JP2013183591A - 車両用充放電制御方法、車両内充放電制御装置、および車両電源供給装置 - Google Patents

車両用充放電制御方法、車両内充放電制御装置、および車両電源供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電気自動車等の車両用の充放電制御技術に関し、EVSEへの電力供給の停止を車両側で検出し、その検出に基づいて車両内の電池からEVSE側への放電の実施を自動的に実施可能とする。
【解決手段】
車両102内の電圧検出部117がEVSE電源供給線116を介して、系統電力123からEVSE101への電源供給停止を検出する。車両102内のEVSE電源供給部118が、SBAT114をオンし、補機電池113からEVSE電源供給線116を介してEVSE101に電源供給する。EVSE101内の自己診断部121での自己診断の後、パイロット信号送出部122から放電を指示するパイロット信号112が送出される。車両102内のパイロット信号検出部119が放電指示を検出した後、放電指示部120が充電器108に、高圧電池109からEVSE101側への放電を指示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気自動車等の車両用の充放電制御技術に関する。
近年、プラグインハイブリット車、EV車(エレクトリックビークル:電気自動車)が急速に発展している(以下「車両」と呼ぶ)。このような車両において、車両の走行用高圧電池への充電方法として、充電スタンドからの充電のほかに、車載の充電ケーブルを用いて家庭用コンセントと車両を接続して、家庭内商用電源から充電を行う技術が実用化されている。ここで、充電ケーブルは、EVSE(Electric Vehicle Supply Equipment:車両電源供給装置)とも呼ばれる。EVSEは、車両内の充電制御装置に対して、単に系統電力を電力供給線を介して供給するだけでなく、充電制御用のパルス信号(CPLT:コントロールパイロット信号)を送出するための制御ユニットも備えている。これにより、例えばEVSEを車両側で車載の充電ケーブルとして備えることにより、その車両に合った充電制御を行うことが可能となっている。以下、車載等の充電ケーブルを含めた車両電源供給装置を、EVSEと呼ぶ。
このような車両の充電技術が可能となったことにより、例えば家庭の停電時に、充電時とは逆に、車両内の走行用電池の電力を放電させて、家庭内商用電源に接続されている蓄電池等に電力を供給できれば、非常時の電力供給源として活用することができる。また、車両内の走行用電池の電力を放電させて、電化製品に電力を供給できれば、電源がない場所等において電化製品を使用することも可能となる。
このような車両から車両外への放電を可能にするためには、例えばユーザが停電状態または電源が供給されていない状態を認識した上で、切替えスイッチを操作する必要があり、操作が煩雑であるとともに、誤操作も招きかねなかった。
さらには、車両と家庭内商用電源の充電口または電化製品とを、EVSEの充電ケーブルとは別の放電用ケーブルで接続し直さねばならず、放電用ケーブルを用意するためのコストが必要で、操作も煩雑になってしまうという問題点を有していた。
特開平11−178241号公報 特開2006−158084号公報 特開2007−330083号公報 特開2007−236023号公報 特開2010−239850号公報
本発明は、EVSEへの電力供給の停止を車両側で検出し、その検出に基づいて車両内の電池からEVSE側への放電の実施を自動的に実施可能とすることを目的とする。
本発明は、車両において、車両電源供給装置の側のコネクタと車両の側のインレットとが嵌合されたことを検知し、車両において、嵌合の検知の後、車両電源供給装置からコネクタおよびインレットを介して供給されるべきパイロット信号によって車両電源供給装置が正常状態であることを検知した場合に、車両電源供給装置からコネクタおよびインレットを介して接続される電力供給線を介して車両内の電池への充電を実施し、車両において、嵌合の検知の後、パイロット信号によって車両電源供給装置が異常状態であることを検知した場合に、コネクタおよびインレットを介して車両電源供給装置に接続される車両電源供給装置電源供給線を介して車両電源供給装置への電源供給状態を検出し、車両において、車両電源供給装置に電源が供給されていないことを検出した場合に、車両内の電池から車両電源供給装置電源供給線を介して車両電源供給装置に電源を供給し、車両電源供給装置において、車両電源供給装置電源供給線からの電源供給を検出した場合に、車両電源供給装置から車両に放電を指示するパイロット信号を送出し、車両電源供給装置において、系統電力側からの電源供給を検出した場合に、放電を指示するパイロット信号の送出を停止し、車両において、放電を指示するパイロット信号を検出した場合に、車両内の電池から電力供給線を介して車両電源供給装置の側への放電を実施し、車両において、放電の電圧値が第1の閾値を下回った場合、車両電源供給装置へ電源供給される電池の電圧値が第2の閾値を下回った場合、または放電を指示するパイロット信号が停止した場合に、放電を停止する。
