JP5175973B2 - 移動通信システム及び無線基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システム及び無線基地局に関する。
LTE(Long Term Evolution)方式では、 一般的に無線基地局間ハンドオーバ(Inter-eNB HO)の際に、ハンドオーバ元無線基地局eNB(Source-eNB) が、ハンドオーバ先無線基地局eNB(Target-eNB)に対して、移動局UEからのACK(送達確認情報)を確認できなかったデータ及び当該データに関連する状態変数を転送することで、ハンドオーバにより移動局UEの「Serving-eNB」が変わった場合であっても、ロスレス通信を実現することが可能となる。
無線基地局eNBにおいて、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤ機能が、データ転送処理に主に関連する。
具体的には、PDCPレイヤ機能は、主に、データの秘匿/解読(Ciphering/Deciphering)処理や、ヘッダ圧縮(Header compression/de-compression)処理や、データの改ざん検出(Integrity Protection)処理を行うように構成されている。
PDCPレイヤ機能は、状態変数として、HFN(Hyper Frame Number)及びPDCP-SN(Sequence Number)を管理しており、かかる状態変数を入力値として、上述の秘匿/解読処理やヘッダ圧縮処理を行うように構成されている。
ここで、移動局UEと無線基地局eNBとの間で、上述のHFNの値に整合性が維持できていなければ、受信側装置において正常な解読処理を行うことができず、送信されたデータ(例えば、IPパケット)を抽出することができない。
したがって、上述のデータの転送を行う際には、移動局UEとハンドオーバ先無線基地局eNBと間で、HFNの整合性を維持したまま、ハンドオーバ手順を実施する必要がある。
以下、PDCPレイヤ機能における送受信処理について具体的に説明する。
送信側装置のPDCPレイヤ機能(PDCP entity)は、送信処理において、PDCP-SDU(Service Date Unit)に対してHFNを用いて秘匿処理(及び、ヘッダ圧縮処理)を施し、PDCP-SNを付与することによってPDCP-PDU(Protocol Data Unit)を生成して、RLC(Radio Link Control)レイヤ機能に送信するように構成されている。
ここで、「PDCP-SN」は、PDCPレイヤ機能においてPDCP-PDUを生成する度にインクリメントされるシーケンス番号であり、「0」〜「4095」の範囲の値を取る。
また、「HFN」は、PDCP-SNが一巡する度にインクリメントされるものであり、「0」〜「1048576」の範囲の値を取る。
さらに、「COUNT値」は、上位ビットとしてHFNを有し、下位ビットとしてPDCP-SNを有する値である。
受信側装置のPDCPレイヤ機能(PDCP entity)は、「Rx_reordering_window(順序補正ウィンドウ)」及びHFNを管理するように構成されている。
ここで、「Rx_reordering_window」のサイズは、PDCP-SNの取り得る範囲の半分の値(例えば、2048)である。
受信側装置のPDCPレイヤ機能は、受信したPDCP-PDUに付与されているPDCP-DN(Received-SN)の値が「Rx_reordering_window」内であれば、かかるPDCP-PDUを受信バッファに格納して上位レイヤ機能に対して送出し、受信したPDCP-PDUに付与されているPDCP-DN(Received-SN)の値が「Rx_reordering_window」外であれば、かかるPDCP-PDUを破棄するように構成されている(順序補正処理)。
なお、受信したPDCP-PDUに付与されているPDCP-DN(Received-SN)の値が「Rx_reordering_window」内であり、かつ、最後に上位レイヤ機能に対して送出したPDCP-PDUに付与されていたPDCP-SN(Last_submitted_SN)よりも小さい場合には、送信側装置のPDCPレイヤ機能においてHFNが一巡したと見なして、受信側装置のPDCPレイヤ機能は、HFNをインクリメントし、インクリメントしたHFNを用いて解読処理を行うように構成されている。
また、従来の無線基地局eNB間のデータ転送制御では、例えば、ハンドオーバ元無線基地局eNBは、ハンドオーバ先無線基地局eNBに対して、「RLC-AM(Acknowledge Mode)」が適用されるDRB(Data Radio Bearer)がマッピングされる全てのPDCPレイヤ機能について、以下の情報を転送するように構成されている。
- 次のDL-PDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値を形成するHFN及びPDCP-SN
- RLCレイヤ機能に対して既に送信されているPDCP-PDUであり、かつ、かかるPDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDUに対応するPDCP-SDU
- COUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が既に行われており、かつ、RLCレイヤ機能に対して未だ送信されていないPDCP-PDUに対応するPDCP-SDU
- PDCP-SNが未だ付与されていないPDCP-SDU
また、ハンドオーバ元無線基地局eNBは、GTPヘッダオプションによって、ハンドオーバ先無線基地局eNBに対して、PDCP-SDUに既に付与されているPDCP-SNを通知するように構成されている。
同様に、移動局UEの無線基地局eNB配下の第1セル(接続元セル)から第2セル(接続先セル)への再接続手順においても、無線基地局eNB内の第1セルを管理する機能が、無線基地局eNB内の第2セルを管理する機能に対して、上述の情報を転送するように構成されている。
3GPP TS29.060 3GPP TS36.300
しかしながら、無線基地局eNB間の伝送路では、必ずしもロスレス通信が実施されるとは限らない。例えば、ルータの故障等によって、かかる伝送路においてデータが欠落する場合もある。
特に、かかる伝送路で、バルクパケットロスが生じた状態で、ハンドオーバ先無線基地局eNBが、上位ノードから受信した下りリンクデータに対して、新たなHFNを用いた処理及びPDCP-SNの付与を行った後に送信を行った場合、移動局UEとハンドオーバ先無線基地局eNBとの間で、HFNの不整合(mismatch)が生じ、受信側装置において、正常な解読処理を行うことができない結果、上位ノードに正常なデータを渡すことができず、データの破棄や誤受信が生じ、下りリンクにおけるスループットが低下することが懸念されるという問題点があった。
以下、かかる問題点について、図7乃至図9を参照して簡単に説明する。
第1に、図7に示すように、ハンドオーバ元無線基地局eNB#1において、「HFN:0」及び「PDCP-SN:4095」を用いて処理されたPDCP-PDUまでは、RLCレイヤ機能における送達確認が取れている状態で、移動局UEのハンドオーバ元無線基地局eNB#1配下のセルからハンドオーバ先無線基地局eNB#2配下のセルに対するハンドオーバ手順が起動する。
かかるハンドオーバ手順では、ハンドオーバ元無線基地局eNB#1は、ハンドオーバ先無線基地局eNB#2に対して、以下の情報を転送する。
- 次のDL-PDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値を形成するHFN及びPDCP-SN(「HFN:1」及び「PDCP-SN:2048」)
- RLCレイヤ機能に対して既に送信されているPDCP-PDUであり、かつ、かかるPDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDUに対応するPDCP-SDU(「HFN:1」及び「PDCP-SN:0/1」)
- COUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が既に行われており、かつ、RLCレイヤ機能に対して未だ送信されていないPDCP-PDUに対応するPDCP-SDU(「HFN:1」及び「PDCP-SN:2〜2047」)
