JP2013184773A - エレベータの非接触給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータの運転に支障を来すことなく、電力ピーク時間帯の電力消費量を抑えて省電力化に貢献する。
【解決手段】カウンタウエイトまたは乗りかごに搭載されたバッテリ32に昇降路側に設置された給電装置から非接触で給電を行うエレベータの非接触給電システムにおいて、制御装置31に予め与えられた電力ピーク時間帯における電力消費量の平均値を算出する電力消費量算出部31aと、電力消費量の平均値に基づいて電力ピーク時間帯より前の所定の時間帯における給電判断用の閾値を他の時間帯より上げておき、バッテリ32の残量が閾値以下になったときに給電を行うように制御する給電制御部31cとを設けておく。
【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、エレベータの運転に必要な電力を非接触で給電するエレベータの非接触給電システムに関する。
近年、非接触給電技術への関心が高まり、様々な分野で利用されるようになってきた。非接触給電技術は主に電磁誘導の原理を利用しており、一次側コイルに発生させた交流磁束を二次側コイルに印加させて起電力を発生させることで、電力を非接触で伝送する技術である。
この非接触給電技術を利用したシステムとして、給電線に沿って受電部が移動するレール型(移動型)システムと、空隙を隔ててトランスの一次側と二次側が定位置におかれるチャージ型(固定型)システムがある。
エレベータでは、どちらの方式でも利用可能である。しかし、レール型システムは昇降工程が長くなる場合にレールの長さに比例して給電システムが大型化するデメリットがあるため、チャージ型システムが有効と考えられる。
従来、チャージ型システムを利用したエレベータとして、カウンタウエイト(吊り合い錘)に受電装置を設置しておき、給電時に昇降路内の所定の箇所に設置された給電装置から非接触で給電を行うシステムがある。
特開2001−163533号公報
近年、電力需要が年々増加する中、電力の供給不足が深刻な問題となっている。特に、昼時〜夕方の時間帯に電力使用が集中するため、その時間帯における電力使用量を削減することが要求されている。ところが、上述した非接触給電システムでは、バッテリのチャージ時間がエレベータの使用状況に依存するため、電力ピーク時間帯に合わせて省電力化を行うことは難しい。
本発明が解決しようとする課題は、エレベータの運転に支障を来すことなく、電力ピーク時間帯の電力消費量を抑えて省電力化に貢献することのできるエレベータの非接触給電システムを提供することである。
本実施形態に係るエレベータの非接触給電システムは、カウンタウエイトまたは乗りかごに搭載されたバッテリに昇降路側に設置された給電装置から非接触で給電を行うエレベータの非接触給電システムにおいて、予め与えられた電力ピーク時間帯における電力消費量の平均値を算出する電力消費量算出手段と、この電力消費量算出手段によって算出された電力消費量の平均値に基づいて、上記電力ピーク時間帯より前の所定の時間帯における給電判断用の閾値を他の時間帯より上げておき、上記バッテリの残量が上記閾値以下になったときに給電を行うように制御する給電制御手段とを具備する。
図1は第1の実施形態に係るエレベータの非接触給電システムの構成を示す図である。 図2は第1の実施形態におけるカウンタウエイトに設けられた各装置の構成を示す図である。 図3は最大電力発生日における1日の電力の使われ方の推移を表した図である。 図4は従来方式におけるエレベータ運転中のバッテリ残量と給電判断用の閾値との関係を示す図である。 図5は本方式におけるエレベータ運転中のバッテリ残量と給電判断用の閾値との関係を示す図である。 図6は第1の実施形態におけるバッテリの給電制御に関する処理動作を示すフローチャートである。 図7は第2の実施形態におけるカウンタウエイトに設けられた各装置の構成を示す図である。 図8は従来方式におけるエレベータ運転中のバッテリ残量と給電量との関係を示す図である。 図9は本方式におけるエレベータ運転中のバッテリ残量と給電量との関係を示す図である。 図10は第2の実施形態におけるバッテリの給電制御に関する処理動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るエレベータの非接触給電システムの構成を示す図であり、ここではカウンタウエイト駆動型のエレベータの構成が示されている。
