JP2013220544A - インクジェット式印刷装置、及びインクジェット式印刷装置の過熱エラー検出方法 - Google Patents

インクジェット式印刷装置、及びインクジェット式印刷装置の過熱エラー検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013220544A
JP2013220544A JP2012091791A JP2012091791A JP2013220544A JP 2013220544 A JP2013220544 A JP 2013220544A JP 2012091791 A JP2012091791 A JP 2012091791A JP 2012091791 A JP2012091791 A JP 2012091791A JP 2013220544 A JP2013220544 A JP 2013220544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
printing
ink jet
page
fin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012091791A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Hida
克広 飛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012091791A priority Critical patent/JP2013220544A/ja
Publication of JP2013220544A publication Critical patent/JP2013220544A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】過熱エラー発生後のリカバリ動作時に生じる無駄頁を抑制することが可能なインクジェット式印刷装置、及びインクジェット式印刷装置の過熱エラー検出方法を提供する。
【解決手段】駆動回路が過熱することが避けられない事象が発生した時に、温度予測に基づいて駆動回路が限度温度に達する前に、印刷を頁終端で停止させることにより、頁の途中で印刷が停止して印刷用紙の無駄が生じることを抑制し、過熱エラーを検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェット式印刷装置、及びインクジェット式印刷装置の過熱エラー検出方法に関する。
一般に、インクジェット式印刷装置における記録ヘッドは、各種方式に応じた印字素子がノズル毎に実装されている。
このような印字素子として圧電素子があり、圧電素子をインク流路内のインクを加圧する圧力発生手段として使用し、圧電素子を微振動させることにより、インク流路内の容積を変化させてインク滴を吐出させている。
圧電素子に台形状のパルス駆動波形を印加するためのヘッド駆動回路は、一般にプッシュプル回路と呼ばれる回路構成となっている。電流増幅する駆動素子(以下トランジスタと記載)は、不飽和領域で駆動するため発熱が顕著である。通常、圧電素子を駆動するトランジスタの消費電力は、数[W]〜20[W]程度と大きいため、ノズル稼働率の高い(高印刷DUTY)での印刷を連続的に行うと、トランジスタのジャンクション温度が急上昇する。
ここで、トランジスタのジャンクション温度が絶対最大定格(例、150[℃])を超えるようなケースにおいては、トランジスタが熱破壊に至る可能性がある。これを防止するために、一般に、トランジスタを放熱フィンに実装する方法や、ファンによる強制冷却による方法、またはその両方により、トランジスタの温度上昇を防止している。
特に、ライン走査型のインクジェット印刷装置におけるヘッドは、用紙搬送方向(副走査方向)に複数のノズル列(群)を配置したヘッドを使用しているため、ヘッド駆動回路は、ノズル列数分のトランジスタが必要となり、トランジスタの使用員数が多くなる。これら複数のトランジスタを効率良く冷却するために、単一の放熱フィンに複数のトランジスタを実装し、冷却ファンによる強制冷却を行っている。
仮に、冷却用ファンの冷却能力が目詰まり等により低下した場合、或いは、所定の印刷DUTYをオーバしてヘッドを駆動した場合は、トランジスタの発熱量が放熱量よりも多くなりトランジスタが過熱状態になって熱破壊する恐れがある。
そこで、サーミスタ等の温度検出素子をトランジスタ近傍に実装し、所定の過熱エラーのしきい値を設けて、温度検出素子の温度が所定の過熱エラーのしきい値を越えた場合は、インク吐出を停止させてヘッド駆動回路のトランジスタを熱破壊から防止する技術が既に知られている。
ここで、過熱エラーとは、ヘッドを駆動するトランジスタのジャンクション温度が高温になってトランジスタが破損するのを防止するために設けた所定の温度(しきい値)を、トランジスタのジャンクション温度が超過したことをいう。
しかし、今までのインクジェット印刷装置では、駆動回路の過熱エラーを検出した場合、トランジスタの熱破壊を防止するためにインク吐出動作を即停止していた。その結果、印刷頁内の途中で吐出動作が停止する場合がある。また、印刷装置を2台連結して両面印刷を行う場合は、両面の印刷が完了せずに吐出動作を停止する場合がある。
