JP2014020663A - 蓄冷熱交換器 - Google Patents

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淳 安部井
Aun Ota
アウン 太田
Daisuke Hasenami
大輔 長谷波
Yusuke Kito
佑輔 鬼頭
Eiichi Torigoe
栄一 鳥越
Toshiya Nagasawa
聡也 長沢
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Abstract

【課題】蓄冷材の外部への流出を防止しつつ、蓄冷材容器の内圧の上昇を抑制できる蓄冷熱交換器を提供する。
【解決手段】冷媒通路を有するチューブ45に接合されるとともに、蓄冷材を収容する部屋を区画する蓄冷材容器47を備える蓄冷熱交換器において、蓄冷材容器47は、気体は通過するが液体状態の蓄冷材は通過しない透過部材53を有している。これによれば、蓄冷材容器47内で腐食等によりガスが発生して内圧が増大しても、透過部材53からガスを外部へ流出させることができる。このとき、透過部材53から液体状態の蓄冷材が流出することはない。したがって、蓄冷材の外部への流出を防止しつつ、蓄冷材容器47の内圧の上昇を抑制できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、冷凍サイクル装置に用いられる蓄冷熱交換器に関するものである。
従来、空調装置には、冷凍サイクル装置が用いられている。この冷凍サイクル装置が停止している状態においても、限定された冷房を提供する試みがなされている。例えば、車両用空調装置では、走行用エンジンによって冷凍サイクル装置の圧縮機が駆動される。このため、車両が一時的に停車している間にエンジンが停止すると、冷凍サイクル装置が停止する。
このような一時的な停車中に、限定された冷房を提供するために、冷凍サイクル装置の蒸発器に冷熱を蓄える蓄冷材を付加した蓄冷熱交換器が開示されている(例えば、特許文献1参照)。蓄冷熱交換器は、冷媒が流通する冷媒管に接合される蓄冷材容器を備えており、この蓄冷材容器内に蓄冷材を封入した後に封入部を封止することで、蓄冷材容器内に蓄冷材が収容されている。
ここで、従来の封止技術として、封入用パイプの先端部分を断面V字状または断面U字状に圧潰するとともに、この圧潰端面を溶接あるいは半田で封止し、封支部を完全に密閉する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2011−12947号公報 特開2003−194649号公報
ところで、蓄冷熱交換器(蒸発器)においては、蓄冷材容器を封止する前に表面処理工程を行い、その後に蓄冷材容器を封止している。このため、表面処理工程等で腐食促進物質である酸が蓄冷材容器内に侵入し、そのまま蓄冷材容器が封止される可能性がある。
したがって、上記特許文献2に記載の封止技術を蓄冷材容器の封止に適用すると、蓄冷材容器が完全に密閉されるので、蓄冷材容器内で腐食ガスが発生することにより、蓄冷材容器の内圧が上昇して膨張変形し、最悪の場合は破損に至るおそれがある。また、破損に至らない場合でも、蓄冷材容器が膨張変形することで、蓄冷熱交換器の蓄冷管に接合されているアウターフィンがつぶれてしまい、熱交換性能が悪化するという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、蓄冷材の外部への流出を防止しつつ、蓄冷材容器の内圧の上昇を抑制できる蓄冷熱交換器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、冷媒通路を有する冷媒管(45)に接合されるとともに、蓄冷材を収容する部屋を区画する蓄冷材容器(47)を備える蓄冷熱交換器において、蓄冷材容器(47)は、気体は通過するが液体状態の蓄冷材は通過しない圧力逃がし手段(53、54、57、60)を有していることを特徴とする。
