JP2013244561A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電動モータの冷却構造の構築に関して更に改良された電動工具を提供する。
【解決手段】 先端工具119を駆動するモータ110を備えた電動工具である。モータ110は、固定子111と、回転子112と、回転子112が取付けられた回転軸113とを有するとともに、回転子112が固定子111の外側に配置されたアウタロータ型モータとして構成されている。回転子は、モータ110の冷却に用いる冷却風を発生させるための羽根形状に形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータにより先端工具を駆動して被加工材に所定の加工作業を行う電動工具に関する。
米国特許公開2011−0241457号明細書(特許文献1)は、電動モータで駆動されるチップソーによって草刈り作業を行う電動式の苅込機を開示している。苅込機に限らず電動モータにより先端工具を駆動して被加工材に所定の加工作業を遂行する電動工具の場合、加工作業時に電動モータが発熱するため、電動モータを熱から保護すべく冷却する必要がある。特許文献1に記載の電動工具では、電動モータの内部に空気の流れを生じさせて電動モータを冷却するべく、電動モータの回転子に冷却ファンを取付けているが、このような冷却構造の構築については更なる改良の余地がある。
米国特許公開2011−0241457号明細書
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、電動モータの冷却構造の構築に関して更に改良された電動工具を提供することをその目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の好ましい形態によれば、先端工具を駆動するモータを備えた電動工具が構成される。モータは、固定子と、回転子と、回転子が取付けられた回転軸とを有するとともに、回転子が固定子の外側に配置されたアウタロータ型モータとして構成されている。このように、モータにつき、回転子が固定子の外側に配置されたアウタロータ型モータとした場合、回転部分の外径が大きく、大きなロータ慣性モーメントを持たせることが可能となる。このため、インナロータ型モータに比べて、大きなトルクを発生することができる。これにより、モータと当該モータにより駆動される先端工具間に減速機構が必要とされるインナロータ型モータ搭載の従来の電動工具に比べて、機体の小型化、軽量化及び操作性の向上を図る上で有効となる。また、モータの出力を一定とした場合、大きなトルクを発生し得ることで回転数を低くできるため、モータ振動による電動工具の振動を低減することができる。
本発明に係る電動工具の好ましい形態によれば、回転子は、モータの冷却に用いる冷却風を発生させるための羽根形状に形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、回転子は、冷却風を発生させるための羽根形状に形成された構成としている。換言すれば、冷却ファンが回転子に一体に形成された構成である。このため、別途に形成された冷却ファンを回転子に取付ける場合に比べて、軽量化、小型化が可能となるとともに、組付け作業が不要となる。
本発明に係る電動工具の更なる形態によれば、モータは、モータ軸方向の端部に当該モータの内部と外部を連通する第1の開口が形成されている。
この形態によれば、第1の開口を通じてモータの内部と外部の間で冷却風を流通させることができる。
本発明に係る電動工具の更なる形態によれば、モータを収容するハウジングを有し、ハウジングにおけるモータ軸方向の端部の面に当該ハウジングの内部と外部を連通する第2の開口が形成されている。
この形態によれば、第2の開口を通じてハウジングの外部と内部との間で冷却風を流通させることができる。
本発明に係る電動工具の更なる形態によれば、回転子は、当該回転子の軸方向と交差する方向に延在して回転軸に連結される端面を有する。そして、当該端面に通気口が形成されており、通気口を含む回転子の端面が羽根形状に形成されている。回転子が固定子の外側に配置されるアウタロータ型モータの場合、回転子には回転軸と連結するために、軸方向と交差する方向に延在する端面が設定される。ここで、「端面が羽根形状に形成される」とは、端面の軸方向一端から他端に向けて、当該端面の軸方向に所定角度で傾斜状に延在する通気口を形成する態様がこれに相当する。通気口は直線状に延在する態様ないし湾曲状に延在する態様のいずれであっても構わない。
