JP2013234361A - 炉温制御方法および炉温制御装置 - Google Patents

炉温制御方法および炉温制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】負荷の変動に対する応答が早く、燃料の熱量変化に対しても影響を受けにくい炉温制御方法を提供すること。
【解決手段】本発明の炉温制御方法は、熱処理炉における操業実績を収集して、操業実績を直前データファイルに格納する操業実績収集ステップと、熱処理炉にて熱処理を施す対象材となる鋼材の設定情報と、直前データファイルに格納された操業実績とを比較して、所定の条件に合致する操業実績を抽出する比較ステップ(ステップS19)と、抽出された操業実績の中で、安定度に関する評価が最も高い操業実績を選択する選択ステップ(ステップS20)と、選択された操業実績に基づいて、熱処理炉に供給される燃料の流量を制御する燃料制御ステップ(ステップS26)とを含むことを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、鋼板の熱処理炉の炉温制御方法および炉温制御装置に関する。
鋼板の熱処理として代表的なものに、焼入処理、焼準処理(焼きならし処理、ノルマ処理ともいう)、焼鈍処理(焼きなまし処理ともいう)、および焼戻処理などがある。これら鋼板の熱処理においては、鋼板の処理温度が最終製品の品質に直接的影響を及ぼすので、鋼板の熱処理を行う熱処理炉の温度管理は、鋼板の製造工程において極めて重要となっている。
従来より、熱処理炉の温度は、熱処理炉の炉温を測定する炉温計と鋼板の表面温度を測定する板温計とにより監視されている。そして、炉温計の測定値と板温計の測定値とに基づいて、熱処理炉の加熱装置(例えば、炉内バーナーまたはラジアントチューブなど)に供給される燃料の流量が制御される方法が一般的である。
例えば、特許文献1には、鋼板の焼鈍処理を行う連続焼鈍炉の炉温制御方法において、連続焼鈍炉の出側に板温計を設け、目標となる板温と測定値との偏差から連続焼鈍炉の各ゾーンにおける燃料の流量の補正量を計算する炉温制御方法が記載されている。
特開昭61−199038号公報
しかしながら、特許文献1に記載のように、熱処理炉の出側に設けられた板温計による測定値と目標となる板温との偏差に従い、熱処理炉の炉温の目標値を定める炉温制御方法では、応答が遅いという問題があり、鋼板の負荷変動が発生したとき、鋼板の板温度が大きく変動してしまう。また、定められた熱処理炉の炉温の目標値から熱処理炉へ供給される燃料の流量を制御しようとしても、燃料の熱量が日々変化し、燃料の流量が鋼板の板温へ与える温度変化の影響係数は絶えず変化するので、炉温計および板温計による測定値のみにより燃料の流量の補正量を計算することは容易ではない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、負荷の変動に対する応答が早く、燃料の熱量変化に対しても影響を受けにくい炉温制御方法および炉温制御装置を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の炉温制御方法は、少なくとも3つ以上のゾーンに区分けされた熱処理炉の炉温制御方法であって、前記熱処理炉における操業実績を収集して、該操業実績を直前データファイルに格納する操業実績収集ステップと、前記熱処理炉にて熱処理を施す対象材となる鋼材の設定情報と、前記直前データファイルに格納された操業実績とを比較して、所定の条件に合致する操業実績を抽出する比較ステップと、前記抽出された操業実績の中で、安定度に関する評価が最も高い操業実績を選択する選択ステップと、前記選択された操業実績に基づいて、前記熱処理炉に供給される燃料の流量を制御する燃料制御ステップとを含むことを