JP2013207634A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の画像から1枚の最適な画像を選択している間でも、次の撮像を行うことができる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】 少なくとも1つの表示部と、ユーザからの指示を受け付ける操作部材と、時系列に連続して被写体を撮像し構図確認用のスルー画像を生成するとともに、ユーザによる撮像開始の指示を受けてから撮像終了の指示を受けるまでの間、被写体を連写して記録用の本画像を複数生成する撮像部と、スルー画像とともに複数の本画像を表示部に再生表示して、ユーザに最適な本画像を1枚選択させる制御部と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 少なくとも1つの表示部と、ユーザからの指示を受け付ける操作部材と、時系列に連続して被写体を撮像し構図確認用のスルー画像を生成するとともに、ユーザによる撮像開始の指示を受けてから撮像終了の指示を受けるまでの間、被写体を連写して記録用の本画像を複数生成する撮像部と、スルー画像とともに複数の本画像を表示部に再生表示して、ユーザに最適な本画像を1枚選択させる制御部と、を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、撮像装置に関する。
CCD(Charge Coupled Device Image Sensor)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子における画像信号の読み出し速度の高速化やメモリの大容量化により、これまでには無かった新しい撮像技術が開発されている。
例えば、ユーザによるレリーズ釦の半押し操作を受けてから、次に全押し操作を受け付けるまでの間、被写体を連写して複数の画像を生成した後、複数の画像の中からユーザに1枚の最適な画像を選択させて記録するという技術が開発されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、従来技術では、被写体を連写してユーザに1枚の画像を最適な画像を選択させて記録するまでの間、次の撮像操作を行うことができず、シャッターチャンスを逃す場合がある。
上記従来技術が有する問題に鑑み、本発明の目的は、複数の画像から1枚の最適な画像を選択している間でも、次の撮像を行うことができる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明を例示する撮像装置の一の態様は、少なくとも1つの表示部と、ユーザからの指示を受け付ける操作部材と、時系列に連続して被写体を撮像し構図確認用のスルー画像を生成するとともに、ユーザによる撮像開始の指示を受けてから撮像終了の指示を受けるまでの間、被写体を連写して記録用の本画像を複数生成する撮像部と、スルー画像とともに複数の本画像を表示部に再生表示して、ユーザに最適な本画像を1枚選択させる制御部と、を備える。
また、複数の表示部を備え、制御部は、一の表示部にスルー画像を表示し、他の表示部に複数の本画像を再生表示してもよい。
また、一の表示部または他の表示部のいずれか一方は、電子ビューファインダであってもよい。
また、制御部は、表示部の表示領域のうち、一の表示領域にスルー画像を表示し、他の表示領域に複数の本画像を再生表示してもよい。
また、制御部は、スルー画像を用いて被写体を検出する被写体検出部をさらに備え、制御部は、ユーザに最適な本画像を選択させている時に、被写体検出部が新たな被写体を検出した場合、スルー画像を表示してもよい。
本発明によれば、複数の画像から1枚の最適な画像を選択している間でも、次の撮像を行うことができる。
図1は、本発明の一の実施形態に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態のデジタルカメラを(a)正面から見た場合、(b)真上から見た場合、(c)背面から見た場合の外観をそれぞれ示す。
本実施形態のデジタルカメラは、撮像光学系11、撮像素子12、AFE13、バッファメモリ14、画像処理部15、第1モニタ16a、第2モニタ16b、記憶部17、CPU18、操作部材20、レリーズ釦21、タッチパネル22、記録I/F23、バスから構成される。バッファメモリ14、画像処理部15、モニタ16、記憶部17、CPU18、記録I/F23は、バスを介して情報伝達可能にそれぞれ接続される。また、操作部材20、レリーズ釦21、タッチパネル22は、CPU18に接続される。
