JP2014006399A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、画像形成装置の故障発生が少なく、耐久性(寿命)を向上させることを目的とする。
【解決手段】本発明に係る、像担持体1の表面1aに形成された静電潜像が現像剤により現像されて作像され、作像された現像剤像が用紙Pに転写される画像形成装置であって、像担持体の表面に像担持体回転方向に対しカウンタ方向から接触して同表面に在留する現像剤を清掃する板状のクリーニング部材85よりも像担持体回転方向の上流側に像担持体の表面に在留する現像剤を静電的に清掃するブラシ状の静電クリーニング部材82を配置し、板状のクリーニング部材85のよりも像担持体回転方向の下流側に潤滑剤塗布手段9を配置した。
【選択図】図1
【解決手段】本発明に係る、像担持体1の表面1aに形成された静電潜像が現像剤により現像されて作像され、作像された現像剤像が用紙Pに転写される画像形成装置であって、像担持体の表面に像担持体回転方向に対しカウンタ方向から接触して同表面に在留する現像剤を清掃する板状のクリーニング部材85よりも像担持体回転方向の上流側に像担持体の表面に在留する現像剤を静電的に清掃するブラシ状の静電クリーニング部材82を配置し、板状のクリーニング部材85のよりも像担持体回転方向の下流側に潤滑剤塗布手段9を配置した。
【選択図】図1
Description
本発明はファクシミリ、プリンタ、複写機、これら複数の機能を1つにした複合機などの電子写真方式の画像形成装置に関し、特に像担持体と像担持体用のクリーニング部材を備えた画像形成装置の耐久性向上に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、像担持体となるベルト状またはドラム状の感光体の周囲に帯電、露光、現像、転写、除電、クリーニング等の各手段を配している。そして、コロナ放電等の帯電手段により感光体表面を一様に帯電させ、印刷すべき文字等に対応した露光を露光手段で行うことにより静電潜像を形成し、現像手段により現像剤となるトナーで静電潜像を現像して作像する。その後、中間転写体との当接とバイアス印加により感光体上のトナー像を中間転写体上に転写し、中間転写体上のトナー像を記録媒体としての用紙上に転写させ、トナーを転写させた用紙を定着手段により加熱と加圧することでトナー像を定着させて印刷を完了する。転写が済んだ感光体表面は、クリーニング手段で在留する現像剤を清掃して除電をし、さらに同様の工程を繰り返す。
上記構成の画像形成装置においては、感光体やクリーニング手段などの交換部品の高寿命化が要求されている。特にプロダクションプリンティング事業のような大量の印刷を行う業界で使用される画像形成装置においては、交換部品の寿命は1枚印刷するあたりのコスト(CPP)に大きく影響を与えるため、装置の飛躍的な寿命の向上はランニングコスト低減に大きな効果がある。
感光体、及びウレタンゴムなどの弾性部材製で板状のクリーニング部材を使用したブレードクリーニング方式を用いたクリーニング手段それぞれの寿命向上の鍵は、感光体の場合では感光体表面層の摩耗速度の低減、クリーニング手段の場合ではクリーニング部材のエッジの摩耗量の低減にある。板状のクリーニング部材を使用したクリーニング手段においては、その構成が簡素であることや、感光体表面に対して感光体回転方向に対してカウンタ方向に当接させることで微少量のトナーをほぼ完全に清掃(クリーニング)することができることで、広く一般に採用されている。このクリーニング部材を使用したクリーニング手段の寿命は、当接しているクリーニング部材のエッジの摩耗量で決まる。エッジの摩耗量が進行すると大量のトナーをせき止めることができず、クリーニング部材によるクリーニング部よりも感光体回転方向下流側にすり抜け、結果的に縦スジ画像となって異常画像が発生する。エッジ磨耗の加速因子としては、高画像面積率の画像を大量連続で印刷するようなときで、その際大量のトナーがクリーニング部材のエッジに入力され、わずかながらの現像剤を構成するトナーやトナー添加剤(シリカ)がクリーニング部材からすり抜け、このすり抜けの際にエッジにダメージを与えてクリーニング部材の摩耗が進行する。
