固定装置を開閉することで、アーム20とピンセットハンド41の着脱を行う。
次に、第1実施形態に係るロボット装置2によるワークWへの精密部品の組み付け動作について説明する。ロボット装置2は、供給トレイ30に入れてある精密部品を、ワークWに組み付ける際には、アーム20の連結部21に、ピンセットハンド41を連結させて、精密部品の組み付け動作を実行する。そして、ワークWを隣接するロボットステーションに移動させたり、ワークWの位置を変える等、大まかな動作であるが大きな部材の移動搬送などを行う際には、アーム20の連結部21に、グリッパハンド42を連結させて運搬動作を実行する。
次に、第1実施形態に係るロボット装置2のアーム20へのハンド4の連結動作について説明する。ロボット装置2は、アーム20にピンセットハンド41を装着する際は、ピンセットハンド41が載せられている第1置台5aの上方に連結部21が位置するようにアーム20を移動させる。そして、ピンセットハンド41の位置出しピン45a、45bを連結部21の位置決め穴22a、22bに押し込み、第1置台5aとアーム20とで挟むようにして、ピンセットハンド41と連結部21とを密着させる。このとき、位置決め穴22a、22bには、遊びが設けられているため、容易に位置出しピン45a、45bに押し込むことができる。ピンセットハンド41と連結部21とが密着すると、固定装置で、位置決め穴22a、22bに挿通した位置出しピン45、45を固定する。これにより、ピンセットハンド41がアーム20に連結される。
一方、ピンセットハンド41をアーム20から取り外す際には、連結しているピンセットハンド41を第1置台5aの上に載せ、連結部21の固定装置による固定を解除する。これにより、ピンセットハンド41と連結部21との連結が解除され、アーム20を第1置台5aの上から移動することでピンセットハンド41を取り外すことができる。
同様に、アーム20にグリッパハンド42を装着する際は、グリッパハンド42が載せられている第2置台5bの上方に連結部21が位置するようにアーム20を移動させる。そして、グリッパハンド42の位置出しピンを連結部21の位置決め穴22a、22bに押し込み、第2置台5bとアーム20とで挟むようにして、グリッパハンド42と連結部21とを密着させる。このとき、位置決め穴22a、22bには、遊びが設けられているため、容易に位置出しピンを押し込むことができる。グリッパハンド42と連結部21とが密着すると、固定装置で、位置決め穴22a、22bに挿通した位置出しピンを固定する。これにより、グリッパハンド42がアーム20に連結される。
一方、グリッパハンド42をアーム20から取り外す際には、連結しているグリッパハンド42を第2置台5bの上に載せ、連結部21の固定装置による固定を解除する。これにより、グリッパハンド42と連結部21との連結が解除され、アーム20を第2置台5bの上から移動することでグリッパハンド42を取り外すことができる。
ここで、各種ハンドを用途に応じて変更する事により、ハンド4への給電や制御をどのように行うかが問題になる。本実施形態においては、各種ハンドへの給電及び制御は、ケーブル48、49を通じて行っている。また、ケーブル48、49を用いてハンド4の制御を行う場合、アーム20等へのからみつき等、ケーブル48、49の引き回しが問題となる。これに対しては、アーム20の最大可動高さより高い位置からケーブル48、49を吊るす吊り上げ手段としてのポール48a、49aを設けることで、ケーブル48、49の引き回しを回避している(図1参照)。なお、ポール48a、49aは、ケーブル48、49を上方に引っ張りあげるテンション機構を有している。これにより、アーム20の移動によってケーブル48、49が架台3や床面を引きずられてアーム20等に絡み付くこと等がなくなる。その結果、アーム20の可動範囲が不要に規制されることがなくなり、容易にアーム20の教示点の設定を行うことができるようになる。なお、ピンセットハンド41では、ピンセット44の制御に加えて、ステレオカメラ46からの画像の情報信号を伝送する画像伝送ケーブルも必要である。しかし、画像伝送ケーブル、制御装置としてのコントローラに接続された制御ケーブル、不図示の電源装置に接続された電源ケーブルを1つのケーブルシースにまとめたケーブル48とすることで、この問題は解消される。
また、各種ハンドの制御は、メカ的な機構の結合により行うのではなく、電気的なインターフェイスを用いて、ハンド内部の制御コントローラに電気的に接続する形態としている。これにより、各種ハンドの制御を共通化することができ、組み付ける精密部品に応じて、把持力や精度を思いのままに変更する事が可能になる。
このように、第1実施形態に係るロボットステーション1は、各種の作業工程に応じて、それぞれ別のアームを用意する必要がなくなり、アームの使用効率を向上させることができる。また、各種工程毎に、専用のハンドを設ける事で、さまざまな工程に対応させることができ、多品種少量生産において、製品変更の際に発生するロボットステーションの段取り変えの時間を節約することができる。例えば、工程の途中でハンド部分を交換することで、精密部品のワークWへの組付け工程とワークWの搬送工程とを同一のロボット装置2で実行可能となり、ロボット装置2の効率的な使用が可能になる。その結果、作業効率を下げることなく、汎用性の高い小型のロボット装置を提供することができる。
次に、第1実施形態に係るロボットステーション1と、ハンドが固定された既存のロボットステーション101、102、103とを組み合わせたロボットシステム100について、図4を参照しながら説明する。図4は、第1実施形態に係るロボットステーション1を含む複数のロボットステーション101、102、103からなるロボットシステム100を模式的に示す図である。
図4に示すように、ロボットシステム100は、ハンドが着脱自在の第1実施形態に係るロボットステーション1と、ハンドが固定された複数のロボットステーション101、102、103と、を備えている。複数のロボットステーション101、102、103は、各種工程に対応したロボットステーションであり、ハンドがアームに固定されていること以外はロボットステーション1と同様の構成となっている。
