JP5641393B2 - レンズ系及び光学機器 - Google Patents

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Description

本発明は、一眼レフカメラ用交換レンズや複写用レンズなどに好適なレンズ系及び光学機器に関する。
従来、一眼レフカメラ用交換レンズや複写用レンズなどに用いられるレンズ系は、所謂ガウス型レンズ系が用いられ、数多く提案されている。
特開平2−230208号公報
従来のレンズ系では十分に高い光学性能を有しているとは言えなかった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり諸収差が良好に補正された、高い光学性能を持つレンズ系及び光学機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るレンズ系は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ群と、正の屈折力を持つ第2レンズ群とを有し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に絞りを配置し、非球面レンズを少なくとも1枚有し、前記第2レンズ群は、この第2レンズ群中で最も物体側に形成された空気間隔を挟んで、物体側に位置する負の屈折力を有する第1のレンズ成分と、像側に位置する正の屈折力を有する第2のレンズ成分とを有し、前記第1のレンズ成分は、負レンズと正レンズとからなる接合レンズであり、前記第1のレンズ成分の像側レンズ面の曲率半径をr21Rとし、前記第2のレンズ成分の物体側レンズ面の曲率半径をr22Fとし、前記第2のレンズ成分の焦点距離をf22とし、前記レンズ系全体の焦点距離をfとしたとき(但し、該当する面が非球面を成す場合は、近軸曲率半径で計算する)、次式 1.169 ≦ (r21R+r22F)/(r21R−r22F) < 12.0 及び 1.121 ≦ f22/f < 2.0 の条件を満足する。
なお、本発明のレンズ系において、前記第2レンズ群の最も像側に配置されたレンズの焦点距離をf2Lとし、前記レンズ系全体の焦点距離をfとしたとき、次式 0.5 < f2L/f < 1.5 の条件を満足することが好ましい。
また、本発明のレンズ系において、前記非球面レンズは、前記第2レンズ群に少なくとも1枚設けられていることが好ましい。
また、本発明のレンズ系において、前記非球面レンズは、ガラス材料と樹脂材料との複合からなる複合型非球面レンズであることが好ましい。
また、本発明のレンズ系において、前記複合型非球面レンズを構成する樹脂材料のd線における屈折率をnaとしたとき、次式 1.450 < na < 1.800 の条件を満足することが好ましい。
また、本発明の光学機器は、上記いずれかに記載のレンズ系を有する。
本発明によれば諸収差が良好に補正された、高い光学性能を持つレンズ系及び光学機器を提供することができる。
第1実施例に係るレンズ系の断面図を示した図である。 第1実施例に係るレンズ系の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態(撮影倍率β=0.0)における諸収差図、(b)は近距離合焦状態(撮影距離β=-1/30)における諸収差図をそれぞれ示した図である。 第2実施例に係るレンズ系の断面図を示した図である。 第2実施例に係るレンズ系の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態(撮影倍率β=0.0)における諸収差図、(b)は近距離合焦状態(撮影距離β=-1/30)における諸収差図をそれぞれ示した図である。 第3実施例に係るレンズ系の断面図を示した図である。 第3実施例に係るレンズ系の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態(撮影倍率β=0.0)における諸収差図、(b)は近距離合焦状態(撮影距離β=-1/30)における諸収差図をそれぞれ示した図である。 第4実施例に係るレンズ系の断面図を示した図である。 第4実施例に係るレンズ系の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態(撮影倍率β=0.0)における諸収差図、(b)は近距離合焦状態(撮影距離β=-1/30)における諸収差図をそれぞれ示した図である。 第5実施例に係るレンズ系の断面図を示した図である。 第5実施例に係るレンズ系の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態(撮影倍率β=0.0)における諸収差図、(b)は近距離合焦状態(撮影距離β=-1/30)における諸収差図をそれぞれ示した図である。 第6実施例に係るレンズ系の断面図を示した図である。 第6実施例に係るレンズ系の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態(撮影倍率β=0.0)における諸収差図、(b)は近距離合焦状態(撮影距離β=-1/30)における諸収差図をそれぞれ示した図である。 第7実施例に係るレンズ系の断面図を示した図である。 第7実施例に係るレンズ系の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態(撮影倍率β=0.0)における諸収差図、(b)は近距離合焦状態(撮影距離β=-1/30)における諸収差図をそれぞれ示した図である。 第8実施例に係るレンズ系の断面図を示した図である。 第8実施例に係るレンズ系の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態(撮影倍率β=0.0)における諸収差図、(b)は近距離合焦状態(撮影距離β=-1/30)における諸収差図をそれぞれ示した図である。 本実施形態に係るレンズ系を備えた光学機器(カメラ)の構成を示した図である。 本実施形態に係るレンズ系の製造方法を説明するためのフローチャートである。