このため、駆動回路の過熱エラーを検出してインク吐出動作を緊急停止し、その後、過熱エラーを修復して印刷を再開する場合、頁の途中で停止した頁、または両面印刷を完了していない頁を再印刷するため、無駄な記録紙を消費する問題があった。
そこで、この問題を解決するため、種々の提案が行われた(例えば、特許文献1〜3参照。)。
特許文献1には、過熱アラームの発生によって、頁の途中で印刷が休止するために発生していた無駄な記録紙の消費を回避する目的で、印刷する頁毎に予めドット数をカウントしておき、カウントしたドット数と現在のサーマルヘッド温度とを基に印刷開始の判断を行い、頁の印刷動作中にサーマルヘッドの過熱アラームが発生しないことを予測して印刷を開始するので、サーマルヘッドの過熱アラームの発生によって頁の途中で印刷が休止して発生する無駄な記録紙の消費を防止する方法が開示されている。
特許文献2には、過熱検出により印刷が停止することで、スループットが低下する問題を防ぐ目的で、ドット式プリンタの場合は、温度検知と残り印刷データ量を基に、ヘッドの往復により印刷するパス回数を増加させたり、用紙送り速度の減速により温度を低下させたりする発明が開示されている。また、特許文献2には、カット紙対応の電子写真式プリンタの場合は、温度検知と残り印刷データ量とを基に、次頁の給紙動作を停止して所定の待機時間を設けることで、過熱による印刷停止を防止する方法が開示されている。
特許文献3には、過熱を防止する目的で、ドライバの温度を印刷データ等に基づき1頁毎に予測し、しきい値を越えない場合は次頁の印刷(用紙搬送+吐出)を開始し、しきい値を越えると予測した場合は、ウェイト時間を設けた後に次頁の印刷を行うことが開示されている。
しかし、特許文献1に記載の発明は、頁の途中で過熱アラームが発生すると予測した場合、次の頁の印刷を休止しているため、A4サイズの用紙などのカット紙に印刷する印刷装置では可能であるが、記録紙が連続している連続紙に印刷する印刷装置(以下、連帳機と記載)の場合、インク吐出動作のみを休止すると記録紙が搬送されてしまうので、記録紙が無駄になる。また、特許文献1に記載の発明は、用紙搬送を一時中断しているが、連帳機の場合は記録紙の無駄な消費が発生する。なぜなら、一般に、連帳機は用紙搬送速度が所定の速度になった定速状態で印刷を行っているため、用紙搬送の一時停止が頻繁に行われると、減速期間及び加速期間の記録紙が無駄になる。このように、特許文献1に記載の発明は、1パスで印刷を行う連帳機では過熱アラーム発生時に無駄な記録紙が発生する問題を解消することができていない。
特許文献2に記載の発明は、印刷するパス回数を増加させているが、連帳機はヘッドを往復させずに印刷するので、印刷パスの回数を増加させることができない。また、特許文献2に記載の発明は、待機時間を設けているが、連帳機は連続用紙を一定速度で搬送中にインク吐出を行うため、給紙動作を一時停止して待機時間を設けることができない。従って、特許文献2に記載の発明では過熱アラーム発生時に無駄な記録紙が発生する問題を解消することができない。
特許文献3に記載の発明は、ウェイト時間を設けているが、連帳機は連続用紙を定速搬送中にインク吐出を行うため、インク吐出のみを一時停止すると用紙が搬送されているので、印刷用紙が無駄になる。また、用紙搬送と吐出動作を一時停止すると、搬送停止から再加速して用紙搬送速度が定速になるまでの印刷用紙が無駄になるので過熱アラーム発生時に無駄な記録紙が発生する問題を解消することができない。
そこで、本発明の目的は、過熱エラー発生後のリカバリ動作時に生じる無駄頁を抑制することが可能なインクジェット式印刷装置、及びインクジェット式印刷装置の過熱エラー検出方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、インクの液滴を吐出するヘッドと、前記インクの吐出用の圧電素子に電圧を印加する駆動素子と、を有するインクジェット式印刷装置であって、前記駆動素子の過熱の限度温度を設定する設定手段と、印刷時の印刷速度を検出する印刷速度検出手段と、印刷時の頁長を検出する頁長検出手段と、前記駆動素子に実装された放熱フィンの温度が上昇する割合を格納する温度上昇値テーブルと、前記放熱フィンの温度を検出するフィン温度検出部と、前記印刷速度及び前記頁長を基に所定頁の始端から終端まで印刷する時間を、前記温度上昇テーブルの値に基づき温度に換算する制御部と、を備え、前記制御部は、前記過熱限度温度から前記温度を減算し、前記過熱限度温度よりも低い過熱エラー検出温度を設定し、前記フィン温度検出部が検出した放熱フィンの温度が前記過熱エラー検出温度より高い場合に過熱エラーと判断し、頁終端で吐出動作を停止することを特徴とする。
本発明によれば、過熱エラー発生後のリカバリ動作時に生じる無駄頁を抑制することが可能なインクジェット式印刷装置、及びインクジェット式印刷装置の過熱エラー検出方法の提供を実現できる。
一実施形態に係るインクジェット式印刷装置に設けられたインクジェット吐出駆動回路の全体構成を示すブロック図である。 ライン走査型インクジェットヘッドを構成するヘッドの配列状態の一例を示す図である。 (a)は、圧電素子に印加する駆動波形の一例を示す図であり、(b)は、インク滴量と駆動パルス波形の関係を説明する図である。 それぞれのノズルからインク滴を吐出した場合における圧電素子からの放電電流(以後、PULL電流と記載する)と駆動波形の関係を示す図である。 それぞれのノズルから連続的にインク滴を吐出している状態における圧電素子からのPULL電流と駆動波形との関係を示す図である。 複数のトランジスタが単一の放熱フィンに実装された場合の発熱源、熱抵抗を等価回路に置き換えたことを示す図である。 図1で説明したトランジスタを冷却している冷却ファンに目詰まりが発生したため、トランジスタが実装されている放熱フィンの温度が、冷却停止により上昇する過程を示した図である。 トランジスタの過熱検出を行う過程を示したフローチャートの一例である。
