JP2014007124A - Led照明器具及びこれを用いたled照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的容易且つ低コストで低出力及び高出力のいずれにも対応可能なLED照明器具とこれを用いたLED照明装置を提供する。
【解決手段】低出力用LED照明器具を、発光部15が装着される筐体と、発光部15で生じる駆動熱を外部に放熱させる放熱フィン101とを有するように構成する。さらに低出力用LED照明器具を放熱フィン101に対して熱結合可能な増設ヒートシンク120を着脱自在に取着するためのヒートシンク取付部とを有するように構成する。
【選択図】図7

Description

本発明はLEDを光源とする照明器具とこれを用いたLED照明装置に関する。
LEDを光源とし、天井や壁面に埋設される埋込型のLED照明装置が開発されている(例えば特許文献1を参照)。
図21に従来の埋込型のLED照明装置1Xの構成例を示す。また図22にLED照明装置1Xの一部断面と使用例とを示す。
LED照明装置1Xは、LED照明器具2Xと、発光部15と、不図示の電源装置とを有する。
LED照明器具2Xは、器具本体部10Xと、枠体20Xとを有する。
器具本体部10Xは金属部材からなる。器具本体部10Xは発光部15を収容する内部空間と、発光部15で生じる駆動熱を外部に放熱させる放熱部(放熱フィン101X)とを有する。放熱フィン101Xは発光部15が高出力でも駆動熱を放熱できるように、一定の大きさと質量(熱容量)を有するように形成される。放熱フィン101Xは器具本体部10Xの筐体100Xの上面において、例えば垂直(Z)方向に向かって放射状に立設される(図21)。
枠体20Xは筒状体である。枠体20Xは器具本体部10Xとともに発光部15を収容する。枠体20Xは内部に発光部15の出射光を反射する反射板104と、補助反射板201とを有する(図22)。さらに枠体20Xは外側側面に取着された器具取付バネ202A、202Bを有する。
発光部15は一例として6個のLEDモジュール15A〜15Fからなる(図2参照)。
ケーブル110は電源装置と発光部との電気接続に用いる。
LED照明装置1Xは例えば図22のように埋込型ダウンライトとして用いられる。設置時には天井1001に設けた天井穴1000Aを介し、天井1001の裏に不図示の電源装置を載置する。そして器具取付バネ202A、202Bを垂直(Z)方向に向けた状態とし、LED照明器具2Xを天井穴1000Aに挿通させる。このとき天井穴1000Aの側面1001Bと器具取付バネ202A、202Bとの摩擦でLED照明器具2Xを固定する。
特開2012−48996号公報
近年では公共施設や工場等の用途に適した高出力のLED照明装置が開発されている。一方で家庭用途や間接照明の用途に適した低出力のLED照明装置も開発されている。
このように様々な出力のLED照明装置が開発されている。従って各出力のLED照明装置を低コストで提供すべき要求が存在する。これに応える対策の一つとしてLED照明装置の生産コストの低減が挙げられる。
しかしながら現状のLED照明装置の製造現場では、例えば高出力のLED照明器具用にストックされた部品を用い、低出力のLED照明器具を製造する場合がある。この場合、低出力のLED照明器具において、過度な放熱特性を有する大質量且つ放熱面積の放熱フィン等が用いられることがある。これにより生産コストの上昇を招くおそれがある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、低コストで低出力及び高出力のいずれにも対応可能なLED照明器具とこれを用いたLED照明装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様のLED照明器具は、発光部が装着される筐体と、前記筐体に設けられた放熱部と、前記放熱部に熱結合するように、前記放熱部に対してヒートシンクを着脱自在に取着するためのヒートシンク取付部とを有する構成とする。
また本発明の別の態様として、前記放熱部は、互いに間隙をおいて立設された複数の放熱フィンからなり、前記ヒートシンクは放熱板であって、前記放熱板は、前記放熱フィンの頂部と熱結合するように配される第1平板部と、前記第1平板部の平面方向と交差する方向に立設された第2平板部とを有し、前記間隙と重なる位置に前記間隙と連通する開口部が存在し、前記第1平板部が前記放熱フィンの頂部と熱結合するように、前記放熱板が前記ヒートシンク取付部に前記取着されている構成とすることもできる。
また本発明の別の態様として、前記放熱板は凹部及び凸部を有するように折り曲げられた一体的な平板部材で構成され、前記開口部が前記凸部に存在する構成とすることもできる。
また本発明の別の態様では、前記第1平板部及び前記第2平板部は一体的な平板部材からなり、前記第2平板部は前記第1平板部の平面方向と交差する方向に切り起こされてなる構成とすることもできる。
また本発明の別の態様では、前記放熱板は、前記第1平板部と前記第2平板部とを有する断面L字状の長尺の複数の放熱片と、前記複数の放熱片を前記放熱フィンと等間隔に連結した連結部材とを有し、隣接する放熱片の間に前記開口部が存在する構成とすることもできる。
また本発明の別の態様では、前記放熱フィンは平坦な頂部を有し、前記ヒートシンクは前記放熱フィンの前記頂部と面接触した状態で前記取着される構成とすることもできる。
