JP2013217952A - 光学系、光学装置、光学系の製造方法 - Google Patents

光学系、光学装置、光学系の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】像面から射出瞳までの距離を十分に確保し、無限遠物体合焦時から近距離物体合焦時まで良好な光学性能を備えた光学系、光学装置、及び光学系の製造方法を提供する。
【解決手段】物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とを有し、第1レンズ群G1内の最も物体側のレンズは、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズであり、第2レンズ群G2は、開口絞りSと、開口絞りSよりも物体側に配置された少なくとも2枚のレンズとを有し、第2レンズ群G2内の最も物体側のレンズは、正レンズ成分であり、第2レンズ群G2内の最も像側のレンズは、正レンズであり、第1レンズ群G1の位置を固定し、第2レンズ群G2全体を光軸方向へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行い、所定の条件式を満足することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、写真用カメラやビデオカメラ等に好適な光学系、光学装置、光学系の製造方法に関する。
従来、写真用カメラやビデオカメラ等に用いられる大口径の標準レンズとして、屈折力配置が開口絞りを挟んで略対称な所謂ガウスタイプのレンズが数多く提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平6−242370号公報
しかしながら、上述のような従来のレンズは、像面から射出瞳までの距離が十分に確保されていないという問題があった。このため、上述のような従来のレンズと固体撮像素子を組み合わせた撮影系においては、固体撮像素子の受光面に対する軸外光線の入射角度が大きくなり、シェーディング等の問題が発生してしまうこととなる。
そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、像面から射出瞳までの距離を十分に確保し、無限遠物体合焦時から近距離物体合焦時まで良好な光学性能を備えた光学系、光学装置、及び光学系の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、
物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有し、
前記第1レンズ群内の最も物体側のレンズは、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズであり、
前記第2レンズ群は、開口絞りと、前記開口絞りよりも物体側に配置された少なくとも2枚のレンズとを有し、
前記第2レンズ群内の最も物体側のレンズは、正レンズ成分であり、
前記第2レンズ群内の最も像側のレンズは、正レンズであり、
前記第1レンズ群の位置を固定し、前記第2レンズ群全体を光軸方向へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行い、
以下の条件式を満足することを特徴とする光学系を提供する。
f2/f < 1.28
ただし、
f :前記光学系の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
また本発明は、
前記光学系を有することを特徴とする光学装置を提供する。
また本発明は、
物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有する光学系の製造方法であって、
前記第1レンズ群内の最も物体側のレンズを、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとし、
前記第2レンズ群が、開口絞りと、前記開口絞りよりも物体側に配置された少なくとも2枚のレンズとを有するようにし、
前記第2レンズ群内の最も物体側のレンズを正レンズ成分とし、前記第2レンズ群内の最も像側のレンズを正レンズとし、
前記光学系が以下の条件式を満足するようにし、
前記第1レンズ群の位置を固定し、前記第2レンズ群全体を光軸方向へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行うようにすることを特徴とする光学系の製造方法を提供する。
f2/f < 1.28
ただし、
f :前記光学系の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
本発明によれば、像面から射出瞳までの距離を十分に確保し、無限遠物体合焦時から近距離物体合焦時まで良好な光学性能を備えた光学系、光学装置、及び光学系の製造方法を提供することができる。
本願の第1実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の断面図である。 (a)、及び(b)は本願の第1実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の諸収差図、及び近距離物体合焦時(撮影倍率β=-0.1238)の諸収差図である。 本願の第2実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の断面図である。 (a)、及び(b)は本願の第2実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の諸収差図、及び近距離物体合焦時(撮影倍率β=-0.1190)の諸収差図である。 本願の第3実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の断面図である。 (a)、及び(b)は本願の第3実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の諸収差図、及び近距離物体合焦時(撮影倍率β=-0.1254)の諸収差図である。 本願の第4実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の断面図である。 (a)、及び(b)は本願の第4実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の諸収差図、及び近距離物体合焦時(撮影倍率β=-0.1292)の諸収差図である。 