JP2013194439A - 電子キー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズ環境下においても確実に携帯機の車内外判定を行なうことによりドアの施開錠を実施することのできる電子キー装置を得る。
【解決手段】車載機10は、携帯機100から送信される信号強度測定結果から携帯機が車内にあるか車外にあるか判定する車内外判定手段133と、携帯機が車内にあると判定された場合にノイズ環境下にあるかの判断を実施するノイズ判定手段131を備え、ノイズ判定手段は、車載機から認証の要求信号を送信していないときの信号強度が規定値以上であり、且つその信号強度と各車内アンテナからの信号強度を比較し、その差が所定値以内である場合にノイズ環境下にあると判断し、ノイズ環境下の場合にはドア制御の判定ロジックを変更する判定ロジック変更手段134を設けて、ノイズ環境下においてもドアの施解錠を実施するようにした。
【選択図】図1

Description

この発明は、車載機と携帯機との通信により、IDコードを照合して認証を実施し、ドアのロック、アンロックを実行する電子キー装置に関するものである。
車両のドア施開錠を行なう場合の従来技術としては、使用者がキーを鍵穴に挿入し回転させて行なうものから、いわゆるFOBキーを用いた車両用電子キー装置により行うものがある。後者の車両用電子キー装置は、使用者のポケット、またはバッグに入れたまま、一切キーに触れることなく、車載機と携帯機との間で無線通信を行ない、携帯機からのIDコードを車載機が記憶しているコードと照合する。
このような車両用電子キー装置は、キーレスエントリシステムと称され、キーを操作することなく無線通信でIDコードを照合し、照合結果が合致した場合、ドアノブに取り付けられたセンサまたはボタンに触れるだけで、車載機がドアを施開錠することができることとなる。(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2010-181295号公報 特開2006-108981号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題があった。
特許文献1に記載されているキーレスエントリシステムは、キーレスエントリシステムが通信していない期間に受信される信号の信号強度を測定し、該測定値をノイズ成分として保持し、通信時にアンテナから送信された信号強度から前記ノイズ成分を減じることにより信号強度を補正してアンテナとの距離を求めるものであるが、ノイズ成分によってはノイズ源との電波干渉により単純に減じるだけでは完全に補正できないためアンテナとの距離に誤差がでてしまうことにより、場合によっては車内にある携帯機が車外にあると判定されて閉じ込めが発生してしまう可能性がある。
特許文献2に記載されているキーレスエントリシステムは、一定時間ごとに受信した信号の信号強度が規定値以上であればカウントし、カウント値が規定値以上であればノイズを受信したと判断して時間情報とノイズ情報を記憶するもので、不具合が発生した場合に、診断ツールでノイズが原因であったかを究明することは可能であるが、ノイズによる不具合としては発生してしまう。
一般的に、スマートキーレスエントリシステムは、ドアノブに装備されたリクエストスイッチを押すことにより認証が始まって、認証が成立したらドアの施開錠を実施する。しかしながら、コインパーキングの車両検知装置に使用している電波との干渉の影響で、電子キーの認証が不成立となり、ドアの施開錠ができないことがある。以下これについて説明する。
ここで、図5はドアノブに装備されたリクエストスイッチが押されてから各アンテナから送信される信号の送信タイミングと信号測定用LF(Low Frequency:長波)信号の信号強度を測定するタイミングを記載した認証パターンを示すタイムチャートである。
図5(a)に示すように、携帯機を所持したユーザはドアを施錠するために、ドアハンドルのリクエストスイッチを押すと、車載機の車外アンテナは、図5(b)のように携帯機の起動、呼出をするための固有のID、コントロール指令を含んだLF通信信号を送信する。続けて携帯機が車内にあるか車外にあるかの車内外判定を実施するために、携帯機が車外アンテナからの距離を測定するための信号強度測定用のLF信号を送信する。