ロボットステーション1、101、102、103の供給トレイ30、104、105、106の上方には、組み付け部品の有無や組み付け部品の位置ずれ等を検知するためのグローバルカメラ107、108、109、110が取り付けられている。グローバルカメラ107、108、109、110で撮った画像は、汎用的なインターフェイスで画像処理装置60b、111、112、113に送られ、画像処理プログラムによって、組み付け部品の有無情報や、組み付け部品の位置ずれ情報に加工される。なお、画像処理装置60bには、ピンセットハンド41に設けられたステレオカメラ46の撮影画像も専用インターフェイスで接続され、必要な位置情報に加工される。
ロボットステーション101、102、103のロボット装置114、115、116への給電及び制御は、アーム内に配設された電源ケーブル及び制御ケーブルによって行われる。そして、ロボット装置2、114、115、116は、制御ケーブルにより入力された制御信号に基づいて、CPU60a、117、118、119によりモータ(アクチュエータ)の位置制御、把持力制御、アームやハンドの軌道計算等が行われる。
コントローラ6、120、121、122は、ロボットの教示やロボット言語処理、ビジョン座標とロボット座標のズレを補正する。また、コントローラ6、120、121、122は、各ロボットステーション1、101、102、103の工程教示動作や、プログラム動作、ビジョンとロボット教示点の補正動作、エラー監視を行う。
システムコントローラ123は、コントローラ6、120、121、122とネットワーク124を介して接続されており、各ロボットステーション1、101、102、103の協調動作や、ロボットシステムの全体制御、エラー監視と稼働管理を行う。
このように、ロボットステーション1では、ハンド部分をツール化して工程の途中で交換することにより、精密部品の組み付け工程と搬送作業とを同一のロボット装置で行うことができる。その結果、ロボットステーション1でのアーム20の効率的な使用が可能になる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るロボットステーション1Aについて、図5から図8を参照しながら説明する。第2実施形態においては、連結手段がハンドにより構成される点が第1実施形態と相違する。そのため、第2実施形態においては、第1実施形態と相違する点、即ち、連結手段を構成するハンドを中心に説明し、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付してその説明は省略する。
まず、ロボットステーション1Aの構成について、図5及び図6を参照しながら説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係るロボットステーション1Aを模式的に示す図である。図6は、第2実施形態に係る第1ロボット装置10及び第2ロボット装置2Aを制御するコントローラ6Aのブロック図である。
図5に示すように、ロボットステーション1Aは、ワークWを把持する第1ロボット装置10と、ワークWへの精密部品の組み付けを行う第2ロボット装置2Aと、ワークWの組み立てが行われる架台3と、を備えている。また、ロボットステーション1Aは、ワークWに組み込まれる精密部品を検知するグローバルカメラ208と、後述のピンセットツール41Aを置く置台5aと、第1ロボット装置10及び第2ロボット装置2Aを制御するコントローラ6Aと、を備えている。
第1ロボット装置10は、6軸多関節のアーム11と、ワークWを把持するハンド12と、を備えている。アーム11は、各関節を各関節軸まわりにそれぞれ回転駆動する6つのアクチュエータを備えており、各アクチュエータのそれぞれを選択的に駆動することでハンド12を任意の3次元位置に移動させる。ハンド12は、アーム11の先端に取り付けられており、3つの異なる地点から中心位置に向かって移動自在の3つのハンド爪を備えている。ハンド12は、3つのハンド爪を外側から中心点に向かって移動させることで中心位置に位置するワークWを把持し、中心点側から外側に移動させることで把持しているワークWを放す。
第2ロボット装置2Aは、6軸多関節のアーム20Aと、アーム20Aの先端部に連結される先端作業工具としてのピンセットツール41Aと、を備えている。また、第2ロボット装置2Aは、ピンセットツール41Aをアーム20Aに連結させる連結手段としてのハンド21Aを備えている。アーム20Aは、各関節を各関節軸まわりにそれぞれ回転駆動する6つのアクチュエータを備えており、各アクチュエータのそれぞれを選択的に駆動することでピンセットツール41A及びハンド21Aを任意の3次元位置に移動させる。任意の位置に移動したピンセットツール41A及びハンド21Aは、任意の位置で精密部品の組み付け等の所定の作業を行う。
このように、第2実施形態に係るロボットステーション1Aは、第1ロボット装置10にワークWを把持させ、第2ロボット装置2AでワークWに精密部品を組み付ける、所謂、双腕協調動作による組立動作を行う。なお、第2ロボット装置2Aのピンセットツール41Aとハンド21Aについては、後に詳しく説明する。
グローバルカメラ208は、供給トレイ30の上方に取り付けられており、ワークWに組み付ける精密部品の有無や姿勢位置等を検知する。グローバルカメラ208で撮った画像は、汎用的なインターフェイスで画像処理装置60bに送られ、画像処理プログラムによって精密部品の有無情報や位置ずれ情報に加工される。なお、画像処理装置60bには、ピンセットツール41Aに設けられたステレオカメラ46の撮影画像も専用インターフェイスで接続され、必要な位置情報に加工される。
図6に示すように、コントローラ6Aは、演算装置60Aと、記憶装置61Aと、を有するコンピュータ本体に、第1ロボット装置10、第2ロボット装置2A、ステレオカメラ46及びグローバルカメラ208等がバスを介して接続されて構成されている。演算装置60Aは、CPU60Aaと、画像処理装置60bと、音声処理装置60cと、を備えおり、CPU60aは、カメラ制御部60Adと、ロボット制御部60Aeと、を備えている。
