JP2013539782A - アルギニンおよび炭酸カルシウムを含むオーラルケア製品ならびにその使用方法および製造方法 - Google Patents

アルギニンおよび炭酸カルシウムを含むオーラルケア製品ならびにその使用方法および製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、塩基性アミノ酸またはその塩、ならびに天然の炭酸カルシウムおよび沈降炭酸カルシウムを含む研磨剤系を含むオーラルケア組成物;ならびに、これらの組成物を使用する方法および製造する方法に関する。

Description

本発明は、天然の炭酸カルシウムおよび沈降炭酸カルシウムを含む改良された炭酸カルシウム研磨剤系と一緒に塩基性アミノ酸またはその塩とを含むオーラルケア組成物、ならびにこれらの組成物を使用する方法および製造する方法に関する。
アルギニンおよび他の塩基性アミノ酸は、オーラルケアに使用することが提唱されており、孔形成および歯の感受性を駆逐するのに大きな利益を有すると考えられている。ProClude(登録商標)練歯磨またはDenClude(登録商標)練歯磨のような市販のアルギニン系練歯磨は、例えば、重炭酸アルギニンおよび沈降炭酸カルシウムを含有するが、フッ化物は含有しない。炭酸イオンは抗う蝕特性を有すると考えられており、カルシウムはアルギニンと複合体を形成して保護効果を与えると考えられている。
天然の炭酸カルシウム(例えば、白亜または石灰岩)は典型的に規則正しく並んだ構造の結晶構造(それを非常に硬くする)を有する。それは、一般的には、切り出し、適当な大きさに粉砕しなければならない。天然の炭酸カルシウム研磨剤は、良好な歯の清掃およびステイン除去を提供するが、非常に研磨性も高い。しかしながら、それゆえに、天然の炭酸カルシウム製品は感受性の歯を有する個人には望ましくないと考えられている。沈降炭酸カルシウムはより砕けやすく、研磨性が低く、エナメルに対して損傷を与える研磨性は小さくなり、それは感受性の歯にはよいが、典型的には有効性の低い清掃にもなる。
したがって、塩基性アミノ酸ならびにフッ化物およびカルシウムのような有利な無機物を含み、さらに、特に感受性の歯を有する個人に対して、損傷を与える研磨性を有さずに有効な清掃を与える最適化された研磨系を有する、安定なオーラルケア製品に対する要望が存在する。
今回、驚くべきことに、塩基性アミノ酸、例えば、アルギニンと一緒の、天然の炭酸カルシウムおよび高吸収性の沈降炭酸カルシウム研磨剤の組合せが特に感受性の歯を有する個人に非常に有効な歯磨剤を提供することを見出した。したがって、本発明は、プラークの蓄積を阻害または減少させ、酸産生(う蝕原性)細菌のレベルを低下させ、歯を再石灰化し、歯肉炎を阻害または減少させ、かつ、象牙質知覚過敏症を減少させるのに有効である、オーラルケア組成物およびその使用方法を包含する。本発明は、口腔を清掃する組成物および方法も包含し、例えば、口腔組織を介した全身感染の可能性を低下することによって、心血管の健康を含む口腔の健康および/または全身の健康を促進する改善された方法を提供する。
したがって、本発明は、オーラルケア組成物(本発明の組成物)、例えば、歯磨剤を含み、それには、
(a)遊離または塩形態の有効量の塩基性アミノ酸、例えば、重炭酸アルギニン;
(b)
(c)3−7ミクロン、例えば、約5.5ミクロンの平均粒径および12−25g/100g、例えば、約18g/100gの吸水量を有する天然の炭酸カルシウム(NCC);および
(d)1−5ミクロン、例えば、2−3ミクロン、例えば、約2.4ミクロンの平均粒径および25g/100gを超える吸水量を有する沈降炭酸カルシウム(PCC)
を含む研磨剤;
(e)有効量のフッ化物源、例えば、可溶性フッ化物塩、例えば、モノフルオロリン酸ナトリウム
が含まれる。
組成物は、例えば、感受性の歯を有する個人において、例えば、良好な、例えば少なくとも70のPellicle Cleaning Ratio、例えば140未満の低いRadioactive Dentine Abrasivity値を有する個人において、損傷を与える研磨を行わずに歯を清掃および強化するのに有効である。
いくつかの実施形態において、処方には、さらにアニオン性界面活性剤、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム;アニオン性ポリマー、例えば、メチルビニルエーテルおよび無水マレイン酸のコポリマー;および/または抗細菌剤、例えば、トリクロサンが含まれる。
特定の実施形態において、本発明の組成物は、水、研磨剤、界面活性剤、発泡剤、ビタミン、ポリマー、酵素、湿潤剤、粘結剤、抗微生物剤、保存料、香味剤、着色剤および/またはそれらの組合せの1以上から選択されるさらなる成分を含む歯磨剤の形態である。
特定の理論に拘束されることを意図するものではないが、アルギニンおよびカルシウムと一緒に処方中に小粒子が存在すると、知覚過敏症の歯の原因となる微小管を塞ぐことを助け、エナメルおよび象牙質における前う蝕病斑を修復することを助けることができると考えられる。
また、本発明の特定の実施形態に係るオーラルケア製品においては、フッ化物および塩基性アミノ酸、例えば、アルギニンの組合せが、再石灰化を促進し、前う蝕病斑を修復し、口腔の健康を向上することにおいて、有効量のいずれかの化合物を別々に含む組成物を用いた場合に観察し得るものを超え、質的にも異なる予期せぬ利点を生じることを見出した。また、この作用は、エナメルの微小割を埋めおよび象牙質中の微小管を塞ぐことを助けるように作用し得る、天然の炭酸カルシウムおよび沈降炭酸カルシウムの組合せを含む小粒子研磨剤の添加によってさらに向上し得ることを見出した。
また、驚くべきことには、塩基性アミノ酸が存在すると、特に塩基性アミノ酸をアニオン性界面活性剤と組合せて提供する場合に、歯の表面に対する細菌の付着を減少させることも見出した。塩基性アミノ酸およびアニオン性界面活性剤および/またはアニオン性ポリマー、例えば、PVM/MAの組合せは、抗微生物剤、特にトリクロサンの送達も向上する。
かくして、本発明はさらに、例えば、必要とする対象の口腔に本発明の組成物を適用することによって、本発明の組成物を口腔に適用することを含む、(i)う歯の形成を減少または阻害する、(ii)例えば定量蛍光法(QLF)または電気う蝕測定(ECM)によって検出されるような、エナメルの前う蝕病斑を減少、修復または阻害する、(iii)歯の脱灰を減少または阻害し、再石灰化を促進する、(iv)歯の知覚過敏を減少する、(v)歯肉炎を減少または阻害する、(vi)口腔内の痛みまたは切り傷の治癒を促進する、(vii)酸産生細菌のレベルを減少する、(viii)アルギニン分解細菌の相対レベルを増加する、(ix)口腔中の微生物バイオフィルムの形成を阻害する、(x)砂糖負荷試験後の歯垢pHを少なくとも約5.5のpHレベルまで上げおよび/または維持する、(xi)歯垢の蓄積を減少する、(xii)口腔乾燥を減少する、(xiii)侵食を減少する、(xiv)歯を白くする、(xv)う蝕原性細菌に対して歯を免疫化または保護する、(xvi)歯および口腔を清掃する、および/または、(xvii)例えば口腔組織を介した全身感染の潜在性を低下することによって、心血管の健康を含む全身の健康を増進する、方法も包含する。
本明細書全体を通して、範囲は該範囲内に存在する各値およびすべての値の省略形として用いる。範囲内のいずれの値も、範囲の末端として選択することができる。また、本明細書中に引用するすべての文献は、出典明示して本明細書の一部とみなす。本願明細書の開示と引用文献の開示との間で定義が矛盾する場合は、本明細書の開示が制御する。また、組成物および方法は、本明細書に記載する要素を含むことができ、それから実質的になることができ、またはそれのみからなることができる。
別段指摘しない限り、本明細書中ほかに表すすべてのパーセントおよび量は、重量パーセントをいうと理解すべきである。記載する量は、材料の有効重量に基づく。本明細書中の具体的な値の記載は、その値プラス・マイナス測定誤差を考慮した変動の程度を示すことを意図する。例えば、10%の量は、当業者によって認識および理解される測定誤差の程度が付与されて、9.5%または10.5%を含み得る。
