JP2014020188A - 津波の質量輸送エネルギーを緩和する装置 - Google Patents

津波の質量輸送エネルギーを緩和する装置 Download PDF

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浩光 手島
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Abstract

【課題】津波の質量輸送エネルギーを沖合いで緩和することにより防潮堤に対するエネルギーを弱める装置を提供する。
【解決手段】ハーフパイプエアータンク1に空気を圧入し両軸を錘調節ワイヤー5で海底10に、腕の先に浮き調節ワイヤー4で海面近くに、平常波で安定するように定置する。津波発生時、押し寄せる大きな波の質量輸送エネルギーの第一波が沖合いに定置したハーフパイプエアータンク1に到達した瞬間、まず波側の浮きを大きく上に押し上げ、中の圧縮空気を一斉に放り出し、ハーフパイプエアータンク1が噴き上がり、波がハーフパイプエアータンク1の溝に落ち込み、そのエネルギーを弱める。幾重にも配備して置くことで繰り返し津波自体を弱めることが可能である。入り江や河川流域の地形が狭くなっているような地域では、防潮防波堤と併用して定置すれば、想定以上の津波が発生した場合でも、被害の減少効果が得られる。
【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
現象による不可欠な問題
地震の大小多少に関わらず津波の発生で、一度被災すると幾世代にも亘る蓄積を一瞬にして全て失ってしまうという大きな影響を受ける沿岸地帯は常に、この脅威と不安に包まれているにも拘わらず、防潮堤というものに頼らざるをえないのが実情である。
従来の方法による実例とその結果
多くの地域の沿岸地帯がそのままか、堤、防潮堤、消波ブロック等に頼り津波そのものへの対応が皆無であるのが実情である。 地形によっては小さい津波でも陸地が段々狭くなっている海岸は、海水路が急に狭まること、浅くなることで波の輸送エネルギーが積み上がり想像を絶する高さで押し寄せるのは周知のことである。
当発明のシステムと従来の欠点の解決方法
該発明は、深さのある沖合いへ、長い圧縮空気層を水面近くに幾重にも設置、津波が到達した瞬間、浮きが反応して長い圧縮空気層が水面に空気の溝を作り、津波輸送エネルギーを緩和するシステムである。
従来の技術
従来は、護岸のみに止まり、堤防構築に頼るのみで津波輸送エネルギーを100パーセント、水路が狭まり、浅い海岸この三重の波エネルギー受ける為により多大の犠牲と被害を被っているのが実情である。
発明が解決しようとする課題
突然発生する地震津波、世界中人類にとって沿岸は、自然を尊重し共生する為には欠くことのできない地域でもあります。故に津波の予防と緩和は、人類にとって重大なテーマである。沿岸を利用せず高台高地へと人間社会が産業が移るとなれば想像を絶する自然環境破壊、海洋汚染は免れません。沿岸は古来、危険であるが便利且つ自然との共生の為にも万全の防潮堤と津波の輸送エネルギーの緩和することが急務である。
本体装置をセットした平常波時の全容図 ハーフパイプエアータンクと関係部品 ハーフパイプエアータンクに圧縮空気を入れて平常波セットした状態図A,B, 沖合い配備例図 A,B, 津波到達時のメカニズム断面図 A,B,C,
1 本体ハーフパイプエアータンク
2 浮き
3 錘
4 浮き調節ワイヤー
5 錘調節ワイヤー
6 錘ワイヤー軸受け
7 圧縮空気層
8 津波の質量輸送エネルギー
9 海水面平常波
10 海底
11 海岸線
発明の詳細な説明
現象による不可欠な問題
地震の大小多少に関わらず津波の発生で、一度被災すると幾世代にも亘る蓄積を一瞬にして全て失ってしまうという大きな影響を受ける沿岸地帯は常に、この脅威と不安に包まれているにも拘わらず、防潮堤というものに頼らざるをえないのが実情である。
従来の方法による実例とその結果
多くの地域の沿岸地帯がそのままか、堤、防潮堤、消波ブロック等に頼り津波そのものへの対応が皆無であるのが実情である。 地形によっては小さい津波でも陸地が段々狭くなっている海岸は、海水路が急に狭まること、浅くなることで波の輸送エネルギーが積み上がり想像を絶する高さで押し寄せるのは周知のことである。
当発明のシステムと従来の欠点の解決方法
該発明は、深さのある沖合いへ、長い圧縮空気層を水面近くに幾重にも設置、津波が到達した瞬間、浮きが反応して長い圧縮空気層が水面に空気の溝を作り、津波輸送エネルギーを緩和するシステムである。
従来の技術
従来は、護岸のみに止まり、堤防構築に頼るのみで津波輸送エネルギーを100パーセント、水路が狭まり、浅い海岸この三重の波エネルギー受ける為により多大の犠牲と被害を被っているのが実情である。
発明が解決しようとする課題
突然発生する地震津波、世界中人類にとって沿岸は、自然を尊重し共生する為には欠くことのできない地域でもあります。故に津波の予防と緩和は、人類にとって重大なテーマである。沿岸を利用せず高台高地へと人間社会が産業が移るとなれば想像を絶する自然環境破壊、海洋汚染は免れません。沿岸は古来、危険であるが便利且つ自然との共生の為にも万全の防潮堤と津波の輸送エネルギーの緩和することが急務である。
本体装置をセットした平常波時の全容図 ハーフパイプエアータンクと関係部品 ハーフパイプエアータンクに圧縮空気を入れて平常波セットした状態図A,B, 沖合い配備例図 A,B, 津波到達時のメカニズム断面図 A,B,C,
1 本体ハーフパイプエアータンク
2 浮き
3 錘
4 浮き調節ワイヤー
5 錘調節ワイヤー
6 錘ワイヤー軸受け
7 圧縮空気層
8 津波の質量輸送エネルギー
9 海水面平常波
10 海底
11 海岸線
以下、本発明の実施の形態を図1から図5に基づいて説明する。
図2で示すように、間仕切り補強壁を用いて、水圧強風などに充分耐え得る断面が半円状の本体C形ハーフパイプエアータンク1の両端中央に、回転可能な軸6を設け長手方向四隅に浮き取り付け用の腕を、沖合い側はタンクの半径長さにして水中浮きと津波反応用大浮きと反対側に安定用小浮きをそれぞれ設ける。沖側の中央にタンク内の水位空気レベル探知用浮き装置、本体C形ハーフパイプエアータンク1外円中央長手方向に空気層を設け、本体が水没しない浮力を有し、その空間の一部分を避難ルームにして出入り口ハッチを設ける。各間仕切り補強壁に通気穴を設け空気充填時の効率をよくする。中央部に、波、太陽光、風による簡易発電機能、灯火・通信・発信装置・深さ表示・空気量各種のセンサー・避難用設備などを設け漁業・養殖など平常時の地場産業への貢献に備える。
図3で示すように、広範囲の海面の***陥没の後、ベクトルの衝突により幾重にも分波され押し寄せる大津波が海岸沿岸に到達する前の沖合いに、沖側に津波反応用大浮きを配し、両端の回転軸を海底の錘にワイヤーロープで繋ぎ本体C形ハーフパイプエアータンク1に圧縮空気を充填して、縦列配備し幾重にも定置配備する。水中浮きは、強風大波潮位などの影響を防ぎ空気漏れ防止、本体長手方向中央部・浮きそれぞれが常に洋上に出て安定状態で調整定置配備する。
図4で示すように、入り江、リアス式、重要な海岸沿岸の沖合いに、幾重にも本体C形ハーフパイプエアータンク1を定置配備して大津波襲来に備える。船舶の航路、漁業・養殖など地場産業との共存も可能で、平常時は津波到達時、本体反転に支障のない範囲分野の応用利用が出来るので、地域地場産業への貢献度も充分可能である。
図5で示すように、大津波到達時、沖側の大浮きが自動的に大波に反応して、急激に上方に押し上げられ本体タンク列が一斉に反転して津波の質量輸送エネルギーの中心に向かって空気層が浮き上がり、質量輸送エネルギーを吸収し、その威力が緩和する。津波自身のエネルギーで津波を緩和遮断する画期的な仕組みである。図1で示すように、本体1を沖合い洋上に縦列定置した列を、幾重にも配備定置することにより大津波の質量輸送エネルギーを沿岸・浅瀬・狭い入り江に到達する前に自動的に緩和するシステムである。定期的にメンテナンス、空気充填、巡回パトロールが必要なだけの理想的防災減災の手段の一つである。定置配備に関しては、地域場所に応じて、同時出願中の特願2012−227441V形と併用することで、よりその効果が得られ数量も少なくできる。