本発明によれば、EVSEへの電力供給の停止を車両側で検出することが可能となり、その検出に基づいて車両内の電池からEVSE側への放電の実施を自動的に実施することが可能となる。
本実施形態のシステム構成図である。 本実施形態による車両内の充放電制御ECUの制御動作を示すフローチャートである。 本実施形態によるEVSE内の制御ユニットの制御動作を示すフローチャートである。 本実施形態によるパイロット信号通信機構のブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態のシステム構成図である。本実施形態は、車両用充放電システムとして実施される。ユーザは、車両102内の走行用電池である高圧電池109を充電したいときには、まず、例えば家庭内商用電源(100ボルトまたは200ボルト等)からの系統電力123のコンセント等に、例えば車載の充電ケーブルであるEVSE(Electric Vehicle Supply Equipment:車両電源供給装置)101の一方のコネクタ(特には図示しない)を接続する。そして、ユーザは、EVSE101の他方のコネクタ104を、車両102に設置されているインレット105に嵌合させる。これにより、コネクタ104およびインレット105を介して、EVSE101側と車両102側の電力供給線103、制御線110、パイロット信号112の制御線、およびEVSE電源供給線116が、それぞれ接続される。
正常な充電時には、コネクタ104とインレット105が嵌合されると、EVSE101内の制御ユニット106内のパイロット信号送出部122から、充電を指示するパイロット信号112が送出する。このパイロット信号112は例えば、CPLT(コントロールパイロット信号)プロトコルに基づいて、専用の制御線を使って送出される。車両102内の充放電制御ECU(Engine Control Unit:エンジン制御ユニット)107は、パイロット信号検出部119にて、上記充電を指示するパイロット信号112を検出すると、充電器108に対して充電を指示する。この結果、充電器108が、電力供給線103から供給される充電電力を、高圧電池109に充電する。
次に、系統電力123が供給されていないときにEVSE101のコネクタ104が車両102のインレット105に嵌合されたときの動作について説明する。系統電力123が供給されていない状況としては、充電状態にあったが系統電力123が停電した場合、或いは、ユーザが意図的に系統電力123を供給しない場合等が考えられる。前者の場合、例えば家庭内商用電源の停電時に、充電時とは逆に、車両102内の高圧電池109の電力を放電させて、家庭内商用電源に接続されている蓄電池等に電力を供給することで、非常時の電力供給源として活用することが考えられる。一方、後者の場合、車両102内の高圧電池109の電力を放電させて、電化製品に電力を供給することで、電源がない場所等において電化製品を使用することが考えられる。いずれの場合においても、本実施形態では、車両102内の高圧電池109の電力を、充電器108、インレット105およびコネクタ104を介した電力供給線103、およびEVSE101を介して、外部に放電させることを可能にするものである。
このような機能に対応するために、まず、車両102の充放電制御ECU107内の電圧検出部117(電源供給状態検出部に対応する)は、EVSE101のコネクタ104と車両102のインレット105とが嵌合されたことを嵌合検知信号111として検知する。その後、電圧検出部117は、EVSE101からコネクタ104およびインレット105を介して供給されるべきパイロット信号112が例えば無いことを検知することによって、EVSE101が異常状態であることを検知する。この場合、EVSE101は、コネクタ104およびインレット105を通じてEVSE101に接続されるEVSE電源供給線116(車両電源供給装置電源供給線に対応する)を介して、EVSE101への系統電力123からの電源供給状態を検出する。より具体的には、EVSE電源供給線116は、EVSE101側では、EVSE101のプラス12ボルト(+12V)電源入力と接続されている。また、EVSE電源供給線116は、車両102側では、抵抗Ra を介して接地レベルに接続されているとともに、ダイオード115およびスイッチ素子であるSBAT114を介して+12Vの補機電池113の出力に接続されている。電圧検出部117は、EVSE電源供給線116の抵抗Ra とダイオード115の接続点の電圧値を監視している。そして、電圧検出部117は、上記監視電圧値が十分な値であれば、系統電力123側からEVSE101に、+12Vの電源が正常に供給されていると判定する。一方、電圧検出部117は、上記監視電圧値がゼロボルトに近ければ、系統電力123側からEVSE101に、+12Vの電源が正常に供給されていないと判定する。この状態としては、例えば系統電力123側からEVSE101への電源供給が停止した場合、またはEVSE101自体が故障した場合等が考えられる。
