JP2014000516A - 触媒担持用担体、排気ガス浄化用担持触媒、及び排気ガス浄化用フィルター - Google Patents

触媒担持用担体、排気ガス浄化用担持触媒、及び排気ガス浄化用フィルター Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、酸素吸蔵放出材料の酸化速度を抑制することにより、触媒近傍の雰囲気変動を抑え、窒素酸化物の排出量を低減させることを課題とする。
【解決手段】上記課題は、酸素吸蔵放出能を有する酸素吸蔵放出材料と、当該酸素吸蔵放出材料の表面に被覆され、且つ当該酸素吸蔵放出材料の酸素吸蔵放出能よりも低い酸素吸蔵放出能を有する被覆材料とを含み、当該被覆材料の被膜の厚さが50〜500μmである、排気ガス浄化用触媒を担持するための担体を使用することにより解決することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気ガス浄化用触媒を担持するための担体、前記担体に排気ガス浄化用触媒を担持した排気ガス浄化用担持触媒、及び前記排気ガス浄化用担持触媒を含む排気ガス浄化用フィルターに関する。
エンジン等の内燃機関から排出される排気ガスには、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)等の有害な物質が含まれている。これらの物質は大気汚染の原因となるため、これらの物質を排気ガスから除去することが求められている。
一般に、排気ガスに含まれる有害物質を除去するために、金属酸化物が触媒として使用されている。例えば、特許文献1〜3はそれぞれ、Pdを含むペロブスカイト型構造の複合酸化物、Rhを含むペロブスカイト型構造の複合酸化物、及びPtを含むペロブスカイト型構造の複合酸化物を開示しており、これらの触媒を使用して排気ガスを浄化することを記載している。
また、特許文献4は、セリウム、アルミニウム、及びジルコニウムを均一に分散させた複合酸化物担持触媒担体を開示しており、当該担体に金属触媒を担持させた担持触媒を使用して排気ガスを浄化することを記載している。特許文献5は、酸化ニッケル及び酸化コバルトの少なくとも1種を含む活性アルミナ被覆層に担持された金属触媒を使用して、排気ガスを浄化することを記載している。特許文献6は、セリウム酸化物とジルコニウム酸化物とを含む触媒担持層に担持された金属触媒を使用して、排気ガスを浄化することを記載している。
特開2004−41866号公報 特開2004−41867号公報 特開2004−41868号公報 特開平10−202101号公報 特開平1−242149号公報 特開昭63−116741号公報
排気ガスを効率的に浄化するためには、排気ガス浄化用触媒の近傍における酸素の量を一定の範囲に制御する必要がある。ここで、排気ガス浄化用触媒を担持するための担体としてセリウム等の酸素吸蔵放出能を有する材料(以下、「酸素吸蔵放出材料」という)を使用することにより、触媒近傍の雰囲気変動を抑制することができる。具体的には、酸素過剰条件下ではセリウムが3価から4価へ酸化することによって酸素を吸蔵し、酸素不足条件下ではセリウムが4価から3価へ還元することによって酸素を放出する。これにより、自動車の急加速時等の排気ガスが多く排出される状況においても触媒近傍の雰囲気変動を抑え、排気ガスを効率的に浄化することができる。
しかしながら、例えばモード走行中の燃料カット時等では、大量の酸素が流入するため、酸素吸蔵放出材料が完全に酸化されてしまい、その以上酸素を吸蔵することができなくなる。その結果、排気ガス浄化用触媒の近傍における酸素の量が増えすぎることにより、排気ガス中の窒素酸化物を無害な窒素(N)に還元することができなくなる。
そのため、本発明は、酸素吸蔵放出材料の酸化速度を抑制することにより、触媒近傍の雰囲気変動を抑え、窒素酸化物の排出量を低減させることを目的とする。
本発明者らが鋭意検討した結果、酸素吸蔵放出材料の表面を、低い酸素吸蔵放出能を有するその他の材料を用いて、一定の厚さで被覆することにより、酸化速度が抑制された触媒担持用担体を提供できることを見出した。
即ち、本発明は以下を包含する。
[1]酸素吸蔵放出能を有する酸素吸蔵放出材料と、当該酸素吸蔵放出材料の表面に被覆され、且つ当該酸素吸蔵放出材料の酸素吸蔵放出能よりも低い酸素吸蔵放出能を有する被覆材料とを含み、
当該被覆材料の被膜の厚さが50〜500μmである、排気ガス浄化用触媒を担持するための担体。
[2]前記被覆材料による前記酸素吸蔵放出材料の被覆率が60〜100%である、[1]に記載の担体。
[3]前記被覆材料の酸素吸蔵放出能が0.001(O)mol/(被覆材料)mol以下である、[1]又は[2]に記載の担体。