クリーニング部材の摩耗の進行を低減させる方法としては、部材の材質の処方最適化が挙げられるが、基本的にウレタンゴムの物性を大きく変えるものではないので、飛躍的な寿命向上を図られるものではない。クリーニング部材の摩耗の進行を飛躍的に低減させる方法としては、トナーが大量に入力されるのを防ぐことが有効である。
クリーニング部材のエッジにトナーが大量に入力されることで発生する別の不具合としては、クリーニング部材からトナーの添加剤であるシリカがすり抜けていく際、シリカがクリーニング部材からメカ的ストレスを受けて感光体に刺さり、これが成長していくことで感光体表面に固着する現象が挙げられる。固着した部分はトナーを乗せることができないため、その部分は白ポチの異常画像となって顕在化する。この不具合に対しても、クリーニング部材へトナーの入力量を低減させることが有効となる。
このような不具合の対策として、従来では、ステアリン酸亜鉛等の潤滑剤を感光体表面に塗布部材で塗布し、感光体表面に潤滑剤層を作ることで保護して、シリカを刺さりにくくして固着を防止している。しかしながらこの構成においては、高画像面積率画像の大量印刷の際は多くの潤滑剤を塗布する必要が生じてしまい、今度は潤滑剤の寿命が持たなくなってしまうという問題がある。またクリーニング部材からすり抜けたトナーが潤滑剤の塗布部材として用いられる塗布ブラシに付着することでステアリン酸亜鉛の削りを促進してしまい、このようなメカニズムからでも潤滑剤寿命の低下が発生してしまう。
更にトナー大量入力の別の懸念事項として、感光体表面膜の削ずれが進行してしまう点が挙げられる。クリーニング部材のエッジからトナーやトナー添加剤が微小にすり抜ける際、これらが研磨剤となって感光体表面を削り、感光体寿命を低減させてしまう。これに対し感光体の摩耗する膜厚を増やしてしまうことも考えられるが、厚膜にすることで感光体に残留電荷が残り、所望の感光体表面電位を得られることができず、画像濃度のリピート変動が発生するという問題がある。この点から見ると感光体表面から電荷発生層までの膜厚はできるだけ薄くしたい。したがってこの問題についてもクリーニング部材のエッジへトナーが大量に入力されることを防ぐことが有効となる。
一方、クリーニング手段の別の形態としては、クリーニング部材として板状のものを使用するのではなく、ブラシ部材にバイアスを印加してトナーを電気的にクリーニングする静電クリーニング方式が挙げられる。この方式のメリットとしては、大量にトナー入力が起こっても板状のクリーニング部材よりもトナーを回収する能力が高い点と、トナーにメカ的ストレスを与えないため感光体表面へのシリカの固着が発生しにくい点が挙げられる。静電クリーニング方式のデメリットとしては、極性が違う微少量のトナーを回収することができないため、それぞれの極性のトナーを回収すべく複数のブラシ部材を配置することが必要となることで、装置が高価になってしまう点が挙げられる。
ブレードクリーニング方式、静電クリーニングブラシ方式それぞれのデメリットを補完する手段として、感光体回転方向の上流側に静電的にトナーを清掃する単一のブラシ部材で構成されたクリーニング部材、下流側に板状のクリーニング部材をそれぞれ配置する構成が考えられる。この構成の狙いとしては、大量のトナーが入力された際は、回収能力の高いブラシ部材によって大部分のトナーをクリーニングし、極性の違う微小なトナーは、少量のトナーを完全にクリーニングする能力の高い板状のクリーニング部材を感光体回転方向に対してカウンタ方向から感光体表面に接触するように配置し、当該部材でクリーニングすることで、エッジの摩耗や感光体摩耗の著しい低減、感光体表面へのシリカ固着の防止を図ることができる。このような構成としては、特許文献1が挙げられる。
しかしながら特許文献1に記載の構成においても、万全な構成ではなく、白紙画像に近い印刷の際はごく少量の転写残トナーが入力されるため、これらがブラシ部材によって回収されるとクリーニング部材のエッジへは全くトナーが入力されなくなり、クリーニング部材の巻き込みが発生し易くなる。感光体表面にカウンタ方向から当接するクリーニング部材は、トナーやトナー添加剤のような微粒子がわずかながらでも入力されないと感光体表面とエッジとの密着力が高くなり、巻き込みの現象がしばしば起こってしまう。板状のクリーニング部材が巻き込まれてしまうと、通常は自然に復帰することができないため装置の故障となり、装置の信頼性が著しく低下してしまう。
本発明は、画像形成装置の故障発生が少なく、耐久性(寿命)を向上させることを、その目的とする。