携帯機は図5(e)に示すように、LF通信信号を受信開始して信号強度測定用のLF信号が送信されるタイミングAにおいてその信号強度を測定する。
車外アンテナからの送信に続いて、図5(c)に示すように車載機の車内アンテナaは、信号強度を測定するための信号強度測定用のLF信号を送信する。
携帯機は車外アンテナからの送信時と同様に、図5(e)に示すように、信号強度測定用のLF信号が送信されるタイミングBにおいて、車内アンテナaからの信号強度を測定する。以下同様に、図5(d)に示すように異なる車内アンテナbからも信号強度を測定するための信号強度測定用のLF信号を送信し、携帯機はその信号強度をタイミングCにおいて測定する。携帯機は、測定した信号強度を車載機に対してRF(Radio Frequency:高周波)信号にて応答する。
なお、上記したLF通信信号および信号強度測定用LF信号を含めて、認証のための要求信号となる。
車載機は、携帯機が測定した各アンテナからの信号強度からドアの施開錠を制御するために車内外判定を実施するが、第1の判定ロジックとしては下記条件の条件A&条件B&条件Cとなる。
条件A 車外アンテナ測定信号強度 > 車外アンテナ判定閾値
条件B 車内アンテナa測定信号強度 < 車内アンテナa判定閾値
条件C 車内アンテナb測定信号強度 < 車内アンテナb判定閾値
それぞれの判定閾値は車のエリアに合わせて設定すればよい。
つまり、第1の判定ロジックは、携帯機が車外判定領域にあり、車内判定領域に無ければドアの施開錠が可能となるロジックである。
ノイズ環境下になければこの第1の判定ロジックに従い問題なくドアの施解錠は動作するが、ノイズ環境下では携帯機が車外にあったとしても、コインパーキングにて使用されている車両検知装置から送信される電波が電子キー装置の通信で使用している電波周波数と近い周波数を使用している場合、車両検知装置の信号強度を車内アンテナの信号強度と誤判定してしまい、条件Bでは車内アンテナa測定信号強度≧車内アンテナa判定閾値、条件Cでは車内アンテナb測定信号強度≧車内アンテナb判定閾値と判定され、携帯機が車内にあると誤判定されるため、ドアの施開錠が可能な条件がそろっているにも関わらずドア制御は動作しないようになってしまう。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、電波周波数が電子キー装置の通信で使用している電波周波数と近い他システムが存在することにより、電波の影響を受けるノイズ環境下においても、確実にドアの施開錠を実施することのできる電子キー装置を得ることを目的とするものである。
この発明に係る電子キー装置は、車両に搭載された車載機と使用者が保有する携帯機との間で通信することにより、車載機は携帯機のIDコードを認証した場合、車両に搭載されたドアの施解錠を実施する電子キー装置において、携帯機は、車載機のアンテナから送信される認証のための要求信号を受信する受信手段と、要求信号の信号強度と要求信号を送信していないときの信号強度を測定する信号強度測定手段と、信号強度の測定結果を車載機に対して送信する送信手段を備え、車載機は、携帯機から送信される信号強度測定結果から携帯機が車内にあるか車外にあるか判定する車内外判定手段と、車内外判定手段により携帯機が車内にあると判定された場合に、ノイズ環境下にあるかの判断を実施するノイズ判定手段を備え、ノイズ判定手段は、要求信号を送信していないときの信号強度が規定値以上であり、且つその信号強度と各車内アンテナからの信号強度を比較し、その差が所定値以内である場合にノイズ環境下にあると判断することを特徴とするものである。
この発明に係る電子キー装置によれば、車載機と携帯機の通信で使用される周波数に近い電波を用いている、例えばコインパーキングのような車両検知装置と本装置の電波干渉による認証通信の不成立により、ドアの施開錠の機能が損なわれてしまうことを防止するために、通信時に車載機のアンテナから送信されたLF通信信号の信号強度を測定し、その測定結果から車内外判定を実施する判定方式に加えて、認証不成立と判定された場合にもその信号強度の測定結果とLF信号を送信をしていないときの信号強度からノイズの判定を実施することにより、ノイズ環境下においても認証応答性を確実なものとすることができる。
また、ノイズ環境下でないと判定した場合は認証応答性を損なうことなく動作し、ノイズ環境下と判定した場合には判定ロジックを変更するようにして、確実にドアの施開錠を実施することができる電子キー装置を得ることができる。
