JP2014028325A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】一方のファスニング部材の上に、他方のファスニング部材を重ねて、しっかりと止着させることができる使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】ファスニング部材60のつまみ部62を開くと、ファスニング本体部61に設けられた切れ込み内の凸状部分65が、係止部材63とともに外側へ開く。これにより、ファスニング本体部61に、開口部66が形成される。また、一方のファスニング部材60を前腹部2aに止着すると、当該ファスニング部材60の開口部66は、ターゲットテープ70上に位置する。このため、他方のファスニング部材60の係止部材63を、先に止着されたファスニング部材60の開口部66を介して、ターゲットテープ70に直接的に付着させることができる。これにより、一方のファスニング部材60の上に、他方のファスニング部材を重ねて、しっかりと止着させることができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。
従来、着用者が***する尿を吸収する、幼児用又は成人用の使い捨ておむつが知られている。従来の使い捨ておむつの一例として、特許文献1には、ファスニングテープ基材を備えた使い捨ておむつが記載されている。特許文献1の使い捨ておむつは、ファスニングテープ基材に設けられた第1の付着部と、腹側部分の外面側表面に設けられた第2の付着部とを有する。そして、第2の付着部に対して第1の付着部を止着させることにより、使い捨ておむつを着用者に着用させる。
特開2007−167131号公報
しかしながら、例えば、着用者の体型がやせ型である場合には、左右のファスニングテープ基材を、重ねて止着させなければならない場合がある。この場合には、先に止着させたファスニングテープ基材によって第2の付着部が覆われてしまうため、その上に重ねるファスニングテープ基材を、第2の付着部に直接的に止着させることができない、という問題がある。
第1の付着部が面ファスナーのフック材である場合には、第1の付着部は、ファスニングテープ基材を構成する不織布に対しても、一応の付着力を発揮する。しかしながら、その場合であっても、不織布に対する第1の付着部の付着力は、本来の第1・第2付着部間の付着力に比べると、著しく弱い。このため、従来では、一方のファスニングテープ基材の上に、他方のファスニングテープ基材を重ねて、しっかりと止着させることは、困難であった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、一方のファスニング部材の上に、他方のファスニング部材を重ねて、しっかりと止着させることができる使い捨ておむつを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、使い捨ておむつであって、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に介在する吸収コアとを有し、前腹部から後背部にかけてのびる本体部と、前記本体部の前記後背部の両側縁部に基端部が固定された一対のファスニング部材と、前記ファスニング部材の内側面に設けられた係止部材と、前記本体部の前記前腹部の外側面に設けられ、前記係止部材が着脱自在に付着するターゲットテープと、を備え、前記一対のファスニング部材の少なくとも一方には、前記係止部材が前記ターゲットテープに付着した状態において前記ターゲットテープと重なる位置に、複数の開口部が設けられていることを特徴とする。
本願の第2発明は、第1発明の使い捨ておむつであって、前記一対のファスニング部材の双方に、前記開口部又は前記切れ込みが設けられていることを特徴とする。
本願の第1発明及び第2発明によれば、他方のファスニング部材の係止部材を、開口部を介してターゲットテープに付着させることができる。このため、一方のファスニング部材の上に、他方のファスニング部材を重ねて、しっかりと止着させることができる。
また、本願の第1発明及び第2発明によれば、他方のファスニング部材の止着位置を、着用者の体型等に応じて柔軟に調整することができる。
特に、本願の第2発明によれば、一対のファスニング部材のどちらを上に重ねてもよいため、着用時の作業をより自由に行うことができる。
