JP2013229817A - 画像処理装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、シンク装置に画像データを送信する場合、シンク装置に送信される前の画像データに関する情報をシンク装置に通知するようにすることで、シンク装置による画像データの管理が適切に行われるようにすることを目的とする。
【解決手段】 画像データを生成する生成手段と、前記画像データにフレームレートを変換するための所定の処理を行うことによって生成された所定の画像データを外部装置に送信する送信手段と、前記所定の処理が行われる前に前記生成手段によって生成される画像データに関連する所定のデータと、前記所定の画像データとを前記外部装置に送信するように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像データを外部に送信する画像処理装置に関する。
現在、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)(登録商標)と呼ばれる通信インターフェースが提案されている。HDMI規格に準拠した通信システムは、ソース(Source)装置とシンク(Sink)装置とを有する。ソース装置は、画像データをHDMIインターフェースを介して送信することができる。シンク装置は、ソース装置からの画像データをHDMIインターフェースを介して受信し、受信した画像データを表示器に表示することができる。
従来、シンク装置の解像度の情報を含むEDID(Extended Display Identification Data)をシンク装置から取得するソース装置が知られている(特許文献1)。このソース装置は、シンク装置から取得したEDIDを用いてシンク装置に送信するためのデータを生成する。
特開2009−77347号公報
このような通信システムにおいて、ソース装置は、シンク装置に画像データを送信する場合、ソース装置に記録されている画像データをHDMI規格の伝送方式に対応する画像データに変換するための変換処理を行っていた。さらに、この場合、ソース装置は、HDMI規格の伝送方式に応じて、変換処理によって生成された画像データをシンク装置に送信していた。ソース装置から画像データを受信したシンク装置は、ソース装置からHDMI規格の伝送方式に応じて受信した画像データを視聴したり、記録したり、編集したり、管理することができる。
しかし、この場合、シンク装置は、ソース装置によって変換処理が行われる前の画像データに関する情報をソース装置から通知されないため、ソース装置から受信した画像データを管理することが不便であった。
そこで、本発明は、シンク装置に画像データを送信する場合、シンク装置に送信される前の画像データに関する情報をシンク装置に通知するようにすることによって、シンク装置による画像データの管理が適切に行えるようにすることを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、画像データを生成する生成手段と、前記画像データにフレームレートを変換するための所定の処理を行うことによって生成された所定の画像データを外部装置に送信する送信手段と、前記所定の処理が行われる前に前記生成手段によって生成される画像データに関連する所定のデータと、前記所定の画像データとを前記外部装置に送信するように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明に係る制御方法は、画像データを生成するステップと、前記画像データにフレームレートを変換するための所定の処理を行うことによって生成された所定の画像データを外部装置に送信するステップと、前記所定の処理が行われる前に前記生成手段によって生成される画像データに関連する所定のデータと、前記所定の画像データとを前記外部装置に送信するように制御するステップとを有する。
本発明によれば、シンク装置に画像データを送信する場合、シンク装置に送信される前の画像データに関する情報をシンク装置に通知するようにすることによって、シンク装置による画像データの管理が適切に行えるようにすることができる。
実施例1及び2に係る通信システムの一例を示す図である。 実施例1及び2に係る画像伝送システムの一例を示す図である 実施例1及び2に係る第1の処理の一例を示す図である。 実施例1及び2に係る第2の処理の一例を示す図である。 実施例1及び2に係る画像処理装置に表示される表示画面の一例を示す図である。 実施例1及び2に係る付加データの一例を示す図である。 実施例1及び2に係る受信装置の一例を示す図である。 実施例1及び2に係る受信装置において生成されるファイルの構成の一例を示す図である。 実施例2に係る画像処理装置において行われる画像データの編集を行う際の動作の一例を示す図である。
以下、本発明の実施例の説明は図面を参照しながら行う。ただし、以下の実施例はあくまでも一例であって、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
実施例1に係る通信システムは、図1に示すように、画像処理装置100と受信装置300とが、接続ケーブル200を介して通信可能に接続されている。実施例1に係る通信システムにおける画像処理装置100、接続ケーブル200及び受信装置300は、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)(登録商標)規格に対応する通信を行うことができるデバイスである。なお、実施例1において、接続ケーブル200は、HDMI規格に対応する通信インターフェースである。
接続ケーブル200には、不図示のパワーライン、不図示のHPD(Hot Plug Detect)ライン及びDDC(Display Data Channel)ライン201が含まれる。さらに、接続ケーブル200には、TMDSライン(Transition−Minimized Differential Signaling)202及びCEC(Consumer Electronics Control)ライン203が含まれる。
なお、画像処理装置100は、デジタル一眼レフカメラ、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置であっても良く、携帯電話やスマートフォン等の通信装置であってもよい。なお、画像処理装置100は、画像データを生成する手段を有する電子機器であれば良いものとする。また、受信装置300は、テレビ、パーソナルコンピュータやプロジェクタ等の表示装置であってもよく、レコーダやハードディスクドライブ等の記録装置であってもよい。
次に、図1を参照し、画像処理装置100について説明する。画像処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、メモリ102、通信部103、撮像部104、画像処理部105、記録部106、表示部107及び操作部108を有する。なお、通信部103、撮像部104、画像処理部105及び記録部106を含むシステムを画像伝送システム400と呼ぶ。なお、画像伝送システム400の構成は、図2に示す。
