JP2014017361A - Ffc/fpcの接続端子構造 - Google Patents

Ffc/fpcの接続端子構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ウィスカによる短絡を抑制させることができるとともにコストダウンさせることができるFFC/FPCの接続端子構造を提供する。
【解決手段】FFC/FPC4の接続端子構造は、接続端子8の軸線方向に延在される少なくとも一方の縁端部14が、FFC/FPC用コネクタ1の電気接続端子19と前記接続端子8との接点位置よりも突出されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、FFC/FPC用コネクタと接続されるFFC/FPCの接続端子構造に関する。
半導体素子やICチップなどが表面実装された基板同士の電気的な接続、または、基板と液晶パネルなどとの電気的な接続のために、フレキシブルプリント配線板(Flexible Printed Circuit:FPC)あるいはフレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable:FFC)とFFC/FPC用コネクタとが用いられることが一般に行われている。
FFC/FPC用コネクタとしては、FFC/FPCの接続端子と電気的に接続されるコンタクトピンと、該コンタクトピンが収容されるハウジングと、該ハウジング内で前記FFC/FPCを狭持して前記接続端子と前記コンタクトピントを嵌合させるスライダと、から構成され、前記ハウジング内にFFC/FPCを挿入した後に当該ハウジング内に前記スライダを挿入することによって、FFC/FPCの接続端子とコンタクトピンとを圧接させるようにしたものが広く知られている(例えば、特許文献1ないし特許文献6など参照)。
また、一般的に、FFC/FPC用コネクタのコンタクトピンやFFC/FPCの接続端子は、銅または銅合金で構成されていることから、表面の酸化による接触不良の防止を目的とした表面処理が施されている。
コンタクトピンや接続端子の表面処理としては、電気めっき法、無電解めっき法、溶融めっき法などによって、前記コンタクトピンや前記接続端子に錫または錫合金などの金属層を形成することが行われている。
錫および錫合金は、比較的に安価であり、また、その表面の酸化被膜が銅の酸化物よりも機械的に破壊されやすいことから、FFC/FPCの挿抜に伴ってその表面が擦過されて、酸化被膜が容易に破壊されてコンタクトピンと接続端子との接点に新鮮な表面を形成することができ、前記コネクタピンと前記接続端子との間の接触抵抗を抵抗させることができるため、コンタクトピンや接続端子の表面処理として広く用いられている。
特開2004−139923号公報 特開2007−207618号公報 特開2008−34284号公報 特開2008−77994号公報 特開2008−251485号公報 特開2010−34077号公報
しかしながら、図12に示すように、前述した錫または錫合金の金属層が形成されたコンタクトピン119や接続端子108は、前記コンタクトピン119の接続突起部124と前記接続端子108との接点部分からウィスカ151と呼ばれる細長い髭状の単結晶が形成され、このウィスカ151が隣接する接続端子108と接触することによって、隣接する接続端子108間で電気的に短絡してしまうという問題があった。
また、ウィスカの発生を抑制させるために、コンタクトピン119および接続端子108に金めっきを施すと、コストアップとなるという問題があった。
本発明は、かかる問題を解決することを目的とするものである。即ち、本発明は、ウィスカによる短絡を抑制させることができるとともにコストダウンさせることができるFFC/FPCの接続端子構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された本発明のFFC/FPCの接続端子構造は、可撓性の絶縁フィルムと、該絶縁フィルムの一方の面に形成された導体回路と、該導体回路を被覆する被覆層と、FFC/FPC用コネクタの電気接続端子と電気的に接続され且つ櫛状に並設された接続端子と、を有するFFC/FPCの接続端子構造であって、前記接続端子の軸線方向に延在される少なくとも一方の縁端部が、前記FFC/FPC用コネクタの電気接続端子と前記接続端子との接点部よりも突出されていることを特徴としている。
