JP2013252697A - 記録装置及び記録装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録ヘッドのインク吐出面をキャッピングして実行する予備吐出動作に起因するインク吐出不良やインクの混色を防止することである。
【解決手段】複数のノズルからなるノズル列を前記複数のノズルの配列の方向とは異なる方向に複数、配置した構成のインクジェット記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う記録装置において、次のような予備吐出制御を行う。まず、インクの吸引のための吸引口と大気と連通する大気連通口を備えたキャップによりインクジェット記録ヘッドのインク吐出面をキャップする。次に、複数のノズルからインクを吸引して吸引回復を行う吸引回復手段を駆動し、複数のノズル列の複数のノズルの内、吸引口と大気連通口とを結ぶ直線に対して、距離が遠いノズルに対する予備吐出を距離が短いノズルに対する予備吐出に先行させて行う。
【選択図】 図7

Description

本発明は記録装置及び記録装置の制御方法に関し、特に、例えば、インクジェット記録ヘッドを搭載した記録装置及びその装置で用いるインクジェット記録ヘッドの制御方法に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリ等において画像や文字等の記録手段として用いられる記録装置のうちインクジェット記録装置(以下、記録装置)は、インクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)から記録媒体にインクを吐出して記録を行うものである。
その記録装置は、記録媒体の搬送方向と交差する方向に記録ヘッドを走査しながら記録を行うシリアル型の記録装置と、記録媒体の全幅に相当する記録長をもつフルライン記録ヘッドを定位置に保持して記録を行うライン型の記録装置とに大別できる。
上記シリアル型の記録装置は通常、記録媒体を所定の位置にセットした後、記録媒体上を所定の方向に移動する記録ヘッドを搭載したキャリッジの往復移動と所定量の紙搬送とを繰り返すことにより記録媒体の全面にわたって画像を記録する。
また、カラー記録に対応し、インク色別に記録ヘッドを複数個備えた構成の記録装置も多く普及している。
一般に、記録装置には記録ヘッドのノズル内の粘度が増大したインクや記録ヘッドのインク吐出面に付着したごみなどを除去する回復ユニットを備え、このユニットを動作させることにより安定したインク吐出を維持している。回復動作の一つには記録媒体への記録を伴わないインク吐出動作(予備吐出動作)があり、これにより、粘度の増加したインクを排出することができる。また、回復ユニットは、例えば、インクの乾燥や蒸発を防止するために非記録時に記録ヘッドのインク吐出面をキャップするキャップ部材と、キャップ部材を介して記録ヘッドのノズルから粘度が増大したインクなどを吸引する吸引ポンプとを備えている。
しかしながら、インク色別に複数のノズルからなるノズル列を複数備えた記録ヘッドのインク吐出面を1つのキャップでキャッピングして吸引回復動作を行うと、複数色のインクがキャップ内で混ざり合い、キャップ内に充填されることとなる。このような状態で吸引回復動作後に、キャップ部材をインク吐出面から離間すると、記録ヘッドのインク吐出面に付着して残ってしまった混色インクがノズル内に侵入し、ノズル内のインクと混ざってしまうことがある。このため、本来のインクとは異なる色のインクが記録ヘッドから吐出され、記録媒体に所望の色で記録が行えない等の弊害があった。
このような弊害を防止するため、例えば、特許文献1では、キャップに大気と連通可能な大気連通口を備え、吸引動作後は大気連通口を大気と連通させ、吸引動作を行いながら予備吐出を行い、混色インクを排出する構成を提案している。
一方、キャップから記録ヘッドが離間した状態で予備吐出を行う場合には、インク液滴に付随する小インク滴や、キャップに付着したインク液滴の一部が跳ね返って発生する小インク滴等が記録装置内に浮遊し、インクミストを発生させる。このインクミストの発生を抑制する為に、例えば、特許文献2では、所定値以上の回数で予備吐出動作を行う場合には、記録ヘッドのインク吐出面にキャップを当接させた状態でキャップ内に予備吐出を行う構成を提案している。
特開2002−137419号公報 特開2004−90233号公報