使い捨ておむつをトップシート側から見た平面図である。 使い捨ておむつをバックシート側から見た平面図である。 使い捨ておむつを図1中のIII−III位置から見た断面図である。 ファスニング部材の拡大図である。 一方のファスニング部材を前腹部に止着した状態の使い捨ておむつを示した図である。 変形例に係るファスニング部材の拡大図である。 変形例に係るファスニング部材の拡大図である。 変形例に係るファスニング部材の拡大図である。 変形例に係る使い捨ておむつを示した図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.使い捨ておむつの本体部の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る使い捨ておむつ1を、展開した状態でトップシート10側から見た平面図である。図2は、使い捨ておむつ1を、展開した状態でバックシート20側から見た平面図である。また、図3は、使い捨ておむつ1を図1中のIII−III位置から見た断面図である。なお、図1及び図2は、後述するサイドシート用弾性部材41、腰周り用弾性部材51、及び脚周り用弾性部材52を、いずれも伸長させた状態を示している。
図1〜図3に示したように、使い捨ておむつ1は、液透過性のトップシート10と、液不透過性のバックシート20と、両シート10,20の間に介在する吸収コア30と、を有する積層体である本体部2を備えている。使い捨ておむつ1の着用者が尿を***すると、当該尿は、トップシート10を通過するが、バックシート20を通過することはなく、トップシート10とバックシート20との間において、吸収コア30に吸収保持される。
本体部2は、着用者の腹面にあてがわれる前腹部2aと、着用者の背面にあてがわれる後背部2bと、前腹部2a及び後背部2bを繋ぐ股部2cとを有している。以下では、前腹部2a、股部2c、及び後背部2bが連なる方向を「長手方向」と称し、長手方向に直交しかつ本体部2の表面に沿う方向を「幅方向」と称する。本体部2は、前腹部2aから後背部2bにかけて長手方向にのび、その中間に位置する股部2cにおいて幅方向にくびれた形状となっている。
トップシート10は、本体部2の上面側(着用者の肌面に近い側)に配置された、液透過性のシートである。トップシート10は、前腹部2aから後背部2bにかけて帯状にのび、その幅方向の寸法は、本体部2の外縁の幅方向の寸法よりも小さい。トップシート10は、例えば、疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)の表面を界面活性剤により処理して液透過性とした不織布により構成される。また、トップシート10は、親水性繊維(セルロース、レーヨン、コットン等)を用いた不織布により構成されていてもよい。
バックシート20は、本体部2の下面側(着用者の肌面から遠い側)に配置された、液不透過性のシートである。バックシート20は、平面視において、本体部2とほぼ同等の形状を有する。すなわち、バックシート20は、本体部2の下面全体を覆っている。バックシート20は、例えば、疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)を用いた撥水性の不織布により構成される。バックシート20は、プラスチックフィルムにより構成されていてもよく、また、プラスチックフィルムとその下面に貼着された柔軟性の高い不織布とにより構成されていてもよい。
吸収コア30は、トップシート10とバックシート20との間に固定された、吸液性及び保液性を有する部材である。図3に示したように、吸収コア30は、トップシート10とバックシート20との間に、接着剤55により固定されている。また、図1に示したように、吸収コア30は、平面視において、本体部2の外縁より一回り小さく形成されている。
吸収コア30は、例えば、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維などの親水性繊維の集合層に、粒状の高分子吸収体を混合した塊を、ティッシュペーパーなどの紙シートまたは透液性不織布シートの被覆シートで被覆したものにより構成される。また、吸収コア30は、高吸収性ポリマーのシート状吸水体により構成されていてもよい。なお、吸収コア30を、パルプ非存在の高分子吸収材料により構成すれば、吸収コア30を薄型に形成することができる点で好ましい。
トップシート10の上面側には、側方への尿漏れを防止するための一対のサイドシート40が設けられている。一対のサイドシート40は、本体部2の左右の側縁部を覆うように、長手方向にのびている。各サイドシート40は、撥水性の不織布により構成されている。図3に示したように、一対のサイドシート40は、幅方向外側の側縁部において、接着剤55を介して、他のシートの上面に貼着されている。サイドシート40の幅方向内側の側縁部は、トップシート10の上面に貼着されておらず、トップシート10に対して立ち上がり可能となっている。