撮像光学系11は、ズームレンズやフォーカシングレンズを含む複数のレンズ群で構成されている。撮像光学系11のレンズ位置は、レンズ駆動部(不図示)によって光軸方向に調整される。なお、簡単のため、図1では撮像光学系11を1枚のレンズとして図示する。
撮像素子12は、撮像光学系11を通過した光束によって結像される被写体を撮像するデバイスである。この撮像素子12の出力はAFE13に入力される。なお、本実施形態の撮像素子12は、順次走査方式の固体撮像素子(CCD等)であっても、XYアドレス方式の固体撮像素子(CMOS等)であってもよい。
また、撮像素子12の受光面には、複数の受光素子がマトリックス状に配列されている。撮像素子12の各受光素子には、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のカラーフィルタが公知のベイヤ配列にしたがって配置されている。そのため、撮像素子12の各受光素子は、カラーフィルタでの色分解によってそれぞれの色に対応する画像信号を出力する。これにより、撮像素子12は、カラーの画像を取得できる。
なお、デジタルカメラの撮影モードにおいて、撮像素子12はレリーズ釦21の全押し操作に応答して記録画像(本画像)を撮像する。また、撮影モードでの撮像素子12は、撮影待機時にも所定の時間間隔で構図確認用画像(スルー画像)を撮像する。このスルー画像のデータは、撮像素子12から間引き読み出しで出力される。なお、スルー画像のデータは、第1モニタ16aや第2モニタ16bでの画像表示や、CPU18による各種演算処理などに使用される。また、本実施形態のデジタルカメラは、撮像モードして、レリーズ釦21の半押し操作により本画像の連写を開始してレリーズ釦21の全押し操作により終了し、連写で取得した複数の本画像から1枚の最適な画像を選択するモード(以下、連写選択モードと称す)を有するものとする。
AFE13は、撮像素子12の出力に対してアナログ信号処理を施すアナログフロントエンド回路である。このAFE13は、相関二重サンプリング、画像信号のゲインの調整、画像信号のA/D変換を行う。AFE13の出力は、バッファメモリ14に一時的に記録される。なお、本実施形態では、撮像素子12とAFE13とで撮像部を構成する。また、バッファメモリ14は、一般的な揮発性の半導体メモリ等を適宜選択して用いることができる。
画像処理部15は、バッファメモリ14に記憶された1フレーム分のデジタル画像信号に対して、各種画像処理(例えば、色補間処理、階調変換処理、ホワイトバランス処理、輪郭強調処理など)を施す。
第1モニタ16aおよび第2モニタ16bは、液晶モニタなどの表示部であり、CPU18の指示に応じて各種画像を表示する。なお、本実施形態では、図2および図3に示すように、第1モニタ16aは、デジタルカメラの筐体背面に設置され、第2モニタ16bは、筐体側面に設置されたX軸およびY軸方向の2軸について回転可能なヒンジ部25に設置される。これにより、図2に示すように、第2モニタ16bがデジタルカメラ本体に格納される場合(以下、シングル表示モードという)、第1モニタ16aは、第2モニタ16bの背後に配置されるために、第2モニタ16bがメインモニタとして動作する。一方、図3に示すように、第2モニタ16bが広げられた場合(以下、デュアル表示モードという)、第1モニタ16aおよび第2モニタ16bの2つのモニタで表示動作する。デュアル表示モードでは、第1モニタ16aがメインモニタとして動作する。
なお、本実施形態において、シングル表示モードとデュアル表示モードとの切り替えは、CPU18が、第2モニタ16bの開閉状態を検出することにより切り替えられるものとする。つまり、撮影モードでの撮像待機時において、CPU18は、シングル表示モードの場合には第2モニタ16bに、デュアル表示モードの場合には第1モニタ16aにスルー画像を動画表示する。また、本実施形態では、同様に、撮像モードとして連写選択モードが設定され、取得した複数の本画像から1枚の最適な画像を選択する場合、シングル表示モードの初期状態では第2モニタ16bに、デュアル表示モードの初期状態では第1モニタ16aに、それぞれ所定のコマ送りの速度で複数の本画像を再生表示する。ただし、複数の本画像の再生表示のコマ送りは、ユーザによる操作部材20やタッチパネル22の操作に応じてコマ送りしてもよい。
また、CPU18は、第2モニタ16b(シングル表示モード)や第1モニタ16a(デュアル表示モード)上のスルー画像に、撮影に必要となる各種情報を重畳表示するものとする。さらに、CPU18は、各種設定項目の入力を可能とするGUI(Graphical User Interface)形式の釦を第2モニタ16b(シングル表示モード)や第1モニタ16a(デュアル表示モード)上に表示させてもよい。ただし、CPU18は、デュアル表示モード時、第1モニタ16aにスルー画像を動画表示させ、第2モニタ17bに上記各種情報やGUI形式の釦を表示させてもよい。