かくして、本発明は、歯磨剤組成物(組成物1.0)を含み、それには、
(a)有効量の遊離または塩形態の塩基性アミノ酸、例えば、重炭酸アルギニン;
(b)
(i)3−7ミクロン、例えば約5.5ミクロンの平均粒径および例えば12−25g/100g、例えば、約18g/100gの吸水量を有する天然の炭酸カルシウム(NCC);および
(ii)1−5ミクロン、例えば2−3ミクロン、例えば約2.4ミクロンの平均粒径および例えば25g/100gを超える吸水量を有する沈降炭酸カルシウム(PCC)
を含む研磨剤;および
(c)有効量のフッ化物源、例えば、可溶性フッ化物塩、例えばモノフルオロリン酸ナトリウム
が含まれる。
例えば、本発明は以下の組成物のいずれかを提供する:
1.0.1 少なくとも70のPellicle Cleaning Ratioおよび140未満のRadioactive Dentine Abrasivity値を有する1.0の組成物。
1.0.2 塩基性アミノ酸がアルギニン、リシン、シトルリン、オルニチン、クレアチン、ヒスチジン、ジアミノブタン酸、ジアミノプロプリオ酸(diaminoproprionic acid)、それらの塩および/またはそれらの組合せである1.0または1.0.1の組成物。
1.0.3 塩基性アミノ酸がL−立体配置を有するいずれかの前記した組成物。
1.0.4. 塩基性アミノ酸を含むジ−またはトリ−ペプチドの塩の形態で提供するいずれかの前記した組成物。
1.0.5. 塩基性アミノ酸がアルギニン、例えば、L−アルギニンであるいずれかの前記した組成物。
1.0.6. 塩基性アミノ酸が部分的または全体的に塩形態であるいずれかの前記した組成物。1.0.7. 塩基性アミノ酸がアルギニンリン酸を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.8. 塩基性アミノ酸が塩酸アルギニンを含むいずれかの前記した組成物。
1.0.9. 塩基性アミノ酸が硫酸アルギニンを含むいずれかの前記した組成物。
1.0.10. 塩基性アミノ酸が重炭酸アルギニンを含むいずれかの前記した組成物。
1.0.11. 塩基性アミノ酸の塩を、酸または酸の塩での塩基性アミノ酸の中和によって処方中、イン・サイチュ(in situ)で形成するいずれかの前記した組成物。
1.0.12. 塩基性アミノ酸の塩が塩基性アミノ酸の中和によって形成されて、フッ化物塩との組合せの前にプレミックスを形成するいずれかの前記した組成物。
1.0.13. 塩基性アミノ酸が総組成物重量の1%ないし15%に対応する量で存在し、塩基性アミノ酸の重量を遊離塩基形態として計算するいずれかの前記した組成物。
1.0.14. 塩基性アミノ酸が総組成物重量の8%ないし10%に対応する量で存在し、塩基性アミノ酸の重量を遊離塩基形態として計算するいずれかの前記した組成物。
1.0.15. 沈降炭酸カルシウムに対する天然の炭酸カルシウムの比が1:1ないし1:5、例えば、1:2ないし1:3、例えば、約1:2.5であるいずれかの前記した組成物。
1.0.16. 天然の炭酸カルシウムが精製した天然の炭酸カルシウムであるいずれかの前記した組成物。
1.0.17. 天然の炭酸カルシウムが粉砕した石灰岩製品であるいずれかの前記した組成物。
1.0.18. 天然の炭酸カルシウム粒子の0.01%以下のもの、好ましくは0.004重量%以下のものが325メッシュを通過しないいずれかの前記した組成物。
1.0.19. 沈降炭酸カルシウムが2.3ないし2.7ミクロンのD50、3.7ないし5.0ミクロンのD90および1.1ないし1.5ミクロンのD10を有するいずれかの前記した組成物。
1.0.20. 天然の炭酸カルシウムが組成物の5重量%ないし20重量%の量で存在するいずれかの前記した組成物。
1.0.21. 沈降炭酸カルシウムが組成物の10重量%ないし35重量%の量で存在するいずれかの前記した組成物。
1.0.22. 天然の炭酸カルシウムが組成物の約10%の量で存在し、沈降炭酸カルシウムが組成物の約25重量%の量で存在するいずれかの前記した組成物。
1.0.23. フッ化物源が可溶性フッ化物塩であるいずれかの前記した組成物。
1.0.24. フッ化物源がフッ化第一スズ、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フルオロケイ酸ナトリウム、フルオロケイ酸アンモニウム、フッ化アミン(例えば、N'−オクタデシルトリメチレンジアミン−N,N,N'−トリス(2−エタノール)−ジヒドロフルオリド)、フッ化アンモニウム、フッ化チタン、ヘキサフルオロ硫酸、およびそれらの組合せから選択される可溶性フッ化物塩であるいずれかの前記した組成物。
1.0.25. フッ化物源がフルオロリン酸であるいずれかの前記した組成物。
1.0.26. フッ化物源がモノフルオロリン酸ナトリウムであるいずれかの前記した組成物。
1.0.27. フッ化物源が総組成物重量の0.1重量%ないし2重量%の量で存在するフッ化物塩であるいずれかの前記した組成物。
1.0.28. フッ化物源が組成物の約1.1重量%の量で存在する可溶性フッ化物塩であるいずれかの前記した組成物。
1.0.29. フッ化物源が約50ppmないし約25,000ppmの量のフッ素イオンを提供する可溶性フッ化物塩であるいずれかの前記した組成物。
1.0.30. フッ化物源が約750ppmないし約2000ppmの量のフッ化物イオンを提供する可溶性フッ化物塩であるいずれかの前記した組成物。
1.0.31. 組成物が約1000ppmないし約1500ppmのフッ化物イオンを含むいずれかの前記した組成物。
1.0.32. 組成物が約1450ppmのフッ化物イオンを含むいずれかの前記した組成物。
1.0.33. pHが6ないし9、例えば、6.5ないし7.4または7.5ないし9であるいずれかの前記した組成物。
1.0.34. pHが6.5ないし7.4であるいずれかの前記した組成物。
1.0.35. pHがほぼ中性であるいずれかの前記した組成物。
1.0.36. pHが8.5ないし9.5であるいずれかの前記した組成物。
1.0.37. さらに抗−歯石剤を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.38. さらに、例えばナトリウム塩形の、ポリリン酸、例えば、ピロリン酸、トリポリリン酸またはヘキサメタリン酸である抗−歯石剤を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.39. 少なくとも1つの界面活性剤を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.40. ラウリル硫酸ナトリウム、コカミドプロピルベタインおよびそれらの組合せから選択される少なくとも1つの界面活性剤を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.41. 例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウムおよびそれらの混合物から選択されるアニオン性界面活性剤を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.42. 組成物の0.5重量%ないし3重量%の量でラウリル硫酸ナトリウムを含むいずれかの前記した組成物。
1.0.43. 少なくとも1の湿潤剤を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.44. グリセリン、ソルビトールおよびそれらの組合せから選択される少なくとも1の湿潤剤を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.45. 少なくとも1のポリマーを含むいずれかの前記した組成物。
