JP2014027387A - 移動通信システムにおける基地局及び通信方法 - Google Patents

移動通信システムにおける基地局及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基地局間ハンドオーバを行ったユーザ装置から送信されたPDCPステータスレポートに基づいて、ターゲット基地局がユーザ装置にパケットを送信する場合に、ユーザ装置に設定されているPDCPレイヤの受信ウィンドウ範囲外のパケットをターゲット基地局が送信し、無線リソースを無駄にしないようにすること。
【解決手段】ターゲット側の基地局は、ユーザ装置に送信するパケットに付与する最初のシーケンス番号である開始シーケンス番号の通知信号を、ソース側の基地局から受信する基地局間通信部と、ユーザ装置がパケットを受信できたか否かを示すステータスレポート信号をユーザ装置から受信する無線通信部とを有し、開始シーケンス番号のパケットが受信できていることをステータスレポート信号が示していても、無線通信部は開始シーケンス番号のパケットをユーザ装置に送信し、ユーザ装置における受信ウィンドウが開始シーケンス番号の次から始まるようにする。
【選択図】図9

Description

開示される発明は移動通信システムにおける基地局及び通信方法等に関連する。
移動通信システムにおいて、基地局(eNB)がユーザ装置(UE)に一連のパケットを次々と送信する際、ユーザ装置(UE)はパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける受信ウィンドウ又は受信リオーダリングウィンドウ(Rx_reordering_window)を設定する。受信ウィンドウはN個の一定数のシーケンス番号(SN)にわたる長さを有する(例えば、N=2048)。ユーザ装置(UE)が基地局(eNB)から受信したパケットのシーケンス番号が受信ウィンドウの範囲外であった場合、受信したパケットは破棄される。受信したパケットのシーケンス番号が受信ウィンドウの範囲内であった場合、受信したパケットは以後の処理に委ねられ、受信ウィンドウはそのシーケンス番号の次のシーケンス番号から始まるように更新される。すなわち、受信ウィンドウは受信できたパケットに合わせて更新される。例えば、受信ウィンドウがSN=0からSN=N-1までの範囲であった場合において、SN=N-1のパケットを受信できた場合、たとえSN=N-2以下のパケットがPDCPレイヤで確認できていなかったとしても、PDCPレイヤの受信ウィンドウはSN=NからSN=2N-1の範囲に更新される。この点、シーケンス番号(SN)の若番順に1つずつしか更新されない無線リンク制御(RLC)レイヤの受信ウィンドウとずれ方が異なる。RLCレイヤの受信ウィンドウがSN=0からSN=N-1間での範囲にわたる場合、SN=0のパケットが受信できるまで受信ウィンドウは更新されず、SN=0のパケットが受信できて始めてRLCレイヤの受信ウィンドウはSN=1からSN=Nの範囲に更新される。このようにRLCレイヤにおいて1つずつ確実にパケットを受信しているので、RLCレイヤよりも上位のPDCPレイヤにおいては、受信ウィンドウを、受信できたシーケンス番号の次まで一度にずらしてよい。
一方、ハードハンドオーバが行われる場合において、ソース側の基地局(Source eNB:S-eNB)が送信バッファに蓄積したパケットをユーザ装置(UE)に一部しか送信できなかった場合、ソース側の基地局(S-eNB)は未送信のパケットをターゲット基地局(Target eNB:T-eNB)に転送する。転送されたパケットはターゲット側の基地局(T-eNB)からユーザ装置(UE)に送信される。ユーザ装置(UE)が既に受信できているパケットがターゲット側の基地局(T-eNB)から重複して送信されてしまうことを回避するために、ユーザ装置(UE)はPDCPステータスレポートをターゲット側の基地局(T-eNB)に通知する。PDCPテータスレポートはユーザ装置(UE)が未だ受信できていないパケットのうち先頭のパケットのシーケンス番号(First Missing Sequence number:FMS)と、その先頭のパケット(FMS)に続く1つ以上のパケットが受信できているか否かを示すビットマップとを含む。
従来の移動通信システムについては非特許文献1及び2に記載されている。
3GPP TS36.300 V8.12.0(2010-03) 3GPP TS36.323 V8.6.0(2009-06)