記憶部17は、CPU18によって実行される制御プログラムなどとともに、デジタルカメラによって撮像された本画像、特に、連写選択モードの場合には最終的に選択された1枚の最適な本画像を記憶する。記憶部17には、不揮発性の半導体メモリなどを用いることができる。
CPU18は、デジタルカメラの各部を統括的に制御するプロセッサである。CPU18は、制御プログラムを実行することにより、スルー画像のデータに基づいて、位相差検出方式やコントラスト検出方式による公知の自動焦点(AF)制御や、自動露出(AE)演算などを行う。また、CPU18は、撮像した本画像のファイルの生成処理や第1モニタ16a、第2モニタ16bに対する表示制御などを行う。さらに、本実施形態のCPU18は、制御プログラムの実行により、顔検出部19として動作する。
顔検出部19は、被写体検出部として、スルー画像のデータに顔検出処理を施して、画像から被写体である人物の顔領域を検出する。この顔検出処理は公知のアルゴリズムによって行われる。一例として、顔検出部19は、公知の特徴点抽出処理によって、眉,目,鼻,唇の各端点などの特徴点を画像から抽出し、これらの特徴点に基づいて顔領域か否かを判定する。あるいは、顔検出部19は、予め記憶部17に記憶された顔画像などとスルー画像との相関係数を求め、この相関係数が一定の閾値を超えるときに顔領域と判定してもよい。
操作部材20は、例えば、電源釦、コマンドダイヤル、十字状のカーソルキー、決定釦などで構成される(図2)。そして、操作部材20はデジタルカメラの各種入力をユーザから受け付ける。例えば、操作部材20は、デジタルカメラの動作モードの切替操作や、設定画面での入力操作などに用いられる。
レリーズ釦21は、半押し操作による撮像前のAE動作開始や連写選択モードにおける撮像開始の指示入力、および全押し操作による連写選択モード以外の撮像モードにおける撮像開始や連写選択モードにおける撮像終了の指示入力をユーザから受け付ける。
タッチパネル22は、パネル表面に接触したスタイラス(または指先など)の位置を検出し、検出した位置情報をCPU18に出力することでユーザからの指示入力を受け付ける。タッチパネル22には、静電容量式または感圧式のいずれでもよい。本実施形態のタッチパネル22は、第1モニタ16aおよび第2モニタ16bと同形状の透明のパネルで構成され、モニタの表面全体に積層配置される。ユーザは、第1モニタ16aまたは第2モニタ16bに表示されたGUI形式の釦を視認しつつ、タッチパネル22を介してCPU18に指示入力する。
記録I/F23には、記憶媒体24を接続するためのコネクタが形成されている。そして、記録I/F23は、コネクタに接続された記憶媒体24に対してデータの書き込み/読み込みを実行する。上記記憶媒体24は、ハードディスクや、半導体メモリを内蔵したメモリカードなどで構成される。なお、図1では記憶媒体24の一例としてメモリカードを示す。
次に、本実施形態のデジタルカメラによる処理動作について、(A)シングル表示モードの場合と、(B)デュアル表示モードの場合とに分けて説明する。なお、本実施形態のデジタルカメラは、いずれの場合においても撮像モードとして連写選択モードに予め設定されているものとする。
(A)シングル表示モードの場合
図4のフローチャートを参照しつつ、シングル表示モードの場合における、本実施形態のデジタルカメラによる処理動作について説明する。
(A)シングル表示モードの場合
図4のフローチャートを参照しつつ、シングル表示モードの場合における、本実施形態のデジタルカメラによる処理動作について説明する。
CPU18は、ユーザによる操作部材20の電源釦操作により、電源投入指示を受け付け、デジタルカメラの電源を投入する。CPU18は、記憶部17より制御プログラムを読み込んで実行し、デジタルカメラを初期化する。CPU18は、デジタルカメラが撮像モードに設定されている場合、撮像素子12に被写体のスルー画像を所定のフレームレートで撮像させ、第2モニタ16bの表示領域全体で動画表示する。CPU18は、ステップS101からの処理を開始する。
ステップS101:CPU18は、撮像モードが連写選択モードに設定されているか否かを判定する。CPU18は、連写選択モードに設定されている場合、ステップS102(YES側)へ移行する。一方、CPU18は、他の撮像モードに設定されている場合、ステップS112(NO側)へ移行し、ステップS112において、設定されている静止画像の単写や動画などの他の撮像モードに応じて本画像を撮像し、ステップS111へ移行する。