カメラ制御部60Adは、記憶装置61A(例えば、ROM61Aa)に記憶された各種プログラムや入力装置62から入力される設定等に従って、ワークWや精密部品の3次元位置を計測する。ロボット制御部60Aeは、カメラ制御部60Adにより計測された3次元位置及び記憶装置61Aに記憶された各種プログラムや入力装置62から入力される設定等に基づいて、第1ロボット装置10や第2ロボット装置2Aを制御する。なお、カメラ制御部60AdによるワークWや精密部品の3次元位置計測、ロボット制御部60Aeによる第1ロボット装置10や第2ロボット装置2Aの制御についての精細な説明は省略する。
次に、第2実施形態に係るピンセットツール41A及びハンド21Aについて、図5に加え、図7を参照しながら説明する。図7は、第2実施形態に係る第2ロボット装置2Aのピンセットツール41A及びハンド21Aを模式的に示す図である。
図7に示すように、ピンセットツール41Aは、ピンセットツール本体43Aと、ピンセット44と、連結部21に接続するための位置出しピン45Aa、45Abと、ステレオカメラ46と、を備えている。
ピンセットツール本体43Aには、ピンセットツール41Aをハンド21Aに接続する際に、後述する複数のハンド爪としての3つのハンド爪23a、23b、23cを連結位置に案内する案内溝としての把持溝50が設けられている。本実施形態においては、3つのハンド爪23a、23b、23cに対応した把持溝50が3つ設けられている。把持溝50は、ハンド21Aを接続方向に案内すると共に、接続位置でハンド21Aと合致することでハンド21Aのすべりを防止する。ピンセット44は、ピンセットツール本体43Aの中心位置の軸線上に把持中心がくるようにピンセットツール本体43Aに支持されている。位置出しピン45Aa、45Abは、ハンド21Aの後述する位置決め穴22Aa、22Abに挿入可能に形成されており、位置決め穴22Aa、22Abに挿入することで、ピンセットツール41Aのハンド21Aに対する位置決め行う。
ステレオカメラ46は、取り付け金具47でピンセットツール本体43Aに固定されており、2眼46a、46bの焦点位置がピンセット44の先端部に合うように設定されている。ピンセットツール41Aは、ステレオカメラ46とピンセットツール本体43Aとを、可動部分を介さず一体的に構成しており、ピンセット44につかまれた精密部品の位置測定の高精度化を可能にしている。
ここで、ピンセットツール41Aの制御は、すべて電気的な制御で行う必要があるため、ピンセットツール41Aには、電源供給を送る電源ケーブル、撮像信号を送る画像伝送ケーブル及びピンセット44を制御する制御ケーブルの3つのケーブルが必要である。これら3つのケーブルは、専用のケーブル48によって1つのシースにまとめられており、吊り上げ手段としてのケーブル支持部48aAにより天井側から支持されると共に、一定のテンションが与えられるようになっている。そのため、アーム20Aの駆動によってケーブル48が架台3や床面を引きずられてアーム20A等に絡み付くこと等がなくなる。これにより、アーム20Aの可動範囲が不要に規制されることがなくなる。その結果、例えば、容易にアーム20Aの教示点の設定等を行うことができるようになる。
ハンド21Aは、例えば、ワークWを把持する3つのハンド爪23a、23b、23cと、位置決め穴22Aa、22Abと、を備えている。3つのハンド爪23a、23b、23cは、異なる地点から中心位置に向かって移動自在に構成されており、外側から中心点に向かって移動することでピンセットツール本体43Aを把持し、中心点側から外側に移動することでピンセットツール本体43Aを放す。
また、ハンド爪23a、23b、23cは、ピンセットツール本体43Aを把持するだけでなく、レンズ筐筒のような円筒のワークを把持するに好適なハンドとしても機能する。例えば、レンズ筐筒のような円筒のワークであれば、ハンド爪23a、23b、23cの精度で中心位置を定めることができ、その精度は、ハンド爪23a、23b、23cの機械加工精度で決まるため、極めて高精度にできる。そのため、位置決め穴22Aa、22Abは、位置出しピン45Aa、45Abの断面と同一形状である必要はなく、抜き差しをスムーズに行うため、位置出しピン45Aa、45Abに対して、3つ爪の開閉方向と異なる方向に遊びが設けられている。
また、例えば、第1ロボット装置10が把持しているレンズ筐筒を直接つかみ、隣接するロボットステーションに運ぶ運搬作業を行うこともできる。更に、ピンセットツール41Aのピンセット44は、中心位置の軸線上にピンセット44の把持中心が定められているため、把持されることで、ハンド爪23a、23b、23cの開閉中心位置とピンセット44の把持中心は、ほぼ同一軸線上に並ぶ。軸の回転方向の位置は、位置出しピン45Aa、45Abにより定まるため、再現性がよく、把持位置の高精度を維持することができる。
次に、第2実施形態に係るロボットステーション1Aと、ハンドが固定された既存のロボットステーション201、202とを組み合わせたロボットシステム200について、図8を参照しながら説明する。図8は、第2実施形態に係るロボットステーション1Aを含む複数のロボットステーション201、202からなるロボットシステム200を模式的に示す図である。
図8に示すように、ロボットシステム200は、ピンセットツール41Aが着脱自在の第2実施形態に係るロボットステーション1Aと、ハンドが固定された複数のロボットステーション201、202と、を備えている。複数のロボットステーション201、202は、各種工程に対応したロボットステーションであり、ピンセットツール41Aを有していないこと以外はロボットステーション1Aと同様の構成となっている。
供給トレイ30、204、205の上方には、グローバルカメラ207、208、209が取り付けられている。グローバルカメラ207、208、209で撮った画像は、画像処理装置60b、211、212に送られ、画像処理プログラムによって、組み付け部品の有無情報や組み付け部品の姿勢位置情報等に加工される。なお、画像処理装置60bには、ピンセットツール41Aに設けられたステレオカメラ46の撮影画像も専用インターフェイスで接続され、必要な位置情報に加工される。