他方、ハンドオーバが行われる場合、PDCPレイヤの受信ウィンドウの更新は禁止されるが、PDCPステータスレポートはターゲット側の基地局(T-eNB)に通知される。従って、受信ウィンドウの範囲内のシーケンス番号のパケットが受信できていても、ハンドオーバの最中の場合、受信ウィンドウは更新されない。例えば、図1においてシーケンス番号(SN)が0番目から2047番目にわたって受信ウィンドウが設定され(SN=0-2047)、2047番目のパケットが適切に受信できたとする。ハンドオーバの最中でなければ受信ウィンドウは2048番目のシーケンス番号から始まるように更新される。しかしながらハンドオーバの最中であった場合、そのような更新は禁止され、受信ウィンドウは0番目から2047番目のシーケンス番号の範囲に留まる。受信ウィンドウが更新されないこの状況において、ユーザ装置(UE)が送信するPDCPステータスレポートは、2047番目のシーケンス番号のパケットが受信できていることを示す。従って、ターゲット側の基地局(T-eNB)は、次のシーケンス番号である2048番目のパケットから順にユーザ装置(UE)に送信する。しかしながら、2048番目のシーケンス番号は受信ウィンドウの範囲外であるので、そのパケットは破棄される。2048番目以降のシーケンス番号のパケットは送信されたとしてもユーザ装置(UE)において破棄される又は復調に失敗してしまう。このように従来技術の場合、ターゲット側の基地局(T-eNB)がユーザ装置(UE)の受信ウィンドウの範囲外のパケットを送信し、無線リソースを無駄にしてしまう問題が懸念される。
開示される発明の課題は、基地局間ハンドオーバを行ったユーザ装置から送信されたPDCPステータスレポートに基づいて、ターゲット基地局がユーザ装置にパケットを送信する場合に、ユーザ装置に設定されているPDCPレイヤの受信ウィンドウ範囲外のパケットをターゲット基地局が送信し、無線リソースを無駄にしないようにすることである。
開示される発明による基地局は、
ユーザ装置の基地局間ハンドオーバを実行する際のターゲット側の基地局であって、
当該基地局が前記ユーザ装置に送信するパケットに付与する最初のシーケンス番号である開始シーケンス番号の通知信号を、ソース側の基地局から受信する基地局間通信部と、
前記ユーザ装置がパケットを受信できたか否かを示すステータスレポート信号を前記ユーザ装置から受信する無線通信部と
を有し、前記開始シーケンス番号のパケットが受信できていることを前記ステータスレポート信号が示していても、前記無線通信部は前記開始シーケンス番号のパケットを前記ユーザ装置に送信し、前記ユーザ装置における受信ウィンドウが前記開始シーケンス番号の次から始まるようにする、ターゲット側の基地局である。
開示される発明によれば、基地局間ハンドオーバを行ったユーザ装置から送信されたPDCPステータスレポートに基づいて、ターゲット基地局がユーザ装置にパケットを送信する場合に、ユーザ装置に設定されているPDCPレイヤの受信ウィンドウ範囲外のパケットをターゲット基地局が送信し、無線リソースを無駄にしないようにすることができる。
N個のシーケンス番号毎に受信ウィンドウが設定される様子を示す図(N=2048)。 ユーザ装置(UE)がソース側の基地局(S-eNB)のセルからターゲット側の基地局(T-eNB)のセルに移行するハードハンドオーバが行われる様子を示す図。 バルクパケットロスが生じる様子を示す図。 HFNミスマッチが生じる様子を示す図。 HFNミスマッチが生じないように開始シーケンス番号が設定される様子を示す図。 ハンドオーバ直前の様子を示す図。 図6に示す状況の後の状況を示す図。 受信ウィンドウの範囲外のパケットが送信されてしまう問題点を示す図。 実施の形態により問題に対処する様子を示す図。 実施の形態におけるターゲット側の基地局(T-eNB)が実行する動作例のフローチャート。 図10に示す基本動作例を含む詳細なフローチャート。 基地局の機能ブロック図。
添付図面を参照しながら以下の観点から実施形態を説明する。図中、同様な要素には同じ参照番号又は参照符号が付されている。
1.PDCPレイヤにおける基本動作
1.1 開始シーケンス番号及びパケット転送
1.2 受信ウィンドウ
1.3 PDCPステータスレポート
2.バルクパケットロス対策
3.ハンドオーバにおける問題点と解決手段
4.動作例
5.基地局
これらの項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。
<1.PDCPレイヤにおける基本動作>
開示される発明による基地局を説明する前に、ハンドオーバにおけるPDCPレイヤにおける基本動作を説明する。図2は、ユーザ装置(UE)がソース側の基地局(S-eNB)のセルからターゲット側の基地局(T-eNB)のセルに移行するハードハンドオーバが行われる様子を示す。ソース側の基地局(S-eNB)は0-7のシーケンス番号(SN)をパケットに設定し、ユーザ装置(UE)に送信している。ソース側の基地局(S-eNB)は0、1、5、6番目のシーケンス番号のパケットについて、ユーザ装置(UE)から肯定応答の送達確認信号(ACK)を受信しているが、2、3、4、7番目のパケットについては肯定応答の送達確認信号(ACK)を未だ受信できていない。この段階でハードハンドオーバが行われたとする。
<<1.1 開始シーケンス番号及びパケット転送>>
