JP2014009948A - 経路情報提供システム、及び、ナビゲーション装置 - Google Patents

経路情報提供システム、及び、ナビゲーション装置 Download PDF

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Abstract

【課題】他車両の実際の走行軌跡に関する走行軌跡情報を利用して、自車両を用いて、現在位置から目的地まで移動する候補となる複数の走行経路を示す経路情報提供システムと、このシステムで用いられるナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】経路情報提供システムでは、自車両の目的地及び現在位置の周囲に目的地範囲及び現在位置範囲を設定し(S14)、収集情報記憶領域に記憶された他車両の走行軌跡情報を、目的地範囲及び現在位置範囲を通る複数の走行経路に選り分ける処理が実行され(S22)、この選り分けられた走行経路が自車両のナビゲーション装置に表示される。そのため、この経路情報提供システム1を用いると、自車両のドライバは、表示される走行経路のいずれかを選択することで、他車両が実際に走行した走行軌跡情報を利用して、現在位置から目的地までの柔軟な案内経路の選択が可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、他車両の実際の走行軌跡を選り分け、この選り分け対象となった複数の走行経路を表示する経路情報提供システム及び、このシステムで用いられるナビゲーション装置に関する。
従来の交通情報配信装置では、プローブカーがある位置の間(例えば交差点間)を移動したときの通行困難度(通行止めや、渋滞の発生度)を判定し、その通行困難度に関する情報をナビゲーション装置に配信している。
そして、各車両に搭載されたナビゲーション装置は、この交通情報配信装置から配信された通行困難度を利用して案内経路の探索を行っている(特許文献1)。
特開2010−079843号公報
しかし、従来のナビゲーション装置では、案内経路を探索は、上述した通行困難度等を考慮しつつも、予め定められた一定のルールに従って機械的に行われている(例えば、最短時間ルートや燃費のよいルート)。
そのため、この一定のルールからはずれた、より短時間で移動可能な走行経路があったとしても、その走行経路が案内経路として探索されることはなく、また、一定のルールに従って探索された案内経路が、各ドライバにとって感覚的に必ずしもベストなものではなかった。
一方、上述した一定のルールに従わない走行経路については、他のドライバは知っていて、すでに活用されている可能性がある。
そこで、本発明は、他車両の実際の走行軌跡に関する走行軌跡情報を利用して、現在位置から目的地まで自車両で移動する際の候補となる複数の走行経路を示す経路情報提供システムと、このシステムで用いられるナビゲーション装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、請求項1に記載の経路情報提供システムではまず、範囲設定手段(S14)が、現在位置検出手段(21)で検出された自車両の現在位置、目的地指定手段(24)で指定された目的地の周囲に目的地範囲及び現在位置範囲を設定している。また、この経路情報提供システムでは、走行軌跡記憶手段(31a)が、複数の他車両の走行軌跡に関する走行軌跡情報を記憶している。
そして、この経路情報提供システムでは、選分手段(S22)が、走行軌跡記憶手段に記憶された走行軌跡のうち、目的地範囲及び現在位置範囲を通る複数の走行軌跡について、同一の走行経路毎に選り分け、表示手段(23、S32)が、この選り分けの対象となった複数の走行経路を表示している。
つまり、本発明のシステムを利用すると、現在位置から目的地まで他車両がどのような走行経路をたどって移動しているかが示されるので、自車両のドライバは、現在位置から目的地まで移動する際、上述した一定のルールからはずれた柔軟な走行経路の選択が可能となる。
次に、請求項2に記載の経路情報提供システムのように、それぞれの走行経路を走行した場合に予想される走行時間である代表走行時間を設定する走行時間設定手段(S26)を備え、表示手段に複数の走行経路を表示する際に、この代表走行時間を伴に表示するようにしてもよい。
このようにすると、各走行経路を走行した場合に予想される代表走行時間が分かるので、出発時間によって柔軟に走行経路を選択することができる。