1.0.46. ポリエチレングリコール、ポリビニルメチルエーテルマレイン酸コポリマー、多糖類(例えば、セルロース誘導体、例えば、カルボキシメチルセルロース、または多糖類ガム、例えば、キサンタンガムまたはカラギーナンガム)、およびそれらの組合せから選択される少なくとも1のポリマーを含むいずれかの前記した組成物。
1.0.47. ガムのストリップまたは断片を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.48. 香味剤、フレグナンスおよび/または着色剤を含むいずれかの前記した組成物。1.0.49. 水を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.50. 抗細菌剤を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.51. ハロゲン化ジフェニルエーテル(例えば、トリクロサン)、薬草エキスおよび精油(例えば、ローズマリーエキス、茶エキス、マグノリアエキス、チモール、メントール、ユーカリプトール、ゲラニオール、カルバクロール、シトラール、ヒノキトール(hinokitol)、カテコール、サリチル酸メチル、没食子酸エピガロカテキン、エピガロカテキン、没食子酸、ミスワクエキス、シーバックソーンエキス)、ビスグアニド防腐剤(例えば、クロルヘキシジン、アレキシジンまたはオクテニジン)、第4級アンモニウム化合物(例えば、塩化セチルピリジニウム(CPC)、塩化ベンザルコニウム、塩化テトラデシルピリジニウム(TPC)、塩化N−テトラデシル−4−エチルピリジニウム(TDEPC))、フェノール性防腐剤、ヘキセチジン、オクテニジン、サンギナリン、ポビドンヨード、デルモピノール、サリフルアー(salifluor)、金属イオン(例えば亜鉛塩、例えばクエン酸亜鉛、スズ塩、銅塩、鉄塩)、サンギナリン、プロポリスおよび酸化剤(例えば、過酸化水素、緩衝化ペルオキシホウ酸ナトリウムまたはペルオキシカルボン酸ナトリウム)、フタル酸およびその塩、モノパーサリックアシッド(monoperthalic acid)およびその塩およびエステル、ステアリン酸アスコルビル、オレオイルサルコシン、アルキル硫酸、スルホコハク酸ジオクチル、サリチルアニリド、臭化ドミフェン、デルモピノール、オクタピノ−ルおよび他のピペリジノ誘導体、ナイシン(nicin)調製物、亜塩素酸塩;ならびに前記のいずれかの混合物から選択される抗細菌剤を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.52. 抗−炎症剤化合物、例えば、マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP's)、シクロオキシゲナーゼ(COX)、PGE2、インターロイキン1(IL−1)、IL−1β変換酵素(ICE)、形質転換成長因子β1(TGF−β1)、誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)、ヒアルロニダーゼ、カテプシン、核内因子カッパ B(NF−κB)、およびIL−1受容体関連キナーゼ(IRAK)、例えば、アスピリン、ケトロラク、フルルビプロフェン、イブプロフェン、ナプロキセン、インドメタシン、アスピリン、ケトプロフェン、ピロキシカム、メクロフェナム酸、ノルジヒドログアヤレチン酸、およびそれらの混合物から選択される少なくとも1の宿主前炎症因子の阻害剤、を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.53. 例えば、コエンザイムQ10、PQQ、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンA、アネトール−ジチオチオン、およびそれらの混合物よりなる群から選択される抗酸化剤を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.54. トリクロサンを含むいずれかの前記した組成物。
1.0.55. 総組成物重量の約0.01重量%ないし約5重量%の量の抗細菌剤を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.56. 総組成物重量の約0.01重量%ないし約1重量%の量のトリクロサンを含むいずれかの前記した組成物。
1.0.57. 総組成物重量の約0.3%の量のトリクロサンを含むいずれかの前記した組成物。
1.0.58. トリクロサンおよびZn2+イオン源、例えばクエン酸亜鉛を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.59. 美白剤を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.60. 過酸化物、亜塩素酸金属、過ホウ酸、過炭酸、過酸、次亜塩素酸、およびそれらの組合せから選択される美白有効剤から選択される美白剤を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.61. さらに、過酸化水素または過酸化水素源、例えば、過酸化尿素または過酸化物の塩または錯体(例えば、過酸化リン酸、過酸化炭酸、過ホウ酸、過酸化ケイ酸、または過硫酸塩のような;例えば、過酸化リン酸カルシウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化炭酸ナトリウム、過酸化リン酸ナトリウム、および過硫酸カリウム)、または過酸化水素−ポリビニルピロリドンポリマー錯体のような過酸化水素ポリマー錯体を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.62. さらに、(i)カルシウム−ガラス錯体、例えば、カルシウム・ナトリウムリンケイ酸、および(ii)カルシウム−タンパク質錯体、例えば、カゼイン・ホスホペプチド−非晶質リン酸カルシウムから選択されるカルシウムおよびリン酸の源を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.63. さらに、例えば、硫酸カルシウム、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、酢酸カルシウム、乳酸カルシウム、およびそれらの組合せから選択される可溶性カルシウム塩を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.64. さらに、細菌の付着を妨げるかまたは防ぐ剤、例えば、ソルブロール(solbrol)またはキトサンを含むいずれかの前記した組成物。
1.0.65. さらに、象牙質過敏性を減少するのに有効な量で生理学上許容し得るカリウム塩、例えば、硝酸カリウム、クエン酸カリウム、または塩化カリウムを含むいずれかの前記した組成物。
1.0.66. 約0.1%ないし約7.5%の生理学上許容し得るカリウム塩、例えば、硝酸カリウムおよび/または塩化カリウムを含むいずれかの前記した組成物。
1.0.67. 例えば、ブラッシングとともに、(i)う歯の形成を減少するまたは阻害する、(ii)例えば、定量蛍光法(QLF)または電気う蝕測定(ECM)によって検出して、エナメルの前う蝕病斑を減少する、修復するまたは阻害する、(iii)脱灰を減少または阻害し、歯の再石灰化を促進する、(iv)歯の知覚過敏を減少する、(v)歯肉炎を減少するまたは阻害する、(vi)口内の痛みまたは切り傷の治癒を促進する、(vii)酸産生細菌のレベルを減少する、(viii)アルギニン分解細菌の相対レベルを増加する、(ix)口腔中の微生物バイオフィルムの形成を阻害する、(x)砂糖負荷試験後の歯垢のpHを少なくともpH5.5のレベルに上昇および/または維持する、(xi)歯垢の蓄積を減少する、(xii)口腔乾燥を減少する、(xiii)歯および口腔を清掃する、(xiv)侵食を減少する、(xv)歯を白くする、および/または(xvi)う蝕原性細菌に対して歯を免疫化する、のに口腔に適用する際に有効ないずれかの前記した組成物。