また本発明の別の態様では、前記ヒートシンク取付部は前記ヒートシンクをネジ止めで前記取着可能な1以上の螺合構造を有することもできる。
また本発明の別の態様では、前記ヒートシンク取付部は前記ヒートシンクを係止して前記取着可能な1以上の係止構造を有することもできる。
また本発明の別の態様では、上記いずれかの本発明の態様のLED照明器具と、前記発光部と、前記発光部に電源供給するための電源装置とを有する
LED照明装置とする。
ここで本発明の別の態様では、前記電源装置の外装部材と前記ヒートシンクとが一体部材からなる構成とすることもできる。
上記構成を有する本発明のLED照明器具は、前記放熱部に対してヒートシンクを着脱自在に取着するためのヒートシンク取付部を有する。
従って、ヒートシンク取付部にヒートシンクを取着し、放熱特性を向上させることで高出力用のLED照明器具を構成できる。
一方、ヒートシンク取付部からヒートシンクを脱離させた状態では、不要なヒートシンクを省略した低出力用のLED照明器具を構成できる。
これにより低出力用のLED照明器具を製造する場合は、部品の省略による生産コストの低減を図ることができる。
さらにヒートシンク以外の構成を低出力用及び高出力用のLED照明器具で共通化させることで、部品の共通化による生産コストの低減を期待できる。
以上のように本発明によれば、低コストで低出力及び高出力のいずれにも対応可能なLED照明器具とこれを用いたLED照明装置を提供することができる。
実施の形態1に係るLED照明装置1の構成を示す全体図である。 実施の形態1に係るLED照明装置1の構成を示す全体図である。 高出力用LED照明器具2の断面図である。 放熱フィン101及び増設ヒートシンク120周辺の部分断面図である。 板金部材120Xの展開図である。 LED照明装置1の使用時の様子を示す一部断面図である。 増設ヒートシンク120を省略してなるLED照明装置1Aの構成を示す全体図である。 LED照明装置1Aの使用時の様子を示す一部断面図である。 実施の形態2に係る増設ヒートシンク120Aの取着時の様子を示す断面図である。 実施の形態2に係る増設ヒートシンク120Aの取着時の様子を示す断面図である。 実施の形態3に係る増設ヒートシンク120Bの取着時の様子を示す断面図である。 実施の形態3に係る増設ヒートシンク120Bの取着時の様子を示す断面図である。 実施の形態4に係る放熱フィン101及び増設ヒートシンク120C周辺の部分断面図である。 実施の形態5に係るLED照明装置1Bの構成を示す全体図である。 実施の形態5に係る放熱フィン101及び増設ヒートシンク120D周辺の部分断面図である。 実施の形態6に係るLED照明装置1Cの構成を示す全体図である。 実施の形態6に係る放熱フィン101及び増設ヒートシンク120D周辺の部分断面図である。 実施の形態7に係るLED照明装置1Dの構成を示す全体図である。 実施の形態8に係るLED照明装置1Eの構成を示す全体図と、増設ヒートシンク120Gの展開図である。 実施の形態9に係る放熱フィン101及び増設ヒートシンク120H周辺の部分断面図である。 従来のLED照明装置1Xの構成を示す全体図である。 従来のLED照明装置1Xの使用時の様子を示す一部断面図である。
以下、本発明の各実施の形態について説明する。
<実施の形態1>
図1及び図2にLED照明装置1の構成を示す。図1はLED照明装置1を斜め上方から見た全体図である。図2はLED照明装置1の高出力用LED照明器具2と発光部15とを斜め下方より見た全体図(説明のためパネル103を省略している。)である。図3はLED照明器具2の構成を示すXZ断面図(図1の放熱フィン101C、101Dの間隙を通るXZ断面図)である。
LED照明装置1は、高出力用LED照明器具2と、発光部15と、電源装置40とを有する。高出力用LED照明器具2は、器具本体部10と、枠体20とを有する。
高出力用LED照明器具2は、ここでは一例として700形の埋込式ダウンライトを想定した構成としている。
以下、LED照明装置1の各構成要素を説明する。
(発光部15)
発光部15はLED照明装置1の発光部である。発光部15は同一構成の6個のLEDモジュール15A〜15Fからなる(図2)。
図2に示すように、LEDモジュール15A(15D)は、一例としてコンポジット材料からなるベース基板105A(105D)を有する。またLEDモジュール15A(15D)はベース基板105A(105D)上に実装されたLED素子106A(106D)を有する。さらにLEDモジュール15A(15D)はLED素子106A(106D)に電気接続されたコネクタ107A(107D)を有する。またLEDモジュール15A(15D)はコネクタ107A(107D)に電気接続されて延出されたリード線108A(108D)とを有する(図3)。
ここでLEDモジュール15A〜15Fは高出力タイプの規格としている。尚、「高出力」の一例としては、発光部15の全体出力として、7000lm、84.2W、83.2lm/Wとすることができる。
各LEDモジュール15A〜15Dのリード線(108A、108D等)は筐体100の流通路111を通して外部に延出される。リード線(108A、108D等)は一本のケーブル110に纏められて電源装置40に電気接続される。
(枠体20)