また、ノイズ環境下と判定した場合には認証通信の送信パターンを切り替えることにより、ノイズの影響を排除し、確実にドアの施開錠を実施することができる電子キー装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1における電子キー装置を含むシステム全体の概念図である。 この発明の実施の形態1における電子キー装置を含む各アンテナの送信パターンである第1の認証パターンを示すタイムチャートを示す図である。 この発明の実施の形態2における電子キー装置を含むシステム全体の概念図である。 この発明の実施の形態2における電子キー装置を含む各アンテナの送信パターンである第2の認証パターンを示すタイムチャートを示す図である。 この発明の課題の説明に関する各アンテナの送信パターンを示すタイムチャートを示す図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1における電子キー装置の好適な実施の形態につき図1及び図2を用いて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1における電子キー装置を含むシステム全体の概念図である。この図1における電子キー装置は、車両の所定の場所に搭載された車載機10と、車載機10との間で通信を行う使用者が保有する携帯機100、101で構成される。携帯機100と携帯機101は同じ構成のものであり、1つの車両を複数の人で共有して使用する場合にそれぞれが保有する携帯機として示したもので、キーNo、IDコードが異なるのみである(以下、携帯機100についてのみ説明する)。
車載機10は、第1の送信手段11及び第2の送信手段12、第1のCPU13、第1のメモリ14、ドアのロック/アンロックを駆動する駆動手段15を備えている。
第1の送信手段11には複数の車外アンテナ21が接続され、第2の送信手段12には例えば2つの車内アンテナ22a、22b(総称する場合は添え字を省略する)が接続されている。第1のCPU13には携帯機100からの信号を受信するためのRF受信機23が接続され、そのRF受信機23にはRF受信アンテナ24が接続されている。駆動手段15は、第1のCPU13に接続され、例えばドアロックモータ等の車両の制御機器25を駆動制御する。車載機10は、車両のドアノブに備えられたドア施開錠装置であるリクエストスイッチ26に接続されている。
第1のCPU13は、ノイズ判定手段131、第1の受信手段132、車内外判定手段133、判定ロジック変更手段134を備えている。車内外判定手段133は、第1の受信手段132で受信した携帯機100からの信号強度測定結果から、アンテナ21、22と携帯機100との距離を検出して、携帯機100が車内にあるか車外にあるか判定するもので、車内外判定手段133により携帯機100が車内にあると判定された場合に、ノイズ判定手段131は電子キー装置がノイズ環境下にあるかの判断を実施する。そして電子キー装置がノイズ環境下にあると判断された場合に、判定ロジック変更手段134が判定ロジックを変更する。
第1のメモリ14は、Wake Up ID 141、携帯機毎のKeyNo 142A、142B、Key ID 143A、143Bを記憶している。
一方、携帯機100は、車載機10の車外アンテナ21及び車内アンテナ22からのRF信号を受信する受信IC110と、受信IC110に接続された第2のCPU120と、第2のCPU120に接続された第3の送信手段130と、携帯機100が動作するための電池140を備えている。
受信IC110は、LF受信アンテナ111を介して受信する車載機10からのWake Up IDを含んだ認証要求のためのLF信号に対して第2のCPU120を起動するための起動手段を有している。
第2のCPU120は、信号強度測定手段121、携帯機100の固有識別を実施するためのKey IDやKey No.が記憶されている第2のメモリ122、車載機10からのLF信号を受信するための第2の受信手段123を備えている
第2の受信手段123は、LF受信アンテナ111を介して受信する車載機10の車外アンテナ21から送信される認証のための要求信号及び車内アンテナ22から送信される信号強度測定のためのLF信号を受信する。信号強度測定手段121は、第2の受信手段123で受信した車載機10からの要求信号の信号強度と要求信号を送信していないときの信号強度を測定する。