また、サイドシート40の幅方向内側の側縁部には、長手方向にのびる複数本のサイドシート用弾性部材41を有する袋状部42が形成されている。サイドシート用弾性部材41は、自然長よりも伸長された状態で、サイドシート40の袋状部42内に接着剤(図示省略)により取り付けられている。このため、サイドシート用弾性部材41は、サイドシート40を長手方向に収縮させる弾性力を発生させる。
使い捨ておむつを開いたときには、サイドシート用弾性部材41の弾性力により、サイドシート40の幅方向内側の側縁部が立ち上がる。これにより、本体部2の上面に一対の起立した堰が形成され、着用者が***した尿の側方への漏れが防止される。
前腹部2a及び後背部2bには、幅方向にのびる複数本の腰周り用弾性部材51が設けられている。腰周り用弾性部材51は、自然長よりも伸長された状態で、トップシート10とバックシート20との間に、接着剤(図示省略)により取り付けられている。このため、腰周り用弾性部材51は、前腹部2a及び後背部2bを、幅方向に収縮させる弾性力を発生させる。着用者が使い捨ておむつ1を着用したときには、腰周り用弾性部材51の収縮力により、前腹部2a及び後背部2bを、着用者の腰周りにフィットさせることができる。
また、股部2cの幅方向の両側縁部には、長手方向にのびる複数本の脚周り用弾性部材52が設けられている。脚周り用弾性部材52は、自然長よりも伸長された状態で、サイドシート40とバックシート20との間に、接着剤(図示省略)により取り付けられている。このため、脚周り用弾性部材52は、股部2cの両側縁部を、長手方向に収縮させる弾性力を発生させる。着用者が使い捨ておむつ1を着用したときには、脚周り用弾性部材52の収縮力により、股部2cの両側縁部を、着用者の大腿部にフィットさせることができる。
なお、サイドシート用弾性部材41、腰周り用弾性部材51、及び脚周り用弾性部材52には、例えば、ポリウレタン糸等の糸状の弾性部材を使用すればよい。但し、糸状の弾性部材に代えて、ポリウレタンや天然ゴム等を素材とする平板状の弾性部材が使用されてもよい。
<2.ファスニング部材等の構成>
使い捨ておむつ1は、一対のファスニング部材60を備えている。各ファスニング部材60の基端部60aは、本体部2の後背部2bのうち、股部2cより幅方向外側に張り出した部分(以下、「翼部2ba」と称する)に、固定されている。具体的には、図3に示したように、翼部2baにおけるサイドシート40とバックシート20との間に、接着剤55を介して、ファスニング部材60の基端部60aが固定されている。ファスニング部材60は、後述する係止部材63に付着可能な、ポリプロピレン等の不織布により構成されている。
各ファスニング部材60は、ファスニング本体部61と、ファスニング本体部61の自由端側の端辺から幅方向外側に張り出した2つの舌片状のつまみ部62と、を有している。図1及び図3に示したように、使い捨ておむつ1の着用前の状態において、つまみ部62は、ファスニング本体部61とつまみ部62との境界線を折曲線60bとして、内側に折り畳まれている。
各つまみ部62の内側面には、係止部材63が設けられている。本実施形態の係止部材63には、面ファスナーのフック材(雄部材)が用いられている。一方、図2に示したように、本体部2の前腹部2aの外側面には、係止部材63を着脱自在に付着させるターゲットテープ70が設けられている。本実施形態のターゲットテープ70には、面ファスナーのループ材(雌部材)が用いられている。
本実施形態の係止部材63は、ファスニング部材60を構成する不織布と、ターゲットテープ70との双方に対して、付着可能となっている。但し、ファスニング部材60に対する係止部材63の付着力は、ターゲットテープ70に対する係止部材63の付着力よりも、弱い。
図2に示したように、ファスニング部材60のファスニング本体部61には、ファスニング本体部61を厚み方向に貫通する切れ込み64が設けられている。切れ込み64は、ファスニング本体部61の自由端側の端辺の近傍で、かつ、各つまみ部62に対応する位置に配置されている。また、切れ込み64は、ファスニング部材60の基端部60a側へ向けて凸形状となるような、山形に形成されている。各切れ込み64内の略三角形状の部分(以下、「凸状部分65」と称する。)は、ファスニング本体部61の他の部分に対して、展開可能となっている。
図4は、一方のファスニング部材60の拡大図である。使い捨ておむつ1の着用前には、つまみ部62は、折曲線60bを境として、内側へ折り畳まれている(図4中の下側のつまみ部62参照)。そして、係止部材63が、ファスニング本体部61の内側面に付着している。また、図4に示したように、係止部材63と、切れ込み64内の凸状部分65の先端部とは、平面視において重なっている。このため、係止部材63は、凸状部分65の先端部にも付着している。