1.0.68. いずれかの前記した組成物に記載した成分を結合することによって得られるまたは得ることができる組成物。
1.0.69. 組成物が練歯磨剤であるいずれかの前記した組成物。
1.0.70. 組成物が、所望によりさらに1またはそれを超える水、研磨剤、界面活性剤、発泡剤、ビタミン、ポリマー、酵素、湿潤剤、粘結剤、抗微生物剤、保存料、香味剤、着色剤および/またはそれらの組合せを含んでいてもよい練歯磨であるいずれかの前記した組成物。
1.0.71. (a)有効量の遊離または塩形態の塩基性アミノ酸、例えば、重炭酸アルギニン;
(b)
(i)3ないし7ミクロン、例えば、約5.5ミクロンの平均粒径および12g/100gないし25g/100g、例えば、約18g/100gの吸水量を有する天然の炭酸カルシウム(NCC);および
(ii)1ないし5ミクロン、例えば、2ないし3ミクロン、例えば、約2.4ミクロンの平均粒径および25g/100gの吸水量を有する沈降炭酸カルシウム(PCC)
を含む研磨剤
(c)有効量のフッ化物源、例えば、可溶性フッ化物塩、例えば、モノフルオロリン酸ナトリウム;および
(d)アニオン性界面活性剤、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム
を含むいずれかの前記した組成物。
1.0.72. (a)3ないし15%w/wの重炭酸アルギニン;
(b)
(i)平均粒径の3ないし7ミクロン、例えば、約5.5ミクロンの平均粒径および12ないし25g/100g、例えば、約18g/100gの吸水量を有する5ないし15%w/wの天然の炭酸カルシウム(NCC);および
(ii)平均粒径1ないし5ミクロン、例えば、2ないし3ミクロン、例えば、約2.4ミクロンおよび25g/100gを超える吸水量を有する20ないし30%w/wの沈降炭酸カルシウム(PCC);および
(iii)0.1ないし2%w/w、例えば、約1.1%w/wのモノフルオロリン酸ナトリウム;および
(iv)0.5ないし3%w/wのラウリル硫酸ナトリウム
を含む研磨剤
を含むいずれかの前記した歯磨剤。
したがって、本発明は:
Figure 2013539782

を含む前記組成物1.0−1.0.72のいずれかの実施形態の口腔用組成物に係る練歯磨を提供する。
もう1の実施形態において、本発明は、組成物1.0−1.0.72のいずれかの実施形態の有効量の口腔用組成物をそれを必要とする対象の口腔に適用することを含む、口腔の健康を改善する方法((方法2))を包含し、例えば、
(a)う歯の形成を減少するまたは阻害する、
(b)例えば、定量蛍光法(QLF)または電気う蝕測定(ECM)によって検出するように、エナメルの前う蝕病斑を減少する、修復するまたは阻害する、
(c)歯の脱灰を減少するまたは阻害し、歯の石灰化を促進する、
(d)歯の知覚過敏を減少する、
(e)歯肉炎を減少するまたは阻害する、
(f)口腔内の痛みまたは切り傷の治癒を促進する、
(g)酸産生細菌のレベルを減少する、
(h)アルギニン分解細菌の相対レベルを増加する、
(i)口腔中の微生物バイオフィルムの形成を阻害する、
(j)砂糖負荷試験後の歯垢のpHを少なくとも約5.5のレベルに上昇および/または維持する、
(k)歯垢の蓄積を減少する、
(l)侵食を減少する、
(m)歯を白くする、
(n)全身の健康を向上する、
(o)う蝕原性細菌に対して歯を免疫化または保護し;および/または歯および口腔を清掃する
方法を提供する。
したがって、感受性の歯の高められた歯科という驚くべき技術的な効果および利点が処方から生じ得ること、およびオーラルケア組成物、例えば、歯磨剤、有効なコンポーネントまたは成分の組合せ、および好ましくは組成物内の各々の量を提供することに指向される本発明の1またはそれを超える態様に係る、をオーラルケアの当業者によってわかり得る。
有効成分のレベルは送達系の性質および特定の活動の性質に基づいて変化する。例えば、塩基性アミノ酸は消費者用の練歯磨剤については例えば、約3−約112重量%または専門歯科医または処方治療品については約7−約20重量%のレベル(遊離塩基の重量として表す量)で存在し得る。フッ化物は消費者用の練歯磨剤については例えば、約750−約2000ppmまたは専門歯科医または処方治療品については約2000−約10000ppmのレベルで存在し得る。抗殺菌剤のレベルは特定の剤および処方により、例えば、トリクロサン練歯磨剤は約0.3重量%のトリクロサンを含み得る。
測定
RDA:RDAはradioactive dentine abrasionの略語であり、研磨性の相対的測定値である。典型的に、抽出したヒトの歯または牛歯を中性子束で照射し、メタクリル酸メチル(骨膠)に載置し、エナメルをストリップし、ブラッシング機器に入れ、American Dental Association(ADA)標準(参照歯ブラシ、150g圧、1500ストローク、4−対−1の水−練歯磨剤スラリー)によって磨いた。ついで、濯ぎ水の放射能を測定し、記録した。実験対照について、ピロリン酸カルシウムからなるADA参照練歯磨剤を用いて、この測定に100の値を与えて相対スケールを較正して試験を繰り返した。例えば、Hefferren,Journal of Dental Research,55:4,1976,563−573および米国特許第4,340,583号;第4,420,312号;および第4,421,527号を参照されたい。
PCRまたはpellicle cleaning比は、例えば、米国特許第5,658,553号および第5,651,958号に記載されている、ステインを除去する歯磨剤の有効性の測定値である。典型的には、清澄なペリクル材料を牛歯に適用し、ついでそれをペリクル材料および茶、コーヒーおよびFeCl3の組合せで染色し、その後にそれを組成物で処理し、前後の歯の表面の反射率における変化がPCR値である。
塩基性アミノ酸
本発明の組成物および方法に使用することができる塩基性アミノ酸には、アルギニン、リシンおよびヒスチジンのような天然の塩基性アミノ酸のみならず、分子中にカルボキシル基およびアミノ基を有し、水溶性であって約7またはそれを超えるpHを有する水溶液を与えるいずれの塩基性アミノ酸も含まれる。
したがって、塩基性アミノ酸には、限定されるものではないが、アルギニン、リシン、シトルリン、オルニチン、クレアチン、ヒスチジン、ジアミノブタン酸、ジアミノプロピオン酸、それらの塩または組合せが含まれる。特定の実施形態において、塩基性アミノ酸はアルギニン、シトルリン、およびオルニチンから選択される。特定の実施形態において、塩基性アミノ酸はアルギニン、例えば、l−アルギニンまたはその塩である。
本発明の組成物は口腔における局所適用を意図し、したがって、本発明において使用する塩は提供する量および濃度において、かかる用途に対して安全でなければならない。好適な塩には、医薬上許容し得る塩であることが当該技術分野において知られている塩が含まれ、一般的に、提供する量および濃度において生理学上許容し得ると考えられる。
生理学上許容し得る塩には、医薬上許容し得る無機または有機の酸または塩基、例えば、酸付加塩、生理学上許容し得るアニオン、例えば、塩酸または臭化水素酸の塩、および生理学上許容し得るカチオンを形成する塩基によって形成される塩基付加塩、例えば、カリウムおよびナトリウムのようなアルカリ金属またはカルシウムおよびマグネシウムのようなアルカリ土類金属に由来するものが含まれる。生理学上許容し得る塩は、当該技術分野で知られている標準的な手法を用いて、例えばアミンのような十分に塩基性の化合物と生理学上許容し得るアニオンを与える好適な酸とを反応させることにより、得ることができる。
種々の実施形態において、塩基性アミノ酸は、総組成物重量の約0.5重量%−約20重量%、総組成物重量の約1重量%−約10重量%、例えば、総組成物重量の約1.5重量%、約3.75重量%、約5重量%、または約7.5重量%で存在する。
フッ化物イオン源