- PDCP-SNが未だ付与されていないPDCP-SDU(「HFN:1」及び「PDCP-SN:2048〜」)
また、ハンドオーバ元無線基地局eNB#1は、GTPヘッダオプションによって、ハンドオーバ先無線基地局eNB#2に対して、PDCP-SDUに既に付与されている「PDCP-SN:0〜2047」を通知するように構成されている。
第2に、図8に示すように、ハンドオーバ元無線基地局eNB#1とハンドオーバ先無線基地局eNB#2との間の伝送路において、「HFN:1」及び「PDCP-SN:0〜2047」を用いて処理されたPDCP-PDUが、バルクパケットロスにより、全て欠落する。
第3に、図9に示すように、ハンドオーバ先無線基地局eNB#2は、「HFN:1」及び「PDCP-SN:2048」を用いて処理されたPDCP-PDUから、移動局UEに対する送信を開始するように構成されている。
ここで、移動局UEは、「HFN:1」及び「PDCP-SN:2048〜4095」を用いて処理されたPDCP-PDUを受信しても、これらのPDCP-PDUに付与されているPDCP-SNが「Rx_reordering_window」の外にあるので、これらのPDCP-PDUを破棄するように構成されている。
移動局UEは、「Rx_reordering_window」内のPDCP-SNが付与されているPDCP-PDUを受信するまで、「Rx_reordering_window」 を更新することができない、すなわち、ハンドオーバ先無線基地局eNB#2に合わせてHFNをインクリメントすることができない。
ハンドオーバ先無線基地局eNB#2は、移動局UEにおいてPDCP-PDUが破棄されていても、PDCP-PDUの送信を継続し、PDCP-SNが一巡すれば、HFNをインクリメントする。
その後、移動局UEは、「HFN:2」及び「PDCP-SN:0〜2047」を用いて処理されたPDCP-PDUを受信すると、「HFN:2」を用いて解読処理を行うべきPDCP-PDUに対して、「HFN:1」を用いて解読処理を行ってしまうため、ハンドオーバ先無線基地局eNB#2と移動局UEとの間で、HFNの不整合が発生してしまうという問題点があった。
同様に、移動局UEの無線基地局eNB配下の第1セル(接続元セル)から第2セル(接続先セル)への再接続手順において、無線基地局eNB内部における第1セルを管理する機能と第2セルを管理する機能との間の伝送路で、バルクパケットロスが生じた状態で、第2セルを管理する機能が、上位ノードから受信した下りリンクデータに対して、新たなHFNを用いた処理及びPDCP-SNの付与を行った後に送信を行った場合、移動局UEと第2セルを管理する機能との間で、HFNの不整合(mismatch)が生じ、受信側装置において、正常な解読処理を行うことができない結果、上位ノードに正常なデータを渡すことができず、データの破棄や誤受信が生じ、下りリンクにおけるスループットが低下することが懸念されるという問題点があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、ハンドオーバ元無線基地局とハンドオーバ先無線基地局との間の伝送路で、バルクパケットロスが生じた場合であっても、ハンドオーバ先無線基地局eNB#2と移動局UEとの間のHFNの不整合の発生を回避することができる移動通信システム及び無線基地局を提供することを目的とする。
また、本発明は、再接続元セルを管理する機能と再接続先セルを管理する機能との間の伝送路で、バルクパケットロスが生じた場合であっても、再接続先セルと移動局UEとの間のHFNの不整合の発生を回避することができる移動通信システム及び無線基地局を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、移動局の第1無線基地局配下のセルから第2無線基地局配下のセルに対するハンドオーバ手順を行うことができる移動通信システムであって、前記第1無線基地局において、PDCPレイヤ機能は、上位レイヤ機能から受信したPDCP-SDUに対してCOUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与を行うことによって、PDCP-PDUを生成して、RLCレイヤ機能に対して送信するように構成されており、前記移動局において、PDCPレイヤ機能は、受信したPDCP-PDUに付与されているPDCP-SNが順序補正ウィンドウ外の値である場合、該PDCP-PDUを破棄するように構成されており、第1PDCP-PDUは、前記RLCレイヤ機能に対して既に送信されており、かつ、該第1PDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDUであり、第2PDCP-PDUは、COUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が既に行われており、かつ、前記RLCレイヤ機能に対して未だ送信されていないPDCP-PDUであり、次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値が、前記第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値及び所定値の和よりも大きい場合、前記第1無線基地局は、前記第2無線基地局に対して、該次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値を形成するPDCP-SNの代わりに、前記和を形成するPDCP-SNについて転送し、前記第1PDCP-SDU及び前記第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち前記和以上のCOUNT値を形成するPDCP-SNについては転送しないように構成されており、前記所定値は、前記順序補正ウィンドウのサイズよりも小さい値であることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、移動局の第1無線基地局配下のセルから第2無線基地局配下のセルに対するハンドオーバ手順を行うことができる移動通信システムにおいて該第1無線基地局として動作可能な無線基地局であって、PDCPレイヤ機能と、転送部とを具備しており、前記PDCPレイヤ機能は、上位レイヤ機能から受信したPDCP-SDUに対してCOUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与を行うことによって、PDCP-PDUを生成して、RLCレイヤ機能に対して送信するように構成されており、第1PDCP-PDUは、前記RLCレイヤ機能に対して既に送信されており、かつ、該第1PDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDUであり、第2PDCP-PDUは、COUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が既に行われており、かつ、前記RLCレイヤ機能に対して未だ送信されていないPDCP-PDUであり、次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値が、前記第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値及び所定値の和よりも大きい場合、前記第1無線基地局は、前記第2無線基地局に対して、該次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値を形成するPDCP-SNの代わりに、前記和を形成するPDCP-SNについて転送し、前記第1PDCP-SDU及び前記第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち前記和以上のCOUNT値を形成するPDCP-SNについては転送しないように構成されており、前記所定値は、前記移動局のPDCPレイヤ機能において用いられている順序補正ウィンドウのサイズよりも小さい値であることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、移動局の無線基地局配下の第1セルから第2セルへの再接続手順を行うことができる移動通信システムであって、前記無線基地局において、PDCPレイヤ機能は、上位レイヤ機能から受信したPDCP-SDUに対してCOUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