ステップS102:CPU18の顔検出部19は、取得したスルー画像のデータに顔検出処理を施して、画像から被写体である人物の顔領域を検出する。そして、顔検出部19は、検出した人物の顔画像のデータをバッファメモリ14やCPU18の不図示の内部メモリに一時的に記憶する。CPU18は、スルー画像のうち顔検出された人物の顔画像領域を合焦領域として、レンズ駆動部(不図示)に撮像光学系11を駆動させて被写体である人物に合焦させる。
ステップS103:CPU18は、ユーザによるレリーズ釦21の半押し操作を受け付けたか否かを判定する。CPU18は、レリーズ釦21が半押し操作された場合、ステップS104(YES側)へ移行する。一方、CPU18は、レリーズ釦21が半押し操作されていない場合、ステップS102(NO側)へ移行して、次に取得されたスルー画像に対して、ステップS102における処理を施す。
ステップS104:CPU18は、スルー画像のデータから被写体の輝度を算出し、AE演算により露出条件を取得するとともに、撮像光学系11のレンズ位置をロックする。
ステップS105:CPU18は、撮像素子12に対して、ステップS104において算出された露出条件などで被写体の静止画像である本画像を、例えば、30fpsや60fpsなどのフレームレートでの連写を開始させる。CPU18は、連写された本画像のデータそれぞれをバッファメモリ14の異なる記憶領域に順次記録する。
ステップS106:CPU18は、ユーザによるレリーズ釦21の全押し操作を受け付けたか否かを判定する。CPU18は、レリーズ釦21が全押し操作されていない場合、ステップS105(NO側)へ移行して、連写選択モードによる本画像の撮像を続行する。一方、CPU18は、レリーズ釦21が全押し操作された場合、その全押し操作に応じて最後の本画像を撮像素子12に撮像させ、連写選択モードによる被写体の撮像を終了する。CPU18は、ステップS107およびステップS108(YES側)へ移行する。
CPU18は、(1)ステップS107で行われる連写選択モードの撮像後の新たな被写体の検出処理と、(2)ステップS108からステップS110で行われるステップS103〜ステップS105で取得された複数の本画像から1枚の最適な本画像を選択する選択処理とを並列に行う。そこで、上記2つの並列処理についてそれぞれ説明する。
(1)新たな被写体の検出処理
ステップS107:CPU18は、連写選択モードの撮像終了後、撮像素子12に対してスルー画像の撮像を再開させる。顔検出19は、取得したスルー画像のデータに顔検出処理を施して、新たな被写体である人物の顔検出を行う。つまり、顔検出部19は、スルー画像から人物の顔を検出した場合、検出した顔画像のデータとステップS102において検出した顔画像のデータとの比較を行い、一致するか否かを判定する。例えば、顔検出部19は、公知の特徴点抽出処理を上記2つの顔画像それぞれに適用して、眉,目,鼻,唇の各端点などの特徴点を抽出し比較して判定する。顔検出部19は、2つの顔画像が同一の人物である場合(NO側)、次のスルー画像を取得し新たな被写体の人物が検出されるまで待機する。
(1)新たな被写体の検出処理
ステップS107:CPU18は、連写選択モードの撮像終了後、撮像素子12に対してスルー画像の撮像を再開させる。顔検出19は、取得したスルー画像のデータに顔検出処理を施して、新たな被写体である人物の顔検出を行う。つまり、顔検出部19は、スルー画像から人物の顔を検出した場合、検出した顔画像のデータとステップS102において検出した顔画像のデータとの比較を行い、一致するか否かを判定する。例えば、顔検出部19は、公知の特徴点抽出処理を上記2つの顔画像それぞれに適用して、眉,目,鼻,唇の各端点などの特徴点を抽出し比較して判定する。顔検出部19は、2つの顔画像が同一の人物である場合(NO側)、次のスルー画像を取得し新たな被写体の人物が検出されるまで待機する。
一方、顔検出部19は、2つの顔画像が互いに異なる人物のものである場合、後述するステップS108からステップS110の処理に対し割り込み信号を生成出力する。CPU18は、ステップS102(YES側)へ移行し、新たな被写体の人物を撮像するために、ステップS102〜ステップS106の処理を行う。なお、後述するステップS108〜ステップS110において、連写選択モードで先に取得された複数の本画像に対する選択処理が行われている場合、CPU18は、連写選択モードによって撮像される新たな被写体の複数の本画像のデータを、先の複数の画像とは異なるバッファメモリ14の記憶領域に記憶するものとする。
(2)最適な画像の選択処理