本発明は、画像形成装置の故障発生が少なく、耐久性(寿命)を向上させることを、その目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明に係る、像担持体の表面に形成された静電潜像が現像剤により現像されて作像され、作像された現像剤像が記録媒体に転写される画像形成装置では、像担持体の表面に像担持体回転方向に対しカウンタ方向から接触して同表面に在留する現像剤を清掃する板状のクリーニング部材と、クリーニング部材よりも像担持体回転方向の上流側に配置され、像担持体の表面に在留する現像剤を静電的に清掃するブラシ状の静電クリーニング部材と、板状のクリーニング部材のよりも像担持体回転方向の下流側に配置した潤滑剤塗布手段を有することを特徴としている。
本発明によれば、像担持体回転方向に対しカウンタ方向から接触して同表面に在留する現像剤を清掃する板状のクリーニング部材よりも像担持体回転方向の上流側に配置され、像担持体の表面に在留する現像剤を静電的に清掃するブラシ状の静電クリーニング部材と、板状のクリーニング部材のよりも像担持体回転方向の下流側に配置した潤滑剤塗布手段を有するので、潤滑剤の消費量をシリカ発生防止のために高める必要はなく、板状のクリーニング部材の巻き込み防止のための必要最小限の消費量に抑えることができる。このため、板状のクリーニング部材の巻き込みの防止、シリカ固着防止の余裕度向上による潤滑剤消費量の低減による潤滑剤塗布手段の寿命向上、感光体ドラムの膜削ずれ進行の防止余裕度向上による潤滑剤消費量の低減による潤滑剤塗布手段の耐久性(寿命)向上という効果を得ることができる。つまり、画像形成装置の故障発生が少なく、耐久性(寿命)を向上することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に解説する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明にかかる画像形成装置の一形態である高速フルカラープリンターの構成を示す概略図である。この画像形成装置は、像担持体となる感光体ドラム1と、帯電、露光、現像、転写、クリーニング等の各手段を備えている。画像形成装置は、これら感光体ドラム1と、帯電、露光、現像、転写、クリーニングの各手段を、イエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの色に対応して4組備えているが、4組とも基本的には同一構成であるので、ここでは、その1つを代表として説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明にかかる画像形成装置の一形態である高速フルカラープリンターの構成を示す概略図である。この画像形成装置は、像担持体となる感光体ドラム1と、帯電、露光、現像、転写、クリーニング等の各手段を備えている。画像形成装置は、これら感光体ドラム1と、帯電、露光、現像、転写、クリーニングの各手段を、イエロ、マゼンタ、シアン、ブラックの色に対応して4組備えているが、4組とも基本的には同一構成であるので、ここでは、その1つを代表として説明する。
感光体ドラム1は、図中矢印方向に図示しない駆動モータによって回転駆動されるように構成されている。感光体ドラム1の周囲には、帯電手段となる帯電チャージャ2、現像手段4、1次転写手段となる転写ローラ6、除電手段となる除電ランプ7、クリーニング手段8、潤滑剤塗布手段9が配置されている。
潤滑剤塗布手段9は、付勢手段となるバネ91で感光体ドラム1に向かって付勢された潤滑剤92と、潤滑剤92と感光体ドラム1の間に配置され、潤滑剤92を感光体ドラム1の表面に塗布する塗布部材となる塗布ブラシ93と、塗布された潤滑剤92を均一にする潤滑剤ブレード94を備えている。本形態において潤滑剤92には、ステアリン酸亜鉛をブロック状に固めたものを用いる。潤滑剤92としてはステアリン酸亜鉛以外の周知の物を用いてもよい。
クリーニング手段8は、感光体ドラム1上に残留する現像剤となる転写残トナーを静電的に清掃する静電クリーニング部80と、感光体ドラム1上に残留する転写残トナーを機械的に書き取るブレードクリーニング部81とを備えている。