<概 要>
本発明は、冷却ファンの目詰まり等により駆動回路が過熱することが避けられない事象が発生した時に、温度予測に基づいて駆動回路が限度温度に達する前に、印刷を頁終端で停止させることにより、頁の途中で印刷が停止して印刷用紙の無駄が生じることを抑制し、過熱エラーを検出するものである。
すなわち、本発明は、ライン走査型インクジェット式印刷装置のヘッド駆動回路のトランジスタの過熱検出を温度検出素子により行う場合において、過熱エラー発生後のリカバリ動作時に生じる無駄頁を抑制することが可能なインク吐出用駆動回路及び過熱エラー検出方法を提供するものである。
<実施の形態1>
[構 成]
以下、一実施形態に係るインクジェット式印刷装置に設けられたインクジェット吐出駆動回路について、図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態に係るインクジェット式印刷装置に設けられたインクジェット吐出駆動回路の全体構成を示すブロック図である。
なお、図1は説明を簡単にするためにノズル列を2列とした場合の構成例である。ノズル列には複数の圧電素子が実装されている。通常、ノズル列内の圧電素子の数は、数百個程度から構成されるが、図1は記載を省略している。
図1において、ヘッド1内の上段のノズル列には圧電素子10a〜10nが、下段のノズル列には20a〜20nが実装されている。アナログスイッチ11a〜11nは圧電素子10a〜10nと対になっており、同様にアナログスイッチ21a〜21nは圧電素子20a〜20nと対になっている。
アナログスイッチ11a〜11nには同一の制御線が接続され。同様にアナログスイッチ21a〜21nにも同一の制御線が接続される。制御部7から転送されたシリアルデータがヘッド1内の図示しないシフトレジスタ部に転送され、シフトレジスタ部を介してアナログスイッチ11a〜11n、21a〜21nに印加される。
インク滴量の大きさは駆動波形を構成する複数のパルス波形から任意のパルス波形を部分選択することで、そのインク滴量を変更している。このアナログスイッチ11、21は任意の駆動パルス波形を選択するためのものであり、アナログスイッチのオン・オフは制御部7からの印刷データによって行われる。印刷データは、個々のノズルから吐出されるインク滴量を指示する吐出量情報に相当するドットデータがノズル列を構成する総ノズル数分のデータ群から成る。
ヘッド1内にはサーミスタ2が実装されており、ヘッド1の周囲温度を検出する。この周囲温度に応じて駆動波形を切り替えることにより、インク粘度に変化が生じても吐出時のインク体積を一定にすることが可能となる。
なお、ヘッド1の周囲温度を検出するサーミスタ2はヘッド1内に実装したが、実装位置はヘッド1内に限定されるものではない。また、インク温度を検出できるようにインク室の近傍に実装しても良い。
電流増幅回路12は、PNP形バイポーラトランジスタ8a、8c、NPN形バイポーラトランジスタ8b、8d(以下、トランジスタ8a〜8dと表記)で構成されるプッシュプル回路であり、一組のトランジスタ8a、8bにより接続された全ての圧電素子10a〜10nを駆動するようになっている。
駆動波形保存部4は温度別の駆動波形データが複数保存されており、サーミスタ2が出力する周囲温度に応じて選択され、駆動波形保存部4から出力された駆動波形データがD/A変換器DAC(Digital Analog Converter)5a〜5bにてアナログの駆動波形に変換され駆動波形が生成される、増幅器6a〜6bにて電圧増幅された駆動波形がトランジスタ8a〜8dで電流増幅される。
トランジスタ8a〜8dは図示しない放熱フィンに実装されている。また、トランジスタ8a〜8dの過熱検出用のサーミスタ3が放熱フィン(図示せず)に同様に実装されている。サーミスタ3の出力は図示しないA/Dコンバータに入力されており、A/Dコンバータの出力データを読み出すことによりサーミスタの温度を検出する。サーミスタ3は既に説明したように放熱フィンに実装されているので、トランジスタが実装されている放熱フィンの温度を検出可能である。
滴量別の駆動ノズル数カウント手段13は、インク滴量毎にノズル列内で駆動されるノズル数をカウントし、駆動DUTYを算出する。滴量判別部(図示せず)は上位制御装置60から転送されるドットデータからインク滴量を判別する。上位制御装置60は印刷装置全体を制御するもので、制御部7への印刷データの転送や印刷開始・停止命令の発行などを行う。
制御部7は過熱エラーのしきい値の演算、過熱エラーの判別、サーミスタ2とサーミスタ3からの温度データの読み出し等を行う。
記憶手段16はメモリ等の素子から成り、温度上昇値テーブルなどを予め記憶している。
印刷速度検出手段50は印刷速度(用紙搬送速度)を検出するもので、上位制御装置60からのコマンドで印刷速度を把握する。頁長検出手段51は、連続用紙に印刷する頁長を認識するもので、上位制御装置60からのコマンドで認識する。過熱限度温度の設定手段52はトランジスタが許容できる限度温度を演算により算出する。