与を行うことによって、PDCP-PDUを生成して、RLCレイヤ機能に対して送信するように構成されており、前記移動局において、PDCPレイヤ機能は、受信したPDCP-PDUに付与されているCOUNT値を形成するPDCP-SNが順序補正ウィンドウ外の値である場合、該PDCP-PDUを破棄するように構成されており、第1PDCP-PDUは、前記RLCレイヤ機能に対して既に送信されており、かつ、該第1PDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDUであり、第2PDCP-PDUは、COUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が既に行われており、かつ、前記RLCレイヤ機能に対して未だ送信されていないPDCP-PDUであり、次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値が、前記第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値及び所定値の和よりも大きい場合、前記無線基地局の前記第1セルを管理する機能は、前記再接続手順において、該無線基地局の前記第2セルを管理する機能に対して、該次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値を形成するPDCP-SNの代わりに、前記和を形成するPDCP-SNについて転送し、前記第1PDCP-SDU及び前記第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち前記和以上のCOUNT値を形成するPDCP-SNについては転送しないように構成されており、前記所定値は、前記順序補正ウィンドウのサイズよりも小さい値であることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、移動局の第1セルから第2セルに対する再接続手順を行うことができる移動通信システムにおいて該第1セル及び該第2セルを管理する無線基地局であって、PDCPレイヤ機能と、前記第1セルを管理する機能と、前記第2セルを管理する機能とを具備しており、前記PDCPレイヤ機能は、上位レイヤ機能から受信したPDCP-SDUに対してCOUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与を行うことによって、PDCP-PDUを生成して、RLCレイヤ機能に対して送信するように構成されており、第1PDCP-PDUは、前記RLCレイヤ機能に対して既に送信されており、かつ、該第1PDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDUであり、第2PDCP-PDUは、COUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が既に行われており、かつ、前記RLCレイヤ機能に対して未だ送信されていないPDCP-PDUであり、次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値が、前記第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値及び所定値の和よりも大きい場合、前記第1セルを管理する機能は、前記再接続手順において、前記第2セルを管理する機能に対して、該次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値を形成するPDCP-SNの代わりに、前記和を形成するPDCP-SNについて転送し、前記第1PDCP-SDU及び前記第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち前記和以上のCOUNT値を形成するPDCP-SNについては転送しないように構成されており、前記所定値は、前記移動局のPDCPレイヤ機能において用いられている順序補正ウィンドウのサイズよりも小さい値であることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、移動局の無線基地局配下の第1セルから第2セルへのハンドオーバ手順を行うことができる移動通信システムであって、前記無線基地局において、PDCPレイヤ機能は、上位レイヤ機能から受信したPDCP-SDUに対してCOUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与を行うことによって、PDCP-PDUを生成して、RLCレイヤ機能に対して送信するように構成されており、前記移動局において、PDCPレイヤ機能は、受信したPDCP-PDUに付与されているCOUNT値を形成するPDCP-SNが順序補正ウィンドウ外の値である場合、該PDCP-PDUを破棄するように構成されており、第1PDCP-PDUは、前記RLCレイヤ機能に対して既に送信されており、かつ、該第1PDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDUであり、第2PDCP-PDUは、COUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が既に行われており、かつ、前記RLCレイヤ機能に対して未だ送信されていないPDCP-PDUであり、次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値が、前記第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値及び所定値の和よりも大きい場合、前記無線基地局の前記第1セルを管理する機能は、前記ハンドオーバ手順において、該無線基地局の前記第2セルを管理する機能に対して、該次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値を形成するPDCP-SNの代わりに、前記和を形成するPDCP-SNについて転送し、前記第1PDCP-SDU及び前記第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち前記和以上のCOUNT値を形成するPDCP-SNについては転送しないように構成されており、前記所定値は、前記順序補正ウィンドウのサイズよりも小さい値であることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、移動局の第1セルから第2セルに対するハンドオーバ手順を行うことができる移動通信システムにおいて該第1セル及び該第2セルを管理する無線基地局であって、PDCPレイヤ機能と、前記第1セルを管理する機能と、前記第2セルを管理する機能とを具備しており、前記PDCPレイヤ機能は、上位レイヤ機能から受信したPDCP-SDUに対してCOUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与を行うことによって、PDCP-PDUを生成して、RLCレイヤ機能に対して送信するように構成されており、第1PDCP-PDUは、前記RLCレイヤ機能に対して既に送信されており、かつ、該第1PDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDUであり、第2PDCP-PDUは、COUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が既に行われており、かつ、前記RLCレイヤ機能に対して未だ送信されていないPDCP-PDUであり、次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値が、前記第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値及び所定値の和よりも大きい場合、前記第1セルを管理する機能は、前記ハンドオーバ手順において、前記第2セルを管理する機能に対して、該次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値を形成するPDCP-SNの代わりに、前記和を形成するPDCP-SNについて転送し、前記第1PDCP-SDU及び前記第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち前記和以上のCOUNT値を形成するPDCP-SNについては転送しないように構成されており、前記所定値は、前記移動局のPDCPレイヤ機能において用いられている順序補正ウィンドウのサイズよりも小さい値であることを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、ハンドオーバ元無線基地局とハンドオーバ先無線基地局との間の伝送路で、バルクパケットロスが生じた場合であっても、ハンドオーバ先無線基地局eNB#2と移動局UEとの間のHFNの不整合の発生を回避することができる移動通信システム及び無線基地局を提供することができる。