次に、EVSE電源供給部118(車両電源供給装置電源供給部に対応する)は、EVSE101に電源が供給されていないことを検出した場合に、車両102内の補機電池113からEVSE電源供給線116を介してEVSE101に電源を供給する。
より具体的には、EVSE電源供給部118は、EVSE101電源が供給されていないことを検出した場合に、車両102内の補機電池113とEVSE電源供給線116を接続するスイッチ素子であるSBAT114をオンする。これにより、SBAT114とEVSE電源供給線116間に挿入されるダイオード115を介してEVSE101に補機電池113の電力が電源供給される。
EVSE101の制御ユニット106が、電源が供給され自装置が起動した後に、EVSE電源供給線116からの電源供給を検出すると、制御ユニット106内の自己診断部121が、自装置の稼動状態を自己診断する。
自己診断部121での自己診断の結果が正常を示している場合に、制御ユニット106内のパイロット信号送出部122が、コネクタ104およびインレット105を介して車両102に放電を指示するパイロット信号112を送出する。その後、パイロット信号送出部122は、系統電力123側からの電源供給が復活したことを検出した場合には、上記放電を指示するパイロット信号112の送出を停止する。
これに対し、車両102の充放電制御ECU107内のパイロット信号検出部119は、上記放電を指示するパイロット信号112を検出した場合に、充電器108に対して、車両102内の高圧電池109から電力供給線103を介してEVSE101の側への放電の実施を指示する。これにより、充電器108は、高圧電池109から電力供給線103側への放電を開始する。一方、放電指示部120は、充電器108が検出する高圧電池109の放電電圧値が第1の閾値VAminを下回った場合、EVSE電源供給線116からEVSE101へ電源供給される補機電池113の電圧値が第2の閾値VBminを下回った場合、または上記放電を指示するパイロット信号112が停止した場合に、充電器108に放電の停止を指示する。充電器108は、高圧電池109から電力供給線103側への放電を停止する。これにより、高圧電池109または補機電池113の過放電が防止され、また、EVSE101への系統電力123からの電源供給が復活した場合に、放電が終了する。
以上の本実施形態の構成により、系統電力123からの電源供給が停止しEVSE101内の制御ユニット106が動作できない状態になっても、車両102内の補機電池113からEVSE101内の制御ユニット106を動作させるための電源供給を行うことができる。さらに続いて、EVSE101内の制御ユニット106から放電を指示するパイロット信号112を車両102に送出させることにより、車両102は、EVSE101を接続したままの状態で、高圧電池109からEVSE101側への放電動作を実施することが可能となる。このように、EVSE101への電力供給の停止を車両102側で検出することが可能となり、その検出に基づいて車両102内の高圧電池109からEVSE101側への放電の実施を自動的に実施することが可能となる。これにより、例えば家庭内商用電源の停電時に、充電時とは逆に、車両102内の高圧電池109の電力を放電させて、家庭内商用電源に接続されている蓄電池等に電力を供給することで、非常時の電力供給源として活用することが可能となる。あるいは、車両102内の高圧電池109の電力を放電させて、EVSE101に接続された電化製品に電力を供給することで、電源がない場所等において電化製品を使用することが可能となる。
図2は、図1の構成を有する本実施形態による車両102内の充放電制御ECU107の制御動作を示すフローチャートである。この制御動作は、充放電制御ECU107内の特には図示しないプロセッサが、特には図示しないメモリに記憶された制御プログラムを実行する動作として実現される。なお、この制御動作は、放電状態を実施するための制御動作であり、通常の充電中の状態であっても一定時間毎に自動的に実行される。以下の説明においては、随時図1の本実施形態のシステム構成図と、図2のフローチャートを参照するものとする。