これによれば、蓄冷材容器(47)に、気体は通過するが液体状態の蓄冷材は通過しない圧力逃がし手段(53、54、57、60)を設けることで、圧力逃がし手段(53、54、57、60)から、気体を外部へ流出させつつ、液体状態の蓄冷材が外部へ流出することを防止することができる。このため、蓄冷材容器(47)内で腐食等によりガスが発生して内圧が増大しても、圧力逃がし手段(53、54、57、60)からガスを外部へ流出させることができる。このとき、圧力逃がし手段(53、54、57、60)から液体状態の蓄冷材が流出することはない。したがって、蓄冷材の外部への流出を防止しつつ、蓄冷材容器(47)の内圧の上昇を抑制できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態における車両用空調装置を構成する冷凍サイクル装置の構成図である。 第1実施形態の蒸発器の平面図である。 図2の矢印X方向から見た図である。 (a)は第1実施形態における蓄冷材容器をチューブ積層方向から見た一部透過平面図、(b)は第1実施形態における蓄冷材容器を空気流れ方向から見た一部透過正面図である。 第1実施形態における蓄冷材容器を示す拡大斜視図である。 第1実施形態における封入部50を示す斜視図である。 図6のA−A断面図である。 空隙部の穴径の変化に対する、空隙部における蓄冷材の表面張力と釣り合う内圧(理論値)の変化を示すグラフである。 第1実施形態における蓄冷材容器47近傍を示す拡大正面図である。 第2実施形態における封入部50を示す拡大断面図である。 図10のB−B断面図である。 第3実施形態における封入部50を示す拡大断面図である。 図12のC−C断面図である。 第4実施形態における封入用パイプのカシメ部近傍を示す拡大断面図である。 第5実施形態における封入用パイプのカシメ部近傍を示す拡大断面図である。 第6実施形態における封入部50を示す拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態となる車両用空調装置を構成する冷凍サイクル装置の構成を図1に示す。この空調装置を構成する冷凍サイクル装置1は、圧縮機10、放熱器20、減圧器30、および蒸発器(エバポレータ)40を有する。これら構成部品は、配管によって環状に接続され、冷媒循環路を構成する。
圧縮機10は、車両の走行用の動力源2である内燃機関(あるいは電動機等)によって駆動される。動力源2が停止すると、圧縮機10も停止する。圧縮機10は、蒸発器40から冷媒を吸引し、圧縮し、放熱器20へ吐出する。放熱器20は、高温冷媒を冷却する。放熱器20は、凝縮器とも呼ばれる。減圧器30は、放熱器20によって冷却された冷媒を減圧する。蒸発器40は、減圧器30によって減圧された冷媒を蒸発させ、車室内空気を冷却する。
図2および図3において、蒸発器40は、2層に配置された第1熱交換部48と第2熱交換部49とを有する。そして、第2熱交換部49が空気流れ上流側に配置され、第1熱交換部48が空気流れ下流側に配置されている。
具体的には、蒸発器40は、複数に分岐した冷媒通路部材を有する。この冷媒通路部材は、アルミニウム等の金属製の通路部材によって提供される。冷媒通路部材は、組をなして位置づけられた第1〜第4ヘッダ41〜44と、それらヘッダ41〜44の間を連結する複数の冷媒管としてのチューブ45によって提供されている。
第1ヘッダ41と第2ヘッダ42とは、組をなしており、互いに所定距離れて平行に配置されている。第3ヘッダ43と第4ヘッダ44も組をなしており、互いに所定距離れて平行に配置されている。第1ヘッダ41と第2ヘッダ42との間には、複数のチューブ45が等間隔に配列されている。各チューブ45は、その端部において対応するヘッダ41、42内に連通している。これら第1ヘッダ41と、第2ヘッダ42と、それらの間に配置された複数のチューブ45によって第1熱交換部48(図3参照)が形成されている。
第3ヘッダ43と第4ヘッダ44との間には、複数のチューブ45が等間隔に配列されている。各チューブ45は、その端部において対応するヘッダ43、44内に連通している。これら第3ヘッダ43と、第4ヘッダ44と、それらの間に配置された複数のチューブ45によって第2熱交換部49(図3参照)が形成されている。
第1ヘッダ41の端部には、冷媒入口としての図示しないジョイントが設けられている。第1ヘッダ41内は、その長さ方向のほぼ中央に設けられた図示しない仕切板によって、第1区画と第2区画とに区画されている。これに対応して、複数のチューブ45は、第1群と第2群とに区分されている。
