JP2014141064A - 印刷装置およびその過熱エラー検出方法 - Google Patents

印刷装置およびその過熱エラー検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷動作中にラインフラッシング等の高電力パルス損失が所定周期で生じる場合でも、過熱エラーの閾値を最適値に補正することができるため、冷却能力が低下した場合に駆動素子の破損等を防止することができる印刷装置を提供する。
【解決手段】複数のノズルがノズル面に設けられたヘッド1と、複数の駆動素子を有する印刷装置であって、駆動素子が過熱したと判断するための過熱エラー温度を算出するフィン温度算出手段16と、過熱エラー温度の補正値を算出する補正値算出手段18と、ノズル面の回復動作中を判別する判別手段17と、駆動素子が実装されている放熱フィンの温度を検出するサーミスタ3と、フィン温度算出手段16により求めた過熱エラー温度を補正する制御部7とを備え、制御部7は、サーミスタ3から検出される検出フィン温度が過熱エラー温度より高い場合に、駆動素子の過熱エラーと判断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクの液滴を吐出する複数のノズルを設けたインクジェット式のヘッドを有する印刷装置およびその過熱エラー検出方法に関する。
従来、インクジェット式印刷装置における記録ヘッドは、各種方式に応じた印字素子がノズル毎に実装されている。このような印字素子として圧電素子があり、圧電素子をインク流路内のインクを加圧する圧力発生手段として使用し、圧電素子を微振動させることにより、インク流路内の容積を変化させてインク滴を吐出させている。
インクジェット式印刷装置には、シリアル型とライン走査型がある。シリアル型は印刷ヘッドを用紙幅方向に往復移動させながら印刷する。ライン走査型は用紙幅方向(主走査方向)に複数のヘッドを並べて配置し、用紙のみを搬送して印刷する。
ライン走査型インクジェット式印刷装置では、画像記録動作中にインクを吐出しなかったインク吐出口が乾燥するのを防止するために、ラインフラッシング処理(空吐出ともいう)を行う場合がある。
このラインフラッシング処理は、印刷開始の直前や定期的な間隔で非印刷領域にインクを吐出させて各吐出口の乾燥を防止する処理であり、通常印刷時よりも電圧振幅の大きい台形状の駆動パルスを使用して、インク吐出口付近のインク粘度が増加したインクを吐出するものである。
圧電素子に台形状のパルス駆動波形を印加するためのヘッド駆動回路は、一般にプッシュプル回路と呼ばれる回路構成となっており、電流増幅する駆動素子(以下、トランジスタと称する。)は、不飽和領域で駆動するため発熱が顕著である。通常、圧電素子を駆動するトランジスタの消費電力は、数[W]〜20[W]程度と大きいため、ノズル稼働率の高い(高印刷DUTY)印刷を連続的に行うと、トランジスタのジャンクション温度が急上昇する。
ここで、トランジスタのジャンクション温度が絶対最大定格(例、150[℃])を超えるようなケースにおいては、トランジスタが熱破壊に至る可能性がある。これを防止するために、一般に、トランジスタを放熱フィンに実装する方法や、ファンによる強制冷却による方法、またはその両方により、トランジスタの温度上昇を防止している。
特に、ライン走査型のインクジェット印刷装置におけるヘッドは、用紙搬送方向(副走査方向)に複数のノズル列(群)を配置したヘッドを使用しているため、ヘッド駆動回路は、ノズル列数分のトランジスタが必要となり、トランジスタの使用員数が多くなる。これら複数のトランジスタを効率良く冷却するために、単一の放熱フィンに複数のトランジスタを実装し、冷却ファンによる強制冷却を行っている。
仮に、冷却用ファンの冷却能力が目詰まり等により低下した場合、或いは、所定の印刷DUTYをオーバーしてヘッドを駆動した場合は、トランジスタの発熱量が放熱量よりも多くなりトランジスタが過熱状態になって熱破壊する恐れがある。
そこで、サーミスタ等の温度検出素子をトランジスタ近傍に実装し、所定の過熱エラーの閾値を設けて、温度検出素子が検出した温度が所定の過熱エラーの閾値を越えた場合は、インク吐出を緊急停止させてヘッド駆動回路のトランジスタを熱破壊から防止する技術が既に知られている。
特許文献1には、温度センサを用いなくても記録ヘッドを駆動する駆動回路の温度を検出する目的で、一ドット当たりの消費電流と駆動ドット数に基づき駆動回路の温度を演算する方法が開示されている。