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の炉温制御装置は、少なくとも3つ以上のゾーンに区分けされた熱処理炉の炉温制御装置であって、前記熱処理炉の出側に設けられた板温計による鋼板の板温の測定値と前記熱処理炉における操業実績とに基づいて、前記熱処理炉の出側から2つのゾーンに供給される燃料の流量を制御する第1の炉温制御部と、前記熱処理炉に設けられた炉温計による炉温の測定値に基づいて、前記熱処理炉の出側から2つのゾーン以外のゾーンに供給される燃料の流量を制御する第2の炉温制御部とを備えることを特徴とする。
本発明にかかる炉温制御方法および炉温制御装置は、負荷の変動に対する応答が早く、燃料の熱量変化に対しても影響を受けにくいという効果を奏する。
図1は、熱処理炉および炉温制御装置を示す概略図である。 図2は、第1ゾーン炉温制御部の概略構成を示すブロック図である。 図3は、第Nゾーン炉温制御部の概略構成を示すブロック図である。 図4は、熱処理炉の操業実績収集処理を示すフローチャートである。 図5は、1分間の熱処理炉の操業実績のデータを示す図表である。 図6は、直前データファイルのファイル構造を示す図表である。 図7は、熱処理炉の燃料流量の決定処理を示すフローチャートである。 図8は、燃料流量の計算方法を示す概念図である。 図9は、燃料流量の計算方法を示す概念図である。 図10は、本発明の実施形態にかかる炉温制御方法により鋼板を熱処理した際の板温を測定したグラフである。 図11は、従来方式の炉温制御方法により鋼板を熱処理した際の板温を測定したグラフである。
以下に、本発明の実施形態にかかる炉温制御方法および炉温制御装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態により本発明の実施が限定されるものではない。
〔炉温制御装置〕
図1は、本発明の実施形態にかかる炉温制御方法を適用する熱処理炉および炉温制御装置を示す概略図である。図1に示されるように、本発明の実施形態にかかる熱処理炉1は、第1ゾーンZから第NゾーンZに区分けされた熱処理炉である。被加熱物である鋼板Sは、第1ゾーンから順に通板され、各ゾーンにて設定された熱処理が施される。本発明の実施は熱処理炉1の種類により限定されるものではないが、ここでは、熱処理炉1の種類として焼準炉を想定して本発明の実施形態の説明を行う。すなわち、鋼板Sに施される熱処理は焼準処理(焼きならし処理)である。
また、図1に示されるように、本発明の実施形態にかかる炉温制御装置2は、DSC(分散制御システム)3およびプロセスコンピュータ4からなる。DSC3は、熱処理炉1の第1ゾーンZから第NゾーンZのそれぞれを制御する炉温制御部5を備える。以下では、第1ゾーンZから第NゾーンZに対応した炉温制御部5を、それぞれ第1ゾーン炉温制御部5から第Nゾーン炉温制御部5として区別するものとする。プロセスコンピュータ4は、後に詳述する操業実績収集処理および燃料流量の決定処理により、DSC3が行う制御に関する各々の目標値SVを計算するための計算機である。
熱処理炉1には、第1ゾーンZから第NゾーンZのそれぞれに炉温計6と流量調節機構7と流量計8とが設けられている。炉温計6は、第1ゾーンZから第NゾーンZのそれぞれの炉温を測定し、その測定値を第1ゾーン炉温制御部5から第Nゾーン炉温制御部5に逐次送信する。流量調節機構7は、第1ゾーンZから第NゾーンZのそれぞれの加熱装置(バーナー)に供給される燃料Fの流量を調節する機構であり、流量計8は、この燃料Fの流量を測定する測定器である。流量計8による燃料Fの流量の測定値は、第1ゾーン炉温制御部5から第Nゾーン炉温制御部5に送信され、流量調節機構7は、第1ゾーン炉温制御部5から第Nゾーン炉温制御部5からの制御信号により開度が調節される。なお、図1には図示しないが、第1ゾーンZから第NゾーンZのそれぞれには、燃料Fのみならず空気も供給されており、燃料Fと空気が所定の比率で供給されるように制御されている。