本願の第5実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の断面図である。 (a)、及び(b)は本願の第5実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の諸収差図、及び近距離物体合焦時(撮影倍率β=-0.1238)の諸収差図である。 本願の第6実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の断面図である。 (a)、及び(b)は本願の第6実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の諸収差図、及び近距離物体合焦時(撮影倍率β=-0.1189)の諸収差図である。 本願の第7実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の断面図である。 (a)、及び(b)は本願の第7実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の諸収差図、及び近距離物体合焦時(撮影倍率β=-0.1226)の諸収差図である。 本願の光学系を備えたカメラの構成を示す図である。 本願の光学系の製造方法の概略を示す図である。
以下、本願の光学系、光学装置、及び光学系の製造方法について説明する。
本願の光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有し、前記第1レンズ群内の最も物体側のレンズは、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズであり、前記第2レンズ群は、開口絞りと、前記開口絞りよりも物体側に配置された少なくとも2枚のレンズとを有し、前記第2レンズ群内の最も物体側のレンズは、正レンズ成分であり、前記第2レンズ群内の最も像側のレンズは、正レンズであり、前記第1レンズ群の位置を固定し、前記第2レンズ群全体を光軸方向へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行い、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
(1) f2/f < 1.28
ただし、
f :前記光学系の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
本願の光学系は、上記のように、第1レンズ群内の最も物体側のレンズを、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとすることにより、コマ収差や歪曲収差の発生を抑えることができる。
また本願の光学系は、上記のように、第2レンズ群が、開口絞りと、該開口絞りよりも物体側に配置された少なくとも2枚のレンズとを有することにより、球面収差とコマ収差を良好に補正することができる。
また本願の光学系は、上記のように、第2レンズ群内の最も物体側のレンズを正レンズ成分とすることにより、第1レンズ群で発生したコマ収差と歪曲収差を良好に補正することができる。なお、レンズ成分とは、2枚以上のレンズを接合してなる接合レンズ、或いは単レンズをいう。
また本願の光学系は、上記のように、第2レンズ群内の最も像側のレンズを正レンズとすることにより、像面から射出瞳までの距離とバックフォーカスを十分に確保し、像面湾曲を良好に補正することができる。
条件式(1)は、本願の光学系全体の焦点距離と第2レンズ群の焦点距離を規定するものである。本願の光学系は、条件式(1)を満足することにより、合焦時の第2レンズ群の移動距離が増加することがなく、球面収差を良好に補正することができる。
本願の光学系の条件式(1)の対応値が上限値を上回ると、第2レンズ群の焦点距離が大きくなる。このため、合焦時の第2レンズ群の移動距離が増加し、球面収差を補正することが困難になってしまう。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(1)の上限値を1.27とすることが好ましい。また、本願の効果をより確実にするために、条件式(1)の上限値を1.26とすることがより好ましい。
また、本願の効果をより確実にするために、条件式(1)の下限値を0.70とすることが好ましい。これにより、バックフォーカスが小さくなることを防止し、合焦時のコマ収差や像面湾曲の悪化を防止することができる。
以上より、像面から射出瞳までの距離とバックフォーカスを十分に確保し、無限遠物体合焦時から近距離物体合焦時まで良好な光学性能を備えた大口径で小型の光学系を実現することができる。
また本願の光学系は、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
(2) 1.50 < (−f1)/f < 20.00
ただし、
f :前記光学系の焦点距離
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
条件式(2)は、本願の光学系全体の焦点距離と第1レンズ群の焦点距離を規定するものである。本願の光学系は、条件式(2)を満足することにより、像面から射出瞳までの距離とバックフォーカスを十分に確保し、コマ収差と歪曲収差を良好に補正することができる。
本願の光学系の条件式(2)の対応値が上限値を上回ると、像面から射出瞳までの距離とバックフォーカスが小さくなり、コマ収差が発生してしまう。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(2)の上限値を15.00とすることが好ましい。また、本願の効果をより確実にするために、条件式(2)の上限値を12.00とすることがより好ましい。
一方、本願の光学系の条件式(2)の対応値が下限値を下回ると、第1レンズ群内で発生するコマ収差や歪曲収差を補正することが困難になってしまう。なお、本願の効果をより確実にするために、条件式(2)の下限値を1.75とすることが好ましい。
また本願の光学系は、前記第2レンズ群が、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ成分を前記開口絞りの物体側に有していることが望ましい。この構成により、本願の光学系は球面収差とペッツバール和を良好に補正することができる。
また本願の光学系は、前記第2レンズ群内の最も像側のレンズが、両凸形状の正レンズであることが望ましい。この構成により、本願の光学系は像面湾曲を良好に補正することができる。