しかし、従来の印刷装置や特許文献1に開示されている技術では、大中小の各ドットサイズの台形波一個当たりの消費電流と、大中小の各ドットサイズ毎のドット数との積の総和から消費電流(消費電力)を求めているが、通常の印刷動作とは異なるフラッシング動作時の消費電力をどのように反映するかは言及されていない。
また、所定時間内における台形波の消費電流と駆動ドット数との積で求める消費電力は、平均化されたものであるため、フラッシング動作時のパルス損失で生じる駆動素子の過渡的な温度上昇分を算出することができない。
ライン走査型インクジェット式印刷装置は、所定の周期で高パルス電力損失を伴うラインフラッシング動作を行っている。ラインフラッシング動作はインク吐出口の乾燥を防止するために通常駆動時よりも振幅の強い駆動波形で駆動している。その結果、高パルス損失による過渡的な温度上昇が生じるため、従来方式の平均化された消費電力から駆動素子の温度を正確に算出することができない。
したがって、紙紛による目詰まり等で冷却能力が低下して駆動素子の温度が異常に発熱した時に、所定の許容温度を超過する場合があり、駆動素子の特性が劣化したり破損に至るという問題があった。
本発明は、前記課題を解決するためのものであり、その目的とするところは、印刷動作中にラインフラッシング等の高電力パルス損失が所定周期で生じる場合でも、過熱エラーの閾値を最適値に補正することができるため、冷却能力が低下した場合に駆動素子の破損等を防止することができる印刷装置を提供することである。
かかる目的を達成するために、本発明は、以下の特徴を有する。
本発明に係る印刷装置は、インクの液滴を吐出する複数のノズルがノズル面に設けられたヘッドと、前記インク吐出用の圧電素子に電圧を印加する複数の駆動素子を有する印刷装置であって、前記駆動素子が過熱したと判断するための過熱エラー温度を算出するフィン温度算出手段と、前記過熱エラー温度の補正値を算出する補正値算出手段と、前記ノズル面の回復動作中を判別する判別手段と、前記駆動素子が実装されている放熱フィンの温度を検出するフィン温度検出部と、前記フィン温度算出手段により求めた過熱エラー温度を補正する制御部とを備え、該制御部は、前記フィン温度検出部から検出される検出フィン温度が前記過熱エラー温度より高い場合に、前記駆動素子の過熱エラーと判断することを特徴とする。
本発明によれば、印刷動作中にラインフラッシング等の高電力パルス損失が所定周期で生じる場合でも、過熱エラーの閾値を最適値に補正することができるため、冷却能力が低下した場合に駆動素子の破損等を防止することができる。
本実施形態に係るインクジェット式印刷装置に設けられたインクジェット吐出駆動回路の全体構成を示すブロック図である。 ライン走査型インクジェットヘッドを構成するヘッドの配列状態を示す図である。 インク滴量と駆動パルス波形の関係を示す図である。 ラインフラッシング駆動波形と通常駆動波形との差を示す図である。 圧電素子からの放電電流と駆動波形の関係を示す図である。 圧電素子からのPULL電流と駆動波形の関係を示す図である。 発熱源、熱抵抗を等価回路に置き換えたことを示す図である。 ラインフラッシング時の損失から過渡的な温度上昇値を求める過程を説明する図である。 過熱エラー温度の補正値を駆動波形の温度と解像度別に表した補正テーブルを示す図である。 トランジスタの過熱検出を行う過程を示すフローチャートである。
以下、本実施形態について図面により詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るインクジェット式印刷装置に設けられたインクジェット吐出駆動回路の全体構成を示すブロック図である。図1は説明を簡単にするためにノズル列を2列とした構成例である。
ノズル列には複数の圧電素子が実装されている。通常、ノズル列内の圧電素子の数は、数百個程度から構成されるが、図1は記載を省略している。図1において、ヘッド1内の上段のノズル列には圧電素子10a〜10nが、下段のノズル列には20a〜20nが実装されている。アナログスイッチ11a〜11nは圧電素子10a〜10nと対になっており、同様にアナログスイッチ21a〜21nは圧電素子20a〜20nと対になっている。
インク滴量の大きさは、駆動波形を構成する複数のパルス波形から任意のパルス波形を部分選択することで、そのインク滴量を変更している。このアナログスイッチ11,21は任意の駆動パルス波形を選択するためのものであり、アナログスイッチのオン・オフは制御部7からの印刷データによって行われる。印刷データは、個々のノズルから吐出されるインク滴量を指示する吐出量情報に相当するドットデータがノズル列を構成する総ノズル数分のデータ群から成る。