オーラルケア組成物には、さらに、1またはそれを超えるフッ化物イオン源、例えば、可溶性フッ化物塩が含まれ得る。広範なフッ化物イオンを得れる材料を、本発明の組成物の可溶性フッ化物の供給源として使用することができる。好適なフッ化物イオンを与える材料の例は、出典明示して本明細書の一部とみなす、Brinerらに対する米国特許第3,535,421号、Parran,Jr.らに対する米国特許第4,885,155号、Widderらに対する米国特許第3,678,154号に見出される。
代表的なフッ化物イオン源には、限定されるものではないが、フッ化第一スズ、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フルオロケイ酸ナトリウム、フルオロケイ酸アンモニウム、フッ化アミン、フッ化アンモニウム、およびそれらの組合せが含まれる。特定の実施形態において、フッ化物イオン源には、フッ化第一スズ、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウムならびにそれらの混合物が含まれる。
特定の実施形態において、本発明のオーラルケア組成物は、約25ppm−25,000ppmのフッ化物イオン、一般的には少なくとも約500ppm、例えば、約500ppm−約2000ppm、例えば、約1000−約1600ppm、例えば、約1450ppmのフッ化物イオンを供給するのに十分な量でフッ化物イオンの供給源またはフッ素供給成分も含み得る。フッ化物の適当なレベルは、特定の適用による。一般消費者用の練歯磨は、典型的に約1000−約1500ppmを有するが、小児用の練歯磨は幾分小さいであろう。専門歯科医の適用用の歯磨剤またはコーティング剤は、5000ppmほど、または25000ppmほどのフッ化物を有することがでできる。
フッ化物イオン源は、1の実施形態において約0.01重量%−約10重量%、または約0.03重量%−約5重量%のレベルで本発明の組成物に添加し得、もう1の実施形態において、組成物の約0.1重量%−約1重量%を添加することができる。適当なレベルのフッ化物イオンを提供するフッ化物塩の重量は、塩中の対イオンの重量に基づいて明らかに変化する。
組成物が重炭酸カルシウムを含む場合には、安定性の理由によりモノフルオロリン酸ナトリウムがナトリウムフッ化物に好ましい。
研磨剤
天然の炭酸カルシウムは、白亜、石灰岩、大理石およびトラバーチンのような岩石中に見出される。卵殻および軟体動物の殻も主要な成分である。本発明の天然の炭酸カルシウム研磨剤は、典型的に、所望により精製または部分精製して不純物を除去し得る微粉砕した石灰岩である。本発明に使用するためには、材料は10ミクロン未満、例えば3−7ミクロン、例えば約5.5ミクロンの平均粒径を有する。天然の炭酸カルシウムは注意深く制御されていない比較的大きな粒子を高い比率で含み得、それは研磨性を受け入れがたく増大し得るため、好ましくは0.01%以下、好ましくは0.004重量%以下の粒子は325メッシュ通過しない。材料は強力な結晶構造を有し、したがって沈降炭酸カルシウムよりも遙かに硬くより研磨性の高い研磨剤である。天然の炭酸カルシウムのタップ密度は、例えば1−1.5g/cc、例えば約1.2、例えば約1.19g/ccである。例えば、天然の炭酸カルシウムの異なる多形、例えば、方解石、アラゴナイトおよびバテライトが存在するが、本発明の目的には方解石が好ましい。本発明に使用するのに好適な市販品の例には、GMZからのVicron(登録商標)25−11 FGが含まれる。
沈降炭酸カルシウムは、一般的に、石灰岩を焼成させて酸化カルシウム(石灰)を生成し、ついでこれを水中で二酸化炭素と反応させることによって炭酸カルシウムに戻し変換することができる。沈降炭酸カルシウムは天然の炭酸カルシウムからの異なる結晶構造を有する。それは一般的に砕けやすく、多孔性であり、したがって低い研磨性および高い吸水量を有する。本発明で使用するために、粒子は小さく、例えば1−5ミクロンの平均粒径を有し、例えば0.1%以下、好ましくは0.05重量%以下の粒子は325メッシュを通過しない。粒子は、例えば3−6ミクロンのD90、例えば3.8=4.9、例えば約4.3のD90;1−4ミクロン、例えば2.2−2.6ミクロン、例えば約2.4ミクロンのD50、および1−2ミクロン、例えば1.2−1.4、例えば約1.3ミクロンのD10を有する。その粒子は、比較的高い吸水量、例えば、少なくとも25g/100g、例えば、30−70g/100gの吸水量を有する。本発明において使用するのに好適な市販品の例には、例えば、Lagos Industria QuimicaからのCarbolag(登録商標)15 Plusが含まれる。
特定の実施形態において、本発明は、さらなるカルシウム含有研磨剤、例えばリン酸カルシウム研磨剤、例えばリン酸三カルシウム(Ca3(PO4)2)、ヒドロキシアパタイト(Ca10(PO4)6(OH)2)またはリン酸ジカルシウム二水和物(CaHPO4・2H2O、本明細書中ではDiCalという場合もある)またはピロリン酸カルシウム、および/またはJ.M.Huberによって販売されたZeodent 115(登録商標)、メタリン酸ナトリウム、メタリン酸カリウム、ケイ酸アルミニウム、焼成アルミナ、ベントナイトまたは他のケイ質材料、またはそれらの組合せのような、約20μmまでの平均粒径を有する沈降シリカのようなシリカ研磨剤を含むことができる。しかしながら、さらなる研磨剤は、好ましくは感受性の歯を損傷し得るレベル、例えば130を超える歯磨剤のRDAを増大するような型または量では存在しない。
発泡剤
本発明のオーラルケア組成物は、口腔をブラッシングする場合に生成する泡の量を増加させる剤も含み得る。
泡の量を増加させる剤の例示的な例には、限定されるものではないが、ポリオキシエチレンならびに限定されるものではないがアルギネートポリマーを含むある種のポリマーが含まれる。
ポリオキシエチレンは、本発明のオーラルケア担体成分によって生成する泡の量および厚さを増大させることができる。ポリオキシエチレンは、ポリエチレングリコール("PEG")またはポリエチレンオキシドとしても一般的に知られている。本発明に好適なポリオキシエチレンは、約200,000−約7,000,000の分子量を有する。1の実施形態において分子量は約600,000−約2,000,000であり、もう1の実施形態において、約800,000−約1,000,000である。Polyox(登録商標)は、Union Carbideによって製造される高分子量ポリオキシエチレンの商用名である。
ポリオキシエチレンは約1重量%−約90重量%の量で存在し得、1の実施形態において約5重量%−約50重量%、もう1の実施形態において本発明のオーラルケア組成物のオーラルケア担体成分の約10重量%−約20重量%の量で存在し得る。オーラルケア組成物中の発泡剤の投与量(すなわち、単一用量)は、約0.01重量%−約0.9重量%、約0.05重量%−0.5重量%、もう1の形態において約0.1重量%−約0.2重量%である。
界面活性剤
本発明のオーラルケア組成物に所望により含めてもよいもう1の剤は、界面活性剤または混和性の界面活性剤の混合物である。好適な界面活性剤は、広範なpH範囲を通して合理的に安定なものであり、例えば、アニオン性、カチオン性、非イオン性または双性イオン界面活性剤である。
好適な界面活性剤は、例えば、(出典明示して本明細書の一部とみなす)Agricolaらに対する米国特許第3,959,458号;Haefeleに対する米国特許第3,937,807号;およびGieskeらに対する米国特許第4,051,234号に十分に記載されている。
特定の実施形態において、本明細書において有用なアニオン性界面活性剤には、アルキル部分に約10−約18の炭素原子を有する水溶性アルキル硫酸および約10−約18の炭素原子を有する脂肪酸のスルホン化モノグリセリドの水溶性塩を含む。ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウムおよびスルホン酸ヤシ油モノグリセリドナトリウムは、このタイプのアニオン性界面活性剤である。アニオン性界面活性剤の混合物も使用し得る。