以下、本実施形態に係るレンズ系について、図面を用いて説明する。本実施形態に係るレンズ系は、図1に示すように、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、絞りSと、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2とを有する構成とすることで、所謂ガウス型の屈折力配置を実現し、歪曲収差を良好に補正すると共に、球面収差と像面湾曲を補正している。
非球面を持たないガウス型レンズ系では、負の球面収差は良好に補正されているものの、サジタルコマ収差の補正が不足していた。そこで、本実施形態のレンズ系では、レンズ端ほどの幅を持つ非球面レンズを少なくとも1枚有することにより、負の球面収差の補正を効率的に行うことが可能であると同時に、サジタルコマ収差を抑えることが可能となっている。
さらに、本実施形態に係るレンズ系においては、第2レンズ群G2は、この第2レンズ群G2中で最も物体側に形成された空気間隔を挟んで、物体側に位置する第1のレンズ成分(図1ではレンズL21が該当)と、像側に位置する第2のレンズ成分(図1ではレンズL22が該当)とを有し、第1のレンズ成分の像側レンズ面の曲率半径をr21Rとし、第2のレンズ成分の物体側レンズ面の曲率半径をr22Fとし、第2のレンズ成分の焦点距離をf22とし、レンズ系全体の焦点距離をfとしたとき(但し、該当する面が非球面を成す場合は、近軸曲率半径で計算する)、以下の条件式(1)及び(2)を満足する。
1.0≦(r21R+r22F)/(r21R−r22F)<12.0 …(1)
0.8 < f22/f < 2.0 …(2)
上記条件式(1)は、コマ収差、像面湾曲、非点収差に関係する条件式である。この条件式(1)が上限値を上回ると、ペッツバール和が減少し、非点隔差が増大する。また、コマ収差の形状が外コマ傾向になり、結像性能が劣化する。逆に、条件式(1)が下限値を下回ると、ペッツバール和が増大し、非点収差及び像面湾曲が補正しきれなくなる。また、コマ収差の形状が内コマ傾向になり、結像性能が劣化する。
なお、本実施形態の効果をより確実にするためには、条件式(1)の上限値を7.0とすることが望ましい。
上記条件式(2)は、像面湾曲に関する条件式である。この条件式(2)が上限値を上回ると、ペッツバール和が正に増大し、非点収差及び像面湾曲が補正しきれなくなり、結像性能が劣化する。逆に、条件式(2)が下限値を下回ると、良好なペッツバール和が得られるが、非点隔差が増大し、結像性能が劣化する。
なお、本実施形態の効果をより確実にするためには、条件式(2)の上限値を1.5とすることが望ましい。また、本実施形態の効果をより確実にするためには、条件式(2)の下限値を1.0とすることが望ましい。
また、本実施形態に係るレンズ系において、第2レンズ群G2の最も像側に配置されたレンズの焦点距離をf2Lとし、レンズ系全体の焦点距離をfとしたとき、以下の条件式(3)を満足することが好ましい。
0.5 < f2L/f < 1.5 …(3)
上記条件式(3)は、好適なバックフォーカスを確保し、且つ高い光学性能を実現するための条件式である。この条件式(3)が上限値を上回ると、レンズ系全体の焦点距離に対してバックフォーカスが相対的に長くなり、レンズ系の対称性から離れるため、歪曲収差を補正することが困難になり、光学性能が劣化する。逆に、条件式(3)が下限値を下回ると、レンズ系の焦点距離に対してバックフォーカスが相対的に短くなり、好適なレンズ系を得ることができない。また、像面湾曲を補正することが困難になる。
なお、本実施形態の効果をより確実にするためには、条件式(3)の上限値を1.0とすることが望ましい。また、本実施形態の効果をより確実にするためには、条件式(3)の下限値を0.7とすることが望ましい。
また、本実施形態のレンズ系において、非球面レンズは、第2レンズ群G2に少なくとも1枚設けられていることが好ましい。この構成により、負の球面収差の補正やサジタルコマ収差の補正を行い、高い光学性能を実現することができる。
また、本実施形態のレンズ系において、非球面レンズは、ガラス材料と樹脂材料との複合からなる複合型非球面レンズであることが好ましい。この構成により、球面収差及びコマ収差を良好に補正することができる。
また、本実施形態のレンズ系において、複合型非球面レンズを構成する樹脂材料のd線における屈折率をnaとしたとき、以下の条件式(4)を満足することが好ましい。
1.450 < na < 1.800 …(4)
上記条件式(4)は、高い光学性能を得るため、複合型非球面レンズの樹脂材料の屈折率の適切な範囲を規定する条件式である。この条件式(4)の上限値を上回ると、複合型非球面レンズの樹脂材料の屈折率が過度に高くなり、温度変化や吸湿変化をしやすい樹脂材料において、温度や湿度などの影響を過剰に受けやすくなり、これら変化に伴い収差が大きく変動し、球面収差及びコマ収差の補正が困難となり、高い光学性能を実現できなくなる。逆に、条件式(4)の下限値を下回ると、複合型非球面レンズの樹脂材料の屈折率が過度に小さくなり、非球面による効果を十分に得るために母球面からの非球面乖離量を大きくする必要がある。すると、温度変化や吸湿変化をしやすい樹脂材料において、非球面乖離量に比例して複合型非球面レンズの樹脂材料の厚さが光軸付近とレンズ周辺部で大きく異なることになり、温度変化や湿度変化に伴い収差が大きく変動し、球面収差及びコマ収差の補正が困難となり、高い光学性能を実現できなくなる。
なお、本実施形態の効果をより確実にするためには、条件式(4)の上限値を1.650とすることが望ましい。また、本実施形態の効果をより確実にするためには、条件式(4)の下限値を1.500とすることが望ましい。