この形態によれば、軸方向と交差する方向に延在する端面に通気口を形成することで、回転子の端面が回転することに伴いモータの外部と内部との間で冷却風を流通させることができる。
本発明に係る電動工具の更なる形態によれば、回転子の側面には、当該回転子の内部と外部を連通する通風口が形成されており、通風口を含む回転子の側面が羽根形状に形成されている。回転子の側面に形成される「羽根形状」は、典型的には、冷却風が回転子の内側から外側に向かって流動する遠心ファンの羽根形状に形成される。具体的には、回転子の側面に径方向直線に対し所定角度で傾斜するスリットを設けることで構成され、スリットは直線状に延在する態様ないし湾曲状に延在する態様のいずれであっても構わない。
この形態によれば、回転子の側面を羽根形状に形成する構成とすることにより、広い面を利用しての設定となり、送風能力を容易に確保することができる。これにより、冷却風をモータの内部から外部へと流動させてモータに発生した熱を効率よく放熱できる。
本発明に係る電動工具の更なる形態によれば、モータにより駆動されて先端工具を駆動する駆動機構を有する。そして、モータを冷却した冷却風が駆動機構を通過する構成とされ、これにより当該駆動機構を冷却する構成とされる。
この形態によれば、モータを冷却後の冷却風によって駆動機構を冷却することが可能となり、合理的な冷却方式を構築できる。
本発明に係る電動工具の更なる形態によれば、先端工具は、被加工材に対し直線状の衝撃力を作用させて作業を行なうハンマビットとして構成され、駆動機構は、少なくともハンマビットを長軸方向に打撃動作する打撃機構を有する。
この形態によれば、ハンマビットが被加工材に直線状の衝撃力を作用させてハンマ作業を行う電動工具、すなわち電動式打撃工具において、モータにつき、回転子に冷却風を発生させるための羽根形状を形成することにより、冷却ファンを別途に設ける場合に比べて打撃工具の軽量化が図れる。また、モータの回転軸方向に関する打撃工具の長さ寸法を短縮して小型化を図ることが可能となる。
本発明に係る電動工具の更なる形態によれば、駆動機構は、モータの回転運動を直線運動に変換して打撃機構を駆動するクランク機構を有する。モータは、当該モータの回転軸が打撃機構の打撃軸線に交差するように配置されており、モータの回転軸とクランク機構の回転軸が同軸上に配置されている。
この形態によれば、モータの回転軸がハンマビットの打撃軸線と交差状に配置された形式の打撃工具において、モータの回転軸とクランク機構の回転軸が同軸上に配置されることで、両軸間に別の動力伝達部材が介在しない分だけ、軸方向長さをより一層短縮することが可能となる。これによりモータを打撃機構の打撃軸線側に寄せて配置し、打撃工具の重心を打撃軸線に近づけることができるため、ハンマ作業時に当該重心回りに発生するモーメントが低減し、使い勝手が向上する。
本発明によれば、電動モータの冷却構造の構築に関して更に改良された電動工具が提供されることとなった。
本発明の実施形態に係る電動ハンマの全体構成を示す断面図である。 電動ハンマを半断面で示す平面図である。 電動ハンマの底面図である。 図1の一部拡大図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図5のC−C線断面図である。 ロータ底部に形成される吸気口の変形例を説明する図である。
以下、本発明の実施形態につき、図1〜図7を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態は、電動工具の一例として電動ハンマを用いて説明する。図1に示すように、電動ハンマ100は、概括的に見て、電動ハンマ100の外郭を形成する工具本体としての本体部101を主体として構成される。本体部101の先端領域には、ハンマビット119が筒状のツールホルダ159を介して着脱自在に取付けられる。ハンマビット119は、ツールホルダ159に対し長軸方向には相対移動可能とされ、周方向には一体回転するように装着される。このハンマビット119が、本発明における「先端工具」に対応する。
本体部101の先端領域の反対側端部には、作業者が握るハンドグリップ107が連接されている。ハンドグリップ107は、ハンマビット119の長軸方向と交差する図1の上下方向に延在するとともに、本体部101に対して延在方向の各端部が連接された側面視で略D型のメインハンドルとして備えられている。