昇降路10内にエレベータの乗りかご11とカウンタウエイト(吊り合い錘)12が設けられており、それぞれに図示せぬガイドレールに昇降動作可能に支持されている。乗りかご11は、かご上にシーブ13を有しており、そのシーブ13に一端が昇降路頂上部に固定されたロープ14が架設されている。ロープ14は、昇降路頂上部に設けられたシーブ15を介してカウンタウエイト12上に設けられたトラクションシーブ16に架設され、その他端部を昇降路頂上部に固定している。これにより、乗りかご11とカウンタウエイト12を2:1ローピンク形式で支持している。
ここで、カウンタウエイト駆動型のエレベータでは、カウンタウエイト12にモータ(巻上機)17が設置されている。このモータ17の駆動によりトラクションシーブ16が回転することで、トラクションシーブ16に巻回されたロープ14を介して乗りかご11とカウンタウエイト12が昇降路内をつるべ式に昇降動作する。
昇降路10には、建屋電源(商用電源)21の電力をエレベータ側に供給するための給電装置22が設けられている。この給電装置22は、昇降路10の特定の位置、具体的には乗りかご11が基準階で停止したときにカウンタウエイト12と対向する位置に設けられている。乗りかご11が基準階に到着すると、給電装置22からカウンタウエイト12に対して非接触で給電が行なわれる。
カウンタウエイト12には、制御装置31、バッテリ32、受電装置33が設けられている。
制御装置21は、カウンタウエイト12の駆動制御の他、非接触給電システムを実現するための機能を備える。なお、この制御装置21の機能構成については、後に図2を用いて説明する。
バッテリ32は、所定の容量を有し、カウンタウエイト12の駆動に必要な電力を蓄える。受電装置33は、乗りかご11が基準階で停止したときに昇降路10に設置された給電装置22と対向し、その給電装置22から給電される電力を受電してバッテリ32に蓄える。
なお、非接触給電の方式としては、例えば電磁誘導方式が用いられる。「電磁誘導方式」は、2つの隣接するコイルの一方(給電側コイル)に電流を流したときに発生する磁束を媒介として他方のコイル(受電側コイル)に送電する方式である。この他に、電流を電磁波に変換し、アンテナを介して送電する「電波方式」や、電磁界の共鳴現象を利用した「電磁界共鳴方式」などがあるが、本発明ではこれらの方式に特に限定されるものではない。
図2は第1の実施形態におけるカウンタウエイト12に設けられた各装置の構成を示す図である。
カウンタウエイト12に設けられた制御装置31には、本システムを実現するための機能として、電力消費量算出部31aと、オフセット設定部31bと、給電制御部31cとが備えられている。
電力消費量算出部31aは、予め与えられた電力ピーク時間帯における電力消費量の平均値αを算出する。オフセット設定部31bは、電力ピーク時間帯の開始時間をオフセット終了時間T2とし、そのオフセット終了時間から少なくとも電力ピーク時間帯の時間幅分を逆算した時間をオフセット開始時間T1として定める。
給電制御部31cは、電力消費量算出部31aによって算出された電力消費量の平均値αに基づいて、電力ピーク時間帯より前の所定の時間帯における給電判断用の閾値を他の時間帯より上げておき、バッテリ32の残量が閾値以下になったときに給電を行うように制御する。詳しくは、オフセット設定部31bによって設定されたオフセット開始時間T1からオフセット終了時間T2までの間、給電判断用の閾値を電力消費量の平均値αだけ上げておく。
バッテリ32は、カウンタウエイト12の駆動に必要な電力を蓄えるため、大きな容量を有する。このバッテリ32としては、例えばスーパーキャパシタ(電気2重層キャパシタ)が用いられ、高電圧のエネルギーを素早く蓄えるような性能を持つことで、急速な給電に対応できる。
受電装置33は、受電コイル34、整流回路35、平滑回路36、スイッチ37を備え、昇降路10に設置された給電装置22から給電された非接触で電力を受けて、スイッチ37を介してバッテリ32に蓄える構成になっている。
このような構成において、本システムでは、バッテリ32の残量が閾値以下になったときに、以下のような方法で給電が行なわれる。
すなわち、まず、カウンタウエイト12に対する給電(巻上機のモータ17の駆動に必要な電力の給電)は、乗りかご11を基準階に移動させ、カウンタウエイト12が給電装置22と対向する位置に停止させることで行う。