もう1の実施形態において、本発明に有用なカチオン性界面活性剤は、塩化ラウロイルトリメチルアンモニウム、塩化セチルピリジニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ジイソブチルフェノキシエチルジメチルベンジルアンモニウム、亜硝酸ヤシ油アルキルトリメチルアンモニウム、フッ化セチルピリジニウム、およびこれらの混合物のような、約8−18の炭素原子を含む1の長鎖アルキルを有する脂肪族第4級アンモニウム化合物の誘導体として広く定義し得る。
カチオン性界面活性剤の例は、出典明示して本明細書の一部とみなすBrinerらへの米国特許第3,535,421号に記載されている第4級アンモニウムフッ化物である。ある種のカチオン性界面活性剤は、組成物中で殺菌剤としても作用し得る。
本発明の組成物において使用することができる非イオン性界面活性剤の例は、アルキレンオキサイド基(本質的に親水性)を、本質的に脂肪族またはアルキル芳香族である有機疎水性化合物と縮合させることによって得られる化合物として広く定義し得る。好適な非イオン性界面活性剤の例には、限定されるものではないが、プルロニック(Pluronic)、アルキルフェノールのポリエチレンオキサイド縮合物、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドおよびエチレンジアミンの反応産物との縮合に由来する生成物、脂肪族アルコール、長鎖第3級アミンオキサイド、長鎖第3級ホスフィンオキサイド、長鎖ジアルキルスルフォキシドおよびかかる材料の混合物のエチレンオキサイド縮合物が含まれる。
特定の実施形態において、本発明に有用な双性イオン性合成界面活性剤は、脂肪族部分が直鎖または分枝鎖となり得る脂肪族第4級アンモニウム、ホスホニウムおよびスルホニウム化合物の誘導体として広く記載することができ、ここに脂肪族置換基の1は約8−約18の炭素原子を含み、1はアニオン性の水溶性基、例えば、カルボキシ、スルホン酸、硫酸、リン酸またはホスホン酸を含む。組成物に含ませるのに好適な界面活性剤の例示には、限定されるものではないが、アルキル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、ココアミドプロピルベタインおよびポリソルベート20ならびにこれらの組合せが含まれる。
特別の実施形態において、本発明の組成物は、アニオン性界面活性剤、例えばラウリル硫酸ナトリウムを含む。
界面活性剤または互換性のある界面活性剤の混合物を、総組成物の約0.1%−約5.0%、もう1の実施形態において、約0.3%−約3.0%、もう1の実施形態において、約0.5%−約2.0重量%で本発明の組成物に存在させることができる。
香味剤
本発明のオーラルケア組成物は香味剤も含み得る。本発明の実施に使用する香味剤には、限定されるものではないが、精油ならびに種々の香味アルデヒド、エステル、アルコール、および同様の物質が含まれる。精油の例には、スペアミント、ペパーミント、ウインターグリーン、サッサフラス、チョウジノキ、セージ、ユーカリ、マヨラマ、シナモン、レモン、ライム、グレープフルーツおよびオレンジの油が含まれる。また、メントール、カルボン、およびアネトールのような化学物質も有用である。ある種の実施形態では、ペパーミントおよびスペアミントの油を用いる。
香味剤は、約0.1−約5重量%および約0.5−約1.5重量%の濃度でオーラル組成物に配合する。個々のオーラルケア組成物用量(すなわち、単一用量)中の香味剤の用量は、約0.001−約0.05重量%であり、もう1の実施形態において約0.005−約0.015重量%である。
キレート剤
本発明のオーラルケア組成物は、所望により、細菌の細胞壁に見出されるカルシウムをキレート化することができる1またはそれを超えるキレート剤を含んでいてもよい。このカルシウムの結合は細菌の細胞壁を弱め、細菌の溶菌を増強する。
本発明におけるキレート剤として使用するのに好適なもう1群の剤は可溶性ピロリン酸である。本発明の組成物において使用するピロリン酸塩は、いずれのアルカリ金属ピロリン酸塩とすることもできる。特定の実施形態において、塩には、テトラアルカリ金属ピロリン酸、ジアルカリ金属二酸ピロリン酸、トリアルカリ金属一酸ピロリン酸およびそれらの混合物が含まれ、ここにアルカリ金属はナトリウムまたはカリウムである。塩は、その水和および非水和形態の両方で有用である。本発明の組成物において有用なピロリン酸塩の有効量は、一般的に、少なくとも約1.0重量%のピロリン酸イオン、約1.5重量%−約6重量%、約3.5重量%−約6重量%のかかるイオンを提供するのに十分なものである。
ポリマー
本発明のオーラルケア組成物は、所望により、ポリエチレングリコール、ポリビニルメチルエーテル マレイン酸 コポリマー、多糖類(例えば、セルロース誘導体、例えば、カルボキシメチルセルロース、または多糖類ガム、例えば、キサンタンガムまたはカラギーナンガム)のような1またはそれを超えるポリマーを含んでいてもよい。酸性ポリマー、例えば、ポリアクリル酸ゲルは、その遊離酸または部分もしくは完全に中和した水溶性アルカリ金属(例えば、カリウムおよびナトリウム)またはアンモニウム塩の形態で提供し得る。ある種の実施形態には、約30,000−約1,000,000の分子量(M.W.)を有する、無水マレイン酸またはマレイン酸ともう1の重合性エチレン性不飽和モノマー、例えばメチルビニルエーテル(メトキシエチレン)の1:4−4:1のコポリマーが含まれる。これらのコポリマーは、例えば、GAF Chemicals CorporationのGantrez AN 139(分子量500,000)、AN 119(分子量250,000)およびS−97 Pharmaceutical Grade(分子量70,000)から入手し得る。
他の作用し得るポリマーには、無水マレイン酸とアクリル酸エチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、N−ビニル−2−ピロリドン、またはエチレンとの1:1コポリマーのようなものが含まれ、後者は例えばMonsanto EMA No.1103、分子量10,000およびEMA Grade 61、およびアクリル酸とメタクリル酸メチルまたはヒドロキシエチル、アクリル酸メチルまたはエチル、イソブチルビニルエーテルまたはN−ビニル−2−ピロリドンとの1:1コポリマーとして入手し得る。
一般的に、好適なものは、活性化炭素−炭素オレフィン二重結合および少なくとも1のカルボキシル基を含む重合オレフィン性またはエチレン性不飽和カルボン酸、すなわち、カルボキシル基に対してアルファ−ベータ位にあるかまたは末端メチレン基の一部のいずれかのモノマー分子が存在するために重合に容易に機能するオレフィン二重結合を含む酸である。かかる酸の例は、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、アルファ−クロロアクリル酸、クロトン酸、ベータ−アクリルオキシプロピオン酸、ソルビン酸、アルファ―クロロソルビン酸、ケイヒ酸、ベータ―スチリルアクリル酸、ムコン酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、グルタコン酸、アコニット酸、アルファ−フェニルアクリル酸、2−ベンジルアクリル酸、2−シクロヘキシルアクリル酸、アンゲリカ酸、ウンベル酸、フマル酸、マレイン酸および無水マレイン酸である。かかるカルボン酸モノマーと共重合し得る他の異なるオレフィンモノマーには、酢酸ビニル、塩化ビニル、マレイン酸ジメチルなどが含まれる。共重合体は、水溶性に十分なカルボン酸塩基を含む。
さらなるクラスのポリマー剤には、置換型アクリルアミドのホモポリマーおよび/または不飽和スルホン酸およびその塩のホモポリマーを含む組成物が含まれ、特にその場合のポリマーは、出典明示して本明細書の一部とみなすZahidに対する1989年6月27日、米国特許第4,842,847号に記載されている、約1,000−約2,000,000の分子量を有する、2−アクリルアミド 2 メチルプロパンスルホン酸のようなアクリルアミドアリカン(acrylamidoalykane)スルホン酸から選択される不飽和スルホン酸に基づく。
