JP2013198859A - 保護膜塗布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体内から保護膜を構成する水溶性樹脂を容易に除去できることを可能とする保護膜塗布装置を提供すること。
【解決手段】保護膜塗布装置としての保護膜形成兼洗浄手段70はウエーハの上面に保護膜を被覆する。保護膜形成兼洗浄手段70はウエーハを吸引保持し回転可能なスピンナーテーブル71とウエーハの上面に保護膜となる液状樹脂を塗布する塗布ノズル73とスピンナーテーブル71と塗布ノズル73を収容する筐体72とを含んで構成されている。筐体72の筒部76aの内面と底部76bの上面と蓋77の下面には積層シートが敷設されている。筐体72の筒部76aの内面と底部76bの上面と蓋77の下面において積層シートは一面が粘着面で構成された粘着シートを複数枚互いに剥離可能に積層している。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体ウエーハ等のウエーハの上面に水溶性樹脂の保護膜を塗布する保護膜塗布装置に関する。
IC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)等のデバイスが形成された半導体ウエーハや、LED(Light Emitting Diode)素子等のデバイスが形成されたサファイヤウエーハの分割予定ラインをレーザー加工装置によってレーザー光線を照射し、上面に溝を形成することで個々のデバイスに分割し、携帯電話、PC(Personal Computer)、LEDライト等の電子機器が製造されている。
半導体ウエーハにレーザー加工を施すためには、ダイシングテープに貼着した半導体ウエーハをチャックテーブル上に保持した状態でウエーハに対して吸収性を有する波長のレーザー光線を照射する(例えば、特許文献1参照)。
また、レーザー光線をウエーハに照射することでレーザー加工溝を形成する技術は、従来用いられてきたダイシング装置によるブレード切削が難しい脆弱なLow−k膜の除去や、非常に硬質な材料(サファイヤ等)の加工等に用いられるようになってきた。しかし、レーザー光線が照射された領域に熱エネルギが集中してデブリが発生し、このデブリがデバイス表面に付着すると、デバイスの品質を低下させるという問題が生じる。そこで近年では、予め、ウエーハの上面にPVA(ポリ・ビニール・アルコール)、PEG(ポリ・エチレン・グリコール)等の水溶性樹脂を塗布して保護膜を被覆し、この保護膜を通してウエーハにレーザー光線を照射するという加工方法も用いられてきている(例えば、特許文献2及び特許文献3参照)。
特開2006−032419号公報 特開2006−196641号公報 特開2004−322168号公報
しかしながら、特許文献3などに記載された保護膜を実際のウエーハに塗布する塗布装置は、装置の筐体の内部にすぐに保護膜を構成する水溶性樹脂の液体の飛散によって、液体が多く付着する。付着した液体が円滑に流れて流出し排出口から排出されればよいが、比較的速乾性がある場合は特に、付着後に固化し、清掃が容易ではない。例えば、実際に金属製のヘラでこそげ落とすように除去作業を実施する場合もあり、その場合は工数及び労力が多く掛かり、発生する粉塵が加工再開時の装置内に残留し、加工中のウエーハに付着するとデバイスに弊害を発生させる材料にもなってしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、筐体内から保護膜を構成する水溶性樹脂を容易に除去できることを可能とする保護膜塗布装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の保護膜塗布装置は、環状フレームの開口に粘着テープを介して貼着されたウエーハの上面に保護膜を被覆する保護膜塗布装置であって、該粘着テープを介して該ウエーハを吸引保持する回転可能なスピンナーテーブルと、該スピンナーテーブルで吸引保持された該ウエーハの上面に該保護膜となる液体を塗布する保護膜塗布手段と、該スピンナーテーブルと該保護膜塗布手段とを収容する筐体とを含んで構成され、該筐体の内側の少なくとも一部には、一面が粘着面で構成された粘着シートを複数枚互いに剥離可能に積層した積層シートが敷設され、該スピンナーテーブルに吸引保持されて回転する該ウエーハに該保護膜塗布手段で該保護膜となる液体を塗布する際に、該筐体の内側に飛散して該積層シートに付着した該液体が、該筐体の内側に露出した最上層の積層シートが剥離されることで該筐体から除去可能であることを特徴とする。
前記積層シートは、前記粘着シートの前記粘着面の反対側の面が吸水性又は親水性を有する材料で構成され、飛散によって付着した前記液体が前記筐体の内側に露出した該反対側の面により該積層シートから剥離又は流れ落ちることを予防することが望ましい。
本発明の保護膜塗布装置は、筐体の内側の少なくとも一部の表面に粘着シートを積層して形成された積層シートを敷設しているので、最上層の粘着シートに、筐体内に飛散した保護膜を構成する水溶性樹脂の液体などが付着する。このために、最上層の粘着シートを剥離することにより、筐体内で飛散した保護膜を構成する水溶性樹脂の液体等を容易に除去することができる。
また、本発明の保護膜塗布装置は、敷設され筐体の内側に露出した積層シートの粘着シートの粘着面の反対側の面が吸水性又は親水性を有する材料で構成されているので、粘着シートに付着した液体が剥離することを抑制できる。したがって、粘着シートに一度付着した液体が剥離して、液体の塗布中にウエーハに再付着するといった問題が発生しないという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る保護膜塗布装置としての保護膜形成兼洗浄手段を備えたレーザー加工装置の構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係る保護膜形成兼洗浄手段により保護膜が被覆されるウエーハの斜視図である。 図3は、実施形態に係る保護膜形成兼洗浄手段の積層シートを構成する粘着シートの断面図である。 図4は、実施形態に係る保護膜形成兼洗浄手段の構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係る保護膜形成兼洗浄手段がウエーハの上面に液状樹脂を滴下した状態を示す図である。 図6は、実施形態に係る保護膜形成兼洗浄手段が上面に液状樹脂が滴下されたウエーハを回転している状態を示す図である。 図7は、実施形態に係る保護膜形成兼洗浄手段から保護膜により上面が被覆されたウエーハが取り外される状態を示す図である。 図8は、実施形態に係る保護膜形成兼洗浄手段の筐体の内面から積層シートの最上層の粘着シートなどが剥離される状態を示す図である。 図9は、実施形態に係る保護膜形成兼洗浄手段の筐体の内面から積層シートの最上層の粘着シートなどが剥離される状態を示す平面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態〕
図1は、実施形態に係る保護膜塗布装置としての保護膜形成兼洗浄手段を備えたレーザー加工装置の構成例を示す図である。図2は、実施形態に係る保護膜形成兼洗浄手段により保護膜が被覆されるウエーハの斜視図である。図3は、実施形態に係る保護膜形成兼洗浄手段の積層シートを構成する粘着シートの断面図である。図4は、実施形態に係る保護膜形成兼洗浄手段の構成例を示す図である。図5は、実施形態に係る保護膜形成兼洗浄手段がウエーハの上面に液状樹脂を滴下した状態を示す図である。図6は、実施形態に係る保護膜形成兼洗浄手段が上面に液状樹脂が滴下されたウエーハを回転している状態を示す図である。図7は、実施形態に係る保護膜形成兼洗浄手段から保護膜により上面が被覆されたウエーハが取り外される状態を示す図である。図8は、実施形態に係る保護膜形成兼洗浄手段の筐体の内面から積層シートの最上層の粘着シートなどが剥離される状態を示す図である。図9は、実施形態に係る保護膜形成兼洗浄手段の筐体の内面から積層シートの最上層の粘着シートなどが剥離される状態を示す平面図である。