枠体20は耐熱性に優れる樹脂材料や金属材料で構成された筒状体である。枠体20はリング状の本体部200と、その内部空間210において本体部200の表面に配された補助反射板201とを有する(図2、図3)。本体部200の下方(逆Z)方向先端部はフランジ状に形成されている。
(電源装置40)
電源装置40は発光部15側に外部より電力を供給するユニットである。電源装置40はケーブル110を介して発光部15と電気接続されている。
電源装置40に印加可能な外部電圧は適宜選択できる。外部電圧として例えば100V−242Vの範囲を例示できる。
(器具本体部10)
器具本体部10は熱伝導性に優れる亜鉛合金材料を用いたダイカスト製品やアルミニウム材料を用いた押出成型品からなる。器具本体部10は、筐体100と、放熱フィン101(101A〜101G)と、増設ヒートシンク取付部112と、増設ヒートシンク120とを有する(図1、図2)。さらに器具本体部10は筐体100の下方の内部空間110側に配された反射板104と、パネル103と、パネル押さえ102とを有する(図3)。
[反射板104]
反射板104は発光部15の発光を下方(逆Z方向)に反射する部材である。反射板104は擂鉢状の曲面部104A〜104Fを有する。反射板104は内部空間110において、各LEDモジュール15A〜15Fの発光を同順に曲面部104A〜104Fで反射できるように配置される。
[パネル103]
パネル103は発光部15を外部より保護し、発光部15の発光を透過する透明部材である。パネル103は反射板104に重ねて配される。尚、パネル103の代わりにレンズやカラーフィルターを用いてもよい。
[パネル押さえ102]
パネル押さえ102は金属材料等からなる環状部材である。パネル押さえ102はパネル103を内部空間110側に固定するために用いられる。
[筐体100]
筐体100は図3に示すように、図面下方を凹部とする皿状部材として形成される。筐体100は平板部109を有する。
平板部109は筐体100の主要部分である。平板部109の一方の面(逆Z方向側の面)には発光部15のLEDモジュール15A〜15Fが間隔をおいて装着される。平板部109の一方の面(逆Z方向側の面)の周辺には内部空間110が存在する。また、平板部109の中央には内部空間110及び外部を連通する流通路111が存在する。
内部空間110は平板部109に装着された発光部15の周囲に確保される。また平板部109の他方の面(図中上方の面)には複数の放熱フィン101が立設される。
[放熱フィン101]
放熱フィン101(101A〜101G)は、発光部15で生じた駆動熱を外部に放熱する放熱部である。放熱フィン101(101A〜101G)は平板部109の上面を立設領域とし、垂直(Z)方向に立設される(図1、図3)。放熱フィン101(101A〜101G)はXZ方向を主面に沿った方向とする。放熱フィン101(101A〜101G)はY方向に間隙をおいて並設される。各放熱フィン101(101A〜101G)は平坦な頂部1010A〜1010Gを有する。各放熱フィン101(101A〜101G)のサイズ例としては、厚み3mm程度、高さ50mm程度に設定できる。以下、放熱フィン101A〜101Gの区別が不要な場合は「放熱フィン101」と称する。
[ヒートシンク取付部112]
ヒートシンク取付部112は、放熱フィン101に熱結合するように増設ヒートシンク120を着脱自在に取着するために設ける。ヒートシンク取付部112は、柱状部112A、112D、112Gと雄ネジB1、B2、B3とを有する(図6の放熱フィン101及び増設ヒートシンク120の部分断面図を参照)。
柱状部112A、112D、112Gは、垂直(Z)方向を長手方向とする柱状である。柱状部112A、112D、112Gは、各放熱フィン101A、101D、101Gを厚み(Y)方向に部分的に膨出させて設けられる。柱状部112A、112D、112GのZ方向上面の高さは放熱フィンの頂部1010A〜1010Gと同じ高さに設定される。柱状部112A、112D、112GのZ方向上面には雌ネジC1、C2、C3が同順に設けられる。雌ネジC1、C2、C3は雄ネジB1、B2、B3と螺合構造をなす。これによりヒートシンク取付部112は増設ヒートシンク120を着脱自在に取着する。
尚、柱状部112A、112D、112Gは放熱フィン101とは独立させて筐体100の上面に立設してもよい。
[増設ヒートシンク120]
増設ヒートシンク120は、発光部15で生じた駆動熱の放熱効果を増強してLED照明装置1及びLED照明器具2を高出力用に対応させる目的で設けられる。一例として、増設ヒートシンク120は放熱板で構成される。
具体的に増設ヒートシンク120は、XY方向を平面方向とする複数の第1平板部1205(1205A〜1205G)を有する。さらに増設ヒートシンク120は、XY方向と交差する方向(一例としてZ方向)に立設された複数の増設フィン1204(1204A〜1204F)を有する(図1、図2)。各増設フィン1204(1204A〜1204F)は同一構成である。各増設フィン1204(1204A〜1204F)は第1平板部1205(1205A〜1205G)を挟んでY方向に一定間隔毎に並設される。
ここで図4は増設ヒートシンク120及び放熱フィン101のYZ断面図である。