なお、本実施の形態では、便宜上、本体部101の長軸方向におけるハンマビット119側を、「前側」ないし「前方側」として規定し、ハンドグリップ107側を、「後側」ないし「後方側」として規定する。また、図1中の紙面上方を、「上側」ないし「上方側」と規定し、紙面下方を、「下側」ないし「下方側」と規定する。
本体部101は、外側を覆うアウタハウジング103と、アウタハウジング103の内部に配置されたインナハウジング104とからなる2重ハウジング構造として構成されている。インナハウジング104は、前後方向に延在する長尺状に形成されるとともに、アウタハウジング103の上部側空間に配置され、内部には運動変換機構120及び打撃要素140を収容している。運動変換機構120を駆動するための電動モータ110は、当該運動変換機構120の下方に位置するように、アウタハウジング103内の後方下部に収容されている。
電動モータ110の回転出力は、運動変換機構120によって直線運動に適宜変換された上で打撃要素140に伝達され、当該打撃要素140を介してハンマビット119の長軸方向(図1における左右方向)への衝撃力を発生する。ハンドグリップ107には、電気スイッチ107aと、電気スイッチ107aのオン・オフを切替え可能なスライド式の操作部材107bが設けられている。電動モータ110は、電気スイッチ107aがオン状態に切り替えられることで通電駆動される。この電動モータ110が、本発明における「モータ」に対応し、運動変換機構120及び打撃要素140が、本発明における「駆動機構」に対応する。
図1に示すように、運動変換機構120は、水平面内にて回転駆動されるクランク軸125、当該クランク軸125の回転中心からずれた位置(偏心位置)に設けられた偏心軸127、ピストン131、当該ピストン131と偏心軸127とを連接する連接ロッド129等からなるクランク機構によって構成される。クランク軸125は、電動モータ110のモータ軸113とは別体に形成されるとともに、モータ軸113と同軸上に配置されて一体回転するように連結されている。クランク軸125は、モータ軸113の上方に配置され、軸受(ボールベアリング)126を介してインナハウジング104に回転自在に支持されている。この運動変換機構120が、本発明における「打撃機構を駆動するクランク機構」に対応し、クランク軸125が、本発明における「クランク機構の回転軸」に対応する。
クランク軸125の回転運動は、偏心軸127と連接ロッド129を介して直線運動に変換され、ピストン131に伝達される。ピストン131は、打撃要素140を駆動する駆動子として備えられ、シリンダ141内をハンマビット119の長軸方向と同方向に直線状に摺動される。シリンダ141は、ハンマビット119を保持するツールホルダ159の後方に同心状に配置されるとともに、ツールホルダ159共々インナハウジング104内に収容されて固定されている。
図1に示すように、打撃要素140は、シリンダ141のボア内壁に摺動自在に配置された打撃子としてのストライカ143と、ツールホルダ159内に摺動自在に配置されるとともに、ストライカ143の動作エネルギ(打撃力)をハンマビット119に伝達する中間子としてのインパクトボルト145とを主体として構成される。ストライカ143は、ピストン131の摺動動作に伴うシリンダ141の空気室141aの空気バネを介して駆動され、ツールホルダ159内に配置されたインパクトボルト145に衝突(打撃)し、当該インパクトボルト145を介してハンマビット119に打撃力を伝達する。この打撃要素140が、本発明における「打撃機構」に対応する。
図4〜図7に電動モータ110の構成を示している。本実施の形態に係る電動モータ110は、直流ブラシレスモータであり、図4及び図7に示すように、内側に固定子111が配置され、外側に回転子112が配置されたアウタロータ型モータとして構成されている。電動モータ110は、モータ軸113の長軸方向がハンマビット119の長軸方向(従って、本体部101の長軸方向)と直交状に交差するよう配置されている。
固定子111は、回転子112を駆動するための駆動コイル111aを保持するコイル保持部材111bと、コイル保持部材111bを支持するべく当該コイル保持部材111bの内側に配置された筒状取付部材111cとを主体として構成されている。筒状取付部材111cは、上端側にフランジ部分を有し、このフランジ部分がインナハウジング104によって固定状に支持されている。なお、インナハウジング104は、図1に示すようにアウタハウジング103の内部に配置された運動変換機構120及び打撃要素140を収容する。