ソース側の基地局(S-eNB)は、ターゲット側の基地局(T-eNB)に通知信号を送信する。通知信号は、ユーザ装置(UE)に送信するパケットについて、ターゲット側の基地局(T-eNB)が付与する最初のシーケンス番号(開始シーケンス番号)を示す。図示の例の場合、0-7番目のシーケンス番号はソース側の基地局(S-eNB)により既に付与されているので、開始シーケンス番号は8である。ただし、後述するように、開示される発明においてターゲット側の基地局(T-eNB)に通知される開始シーケンス番号は、ユーザ装置(UE)の受信ウィンドウの長さに合わせた値に修正される。通知信号は基地局間のインターフェース(x2)又は基地局及び交換局間のインターフェース(s1)を介して伝送される。通知信号は、開始シーケンス番号に関連付けられているハイパーフレーム番号(HFN)も含む。目下の例の場合、HFN=0である。シーケンス番号(SN)は0から始まり1つずつインクリメントされ、例えば4095である最大値に達するSNはリセットされるがHFNが1つインクリメントされる。SNとHFNでカウント値が形成される。具体的には、HFNがカウント値の上位ビットを表し、SNがカウント値の下位ビットを表す。従ってパケットのカウント値はHFN=0及びSN=0から数えて幾つ目のパケットであるかを示す。シーケンス番号(SN)が0以上(2N-1)以下の整数で表現される場合(例えば、N=2048)、HFN=p及びSN=qのパケットのカウント値は、(p×2N+q)となる。
ソース側の基地局(S-eNB)はユーザ装置(UE)に未だ1度も送信していないパケットと、1回以上送信したが肯定応答の送達確認信号(ACK)を未だ確認できていないパケット(図示の例の場合、2、3、4、7番目のパケット)をターゲット側の基地局(T-eNB)に送信する。これらのパケットも基地局間のインターフェース(x2)又は基地局及び交換局間のインターフェース(s1)を介して伝送される。これらのパケットと上記の通知信号とは別々のメッセージで送信される。
ターゲット側の基地局(T-eNB)は、ソース側の基地局(S-eNB)から受信した通知信号に基づいて、転送されてきたパケット及び不図示の交換局から受信したパケットをユーザ装置(UE)に送信する。目下の例の場合、肯定応答の送達確認信号(ACK)が未確認である2、3、4、7番目のパケットと、未送信で転送されてきたパケットとがユーザ装置(UE)に送信される。
<<1.2 受信ウィンドウ>>
ユーザ装置(UE)で設定されている受信ウィンドウのサイズは、シーケンス番号の個数の半分の値に設定される。上記の例では、4096の半分である2048の値に設定される。上述したように、PDCPレイヤにおける受信ウィンドウの範囲内のシーケンス番号のパケットが受信された場合、受信ウィンドウはそのシーケンス番号の次のシーケンス番号から始まるように更新される。ただし、ハンドオーバが行われている最中は、受信ウィンドウの更新は中止される。図示の例の場合、ユーザ装置(UE)は、0番目及び1番目のシーケンス番号のパケットを受信し、受信ウィンドウを2番目から始まるように更新した後にハンドオーバが始まっている。このため、5番目及び6番目のシーケンス番号のパケットを受信しも、受信ウィンドウは更新されず、受信ウィンドウはSN=2-2049の範囲のままである。
ユーザ装置(UE)は、受信したパケットからヘッダの部分を分離し、ヘッダからシーケンス番号(SN)を取得する。このシーケンス番号(SN)からハイパーフレーム番号(HFN)を推定し、SNを下位ビットとしかつHFNを上位ビットとするカウント値を導出する。カウント値はパケットの秘匿処理に使用される。上述したように、受信ウィンドウはシーケンス番号の最大値の半分であり、ハイパーフレーム番号(HFN)はシーケンス番号(SN)が最大値に達すると1つインクリメントされる。従って、最初に0-4095の範囲内のシーケンス番号を受信した場合はHFN=0であることを推定でき、以後1つずつHFNを増やすことでその値を推定できる。
<<1.3 PDCPステータスレポート>>
ところで、ユーザ装置(UE)がソース側の基地局(S-eNB)へ肯定応答の送達確認信号(ACK)を送信したが、無線品質が悪いこと等に起因してそれが適切に届かない場合がある。また、ソース側からターゲット側へハンドオーバが行われる際に、ユーザ装置(UE)が送達確認信号(ACK)を作成して送信する時間がない場合も考えられる。そのような場合、ユーザ装置(UE)は適切にパケットを受信できているにもかかわらず、そのパケットがターゲット側の基地局(T-eNB)から全て重複して送信される。これは無線リソースの有効利用や不要なトラフィックの削減等の観点からは好ましくない。このような観点から、ユーザ装置(UE)は、PDCPステータスレポートをターゲット側の基地局(T-eNB)に送信する。PDCPテータスレポートはユーザ装置(UE)が未だ受信できていないパケットのうち先頭のパケットのシーケンス番号(FMS)と、その先頭のパケット(FMS)に続く1つ以上のパケットが受信できているか否かを示すビットマップとを含む。ソース側の基地局(S-eNB)が送信したパケットのうち、ユーザ装置(UE)は、0、1、5、6番目のパケットだけでなく4番目のパケットも適切に受信できており、2、3、7番目のパケットを受信できていなかったとする。この場合、受信できていない先頭のパケットはSN=2であり、後続の3番目のパケットは受信できておらず、4番目のパケットは受信できており、5、6番目のパケットは受信できており、7番目のパケットは受信できていない。従って、ユーザ装置(UE)は、FNS=2及び(01110)というビットマップを含むPDCPステータスレポートをターゲット側の基地局(T-eNB)に送信する。ターゲット側の基地局(T-eNB)は、2、3、7番目のパケットの送信が必要なこと及び4、5、6番目のパケットの送信は不要であることを理解できる。