図17に、上記構成のレンズ系を撮影レンズ1として備えたデジタル一眼レフカメラCAM(光学機器)の略断面図を示す。図17に示すデジタル一眼レフカメラCAMにおいて、不図示の物体(被写体)からの光は、撮影レンズ1で集光されて、クイックリターンミラー3を介して焦点板4に結像される。そして、焦点板4に結像された光は、ペンタプリズム5中で複数回反射されて接眼レンズ6へと導かれる。これにより、撮影者は、物体(被写体)像を接眼レンズ6を介して正立像として観察することができる。
また、撮影者によって不図示のレリーズボタンが押されると、クイックリターンミラー3が光路外へ退避し、撮影レンズ1で集光された不図示の物体(被写体)の光は撮像素子7上に被写体像を形成する。これにより、物体(被写体)からの光は、当該撮像素子7により撮像され、物体(被写体)画像として不図示のメモリに記録される。このようにして、撮影者は本カメラCAMによる物体(被写体)の撮影を行うことができる。なお、図17に記載のカメラCAMは、撮影レンズ1を着脱可能に保持するものでもよく、撮影レンズ1と一体に成形されるものでもよい。また、カメラCAMは、いわゆる一眼レフカメラでもよく、クイックリターンミラー等を有さないコンパクトカメラでもよい。
続いて、図18を参照しながら、上記構成のレンズ系の製造方法について説明する。まず、円筒状の鏡筒内に各レンズ(例えば、図1ではレンズL11〜L23)を組み込む(ステップS1)。レンズを鏡筒内に組み込む際、光軸に沿った順にレンズを1つずつ鏡筒内に組み込んでもよく、一部または全てのレンズを保持部材で一体保持してから鏡筒部材と組み立ててもよい。次に、鏡筒内に各レンズが組み込まれた後、鏡筒内に各レンズが組み込まれた状態で物体の像が形成されるか、すなわち各レンズの中心が揃っているかを確認する(ステップS2)。続いて、レンズ系の各種動作を確認する(ステップS3)。各種動作の一例としては、無限遠物体から近距離物体への合焦を行うレンズ(例えば、図1ではレンズ全系)が光軸方向に沿って移動する合焦動作、少なくとも一部のレンズ(例えば、図1では第2レンズ群G2の少なくとも一部)を光軸と垂直方向の成分を持つように移動させる手ぶれ補正動作などが挙げられる。なお、各種動作の確認順番は任意である。
以下、本実施形態に係る各実施例について、図面を参照しつつ説明する。以下に、表1〜表8を示すが、これらは第1〜第8実施例における各諸元の表である。[全体諸元]において、fはレンズ系全体の焦点距離を、FNOはFナンバーを、ωは半画角(単位:度)を、TLは最も物体側に配置されたレンズの物体側の面から像面Iまでのレンズ全長を示す。[レンズデータ]においては、面番号は光線の進行する方向に沿った物体側からのレンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは各光学面から次の光学面(又は像面)までの光軸上の距離である面間隔を、ndはd線(波長587.6nm)に対する屈折率を、νdはd線を基準とするアッベ数を示す。なお、表中において、空気の屈折率「1.00000」の記載は省略している。[可変間隔データ]において、Rは撮影距離すなわち物体から像面Iまでの距離(単位:m)を、βは撮影倍率を、Bfはバックフォーカスを示す。[各群焦点距離データ]において、各群の初面及び焦点距離を示す。[条件式]において、上記の条件式(1)〜(4)に対応する値を示す。
[非球面データ]には、[レンズデータ]に示した非球面について、その形状を次式(a)で示す。すなわち、光軸に垂直な方向の高さをyとし、非球面の頂点における接平面から高さyにおける非球面上の位置までの光軸に沿った距離(サグ量)をS(y)とし、基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)をrとし、円錐係数をκとし、n次の非球面係数をAnとしたとき、以下の式(a)で示している。また、E-nは、×10-nを表す。例えば、1.234E-05=1.234×10-5である。
S(y)=(y2/r)/{1+(1−κ・y2/r21/2
+A4×y4+A6×y6 …(a)
なお、表中において、焦点距離f、曲率半径r、面間隔d、その他の長さの単位は、一般に「mm」が使われている。但し、光学系は、比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、単位は「mm」に限定されることなく、他の適当な単位を用いることが可能である。
以上の表の説明は、他の実施例においても同様とし、その説明を省略する。
(第1実施例)
第1実施例について、図1、図2及び表1を用いて説明する。図1に示すように、第1実施例に係るレンズ系は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、開口絞りSと、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2とを有して構成される。
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL13とを有して構成される。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹レンズL21aと両凸レンズL21bとからなる接合レンズL21(請求項1における第1のレンズ成分)と、像側に凸面を向けた正メニスカス形状のガラスレンズと、このガラスレンズの物体側レンズ面に設けられ、該レンズとは反対側の面に非球面が形成された樹脂層とからなる複合型非球面レンズL22(請求項1における第2のレンズ成分)と、両凸レンズL23とを有して構成される。
像面Iは、不図示の撮像素子上に形成され、該撮像素子はCCDやCMOS等から構成されている。(像面Iの説明については、以降の実施例についても同様である。)
以下の表1に、第1実施例に係るレンズ系の諸元値を掲げる。なお、表1における面番号1〜15は、図1に示す面1〜15に対応している。
(表1)
[全体諸元]
f=51.60
FNo=1.85
ω=23.07
TL=76.16397(無限時)〜77.90701(投影時)