もう1の有用なクラスのポリマー剤には、ポリアミノ酸、詳細には出典明示して本明細書の一部とみなす、Sikesら,米国特許第4,866,161号に開示されているような、アスパラギン酸、グルタミン酸およびホスホセリンのようなアニオン性表面―活性アミノ酸の比率を含むものが包含される。
オーラルケア組成物の調製においては、望ましい稠度を提供し、または処方の性能を安定化または向上するために幾分からの粘結剤を添加することが必要な場合がある。ある種の形態において、粘結剤はカルボキシビニルポリマー、カラギーナン、ヒドロキシエチルセルロースならびにカルボキシメチルセルロースナトリウムおよびカルボキシメチルセルロースナトリウムのようなセルロースエーテルの水溶性塩である。カラヤガム、アラビアゴムおよびトラガカントガムのうような天然のガムも配合し得る。コロイド状マグネシウムアルミニウムケイ酸または微粉砕シリカを濃化組成物の成分として用いて、組成物のテクスチャーをさらに改善し得る。ある種の形態において、総組成物の重量の約約0.5%−約5.0重量%の量の粘結剤を用いる。
酵素
本発明のオーラルケア組成物は、所望により1またはそれを超える酵素を含むこともできる。有用な酵素には、いずれの利用可能なプロテアーゼ、グルカノヒドロラーゼ、エンドグリコシダーゼ、アミラーゼ、ムタナーゼまたは互換性のあるそれらの混合物のいずれかが含まれる。特定の実施形態において、酵素はプロテアーゼ、デキストラナーゼ、エンドグリコシダーゼおよびムタナーゼである。もう1の実施形態において、酵素はパパイン、エンドグリコシダーゼ、またはデキストラナーゼおよびムタナーゼの混合物である。本発明に使用するのに好適なさらなる酵素は、すべて出典明示して本明細書の一部とみなす、Dringらに対する米国特許第5,000,939号、米国特許第4,992,420号;米国特許第4,355,022号;米国特許第4,154,815号;米国特許第4,058,595号;米国特許第3,991,177;および米国特許第3,696,191号に開示されている。本発明におけるいくつかの互換性のある酵素の混合物の酵素は、1の実施形態において約0.002%−約2.0%またはもう1の実施形態において約0.05%−約1.5%またはいまだもう1の実施形態において約0.1%−約0.5%を構成する。

水も本発明の組成物中に存在し得る。市販の口腔組成物の調製に用いる水は脱イオンされ、いずれの有機不純物も含まないものである。水は一般的に組成物のバランスを構成し、口腔組成物の約10%−約90%、約20%−約60%、または約10%−約30重量%含まれる。この水の量には自由な水が含まれ、それは本発明のソルビトールまたはいずれか他のコンポーネントのような他の材料と一緒に導入される量に加えて添加する。
湿潤剤
口腔用組成物の特定の実施形態において、空気に曝された際に組成物が硬化することを防ぐように湿潤剤を配合することも望ましい。特定の保湿剤は歯磨剤組成物に望ましい甘味または香味も付与し得る。保湿剤は、その純粋な保湿剤に基づいて、一般的に歯磨剤組成物の重量の約15%−約70%、もう1の実施形態において約30%−約65%含まれる。
好適な湿潤剤には、グリセリン、ソルビトール、キシリトール、プロピレングリコール、ならびに他の多価アルコールおよびこれらの湿潤剤の混合物が含まれる。ある種の実施形態において、グリセリンおよびソルビトールの混合物を本明細書に記載する練歯磨組成物の湿潤剤成分として使用し得る。
上記した成分に加えて、本発明の実施形態は、種々の任意の歯磨剤成分を含むことができ、そのうちの幾つかを後記する。任意成分には、限定されるものではないが、例えば、接着剤、発泡剤、香味剤、甘味剤、さらなる抗−歯垢剤、研磨剤および着色剤が含まれる。これらのおよび他の任意成分は、さらに、出典明示して本明細書の一部とみなす、Majetiに対する米国特許第5,004,597号;Agricolaらに対する米国特許第3,959,458号、およびHaefeleに対する米国特許第3,937,807号にさらに記載されている。
製造方法
本発明の組成物は、オーラル製品領域において一般的な方法を用いて製造し得る。
1の説明的な実施形態において、オーラルケア組成物は、ゲル相中のアルギニンを酸、例えばリン酸、塩酸または炭酸で中和または部分中和し、混合することによって製造する。湿潤剤に加えて、例えばビタミン、フッ化物のようなものは別に混合する。ついで、研磨剤およびアルギニンを湿潤剤混合物に添加する。ついで、界面活性剤および香味剤をその中で混合し、最終的なスラリーを歯磨剤製品に形成する。
組成物の使用
本発明は、その方法の実施形態において、本明細書に記載する安全量および有効量の組成物を口腔に適用することを含む。
本発明に係る組成物および方法は、例えば、定量蛍光法(QLF)または電気う蝕測定(electrical caries measurement)(ECM)によって検出されるような、修復および再石灰化を促進し、特に、う歯の形成を減少または阻害し、脱灰を減少または阻害し、歯の再石灰化を促進し、歯の知覚過敏を減少し、およびエナメルの前う蝕病斑を減少、修復または阻害することによっって歯を保護する方法に有用である。
定量蛍光法は、初期の病斑を検出し、前進および後退を長期的にモニターし得る可視光線蛍光である。正常な歯は可視光線において蛍光し;脱灰した歯はそのようにはならないかまたは低い程度でしかそのようにならない。脱灰の面積は定量化することができ、その進行をモニターし得る。青色レーザー光を用いて歯を自己蛍光させる。無機物を喪失した領域は低い蛍光を有し、健全な歯の表面と比較してより暗く見える。ソフトウェアを用いて白斑からの蛍光または病斑に関連する面積/体積を定量化する。一般的に、存在する白斑病斑を有する対象をパネリストとして募集する。測定は本当の歯を用いてイン・ビボ(in vivo)で行う。病斑の面積/体積は、臨床の開始時に測定する。病斑の面積/体積の減少/低下(改善)は、6ヶ月の製品使用期間の終期に測定する。データはベースラインに対するパーセント改善として報告する場合がある。
電気う蝕測定は、電気抵抗に基づいて歯のミネラル含量を測定するために用いる技術である。電気コンダクタンス測定は、エナメルの脱灰および侵食の際に流体がつまった細管が電気を伝導するという事実を利用する。歯がミネラルを喪失するにしたがい、孔が増加することに起因して歯は電流に対する抵抗が低くなる。したがって、患者の歯のコンダクタンスの増大は、脱灰化を示し得る。一般的に、存在する病斑を有する歯根表面の実験を行った。測定は実際の歯を使用してイン・ビボ(in vivo)で行った。6ヶ月処理の前後の電気抵抗の変化を行った。また、歯根表面の古典的なう蝕スコアは、触覚プローブを用いて作成する。硬度は3ポイントのスケールで分類する:硬い、がさがさ(leathery)または柔らかい。このタイプの実験では、典型的に、結果はECM測定および触覚プローブスコアに基づく病斑の硬度の改善についての電気抵抗(高い数字が良好)として報告する。
したがって、本発明の組成物は、有効量のフッ素および/またはアルギニンを欠く組成物に対する、(QLFまたはECMによって測定して)エナメルの前う蝕病斑を減少する方法において有用である。
本発明の組成物は、口腔中の有害な細菌を減少する方法、例えば歯肉炎を減少するまたは阻害する、酸産生細菌のレベルを減少する、アルギニン分解細菌の相対レベルを増加する、口腔中の微生物バイオフィルムの形成を阻害する、砂糖負荷試験後の歯垢のpHを少なくともpH5.5のレベルに上昇および/または維持する、歯垢の蓄積を減少する、および/または歯および口腔を清掃する、方法にさらに有用である。
最後に、口腔のpHを上昇させ、病原性細菌を防止することによって、本発明の組成物は口腔中の痛みまたは切り傷の治癒を促進するのに有用である。