<2.バルクパケットロス対策>
ソース側の基地局(S-eNB)がターゲット側の基地局(T-eNB)へ通知する通知信号が、S-eNBにおいて付与されていない最初のシーケンス番号を示していた場合を考察する。図3に示すように、ソース側の基地局(S-eNB)は、「HFN=0、SN=0-4095」及び「HFN=1、SN=0-2047」にわたる一連のパケットにシーケンス番号(SN)を付与し、「HFN=0、SN=0-4095」のパケットについては実際にユーザ装置(UE)に送信し、肯定応答の送達確認信号(ACK)が得られているが、それ以降は未だ送信されていない。この段階でハンドオーバが始まり、ソース側の基地局(S-eNB)が、「HFN=1、SN=2047」の次の番号である「HFN=1、SN=2048」を開始シーケンス番号としてターゲット側の基地局(T-eNB)に通知したとする。更に、ソース側の基地局(S-eNB)が、「HFN=1、SN=0-2047」の未送信のパケットをターゲット側の基地局(T-eNB)に転送するも、それらが全て欠落して喪失してしまったとする。上述したように通知信号を送信するメッセージとパケットを転送するメッセージとは別々であるので、通知信号は適切にターゲット側に届くが、パケットの転送は失敗してしまうことがある。ユーザ装置(UE)が受信できているパケットのうち最大のシーケンス番号は「HFN=0、SN=4095」であるので、受信ウィンドウは「HFN=1、SN=0-2047」に設定されている。
「HFN=1、SN=0-2047」のパケットは欠落しているので、ターゲット側の基地局(T-eNB)が送信できるのは、「HFN=1、SN=2048」以降のパケットである。しかしながら、図4に示されているように、ユーザ装置(UE)の受信ウィンドウはSN=0-2047であるので「HFN=1、SN=2048」は範囲外である。従って、ユーザ装置(UE)は「HFN=1、SN=2048」以降のパケットを受信しても破棄してしまう。「HFN=2、SN=0」のパケットは、シーケンス番号(SN)が0であるので受信ウィンドウの範囲内にある、と判定され、破棄されず、以後の処理に委ねられる。しかしながら、シーケンス番号(SN)及びハイパーフレーム番号(HFN)から導出されるカウント値は正しい値ではない。HFNの値が、1ではなく2であるからである。その結果、パケットの秘匿処理を適切に行うことができず、結局、ユーザ装置(UE)は、「HFN=1、SN=2048」以降の全てのパケットを適切に取得できない。このような問題をHFNミスマッチ問題という。
このような不都合を回避するため、ソース側の基地局(S-eNB)がターゲット側の基地局(T-eNB)へ通知する開始シーケンス番号が、S-eNBにおいて付与されていない最初のシーケンス番号又はそれより小さな番号に設定される。開始シーケンス番号とは、ターゲット側の基地局(T-eNB)がパケットにシーケンス番号(SN)を付与し始める最初の番号である。具体的には、以下に示す条件1が満たされない場合、開始シーケンス番号はS-eNBにおいて付与されていない最初のシーケンス番号である。条件1が満たされる場合、開始シーケンス番号は、(ACKが未確認の最も古いパケットのカウント値+受信ウィンドウサイズ)に設定される。
条件1:(次に付与するカウント値)>(ACKが未確認の最も古いパケットのカウント値+受信ウィンドウサイズ−1)。
目下の例の場合、受信ウィンドウサイズは2048である。上述したように、カウント値の上位ビットはHFNを表し、カウント値の下位ビットはSNを表す。図3及び図4に示す例の場合、(次に付与するカウント値)は「HFN=1、SN=2048」であるので
4096×1+2048=6144 ・・・(条件1の左辺)
である。(ACKが未確認の最も古いパケットのカウント値)は「HFN=1、SN=0」であるので
4096×1+0=4096
である。受信ウィンドウサイズは2048である。従って、(ACKが未確認の最も古いパケットのカウント値+受信ウィンドウサイズ−1)は
4096+2048-1=6143 ・・・(条件1の右辺)
である。
6144>6143
であるので、条件1は満たされる。従って、ターゲット側の基地局(T-eNB)がシーケンス番号を付与し始める開始シーケンス番号は、ソース側の基地局(S-eNB)が付与していない最初の「HFN=1、SN=2048」(カウント値は6144)ではなく、受信ウィンドウにぎりぎり含まれる「HFN=1、SN=2047」(カウント値は6143)である。