冷媒は、第1ヘッダ41の第1区画に供給される。冷媒は、第1区画から、第1群に属する複数のチューブ45に分配される。冷媒は、第1群を通して第2ヘッダ42に流入し、集合される。冷媒は、第2ヘッダ42から、第2群に属する複数のチューブ45に再び分配される。冷媒は、第2群を通して第1ヘッダ41の第2区画に流入する。このように、第1熱交換部48においては、冷媒をU字状に流す流路が形成される。
第3ヘッダ43の端部には、冷媒出口としての図示しないジョイントが設けられている。第3ヘッダ43内は、その長さ方向のほぼ中央に設けられた図示しない仕切板によって、第1区画と第2区画とに区画されている。これに対応して、複数のチューブ45は、第1群と第2群とに区分されている。第3ヘッダ43の第1区画は、第1ヘッダ41の第2区画に隣接している。第3ヘッダ43の第1区画と第1ヘッダ41の第2区画とは連通している。
冷媒は、第1ヘッダ41の第2区画から、第3ヘッダ43の第1区画に流入する。冷媒は、第1区画から、第1群に属する複数のチューブ45に分配される。冷媒は、第1群を通して第4ヘッダ44に流入し、集合される。冷媒は、第4ヘッダ44から、第2群に属する複数のチューブ45に再び分配される。冷媒は、第2群を通して第3ヘッダ43の第2区画に流入する。このように、第2熱交換部49においても、冷媒をU字状に流す流路が形成される。第3ヘッダ43の第2区画内の冷媒は、冷媒出口から流出し、圧縮機10へ向けて流れる。
図2において、複数のチューブ45は、略一定の間隔で配置されている。それら複数のチューブ45の間には、複数の隙間が形成されている。これら複数の隙間には、複数の空気側フィン46と複数の蓄冷材容器47とが、所定の規則性をもって配置されロウ付けされている。隙間のうちの一部は、冷却用空気通路460である。隙間のうちの残部は、蓄冷材容器47が配置されている収容部である。
複数のチューブ45の間に形成された合計間隔のうちの10%以上50%以下が収容部とされる。蓄冷材容器47は、蒸発器40の全体にほぼ均等に分散して配置されている。蓄冷材容器47の両側に位置する2つのチューブ45は、蓄冷材容器47とは反対側において空気と熱交換するための冷却用空気通路460を区画している。
チューブ45は、扁平状に形成され、内部に複数の冷媒通路を有する多穴管である。このチューブ45は、押出製法によって得ることができる。複数の冷媒通路は、チューブ45の長手方向に沿って延びており、チューブ45の両端に開口している。複数のチューブ45は、列をなして並べられている。各列において、複数のチューブ45は、その主面(扁平面)が対向するように配置されている。
蒸発器40は、車室へ供給される空気と接触面積を増加させるための空気側フィン46を冷却用空気通路460に備えている。空気側フィン46は、隣接する2つのチューブ45の間に区画された空気通路に配置されている。空気側フィン46は、隣接する2つのチューブ45と熱的に結合している。
空気側フィン46は、ろう材によって、隣接する2つのチューブ45に接合されている。空気側フィン46は、薄いアルミニウム等の金属板を波状に曲げることにより形成されており、鎧窓状のルーバ(図示せず)を備えている。
蒸発器40は、蒸発器40にて冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮させる際に、蓄冷材を凝固させて冷熱を蓄え、蓄冷材が融解する際に蓄えられた冷熱を放冷する蓄冷熱交換器である。蒸発器40は、複数の蓄冷材を収容する部屋を区画する蓄冷材容器47を有している。
図4および図5に示すように、蓄冷材容器47は、アルミニウム等の金属製であり、扁平な容器状に形成されている。蓄冷材容器47は、断面略コの字状(バスタブ状)の一対のプレート部材470を最中合わせ状に接合することにより、内部に蓄冷材を収容するための部屋を区画している。蓄冷材容器47は、広い主面(扁平面)を両面に有している。これら2つの主面を提供する2つの主壁は、それぞれがチューブ45と平行に配置されている。これら2つの主壁は、凹凸形状を有している。
蓄冷材容器47は、隣接する2つのチューブ45の間に配置されている。蓄冷材容器47は、その両側に配置された2つのチューブ45に熱的に凸部47aで結合している。