[4][1]〜[3]のいずれかに記載の担体と、当該担体に担持された排気ガス浄化用触媒とを含む、排気ガス浄化用担持触媒。
[5][4]に記載の排気ガス浄化用担持触媒と、フィルター基材とを含み、
当該排気ガス浄化用担持触媒が当該フィルター基材に担持されている、排気ガス浄化用フィルター。
[6][4]に記載の排気ガス浄化用担持触媒又は[5]に記載の排気ガス浄化用フィルターと、排気ガスとを接触させる工程を含む、排気ガスの浄化方法。
本発明の担体に排気ガス浄化用触媒を担持した排気ガス浄化用担持触媒を使用することにより、窒素酸化物の排出量を低減させることができる。
被覆材料の被膜の厚さと窒素酸化物の排出量との関係を示す。 被覆材料による酸素吸蔵放出材料の被覆率と窒素酸化物の排出量との関係を示す。 被覆材料の酸素吸蔵放出能と窒素酸化物の排出量との関係を示す。
以下、本発明について詳細に説明する。
<触媒担持用担体>
本発明は、酸素吸蔵放出能を有する酸素吸蔵放出材料と、当該酸素吸蔵放出材料の表面に被覆され、且つ当該酸素吸蔵放出材料の酸素吸蔵放出能よりも低い酸素吸蔵放出能を有する被覆材料とを含む、排気ガス浄化用触媒を担持するための担体に関する。本発明に係る担体は、酸素吸蔵放出材料の表面における被覆材料の被膜の厚さが50〜500μmであることを特徴とする。
被覆材料の被膜の厚さが薄すぎると、酸素が被膜を介して酸素吸蔵放出材料に移動しやすくなるため、酸素吸蔵放出材料の酸化速度を十分に抑制することができない。一方、被覆材料の被膜が厚すぎると、酸素の吸蔵及び放出ができなくなるため、酸素吸蔵放出材料を使用する利点が失われてしまう。これらの観点から、本発明に係る担体では、被覆材料の被膜の厚さは50〜500μmである。被膜の厚さをこの範囲内にすることにより、酸素吸蔵放出能を維持したまま、酸化速度を抑制することができる。
被膜の厚さは50〜500μmの範囲内であれば特に限定されないが、例えば、60〜480μm、70〜400μm、80〜300μm、90〜250μm、100〜200μm等の範囲を挙げることもできる。被膜の厚さは、使用する被覆材料の量を調節することにより適宜変更することができる。なお、本明細書における「被膜の厚さ」とは、無作為に選択した複数の担体粒子における被膜の厚さの平均を意味する。但し、被膜の厚さの標準偏差は15μm以下とする。
被膜の厚さは走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて決定することができる。具体的には、担体粒子を樹脂に固定し、研磨することにより、担体粒子の断面を露出させ、断面をSEMを用いて分析することによって被膜の厚さを測定する。
本発明に係る担体において、被覆材料による酸素吸蔵放出材料の被覆率が60〜100%であることが好ましい。ここで、「被覆率」とは、被覆材料によって覆われている酸素吸蔵放出材料の表面の割合を意味する。
被覆率が低いと酸素が酸素吸蔵放出材料に接触しやすくなるため、酸素吸蔵放出材料の酸化速度を抑制する観点から、被覆率は高いほど好ましい。そのため、被覆率は、より好ましくは70〜100%であり、更に好ましくは80〜100%であり、特に好ましくは90〜100%である。
被覆率はSEMを用いて決定することができる。具体的には、SEMを用いて担体粒子の表面を2500〜50000倍の倍率で観察する。そして、得られた観察図において担体粒子の面積S1を画定し、面積S1における被覆材料が被覆されている面積S2を決定する。次に、以下の式に従って、観察箇所における被覆率を決定する。
Figure 2014000516
上記操作を無作為に選択した100箇所で行い、決定した被覆率を平均することにより、本発明における被覆率を決定する。
本発明に係る担体は、酸素吸蔵放出材料の酸素吸蔵放出能よりも低い酸素吸蔵放出能を有する被覆材料で、当該酸素吸蔵放出材料の表面を被覆することを更なる特徴とする。ここで、「酸素吸蔵放出能」とは、酸素過剰条件下では酸素を吸蔵し、酸素不足条件下では酸素を放出することができる能力を意味する。酸素吸蔵放出能は一般にOSC(Oxygen Storage Capacity)と称されている。
酸素吸蔵放出能が低い被覆材料で酸素吸蔵放出材料の表面を被覆することにより、酸素吸蔵放出材料の酸化速度を抑制することができる。被覆材料の酸素吸蔵放出能が低いほど酸素吸蔵放出材料の酸化速度をより抑制することができるため、被覆材料の酸素吸蔵放出能は低いほど好ましい。例えば、被覆材料の酸素吸蔵放出能は、好ましくは0.001(O)mol/(被覆材料)mol以下であり、より好ましくは0.0005(O)mol/(被覆材料)mol以下であり、特に好ましくは0(O)mol/(被覆材料)molである。