ヘッド1内にはサーミスタ2が実装されており、周囲温度を検出する。この周囲温度に応じて駆動波形を切り替えることにより、インク粘度に変化が生じても吐出時のインク体積を一定にすることが可能となる。
なお、周囲温度を検出するサーミスタ2はヘッド1内に実装したが、実装位置はヘッド内に限定されるものではない。また、インク温度を検出できるようにインク室の近傍に実装しても良い。
電流増幅回路12はトランジスタ8a〜8dで構成されるプッシュプル回路であり、一組のトランジスタ8a,8bにより接続された全ての圧電素子10a〜10nを駆動するようになっている。
駆動波形保存部4は、温度別の駆動波形データが複数保存されており、サーミスタ2が出力する周囲温度に応じて選択され、駆動波形保存部4から出力された駆動波形データがD/A変換器DAC5a,5b(Digital Analog Converter)にてアナログの駆動波形に変換され、駆動波形が生成される。駆動波形は増幅器6a,6bにて電圧増幅され、トランジスタ8a〜8dにて電流増幅される。
トランジスタ8a〜8dは、図示しない放熱フィンに実装されている。また、トランジスタ8a〜8dの過熱検出用のサーミスタ3が放熱フィン(図示せず)に同様に実装されている。サーミスタ3の出力は図示しないA/Dコンバータに入力されており、A/Dコンバータの出力データをリードすることによりサーミスタ3の温度を検出する。サーミスタ3は上述のように、放熱フィンに実装されているので、トランジスタ8a〜8dが実装されている放熱フィンの温度を検出可能である。
上位制御装置13は印刷装置全体を制御するもので、制御部7への駆動波形や印刷データの転送、及び印刷開始・停止命令の発行などを行う。制御部7は、記憶手段14と駆動ノズル数カウント手段15とフィン温度算出手段16とフラッシング判別手段17と補正値算出手段18とを含んで構成されている。
駆動ノズル数カウント手段15は、インク滴量毎にノズル列内で駆動されるノズル数をカウントし、駆動DUTYを算出する。滴量判別部(図示せず)は上位制御装置13から転送されるドットデータからインク滴量を判別する。フィン温度算出手段16は、駆動素子の消費電力と駆動DUTY等から過熱エラー温度の閾値である放熱フィンの温度を算出する。
フラッシング判別手段17は上位制御装置13からコマンド等で指示される駆動波形が通常の駆動動作か、またはラインフラッシング動作かを判別する。補正値算出手段18は、フィン温度算出手段16で算出した過熱エラー温度の閾値に補正を行うための補正値を算出する。
制御部7は加熱エラー温度の補正、過熱エラーの判別、サーミスタ2とサーミスタ3からの温度データの読み出し等を行う。記憶手段14はメモリ等の素子から成り、テーブルデータなどを予め記憶している。
なお、制御部7は処理速度の高速化のためにFPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で製作するのが好ましい。
また、本実施形態では、単一のヘッドを駆動する複数のトランジスタ8a〜8dとトランジスタ8a〜8dの温度を検出する1個のサーミスタ3を単一の放熱フィンに実装した例を説明したが、放熱フィンに実装されるトランジスタ群は複数のヘッドを駆動するトランジスタ群としても良い。また、複数のサーミスタを所定の距離を隔てて実装しても良い。
図2は、ライン走査型インクジェットヘッドを構成するヘッドの配列状態を示す図である。ヘッド1は用紙31の幅方向に千鳥状に複数個が配置されており、最大用紙幅に対応する個数が実装されている。図2は説明を簡単にするために一色分のヘッドの搭載個数を7個としている。これらの7個のヘッドをヘッドアレイ32としてまとめており、インク色(Y/M/C/K)分を備え、用紙搬送方向と直交する方向に複数のヘッドアレイ32を実装した。
図3(a)は、圧電素子に印加する駆動波形の一例を示す図であり、図3(b)は、インク滴量と駆動パルス波形の関係を説明する図である。駆動パルス波形とインク滴量の関係を図3(a)、図3(b)により説明する。
駆動波形VCOM40は複数のパルス波形から構成されており、図3(a)は駆動周期T内にPULL1からPULL4のパルス波形で構成された例である。インクを吐出しない場合に、ノズル面の乾燥によるノズル詰まりを防止する方法として、ノズル面のメニスカスを微振動させてインクを攪拌する動作を行っており、これを微駆動と定義する。微駆動の振動数は図3(a)のT内において、PULL1部の1回である。この微駆動はインクを吐出しないため、通常のパルス波形より電圧振幅を小さくしており、振幅は2V程度である。