CPU101は、メモリ102に格納されているコンピュータプログラムに従って、画像処理装置100の動作を制御する。CPU101は、受信装置300から取得した受信装置300のデバイス情報を解析することにより、受信装置の300の画像表示能力及び音声処理能力を知ることができる。受信装置300のデバイス情報とは、受信装置300に記録されているEDID(Extended display identification data)またはE−EDID(Enhanced EDID)である。EDID及びE−EDIDはいずれも、受信装置300の識別情報、受信装置300がサポートしている解像度、走査周波数、アスペクト比、色空間などに関する情報等が含まれている。E−EDIDは、EDIDを拡張したものであり、EDIDよりも多くの能力情報を含む。例えば、E−EDIDには、受信装置300がサポートしている映像データ及び音声データのフォーマットなどに関する情報が含まれている。以下、EDID及びE−EDIDをいずれも「EDID」と呼ぶ。
受信装置300からDDCライン201を介して、EDIDを取得した画像処理装置100は、DDCライン201を介して取得したEDIDを解析する。画像処理装置100は、EDIDの解析結果から受信装置300の画像表示能力、音声処理能力などを知ることができる。さらに、画像処理装置100は、受信装置300の画像表示能力及び音声処理能力に適した映像データ及び音声データを生成することができる。
メモリ102は、CPU101のワークエリアとして機能する。メモリ102には、受信装置300から取得したEDID、画像処理装置100に関する情報及びCPU101による解析の結果等も格納される。なお、CPU101のワークエリアは、メモリ102に限られるものではなく、ハードディスクドライブ等の外部メモリ等であってもよい。
通信部103は、接続ケーブル200を接続するための接続端子(コネクタ)を有する。さらに、通信部103は、EDID取得部103a、データ送信部103b及びコマンド処理部103cを有する。
EDID取得部103aは、DDCライン201を介して受信装置300からEDIDを取得する。EDID取得部103aによって、受信装置300から取得されたEDIDは、CPU101に供給される。
データ送信部103bは、受信装置300の画像表示能力に適した映像データ、受信装置300の音声処理能力に適した音声データ及び補助データを、TMDSライン202を介して受信装置300に送信する。データ送信部103bによって受信装置300に送信される映像データ及び音声データは、EDID取得部103aによって取得されるEDIDに応じて生成される。なお、データ送信部103bによって受信装置300に送信される画像データは、静止画データ及び動画データの少なくとも一つを含むものであってもよい。
コマンド処理部103cは、CECライン203を介して接続される受信装置300に、CECプロトコルに対応するコマンドを送信することができる。さらに、コマンド処理部103cは、CECライン203を介して接続される受信装置300からCECプロトコルに対応するコマンドを受信することができる。
なお、コマンド処理部103cは、受信装置300から受信したコマンドをCPU101に供給することができる。CPU101は、コマンド処理部103cから供給されるコマンドを解析し、その解析結果に応じて、画像処理装置100を制御する。なお、受信装置300に送信するコマンドは、CPU101によって生成される。
撮像部104の構成を図2に示す。撮像部104は、光学系104a及び撮像素子104bを有する。撮像部104は、光学系104aを介して入射した被写体の光学像を撮像素子104bによって光電変換することによって、アナログデータを生成する。撮像部104によって生成されたアナログデータは、画像処理部105に供給される。撮像素子104bは、例えば、CMOSセンサやCCDセンサ等を含む。
画像処理部105の構成を図2に示す。画像処理部105は、信号処理部105a、符号化処理部105b、フレームレート変換部105c及び画素レンジ変換部105dを有する。
画像処理部105は、撮像部104から供給されたアナログデータに対して、アナログデータからデジタルデータに変換するために処理、ゲインコントロール処理及び色補間処理等の処理を行うように信号処理部105aを制御し、画像データを生成する。
信号処理部105aによって生成された画像データは、符号化処理部105b及びフレームレート変換部105cに供給される。信号処理部105aによって生成された画像データは、符号化処理部105bを介して記録部106に供給される。信号処理部105aによって生成された画像データは、フレームレート変換部105c及び画素レンジ変換部105dを介して通信部103に供給される。
符号化処理部105bは、信号処理部105aから供給される画像データに対して、符号化処理を行う。符号化処理は、例えば、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを符号化するための処理を含む。なお、画像データを符号化する方式として、例えば、JPEG方式、MPEG方式、RAW方式等が挙げられる。符号化処理部105bによって符号化が行われた画像データは、記録部106に供給される。
フレームレート変換部105cは、信号処理部105aから供給される画像データに対して、フレームレートを変換するための第1の処理を行う。第1の処理は、例えば、信号処理部105aから供給される画像データに対応する第1のフレームレートを第2のフレームレートに変換するための処理を含む。第1のフレームレートは、信号処理部105aからフレームレート変換部105cに供給される画像データに対応するフレームレートである。第2のフレームレートは、TMDSライン202を介して画像データを送信するために、HDMI規格によって規定されているフレームレートである。TMDSライン202を介して受信装置300に送信される画像データのフレームレートは、第2のフレームレートに対応する必要がある。
第1のフレームレートが第2のフレームレートに対応していない場合、フレームレート変換部105cは、第1のフレームレートを第2のフレームレートに変換する必要がある。第1のフレームレートが第2のフレームレートに対応していない場合、フレームレート変換部105cによって、第2のフレームレートに変換された画像データが画素レンジ変換部105dに供給される。第1のフレームレートが第2のフレームレートに対応している場合、フレームレート変換部105cは、第1のフレームレートを変換することなく、信号処理部105aから供給される画像データをそのまま、画素レンジ変換部105dに供給する。第1のフレームレートが第2のフレームレートに対応している場合、フレームレート変換部105cは、第1の処理を行わない。