しかしながら上記従来例のように、記録ヘッドのインク吐出面にキャップを当接させた状態でキャップ内に予備吐出を行うと、そのキャップ内にインクが溜まり、キャップ内のインク液面がノズル近傍まで達する場合がある。インク液面がノズル近傍まで達した状態で予備吐出を継続すると、その液面に吐出されたインク液滴によりキャップ内にたまったインク液面に気泡が生じ、その気泡がノズル内に侵入してしまうということがあった。これは吐出不良の原因となり、記録の品質を低下させてしまうことになる。
また、インク液面がインク吐出面に設けられたノズルの先端まで達すると、混色したインクがノズル内に侵入し、その結果、ノズル内に混色インクが侵入してしまう場合もあった。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、多量の予備吐出を行う場合にもインクミストの発生を防止しつつ、吐出不良やインク混合を防止できる記録装置及び記録装置の制御方法を提供すること目的としている。
上記目的を達成するために本発明の記録装置は次のような構成からなる。
即ち、インクを吐出する複数のノズルからなるノズル列を少なくとも1つ有するノズル面を備えた記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル面をキャップするためのキャップ部材であって、前記キャップ部材は、当該キャップ部材の内のインクを吸引するための吸引口と前記キャップ部材の内に空気を流入するための流入部とを備えている前記キャップ部材と、前記吸引口に接続された吸引手段と、前記キャップ部材で前記ノズル面をキャップした状態で前記吐出手段を駆動させながら前記記録ヘッドからインクの予備吐出動作を行う際に、前記複数のノズルのうち、前記吸引口と前記流入部とを結ぶ直線に対して、距離が遠い場所にあるノズルからの第1の予備吐出動作を、前記距離が短い場所にあるノズルからの第2の予備吐出動作よりも先に開始するように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
また本発明を別の側面から見れば、インクを吐出する複数のノズルからなるノズル列を少なくとも1つ有するノズル面を備えた記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル面をキャップするためのキャップ部材であって、前記キャップ部材は、当該キャップ部材の内のインクを吸引するための吸引口と前記キャップ部材の内に空気を流入するための流入部とを備えている前記キャップ部材と、前記吸引口に接続された吸引手段とを有する記録装置の制御方法であって、前記キャップ部材で前記ノズル面をキャップする工程と、前記吸引手段を駆動する工程と、前記記録ヘッドからインクの予備吐出動作を行う工程とを有し、前記予備吐出動作において、前記複数のノズルのうち前記吸引口と前記流入部とを結ぶ直線に対して、距離が遠い場所にあるノズルからの第1の予備吐出動作を、前記距離が短い場所にあるノズルからの第2の予備吐出動作よりも先に開始することを特徴とする。
従って本発明によれば、キャップ内のインク排出性の悪い領域に予備吐出を行うノズルから先行して予備吐出を行うので、キャップ内にインクが溜まる前に予備吐出を完了することができる。これにより、多量の予備吐出を行う場合にもインクミストの発生を防止しつつ、インク吐出不良やインク混合を防止できるという効果がある。
本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録ヘッドを用いて記録を行う記録装置の外観斜視図である。 図1に示した記録装置2のキャリッジ周辺の構成を示す記録装置2の部分的な前面図と側断面図である。 図1に示す記録装置の制御構成を示すブロック図である。 回復ユニットに設置されたキャップの構成を示す図である。 標準的な予備吐出シーケンスを示すフローチャートである。 図5に示した標準的な予備吐出シーケンスを実行中のキャップ内の状態を模式的に示す図である。 実施例1に従う予備吐出シーケンスを示すフローチャートである。 実施例2に従うキャップと記録ヘッドのノズル列との関係を示す模式図である。 実施例2に従う予備吐出シーケンス実行中のキャップ内状態を模式的に示す図である。 実施例2に従う予備吐出シーケンスに関係する記録ヘッドの予備吐出分割領域を表す模式図である。 実施例2に従う予備吐出シーケンスを示すフローチャートである。 回復ユニットに設置されたキャップの構成を示す図である。 実施例3に従う予備吐出シーケンス実行中のキャップ内状態を模式的に示す図である。 実施例3に従う予備吐出シーケンスを示すフローチャートである。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。さらに人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かも問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「記録要素」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