また、このようにすると、上述した一定のルールによって探索された案内経路を走行した場合よりも、目的地までの走行時間が短い走行経路があった場合、その走行経路を選択することが可能となる。
尚、本発明の経路情報提供システムで用いられるナビゲーション装置としては、請求項5に記載したように、現在位置検出手段、目的地指定手段、及び、表示手段を備え、センタ装置と通信手段で通信可能に構成するとよい。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段等に限定されるものではない。
本実施形態の経路情報提供システム1の全体構成図である。 本実施形態の経路情報提供システム1で実行される案内経路選択処理のフローチャートである。 本実施形態の経路情報提供システム1で作成される送信用情報についての説明図である。 本実施形態の経路情報提供システム1を構成するナビゲーション装置1で表示される走行経路選択画像23aの模式図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[全体構造]
本実施形態の経路情報提供システム1は、図1に示すように、複数のナビゲーション装置2と、センタ装置3とで構成され、これらは通信回線9により通信可能に接続されている。
尚、通信回線9は、路車間通信用の通信回線や、携帯電話用の通信回線などが考えられるが、これらに限定されるものではない。
また、図1中の「自車両」及び「他車両」との記載は、説明容易のため、本実施形態の経路情報提供システム1により情報を受ける側を「自車両」、情報を提供する側を「他車両」と区別するための記載であり、固定化されているものではない。
〈ナビゲーション装置2〉
ナビゲーション装置2は、制御部20と、位置方向検出部21、地図情報記憶部22と、画像表示部23と、操作部24と、記憶部25と、通信インタフェイス部26とを備えている。
制御部20は、CPU、ROM、RAM等のコンピュータ装置で構成されており、経路案内処理や、後述する案内経路選択処理等の各種処理を実行する。
位置方向検出部21は、GPS受信機、ジャイロスコープ、車速センサなどで構成されており、これらを用いてナビゲーション装置2が搭載された各車両の現在位置や走行方向などを検出する。
地図情報記憶部22は、地図情報を記憶したHDDやICメモリ等の記憶装置、または、地図情報を記憶したDVD等の記録媒体から地図情報を読み取る読取装置など、制御部20の要求に応じて地図情報を出力可能な装置で構成されている。
この地図情報としては、地図の描画情報の他、地図上に表示される道路、交差点、分岐点等の各種施設と、これら各種施設の位置を示す位置情報とが関連付けられた施設位置情報や、経路案内処理その他の処理で必要な情報を有している。
画像表示部23は、液晶表示装置等からなり、制御部20の指示に従って、経路案内用の画像や、後述する案内経路選択処理用の画像など、各種処理に応じた画像を表示する。
操作部24は、複数のボタン型のスイッチ、画像表示部23の画面上に積層された透明なタッチパネルや、リモコン型の操作装置等で構成されたヒューマンインターフェイス装置である。制御部20は、この操作部24が受けた操作に応じて各種処理を実行する。
記憶部25は、HDDやICメモリ等の記憶装置で構成されており、このナビゲーション装置2が搭載された車両の走行軌跡に関する情報(以下「走行軌跡情報」という)を記憶する走行軌跡記憶領域25aが設定されている。
また、この記憶部25には、ナビゲーション装置2が搭載された車両の属性情報(例えば、車両の用途に関する情報(タクシー、一般車等)や、車種に関する情報(トラック、ワンボックスカー、軽自動車、普通乗用車等)、車両の動力に関する情報(電気、ガソリン、軽油等))が記憶された属性記憶領域25bも設定されている。
通信インタフェイス部26は、ナビゲーション装置2を通信回線9に対して無線通信可能に接続する装置である。各車両に搭載されたナビゲーション装置2は、この通信インタフェイス部26を備えることにより、通信回線9を介してセンタ装置3と通信することができる。
このように構成されたナビゲーション装置2では、制御部20において、車両の走行中、位置方向検出部21で検出された位置情報を用いて、その走行軌跡に関する走行軌跡情報を走行軌跡記憶領域25aに記憶する処理が実行される。
この走行軌跡情報を構成する各位置情報には、走行軌跡上の各位置を通過した通過時間を示すタイムスタンプ情報(本発明の走行時間情報に対応する)が関連付けられる。