請求項2に記載された本発明のFFC/FPCの接続端子構造は、請求項1に記載のFFC/FPCの接続端子構造において、前記接続端子の軸線方向に延在される少なくとも一方の縁端部が、前記FFC/FPC用コネクタの電気接続端子の上端部よりも突出されていることを特徴としている。
請求項3に記載された本発明のFFC/FPCの接続端子構造は、請求項1または請求項2に記載のFFC/FPCの接続端子構造において、前記接続端子の軸直角断面が、直角三角形状であることを特徴としている。
請求項4に記載された本発明のFFC/FPCの接続端子構造は、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のFFC/FPCの接続端子構造において、前記接続端子の軸直角断面が、凹形状であることを特徴としている。
請求項1に記載された本発明のFFC/FPCの接続端子構造によれば、接続端子の軸線方向に延在される少なくとも一方の縁端部が、FFC/FPC用コネクタの電気接続端子と接続端子との接点部よりも突出されているので、接点部に形成されるとともに一方の縁端部を乗り越えたウィスカは、前記接点部から前記一方の縁端部に向かって上向きに延長されることとなる。
このように、一方の縁端部を乗り越えたウィスカは、接点部から一方の縁端部に向かって上向きに延長されることとなるので、一方の縁端部を乗り越えたウィスカと隣接する接続端子との接触を抑制させることができる。
請求項2に記載された本発明のFFC/FPCの接続端子構造によれば、接続端子の軸線方向に延在される少なくとも一方の縁端部が、FFC/FPC用コネクタの電気接続端子の上端部よりも突出されているので、接点部に形成されるとともに一方の縁端部を乗り越えたウィスカは、その先端部がFFC/FPC用コネクタの電気接続端子の上端部よりも突出されることとなる。
このように、一方の縁端部を乗り越えたウィスカの先端部が、FFC/FPC用コネクタの電気接続端子の上端部よりも突出されることとなるので、一方の縁端部を乗り越えたウィスカと隣接する接続端子との接触を確実に防止することができる。
請求項3に記載された本発明のFFC/FPCの接続端子構造によれば、接続端子の軸直角断面が、直角三角形状であるので、簡単な構成、かつ、プレス成形による大量生産によって、コストダウンさせることができる。
請求項4に記載された本発明のFFC/FPCの接続端子構造によれば、接続端子の軸直角断面が、凹形状であるので、一方の縁端部または他方の縁端部を乗り越えたウィスカの先端部が、FFC/FPC用コネクタの電気接続端子の上端部よりも突出される。
また、一方の縁端部または他方の縁端部を乗り越えたウィスカの先端部が、隣接する接続端子の一方の縁端部または他方の縁端部よりも突出される。
このように、ウィスカの先端部が、FFC/FPC用コネクタの電気接続端子の上端部よりも突出されるとともに、隣接する接続端子の一方の縁端部または他方の縁端部よりも突出されるので、隣接する接続端子または隣接する電気接続端子とウィスカとの接触を確実に防ぐことができ、ウィスカによる短絡をより確実に防止させることができる。
本発明の第1の実施の形態にかかるコネクタとフレキシブル導体との使用状態を示す図である。(A)は斜視図、(B)は側面図である。 コネクタ本体部の構成を説明するための説明図である。(A)は斜視図、(B)は要部拡大図である。 スライダの構成を説明するための説明図である。(A)は斜視図、(B)は断面図である。 把持部材の構成を説明するための説明図である。 フレキシブル導体の構成を説明するための説明図である。(A)は平面図、(B)は要部拡大断面図である。 図5に示すフレキシブル導体の要部拡大斜視図である。 フレキシブル導体をスライダに取り付ける形態を示す図である。