なお、制御部7は処理速度の高速化のためにFPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)で作製することが好ましい。
また、本実施形態では、単一のヘッドを駆動する複数のトランジスタと、トランジスタの温度を検出する1個のサーミスタと、を単一の放熱フィンに実装した場合を例に取って説明したが、放熱フィンに実装されるトランジスタ群は複数のヘッドを駆動するトランジスタ群としても良い。また、複数のサーミスタを所定の距離を隔てて実装しても良い。また、サーミスタの実装位置はジャンクションからケースまでの間の温度上昇の高い方のトランジスタ(例、PUSH側のトランジスタ)の近傍に実装すると良い。
図2は、ライン走査型インクジェットヘッドを構成するヘッドの配列状態の一例を示す図である。
ヘッド1は用紙31の幅方向に千鳥状に複数個が配置されており、最大用紙幅に対応する個数が実装される。図2は説明を簡単にするために一色分のヘッドの搭載個数を7個としている。これらの7個のヘッドをヘッドアレイ32として纏めており、インク色(Y/M/C/K)分を備え、用紙搬送方向と直交する方向に複数のヘッドアレイ32を実装した。
図3(a)は、圧電素子に印加する駆動波形の一例を示す図であり、図3(b)は、インク滴量と駆動パルス波形の関係を説明する図である。
駆動パルス波形とインク滴量の関係を図3(a)、図3(b)にて説明する。
駆動波形VCOM40は複数のパルス波形から構成されており、図3(a)は駆動周期T内にPULL1からPULL4のパルス波形で構成された例である。インクを吐出しない場合にノズル面の乾燥によるノズル詰まりを防止する方法として、ノズル面のメニスカスを微振動させてインクを攪拌する動作を行っており、これを微駆動と定義する。微駆動の振動数は図3(a)のT内において、PULL1部の1回である。この微駆動はインクを吐出しないため通常のパルス波形より電圧振幅を小さくしており、振幅は2V程度である。
次に、小滴インクを吐出する場合はPULL2のパルス波形のみを使用してインクを吐出する。中滴インクを吐出する場合はPULL2とPULL3のパルス波形を使用し、複数のインク滴を結合させることにより、所定のインク体積を得ている。同様に大滴インクの場合はPULL2からPULL4のパルス波形を使用し、複数のインク滴を結合させて所定のインク体積を得ている。
ここで、「小滴」、「中滴」、「大滴」のサイズについて述べる。解像度(例1200×600 dpi)により異なるが、着弾後(付着後)のドット径は、一例として以下のサイズになる。
「小滴」…18[μm]〜22[μm]
「中滴」…26[μm]〜29[μm]
「大滴」…38[μm]〜43[μm]
図4は、それぞれのノズルからインク滴を吐出した場合における圧電素子からの放電電流(PULL電流)と駆動波形の関係を示す図である。
圧電素子に電圧を印加し、圧電素子の振動を利用してノズルからインク吐出を行うには、まず、圧電素子に徐々に電圧を印加して所定の電位(以後、中間電位と記載する)に保持する。中間電位から電荷を放電するPULLパルス波形(PULL1からPULL4)を与えることで、圧電素子はインクを吐出する方向に変形しノズルからインクの吐出を行っている。
図4は、同一のノズル列内において、ノズル毎に異なったインク滴を吐出した場合の圧電素子からのPULL電流を示しており、このPULL電流は図1で説明したトランジスタ8b、8dに流れる。
ノズルNo.1は大滴インクを吐出する例であり、PULL2からPULL4のパルス波形でPULL電流が流れる。ノズルNo.2は中滴インクを吐出する例であり、PULL2とPULL3のパルス波形でPULL電流が流れる。ノズルNo.3は小滴インクを吐出する例であり、PULL2のパルス波形でPULL電流が流れる。ノズルNo.Nは微駆動の例でありPULL1のパルス波形でPULL電流が流れる。
このように、各PULL電流(PULL1からPULL4)はノズルNo.1からノズルNo.Nに流れるパルス波形電流を合計した電流となる。
なお、図4は、PULL電流について説明したが、圧電素子に電荷を充電する充電電流(以後、PUSH電流と記載する)は、各PULLパルス波形の立ち上がり時に流れ、このPUSH電流は図1に示すトランジスタ8a、8cに流れる。
トランジスタの電力損失はコレクタ〜エミッタ端子間に印加された電圧(Vce)と電流(Ice)との積であるため、パルス波形毎に電力損失が生じる。
高速ライン走査型インクジェット印刷装置における駆動パルス幅(例、PULL1)は数μs程度である。各パルス波形単位でみたトランジスタの電力損失は大きいが、トランジスタのジャンクションからケースまでの熱抵抗であるRth(j-c)は時間により変化する特性であり、時間が短い場合は熱抵抗Rth(j-c)も小さくなる。
具体的な例で説明すると、1.4[μs]時における熱抵抗Rth(j−c)は0.008[℃/W]程度である。仮にパルス幅が1.4[μs]で、この時のパルス電力損失を100[W]とした場合、ジャンクションからケースまでの間の温度差は0.8[℃](100W×0.008℃/W)と非常に低くなるためパルス単位では正確なジャンクション温度が把握できない。従って、トランジスタの電力損失は上記パルス電力損失の合計を駆動周期Tで平均化した。