つまみ部62の先端をつまんで、外側へ開くと(図4中の上側のつまみ部62参照)、係止部材63とファスニング本体部61との係合は、その大部分が解除される。しかしながら、凸状部分65の先端部は、係止部材63に付着した状態に維持される。このため、つまみ部62を外側へ開くと、係止部材63とともに、凸状部分65も外側へ開く。その結果、ファスニング本体部61に開口部66が形成される。
このように、本実施形態では、ファスニング部材60のつまみ部62を開く動作を利用して、ファスニング本体部61に、開口部66を形成することができる。
なお、つまみ部62を開いたときに、係止部材63と凸状部分65との係合が解除されてしまい、つまみ部62と同時に凸状部分65が開かない場合も、想定される。そのような場合には、凸状部分65を手動で開き、凸状部分65の先端部を係止部材63に付着させることにより、開口部66を形成すればよい。
本実施形態では、凸状部分65は略三角形状に形成されており、その先端部のみが、係止部材63に付着されている。このため、係止部材63と凸状部分65とが重なる部分の面積は、小さい。これにより、係止部材63の残りの部分の面積(すなわち、ターゲットテープ70に対して付着する部分の面積)が、広く確保されている。一方、凸状部分65の裾部分は長手方向に広がっているため、開口部66の面積は、広く確保されている。
すなわち、本実施形態では、凸状部分65が略三角形状であることにより、係止部材63と凸状部分65とが重なる部分の面積を抑制しつつ、開口部66の面積を広く確保し得るものとなっている。
また、本実施形態では、切れ込み64の両端部は、折曲線60bより基端部60a側に位置している。すなわち、切れ込み64が折曲線60bを横切っていない。このため、製造時において、ファスニング部材60に切れ込み64を形成した後に、つまみ部62を折り畳む作業を、容易に行うことができる。
ファスニング部材60を構成する不織布は、一方の面が平滑なフラット面となっており、他方の面が細かい凹凸を有するエンボス面となっている。エンボス面に対する係止部材63の付着力は、フラット面に対する係止部材63の付着力よりも強い。本実施形態では、ファスニング部材60の内側面に、付着力の強いエンボス面を配置している。これにより、凸状部分65の先端部と係止部材63とを、よりしっかりと付着させている。
<3.使い捨ておむつの着用手順>
続いて、上記の使い捨ておむつ1の着用手順について、以下に説明する。
使い捨ておむつ1を着用するときには、まず、前腹部2a、股部2c、及び後背部2bが、着用者の腹面、股間、及び背面にそれぞれ面するように、使い捨ておむつ1を着用者にあてがう。
次に、ファスニング部材60の各つまみ部62の先端をつまんで、つまみ部62を外側へ開く。つまみ部62を外側へ開くと、係止部材63とともに、凸状部分65も外側へ開く。これにより、図4に示したように、ファスニング本体部61に開口部66が形成される。
続いて、一方のファスニング部材60を、着用者の側腰部に沿って腹面側まで引っ張り、ターゲットテープ70に係止部材63を付着させる。これにより、前腹部2aに、一方のファスニング部材60を止着する。図5は、一方のファスニング部材60を前腹部2aに止着したときの使い捨ておむつ1を示した図である。
図5に示したように、一方のファスニング部材60の係止部材63をターゲットテープ70に付着させると、当該ファスニング部材60の開口部66は、ターゲットテープ70と重なる位置に配置される。すなわち、開口部66を介して、ターゲットテープ70が覗いた状態となる。
その後、他方のファスニング部材60を、着用者の腹面側まで引っ張り、当該ファスニング部材60の係止部材63を、先に止着されたファスニング部材60の開口部66を介して、ターゲットテープ70に付着させる。これにより、一方のファスニング部材60の上に、他方のファスニング部材60を重ねて止着させる。
後に止着されるファスニング部材60の係止部材63は、先に止着されたファスニング部材60自体の表面と、開口部66内に露出したターゲットテープ70との、双方に付着する。特に、後に止着されるファスニング部材60の係止部材63とターゲットテープ70とは、開口部66を介して、直接的に付着することとなる。このため、一方のファスニング部材60の上に、他方のファスニング部材を重ねて、しっかりと止着させることができる。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、係止部材63及びターゲットテープ70は、それぞれ、フック材及びループ材により構成されていたが、係止部材63及びターゲットテープ70は、粘着材等の他の素材により構成されてもよい。