また、熱処理炉1の第NゾーンZの出側(すなわち熱処理炉1全体の出側)には、板温計9が設けられ、熱処理炉1により熱処理された鋼板Sの表面温度が測定され、測定された鋼板Sの表面温度にかかる測定値PVが、板温TIC(温度指示調節器)10に送信される。板温TIC10は、プロセスコンピュータ4から送信される目標値SVに基づいて、第Nゾーン炉温制御部5および第N−1ゾーン炉温制御部5N−1に操作量MVを出力する温度指示調節器である。
次に、図2および図3を参照しながら、DSC3の内部における第1ゾーン炉温制御部5から第Nゾーン炉温制御部5の概略構成を説明する。DSC3の内部における第1ゾーン炉温制御部5から第Nゾーン炉温制御部5のうち、第1ゾーン炉温制御部5から第N−2ゾーン炉温制御部5N−2は同様の構成であり、第N−1ゾーン炉温制御部5N−1および第Nゾーン炉温制御部5は同様の構成である。よって、以下では、第1ゾーン炉温制御部5および第Nゾーン炉温制御部5により、それぞれの炉温制御部の構成を代表して説明を行う。
図2は、第1ゾーン炉温制御部5の概略構成を示すブロック図である。図2に示されるように、第1ゾーン炉温制御部5は、炉温TIC11と燃料FIC12とを備える。炉温TIC11は、第1ゾーンZに設けられた炉温計6の出力を測定値PVとし、プロセスコンピュータ4から送信される目標値SVに基づいて、操作量MVを出力する温度指示調節器である。燃料FIC12は、流量計8からの出力を測定値PVとし、炉温TIC11が出力する操作量MVを目標値SVとして、流量調節機構7を制御するための操作量MVを出力する流量指示調節器である。すなわち、第1ゾーン炉温制御部5は、炉温と燃料とのカスケード制御により構成されている。
図3は、第Nゾーン炉温制御部5の概略構成を示すブロック図である。図3に示されるように、第Nゾーン炉温制御部5は、炉温TIC11と燃料FIC12と信号変換部13とスイッチ14とを備える。炉温TIC11は、第NゾーンZに設けられた炉温計6の出力を測定値PVとし、プロセスコンピュータ4から送信される目標値SVに基づいて、操作量MVを出力する温度指示調節器である。燃料FIC12は、流量計8からの出力を測定値PVとし、炉温TIC11が出力する操作量MVを目標値SVとし、または信号変換部13およびプロセスコンピュータ4から送信される目標値SVとして、流量調節機構7を制御するための操作量MVを出力する流量指示調節器である。スイッチ14は、炉温TIC11が出力する操作量MVを目標値SVとするか、または信号変換部13およびプロセスコンピュータ4から送信される目標値SVとするかを選択するための選択器である。
図2と図3とを比較すると解るように、スイッチ14が、炉温TIC11が出力する操作量MVを燃料FIC12の目標値SVとして選択している場合、第Nゾーン炉温制御部5が実行する制御は、第1ゾーン炉温制御部5の制御と同様である。したがって、ここでは、スイッチ14が、プロセスコンピュータ4から送信される目標値SVを選択している状態での第Nゾーン炉温制御部5について説明を行う。
図3に示されるように、信号変換部13は、板温TIC10が出力する操作量MVを入力して、燃料FIC12の目標値SVを補正する値を出力する変換部である。ここでは、信号変換部13は、板温TIC10が出力する操作量MVを配分ゲイン処理およびスケール変換を行い、板温TIC10が出力する操作量MVが燃料FIC12の目標値SVにフィードバックされるように変換処理をするものとする。
一方、信号変換部13の出力は、プロセスコンピュータ4から送信される目標値SVと結合される。プロセスコンピュータ4から送信される目標値SVは、後に詳述されるように、直前の操業データから学習された理想的な燃料FIC12の目標値SVである。