次に、小滴インクを吐出する場合は、PULL2のパルス波形のみを使用してインクを吐出する。中滴インクを吐出する場合は、PULL2とPULL3のパルス波形を使用し、複数のインク滴を結合させることにより、所定のインク体積を得ている。同様に大滴インクの場合は、PULL2からPULL4のパルス波形を使用し、複数のインク滴を結合させて所定のインク体積を得ている。
ここで、「小滴」、「中滴」、「大滴」のサイズについて述べる。解像度(例1200×600dpi)により異なるが、着弾後(付着後)のドット径は、一例として「小滴」は18[μm]〜22[μm]、「中滴」は26[μm]〜29[μm]、「大滴」は38[μm]〜43[μm]のサイズになる。
図4は、ラインフラッシング駆動波形と通常駆動波形との差を示す図であり、通常の駆動波形とラインフラッシング波形の違いが明確になるようにラインフラッシング波形に係わる部分を破線で示している。
ラインフラッシング動作は乾燥による吐出口の乾きを防止するために通常の印刷時よりも電圧振幅の大きい台形状の駆動パルス(破線部)を使用して、インク吐出口付近のインク粘度が増加したインクを吐出するので、通常の駆動波形よりもトランジスタ8(図1)の消費電力が高くなる。
図5は、それぞれのノズルからインク滴を吐出した場合における圧電素子からの放電電流(以下、PULL電流と称する。)と駆動波形の関係を示す図である。圧電素子に電圧を印加し、圧電素子の振動を利用してノズルからインク吐出を行うには、まず、圧電素子に徐々に電圧を印加して所定の電位(以下、中間電位と称する。)に保持する。中間電位から電荷を放電するPULLパルス波形(PULL1〜PULL4)を与えることで、圧電素子はインクを吐出する方向に変形し、ノズルからインクの吐出を行っている。
図5は同一のノズル列内において、ノズル毎に異なったインク滴を吐出した場合の圧電素子からのPULL電流を示しており、このPULL電流は図1で説明したトランジスタ8b,8dに流れる。
ノズルNo.1は大滴インクを吐出する例であり、PULL2からPULL4のパルス波形でPULL電流が流れる。ノズルNo.2は中滴インクを吐出する例であり、PULL2とPULL3のパルス波形でPULL電流が流れる。ノズルNo.3は小滴インクを吐出する例であり、PULL2のパルス波形でPULL電流が流れる。ノズルNo.nは微駆動の例であり、PULL1のパルス波形でPULL電流が流れる。このように、各PULL電流(PULL1〜PULL4)はノズルNo.1からノズルNo.nに流れるパルス波形電流を合計した電流となる。
なお、図5はPULL電流について説明したが、圧電素子に電荷を充電する充電電流(以下、PUSH電流と称する。)は、各PULLパルス波形の立ち上がり時に流れ、このPUSH電流は図1に示すトランジスタ8a、8cに流れる。
また、トランジスタの電力損失はコレクタ〜エミッタ端子間に印加された電圧(Vce)と電流(Ice)の積であるため、電力損失はパルス波形となる。高速ライン走査型インクジェット印刷装置における駆動パルス幅(例、PULL1)は数μs程度であるため、数μsのパルス損失が生じる。
トランジスタのジャンクションからケースまでの熱抵抗であるRth(j-c)は、トランジスタの熱容量の影響で安定するまでに数秒の時間が掛かる。従って、時間が短い(数ms以下)場合は熱抵抗Rth(j-c)も小さくなる。具体的な例で説明すると、2.0[us]時における熱抵抗Rth(j-c)は0.03[℃/W]程度である。
仮にパルス幅が2.0[us]で、この時のパルス電力損失を50[W]とした場合、ジャンクション・ケース間の温度上昇値は1.5[℃](50W × 0.03℃/W)となる。このように、ジャンクション・ケース間の温度上昇値が低い場合は、トランジスタの電力損失は上記パルス電力損失の合計を駆動周期Tで平均化した値を使用できる。
しかし、ラインフラッシング波形のように高電力のパルス損失が複数波連続で印加される場合は、高パルス損失によって、過渡的な温度上昇が増加する。仮にパルス幅が2.0[us]で、この時のパルス電力損失を150[W]とした場合、ジャンクション・ケース間の温度上昇値は、4.5[℃](150W × 0.03℃/W)となる。更に、この高パルス損失が連続して複数個(例、図5のPULL2〜PULL4)で印加されるので、ジャンクション・ケース間の温度上昇値は更に高くなる。