口腔の健康を向上することは、口腔組織は全身感染症の入り口となり得るため、全身の健康における利益も提供する。良好な口腔健康は、心血管の健康を含む全身の健康と関連している。本発明の組成物および方法は、塩基性アミノ酸、特にアルギニンが、NO合成経路を供給し、したがって口腔組織の微小循環を向上する窒素の供給源であるため特別な利益を提供する。より酸性でない口腔環境を提供することは、胃の苦痛を減少する助けとなり、胃潰瘍に関するヘリコバクターに好ましくない環境を作り出す。特に、アルギニンは、アルギニンが有効な免疫応答を高め得るように、特異的な免疫細胞受容体、例えばT−細胞受容体の高い発現に要求される。したがって、本発明の組成物および方法は、心血管の健康を含む全身の健康を高めるのに有用である。
本発明に係る組成物および方法は、練歯磨剤、透明ペースト剤、ゲル、マウスリンス、スプレーおよびチューインガムのような口および歯のケアのための口腔用組成物に配合し得る。
本明細書全体を通して用いるように、範囲は、その範囲内にある各々およびすべての値を記載する省略として用いる。範囲内のいずれの値も、範囲の末端として選択し得る。また、本明細書に引用するすべての参考文献は、出典明示して本明細書の一部とみなす。本明細書の開示の定義と引用文献のそれが矛盾する場合、本明細書の開示が制御する。処方を記載する場合、当該技術分野で一般的なようにその成分から記載することができ、にもかかわらずこれらの成分はそれを製造する、保存するまたは使用する際に実際の処方において互いに反応し得ることも記載する処方によってカバーされることを意図することは理解される。
以下の実施例は、本発明の範囲内の例示的な実施形態をさらに記載および実証する。実施例は説明目的のためだけで提供するものであり、本発明の意図および範囲から逸脱することなく多くの変形が可能であるため、本発明の限定を意図するものではない。本明細書に記載したものと加えて、本明細書の種々の変形は当業者に明らかであり、添付する特許請求の範囲の中に入ることを意図する。
実施例
実施例1-異なる研磨剤系の比較
異なる研磨剤の組合せを試験した:

処方 A: 予防用ペースト:
31% Sylodent 756、
15% Vicron 25−11(微粒子CaCO3、天然起源)、
14% Vicron 41−8(微粒子CaCO3)、
10% 重炭酸アルギニン
RDA: 230
処方 B: 消費者過敏性練歯磨
50% Vicron 25−11(微粒子CaCO3)、
7%、Sylodent 15,
2% 重炭酸アルギニン
RDA: 179
さらなる処方を表1に示したように調製し、RDAおよびPCR測定した:
Figure 2013539782
3% AC 43の高清掃性シリカを添加し、またはHA PCC(高吸収性沈降炭酸カルシウム)をNCC(天然の炭酸カルシウム)研磨剤で置換する最初の処方の試みは、感受性の歯用の市販の練歯磨剤についての110−130のRDAと比較して170以上のRDAを生じている。低濃度では十分な清掃効力を提供しなかったWolkem,IncからのRNCC(精製した天然炭酸カルシウム)を含む他の等級のNCCを試験した。試験の組合せは、約5.5ミクロンの平均粒径を有する、10重量%のVicron 25−11 FG NCCを約2.4の平均粒径(D50)を有する、25重量%の高吸収性Lagos PCCと組合せであり、これはより大きな清掃効力および低いRDAの両方を有する処方を生じた。
実施例2−最適化した練歯磨処方
異なる研磨剤の組合せを用いた予備試験に基づいて、良好な清掃およびステイン除去を提供するが、低い研磨性を提供する最適化した練歯磨を調製する(表2)。
Figure 2013539782

Claims (18)

  1. a.有効量の遊離または塩形態の塩基性アミノ酸;
    b.
    i.3−7ミクロンの平均粒径を有する天然の炭酸カルシウム(NCC);および
    ii.沈降炭酸カルシウム(PCC)
    を含む研磨剤
    を含む歯磨剤組成物。
  2. 沈降炭酸カルシウム(PCC)が1−5ミクロンの平均粒径を有する請求項1記載の組成物。
  3. 少なくとも70のPellicle Cleaning Ratio(PCR)および140未満のRadioactive Dentine Abrasivity(RDA)値を有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組成物。
  4. さらに、有効量のフッ化物源を含む請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 遊離または塩形態の塩基性アミノ酸が重炭酸アルギニンである請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 塩基性アミノ酸が総組成物重量の1%−15%に対応する量で存在し、該塩基性アミノ酸の重量は遊離塩基形態として計算する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 沈降炭酸カルシウムに対する天然の炭酸カルシウムの比が1:1−1:5である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. 沈降炭酸カルシウムに対する天然の炭酸カルシウムの比が1:2−1:3である請求項8記載の組成物。
  9. 天然の炭酸カルシウムが組成物の5重量%−20重量%の量で存在する請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 沈降炭酸カルシウムが組成物の10重量%−35重量%の量で存在する請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 天然の炭酸カルシウムが組成物の約10%の量で存在し、沈降炭酸カルシウムが組成物の約25重量%の量で存在する請求項1ないし10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. さらに、アニオン性界面活性剤を含む請求項1ないし11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. さらに抗細菌剤を含む請求項1ないし12のいずれか1項に記載の組成物。
  14. さらにアニオン性ポリマーを含む請求項1ないし13のいずれか1項に記載の組成物。
  15. さらに、水、研磨剤、界面活性剤、発泡剤、ビタミン、ポリマー、酵素、湿潤剤、粘結剤、抗微生物剤、保存料、香味剤、着色剤および/またはそれらの組合せのうちの1またはそれを超えるものを含む、練歯磨の形態の、請求項1ないし14のいずれか1項に記載の組成物。
  16. 沈降炭酸カルシウム(PCC)が25g/100gを超える吸水量を有する請求項1ないし15のいずれか1項に記載の組成物。
  17. 以下の成分:
    Figure 2013539782

    を含む請求項1ないし16のいずれか1項に記載の組成物。
  18. 請求項1ないし17のいずれか1項に記載の有効量のオーラルケア組成物をそれを必要とする対象の口腔に適用して、
    a.う歯の形成を減少または阻害する、
    b.エナメルの前う蝕病斑を減少、修復または阻害する、
    c.歯牙の脱灰を減少または阻害し、再石灰化を促進する、
    d.歯牙の知覚過敏を減少する、
    e.歯肉炎を減少または阻害する、
    f.口腔内の痛みまたは切り傷の治癒を促進する、
    g.酸産生細菌のレベルを減少する、
    h.アルギニン分解細菌の相対レベルを増加する、
    i.口腔中の微生物バイオフィルムの形成を阻害する、
    j.砂糖負荷試験後の歯垢pHを少なくとも5.5のpHレベルまで上げるおよび/または維持する、k.歯垢の蓄積を減少する、
    l.口腔乾燥を治療する、減少する、やわらげる、緩和する、
    m.歯を白くする、
    n.侵食を減少する、
    o.全身の健康を促進する
    p.う蝕原性細菌に対して歯を免疫または保護する、
    q.歯および口腔を清掃する
    することを含む方法。
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