[レンズデータ]
面番号 r d nd νd
1 40.0000 4.7000 1.83481 42.73
2 381.8864 0.3000
3 24.1500 2.9000 1.80400 46.60
4 33.0000 1.5000
5 79.4297 1.4000 1.67270 32.19
6 18.6247 5.9000
7 0.0000 5.3000 (開口絞り)
8 -21.0783 1.1000 1.69895 30.13
9 48.0712 3.2000 1.80400 46.60
10 -160.0000 1.9000
*11 -115.0000 0.1000 1.55389 38.09 (非球面、樹脂層)
12 -115.0000 3.6000 1.77250 49.62
13 -34.3596 0.1000
14 435.5383 4.0000 1.80400 46.60
15 -40.1003 (Bf)

[非球面データ]
第11面
κ=0.0000 , A4=-4.1755E-06 , A6=-2.0235E-09

[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
R ∞ 1.72
β 0.0 1/30
Bf 40.16397 41.90701

[各群焦点距離データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 130.24595
G2 8 49.74685

[条件式]
条件式(1) (r21R+r22F)/(r21R−r22F) = 6.111
条件式(2) f22/f = 1.205
条件式(3) f2L/f = 0.888
条件式(4) na = 1.55389
表1に示す諸元の表から、第1実施例に係るレンズ系では、上記条件式(1)〜(4)を満たすことが分かる。
図2は、第1実施例の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態(撮影倍率β=0.0)での諸収差図を、(b)は近距離合焦状態(撮影倍率β=-1/30)での諸収差図をそれぞれ示す。
なお、各収差図において、FNOはFナンバーを、Aは光線入射角(単位:度)を、NAは開口数を、HOは物体高(単位:mm)をそれぞれ示す。また、dはd線(波長587.6nm)、gはg線(波長435.8nm)に対する諸収差を、記載のないものはd線に対する諸収差をそれぞれ示す。また、非点収差図において、実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示す。コマ収差図は、各入射角又は物体高において実線はd線及びg線に対するメリディオナルコマ収差、原点より右側の破線はd線に対してメリディオナル方向に発生するサジタルコマ収差、原点より左側の破線はd線に対してサジタル方向に発生するサジタルコマ収差を表す。以上の収差図の説明は、他の実施例においても同様とし、その説明を省略する。
各収差図から明らかなように、第1実施例に係るレンズ系は、諸収差が良好に補正され、高い光学性能を有していることが分かる。
(第2実施例)
第2実施例について、図3、図4及び表2を用いて説明する。図3に示すように、第2実施例に係るレンズ系は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、開口絞りSと、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2とを有して構成される。
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL13とを有して構成される。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹レンズL21aと両凸レンズL21bとからなる接合レンズL21(請求項1における第1のレンズ成分)と、像側に凸面を向けた正メニスカス形状のガラスレンズと、このガラスレンズの物体側レンズ面に設けられ、該レンズとは反対側の面に非球面が形成された樹脂層とからなる複合型非球面レンズL22(請求項1における第2のレンズ成分)と、両凸レンズL23とを有して構成される。
以下の表2に、第2実施例に係るレンズ系の諸元値を掲げる。なお、表2における面番号1〜15は、図3に示す面1〜15に対応している。
(表2)
[全体諸元]
f=51.60
FNo=1.85
ω=23.06
TL=75.46398(無限時)〜77.18384(投影時)

[レンズデータ]
面番号 r d nd νd
1 41.4455 4.4000 1.83481 42.72
2 436.2147 0.1000
3 23.5000 3.0000 1.80400 46.58
4 31.9799 1.6000
5 72.5066 1.3000 1.67270 32.11
6 18.6402 5.9000
7 0.0000 5.3000 (開口絞り)
8 -21.3881 1.1000 1.69895 30.13
9 41.4568 3.2000 1.80400 46.58
10 -352.2422 1.8000
*11 -113.8699 0.1000 1.55389 38.09 (非球面、樹脂層)
12 -113.8699 3.5000 1.80400 46.58
13 -35.9305 0.1000
14 312.3862 3.9000 1.80400 46.58
15 -38.2693 (Bf)

[非球面データ]
第11面
κ=0.0000 , A4=-4.4243E-06 , A6=-3.2750E-09

[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
R ∞ 1.72
β 0.0 1/30
Bf 40.16398 41.88384

[各群焦点距離データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 122.89764
G2 8 50.91118