ステップS108:CPU18は、ステップS106の連写選択モードで取得された複数の本画像のデータをバッファメモリ14から読み込む。CPU18は、所定のコマ送りの速度やユーザによるタッチパネル22などの操作に応じて、図5(a)に示すように、複数の本画像を第2モニタ16bの表示領域全面で再生表示する。ただし、ステップS107において顔検出部19が新たな被写体を検出し割り込み信号を生成出力し受信した場合、CPU18は、第2モニタ16bに「新たな被写体を検出しました」などとダイアログ表示して、選択処理と新たな被写体の撮像における構図確認とを同時に行うために、図5(b)に示すように、第2モニタ16bのうち、表示領域30に複数の本画像を再生表示し、表示領域40にスルー画像を表示する分割表示に切り替える。
(2)最適な画像の選択処理
ステップS108:CPU18は、ステップS106の連写選択モードで取得された複数の本画像のデータをバッファメモリ14から読み込む。CPU18は、所定のコマ送りの速度やユーザによるタッチパネル22などの操作に応じて、図5(a)に示すように、複数の本画像を第2モニタ16bの表示領域全面で再生表示する。ただし、ステップS107において顔検出部19が新たな被写体を検出し割り込み信号を生成出力し受信した場合、CPU18は、第2モニタ16bに「新たな被写体を検出しました」などとダイアログ表示して、選択処理と新たな被写体の撮像における構図確認とを同時に行うために、図5(b)に示すように、第2モニタ16bのうち、表示領域30に複数の本画像を再生表示し、表示領域40にスルー画像を表示する分割表示に切り替える。
なお、CPU18は、再生表示を行うにあたり、例えば、第2モニタ16bに「最適な画像の選択を行いますか?」などのダイアログを表示してユーザに問い合わせてもよい。
ステップS109:CPU18は、ユーザによる操作部材20やタッチパネル22の操作により、1枚の最適な画像の選択指示を受け付けたか否かを判定する。CPU18は、選択指示を受け付けた場合、ステップS110(YES側)へ移行し、選択指示を受け付けていない場合、ステップS108(NO側)へ移行する。
ステップS110:CPU18は、選択された本画像を第2モニタ16bに表示し、例えば、「この画像でよろしいですか?」などのダイアログ表示を行う。CPU18は、ユーザによる操作部材20やタッチパネル22の操作により同意の指示を受け付けた場合、第2モニタ16bに表示された画像を最適な本画像とし、ステップS111(YES側)へ移行する。一方、CPU18は、同意の指示を受け付けなかった場合、ステップS108(NO側)へ移行して、再度複数の本画像の再生表示を、最初または続きから再開し最適な本画像を1枚選択する。
ステップS111:CPU18は、ステップS109で選択された本画像またはステップS112で撮像された本画像を画像処理部15に出力する。画像処理部15は、その本画像に対して、例えば、色補間処理、階調変換処理、ホワイトバランス処理、輪郭強調処理などの各種画像処理を施す。CPU18は、処理された本画像の画像ファイルを生成して記憶部17や記憶媒体24に記録する。そして、CPU18は、処理した画像がステップS109で選択された本画像の場合、選択されなかった他の本画像のデータをバッファメモリ14から消去し、一連の動作を終了する。
(B)デュアル表示モードの場合
図6のフローチャートを参照しつつ、デュアル表示モード、すなわち第2モニタ16bが図3に示すように広げた状態における、本実施形態のデジタルカメラによる処理動作について説明する。なお、デュアル表示モードの場合、第1モニタ16aがメインモニタ、第2モニタ16bがサブモニタとして動作し、電源投入直後の各種設定画面や被写体のスルー画像は第1モニタ16aに表示され、第2モニタ16bのバックライトは消灯されているものとする(図7(a))。
(B)デュアル表示モードの場合
図6のフローチャートを参照しつつ、デュアル表示モード、すなわち第2モニタ16bが図3に示すように広げた状態における、本実施形態のデジタルカメラによる処理動作について説明する。なお、デュアル表示モードの場合、第1モニタ16aがメインモニタ、第2モニタ16bがサブモニタとして動作し、電源投入直後の各種設定画面や被写体のスルー画像は第1モニタ16aに表示され、第2モニタ16bのバックライトは消灯されているものとする(図7(a))。
また、図6に示すデュアル表示モードにおける処理動作において、メインモニタが第1モニタ16aになる点を除き、図3に示すシングル表示モードにおける処理動作と同じのものについては、同じステップ番号を付し詳細な説明は省略する。ただし、図6に示すデュアル表示モードにおける処理動作において、図3に示すシングル表示モードにおける処理と異なるもの、および新たに追加されたものについては新たなステップ番号を付す。