蓄冷材容器47は、熱伝達に優れた接合材によって、隣接する2つのチューブ45に接合されている。接合材としては、ロウ材または接着材などの樹脂材料を用いることができる。本例の蓄冷材容器47は、チューブ45にロウ付けされている。
蓄冷材容器47とチューブ45との間には、それらの間を広い断面積によって連結するためにロウ材が配置されている。このロウ材は、蓄冷材容器47とチューブ45との間にロウ材の箔を配置することによっても提供することができる。この結果、蓄冷材容器47は、チューブ45との間で良好な熱伝導を行う。
蓄冷材容器47の内部側には、図示しないインナーフィンが蓄冷材容器47に熱的及び機械的に結合されて配設されている。このインナーフィンは、熱伝達に優れた接合材によって、蓄冷材容器47の主壁の内壁に接合されている。この接合は、ロウ付けによって成される。蓄冷材容器47の内部側に、インナーフィンが結合していることで、蓄冷材容器47の変形が防止され、耐圧性が向上する。
蓄冷材容器47の主壁の鉛直方向上方側には、蓄冷材容器47の内側にへこんだ凹部47bが形成されている。この凹部47bは、インナーフィンが蓄冷材容器47内の上方側にずれないようにするストッパとしての機能を果たしている。
蓄冷材容器47の鉛直方向上端部には、蓄冷材容器47内に蓄冷材を封入するための封入部50が設けられている。封入部50は、封入時に蓄冷材が流通する蓄冷材通路500を形成する通路形成部材としての封入用パイプ51を有して構成されている。封入用パイプ51の一端側は、蓄冷材容器47に接続されており、封入用パイプ51の他端側から蓄冷材を封入するようになっている。封入部50の封入用パイプ51は、図4に示すように、蒸発器40を車両への搭載した際に、蓄冷材容器47内部における気体が存在する位置に接続されている。
図6および図7に示すように、封入部50は、封入用パイプ51の先端部を断面略U字状に圧潰した(塑性変形させた)カシメ部52を有している。カシメ部52は、封入用パイプ51の他端側、すなわち封入用パイプ51における封入時の蓄冷材流れ方向の上流側端部に配置されている。
カシメ部52における封入用パイプ51の内部、すなわち封入用パイプ51の内壁面同士の間には、液体状態の蓄冷材および気体のうち気体のみを選択的に透過する透過部材53が設けられている。換言すると、封入部50は、封入用パイプ51内に、透過部材53を配置した状態で、封入用パイプ51を外側から押圧することにより、封入用パイプ51を塑性変形させたカシメ部52を有している。 透過部材53は、液体状態の蓄冷材および気体のうち気体のみが通過できる程度の大きさの空隙部を有している。
ここで、空隙部において、内圧が液体状態の蓄冷材の表面張力以下であれば、空隙部から液体状態の蓄冷材が外部に流出しない。一方、空隙部において、内圧が液体状態の蓄冷材の表面張力よりも大きくなると、空隙部から液体状態の蓄冷材が外部に流出する。
ここで、空隙部の穴径の変化に対する、空隙部における蓄冷材の表面張力と釣り合う内圧(理論値)の変化を図8に示す。なお、図8中の正方形のプロットは蓄冷材が水(表面張力:0.073N/m)の場合を示しており、菱形のプロットは蓄冷材がパラフィン(表面張力:0.026N/m)の場合を示している。
発明者の実験検討により、蓄冷材容器47の内圧は最大で30〜50kPa程度になることがわかっている。このため、図8に示すように、透過部材53の空隙部の穴径は10μM以下に設定することが望ましく、3μM以下に設定することがより望ましい。
以上説明したように、封入部50に、液体状態の蓄冷材および気体のうち気体のみが通過できる程度の大きさの空隙部を有する透過部材53を設けることで、当該透過部材53から、気体を外部へ流出させつつ、液体状態の蓄冷材が外部へ流出することを防止することができる。
このため、蓄冷材容器47内で腐食等によりガスが発生して内圧が増大しても、透過部材53からガスを蓄冷材容器47外部へ流出させることができる。このとき、透過部材53から液体状態の蓄冷材が流出することはない。したがって、蓄冷材の外部への流出を防止しつつ、蓄冷材容器47の内圧の上昇を抑制し、蓄冷材容器47の変形・破損を抑制できる。このため、本実施形態の透過部材53が、圧力逃がし手段としての機能を果たしている。
ところで、透過部材53の空隙部は、気体のみが透過し液体状の蓄冷材は透過しない微細な孔であるため、透過部材53が蓄冷材容器47内の液体状の蓄冷材の液面より下方側に存在すると、透過部材53の空隙部から気体が外部に漏れにくくなり、圧力を逃がす機能が低下する。