また本願の光学系は、前記第2レンズ群が、少なくとも1枚の非球面レンズを含むことが望ましい。この構成により、本願の光学系はコマ収差を良好に補正することができる。
本願の光学装置は、上述した構成の光学系を有することを特徴とする。これにより、像面から射出瞳までの距離とバックフォーカスを十分に確保し、無限遠物体合焦時から近距離物体合焦時まで良好な光学性能を備えた大口径で小型の光学装置を実現することができる。
本願の光学系の製造方法は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有する光学系の製造方法であって、前記第1レンズ群内の最も物体側のレンズを、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとし、前記第2レンズ群が、開口絞りと、前記開口絞りよりも物体側に配置された少なくとも2枚のレンズとを有するようにし、前記第2レンズ群内の最も物体側のレンズを正レンズ成分とし、前記第2レンズ群内の最も像側のレンズを正レンズとし、前記光学系が以下の条件式(1)を満足するようにし、前記第1レンズ群の位置を固定し、前記第2レンズ群全体を光軸方向へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行うようにすることを特徴とする。これにより、像面から射出瞳までの距離とバックフォーカスを十分に確保し、無限遠物体合焦時から近距離物体合焦時まで良好な光学性能を備えた大口径で小型の光学系を製造することができる。
(1) f2/f < 1.28
ただし、
f :前記光学系の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
以下、本願の数値実施例に係る光学系を添付図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1は、本願の第1実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11のみからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL21と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL23との接合負レンズと、開口絞りSと、両凹形状の負レンズL24と両凸形状の正レンズL25との接合負レンズと、両凸形状の正レンズL26とからなる。なお、正レンズL26の物体側レンズ面は非球面である。
第2レンズ群G2と像面Iとの間には、ローパスフィルタや赤外カットフィルタ等からなるフィルタ群FLが配置されている。
以上の構成の下、本実施例に係る光学系では、第1レンズ群G1の位置を固定し、第2レンズ群G2全体を光軸に沿って物体側へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
以下の表1に、本実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
表1において、fは焦点距離、BFはバックフォーカス(最も像側のレンズ面と像面Iとの間隔)を示す。
[面データ]において、面番号は物体側から数えた光学面の順番、rは曲率半径、dは面間隔(第n面(nは整数)と第n+1面との面間隔)、ndはd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率、νdはd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数をそれぞれ示す。また、物面は物体面、可変は合焦時の可変の面間隔、(絞りS)は開口絞りS、像面は像面Iをそれぞれ示す。なお、曲率半径r=∞は平面又は開口を示し、空気の屈折率nd=1.00000の記載は省略している。また、非球面には面番号に*を付して曲率半径rの欄には近軸曲率半径を示している。
[非球面データ]には、[面データ]に示した非球面について、その形状を次式で表した場合の非球面係数及び円錐定数を示す。
S(y)=(y/r)/{1+(1−κ・y/r1/2
+A4・y+A6・y+A8・y
ここで、yを光軸に垂直な方向の高さ、S(y)を高さyにおける非球面の頂点の接平面から当該非球面までの光軸方向に沿った距離(サグ量)、κを円錐定数、A4,A6,A8を非球面係数、rを基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)とする。なお、「E−n」(nは整数)は「×10−n」を示し、例えば「1.234E-05」は「1.234×10−5」を示す。また、2次の非球面係数A2は0であり、記載を省略している。
[各種データ]において、FNOはFナンバー、2ωは画角(単位は「°」)、Yは像高、TLは光学系の全長(第1面から像面Iまでの光軸上の距離)、d0は物体面と第1面との間隔、dnは第n面と第n+1面との可変の面間隔、βは撮影倍率、空気換算BFはバックフォーカスの空気換算値をそれぞれ示す。
ここで、表1に掲載されている焦点距離f、曲率半径r及びその他の長さの単位は一般に「mm」が使われる。しかしながら光学系は、比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるため、これに限られるものではない。
なお、以上に述べた表1の符号は、後述する各実施例の表においても同様に用いるものとする。
(表1)第1実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 50.0000 1.00 1.62299 58.16
2 21.8195 可変
3 19.8265 2.30 1.77250 49.60
4 261.9047 0.50
5 9.7575 2.65 1.80400 46.57
6 17.1315 1.00 1.62004 36.26
7 6.6583 2.40
8(絞りS) ∞ 2.43
9 -8.9284 1.00 1.75520 27.51
10 19.8742 3.90 1.80400 46.57
11 -12.1827 0.50
*12 33.4293 2.30 1.77377 47.18
13 -43.2977 可変
14 ∞ 0.50 1.51680 63.88
15 ∞ 1.11
16 ∞ 1.59 1.51680 63.88
17 ∞ 0.30
18 ∞ 0.70 1.51680 63.88
19 ∞ 0.70
像面 ∞