各増設フィン1204(1204A〜1204F)は、一対の第2平板部(1201a、1202a等)を有する。第2平板部(1201a、1202a等)の間には、第1開口部1203a〜1203fが存在する。
第2平板部(1201a、1202a等)は、増設ヒートシンク120の主な放熱部である。第2平板部(1201a、1202a等)の高さと厚みは適宜調節可能である。一例として垂直(Z)方向高さを50mm程度、厚みを約1mm程度に設定できる。
第1開口部1203a〜1203fは加熱空気が上昇する特性を利用する。すなわち、第1開口部1203a〜1203fは放熱フィン101間に滞留する加熱空気を垂直(Z)方向に沿って外部に逃がす流路を形成する。このため第1開口部1203a〜1203fは各放熱フィン101A〜101Gの間隙と重なる位置において、各放熱フィン101A〜101Gの間隙と連通するように存在させている。
第1平板部1205(1205A〜1205G)は、各放熱フィン101A〜101Gの頂部1010A〜1010Gと熱結合するように設けられる。このため第1平板部1205(1205A〜1205G)は頂部1010A〜1010Gに直接面接触される。或いはシリコーングリスや熱伝導シート、熱伝導シール等の熱伝導部材を介して第1平板部1205(1205A〜1205G)が頂部1010A〜1010Gと熱結合される。熱伝導部材を介することで、第1平板部1205(1205A〜1205G)と頂部1010A〜1010G間の熱伝導性の向上を期待できる。第1平板部1205A、1205D、1205Gの各々にはネジ孔1206A、1206D、1206Gが設けられる。ネジ孔1206A、1206D、1206Gを通じて雄ネジB1、B2、B3を雌ネジC1、C2、C3に螺合させることで、増設ヒートシンク120が放熱フィン101側に着脱自在に取着される。
図5は増設ヒートシンク120を構成する金属板(板金部材120X)の展開図である。
図5に示すように、増設ヒートシンク120は、一体的な部材である板金部材120Xを例えばプレス加工により折り曲げ加工及び打ち抜き加工してなる。一例として増設フィン1204A(1204B)は、隣接する第1平板部1201a、1202a(1201b、1202b)を有するように構成する。さらに増設フィン1204A(1204B)は、第1平板部1201a、1202a(1201b、1202b)の間に第1開口部1203a、1203bの周縁部(枠部1200a(1200b))を有するように構成する。板金部材120Xは、折り曲げ線L1〜L4(L5〜L7等)に沿って、全体として凹部及び凸部を有するように折り曲げられる。これにより増設ヒートシンク120を波状断面の立体構造とする(図4参照)。他の増設フィン1204C〜1204G、第1平板部1205C〜1205Gも増設フィン1204A〜1204B、第1平板部1205A〜1205Bと同様に構成できる。すなわち、凹部の位置に第1平板部1205(1205A〜1205G)を位置させる。また凸部の位置に第1開口部1203a〜1203fが存在させる。
このように増設ヒートシンク120は一体的な部材である板金部材120Xで構成できる。従って、生産コスト及び生産効率の両面で大きな効果が奏される。
(LED照明装置1の使用時について)
図6はLED照明装置1の使用例を示す、一部断面図である。当図では説明のため、天井1000、天井穴1000A、側面1000Bのみを断面構造で示す。
LED照明装置1の設置の際は、電源装置40を天井1000の裏に載置する。高出力用LED照明器具2を、器具取付バネ202A、202Bを垂直(Z)方向に向けた状態で孔1000Aに挿通する。このとき天井穴1000Aの側面1000Bと器具取付バネ202A、202Bとの摩擦により、高出力用LED照明器具2を固定する。
ここで、増設ヒートシンク120を放熱フィン101の頂部1010A〜1010Gに重ねて取着すれば、垂直(Z)方向から見下ろした際の高出力用LED照明器具2の大きさ(径)がそれほど大きくならない。従って、天井穴1001Aを大きく設けなくても済む。
さらに駆動時には、増設ヒートシンク120の第1開口部1203a〜1203fより垂直(Z)方向に加熱空気が逃げる。このため、天井穴1001Aの側面1001B付近に熱がこもりにくい。よって天井穴1000Aの径が小さくても発光部15で生じる駆動熱を効果的に放熱できる。その結果、LED照明装置1を安定して駆動できる。
(増設ヒートシンク120の着脱による効果について)
図7は、高出力用LED照明器具2の増設ヒートシンク120を脱離して低出力用LED照明器具3とした様子を示す図である。
LED照明装置1では、増設ヒートシンク120はヒートシンク取付部112により着脱自在に取着される。すなわち、雄ネジB1〜B3を雌ネジC1〜C3側から外すだけで、比較的容易に増設ヒートシンク120を放熱フィン101側から脱離できる。これにより低出力用の器具本体部10Aと、これを用いた低出力用LED照明器具3を構成できる。
低出力用LED照明器具3においては、発光部15として低出力タイプのLEDモジュール15A〜15Fを器具本体部10Aの平面部109に装着する(図2参照)。これにより低出力のLED照明装置1Aを構成できる。尚、「低出力」の一例としては、発光部15の全体出力として、3615lm、42.4W、85.1lm/Wとすることができる。