本実施形態に係る保護膜塗布装置としての保護膜形成兼洗浄手段70は、環状フレームFの開口に粘着テープTを介して貼着されたウエーハWの上面WSに保護膜P(図7に示す)を被覆するものである。保護膜形成兼洗浄手段70は、例えば、レーザー加工装置1を構成する。
レーザー加工装置1は、ウエーハWに一旦保護膜Pを被覆した後、この保護膜Pが被覆されたウエーハWを保持したチャックテーブル10と、レーザー光線照射手段20とを相対移動させることで、ウエーハWにアブレーション加工を施して、ウエーハWにレーザー加工溝を形成するものである。
レーザー加工装置1は、図1に示すように、チャックテーブル10と、レーザー光線照射手段20と、撮像手段40と、レーザー加工前のウエーハWに保護膜Pを被覆しかつレーザー加工後のウエーハWから保護膜Pを除去する保護膜形成兼洗浄手段70と、図示しない制御手段と、を含んで構成されている。なお、レーザー加工装置1は、更に、レーザー加工前後のウエーハWを収容するカセットエレベータ50と、レーザー加工前後のウエーハWを一時的に載置する仮置き手段60と、を含んで構成されている。さらに、レーザー加工装置1は、チャックテーブル10とレーザー光線照射手段20とをX軸方向に相対移動させる図示しないX軸移動手段と、チャックテーブル10とレーザー光線照射手段20とをY軸方向に相対移動させる図示しないY軸移動手段と、チャックテーブル10とレーザー光線照射手段20とをZ軸方向に相対移動させる図示しないZ軸移動手段とを含んで構成されている。
カセットエレベータ50は、粘着テープTを介して環状フレームFに貼着されたウエーハWを複数枚収容するものである。カセットエレベータ50は、レーザー加工装置1の装置本体2にZ軸方向に昇降自在に設けられている。
仮置き手段60は、カセットエレベータ50からレーザー加工前のウエーハWを一枚取り出すとともに、レーザー加工後のウエーハWをカセットエレベータ50内に収容するものである。仮置き手段60は、レーザー加工前のウエーハWをカセットエレベータ50から取り出すとともにレーザー加工後のウエーハWをカセットエレベータ50内に挿入する搬出入手段61と、レーザー加工前後のウエーハWを一時的に載置する一対のレール62とを含んで構成されている。
なお、レーザー加工前のウエーハWは、保護膜形成兼洗浄手段70により保護膜Pが被覆されて、第2の搬送手段82によりチャックテーブル10上に載置される。また、レーザー加工後のウエーハWは、保護膜形成兼洗浄手段70により保護膜Pが除去されて、第1の搬送手段81により仮置き手段60の一対のレール62上に載置される。
チャックテーブル10は、保護膜形成兼洗浄手段70からレーザー加工前の保護膜Pが形成されたウエーハWが第2の搬送手段82により載置されて、当該ウエーハWを保持するものである。チャックテーブル10は、表面を構成する部分がポーラスセラミック等から形成された円盤形状であり、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続され、表面に載置されたウエーハWを吸引することで保持する。なお、チャックテーブル10は、レーザー加工装置1の装置本体2に設けられた図示しないテーブル移動基台に着脱可能である。なお、テーブル移動基台は、X軸移動手段によりX軸方向に移動自在に設けられかつY軸移動手段によりY軸方向に移動自在に設けられているとともに図示しない基台駆動源により中心軸線(Z軸と平行である)回りに回転自在に設けられている。また、チャックテーブル10の周囲には、クランプ部11が設けられており、クランプ部11が図示しないエアーアクチュエータにより駆動することで、ウエーハWの周囲の環状フレームFが挟時される。