[非球面データ]
第12面
κ = 0.0000
A4 = -2.3556E-05
A6 = -3.8840E-08
A8 = 2.7184E-09

[各種データ]
f 18.50
FNO 1.85
2ω 47.78
Y 7.97
TL 46.29

無限遠物体合焦時 近距離物体合焦時
f又はβ 18.50 -0.1238
d0 ∞ 153.7057
d2 10.9372 8.3180
d13 10.4760 13.0952
BF 15.3760 17.9952
空気換算BF 14.4254 17.0446

[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 -63.0000
2 3 19.5000

[条件式対応値]
(1) f2/f = 1.0540
(2) (−f1)/f = 3.4054
図2(a)、及び図2(b)はそれぞれ、本願の第1実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の諸収差図、及び近距離物体合焦時(撮影倍率β=-0.1238)の諸収差図である。
各収差図において、FNOはFナンバー、NAは開口数、H0は物体高、Aは半画角をそれぞれ示す。dはd線(λ=587.6nm)、gはg線(λ=435.8nm)における収差をそれぞれ示す。非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面をそれぞれ示す。なお、後述する各実施例の諸収差図においても本実施例と同様の符号を用いる。
図2(a)及び図2(b)より、本実施例に係る光学系は無限遠物体合焦時から近距離物体合焦時にわたって諸収差が良好に補正され優れた結像性能を有していることがわかる。
(第2実施例)
図3は、本願の第2実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11のみからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL21と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL23と、開口絞りSと、両凹形状の負レンズL24と両凸形状の正レンズL25との接合負レンズと、両凸形状の正レンズL26とからなる。なお、正レンズL26の物体側レンズ面は非球面である。
第2レンズ群G2と像面Iとの間には、ローパスフィルタや赤外カットフィルタ等からなるフィルタ群FLが配置されている。
以上の構成の下、本実施例に係る光学系では、第1レンズ群G1の位置を固定し、第2レンズ群G2全体を光軸に沿って物体側へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
以下の表2に、本実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表2)第2実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 558.9579 1.00 1.6180 63.33
2 21.9523 可変
3 14.8929 2.97 1.6030 65.44
4 314.7403 0.50
5 10.2086 2.65 1.7725 49.6
6 16.0762 1.01
7 7.3845 1.00 1.6989 30.13
8 5.0934 3.00
9(絞りS) ∞ 2.43
10 -7.1298 1.00 1.7618 26.52
11 11.1196 3.90 1.8061 40.92
12 -15.3919 0.50
*13 81.0300 3.85 1.8061 40.71
14 -14.4358 可変
15 ∞ 0.50 1.5168 63.88
16 ∞ 1.11
17 ∞ 1.59 1.5168 63.88
18 ∞ 0.30
19 ∞ 0.70 1.5168 63.88
20 ∞ 0.70
像面 ∞

[非球面データ]
第13面
κ = 0.0000
A4 = -7.1626E-05
A6 = 1.3682E-08
A8 = 2.4332E-09

[各種データ]
f 17.89
FNO 2.01
2ω 49.35
Y 7.97
TL 48.55

無限遠物体合焦時 近距離物体合焦時
f又はβ 17.89 -0.1190
d0 ∞ 155.7796
d2 9.9943 6.9514
d14 9.8496 12.8925
BF 14.7496 17.7925
空気換算BF 13.7989 16.8419

[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 -37.0000
2 3 22.0000

[条件式対応値]
(1) f2/f = 1.2297
(2) (−f1)/f = 2.0682
図4(a)、及び図4(b)はそれぞれ、本願の第2実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の諸収差図、及び近距離物体合焦時(撮影倍率β=-0.1190)の諸収差図である。
図4(a)及び図4(b)より、本実施例に係る光学系は無限遠物体合焦時から近距離物体合焦時にわたって諸収差が良好に補正され優れた結像性能を有していることがわかる。
(第3実施例)
図5は、本願の第3実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11のみからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL21と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL23と、開口絞りSと、両凹形状の負レンズL24と両凸形状の正レンズL25との接合負レンズと、両凸形状の正レンズL26とからなる。なお、正レンズL26の物体側レンズ面は非球面である。
第2レンズ群G2と像面Iとの間には、ローパスフィルタや赤外カットフィルタ等からなるフィルタ群FLが配置されている。
以上の構成の下、本実施例に係る光学系では、第1レンズ群G1の位置を固定し、第2レンズ群G2全体を光軸に沿って物体側へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
以下の表3に、本実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表3)第3実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 72.0383 1.00 1.62230 53.17
2 20.9062 可変
3 17.8682 1.50 1.72916 54.68
4 354.3493 0.20
5 6.8864 1.80 1.72916 54.68
6 8.8093 0.10
7 6.8318 0.80 1.62004 36.26
8 4.8548 3.00
9(絞りS) ∞ 1.50
10 -8.5979 0.50 1.75520 27.51
11 10.8349 2.50 1.78590 44.2
12 -16.6470 0.50
*13 64.9702 1.50 1.88202 37.23
14 -17.7721 可変
15 ∞ 0.50 1.51680 63.88
16 ∞ 1.11
17 ∞ 1.59 1.51680 63.88
18 ∞ 0.30
19 ∞ 0.70 1.51680 63.88
20 ∞ 0.70
像面 ∞