<記録装置の全体概要(図1)>
図1は本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)を用いて記録を行う記録装置の外観斜視図である。
図1に示されるように、記録ヘッド101はキャリッジ103に装着され、記録ヘッド101にはブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)計4色のインクタンク102から個別にインクが供給される。各インクタンク102は個別に交換可能であり、インクタンク102内部の負圧発生機構により、インクを保持している。ユーザがインクタンク102を交換する際には、インクタンクにアクセス可能な記録装置の開口部に備えられたカバー(不図示)を開くと、ユーザがインクタンクを交換可能な状態となる。
キャリッジ103はキャリッジモータ(不図示)により主走査方向(図中のx方向)に往復移動する。図1において、Pは記録媒体を表し、キャリッジ103の主走査方向への走査と記録ヘッド101によるインク液滴の吐出により、1走査幅分の記録を完了する。1走査幅分の記録が完了すると、搬送ローラ104とピンチローラ105に挟持された記録媒体Pは搬送モータ(不図示)による搬送ローラ104の回転によって図中のy方向(副走査方向)へと搬送される。
また、記録媒体Pはその搬送方向下流側(図中のy方向側)で対になった排紙ローラ106よって挟持され、搬送ローラ104とピンチローラ105との挟持部との間で張力を発生させている。キャリッジ103の主走査方向の走査と記録ヘッド101からのインク液滴吐出と搬送ローラ104による記録媒体の搬送によって記録装置は1頁分の記録を完了する。
なお、キャリッジ103の移動範囲で記録領域の外側にはメンテナンスユニット(回復ユニット)107が設けられている。メンテナンスユニット107はワイピング機構、吸引機構から構成されている。
<キャリッジ周辺の詳細な構成(図2)>
図2は図1に示した記録装置2のキャリッジ周辺の構成を示す記録装置2の部分的な前面図及び側断面図である。
図2において、(a)は図1のy方向から見た記録ヘッド101と回復ユニット107の構成を模式的に示した前面図であり、(b)は図1のx方向から見た記録ヘッド101と回復ユニット107の構成を模式的に示した側断面図である。
図2(a)と図2(b)に示す状態は、記録ヘッド101は、KCMYのインク各色に対応したノズル列を有するノズル面(インク吐出面)200がキャップ(キャップ部材)201によってキャッピングされた状態である。キャップ201は駆動機構(不図示)によって上下(z方向)への移動が可能であり、キャップ201によりインク吐出面200のキャッピングとキャップオープン動作を行う。
また、図2(b)に示すように、キャップ201の底面には、吸引ポンプ202へと接続される吸引口203と大気とつながる大気連通口204が備えられており、大気連通口204と大気との間には開閉可能な大気連通弁205が備えられている。記録ヘッド101の吸引回復を行う場合は、キャップ201によりインク吐出面200のキャッピングを行い、大気連通弁205を閉状態とした上で吸引ポンプ202を動作させ、キャップ201内に負圧を発生させることにより、ノズル内のインクを吸引する。また、吸引終了後のキャップ内のインク排出は、大気連通弁205を開状態にし、同様に吸引ポンプ202を動作させ、キャップ201内のインクを排出するとともに大気連通口204より空気を導入することによって行う。
さらに、回復ユニット107にはワイピング機構として記録ヘッド101のインク吐出面の汚れの清掃を拭きとるワイパ206を備え、ワイパ206によってインク吐出面のインク付着を拭き取る。ワイパ206は図2(b)においてy方向に駆動モータ(不図示)により移動することによって、インク吐出面200のインクを拭きとる。
<制御構成の説明(図3)>