(A)はフレキシブル導体の位置決め状態を示す図、(B)は把持部材でフレキシブル導体が把持された状態を示す図、(C)はフレキシブル導体がスライダに取り付けられた状態を示す図である。 フレキシブル導体が把持されたスライダをコネクタ本体部に固定する形態を示す図である。(A)はスライダがコネクタ本体部に挿入される状態を示す図、(B)はスライダとコネクタ本体部とが係合して固定された状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態にかかるコネクタとフレキシブル導体との使用状態における断面図である。 接続端子とコンタクトピンとの接点部を示す要部拡大斜視図である。 本発明の第2の実施の形態にかかるフレキシブル導体の接続端子の要部拡大斜視図である。 従来例の接続端子とコンタクトピンとの接点部を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する本発明の実施の形態は、本発明の代表的な形態を示したものに過ぎず、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。したがって、本発明は、本発明の骨子を逸脱しない範囲、すなわち、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲で種々変形して実施することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるFFC/FPC用コネクタ(以下、「コネクタ」という)1の使用状態を示す図である。図2は、コネクタ本体部2の構成を説明するための説明図である。図3および図4は、スライダ3の構成を説明するための説明図である。図5および図6は、FFC/FPC(以下、「フレキシブル導体」という)4の構成を説明するための説明図である。
本発明の第1の実施の形態にかかるコネクタ1とフレキシブル導体4とは、例えば、図1(A)および図1(B)に示すように、半導体素子やICチップなどが表面実装されたプリント配線板61同士の電気的な接続のために使用されるものである。
コネクタ1は、いわゆるFFC/FPC用コネクタと呼ばれるものである。また、フレキシブル導体4は、いわゆるFFC(Flexible Flat Cable:フレキシブルフラットケーブル)/FPC(Flexible Printed Circuit:フレキシブルプリント配線板)と呼ばれるものである。
コネクタ1は、図1(A)および図(B)に示すように、プリント配線板61上に表面実装されるコネクタ本体部2と、該コネクタ本体部2にフレキシブル導体4を電気的に接続させた状態で固定するためのスライダ3と、を備えている。
コネクタ本体部2は、図2(A)および図2(B)に示すように、ハウジング18と、電気接続端子としてのコンタクトピン19と、前記コネクタ本体部2をプリント配線板(図1(A)参照)61上に固定させるための金具26と、を備えている。
ハウジング18は、図2(A)に示すように、フレキシブル導体4の端末部(図5(A)参照)5が挿入されてハウジング本体部2と電気的に接続される電気接続部20と、スライダ3とハウジング18とを係合させて固定させるための係合突起21と、を備えている。
また、ハウジング18は、例えば、耐熱性に優れるポリアミド樹脂、耐熱性および機械的強度に優れる液晶ポリマー(Liquid Crystal Polymer:LCP)、高耐熱性、耐薬品性、精密成形性、自己消火性に優れるポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS樹脂)など、UL94規格のV−0等級の難燃性を有する材料が用いられている。ハウジング18は、このような材料で一体に形成されている。
電気接続部20は、幅方向Xが高さ方向Yよりも長尺となる長方形状に開口され、軸線方向Z(すなわち、スライダ(図1参照)3の挿入方向)に凹とされる有底箱形状に形成されている。電気接続部20は、スライダ3を挿抜可能に形成され、かつ、前記スライダ3が挿入されるとともに当該電気接続部20内で当該スライダ3を嵌合して固定できる寸法に設定されている。