ロボットステーション1A、201、202の第1ロボット装置10、224、225及び第2ロボット装置2A、214、215への給電及び制御は、アーム内に配設された電源ケーブル及び制御ケーブルによって行われる。第1ロボット装置10、224、225及び第2ロボット装置2A、214、215は、制御ケーブルにより入力された制御信号に基づいて、CPU60Aa、217、218によりモータの位置制御、把持力制御、アームやハンドの軌道計算等が行われる。
コントローラ6A、220、221は、ロボットの教示やロボット言語処理、ビジョン座標とロボット座標のズレを補正する。また、コントローラ6A、220、221は、各ロボットステーション1A、201、202の工程教示動作や、プログラム動作、ビジョンとロボット教示点の補正動作、エラー監視を行う。
システムコントローラ223は、コントローラ6A、220、221とネットワーク224を介して接続されており、各ロボットステーション1A、201、202の協調動作や、ロボットシステムの全体制御、エラー監視と稼働管理を行う。
このように、本実施形態によれば、着脱自在のツール(例えば、ピンセットツール41A)を用いる場合でも、その連結機構を、ワークWの搬送などに使うことができる。そのため、着脱自在のツールを、ワークWに対応したツールに取り換える時間が不要となり、ロボットステーション1Aのタクトを向上させることができる。
また、ステレオカメラ46がピンセットツール本体43Aに固定されているため、精密部品の組み付け作業を行うピンセットツール41Aの先端部とアーム20Aとの位置出し精度の向上を図ることができる。例えば、アーム20Aとピンセットツール41Aとの間の位置精度は、ピンセットツール41Aの位置出しピン位置出しピン45Aa、45Abと、アーム20Aの位置決め穴22Aa、22Abとの嵌合により定められることになる。
ピンセットツール41Aは着脱自在箇所に設けられるため、位置出しピン45Aa、45Abは、抜き差しをスムーズに行うためのある程度の遊びが必要になり、位置決め精度が問題になる。しかしながら、本実施形態においては、ハンド21Aの中心点に向かって移動可能な3つハンド爪23a、23b、23cを有し、中心点とピンセット44の先端部とを結ぶ直線は、ハンド21Aの平面接合部と垂直に交わるように構成されている。中心点に向かって移動する3つハンド爪23a、23b、23cを用いてハンド21Aの同一平面上の3点の把持位置に結合させることで、ハンド21Aの中心位置と、ピンセット44の中心位置とを精度良くあわせる合わせることが可能になる。その結果、位置決めピン5Aa、45Abと位置決め穴22Aa、22Abの合致は、中心位置を軸とし、その回転方向に対してだけ厳しく設定しておけばよく、その他を遊びに使う事ができ、スムーズに連結しつつ、精度の低下を抑えることが可能になる。
なお、本発明に用いたハンド21Aのハンド爪23a、23b、23cは、これ自体でハンドとしての機能も有することを述べたが、これは、ワークWがレンズ筐筒のような円筒状の場合に好適である。例えば、第1ロボット装置10のアーム11にも同様なハンド爪を設け、円筒状のワークWを把持させると、レンズ筐筒の中心位置を正確に把握することができるため、双方のワークWの中心位置の精度を高くすることができる。その結果、例えば、円筒状ワークと円筒状ワークとをはめあわせる作業が、カメラなどの位置補正を行うことなく、容易に行うことができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係るロボットステーション1Bについて、図9から図13を参照しながら説明する。第3実施形態においては、ピンセットツールの電気的な接続態様が第2実施形態と相違する。そのため、第3実施形態においては、第2実施形態と相違する点、即ち、ピンセットツールの電気的な接続態様を中心に説明し、第2実施形態と同様の構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
まず、ロボットステーション1Bの構成について、図9から図11を参照しながら説明する。図9は、本発明の第3実施形態に係るロボットステーション1Bを模式的に示す図である。図10は、第3実施形態に係る第2ロボット装置2Bのピンセットツール41B及びハンド21Bを模式的に示す図である。図11は、第3実施形態に係る第2ロボット装置2Bのハンド21Bの伝送接点を示す図である。
図9に示すように、ロボットステーション1Bは、第1ロボット装置10と、ワークWへの精密部品の組み付けを行う第2ロボット装置2Bと、架台3と、グローバルカメラ208と、置台5aと、コントローラ6Bと、を備えている。
第2ロボット装置2Bは、6軸多関節のアーム20Bと、アーム20Bの先端部に連結されるピンセットツール41Bと、ピンセットツール41Bをアーム20Bに連結させる連結手段としてのハンド21Bと、を備えている。アーム20Bは、6つのアクチュエータを備えており、各アクチュエータを選択的に駆動することでピンセットツール41B及びハンド21Bを任意の3次元位置に移動させる。任意の位置に移動したピンセットツール41B及びハンド21Bは、任意の位置で精密部品の組み付け等を行う。
図10に示すように、ピンセットツール41Bは、ピンセットツール本体43Bと、ピンセット44と、位置出しピン45Ba、45Bbと、ステレオカメラ46と、を備えている。ハンド21Bは、3つのハンド爪23a、23b、23cと、位置決め穴22Ba、22Bbと、を備えている。
ここで、ステレオカメラ46の画像伝送ケーブル、電源ケーブル及び制御ケーブルは、一旦、すべてピンセットツール本体43Bに集められる構成になっている。第3実施形態は、ピンセットツール41B側及びハンド21B側に、制御ケーブル、電源ケーブル及び画像伝送ケーブルを、電気的に接続、離間できる伝送接点を有することを特徴としている。そのため、ハンド21Bには伝送接点が設けられ、ピンセットツール41Bには、ハンド21Bの対応する伝送接点に接続可能なお不図示の伝送接点(画像信号送信端子、制御信号受信端子、電力受給端子)が設けられている。