次に、図1を用いて説明した記録装置の記録制御を実行するための制御構成について説明する。
図3は図1に示した記録装置の制御構成を示すブロック図である。
図3において、CPU300はメインバスライン305を介して装置各部の制御とデータ処理を実行する。即ち、CPU300は、ROM301に格納されたプログラムを実行して、データ処理、記録ヘッドの駆動制御、およびキャリッジ駆動制御を以下の各部を介して実行し、画像の記録を行わせる。CPU300はインタフェース310を介して、ホスト装置との通信処理が可能である。
RAM302はCPU300によるデータ処理等の作業領域として用いられ、一時的に記録ヘッドの複数走査記録分の記録データや記録装置の回復処理動作及びインク供給動作に係るパラメータ等を保存する。画像入力部303はホスト装置からのインタフェース310を介して受信入力した画像データを一時的に保持する。
回復系制御回路308ではRAM302に格納される回復処理プログラムに従って回復系モータ309の駆動制御を行い、キャップ201の上下動作、ワイパ206の動作、大気連通弁205の開閉、及び吸引ポンプ202の動作等の回復動作を制御する。ヘッド駆動制御回路304は、記録ヘッド101の駆動を制御し、通常は、予備吐出や記録のためのインク吐出を記録ヘッド101に行わせる。キャリッジ駆動回路307は、画像信号処理部314で処理された記録データに従った記録動作のために記録ヘッド101の走査を制御するとともに、吸引回復動作を行うために回復ユニット107への移動を制御する。
図4は回復ユニットに設置されたキャップの構成を示す図である。
図4(a)は記録ヘッド101の下部を図1に示したz方向に見た模式図であり、図4(b)は図1に示したy方向に見たキャップと記録ヘッドを模式的に示す側断面図である。
図4(b)に示されるように、キャップ201が記録ヘッド101のインク吐出面200に当接することによってインク吐出面200を密閉している。キャップ201には図4(a)に示されるように、吸引口203と大気連通口204が備えられている。また、図4(a)と図4(b)に示されるように、吸引口203と大気連通口204に当接するように多孔質体からなるキャップ内吸収体401が備えられている。
図4(a)において、402〜405は夫々、ブラックインク(BKインク)、シアンインク(Cインク)、マゼンタインク(Mインク)、イエロインク(Yインク)を吐出するノズル列である。各色のノズル列402〜405はそれぞれ、768個のノズルを有しており、y方向に配列されている。従って、キャップ201に備えられた吸引口203と大気連通口204はノズル列方向と平行に設置されている。吸引口203と大気連通口204を結ぶ直線とノズル列402〜405夫々との距離を、LBK、LC、LM、LYとすれば、次の関係がなりたつ。即ち、LBK=LY>LC=LMである。
キャップ内吸収体401は吸引動作後にノズル内への混色インク流入量を抑制するためのものである。また、図4(b)から分かるように、キャップ内吸収体401はキャッピング時にインク吐出面200に接触しない程度にz方向に空隙が設けられている。しかしながら、吸引動作後にこの空隙内に溜まった混色インクがノズル内に流入してしまう為、吸引動作後に予備吐出動作を行うことによって、混色インクをノズル内から排出する。
混色インクをノズル内から排出する為に必要な予備吐出によるインク液滴の数(吐出回数)は、各色ノズル10000回である。10000回の予備吐出をキャップ201を開いたまま行うと、インクミストが装置内に飛散してしまう為、キャップ201を閉じた状態で行う。
<標準的な予備吐出シーケンス(図5)>
ここで、以下に説明する本発明に従う実施例との比較の為に、標準的な予備吐出シーケンスについて説明する。
図5は標準的な予備吐出シーケンスを示すフローチャートである。
図5によれば、予備吐出シーケンスを開始すると、まず、ステップS501では、キャップ内に予備吐出を行う為に、キャリッジ103を回復ユニット107に備えられたキャップの上方に移動させる。
ステップS502では予備吐出によるインクミストの飛散を防止するためにキャップ201をクローズし、さらに、ステップS503では大気連通弁205を開状態にして、大気連通口204からキャップ内を大気と連通させる。ステップS504では、吸引動作を開始する。この時、大気連通弁が開状態であるため吸引動作によってキャップ内が負圧になっても大気連通口が流入部として用いられ、キャップ内に空気が流入する。その為、ノズルからインクを引き出せる負圧状態にはならない。