また、電気接続部20は、図2(A)および図2(B)に示すように、後述するコンタクトピン19の支持部19aが収容される収容溝22と、前記コンタクトピン19の端子部19bが収容される収容溝23と、スライダ(図1参照)3の前記電気接続部20への挿通を円滑に案内させるためのガイド部25と、を備えている。
収容溝22は、電気接続部20の内壁の上面に設けられている。収容溝22は、幅方向Xに等間隔をあけて複数並設されている。収容溝22は、コンタクトピン19の支持部19aが嵌入されて固定されるように形成されている。
収容溝23は、電気接続部20の内壁の下面に設けられている。収容溝23は、幅方向Xに等間隔をあけて複数並設されている。収容溝23は、コンタクトピン19の端子部19bが嵌入されて固定されるように形成されている。また、収容溝23は、端子部19bの接続突起部24を当該収容溝23から突出させる深さに設定されている。また、複数並設された収容溝22と収容溝23とは、それぞれが対向配置されている。
ガイド部25は、電気接続部20の内壁の下面に連なる傾斜面とされている。ガイド部25は、電気接続部20の幅方向Xの全長に亘って設けられている。
係合突起21は、スライダ3のロックアーム(図3(A)参照)36と摺接して当該ロックアーム36を押し上げる傾斜面21aと、該傾斜面21aを乗り越えたロックアーム36と係合する係合面21bと、を備えている。係合突起21は、軸線方向Zに沿った断面が直角台形状に形成されている。
コンタクトピン19は、該コンタクトピン19の機械的強度を高めるとともに前記電気接続部20に支持させるための支持部19aと、フレキシブル導体4の接続端子(図5(A)参照)8と電気的に接続される端子部19bと、プリント配線板(図1(A)参照)61上の回路を形成する導体と電気的に接続される回路接続部19cと、を備えている。
また、コンタクトピン19は、例えば、銅または銅合金などの板金がプレス加工されて形成されている。コンタクトピン19には、例えば、下地コーティングとしてニッケル(Ni)めっきが施され、表面コーティングとして錫(Sn)めっきが施されている。このため、金(Au)めっきが施された場合よりもコストダウンさせることができる。
支持部19aは、先端部から基端部にかけて徐々に高さ方向Yの肉厚が厚くなるように形成されている。また、支持部19aは、幅方向Xに沿う側面視でL字形状に形成されている。
端子部19bは、先端部から基端部にかけて徐々に高さ方向Yの肉厚が厚くなるように形成されている。また、端子部19bの先端部には、フレキシブル導体4の接続端子(図5(A)参照)8と当接される突起部24が設けられている。突起部24は、支持部19aに向かって突出して形成されている。
回路接続部19cは、ハウジング18からプリント配線板(図1(A)参照)61上に突出するように形成されている。回路接続部19cは、例えば、はんだ付けによって、プリント配線板61上の回路を形成する導体に電気的に接続される。
金具26は、軸線方向Zに沿う側面視でL字形状に形成されている。金具26は、例えば、銅、りん青銅や黄銅などの銅合金の板金が打ち抜き加工および曲げ加工等されて形成されている。
また、金具26には、ハウジング18に固定させるためのねじ穴と、プリント配線板61上に固定させるためのねじ穴と、が設けられている。なお、金具26は、ねじ等の締結手段に代えて、はんだ付けやロウ付けなど、種々の固定手段によって固定させることができる。
スライダ3は、図3(A)および図3(B)、図4に示すように、基体部31と、コネクタ本体部2の係合突起(図2(A)参照)21と係合するロックアーム36と、該ロークアーム36を保護するためのアーム保護壁32と、前記コネクタ本体部2の電気接続部(図2(A)参照)20内でフレキシブル導体4の接続端子8をコンタクトピン(図2(B)参照)19に押さえ付けさせるための端子押さえ部34と、前記基体部31との間でフレキシブル導体(図5(A)参照)4を把持するための把持部材39と、該把持部材39と前記基体部31との間で把持されるフレキシブル導体4の位置決めをするための位置決めボス(図4参照)40と、前記把持部材39と係合する係合突起(図4参照)41と、を備えている。