第3の送信手段130は、信号強度測定手段121で測定した信号強度の測定結果を車載機10にRF信号としてRF送信アンテナ139を介して送信する。
次に、これらの各構成を備えた車載機10、携帯機100の各構成の機能および一連動作について図1及び図2を用いて説明する。
図2はリクエストスイッチ26が押されてから各アンテナの送信タイミングと信号測定用LF信号の信号強度を測定するタイミングを記載したタイムチャートであり、第1の認証パターンである。
まず始めに、車載機10および携帯機100による通常の動作について説明する。
[通常手順1]
正規ユーザが、図2(a)に示すように車両のドアに備えられたリクエストスイッチ26を押すと、車載機10は、車両の近くに登録された携帯機100があるか否かを確認するために、携帯機100の認証を開始する。
[通常手順2]
車載機10内の第1のCPU13は、図2(b)に示すように第1の送信手段11から認証要求のためのLF通信信号を、車両に装備されたリクエストスイッチ26の押された側の例えばドアノブに備えられた車外アンテナ21を介して送信する。
[通常手順3]
これに対して、携帯機100内の第2の受信手段123はLF受信アンテナ111及び受信IC110を介してLF信号を受信する。
[通常手順4]
次に、第2のCPU120は、第2の受信手段123を介して受信した認証要求に相当するLF信号に応じて、あらかじめ有している固有のIDコードを含む応答信号を生成する。
車載機10は、LF通信信号の送信終了後、図2(b)に示すように携帯機100の位置を検知するためにLF信号の通信強度を測定するための信号強度測定用LF信号を送信する。
携帯機100は、図2(e)に示すように信号強度測定タイミングAにて車外アンテナ21と携帯機100の位置を検出する。続けて図2(c)に示すように、車内アンテナ22aでは信号強度測定用LF信号のみ送信し、携帯機100は信号強度測定タイミングBにて車内アンテナ22aと携帯機100の位置を検出する。同様に図2(d)に示すように、車内アンテナ22bについても実施し、携帯機100の信号強度測定手段121は各アンテナ21、22からの信号強度測定用のLF信号の信号強度を測定し応答信号を生成する。
今回、車内アンテナ22は2本で説明を実施したが、車両に合わせて車内検出が可能なアンテナ本数を調整すればよい。
[通常手順5]
次に、携帯機100の第2のCPU120は、第3の送信手段130およびRF送信アンテナ139を介して、生成した応答信号をRF信号として車載機10に送信する。
[通常手順6]
これに対して、車載機10内の第1のCPU13は、RF受信アンテナ24およびRF受信機23を介して、応答信号であるRF信号を受信する。
[通常手順7]
そして、第1のCPU13は、第1の受信手段132にて取得したRF信号に含まれるIDコードが、あらかじめ記憶されているIDコードと一致するか否かを認証する。
[通常手順8]
さらに、第1のCPU13の車内外判定手段133は、RF信号に含まれる信号強度情報から登録された携帯機100が車外エリアに存在し、かつ車内エリアに無いと判断した場合には、通常手順1におけるリクエストスイッチ26の操作が、正規ユーザによる操作であると判断し、駆動手段15を介して制御機器25を作動させることで、ドアの施開錠を実施する。
[通常手順9]
一方、携帯機100が車外エリアに存在しない(車内にある)と判断した場合には、駆動手段15は、通常手順1におけるリクエストスイッチ26の操作が、正規ユーザによる操作ではないと判断し、制御機器25を作動させることなく、従来は処理を終了していた。
よって、[通常手順8]の段階でコインパーキング等の電波ノイズにより、本来車内に携帯機100が無いにも関わらずノイズの信号強度を検出して車内エリアにあると判断されてしまうと[通常手順9]の段階で正常な携帯機が車外エリアにあるにも関わらずドアの施開錠ができないという問題があった。
そこで、次にコインパーキングのような装置の電波干渉により機能的な障害が発生する場合においても、確実に動作するようなこの発明の実施の形態1における電子キー装置について図2を用いて説明する。
図2において、携帯機100の信号強度測定タイミングAまでは図5で説明した内容と同じであるが、図2(b)に示すように車外アンテナ21から携帯機100の位置を検知するためにLF信号の通信強度を測定するための信号強度測定用LF信号を送信した後に、続いて車内アンテナ22から信号強度測定用LF信号を送信するのでなく、どのアンテナからもLF信号を送信していない空白の状態とする。