図11に示すように、伝送接点は、画像信号受信端子としての画像伝送用接点24、電力供給端子としての電源供給用接点25、制御信号送信端子としての制御信号伝送接点26に分かれている。なお、伝送接点を3つに分割したのは、図11(b)に示すように、接触ピンが飛び出た構造になっているためであり、接触ピンは、内蔵されたバネにより、接触させた時一定の押圧をかけて接触が保持される機構になっている。そのため、ハンド21Bがピンセットツール41Bを把持した際、伝送接点のピン圧の不均衡をなくし、把持時、できるだけ偏った力をかけないようになっている。
画像伝送用接点24は、ステレオカメラ46の2つのカメラにそれぞれ、伝送信号が割り当てられており、中央のグランドピンを中心に、定インピーダンスの平衡伝送信号線が2対設けられている。電源供給用接点25は、電源とグランドピンの他に、接点の接続有無を検知する検知ピンが設けられている。制御信号伝送接点26は、中央のグランドピン26bを中心に、1対の定インピーダンスの平衡伝送線路26aが設けられている。
図11(b)に示すように、平衡伝送線路26aは、信号接点1003、1004を中心に円環状にグランド1005、1006が形成されている。このようにすることで、各信号線は、グランドに対して一定のインピーダンスになり、平衡伝送線路26aにおいて、接点間のアライメントの位置精度を緩めるような配置が可能になる。グランドピン26b、1002や電源供給用接点25の電源ピン、検知ピン等のグランドピンは、信号用の伝送接点ピンに対して、接点の連結時において、先に接触するように、各ピン間のストロークが調整されている。なお、本実施形態においては、ピンセットツール41Bにはオスの伝送接点、ハンド21Bにメスの伝送接点を設けている。これは、ハンド爪23a、23b、23cがワークWを把持した際、伝送接点にワークWがぶつかり、伝送接点のピン先端部を痛めるのを防止するためである。そのため、ハンド21Bの接点をへこませる等の対策をとれれば、この伝送接点のピンのオスメス配置を逆にしてもよい。
また、接点伝送は、経年変化による酸化膜やごみ、油膜等が自然に接点部分に付着することが考えられるが、本実施形態においては、伝送接点が押し込まれると回転する構造を有する接点ピンを用い、酸化膜やごみ、油膜等に対応している。接点間のごみ対策等としては、この他に、把持時に、接点ピン間を摺動させる等の手段を用いてもよい。
図12に示すように、ステレオカメラ46に搭載された2つのカメラ1103、1104の制御ケーブルは、ピンセットツール41Bの制御装置1105に接続されており、ここから制御信号と電源が供給される。なお、ピンセットツール41Bのピンセット44は、モータ1106に接続されており、モータ1106により開閉駆動される。
2つのカメラ1103、1104からの画像伝送信号は、高速シリアル信号に変換され、画像伝送オス接点1123に接続される。一方、制御伝送オス接点1124、電源オス接点1125は、制御装置1105と接続される。高速シリアル信号を画像処理装置60bに劣化なく信号伝送を行うためのシリアル信号の伝送リピータ1121は、画像伝送メス接点1128で受けた高速シリアル信号を、再度、増幅して伝送ることで、画像伝送接点による信号劣化の影響を最小限にとどめる。同時に、アーム20Bから画像処理装置60bに伸びる画像伝送信号線の信号伝送距離を確保する。
ピンセットツール41Bの制御装置1105との接続制御をつかさどるハンド制御装置1122は、ピンセットツール41Bの制御伝送オス接点1124、電源オス接点1125に対応する制御伝送メス接点1127、電源メス接点1126に接続されている。アーム20B及びハンド21Bの制御ケーブルが、稼働状態でのインターフェイスの接続及び解除の制御を行い、電源メス接点1126に内蔵された接点接続検知ピンの信号を使用してピンセットツール41Bへの連結時の給電開始制御を行う。この給電開始制御をおこなうことで、接点間に確実な接触が確立される前に電源が投入されることにより発生する接点間のスパークに発生を防ぐことができ、これにより接点の耐久寿命を大幅に向上させることができる。
また、ハンド制御装置1122は、ハンド爪23a、23b、23cの制御も行う。アーム20Bの関節部に取り付けたJ1からJ6軸のモータ1113〜1118を制御するモータ制御装置1107〜1112、ハンド制御装置1122は、CPU60Baと制御通信線を通じて接続される。電源は、コントローラ6Bを通じて供給される。なお、上述の制御ケーブルには、カメラ1103、1104の制御信号も含まれる。そのため、この制御ケーブルは、画像処理装置60bにも接続されており、CAN等のマルチホスト制御インターフェイスで、同一の制御ケーブルを通じて、アーム20B、ハンド21B及びピンセットツール41Bの制御装置が制御される。また、また、本実施形態では、制御信号と画像伝送信号とを別々の信号線で記載したが、例えば、GIGEやUSBなどの双方向の高速通信インターフェイスを使えば、この伝送接点を、同一にすることもできる。
次に、第3実施形態に係るロボットステーション1Bと、ハンドが固定された既存のロボットステーション301、302とを組み合わせたロボットシステム300について、図13を参照しながら説明する。図13は、第3実施形態に係るロボットステーション1Bを含む複数のロボットステーション301、302からなるロボットシステム300を模式的に示す図である。
図13に示すように、ロボットシステム300は、ピンセットツール41Bが着脱自在の第3実施形態に係るロボットステーション1Bと、ハンドが固定された複数のロボットステーション301、302と、を備えている。複数のロボットステーション301、302は、各種工程に対応したロボットステーションであり、ピンセットツール41Bを有していないこと以外はロボットステーション1Bと同様の構成となっている。
供給トレイ30、304、305の上方には、グローバルカメラ307、308、309が取り付けられている。グローバルカメラ307、308、309で撮った画像は、画像処理装置60b、311、312に送られ、画像処理プログラムによって、組み付け部品の有無情報や組み付け部品の姿勢位置情報等に加工される。なお、画像処理装置60bには、ピンセットツール41Bに設けられたステレオカメラ46の撮影画像も専用インターフェイスで接続され、必要な位置情報に加工される。