〔炉温制御方法〕
以下、図4〜図9を参照しながら、本発明の実施形態にかかる炉温制御方法についての説明を行う。図4および図7は、本発明の実施形態にかかる炉温制御方法における処理の流れを示し、図5、図6、図8および図9は、炉温制御方法の処理に用いられるデータ構造およびデータの処理を示す図である。なお、以下の説明では、上記説明した熱処理炉1および炉温制御装置2の構成を参照するが、本発明の炉温制御方法の実施がこの構成により限定されるものではない。
図4は、プロセスコンピュータ4が行う熱処理炉1の操業実績収集処理を示すフローチャートである。図4に示されるように、本発明の実施形態にかかる操業実績収集処理は、プロセスコンピュータ4が熱処理炉1の操業実績を取得することにより始まる(ステップS1)。ここでは、プロセスコンピュータ4が、1分間の熱処理炉1の操業実績のデータを15秒おきに4回取得することを想定している。また、1分間の熱処理炉1の操業実績のデータとは、例えば、図5に示されるような熱処理炉1の操業にかかる変数である。
図5は、プロセスコンピュータ4が取得する1分間の熱処理炉1の操業実績のデータを示す図表である。図5に示されるように、プロセスコンピュータ4が取得する操業実績のデータには、実績データの取得時間、熱処理炉1内を搬送される鋼板Sの搬送速度、鋼板Sの板温、熱処理炉1の第Nゾーンにおける燃料Fの流量、熱処理炉1の第N−1ゾーンにおける燃料Fの流量、熱処理炉1の第Nゾーンにおける炉温、熱処理炉1の第N−1ゾーンにおける炉温、熱処理炉1で処理される鋼板Sの板厚、熱処理炉1で処理される鋼板Sの板幅、および、熱処理炉1に装入される鋼板Sの装入番号が含まれる。
次に、図4に示されるように、プロセスコンピュータ4は、取得された1分間の熱処理炉1の操業実績のデータが鋼板の溶接点付近または加減速中であるか否かを判定する(ステップS2)。この判定方法としては、取得された1分間の熱処理炉1の操業実績のデータにおける鋼板の板厚、板幅、または装入番号の何れかが一定ではない場合、鋼板の溶接点付近における操業実績のデータであると判定する方法を採用することができる。また、取得された1分間の熱処理炉1の操業実績のデータにおける鋼板の搬送速度が一定ではない場合、鋼板が加減速中における操業実績のデータであると判定する方法を採用することができる。取得された1分間の熱処理炉1の操業実績のデータが鋼板の溶接点付近または加減速中である場合(ステップS2;Yes)、取得された1分間の熱処理炉1の操業実績のデータを棄却し、熱処理炉1の操業実績収集処理を終了する。
一方、取得された1分間の熱処理炉1の操業実績のデータが鋼板の溶接点付近または加減速中でない場合(ステップS2;No)、プロセスコンピュータ4は、取得された1分間の熱処理炉1の操業実績のデータについて安定度の評価を行う。
まず、プロセスコンピュータ4は、安定度の評価を行うために、安定度評価変数Haをリセットする(ステップS3)。すなわち、プロセスコンピュータ4は、安定度評価変数Haを0に設定する。
その後、プロセスコンピュータ4は、熱処理炉1の出側における鋼板の板温の偏差が±5℃以内であるか否かを判定し(ステップS4)、熱処理炉1の出側における鋼板の板温の偏差が±5℃以内である場合(ステップS4;Yes)、安定度評価変数Haを5に設定する(ステップS5)。
一方、熱処理炉1の出側における鋼板の板温の偏差が±5℃以内でない場合(ステップS4;No)、プロセスコンピュータ4は、熱処理炉1の出側における鋼板の板温の偏差が±10℃以内であるか否かを判定する(ステップS6)。そして、熱処理炉1の出側における鋼板の板温の偏差が±10℃以内である場合(ステップS6;Yes)、プロセスコンピュータ4は、安定度評価変数Haを4に設定する(ステップS7)。