レーザー光線照射手段20は、チャックテーブル10に保持されたウエーハWの上面WSにレーザー光線を照射して、アブレーション加工によりレーザー加工溝を形成するものである。レーザー光線照射手段20は、チャックテーブル10に保持されたウエーハWに対して、Z軸移動手段によりZ軸方向に移動自在に設けられている。レーザー光線照射手段20は、図示しないレーザー光線発振手段と、レーザー光線発振手段により発振されたレーザー光線をウエーハWの上面WSに照射する図示しない集光器とを含んで構成されている。レーザー光線発振手段は、ウエーハWの種類、加工形態などに応じて適宜選択することができ、例えば、YAGレーザー発振器やYVOレーザー発振器などを用いることができる。集光器は、レーザー光線発振手段により発振されたレーザー光線の進行方向を変更する全反射ミラーやレーザー光線を集光する集光レンズなどを含んで構成される。
撮像手段40は、チャックテーブル10に保持されたウエーハWの上面WSを撮像するものである。撮像手段40は、チャックテーブル10に保持されたウエーハWに対して、Z軸移動手段によりレーザー光線照射手段20と一体にZ軸方向に移動自在に設けられている。撮像手段40は、図示しないCCDカメラを備えている。CCDカメラは、チャックテーブル10に保持されたウエーハWを撮像して画像を得る装置である。撮像手段40は、CCDカメラが得た画像の情報を制御手段に出力する。
保護膜形成兼洗浄手段70は、一対のレール62上のレーザー加工前のウエーハWが第1の搬送手段81により搬送されてきて、このレーザー加工前のウエーハWに保護膜Pを被覆するものである。また、保護膜形成兼洗浄手段70は、レーザー加工後のウエーハWが第2の搬送手段82により搬送されてきて、このレーザー加工後のウエーハWの保護膜Pを除去するものである。保護膜形成兼洗浄手段70は、図4に示すように、装置本体2に設置される筐体72と、粘着テープTを介してウエーハWを吸引保持する回転可能なスピンナーテーブル71と、スピンナーテーブル71で吸引保持されたウエーハWの上面WSに保護膜Pとなる液状樹脂J(図5及び図6に示し、液体に相当する)を塗布して保護膜Pを形成する塗布ノズル73(保護膜塗布手段に相当する)と、洗浄ノズル74(図9に示す)と、積層シート75とを含んで構成されている。
筐体72は、スピンナーテーブル71と、塗布ノズル73と、洗浄ノズル74とを収容するものである。筐体72は、図4に示すように、本体部76と、蓋77とを含んで構成されている。本体部76は、装置本体2の上面に開口した円筒状の筒部76aと、この筒部76aの下端を塞いだ円環状の底部76bとを備えている。また、底部76bには、液状樹脂J及び洗浄液を回収する図示しない廃液回収手段に連結された排出口84が開口している。蓋77は、筒部76aの開口を塞ぐことが可能な円板状に形成され、蓋開閉手段85によりZ軸方向に昇降されることで、筒部76a内即ち筐体72内を開閉する。
スピンナーテーブル71には、第1の搬送手段81又は第2の搬送手段82により、粘着テープTを介してウエーハWが載置される。スピンナーテーブル71は、表面を構成する部分がポーラスセラミック等から形成された円盤形状であり、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続され、表面に載置されたウエーハWを吸引することで保持する。また、スピンナーテーブル71は、複数の昇降用シリンダ86によりZ軸方向に昇降自在に設けられ、かつ回転用モータ87により中心軸線(Z軸と平行である)回りに回転自在に設けられている。また、スピンナーテーブル71の周囲には、クランプ部88が設けられており、クランプ部88が図示しないエアーアクチュエータにより駆動することで、ウエーハWの周囲の環状フレームFが挟時される。
