JP2013252323A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の吸収性物品は、吸収性コア33を含む縦長の吸収性本体3と、吸収性本体3の両側に配された内側立体ギャザー部4及び該内側立体ギャザー部4よりも幅方向外方にある外側立体ギャザー部5とを有し、腹側部F、股下部C及び背側部Rに区分される。吸収性コア33の非肌当接面側から、外側立体ギャザー部5、内側立体ギャザー部4へと亘って撥水性フィルム7が連続的に配されている。
【選択図】図1
Description
例えば、特許文献1には、1枚のカバーシートを折り畳んで第1防漏壁及び第2防漏壁を形成し、前記第1防漏壁の内部にバックシート側縁部を挟持させた吸収性物品が開示されている。これにより、防漏性に優れ、別部材を必要とせずに簡易化した吸収性物品を提供できるとされる。
また、特許文献2には、トップシートの両側部において、内側シートからなる襞部ギャザーと、該内側シートとバックシートとの連結部に形成されたレッグギャザーとを備えた使い捨ておむつが開示されている。内側シート及びバックシートは不織布とフィルムとをラミネートしたものからなる。これにより、着用者の動作で液が拡散しても確実に吸収し、液漏れを防止し得るとされる。
さらに、特許文献3には、吸収性本体の両側に複数の弾性部材を配した立体ギャザーを有するパンツ型使い捨ておむつが開示されている。前記複数の弾性部材には伸縮力の最も大きい第1弾性部材が含まれている。このおむつにおいては、第1弾性部材を起点に立体ギャザーが装着者側に折れて太もも周りにフィットし、横漏れを防止できるとされる。
図1に示すように、本実施形態のパンツ型使い捨ておむつ10は、胴回り部Dを構成する環状外装体2と股下部Cを構成する吸収性本体3とを有する。吸収性本体3の両側には、長手方向に沿って内側立体ギャザー部4及び外側立体ギャザー部5が配されている。環状外装体2は、およそ胴回り部Dのおよそ半周ずつをなす腹側帯21及び背側帯22からなる。腹側帯21及び背側帯22の両側縁(図2に示される、腹側帯21の左右両側部25,25及び背側帯22の左右両側部26,26)を重ね合わせ接合することで、一対のサイドシール部11,11が形成されている。これにより、おむつ10は、胴回り部Dの上端が開放されたウエスト開口部12と、股下部Cの左右両側が開放された一対の足回り開口部13,13とを有する。サイドシール部11は、ヒートシール、超音波シール等の任意の手段を用いて形成することができる。
なお、本実施形態において、裏面シート32をなす撥水性フィルムを、吸収性コア33の非肌当接面側から前記2つの立体ギャザー部4,5までの一連の防漏性を高める部材として説明するとき、撥水性フィルム7と称する。また、撥水性フィルム7の配置において、吸収性コア33の非肌当接面側から延出する限り、吸収性コア33と撥水性フィルム7との間にコアラップシートや他の部材が介在していてもよい。
外側立体ギャザー部5は、吸収性本体3の両側縁から幅方向(X方向)外方へと延出した立体ギャザー部形成用シート6が折り返され、弾性部材51が伸長した状態で挟持されてなる。より具体には、ギャザー先端53となる長手方向(Y方向)の折れ目線に沿って、立体ギャザー部形成用シート6が折り返されて二つ折りされる。二つ折りされたシート層間に、前記折れ目線に沿って弾性部材51が伸長した状態で配されている。この二つ折り部分の端部が長手方向に沿う線状接合部8(図2参照)で接合されて、袋状の外側シート積層部52となる。なお、この弾性部材51の伸長状態とは、図2に示すように、おむつ10を展開した状態でY方向に伸長させた状態であり、腹側部F、股下部C及び背側部Rが並ぶ方向に伸長させた状態である。この点は、後述の内側立体ギャザー部4においても同様である。
また、外側立体ギャザー部5の長手方向端部は、腹側部F及び背側部Rにおいて、腹側帯21及び背側帯22に接合されている。接合された前記長手方向端部の間で、伸長状態の弾性部材51が収縮可能とされている。そのため、おむつ10を展開状態からサイドシール部11を形成した完成品(図1参照)とすると、弾性部材51が収縮する。これにより、おむつ10の装着時に、固定された前記長手方向端部の間で、外側立体ギャザー部5の股下部Cに配された部分が自由端として起立し、ギャザー先端53及びその周辺が着用者の肌に当接し防漏壁をなす。