ターゲット側の基地局(T-eNB)がシーケンス番号を付与し始める開始シーケンス番号が「HFN=1、SN=2047」(カウント値は6143)であった場合、この通知を受けたターゲット側の基地局(T-eNB)は、図5に示すように、「HFN=1、SN=2047」(カウント値は6143)のシーケンス番号のパケットを送信する。このシーケンス番号はSN=0-2047の受信ウィンドウの範囲内に含まれる。従ってユーザ装置(UE)は個のパケットを復調する以後の処理を行い、受信ウィンドウがSN=2047の次のSN=2048から始まるように更新される。このように、開始シーケンス番号が受信ウィンドウに必ず含まれるように制限することで、ユーザ装置(UE)が受信ウィンドウを適切に更新できるようになる。
<3.ハンドオーバにおける問題点と解決手段>
図6に示す状況を考察する。ソース側の基地局(S-eNB)は、SN=0-3002までのシーケンス番号をパケットに付与し、SN=0-3000までのパケットを実際に送信したが肯定応答の送達確認信号(ACK)を未だ受信できていない。SN=3001及び3002のパケットは未だユーザ装置(UE)に送信されていない。シーケンス番号(SN)が付与されていない最初のパケットのシーケンス番号は3003である。ユーザ装置(UE)の受信ウィンドウはSN=0-2047の範囲にわたっており、SN=2047のパケットを適切に受信できているが、この肯定応答(ACK)はソース側の基地局(S-eNB)に届いていない。この状況でハンドオーバが始まったとする。ハンドオーバの最中に受信ウィンドウは更新されないので、SN=0-2047の範囲に留まる。
ハンドオーバが始まると、ソース側の基地局(S-eNB)は肯定応答の送達確認信号(ACK)を確認できていないパケットと未送信のパケットとをターゲット側の基地局(T-eNB)に転送する。更に、ソース側の基地局(S-eNB)はターゲット側の基地局(T-eNB)が付与する最初のシーケンス番号(開始シーケンス番号)をターゲット側の基地局(T-eNB)に通知する。
上述したように、条件1が満たされない場合、開始シーケンス番号はS-eNBにおいて付与されていない最初のシーケンス番号であり、条件1が満たされる場合、開始シーケンス番号は、(ACKが未確認の最も古いパケットのカウント値+受信ウィンドウサイズ−1)である。
条件1:(次に付与するカウント値)>(ACKが未確認の最も古いパケットのカウント値)+(受信ウィンドウサイズ)−1。目下の例の場合、受信ウィンドウサイズ=2048である。
(次に付与するカウント値)は「HFN=0、SN=3003」であるので4096×0+3003=3003である。(ACKが未確認の最も古いパケットのカウント値)は「HFN=0、SN=0」であるので0である。(受信ウィンドウサイズ)は2048である。
3003>0+2048-1
であるので、条件1が満たされる。従ってソース側の基地局(S-eNB)がターゲット側の基地局(T-eNB)に通知する開始シーケンス番号は、2047(=0+2048-1)となる。
図7は図6に示す状況の後の状況を示す。ソース側の基地局(S-eNB)は、肯定応答の送達確認信号(ACK)が未確認であるSN=0-3000のパケットと、SN=3001以降の未送信のパケットとをターゲット側の基地局(T-eNB)に転送する。図示の例の場合、ソース側の基地局(S-eNB)がターゲット側の基地局(T-eNB)に転送したSN=0-2046のパケットはバルクパケットロスにより欠落し、ターゲット側の基地局(T-eNB)はSN=2047以降のパケットしか持っていない。ターゲット側の基地局(T-eNB)は2047を示す開始シーケンス番号の通知を受ける。
図8に示すように、ユーザ装置(UE)はパケットの受信状況を示すPDCPステータスレポートをターゲット側の基地局(T-eNB)に報告する。PDCPテータスレポートはユーザ装置(UE)が未だ受信できていないパケットのうち先頭のパケットのシーケンス番号(First Missing Sequence number:FMS)と、その先頭のパケット(FMS)に続く1つ以上のパケットが受信できているか否かを示すビットマップとを含む。目下の例の場合、SN=0-2046のパケットは受信できておらず、SN=2047のパケットのみが受信できている。従って、PDCPステータスレポートはFMS=0及び(0・・・01)を示す。ビットマップでは、先頭から2045番目までのビットが0であり、2046番目のビットが1に設定されている。このPDCPステータスレポートを受信したターゲット側の基地局(T-eNB)は、SN=2047のパケットがユーザ装置(UE)により受信されていることを理解し、次のSN=2048のパケットから送信し始める。しかしながらSN=2048はユーザ装置(UE)の受信ウィンドウの範囲外であるので、SN=2048のパケットは受信されても破棄されてしまう。ユーザ装置(UE)は、ハンドオーバの後に受信ウィンドウの範囲内でパケットを受信しない場合、受信ウィンドウを更新できない。従ってユーザ装置(UE)はSN=2048以降のパケットを適切に取得できない。