さらに、熱処理炉1の出側における鋼板の板温の偏差が±10℃以内でない場合(ステップS6;No)、プロセスコンピュータ4は、熱処理炉1の出側における鋼板の板温の偏差が±15℃以内であるか否かを判定する(ステップS8)。そして、熱処理炉1の出側における鋼板の板温の偏差が±15℃以内である場合(ステップS8;Yes)、プロセスコンピュータ4は、安定度評価変数Haを3に設定する(ステップS9)。
次に、熱処理炉1の出側における鋼板の板温の偏差が±15℃以内でない場合(ステップS8;No)、プロセスコンピュータ4は、熱処理炉1の出側における鋼板の板温の偏差が±20℃以内であるか否かを判定する(ステップS10)。そして、熱処理炉1の出側における鋼板の板温の偏差が±20℃以内である場合(ステップS10;Yes)、プロセスコンピュータ4は、安定度評価変数Haを2に設定する(ステップS11)。
次に、熱処理炉1の出側における鋼板の板温の偏差が±20℃以内でない場合(ステップS10;No)、プロセスコンピュータ4は、熱処理炉1の出側における鋼板の板温の偏差が±25℃以内であるか否かを判定する(ステップS12)。そして、熱処理炉1の出側における鋼板の板温の偏差が±25℃以内である場合(ステップS12;Yes)、プロセスコンピュータ4は、安定度評価変数Haを1に設定する(ステップS13)。一方、熱処理炉1の出側における鋼板の板温の偏差が±25℃以内でない場合(ステップS12;No)、プロセスコンピュータ4は、安定度評価変数Haを0に設定する(ステップS14)。
上述のように、安定度評価変数Haが0〜5の何れかに設定された後、プロセスコンピュータ4は、熱処理炉1の第N−1ゾーンおよび第Nゾーンにおける燃料の流量および炉温に関して、異常値が存在するか否かを判定する(ステップS15)。この異常値が存在するか否かを判定に際して、プロセスコンピュータ4は、所定の閾値と熱処理炉1の第N−1ゾーンおよび第Nゾーンにおける燃料の流量および炉温とを比較して、異常値が存在するか否かを判定する。
熱処理炉1の第N−1ゾーンおよび第Nゾーンにおける燃料の流量および炉温に異常値が存在する場合(ステップS15;Yes)、プロセスコンピュータ4は、取得された1分間の熱処理炉1の操業実績のデータを棄却し、熱処理炉1の操業実績収集処理を終了する。
一方、熱処理炉1の第N−1ゾーンおよび第Nゾーンにおける燃料の流量および炉温に異常値が存在しない場合(ステップS15;No)、プロセスコンピュータ4は、取得された1分間の熱処理炉1の操業実績の各データを平均化する(ステップS16)。1分間の熱処理炉1の操業実績の各データは、図5に示されるように、15秒間隔の4つのデータである。したがって、操業実績の各データの平均化とは、これら4つのデータを各変数に関して平均化することを意味する。
その後、プロセスコンピュータ4は、平均化したデータを「直前データファイル」に格納する(ステップS17)。図6は、直前データファイルのファイル構造を示す図表である。図6に示されるように、直前データファイルは、10個の平均化された操業実績のデータを含んでいる。プロセスコンピュータ4は、ステップS17で新たに平均化した操業実績のデータを格納する際に、最も古い操業実績のデータを棄却することにより、直前データファイルのデータを順次入れ替えを行う。
このステップS17が終了またはステップS2;YesもしくはステップS15;Yesの場合、熱処理炉1の操業実績収集処理を終了するが、この熱処理炉1の操業実績収集処理は、熱処理炉1の操業中は継続的に繰り返すことにより、プロセスコンピュータ4が、直前データファイルを更新する。
次に、図7を参照しながら、上記直前データファイルから燃料FIC12の目標値SVの決定を行う方法について説明する。