また、内側立体ギャザー部4の長手方向端部は、腹側部F及び背側部Rにおいて、吸収性本体3に接合されている。接合された前記長手方向端部の間で、伸長状態の弾性部材41が収縮可能とされている。そのため、おむつ10を展開状態からサイドシール部11を形成した完成品(図1参照)とすると、弾性部材41が収縮する。これにより、おむつ10の装着時に、固定された前記長手方向端部の間で、内側立体ギャザー部4の股下部Cに配された部分が自由端として起立し、ギャザー先端43及びその周辺が着用者の鼠径部に当接し防漏壁をなす。
また、(ii)の形態と同様、外側シート積層部52のシート部52aと撥水性フィルム6との厚みのある積層体が弾性部材51による下からの押し上げにより、面状に臀部に当接し易く、弾性部材の収縮力を面状の当接面に分散して肌に伝えることができるため、フィット性が高められる。この場合、構成材料枚数の増加による弾性体収縮の阻害が生じやすいが、起立性を確保するために弾性部材51の収縮力を高めることで容易に対応できる。なお、収縮力を高めることは、弾性材料のdtex値を上げること(太くすること)や本数を増やすこと、また、伸張率を上げることで実現できる。一方で、収縮力を多少高めても、前述したように収縮力が分散するため、肌への影響は少なく好ましい。
パンツ型使い捨ておむつ90は、第1実施形態のものとは外装体が異なる。おむつ90の外装体92は、図7に示されるように、腹側部F及び背側部Rが股下部Cで繋がれた連続体である。股下部Cは、腹側部F及び背側部Rよりも幅狭とされている。つまり、外装体92は、全体として、側部が股下部で括れ、腹側部F及び背側部Rが幅広とされた縦長形状である。この外装体92も、2層の不織布シート92a,92b間に幅方向に配された腰回り弾性部材27及び胴回り弾性部材28を有している。この外装体92の肌当接面側に、吸収性本体3が股下部Cを中心に腹側部F及び背側部Rへ亘って配置されている。おむつ90においても、外装体92の腹側部Fの両側縁と背側部Rの両側縁とがそれぞれ接合されてウエスト開口部12と一対の足回り開口部13,13が形成されてパンツ型使い捨ておむつ90が形成される。
外層シート24としては、例えばエアスルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等の各種製法による不織布、織布、編布、樹脂フィルム等が挙げられ、これらを積層一体化させてなるシート材等を用いることができる。内層シート23も外層シート24と同様のシート材等を用いることができる。また、内層シート23及び外層シート24は、いずれか一方もしくは両方が伸縮性を有するシート材で構成されていてもよい。伸縮性を有するシートとしては、2枚のシート材の間に伸縮性を有するフィルムを挟み込んだシートやポリウレタン等の伸縮性を有するエラストマー繊維から構成された不織布等が挙げられる。
前記吸収性コアの非肌当接面側から、前記外側立体ギャザー部、前記内側立体ギャザー部へと亘って撥水性フィルムが連続的に配されている吸収性物品。
<3>前記裏面シートは、撥水性フィルムを用いてなる<2>記載の吸収性物品。
<4>前記裏面シートをなす撥水性フィルムが、前記吸収性コアの非肌当接面側から前記外側立体ギャザー部、前記内側立体ギャザー部へと亘って連続的に配されている<3>記載の吸収性物品。
<5>前記外側立体ギャザー部及び前記内側立体ギャザー部は、立体ギャザー部形成用シートを部分的に折り返してなる外側シート積層部及び内側シート積層部それぞれのシート層間に弾性部材及び前記撥水性フィルムを挟持してなり、
前記撥水性フィルムは、前記外側立体ギャザー部及び前記内側立体ギャザー部の前記吸収性本体との対向面側を覆い、かつ、前記外側シート積層部及び前記内側シート積層部の少なくともいずれか一方において二つ折りされた状態で挟持されている<1>〜<4>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<6>前記内側立体ギャザー部及び前記外側立体ギャザー部はそれぞれ伸長状態で配された弾性部材を有している<1>〜<5>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<7>前記弾性部材の伸長状態が、前記吸収性物品を展開した状態で腹側部、股下部及び背側部が並ぶ方向に伸長させた状態である<6>記載の吸収性物品。