ロボットステーション1B、301、302の第1ロボット装置10、324、325及び第2ロボット装置2B、314、315への給電及び制御は、アーム内に配設された電源ケーブル及び制御ケーブルによって行われる。第1ロボット装置10、324、325及び第2ロボット装置2B、314、315は、制御ケーブルにより入力された制御信号に基づいて、CPU60Ba、317、318によりモータの位置制御、把持力制御、アームやハンドの軌道計算等が行われる。
コントローラ6B、320、321は、ロボットの教示やロボット言語処理、ビジョン座標とロボット座標のズレを補正する。また、コントローラ6B、320、321は、各ロボットステーション1B、301、302の工程教示動作や、プログラム動作、ビジョンとロボット教示点の補正動作、エラー監視を行う。
本実施形態においては、画像処理装置60b、311、312とコントローラ6B、320、321とが、ローカルエリアネットワーク324により各コントローラ6B、320、321に同列に接続されている。このようにすることで、各コントローラ6B、320、321は、担当するロボットステーションの制御のみならず、隣接するロボットステーションに対しても、制御をおこなうことができる。つまり、ステーション間の協調動作等の複数のステーション間にまたがる制御が容易になる。
システムコントローラ323は、コントローラ6B、320、321とローカルエリアネットワーク324を介して接続されており、各ロボットステーション1B、301、302の協調動作や、ロボットシステムの全体制御、エラー監視と稼働管理を行う。
このように、本実施形態によれば、ピンセットツール41Bからでる配線ケーブルの取り回しが容易となり、容易にアーム20Bの教示を行うことができる。例えば、ステレオカメラをピンセットツール等に設けた場合、カメラとツールとの間を結ぶ配線の引き回しが問題になる。これは、ステレオカメラがアームにある場合は、アームに沿って配線の引き回しをしておけばいいが、ステレオカメラをツールに設けた場合、アームと切り離されるため、アームに沿って、配線を引き回せなくなる。このため、ツールは、アームと独立した配線を設ける必要がある。そして、ツールをアームと連結して使用する際は、アームの動きに応じて配線が思わぬ方向に動くため、各種作業工程の教示においては、配線の動きを考慮してアームの動作を決定しなくてはならなかった。
特に、配線は、使用年数や動作環境温度によりその硬さが変化し、更にメンテナンスで交換する必要もあるため、変動要因が多く、安定した装置の稼働を実現する上では、大きな問題となる。本実施形態では、ステレオカメラの画像通信、ツールの制御通信及びツールとステレオカメラの電源供給は、ツールとハンドとの連結部に設けた接点を通じて供給され、接点への画像通信、制御通信、電源供給制御を行う。すなわち、ツール側と、アーム側に接点ユニットを設ける事で、着脱自在のツールを用いた場合でも、その配線経路を、アームに沿った配線の引き回し経路に固定することができる。これにより、従来と同様に、アームの教示を行うことができ、アームの動きによる配線の動きのばらつき考慮する必要がなくなる。その結果、ロボット装置の段取り変えの時間が削減できる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係るロボットステーション1Cについて、図14から図16を参照しながら説明する。第4実施形態においては、ピンセットツールの電気的な接続態様が第2実施形態と相違する。そのため、第4実施形態においては、第3実施形態と相違する点、即ち、ピンセットツールの電気的な接続態様を中心に説明し、第3実施形態と同様の構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
まず、ロボットステーション1Cの構成について、図14及び図15を参照しながら説明する。図14は、本発明の第4実施形態に係るロボットステーション1Cを模式的に示す図である。図15は、第4実施形態に係る第2ロボット装置2Cの伝送接点のブロック図である。
図14に示すように、ロボットステーション1Cは、第1ロボット装置10と、ワークWへの精密部品の組み付けを行う第2ロボット装置2Cと、架台3と、グローバルカメラ308と、置台5aと、コントローラ6Cと、を備えている。
第2ロボット装置2Cは、6軸多関節のアーム20Cと、アーム20Cの先端部に連結されるピンセットツール41Cと、ピンセットツール41Cをアーム20Cに連結させる連結手段としてのハンド21Cと、を備えている。アーム20Cは、6つのアクチュエータを備えており、各アクチュエータを選択的に駆動することでピンセットツール41C及びハンド21Cを任意の3次元位置に移動させる。任意の位置に移動したピンセットツール41C及びハンド21Cは、任意の位置で精密部品の組み付け等を行う。
ピンセットツール41Cは、ピンセットツール本体43Cと、ピンセット44と、位置出しピン45Ca、45Cbと、ステレオカメラ46と、を備えている。ハンド21Cは、3つのハンド爪23a、23b、23cと、位置決め穴22Ca、22Cbと、を備えている。
ここで、本実施形態においては、ピンセットツール41Cとハンド21Cの伝送接点による接続を電源接点と制御接点のみで行い、ステレオカメラ46に無線通信装置を内蔵させて、画像伝送信号の通信及びカメラ制御を、無線通信装置を介して行っている。これにより、アーム内に内蔵される専用線は、画像伝送線がなくなり、電源ケーブル及び制御ケーブルの2つで済むようになる。
従来から、画像通信専用線には、1Gbpsを超える速度の高速信号が流れるため、その扱いは、極めてセンシティブである。例えば、伝送に接点を用いた場合、接点の耐久劣化により、接点間の接触抵抗が増加するが、接触抵抗の劣化は、伝送信号の波形なまりを生む。これは、伝送周波数が高くなればなる程、その影響が顕著になり、通信障害を引き起こす。更に、画像通信線には、EMC対策上、シールドケーブルがかかせなかった。しかしながら、このシールドケーブルは、屈曲やねじりの耐久に難点があり、あわせて、伝送接点の劣化による直列抵抗の増加は、伝送特性に大きな影響を与える。そのため、画像伝送線をロボット体内に設ける代償として、メンテナンス期間が短くなるというデメリットがあった。