静電クリーニング部80は、クリーニングバイアスが印加されることで転写残トナーを静電的に清掃するブラシ状のクリーニング部材となる静電クリーニングブラシ82を備えている。静電クリーニングブラシ82は、図示しない側板などの不動部材に回転自在に支持されていて、その軸部に図示しない電源から転写残トナーと逆極性(ここでは+極性)のクリーニングバイアスが直接印加されるように構成されている。クリーニングバイアスは、直接、静電クリーニングブラシ82に印加するものに限定されるものではなく、間接的に静電クリーニングブラシ82に印加する構成であってもよい。
静電クリーニングブラシ82の周囲には、感光体ドラム1から清掃した転写残トナーを静電クリーニングブラシ82から静電的に回収する回収部材となる金属製の回収ローラ83と、回収ローラ83に接触して回収したトナーを回収ローラ83から取り除く回収ブレード84を備えている。
ブレードクリーニング部81は、感光体ドラム1の回転方向に対してカウンタ方向からそのエッジ85Aが当接して感光体ドラム1の表面1aの転写残トナーを除去する板状のクリーニング部となるクリーニングブレード85が図示しない側板にブラケット86を介して取り付けられている。
本形態では、クリーニングブレード85よりも感光体ドラム回転方向の上流側に、静電クリーニングブラシ82を配置し、クリーニングブレード85よりも感光体ドラム回転方向の下流側に潤滑剤塗布手段9を配置している。
感光体ドラム1は、帯電手段となる帯電チャージャ2によるコロナ放電により一様に帯電される。一様に帯電された感光体ドラム1は、図示しない書き込み装置からの露光光3で印刷すべき画像に対応したレーザ光を照射され、これによりその表面上に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像手段4により感光体ドラム表面1aに供給される現像剤となるトナーで現像される。
感光体ドラム表面1a上のトナー像は、感光体ドラム1と転写ローラ13の間に配置された中間転写体となる中間転写ベルト5上に転写ローラ13から1次転写バイアスが印加されることで転写される。モノクロ印刷の場合であれば中間転写ベルト5にはブラックトナー像が転写され、図示しない2次転写部において記録媒体となる用紙に転写される。カラー印刷の場合であれば中間転写ベルト5には各色のトナー像が転写され、図示しない2次転写部において記録媒体となる用紙に一括転写される。
転写後の感光体ドラム1は、除電ランプ7の光照射により残留している静電電位を除去されて電位がリセットされる。更に感光体ドラム1の表面1aからはクリーニング手段8により転写残トナーが除去される。感光体ドラム1は、転写残トナーの除去後、潤滑剤塗布手段9により潤滑剤92が表面1aに塗布されることで、その表面が保護される。
図1で説明した感光体ドラム回りの構成において、高画像面積率の画像が大量印刷されたときの状況を説明する。高画像面積率の画像を作像の際は、感光体ドラム1は大量のトナーで静電潜像が現像されるため、そのトナーが中間転写ベルト5等に転写された後の転写残トナー100も感光体ドラムの表面1aに相当量発生する。大量の転写残トナー100は、図2に示すように、クリーニング手段8の静電クリーニングブラシ82によって回収する。転写残トナーの大部分は−の極性であり、−極性の転写残トナー100の殆どは、+極性に帯電している静電クリーニングブラシ82によってクリーニングして回収される。静電クリーニングブラシ82の感光体ドラム1への当接圧は低く、電気的に転写残トナー100を回収するため、転写残トナー100にメカ的ストレスを与えず、トナー添加剤であるシリカが分離して感光体ドラムの表面1aに刺さる現象は殆どない。
+極性の少量の転写残トナー100は、静電クリーニングブラシ82を通過して図3に示すように、クリーニングブレード85のエッジ85aと感光体ドラム表面1aの間に入力される。このときのトナー入力量は、高画像の大量印刷であっても、クリーニングブレード85よりも感光体ドラム回転方向の上流側に配置したで静電クリーニングブラシ82によって殆どを回収されているため、極わずかなものとなる。このため、容易にクリーニングブレード85のエッジ85aによって極わずか+極性の転写残トナー100は掻き取られ、感光体ドラム表面1aをクリーニングすることができる。また、トナー入力量は小量なため、クリーニングブレード85のエッジ85aのダメージ(磨耗)も極めて少なく、またストレスがかかる転写残トナー100も小量なため、エッジ85a摩耗、感光体ドラム1の表面1aへのシリカ固着も防ぐことができる。