図9は実施の形態においてこの問題に対処する様子を示す。ユーザ装置(UE)がPDCPステータスレポートをターゲット側の基地局(T-eNB)に報告するまでは図8に示す例と同様である。ターゲット側の基地局(T-eNB)は、ソース側の基地局(S-eNB)から2047を示す開始シーケンス番号の通知を受けている。ターゲット側の基地局(T-eNB)は、ユーザ装置(UE)が受信できているパケットのシーケンス番号が、ソース側の基地局(S-eNB)から通知された開始シーケンス番号に等しいか否かを判定する。等しくなかった場合、ターゲット側の基地局(T-eNB)は受信できていることを示すシーケンス番号のパケットを送信しないことを決定する。ユーザ装置(UE)が受信できているパケットのシーケンス番号が、ソース側の基地局(S-eNB)から通知された開始シーケンス番号に等しかった場合、ターゲット側の基地局(T-eNB)は、PDCPステータスレポートによらず、そのシーケンス番号のパケットをユーザ装置(UE)に送信することに決定する。目下の例の場合、ユーザ装置(UE)が受信できているパケットのシーケンス番号(2047)が、ソース側の基地局(S-eNB)から通知された開始シーケンス番号(2047)に等しい。従って、PDCPステータスレポート(FMS=0及び(0・・・01))によらず、ターゲット側の基地局(T-eNB)はSN=2047のパケットをユーザ装置(UE)に送信する。ユーザ装置(UE)は、SN=2047のパケットを受信すると、そのパケットは既に受信しているのでそれを破棄する。更に、ユーザ装置(UE)は、現在設定されている受信ウィンドウの範囲内でパケットを受信したので、受信したパケットのシーケンス番号の次から始まるように受信ウィンドウを更新する。目下の例の場合、ユーザ装置(UE)は、SN=0-2047の受信ウィンドウの範囲内で、SN=2047のパケットを受信するので、受信ウィンドウは、SN=2048-4095の範囲に更新される。その結果、ユーザ装置(UE)はSN=2047以降のパケットを適切に取得できるようになる。
<4.動作例>
図10は実施の形態におけるターゲット側の基地局(T-eNB)が図9に示すような状況で行う動作例のフローチャートを示す。フローはステップ101から始まり、ステップ102に進む。
ステップ102において、基地局(T-eNB)は、シーケンス番号を付与し始める開始シーケンス番号を特定する。
ステップ103において、基地局(T-eNB)は、開始シーケンス番号(SN=n)のパケットを作成する。このパケットはPDCPレイヤにおけるプロトコルデータユニット(PDCP-PDU)である。PDCP-PDUは、サービスデータユニット(SDU)にヘッダを付加することで作成される。ヘッダはシーケンス番号(SN)の情報を含む。そして、基地局(T-eNB)は作成したPDCP-PDUを、PDCPステータスレポートによらず、ユーザ装置(UE)に送信する。
以後、フローはステップ104に進み、終了する。
図11は図10に示す基本動作例を含む詳細なフローチャートを示す。従って図11に示すフローもターゲット側の基地局(T-eNB)が図9に示すような状況で実行される。フローはステップ111から始まり、ステップ112に進む。
ステップ112において、基地局(T-eNB)は、PDCPステータスレポートのビットマップのうちの先頭ビットに対応するPDCP-SNであるシーケンス番号(j)を考察対象のシーケンス番号として特定する。
ステップ113において、基地局(T-eNB)は、考察対象のシーケンス番号(PDCP-SN)のパケットがユーザ装置(UE)により適切に受信されているか否かをPDCPステータスレポートのビットマップにより判定する。受信できていなかった場合、フローはステップ114に進む。
ステップ114において、基地局(T-eNB)は、考察対象のシーケンス番号(PDCP-SN)のパケット(PDCP-PDU)を作成する。PDCP-PDUは、サービスデータユニット(SDU)にヘッダを付加することで作成される。ヘッダはシーケンス番号(SN)の情報を含む。そして、基地局(T-eNB)は作成したPDCP-PDUをユーザ装置(UE)に送信する。
ステップ113において、考察対象のシーケンス番号(PDCP-SN)のパケットがユーザ装置(UE)により適切に受信されていた場合、フローはステップ115に進む。
ステップ115において、基地局(T-eNB)は、考察対象のシーケンス番号(PDCP-SN)が、基地局(T-eNB)で付与する最初のシーケンス番号(開始シーケンス番号)に一致するか否かを判定する。開始シーケンス番号はソース側の基地局(S-eNB)からターゲット側の基地局(T-eNB)に通知される。考察対象のシーケンス番号(PDCP-SN)が開始シーケンス番号に一致する場合、フローはステップ114に進み、PDCP-PDUが作成される。すなわち、考察対象のシーケンス番号(PDCP-SN)が開始シーケンス番号に一致する場合、基地局(T-eNB)は、PDCPステータスレポートによらず、そのシーケンス番号のパケットを作成してユーザ装置(UE)に送信する。ステップ115及び114における動作は、図10に示す動作に対応する。考察対象のシーケンス番号(PDCP-SN)が開始シーケンス番号と異なる場合、フローはステップ116に進む。
