JP2013228554A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイズが異なる複数の操作部の中からその設置スペースに合わせて共通の画像形成装置に選択的に取り付け可能とする。
【解決手段】画像読取部2、画像形成部3、支持体11および操作部を備えるカラー複写機1において、サイズが異なる複数の操作部17A.17Bの中から何れか1つを選択して支持体11に取り付け可能に構成した。
【選択図】図14

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、プロッタ等またはそれら複数の機能を備えた複合機等の画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ、プロッタ等またはそれら複数の機能を備えた複合機等の画像形成装置において、原稿の画像情報を読み取る画像読取部と、読み取られた画像情報に基づいて用紙等の記録媒体上に画像を記録・形成する画像形成部と、画像形成動作または画像読取部で原稿を読み取る動作に必要な指示装置および表示装置を含んで構成された操作部とを備えた画像形成装置では、近年、特に設置スペースの小型化の要請が強い。
また、画像形成装置で取り扱う情報量の増大により、操作部の表示装置部分が大きくなってきていることや、操作部が軸を中心として揺動可能な構成である(装置本体に対して上下方向の揺動(以下、「チルト揺動」ともいう)動作および水平(左右)方向のスイベル揺動動作(アジマス:方位角を変更する揺動動作を意味する、以下同じ)が可能である)ことにより、操作部を見やすい位置に動かすことができることも既に知られている(例えば、特許文献1の図4等参照)。
特許文献1には、軸を中心として揺動可能な表示装置(操作部)の取り付け強化の目的で、チルト揺動動作に加え、左右方向のスイベル揺動動作に対する固定方法[係合部材と貫通孔の係合(係わり合うことを意味する、以下同じ)により回転部材が非回転部から離間することを拘束]が開示されている。
しかしながら、特許文献1を含め今までの画像形成装置に設けられている操作部は、その設置スペースに合わせて異なるサイズの選択が叶わないという問題があった。例えば、なるべく大きなサイズ(大型)の操作部を取り付けたいという要望に対し、その設置スペースの確保が必要なため、一概に大きなサイズの操作部を取り付ければよいというわけではない。このように、本発明者の知る範囲では、今までの画像形成装置において、ユーザの要望に応じて、サイズが異なる複数の操作部の中から何れか1つを選択して取り付け可能とした本格的な提案はなされていない現状にある。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、サイズが異なる複数の操作部の中からその設置スペースに合わせて共通の画像形成装置に選択的に取り付け可能とすることを主な目的とする。
上述した課題を解決するとともに上述した目的を達成するために、本発明では、以下のような特徴ある手段・発明特定事項(以下、「構成」という)を採っている。
請求項1記載の発明は、原稿の画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部の下方に配置され、前記画像読取部で読み取られた画像をシートに記録する画像形成部と、前記画像読取部と前記画像形成部との間に画像が記録されたシートを排出する排出空間を形成するとともに、前記排出空間の少なくとも2方向の側面を囲むように前記画像形成部の上部に前記画像読取部を支持する支持体と、画像形成動作または前記画像読取部で原稿を読み取る動作に必要な指示手段および表示手段を含んで構成され、少なくとも上下方向の揺動動作が可能な操作部と、を備え、サイズが異なる複数の前記操作部の中から何れか1つを選択して前記支持体に取り付け可能にしたことを特徴とする。
本発明によれば、上記構成により、上記課題を解決して新規な画像形成装置を提供することができる。すなわち、本発明によれば、上記構成により、サイズが異なる複数の操作部の中からユーザの要望に応じて1つを選択し、その設置スペースに合わせて共通の画像形成装置に取り付けることができる。
本発明の第1の実施形態を示す画像形成装置の一例としてのカラー複写機の全体構成を透視して示す概略的な正面図である。 図1のカラー複写機の構造体を示す簡略的な外観斜視図である。 小サイズの操作部をカラー複写機の支持体に取り付けた状態を示す図であって、前ドアーが開放されているとともに操作部が最大揺動傾斜角にチルト揺動・起立した状態を示す外観斜視図である。 小サイズの操作部をカラー複写機の支持体に取り付けた状態を示す図であって、前ドアーが閉じられているとともに操作部が最大揺動傾斜角に起立した状態を示す外観斜視図である。 小サイズの操作部をカラー複写機の支持体に取り付けた状態を示す図であって、前ドアーが閉じられているとともに操作部が最小揺動傾斜角に倒伏揺動した状態を示す外観斜視図である。 大サイズの操作部をカラー複写機の支持体に取り付けた状態を示す図であって、前ドアーが閉じられているとともに操作部が最大揺動傾斜角に揺動傾斜した状態を示す外観斜視図である。 大サイズの操作部をカラー複写機の支持体に取り付けた状態を示す図であって、前ドアーが閉じられているとともに操作部が最小揺動傾斜角に揺動倒伏した状態を示す外観斜視図である。 図4に示した小サイズの操作部のヒンジ機構、支持体に対する取り付け構成を示す平面図である。 図6に示した大サイズの操作部の支持体に対する取り付け構成を示す平面図である。 