回転子112は、モータ軸113に同心状に取付けられて軸方向の一端(下端)が塞がれた有底略円筒状部材として形成されている。図5に示すように、回転子112の側壁112aの内面には、固定子111の外周と対向して磁石115が周方向に所定間隔で取付けられ、図4、図7に示すように、円筒状底部を構成する底板112bの中央のボス部には、モータ軸113の軸方向の一端部(下端部)が圧入されて一体化されている。
モータ軸113は、図4及び図7に示すように、固定子111の筒状取付部材111cの内部を遊嵌状に貫通するよう配置されている。そして、モータ軸113の下部側は、回転子112の底板112bを貫通して下方へ延在するとともに、その延在端部が軸受(ボールベアリング)117を介してアウタハウジング103に回転自在に支持されている。モータ軸113の上部側は、インナハウジング104を貫通して当該インナハウジング104の内部空間側へ延在されている。このモータ軸113が、本発明における「回転子が取付けられた回転軸」及び「モータの回転軸」に対応する。
電動ハンマ100による加工作業時には、電動モータ110、運動変換機構120、打撃要素140が駆動することで発熱する。そこで、電動モータ110、運動変換機構120、打撃要素140に発生した熱を本体部103の外部へ放出するため、電動モータ110は冷却ファン160を備えている。
本実施の形態では、図5に示すように、回転子112の側壁112aに径方向直線に対し所定角度で傾斜するスリット(細孔)161を周方向に所定間隔で複数形成している。そして、それらのスリット161と各スリット161を挟んで隣接する(対向する)部分163とによってファンの羽根形状を形成し、回転子112が回転する際に生ずる遠心力によって当該回転子112の内側から外側に向かう空気流れ(冷却風)を発生させる構成としている。すなわち、本実施の形態は、回転子112の側壁112aにファンの羽根形状を形成することによって回転子112それ自体に遠心式の冷却ファン160を設定したものである。スリット161を有する側壁112aの形状が、本発明における「冷却風を発生させるための羽根形状」に対応し、スリット161が、本発明における「通風口」に対応する。
なお、スリット161は、回転子112の側壁112aのうち、磁石115が取付けられていない領域に形成されるとともに、図4に示すように、回転子112の軸方向の概ね全長にわたって形成されている。また、スリット161の傾斜方向については、側壁112aの外面開口側が回転子112の回転方向(図5のR矢方向)の後側となるように設定されており、これにより内側から外側への空気流れを発生させることができる。
回転子112の底板112bには、図6に示すように、軸方向に貫通する吸気用としての平面視で略台形の貫通孔165が周方向に所定間隔で複数形成され、これら貫通孔165によって回転子112の内側と外側が連通される。この底板112bが、本発明における「回転軸に連結される端面」に対応し、貫通孔165が、本発明における「第1の開口」に対応する。
アウタハウジング103には、電動モータ110の軸方向一端と対向する面、すなわち下面(領域)に外部の空気を取り入れるための風窓167が形成されている。当該アウタハウジング103の下面が、本発明における「端部の面」に対応し、風窓167が、本発明における「第2の開口」に対応する。風窓167は、図3に示すように、周方向に断続的に延在する複数列の格子窓として構成され、貫通孔165が形成された回転子112の底板112bと対向している。
また、図1、図2及び図7に示すように、アウタハウジング103の上面及び左右の側面上部のうち、連接ロッド129の上方及び側方領域には、電動モータ110及び駆動機構(運動変換機構120、打撃要素140)の冷却に用いられた冷却風を電動ハンマ100の外部へと排出するためのスリット状の排気口169が複数形成されている。
なお、図4及び図7に示すように、固定子111の筒状取付部材111cのフランジ部分には、下方に向かって所定長さで突出するスカート状の円筒部111dが形成され、当該円筒部111dの開口端部が、回転子112の筒状開口端部に形成された段付き小径部の外周を僅かな隙間を置いて覆うように配置されている。これによりアウタハウジング103内の空気が回転子112の上方から当該回転子112の内側に流入することを回避している。