これに対し、本実施形態では、封入部50の封入用パイプ51を、蒸発器40を車両へ搭載した際に、蓄冷材容器47内部における気体が存在する位置に接続しているので、圧力逃がし手段である透過部材53も、蒸発器40を車両へ搭載した際に、蓄冷材容器47内部における気体が存在する位置に配置されている。このため、透過部材53から確実に気体を外部へ流出させることができるので、蓄冷材容器47の内圧の上昇を確実に抑制できる。
また、本実施形態では、封入部50における封入時に蓄冷材が流通する蓄冷材通路を形成する通路形成部材として、封入用パイプ51を採用している。封入用パイプ51は外形が円形で内面および外面ともに面粗度が高いため、蓄冷材の封入時のシールや、蓄冷材容器47の漏れ検査(気密検査)時のシールが行いやすい。また、封入用パイプ51の外形が円形であることにより、安定したカシメ封止が実現できる。
ところで、蓄冷材容器47内部における封入部50の近傍にインナーフィン等の構造物があると、蓄冷材を封入部50から封入する際に、蓄冷材が構造物にあたって跳ね返り等が生じてしまい、封入性が悪くなる。これに対し、本実施形態では、蓄冷材容器47の主壁の鉛直方向上方側に凹部47bを形成することで、インナーフィンが蓄冷材容器47内の上方側、すなわち封入部50の近傍にずれないようにしている。このため、蓄冷材の封入性を向上できる。
ところで、蒸発器40の製造時には、チューブ45、空気側フィン46および蓄冷材容器47を、図2に示すように積層組み付けしてコア部(第1熱交換部48および第2熱交換部49)を組み立てた後、当該コア部をチューブ45の積層方向における両端部側から押さえつけた状態で、第1〜第4ヘッダ41〜44に挿入する。
このとき、隣り合う2つのチューブ45間に空気側フィン46が配置されている部位では、当該2つのチューブ45が空気側フィン46により突っ張られた状態になるので、チューブ45のピッチを出しやすくなる。一方、蓄冷材容器47は凸部47aにおいて隣り合うチューブ45と接触しているので、チューブ45との接触面積が小さい。このため、コア部をチューブ45の積層方向における両端部側から押さえつける際に、蓄冷材容器47の両側に配置されるチューブ45が蓄冷材容器47側に傾斜し、両チューブ45のピッチを出しにくくなる。このため、コア部を第1〜第4ヘッダ41〜44に挿入することが困難になる。
これに対し、本実施形態では、図9に示すように、封入用パイプ51の外径をA、蓄冷材容器47を形成するプレート部材470の板厚をB、隣り合う2つのチューブ45間の距離をCとしたとき、A、B、Cを、A+2B=Cの関係を満たすように設定している。すなわち、蓄冷材容器47の封入部50近傍の寸法を、隣り合う2つのチューブ45間の距離Cと等しくなるように設定している。
これにより、コア組み時に、蓄冷材容器47の両側に配置されるチューブ45が蓄冷材容器47側に傾くことを抑制できるので、コア部を第1〜第4ヘッダ41〜44に容易に挿入することができる。つまり、コア組み性を向上させることができる。
ところで、蒸発器40の製造時には、隣接するチューブ45間に蓄冷材容器47および空気側フィン46のいずれを配置するかを、所望の冷却性能によって決定する。複数の蓄冷材容器47に対して蓄冷材を封入するための封入部が1つしかない場合、複数の蓄冷材容器47と封入部とは、蓄冷材が流通する蓄冷材通路によって接続される。したがって、蒸発器40の冷却性能を変更するとき等において、蓄冷材通路に接続されている複数の蓄冷材容器47のうち、ある1つの蓄冷材容器47を空気側フィン46に変更しようとしても、当該蓄冷材容器47は蓄冷材通路に接続されているため、容易に変更することができない。
これに対し、本実施形態では、図2に示すように、複数の蓄冷材容器47は、それぞれ、カシメ部52を有する封入部50を備えている。これによれば、蓄冷材容器47毎に蓄冷材の封止を完結させることができるので、蒸発器40の冷却性能の変更時等に、蓄冷材容器47から空気側フィン46へ容易に変更することが可能となる。