各操作部に用いられるヒンジ機構から位置保持手段を構成するナット、平座金、皿バネを取り外した状態を示すとともに、支持体に対する取り付け構成を示す要部の分解斜視図である。 ヒンジ機構における位置保持手段の構成を図10の矢印V10方向から見た図である。 小サイズの操作部に用いる各カバー部材の着脱状態を示す分解斜視図である。 大サイズの操作部に用いる各カバー部材の着脱状態を示す分解斜視図である。 (a)は、小サイズの操作部の最大揺動傾斜角と前カバーの開閉状態との関係を説明する側面図、(b)は、大サイズの操作部の最大揺動傾斜角と前カバーの開閉状態(特には開放したとき)との関係を説明する側面図である。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という)を詳細に説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能および形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。図および説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がない構成要素は適宜断わりなく省略することがある。公開特許公報等の構成要素を引用して説明する場合は、その符号に括弧を付して示し、各実施形態等のそれと区別するものとする。
[第1の実施形態]
(画像形成装置の全体構成)
図1〜図13を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
まず、図1〜図3を参照して、第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を透視して示す概略的な正面図、図2は、同画像形成装置の構造体を簡略的に示す外観斜視図、図3は、同画像形成装置に設けられている操作部、前カバーの取り付け状態を示す外観斜視図である。
図1〜図3において、符号1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置として例示する電子写真方式を利用した胴内排紙タイプのカラー複写機を示す。このカラー複写機1は、画像形成装置全体の筐体である天面(最上面)が開口した概略箱状の装置本体10と、この装置本体10の上方に配置され、原稿の画像を読み取る画像読取部2と、この画像読取部2の下方に配置され、画像読取部2で読み取るかまたは外部機器であるパーソナルコンピュータ等から送信される画像情報を基にシートの一例としての用紙に画像を記録・形成する画像形成部3と、画像読取部2と画像形成部3との間に画像が記録された用紙を排出する排出空間としての排紙空間12を形成するとともに、排紙空間12の少なくとも2方向の側面を囲むように画像形成部3の上部に画像読取部2を支持・固定する支持体11と、画像形成動作または画像読取部2で原稿を読み取る動作に必要な指示手段および表示手段を含んで構成され、上下方向の揺動(チルト揺動)動作が可能な小サイズの操作部7A(後述する図6および図7に示すように大サイズの操作部7Bに交換可能)と、装置本体10の最下部に配置され、シート搬送路としての用紙搬送路にシート(コピー用紙やOHP用の樹脂シート、厚紙、葉書などを含むシート状記録媒体を意味し、以下「用紙」で代表して説明する)を供給する給紙部4と、画像形成部3の上方に設けられ、排紙空間12に画像が記録された用紙を排紙する排紙部5と、給紙部4と排紙部5の間に設けられた用紙搬送路6とを備えている。
装置本体10および支持体11は、カラー複写機1の骨組みをなす構造体を構成している。支持体11は、平面視でほぼL字形状をなし、後述する異なるサイズの操作部を着脱可能に取り付けるために、金属製の薄い板材である例えば板金で形成している部分を備えている。画像形成部3は、装置本体10の内側に配設されている。
画像読取部2は、支持体11の天面部分に取り付けられて原稿が載置される原稿台としてのコンタクトガラス20と、このコンタクトガラス20の直下に配置され移動しながら原稿に光を当てる光源21と、原稿からの反射光を結像する結像レンズ22と、その結像位置に配置され原稿画像を読み取る読取手段としてのCCD等のイメージセンサ23と、原稿からの反射光を反射しながら結像レンズ22に導く複数のミラーなどから構成されている。
また、画像読取部2の上部には、コンタクトガラス20に載置された原稿を押さえる圧板24(図示せず)が設けられている。なお、この圧板24に代えて、コンタクトガラス20に原稿を自動給送する自動原稿給送装置(ADF)を設置してもよい。画像読取部は、画像読取ユニットとも呼ばれる。
画像形成部3は、色材三原色であるイエロー、シアン、マゼンダと、無彩色であるブラックの計4色のトナーに対応する4つのプロセスカートリッジ3Y,3C,3M,3Kと、これら4つのプロセスカートリッジ3Y,3C,3M,3Kの下方に設けられ、後述の各感光体ドラムに潜像を書き込む書込ユニット30と、各プロセスカートリッジ3Y,3C,3M,3Kに対応する色の新規トナーを収容する4つのトナーボトル31Y,31C,31M,31Kと、各プロセスカートリッジ3Y,3C,3M,3Kで形成されたトナー像が一旦転写された後、用紙に転写する転写ユニット32と、トナー像を用紙に定着する定着ユニット33とを有する。なお、画像形成部は、画像形成ユニットとも呼ばれる。