給電中は昇降路10に設置された給電装置22内の図示せぬ送電コイルから流される高調波電流を、受電装置10内の受電コイル34にて受け取る。そして、整流回路35と平滑回路36にて整流、平滑化した後、スイッチ37を介して駆動電力としてバッテリ32に蓄える。スイッチ37は、制御装置31によりON/OFF動作し、ONのときにバッテリ32に電力を蓄える。バッテリ32に蓄えられた電力は、制御装置31内で昇圧され、図示せぬインバータを介してモータ17に供給される。
次に、本システムの動作について説明する。
図3は最大電力発生日における1日の電力の使われ方の推移を表した図である。横軸が時間、縦軸が使用電力を表している。なお、使用電力は全国を対象としており、目盛の単位は百万kWである。
この図から分かるように、1日の中で13時〜17時の時間帯が電力ピークとなる。本実施形態では、この電力ピーク時間帯での電力消費量を抑えるべく、タイミングをずらして給電を行うように給電判断用の閾値を調整する。
図4および図5を用いて具体的に説明する。
図4および図5はエレベータ運転中のバッテリ残量と給電判断用の閾値との関係を示す図であり、図4は従来方式、図5は本方式を示している。なお、横軸は1日の時間、縦軸は電力値を表している。
エレベータ運転中にバッテリ32の残量が予め設定された閾値Xまで低下すると、給電(バッテリ32の充電)が必要であると判断される。これにより、乗りかご11を基準階に移動させ、カウンタウエイト12が給電装置22と対向する位置に停止させて給電が行われる。
ここで、図4に示すように、従来方式では、1日の時間帯に関係なく、給電判断用の閾値は常にXで一定である。したがって、エレベータ運転中にバッテリ32の残量が閾値Xまで低下したとき、そのときの時間が図3で説明した1日の中の電力ピーク時間帯(13時〜17時)に含まれている場合でも給電が開始されることになる。
これに対し、本方式では、図5に示すように、電力ピーク時間帯(13時〜17時)より手前のT1〜T2の時間帯における閾値Xが他の時間帯よりもα分だけ上げられている。つまり、時間T1〜T2の時間帯の閾値は「X+α」に設定されている。したがって、エレベータ運転中にバッテリ32の残量が徐々に減ってきたときに、給電タイミングが電力ピーク時間帯に当たらないように、早めにバッテリ32への給電を済ませておくことができる。
なお、閾値に基づくバッテリ32への給電は、受電装置33に設けられたスイッチ37のON/OFFを制御することで行われる。
図6は第1の実施形態におけるバッテリ32の給電制御に関する処理動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示される処理は、コンピュータである制御装置31によって実行される。
まず、制御装置31の消費電力算出部31aによって、予め与えられた電力ピーク時間帯におけるエレベータの電力消費量の平均値αが算出される(ステップS11)。なお、エレベータの電力消費量はエレベータ運転中のモータ17の負荷つまりトルク量から容易に算出でき、そのトルク量を上記電力ピーク時間帯で平均化することでαの値が求められる。
続いて、制御装置31のオフセット設定部31bによって、閾値のオフセット開始時間T1とオフセット終了時間T2がセットされる(ステップS12)。具体的には、電力ピーク時間帯の始まりの時間をオフセット終了時間T2とし、そのオフセット終了時間T2から少なくとも電力ピーク時間帯の時間幅分を逆算した時間をオフセット開始時間T1として定められる。
例えば、図5に示すように、電力ピーク時間帯が13時〜17時であった場合には、オフセットの終了時間T2は13時であり、開始時間T1は13時から少なくとも4時間前の8時に設定されることになる。
オフセット開始時間T1とオフセット終了時間T2が設定されると、制御装置31の給電制御部31cは、上記電力消費量の平均値αに基づいてT1〜T2の時間帯だけ給電判断用の閾値を他の時間帯よりも上げて給電制御を行う。
すなわち、現在の時間をtとすると、T1<t<T2であれば(ステップS13のYes)、制御装置31の給電制御部31cは、給電判断用の閾値を「X+α」にしてバッテリ32の残量を監視し、バッテリ32の残量が「X+α」になったときに給電を行う(ステップS14)。
一方、現在の時間tがT1〜T2の時間帯以外であれば(ステップS13のNo)、制御装置31の給電制御部31cは、給電判断用の閾値を予め設定されたXにしてバッテリ32の残量を監視し、バッテリ32の残量がXになったときに給電を行う(ステップS15)。