第1の処理の一例を、図3に示す。例えば、第1のフレームレートが30pであり、信号処理部105aからフレームレート変換部105cに供給される画像データにフレームA及びフレームCが含まれているものとする。この場合、例えば、第2のフレームレートが60iであるものとする。フレームレート変換部105cは、30pのフレームレートに対応するフレームAを偶数フィールドAeと奇数フィールドAoとに分割する。さらに、フレームレート変換部105cは、30pのフレームレートに対応するフレームCを偶数フィールドCeと奇数フィールドCoとに分割する。このことによって、30pのフレームレートに対応する画像データを60iの伝送フレームレートに対応する画像データに変換する。フレームレート変換部105cは、偶数フィールドAe、奇数フィールドAo、偶数フィールドCe、奇数フィールドCoの順で受信装置300に送信されるように、第1の処理が行われた画像データをデータ送信部103bに供給するようにする。
画素レンジ変換部105dは、フレームレート変換部105cから供給される画像データに対して、画素レンジを変換するための第2の処理を行う。なお、画素レンジとは、ビデオコンテンツにおける黒のレベルと白のレベルとの範囲を示すデータである。
第2の処理は、例えば、フレームレート変換部105cから供給される画像データに対応する第1の画素レンジを第2の画素レンジに変換するための処理を含む。第1の画素レンジは、フレームレート変換部105cから画素レンジ変換部105dに供給される画像データに対応する画素レンジである。第2の画素レンジとは、TMDSライン202を介して画像データを送信するために、HDMI規格によって規定されている画素レンジである。TMDSライン202を介して受信装置300に送信される画像データの画素レンジは、第2の画素レンジに対応する必要がある。第1の画素レンジが第2の画素レンジに対応していない場合、画素レンジ変換部105dは、第1の画素レンジを第2の画素レンジに変換する必要がある。
第1の画素レンジが第2の画素レンジに対応していない場合、画素レンジ変換部105dによって、第2の画素レンジに変換された画像データがデータ送信部103bに供給される。第1の画素レンジが第2の画素レンジに対応している場合、画素レンジ変換部105dは、第1の画素レンジを変換することなく、フレームレート変換部105cから供給される画像データをそのまま、データ送信部103bに供給する。第1の画素レンジが第2の画素レンジに対応している場合、画素レンジ変換部105dは、第2の処理を行わない。
画素レンジ変換部105dは、下記に示す数式1を用いて、第2の処理を行う。数式1におけるaは、フレームレート変換部105cから供給される画像データの画素値を示し、数式1におけるbは、データ送信部103bによって受信装置300に送信するための画像データの画素値を示す。
Figure 2013229817
次に、第2の処理の一例について図4を参照し、説明を行う。この場合、例えば、第1の画素レンジが0−255(8ビット)であり、第2の画素レンジが16−255(8ビット)であるものとする。なお、例えば、第1の画素レンジの0は、黒のレベルを示し、255は、白のレベルを示す。なお、例えば、第2の画素レンジの16は、黒のレベルを示し、255は、白のレベルを示す。この場合、画素レンジ変換部105dにおいて、フレームレート変換部105cから供給される画像データの画素レンジは、数式1に基づいて、第1の画素レンジである「0−255」から第2の画素レンジである「16−255」に変換される。さらに、画像処理部105は、EDID取得部103aによって取得されたEDIDを用いてデータ送信部103bに供給するための画像データを生成してもよい。
データ送信部103bは、CPU101からの指示に応じて、画素レンジ変換部105dから供給される画像データをTMDSライン202を介して受信装置300に送信する。
記録部106の構成を図2に示す。記録部106は、記録媒体106aと接続される場合、記録媒体106aにデータを記録することができる。また、記録部106は、記録媒体106aと接続される場合、記録媒体106aに記録されているデータを読み出すことができる。記録部106は、記録媒体106aと接続されていない場合、データを記録媒体106aに記録することも、データを記録媒体106aから読み出すこともできない。なお、記録媒体106aは、画像処理装置100に内蔵されている記録デバイスであってもよく、画像処理装置100に着脱可能な外部の記録デバイスであってもよいものとする。また、記録媒体106aは、メモリカードであってもよく、ハードディスクドライブであってもよい。
記録部106は、ファイル生成部106bを有する。記録部106は、符号化処理部105bから供給される画像データに対応するファイルを生成するための処理を行うようにファイル生成部106bを制御する。ファイル生成部106bによって生成されるファイルには、符号化処理部105bによって符号化された画像データ及び画像データのステータスデータが含まれる。ステータスデータは、画像データが生成される際の設定を示すデータである。ステータスデータには、例えば、画像データに含まれる各フレームのフレームレートを示すデータや、画像データに含まれる各フレームのタイムコードを示すデータ、画像データに対応する画素レンジを示すデータ、画像データに対応するファイル名等が含まれる。
なお、ファイル生成部106bは、符号化処理部105bによって符号化された画像データの各フレームにタイムコードを付加することによって、ファイルを生成する。記録部106は、ファイル生成部106bによって生成されたファイルを記録媒体106aに記録する。さらに、記録部106は、ファイル生成部106bによって生成されたファイルに対応するステータスデータを通信部103に供給することもできる。
表示部107は、液晶ディスプレイなどの表示器により構成される。表示部107は、画像処理装置100が撮影モードである場合、撮像部104及び画像処理部105によって生成された画像データを表示する。また、画像処理装置100が再生モードである場合、表示部107は、記録媒体106aから読み出された画像データを表示する。
操作部108は、画像処理装置100を操作するためのユーザインターフェースを提供する。操作部108は、画像処理装置100を操作するためのボタン、スイッチ及びタッチパネル等により構成される。CPU101は、操作部108を介して入力されたユーザの指示に従って画像処理装置100を制御することができる。ユーザによって操作部108のボタンが操作された場合、操作部108から各ボタンに応じた操作信号がCPU101に入力される。CPU101は、操作部108から入力された操作信号を解析し、解析結果に応じて操作信号に対応した処理を判定する。CPU101は、操作部108から入力された操作信号に対応した処理を実行するように画像処理装置100を制御する。