プロセスカートリッジ3Y,3C,3M,3Kは、後述の中間転写ベルト32aの外周表面の移動方向(図中の矢印Xa)に沿って上流側からイエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの順に配列されている。各プロセスカートリッジ3Y,3C,3M,3Kは、正面視で時計回りに回転駆動する潜像担持体である感光体ドラムY,C,M,Kを中心として、各感光体ドラムY,C,M,Kの外周面に帯電処理を施して一様に帯電させる帯電手段と、各感光体ドラムY,C,M,K上に後述の書込ユニット30で形成された静電潜像を対応する各色のトナーで単色のトナー像に可視像化する現像手段30Y,30C,30M,30Kと、感光体ドラムY,C,M,Kの外周面に転写後も残留する転写残トナーをクリーニングして回収するクリーニング手段などから一体的に形成されて装置本体10に対して着脱可能に構成された作像装置(もしくは作像ユニットとも呼ばれる)である。
書込ユニット30は、ポリゴンミラーやfθレンズなどを備え、画像読取部2やパソコン、外部スキャナなどから入力された画像情報を基にレーザ発光装置からレーザ光を照射しながら走査し、一様に帯電された感光体ドラムY,C,M,Kの外周表面を選択的に露光させて、照射した部分の表面電位を低下させ、感光体ドラム上に静電潜像を形成する露光装置である。
トナーボトル31Y,31C,31M,31Kは、それぞれ前記4色の新規トナーが個別に充填されており、図示しない搬送経路を通じて各プロセスカートリッジ3Y,3C,3M,3Kの現像手段30Y,30C,30M,30Kへ各色のトナーを補給する仕組みとなっている。
転写ユニット32は、中間転写体として弾性樹脂の多層構造体からなる無端状ベルトである中間転写ベルト32aと、この中間転写ベルト32aを支持・張架(張力がかかった状態で掛け渡すことを意味する、以下同じ)する4つの支持ローラ32b,32c,32d,32eと、感光体ドラムY,C,M,Kとそれぞれ中間転写ベルト32aを挟んで対向する4つの1次転写ローラ32fと、支持ローラ32bに対向配置された2次転写ローラ32gなどを備えている。このように、転写ユニット32は、中間転写方式の転写装置である。
支持ローラ32bは、図示しない駆動手段に接続された駆動ローラとなっており、図の矢印Xa方向に中間転写ベルト32aを回転駆動させる機能を有している。中間転写ベルト32aを挟んで支持ローラ32b(以下、「駆動ローラ32b」という)と対向する位置には、2次転写ローラ32gが配設(配置して設けること、または位置を決めて設けることを意味する、以下同じ)されている。支持ローラ32cの近傍には、中間転写ベルト32aの外周表面に付着する残留トナーを掻き取ってクリーニングするクリーニング装置32hが設けられている。
各1次転写ローラ32fは、空隙放電による画像劣化を考慮し、各感光体ドラムY,C,M,Kと中間転写ベルト32aを挟んで中心間距離が最短距離で当接する正対位置から中間転写ベルト32aの搬送方向下流側に少しずらした位置に配設された接触印加方式の転写バイアス(転写電圧)印加手段として機能する。各1次転写ローラ32fは、図示しないバイアス電源に接続され、1次転写バイアスを中間転写ベルト32aの裏面(内周面)から印加(電圧を加えることを意味する、以下同じ)可能に構成されている。
2次転写ローラ32gは、図示しない付勢手段により付勢(勢いを増加することを意味する、以下同じ)されて駆動ローラ32bの外周において中間転写ベルト32aに圧接され、駆動ローラ32bとの間に2次転写ニップを形成するよう構成されている。そして、駆動ローラ32bが、図示しないバイアス電源に接続された接触方式の転写バイアス印加手段となっている。また、2次転写ローラ32gが転写バイアス印加手段となっていてもよく、その場合、転写するトナー像とは逆極性の転写バイアスを印加することになる。
定着ユニット33は、定着ローラ33aと加熱ローラ33bに張架された無端状ベルトである定着ベルト33cと、この定着ベルト33cに圧接(加圧接触させることを意味する、以下同じ)する加圧部材としての加圧ローラ33dとの間に定着ニップが形成され、この定着ニップにおいて後述の用紙搬送路6を通って搬送されてきた用紙に熱と圧力が加えられ、前述の転写ユニット32の2次転写ニップで転写されたトナー像が用紙に溶融付着して定着されるようになっている。
給紙部4は、シートとしてそれぞれ大きさ・サイズの異なる所定の用紙を収容・ストックし、装置本体10から引き出し可能な給紙カセット40,41と、このストックされた用紙に上方から所定圧で圧接する給紙ローラ42,43などが備えられている。制御手段(図示せず)の制御信号に基づいて、給紙カセット40,41にそれぞれ収容している用紙を給紙ローラ42,43で後述の用紙搬送路6に送り出すようになっている。
また、給紙部4には、搬送可能な所定の大きさ・サイズの範囲内の任意の用紙を載置する手差トレイ44と、この用紙を送り出す給紙ローラ45とが設けられている。給紙部4では、手差トレイ44に載置された用紙を、給紙ローラ45を回転駆動させることにより後述の用紙搬送路6に送り出せるようになっている。
排紙部5は、前述のトナーボトル31Y,31C,31M,31Kと、画像読取部2との間の排紙空間12下方の装置本体10に斜面で形成された排紙トレイ5aと、この排紙トレイ5aに定着ユニット33を通過した用紙を後述の用紙搬送路6から排紙(排出)する排紙ローラ対5bなどを有する。このように、本実施形態のカラー複写機1は、排紙ローラ対5bによって排紙した用紙を排紙トレイ5a上に積載する機能を有した胴内排紙タイプの排紙部である。