一方、白紙に近いような低画像面積率の画像を印刷した際の状況を次に説明する。低画像の際は現像に使用されるトナー量が少ないため、転写残トナー100もごくわずかになる。感光体ドラム表面1a上の転写残トナー100は、図4に示すように、感光体ドラム1の回転に伴い静電クリーニングブラシ82に到達した際は殆どが回収されるため、クリーニングブレード85へのトナー入力量はほぼ0に近い。このため、低画像面積率の画像引率が続くとクリーニングブレード85の巻き込みの可能性が高まる。しかしながら図1に示すように、クリーニングブレード85よりも下流側で塗布される潤滑剤92が1周してクリーニングブレード85のエッジ85aに到達されるため、潤滑剤92の微粒子がクリーニングブレード85を通過することで感光体ドラム1とクリーニングブレード85との過大な密着力を防ぎ、クリーニングブレード85の巻き込みを防止することができる。
このような構成によると、クリーニングブレード85よりも感光体ドラム回転方向の上流側に静電クリーニングブラシ82を配置したので、転写残トナー100の大量入力によるクリーニングブレード85の摩耗進行の防止、転写残トナー100の大量入力による感光体ドラム1の表面1aへのシリカ固着の防止、転写残トナー100の大量入力による感光体ドラム1の膜削ずれ進行の防止という効果を得ることができる。
静電クリーニングブラシ82よりも感光体ドラム回転方向の下流側にクリーニングブレード85を配置することで、従来に構成のように静電クリーニングブラシ82を複数配置する必要がなくなり1つの静電クリーニングブラシ82に減らすことができる。
静電クリーニングブラシ82及びクリーニングブレード85よりも感光体ドラム回転方向の下流側に潤滑剤塗布手段9を配置したので、潤滑剤92の消費量をシリカ発生防止のために高める必要はなく、クリーニングブレード85の巻き込み防止のための必要最小限の消費量に抑えることができる。このため、クリーニングブレード85の巻き込みの防止、シリカ固着防止の余裕度向上による潤滑剤消費量の低減による潤滑剤塗布手段9の寿命向上、感光体ドラム1の膜削ずれ進行の防止余裕度向上による潤滑剤消費量の低減による潤滑剤塗布手段9の寿命向上という効果を得ることができる。
上記説明のメカニズムにより、図1の各キーパーツの構成配置組み合わせによりそれぞれの寿命が相乗効果で向上させることもできる。
(第2の実施形態)
図5、図6を用いて第2の実施形態について説明する。図1に示した画像形成装置において、静電クリーニング部80での機能を向上させるためには、静電クリーニングブラシ82で清掃して同ブラシ82に付着した転写残トナー100を除去して次のクリーニングに備える機能を強化させる必要がある。
(第2の実施形態)
図5、図6を用いて第2の実施形態について説明する。図1に示した画像形成装置において、静電クリーニング部80での機能を向上させるためには、静電クリーニングブラシ82で清掃して同ブラシ82に付着した転写残トナー100を除去して次のクリーニングに備える機能を強化させる必要がある。
静電クリーニングブラシ82に付着した転写残トナー100は、静電クリーニングブラシ82にクリーニングバイアス(電圧)が印加されているため、電気的に強固に付着している。
このため、静電クリーニングブラシ82に当接するようにSUS等の金属の回収ローラ83を設け、この回収ローラ83に、静電クリーニングブラシ82に電源201から印加された電圧よりも更に高い電圧を電源202から印加することで静電クリーニングブラシ82から回収ローラ83へトナーを転移させて静電クリーニングブラシ82をリフレッシュさせる。回収ローラ83に付着したトナーは、回収ブレード84によって掻きとり、廃トナー収容部へ落下させる。
このような構成においては、静電クリーニングブラシ82が一周する間にブラシをきれいにリフレッシュさせることは難しく、静電クリーニングブラシ82上に相当量のトナーが残ってしまう。静電クリーニングブラシ82にトナーが残ってしまうと、本来感光体ドラム1についた転写残トナー100を回収する能力が低下してしまい、静電クリーニング部80としての機能が低下してしまう。