尚、以下の説明では、図1に記載された各ナビゲーション装置2は、いずれも上述した同一構成を備えるものとして説明するが、センタ装置3からの情報の提供を受ける機能を有しないナビゲーション装置から走行軌跡情報を収集するよう構成してもよい。
〈センタ装置3〉
センタ装置3は、制御部30と、記憶部31と、通信インタフェイス部32とを備えている。
制御部30は、CPU、ROM、RAM等のコンピュータ装置で構成されており、後述する案内経路選択処理や各種処理を実行する。
記憶部31は、HDDやICメモリ等の記憶装置で構成されており、記憶領域としては、各車両に搭載されたナビゲーション装置2から収集した走行軌跡情報を記憶する収集情報記憶領域31a等が設けられている。
通信インタフェイス部32は、センタ装置3を通信回線9に対して通信可能に接続する装置である。センタ装置3は、この通信インタフェイス部32を備えることにより、通信回線9を介して各ナビゲーション装置2と通信することができる。
尚、上述したナビゲーション装置2やセンタ装置3は、上述した各種構成以外の構成を備えていてもよいことはもちろんである。例えば、ナビゲーション装置2には、音声案内を行うためにスピーカなどが備えられていてもよい。
上述したセンタ装置3では、制御部30において、一定時間間隔ごとに、各車両のナビゲーション装置2に走行軌跡情報の送信を要求する処理が実行され、各ナビゲーション装置2は、このセンタ装置3からの要求に応じて、走行軌跡記憶領域25aに記憶された走行軌跡情報を送信する。そして、センタ装置3が各ナビゲーション装置2から収集した走行軌跡情報は、記憶部31に記憶される。
また、この走行軌跡情報を収集する処理を制御部30が実行する際、各ナビゲーション装置2からは各車両の属性情報が関連づけられて送信されてくる。
そのため、センタ装置3では、各ナビゲーション装置2から走行軌跡情報を収集する際、各走行軌跡情報に関連づけられて属性情報も収集情報記憶領域31aに記憶される。
[案内経路選択処理]
次に、自車両のナビゲーション装置2とセンタ装置3との間で実行される案内経路選択処理について、図2を用いて説明する。
この案内経路選択処理は、ナビゲーション装置2とセンタ装置3とが通信を行って実行される処理である。
この案内経路選択処理は、いずれかの車両に搭載されたナビゲーション装置2からセンタ装置3に対し、後述する送信用情報の送信を要求する要求情報を送信する要求情報送信処理(S10)がなされると開始される。
尚、以下、この要求情報を送信したナビゲーション装置2を搭載する車両を自車両と呼ぶ。
この要求情報送信処理(S10)は、具体的には、ナビゲーション装置2の操作部24が操作されて目的地が入力されると、その目的地を示す情報と、位置方向検出部21で検出された自車両の現在位置を示す情報とを含む要求情報が作成され、この要求情報の送信を指示する操作が操作部24に対して行われると実行される。
センタ装置3では、S12において、いずれかのナビゲーション装置2から要求情報を受信するまで待機する処理(S12:NO)が実行されており、S10により自車両のナビゲーション装置2から要求情報を受信すると(S12:YES)、次に、S14の処理が実行される。
尚、S12〜S30の処理は、センタ装置3で実行される。
S14では、受信した要求情報に含まれる目的地を示す情報と、自車両の現在位置を示す情報とから、目的地及び現在位置の周囲に、これら目的地及び現在位置を中心とする半径500mの範囲を目的地範囲及び現在位置範囲を設定する処理が実行される。
次に、S16では、S14で設定された目的地範囲及び現在位置範囲を通過する走行軌跡を示す走行軌跡情報を、収集情報記憶領域31aに記憶された走行軌跡情報の中から抽出する処理が実行される。
そして、S18では、S16で抽出された走行軌跡情報の数が予め定めた一定数以上あるか判定する処理が実行される。本実施形態では、500以上の走行軌跡情報が抽出されたか否かが判定される。
このS18において、500以上の走行軌跡情報が抽出された場合は(S18:YES)、次に、S22の処理が実行され、抽出数が500未満のときは、目的地範囲及び現在位置範囲を広げる処理が実行される(S20)。
S20では、例えば、S16において走行軌跡情報を抽出したときの目的地範囲及び現在位置範囲の半径を250m長くする処理が実行される。
本実施形態では、S14で設定される目的地範囲及び現在位置範囲の半径の初期値として500mが設定されているが、このS20の処理が繰り返し実行された場合、その半径は250mずつ長くなる。
尚、半径の長さが一定長さ(例えば1500m)を越えた場合、走行軌跡情報の数が一定数に満たなくても、S18においてS20に移行させることなく、直ちにS22の処理を実行させるようにしてもよい。