図7は、プロセスコンピュータ4が行う熱処理炉1の燃料流量の決定処理を示すフローチャートである。図7に示されるように、本発明の実施形態にかかる燃料流量の決定処理は、プロセスコンピュータ4が対象材の命令を読み込むことにより始まる(ステップS18)。ここで、対象材の命令とは、熱処理炉1により熱処理を行う鋼板の搬送速度、熱処理炉1の出側の板温、鋼板の板幅、および鋼板の板厚などの設定情報をいう。
次に、プロセスコンピュータ4は、対象材の命令と直前データファイルとを比較し、直前データファイルの中に、「鋼板の板厚」および「鋼板の搬送速度」が対象材の命令と同じであり、かつ、安定度評価変数Haが3以上である操業実績のデータが存在するか否かを判定する(ステップS19)。そして、この条件に合致した操業実績のデータがある場合(ステップS19;Yes)、プロセスコンピュータ4は、条件に合致した操業実績のデータの中で、安定度評価変数Haが最良の操業実績のデータを選択する(ステップS20)。そして、プロセスコンピュータ4は、選択した操業実績のデータを用いて、各ゾーンの燃料流量を計算する(ステップS21)。
ステップS21にて、選択した操業実績のデータを用いる燃料流量の計算は、以下のように行われる。図8は、直前データファイルから選択した操業実績のデータを用いる燃料流量の計算方法を示す概念図である。
図8(a)に示されるように、直前データファイルの中に、「鋼板の板厚」および「鋼板の搬送速度」が対象材の命令と同じであり、かつ、安定度評価変数Haが3以上である操業実績のデータが存在する場合、プロセスコンピュータ4は、この条件に合致した操業実績のデータの中で最良の安定度評価変数Haとなる操業実績のデータを選択する。図8に示される例では、枠で囲まれた行が最良の安定度評価変数Haとなる操業実績のデータに該当する。
この最良の安定度評価変数Haとなる操業実績のデータにおける鋼板の板温をE、鋼板の板幅をE、第Nゾーンの燃料の流量をE、および第N−1ゾーンの燃料の流量をEN−1とした場合、新たに定める第Nゾーンの燃料の流量R、および第N−1ゾーンの燃料の流量をRN−1は下式で定められる。
=(C/E)×((C+273)/(E+273))×K×E
N−1=(C/E)×((C+273)/(E+273))×K×EN−1
ただし、Cは対象材の鋼板の板幅であり、Cは対象材の目標板温である。なお、Kは、鋼板の板厚および搬送速度で定まる補正係数であり、図8(b)に示されるKzテーブルで定まる。
ここで、図7に示されるプロセスコンピュータ4が行う熱処理炉1の燃料流量の決定処理を示すフローチャートの説明に戻る。
ステップS19にて、直前データファイルの中に、「鋼板の板厚」および「鋼板の搬送速度」が対象材の命令と同じであり、かつ、安定度評価変数Haが3以上である操業実績のデータが存在しない場合(ステップS19;No)、プロセスコンピュータ4は、鋼板の板厚」または「鋼板の搬送速度」のいずれかが対象材の命令と同じであり、かつ、安定度評価変数Haが3以上である操業実績のデータが存在するか否かを判定する(ステップS22)。
「鋼板の板厚」または「鋼板の搬送速度」のいずれかが対象材の命令と同じであり、かつ、安定度評価変数Haが3以上である操業実績のデータが存在しない場合(ステップS19;No)、プロセスコンピュータ4は、直前データファイルから燃料FIC12の目標値SVの決定を行うことを諦め、燃料流量の決定処理を終了する。なお、この場合、プロセスコンピュータ4は、燃料流量補助値を参照することにより、上記燃料流量の決定処理の代替処理を行う。
一方、「鋼板の板厚」または「鋼板の搬送速度」のいずれかが対象材の命令と同じであり、かつ、安定度評価変数Haが3以上である操業実績のデータが存在する場合(ステップS19;Yes)、プロセスコンピュータ4は、条件に合致した操業実績のデータの中で、安定度評価変数Haが最良の操業実績のデータを選択する(ステップS23)。そして、プロセスコンピュータ4は、選択した操業実績のデータを用いて、各ゾーンの燃料流量を計算する(ステップS24)。