図5は、それぞれのノズルから連続的にインク滴を吐出している状態における圧電素子からのPULL電流と駆動波形との関係を示す図である。
駆動波形VCOM40は吐出周期に準じて、時間T1、時間T2、時間T3と連続的に出力しており、圧電素子からのPULL電流はドットデータに基づいたインク滴量に準じた電流となっている。
トランジスタの過熱検出は定期的な周期でチェックしており、図5に示すTchkタイミングで過熱検出を行った場合、インク吐出が直前に行われた時間T2において算出された駆動DUTYを、電力損失を演算するパラメータとして使用する。
具体的には、滴量判別部(図示せず)にて印刷データからインク滴量別にドットデータを判別し、判別したインク滴量における駆動ノズル数をカウントする。そして、カウントした駆動ノズル数をノズル列の総ノズルで除算することで、駆動DUTYを算出する。例えば、大滴のインク滴量における駆動ノズル数が50でノズル列の総ノズル数が100の場合、駆動DUTYαは0.5(50/100=0.5)となる。
このように、インク吐出が直前に行われた時間T2の駆動波形における駆動DUTYを使用することにより、トランジスタの過熱検出を行うタイミングに最も近い駆動DUTYを使用することができる。なお、駆動DUTYの算出期間は時間T2に限定されるものではなく、例えば、時間T2から時間T3までの期間における駆動DUTYを利用しても良い。
次にノズル列単位のトランジスタの電力損失について説明する。
複数のPULLパルス波形からなる駆動波形で生じるパルス電力損失は駆動波形VCOM40と駆動ノズル数(駆動DUTY)とに依存する。更に複数のインク滴量を持つため、インク滴量毎にノズル列の電力損失を求める必要がある。インク滴量毎の電力損失は、ノズル列の全ノズルを同じ滴量で吐出した時に生じるトランジスタ電力損失(DUTY100%時の電力損失)と、インク滴量毎の駆動DUTYとを乗算することでインク滴量毎の電力損失が算出できる。
更に、それらインク滴量毎の電力損失を全て加算することで、トランジスタの総電力損失をノズル列単位で算出可能となる。具体的には、大滴の電力損失と中滴の電力損失と小滴の電力損失と微駆動の電力損失を加算する。
以上より、ノズル列単位のトランジスタの総電力損失は、
(DUTY100%時の大滴電力損失×DUTY)
+(DUTY100%時の中滴電力損失×DUTY)
+(DUTY100%時の小滴電力損失×DUTY)
+(DUTY100%時の微駆動電力損失×DUTY)
となる。
図6は、複数のトランジスタが単一の放熱フィンに実装された場合の発熱源、熱抵抗を等価回路に置き換えたことを示す図である。
同図において、Tjはトランジスタのジャンクション温度、Tcはトランジスタのケース温度、Tfは フィン温度、ΔTj-fは ジャンクション〜フィン間の温度上昇値、ΔTf-aは フィン〜周囲温度間の温度上昇値、Taは周囲温度、Rth(j-c)は ジャンクション〜ケース間の熱抵抗、Rth(c-f)はケース〜フィン間の熱抵抗、Rfa'は 強制空冷時のフィン熱抵抗である。
ΔTj-fとΔTf-aとは、この2点間に与えられた電力損失と熱抵抗との積である。従って、トランジスタのジャンクション温度Tjは数式(1)で算出できる。
j=ΔTj-f+ΔTf-a+Ta …(1)
トランジスタの過熱を検出するサーミスタは、放熱フィンに実装されているので、放熱フィンの温度(ΔTf-a+Ta)は、数式(2)となる。
(ΔTf+Ta)=Tj−(ΔTj-f)…(2)
ここで、ジャンクション温度Tjは、所定値にディレーティングした120℃と設定する(例:150℃×0.8=120℃)。
このため、トランジスタの過熱限度であるフィン温度Tc(calculation)を演算する数式は、数式(3)となる。
フィン温度Tc(calculation)
=120−([ΣPi×αi]×[Rth(j-c)+Rth(c-f)])…(3)
ここで、Pはインク滴量別の電力損失であり駆動波形別電力損失データテーブル(図示せず)等から取得すると良い。αは図5で説明したインク滴量別の駆動DUTYである。[ΣPi×αi]は、インク滴量別の電力損失Pと、インク滴量別の駆動DUTYα(図5)を乗算し、それらを全て加算した総和である。Taはサーミスタ2(図1)で検出した周囲温度である。
なお、熱抵抗Rth(j-c)はトランジスタのパッケージサイズで、熱抵抗Rth(c-f)は絶縁シート等で決まる既知の値である。
図7は、図1で説明したトランジスタを冷却している冷却ファンに目詰まりが発生したため、トランジスタが実装されている放熱フィンの温度が、冷却停止により上昇する過程を示した図である。
以下に温度上昇率の算出方法を説明する。
予め冷却ファンが停止した場合の温度上昇を実測し、単位時間当たりの温度上昇率[℃/秒]求める。
例えば実測した放熱フィンの温度上昇が1秒間に1[℃]上昇する場合、温度上昇率を1[℃/秒]とし、記憶手段16(図1)の所定アドレスに保存する。
他の実施の形態として、放熱フィンの温度を所定間隔毎に読み出し、所定時間当たりの上昇率を算出する。例えば、放熱フィンの温度をリードする時間間隔が2msの場合は、1秒間に500回のリードができる。
従って、フィン温度のN回目とN+499回目の温度差を求めることで、1秒当たりの温度上昇の割合を求めて、所定アドレスに随時保存しても良い。