また、上記の実施形態では、切れ込み64の両端部が、折曲線60bより基端部60a側に位置していたが、切れ込み64の両端部は、折曲線60b上に位置していてもよい。また、図6に示したように、切れ込み64の両端部が、折曲線60bよりつまみ部62側に位置していてもよい。このようにすれば、開口部66の面積をより広く確保することができる。また、つまみ部62を開いたときに、凸状部分65が引っ張られることなく、ゆとりをもって折り返される。このため、つまみ部62及び凸状部分65を、容易に開くことができる。
また、上記の実施形態では、凸状部分65は略三角形状であったが、凸状部分65は、他の形状であってもよい。例えば、図7のように、凸状部分65が、長手方向に広い裾部65aと、裾部65aの頂部から局所的に基端部60a側へ向けて突出した局所凸部65bとを有する形状とし、局所凸部65bを係止部材63に付着させるようにしてもよい。このようにすれば、凸状部分65と係止部材63とが重なる部分の面積を抑制しつつ、開口部66の面積をより広く確保することができる。
また、上記の実施形態では、各係止部材63に対して切れ込み64が1つずつ設けられていたが、各係止部材63に対して複数の切れ込み64が設けられていてもよい。例えば、図8のように、各係止部材63に対して2つの切れ込み64が設けられていてもよい。
なお、上記の実施形態や図8のように、ファスニング部材60に複数の切れ込み64が設けられていれば、他方のファスニング部材60の止着位置を、着用者の体型等に応じて柔軟に調整することができる。
また、上記の実施形態では、一対のファスニング部材60の双方に、切れ込み64が設けられていたが、切れ込み64は、一対のファスニング部材60の少なくとも一方に設けられていればよい。但し、一対のファスニング部材60の双方に切れ込み64が設けられていれば、一対のファスニング部材60のどちらを上に重ねることも可能となる。従って、着用時の作業をより自由に行うことができる。
また、上記の実施形態では、ファスニング部材60に切れ込み64が形成され、切れ込み64内の凸状部分65を開くことにより、開口部66が形成された。しかしながら、例えば、図9のように、ファスニング部材60のファスニング本体部61に、予め、複数の開口部66が形成されていてもよい。このようにすれば、凸状部分65を開く作業が不要となる。また、つまみ部62を折り畳んだ状態において係止部材63と重なる位置に限らず、より広い範囲に、開口部66を設けることができる。
なお、図8や図9の例では、各開口部66が、幅方向に長い短冊形に形成されている。このような形状にすれば、開口部66を広い範囲に形成しつつ、ファスニング部材60の幅方向への引っ張りに対する強度の低下を抑制することができる。
1 使い捨ておむつ
2 本体部
2a 前腹部
2b 後背部
2ba 翼部
2c 股部
10 トップシート
20 バックシート
30 吸収コア
40 サイドシート
41 サイドシート用弾性部材
51 腰周り用弾性部材
52 脚周り用弾性部材
55 接着剤
60 ファスニング部材
60a 基端部
60b 折曲線
61 ファスニング本体部
62 つまみ部
63 係止部材
64 切れ込み
65 凸状部分
65a 裾部
65b 局所凸部
66 開口部
70 ターゲットテープ

Claims (2)

  1. 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に介在する吸収コアとを有し、前腹部から後背部にかけてのびる本体部と、
    前記本体部の前記後背部の両側縁部に基端部が固定された一対のファスニング部材と、
    前記ファスニング部材の内側面に設けられた係止部材と、
    前記本体部の前記前腹部の外側面に設けられ、前記係止部材が着脱自在に付着するターゲットテープと、
    を備え、
    前記一対のファスニング部材の少なくとも一方には、前記係止部材が前記ターゲットテープに付着した状態において前記ターゲットテープと重なる位置に、複数の開口部が設けられていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 請求項1に記載の使い捨ておむつであって、
    前記一対のファスニング部材の双方に、前記開口部が設けられていることを特徴とする使い捨ておむつ。
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