ステップS505では、インク各色同時に10kHzの吐出周波数で10000回の予備吐出を行う。この時、吸引動作が行われている為、キャップに吐出されたインクやキャップ内の空気は負圧によって吸引口203へと排出される。同時に大気連通口204がインクで溢れることはない。
ステップS505における予備吐出が終了すると、処理はステップS506において、吸引ポンプを停止させ、ステップS507でキャップ201をオープンする。最後に、ステップS508では大気連通弁205を閉じ、予備吐出シーケンスを終了する。
図6は、図5に示した標準的な予備吐出シーケンスを実行中のキャップ内の状態を模式的に示す図である。図6(a)は図1に示したz方向に見た予備吐出シーケンス実行中のキャップ内状態を表す模式図であり、記録ヘッド101の下部の様子も合わせて示している。一方、図6(b)は図1に示したy方向に見た予備吐出シーケンス実行中のキャップ内状態を表す模式図である。
図6(a)において、601は予備吐出によってキャップ内吸収体よりも上面に液面が上昇している領域を示し、602はキャップ内吸収体よりも下面に液面がある領域を示している。大気連通弁205を開状態にし、吸引ポンプ202を動作させると、大気連通口204と吸引口203の間に圧力差が生じる。
そのため、キャップ201の内部において大気連通口204と吸引口203を結ぶ直線部分、流抵抗の小さい領域にはインクの流れが生じ易く、大気連通口204と吸引口203の間に溜まったインクは吸引口203より排出されやすい。図6(b)において、領域601は斜め十字模様の領域として、領域602は網目模様の領域として示されており、液面に差があることが示されている。
一方、大気連通口204と吸引口203を結ぶ直線から離れた位置ではインクの流れが生じにくく、インクが排出されにくい。その結果、インクが排出されやすい領域602と、インクが排出されにくく液面が上昇する領域601が生じる。
図6(a)と図6(b)から示唆されるように、予備吐出を継続すると、キャップ内吸収体401よりも上面に液面が上昇している領域602において液面がインク吐出面200に達する場合がある。液面がノズルに達すると、ノズルと連通したインクタンクの負圧により、キャップ内の混色インクが逆流してしまう場合や、或いは、液面にインク滴を吐出することにより発生した気泡603がノズル内部に侵入してしまうことがある。
次に、標準的な予備吐出シーケンスの実行で生じるかもしれない問題を解決するための予備吐出シーケンスのいくつの実施例について説明する。
図7は、実施例1に従う予備吐出シーケンスを示すフローチャートである。なお、図7において、図5を参照して既に説明したのと同じ処理ステップについては同じステップ参照番号を付し、その説明は省略する。
ステップS505aでは、インクが排出されにくい領域(図6の領域601)の直上にあるブラックインク(BKインク)を吐出するノズル列402とイエロインク(Yインク)を吐出するノズル列405からの予備吐出を行う。
次に、ステップS505bにおいて、インクが排出されやすい領域(図6の領域602)の直上にあるシアンインク(Cインク)を吐出するノズル列403とマゼンタインク(Mインク)を吐出するノズル列404からの予備吐出を行う。
このように、BKインクとYインクの予備吐出を、CインクとMインクの予備吐出より先行して行うことにより、予備吐出によってキャップ内にインクが溜まっていない状態でインクが排出されにくい領域の近くにあるノズル列からの予備吐出を行う。このようなシーケンスにより、インク液面が上昇する前に予備吐出を終えることができ、キャップ内で生じた混色インクのノズル内への逆流や、気泡の進入を防止することができる。
なお、以上説明した例では、大気連通口と吸引口を結ぶ直線から最も離れた位置であるBKインクとYインクを吐出するノズル列を先行して同時に予備吐出を行ったが、本発明はこれにより限定されるものではない。例えば、BKインクとYインクの起泡性を比較し、起泡性の高いほうのインクを先行して予備吐出を行ってもよい。
従って以上説明した実施例に従えば、キャップ内の大気連通口から吸引口までのインク流路において流れ抵抗の大きい領域、即ち、大気連通口と吸引口を結ぶ直線から離れた領域に存在するノズルから予備吐出を行うことができる。これにより、キャップ内で生じる混色インクのノズル内への逆流や、気泡の進入を防止することができる。
実施例1ではキャップ内の大気連通口と吸引口を結ぶ直線がノズル列と平行である場合について説明したが、実施例2では大気連通口と吸引口を結ぶ直線がノズル列と直交している場合について説明する。