塗布ノズル73は、PVA、PEGやPEO(ポリ・エチレン・オキサイド)等の水溶性樹脂を含んだ液状樹脂Jをスピンナーテーブル71に保持されたレーザー加工前のウエーハWの上面WSに滴下するものである。塗布ノズル73は、図示しないモータにより揺動自在に設けられて、スピンナーテーブル71上に相対する位置とスピンナーテーブル71上から退避する位置とに亘って移動する。洗浄ノズル74は、スピンナーテーブル71に保持されたレーザー加工後のウエーハWの上面WSに向けて洗浄液を滴下して、保護膜Pを除去するものである。なお、保護膜P及び保護膜Pを構成する前述した液状樹脂Jは、透明又は半透明であり、光を透過する。
積層シート75は、筐体72の内側に飛散した液状樹脂Jが付着するとともに、飛散によって付着した液状樹脂Jが筐体72の内側に露出した後述する反対側の面78bにより剥離又は流れ落ちることを予防するものである。積層シート75は、図4に示すように、筐体72の内側の少なくとも一部に敷設されている。本実施形態では、積層シート75は、筐体72の本体部76の筒部76aの内面の全周と、底部76bの上面の排出口84を除く略全体と、蓋77の下面の略全体とに設けられている。積層シート75は、一面(図3に示す)が粘着面78aで構成された粘着シート78(図3に示す)を複数枚互いに剥離可能に積層している。粘着シート78の粘着面78aは、粘着性の樹脂などから構成されている。
また、本実施形態では、積層シート75は、図3に示すように、前記粘着シート78と、前記粘着シート78の粘着面78aの反対側の面78bが吸水性又は親水性を有する材料で構成されている。さらに、前記反対側の面78bは、粘着面78aが剥離可能な材料で構成されている。積層シート75は、前記反対側の面78bが粘着面78aよりも筐体72の内側に位置しかつ粘着面78aが更に外側の積層シート75の反対側の面78bに貼り付けられて、筐体72の内側に粘着シート78を複数枚互いに剥離可能に積層している。即ち、積層シート75の筐体72の最も内側(最上層)の粘着シート78では、前記反対側の面78bが筐体72の内側に露出している。
また、積層シート75には、破断可能な切れ目75aが適宜設けられている。切れ目75aは、積層シート75を貫通した貫通孔が、直線上に並べられて構成されている。なお、本実施形態では、底部76bの上面に設けられた積層シート75では、底部76bの中心を通るように直線状の切れ目75aが二つ設けられ、筒部76aの内面に設けられた積層シート75では、二つ設けられている。なお、底部76bの上面に設けられた積層シート75の切れ目75aと、筒部76aの内面に設けられた積層シート75の切れ目75aとは、同一直線上に設けられている。
本実施形態では、積層シート75は、図4中に点線で示す固定用クリップ89により筐体72にとともに挟持されることで、粘着面78aの粘着力を補強して筐体72に取り付けられている。また、積層シート75の切れ目75aによって形成された切れ端が剥離しないように固定されている。なお、図4では、筒部76aに積層シート75を取り付ける固定用クリップ89のみを示し、他を省略している。
ここで、ウエーハWは、レーザー加工装置1によりレーザー加工される加工対象であり、本実施形態ではシリコン、サファイア、ガリウムなどを母材とする円板状の半導体ウエーハや光デバイスウエーハである。ウエーハWは、図2に示すように、上面WSに形成された複数のデバイスDが複数のストリートW1,W2によって格子状に区画されている。ウエーハWは、図2に示すように、デバイスDが複数形成されている上面WSの反対側の裏面が粘着テープTに貼着され、ウエーハWに貼着された粘着テープTに環状フレームFが貼着されることで、環状フレームFに固定される。また、ウエーハWの上面WSには、層間絶縁膜材料としてLow−k材料(主に、ポーラス材料)で構成された図示しない所謂Low−k膜が形成されている。なお、粘着テープTは、透明又は半透明であり、光を透過する。