ユーザは、操作部108を用いて、画像処理装置100を撮影モード及び再生モードのいずれか一つに設定することができる。また、画像処理装置100が接続ケーブル200を介して受信装置300と通信を行う場合、ユーザは、操作部108を用いて、データ送信部103bにより送信される付加データを設定することもできる。付加データとは、データ送信部103bによって、TMDSライン202を介して受信装置300に送信されるデータである。なお、付加データは、データ送信部103bによってTMDSライン202を介して受信装置300に送信される前の画像データに関連するデータを含む。例えば、付加データは、フレームレート変換部105cによって第1の処理が行われる前の第1のフレームレートを示すデータを含む。さらに、付加データは、画素レンジ変換部105dによって第2の処理が行われた後の第2の画素レンジを示すデータを含んでいてもよい。さらに、付加データは、ファイル生成部106bによって生成されたファイルのファイル名を示すデータを含んでいてもよい。さらに、付加データは、ファイル生成部106bによって生成されたファイルに含まれる画像データの各フレームに対応するタイムコードを示すデータを含んでいてもよい。
次に、表示部107に表示される表示画面の一例を図5に示す。図5の(a)に示される第1の画面501は、光学系104a、撮像素子104b及び信号処理部105aによって生成される画像データの記録フォーマットを設定するための画像データである。第1の画面501が表示部107に表示されている場合、ユーザは、操作部108を操作することによって、所望の記録フォーマットを選択するようにカーソル502を制御することができる。この場合、CPU101は、カーソル502によって選択された記録フォーマットに対応する画像データを生成するように光学系104a、撮像素子104b及び信号処理部105aを制御する。なお、第1の画面501及びカーソル502を用いて、ユーザが設定することができる画像データの記録フォーマットは、例えば、解像度及びフレームレートである。
図5の(b)に示される第2の画面503は、付加データを通知するか否かを設定するための画像データである。第2の画面503が表示部107に表示されている場合、ユーザは、操作部108を操作することによって、付加データを通知するか否かを選択するようにカーソル504を制御することができる。
この場合、カーソル504により付加データの通知の設定として「有効」が選択された場合、CPU101は、画像処理部105からデータ送信部103bに供給される画像データと、画像データに対応する付加データとが受信装置300に送信されるようにする。
この場合、カーソル504により付加データの通知の設定として「無効」が選択された場合、CPU301は、画像処理部105からデータ送信部103bに供給される画像データが送信されるようにする。しかし、この場合、CPU101は、画像処理部105からデータ送信部103bに供給される画像データに対応する付加データが送信されないようにする。
次に、データ送信部103bが付加データを受信装置300に送信する場合における画像処理装置100の動作についての説明を行う。なお、この場合、カーソル504により付加データの通知の設定として「有効」が選択されているものとする。
画像処理装置100が撮影モードであり、かつ、第1の画面501によって設定された記録フォーマットに基づいて生成された画像データが記録媒体106aに記録される場合について、以下、説明を行う。この場合、画像処理装置100は、撮像部104及び画像処理部105により生成された画像データを記録媒体106aに記録するための処理を行い、撮像部104及び画像処理部105により生成された画像データを受信装置300に送信するための処理を行う。この場合、データ送信部103bは、画像処理部105から供給された画像データと、送信される画像データに関連する付加データとをTMDSライン202を介して受信装置300に送信する。この場合、受信装置300に送信される付加データには、第1のフレームレートを示すデータ及び第2の画素レンジを示すデータが含まれる。この場合、さらに、受信装置300に送信される付加データには、受信装置300に送信される画像データに対応するファイルのファイル名を示すデータが含まれる。この場合、さらに、受信装置300に送信される付加データには、受信装置300に送信される画像データに対応するファイルに含まれる画像データの各フレームに対応するタイムコードを示すデータを含まれる。
画像処理装置100が撮影モードであり、かつ、撮像部104及び画像処理部105によって生成された画像データが記録媒体106aに記録されていない場合について、以下、説明を行う。この場合、画像処理装置100は、撮像部104及び画像処理部105を用いてライブビュー画像データを生成するための処理を行い、撮像部104及び画像処理部105により生成された画像データを受信装置300に送信するための処理を行う。この場合、データ送信部103bは、画像処理部105から供給された画像データと、送信される画像データに関連する付加データとをTMDSライン202を介して受信装置300に送信する。この場合、受信装置300に送信される付加データには、第1のフレームレートを示すデータ及び第2の画素レンジを示すデータが含まれる。この場合、受信装置300に送信される付加データには、次に記録されるファイルのファイル名を示すデータが含まれる。なお、受信装置300に送信される付加データには、タイムコードを示すデータは含まれないものとする。これは、撮像部104及び画像処理部105によってライブビュー画像データが生成されているが、ライブビュー画像データに対応するファイルがファイル生成部106bによって生成されていないからである。
画像処理装置100が再生モードである場合について、以下、説明を行う。この場合、画像処理装置100は、記録媒体106aに記録されているファイルから画像データを読み出すための処理を行い、記録媒体106aから読み出された画像データを受信装置300に送信するための処理を行う。この場合、記録媒体106aから読み出された画像データは、不図示の伸長部によって伸長処理が行われてから、フレームレート変換部105c及び画素レンジ変換部105dを介してデータ送信部103bに供給される。この場合、伸長処理が行われた画像データも、フレームレート変換部105cによって第1の処理が行われたり、画素レンジ変換部105dによって第2の処理が行われる。この場合も、データ送信部103bは、画像処理部105から供給された画像データと、送信される画像データに関連する付加データとをTMDSライン202を介して受信装置300に送信する。この場合、受信装置300に送信される付加データには、伸長処理が行われてからフレームレート変換部105cに供給される画像データのフレームレートを示すデータ及び第2の画素レンジを示すデータが含まれる。伸長処理が行われてからフレームレート変換部105cに供給される画像データのフレームレートを示すデータは、フレームレート変換部105cによって第1の処理が行われる前の画像データのフレームレートを示すデータである。この場合、さらに、受信装置300に送信される付加データには、受信装置300に送信される画像データに対応するファイルのファイル名を示すデータが含まれる。この場合、さらに、受信装置300に送信される付加データには、受信装置300に送信される画像データに対応するファイルに含まれる画像データの各フレームに対応するタイムコードを示すデータを含まれる。さらに、受信装置300に送信される付加データには、第2の画素レンジを示すデータが含まれる。