図8はLED照明装置1Aの使用例を示す一部断面図である。当図のように天井1001の部材厚みが比較的薄いため、器具取付バネ202A、202Bによる保持力が比較的弱い場合がある。しかしながら増設ヒートシンク120の省略により低出力用LED照明器具3の重量が多少軽くなる。よってその分、天井穴1001Aに低出力用LED照明器具3を安全に装着できる。また、不要な増設ヒートシンク120の省略により、低出力用LED照明器具3のサイズを最小限に抑えてコンパクト化に貢献できる。
また、高出力用LED照明器具2と低出力用LED照明器具3は、増設ヒートシンク120と発光部15以外で共通構成を有する。このため低出力用LED照明器具3を製造し、必要時にヒートシンク取付部112に増設ヒートシンク120を取着するだけで、比較的容易且つ迅速に高出力用LED照明器具3を製造できる。
これにより生産コストの低減を図れる。また低出力用途及び高出力用途のいずれにも対応可能なLED照明器具とこれを用いたLED照明装置を良好な生産効率で製造できる。
なお、本発明で言う「着脱自在に取着」とは、接着剤を用いた取着や溶接による取着は含まず、機械的に別部材同士を取着及び脱離することを指す。
以下、本発明の別の実施の形態について、実施の形態1との差異を中心に述べる。
<実施の形態2>
本発明のヒートシンク取付部は、螺合構造を有する構成に限定されない。例えば係止構造を有するヒートシンク取付部を構成することもできる。
ここで図9及び図10は、実施の形態2に係るLED照明器具2Aの構成を示すXZ断面図(断面位置は図3に対応する。)である。
具体的に図9に示すLED照明器具2Aでは、放熱フィン101D1の頂部1010D1にクリップ状ヒートシンク取付部1030Dを設ける。さらにLED照明器具2Aでは、実施の形態1と同様の柱状部112Dを設ける。クリップ状ヒートシンク取付部1030Dは先端が下方(逆Z方向)に膨出した膨出部1031Dを有する。
一方、増設用ヒートシンク120Aには、第1平板部1205D1においてクリップ状ヒートシンク取付部1030Dと柱状部112Dに対応する位置に切欠部1250D1、1251D1を設ける。
増設用ヒートシンク120Aを取着する際には、第1平板部1205D1を頂部1010D1上に沿ってスライドさせる(図9)。このとき第1平板部1205D1を膨出部1031Dと頂部1010D1との間に挟む。また第1平板部1205D1を膨出部1031Dで頂部1010D1側に押圧させる。一方、切欠部1250D1を介して柱状部112Dの雌ネジC2に雄ネジB2を螺合する(図10)。第1平板部1205D1はその上方に乗り上げたクリップ状ヒートシンク取付部1030Dによって頂部1010D1側に押圧されて係止される。さらに第1平板部1205D1は雌ネジC2と雄ネジB2によって着脱自在に取着される。
尚、図示しないが、その他のいずれかの放熱フィンにも同様にヒートシンク取付部を設けて増設ヒートシンク120Aを係止することもできる。増設ヒートシンク120Aを脱離する場合は、上記と逆の操作を行えばよい。
以上の実施の形態2によっても実施の形態1と同様の効果を期待できる。
<実施の形態3>
実施の形態3は、係止構造のみを有するヒートシンク取付部を用いた点に特徴を有する。
図11、図12は実施の形態3に係る、LED照明器具2Bの構成を示すXZ断面図(断面位置は図3に対応する。)である。
図11に示すLED照明器具2Bでは、放熱フィン101D2の頂部1010D2において、一定間隔毎にL字断面を有する複数の爪状ヒートシンク取付部1040D〜1042Dを設けている。
また、増設用ヒートシンク120Bには、爪状ヒートシンク取付部1040D〜1042Dに対応する第1平板部1205D2の位置に切欠部1250D2〜1252D2を設けている。
増設用ヒートシンク120Bを取着する際には、第1平板部1205D2を頂部1010D2上に沿ってスライドさせる(図12)。このとき第1平板部1205D2を各ヒートシンク取付部1040D〜1042Dと頂部1010D2との間に挟み込む。さらに第1平板部1205D2をヒートシンク取付部1040D〜1042Dで頂部1010D2側に押圧する。
これにより増設ヒートシンク120Bの1205D2は、各爪状ヒートシンク取付部1040D〜1042Dにより頂部1010D2に着脱自在に取着される。
尚、その他のいずれかの放熱フィンにも同様にヒートシンク取付部を設けて増設ヒートシンク120Bを係止させてもよい。増設ヒートシンク120Bを脱離する場合は、上記と逆の操作を行う。
このような実施の形態3によっても実施の形態1と同様の効果を期待できる。
<実施の形態4>
実施の形態4は、実施の形態1の増設ヒートシンク120のY方向両端の放熱面積を増大させてなる増設ヒートシンクを構成した点に特徴を有する。
図13は実施の形態4に係る増設ヒートシンク120Cの構成を示すYZ断面図(断面位置は図4に対応する。)である。増設ヒートシンク120Cは、増設ヒートシンク120に対し、Y方向両端に平板部からなる増設フィン1204G、1204Hを追加してなる。増設フィン1204G、1204Hはそれぞれ第1平板部1205A、1205Gより部材を延長して構成される。
このような増設ヒートシンク120Cを用いれば、実施の形態1の効果を期待できる。また、増設ヒートシンク120Cは広い放熱面積を有している。このため増設ヒートシンク120Cでは放熱特性の一層の向上を期待できる。