制御手段は、レーザー加工装置1及び保護膜形成兼洗浄手段70を構成する上述した構成要素をそれぞれ制御するものである。制御手段は、ウエーハWに対する加工動作をレーザー加工装置1に行わせるものである。また、制御手段は、ウエーハWに対する加工動作をレーザー加工装置1に行わせる際、保護膜形成兼洗浄手段70にレーザー加工前のウエーハWの上面WSに保護膜Pを被覆させるとともに、レーザー加工後のウエーハWの上面WSから保護膜Pを除去させるものである。なお、制御手段は、例えばCPU等で構成された演算処理装置やROM、RAM等を備える図示しないマイクロプロセッサを主体として構成されており、加工動作の状態を表示する表示手段83や、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる図示しない操作手段と接続されている。
次に、本実施形態に係るレーザー加工装置1を用いたウエーハWのレーザー加工方法、及び、保護膜形成兼洗浄手段70を用いたウエーハWの保護膜Pの形成方法について説明する。まず、上面WSに複数のデバイスDが形成されたウエーハWの裏面に粘着テープTを貼着し、さらに、粘着テープTに環状フレームFを貼着する。そして、環状フレームFに粘着テープTを介して貼着されたウエーハWをカセットエレベータ50内に収容する。
そして、オペレータが加工内容情報を制御手段に登録し、オペレータから加工動作の開始指示があった場合に、レーザー加工装置1が加工動作を開始する。加工動作において、制御手段が、レーザー加工前のウエーハWを搬出入手段61によりカセットエレベータ50から仮置き手段60まで搬出し、仮置き手段60の一対のレール62上に載置した後、第1の搬送手段81により保護膜形成兼洗浄手段70のスピンナーテーブル71まで搬送し、スピンナーテーブル71に保持させる。
そして、制御手段が、スピンナーテーブル71を降下させ、蓋77を降下させて筐体72内を塞ぎ、塗布ノズル73を揺動した後、図5に示すように、液状樹脂Jを塗布ノズル73からスピンナーテーブル71上に保持されたウエーハWの上面WSに滴下する。その後、制御手段が、図6に示すように、塗布ノズル73を揺動してスピンナーテーブル71上から退避させた後、スピンナーテーブル71を中心軸線回りに回転させる。すると、遠心力により液状樹脂JがウエーハWの上面WSの外周側に移動して、図6に示すように、ウエーハWの上面WS全体に液状樹脂Jが塗布される。
そして、ウエーハWの外縁から筐体72の内側に飛散した液状樹脂Jが、積層シート75に付着し、粘着シート78の反対側の面78bに染み込むとともに、排出口84を通して廃液回収手段に回収される。そして、前記反対側の面78bが吸水性又は親水性を有する材料で構成されているので、一旦、反対側の面78bに染み込んだ液状樹脂Jは、積層シート78から剥離又は流れ落ちることが予防される。そして、ウエーハWの上面WSに付着した液状樹脂Jが硬化することで、ウエーハWの上面WSに液状樹脂Jで構成された保護膜Pを被覆する。保護膜Pの被覆が終了すると、図7に示すように、制御手段が、蓋開閉手段85に蓋77を上昇させ、スピンナーテーブル71を上昇させる。そして、制御手段が、第2の搬送手段82にスピンナーテーブル71から保護膜Pが被覆されたウエーハWをチャックテーブル10まで搬送させ、チャックテーブル10に保持させる。
次に、制御手段は、撮像手段40にチャックテーブル10に保持されたウエーハWを撮像させて、ウエーハWの複数のストリートW1,W2とレーザー光線照射手段20の集光器との位置合わせを行なうためのパターンマッチング等の画像処理を実行し、レーザー光線照射手段20のアライメントを遂行する。
次に、制御手段は、アライメント情報などに基づいて、X軸移動手段及びY軸移動手段によりチャックテーブル10を移動させ、基台駆動源によりチャックテーブル10を中心軸線回りに回転させ、Z軸移動手段によりレーザー光線照射手段20を移動させて、所定のストリートW1,W2の一端を集光器の直下に位置付ける。そして、制御手段は、レーザー光線照射手段20の集光器からレーザー光線を照射しつつ、ウエーハWを保持したチャックテーブル10を、X軸移動手段によりレーザー光線照射手段20に対して所定のストリートW1,W2に沿って、所定の加工速度で移動させる。