図8は、トランジスタの過熱検出を行う過程を示したフローチャートの一例である。
図1、図7を参照して、インクジェット式印刷装置の動作について説明する。制御部7(図1)は所定間隔で上位制御装置60からのコマンド受信検出や各種の障害検出を行っている。
以下、この処理ルーチンの中で行われる過熱検出処理の詳細について説明する。
[動 作]
過熱エラーの限度温度に到達する前に印刷している頁の終端で吐出動作を停止させるため、過熱エラーを検出してから実際に印刷している頁の終端で吐出動作を停止させるために必要な時間を算出する。
ライン方式のインクジェット印刷装置は高速で印刷することが特徴であり、印刷速度は各印刷モード等で異なるが、数十[m/分]から200[m/分]程度である。この印刷速度情報を上位制御装置60(図1)からのコマンドにより取得する。例えば、印刷速度が50[m/分]であれば、1秒間に印刷用紙が搬送される速度は0.83[m/秒]である。
また、連続用紙への印刷形態は頁単位で印刷されており、ライン方式のインクジェット印刷装置がサポートする頁長は0.1m〜1m程度である。この頁長情報は上位制御装置60からのコマンドで取得する。(ステップS1)。
次に、過熱エラーを検出してから実際に印刷している頁の終端で吐出動作を停止させるために要する時間t(stop)を算出する。これは、1頁を印刷する時間と検出回路の処理に要する処理時間とを加味した値とした。
1頁を印刷する時間は、実際に印刷している頁長の長さを印刷速度で除算して算出する。例えば、頁長が1.016[m]で、印刷速度が0.83[m/秒]であれば、1.2[秒](1.016m/0.83m/秒)となる。これに、所定の処理時間を加算して算出する(ステップS2)。
次にステップS2で算出した時間t(stop)を温度T(stop)に換算する。
駆動回路を冷却する冷却ファンの能力が目詰まり等により低下または停止した場合は、放熱フィンの温度が図7で説明したように急上昇するので、冷却ファンが停止した場合の温度上昇率は、予め記憶手段16(図1)の所定アドレスに保存しておく。この値を読み出して、ステップS2で算出したt(stop)[秒]と乗算して算出する。例えば、読み出した温度上昇率が1[℃/秒]であり、t(stop)が3[秒]であれば、温度T(stop)は3[℃]となる(ステップS3)。
次に、トランジスタの限度温度である過熱限度温度は過熱限度温度の設定手段52(図1)で演算により算出し、フィン温度Tc(calculation)と定義する。そして、このフィン温度Tc(calculation)からステップS3で算出した温度T(stop)を減算して、吐出動作を停止する契機となるフィン温度Tc(pre−calculation)を求める(ステップS4)。
次に、制御部7は、サーミスタ3(図1)から検出フィン温度Tc(monitor)を取得する(ステップS5)。
次に、制御部7は、ステップS4で算出したフィン温度Tc(pre−calculation)とステップS5で取得した検出フィン温度Tc(monitor)とを比較する(ステップS6)。
もし、フィン温度Tc(pre−calculation)より検出フィン温度Tc(monitor)が高い場合(ステップS7)、制御部7は、過熱エラーの報告を上位制御装置60へ行う。上位制御装置60は頁終端までの印刷データを制御部7に転送し、以後の印刷データの転送を停止する。制御部7は頁終端までの吐出動作を行う(ステップS8)。
次に、上位制御部60は用紙搬送の停止、アラーム表示、及び制御部7への電源停止などのエラー処理を行う(ステップS9)。
もし、フィン温度Tc(pre−calculation)より検出フィン温度Tc(monitor)が低い場合は、本処理を終了する。
以上説明したように、トランジスタの限度温度である過熱限度温度よりも温度の低い過熱エラー温度を、実際に印刷している印刷速度と頁長を基に算出し、過熱エラー温度を検出した場合は、頁終端で吐出動作を停止するので、トランジスタの限度温度に到達する前に吐出を停止することが可能となる。よって、過熱エラー修復後のリカバリ時に、未印刷頁の先頭から印刷を再開できるので、無駄な記録紙の消費を抑えることができる。
また、実際に印刷している印刷速度と頁長とを基にフィン温度Tc(pre−calculation)を設定しているので、過熱エラー温度が過度に低くなることがないため、過熱エラー温度に過剰なマージンが不要となり、印刷装置の印刷能力を最大限に引き出すことができる。
<他の実施形態>
また、フィン温度Tc(calculation)は演算により算出したが、予め求めた値を保存しておき、過熱エラーの判定時に読み出しても良い。
また、時間t(stop)を算出する印刷速度と頁長は固定値としても良い。具体的には、印刷速度は最も遅い印刷速度値を使用し、頁長は最も長い頁長値を固定値として使用する。
また、少なくとも2個以上のサーミスタ3から検出した放熱フィン温度Tc(monitor)とフィン温度Tc(pre−calculation)とを比較しても良い。これにより、駆動するヘッドやノズル列に偏りがあった場合でも、複数のサーミスタ3によりフィン温度が監視できるため、単一のサーミスタの場合に設けていた過熱エラーのしきい値にマージンが不要となる。