また、S14では、目的地範囲及び現在位置範囲を設定する場合の半径の初期値を500mとしたが、これに限られるものではなく、例えば250mや750m、1000mとしてもよい。
また、S20において、目的地範囲及び現在位置範囲を設定する半径を250mずつ長くしているが、これに限られるものではなく、例えば、100mや200mずつ長くしてもよい。
次に、S22では、S16で抽出した各走行軌跡情報を、同一の走行経路をたどるもの毎に選り分ける処理が実行される。
例えば、図3(a)に示すように、現在位置範囲A内に含まれるa1〜a3の始点と、目的地範囲B内に含まれるh1〜h3の終点とを通過することを示す走行軌跡情報が複数あり、各走行軌跡が、目的地範囲及び現在位置範囲の間の通過点b〜gを通過するものであった場合、a1→b→h1をたどる走行経路1、a2→c→h2をたどる走行経路2、a2→d→c→h2をたどる走行経路3、a2→d→h2をたどる走行経路4、a3→e→h3をたどる走行経路5、a3→f→g→h3をたどる走行経路6ごとに走行軌跡情報を選り分ける処理が実行される。
尚、始点a1〜a3、終点h1〜h3、通過点b〜gは、交差点や分岐点、インターチェンジ等の位置などが考えられるが、これに限られるものではない。
次に、S24では、S22において選り分けの対象となった走行経路1〜6毎に、各走行経路1〜6に属する走行軌跡情報の数を計数する処理、すなわち各走行経路1〜6を走行した他車両の数が計数される。
具体的には、図3(b)に示すように、経路1〜6ごとに、各経路を採用した他車両の採用台数が計数される。図3(b)では、走行経路1を採用した車両の台数が30台、走行経路2が126台、走行経路3が82台、走行経路4が239台、走行経路5が45台、走行経路6が8台である場合の例について示している。
次に、S26では、各走行軌跡情報を示す位置情報に関連づけられたタイムスタンプ情報に基づいて各走行経路1〜6を走行した場合に予想される走行時間である代表走行時間を算出する処理が実行される。
ただし、本実施形態では、採用台数が一定数(本実施形態では10台)に満たない走行経路(本実施形態では走行経路6)については、このS26の処理は行わない。
この代表走行時間は、各走行経路1〜5を走行した他車両の走行時間の平均時間としてもよいし、各走行経路1〜5を走行した全ての車両の走行時間の中央値から一定範囲内の誤差を有する走行時間の平均時間としてもよい。
この代表走行時間は、寄り道等により、同一の走行経路1〜5を走行したにしては明らかに長い走行時間となっているものについては除外したものとするのが好ましい。
また、S26では、各選分経路を走行した車両の数について、S16で抽出された総数に対する割合(採用率)も計数される。本実施形態では、全数が530台なので、各走行経路1〜5の採用率は、走行経路1は6%、走行経路2は24%、走行経路3は15%、走行経路4は45%、走行経路5は8%(小数点以下は四捨五入)である。
さらに、S26では、各走行軌跡情報に関連付けられた属性情報に基づいて、各走行経路1〜6を利用する車両の種類毎に、採用台数や採用率をさらに細かく算出するようにしてもよい。
例えば、走行経路4について、普通自動車が100台、タクシーが50台、他車種が89台などと計数してもよい。
次に、S28では、送信用情報を作成する処理が実行される。
この送信用情報は、本実施形態では、走行経路6を除く走行経路1〜5に関する情報を一つにまとめた情報であり、走行経路1〜5ごとに、各走行経路1〜5の経路情報と、代表走行時間情報と、採用台数情報と、採用率情報とが関連づけられた情報である。
このうち、本実施形態では、走行経路1〜5の経路情報について、各走行経路1〜5に属する走行軌跡情報に基づいて、各走行経路1〜5を選り分ける目印となる各走行経路1〜5上の交差点や分岐点等の位置を抽出して、それらの位置を互いに関連づけたものとしている。
次に、S30では、S28で作成された送信用情報が、S10で要求情報を送信してきた自車両のナビゲーション装置2に送信する処理が実行される。
この送信用情報を受信した自車両のナビゲーション装置2では、S32以下の処理が実行される。
S32では、図4に示すように、センタ装置3から受信した送信用情報に基づいて、現在位置から目的地までの複数の走行経路1〜5を示した走行経路選択画像23aが画像表示部23の画面上に表示される。