また、本発明によれば、再接続元セルを管理する機能と再接続先セルを管理する機能との間の伝送路で、バルクパケットロスが生じた場合であっても、再接続先セルと移動局UEとの間のHFNの不整合の発生を回避することができる移動通信システム及び無線基地局を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作を説明するための図である。 従来の移動通信システムの動作を説明するための図である。 従来の移動通信システムの動作を説明するための図である。 従来の移動通信システムの動作を説明するための図である。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システム)
図1乃至図6を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。本実施形態では、本実施形態に係る移動通信システムとして、LTE方式の移動通信システムを例示して説明するが、本発明は、LTE方式以外の移動通信システムにも適用可能である。
図1に示すように、本実施形態に係る移動通信システムは、セル#1を管理する無線基地局eNB#1と、セル#2を管理する無線基地局eNB#2とを具備している。
本実施形態では、図1に示すように、移動局UEが、セル#1からセル#2にハンドオーバするケースを例に挙げて説明する。
図2に示すように、ハンドオーバ元無線基地局eNBである無線基地局eNB#1は、PDCPレイヤ機能11と、RLCレイヤ機能12と、送信部13と、転送部14とを具備している。
PDCPレイヤ機能11は、PDCPレイヤとしての役割を果たすものであり、上位レイヤ機能から受信したPDCP-SDUに対してCOUNT値を入力値として用いた処理及びPDCP-SNの付与を行うことによって、PDCP-PDUを生成して、RLCレイヤ機能12に対して送信するように構成されている。
RLCレイヤ機能12は、PDCPレイヤ機能11から受信したPDCP-PDU(RLC-SDU)に基づいて、RLC-PDUを生成して、送信部13を介して、移動局UEに対して送信するように構成されている。
また、RLCレイヤ機能12は、RLC-PDUに対する送達確認情報(RLC-ACK/NACK)を、PDCPレイヤ機能11に対して送信するように構成されている。
転送部14は、かかるハンドオーバ手順において、無線基地局eNB#2に対して、以下の情報について転送するように構成されている。
- 次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値(Y)を形成するHFN及びPDCP-SN
- RLCレイヤ機能に対して既に送信されているPDCP-PDUであり、かつ、かかるPDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDU(第1PDCP-PDU)に対応するPDCP-SDU(第1PDCP-SDU)
- PDCP-SNが既に付与されており、かつ、RLCレイヤ機能に対して未だ送信されていないPDCP-PDU(第2PDCP-PDU)に対応するPDCP-SDU(第2PDCP-SDU)
- PDCP-SNが未だ付与されておらず、かつ、RLCレイヤ機能に対して未だ送信されていないPDCP-PDU(第3PDCP-PDU)に対応するPDCP-SDU(第3PDCP-SDU)
また、転送部14は、GTPヘッダオプションによって、ハンドオーバ先無線基地局eNBである無線基地局eNB#2に対して、第1PDCP-SDUに付与されたPDCP-SN及び第2PDCP-SDUに付与されたPDCP-SNを転送するように構成されている。
ただし、次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値(Y)が、第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値(X)及び所定値(Z)の和(X+Z)よりも大きい場合、転送部14は、無線基地局eNB#2に対して、次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値(Y)を形成するPDCP-SNの代わりに、かかる和(X+Z)を形成するPDCP-SNについて転送するように構成されている。
また、かかる場合、転送部14は、第1PDCP-SDU及び第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち当該和(X+Z)以上のCOUNT値を形成するPDCP-SNについては転送しないように構成されている。
なお、所定値(Z)は、移動局UEのPDCPレイヤ機能において用いられている「Rx_reordering_window」のサイズ(2048)よりも小さい値である。
例えば、所定値(Z)は、「Rx_reordering_window」のサイズ(2048)よりも「1」だけ小さい「2047」であってもよい。
以下、図3を参照して、本実施形態に係る無線基地局eNB#1の動作について説明する。
図3に示すように、ステップS101において、無線基地局eNB#1は、上述のハンドオーバ手順において、次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値(Y)が、第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値(X)及び所定値(Z)の和(X+Z)よりも大きいか否かについて判定する。
「YES」の場合、本動作は、ステップS104に進み、「NO」の場合、本動作は、ステップS102に進む。
ステップS102において、無線基地局eNB#1は、無線基地局eNb#2に対して、第1PDCP-SDU、第2PDCP-SDU及び第3PDCP-SDUを転送すると共に、GTPヘッダオプションによって、第1PDCP-SDU及び第2PDCP-SDUの全てに付与されているPDCP-SNを転送する。
ステップS103において、無線基地局eNB#1は、無線基地局eNb#2に対して、次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値(Y)を形成するHFN及びPDCP-SNを転送する。
一方、ステップS104において、無線基地局eNB#1は、無線基地局eNb#2に対して、第1PDCP-SDU、第2PDCP-SDU及び第3PDCP-SDUを転送する。
また、無線基地局eNB#1は、無線基地局eNb#2に対して、GTPヘッダオプションによって、第1PDCP-SDU及び第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち、上述の和(X+Z)未満のCOUNT値を形成するPDCP-SNのみを転送する。
すなわち、無線基地局eNB#1は、第1PDCP-SDU及び第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値であっても、上述の和(X+Z)以上のCOUNT値を形成するPDCP-SNについて、無線基地局eNb#2に対して転送しない。
ステップS105において、無線基地局eNB#1は、無線基地局eNb#2に対して、上述の和に相当するCOUNT値(X+Z)を形成するHFN及びPDCP-SNを転送する。
以下、図4乃至図6を参照して、本実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。
第1に、図4に示すように、無線基地局#1において、「HFN:0」及び「PDCP-SN:4095」を用いて処理されたPDCP-PDUまでは、RLCレイヤ機能における送達確認が取れている状態で、移動局UEのセル#1からセル#2に対するハンドオーバ手順が起動する。
かかるハンドオーバ手順では、無線基地局eNB#1は、無線基地局eNB#2に対して、以下の情報を転送する。