被覆材料の酸素吸蔵放出能は昇温還元法(TPR)により決定することができる。具体的には、酸素(O)を流しながら被覆材料を室温から600℃まで昇温させ、被覆材料に酸素を十分に吸蔵させる。その後、被覆材料を室温まで降温させ、酸素に代えて水素(H)を流しながら、1000℃まで昇温させる。この間に被覆材料から放出される水(HO)の量を測定することによって、被覆材料の酸素吸蔵放出能(被覆材料に吸蔵することができる酸素の量)を決定する。
本発明に係る担体において使用される被覆材料としては、例えば、JC08モードにおいて価数が変化しない金属の酸化物を挙げることができる。酸素の吸蔵及び放出は、金属の価数の変化に起因して生じるため、価数の変化しない金属の酸化物は酸素吸蔵放出能を有さない。そのため、価数が変化しない金属の酸化物を被覆材料として使用することができる。なお、「JC08モード」とは、国土交通省及び経済産業省により定められた自動車のエネルギー消費効率を測定するための方法である。
より具体的な被覆材料としては、例えば、Al、ZrO、Y、Nd、La、MgO、CaO、SrO、BaO等を挙げることができる。
本発明に係る担体において使用される酸素吸蔵放出材料は、特に限定されず、酸素吸蔵放出能を有することが知られている材料を広く使用することができる。酸素吸蔵放出材料は高い酸素吸蔵放出能を有するほど好ましい。例えば、酸素吸蔵放出材料の酸素吸蔵放出能は、好ましくは0.002〜1.5(O)mol/(酸素吸蔵放出材料)molであり、より好ましくは0.003〜1.0(O)mol/(酸素吸蔵放出材料)molであり、特に好ましくは0.005〜0.5(O)mol/(酸素吸蔵放出材料)molである。
酸素吸蔵放出材料の酸素吸蔵放出能は、被覆材料と同様に、昇温還元法(TPR)により決定することができる。
より具体的な酸素吸蔵放出材料としては、例えば、CeO−ZrO、CeO、MnO、PrO、NiO、Fe、CuO等を挙げることができる。なお、本発明の効果を損なわない程度において、酸素吸蔵放出能を有さない材料を加えることもできる。
<排気ガス浄化用担持触媒>
本発明は更に、上記で説明した担体と、当該担体に担持された排気ガス浄化用触媒とを含む、排気ガス浄化用担持触媒に関する。本発明に係る担体に排気ガス浄化用触媒を担持して使用することにより、触媒近傍の雰囲気変動を抑制し、排気ガス中の窒素酸化物を効率的に浄化することができる。
特に、図1に示すように、排気ガス浄化用担持触媒における担体として、50〜500μmの厚さの被膜を有するものを使用することにより、窒素酸化物の浄化能を顕著に向上させることができる。また、図2に示すように、被覆材料による酸素吸蔵放出材料の被覆率が60〜100%の担体を使用することにより、窒素酸化物の浄化能を顕著に向上させることができる。更に、図3に示すように、0.001(O)mol/(被覆材料)mol以下の酸素吸蔵放出能を有する被覆材料で被覆された担体を使用することにより、窒素酸化物の浄化能を顕著に向上させることができる。
本発明に係る排気ガス浄化用担持触媒において使用される排気ガス浄化用触媒としては、窒素酸化物を浄化(還元)することができるものであれば特に限定されず、本発明の属する技術分野において一般的に使用されているものを利用することができる。例えば、排気ガス浄化用触媒として、Pt、Pd、Rh、Ir、Ru等を挙げることができる。
<排気ガス浄化用フィルター>
本発明は更に、上記で説明した排気ガス浄化用担持触媒と、フィルター基材とを含む排気ガス浄化用フィルターに関する。本発明に係る排気ガス浄化用担持触媒をフィルター基材に担持させることにより、実際の用途において有利に使用することができる。本発明に係る排気ガス浄化用フィルターは、排気ガスを排出する内燃機関を備えたもの、特に自動車に対して好ましく使用することができる。
本発明に係る排気ガス浄化用フィルターにおいて使用されるフィルター基材は、特に限定されず、本発明の属する技術分野において一般的に使用されているものを利用することができる。例えば、フィルター基材として、ハニカム型、コルゲート型、モノリスハニカム型の基材等を挙げることができる。
<排気ガス浄化方法>
本発明は更に、上記で説明した排気ガス浄化用担持触媒、特に排気ガス浄化用フィルターと、排気ガスとを接触させる接触工程を含む、排気ガスの浄化方法に関する。本発明に係る排気ガス浄化用担持触媒又は排気ガス浄化用フィルターを使用することにより、排気ガス中の窒素酸化物を効率的に浄化することができる。
本発明に係る浄化方法において、接触工程は、排気ガス浄化用担持触媒又は排気ガス浄化用フィルターと排気ガスとが接触する方式であれば、どのように行ってもよい。しかし、本発明に係る担体の性質を有効に発揮させるためには、モード走行中の燃料カット時等のように、大量の酸素が流入し、触媒近傍の酸素濃度が上昇する条件下において接触工程を行うことが好ましい。