[条件式]
条件式(1) (r21R+r22F)/(r21R−r22F) = 1.955
条件式(2) f22/f = 1.240
条件式(3) f2L/f = 0.826
条件式(4) na = 1.55389
表2に示す諸元の表から、第2実施例に係るレンズ系では、上記条件式(1)〜(4)を満たすことが分かる。
図4は、第2実施例の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態(撮影倍率β=0.0)での諸収差図を、(b)は近距離合焦状態(撮影倍率β=-1/30)での諸収差図をそれぞれ示す。
各収差図から明らかなように、第2実施例に係るレンズ系は、諸収差が良好に補正され、高い光学性能を有していることが分かる。
(第3実施例)
第3実施例について、図5、図6及び表3を用いて説明する。図5に示すように、第3実施例に係るレンズ系は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、開口絞りSと、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2とを有して構成される。
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL13とを有して構成される。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹レンズL21aと両凸レンズL21bとからなる接合レンズL21(請求項1における第1のレンズ成分)と、像側に凸面を向けた正メニスカス形状のガラスレンズと、このガラスレンズの物体側レンズ面に設けられ、該レンズとは反対側の面に非球面が形成された樹脂層とからなる複合型非球面レンズL22(請求項1における第2のレンズ成分)と、像側のレンズ面に非球面が形成された両凸レンズL23とを有して構成される。
以下の表3に、第3実施例に係るレンズ系の諸元値を掲げる。なお、表3における面番号1〜15は、図5に示す面1〜15に対応している。
(表3)
[全体諸元]
f=51.60
FNo=1.85
ω=22.99
TL=75.26421(無限時)〜76.98419(投影時)

[レンズデータ]
面番号 r d nd νd
1 42.0000 4.5000 1.83481 42.72
2 447.9130 0.1000
3 23.5000 3.0000 1.80400 46.58
4 32.5000 1.2500
5 65.7613 1.3000 1.67270 32.11
6 18.7699 5.9000
7 0.0000 5.3000 (開口絞り)
8 -21.1460 1.1000 1.69895 30.13
9 48.5018 2.7500 1.80400 46.58
10 -1539.0914 1.8000
*11 -120.0000 0.1000 1.55389 38.09 (非球面、樹脂層)
12 -120.0000 3.8000 1.77250 49.61
13 -33.0270 0.1000
*14 303.4237 4.1000 1.80400 46.58 (非球面)
15 -39.3434 (Bf)

[非球面データ]
第11面
κ=0.0000 , A4=-3.4030E-06 , A6=-1.2487E-09

第14面
κ=0.0000 , A6=-1.1491E-11

[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
R ∞ 1.72
β 0.0 1/30
Bf 40.16421 41.88419

[各群焦点距離データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 111.08380
G2 8 53.13000

[条件式]
条件式(1) (r21R+r22F)/(r21R−r22F) = 1.169
条件式(2) f22/f = 1.121
条件式(3) f2L/f = 0.844
条件式(4) na = 1.55389
表3に示す諸元の表から、第3実施例に係るレンズ系では、上記条件式(1)〜(4)を満たすことが分かる。
図6は、第3実施例の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態(撮影倍率β=0.0)での諸収差図を、(b)は近距離合焦状態(撮影倍率β=-1/30)での諸収差図をそれぞれ示す。
各収差図から明らかなように、第3実施例に係るレンズ系は、諸収差が良好に補正され、高い光学性能を有していることが分かる。
(第4実施例)
第4実施例について、図7、図8及び表4を用いて説明する。図7に示すように、第4実施例に係るレンズ系は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、開口絞りSと、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2とを有して構成される。
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL13とを有して構成される。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹レンズL21aと両凸レンズL21bとからなる接合レンズL21(請求項1における第1のレンズ成分)と、像側に凸面を向けた正メニスカス形状のガラスレンズと、このガラスレンズの物体側レンズ面に設けられ、該レンズとは反対側の面に非球面が形成された樹脂層とからなる複合型非球面レンズL22(請求項1における第2のレンズ成分)と、両凸レンズL23とを有して構成される。
以下の表4に、第4実施例に係るレンズ系の諸元値を掲げる。なお、表4における面番号1〜15は、図7に示す面1〜15に対応している。
(表4)
[全体諸元]
f=51.60
FNo=1.79
ω=23.04
TL=74.26413(無限時)〜75.98397(投影時)

[レンズデータ]
面番号 r d nd νd
1 35.3612 4.4000 1.88300 40.77
2 180.3711 0.1000
3 25.7131 3.0000 1.83481 42.72
4 35.7739 1.3000
5 66.7298 1.2000 1.71736 29.52
6 18.3543 6.0000
7 0.0000 5.3000 (開口絞り)
8 -20.0000 1.1000 1.75520 27.51
9 99.6345 2.5000 1.80400 46.58
10 -138.9486 2.0000
*11 -76.7808 0.1000 1.55389 38.09 (非球面、樹脂層)
12 -76.7808 3.0000 1.78800 47.38
13 -30.4743 0.1000
14 274.8017 4.0000 1.83481 42.72
15 -38.0635 (Bf)

[非球面データ]
第11面
κ=0.0000 , A4=-3.8621E-06 , A6=1.2233E-10

[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
R ∞ 1.72
β 0.0 1/30
Bf 40.16413 41.88397

[各群焦点距離データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 113.18227
G2 8 51.94840