- 次のDL-PDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値を形成するHFN及びPDCP-SN「HFN:1」及び「PDCP-SN:2047」
- RLCレイヤ機能に対して既に送信されているPDCP-PDUであり、かつ、かかるPDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていない第1PDCP-PDUに対応する第1PDCP-SDU(「HFN:1」及び「PDCP-SN:0/1」)
- PDCP-SNが既に付与されており、かつ、RLCレイヤ機能に対して未だ送信されていない第2PDCP-PDUに対応する第2PDCP-SDU(「HFN:1」及び「PDCP-SN:2〜2047」)
- PDCP-SNが未だ付与されておらず、かつ、RLCレイヤ機能に対して未だ送信されていない第3PDCP-PDUに対応する第3PDCP-SDU(「HFN:1」及び「PDCP-SN:2048〜」)
ここで、無線基地局eNB#1は、GTPヘッダオプションによって、無線基地局eNB#2に対して、PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち、第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値(「HFN:1」及び「PDCP-SN:0」)及び所定値(2047)の和(「HFN:1」及び「PDCP-SN:2047」)未満のCOUNT値を形成する「PDCP-SN:0〜2046」を通知するように構成されている。
すなわち、無線基地局eNB#1は、GTPヘッダオプションによって、無線基地局eNB#2に対して、「PDCP-SN:2047」を通知しないように構成されている。
第2に、図5に示すように、無線基地局eNB#1と無線基地局eNB#2との間の伝送路において、「HFN:1」及び「PDCP-SN:0〜2046」を用いて処理されたPDCP-PDUに対応するPDCP-SDU、及び、「HFN:1」及び「PDCP-SN:2047」を用いて処理される予定のPDCP-SDUが、バルクパケットロスにより、全て欠落する。
第3に、図6に示すように、無線基地局eNB#2は、「HFN:1」及び「PDCP-SN:2047」を用いて処理されたPDCP-PDUから、移動局UEに対する送信を開始するように構成されている。
ここで、移動局UEは、「HFN:1」及び「PDCP-SN:2047」を用いて処理されたPDCP-PDUを「Rx_reordering_window」内で受信することができる。
そのため、移動局UEは、「Rx_reordering_window」 を更新することができ、すなわち、無線基地局eNB#2に合わせてHFNをインクリメントすることができる。
したがって、本実施形態に係る移動通信システムによれば、無線基地局eNB#1と無線基地局eNB#2との間の伝送路で、バルクパケットロスが生じた場合であっても、無線基地局eNB#2と移動局UEとの間のHFNの不整合の発生を回避することができる。
また、PDCP-SDUは、既にCOUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が行われていたとしても、無線基地局eNB#1において破棄される場合があり、破棄されたPDCP-SDUをRLC-ACKが確認できていないPDCP-SDUと見なした場合、適切でないCOUNT値に基づいて、上述の制御が行われる可能性がある。
よって、無線基地局eNB#1で破棄されたPDCP-SDUについては、RLC ACKが確認できたものと見なすことも考えられる。
さらに、破棄されたPDCP-SDUをRLC-ACKが確認できたと見なす条件に関して、破棄されたPDCP-SDUに後続するPDCP-PDUの少なくとも1つに関して、その全てに対してRLC-ACKが確認できた場合に、破棄されたPDCP-SDUに対してRLC-ACKが確認できたと見なすことも考えられる。
以上に述べた本実施形態の特徴は、以下のように表現されていてもよい。
本実施形態の第1の特徴は、移動局UEの無線基地局eNB#1(第1無線基地局)配下のセル#1から無線基地局eNB#2(第2無線基地局)配下のセル#2に対するハンドオーバ手順を行うことができる移動通信システムであって、無線基地局eNB#1において、PDCPレイヤ機能11は、上位レイヤ機能から受信したPDCP-SDUに対してCOUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与を行うことすることによって、PDCP-PDUを生成して、RLCレイヤ機能12に対して送信するように構成されており、移動局UEにおいて、PDCPレイヤ機能11は、受信したPDCP-PDUに付与されているPDCP-SNが順序補正ウィンドウ外の値である場合、かかるPDCP-PDUを破棄するように構成されており、第1PDCP-PDUは、RLCレイヤ機能12に対して既に送信されており、かつ、第1PDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDUであり、第2PDCP-PDUは、COUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が既に行われており、かつ、RLCレイヤ機能12に対して未だ送信されていないPDCP-PDUであり、次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値(Y)が、第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値(X)及び所定値(Z)の和よりも大きい場合、無線基地局eNB#1は、上述のハンドオーバ手順において、無線基地局eNB#2に対して、次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値(Y)を形成するPDCP-SNの代わりに、かかる和を形成するPDCP-SNについて転送し、第1PDCP-SDU及び第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち当該和以上のCOUNT値を形成するPDCP-SNについては転送しないように構成されており、所定値(Z)は、順序補正ウィンドウのサイズよりも小さい値であることを要旨とする。
本実施形態の第2の特徴は、移動局UEの無線基地局eNB#1配下のセル#1から無線基地局eNB#2配下のセル#2に対するハンドオーバ手順を行うことができる移動通信システムにおける無線基地局eNB#1であって、PDCPレイヤ機能11と、転送部14とを具備しており、PDCPレイヤ機能11は、上位レイヤ機能から受信したPDCP-SDUに対してCOUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与を行うことすることによって、PDCP-PDUを生成して、RLCレイヤ機能12に対して送信するように構成されており、第1PDCP-PDUは、RLCレイヤ機能12に対して既に送信されており、かつ、第1PDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDUであり、第2PDCP-PDUは、COUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が既に行われており、かつ、RLCレイヤ機能12に対して未だ送信されていないPDCP-PDUであり、次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値(Y)が、第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値(X)及び所定値(Z)の和よりも大きい場合、転送部14は、上述のハンドオーバ手順において、無線基地局eNB#2に対して、次のPDCP-SDUの処理に用いるCOUNT値(Y)を形成するPDCP-SNの代わりに、かかる和を形成するPDCP-SNについて転送し、第1PDCP-SDU及び第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち当該和以上のCOUNT値を形成するPDCP-SNについては転送しないように構成されており、所定値(Z)は、移動局UEのPDCPレイヤ機能において用いられている順序補正ウィンドウのサイズよりも小さい値であることを要旨とする。