以下、実施例及び比較例を用いて本発明をより詳細に説明するが、本発明の技術的範囲はこれに限定されるものではない。
<排気ガス浄化用フィルターの製造>
[実施例1]
20gのセリウム−ジルコニウム複合酸化物(CeO/ZrO=5/95)、10gのアルミナ、及び10gのポリアクリルアミドを500gの純水に分散させた。加熱して水分を除去した後、大気中500℃で1時間焼成することにより、酸化物表面にアルミナがコーティングされた担体を得た。
得られた担体を500gの純水に分散させ、硝酸パラジウム水溶液(Pd量で1g)を添加することにより、担体表面にPdが担持された担持触媒を得た。水溶液を吸引ろ過し、ろ液を誘電結合プラズマ(ICP)発光分析したところ、Pdの担持効率は100%であった。
得られた担持触媒、30gのアルミナ、及び純水を含むスラリー(乾燥重量61g、Pd量は1g)を調製した。スラリーをモノリスハニカム基材(全長:100mm、容積:1.0L、セル数:900セル/in)にコートし、250℃で1時間乾燥させた後、500℃で1時間焼成して排気ガス浄化用フィルターを得た。
[実施例2]
実施例1において使用した複合酸化物(CeO/ZrO=5/95)をセリウム−ジルコニウム複合酸化物(CeO/ZrO=20/80)に変更したこと以外は、実施例1と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[実施例3]
実施例1において使用した複合酸化物(CeO/ZrO=5/95)をセリウム−ジルコニウム複合酸化物(CeO/ZrO=70/30)に変更したこと以外は、実施例1と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[実施例4]
実施例1において使用した複合酸化物(CeO/ZrO=5/95)をセリウム酸化物(CeO/ZrO=100/0)に変更したこと以外は、実施例1と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[実施例5]
実施例1において使用した複合酸化物(CeO/ZrO=5/95)をセリウム−ジルコニウム−ランタン−ネオジム−プラセオジム複合酸化物(CeO/ZrO/La/Nd/Pr11=70/15/5/5/5)に変更したこと以外は、実施例1と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[実施例6]
実施例3において調製したスラリーに20gのセリウム−ジルコニウム複合酸化物(CeO/ZrO=20/80)を加えたこと以外は、実施例3と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[実施例7]
実施例1において使用した複合酸化物(CeO/ZrO=5/95)をMnOに変更したこと以外は、実施例1と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[実施例8]
実施例3における担体の調製において使用したアルミナをZrOに変更したこと以外は、実施例3と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[実施例9]
実施例3における担体の調製において使用したアルミナの量を10gから2gに変更したこと以外は、実施例3と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[実施例10]
実施例3における担体の調製において使用したアルミナの量を10gから200gに変更したこと以外は、実施例3と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[実施例11]
実施例3における担体の調製において使用したアルミナの量を10gから1gに変更したこと以外は、実施例3と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[実施例12]
実施例3における担体の調製において使用したアルミナの量を10gから250gに変更したこと以外は、実施例3と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[実施例13]
実施例3における担体の調製において使用したアルミナの量を10gから35gに変更したこと以外は、実施例3と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[実施例14]
実施例3における担体の調製において使用したポリアクリルアミドの量を10gから6gに変更したこと以外は、実施例3と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[実施例15]