ステップ116において、考察対象のシーケンス番号がインクリメントされる。
ステップ117において、考察すべきシーケンス番号が未だ残っているか否かが判定され、残っていた場合、フローはステップ113に戻り、説明済みの処理が行われる。考察すべきシーケンス番号が残っていなかった場合、フローはステップ118に進み、終了する。
<5.基地局>
図12は図10及び図11に示す動作を実行する基地局の機能ブロック図を示す。図12には基地局に備わる様々な機能部又は処理部のうち実施の形態に特に関連するものが示されている。基地局は、PDCP制御部120、無線通信部121、PDCPステータスレポート分析部122、基地局間通信部123、PDCPバッファ部124及びPDCP-PDU作成部125を少なくとも有する。
PDCP制御部120は基地局のPDCPレイヤにおける動作を制御する。
無線通信部121はユーザ装置(UE)と無線通信を行う。無線通信部121はDL信号送信部1211及びUL信号受信部1212を有する。DL信号送信部1211は基地局で作成された信号を下りリンクでユーザ装置(UE)に送信する。UL信号受信部1212はユーザ装置(UE)が送信した信号を上りリンクで受信する。
PDCPステータスレポート分析部122は、ユーザ装置(UE)が送信したPDCPステータスレポートを分析し、ユーザ装置(UE)が受信できていないパケットのシーケンス番号及び受信できているパケットのシーケンス番号をPDCP制御部120に通知する。
基地局間通信部123はx2インターフェースを介して他の基地局と通信を行う。図示の簡明化のため図示してはいないが、実際にはs1インターフェースを介して交換局(MME)と通信を行うこともできる。
PDCPバッファ部124はユーザ装置(UE)に送信するパケットを格納する。
PDCP-PDU作成部125はユーザ装置(UE)に送信するPDCP-PDUを作成する。
以上、受信ウィンドウを更新できない問題を解決する実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。例えば、説明の簡明化のため、基地局間のハンドオーバ(Inter-eNB HO)における伝送路(X2、S1インターフェース)におけるバルクパケットロスケースを例に挙げて説明を行ったが、開示される発明はこの例に限定されない。例えば同一の基地局内でのハンドオーバ(Intra-eNB HO)においてバルクパケットロスが生じた場合にも適用可能である。具体的には、基地局内ハンドオーバ或いは再接続手順の際にもデータ及びPDCPの状態変数が基地局内部の制御部で引き継がれる。基地局内ハンドオーバ或いは再接続手順の際に基地局内部でバルクパケットロスが発生した場合にも、開示される発明は、基地局間ハンドオーバの場合と同様に適用可能である。この場合、基地局内ハンドオーバや再接続の際にデータや状態変数を引き継いだ制御部は、基地局間ハンドオーバにおける「ターゲット基地局」に対応する。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。また、発明の理解を促すため具体的な数式を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数式は単なる一例に過ぎず、同様な結果をもたらす他の数式が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、通信端末及び情報処理装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明に従って動作するソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
120 PDCP制御部
121 無線通信部
1211 DL信号送信部
1212 UL信号受信部
122 PDCPステータスレポート分析部
123 基地局間通信部
124 PDCPバッファ部
125 PDCP-PDU作成部

Claims (12)

  1. ユーザ装置の基地局間ハンドオーバを実行する際のターゲット側の基地局であって、
    当該基地局が前記ユーザ装置に送信するパケットに付与する最初のシーケンス番号である開始シーケンス番号の通知信号を、ソース側の基地局から受信する基地局間通信部と、
    前記ユーザ装置がパケットを受信できたか否かを示すステータスレポート信号を前記ユーザ装置から受信する無線通信部と
    を有し、前記開始シーケンス番号のパケットが受信できていることを前記ステータスレポート信号が示していても、前記無線通信部は前記開始シーケンス番号のパケットを前記ユーザ装置に送信し、前記ユーザ装置における受信ウィンドウが前記開始シーケンス番号の次から始まるようにする、ターゲット側の基地局。
  2. 前記ステータスレポート信号は、前記ユーザ装置が受信できていないパケットのうち先頭のパケットのシーケンス番号と、該先頭のパケットに続くパケットが受信できているか否かを示すビットマップとを含む、請求項1記載の基地局。