用紙搬送路6は、装置本体10の下部に設けられた給紙部4から装置本体10の上部に設けられた排紙部5へ下から上に向けて搬送する縦搬送方式(縦パス方式)の通常搬送路6aと、両面印刷のために用紙を反転させる反転搬送路6bとからなる。これらの搬送路は、切替爪6cで切り替え可能となっており、この切替爪6cで反転搬送路6bへ案内され、反転搬送ローラ対6dで反転搬送路6bの上方6eへ運ばれた用紙が反転搬送ローラ対6dが反転することによりスイッチバック式に反転されて後述のレジストローラ対6f手前の通常搬送路6aへ搬送される仕組みとなっている。
通常搬送路6a、反転搬送路6bには、最小用紙サイズに応じた間隔で複数の搬送ローラ対が設けられ、これらの搬送ローラ対で用紙を挟持しながら回転することで搬送する仕組みとなっている。また、通常搬送路6aには、2次転写ニップの下方にレジストローラ対6fが設けられており、このレジストローラ対6fにより図示しない制御手段の指令に基づいて2次転写ニップへ用紙を搬送するタイミングが調整される。
図1〜図3において、符号Zは鉛直方向でもある上下方向を、符号Yは上下方向Yに直交する前後方向(装置の奥行き方向でもある)を、符号Xは上下方向Zおよび前後方向Yに直交する左右(装置の幅方向でもある)方向をそれぞれ示す。図1において、前後方向Yの紙面手前側が操作者や使用者(以下、「ユーザ」で代表する)が対向・対面する前面(正面)となっている。図2においては前後方向Yの紙面右側が、図3においては前後方向Yの紙面左側が、それぞれ前面(正面)となっている。
図3に示すように、カラー複写機1の前面(正面)側には、装置本体10に対して開閉可能なカバーの一例としての前カバー13が設けられている。同図において、符号14は、ヒンジアームを示す。前カバー13は、装置本体10の下部内に隠れて見えないヒンジアーム14の一端部に連結するヒンジ部(図示せず)を介して揺動・開閉可能になっている。
本実施形態では、前カバー13を開放することにより、フロントオペレーション、すなわち、トナーボトル31Y〜31Kの交換を始めとするメンテナンス部品交換や、ジャムした用紙の処理あるいは各種点検整備・清掃等をユーザが対面する装置本体10の前面側から作業性良好に行うことができる構成である。
図3〜図5に示すように、画像読取部2および支持体11の前面(正面)側には、カラー複写機1の各種操作を行うための、大きさ・サイズが異なる複数(本実施形態例では2つ)の操作部の一例としての、小型・小サイズの操作部7A(以下、単に「操作部7A」ともいう)が支持体11に着脱自在に取り付けられている。なお、操作部は、通称、操作パネルとも呼ばれる。
また、本実施形態では後述する図6および図7に示すように、共通の画像形成装置(カラー複写機1)において、小サイズの操作部7Aに代えて、ユーザの要望により大型・大サイズの操作部7B(以下、単に「操作部7B」ともいう)に交換可能に設けられている。すなわち、本実施形態のカラー複写機1では、後述するように、ユーザの要望により、サイズが異なる複数(本実施形態例では2つ)の操作部7A,7Bの中からユーザの要望に応じて何れか1つを選択し、その設置スペースに合わせて共通の画像形成装置であるカラー複写機1に取り付けることが可能に構成されている。各操作部7A,7Bの具体的構成等については、後で詳述する。
(画像形成動作)
次に、図1および適宜図3〜図7を参照しつつカラー複写機1の画像形成動作について説明する。コピーを取るときは、先ず圧板24を開いて画像読取部2のコンタクトガラス20上に原稿がセットされる(圧板24に代えてADFを設けるときは、ADFの原稿台上に原稿がセットされる)。続いて、小サイズの操作部7A(図3〜図5参照)または大サイズの操作部7B(図6、図7参照)のスタートスイッチが押されて画像読取部2が駆動し、走行する光源21から発せられた光が原稿面に当って反射し、その反射光を複数のミラーで反射して結像レンズ22を通してイメージセンサ23に結像し、イメージセンサ23で電気信号に変換されて、原稿の画像(内容)が読み取られる。なお、ADFを取り付けた場合は、ADFの載置台から原稿をコンタクトガラス20上へ自動搬送した後、前記動作が開始される。そして、操作部7A(図3〜図5参照)または7B(図6、図7参照)で選択されたモード設定等に応じて、フルカラーモード、または白黒モードで画像形成動作が開始される。
先ず、操作部7A(図3〜図5参照)または7B(図6、図7参照)でフルカラーモードが選択されて、カラー画像を形成する場合を説明する。カラー複写機1において画像形成動作が開始されると、各感光体ドラムY,C,M,Kがカラー複写機1の正面(図1の方向)から見て時計回りの方向に回転駆動し、このとき各帯電手段によって各感光体ドラムY,C,M,Kの外周面が所定の極性(例えば、マイナス)に一様に帯電される。次いで、それぞれの帯電面に、書込ユニット30からトナー色に対応するよう色分解された画像情報に基づいてレーザ光が照射され、各感光体ドラムY,C,M,Kの外周面上に静電潜像が形成される。そして、この静電潜像は、各現像手段30Y,30C,30M,30Kによって単色のトナー像として可視像化され、各色のトナー像はそれぞれ対応する1次転写ローラ32fによって1次転写バイアスが印加され中間転写ベルト32a上に順次重ねて転写されてゆき、フルカラーのトナー像が形成される。なお、単色の画像を形成する場合は、ブラックのプロセスカートリッジ3Kで前記動作が行われる。