図8は実施例2に従うキャップと記録ヘッドのノズル列との関係を示す模式図である。なお、図8において、既に図4を参照して説明したのと同じ構成要素には同じ参照番号を付し、その説明は省略する。図8から分かるように、大気連通口204と吸引口203とx方向に並び、y方向に配列したノズル列402〜405とは直交している。
図9は実施例2に従う予備吐出シーケンス実行中のキャップ内状態を模式的に示す図である。図9において、既に図6を参照して説明したのと同じ構成要素には同じ参照番号を付し、その説明は省略する。
図9に示す構成においても、図6に示した例と同様に、大気連通口204と吸引口203を結ぶ直線から離れた位置ではインクの流れが生じにくく、インクが排出されにくい。その結果、インクが排出されやすい領域602と、インクが排出されにくく液面が上昇する領域601が生じる。
図10は、実施例2に従う予備吐出シーケンスに関係する記録ヘッドの予備吐出分割領域を表す模式図である。
図10に示すように、夫々が768個のノズルからなるノズル列402〜405をy方向に3分割し、分割された各領域のノズルに対して、ヘッド駆動制御回路304は独立で予備吐出が可能な構成をとる。3分割は等分割であり、各ノズル列の各領域に対応するノズル数は256ノズルである。分割された領域は近隣のノズルから構成され、y方向にそれぞれ、A領域、B領域、C領域という。
図11は、実施例2に従う予備吐出シーケンスを示すフローチャートである。なお、図11において、図5を参照して既に説明したのと同じ処理ステップについては同じステップ参照番号を付し、その説明は省略する。
ステップS505cでは、インクが排出されにくい領域の直上にある各ノズル列のA領域及びC領域のノズルからの予備吐出を行う。次に、ステップS505dでは、各ノズル列のB領域のノズルからの予備吐出を行う。なお、この予備吐出の駆動周波数や予備吐出の回数は実施例1のステップS505a〜bと同様である。
このように、各ノズル列のA領域及びC領域のノズルの予備吐出を、各ノズル列のB領域より先行して行うことにより、予備吐出によってキャップ内にインクが溜まっていない状態でインクが排出されにくい領域のノズル列の予備吐出を行うことができる。
これにより、実施例1と同様に、インク液面が上昇する前に予備吐出を終えることができ、キャップ内で生じた混色インクのノズル内への逆流や、気泡の進入を防止することができる。
実施例1〜2ではキャップ内に大気連通口を備え、キャッピングを行いながらの予備吐出では大気連通弁を開状態にして吸引ポンプを駆動することにより、インクを排出しながら予備吐出を実行した。実施例3では大気連通口を用いずに、キャップを傾けた微小な開口部を大気連通部として用いる例について説明する。
図12は回復ユニットに設置されたキャップの構成を示す図である。
図12(a)は記録ヘッド101の下部を図1に示したz方向に見た模式図であり、図12(b)は図1に示したy方向に見たキャップと記録ヘッドを模式的に示す側断面図である。図12(a)では、説明のため、記録ヘッド101のノズル列の投影図も合わせて示されている。なお、図12において、既に図4を参照して説明したのと同じ構成要素には同じ参照番号を付し、その説明は省略する。
図12(a)と図4(a)とを比較すると分かるように、この実施例に従うキャップ201には大気連通口が備えられておらず、その代わりに、この実施例に従うキャップ201は図12(b)に示すように、x方向片側の端部を下側に傾けることが可能である。このため、キャップ201の上下動の駆動機構はz軸に垂直にキャップを移動させるのみならず、キャッピング位置よりキャップ201のx方向片側の端部を下側に傾ける動作を行うことができる。
図12(b)に示すキャップ201の端部を傾けた状態とすることにより、吸引口203とx方向反対側のキャップ端部が大気とが連通し、大気連通口が形成される。この実施例ではこのキャップを傾ける動作を大気連通動作といい、その大気連通動作によって大気と連通した部分を大気連通部1201という。
また、この実施例では、実施例2と同様にノズル列をy方向に3分割した領域夫々に対して独立して予備吐出が可能となっている。
図13は実施例3に従う予備吐出シーケンス実行中のキャップ内状態を模式的に示す図である。図13において、既に図6を参照して説明したのと同じ構成要素には同じ参照番号を付し、その説明は省略する。