よって、通常駆動時の電力損失はパルス電力損失の合計を駆動周期Tで平均化した電力で求め、ラインフラッシング時の電力損失はパルス損失を使用して求めた。
なお、パルス電力損失を平均化する分母は駆動周期Tに限定されるものではなく、移動平均により複数周期の平均としても良い。
図6は、それぞれのノズルから連続的にインク滴を吐出している状態における圧電素子からのPULL電流と駆動波形の関係を示す図である。駆動波形VCOM40は吐出周期に準じて、時間T1、時間T2、時間T3と連続的に出力しており、圧電素子からのPULL電流は、ドットデータに基づいたインク滴量に準じた電流となっている。
トランジスタの過熱検出は定期的な周期でチェックしており、図6に示すTchkタイミングで過熱検出を行った場合、インク吐出が直前に行われた時間T2において算出された駆動DUTYを、電力損失を演算するパラメータとして使用する。
具体的には、滴量判別部(図示せず)にて印刷データからインク滴量別にドットデータを判別し、判別したインク滴量における駆動ノズル数をカウントする。そして、カウントした駆動ノズル数をノズル列の総ノズルで除算することで、駆動DUTYを算出する。例えば、大滴のインク滴量における駆動ノズル数が50でノズル列の総ノズル数が100の場合、駆動DUTYαは0.5(50/100=0.5)となる。
このように、インク吐出が直前に行われた時間T2の駆動波形における駆動DUTYを使用することにより、トランジスタの過熱検出を行うタイミングに最も近い駆動DUTYを使用することができる。なお、駆動DUTYの算出期間は時間T2に限定されるものではなく、例えば、時間T2から時間T3までの期間における駆動DUTYを利用しても良い。
次に、ノズル列単位のトランジスタの電力損失について説明する。複数のPULLパルス波形からなる駆動波形で生じるパルス電力損失は、駆動波形VCOM40と駆動ノズル数(駆動DUTY)に依存する。さらに、複数のインク滴量を持つため、インク滴量毎にノズル列の電力損失を求める必要がある。インク滴量毎の電力損失は、ノズル列の全ノズルを同じ滴量で吐出した時に生じるトランジスタ電力損失(DUTY100%時の電力損失)と、インク滴量毎の駆動DUTYとを乗算することでインク滴量毎の電力損失が算出できる。
さらに、それらインク滴量毎の電力損失を全て加算することで、トランジスタの総電力損失をノズル列単位で算出可能となる。具体的には、大滴の電力損失と中滴の電力損失と小滴の電力損失と微駆動の電力損失を加算する。
以上より、ノズル列単位のトランジスタの総電力損失は、(DUTY100%時の大滴電力損失× DUTY) + (DUTY100%の中滴電力損失× DUTY) + (DUTY100%時の小滴電力損失× DUTY) + (DUTY100%時の微駆動電力損失× DUTY)となる。
図7は、複数のトランジスタが単一の放熱フィンに実装された場合の発熱源、熱抵抗を等価回路に置き換えたことを示す図である。Tjはトランジスタのジャンクション温度、Tcはトランジスタのケース温度、Tfはフィン温度、ΔTj-fはジャンクション〜フィン間の温度上昇値、ΔTf-aはフィン〜周囲温度間の温度上昇値、Taは周囲温度、Rth(j-c)はジャンクション〜ケース間の熱抵抗、Rth(c-f)はケース〜フィン間の熱抵抗、Rfa'は強制空冷時のフィン熱抵抗である。
ΔTj-fとΔTf-aは、この2点間に与えられた電力損失と熱抵抗の積である。したがって、トランジスタのジャンクション温度Tjは式1で算出できる。
Tj=ΔTj-f + ΔTf-a + Ta ・・・(式1)
トランジスタの過熱を検出するサーミスタは、放熱フィンに実装されているので、放熱フィンの温度(ΔTf-a +Ta)は、式2となる。
(ΔTf-a + Ta) = Tj − (ΔTj-f ) ・・・(式2)
ここで、ジャンクション温度Tjは、所定値にディレーティングした120℃と設定する(例 150℃ × 0.8 = 120℃)。
このため、フィン温度算出手段16(図1)で算出されるトランジスタの過熱エラー温度に相当するフィン温度Tc(calculation)を演算する式は、式3となる。
Tc(calculation)=120−([ΣPixαi]×〔Rth(j-c)+Rth(c-f)〕) ・・・(式3)
ここで、Pはインク滴量別の電力損失であり、駆動波形別電力損失データテーブル(図示せず)等から取得すると良い。αは図6で説明したインク滴量別の駆動DUTYである。[ΣPixαi]は、インク滴量別の電力損失Pと、インク滴量別の駆動DUTYα(図6)を乗算し、それらを全て加算した総和である。Taはサーミスタ2(図1)で検出した周囲温度である。