上記のように構成された電動ハンマ100は、操作部材107bを操作して電気スイッチ107aをオン状態に切り替えることにより電動モータ110が通電駆動されると、運動変換機構120から打撃要素140を介してハンマビット119に長軸方向への打撃力が加えられる。これにより、ハンマビット119が長軸方向のハンマ動作を行い、被加工材(コンクリート)に加工作業を遂行する。
電動モータ110の回転子112が回転すると、当該回転子112の回転による遠心力によって側壁112aのスリット161を通して回転子112の内側から外側に向かう空気流れ(冷却風)が発生する。これにより、電動ハンマ100の外部の空気がアウタハウジング103の風窓167からアウタハウジング103内に流入する。アウタハウジング103内に流入した空気、すなわち冷却風は、回転子112の底板112bの貫通孔165を通り電動モータ110の内部へと流入するとともに、電動モータ110を構成する各構成部材の隙間、および回転子112と固定子111との間を通って上方ないし斜め上方へと流れるとともに、回転子112の側壁112aのスリット161を通って回転子112の外側へと流れる。回転子112の外側に流出された冷却風は、更にアウタハウジング103とインナハウジング104との間の空間を通って上方へと流れたのち、アウタハウジング103の排気口169から電動ハンマ100の外部に排出される。そして、両ハウジング103間を通って外部へと流出する際に、駆動機構である運動変換機構120及び打撃要素140に発生した熱を電動ハンマ100の外部へ放出させる。図1、図2、図4及び図5には、冷却風の流れの概略が矢印線で示される。
このように、本実施の形態によれば、電動モータ110に発生した熱、運動変換機構120及び打撃要素140に発生した熱を電動ハンマ100の外部へ放出させ、これにより当該電動モータ110、運動変換機構120及び打撃要素140を効率よく冷却することができる。
ところで、別途に形成された冷却ファンを、回転子の軸方向に直列状に配置して回転子と一体回転するように取付けた場合には、電動ハンマ100に関する、電動モータ110の軸方向寸法(図1の寸法H)、すなわち電動ハンマ100の全高が高くなるとともに、電動ハンマ100の重心位置が打撃軸線(ハンマビット119の長軸線)から遠ざかることになってしまう。しかるに、本実施の形態によれば、電動モータ110の回転子112の側壁112aに形成したスリット161と、当該スリット161を挟んで隣接する部分163とによって構成されるファンの羽根形状を形成したので、電動ハンマ100の全高を低くして小型化を図ることが可能になるとともに、組付け作業が不要となる。また、電動ハンマ100の重心位置を打撃軸線に近づけることが可能となり、これによりハンマ作業時に当該重心回りに発生するモーメントが低減するため、使い勝手が向上する。
また、本実施の形態では、回転子112の側壁112aの軸方向の概ね全体にわたってファンの羽根形状を形成し、広い面を活用して冷却風を発生できるため、送風能力を容易に確保することができる。また、電動モータ110のモータ軸113と運動変換機構(クランク機構)120のクランク軸125が同軸上に配置されて連結されている。このため、両軸間に別の動力伝達部材が介在しない分だけ、電動モータ110と運動変換機構120とを軸方向に接近して配置できる。これにより、電動ハンマ100の全高をより一層短縮することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、電動モータ110につき、回転子112が固定子111の外側に配置されたアウタロータ型モータによって構成している。アウタロータ型モータを採用したことにより、回転子112の外径が大きくでき、大きなロータ慣性モーメントを持たせることが可能となる。このため、インナロータ型モータに比べて、大きなトルクを発生することができる。電動モータがインナロータ型モータの場合であれば、所定の打撃力を発生させるに必要なトルクを確保するには、モータ軸113とクランク軸125との間に減速機構を設けなければならず、重量の増大、あるいは機体が大型化する可能性がある。しかるに、本実施の形態によれば、電動モータ110につきアウタロータ型モータで構成したことにより、減速機構が不要となる。このため、電動ハンマ100の軽量化、小型化が可能となり、これにより加工作業を行うときの電動ハンマ100の操作性を向上できる。また、電動モータ110の出力を一定とした場合、回転数を低くできるため、モータ振動による電動ハンマ100の振動を低減できる。