尚、増設ヒートシンクにおける放熱面積を広くするほど放熱特性は向上する。しかしながら放熱特性と部材コスト及び重量増加等の問題とは、互いにトレードオフの関係にある。この点について留意が必要である。
<実施の形態5>
実施の形態5は、板金部材120X(図5参照)を切り起こし加工して増設ヒートシンクを構成した点に特徴を有する。
図14は、実施の形態5に係るLED照明器具2Cとこれを用いたLED照明装置1Bを示す全体図である。図15は、LED照明器具2Cの増設ヒートシンク120D周辺のYZ断面図(断面位置は図4に対応する。)である。
増設ヒートシンク120Dは放熱板である。増設ヒートシンク120Dは、複数の第1平板部1200と、各第1平板部1200の間に配された複数の第2平板部1207A〜1207Hとを有する。第1平板部1200及び第2平板部1207A〜1207Hの間には第2開口部1208A〜1208Fが存在する(図15)。第1平板部1200及び第2平板部1207A〜1207Hは、一体部材の板金部材120Xを用いて構成される。
第1平板部1200は板金部材120Xの平坦部分を利用してなる。第1平板部1200はXY方向を平面方向とする。第1平板部1200は各放熱フィン101A〜101Gの頂部1010A〜1010Gと熱結合するように配される。
第2平板部1207A〜1207Hは第1平板部1200の平面方向と交差する方向(一例として垂直(Z)方向)に切り起こされてなる。
第2開口部1208A〜1208Fは各放熱フィン101A〜101Gの間の間隙に合わせた位置に配置される。
放熱フィン101A〜101Gに対するヒートシンク120Dの着脱方法は実施の形態1と同様である。
以上の構成の増設ヒートシンク120Dを用いた場合も、実施の形態1と同様の効果を奏する。また駆動時には図15に示すように、放熱フィン101側で生じた加熱空気が垂直(Z)方向に上昇し、第2開口部1208A〜1208Fを通じて外部に放熱される。さらに第2平板部1207A〜1207Hが放熱手段として働く。これにより放熱フィン101側で生じた駆動熱を放熱できる。
尚、第2平板部1207A〜1207Hに対し、別途、金属からなる平板部材を垂直(Z)方向に沿って接合して放熱面積を増やす等の工夫を行ってもよい。
<実施の形態6>
実施の形態6は、梯子状部材と平板部材とで増設ヒートシンクを構成した点に特徴を有する。
図16は、実施の形態6に係るLED照明器具2Dとこれを用いたLED照明装置1Cを示す全体図である。図17は、LED照明器具2Dの増設ヒートシンク120E周辺のYZ断面図である。
増設ヒートシンク120Eは放熱板である。増設ヒートシンク120Eは、梯子状の連結部材1201と、複数の放熱片1209A〜1209Gとを有する。
連結部材1201は、Y方向を延伸方向とする一対の延伸部材1212A、1212Bと、延伸部材1212A、1212Bと交差するように一定間隔毎に配された複数の短冊状部材1211A〜1211Gとで構成される(図16、図17)。延伸部材1212A、1212Bと短冊状部材1211A〜1211Gとは例えばスポット溶接により接続される。各短冊状部材1211A〜1211Gの間隙は、各放熱フィン101A〜101Gの頂部1010A〜1010Gの間隔と等間隔である。
放熱片1209A〜1209Gは平板部材を断面L字状に折り曲げてなる長尺体であり、第1平板部1210A〜1210Gと、第2平板部1211A〜1211Gとを有する。
第1平板部1210A〜1210Gは短冊状部材1211A〜1211Gの一方の面(図17では上方の面)とスポット溶接等により接続される。これにより放熱片1209A〜1209Gは、連結部材1201に対して放熱フィン101A〜101Gと等間隔に連結される。
増設ヒートシンク120Eでは、短冊状部材1211A〜1211Gの他方の面(図17では下方の面)が各放熱フィン101A〜101Gの頂部1010A〜1010Gと熱結合するように配置される。これにより第1平板部1210A〜1210Gは頂部1010A〜1010Gと重なる位置に配置される。
尚、隣接する放熱片1209A〜1209Gの第1平板部1210A〜1210G同士の隙間には第3開口部1213A〜1213Fが存在する。第3開口部1213A〜1213Fは隣接する放熱フィン101A〜101Gの間隙と重なる位置に配置される。これにより第3開口部1213A〜1213Fは隣接する放熱フィン101A〜101Gの間隙と連通している。
放熱フィン101A〜101Gに対するヒートシンク120Eの着脱方法は実施の形態1と同様である。
以上の構成の増設ヒートシンク120Eを用いた場合も、実施の形態1と同様の効果を奏する。また駆動時には図17に示すように、放熱フィン101側で生じた加熱空気が垂直(Z)方向に上昇する。加熱空気は各第3開口部1213A〜1213Fを通じて外部に放熱される。一方、各放熱片1209A〜1209Gは放熱手段として働く。すなわち、放熱フィン101側で生じた駆動熱が各第1平板部1210A〜1210Gに伝導される。そして駆動熱は各第2平板部1211A〜1211Gにおいて外部に放熱される。
増設ヒートシンク120Eは、連結部材1201の構成要素を板金部材120X(図5参照)の厚みよりも肉厚に構成できる。そのため増設ヒートシンク120Eの豊富な熱容量を確保できる。また放熱特性のさらなる向上を期待できる。
<実施の形態7>
実施の形態7は、電源装置の天板が増設ヒートシンクを兼ねる点に特徴を有する。