基体部31は、例えば、ハウジング(図2(A)参照)18と同様に、ポリアミド樹脂、LCP、PPS樹脂など、UL94規格のV−0等級の難燃性を有する材料で一体に形成されている。
ロックアーム36は、基体部31から軸線方向Zに延長されて揺動可能に形成されている。ロックアーム36の先端部には、コネクタ本体部2の係合面(図2(B)参照)21bと係合されるアーム係合部33が設けられている。
アーム保護壁32は、基体部31から軸線方向Zに延長されるとともに前記ロックアーム36を取り囲むように形成されている。このため、外部からの不用意な操作によってロックアーム36と係合突起(図2(B)参照)21との係合状態が容易には解除されないようになっている。
端子押さえ部34は、基体部31から軸線方向Zに延長されて形成されている。端子押さえ部34は、基体部31の下端面から端子押さえ部34の先端部に亘って平面状に形成されている。
また、端子押さえ部34の先端部には、下方に向かって突出した爪部35が設けられている。爪部35は、先端から徐々に端子押さえ部34の肉厚が厚くなることで形成されている。
また、端子押さえ部34の幅方向Xの両端には、電気接続部20(図2(B)参照)内に挿入される当該端子押さえ部34を案内するためのガイド突条38が設けられている。このため、ハウジング18のガイド部(図2(B)参照)25に対してガイド突条38が摺接して、電気接続部20内に端子押さえ部34が円滑に案内されるようになる。
把持部材39は、図4に示すように、幅方向Xに延在された平板部43と、平板部43の幅方向Xの両端のそれぞれに設けられ且つ係合突起41と係合するロックアーム部44と、を備えている。
また、把持部材39は、例えば、ポリアミド樹脂、LCP、PPS樹脂など、UL94規格のV−0等級の難燃性を有する材料で一体に形成されている。
平板部43は、基体部31の幅方向Xの全長に亘って延長された平板状に形成されている。平板部43の幅方向Xの両端部側のそれぞれには、位置決めボス40が挿入されるボス逃がし穴46が設けられている。
ロックアーム部44は、平板部43の幅方向Xの両端のそれぞれが、高さ方向Yに向かって屈曲されて形成されている。ロックアーム部44には、係合突起41と係合される開口部45が設けられている。
位置決めボス40は、基体部31の下端面から突出して形成されている。位置決めボス40は、例えば、円柱形状、円錐台形状、楕円柱形状など、後述するフレキシブル導体4の位置決め穴(図5(A)参照)10に挿通して、当該フレキシブル導体4の位置決めをすることができる形状とされている。位置決めボス40は、基体部31の下端面の幅方向Xの両端部の近傍に設けられている。
係合突起41は、基体部31の幅方向Xの両側面42のそれぞれに設けられている。係合突起41は、側面42から突出して形成されている。係合突起41は、下方に向かって突出量が徐々に減少され、軸線方向Zに沿う側面視で直角台形状に形成されている。
フレキシブル導体4は、図5(A)に示すように、導体回路が形成された回路部6と、該回路部6と前記コネクタ本体部2とを電気的に接続させる端末部5と、を備えている。
回路部6は、図5(B)に示すように、電気絶縁性の絶縁フィルム7と、該絶縁性フィルム7の一方の表面に形成された図示しない導体パターンと、該導体回路を覆って保護する被覆層としてのカバーレイ9と、を備えている。
また、回路部6には、図5(A)に示すように、スライダ3の位置決めボス(図4参照)40を挿通させることによって当該スライダ3とフレキシブル導体4との位置決めがなされるための位置決め穴10が設けられている。
絶縁フィルム7は、例えば、ポリイミド樹脂(PI樹脂)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET樹脂)等の電気絶縁性、耐熱性、耐屈曲性等の機械的強度に優れた合成樹脂フィルムが用いられている。
導体パターンは、例えば、絶縁フィルム7の一方の表面に接着剤で貼り付けられた銅箔にレジストを塗布し、露光および現像して不必要なレジストを除去し、レジストが除去された箇所の銅箔をエッチングし、該エッチングの後にレジストを剥離する、いわゆるサブトラクティブ法によって形成されている。