まず、嵌合検知信号111が確認される(ステップS201)。
この結果、EVSE101のコネクタ104と車両102のインレット105とが嵌合された状態であるか否かが判定される(ステップS202)。
嵌合検知信号111の確認によりコネクタ104とインレット105が嵌合されていないであると判定された場合(ステップS202の判定が「非嵌合」のとき)は、今回における放電実施のための図2のフローチャートの制御動作を終了する。
嵌合検知信号111の確認によりコネクタ104とインレット105が嵌合されていると判定された場合には、次に、パイロット信号112の状態が確認される(ステップS202→S203)。
この結果、EVSE101の状態(EVSE State)が判定される(ステップS204)。
パイロット信号112の確認によりEVSE101の状態が正常状態であることが判定された場合(ステップS204の判定が「Not State E」のとき)は、今回における放電実施のための図2のフローチャートの制御動作を終了して充電状態が継続される。この状態は、パイロット信号112として、充電を指示する信号が送られてきている場合である。
パイロット信号112の確認によりEVSE101の状態が正常状態であることが判定された場合(ステップS204の判定が「Not State E」のとき)は、EVSE101が異常状態であると判定される。この状態は、パイロット信号112が送られてこない状態である。この場合、EVSE電源供給線116の抵抗Ra とダイオード115の接続点の電圧VRaが測定される(ステップS204→S205)。
次に、電圧VRaの値が判定される(ステップS206)。
ステップS206で電圧VRaの値がゼロボルトでないと判定された場合には、EVSE101には系統電力123からの電源が供給されているため、放電動作は行われず、今回における放電実施のための図2のフローチャートの制御動作を終了する。この状態は、EVSE101に電源が供給されているにもかかわらず充電を示すパイロット信号112がEVSE101から送られてきていないため、EVSE101においてなんらかの故障が発生したと判定され、例えば車両102の運転席のディスプレイに警告表示または警告音の発生がなされる。
ステップS206で電圧VRaの値がゼロボルトであると判定された場合には、系統電力123側からEVSE101に、+12Vの電源が正常に供給されていないと判定される。
以上のステップS205およびS206の処理は、図1の電圧検出部117の機能を実現する。
次に、スイッチ素子SBAT114がオンされる(ステップS207)。この結果、車両102内の補機電池113から、SBAT114、ダイオード115、およびEVSE電源供給線116を介して、EVSE101に+12Vの電源が供給される。ステップS207の処理は、図1のEVSE電源供給部118の機能を実現する。
その後、現在時間が充放電制御ECU107内の特には図示しないメモリまたはレジスタTs にセットされる(ステップS208)。その後、パイロット信号112の受信が確認されながら(ステップS209)、パイロット信号112の受信がなければ(ステップS210の判定がNO)、各時点での現在時刻Tp がEVSE101への電源供給が開始された時点の時刻Ts からタイムアウト時間Tmax を経過したと判定されるまで(ステップS211の判定がNO)、パイロット信号112の受信が待機される(ステップS209→S210→S211→S209の繰り返し処理)。
上記待機期間が経過してタイムアウトが発生すると(ステップS211の判定がYES)、放電動作は行われず、今回における放電実施のための図2のフローチャートの制御動作を終了する。この状態は、EVSE101に車両102から電源が供給されたにもかかわらずEVSE101が応答しなかったため、EVSE101においてなんらかの故障が発生したと判定され、例えば車両102の運転席のディスプレイに警告表示または警告音の発生がなされる。
以上のステップS208からS211の一連の処理は、図1のパイロット信号検出部119の機能を実現する。
上記待機期間中にEVSE101からパイロット信号112が受信されると、受信されたパイロット信号112が放電を指示しているか否かが判定される(ステップS212)。
最初は、EVSE101からのパイロット信号112は放電を指示しているのでステップS212の判定はYESとなる。これにより、充電器108に対して、車両102内の高圧電池109から電力供給線103を介してEVSE101の側への放電の実施が指示される(ステップS212→S213)。