図18は、実施の形態7に係るLED照明器具2Eとこれを用いたLED照明装置1Dの構成を示す全体図である。
LED照明装置1Dでは、照明器具2Eのヒートシンク着脱部112に着脱自在に取着された増設ヒートシンク120Fが、電源装置40Aの天板401と一体部材(図4の板金部材120X等)を用いて構成される。これにより電源装置40Aの天板401が増設ヒートシンク120Fを兼ねている。
増設ヒートシンク120Fの構成は、実施の形態5の増設ヒートシンク120Dとほぼ同様である。増設ヒートシンク120Fは複数の第1平板部1200と、複数の第2平板部1207(1207A〜1207H)とを有する。増設ヒートシンク120Fは放熱フィン101に対し、ヒートシンク取付部112を用いて着脱自在に取着される。
以上の構成を有するLED照明装置1Dにおいても、実施の形態1と同様の効果を期待できる。また天板401が増設ヒートシンク120Fを兼ねることで部品点数を低減できる。さらに電源装置40Aで生じた駆動熱を増設ヒートシンク120Fで放熱させることも可能である。或いは放熱フィン101側で生じた駆動熱を天板401で放熱させることも可能である。
<実施の形態8>
実施の形態8は、スター型放熱フィンを有するLED照明器具に増設ヒートシンクを着脱自在に取着した点に特徴を有する。
図19(a)は、実施の形態8に係るLED照明器具2Fとこれを用いたLED照明装置1Eの構成を示す全体図(組図)である。図19(b)は増設ヒートシンク120Gの展開図である。
LED照明器具2Fは、器具本体部10Bと枠体20A(実施の形態1の枠体20と同様)とを有する。
器具本体部10Bは、筐体100Aの上面に放射状に配された複数の放熱フィン101A〜101K(スター型放熱フィン)と、各放熱フィン101A〜101Kと一体的に設けられた柱状部112A〜112Kとを有する。さらに器具本体部10Bは頂部1010A〜1010Kに設けられた雌ネジC4〜C14と螺合構造をなす雄ネジB4〜B14と、増設ヒートシンク120Gとを有する(図19(a))。
増設ヒートシンク120Gは、板金部材120XをZ方向に沿った複数の折り曲げ線で折り曲げ加工してスター型断面をなすように構成されてなる。増設ヒートシンク120Gは図19(b)に示すように、複数の第1平板部1214A〜1214Kと、第2平板部1201Gと、ネジ孔1215A〜1215Kとを有する。L8〜L20等は垂直(Z)方向に沿った折り曲げ線の一部である。
第1平板部1214A〜1214Kは水平(XY)方向に折り曲げられる。そして第1平板部1214A〜1214Kは各頂部1010A〜1010Kと熱結合するように、各頂部1010A〜1010Kと面接触して配される。
雄ネジB4〜B14は各ネジ孔1215A〜1215Kを通して雌ネジC4〜C14と螺合される。
以上の構成を有するLED照明装置1Eにおいても、実施の形態1と同様の効果を期待できる。
また、折り曲げ線L8〜L20等を垂直(Z)方向に沿わせているため、各第1平板部1201Gの表面に沿って放熱フィン101側からの加熱空気をスムーズに外部に案内して放出できる。これにより優れた放熱特性を期待できる。
<実施の形態9>
実施の形態9は、放熱フィンとヒートシンク取付部とを個別に設けた点に特徴を有する。
図20は実施の形態9に係る放熱フィン101及び増設ヒートシンク120H周辺の部分断面図である。
実施の形態9のヒートシンク取付部112A´、112G´は、筐体100Aに設けた雌ネジC1、C3と雄ネジB1、B3とを有してなる。
雌ネジC1、C3は放熱フィン101A、101Gの外方における筐体100の上面に設けている。
増設ヒートシンク120Hはヒートシンク120を基本構造とする。さらに第1平板部305A、305Gより筐体100A側(逆Z方向)にそれぞれ延長された延長部1215、1216と、XY方向を平面方向とする第1平板部1205G、1205Iとを有する。第1平板部1205G、1205Iは筐体100Aの表面に面接触するように配される。
増設ヒートシンク120Hは、第1平板部1205G、1205Iに開けられた開口孔1206A、1206Gを介し、雌ネジC1、C3と雄ネジB1、B3と筐体100A側に着脱自在に取着される。このときヒートシンク120Hは頂部1010A〜1010Gに載置されて取着される。
このような構成を持つ実施の形態9においても、実施の形態1と同様の効果を奏する。また、ヒートシンク取付部112A´、112G´が放熱フィン101の外方に存在する。このため増設ヒートシンク120Hを取着する際の作業が軽減される効果も期待できる。
<その他の事項>
本発明で言及する発光部の「高出力」と「低出力」とは、いずれかも固定値に限定されない。例えば器具本体部のサイズや形式に応じて適宜定義することができる。
放熱フィンに対して増設ヒートシンクを取着する場合、放熱フィンに増設ヒートシンクとの間に接合面が生じる。これにより放熱フィンと増設ヒートシンクとの間に若干の熱抵抗が発生する。しかしながら発光部で生じる駆動熱の多くは放熱フィンで十分に放熱される。よって、熱抵抗が多少発生しても、実際は放熱フィン及び増設ヒートシンクによって十分な放熱特性が得られると考えられる。
放熱フィンの材料はダイカスト合金やアルミニウム合金に限定されず、熱伝導性に優れる各種材料(銅など)を利用できる。