携帯機100は、どのアンテナからもLF信号を送信していない状態の信号強度測定タイミングA’において、信号強度を測定している。その後の処理については図5にて説明した内容と同じである。
車載機10からのLF信号の送信タイミング及び携帯機100の信号強度測定タイミングは従来とは異なるが、[通常手順1]から[通常手順8]までの手順については全く同じ手順にて制御を実施する。
よって、ノイズ環境下にない状態においては、携帯機の信号強度測定タイミング1回分の遅れはあるものの約5msの差であり、人間が体感できる時間ではないことから発明前の応答性を損なうことなくドアの施開錠を行なうことが可能である。
次に、携帯機100が車外エリアにあるにも関わらず、ノイズの影響を受けドアの施開錠ができない状況があったが、[通常手順9]において第1の判定ロジックにて車外エリアに正規の携帯機がないと判断されたとしても、即ち、車内に携帯機があると判断されたとしても、第1のCPU13は携帯機100の信号強度測定結果から、ノイズ判定手段131によりノイズの判定を実施することで問題点の改善を図る。
ノイズ判定手段の方法としては携帯機100が車外にある場合、車外アンテナ21に対しては応答が返信されていれば確実に電波が届いているため、車外アンテナ近傍にあると判定される。一方、車内アンテナ22a及び車内アンテナ22bに対する携帯機100の信号強度測定結果は、携帯機100は車外にあるため、車内アンテナ22a、22bの影響を受けないことにより、測定結果は単純にコインパーキングが使用している電波の信号強度が測定される。
また、携帯機100の信号強度測定タイミングA’の測定結果は、電子キー装置(車載機10)からはLF信号が送信されていないタイミングであり、これも単純にコインパーキングが使用している電波の信号強度が測定される。つまり、携帯機100が車外かつ車外アンテナエリアに存在する場合は、携帯機100の信号強度測定タイミングのA’とBとCで測定した結果が同じになるということである。
よって、第2の判定ロジックとしては下記条件の条件A&条件B&条件Cとなる。
条件A 車外アンテナ21測定信号強度 > 車外アンテナ判定閾値
条件B 電子キー装置がLF信号を送信していない場合の測定信号強度 > ノイズ判定
閾値
条件C 車内アンテナ22a測定信号強度 ≒ 車内アンテナ22b測定信号強度 ≒ 電
子キー装置がLFを送信していない場合の測定信号強度
(≒はニアリーイコールのほぼ等しいを示す)
上記の条件としてニアリーイコールとしているのは測定精度のばらつきを考慮して成立閾値幅を設定すればよい。ノイズ判定閾値についても車内外アンテナの判定閾値を考慮して車内外判定エリアの影響を受けない閾値を設定すればよい。この条件が成立した場合はノイズ環境下にあると判断できる。
即ち、ノイズ判定手段131は、電子キー装置が認証のための要求信号(LF信号)を送信していないときの信号強度が規定値(ノイズ判定閾値)以上であり、且つその信号強度と各車内アンテナ22a、22bからの信号強度を比較し、その差が所定値以内である場合にノイズ環境下にあると判断していることになる。
ここで、条件としては携帯機100が車内にあると判定しているにも関わらず、車外と判定することで、とじ込めを発生することが懸念されるが、実際に車内にあった場合は車内アンテナ2本の測定結果がニアリーイコールとなることは希であり、更にLF信号を送信していない場合の測定信号強度がニアリーイコールとなる条件があることで誤判定を防止することができる。
ノイズ判定手段131による判定方法を説明してきたが、このノイズ判定手段131による判定結果に基づいて、ドア制御について第1の判定ロジックから第2の判定ロジックに変更する判定ロジック変更手段134により、ノイズ環境下にあると判断した場合にドアの施開錠を実施することで、ノイズの影響により動作しなかった問題が、応答性を維持しながら改善することが可能となる。