<8>前記吸収性コアの非肌当接面側に裏面シートが配されており、該裏面シートが撥水性フィルムからなり、該撥水性フィルムが前記吸収性コアの非肌当接面側から幅方向外方の前記外側立体ギャザー部へと至り、該外側立体ギャザー部から幅方向内方の前記内側立体ギャザー部へと折り返して連続的に配されている<1>〜<7>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<9>前記外側立体ギャザー部は、この形成部材である立体ギャザー部形成用シートが二つ折りされ、該二つ折り部分の端部が長手方向に沿う線状接合部で接合されて、袋状の外側シート積層部を備えてなる<1>〜<8>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<10>前記外側立体ギャザー部において、前記撥水性フィルムは、折り返し線で二つ折りされている<1>〜<9>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<11>二つ折りされた前記撥水性フィルムは、前記外側シート積層部内部で、前記線状接合部を閉じ口とする袋状となる<10>記載の吸収性物品。
<12>前記外側立体ギャザー部において、この形成部材である立体ギャザー部形成用シートが二つ折りされ、該二つ折り部分の端部が長手方向に沿う線状接合部で接合されており、
前記外側立体ギャザー部の起立は、前記線状接合部を起立点として前記吸収性本体の幅方向外方へ向かう起立である<1>〜<11>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<13>前記外側立体ギャザー部において、この形成部材である立体ギャザー部形成用シートが二つ折りされ、該二つ折り部分の端部が長手方向に沿う線状接合部で接合されており、
前記内側立体ギャザー部は、前記線状接合部を越えた前記立体ギャザー部形成用シートの端部が、前記内側立体ギャザー部のギャザー先端となる折れ目線に沿って二つ折りされ、前記二つ折り部分の端部が接合されて、前記ギャザー先端を有する袋状の内側シート積層部を備えてなる<1>〜<12>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<14>前記内側立体ギャザー部は、この形成部材である立体ギャザー部形成用シートを部分的に折り返してなる内側シート積層部を備え、前記内側立体ギャザー部の根元である起立点から前記内側シート積層部までを隙間なく撥水性フィルムが覆っている<1>〜<13>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<15>前記外側立体ギャザー部において、この形成部材である立体ギャザー部形成用シートが二つ折りされ、該二つ折り部分の端部が長手方向に沿う線状接合部で接合されており、
前記内側立体ギャザー部の起立は、前記線状接合部を起立点として前記表面シートの上方へ向かう起立である<1>〜<14>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<16>前記内側立体ギャザー部の起立点が前記吸収性コアの幅方向外方に設けられている<1>〜<15>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<17>前記内側立体ギャザー部の形成部材である立体ギャザー部形成用シート及び前記撥水性フィルムが前記吸収性コアの肌当接面側に配された表面シートと前記吸収性物品の長手方向に沿って線状に接合され、そこから起立するようにして前記内側立体ギャザー部が形成されている<1>〜<16>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<18>前記吸収性コアが、前記吸収性物品の長手方向に沿う一対の溝部を有し、前記吸収性コアの肌当接面側に表面シートが配されており、前記溝部に対応する前記表面シートの肌当接面側において、前記立体ギャザー部形成用シート及び前記撥水性フィルムが前記表面シートと前記吸収性物品の長手方向に沿って線状に接合されている<1>〜<17>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<19>前記吸収性コアが、前記吸収性物品の長手方向に沿う一対の溝部を有し、該溝部に対応する肌当接面側の位置に、前記内側立体ギャザー部の起立点が配されている<1>〜<18>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<20>前記撥水性フィルムは、前記内側立体ギャザー部及び前記外側立体ギャザー部のギャザー先端には至らない配置とされている<1>〜<19>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<21>前記撥水性フィルムは、前記内側立体ギャザー