[条件式]
条件式(1) (r21R+r22F)/(r21R−r22F) = 3.470
条件式(2) f22/f = 1.207
条件式(3) f2L/f = 0.781
条件式(4) na = 1.55389
表4に示す諸元の表から、第4実施例に係るレンズ系では、上記条件式(1)〜(4)を満たすことが分かる。
図8は、第4実施例の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態(撮影倍率β=0.0)での諸収差図を、(b)は近距離合焦状態(撮影倍率β=-1/30)での諸収差図をそれぞれ示す。
各収差図から明らかなように、第4実施例に係るレンズ系は、諸収差が良好に補正され、高い光学性能を有していることが分かる。
(第5実施例)
第5実施例について、図9、図10及び表5を用いて説明する。図9に示すように、第5実施例に係るレンズ系は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、開口絞りSと、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2とを有して構成される。
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL13とを有して構成される。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹レンズL21aと両凸レンズL21bとからなる接合レンズL21(請求項1における第1のレンズ成分)と、物体側レンズ面が非球面である、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22(請求項1における第2のレンズ成分)と、両凸レンズL23と、両凸レンズL24とを有して構成される。
以下の表5に、第5実施例に係るレンズ系の諸元値を掲げる。なお、表5における面番号1〜16は、図9に示す面1〜16に対応している。
(表5)
[全体諸元]
f=51.60
FNo=1.85
ω=23.05
TL=77.06402(無限時)〜78.80311(投影時)

[レンズデータ]
面番号 r d nd νd
1 37.3000 4.4000 1.83481 42.72
2 300.5542 0.1000
3 24.5000 2.9000 1.83481 42.72
4 30.9227 1.3000
5 64.2355 1.3000 1.68893 31.06
6 18.9457 5.9000
7 0.0000 5.3000 (開口絞り)
8 -20.6094 1.1000 1.69895 30.13
9 38.5017 2.9000 1.77250 49.61
10 -269.9764 1.9000
*11 -97.2397 3.6000 1.85135 40.04 (非球面)
12 -33.8205 0.1000
13 407.6013 2.6000 1.80400 46.58
14 -5362.1017 0.5000
15 1158.2078 3.0000 1.77250 49.61
16
-38.4663 (Bf)

[非球面データ]
第11面
κ=0.0000 , A4=-2.7883E-06 , A6=-3.8369E-09

[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
R ∞ 1.74
β 0.0 1/30
Bf 40.16402 41.90311

[各群焦点距離データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 116.97308
G2 8 51.19371

[条件式]
条件式(1) (r21R+r22F)/(r21R−r22F) = 2.126
条件式(2) f22/f = 1.150
条件式(3) f2L/f = 0.935
表5に示す諸元の表から、第5実施例に係るレンズ系では、上記条件式(1)〜(3)を満たすことが分かる。
図10は、第5実施例の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態(撮影倍率β=0.0)での諸収差図を、(b)は近距離合焦状態(撮影倍率β=-1/30)での諸収差図をそれぞれ示す。
各収差図から明らかなように、第5実施例に係るレンズ系は、諸収差が良好に補正され、高い光学性能を有していることが分かる。
(第6実施例)
第6実施例について、図11、図12及び表6を用いて説明する。図11に示すように、第6実施例に係るレンズ系は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、開口絞りSと、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2とを有して構成される。
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凸レンズL11と、像側に凸面を向けた負メニスカスレンズL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL14とを有して構成される。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹レンズL21aと両凸レンズL21bとからなる接合レンズL21(請求項1における第1のレンズ成分)と、物体側レンズ面が非球面である、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22(請求項1における第2のレンズ成分)と、両凸レンズL23とを有して構成される。
以下の表6に、第6実施例に係るレンズ系の諸元値を掲げる。なお、表6における面番号1〜16は、図11に示す面1〜16に対応している。
(表6)
[全体諸元]
f=51.60
FNo=1.80
ω=23.02
TL=77.06418(無限時)〜78.77765(投影時)

[レンズデータ]
面番号 r d nd νd
1 43.6955 4.4000 1.88300 40.77
2 -880.0755 0.7000
3 -147.9752 2.0000 1.88300 40.77
4 -235.4993 0.1000
5 25.0406 3.0000 1.83481 42.72
6 31.4071 1.5000
7 77.3387 1.2000 1.71736 29.52
8 20.4873 6.0000
9 0.0000 5.3000 (開口絞り)
10 -20.0000 1.1000 1.75520 27.51
11 58.2122 2.5000 1.80400 46.58
12 -146.5114 2.0000
*13 -89.1564 3.0000 1.85135 40.04 (非球面)
14 -32.6904 0.1000
15 299.5251 4.0000 1.83481 42.72
16 -36.9303 (Bf)

[非球面データ]
第13面
κ=0.0000 , A4=-3.2500E-06 , A6=-6.2453E-10

[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
R ∞ 1.71
β 0.0 1/30
Bf 40.16418 41.87765

[各群焦点距離データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 129.42495
G2 10 48.82961