このように第1の実施形態によれば、電力ピーク時間帯を基準にして、それより前の所定期間だけ給電判断用の閾値を上げておくことで、バッテリ残量が低下した場合に電力ピーク時間帯に入る前に事前に給電を行うことができる。これにより、エレベータの運転に支障を来すことなく、電力ピーク時間帯における消費電力を抑えて省電力化に貢献することができる。
なお、上記第1の実施形態では、T1〜T2の時間帯における閾値をXよりもαだけ上げるようにしたが、αよりもさらに上の値に閾値を設定することでも良い。ただし、あまり閾値を上げると、T1〜T2時間帯に頻繁に給電が必要となって運行効率が低下するので、電力ピーク時間帯での平均電力消費量であるαを目安にして閾値を設定することが好ましい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
上記第1の実施形態では、電力ピーク時間帯の前の閾値を上げておくことで、事前に給電を行う構成とした。しかし、何らかの理由で電力ピーク時間帯に交通需要が増えると、バッテリ残量が急激に減少して給電の必要性が出てくる可能性がある。そこで、第2の実施形態では、電力ピーク時間帯に給電の必要性が出てきた場合に、そのときのバッテリ32に対する給電量を調整して電力ピーク時間帯における消費電力を抑えるようにしたものである。
図7は第2の実施形態におけるカウンタウエイト12に設けられた各装置の構成を示す図である。なお、上記第1の実施形態における図2の構成と同じ部分には同一符号を付して、その説明は省略するものとする。
第2の実施形態において、制御装置31に調整時間設定部31dが備えられている。調整時間設定部31dは、電力ピーク時間帯に合わせて給電量を調整するための調整時間帯T3〜T4を設定する。給電制御部31cは、上記調整時間帯T3〜T4では電力消費量の平均値αに抑えて給電を行い、調整時間帯T3〜T4以外の時間帯ではバッテリ32の残量に応じて給電を行う。
図8および図9を用いて具体的に説明する。
図8および図9はエレベータ運転中のバッテリ残量と給電量との関係を示す図であり、図8は従来方式、図9は本方式を示している。なお、横軸は1日の時間、縦軸は電力値を表している。
エレベータ運転中にバッテリ32の残量が予め設定された閾値Xまで低下すると、給電(バッテリ32の充電)が必要であると判断される。これにより、乗りかご11を基準階に移動させ、カウンタウエイト12が給電装置22と対向する位置に停止させて給電が行われる。
ここで、図8に示すように、従来方式では、1日の中の電力ピーク時間帯(13時〜17時)にバッテリ32の残量が給電判断用の閾値まで低下した場合に、バッテリ32の容量一杯に給電(つまりフル充電)が行われる。
これに対し、本方式では、図9に示すように、電力ピーク時間帯(13時〜17時)のT3〜T4の間にバッテリ32の残量が給電判断用の閾値まで低下した場合には、給電量がαに抑えられる。つまり、フル充電を行わずに、当該時間帯に必要な最低減の給電を行ってエレベータの運転を継続する。
なお、バッテリ32に対する給電量の調整は、受電装置33に設けられたスイッチ37のON/OFFを制御することで行われる。
図10は第2の実施形態におけるバッテリ32の給電制御に関する処理動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートに示される処理は、コンピュータである制御装置31によって実行される。
まず、制御装置31の消費電力算出部31aによって、予め与えられた電力ピーク時間帯におけるエレベータの電力消費量の平均値αが算出される(ステップS21)。
続いて、制御装置31の調整時間設定部31dによって給電量を調整する開始時間T3と終了時間T4が設定される(ステップS22)。この開始時間T3と終了時間T4は、電力ピーク時間帯に合わせて設定される。
例えば、図9に示すように、電力ピーク時間帯が13時〜17時であった場合には、給電量調整の開始時間T3は13時であり、終了時間T4は17時に設定されることになる。
給電量調整の開始時間T3と終了時間T4が設定されると、制御装置31の給電制御部31cは、そのT3〜T4の時間帯では給電量を上記電力消費量の平均値αに抑えて給電を行う。
すなわち、現在の時間をtとすると、T3<t<T4であれば(ステップS23のYes)、その時間帯にバッテリ32の残量が閾値Xになったときに、制御装置31の給電制御部31cは、フル充電を控え、上記電力消費量の平均値αだけ給電を行う(ステップS24)。