実施例3における担体の調製において使用したポリアクリルアミドの量を10gから4gに変更したこと以外は、実施例3と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[実施例16]
実施例3における担体の調製において使用したアルミナをセリウム−ジルコニウム複合酸化物(CeO/ZrO=0.5/99.5)に変更したこと以外は、実施例3と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[比較例1]
実施例3における担体の調製において使用したアルミナをセリウム−ジルコニウム複合酸化物(CeO/ZrO=20/80)に変更したこと以外は、実施例3と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[比較例2]
実施例3における担体の調製において使用したアルミナを使用しなかったこと以外は、実施例3と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[比較例3]
実施例3において調製した30gの担体の代わりに20gのMnOを使用して担持触媒を調製したこと以外は、実施例3と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[比較例4]
実施例3における担体の調製において使用したアルミナの量を10gから0.5gに変更したこと以外は、実施例3と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[比較例5]
実施例3における担体の調製において使用したアルミナの量を10gから300gに変更したこと以外は、実施例3と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[比較例6]
実施例3における担体の調製において使用したポリアクリルアミドの量を10gから3gに変更したこと以外は、実施例3と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
[比較例7]
実施例3における担体の調製において使用したアルミナをセリウム−ジルコニウム複合酸化物(CeO/ZrO=2/98)に変更したこと以外は、実施例3と同様に排気ガス浄化用フィルターを製造した。
<排気ガス浄化試験>
各実施例及び比較例で製造した排気ガス浄化用フィルターを、8万km相当の耐久試験を行ってから、排気量1.0Lのエンジンを有する実機車両に搭載した。JC08モードで走行して、非メタン炭化水素(NMHC)、一酸化炭素(CO)、及び窒素酸化物(NOx)の排出量を測定した。結果を表1及び2に示す。なお、表1及び2に示す結果は、JC08モードのCold評価とHot評価とのコンバイン値である。
Figure 2014000516
Figure 2014000516
被覆材料の被膜の厚さと窒素酸化物の排出量との関係を図1に示す。図1には実施例3及び9〜13並びに比較例4及び5の結果を記載している。
被覆材料による酸素吸蔵放出材料の被覆率と窒素酸化物の排出量との関係を図2に示す。図2には実施例3、14、及び15並びに比較例6の結果を記載している。
被覆材料の酸素吸蔵放出能と窒素酸化物の排出量との関係を図3に示す。図3には実施例3及び16並びに比較例1及び7の結果を記載している。

Claims (6)

  1. 酸素吸蔵放出能を有する酸素吸蔵放出材料と、当該酸素吸蔵放出材料の表面に被覆され、且つ当該酸素吸蔵放出材料の酸素吸蔵放出能よりも低い酸素吸蔵放出能を有する被覆材料とを含み、
    当該被覆材料の被膜の厚さが50〜500μmである、排気ガス浄化用触媒を担持するための担体。
  2. 前記被覆材料による前記酸素吸蔵放出材料の被覆率が60〜100%である、請求項1に記載の担体。
  3. 前記被覆材料の酸素吸蔵放出能が0.001(O)mol/(被覆材料)mol以下である、請求項1又は2に記載の担体。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の担体と、当該担体に担持された排気ガス浄化用触媒とを含む、排気ガス浄化用担持触媒。
  5. 請求項4に記載の排気ガス浄化用担持触媒と、フィルター基材とを含み、
    当該排気ガス浄化用担持触媒が当該フィルター基材に担持されている、排気ガス浄化用フィルター。
  6. 請求項4に記載の排気ガス浄化用担持触媒又は請求項5に記載の排気ガス浄化用フィルターと、排気ガスとを接触させる工程を含む、排気ガスの浄化方法。
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