(変更例)
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。
例えば、本実施形態では、異なる無線基地局eNB#1と無線基地局eNB#2との間におけるハンドオーバに伴うデータ転送を行うケースを例に挙げて説明を行ったが、本発明は、同一の無線基地局におけるハンドオーバや再接続処理が行われるケースに適用されてもよい。
すなわち、移動局の無線基地局eNB配下の第1セルから第2セルへのハンドオーバ又は再接続手順を行うケースでは、上述のハンドオーバ元無線基地局eNB#1が、無線基地局eNBの第1セルを管理する機能に相当し、上述のハンドオーバ先無線基地局eNB#2が、無線基地局eNBの第2セルを管理する機能に相当するものとする。
かかる変更例の特徴は、以下のように表現されていてもよい。
本変更例の第1の特徴は、移動局UEの無線基地局eNB配下の第1セルから第2セルに対する再接続手順(或いは、ハンドオーバ手順)を行うことができる移動通信システムであって、無線基地局eNBにおいて、PDCPレイヤ機能11は、上位レイヤ機能から受信したPDCP-SDUに対してCOUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与を行うことすることによって、PDCP-PDUを生成して、RLCレイヤ機能12に対して送信するように構成されており、移動局UEにおいて、PDCPレイヤ機能11は、受信したPDCP-PDUに付与されているPDCP-SNが順序補正ウィンドウ外の値である場合、かかるPDCP-PDUを破棄するように構成されており、第1PDCP-PDUは、RLCレイヤ機能12に対して既に送信されており、かつ、第1PDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDUであり、第2PDCP-PDUは、COUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が既に行われており、かつ、RLCレイヤ機能12に対して未だ送信されていないPDCP-PDUであり、次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値(Y)が、第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値(X)及び所定値(Z)の和よりも大きい場合、無線基地局eNBの第1セルを管理する機能は、上述の再接続手順(或いは、ハンドオーバ手順)において、無線基地局eNBの第2セルを管理する機能に対して、次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値(Y)を形成するPDCP-SNの代わりに、かかる和を形成するPDCP-SNについて転送し、第1PDCP-SDU及び第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち当該和以上のCOUNT値を形成するPDCP-SNについては転送しないように構成されており、所定値(Z)は、順序補正ウィンドウのサイズよりも小さい値であることを要旨とする。
また、本変更例の第2の特徴は、移動局UEの第1セルから第2セルに対する再接続手順(或いは、ハンドオーバ手順)を行うことができる移動通信システムにおける第1セル及び第2セルを管理する無線基地局eNBであって、PDCPレイヤ機能11と、第1セルを管理する機能と、第2セルを管理する機能とを具備しており、PDCPレイヤ機能11は、上位レイヤ機能から受信したPDCP-SDUに対してCOUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与を行うことすることによって、PDCP-PDUを生成して、RLCレイヤ機能12に対して送信するように構成されており、第1PDCP-PDUは、RLCレイヤ機能12に対して既に送信されており、かつ、第1PDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDUであり、第2PDCP-PDUは、COUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が既に行われており、かつ、RLCレイヤ機能12に対して未だ送信されていないPDCP-PDUであり、次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値(Y)が、第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値(X)及び所定値(Z)の和よりも大きい場合、第1セルを管理する機能は、上述の再接続手順(或いは、ハンドオーバ手順)において、第2セルを管理する機能に対して、次のPDCP-SDUの処理に用いるCOUNT値(Y)を形成するPDCP-SNの代わりに、かかる和を形成するPDCP-SNについて転送し、第1PDCP-SDU及び第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち当該和以上のCOUNT値を形成するPDCP-SNについては転送しないように構成されており、所定値(Z)は、移動局UEのPDCPレイヤ機能において用いられている順序補正ウィンドウのサイズよりも小さい値であることを要旨とする。
ここで、第1セル及び第2セルは、異なるセルであってもよいし、同一セルであってもよい。すなわち、本発明は、Intra-cellハンドオーバにも適用することができる。
また、例えば、本発明は、「第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値(X)」を用いて説明したが、「RLC-ACKを確認できたPDCP-PDUのうち、最もCOUNT値の若いPDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値」を用いてもよい、その場合、Zは、順序補正ウィンドウのサイズ以下の値をとる。
なお、上述の無線基地局eNB#1/eNB#2や移動局UEの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。
ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリや、ROM(Read Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、CD-ROMといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。
かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ASIC内に設けられていてもよい。かかるASICは、無線基地局eNB#1/eNB#2や移動局UE内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして無線基地局eNB#1/eNB#2や移動局UE内に設けられていてもよい。
本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
eNB#1、eNB#2…無線基地局
UE…移動局
11…PDCPレイヤ機能
12…RLCレイヤ機能
13…送信部
14…転送部

Claims (14)

  1. 移動局の第1無線基地局配下のセルから第2無線基地局配下のセルに対するハンドオーバ手順を行うことができる移動通信システムであって、
    COUNT値は、上位ビットとしてHFNを有し、下位ビットとしてPDCP-SNを有する値であり、
    前記HFNは、前記PDCP-SNが一巡する度にインクリメントされるように構成されており、
    前記PDCP-SNは、PDCPレイヤ機能においてPDCP-PDUを生成する度にインクリメントされるように構成されており、
    前記第1無線基地局において、PDCPレイヤ機能は、上位レイヤ機能から受信したPDCP-SDUに対してCOUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与を行うことによって、PDCP-PDUを生成して、RLCレイヤ機能に対して送信するように構成されており、
    前記移動局において、PDCPレイヤ機能は、受信したPDCP-PDUに付与されているCOUNT値を形成するPDCP-SNが順序補正ウィンドウ外の値である場合、該PDCP-PDUを破棄するように構成されており、