部及び前記外側立体ギャザー部のギャザー先端にある弾性部材を巻き込まず、その手前の配置とされている<1>〜<20>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<22>前記撥水性フィルムが前記吸収性コアの非肌当接面側に配される裏面シートの延出部分からなり、前記内側立体ギャザー部及び前記外側立体ギャザー部の形成部材である立体ギャザー部形成用シートが前記裏面シートの非肌当接面側に配される外包不織布シートの延出部分からなる<1>〜<21>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<23>前記撥水性フィルムが、前記内側立体ギャザー部及び前記外側立体ギャザー部における前記吸収性本体との対向面側と前記吸収性コアの非肌当接面側とを切れ目なく覆う<1>〜<22>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<24>前記撥水性フィルムが、前記吸収性コアの側部に対する防漏壁をなす<1>〜<23>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<25>前記内側立体ギャザー部及び外側立体ギャザー部の形成部材である立体ギャザー部形成用シートは、撥水性の不織布を用いてなる<1>〜<24>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<26>前記吸収性物品がパンツ型吸収性物品であって、前記腹側部をなす腹側帯と前記背側部をなす背側帯とを有し、前記腹側帯及び前記背側帯が外装体をなし、前記腹側帯と前記背側帯との間に前記吸収性本体を架け渡して股下部が形成され、前記腹側帯及び前記背側帯それぞれの両側縁部が接合されて胴回り開口部及び一対の足回り開口部が形成さている<1>〜<25>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<27>前記吸収性物品がパンツ型吸収性物品であって、前記股下部が括れ、前記腹側部及び前記背側部が幅広とされた縦長形状の外装体の肌当接面側に前記吸収性本体を配置し、前記外装体における前記腹側部及び前記背側部のそれぞれの両側縁部が接合されて胴回り開口部及び一対の足回り開口部が形成されている<1>〜<25>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<28>前記外装体を構成する前記腹側帯及び前記背側帯は、着用者肌面側の1層以上の内層シートと着用者非肌面側の外層シートとからなる<26>記載の吸収性物品。
<29>前記腹側帯及び前記背側帯は、環状外装体をなし、前記パンツ型吸収性物品の胴回り部を構成する<28>記載の吸収性物品。
<30>前記撥水性フィルムは、液難透過性で且つ水蒸気の透過性を有する多孔質フィルムである<1>〜<29>のいずれか1項に記載の吸収性物品。
<31><1>〜<30>のいずれか1項に記載の吸収性物品の製造方法であって、
搬送される立体ギャザー部形成用連続シートの前記外側立体ギャザー部のギャザー先端予定位置を起点に、前記立体ギャザー部形成用連続シートを搬送方向に沿って谷折りし、前記外側立体ギャザー部のギャザー先端予定位置と該外側立体ギャザー部のギャザー先端予定位置よりも幅方向外方のシート側縁近傍にある前記内側立体ギャザー部のギャザー先端予定位置とにそれぞれ弾性部材を搬送方向に沿って配置する工程と、
前記立体ギャザー部形成用連続シートの前記弾性部材を配した面に対し、前記内側立体ギャザー部のギャザー先端予定位置より幅方向内方を前記撥水性連続シートで覆う工程と、
前記谷折り部分に前記弾性部材とともに前記撥水性連続シートを挟持し、線状接合部で接合して、前記外側シート積層部連続体を形成する工程と、
前記内側立体ギャザー部のギャザー先端予定位置を起点に、前記立体ギャザー部形成用連続シートを搬送方向に沿って折り返し、該折り返し部分に前記弾性部材とともに前記撥水性シートの端部を挟持し接合して、前記内側シート積層部連続体を形成する工程と、
前記線状接合部を起点に、前記内側シート積層部連続体を幅方向内方へと折り返す工程と
を備えた吸収性物品の製造方法。
3 吸収性本体
31 表面シート
32 裏面シート
33 吸収性コア
4 内側立体ギャザー部
41 弾性部材
42 内側シート積層部
43 ギャザー先端
5 外側立体ギャザー部
51 弾性部材
52 外側シート積層部
53 ギャザー先端
6 立体ギャザー形成用シート
7 撥水性フィルム