[非球面データ]
第13面
κ = 0.0000
A4 = -5.5965E-05
A6 = -6.7956E-07
A8 = 3.3105E-08

[各種データ]
f 18.50
FNO 2.02
2ω 47.86
Y 7.97
TL 33.54

無限遠物体合焦時 近距離物体合焦時
f又はβ 18.50 -0.1254
d0 ∞ 167.5175
d2 4.1867 1.2112
d14 9.5517 12.5271
BF 14.4517 17.4271
空気換算BF 13.5011 16.4765

[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 -47.6889
2 3 16.5000

[条件式対応値]
(1) f2/f = 0.8920
(2) (−f1)/f = 2.5781
図6(a)、及び図6(b)はそれぞれ、本願の第3実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の諸収差図、及び近距離物体合焦時(撮影倍率β=-0.1254)の諸収差図である。
図6(a)及び図6(b)より、本実施例に係る光学系は無限遠物体合焦時から近距離物体合焦時にわたって諸収差が良好に補正され優れた結像性能を有していることがわかる。
(第4実施例)
図7は、本願の第4実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12と、両凹形状の負レンズL13とからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、両凸形状の正レンズL21と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL23と、開口絞りSと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL24と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL25と、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL26とからなる。なお、正メニスカスレンズL26の物体側レンズ面は非球面である。
第2レンズ群G2と像面Iとの間には、ローパスフィルタや赤外カットフィルタ等からなるフィルタ群FLが配置されている。
以上の構成の下、本実施例に係る光学系では、第1レンズ群G1の位置を固定し、第2レンズ群G2全体を光軸に沿って物体側へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
以下の表4に、本実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表4)第4実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 17.6962 0.50 1.62230 53.17
2 9.7553 0.50
3 9.0865 3.70 1.75500 52.32
4 47.4168 1.70
5 -28.6956 0.50 1.61772 49.81
6 11.1746 可変
7 150.0000 1.25 1.72916 54.68
8 -14.8379 0.20
9 13.1062 1.10 1.72916 54.68
10 37.3232 0.30
11 36.1134 0.65 1.80810 22.76
12 21.1549 1.30
13(絞りS) ∞ 1.50
14 -6.0999 0.50 1.75520 27.51
15 -35.8411 1.00
16 -19.9796 1.30 1.80400 46.57
17 -7.0916 0.20
*18 -29.6731 1.10 1.80139 45.46
19 -15.1072 可変
20 ∞ 0.50 1.51680 63.88
21 ∞ 1.11
22 ∞ 1.59 1.51680 63.88
23 ∞ 0.30
24 ∞ 0.70 1.51680 63.88
25 ∞ 0.70
像面 ∞

[非球面データ]
第18面
κ = 0.0000
A4 = -1.1627E-05
A6 = -7.8674E-06
A8 = 2.7680E-07

[各種データ]
f 18.51
FNO 2.01
2ω 47.89
Y 7.97
TL 35.55

無限遠物体合焦時 近距離物体合焦時
f又はβ 18.51 -0.1292
d0 ∞ 164.4509
d6 4.1366 0.9870
d19 9.2170 12.3665
BF 14.1170 17.2665
空気換算BF 13.1663 16.3159

[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 -47.6889
2 7 13.5000

[条件式対応値]
(1) f2/f = 0.7295
(2) (−f1)/f = 2.5770
図8(a)、及び図8(b)はそれぞれ、本願の第4実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の諸収差図、及び近距離物体合焦時(撮影倍率β=-0.1292)の諸収差図である。
図8(a)及び図8(b)より、本実施例に係る光学系は無限遠物体合焦時から近距離物体合焦時にわたって諸収差が良好に補正され優れた結像性能を有していることがわかる。
(第5実施例)
図9は、本願の第5実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11のみからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL21と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL22と、開口絞りSと、両凹形状の負レンズL23と両凸形状の正レンズL24との接合負レンズと、両凸形状の正レンズL25とからなる。なお、正レンズL25の物体側レンズ面は非球面である。
第2レンズ群G2と像面Iとの間には、ローパスフィルタや赤外カットフィルタ等からなるフィルタ群FLが配置されている。
以上の構成の下、本実施例に係る光学系では、第1レンズ群G1の位置を固定し、第2レンズ群G2全体を光軸に沿って物体側へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
以下の表5に、本実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表5)第5実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 42.5964 1.00 1.51742 52.43
2 18.3182 可変
3 14.9243 2.30 1.72916 54.68
4 120.2730 0.50
5 8.2960 2.50 1.62004 36.26
6 6.2925 2.70
7(絞りS) ∞ 2.49
8 -8.3197 1.00 1.75520 27.51
9 20.3548 3.90 1.80400 46.57
10 -11.3223 0.50
*11 32.0083 2.30 1.77377 47.18
12 -54.7506 可変
13 ∞ 0.50 1.52509 95.12
14 ∞ 1.11
15 ∞ 1.59 1.51680 63.88
16 ∞ 0.30
17 ∞ 0.70 1.51680 63.88
18 ∞ 0.70
像面 ∞