データ送信部103bによって、TMDSライン202を介して受信装置300に送信される付加データは、例えば、Vendor−Specific InfoFrameを用いることによって実現することができる。Vendor−Specific InfoFrameとは、製造者(メーカー)ごとに規定することができるパケットデータである。
図6にデータ送信部103bによってTMDSライン202を介して送信される付加データの一例を示す。なお、図6に示される付加データは、データ送信部103bによって送信される画像データに含まれるフレームごとに送信されるものとする。図6のHB0〜HB2は、3バイトのヘッダである。HB0〜HB2には、Vendor−Specific InfoFrameに関連するデータが記載される。Vendor−Specific InfoFrameのヘッダ(HB0〜HB2)は、TMDSライン202に含まれるTMDS Channel 0によって、画像処理装置100から受信装置300に送信される。
図6のPB0〜PB16は、17バイトのボディである。PB0〜PB2には、画像処理装置100のVendor IDを示すデータが記載されている。Vendor IDは、画像処理装置100の製造者(メーカー)を示す識別データである。
PB3〜PB6には、タイムコードに関連するデータが記載されている。PB3には、タイムコードのフレーム数を示すデータが記載され、PB4には、タイムコードの秒を示すデータが記載され、PB5には、タイムコードの分を示すデータが記載され、PB6には、タイムコードの時間を示すデータが記載される。
PB7には、第1のフレームレートを示すデータが記載される。なお、第1のフレームレートが「30p」である場合、PB7には、「30p」を示すデータが記載される。PB7に記載されるデータは、第1の処理が行われる前に撮像部104及び画像処理部105によって生成された画像データのフレームレートを示す。PB7に記載されるデータは、8ビットによって構成される。PB7に記載されるデータの上位1ビットによって、第1の処理が行われる前の画像データがインタレースであるか、プログレッシブであるかが示される。第1の処理が行われる前の画像データがインタレースである場合、PB7に記載されるデータの上位1ビットは、0となる。第1の処理が行われる前の画像データがプログレッシブである場合、PB7に記載されるデータの上位1ビットは、1となる。PB7に記載されるデータの下位7ビットによってフレームまたはフィールドレートが示される。例えば、第1の処理が行われる前の画像データのフレームレートが30pである場合、PB7に記載されるデータの下位7ビットは、「10011110」となる。また、例えば、第1の処理が行われる前の画像データのフレームレートが60iである場合、PB7に記載されるデータの下位7ビットは、「00111100」となる。
PB8には、第2の画素レンジを示すデータが記載される。PB8に記載されるデータは、第2の処理が行われた後に生成された画像データの画素レンジを示す。PB8に記載されるデータは、第2の画素レンジの白のレベルを示す。第2の画素レンジの黒のレベルである16は、HDMI規格に規定されているため、PB8に記載されていなくてもよい。なお、第2の画素レンジが「16−255」である場合、PB7には、「255」を示すデータが記載される。
PB9〜PB16には、ファイル名を示すデータが記載されている。PB9〜PB16に記載されるデータは、ASCII(American Standard Code for Information Interchange)コードで示される。例えば、ファイル名「MVI_0001」に対応するファイルが記録媒体106aに記録される場合であって、かつ、データ送信部103bによってTMDSライン202を介して受信装置300に画像データが送信される場合について、以下、説明を行う。この場合、PB9には、「M」を示す「0x4D」が記載され、PB10には、「V」を示す「0x56」が記載され、PB11には、「I」を示す「0x49」が記載される。さらに、PB12には「_」を示す「0x5f」が記載され、PB13〜PB15には、「0」を示す「0x30」が記載され、PB16には、「1」を示す「0x31」が記述される。Vendor−Specific InfoFrameのボディ(PB0〜PB16)は、TMDSライン202に含まれるTMDS Channel 1及びTMDS Channel 2によって、画像処理装置100から受信装置300に送信される。
次に、画像処理装置100において行われるファイル名を示すデータを通知する方法について、説明を行う。
画像処理装置100が撮影モードであり、かつ、撮像部104及び画像処理部105によって生成された画像データが記録媒体106aに記録されている場合、付加データには、現在、記録されているファイルに対応するファイル名が含まれる。この場合、受信装置300には、現在、画像処理装置100において記録が行われているファイルに対応するファイル名が通知される。
画像処理装置100が撮影モードであり、かつ、撮像部104及び画像処理部105によって生成された画像データが記録媒体106aに記録されていない場合、付加データには、次に、記録されるファイルに対応するファイル名が含まれる。この場合、受信装置300には、次に画像処理装置100において記録が行われるファイルに対応するファイル名が通知される。
なお、撮像部104及び画像処理部105によって生成された画像データの記録媒体106aへの記録が終了した場合、CPU101は、付加データに含まれるファイル名を、次に記録が行われるファイルのファイル名に変更する。撮像部104及び画像処理部105によって生成された画像データの記録媒体106aへの記録が停止された場合も、同様である。撮像部104及び画像処理部105によって生成された画像データの記録媒体106aへの記録が開始された場合、CPU101は、付加データに含まれるファイル名を、記録が行われているファイルのファイル名に変更する。
次に、図7を参照し、受信装置300について説明する。受信装置300は、CPU301、画像処理部302、通信部303、記録部304、操作部305、メモリ306、表示部307及びファイル生成部308を有する。
CPU301は、メモリ306に記録されているコンピュータプログラムに従って受信装置300の動作を制御する。