また、本実施形態では、図3に示すように、封入部50(封入用パイプ51)は、蒸発器40のコア面、すなわちチューブ45、空気側フィン46および蓄冷材容器47からなるコア部における空気流れ方向の端面よりも、突出するように構成されている。これにより、封入部50の封止が実施しやすくなり、また、単純な構造で封止が可能となるため、製造コストを低減できる。さらに、蓄冷材の封入時に蓄冷材が封入部50から漏れた場合でも、蒸発器40のコア面に蓄冷材が付着しにくく、蒸発器40の品質を確保しやすくなる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図10および図11に基づいて説明する。本第2実施形態は、上記第1実施形態と比較して、圧力逃がし手段の構成が異なるものである。なお、図10は、上記第1実施形態の図7に対応している。
図10および図11に示すように、封入用パイプ51のカシメ部52には、封入用パイプ51内の蓄冷材通路500と外部とを連通させる貫通孔54が複数形成されている。この貫通孔54は、液体状態の蓄冷材および気体のうち気体のみが通過できる程度の大きさに形成されている。つまり、貫通孔54は、上記第1実施形態における透過部材53の空隙部と同程度の大きさに形成されている。
具体的には、本実施形態では、封入用パイプ51における蓄冷材流れ上流側端部には、蓄冷材の流れ方向に延びる切り欠き部55が形成されている。カシメ部52は、封入用パイプ51における切り欠き部55が形成された部位を外側から押圧して、封入用パイプ51を塑性変形させることにより形成されている。そして、上述した貫通孔54は、カシメ部52における切り欠き部55と当該切り欠き部55に対向する封入用パイプ51の内壁面とにより形成されている。
以上説明したように、封入用パイプ51のカシメ部52に、液体状態の蓄冷材および気体のうち気体のみが通過できる程度の大きさの貫通孔54を設けることで、当該貫通孔54から、気体を外部へ流出させることができるとともに、液体状態の蓄冷材が外部へ流出することを防止することができる。このため、貫通孔54が、圧力逃がし手段としての機能を果たしている。
このとき、本実施形態では、封入用パイプ51とは別部材である透過部材53を廃止することができるので、部品点数を削減しつつ、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図12および図13に基づいて説明する。本第3実施形態は、上記第2実施形態と比較して、貫通孔54の形成方法が異なるものである。なお、図12は上記第1実施例の図7に対応している。
図12および図13に示すように、本実施形態では、カシメ部52における封入用パイプ51の内部には、封入用パイプ51とは別部材である気体通路形成用部材としての棒状部材56が配置されている。棒状部材56は、蓄冷材の流れ方向に延びている。棒状部材56の一端部は、封入用パイプ51の蓄冷材通路500内に配置されており、棒状部材56の他端部は、封入用パイプ51の外部に配置されている。
本実施形態のカシメ部52は、封入用パイプ51内に棒状部材56を配置した状態で封入用パイプ51を外側から押圧して、封入用パイプ51を塑性変形させることにより形成されている。そして、カシメ部52における棒状部材56の外壁面と封入用パイプ51の内壁面との間には、蓄冷材通路500と外部とを連通させる貫通孔54が形成されている。この貫通孔54は、液体状態の蓄冷材および気体のうち気体のみが通過できる程度の大きさになっている。
したがって、本実施形態によれば、上記第2実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、封入用パイプ51に予め切り欠き部を形成しておく必要がなく、封入用パイプ51のカシメを行う際に、封入用パイプ51内に棒状部材56を挿入するだけで、貫通孔54を形成できるので、容易に圧力逃がし手段を構成することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について図14に基づいて説明する。本第3実施形態は、上記第2実施形態と比較して、貫通孔54の形成方法が異なるものである。なお、図14は上記第2実施形態の図11に対応している。