なお、熱抵抗Rth(j-c)はトランジスタのパッケージサイズで、熱抵抗Rth(c-f)は絶縁シート等で決まる既知の値である。
図8はラインフラッシング時の損失から過渡的な温度上昇値を求める過程を説明する図である。図8によりラインフラッシング時のパルス損失から過渡的な温度上昇値を求める方法を説明する。
算出方法は駆動周期Tの平均損失にラインフラッシング動作に伴う複数のパルス損失を重ね合わせた「重ね合わせの理」により、パルス損失P3部における過渡的な温度上昇値ΔTjを求める。
具体的には、トランジスタの損失を方形波に近似し、駆動周期Tにおける平均損失(Pave)にパルス損失P1、P2、P3を重ね合わせることで算出する。よって、ΔTjの算出式は、式4となる。
ΔTj = Pave × [rth(j-f)]+ (P1-Pave) × [Rth(t5-t0)] − P1 × [Rth(t5-t1)] + P2 × [Rth(t5-t2)] − P2 × [Rth(t5-t3)] + P3 × [Rth(t5-t4)] ・・・(式4)
ここで、P1はP1部の電力損失[W]、以下P2、P3も同様に電力損失である。rth(j-f)はジャンクション・フィン間の熱抵抗、Rth(t5-t0)はパルス幅t5-t0間のジャンクション・ケース間の過渡熱抵抗[℃/W]、以下Rth(t5-t1)、Rth(t5-t2)、Rth(t5-t3)、Rth(t5-t4)も同様に各パルス幅における過渡熱抵抗である。
なお、ラインフラッシング時の駆動波形は解像度(例、1200×1200dpi)により異なる波形を使用する場合があるので、解像度毎に算出すると良い。
また、駆動波形はインク温度に応じて最適な駆動波形に切り替えているので、駆動波形の温度毎にラインフラッシング動作時のΔTjを算出すると良い。
図9は、過熱エラー温度の補正値を駆動波形の温度と解像度別に表した補正テーブルを示す図である。以下に、過熱エラー温度を補正する補正値の算出方法の一例を説明する。
図9の補正テーブルは、過熱エラーの閾値を補正する補正データを示しており、予め記憶手段14(図1)に保存しておき、過熱エラー温度の閾値を補正する際に読み出して使用する。
補正値は図8で説明した過渡的な温度上昇値ΔTjであり、解像度と駆動波形の温度毎に算出した。なお、駆動波形の温度は5℃刻みで設定したが、本実施形態に限定されるものではなく、1℃毎等に設定しても良い。例えば、解像度が600×600dpi時で波形温度が10℃時の補正値は8℃となる。
次に、上記で説明した補正値を使用して過熱エラー温度を変更する方法を説明する。ラインフラッシング動作時は通常の駆動時よりもパルス損失が高いので、ラインフラッシング動作時の過熱エラーの閾値は通常駆動時よりも低く設定する必要がある。
従って、過熱エラー温度の閾値を補正しない場合、過熱エラーの発生時にトランジスタのジャンクション温度が所定の許容値を超過する場合がある。これを防止するため、フィン温度算出手段16(図1)で求めた過熱エラー温度の初期値から、図8で説明したΔTjに該当する補正値を減算した値を過熱エラー温度の閾値とする。
図10は、トランジスタの過熱検出を行う過程を示したフローチャートである。図1を参照して、インクジェット式印刷装置の動作について説明する。制御部7(図1)は所定間隔で上位制御装置13からのコマンド受信検出や各種の障害検出を行っている。以下、この処理ルーチンの中で行われる過熱検出処理の詳細について説明する。
始めに、制御部7は、サーミスタ3(図1)から放熱フィンの温度を取得し、検出フィン温度Tc(monitor)と定義する(ステップS1)。サーミスタ3を複数個実装している場合は、複数の検出フィン温度Tc(monitor)を取得する。なお、検出フィン温度はノイズ等の影響を防ぐため複数回のデータを取得し平均化処理等を行うと良い。
次に、トランジスタの過熱エラー温度の初期値をフィン温度算出手段16(図1)で演算により算出し、フィン温度Tc(calculation)と定義する(ステップS2)。
制御部7は過熱エラー温度の補正値を算出する。本実施形態では、補正テーブルを使用する例を説明する。サーミスタ2(図1)からヘッド1(図1)内の温度を取得し、取得したヘッド内温度と駆動している解像度に対応する補正値を補正テーブルから求める(ステップS3)。なお、ヘッド内の温度及び、解像度は上位制御装置13(図1)から取得しても良い。