画像処理部302は、記録部304によって記録媒体304aから読み出された画像データ及び通信部303によって画像処理装置100から受信された画像データのいずれか一つに対してさまざまな画像処理を行う。画像処理部302によって画像処理が行われた画像データは、記録部304及び表示部307の少なくとも一つに供給される。
通信部303は、接続ケーブル200を接続するための接続端子を有する。通信部303は、画像処理装置100から送信された画像データ及び付加データをTMDSライン202を介して受信する。通信部303によって画像処理装置100から受信された画像データは、画像処理部302、記録部304、表示部307及びファイル生成部308の少なくとも一つに供給される。通信部303によって画像処理装置100から受信した付加データは、ファイル生成部308に供給される。
記録部304は、画像処理部302から供給される画像データを記録媒体304aに記録する。また、記録部304は、記録媒体304aに記録されている画像データを画像処理部302及び表示部307の少なくとも一つに供給することもできる。記録媒体304aは、受信装置300に内蔵されているメモリであってもよく、受信装置300に取り外し可能な外部のメモリであってもよい。
操作部305は、受信装置300を操作するためのユーザインターフェースを提供する。
メモリ306は、CPU301のワークエリアとして機能する。さらに、メモリ102は、DDCライン201を介して画像処理装置100に送信するためのEDIDを格納している。
表示部307は、通信部303、画像処理部302及び記録部304のいずれか一つから供給される画像データを表示する。
ファイル生成部308は、通信部303から供給される付加データ及び画像データを用いてファイルを生成する。生成されたファイルは、記録部304に供給されて記録媒体304aに記録される。
なお、ファイル生成部308によって生成されるファイルの一例を図8に示す。図8に示されるファイルは、図6に示される付加データを受信装置300が画像処理装置100から受信した場合に、ファイル生成部308によって生成される。図8に示されるファイルには、画像データ、ファイル名「MVI_0001」を示すデータ、第1のフレームレート「30p」を示すデータ、第2の画素レンジ「16−255」を示すデータが含まれている。図8に示されるファイルには、さらに、画像データの各フレームに対応するタイムコードを示すデータが含まれている。ファイル生成部308は、画像処理装置100から受信した付加データに基づいて、図8のファイルに含まれるファイル名を示すデータ、第1のフレームレートを示すデータ及び第2の画素レンジを示すデータを生成する。さらに、ファイル生成部308は、画像処理装置100から受信した付加データに基づいて、図8のファイルに含まれる画像データの各フレームに対応するタイムコードを示すデータを生成する。ファイル生成部308は、通信部303から供給される付加データに含まれる各フレームに対するタイムコードと、通信部303から供給される画像データに含まれる各フレームとを関連付けることによって、ファイルを生成する。なお、ファイル生成部308が画像処理装置100から受信した画像データを含むファイルを生成する場合、デジタルカメラシステムの規定によると、生成したファイルのファイル名を受信装置300から画像処理装置100に指定することはできない。
受信装置300は、図8に示すファイルを生成することによって、画像処理装置100から受信した画像データとともに、画像処理装置100から送信される前の画像データに関連するデータを管理することができる。また、受信装置300は、画像処理装置100から受信した付加データを用いて画像処理装置100から受信した画像データに対して編集を行うように画像処理部302を制御することもできる。このため、受信装置300は、画像処理装置100によって送信される前の画像データを復元するようにすることもできる。
このように、実施例1における画像処理装置100は、受信装置300に画像データを送信する場合、送信される前の画像データに関連するデータを受信装置300に通知するようにした。このため、受信装置300は、画像処理装置100から受信した画像データが送信される前に、どのような画像データであったかどうかを確認することができる。これにより、画像処理装置100において生成された画像データに対して、受信装置300に送信するための変換処理が行われたとしても、受信装置300は、変換処理が行われる前の画像データを受信装置300において復元することもできる。このため、受信装置300が受信した画像データの画質が、変換処理によって低下していたとしても、受信装置300は、画像処理装置100から受信した画像データを元の高画質の画像データに復元することができる。この場合、受信装置300は、画像処理装置100において生成された高画質の画像データを記録することができる。さらに、受信装置300は、画像処理装置100において生成された高画質の画像データを編集することができる。さらに、受信装置300は、画像処理装置100において生成された高画質の画像データを視聴することができる。したがって、画像処理装置100は、受信装置300に画像データを送信する場合、受信装置300に送信する前の画像データに関するデータを受信装置300に通知することにより、受信装置300による画像データの管理が適切に行えるようにすることができる。
さらに、画像処理装置100は、第2の画素レンジを受信装置300に通知することで、受信装置300に送信された画像データの画素レンジが、「16−255」に対応するのか、「16−235」に対応するのかを受信装置300に認識させることができる。
さらに、画像処理装置100は、ファイル名及びタイムコードを受信装置300に通知することで、画像処理装置100に記録されるファイルのファイル名及びタイムコードが一致するファイルを受信装置300に生成させることができる。
実施例1において、付加データをVendor−Specific InfoFrameを用いて受信装置300に通知するようにしたが、これに限られないものとする。
例えば、画像処理装置100は、Source Product Descriptor InfoFrameを用いて、第1のフレームレート、第2の画素レンジ及びタイムコードの少なくとも一つを受信装置300に通知してもよい。
また、例えば、画像処理装置100は、HEC(HDMI Ethernet(登録商標) Channel)を用いて、付加データを受信装置300に通知してもよい。この場合、イーサネット(登録商標)によって、画像処理装置100から受信装置300に付加データが送信される。
また、例えば、画像処理装置100は、CECプロトコルに対応するコマンドを用いて、付加データを受信装置300に通知してもよい。この場合、CECプロトコルに対応するコマンドは、例えば、<Vendor Command with ID>である。<Vendor Command with ID>は、Vendor IDを含むコマンドであって、製造者(メーカー)ごとに規定することができるコマンドである。この場合、CECライン203を介して、画像処理装置100から受信装置300に付加データが送信される。