[条件式]
条件式(1) (r21R+r22F)/(r21R−r22F) = 4.109
条件式(2) f22/f = 1.147
条件式(3) f2L/f = 0.767
表6に示す諸元の表から、第6実施例に係るレンズ系では、上記条件式(1)〜(3)を満たすことが分かる。
図12は、第6実施例の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態(撮影倍率β=0.0)での諸収差図を、(b)は近距離合焦状態(撮影倍率β=-1/30)での諸収差図をそれぞれ示す。
各収差図から明らかなように、第6実施例に係るレンズ系は、諸収差が良好に補正され、高い光学性能を有していることが分かる。
(第7実施例)
第7実施例について、図13、図14及び表7を用いて説明する。図13に示すように、第7実施例に係るレンズ系は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、開口絞りSと、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2とを有して構成される。
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL13とを有して構成される。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹レンズL21aと両凸レンズL21bとからなる接合レンズL21(請求項1における第1のレンズ成分)と、物体側レンズ面が非球面である、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズL22(請求項1における第2のレンズ成分)と、両凸レンズL23とを有して構成される。
以下の表7に、第7実施例に係るレンズ系の諸元値を掲げる。なお、表7における面番号1〜14は、図13に示す面1〜14に対応している。
(表7)
[全体諸元]
f=51.60
FNo=1.86
ω=23.06
TL=70.86471(無限時)〜72.56010(投影時)

[レンズデータ]
面番号 r d nd νd
1 40.0000 4.7000 1.83481 42.73
2 320.2167 0.3000
3 24.1500 2.9000 1.80400 46.60
4 33.0000 1.5000
5 75.2087 1.4000 1.67270 32.19
6 18.4804 5.9000
7 0.0000 d7(可変) (開口絞り)
8 -21.4080 1.1000 1.69895 30.13
9 32.9830 3.2000 1.80400 46.60
10 -154.0000 2.0000
*11 -125.0000 3.6000 1.85135 40.04 (非球面)
12 -37.8007 0.1000
13 1843.2441 4.0000 1.80400 46.60
14 -39.1647 (Bf)

[非球面データ]
第11面
κ=0.0000 , A4=-3.6998E-06 , A6=-1.7387E-09

[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
d7 5.30 5.70
R ∞ 1.70
β 0.0 1/30
Bf 40.16471 41.86010

[各群焦点距離データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 135.26038
G2 8 49.55684

[条件式]
条件式(1) (r21R+r22F)/(r21R−r22F) = 9.621
条件式(2) f22/f = 1.211
条件式(3) f2L/f = 0.925
表7に示す諸元の表から、第7実施例に係るレンズ系では、上記条件式(1)〜(3)を満たすことが分かる。
図14は、第7実施例の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態(撮影倍率β=0.0)での諸収差図を、(b)は近距離合焦状態(撮影倍率β=-1/30)での諸収差図をそれぞれ示す。
各収差図から明らかなように、第7実施例に係るレンズ系は、諸収差が良好に補正され、高い光学性能を有していることが分かる。
(第8実施例)
第8実施例について、図15、図16及び表8を用いて説明する。図15に示すように、第8実施例に係るレンズ系は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、開口絞りSと、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2とを有して構成される。
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL11と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13と、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズL14とを有して構成される。
第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹レンズL21aと両凸レンズL21bとかる接合レンズL21(請求項1における第1のレンズ成分)と、像側に凸面を向けた正メニスカス形状のガラスレンズと、このガラスレンズの物体側レンズ面に設けられ、該レンズとは反対側の面に非球面が形成された樹脂層とからなる複合型非球面レンズL22(請求項1における第2のレンズ成分)と、両凸レンズL23とを有して構成される。
以下の表8に、第8実施例に係るレンズ系の諸元値を掲げる。なお、表8における面番号1〜17は、図15に示す面1〜17に対応している。
(表8)
[全体諸元]
f=51.60
FNo=1.86
ω=22.97
TL=75.36324(無限時)〜77.10462(投影時)

[レンズデータ]
面番号 r d nd νd
1 351.5819 1.0000 1.83481 42.72
2 417.5699 0.1000
3 37.8725 4.0000 1.83481 42.72
4 275.0973 0.1000
5 23.9000 2.8000 1.83481 42.72
6 31.2851 1.4000
7 65.8376 1.3000 1.68893 31.06
8 18.6190 5.9000
9 0.0000 5.3000 (開口絞り)
10 -20.7925 1.1000 1.69895 30.13
11 44.6623 2.8000 1.80400 46.58
12 -191.3408 1.8000
*13 -97.7291 0.1000 1.55389 38.09 (非球面、樹脂層)
14 -97.7291 3.8000 1.80400 46.58
15 -34.3000 0.1000
16 733.5980 3.6000 1.80400 46.58
17 -37.9712 (Bf)