次に、現在の駆動動作が通常動作かラインフラッシング動作かを判別する(ステップS4)。ラインフラッシング動作用のレジスタ(フラグとも言う)を割り当て、動作中はこのレジスタを”1”に設定する。ステップS4でこのフラグの値をリードして”1”か否かで状態を判別する。
ラインフラッシング動作中と判断した場合は(ステップS4、Yes)、過渡的な温度上昇が高くなるため、ステップS2で算出したフィン温度Tc(calculation)からステップS3で算出した補正値を減算し、補正後の過熱エラー温度Teを算出する(ステップS5)。通常の駆動動作中と判断した場合は(ステップS4、No)、補正を行わず、ステップS2で算出したフィン温度Tc(calculation)を過熱エラー温度Teとする。
次に、ステップS5で補正した過熱エラー温度TeとステップS1で取得した検出フィン温度Tc(monitor)とを比較する(ステップS6)。
過熱エラー温度Teより検出フィン温度Tc(monitor)が高い場合(ステップS7、Yes)、制御部7は、過熱エラーと判断し、上位制御部13へのエラー報告や駆動信号の停止などのエラー処理を行う(ステップS8)。過熱エラー温度Teより検出フィン温度Tc(monitor)が低い場合は(ステップS7、No)、本処理ルーチンを終了する。
<他の実施形態>
上記実施形態で、ステップS2におけるフィン温度Tc(calculation)算出時の駆動DUTYは、演算により算出したが、想定される最大の駆動DUTYを予め求めておき、その値を記憶手段14に保存しておき、記憶手段から読み出して使用しても良い。
また、フィン温度Tc(calculation)は演算により算出したが、予め求めた値を固定値として記憶手段14に保存しておき、過熱エラーの判定時に読み出して使用しても良い。
また、補正値は想定される最大の値を予め実測等により求め、固定値として記憶手段14に保存しておき、過熱エラーの判定時に読み出して使用しても良い。
また、少なくとも2個以上のサーミスタ3から検出した放熱フィン温度Tc(monitor)と過熱エラー温度Teとを比較しても良い。
以上において、本実施形態によれば、印刷動作中にラインフラッシング等の高電力パルス損失が所定周期で生じる場合でも、過熱エラーの閾値を最適値に補正することができるため、冷却能力が低下した場合に駆動素子の破損等を防止することができる。
すなわち、本実施形態は、インクの液滴を吐出する複数のノズルを設けたインクジェット式のヘッドと、前記インク吐出用の圧電素子に電圧を印加する複数のトランジスタを有する印刷装置であって、通常の駆動動作(例、大滴、中滴、小滴)とラインフラッシング動作を判別する手段と、過熱エラーの閾値を算出する手段と、過熱エラーの閾値を補正する補正値を算出する手段と、過熱エラーを検出する制御部とを備え、ラインフラッシング動作時は、通常の駆動動作時の消費電力から算出した過熱エラーの閾値を、フラッシング時の損失から算出した補正値で補正する。
補正後の過熱エラーの閾値により過熱エラーの判定を行い、過熱エラーを検出した場合は、印刷動作の停止等のエラー処理を行う。補正値は予めテーブルデータとして保存して、過熱エラーの判別時に記憶素子から読み出して補正値とする。
過熱エラーの補正方法は、過熱エラーの閾値から補正値を減算する。これにより、ラインフラッシング時の過渡的な温度上昇分が過熱エラーの閾値に反映されたので、冷却能力が低下した時に、ラインフラシング動作による高パルス損失が生じても、所定の許容温度を超過することが無くなるので、上記効果を得ることができる。
なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。例えば、上述した実施の形態では、バイポーラトランジスタを用いて電流増幅回路を形成した場合で説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、FET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)を用いても良く、プッシュプルアンプの代わりにシングルアンプを用いても良い。
1 ヘッド
2 サーミスタ
4 駆動波形保存部
7 制御部
8 トランジスタ
12 電流増幅回路
13 上位制御装置
14 記憶手段
15 駆動ノズル数カウント手段
16 フィン温度算出手段
17 フラッシング判別手段
18 補正値算出手段
31 用紙
32 ヘッドアレイ
特開2009−56669号公報

Claims (9)