[実施例2]
実施例2において、実施例1と共通する部分については、その説明を省略し、実施例1と異なる部分について説明する。
実施例2に係る画像処理装置100は、付加データをCECプロトコルに規定されている<Vendor Command with ID>を用いて、受信装置300に通知するものとする。この場合、受信装置300は、<Vendor Command with ID>を用いることで画像処理装置100から取得した付加データに基づいて、画像処理装置100に記録されるファイルのファイル名及びタイムコードが一致するファイルを記録する。
次に、図9を参照し、画像データの編集を行う際における画像処理装置100及び受信装置300の動作について説明を行う。
画像処理装置100に記録されているファイルをメインの画像として用いるとともに、受信装置300に付加データに基づいて生成されたファイルをプロキシ画像として用いるための処理を図9の(a)に示す。
データ送信部103bによって画像データがTMDSライン202を介して受信装置300に送信される場合に、撮像部104及び画像処理部105によって生成される画像データが記録媒体106aに記録されていない場合、CPU101は、S1の処理を行う。S1において、CPU101は、次に画像処理装置100によって記録されるファイルに対応するファイル名を含む<Vendor Command with ID>を受信装置300に送信するようにコマンド処理部103cを制御する。なお、次に画像処理装置100によって記録されるファイルに対応するファイル名を含む<Vendor Command with ID>を「第1のコマンド」と呼ぶものとする。第1のコマンドには、さらに、第1のフレームレートを示すデータ及び第2の画素レンジを示すデータが含まれているものとする。
S2において、ユーザから画像データの記録を開始するための操作信号が操作部108を介して画像処理装置100に入力される。この場合、CPU101は、撮像部104及び画像処理部105によって生成される画像データを含むファイルを生成するようにファイル生成部106bを制御する。この場合、S3において、CPU101は、ファイル生成部106bによって生成されるファイルに対応するファイル名を含む<Vendor Command with ID>を受信装置300に送信するようにコマンド処理部103cを制御する。なお、ファイル生成部106bによって生成されるファイルに対応するファイル名を含む<Vendor Command with ID>を「第2のコマンド」と呼ぶものとする。第2のコマンドには、さらに、第1のフレームレートを示すデータ、第2の画素レンジを示すデータ及び記録媒体106aに記録されるファイルに含まれる画像データに対応するタイムコードを示すデータが含まれているものとする。
S4において、ユーザから画像データの記録を開始するための操作信号が操作部305を介して受信装置300に入力される。この場合、CPU301は、通信部303によって画像処理装置100から受信された画像データと、S3において画像処理装置100から通知された第2のコマンドとを用いてファイルを生成するようにファイル生成部308を制御する。この場合、ファイル生成部308において、ファイル生成部106bにより生成されるファイルのファイル名及びタイムコードが一致するファイルが生成される。
S5において、ユーザから画像データの記録を終了するための操作信号が操作部305を介して受信装置300に入力される。この場合、CPU301は、ファイル生成部308によって生成されたファイルを記録媒体304aに記録するように記録部304を制御する。
S6において、ユーザから画像データの記録を終了するための操作信号が操作部108を介して画像処理装置100に入力される。この場合、CPU101は、ファイル生成部106bによって生成されたファイルを記録媒体106aに記録するように記録部106を制御する。この後、撮像部104及び画像処理部105によって生成される画像データは、記録媒体106aに記録されなくなる。
次に、S7において、CPU101は、S1の処理と同様に、第1のコマンドを受信装置300に送信するようにコマンド処理部103cを制御する。S7の処理は、画像データの記録を開始するための操作信号が操作部108を介して画像処理装置100に入力されるまで、CPU101によって行われる。
次に、画像処理装置100に記録されているファイルをプロキシ画像として用いるとともに、受信装置300に付加データに基づいて生成されたファイルをメインの画像として用いるための処理を図9の(b)に示す。
データ送信部103bによって画像データがTMDSライン202によって受信装置300に送信される場合に、撮像部104及び画像処理部105によって生成される画像データが記録媒体106aに記録されていない場合、CPU101は、S11の処理を行う。S11において、CPU101は、S1の処理と同様に、第1のコマンドを受信装置300に送信するようにコマンド処理部103cを制御する。
S12において、ユーザから画像データの記録を開始するための操作信号が操作部305を介して受信装置300に入力される。この場合、CPU301は、通信部303によって画像処理装置100から受信された画像データと、S11において画像処理装置100から通知された第1のコマンドとを用いてファイルを生成するようにファイル生成部308を制御する。
S13において、ユーザから画像データの記録を開始するための操作信号が操作部108を介して画像処理装置100に入力される。この場合、CPU101は、撮像部104及び画像処理部105によって生成される画像データを含むファイルを生成するようにファイル生成部106bを制御する。この場合、S14において、CPU101は、第2のコマンドを受信装置300に送信するようにコマンド処理部103cを制御する。この場合、CPU301は、S12において生成されるファイルに含まれるファイル名を、S14において画像処理装置100から通知された第2のコマンドに含まれるファイル名に置き換えるようにファイル生成部308を制御する。さらに、この場合、CPU301は、S12において生成されるファイルに、S14において画像処理装置100から通知された第2のコマンドに含まれるタイムコードを示すデータを追加する。
S15において、ユーザから画像データの記録を終了するための操作信号が操作部108を介して画像処理装置100に入力される。この場合、CPU101は、ファイル生成部106bによって生成されたファイルを記録媒体106aに記録するように記録部106を制御する。この後、撮像部104及び画像処理部105によって生成される画像データは、記録媒体106aに記録されなくなる。