[非球面データ]
第11面
κ = 0.0000
A4 = -2.1487E-05
A6 = -2.5197E-07
A8 = 6.1541E-09

[各種データ]
f 18.50
FNO 1.85
2ω 47.90
Y 7.97
TL 46.40

無限遠物体合焦時 近距離物体合焦時
f又はβ 18.50 -0.1238
d0 ∞ 153.5950
d2 10.8664 8.2463
d12 11.4481 14.0681
BF 16.3481 18.9681
空気換算BF 15.3957 18.0157

[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 -63.0000
2 3 19.5000

[条件式対応値]
(1) f2/f = 1.0540
(2) (−f1)/f = 3.4054
図10(a)、及び図10(b)はそれぞれ、本願の第5実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の諸収差図、及び近距離物体合焦時(撮影倍率β=-0.1238)の諸収差図である。
図10(a)及び図10(b)より、本実施例に係る光学系は無限遠物体合焦時から近距離物体合焦時にわたって諸収差が良好に補正され優れた結像性能を有していることがわかる。
(第6実施例)
図11は、本願の第6実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11のみからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL21と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL23との接合負レンズと、開口絞りSと、両凹形状の負レンズL24と両凸形状の正レンズL25との接合負レンズと、両凸形状の正レンズL26とからなる。なお、正レンズL26の物体側レンズ面は非球面である。
第2レンズ群G2と像面Iとの間には、ローパスフィルタや赤外カットフィルタ等からなるフィルタ群FLが配置されている。
以上の構成の下、本実施例に係る光学系では、第1レンズ群G1の位置を固定し、第2レンズ群G2全体を光軸に沿って物体側へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
以下の表6に、本実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表6)第6実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 24.5873 1.00 1.62299 58.16
2 20.2145 可変
3 20.9466 2.30 1.77250 49.6
4 150.9378 0.50
5 11.5874 2.65 1.80400 46.57
6 12.5564 1.00 1.62004 36.26
7 7.6182 2.40
8(絞りS) ∞ 2.43
9 -7.4503 1.00 1.75520 27.51
10 19.9667 3.90 1.80400 46.57
11 -10.2857 0.50
*12 28.2387 2.30 1.77377 47.18
13 -37.8039 可変
14 ∞ 0.50 1.51680 63.88
15 ∞ 1.11
16 ∞ 1.59 1.51680 63.88
17 ∞ 0.30
18 ∞ 0.70 1.51680 63.88
19 ∞ 0.70
像面 ∞

[非球面データ]
第12面
κ = 0.0000
A4 = -1.7969E-05
A6 = -4.2746E-07
A8 = 7.5904E-09

[各種データ]
f 18.51
FNO 1.85
2ω 47.71
Y 7.97
TL 45.60

無限遠物体合焦時 近距離物体合焦時
f又はβ 18.51 -0.1189
d0 ∞ 154.7607
d2 22.9050 20.6980
d13 16.6777 18.8847
BF 21.5777 23.7847
空気換算BF 20.6269 22.8339

[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 -200.0000
2 3 18.8800

[条件式対応値]
(1) f2/f = 1.0201
(2) (−f1)/f = 10.8064
図12(a)、及び図12(b)はそれぞれ、本願の第6実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の諸収差図、及び近距離物体合焦時(撮影倍率β=-0.1189)の諸収差図である。
図12(a)及び図12(b)より、本実施例に係る光学系は無限遠物体合焦時から近距離物体合焦時にわたって諸収差が良好に補正され優れた結像性能を有していることがわかる。
(第7実施例)
図13は、本願の第7実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11のみからなる。
第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と両凸形状の正レンズL22との接合正レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23と物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL24との接合負レンズと、開口絞りSと、両凹形状の負レンズL25と両凸形状の正レンズL26との接合負レンズと、両凸形状の正レンズL27とからなる。なお、正レンズL27の物体側レンズ面は非球面である。
第2レンズ群G2と像面Iとの間には、ローパスフィルタや赤外カットフィルタ等からなるフィルタ群FLが配置されている。
以上の構成の下、本実施例に係る光学系では、第1レンズ群G1の位置を固定し、第2レンズ群G2全体を光軸に沿って物体側へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う。
以下の表7に、本実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
(表7)第7実施例
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞
1 39.7717 1.00 1.62299 58.16
2 19.5635 可変
3 24.0719 1.00 1.59551 39.24
4 16.8446 2.30 1.77250 49.6
5 -940.7326 0.50
6 9.0361 2.65 1.80400 46.57
7 11.6477 1.00 1.62004 36.26
8 6.3081 2.40
9(絞りS) ∞ 2.43
10 -9.6760 1.00 1.75520 27.51
11 14.6730 3.90 1.80400 46.57
12 -18.2552 0.50
*13 39.3628 2.30 1.77377 47.18
14 -18.3862 可変
15 ∞ 0.50 1.51680 63.88
16 ∞ 1.11
17 ∞ 1.59 1.51680 63.88
18 ∞ 0.30
19 ∞ 0.70 1.51680 63.88
20 ∞ 0.70
像面 ∞