図14に示すように、封入用パイプ51のカシメ部52には、封入用パイプ51内の蓄冷材通路500と外部とを連通させる貫通孔54が複数形成されている。具体的には、封入用パイプ51内に、封入用パイプ51とは別部材である貫通孔形成用部材(図示せず)を配置した状態で、封入用パイプ51を外側から押圧することにより、封入用パイプ51を塑性変形させたカシメ部52が形成されておいる。そして、貫通孔54は、封入用パイプ51を塑性変形させた後に、カシメ部52から貫通孔形成用部材を抜き取ることにより形成されている。本実施形態によれば、上記第2実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について図15に基づいて説明する。本第4実施形態は、上記第3実施形態と比較して、貫通孔54の形成方法が異なるものである。なお、図15は上記第3実施形態の図13に対応している。
図15に示すように、本実施形態の棒状部材56には、長手方向に延びる貫通孔54が形成されている。この貫通孔54により、封入用パイプ51内の蓄冷材通路500と外部とが連通している。貫通孔54は、液体状態の蓄冷材および気体のうち気体のみが通過できる程度の大きさになっている。したがって、本実施形態によれば、上記第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について図16に基づいて説明する。本第5実施形態は、上記第1実施形態と比較して、圧力逃がし手段の構成が異なるものである。なお、図16は、上記第1実施形態の図7に対応している。
図16に示すように、封入部50の封入用パイプ51におけるカシメ部52の近傍には、封入用パイプ51内の蓄冷材通路500と外部とを連通する貫通孔60が形成されている。この貫通孔60は、液体状態の蓄冷材および気体のうち気体のみが通過できる程度の大きさに形成されている。つまり、貫通孔60は、上記第1実施形態における透過部材53の空隙部と同程度の大きさに形成されている。
以上説明したように、封入用パイプ51のカシメ部52近傍に、液体状態の蓄冷材および気体のうち気体のみが通過できる程度の大きさの貫通孔60を設けることで、当該貫通孔60から、気体を外部へ流出させることができるとともに、液体状態の蓄冷材が外部へ流出することを防止することができる。したがって、貫通孔60が、圧力逃がし手段としての機能を果たしている。このため、本実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、以下のように種々変形可能である。
(1)上記各実施形態では、カシメ部52を、封入用パイプ51の先端部を断面略U字状に組成変形させることにより形成した例について説明したが、これに限らず、例えば封入用パイプ51の先端部を断面略V字状に組成変形させることにより形成してもよい。
(2)上記第6実施形態では、貫通孔60を、封入用パイプ51のカシメ部52近傍に形成した例について説明したが、これに限らず、封入用パイプ51の他の部位に形成してもよいし、蓄冷材容器47本体(プレート部材470)に形成してもよい。このとき、貫通孔60を、蒸発器40を車両へ搭載した際に、蓄冷材容器47内部における気体が存在する位置に設けることで、透過部材53から確実に気体を外部へ流出させることができるので、蓄冷材容器47の内圧の上昇を確実に抑制できる。
45 チューブ(冷媒管)
47 蓄冷材容器
50 封入部
51 封入用パイプ(通路形成部材)
52 カシメ部
53 透過部材(圧力逃がし手段)
54 貫通孔(圧力逃がし手段)
500 蓄冷材通路

Claims (9)

  1. 冷媒通路を有する冷媒管(45)に接合されるとともに、蓄冷材を収容する部屋を区画する蓄冷材容器(47)を備える蓄冷熱交換器であって、
    前記蓄冷材容器(47)は、気体は通過するが液体状態の前記蓄冷材は通過しない圧力逃がし手段(53、54、57、60)を有していることを特徴とする蓄冷熱交換器。
  2. 車両に搭載される請求項1に記載の蓄冷熱交換器であって、
    前記圧力逃がし手段(53、54、57、60)は、前記蓄冷材容器(47)内部における前記車両への搭載時に気体が存在する位置に配置されていることを特徴とする蓄冷熱交換器。
  3. 前記蓄冷材容器(47)には、前記蓄冷材容器(47)内に前記蓄冷材を封入するための封入部(50)が設けられており、
    前記封入部(50)は、
    前記蓄冷材が流通する蓄冷材通路(500)を形成する通路形成部材(51)と、