なお、本実施の形態では、アウタハウジング103の風窓167につき、アウタハウジング103の外部から内部へ取り込む吸気用としたが、排気用に変更してもよい。つまり、アウタハウジング103の上面及び左右の側面上部に形成された排気口169を吸気用の風窓とし、冷却風の流れの方向が逆向きとなるように構成してもよい。
次に本実施の形態に係る変形例につき、図8を参照しつつ説明する。この変形例では、回転子112の底板112bに、回転子112の軸方向に対して所定角度で傾斜する吸気口としてのスリット171と、当該スリット171を挟んで隣接する(対向する)部分173とによってファンの羽根形状を形成し、これにより回転子112の回転により電動モータ110の外部(底板112bの下面側)から内部(底板112bの上面側)へと向かう図示矢印線で示す空気流れ(冷却風)を発生させる構成としている。すなわち、変形例は、回転子112の底板112bにファンの羽根形状を形成することによって回転子112それ自体に軸流式の冷却ファンを設定したものである。スリット171を有する底板112bの形状が、本発明における「冷却風を発生させるための羽根形状」に対応し、スリット171が、本発明における「通気口」に対応する。なお、スリット171の傾斜は、底板112bの内面側が回転子112の回転方向(図8のR矢方向)の後側となるように設定される。これにより、電動モータ110の外部から内部へと流れる空気流れを発生させることができる。
この変形例によれば、回転子112の底板112bに軸方向の流れを発生させるファンの羽根形状を形成したことにより、電動モータ110における回転子112の外部から内部へと冷却風を軸方向に流動させて電動モータ110を冷却することができる。
なお、変形例は、回転子112の側壁112aにファンの羽根形状を形成する構成の第1の実施形態と併用する態様で実施可能であるし、あるいは単独での実施が可能である。例えば、単独で実施する場合にあっては、回転子112の上方空間がアウタハウジング103とインナハウジング104との間の空間と連通するよう当該空間に臨むように開口される。これにより底板112bのスリット171を通じて回転子112の内側へ流入された冷却風は、回転子112の上方の開口からアウタハウジング103とインナハウジング104間へと流動し、運動変換機構120及び打撃要素140を冷却することができる。
なお、変形例では、底板112bのスリット171を通じて回転子112の外部から内部へ冷却風を流通させるとしたが、内部から外部へ流通させるように構成してもよい。
また、上述した変形例を含む実施の形態は、電動モータ110の冷却後の冷却風によって運動変換機構120及び打撃要素140を冷却する構成としたが、電動モータ110を冷却後、外部に排出する構成に変更しても差し支えない。また、冷却風を発生させるべく回転子112に形成される「羽根形状」については、回転子112の一部に設定される構成であっても構わない。また、電動工具の一例として電動ハンマ100の場合で説明したが、電動ハンマに限らず、ハンマビット119が打撃動作に加えて軸周りの回転動作を行うハンマドリルに適用可能なことは勿論のこと、打撃工具以外の電動工具に適用しても差し支えない。
(実施の形態の各構成要素と本発明の構成要素との対応関係)
本実施の形態における各構成要素と、本発明における構成要素との発明特定事項との関係は、以下のとおりである。もちろん、本実施の形態における各構成要素は、対応する本発明の特定事項に関する一つの実施構成例に過ぎず、本発明の各構成要素はこれに限定されるものではない。
ハンマビット119は、本発明の「先端工具」に対応する構成の一例である。
電動モータ110は、本発明の「モータ」に対応する構成の一例である。
モータ軸113は、本発明の「回転子が取付けられた回転軸」に対応する構成の一例である。
スリット161を有する側壁112aの形状は、本発明の「羽根形状」に対応する構成の一例である。
スリット161は、本発明における「通風口」に対応する構成の一例である。
アウタハウジング103は、本発明の「ハウジング」に対応する構成の一例である。
アウタハウジング103の下面は、本発明の「端部の面」に対応する構成の一例である。
風窓167は、本発明の「第2の開口」に対応する構成の一例である。
回転子112の底板112bは、本発明の「端面」に対応する構成の一例である。