  3. 前記受信ウィンドウはN個のシーケンス番号にわたる長さを有し、2N個のシーケンス番号毎に異なるハイパーフレーム番号が対応付けられている、請求項1又は2に記載の基地局。
  4. ユーザ装置の基地局間ハンドオーバを実行するターゲット側の基地局が実行する通信方法であって、
    ユーザ装置の基地局間ハンドオーバを実行する際のターゲット側の基地局であって、
    当該基地局が前記ユーザ装置に送信するパケットに付与する最初のシーケンス番号である開始シーケンス番号の通知信号を、ソース側の基地局から受信するステップと、
    前記ユーザ装置がパケットを受信できたか否かを示すステータスレポート信号を前記ユーザ装置から受信するステップと、
    前記開始シーケンス番号のパケットが受信できていることを前記ステータスレポート信号が示していても、前記ターゲット側の基地局は前記開始シーケンス番号のパケットを前記ユーザ装置に送信し、前記ユーザ装置における受信ウィンドウが前記開始シーケンス番号の次から始まるようにするステップと
    を有する、通信方法。
  5. ユーザ装置の基地局内ハンドオーバを実行する基地局であって、
    当該基地局が前記ユーザ装置に送信するパケットに付与する最初のシーケンス番号である開始シーケンス番号の通知信号を、基地局内部で引き継ぐ制御部と、
    前記ユーザ装置がパケットを受信できたか否かを示すステータスレポート信号を前記ユーザ装置から受信する無線通信部と
    を有し、前記開始シーケンス番号のパケットが受信できていることを前記ステータスレポート信号が示していても、前記無線通信部は前記開始シーケンス番号のパケットを前記ユーザ装置に送信し、前記ユーザ装置における受信ウィンドウが前記開始シーケンス番号の次から始まるようにする、基地局。
  6. 前記ステータスレポート信号は、前記ユーザ装置が受信できていないパケットのうち先頭のパケットのシーケンス番号と、該先頭のパケットに続くパケットが受信できているか否かを示すビットマップとを含む、請求項5記載の基地局。
  7. 前記受信ウィンドウはN個のシーケンス番号にわたる長さを有し、2N個のシーケンス番号毎に異なるハイパーフレーム番号が対応付けられている、請求項5又は6に記載の基地局。
  8. ユーザ装置の基地局内ハンドオーバを実行する通信方法であって、
    ユーザ装置の基地局内ハンドオーバを実行する基地局であって、
    当該基地局が前記ユーザ装置に送信するパケットに付与する最初のシーケンス番号である開始シーケンス番号の通知信号を、基地局内部で引き継ぐステップと、
    前記ユーザ装置がパケットを受信できたか否かを示すステータスレポート信号を前記ユーザ装置から受信するステップと、
    前記開始シーケンス番号のパケットが受信できていることを前記ステータスレポート信号が示していても、前記基地局は前記開始シーケンス番号のパケットを前記ユーザ装置に送信し、前記ユーザ装置における受信ウィンドウが前記開始シーケンス番号の次から始まるようにするステップと
    を有する、通信方法。
  9. ユーザ装置の再接続手順を実行する基地局であって、
    当該基地局が前記ユーザ装置に送信するパケットに付与する最初のシーケンス番号である開始シーケンス番号の通知信号を、基地局内部で引き継ぐ制御部と、
    前記ユーザ装置がパケットを受信できたか否かを示すステータスレポート信号を前記ユーザ装置から受信する無線通信部と
    を有し、前記開始シーケンス番号のパケットが受信できていることを前記ステータスレポート信号が示していても、前記無線通信部は前記開始シーケンス番号のパケットを前記ユーザ装置に送信し、前記ユーザ装置における受信ウィンドウが前記開始シーケンス番号の次から始まるようにする、基地局。
  10. 前記ステータスレポート信号は、前記ユーザ装置が受信できていないパケットのうち先頭のパケットのシーケンス番号と、該先頭のパケットに続くパケットが受信できているか否かを示すビットマップとを含む、請求項9記載の基地局。
  11. 前記受信ウィンドウはN個のシーケンス番号にわたる長さを有し、2N個のシーケンス番号毎に異なるハイパーフレーム番号が対応付けられている、請求項9又は10に記載の基地局。
  12. ユーザ装置の再接続手順を実行する通信方法であって、
    ユーザ装置の再接続手順を実行する基地局であって、
    当該基地局が前記ユーザ装置に送信するパケットに付与する最初のシーケンス番号である開始シーケンス番号の通知信号を、基地局内部で引き継ぐステップと、
    前記ユーザ装置がパケットを受信できたか否かを示すステータスレポート信号を前記ユーザ装置から受信するステップと、
    前記開始シーケンス番号のパケットが受信できていることを前記ステータスレポート信号が示していても、前記基地局は前記開始シーケンス番号のパケットを前記ユーザ装置に送信し、前記ユーザ装置における受信ウィンドウが前記開始シーケンス番号の次から始まるようにするステップと
    を有する、通信方法。
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