すると、レーザー光線が照射された所定のストリートW1,W2には、ウエーハW及び保護膜Pの一部が昇華して、レーザー加工溝が形成される。所定のストリートW1,W2の他端が集光器の直下に達したら、レーザー光線照射手段20からのレーザー光線の照射を停止するとともに、X軸移動手段によるチャックテーブル10の移動を停止する。制御手段は、前述したように、ストリートW1,W2に順にレーザー光線を照射して、これらのストリートW1,W2にレーザー加工溝を形成して、ウエーハWの全てのストリートW1,W2にレーザー加工溝を形成する。
全てのストリートW1,W2にレーザー加工溝が形成されると、制御手段は、X軸移動手段によりチャックテーブル10を保護膜形成兼洗浄手段70の近傍まで移動させ、第2の搬送手段82にチャックテーブル10上のレーザー加工が施されたウエーハWを保護膜形成兼洗浄手段70のスピンナーテーブル71上に載置させ、スピンナーテーブル71に保持させる。そして、制御手段は、スピンナーテーブル71を降下させ、蓋77を降下させて筐体72内を塞ぎ、洗浄ノズル74を揺動した後、スピンナーテーブル71を中心軸線回りに回転させながら、洗浄ノズル74から洗浄液をスピンナーテーブル71上のウエーハWに滴下させる。すると、保護膜Pが水溶性樹脂で構成されているので、洗浄液及び遠心力により、保護膜Pがレーザー加工の際に付着したデブリとともにウエーハWの上面WSから除去される(洗い流される)。このとき、スピンナーテーブル71に吸引保持されたウエーハWの上面WSが塗布ノズル73から塗布される際に、筐体72の内側に飛散して積層シート75に付着した液状樹脂Jは、吸水性又は親水性を有する粘着シート78の反対側の面78bに付着されたままとなる。そして、飛散によって積層シート75に付着した液状樹脂Jが、反対側の面78bにより積層シート75から剥離又は流れ落ちることが予防される。
保護膜Pの除去が終了すると、制御手段は、スピンナーテーブル71の中心軸線回りの回転及び洗浄ノズル74からの洗浄液の滴下などを停止した後、スピンナーテーブル71を上昇させて、第1の搬送手段81により仮置き手段60まで搬送する。制御手段は、レーザー加工などが施されたウエーハWを搬出入手段61により仮置き手段60からカセットエレベータ50内に搬入する。
また、本実施形態のレーザー加工装置1の保護膜形成兼洗浄手段70では、スピンナーテーブル71に吸引保持されて回転するウエーハWに塗布ノズル73で保護膜Pとなる液状樹脂Jを塗布する際に、筐体72の内側に飛散して積層シート75に付着した液状樹脂Jが、図8及び図9に示すように、堆積する。このとき、図4中の実線及び図8に示すように、一旦、固定用クリップ89を取り外した後、図8及び図9に示すように、切れ目75aに沿って積層シート75を破断させて、積層シート75のうちの筐体72の内側に露出した最上層の積層シート75bを剥離する。最上層の積層シート75bを剥離することで、積層シート75に付着、堆積した液状樹脂Jを筐体72から除去する。こうして、保護膜形成兼洗浄手段70では、スピンナーテーブル71に吸引保持されて回転するウエーハWに塗布ノズル73で保護膜Pとなる液状樹脂Jを塗布する際に、筐体72の内側に飛散して積層シート75に付着した液状樹脂Jが、積層シート75のうちの筐体72の内側に露出した最上層の積層シート75bが剥離されることで筐体72から除去可能となっている。
以上のように、本実施形態に係る保護膜形成兼洗浄手段70によれば、筐体72の内側の少なくとも一部の表面に粘着シート78を積層して形成された積層シート75を敷設しているので、最上層の粘着シート78に、筐体72内に飛散した保護膜Pを構成する水溶性樹脂が付着する。このために、最上層の粘着シート78を剥離することにより、筐体72内で飛散した保護膜Pを構成する液状樹脂J等を容易に除去することができる。したがって、筐体72の内側にフッ素樹脂をコーティングすることなく、堆積した液状樹脂Jを容易に除去でき、コストの高騰を抑制することができる。