以上のように実施の形態1の発明は、車載機10と使用者が保有する携帯機100との間で通信することにより、車載機10が携帯機100の有するIDコードの認証に成功した場合に、車両に搭載されたドアの施解錠を実施する電子キー装置であって、車載機10は、送信したLF通信信号の信号強度から車内外判定を実施する第1の判定ロジックに加えて、第1の判定ロジックが成立しなかった場合、現在ノイズ環境下であるかを判定し、ノイズ環境下であると判定した場合には第2の判定ロジックに変更することにより、ノイズ環境下においても確実にドアの施開錠を動作させるものである。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2における電子キー装置の好適な実施の形態につき図3及び図4を用いて説明する。
図3は、この発明の実施の形態2における電子キー装置を含むシステム全体の概念図である。この図3において、実施の形態1の図1と異なるのは、車載機10の第1のCPU13に設けられる判定ロジック変更手段134に代えて、認証パターン切替手段135を設けたものである。その他の構成は図1と同じにつき、同じまたは相当する部分には同じ符号を付して説明を省略する。
実施の形態1の発明ではノイズ判定を実施し、ノイズ環境下であると判断した場合は応答性を維持しながらドアの施開錠を可能にする説明を実施したが、実施の形態2の発明では応答性は損なわれるが、閉じ込め防止を含めたより確実に誤作動が防止できるようにしたものである。
図2にて説明した第1の認証パターンにおいては、車外アンテナ21にてWake Upした携帯機100に対して車内アンテナ22から信号強度測定用LF信号を送信しているため、ノイズ環境下で本来は車内アンテナ22から届かない信号強度を誤って車内として判定している。そこで、携帯機100が確実に車内にあることを確認すべく、認証パターンを切り替える点が実施の形態1の発明と異なる。
この実施の形態2においては、実施の形態1にて説明したノイズ判定をする内容までは同じであるが、ノイズ環境下であると判断した場合に、先に説明した第1の認証パターンから第2の認証パターンに切り替えるようにしたもので、以下その方法として図4を用いて説明する。
図4は、ノイズ判定手段131によりノイズ環境下であると判断した場合に、図2に示すLF信号の送信完了後、送信する各アンテナの送信タイミングと信号測定用LF信号の信号強度を測定するタイミングを記載したタイムチャートであり、第2の認証パターンである。
この第2の認証パターンでは、図4(a)(b)(c)に示すように、車外アンテナ21及び車内アンテナ22a、22bから、携帯機の起動、呼出をするための固有のID、コントロール指令を含んだLF通信信号を送信し、そのLF通信信号に連続して信号強度測定用LF信号を、それぞれ送信しているところが今までと異なる。
図2では、車外アンテナ21のLF通信信号でWake Upした携帯機100に対して、各車内アンテナ22による信号強度を測定していたため、本来、携帯機100が車内に無いにも関わらず、ノイズによる信号強度を車内にあると判断していたが、図4のように車外アンテナ21及び各車内アンテナ22a、22bから独立してLF信号を送信し、その各アンテナのLF通信信号でWake Upした携帯機100に対して、それぞれの車内外アンテナ21、22による信号強度を測定することによって誤判定を防止することができる。
つまり、車外アンテナ21のLF通信信号でWake Upした携帯機100に対して車内アンテナ22a、22bによる信号強度はノイズの影響含めて測定されるが、各車内アンテナ22a、22bのLF通信信号でWake Upする場合は、携帯機100が車外にあった場合は車内アンテナ22a、22bからのLF通信信号は携帯機100に届かないためWake Upしない。
つまり、車外アンテナ21のLF通信信号の後に送信される、例えば携帯機100の信号強度測定タイミングB、Cの信号強度測定用LF信号に対しては測定が行なわれなくなるため、車外のノイズの影響を受けない。よって、車内には無いと判断された後、車外のアンテナにて認証が成立するため、ドアの施開錠が可能となる。
図2のように車外アンテナ21のLF通信信号でWake Upした携帯機100に対して車内アンテナ22による信号強度を測定しているのは、各アンテナからLF通信信号を送信すると時間がかかるためであり、応答速度を向上させる目的がある。
ノイズ環境下で使用される場合とノイズ環境下以外で使用されるシーンとしては、ノイズ環境下以外で使用されるシーンが多いため、まずは図2による応答性が高い第1の認証パターンで判定し、ノイズ環境下と判定した場合は第2の認証パターンに切り替えるため応答性は低下するが、ドアの施開錠ができなくなることはないため機能の動作としては有効である。