次に、S16において、CPU101は、S11の処理と同様に、第1のコマンドを受信装置300に送信するようにコマンド処理部103cを制御する。S16の処理は、画像データの記録を開始するための操作信号が操作部108を介して画像処理装置100に入力されるまで、CPU101によって行われる。
S17において、ユーザから画像データの記録を終了するための操作信号が操作部305を介して受信装置300に入力される。この場合、CPU301は、ファイル生成部308によって生成されたファイルを記録媒体304aに記録するように記録部304を制御する。
なお、第1のコマンドの第1のフレームレートと、第2のコマンドの第1のフレームレートとが異なる場合、CPU301は、ファイル生成部308で生成されるファイルに含まれる第1のフレームレートを最新の第1のフレームレートに置き換えてもよい。また、第1のコマンドの第2の画素レンジと、第2のコマンドの第2の画素レンジとが異なる場合、CPU301は、ファイル生成部308で生成されるファイルに含まれる第2の画素レンジを最新の第2の画素レンジに置き換えてもよい。
このように、実施例2に係る画像処理装置100は、ファイル名及びタイムコードを受信装置300に通知することで、画像処理装置100に記録されるファイルのファイル名及びタイムコードが一致するファイルを受信装置300に生成させることができる。これにより、実施例2に係る画像処理装置100は、画像データの編集を行う際、画像処理装置100に記録されているファイルをメインの画像として用いるとともに、受信装置300で生成されたファイルをプロキシ画像として用いるようにすることができる。また、実施例2に係る画像処理装置100は、画像データの編集を行う際、画像処理装置100に記録されているファイルをプロキシ画像として用いるとともに、受信装置300で生成されたファイルをメインの画像として用いるようにすることができる。
実施例1及び2における第1のフレームレートは、30pに限られるものではない。
実施例1及び2における第2の画素レンジは、16−255に限られるものではなく、第2の画素レンジは、10ビット幅で色空間を表すシステムであれば、例えば、64−1023であってもよい。この場合、第2の画素レンジの黒のレベルは、「64」となり、第2の画素レンジの白のレベルは、「1023」となる。
なお、実施例1及び2における画像処理装置100、接続ケーブル200及び受信装置300は、HDMI規格と互換性のある規格に対応するものであってもよい。
なお、実施例1及び2における画像処理装置100、接続ケーブル200及び受信装置300は、DVI(Digital Visual Interface)(登録商標)規格に対応するものであってもよい。
また、実施例1及び2における画像処理装置100、接続ケーブル200及び受信装置300は、Display Port(登録商標)規格に対応するものであってもよい。
また、実施例1及び2における画像処理装置100、接続ケーブル200及び受信装置300は、DiiVa(Digital Interface for Video and Audio)に対応するものであってもよい。
また、実施例1及び2における画像処理装置100、接続ケーブル200及び受信装置300は、MHL(Mobile High−definition Link)(登録商標)規格に対応するものであってもよい。
また、実施例1及び2における画像処理装置100、接続ケーブル200及び受信装置300は、USB(Universal Serial Bus)規格に対応するものであってもよい。
また、実施例1及び2における画像処理装置100によって生成される画像データは、無線により受信装置300に送信されるようにしてもよい。そのため、実施例1及び2における画像処理装置100及び受信装置300は、Wireless HD(登録商標)規格に対応するものであってもよい。また、実施例1及び2における画像処理装置100及び受信装置300は、WHDI(Wireless Home Digital Interface)規格に対応するものであってもよい。
[他の実施例]
本発明に係る画像処理装置は、実施例1及び2で説明した画像処理装置100に限定されるものではない。また、本発明に係る受信装置は、実施例1及び2で説明した受信装置300に限定されるものではない。本発明に係る画像処理装置は、例えば、複数の装置から構成されるシステムにより実現することも可能である。また、本発明に係る受信装置は、例えば、複数の装置から構成されるシステムにより実現することも可能である。
また、実施例1及び2において説明した処理、構成、機能及びシステムは、コンピュータで実行可能なコンピュータプログラムによって実現することもできる。この場合、当該コンピュータプログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体から当該コンピュータによって読み出され、当該コンピュータで実行される。また、この場合、当該コンピュータ読取可能な記録媒体には、ハードディスク装置、光ディスク、CD−ROM、CD−R、メモリカード、ROM等を用いることができる。なお、当該コンピュータプログラムは、通信インターフェースを介して外部装置から当該コンピュータに提供され、当該コンピュータで実行されるようにしてもよい。
100 画像処理装置
300 受信装置

Claims (5)

  1. 画像データを生成する生成手段と、
    前記画像データにフレームレートを変換するための変換処理を行うことによって生成された所定の画像データを外部装置に送信する送信手段と、
    前記変換処理が行われる前に前記生成手段によって生成される画像データに関連する所定のデータと、前記所定の画像データとを前記外部装置に送信するように制御する制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記所定のデータは、前記変換処理が行われる前に前記生成手段によって生成される画像データのフレームレートを示すデータを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記所定のデータは、前記変換処理が行われる前に前記生成手段によって生成される画像データのフレームに対応するタイムコードを示すデータを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 画像データを生成するステップと、
    前記画像データにフレームレート変換するための変換処理を行うことによって生成された所定の画像データを外部装置に送信するステップと、
    前記変換処理が行われる前に前記生成手段によって生成される画像データに関連する所定のデータと、前記所定の画像データとを前記外部装置に送信するように制御するステップとを有する制御方法。
  5. コンピュータを請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
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