すなわち、ステップS201では、CPU18が、ステップS107において顔検出部19が新たな被写体を検出して割り込み信号を生成出力し受信した場合、第2モニタ16bのバックライトの電源を投入する。
また、ステップS202では、CPU18が、初期状態では連写選択モードで取得された複数の本画像を第1モニタ16aの表示領域全面で再生表示する(図7(a))。しかしながら、ステップS107における上記割り込み信号を受信した場合、CPU18は、シングル表示モードの分割表示ではなく、複数の本画像の再生表示を第1モニタ16aから第2モニタ16bの表示領域を表示領域30として切り替え、第1モニタ16aの表示領域を表示領域40としてスルー画像を動画表示する(図7(b))。これにより、図3および図7(b)に示すように、撮像光学系11の筐体背面に位置する第1モニタ16aにスルー画像を表示することから、新たな被写体の構図の確認を容易に行うことができる。
このように、本実施形態では、たとえ連写選択モードで取得した複数の本画像から1枚の最適な本画像を選択する場合でも、顔検出部19が新たな被写体を検出した場合、CPU18が、複数の本画像とともに、スルー画像を第2モニタ16bに分割表示したり、第1モニタ16aと第2モニタ16bとに表示したりすることで、新たな被写体に対するシャッターチャンスを逃すことなく撮像を行うことができる。
《実施形態の補足事項》
(1)上記実施形態では、顔検出部19の処理を、CPU18がソフトウエア的に実現する例を説明したが、ASICを用いてハードウエア的に実現してもよい。
《実施形態の補足事項》
(1)上記実施形態では、顔検出部19の処理を、CPU18がソフトウエア的に実現する例を説明したが、ASICを用いてハードウエア的に実現してもよい。
(2)上記実施形態では、図3に示すシングル表示モードと図6に示すデュアル表示モードとの処理が別々に行われるとしたが、本発明はこれに限定されず、例えば、上記処理のいずれかが行われている際に第2モニタ16bが開閉された場合、それに応じてCPU18は他方の処理に切り替えることが好ましい。
(3)上記実施形態では、1つのCPU18が新たな被写体の検出処理と最適な画像の選択処理とを並列に行うとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、複数のCPUで2つの処理を並列に行ってもよい。あるいは、CPU18が、割り込み信号を受信した場合、ステップS108〜ステップS110またはステップS201〜ステップS110の選択処理を中断し、新たな被写体の撮像を優先させてもよい。
(4)上記実施形態では、デジタルカメラが第1モニタ16aおよび第2モニタ16bを有したが、本発明はこれに限定されない。例えば、1つのモニタだけを有するデジタルカメラに対しても適用でき、図3に示すシングル表示モードと同じ処理動作を行わせることが好ましい。
また、1つのモニタと電子ビューファインダ(EVF)とを有するデジタルカメラにも本発明は適用可能である。この場合、モニタおよびEVFそれぞれを第1モニタ16aまたは第2モニタ16bとして動作させ、デジタルカメラは、図6に示すデュアル表示モードと同じ処理動作を行わせることが好ましい。なお、割り込み信号を受信した場合、CPU18は、ステップS202において、モニタに複数の本画像を再生表示させ、EVFにスルー画像を動画表示させることが好ましい。
(5)上記実施形態では、顔検出部19が新たな被写体を検出した場合、ステップS102へ移行するとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、CPU18は、ステップS107またはステップS201において、新たな被写体に対する撮像モードを単写による静止画像の撮像モードなどに変更し、新たな被写体を撮像してもよい。
(6)上記実施形態では、シングル表示モード時、CPU18が、ステップS108において、顔検出部19から割り込み信号を受信した場合、第2モニタ16bの表示領域30に複数の本画像を再生表示し、表示領域40にスルー画像を動画表示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、CPU18は、第2モニタ16bの表示領域30にスルー画像を動画表示し、表示領域40に複数の本画像を再生表示してもよいし、第2モニタ16bの左または右半分の表示領域にスルー画像を動画表示し、右または左半分の表示領域に複数の本画像を再生表示してもよい。