以上のように実施の形態2の発明は、車載機10と使用者が保有する携帯機100との間で通信することにより、車載機10が携帯機100の有するIDコードの認証に成功した場合に、車両に搭載されたドアの施解錠を実施する電子キー装置であって、車載機10は、送信したLF通信信号の信号強度から車内外判定を実施する第1の認証パターンで認証が成立しなかった場合、現在ノイズ環境下であるかを判定し、ノイズ環境下であると判定した場合には第2の認証パターンに切り替えることにより、ノイズ環境下以外では応答性が上がり、ノイズ環境下では応答性は下がるが、ドアの施開錠の機能として性能が向上する。
また、車内の認証通信を確実に実施できるため、車内外を誤判定して車内にある携帯機でドアを施錠してしまう閉じ込めを確実に防止できる。
10:車載機、 11:第1の送信手段、
12:第2の送信手段、 13:第1のCPU、
14:第1のメモリ、 15:駆動手段、
21:車外アンテナ、 22、22a、22b:車内アンテナ、
23:RF受信機、 24:RF受信アンテナ、
25:制御機器、 26:リクエストスイッチ、
131:ノイズ判定手段、 132:第1の受信手段、
133:車内外判定手段、 134:判定ロジック変更手段、
135:認証パターン切替手段、 141:Wake Up ID、
142:Key No、 143:KeyID、
100、101:携帯機、 110:受信IC、
111:LF受信アンテナ、 120:第2のCPU、
121:信号強度測定手段、 122:第2のメモリ、
123:第2の受信手段、 130:第3送信手段、
139:RF送信アンテナ、 140:電池。

Claims (5)

  1. 車両に搭載された車載機と使用者が保有する携帯機との間で通信することにより、前記車載機は前記携帯機のIDコードを認証した場合、車両に搭載されたドアの施解錠を実施する電子キー装置において、
    前記携帯機は、前記車載機のアンテナから送信される認証のための要求信号を受信する受信手段と、前記要求信号の信号強度と要求信号を送信していないときの信号強度を測定する信号強度測定手段と、前記信号強度の測定結果を前記車載機に対して送信する送信手段を備え、
    前記車載機は、前記携帯機から送信される信号強度測定結果から前記携帯機が車内にあるか車外にあるか判定する車内外判定手段と、前記車内外判定手段により携帯機が車内にあると判定された場合に、ノイズ環境下にあるかの判断を実施するノイズ判定手段を備え、
    前記ノイズ判定手段は、前記要求信号を送信していないときの信号強度が規定値以上であり、且つその信号強度と各車内アンテナからの信号強度を比較し、その差が所定値以内である場合にノイズ環境下にあると判断することを特徴とする電子キー装置。
  2. 車載機は、複数の車外アンテナと車内アンテナから信号を送信する送信手段を有し、前記送信手段から送信される認証のための要求信号は、前記車外アンテナから携帯機の起動、呼出をするための固有のID、コントロール指令を含んだLF通信号とその信号に続いて信号強度測定用信号を送信し、前記車外アンテナからの送信に続いて前記車内アンテナから信号強度測定用信号を送信する、第1の認証パターンの信号である請求項1に記載の電子キー装置。
  3. 車載機は、携帯機が車内にあると判断した場合にもノイズ判定手段によりノイズ環境下にあると判断した場合には、ドア制御の判定ロジックを変更する判定ロジック変更手段を備え、前記判定ロジック変更手段によりドアの施解錠を実施することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子キー装置。
  4. 車載機は、携帯機が車内にあると判断した場合にもノイズ判定手段によりノイズ環境下にあると判断した場合には、認証通信のパターンを変更する認証パターン切替手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子キー装置。
  5. 認証パターン切替手段は、第1の認証パターンから、車外アンテナから認証のための要求信号の送信に続いて、同じく複数の車内アンテナから認証のための要求信号を送信する第2の認証パターンに切替るようにした請求項4に記載の電子キー装置。
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