なお、接点を用いない別の方策としては、ツールとコントローラの間の通信をすべて、無線化する事が考えられる。しかしながら、1Gbpsを超えるような通信速度を持つ通信インターフェイスには、少なくともミリ波以上の短波長の電波又は光通信による手段が必須であり、波長の短波長化に伴う指向性もロボットシステムの安定化動作の支障になる。指向性が問題にならない無線通信手段では、伝送速度が遅く、リアルタイムに画像通信ができず、ロボットシステムのタクトが大幅に低下する問題があった。
一方、ツールに搭載されたステレオカメラは、撮影位置や撮影物が、工程が決まれば、1か所に特定されるため、それにあわせて、アンテナ27を配置する事で、指向性に伴う、ロボットシステムの安定性を確保できる。
一方、可動中も通信を継続する必要があり、場所も特定できないハンドの制御通信や無線で伝送できない電源供給は、接点伝送で行う。このように構成することで、メンテナンス期間の短い画像通信は、接点を使わずにコントローラと通信可能になり、安定性が必要なハンドの制御通信等のみを接点伝送で行うことで、配線や接点のメンテナンス期間を大幅に延ばす事ができる。また、安定した動作が可能になる。
以下、上述を実現するための具体的な手段について説明する。
図15に示すように、本実施形態においては、ステレオカメラ46に搭載されるカメラ1403、1404は、電源のみピンセットツール41Cの制御装置1406から供給される。なお、ピンセットツール41Cのピンセット44は、モータ1407に接続されており、モータ1407により開閉駆動される。画像伝送信号線及びカメラの制御ケーブルは、ミリ波の無線通信ユニット1405に接続され、ミリ波無線通信を通じて、画像処理装置60b側の無線通信ユニット1408に接続される。
制御装置1406からは、信号伝送オス接点1409、電源オス接点1410と同時に、ピンセットツール41Cの置台5aと対向する箇所に、もう1つ同様な信号伝送オス接点1411、電源オス接点1412が設けられている。これらは、信号伝送オス接点1409、電源オス接点1410と並列に接続される。置台5aには、ハンド爪23a、23b、23cの制御伝送メス接点1414及び電源メス接点1415と同様な、制御伝送メス接点1416及び電源メス接点1417が設けられている。また、置台5aには、ハンド21C側に搭載されているハンド制御装置1418と同様な機能を持つハンド制御装置1419が設けられている。
アームの各関節J1軸からJ6軸に設けられたモータ1426〜1431を制御するモータ制御装置1420〜1425は、ハンド制御装置1418、1419と同じ制御ラインで、CPU60Caと接続されている。更に接点1414、1415、1409、1410を通じて、ハンドツールの制御装置1406にも接続されている。
このように、本実施形態によれば、例えば、第3実施形態においては、ピンセットツール41Cが正常に稼働しているか判断するには、ロボットステーション1Cの起動時に、アーム20Cを駆動してピンセットツール41Cを把持しにいく必要があった。しかしながら、本システムにすることで、ピンセットツール41Cは、置台5aから制御をおこなうことができるため、アーム20Cを起動させる必要がなくなる。これにより、ピンセットツール41Cのメンテナンス性の向上を図ることができる。
また、カメラ制御系がピンセット制御系と分離されたため、電源さえ供給すればカメラの制御及び画像伝送をロボットコントローラと無関係に行うことができる。そのため、画像処理装置60b単体で、ピンセットツール41Cに搭載されたステレオカメラ46の動作確認を行う事ができる。これにより、さらにメンテナンス性の向上を図ることができる。
次に、第4実施形態に係るロボットステーション1Cと、ハンドが固定された既存のロボットステーション401、402とを組み合わせたロボットシステム400について、図16を参照しながら説明する。図16は、第4実施形態に係るロボットステーション1Cを含む複数のロボットステーション401、402からなるロボットシステム400を模式的に示す図である。
図16に示すように、ロボットシステム400は、ピンセットツール41Cが着脱自在の第4実施形態に係るロボットステーション1Cと、ハンドが固定された複数のロボットステーション401、402と、を備えている。複数のロボットステーション401、402は、各種工程に対応したロボットステーションであり、ピンセットツール41Cを有していないこと以外はロボットステーション1Cと同様の構成となっている。
供給トレイ30、404、405の上方には、グローバルカメラ407、408、409が取り付けられている。グローバルカメラ407、408、409で撮った画像は、画像処理装置60b、411、412に送られ、画像処理プログラムによって、組み付け部品の有無情報や組み付け部品の姿勢位置情報等に加工される。なお、画像処理装置60bには、ピンセットツール41Cに設けられたステレオカメラ46の撮影画像も専用インターフェイスで接続され、必要な位置情報に加工される。
ロボットステーション1C、401、402の第1ロボット装置10、424、425及び第2ロボット装置2C、414、415への給電及び制御は、アーム内に配設された電源ケーブル及び制御ケーブルによって行われる。第1ロボット装置10、424、425及び第2ロボット装置2C、414,415は、制御ケーブルにより入力された制御信号に基づいて、CPU60Ca、417、418によりモータの位置制御、把持力制御、アームやハンドの軌道計算等が行われる。
コントローラ6C、420、421は、画像処理装置60b、411、412及びCPU60Ca、417、418に接続されており、ロボットの教示やロボット言語処理、ビジョン座標とロボット座標のズレを補正する。また、コントローラ6C、420、421は、各ロボットステーション1C、401、402の工程教示動作や、プログラム動作、ビジョンとロボット教示点の補正動作、エラー監視を行う。