    第1PDCP-PDUは、前記RLCレイヤ機能に対して既に送信されており、かつ、該第1PDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDUであり、
    第2PDCP-PDUは、COUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が既に行われており、かつ、前記RLCレイヤ機能に対して未だ送信されていないPDCP-PDUであり、
    次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値が、前記第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値及び所定値の和よりも大きい場合、前記第1無線基地局は、前記ハンドオーバ手順において、前記第2無線基地局に対して、該次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値を形成するPDCP-SNの代わりに、前記和を形成するPDCP-SNについて転送し、前記第1PDCP-SDU及び前記第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち前記和以上のCOUNT値を形成するPDCP-SNについては転送しないように構成されており、
    前記所定値は、前記順序補正ウィンドウのサイズよりも小さい値であり、
    前記順序補正ウィンドウは、前記移動局において該順序補正ウィンドウ内のPDCP-SNが付与されているPDCP-PDUが受信された場合に更新されるように構成されていることを特徴とする移動通信システム。
  2. 移動局の第1無線基地局配下のセルから第2無線基地局配下のセルに対するハンドオーバ手順を行うことができる移動通信システムにおいて該第1無線基地局として動作可能な無線基地局であって、
    PDCPレイヤ機能と、
    転送部とを具備しており、
    COUNT値は、上位ビットとしてHFNを有し、下位ビットとしてPDCP-SNを有する値であり、
    前記HFNは、前記PDCP-SNが一巡する度にインクリメントされるように構成されており、
    前記PDCP-SNは、PDCPレイヤ機能においてPDCP-PDUを生成する度にインクリメントされるように構成されており、
    前記PDCPレイヤ機能は、上位レイヤ機能から受信したPDCP-SDUに対してCOUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与を行うことによって、PDCP-PDUを生成して、RLCレイヤ機能に対して送信するように構成されており、
    第1PDCP-PDUは、前記RLCレイヤ機能に対して既に送信されており、かつ、該第1PDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDUであり、
    第2PDCP-PDUは、COUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が既に行われており、かつ、前記RLCレイヤ機能に対して未だ送信されていないPDCP-PDUであり、
    次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値が、前記第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値及び所定値の和よりも大きい場合、前記転送部は、前記ハンドオーバ手順において、前記第2無線基地局に対して、該次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値を形成するPDCP-SNの代わりに、前記和を形成するPDCP-SNについて転送し、前記第1PDCP-SDU及び前記第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち前記和以上のCOUNT値を形成するPDCP-SNについては転送しないように構成されており、
    前記所定値は、前記移動局のPDCPレイヤ機能において用いられている順序補正ウィンドウのサイズよりも小さい値であり、
    前記順序補正ウィンドウは、前記移動局において該順序補正ウィンドウ内のPDCP-SNが付与されているPDCP-PDUが受信された場合に更新されるように構成されていることを特徴とする無線基地局。
  3. 移動局の無線基地局配下の第1セルから第2セルへの再接続手順を行うことができる移動通信システムであって、
    COUNT値は、上位ビットとしてHFNを有し、下位ビットとしてPDCP-SNを有する値であり、
    前記HFNは、前記PDCP-SNが一巡する度にインクリメントされるように構成されており、
    前記PDCP-SNは、PDCPレイヤ機能においてPDCP-PDUを生成する度にインクリメントされるように構成されており、
    前記無線基地局において、PDCPレイヤ機能は、上位レイヤ機能から受信したPDCP-SDUに対してCOUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与を行うことによって、PDCP-PDUを生成して、RLCレイヤ機能に対して送信するように構成されており、
    前記移動局において、PDCPレイヤ機能は、受信したPDCP-PDUに付与されているCOUNT値を形成するPDCP-SNが順序補正ウィンドウ外の値である場合、該PDCP-PDUを破棄するように構成されており、
    第1PDCP-PDUは、前記RLCレイヤ機能に対して既に送信されており、かつ、該第1PDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDUであり、
    第2PDCP-PDUは、COUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が既に行われており、かつ、前記RLCレイヤ機能に対して未だ送信されていないPDCP-PDUであり、
    次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値が、前記第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値及び所定値の和よりも大きい場合、前記無線基地局の前記第1セルを管理する機能は、前記再接続手順において、該無線基地局の前記第2セルを管理する機能に対して、該次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値を形成するPDCP-SNの代わりに、前記和を形成するPDCP-SNについて転送し、前記第1PDCP-SDU及び前記第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち前記和以上のCOUNT値を形成するPDCP-SNについては転送しないように構成されており、
    前記所定値は、前記順序補正ウィンドウのサイズよりも小さい値であり、
    前記順序補正ウィンドウは、前記移動局において該順序補正ウィンドウ内のPDCP-SNが付与されているPDCP-PDUが受信された場合に更新されるように構成されていることを特徴とする移動通信システム。
  4. 前記第1セル及び前記第2セルは、同一セルであることを特徴とする請求項3に記載の移動通信システム。
  5. 前記PDCP-SNは、GTPヘッダオプションによって通知されることを特徴とする請求項1から3の何れか1つに記載の移動通信システム。
  6. 移動局の第1セルから第2セルに対する再接続手順を行うことができる移動通信システムにおいて該第1セル及び該第2セルを管理する無線基地局であって、
    PDCPレイヤ機能と、
    前記第1セルを管理する機能と、
    前記第2セルを管理する機能とを具備しており、
    COUNT値は、上位ビットとしてHFNを有し、下位ビットとしてPDCP-SNを有する値であり、
    前記HFNは、前記PDCP-SNが一巡する度にインクリメントされるように構成されており、
    前記PDCP-SNは、PDCPレイヤ機能においてPDCP-PDUを生成する度にインクリメントされるように構成されており、