一方、給紙部4の給紙カセット40,41にストックされている用紙が、給紙ローラ42,43により1枚ずつ用紙搬送路6に送り出される。そして、用紙が用紙搬送路6を上昇していき、その先端がレジストローラ対6fのニップ部に突き当たって一旦停止する。突き当たることによって用紙の先端が整えられ、中間転写ベルト32a上に形成された前記カラートナー像が2次転写ニップに到達するタイミングに合わせてレジストローラ対6fを回転させ、2次転写ニップに向けて用紙が送り出される。
次に、転写ユニット32の2次転写ニップで、2次転写バイアスが印加され中間転写ベルト32a上の前記フルカラーのトナー像が用紙に静電気力により転写された上、定着ユニット33の定着ニップに送られる。そこで、定着ベルト33cと加圧ローラ33dによって熱と圧力が加えられ、用紙に担持された未定着のトナー像が用紙に定着される。このように、用紙にトナー像が定着された後、排紙ローラ対5bが回転することによって排紙トレイ5aに排紙・積載される。
また、操作部7Aまたは操作部7Bで両面モードが選択されて両面コピーを行う場合は、切替爪6cで搬送路が切り替えられ、片面に画像が定着済みの用紙を反転搬送路6bの上方6eに一時的にスタックした後、反転搬送ローラ対6dでスイッチバック式に進行方向が反転され、反転用搬送路6bを搬送ローラにより搬送され、画像形成動作にタイミングを合わせて、レジストローラ6fに再給紙され、前記画像形成動作と同様に裏面側の画像記録・形成(印刷)が行われる。
なお、感光体ドラムY,C,M,K上の残留トナーは、各クリーニング手段でクリーニングされ、その後、帯電手段によって直流に交流成分が重畳されたバイアスが印加され除電と同時に一様に帯電される。また、中間転写ベルト32a上の残留トナーは、クリーニング装置32hによってクリーニングされて、次の画像形成動作に備えられる。
(操作部の構成)
各操作部7A,7Bには、その図示を省略しているが、カラー複写機1の画像形成部3の画像形成動作または画像読取部2で原稿を読み取る動作に必要な指示手段の一例としての入力装置(スタートキー、テンキー、各種機能設定キー、リセットキー、クリア/ストップキーなどの各種キー)と、表示手段の一例としての各種入力情報や各種装置の状態を表示する表示装置を兼ねた液晶タッチパネルとが配設されている。
ここで、操作部のサイズとは、主として操作部の外形形状(左右方向Xの幅、上下方向Zの高さおよび前後方向Yの厚さ)の寸法を意味する。なお、本実施形態では説明の簡明化のため、異なるサイズの2つの操作部7A,7Bで例示して説明するが、3つ以上の異なるサイズの操作部を支持体に選択的に取り付け可能に構成してもよいことは無論である。
各操作部7A,7Bは、後述する支持手段としてのヒンジ機構によって上下方向に揺動可能(チルト揺動可能)であるとともに、後述する位置保持手段によって各操作部7A,7Bを任意の揺動位置に保持することが可能に構成されている。前記支持手段および前記位置保持手段を備えるヒンジ機構については、後で詳述する。
一部上述したように、カラー複写機1の支持体11の前面側には、異なるサイズの操作部として小サイズの操作部7Aおよび大サイズの操作部7Bの何れか一方がユーザの要望に応じて選択的に取り付け可能(着脱可能)になっている。
図3は、小サイズの操作部7Aをカラー複写機1の支持体11に取り付けた状態を示す図であって、前ドアー13が開放されているとともに操作部7Aが最大揺動傾斜角に起立した状態を、図4は、小サイズの操作部7Aをカラー複写機1の支持体11に取り付けた状態を示す図であって、前ドアー13が閉じられているとともに操作部7Aが最大揺動傾斜角に起立した状態を、図5は、小サイズの操作部7Aをカラー複写機1の支持体11に取り付けた状態を示す図であって、前ドアー13が閉じられているとともに操作部7Aが水平面とほぼ同面の最小揺動傾斜角に揺動倒伏した状態を、それぞれ示す外観斜視図である。
図6は、大サイズの操作部7Bをカラー複写機1の支持体11に取り付けた状態を示す図であって、前ドアー13が閉じられているとともに操作部7Bが最大揺動傾斜角にチルト揺動した状態を、図7は、大サイズの操作部7Bをカラー複写機1の支持体11に取り付けた状態を示す図であって、前ドアー13が閉じられているとともに操作部7Bが水平面とほぼ同面の最小揺動傾斜角に揺動倒伏した状態を、それぞれ示す外観斜視図である。
図8〜図11を参照して、各操作部7A,7Bを揺動可能に支持するヒンジ機構50を説明する。図8は、図4に示した小サイズの操作部7Aのヒンジ機構50、支持体11に対する取り付け構成を示す平面図、図9は、図6に示した大サイズの操作部7Bの支持体11に対する取り付け構成を示す平面図、図10は、操作部7A,7Bに用いられるヒンジ機構50から位置保持手段55を構成するナット、平座金、皿バネを取り外すとともに、支持体11に対する取り付け構成を示す要部の分解斜視図、図11は、ヒンジ機構50における位置保持手段55の構成を図10の矢印V10方向から見た図である。
ヒンジ機構50は、各操作部7A,7Bにおいて、チルト揺動動作時における最大揺動傾斜角、および各操作部7A,7Bを揺動変位させる際の操作力(揺動トルク)の仕様がユーザの要望に応じて異ならせているため、完全な共通化を図れていない。以下、説明および図面の簡明化のため、大サイズの操作部7Bのヒンジ機構50を代表して説明する(図10および図11参照)。小サイズの操作部7のヒンジ機構50が大サイズの操作部7Bのヒンジ機構50と異なる細部は随時補説する。
チルト揺動範囲(角度)については、操作部7Aに関しては図3〜図5等に示すように、0°(最小揺動傾斜角:水平・倒伏状態)〜約90°(最大揺動傾斜角:起立・直立状態)に、操作部7Bに関しては図6、図7等に示すように、0°(最小揺動傾斜角:水平・倒伏状態)〜約66°(最大揺動傾斜角)に、それぞれ設定されている。