この走行経路選択画像23aは、各経路1〜5と、各経路の始点a1〜a3と現在位置及び各経路の終点h1〜h3と目的地とを結んだ走行経路を、地図上に線画で示した画像である。尚、図4では、地図については省略している。
このS32が実行されると、この画像表示部23上に表示された走行経路1〜5のうち、いずれかを選択する操作が操作部24に対して実行されるまで、S34〜S38の処理が繰り返し実行される。
また、各経路の始点a1〜a3と現在位置及び各経路の終点h1〜h3と目的地とを結んだ経路については、各ナビゲーション装置2で探索してもよいし、センタ装置3で探索するようにしてもよい。
S34において、操作部24が操作され、表示モードを選択する入力が行われると、S36では、画像表示部23上に表示された各走行経路1〜5を示す画像上に、S34での入力に従った表示モードの表示が行われる。
具体的には、S34において、走行時間モードを選択する入力が行われると、S36では、図4(a)に示すように、各走行経路1〜5に対応して、各走行経路1〜5を走行した場合の代表走行時間が関連付けて表示される。
また、S34において、採用率モードを選択する入力が行われると、S36では、図4(b)に示すように、各走行経路1〜5に対応して、各走行経路1〜5を採用する他車両の全体数に対する割合が表示される。
その他、各走行経路1〜5について、付帯情報を利用して、タクシーの各走行経路1〜5の採用率や、普通車の採用率、大型車の採用率、小型車の採用率など、必要に応じ様々な情報を表示してもよい。
そして、S38において、操作部24が操作され、画像表示部23に表示された走行経路1〜5のうち、いずれかを選択する操作がなされたと判定されると(S38:YES)、S40の処理が実行される。
このS40では、S38で選択されたと判定されたいずれかの走行経路1〜5に沿って経路案内を行う処理が実行される。
この経路案内は一般的なものであり、例えば、このS40では、S38で選択されたいずれかの走行経路1〜5と、位置方向検出部21で検出された自車両の位置を示すマークとを、地図情報記憶部22に記憶された地図情報に基づいて描画された地図上に表示して行う経路案内が目的地まで実行される。
[本実施形態の経路情報提供システム1の特徴的な作用効果]
一般的なナビゲーション装置では、現在位置から目的地への走行経路の探索を行う場合、予め定められた一定の規則に基づいて模範的な走行経路が探索され、その走行経路に基づいて経路案内されることが多い。
しかし、本実施形態の経路情報提供システム1が採用されたナビゲーション装置2を用いれば、現在位置から目的地まで他車両がどのような走行経路1〜5をたどって移動しているかが示されるので、自車両のドライバは、現在位置から目的地まで移動する際、上述した一定のルールからはずれた柔軟な走行経路の選択が可能となる。
そして、その選択されたいずれかの走行経路1〜5に従った経路案内が可能となる。
また、本実施形態の経路情報提供システム1が採用されたナビゲーション装置2を用いれば、各種モードを選択すると、各走行経路1〜5を走行した場合の様々な条件(代表走行時間、採用率等)が表示されるので、他車両が多く採用する走行経路を選択したい場合、少しでも早く目的地に到達したい場合、自分にとってはなじみがなく採用率も多くないが、他車両の採用実績がある走行経路を選択したい場合など、そのときどきの状況や、各ドライバの好みに応じて、様々な走行経路1〜5を選択することができる。
また、上述した一定のルールによって探索された案内経路を走行した場合よりも、目的地までの走行時間が短い走行経路があった場合、その走行経路を選択することも可能となる。
(その他の実施形態)
尚、上記実施形態では、S16において抽出される走行軌跡情報の数を500としたが、これに限られるものではない。この抽出数は予め設定されているが、1000、5000等としてもよい。
また、上記実施形態では、S18において抽出される走行軌跡情報の数が少ないとき、S20において、目的地範囲や現在位置範囲の範囲を広げ、走行軌跡情報の数が多くなるようにしたが、走行軌跡情報を抽出する時間範囲を広げるようにしてもよい。
具体的には、初期設定(S14)では、要求情報を送信した時間から1時間前以内に他車両のナビゲーション装置2から受信した走行軌跡情報を用い、走行軌跡情報の数が少ないとき(S18:NO)、要求情報を送信した時間から1時間半前以内に受信した走行軌跡情報を抽出するよう設定する(S20)などして、走行軌跡情報を抽出する時間範囲を広げるようにしてもよい。
(本発明と本実施形態との対応関係)