また、過熱エラーを検出してから実際に印刷している頁の終端で吐出動作を停止させるために要する時間t(stop)は、1頁を印刷する時間から算出したが、片面印刷の印刷装置を2台連結して両面印刷を行う印刷形態においては、表面を印刷してから裏面を印刷するまでに要する時間を基にして算出しても良い。
<作用効果>
以上において、本実施形態によれば、駆動回路が過熱温度の限度値に到達するまでの時間を予測して、印刷している頁を完結できる時間分を加味した過熱エラー温度を設定することにより、駆動回路が過熱エラーの限度値に到達する前に、頁終端で吐出動作を停止できる。このため、過熱エラーのリカバリ時に無駄な頁の発生を抑制することができる。
なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。例えば、上述した実施の形態ではバイポーラトランジスタを用いて電流増幅回路を形成した場合で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、FET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)を用いても良く、プッシュプルアンプの代わりにシングルアンプを用いてもよい。
1 ヘッド
2、3 サーミスタ
4 駆動波形保存部
5a、5b DAC
6a、6b 増幅器
8a、8b、8c、8d トランジスタ
10a、…、10n、20a、…、20n 圧電素子
11a、…、11n、21a、…、21n アナログスイッチ
12 電流増幅回路
13 駆動ノズル数カウント手段
16 記憶手段
31 用紙
32 ヘッドアレイ
50 印刷速度検出手段
51 頁長検出手段
52 過熱限度温度の設定手段
60 上位制御装置
特開2004−338094号公報 特開2008−246768号公報 特開2007−305008号公報

Claims (9)

  1. インクの液滴を吐出するヘッドと、前記インクの吐出用の圧電素子に電圧を印加する駆動素子と、を有するインクジェット式印刷装置であって、
    前記駆動素子の過熱の限度温度を設定する設定手段と、
    印刷時の印刷速度を検出する印刷速度検出手段と、
    印刷時の頁長を検出する頁長検出手段と、
    前記駆動素子を実装した放熱フィンの温度が上昇する割合を格納する温度上昇値テーブルと、
    前記放熱フィンの温度を検出するフィン温度検出部と、
    前記印刷速度及び前記頁長を基に所定頁の始端から終端まで印刷する時間を、前記温度上昇テーブルの値に基づき温度に換算する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記過熱限度温度から前記温度を減算し、前記過熱限度温度よりも低い過熱エラー検出温度を設定し、前記放熱フィンの温度が前記過熱エラー検出温度より高い場合に過熱エラーと判断し、頁終端で吐出動作を停止することを特徴とするインクジェット式印刷装置。
  2. 複数のヘッドを駆動する駆動素子群を1つの放熱フィン上に実装したことを特徴とする請求項1記載のインクジェット式印刷装置。
  3. 単一のヘッドを駆動する駆動素子群を1つの放熱フィン上に実装したことを特徴とする請求項1記載のインクジェット式印刷装置。
  4. 前記フィン温度検出部は、少なくとも2個を所定の距離を隔てて放熱フィン上に実装したことを特徴とする請求項2記載のインクジェット式印刷装置。
  5. インクの液滴を吐出するヘッドと、前記インクの吐出用の圧電素子に電圧を印加する駆動素子と、を有するインクジェット式印刷装置であって、
    前記駆動素子の限度温度を設定する過熱限度温度の設定手段と、
    印刷時の印刷速度を把握する印刷速度検出手段と、
    印刷時の頁長を検出する頁長検出手段と、
    前記駆動素子を実装した放熱フィンの温度が上昇する割合を格納する温度上昇値テーブルと、
    前記放熱フィンの温度を検出するフィン温度検出部と、
    前記印刷速度及び前記頁長を基に所定頁の始端から終端まで印刷する時間を、前記温度上昇テーブルの値に基づき温度に換算する制御部と、を備えたインクジェット式印刷装置の過熱エラー検出方法であって、
    前記制御部は、
    前記印刷速度及び頁長を取得するステップと、
    前記印刷速度及び頁長を基に所定頁の始端から終端までを印刷する時間を求めるステップと、
    該時間を前記温度上昇テーブルの値に基づき温度に換算するステップと、
    前記過熱限度温度から前記温度を減算し、前記過熱限度温度よりも低い過熱エラー温度を設定するステップと、
    前記放熱フィンの温度が前記過熱エラー温度より高い場合に前記駆動素子の過熱エラーと判断するステップと、
    頁終端で吐出動作を停止させるステップと、を、有することを特徴とするインクジェット式印刷装置の過熱エラー検出方法。
  6. 複数のフィン温度検出部が所定の距離を隔てて放熱フィン上に実装され、前記制御部は、
    いずれか1つのフィン温度検出部が検出する検出フィン温度が過熱エラー温度より高い時に駆動素子の過熱エラーと判断するステップを有することを特徴とする請求項5記載のインクジェット式印刷装置の過熱エラー検出方法。
  7. 前記所定頁の始端から終端まで印刷する時間は、前記頁長を前記印刷速度で除算した値と、所定時間とを加算して算出することを特徴とする請求項5記載のインクジェット式印刷装置の過熱エラー検出方法。