ステップS24にて、選択した操業実績のデータを用いる燃料流量の計算は、以下のように行われる。図9は、直前データファイルから選択した操業実績のデータを用いる燃料流量の計算方法を示す概念図である。
図9(a)に示されるように、直前データファイルの中に、「鋼板の板厚」および「鋼板の搬送速度」が対象材の命令と同じであり、かつ、安定度評価変数Haが3以上である操業実績のデータが存在する場合、プロセスコンピュータ4は、この条件に合致した操業実績のデータの中で最良の安定度評価変数Haとなる操業実績のデータを選択する。図9に示される例では、枠で囲まれた行が最良の安定度評価変数Haとなる操業実績のデータに該当する。
この最良の安定度評価変数Haとなる操業実績のデータにおける鋼板の搬送速度をE、鋼板の板温をE、鋼板の板厚をE、鋼板の板幅をE、第Nゾーンの燃料の流量をE、および第N−1ゾーンの燃料の流量をEN−1とした場合、新たに定める第Nゾーンの燃料の流量R、および第N−1ゾーンの燃料の流量をRN−1は下式で定められる。
=(C/E)×((C+273)/(E+273))
×(C/E)×(C/E)×K×E
N−1=(C/E)×((C+273)/(E+273))
×(C/E)×(C/E)×K×EN−1
ただし、Cは対象材の鋼板の板厚であり、Cは対象材の鋼板の板幅であり、Cは対象材の鋼板の搬送速度であり、Cは対象材の目標板温である。なお、Kは、鋼板の板厚および搬送速度で定まる補正係数であり、図9(b)に示されるKzテーブルで定まる。
ステップS21およびステップS24にて、第Nゾーンの燃料の流量Rおよび第N−1ゾーンの燃料の流量をRN−1が計算された後、プロセスコンピュータ4は、この第Nゾーンの燃料の流量Rおよび第N−1ゾーンの燃料の流量をRN−1が合理性を満たしているかのチェックを行う(ステップS25)。すなわち、プロセスコンピュータ4は、所定の閾値を用いて、許容し得る上限および下限の範囲内に収まっているかを確認する。
その後、プロセスコンピュータ4は、この第Nゾーンの燃料の流量Rおよび第N−1ゾーンの燃料の流量をRN−1を、流量目標値SVとしてDSC3の燃料FIC12へ送信し(ステップS26)、この燃料流量の決定処理を終了する。
〔効果の検証〕
最後に、本発明の実施形態にかかる炉温制御方法の効果の検証を行う。図10は、本発明の実施形態にかかる炉温制御方法により鋼板を熱処理した際の板温を測定したグラフであり、図11は、従来方式の炉温制御方法により鋼板を熱処理した際の板温を測定したグラフである。
図10に示されるグラフは、熱処理炉1の出側における鋼板の板温の目標温度をコイル番号2とコイル番号3との間で変更し、さらに、コイル番号6とコイル番号7との間のタイミングで本発明の実施形態にかかる炉温制御方法をONにした場合の実績データをグラフ化したものである。図10に示されるように、本発明の実施形態にかかる炉温制御方法によれば、熱処理炉1の出側における鋼板の板温の変動が抑えられていることが解る。一方、図11に示されるように、従来方式の炉温制御方法では、コイル番号1の鋼板の板温の変動は許容範囲を外れており、許容範囲に収まっている他の鋼板においても比較的変動の幅が大きい。
以上により、本発明の実施形態にかかる炉温制御方法は、少なくとも3つ以上のゾーンに区分けされた熱処理炉1の炉温制御方法であって、熱処理炉1における操業実績を収集して、操業実績を直前データファイルに格納する操業実績収集ステップと、熱処理炉1にて熱処理を施す対象材となる鋼材Sの設定情報と、直前データファイルに格納された操業実績とを比較して、所定の条件に合致する操業実績を抽出する比較ステップと、抽出された操業実績の中で、安定度に関する評価が最も高い操業実績を選択する選択ステップと、選択された操業実績に基づいて、熱処理炉1に供給される燃料Fの流量を制御する燃料制御ステップとを含むので、負荷の変動に対する応答が早く、燃料の熱量変化に対しても影響を受けにくいことが示された。