また、保護膜形成兼洗浄手段70は、敷設され筐体72の内側に露出した積層シート75の粘着シート78の粘着面78aの反対側の面78bが吸水性又は親水性を有する材料で構成されているので、反対側の面78bをラップフィルムなどの撥水性のある材料で構成した場合よりも、一度、粘着シート78に付着した液状樹脂Jが剥離することを遥かに抑制することができる。したがって、粘着シート78に一度付着した液状樹脂Jが剥離して、液状樹脂Jの塗布中にウエーハWに再付着するといった問題が発生しないという効果を奏する。
前述した実施形態では、レーザー加工装置1を構成する保護膜塗布装置としての保護膜形成兼洗浄手段70を説明しているが、これに限ることなく、本発明の保護膜塗布装置は、レーザー加工装置1以外のウエーハWに各種の加工を施す加工装置を構成しても良い。また、本発明の保護膜塗布装置は、レーザー加工装置1などの各種の加工装置を構成することなく、単独で用いられても良い。さらに、前述した実施形態では、保護膜塗布装置としての保護膜形成兼洗浄手段70は、洗浄液を滴下する洗浄ノズル74を備えて、ウエーハWの上面WSを洗浄する機能を有しているが、本発明の保護膜塗布装置は、塗布ノズル73などの保護膜塗布手段を備えていれば、洗浄ノズル74などの他の機能を実現する手段を備えていなくても良い。本発明の保護膜塗布装置は、塗布ノズル73に限定されることなく、種々の方式の保護膜塗布手段を備えても良い。
また、前述した実施形態では、積層シート75を筒部76aの内面と底部76bの上面と蓋77の下面に設けたが、本発明では、積層シート75を筐体72の内側の少なくとも一部に設ければ良い。
前述した実施形態では、固定用クリップ89により積層シート75を筐体72に取り付けるようにしているが、本発明では、これに限定されない。例えば、最下層の粘着シート78を筐体72に貼り付けて、積層シート75を筐体72に取り付けても良い。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
70 保護膜形成兼洗浄手段
71 スピンナーテーブル
72 筐体
73 塗布ノズル(保護膜塗布手段)
75 積層シート
78 粘着シート
78a 粘着面
78b 反対側の面
F 環状フレーム
J 液状樹脂(液体)
P 保護膜
T 粘着テープ
W ウエーハ
WS 上面

Claims (2)

  1. 環状フレームの開口に粘着テープを介して貼着されたウエーハの上面に保護膜を被覆する保護膜塗布装置であって、
    該粘着テープを介して該ウエーハを吸引保持する回転可能なスピンナーテーブルと、該スピンナーテーブルで吸引保持された該ウエーハの上面に該保護膜となる液体を塗布する保護膜塗布手段と、該スピンナーテーブルと該保護膜塗布手段とを収容する筐体とを含んで構成され、
    該筐体の内側の少なくとも一部には、一面が粘着面で構成された粘着シートを複数枚互いに剥離可能に積層した積層シートが敷設され、
    該スピンナーテーブルに吸引保持されて回転する該ウエーハに該保護膜塗布手段で該保護膜となる液体を塗布する際に、該筐体の内側に飛散して該積層シートに付着した該液体が、該筐体の内側に露出した最上層の積層シートが剥離されることで該筐体から除去可能であることを特徴とする保護膜塗布装置。
  2. 前記積層シートは、前記粘着シートの前記粘着面の反対側の面が吸水性又は親水性を有する材料で構成され、飛散によって付着した前記液体が前記筐体の内側に露出した該反対側の面により該積層シートから剥離又は流れ落ちることを予防することを特徴とする請求項1記載の保護膜塗布装置。
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