Claims (1)

  1. 両サイドを閉じた図1に示すようなハーフパイプエアータンクにエアーポンプで空気を圧入し両軸を錘調節ワイヤーで海底へ、両サイド四箇所以上に腕、腕の先に浮きを浮き調節ワイヤーで本体ハーフパイプエアータンクが海面近くに、平常波で安定するように沖合い配備幾重にも設置、深さのある沖合いに長い圧縮空気層を水面近くに定置出来る状態である。
    津波発生時、押し寄せる大きな波の質量輸送エネルギーの第一波が沖合いに定置した本体に到達した瞬間、先に波側の浮きを大きく上に押し上げ、ハーフパイプエアータンクを回転させ中の圧縮空気を一斉に放り出し、長いエアーパイプの状態に噴き上がり、波がエアーパイプの溝に落ち込み、そのエネルギーを弱める。幾重にも配備して置くことで繰り返し打ち寄せる津波の質量輸送エネルギーを圧縮空気層で緩和する装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017043918A (ja) * 2015-08-25 2017-03-02 ソク−ムン,キム 浮遊式防波堤
JP2018115482A (ja) * 2017-01-18 2018-07-26 有限会社手島通商 津波の質量輸送エネルギー緩和装置
WO2020004629A1 (ja) * 2018-06-28 2020-01-02 有限会社手島通商 汚染空気の回収装置

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WO2020004629A1 (ja) * 2018-06-28 2020-01-02 有限会社手島通商 汚染空気の回収装置
JPWO2020004629A1 (ja) * 2018-06-28 2021-08-02 有限会社手島通商 汚染空気の回収装置
JP7229562B2 (ja) 2018-06-28 2023-02-28 有限会社手島通商 汚染空気の回収装置

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