銅箔としては、例えば、屈曲性および耐折性に優れる圧延銅箔が用いられている。なお、銅箔は、圧延銅箔に代えて、繰り返しの折り曲げや高屈曲されない用途として、圧延銅箔よりも安価である電解銅箔を用いることができる。
接着剤としては、例えば、ポリイミド樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、オレフィン樹脂系接着剤など、絶縁フィルム7と銅箔とを接着させるための公知の樹脂系接着剤を用いることができる。
なお、導体パターンは、サブトラクティブ法に代えて、無電解めっきやスパッタリング等によるいわゆるアディティブ法などによって形成することができ、公知のパターン加工方法によって形成することができる。
カバーレイ9は、絶縁フィルム7と同様に、例えば、PI樹脂、PET樹脂等の合成樹脂フィルムが用いられている。カバーレイ9は、銅箔と同様に、例えば、ポリイミド樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、オレフィン樹脂系接着剤などによって、導体パターン、および、銅箔のエッチングによって露出された絶縁フィルム7の表面の双方に接着されている。
端末部5は、図5(A)に示すように、ハウジング18に設けられたコンタクトピン(図2(B)参照)19と電気的に接続される接続端子8を備えている。また、端末部5には、回路部6のカバーレイ9が被覆されていない。
接続端子8は、軸線方向Zに延在されているとともに、幅方向Xに複数本並設されている。接続端子8は、櫛状に形成されている。接続端子8は、例えば、プレス成形によって形成されている。
なお、接続端子8は、回路部6のパターン形成と同時に形成することもできる。すなわち、接続端子8は、回路部6の導体パターンと同一の銅箔からサブトラクティブ法によって形成するようにしてもよい。
また、接続端子8には、例えば、下地コーティングとしてニッケル(Ni)めっきが施され、表面コーティングとして錫(Sn)めっきが施されている。このため、表面コーティングとして金(Au)めっきが施された場合よりもコストダウンさせることができる。なお、表面コーティングとしては、錫合金めっきを施すこともできる。
さらに、接続端子8は、図6に示すように、一方の縁端部14および他方の縁端部13の双方が、軸線方向Zに対して略平行に延在されている。また、接続端子8は、コンタクトピン19の突起部(図2(B)参照)24と接触する接続面12が、一方の縁端部14から他方の縁端部13に向かって徐々に当該接続端子8の高さ方向Yの肉厚が薄くなる傾斜面に形成されている。
すなわち、接続端子8は、軸線方向Zに沿う側面視(軸直角断面)で、接続面12を斜辺とする直角三角形状に形成されている。
また、接続端子8は、軸線方向Zに沿う側面視で、一方の縁端部14の前記絶縁フィルム7上の位置が、隣接する接続端子8の他方の縁端部13の前記絶縁フィルム7上の位置よりも高さ方向Yに高くなっている。
次に、図7ないし図10を参照して、上述の如く構成された本発明の第1の実施の形態にかかるコネクタ1の動作について説明する。図7(A)ないし図7(C)は、フレキシブル導体4がスライダ3に把持される状態を説明するための説明図である。図8(A)および図8(B)は、スライダ3がコネクタ本体部2に挿入される状態を説明するための説明図である。図9および図10は、接続端子8とコンタクトピン19とが嵌合された状態を説明するための説明図である。
図7(A)に示すように、フレキシブル導体4の端末部5がスライダ3の端子押さえ部34に重ねられるとともに、スライダ3の位置決めボス40が位置決め穴10に挿通される。このとき、位置決め穴10に挿通される位置決めボス40によって、フレキシブル導体4とスライダ3との位置合わせが完了する。
続いて、図7(B)および図7(C)に示すように、把持部材39が基体部31に係合され、前記把持部材39と前記基体部31とにフレキシブル導体4の回路部6が把持される。