図13において、図6に示す例と場所は異なるが、図6と同様に予備吐出によってキャップ内吸収体よりも上面に液面が上昇している領域601及びキャップ内吸収体よりも下面に液面がある領域602が存在する。大気連通部1301から吸引口203までの経路で流れ抵抗の高い領域ではインクの流れが生じにくく、インクが排出されにくい。その結果、インクが排出されやすい領域602と、インクが排出されにくく液面が上昇する領域601が生じる。
図14は、実施例3に従う予備吐出シーケンスを示すフローチャートである。なお、図14において、図5を参照して既に説明したのと同じ処理ステップについては同じステップ参照番号を付し、その説明は省略する。
ステップS505eにおいて、インクが排出されにくい領域の直上にあるYインクを吐出するノズル列405のA領域及びC領域のノズルから予備吐出を実行する。次に、ステップS505fでは、BKインク、Cインク、Mインクそれぞれを吐出するノズル列402〜404の全ノズルとノズル列405のB領域のノズルからの予備吐出を実行する。なお、この予備吐出の駆動周波数や予備吐出の回数は実施例1のステップS505a〜bと同様である。
このように、Yインクを吐出するノズル列のA領域及びC領域のノズルからの予備吐出を、同じノズル列のB領域や他のノズル列のノズルからの予備吐出に先行して実行する。これにより、予備吐出によってキャップ内にインクが溜まっていない状態でインクが排出されにくい領域にあるノズルの予備吐出を行うことができる。その結果、インク液面が上昇する前に予備吐出を終えることができ、キャップ内に生じる混色インクのノズル内への逆流や、気泡の進入を防止することができる。
実施例1〜3においては、インクが排出されにくい領域の予備吐出動作が完了した後にインクが排出されやすい領域の予備吐出動作を開始する例を示した。しかし、インクが排出されにくい領域の予備吐出動作が完了していなくても、インクが排出されやすい領域の予備吐出動作の開始よりもインクが排出されにくい領域の予備吐出動作の開始を先行していれば同様の効果を得ることができる。

Claims (16)

  1. インクを吐出する複数のノズルからなるノズル列を少なくとも1つ有するノズル面を備えた記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドのノズル面をキャップするためのキャップ部材であって、前記キャップ部材は、当該キャップ部材の内のインクを吸引するための吸引口と前記キャップ部材の内に空気を流入するための流入部とを備えている前記キャップ部材と、
    前記吸引口に接続された吸引手段と、
    前記キャップ部材で前記ノズル面をキャップした状態で前記吐出手段を駆動させながら前記記録ヘッドからインクの予備吐出動作を行う際に、前記複数のノズルのうち、前記吸引口と前記流入部とを結ぶ直線に対して、距離が遠い場所にあるノズルからの第1の予備吐出動作を、前記距離が短い場所にあるノズルからの第2の予備吐出動作よりも先に開始するように制御する制御手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記キャップ部材には、インクを吸収する吸収体が設けられており、
    前記キャップ部材で前記記録ヘッドのノズル面をキャップした際に、前記吸収体は、当該吸収体の面と前記ノズル面とが平行になるように備えられていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記第2の予備吐出動作は、前記第1の予備吐出動作が完了した後に開始することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記第2の予備吐出動作は、前記第1の予備吐出動作が完了する前に開始することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  5. 前記記録ヘッドは、前記ノズル列を複数、有しており、
    前記吸引口と前記流入部とを結ぶ直線は、各ノズル列の前記複数のノズルの配列の方向と平行の関係にあり、
    前記第1の予備吐出動作は、前記複数のノズル列のうち、前記直線より遠い場所にあるノズル列からの予備吐出動作であり、
    前記第2の予備吐出動作は、前記複数のノズル列のうち、前記直線より近い場所にあるノズル列からの予備吐出動作であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  6. 前記記録ヘッドは、前記ノズル列を複数、有しており、
