JP2014020523A - 密封装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外径側部材4と該外径側部材に対して相対的に同軸回転する内径側部材5との間を密封する環状体10からなる密封装置1において、前記環状体10が周方向に複数に分割される分割体11…からなり、前記各分割体は、前記外径側部材に固定されるシール部材13を含み、該シール部材は前記内径側部材5に摺接する摺接部15を有する弾性材製のリップ部130を備え、前記分割体11,11同士の隣接部に、少なくとも一方の分割体11の前記摺接部が他方の分割体11の前記摺接部に外径側より重なるように接合される接合部18を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
これによれば、他方の分割体の接合部に傾斜面を含んでいるから、内径側部材に取付ける際の、隣接する分割体における双方の接合部の拡径が、この傾斜部に沿って周方向に擦れ合うようになされ、両分割体の接合部は、馴染み性の良い重なり状態とされる。
これによれば、噛み合い構造によって、接合部における分割体同士の接合が確実になされ、内径側部材に取付ける際に、隣接する分割体における双方の接合部が拡径しても、この部分のシール性が低下する懸念がない。
これによれば、テーパ部を構成するテーパ構成部からなる摺接部が内径側回転部材に弾性変形を伴い摺接するから、内径側部材とシール部材との間がシールされる。また、舌片部に対して一方の摺接部が外径側から重なるように構成されるから、安定した接合状態が得られる。そして、前記拡径変形により対応し易く、摺接部におけるシール機能がより確実に確保される。
この場合、前記舌片部は、その外径側の面が、一方の分割体に向け漸次径小化する傾斜面とされていても良い。これによれば、接合部における重なり部の馴染み性が良く、シール機能がより確実に確保される。
これによれば、摺接部が円筒構成部からなり、円筒構成部間の噛み合い構造によって円筒部を構成するから、前記拡径変形の際にも、円筒構成部間に隙間ができず、しかも、円筒部は内径側部材に対して面接触状態で摺接するから、シール機能の確保がより確実になされる。
この場合、前記円筒構成部によって構成される円筒部の外径側には、ガータースプリングが嵌装され、該ガ−タースプリングによって、前記円筒部が求心側に弾力付勢されるよう構成されているものとしても良い。
これによれば、ガータースプリングの嵌装によって、円筒部の回転部材に対する弾接力を均一化でき、内径側部材との間のシール性がより良好に維持される。また、噛み合い構造による接合部が、このガータースプリングの求心側への弾力付勢によって、より密着的とされ、接合部でのシール性も的確に維持される。
これによれば、シール部材が補強用芯金によって補強されるから、摺接部の内径側回転部材に対する摺接が安定化される。
なお、図6に示す密封装置1は、複数の分割体11によって構成されるとしたが、図1の例に示すように4個であっても良い。また、シール部材13が芯金を有さない例を示しているが、図1及び図2に示す例のように芯金12を有しているものであっても良い。この場合、前記テーパ構成部15A,15Aaは、芯金12の内周部から内径側に互いに離反するよう斜めに延出される。
その他の構成は、図1及び図2に示す例と同様であるので、共通部分に同一の符号を付し、その説明を省略する。
その他の構成は、図1及び図2に示す例と同様であるので、共通部分に同一の符号を付し、ここでもその説明を省略する。
この第2の実施形態においても、図9に示すような固定構造、あるいは、図10に示すような連結構造を採用することは可能である。その他の構成は、前記例と同様であるから、共通部分に同一の符号を付し、その説明を省略する。
3 主軸(内径側部材)
4 外輪(外径側部材)
5 内輪(内径側部材)
10 環状体
11 分割体
12 芯金
13 シール部材
130 リップ部
15 摺接部
15A テーパ構成部
150 テーパ部
15B 円筒構成部
151 円筒部
16 舌片部
16a 傾斜面
18 接合部
23 ガータースプリング
Claims (8)
- 外径側部材と該外径側部材に対して相対的に同軸回転する内径側部材との間を密封する環状体からなる密封装置において、
前記環状体が周方向に複数に分割される分割体からなり、
前記各分割体は、前記外径側部材に固定されるシール部材を含み、該シール部材は前記内径側部材に摺接する摺接部を有する弾性材製のリップ部を備え、
前記分割体同士の隣接部に、少なくとも一方の分割体の前記摺接部が他方の分割体の前記摺接部に外径側より重なるように接合される接合部を備えていることを特徴とする密封装置。 - 請求項1に記載の密封装置において、
前記他方の分割体における接合部の外径側の面が、一方の分割体に向け漸次径小化する傾斜面を含んでいることを特徴とする密封装置。 - 請求項1に記載の密封装置において、
前記接合部が、隣接する分割体同士の噛み合い構造からなることを特徴とする密封装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の密封装置において、
前記摺接部は前記内径側回転部材に弾性変形を伴い摺接するテーパ部を構成するテーパ構成部からなり、
隣接関係の前記分割体における他方の分割体の前記摺接部は、一方の分割体側に突出する舌片部を有し、
前記接合部は、一方の分割体における摺接部が前記舌片部に外径側から重なるように構成されていることを特徴とする密封装置。 - 請求項4に記載の密封装置において、
前記舌片部は、その外径側の面が、一方の分割体に向け漸次径小化する傾斜面とされていることを特徴とする密封装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の密封装置において、
前記摺接部は、前記内径側部材に面接触状態で摺接する円筒構成部からなり、
前記接合部は隣接する前記円筒構成部間の噛み合い構造からなり、
前記円筒構成部は前記接合部を介して円筒部を構成することを特徴とする密封装置。 - 請求項6に記載の密封装置において、
前記円筒構成部によって構成される円筒部の外径側には、ガータースプリングが嵌装され、該ガ−タースプリングによって、前記円筒部が求心側に弾力付勢されるよう構成されていることを特徴とする密封装置。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載の密封装置において、
前記シール部材における前記リップ部を除く部分に、補強用芯金が一体とされていることを特徴とする密封装置。
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- 2012-07-23 JP JP2012162477A patent/JP6021056B2/ja active Active
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JP6021056B2 (ja) | 2016-11-02 |
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