[非球面データ]
第13面
κ = 0.0000
A4 = -4.9610E-05
A6 = -1.4945E-07
A8 = 5.7126E-09

[各種データ]
f 18.50
FNO 1.85
2ω 47.78
Y 7.97
TL 45.05

無限遠物体合焦時 近距離物体合焦時
f又はβ 18.50 -0.1226
d0 ∞ 154.9458
d2 8.8982 6.3044
d14 10.2768 12.8706
BF 15.1768 17.7706
空気換算BF 14.2261 16.8200

[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 -63.0000
2 3 19.5000

[条件式対応値]
(1) f2/f = 1.0540
(2) (−f1)/f = 3.4054
図14(a)、及び図14(b)はそれぞれ、本願の第7実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時の諸収差図、及び近距離物体合焦時(撮影倍率β=-0.1226)の諸収差図である。
図14(a)及び図14(b)より、本実施例に係る光学系は無限遠物体合焦時から近距離物体合焦時にわたって諸収差が良好に補正され優れた結像性能を有していることがわかる。
上記各実施例によれば、像面から射出瞳までの距離とバックフォーカスを十分に確保し、無限遠物体合焦時から近距離物体合焦時まで良好な光学性能を備えた大口径で小型の光学系を実現することができる。なお、上記各実施例は本願発明の一具体例を示しているものであり、本願発明はこれらに限定されるものではない。
以下の内容は、本願の光学系の光学性能を損なわない範囲で適宜採用することが可能である。
本願の光学系の数値実施例として2群構成のものを示したが、本願はこれに限られず、その他の群構成(例えば、3群等)の光学系を構成することもできる。具体的には、本願の光学系の最も物体側や最も像側にレンズ又はレンズ群を追加した構成でも構わない。なお、レンズ群とは、本願の光学系における第1レンズ群及び第2レンズ群と空気間隔で分離されており、少なくとも1つのレンズを有する部分をいう。
また、本願の光学系は、無限遠物体から近距離物体への合焦を行うために、レンズ群の一部、1つのレンズ群全体、或いは複数のレンズ群を合焦レンズ群として光軸方向へ移動させる構成としてもよい。特に、第2レンズ群を合焦レンズ群とすることが好ましい。また、斯かる合焦レンズ群は、オートフォーカスに適用することも可能であり、オートフォーカス用のモータ、例えば超音波モータ等による駆動にも適している。
また、本願の光学系において、いずれかのレンズ群全体又はその一部を、防振レンズ群として光軸に対して垂直な方向の成分を含むように移動させ、又は光軸を含む面内方向へ回転移動(揺動)させることにより、手ブレ等によって生じる像ブレを補正する構成とすることもできる。特に、本願の光学系では第2レンズ群の少なくとも一部を防振レンズ群とすることが好ましい。
また、本願の光学系を構成するレンズのレンズ面は、球面又は平面としてもよく、或いは非球面としてもよい。レンズ面が球面又は平面の場合、レンズ加工及び組立調整が容易になり、レンズ加工及び組立調整の誤差による光学性能の劣化を防ぐことができるため好ましい。また、像面がずれた場合でも描写性能の劣化が少ないため好ましい。レンズ面が非球面の場合、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に成型したガラスモールド非球面、又はガラス表面に設けた樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれでもよい。また、レンズ面は回折面としてもよく、レンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)或いはプラスチックレンズとしてもよい。
また、本願の光学系において開口絞りは第2レンズ群中に配置されることが好ましく、開口絞りとして部材を設けずにレンズ枠でその役割を代用する構成としてもよい。
また、本願の光学系を構成するレンズのレンズ面に、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施してもよい。これにより、フレアやゴーストを軽減し、高コントラストの高い光学性能を達成することができる。
次に、本願の光学系を備えたカメラを図15に基づいて説明する。
図15は、本願の光学系を備えたカメラの構成を示す図である。
図15に示すようにカメラ1は、撮影レンズ2として上記第1実施例に係る光学系を備えたレンズ交換式の所謂ミラーレスカメラである。
本カメラ1において、不図示の物体(被写体)からの光は、撮影レンズ2で集光されて、不図示のOLPF(Optical low pass filter:光学ローパスフィルタ)を介して撮像部3の撮像面上に被写体像を形成する。そして、撮像部3に設けられた光電変換素子によって被写体像が光電変換されて被写体の画像が生成される。この画像は、カメラ1に設けられたEVF(Electronic view finder:電子ビューファインダ)4に表示される。これにより撮影者は、EVF4を介して被写体を観察することができる。
また、撮影者によって不図示のレリーズボタンが押されると、撮像部3で生成された被写体の画像が不図示のメモリに記憶される。このようにして、撮影者は本カメラ1による被写体の撮影を行うことができる。
ここで、本カメラ1に撮影レンズ2として搭載した上記第1実施例に係る光学系は、像面から射出瞳までの距離とバックフォーカスを十分に確保し、無限遠物体合焦時から近距離物体合焦時まで良好な光学性能を備えた大口径で小型の光学系である。したがって本カメラ1は、像面から射出瞳までの距離とバックフォーカスを十分に確保しながら、大口径化、小型化、及び無限遠物体合焦時から近距離物体合焦時にわたる良好な光学性能を実現することができる。なお、上記第2〜第7実施例に係る光学系を撮影レンズ2として搭載したカメラを構成しても、上記カメラ1と同様の効果を奏することができる。また、クイックリターンミラーを有し、ファインダ光学系によって被写体を観察する一眼レフタイプのカメラに上記各実施例に係る光学系を搭載した場合でも、上記カメラ1と同様の効果を奏することができる。
最後に、本願の光学系の製造方法の概略を図16に基づいて説明する。
図16に示す本願の光学系の製造方法は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有する光学系の製造方法であって、以下のステップS1〜S5を含むものである。
ステップS1:第1レンズ群内の最も物体側のレンズを、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとする。
ステップS2:第2レンズ群が、開口絞りと、開口絞りよりも物体側に配置された少なくとも2枚のレンズとを有するようにする。
ステップS3:第2レンズ群内の最も物体側のレンズを正レンズ成分とし、第2レンズ群内の最も像側のレンズを正レンズとする。
ステップS4:光学系が以下の条件式(1)を満足するようにし、第1、第2レンズ群をレンズ鏡筒内に物体側から順に配置する。
(1) f2/f < 1.28
ただし、
f :光学系の焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
ステップS5:レンズ鏡筒に公知の移動機構を設ける等することで、第1レンズ群の位置を固定し、第2レンズ群全体を光軸方向へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行うようにする。
斯かる本願の光学系の製造方法によれば、像面から射出瞳までの距離とバックフォーカスを十分に確保し、無限遠物体合焦時から近距離物体合焦時まで良好な光学性能を備えた大口径で小型の光学系を製造することができる。
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
S 開口絞り
I 像面