このとき、把持部材39の幅方向Xの両端に設けられたロックアーム部44の開口部45と、基体部31の両側面42の係合突起41とが係合されることから、把持部材39と基体部31との係合が確実に行われ、フレキシブル導体4がスライダ3に確実に固定される。
続いて、図8(A)に示すように、軸線方向Z(矢印方向)にスライダ3が移動され、次いで、図8(B)に示すように、スライダ3のロックアーム36とコネクタ本体部2の係合突起21とが係合される。
このとき、図9に示すように、ロックアーム36のアーム係合部33と係合突起21とが係合され、前記ロックアーム36がアーム保護壁32に囲まれて保護される。また、端子押さえ部34が電気接続部20内に挿入され、端子押さえ部34上の接続端子8とコンタクトピン19の突起部24とが嵌合して圧接されて互いに電気的に接続される。
このとき、図10に示すように、接続端子8の接続面12とコンタクトピン19の突起部24とが嵌合される接点部16が、一方の縁端部14よりも低い位置とされる。また、コンタクトピン19の上端部27が、一方の縁端部14よりも高さ方向Yにおいて低い位置とされる。すなわち、一方の縁端部14が、接点部16よりも突出されている。
このように、接点部16および上端部27の双方が一方の縁端部14よりも高さ方向Yにおいて低い位置とされるので、たとえ、図10に示すように、一方の縁端部14を乗り越えるウィスカ51が接点部16に発生したとしても、隣接する接続端子8および隣接するコンタクトピン19と当該ウィスカ51との接触による電気的な短絡が防止される。
また、このとき、接続端子8およびコンタクトピン19の表面コーティングとして錫(Sn)めっきが施されているので、金(Au)めっきが施された場合よりもコストダウンさせることができる。
そして、ウィスカ51による接続端子8間およびコンタクトピン19間での電気的な短絡が防止されるので、コネクタ1とフレキシブル導体4との接続信頼性が向上される。
以上に説明したように、本発明の第1の実施の形態にかかるコネクタ1に接続されるフレキシブル導体4の接続端子構造は、接続端子8の軸線方向Zに延在される少なくとも一方の縁端部14が、コネクタ1のコンタクトピン19と前記接続端子8との接点部16よりも突出されているので、接点部16に形成されるとともに一方の縁端部14を乗り越えたウィスカ51は、前記接点部16から前記一方の縁端部14に向かって高さ方向Yの上向きに延長されることとなる。
このように、一方の縁端部14を乗り越えたウィスカ51は、接点部16から一方の縁端部14に向かって上向きに延長されることとなるので、一方の縁端部14を乗り越えたウィスカ51と隣接する接続端子8またはコンタクトピン19との接触を抑制させることができる。
また、本発明の第1の実施の形態にかかるコネクタ1に接続されるフレキシブル導体4の接続端子構造は、接続端子8の軸線方向Zに延在される少なくとも一方の縁端部14が、コネクタ1のコンタクトピン19の上端部27よりも突出されているので、接点部16に形成されるとともに一方の縁端部14を乗り越えたウィスカ51は、その先端部がコンタクトピン19の上端部27よりも突出されることとなる。すなわち、ウィスカ51の先端部が、高さ方向Yにおいて、コンタクトピン19の上端部27よりも高い位置となる。
このように、一方の縁端部14を乗り越えたウィスカ51の先端部が、コネクタ1のコンタクトピン19の上端部27よりも突出されることとなるので、一方の縁端部14を乗り越えたウィスカ51と隣接する接続端子8またはコンタクトピン19との接触を確実に防止することができる。
また、本発明の第1の実施の形態にかかるコネクタ1に接続されるフレキシブル導体4の接続端子構造は、接続端子8の軸直角断面が、直角三角形状であるので、簡単な構成、かつ、プレス成形による大量生産によって、コストダウンさせることができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態にかかるフレキシブル導体4Aの接続端子構造について図11を参照して説明する。なお、前述した第1の実施の形態と同一部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施例では、フレキシブル導体4Aの端末部5Aの接続端子8Aが、軸線方向Zに沿う側面視(軸直角断面)で、一方の縁端部14と他方の縁端部13とが高さ方向Yで略同一の高さに形成されているとともに、接続面12Aの幅方向Xの中心部が高さ方向Yで低くなる湾曲に形成された凹形状となっていることが第1の実施の形態にかかるコネクタ1に接続されるフレキシブル導体4とは異なる。