8 線状接合部
10,90 パンツ型使い捨ておむつ
92 外装体
420 内側シート積層部連続体
520 外側シート積層部連続体
600 立体ギャザー形成用連続シート
700 撥水性連続シート
Claims (9)
- 吸収性コアを含む縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の両側に配された内側立体ギャザー部及び該内側立体ギャザー部よりも幅方向外方にある外側立体ギャザー部とを有し、腹側部、股下部及び背側部に区分される吸収性物品であって、
前記吸収性コアの非肌当接面側から、前記外側立体ギャザー部、前記内側立体ギャザー部へと亘って撥水性フィルムが連続的に配されている吸収性物品。 - 前記外側立体ギャザー部及び前記内側立体ギャザー部は、立体ギャザー部形成用シートを部分的に折り返してなる外側シート積層部及び内側シート積層部それぞれのシート層間に弾性部材及び前記撥水性フィルムを挟持してなり、
前記撥水性フィルムは、前記外側立体ギャザー部及び前記内側立体ギャザー部の前記吸収性本体との対向面側を覆い、かつ、前記外側シート積層部及び前記内側シート積層部の少なくともいずれか一方において二つ折りされた状態で挟持されている請求項1記載の吸収性物品。 - 前記内側立体ギャザー部の起立点が前記吸収性コアの幅方向外方に設けられている請求項1又は2記載の吸収性物品。
- 前記吸収性コアが、前記吸収性物品の長手方向に沿う一対の溝部を有し、該溝部に対応する肌当接面側の位置に、前記内側立体ギャザー部の起立点が配されている請求項1又は2記載の吸収性物品。
- 前記撥水性フィルムは、前記内側立体ギャザー部及び前記外側立体ギャザー部のギャザー先端には至らない配置とされている請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記撥水性フィルムが前記吸収性コアの非肌当接面側に配される裏面シートの延出部分からなり、前記内側立体ギャザー部及び前記外側立体ギャザー部の形成部材である立体ギャザー部形成用シートが前記裏面シートの非肌当接面側に配される外包不織布シートの延出部分からなる請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記吸収性物品がパンツ型吸収性物品であって、前記腹側部をなす腹側帯と前記背側部をなす背側帯とを有し、前記腹側帯及び前記背側帯が外装体をなし、前記腹側帯と前記背側帯との間に前記吸収性本体を架け渡して股下部が形成され、前記腹側帯及び前記背側帯それぞれの両側縁部が接合されて胴回り開口部及び一対の足回り開口部が形成さている請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記吸収性物品がパンツ型吸収性物品であって、前記股下部が括れ、前記腹側部及び前記背側部が幅広とされた縦長形状の外装体の肌当接面側に前記吸収性本体を配置し、前記外装体における前記腹側部及び前記背側部のそれぞれの両側縁部が接合されて胴回り開口部及び一対の足回り開口部が形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記請求項1〜8のいずれか1項に記載の吸収性物品の製造方法であって、
搬送される立体ギャザー部形成用連続シートの前記外側立体ギャザー部のギャザー先端予定位置を起点に、前記立体ギャザー部形成用連続シートを搬送方向に沿って谷折りし、前記外側立体ギャザー部のギャザー先端予定位置と該外側立体ギャザー部のギャザー先端予定位置よりも幅方向外方のシート側縁近傍にある前記内側立体ギャザー部のギャザー先端予定位置とにそれぞれ弾性部材を搬送方向に沿って配置する工程と、
前記立体ギャザー部形成用連続シートの前記弾性部材を配した面に対し、前記内側立体ギャザー部のギャザー先端予定位置より幅方向内方を前記撥水性連続シートで覆う工程と、
前記谷折り部分に前記弾性部材とともに前記撥水性連続シートを挟持し、線状接合部で接合して、前記外側シート積層部連続体を形成する工程と、
前記内側立体ギャザー部のギャザー先端予定位置を起点に、前記立体ギャザー部形成用連続シートを搬送方向に沿って折り返し、該折り返し部分に前記弾性部材とともに前記撥水性シートの端部を挟持し接合して、前記内側シート積層部連続体を形成する工程と、
前記線状接合部を起点に、前記内側シート積層部連続体を幅方向内方へと折り返す工程と
を備えた吸収性物品の製造方法。
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