[非球面データ]
第13面
κ=0.0000 , A4=-5.0532E-06 , A6=-1.3389E-09

[可変間隔データ]
無限遠合焦状態 近距離合焦状態
R ∞ 1.74
β 0.0 1/30
Bf 40.16324 41.90462

[各群焦点距離データ]
群 始面 焦点距離
G1 1 115.96322
G2 10 52.49924

[条件式]
条件式(1) (r21R+r22F)/(r21R−r22F) = 3.088
条件式(2) f22/f = 1.240
条件式(3) f2L/f = 0.872
条件式(4) na = 1.55389
表8に示す諸元の表から、第8実施例に係るレンズ系では、上記条件式(1)〜(4)を満たすことが分かる。
図16は、第8実施例の諸収差図であり、(a)は無限遠合焦状態(撮影倍率β=0.0)での諸収差図を、(b)は近距離合焦状態(撮影倍率β=-1/30)での諸収差図をそれぞれ示す。
各収差図から明らかなように、第8実施例に係るレンズ系は、諸収差が良好に補正され、高い光学性能を有していることが分かる。
なお、上述の実施形態において、以下に記載の内容は、光学性能を損なわない範囲で適宜採用可能である。
上記実施例では2群構成を示したが、3群等の他の群構成にも適用可能である。また、最も物体側にレンズまたはレンズ群を追加した構成や、最も像側にレンズまたはレンズ群を追加した構成でも構わない。また、レンズ群とは、変倍時に変化する空気間隔で分離された、少なくとも1枚のレンズを有する部分を示す。
また、単独または複数のレンズ群、または部分レンズ群を光軸方向に移動させて、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う合焦レンズ群としてもよい。前記合焦レンズ群は、オートフォーカスにも適用でき、オートフォーカス用の(超音波モーター等の)モーター駆動にも適している。特に、全系を合焦レンズ群とするのが好ましい。
また、レンズ群または部分レンズ群を光軸に垂直の成分を持つように移動させ、または、光軸を含む面内方向に回転移動(揺動)させて、手ブレによって生じる像ブレを補正する防振レンズ群としてもよい。特に、第2レンズ群G2の少なくとも一部を防振レンズ群とするのが好ましい。
また、各レンズ面は、球面または平面で形成されても、非球面で形成されても構わない。なお、レンズ面が球面または平面の場合、レンズ加工及び組立調整が容易になり、加工及び組立調整誤差による光学性能の劣化を防げるので好ましい。また、像面がずれた場合でも描写性能の劣化が少ないので好ましい。一方、レンズ面が非球面の場合、この非球面は、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に形成したガラスモールド非球面、ガラスの表面に樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれの非球面でも構わない。また、各レンズ面は、回折面としてもよく、レンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)あるいはプラスチックレンズとしてもよい。
開口絞りSは、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に配置されるのが好ましいが、開口絞りとしての部材を設けずに、レンズ枠でその役割を代用してもよい。
また、各レンズ面には、フレアやゴーストを軽減し、高コントラストの高い光学性能を達成するために、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施してもよい。
また、本実施形態においては、第1レンズ群G1が、正レンズ成分を2つと、負レンズ成分を1つ有するのが好ましい。また、物体側から順に、正正負の順番にレンズ成分を、空気間隔を介在させて配置するのが好ましい。
また、本実施形態においては、第2レンズ群G2が、正レンズ成分を2つと、負レンズ成分を1つ有するのが好ましい。また、物体側から順に、負正正の順番にレンズ成分を、空気間隔を介在させて配置するのが好ましい。
なお、本発明を分かりやすくするために、実施形態の構成要件を付して説明したが、本発明がこれに限定されるものではないことは言うまでもない。
以上のように、本発明によれば、コマ収差を含む諸収差が良好に補正された、高い光学性能を持つレンズ系、これを備えた光学機器及び製造方法を提供することができる。
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
S 開口絞り
I 像面
CAM デジタル一眼レフカメラ(光学機器)

Claims (6)

  1. 光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を持つ第1レンズ群と、正の屈折力を持つ第2レンズ群とを有するレンズ系において、
    前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に絞りを配置し、
    非球面レンズを少なくとも1枚有し、
    前記第2レンズ群は、この第2レンズ群中で最も物体側に形成された空気間隔を挟んで、物体側に位置する負の屈折力を有する第1のレンズ成分と、像側に位置する正の屈折力を有する第2のレンズ成分とを有し、
    前記第1のレンズ成分は、負レンズと正レンズとからなる接合レンズであり、
    前記第1のレンズ成分の像側レンズ面の曲率半径をr21Rとし、前記第2のレンズ成分の物体側レンズ面の曲率半径をr22Fとし、前記第2のレンズ成分の焦点距離をf22とし、前記レンズ系全体の焦点距離をfとしたとき(但し、該当する面が非球面を成す場合は、近軸曲率半径で計算する)、次式
    1.169 ≦ (r21R+r22F)/(r21R−r22F) < 12.0
    1.121 ≦ f22/f < 2.0
    の条件を満足することを特徴とするレンズ系。
  2. 前記第2レンズ群の最も像側に配置されたレンズの焦点距離をf2Lとし、前記レンズ系全体の焦点距離をfとしたとき、次式
    0.5 < f2L/f < 1.5
    の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載のレンズ系。
  3. 前記非球面レンズは、前記第2レンズ群に少なくとも1枚設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ系。
  4. 前記非球面レンズは、ガラス材料と樹脂材料との複合からなる複合型非球面レンズであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のレンズ系。
  5. 前記複合型非球面レンズを構成する樹脂材料のd線における屈折率をnaとしたとき、次式
    1.450 < na < 1.800
    の条件を満足することを特徴とする請求項4に記載のレンズ系。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のレンズ系を有する光学機器。
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