詳しくは、接続面12Aとコンタクトピン19との接点部16および当該コンタクトピン19の上端部27よりも、一方の縁端部14および他方の縁端部13のほうが高さ方向Yに突出されるように、接続面12Aの軸線方向Zに沿う側面視(軸直角断面)の形状がU字形状に形成されている。
このように、接点部16およびコンタクトピン19の上端部27よりも、一方の縁端部14および他方の縁端部13の方が突出されているので、接点部16に形成されて一方の縁端部14または他方の縁端部13を乗り越えたウィスカ51が、隣接する接続端子8Aまたはコンタクトピン19と接触され、電気的に短絡されることが確実に防止される。
以上に説明したように、本発明の第2の実施の形態にかかるフレキシブル導体4Aの接続端子構造は、接続端子8Aの軸直角断面が、凹形状であるので、一方の縁端部14または他方の縁端部13を乗り越えたウィスカ51の先端部が、コネクタ1のコンタクトピン19の上端部27よりも突出される。
また、一方の縁端部14または他方の縁端部13を乗り越えたウィスカ51の先端部が、隣接する接続端子8Aの一方の縁端部14または他方の縁端部13よりも突出される。
このように、ウィスカ51の先端部が、コネクタ1のコンタクトピン19の上端部27よりも突出されるとともに、隣接する接続端子8Aの一方の縁端部14または他方の縁端部13よりも突出されるので、隣接する接続端子8Aまたは隣接するコンタクトピン19とウィスカ51との接触を確実に防ぐことができ、ウィスカ51による短絡をより確実に防止させることができる。
なお、前述した本発明の実施の形態では、下接点タイプのコネクタ1について説明しているが、上接点タイプのコネクタであってもよく、また、バックロックやフロントロック等の回転ロックタイプのコネクタ、垂直実装タイプのコネクタであってもよい。
本発明にかかるFFC/FPCの接続端子構造は、FFC/FPC用コネクタに接続されるFFC/FPCとして利用することができる。
1 コネクタ(FFC/FPC用コネクタ)
2 コネクタ本体部
3 スライダ
4 フレキシブル導体(FFC/FPC)
5 端末部
6 回路部
7 絶縁フィルム
8 接続端子
9 カバーレイ(被覆層)
13 他方の縁端部
14 一方の縁端部
16 接点部
18 ハウジング
19 コンタクトピン(電気接続端子)
20 電気接続部
21 係合突起
24 突起部
51 ウィスカ
61 プリント配線板
X 幅方向
Y 軸線方向
Z 高さ方向

Claims (4)

  1. 可撓性の絶縁フィルムと、該絶縁フィルムの一方の面に形成された導体回路と、該導体回路を被覆する被覆層と、FFC/FPC用コネクタの電気接続端子と電気的に接続され且つ櫛状に並設された接続端子と、を有するFFC/FPCの接続端子構造であって、
    前記接続端子の軸線方向に延在される少なくとも一方の縁端部が、前記FFC/FPC用コネクタの電気接続端子と前記接続端子との接点部よりも突出されていることを特徴とするFFC/FPCの接続端子構造。
  2. 前記接続端子の軸線方向に延在される少なくとも一方の縁端部が、前記FFC/FPC用コネクタの電気接続端子の上端部よりも突出されていることを特徴とする請求項1に記載のFFC/FPCの接続端子構造。
  3. 前記接続端子の軸直角断面が、直角三角形状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のFFC/FPCの接続端子構造。
  4. 前記接続端子の軸直角断面が、凹形状であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のFFC/FPCの接続端子構造。
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