本実施形態においては、画像処理装置60b、411、412とコントローラ6C、420、421とが、ローカルエリアネットワーク424により各コントローラ6C、420、421に同列に接続されている。また、CPU60Caは、置台5aとも制御ケーブルと電源ケーブルが接続され、電源ケーブルは、ロボットコントローラとは別に起動できる構成になっている。多数のロボットステーションが存在するシステムでは、無線システムは、混信が問題になる。例えば、ミリ波の代表的な通信方式であるワイヤレスHD方式は、許可されているすべての周波数帯域を使用しても使用できるチャンネル数は3つしかなく、同時には3台しか動かすことはできない。しかしながら、本実施形態のように、CPU60Ca、417、418と画像処理装置60b、411、412とが同一のローカルエリアネットワークに同列に接続されることで、各ステーションの無線通信の使用タイミングを事前に知ることが可能になる。その結果、無線通信を、時間的に分離して行うことが容易にできる。特に、多数の無線通信を使用するロボットセルにおいて有効となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されない。
例えば、本実施形態においては、先端作業工具としてピンセットツールを用いて説明したが、本発明においてはこれに限定されない。先端作業工具としては、例えば、ドライバやドリル、半田、接着装置等の作業工具を取り付けてもよい。
また、本実施形態においては、複数のハンド爪として、3つのハンド爪23a、23b、23cを有するハンド21Aを用いて説明したが、本発明においてはこれに限定されない。複数のハンド爪は、ワークが把持可能な2つ以上のハンド爪であればよい。
1 ロボットステーション
2 ロボット装置
4 ハンド(先端作業手段)
6 コントローラ(制御装置)
20、20A アーム
21 連結部(連結手段)
21A ハンド(連結手段)
23a、23b、23c ハンド爪
24 画像伝送用接点(画像信号受信端子)
25 電源供給用接点(電力供給端子)
26 制御信号伝送接点(制御信号送信端子)
41 ピンセットハンド(先端作業手段)
41A ピンセットツール(先端作業工具)
42 グリップハンド(先端作業手段)
46 ステレオカメラ
48、49 ケーブル(画像伝送ケーブル)
48a、49a ケーブル支持部(吊り上げ手段)
50 把持溝(案内溝)
60b 画像処理装置
W ワーク

Claims (7)

  1. ロボットアームと、
    ワークの3次元位置を測定するステレオカメラを有し、前記ステレオカメラで3次元位置が測定されたワークに対して作業を行う先端作業手段と、
    前記ロボットアームの先端部に設けられ、前記先端作業手段を前記ロボットアームに着脱自在に連結する連結手段と、を備えた、
    ことを特徴とするロボット装置。
  2. 前記先端作業手段は、3次元位置が測定されたワークに対して所定の作業を行う先端作業工具であり、
    前記連結手段は、移動自在に構成された複数のハンド爪を有し、前記複数のハンド爪で前記先端作業工具を把持して前記ロボットアームと前記先端作業工具とを連結させるロボットハンドからなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のロボット装置。
  3. 前記先端作業工具は、前記ロボットハンドと連結する連結位置に前記複数のハンド爪を案内する複数の案内溝を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のロボット装置。
  4. 前記ステレオカメラにより撮像された画像からワークの3次元位置を測定する画像処理装置と、
    前記ステレオカメラにより撮像された画像の情報信号を前記ステレオカメラから前記画像処理装置に伝送する画像伝送ケーブルを、前記ロボットアームの上方に吊り上げる吊り上げ手段と、を備えた、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のロボット装置。
  5. 前記ステレオカメラにより撮像された画像からワークの3次元位置を測定する画像処理装置を備え、
    前記ロボットハンドは、前記ロボットアームに沿って配設された画像伝送ケーブルを介して前記画像処理装置に接続された画像信号受信端子を有し、
    前記先端作業工具は、前記画像信号受信端子に接続可能、かつ前記ステレオカメラにより撮像された画像の情報信号を送信する画像信号送信端子を有し、
    前記ロボットハンドを介して前記ロボットアームと前記先端作業工具とが連結すると、前記画像信号送信端子が前記画像信号受信端子と接続して、前記ステレオカメラにより撮像された画像の情報信号が前記ステレオカメラから前記画像処理装置に伝送される、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のロボット装置。
  6. 前記先端作業工具を制御可能な制御装置を備え、
    前記ロボットハンドは、前記ロボットアームに沿って配設された制御ケーブルを介して前記制御装置に接続された制御信号送信端子を有し、
    前記先端作業工具は、前記制御信号送信端子に接続可能な制御信号受信端子を有し、
    前記ロボットハンドを介して前記ロボットアームと前記先端作業工具とが連結すると、前記制御信号送信端子が前記制御信号受信端子と接続して、前記先端作業工具が制御装置により制御される、
    ことを特徴とする請求項5に記載のロボット装置。
  7. 前記先端作業工具を駆動する電力を供給する電源装置を備え、
    前記ロボットハンドは、前記ロボットアームに沿って配設された電源ケーブルを介して前記電源装置に接続された電力供給端子を有し、
    前記先端作業工具は、前記電力供給端子に接続可能な電力受給端子を有し、
    前記ロボットハンドを介して前記ロボットアームと前記先端作業工具とが連結すると、前記電力供給端子と前記電力受給端子とが接続して、前記先端作業工具に電力が供給される、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載のロボット装置。
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