(7)上記実施形態では、デュアル表示モード時、CPU18が、ステップS202において、割り込み信号を受信した場合、図7(b)に示すように、第1モニタ16aにスルー画像を動画表示し、第2モニタ16bに複数の本画像を再生表示したが、本発明はこれに限定されない。CPU18は、第1モニタ16aに複数の本画像を再生表示し、第2モニタ16bにスルー画像を動画表示してもよい。あるいは、例えば、CPU18は、新たな被写体の動きの方向が検出できる場合、その動きの方向に応じて、スルー画像の動画表示および複数の本画像の再生表示を、第1モニタ16aまたは第2モニタ16bのいずれにするかを決定してもよい。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲が、その精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図する。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずであり、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物によることも可能である。
11…撮像光学系、12…撮像素子、13…AFE、14…バッファメモリ、15…画像処理部、16a…第1モニタ、16b…第2モニタ、17…記憶部、18…CPU、19…顔検出部、20…操作部材、21…レリーズ釦、22…タッチパネル、23…記録I/F、24…記憶媒体、25…ヒンジ部
Claims (5)
- 少なくとも1つの表示部と、
ユーザからの指示を受け付ける操作部材と、
時系列に連続して被写体を撮像し構図確認用のスルー画像を生成するとともに、前記ユーザによる撮像開始の指示を受けてから撮像終了の指示を受けるまでの間、前記被写体を連写して記録用の本画像を複数生成する撮像部と、
前記スルー画像とともに複数の前記本画像を前記表示部に再生表示して、前記ユーザに最適な本画像を1枚選択させる制御部と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
複数の前記表示部を備え、
前記制御部は、一の表示部に前記スルー画像を表示し、他の表示部に前記複数の本画像を再生表示する
ことを特徴とする撮像装置。 - 請求項2に記載の撮像装置において、
前記一の表示部または前記他の表示部のいずれか一方は、電子ビューファインダであることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置において、
前記制御部は、前記表示部の表示領域のうち、一の表示領域に前記スルー画像を表示し、他の表示領域に前記複数の本画像を再生表示することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置において、
前記制御部は、
前記スルー画像を用いて前記被写体を検出する被写体検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記ユーザに前記最適な本画像を選択させている時に、前記被写体検出部が新たな被写体を検出した場合、前記スルー画像を表示する
ことを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012075796A JP2013207634A (ja) | 2012-03-29 | 2012-03-29 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012075796A JP2013207634A (ja) | 2012-03-29 | 2012-03-29 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013207634A true JP2013207634A (ja) | 2013-10-07 |
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ID=49526300
Family Applications (1)
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JP2012075796A Pending JP2013207634A (ja) | 2012-03-29 | 2012-03-29 | 撮像装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2013207634A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2012
- 2012-03-29 JP JP2012075796A patent/JP2013207634A/ja active Pending
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