上記各実施の形態では、C1〜C14を雌ネジとしたが、本発明はこれに限定されない。C1〜C14を雄ネジ、B1〜B14をナットとすることもできる。
また、増設ヒートシンクを実施の形態1のように板金部材120Xで構成する場合、放熱フィン101の厚み(Y)方向及び板金部材120Xにそれぞれ貫通孔を開けてもよい。この場合、ボルト及びナットでヒートシンク取付部を構成する。そして各貫通孔にボルトを通し、ナットをボルトに螺合することで増設ヒートシンクを放熱フィンに対して着脱自在に取着することができる。
実施の形態1〜8に示したヒートシンク取付部は、少なくともいずれかの放熱フィンに設ければ良い。増設ヒートシンクと放熱フィンとの熱結合性を挙げるためには、ヒートシンク取付部の数を増やすことが望ましい。
実施の形態2または3に示したヒートシンク取付部は、実施の形態4〜9のいずれかに適用することも可能である。
上記各実施の形態では、器具本体部において放熱フィンと筐体とを一体的に構成した例を示した。しかしながら放熱フィンと筐体とは互いに別部材とすることもできる。
本発明における放熱フィンは、例えば図1のように板状体に限定されない。例えば図1におけるX方向の長さが短い柱状体であってもよい。この場合は、X方向及びY方向に複数の柱状体(放熱フィン)を設けることもできる。
B1〜B14 雄ネジ
C1〜C14 雌ネジ
1、1A〜1E、1X LED照明装置
2、2A〜2F 高出力用LED照明器具
3 低出力用LED照明器具
10、10A、10B、10C、10X 器具本体部
15 発光部
15A〜15F LEDモジュール
20、20A、20X 枠体
40、40A 電源
100、100A、100X 筐体
101(101A〜101G)、101X 放熱フィン
109 平板部
110 内部空間
120、120A〜120H 増設ヒートシンク
120X 板金部材
1010A〜1010K 放熱フィン頂部
112、112A、112A´、112D、112G、112G´ ヒートシンク取付部
112A〜112K 柱状部
1201 連結部材
1201a、1201b、1202a、1202b、1205G、1207A〜1207H、1211A〜1211G 第2平板部
1203a〜1203f、1203G 第1開口部
1204A〜1204H 増設フィン
1205A〜1205I、1200、1210A〜1210G、1214A〜1214K 第1平板部
1206A、1206D、1206G、1215A〜1215K ネジ孔
1208A〜1208E 第2開口部
1209A〜1209G 放熱片
1211A〜1211G 短冊状部材
1212A、1212B 延伸部材
1213A〜1213F 第3開口部
1215、1215 延長部
1250D1、1251D1、1250D2、1250D2 切欠部

Claims (10)

  1. 発光部が装着される筐体と、
    前記筐体に設けられた放熱部と、
    前記放熱部に熱結合するように、前記放熱部に対してヒートシンクを着脱自在に取着するためのヒートシンク取付部とを有する
    LED照明器具。
  2. 前記放熱部は、互いに間隙をおいて立設された複数の放熱フィンからなり、
    前記ヒートシンクは放熱板であって、
    前記放熱板は、前記放熱フィンの頂部と熱結合するように配される第1平板部と、前記第1平板部の平面方向と交差する方向に立設された第2平板部とを有し、前記間隙と重なる位置に前記間隙と連通する開口部が存在し、
    前記第1平板部が前記放熱フィンの頂部と熱結合するように、前記放熱板が前記ヒートシンク取付部に前記取着されている
    請求項1に記載のLED照明器具。
  3. 前記放熱板は凹部及び凸部を有するように折り曲げられた一体的な平板部材で構成され、前記開口部が前記凸部に存在する
    請求項2に記載のLED照明器具。
  4. 前記第1平板部及び前記第2平板部は一体的な平板部材からなり、前記第2平板部は前記第1平板部の平面方向と交差する方向に切り起こされてなる
    請求項2に記載のLED照明器具。
  5. 前記放熱板は、前記第1平板部と前記第2平板部とを有する断面L字状の長尺の複数の放熱片と、前記複数の放熱片を前記フィンと等間隔に連結した連結部材とを有し、
    隣接する放熱片の間に前記開口部が存在する
    請求項2に記載のLED照明器具。
  6. 前記放熱フィンは平坦な頂部を有し、
    前記ヒートシンクは前記放熱フィンの前記頂部と面接触した状態で前記取着される
    請求項9に記載のLED照明器具。
  7. 前記ヒートシンク取付部は前記ヒートシンクをネジ止めで前記取着可能な1以上の螺合構造を有する
    請求項1に記載のLED照明器具。
  8. 前記ヒートシンク取付部は前記ヒートシンクを係止して前記取着可能な1以上の係止構造を有する
    請求項1または2に記載のLED照明器具。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のLED照明器具と、
    前記発光部と、
    前記発光部に電源供給するための電源装置とを有する
    LED照明装置。
  10. 前記電源装置の外装部材と前記ヒートシンクとが一体部材からなる
    請求項9に記載のLED照明装置。
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