本発明の現在位置検出手段は本実施形態の位置方向検出部21に相当し、目的地指定手段は操作部24を用いて目的地に関する情報を入力する処理に相当し、範囲設定手段はS14の処理に相当する。
本発明の走行軌跡記憶手段は本実施形態の収集情報記憶領域31aに相当し、選分手段はS22の処理に相当し、表示手段は画像表示部23及びS32の処理に相当する。
また、本発明の走行時間設定手段は本実施形態のS26の処理に相当し、採用率算出手段はS24の処理に相当し、走行軌跡記録手段は走行軌跡記憶領域25aに相当する。
また、本発明の通信手段は本実施形態の通信インタフェイス部26に相当し、経路案内手段はS40の処理に相当する。
(結語)
本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
1… 経路情報提供システム 2… ナビゲーション装置 3… センタ装置
9… 通信回線 20… 制御部 21… 位置方向検出部 22… 地図情報記憶部
23… 画像表示部 23a… 走行経路選択画像 24… 操作部 25… 記憶部
25a… 走行軌跡記憶領域 25b… 属性記憶領域 26… 通信インタフェイス部
30… 制御部 31… 記憶部 31a… 収集情報記憶領域
32… 通信インタフェイス部

Claims (6)

  1. 自車両の現在位置を検出する現在位置検出手段(21)と、
    目的地を指定する目的地指定手段(24)と、
    前記目的地及び前記現在位置に関する情報に基づいて、前記目的地及び前記現在位置の周囲に目的地範囲及び現在位置範囲を設定する範囲設定手段(S14)と、
    複数の他車両の走行軌跡に関する走行軌跡情報を記憶する走行軌跡記憶手段(31a)と、
    該走行軌跡情報に基づいて、前記目的地範囲及び前記現在位置範囲を通る複数の前記走行軌跡について、同一の走行経路毎に選り分ける選分手段(S22)と、
    該選分手段によって選り分けの対象となった複数の走行経路を表示する表示手段(23、S32)と、
    を備えることを特徴とする経路情報提供システム。
  2. 請求項1に記載の経路情報提供システムにおいて、
    それぞれの前記走行経路を走行した場合に予想される走行時間である代表走行時間を設定する走行時間設定手段(S26)を備え、
    前記走行軌跡記憶手段は、前記他車両が前記走行軌跡を走行した走行時間情報を、それぞれの前記走行軌跡情報に対応させて記憶し、
    前記走行時間設定手段は、それぞれの前記走行経路に選り分けられた前記走行軌跡情報に対応する前記走行時間情報に基づいて前記代表走行時間を算出し、
    前記表示手段は、それぞれの前記走行経路に対応させて前記代表走行時間を表示することを特徴とする経路情報提供システム。
  3. 請求項1,2のいずれか1項に記載の経路情報提供システムにおいて、
    前記目的地範囲及び前記現在位置範囲を通る前記走行軌跡の総数に対し、それぞれの前記走行経路に選り分けられた前記走行軌跡の数の割合である採用率を算出する採用率算出手段(S24)を備え、
    前記表示手段は、それぞれの前記走行経路に対応させて前記採用率を表示することを特徴とする経路情報提供システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の経路情報提供システムにおいて、
    前記他車両は、
    前記走行軌跡情報を記録する走行軌跡記録手段(25a)を備え、
    前記走行軌跡記憶手段は、
    それぞれの前記他車両の前記走行軌跡記録手段から前記走行軌跡情報を収集して記憶することを特徴とする経路情報提供システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載される経路情報提供システムで用いられるナビゲーション装置であって、
    前記現在位置検出手段、前記目的地指定手段、及び、表示手段を備えるとともに、
    前記範囲設定手段、前記走行軌跡記憶手段、及び、前記選分手段を備えるセンタ装置と通信する通信手段(26)を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  6. 請求項5に記載されたナビゲーション装置において、
    前記表示手段に表示された前記走行経路のうちいずれかを選択すると、経路案内を実行する経路案内手段(S40)を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
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