    前記吸引口と前記流入部とを結ぶ直線は、前記複数のノズルの配列の方向と直交する関係にあり、
    前記複数のノズル列は、前記複数のノズル列それぞれの前記複数のノズルを近隣の複数のノズルからなる複数の領域に分割されており、
    前記第1の予備吐出動作は、前記複数の領域のうち、前記直線より遠い領域のノズルからの予備吐出動作であり、
    前記第2の予備吐出動作は、前記複数の領域のうち、前記直線より近い領域のノズルからの予備吐出動作であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  7. 前記流入部は、前記記録ヘッドのノズル面に前記キャップ部材を傾けて接することで形成されることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  8. 前記記録ヘッドは、前記ノズル列を複数、有しており、
    前記複数のノズル列からは互いに異なる色のインクが吐出されることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  9. インクを吐出する複数のノズルからなるノズル列を少なくとも1つ有するノズル面を備えた記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル面をキャップするためのキャップ部材であって、前記キャップ部材は、当該キャップ部材の内のインクを吸引するための吸引口と前記キャップ部材の内に空気を流入するための流入部とを備えている前記キャップ部材と、前記吸引口に接続された吸引手段とを有する記録装置の制御方法であって、
    前記キャップ部材で前記ノズル面をキャップする工程と、
    前記吸引手段を駆動する工程と、
    前記記録ヘッドからインクの予備吐出動作を行う工程とを有し、
    前記予備吐出動作において、前記複数のノズルのうち前記吸引口と前記流入部とを結ぶ直線に対して、距離が遠い場所にあるノズルからの第1の予備吐出動作を、前記距離が短い場所にあるノズルからの第2の予備吐出動作よりも先に開始することを特徴とする記録装置の制御方法。
  10. 前記キャップ部材には、インクを吸収する吸収体が設けられており、
    前記キャップ部材で前記記録ヘッドのノズル面をキャップした際に、前記吸収体は、当該吸収体の面と前記ノズル面とが平行になるように備えられていることを特徴とする請求項9に記載の記録装置の制御方法。
  11. 前記第2の予備吐出動作は、前記第1の予備吐出動作が完了した後に開始することを特徴とする請求項9に記載の記録装置の制御方法。
  12. 前記第2の予備吐出動作は、前記第1の予備吐出動作が完了する前に開始することを特徴とする請求項9に記載の記録装置の制御方法。
  13. 前記記録ヘッドは、前記ノズル列を複数、有しており、
    前記吸引口と前記流入部とを結ぶ直線は、各ノズル列の前記複数のノズルの配列の方向と、平行の関係にあり、
    前記第1の予備吐出動作では、前記複数のノズル列のうち、前記直線より遠い場所にあるノズル列から予備吐出がなされ、
    前記第2の予備吐出動作では、前記複数のノズル列のうち、前記直線より近い場所にあるノズル列から予備吐出がなされることを特徴とする請求項9に記載の記録装置の制御方法。
  14. 前記記録ヘッドは、前記ノズル列を複数、有しており、
    前記吸引口と前記流入部とを結ぶ直線は、前記複数のノズルの配列の方向と直交する関係にあり、
    前記複数のノズル列は、前記複数のノズル列それぞれの前記複数のノズルを近隣の複数のノズルからなる複数の領域に分割されており、
    前記第1の予備吐出動作では、前記複数の領域のうち、前記直線より遠い領域のノズルから予備吐出がなされ、
    前記第2の予備吐出動作では、前記複数の領域のうち、前記直線より近い領域のノズルからの予備吐出がなされることを特徴とする請求項9に記載の記録装置の制御方法。
  15. 前記流入部は、前記記録ヘッドのノズル面に前記キャップ部材を傾けて接することで形成されることを特徴とする請求項9に記載の記録装置の制御方法。
  16. 前記記録ヘッドは、前記ノズル列を複数、有しており、
    前記複数のノズル列からは互いに異なる色のインクが吐出されることを特徴とする請求項9に記載の記録装置の制御方法。
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