さらに、本発明の実施形態にかかる炉温制御方法は、燃料制御ステップが、熱処理炉1における少なくとも3つ以上のゾーンのうち、熱処理炉1の第N−1ゾーンおよび第Nゾーンに供給される燃料の流量を制御するので、制御系が安定するという特徴がある。
また、本発明の実施形態にかかる炉温制御装置は、少なくとも3つ以上のゾーンに区分けされた熱処理炉1の炉温制御装置2であって、熱処理炉1の出側に設けられた板温計9による鋼板Sの板温の測定値と熱処理炉における操業実績とに基づいて、熱処理炉1の第N−1ゾーンおよび第Nゾーンのそれぞれに供給される燃料Fの流量を制御する第N−1ゾーン炉温制御部5N−1および第Nゾーン炉温制御部5と、熱処理炉1に設けられた炉温計6による炉温の測定値に基づいて、熱処理炉1の第1ゾーンから第N−2ゾーンのそれぞれに供給される燃料Fの流量を制御する第1ゾーン炉温制御部5から第N−2ゾーン炉温制御部5N−2を備えるので、負荷の変動に対する応答が早く、燃料の熱量変化に対しても影響を受けにくい安定した制御が実施可能となる。
1 熱処理炉
2 炉温制御装置
3 DSC
4 プロセスコンピュータ
5 炉温制御部
6 炉温計
7 流量調節機構
8 流量計
9 板温計
10 板温TIC
11 炉温TIC
12 燃料FIC
13 信号変換部
14 スイッチ

Claims (5)

  1. 少なくとも3つ以上のゾーンに区分けされた熱処理炉の炉温制御方法であって、
    前記熱処理炉における操業実績を収集して、該操業実績を直前データファイルに格納する操業実績収集ステップと、
    前記熱処理炉にて熱処理を施す対象材となる鋼材の設定情報と、前記直前データファイルに格納された操業実績とを比較して、所定の条件に合致する操業実績を抽出する比較ステップと、
    前記抽出された操業実績の中で、安定度に関する評価が最も高い操業実績を選択する選択ステップと、
    前記選択された操業実績に基づいて、前記熱処理炉に供給される燃料の流量を制御する燃料制御ステップと、
    を含むことを特徴とする炉温制御方法。
  2. 前記燃料制御ステップは、前記熱処理炉における少なくとも3つ以上のゾーンのうち、前記熱処理炉の出側から2つのゾーンに供給される燃料の流量を制御することを特徴とする請求項1に記載の炉温制御方法。
  3. 前記比較ステップは、前記対象材となる鋼材の設定情報および前記直前データファイルに格納された操業実績の変数における鋼板の板厚または搬送速度に基づき、前記所定の条件に合致するか否かを判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の炉温制御方法。
  4. 少なくとも3つ以上のゾーンに区分けされた熱処理炉の炉温制御装置であって、
    前記熱処理炉の出側に設けられた板温計による鋼板の板温の測定値と前記熱処理炉における操業実績とに基づいて、前記熱処理炉の出側から2つのゾーンに供給される燃料の流量を制御する第1の炉温制御部と、
    前記熱処理炉に設けられた炉温計による炉温の測定値に基づいて、前記熱処理炉の出側から2つのゾーン以外のゾーンに供給される燃料の流量を制御する第2の炉温制御部と、
    を備えることを特徴とする炉温制御装置。
  5. 前記熱処理炉にて熱処理を施す対象材となる鋼材の設定情報と前記熱処理炉の操業実績とに基づいて、前記熱処理炉の出側から2つのゾーンに供給される燃料の流量を計算し、前記計算した燃料の流量を前記第1の炉温制御部へ送信するプロセスコンピュータを更に備えることを特徴とする請求項4に記載の炉温制御装置。
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