    前記PDCPレイヤ機能は、上位レイヤ機能から受信したPDCP-SDUに対してCOUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与を行うことによって、PDCP-PDUを生成して、RLCレイヤ機能に対して送信するように構成されており、
    第1PDCP-PDUは、前記RLCレイヤ機能に対して既に送信されており、かつ、該第1PDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDUであり、
    第2PDCP-PDUは、COUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が既に行われており、かつ、前記RLCレイヤ機能に対して未だ送信されていないPDCP-PDUであり、
    次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値が、前記第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値及び所定値の和よりも大きい場合、前記第1セルを管理する機能は、前記再接続手順において、前記第2セルを管理する機能に対して、該次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値を形成するPDCP-SNの代わりに、前記和を形成するPDCP-SNについて転送し、前記第1PDCP-SDU及び前記第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち前記和以上のCOUNT値を形成するPDCP-SNについては転送しないように構成されており、
    前記所定値は、前記移動局のPDCPレイヤ機能において用いられている順序補正ウィンドウのサイズよりも小さい値であり、
    前記順序補正ウィンドウは、前記移動局において該順序補正ウィンドウ内のPDCP-SNが付与されているPDCP-PDUが受信された場合に更新されるように構成されていることを特徴とする無線基地局。
  7. 前記第1セル及び前記第2セルは、同一セルであることを特徴とする請求項6に記載の無線基地局。
  8. 前記PDCP-SNは、GTPヘッダオプションによって通知されることを特徴とする請求項6に記載の無線基地局。
  9. 移動局の無線基地局配下の第1セルから第2セルへのハンドオーバ手順を行うことができる移動通信システムであって、
    COUNT値は、上位ビットとしてHFNを有し、下位ビットとしてPDCP-SNを有する値であり、
    前記HFNは、前記PDCP-SNが一巡する度にインクリメントされるように構成されており、
    前記PDCP-SNは、PDCPレイヤ機能においてPDCP-PDUを生成する度にインクリメントされるように構成されており、
    前記無線基地局において、PDCPレイヤ機能は、上位レイヤ機能から受信したPDCP-SDUに対してCOUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与を行うことによって、PDCP-PDUを生成して、RLCレイヤ機能に対して送信するように構成されており、
    前記移動局において、PDCPレイヤ機能は、受信したPDCP-PDUに付与されているCOUNT値を形成するPDCP-SNが順序補正ウィンドウ外の値である場合、該PDCP-PDUを破棄するように構成されており、
    第1PDCP-PDUは、前記RLCレイヤ機能に対して既に送信されており、かつ、該第1PDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDUであり、
    第2PDCP-PDUは、COUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が既に行われており、かつ、前記RLCレイヤ機能に対して未だ送信されていないPDCP-PDUであり、
    次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値が、前記第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値及び所定値の和よりも大きい場合、前記無線基地局の前記第1セルを管理する機能は、前記ハンドオーバ手順において、該無線基地局の前記第2セルを管理する機能に対して、該次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値を形成するPDCP-SNの代わりに、前記和を形成するPDCP-SNについて転送し、前記第1PDCP-SDU及び前記第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち前記和以上のCOUNT値を形成するPDCP-SNについては転送しないように構成されており、
    前記所定値は、前記順序補正ウィンドウのサイズよりも小さい値であり、
    前記順序補正ウィンドウは、前記移動局において該順序補正ウィンドウ内のPDCP-SNが付与されているPDCP-PDUが受信された場合に更新されるように構成されていることを特徴とする移動通信システム。
  10. 前記第1セル及び前記第2セルは、同一セルであることを特徴とする請求項9に記載の移動通信システム。
  11. 前記PDCP-SNは、GTPヘッダオプションによって通知されることを特徴とする請求項9に記載の移動通信システム。
  12. 移動局の第1セルから第2セルに対するハンドオーバ手順を行うことができる移動通信システムにおいて該第1セル及び該第2セルを管理する無線基地局であって、
    PDCPレイヤ機能と、
    前記第1セルを管理する機能と、
    前記第2セルを管理する機能とを具備しており、
    COUNT値は、上位ビットとしてHFNを有し、下位ビットとしてPDCP-SNを有する値であり、
    前記HFNは、前記PDCP-SNが一巡する度にインクリメントされるように構成されており、
    前記PDCP-SNは、PDCPレイヤ機能においてPDCP-PDUを生成する度にインクリメントされるように構成されており、
    前記PDCPレイヤ機能は、上位レイヤ機能から受信したPDCP-SDUに対してCOUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与を行うことによって、PDCP-PDUを生成して、RLCレイヤ機能に対して送信するように構成されており、
    第1PDCP-PDUは、前記RLCレイヤ機能に対して既に送信されており、かつ、該第1PDCP-PDUに対応する全てのRLC-PDUに対するRLC-ACKが確認できていないPDCP-PDUであり、
    第2PDCP-PDUは、COUNT値を用いた処理及びPDCP-SNの付与が既に行われており、かつ、前記RLCレイヤ機能に対して未だ送信されていないPDCP-PDUであり、
    次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値が、前記第1PDCP-PDUの処理に用いられたCOUNT値のうち最も古い値及び所定値の和よりも大きい場合、前記第1セルを管理する機能は、前記ハンドオーバ手順において、前記第2セルを管理する機能に対して、該次のPDCP-SDUの処理に用いる予定のCOUNT値を形成するPDCP-SNの代わりに、前記和を形成するPDCP-SNについて転送し、前記第1PDCP-SDU及び前記第2PDCP-SDUの処理に用いられたCOUNT値のうち前記和以上のCOUNT値を形成するPDCP-SNについては転送しないように構成されており、
    前記所定値は、前記移動局のPDCPレイヤ機能において用いられている順序補正ウィンドウのサイズよりも小さい値であり、
    前記順序補正ウィンドウは、前記移動局において該順序補正ウィンドウ内のPDCP-SNが付与されているPDCP-PDUが受信された場合に更新されるように構成されていることを特徴とする無線基地局。
  13. 前記第1セル及び前記第2セルは、同一セルであることを特徴とする請求項12に記載の無線基地局。
  14. 前記PDCP-SNは、GTPヘッダオプションによって通知されることを特徴とする請求項12に記載の無線基地局。
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