貫通孔165は、本発明の「第1の開口」に対応する構成の一例である。
運動変換機構120及び打撃要素140は、本発明の「駆動機構」に対応する構成の一例である。
運動変換機構120は、本発明の「クランク機構」に対応する構成の一例である。
打撃要素140は、本発明の「打撃機構」に対応する構成の一例である。
クランク軸125は、本発明の「クランク機構の回転軸」に対応する構成の一例である。
スリット171を有する底板112bの形状は、本発明における「羽根形状」に対応する。
スリット171は、本発明における「通気口」に対応する構成の一例である。
100 電動ハンマ(電動工具)
101 本体部
103 アウタハウジング(ハウジング)
104 インナハウジング
107 ハンドグリップ
107a 電気スイッチ
107b 操作部材
110 電動モータ(モータ)
111 固定子(固定子)
111a 駆動コイル
111b コイル保持部材
111c 筒状取付部材
111d 円筒部
112 回転子(回転子)
112a 側壁(側面)
112b 底板(端面)
113 モータ軸(モータの回転軸)
115 磁石
117 軸受
119 ハンマビット(先端工具)
120 運動変換機構(駆動機構、クランク機構)
125 クランク軸
126 軸受
127 偏心軸
129 連接ロッド
131 ピストン
140 打撃要素(駆動機構、打撃機構)
141 シリンダ
141a 空気室
143 ストライカ
145 インパクトボルト
159 ツールホルダ
160 冷却ファン
161 スリット(通風口)
163 対向する部分
165 貫通孔(第1の開口)
167 風窓(第2の開口)
169 排気口
171 スリット(通気口)
173 対向する部分

Claims (8)

  1. 先端工具を駆動するモータを備えた電動工具であって、
    前記モータは、固定子と、回転子と、前記回転子が取付けられた回転軸とを有するとともに、前記回転子が前記固定子の外側に配置されたアウタロータ型モータとして構成されており、
    前記回転子は、前記モータの冷却に用いる冷却風を発生させるための羽根形状に形成されていることを特徴とする電動工具。
  2. 請求項1に記載の電動工具であって、
    前記モータは、モータ軸方向の端部に当該モータの内部と外部を連通する第1の開口が形成されていることを特徴とする電動工具。
  3. 請求項1又は2に記載の電動工具であって、
    前記モータを収容するハウジングを有し、前記ハウジングにおけるモータ軸方向の端部の面に当該ハウジングの内部と外部を連通する第2の開口が形成されていることを特徴とする電動工具。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の電動工具であって、
    前記回転子は、当該回転子の軸方向と交差する方向に延在して前記回転軸に連結される端面を有し、当該端面に通気口が形成されており、前記通気口を含む前記回転子の端面が羽根形状に形成されていることを特徴とする電動工具。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の電動工具であって、
    前記回転子の側面には、当該回転子の内部と外部を連通する通風口が形成されており、前記通風口を含む前記回転子の側面が羽根形状に形成されていることを特徴とする電動工具。
  6. 前記モータにより駆動されて前記先端工具を駆動する駆動機構を有し、
    前記モータを冷却した冷却風が前記駆動機構を通過する構成とされ、これにより当該駆動機構を冷却することを特徴とする電動工具。
  7. 請求項6に記載の電動工具であって、
    前記先端工具は、被加工材に対し直線状の衝撃力を作用させて作業を行なうハンマビットとして構成され、
    前記駆動機構は、少なくとも前記ハンマビットを長軸方向に打撃動作する打撃機構を有することを特徴とする電動工具。
  8. 請求項7に記載の電動工具であって、
    前記駆動機構は、前記モータの回転運動を直線運動に変換して前記打撃機構を駆動するクランク機構を有し、
    前記モータは、当該モータの回転軸が前記打撃機構の打撃軸線に交差するように配置されており、前記モータの回転軸と前記クランク機構の回転軸が同軸上に配置されていることを特徴とする電動工具。
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