このような問題に対して、本形態では図5に示すように、感光体ドラム1の表面1aにおける紙間などの非画像形成部でトナーが付着していない領域Aが、図6に示すように静電クリーニング部80と対向する位置に到達するタイミングで、静電クリーニングブラシ82に印加した電圧を低下ないしは0にすることで、静電クリーニングブラシ82上に残っている転写残トナー100の付着力を低下させて回収ローラ83へ回収しやすくする。このとき静電クリーニングブラシ82は感光体ドラム表面上の転写残トナー100を回収する能力は低下するが、そのときは領域Aでは転写残トナー100が殆ど存在しないため、問題にはならない。
また静電クリーニングブラシ82の電圧を低下させる際、静電クリーニングブラシ82についた転写残トナー100が多少感光体ドラム1に逆転移してしまう現象が起こる場合が想定されるが、静電クリーニングブラシ82よりも感光体ドラム回転方向の下流側にはクリーニングブレード85が配置されているので、それら逆転移したトナーを掻きとってクリーニングすることができるので、多少の転写残トナー100の転移があっても、この構成においては問題がない。このような静電クリーニングブラシ82への電圧印加制御を行うことで、不具合無く静電クリーニング部80の機能を強化することができる。
静電クリーニングブラシ82への電圧印加制御の形態としては、図7に示すように、画像形成装置が備えている制御手段200に、静電クリーニングブラシ82へクリーニングバイアスを印加する電源201と回収ローラ83へクリーニングバイアスを印加する電源202を配線などで接続し、感光体ドラム1の回転情報や、用紙の給紙タイミングなどの情報を制御手段200に入力する。制御手段200は、図8に示すように、予め設定されたクリーニングバイアスを静電クリーニングブラシ82と回収ローラ83にそれぞれ印可するように電源201,202を制御する。次に、感光体ドラム1の回転情報や、用紙の給紙タイミングなどの情報から紙間などのトナーの付着のない領域Aが静電クリーニングブラシ82と対向するタイミングを判断する。具体的には領域Aが静電クリーニングブラシ82と対向したか否かを判定し、対向した場合には、クリーニングバイアスを、クリーニング時よりも低くするように電源201を制御することで達成することができる。
1 像担持体
1a 像担持体の表面
9 潤滑剤塗布手段
82 ブラシ状の静電クリーニング部材
85 板状のクリーニング部材
100 在留する現像剤
1a 像担持体の表面
9 潤滑剤塗布手段
82 ブラシ状の静電クリーニング部材
85 板状のクリーニング部材
100 在留する現像剤
Claims (3)
- 像担持体の表面に形成された静電潜像が現像剤により現像されて作像され、作像された現像剤像が記録媒体に転写される画像形成装置において、
前記像担持体の表面に像担持体回転方向に対しカウンタ方向から接触して同表面に在留する現像剤を清掃する板状のクリーニング部材と、
前記クリーニング部材よりも像担持体回転方向の上流側に配置され、前記像担持体の表面に在留する現像剤を静電的に清掃するブラシ状の静電クリーニング部材と、
前記板状のクリーニング部材のよりも前記像担持体回転方向の下流側に配置した潤滑剤塗布手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 像担持体の表面に形成された静電潜像が現像剤により現像されて作像され、作像された現像剤像が記録媒体に転写される画像形成装置において、
前記像担持体の表面に像担持体回転方向に対しカウンタ方向から接触して同表面に在留する現像剤を清掃する板状のクリーニング部材と、
前記板状のクリーニング部材よりも像担持体回転方向の上流側に配置され、直接または間接的に電圧を印加されることで前記像担持体の表面の在留する現像剤を静電的に清掃するブラシ状の静電クリーニング部材を有し、
前記像担持体の表面の作像されない領域が前記ブラシ状のクリーニング部材と対向する位置に到達するタイミングで、同ブラシ状のクリーニング部材に印加した電圧が低下されることを特徴とする画像形成装置。 - 前記クリーニング部材の下流に前記像担持体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段を配置したことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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