一方、現在の時間tがT3〜T4の時間帯以外であれば(ステップS23のNo)、その時間帯にバッテリ32の残量が閾値Xになったときに、制御装置31の給電制御部31cは、通常通りバッテリ32の残量に応じて給電(フル充電)を行う(ステップS25)。
このように第2の実施形態によれば、電力ピーク時間帯における給電量を制御することにより、当該時間帯における消費電力を抑えて省電力化に貢献することができる。さらに、上記第1の実施形態と組み合わせて、電力ピーク時間帯より前に給電判断用の閾値を上げておけば、さらに省電力効果を上げることができる。
なお、上記第2の実施形態では、T3〜T4の時間帯での給電量をαとしたが、αよりもさらに下げた値で給電することでも良い。ただし、あまり給電量を抑えると、T3〜T4の時間帯に頻繁に給電が必要となって運行効率が低下するので、電力ピーク時間帯での平均電力消費量であるαを目安にして給電することが好ましい。
また、上記各実施形態では、図1に示すようにカウンタウエイト12に設けられたバッテリ32に非接触給電を行うシステムについて説明したが、給電対象はカウンタウエイト12に限らず、例えば乗りかご11であっても良い。すなわち、乗りかご11に駆動用のバッテリが設けられた構成において、エレベータ運転中にバッテリ残量に応じて給電を行う場合でも本発明は適用可能であり、上記同様の効果を得ることができる。
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、エレベータの運転に支障を来すことなく、電力ピーク時間帯の電力消費量を抑えて省電力化に貢献することのできるエレベータの非接触給電システムを提供することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…昇降路、11…乗りかご、12…カウンタウエイト、13…シーブ、14…ロープ、15…シーブ、16…トラクションシーブ、17…モータ、21…建屋電源、22…給電装置、31…制御装置、31a…電力消費量算出部、31b…オフセット設定部、31c…給電制御部、31d…調整時間設定部、32…バッテリ、33…受電装置、34…受電コイル、35…整流回路、36…平滑回路、37…スイッチ。

Claims (5)

  1. カウンタウエイトまたは乗りかごに搭載されたバッテリに昇降路側に設置された給電装置から非接触で給電を行うエレベータの非接触給電システムにおいて、
    予め与えられた電力ピーク時間帯における電力消費量の平均値を算出する電力消費量算出手段と、
    この電力消費量算出手段によって算出された電力消費量の平均値に基づいて、上記電力ピーク時間帯より前の所定の時間帯における給電判断用の閾値を他の時間帯より上げておき、上記バッテリの残量が上記閾値以下になったときに給電を行うように制御する給電制御手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータの非接触給電システム。
  2. 上記電力ピーク時間帯の開始時間をオフセット終了時間とし、そのオフセット終了時間から少なくとも上記電力ピーク時間帯の時間幅分を逆算した時間をオフセット開始時間として定めるオフセット設定手段を備え、
    上記給電制御手段は、
    上記オフセット設定手段によって設定された上記オフセット開始時間から上記オフセット終了時間までの間、上記閾値を上記電力消費量の平均値分だけ上げておくことを特徴とする請求項1記載のエレベータの非接触給電システム。
  3. 上記給電制御手段は、
    上記電力消費量算出手段によって算出された電力消費量の平均値に基づいて、上記電力ピーク時間帯における給電量を制御することを特徴とする請求項1記載のエレベータの非接触給電システム。
  4. 上記電力ピーク時間帯に合わせて給電量を調整するための調整時間帯を設定する調整時間帯設定手段を備え、
    上記給電制御手段は、
    上記調整時間帯設定手段によって設定された調整時間帯では上記電力消費量の平均値に抑えて給電を行い、上記調整時間帯以外の時間帯では上記バッテリの残量に応じて給電を行うことを特徴とする請求項3記載のエレベータの非接触給電システム。
  5. 上記カウンタウエイトには巻上機が搭載されており、
    上記バッテリに蓄えられた電力は上記巻上機の動力として使用されることを特徴とする請求項1記載のエレベータの非接触給電システム。
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