ちなみに、図3〜図5等に示す小サイズの操作部7Aの外形形状は、左右方向Xの幅寸法が225mm、上下方向Zの高さ寸法が92mm、前後方向Yの厚さ寸法が、18.5mmにそれぞれ設定されている。
図6および図7等に示す大サイズの操作部7Bの外形形状は、左右方向Xの幅寸法が250mm、上下方向Zの高さ寸法が195mm、前後方向Yの厚さ寸法が、20mmにそれぞれ設定されている。
また、チルト揺動時の操作力(揺動トルク)については、各操作部7A,7Bの最上部を手で操作するものとして、操作部7Aに関しては約15Nに、操作部7Bに関しては約22Nに、それぞれ設定されている。
ヒンジ機構50は、各操作部7A,7Bをチルト揺動可能に支持する支持手段として機能する。なお、図8では、図面の簡明化のためヒンジ機構50を簡略的に示す。図9では、操作部7Bが最大傾斜角までチルト揺動している状態を示しているため、ヒンジ機構50が操作部7Bに隠れていて見えない。
ヒンジ機構50は、図8、図10および図11に示すように、取付ブラケット17、ヒンジブラケット18、ヒンジ軸51、位置保持手段55、規制手段56等を有して構成されている。
取付ブラケット17は、各操作部7A,7Bの裏側である背壁面7cの所定部位に、図示しない締結部材としてのネジによって取り付け・固定される被固定部材であり、図8に示すように2個用いられる。取付ブラケット17は、例えば板金で形成されていて、直角に折り曲げ加工されている。取付ブラケット17には、上記図示しないネジを挿通するための複数の孔17bおよび開口溝17cと、ヒンジ軸51を挿通する貫通孔17dと、規制手段56を構成する切欠17aとが形成されている。
なお、切欠17aは、2箇所の取付ブラケット17の一方のみ(図8では右側)に形成されている。取付ブラケット17は、切欠17aの範囲および貫通孔17dを除きその加工途中までは、各操作部7A,7Bに用いるものとして部品の共通化が図られている。すなわち、操作部7Aでは、切欠17aの範囲が図10に示すよりも大きく、貫通孔17dの内径が図10に示すよりも小さく形成・設定されている。
ヒンジ軸51は、例えば鋼材で形成されていて、大小2段の円柱状をなす。ヒンジ軸51の自由端側の先端部(大小2段の円柱部分の外径の小さい方を指す)には、雄ネジ51aが切られている。ヒンジ軸51には、後述するように2個用いられるヒンジブラケット18の一方において、取付ブラケット17の一方に形成された切欠17aと選択的に係合するストッパ部51bが一体的に形成されている。
ヒンジ軸51は、ストッパ部51bの形成位置および雄ネジ51a部分の外径寸法を除きその加工途中までは、各操作部7A,7Bに用いるものとして部品の共通化が図られている。すなわち、操作部7Aでは、ストッパ部51bの形成位置が異なるとともに、雄ネジ51a部分の外径が図10に示すよりも小さく形成・設定されている。
取付ブラケット17の切欠17aと、ヒンジ軸51のストッパ部51bとは、各操作部7A,7Bのチルト揺動位置を規制する規制手段56を構成している。規制手段56は、換言すれば、各操作部7A,7Bのチルト揺動時の最大揺動傾斜角を規制するものでもある。
ヒンジブラケット18は、取付ブラケット17およびヒンジ軸51を介して、各操作部7A,7Bを支持体11の上面11aに固定するための固定部材であり、図8に示すように2個用いられる。ヒンジブラケット18は、例えば板金で形成されていて、直角に折り曲げ加工されている。図10に示すように、ヒンジブラケット18の内側壁には、ヒンジ軸51が固着されている。また、ヒンジブラケット18には、支持体11の上面11aにヒンジブラケット18を固定するための締結部材としてのネジ19を挿通するネジ用孔18aと、支持体11の上面11aに突出して一体的に設けられたボス57を挿通するための、ヒンジブラケット18の位置決め用の孔18bとが、それぞれ2個ずつ形成されている。このように、ヒンジブラケット18は、固着しているヒンジ軸51の仕様およびその固着位置を除き、各操作部7A,7Bに用いるものとして部品の共通化が図られている。
図8および図9に示すように、支持体11の上面11aに設けられたボス57における左右方向Xの2箇所の取付位置およびピッチは、各操作部7A,7Bを支持体11に取り付ける際に共通化されている。同様に、支持体11の上面11aに設けられ、上記ネジ19と嵌め合う雌ネジ(図示せず)における左右方向Xの2箇所の取付位置およびピッチは、各操作部7A,7Bを支持体11に取り付ける際に共通化されている。
図11に示すように、各操作部7A,7Bを任意のチルト揺動位置に保持する位置保持手段55は、ヒンジ軸51の雄ネジ51aと、雄ネジ51aと嵌め合うナット52と、2個の平座金53と、2個の平座金53に挟まれて配設された付勢部材としての板バネ(皿バネ)54等とから構成されている。
操作部7Aに用いられる位置保持手段55としては、図11に示したナット52(の雌ネジの呼びを含む)、平座金53および板バネ(皿バネ)54よりも小さい仕様のものが用いられる。
ナット52をヒンジ軸51の雄ネジ51a部分に締め込むと、板バネ(皿バネ)54が扁平状に弾性変形されて平座金53に密着する。その結果、ヒンジ軸51の大径円柱面51cと取付ブラケット17とが密着して所定の摩擦抵抗(もしくはトルク負荷抵抗)を生じる。これにより、取付ブラケット17は、各操作部7A,7Bを介して、設定値を超える操作力が作用する状態でのみヒンジブラケット18に対してチルト揺動変位可能となり、操作力が作用しない通常状態では上記摩擦抵抗によって任意のチルト揺動位置を保持できる。