    前記通路形成部材(51)内に、前記液体状態の蓄冷材および気体のうち前記気体のみを選択的に透過する透過部材(53)を配置した状態で、前記通路形成部材(51)を外側から押圧することにより、前記通路形成部材(51)を塑性変形させたカシメ部(52)とを有しており、
    前記圧力逃がし手段は、前記透過部材(53)であることを特徴とする請求項1または2に記載の蓄冷熱交換器。
  4. 前記蓄冷材容器(47)には、前記蓄冷材容器(47)内に前記蓄冷材を封入するための封入部(50)が設けられており、
    前記封入部(50)は、
    前記蓄冷材が流通する蓄冷材通路(500)を形成する通路形成部材(51)と、
    前記通路形成部材(51)を外側から押圧することにより、前記通路形成部材(51)を塑性変形させたカシメ部(52)とを有しており、
    前記カシメ部(52)には、前記蓄冷材通路(500)と外部とを連通させる貫通孔(54)が形成されており、
    前記貫通孔(54)は、前記液体状態の蓄冷材および気体のうち前記気体のみが通過できる程度の大きさであり、
    前記圧力逃がし手段は、前記貫通孔(54)であることを特徴とする請求項1または2に記載の蓄冷熱交換器。
  5. 前記通路形成部材(51)には、前記蓄冷材の流れ方向に延びる切り欠き部(55)が形成されており、
    前記カシメ部(52)は、前記通路形成部材(51)における前記切り欠き部(55)が形成された部位を外側から押圧して、前記通路形成部材(51)を塑性変形させることにより形成されており、
    前記貫通孔(54)は、前記カシメ部(52)における前記切り欠き部(55)と前記切り欠き部(55)に対向する前記通路形成部材(51)の内壁面とにより形成されていることを特徴とする請求項4に記載の蓄冷熱交換器。
  6. 前記カシメ部(52)は、前記通路形成部材(51)内に、前記通路形成部材(51)とは別部材である貫通孔形成用部材を配置した状態で、前記通路形成部材(51)を外側から押圧して、前記通路形成部材を塑性変形させることにより形成されており、
    前記貫通孔(54)は、前記通路形成部材(51)を塑性変形させた後に、前記カシメ部(52)から前記貫通孔形成用部材を抜き取ることにより形成されていることを特徴とする請求項4に記載の蓄冷熱交換器。
  7. 前記カシメ部(52)は、前記通路形成部材(51)内に、前記通路形成部材(51)とは別部材である気体通路形成用部材(56)を配置した状態で、前記通路形成部材(51)を外側から押圧して前記通路形成部材(51)を塑性変形させることにより形成されており、
    前記貫通孔(54)は、前記カシメ部(52)における前記通路形成部材(51)と前記気体通路形成用部材(56)との間に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の蓄冷熱交換器。
  8. 前記蓄冷材容器(47)には、前記蓄冷材容器(47)内に前記蓄冷材を封入するための封入部(50)が設けられており、
    前記封入部(50)は、
    前記蓄冷材が流通する蓄冷材通路(500)を形成する通路形成部材(51)と、
    前記通路形成部材(51)内に、前記通路形成部材(51)とは別部材である貫通孔形成用部材(56)を配置した状態で、前記通路形成部材(51)を外側から押圧することにより、前記通路形成部材(51)を塑性変形させたカシメ部(52)とを有しており、
    前記貫通孔形成用部材(56)には、前記蓄冷材通路(500)と外部とを連通させる貫通孔(57)が形成されており、
    前記貫通孔(57)は、前記液体状態の蓄冷材および気体のうち前記気体のみが通過できる程度の大きさであり、
    前記圧力逃がし手段は、前記貫通孔(57)であることを特徴とする請求項1または2に記載の蓄冷熱交換器。
  9. 前記蓄冷材容器(47)には、前記蓄冷材容器(47)の内部と外部とを連通させる貫通孔(60)が形成されており、
    前記貫通孔(60)は、前記液体状態の蓄冷材および気体のうち前記気体のみが通過できる程度の大きさあり、
    前記圧力逃がし手段は、前記貫通孔(60)であることを特徴とする請求項2に記載の蓄冷熱交換器。
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