Claims (7)

  1. 物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有し、
    前記第1レンズ群内の最も物体側のレンズは、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズであり、
    前記第2レンズ群は、開口絞りと、前記開口絞りよりも物体側に配置された少なくとも2枚のレンズとを有し、
    前記第2レンズ群内の最も物体側のレンズは、正レンズ成分であり、
    前記第2レンズ群内の最も像側のレンズは、正レンズであり、
    前記第1レンズ群の位置を固定し、前記第2レンズ群全体を光軸方向へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行い、
    以下の条件式を満足することを特徴とする光学系。
    f2/f < 1.28
    ただし、
    f :前記光学系の焦点距離
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
  2. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
    1.50 < (−f1)/f < 20.00
    ただし、
    f :前記光学系の焦点距離
    f1:前記第1レンズ群の焦点距離
  3. 前記第2レンズ群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ成分を前記開口絞りの物体側に有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学系。
  4. 前記第2レンズ群内の最も像側のレンズは、両凸形状の正レンズであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光学系。
  5. 前記第2レンズ群は、少なくとも1枚の非球面レンズを含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光学系。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の光学系を有することを特徴とする光学装置。
  7. 物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とを有する光学系の製造方法であって、
    前記第1レンズ群内の最も物体側のレンズを、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとし、
    前記第2レンズ群が、開口絞りと、前記開口絞りよりも物体側に配置された少なくとも2枚のレンズとを有するようにし、
    前記第2レンズ群内の最も物体側のレンズを正レンズ成分とし、前記第2レンズ群内の最も像側のレンズを正レンズとし、
    前記光学系が以下の条件式を満足するようにし、
    前記第1レンズ群の位置を固定し、前記第2レンズ群全体を光軸方向へ移動させることにより、無限遠物体から近距離物体への合焦を行うようにすることを特徴とする光学系の製造方法。
    f2/f < 1.28
    ただし、
    f :前記光学系の焦点距離
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
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