図12を参照して、操作部7Aのヒンジ機構50(図8、図10、図11参照)を覆うカバー部材15a,15bについて説明する。図12は、操作部7Aに用いるカバー部材15a,15bの着脱状態を示す分解斜視図である。
同図において、各カバー部材15a,15bは、中空のほぼ箱状をなし、適宜の樹脂でそれぞれが一体的に形成されている。カバー部材15aは、上記ヒンジ機構50における支持体11の上面11a近傍を覆い、カバー部材15bは、ヒンジ機構50における支持体11の前面11b近傍を覆うものである。
カバー部材15a,15bには、ヒンジ機構50における支持体11の上面11a部分、ヒンジ機構50における支持体11の前面11b部分にそれぞれ形成された被係合部(図示せず)と係合する図示しない爪がそれぞれ形成されている。ちなみに、カバー部材15aには上記爪が2箇所形成され、カバー部材15bには上記爪が1箇所形成されている。また、カバー部材15a,15bには、ネジ25を挿通する貫通孔(図示せず)も形成されている。
図12に示すように、カバー部材15aの上記爪2箇所を支持体11の上面11a部分に形成された被係合部に引っ掛けた後、ネジ25を介してカバー部材15aを支持体11の上面11aに形成された雌ネジ(図示せず)に締め込むことにより、カバー部材15aが上面11aに固定される。同様に、カバー部材15bの上記爪1箇所を支持体11の前面11b部分に形成された被係合部に引っ掛けた後、ネジ25を介してカバー部材15bを支持体11の前面11bに形成された雌ネジ(図示せず)に締め込むことにより、カバー部材15bが前面11bに固定される。操作部7Aの交換等のために、カバー部材15a,15bを取り外すときは上述したと逆の動作順で行われ、同図に矢印で示す方向に取り外されることとなる。
図13を参照して、操作部7Bのヒンジ機構50(図8、図10、図11参照)を覆うカバー部材16a,16b,16cについて説明する。図13は、操作部7Bに用いるカバー部材16a,16b,16cの着脱状態を示す分解斜視図である。
同図において、各カバー部材16a,16b,16cは、中空のほぼ箱状をなし、適宜の樹脂でそれぞれが一体的に形成されている。カバー部材16a,16bは、上記ヒンジ機構50における支持体11の上面11a近傍を覆い、カバー部材16cは、ヒンジ機構50における支持体11の前面11b近傍を覆うものである。
カバー部材16a,16b,16cには、ヒンジ機構50における支持体11の上面11a部分、ヒンジ機構50における支持体11の前面11b部分にそれぞれ形成された被係合部(図示せず)と係合する図示しない爪がそれぞれ形成されている。ちなみに、カバー部材16a,16bには上記爪が各1箇所形成され、カバー部材16cには上記爪が1箇所形成されている。また、カバー部材16a,16b,16cには、ネジ25を挿通する貫通孔(図示せず)も形成されている。
図13に示すように、先ずカバー部材16aの上記爪を支持体11の上面11a部分に形成された被係合部に引っ掛けた後、カバー部材16bの上記爪を上記被係合部に引っ掛け、次いでネジ25を介してカバー部材16a,16bを支持体11の上面11aに形成された雌ネジ(図示せず)に締め込むことにより、カバー部材16a,16bが上面11aに固定される。同様に、カバー部材16cの上記爪1箇所を支持体11の前面11b部分に形成された被係合部に引っ掛けた後、ネジ25を介してカバー部材16cを支持体11の前面11bに形成された雌ネジ(図示せず)に締め込むことにより、カバー部材16cが前面11bに固定される。操作部7Bの交換等のために、カバー部材16a,16b,16cを取り外すときは上述したと逆の動作順で行われ、同図に矢印で示す方向に取り外されることとなる。
操作部7Aに用いるカバー部材15a,15bと、操作部7Bに用いるカバー部材16a,16b,16cとが共通部品化できない理由は、上述したように、ヒンジ機構50が各操作部7A,7Bにおいて異ならせていることによる。
本実施形態によれば、サイズが異なる複数(本実施形態例では2つ)の操作部7A,7Bの中からユーザの要望に応じて何れか1つを選択し、その設置スペースに合わせて共通の画像形成装置であるカラー複写機1に取り付けることができる。
また、操作部7Aに用いるカバー部材15a,15bと、操作部7Bに用いるカバー部材16a,16b,16cとをそれぞれ有することにより、各ヒンジ機構50を含む近傍の露出した部分を保護することができ、各操作部7A,7Bのチルト揺動・操作時に手を触れたりせずに安全確保を図れるとともに、上記露出部分の損傷を未然に防止することができる。
[第2の実施形態]
図14を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。図14(a)は、小サイズの操作部7Aの最大揺動傾斜角と前カバー13の開閉状態との関係を説明する側面図、図14(b)は、大イズの操作部7bの最大揺動傾斜角と前カバー13の開閉状態との関係を説明する側面図である。なお、図14(a)では、操作部7Aに用いられるカバー部材15a,15bをそれぞれ取り外した状態を示す。
第2の実施形態は、図1〜図13に示した第1の実施形態と比較して、各操作部7A,7Bは、それぞれの最大揺動傾斜時に、前カバー13の開閉を妨げないように支持体11に取り付けられるようにしたことのみが相違する。この相違点以外の構成および動作は、図1〜図13に示した第1の実施形態と同様である。