  1. インクの液滴を吐出する複数のノズルがノズル面に設けられたヘッドと、前記インク吐出用の圧電素子に電圧を印加する複数の駆動素子を有する印刷装置であって、
    前記駆動素子が過熱したと判断するための過熱エラー温度を算出するフィン温度算出手段と、
    前記過熱エラー温度の補正値を算出する補正値算出手段と、
    前記ノズル面の回復動作中を判別する判別手段と、
    前記駆動素子が実装されている放熱フィンの温度を検出するフィン温度検出部と、
    前記フィン温度算出手段により求めた過熱エラー温度を補正する制御部とを備え、
    該制御部は、前記フィン温度検出部から検出される検出フィン温度が前記過熱エラー温度より高い場合に、前記駆動素子の過熱エラーと判断することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御部は、前記ノズル面の乾燥を防止するために所定周期でインクを吐出することにより、該ノズル面の回復動作を実施することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記ノズル面の乾燥を防止するための吐出動作時に生じる前記駆動素子の消費電力は、通常の吐出動作時に生じる前記駆動素子の消費電力よりも大きいことを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
  4. 前記駆動素子の消費電力は所定周期における平均損失、または、前記圧電素子に微振動を与える際に生じるパルス損失であることを特徴とする請求項3記載の印刷装置。
  5. 駆動素子が過熱したと判断するための過熱温度を算出するフィン温度算出手段と、前記駆動素子が実装されている放熱フィンの温度を検出するフィン温度検出部と、制御部と、を備えた印刷装置の過熱エラー検出方法であって、
    前記制御部は、前記放熱フィンの温度を検出するステップと、
    前記過熱温度を算出するステップと、
    前記過熱温度を補正する補正値を算出するステップと、
    インクの液滴を吐出するノズル面の回復動作中を判別するステップと、
    前記補正値に基づき過熱温度を変更するステップと、
    前記フィン温度検出部から検出される検出フィン温度が前記過熱温度より高い場合に前記駆動素子の過熱エラーと判断するステップと、
    を有することを特徴とする印刷装置の過熱エラー検出方法。
  6. 複数のフィン温度検出部が所定の距離を隔てて放熱フィン上に実装され、
    前記制御部は、いずれか1つのフィン温度検出部が検出する検出フィン温度が過熱エラー温度より高い時に駆動素子の過熱エラーと判断するステップを有することを特徴とする請求項5記載の印刷装置の過熱エラー検出方法。
  7. 前記補正値は、前記ノズル面の回復動作時に生じる前記駆動素子のパルス損失と、前記駆動素子の過渡熱抵抗値との乗算により算出した過渡的な温度上昇分であり、所定の温度毎に補正データ値を備えている補正テーブルに保存されていることを特徴とする請求項5または6記載の印刷装置の過熱エラー検出方法。
  8. 前記補正値は、前記ノズル面の回復動作時に生じる前記駆動素子のパルス損失と、前記駆動素子の過渡熱抵抗値との乗算により算出した過渡的な温度上昇分であり、前記印刷装置が備える所定の解像度毎に補正データ値を備えている補正テーブルに保存されていることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の印刷装置の過熱エラー検出方法。
  9. 前記フィン温度算出手段により算出される値は、演算または所定の固定値の何れかによって設定されることを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の印刷装置の過熱エラー検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110626069A (zh) * 2018-06-25 2019-12-31 京瓷办公信息***株式会社 喷墨记录装置以及喷墨记录装置的控制方法
JP2021191525A (ja) * 2017-05-31 2021-12-16 日本製紙クレシア株式会社 吸収性物品
CN114619765A (zh) * 2020-12-11 2022-06-14 深圳市汉森软件有限公司 喷头维护方法、装置、设备及存储介质

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