  8. 前記頁長は印刷時に設定する頁長或いは複数の印刷装置を用いて両面印刷を行う構成における表面印刷位置から裏面印刷位置までの用紙長とすることを特徴とする請求項5記載のインクジェット式印刷装置の過熱エラー検出方法。
  9. 前記放熱フィンの温度上昇率は、放熱フィンの温度を所定周期でモニタして所定時間当たりの上昇値から算出することを特徴とする請求項5記載のインクジェット式印刷装置の過熱エラー検出方法。
JP2012091791A 2012-04-13 2012-04-13 インクジェット式印刷装置、及びインクジェット式印刷装置の過熱エラー検出方法 Pending JP2013220544A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012091791A JP2013220544A (ja) 2012-04-13 2012-04-13 インクジェット式印刷装置、及びインクジェット式印刷装置の過熱エラー検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012091791A JP2013220544A (ja) 2012-04-13 2012-04-13 インクジェット式印刷装置、及びインクジェット式印刷装置の過熱エラー検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013220544A true JP2013220544A (ja) 2013-10-28

Family

ID=49591891

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012091791A Pending JP2013220544A (ja) 2012-04-13 2012-04-13 インクジェット式印刷装置、及びインクジェット式印刷装置の過熱エラー検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013220544A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101556325B1 (ko) * 2013-12-17 2015-10-01 노틸러스효성 주식회사 용지의 스탬프 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101556325B1 (ko) * 2013-12-17 2015-10-01 노틸러스효성 주식회사 용지의 스탬프 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8439471B2 (en) Ink jet recording apparatus, and method for controlling recording head temperature
JP2010228241A (ja) 記録ヘッド駆動装置及び液滴吐出装置
JP6023492B2 (ja) 記録装置及び記録方法
US20060292511A1 (en) Method of preheating head chips of printing device
JP2010221500A (ja) 流体噴射装置、及び、流体噴射方法
JP2793372B2 (ja) インクジェット記録ヘッド,該ヘッド用基板およびインクジェット記録装置
JP4182122B2 (ja) インクジェット記録装置、およびインクジェット記録方法
JP6056121B2 (ja) インクジェット式印刷装置、および、インクジェット式印刷装置の過熱エラー検出方法
US8870321B2 (en) Inkjet recording apparatus
JP2013220544A (ja) インクジェット式印刷装置、及びインクジェット式印刷装置の過熱エラー検出方法
JP3402766B2 (ja) 記録装置、該記録装置の制御方法および記録方法
JP2014141064A (ja) 印刷装置およびその過熱エラー検出方法
US20090184995A1 (en) Liquid ejecting apparatus and liquid ejecting method
JP2004195760A (ja) 記録装置
US11186092B2 (en) Printing apparatus, printing method and storage medium
JP2006103281A (ja) インクジェット記録装置
JP2001219548A (ja) インクジェット記録装置
JP2011126047A (ja) インクジェット記録装置
JP2015217632A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2010214886A (ja) 流体噴射方法、及び、流体噴射装置
JP5932437B2 (ja) インクジェット印刷装置
JP2004122533A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP4809123B2 (ja) 液体吐出装置及びインクジェット記録装置
JP2010173184A (ja) インクジェット方式の印字ヘッド駆動装置、駆動方法及び駆動プログラム
JP2010076371A (ja) 液体吐出ヘッド駆動回路及び液体吐出装置並びに液体吐出ヘッド駆動方法