なお、第1の実施形態においては、各操作部7A,7Bのそれぞれの最大揺動傾斜時に、前カバー13の開閉を妨げないように支持体11に取り付けられることまでは規定していなかったため、ユーザは前カバー13の開閉状態を一々確認しながら各操作部7A,7Bの揺動傾斜角度を調整しなければならないという面倒や、不慣れなユーザにあっては前カバー13の開閉時(特には開放時)に前カバー13の上端部を各操作部7A,7Bの下端部にぶつけて少なくとも何れか一方を損傷させてしまうという問題が懸念されるものであった。
図14(a)では、小サイズの操作部7Aが最大揺動傾斜角(約90°に直立・起立した状態)を占めたときにおいて、前カバー13の開閉の際に前カバー13と干渉しないように、支持体11に対する操作部7Aの取り付け位置が設定されていることを示している。
同様に、図14(b)では、大サイズの操作部7bが最大揺動傾斜角(約66°に傾斜した状態)を占めたときにおいて、前カバー13の開閉の際に前カバー13と干渉しないように、支持体11に対する操作部7Bの取り付け位置が設定されていることを示している。
本実施形態によれば、各操作部7A,7Bは、それぞれの最大揺動傾斜時に、前カバー13の開閉を妨げないように支持体11に取り付けられるようにしたことにより、ユーザは前カバー13の開閉状態を一々確認しながら各操作部7A,7Bの揺動傾斜角度を調整しなければならないという面倒や、前カバー13の開閉時(特には開放時)に前カバー13の上端部を各操作部7A,7Bの下端部にぶつけて少なくとも何れか一方を損傷させてしまうという問題・不具合を未然に防止することができる。
以上説明したとおり、本発明を特定の実施形態等について説明したが、本発明が開示する技術内容は、上述した実施形態に含まれる実施例等に例示されているものに限定されるものではなく、それらを適宜組み合わせて構成してもよく、本発明の範囲内において、その必要性および用途等に応じて種々の実施形態や変形例あるいは実施例を構成し得ることは当業者ならば明らかである。
例えば、上記各実施形態の画像形成装置(カラー複写機1)では、装置本体10および支持体11の前面(正面)側に小サイズの操作部7A(図3〜図5参照)または大サイズの操作部7B(図6、図7参照)を備えていたが、これに限定されず、その画像形成装置の仕様に応じて設定された部位に備えるものでもよいことは無論である。
上記各実施形態の画像形成装置(カラー複写機1)では、各操作部7A,7Bは、上下方向のチルト揺動動作が可能な設定であったが、これに限定されず、例えば本発明者が提案した特許文献1に開示されているように、仰角(チルト角)に加えて方位角(アジマス)の揺動動作も可能、すなわちチルトヒンジとスイベルヒンジとの機能を併せ持ち、チルト揺動動作およびスイベル揺動動作が自在となっているものでもよいことは言うまでもない。
1 カラー複写機(画像形成等の一例)
2 画像読取部
3 画像形成部
4 給紙部
5 排紙部
7A 小サイズの操作部
7B 大サイズの操作部
10 装置本体
11 支持体
12 排紙空間(排出空間の一例)
13 前カバー(カバーの一例)
15a,15b カバー部材
16a,16b,16c カバー部材
17 取付ブラケット
18 ヒンジブラケット
19 ネジ
50 ヒンジ機構(支持手段の一例)
51 ヒンジ軸
55 揺動保持手段
56 規制手段
X 左右(装置幅)方向
Y 前後(装置奥行き)方向
Z 上下(鉛直)方向
特開2012−013767号公報

Claims (5)

  1. 原稿の画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部の下方に配置され、前記画像読取部で読み取られた画像をシートに記録する画像形成部と、
    前記画像読取部と前記画像形成部との間に画像が記録されたシートを排出する排出空間を形成するとともに、前記排出空間の少なくとも2方向の側面を囲むように前記画像形成部の上部に前記画像読取部を支持する支持体と、
    画像形成動作または前記画像読取部で原稿を読み取る動作に必要な指示手段および表示手段を含んで構成され、少なくとも上下方向の揺動動作が可能な操作部と、
    を備え、
    サイズが異なる複数の前記操作部の中から何れか1つを選択して前記支持体に取り付け可能にしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    装置本体に対して開閉可能なカバーを有し、
    前記各操作部は、該各操作部の最大揺動傾斜時に、前記カバーの開閉を妨げないように前記支持体に取り付けられることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2記載の画像形成装置において、
    前記各操作部を揺動可能に支持する支持手段と、
    前記各操作部を任意の揺動位置に保持する位置保持手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、
    前記支持手段は、前記各操作部の揺動位置を規制する規制手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3または4記載の画像形成装置において、
    前記各操作部の前記支持手段を覆うカバー部材を有することを特徴とする画像形成装置。
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