その後、充電器108を介して高圧電池109の放電電圧値が第1の閾値VAminを下回ったか否か、またはEVSE電源供給線116からEVSE101へ電源供給される補機電池113の電圧値が第2の閾値VBminを下回ったか否かが判定される(ステップS214)。
高圧電池109および補機電池113の蓄電容量ともに十分であってステップS214の判定がNOならば、ステップS212のパイロット信号112の判定に戻り、ステップS212からS214の一連の処理が繰り返し実行されて、放電動作が継続される。
放電動作中に、EVSE101において系統電力123からの電源供給が復活してEVSE101から車両102への放電指示のパイロット信号112が停止すると、ステップS212の判定がNOとなる。これにより、充電器108への放電指示が停止され(ステップS215)、今回の放電処理を終了する。
また、放電動作中に、高圧電池109または補機電池113の蓄電容量が低下すると、ステップS214の判定がYESとなる。この場合にも、高圧電池109または補機電池113での過放電防止のために、充電器108への放電指示が停止され(ステップS215)、今回の放電処理を終了する。
以上のステップS212からS215の一連の処理は、図1の放電指示部120の機能を実現する。
図3は、図1の構成を有する本実施形態によるEVSE101内の制御ユニット106の制御動作を示すフローチャートである。この制御動作は、制御ユニット106内の特には図示しないプロセッサが、特には図示しないメモリに記憶された制御プログラムを実行する動作として実現される。以下の説明においては、随時図1の本実施形態のシステム構成図と、図3のフローチャートを参照するものとする。
系統電力123からの電源供給が止まるとEVSE101の制御ユニット106の動作が停止するが、その後、系統電力123またはEVSE電源供給線116からの電源供給が発生すると、EVSE101の制御ユニット106が再起動する。このとき、制御ユニット106が、電源供給がEVSE電源供給線116からなされていると判定すると、図3のフローチャートで示される制御動作(図3では「SBAT供給」と示される)を起動する。
まず、自装置の稼動状態が自己診断される(ステップS301)。この処理では、詳細は省略するが、制御ユニット106内の各部の動作状態がチェックされる。この処理は、図1の自己診断部121の機能を実現する。
次に、自己診断部121での自己診断結果が正常であるか否かを判定する(ステップS302)。
自己診断結果が異常(NG)であるときには、EVSE101は正常動作できないため、図3のフローチャートの制御動作をそのまま終了する。この場合、放電を示すパイロット信号112が送出されないため、車両102内の充放電制御ECU107が実行する前述した図2のステップS211において、EVSE101の故障が検出される。
自己診断結果が正常(OK)であるときには、放電を指示するパイロット信号112が送出される(ステップS303)。
その後、系統電力123側から+12Vの電源供給が復活したか否かが判定される(ステップS304)。
系統電力123側からの電源供給が復活しておらずステップS304の判定がNOならば、放電を指示するパイロット信号112の送出が継続される(ステップS304→S303)。
系統電力123側からの電源供給が復活しステップS304の判定がYESになると、放電を指示するパイロット信号112の送出が停止される(ステップS304→S305)。そして、図3のフローチャートで示される制御動作を終了する。
以上のステップS302からS305までの一連の処理は、図1のパイロット信号送出部122の機能を実現する。
以上説明した図2および図3のフローチャートの制御動作によって、前述したように、EVSE101への電力供給の停止を車両102側で検出することが可能となり、その検出に基づいて車両102内の高圧電池109からEVSE101側への放電の実施を自動的に実施することが可能となる。
図4は、本実施形態によるパイロット信号通信機構のブロック図である。
パイロット信号112の規格としては、例えばSAE(米国自動車技術者協会)の2010年J1772部会において策定されている標準規格では、デューティー比が5%であるときにはデジタル通信を実施する旨が規定されている。しかし、その通信方式は具体的に定義されていない。そこで、本実施形態では例えば、図4に示される回路を例にパイロット信号112を用いたデジタル通信を実現し、充電指示信号および放電指示信号の送受信を行うことを考える。
図4において、図1に示されるEVSE101の制御ユニット106内のパイロット信号送出部122は、PWM信号生成回路401および重畳通信加算回路402を備える。PWM信号生成回路401は、デューティー比5%を有するPWM(パルス波形変調)信号を生成する。重畳通信加算回路402は、充電および放電のそれぞれの指示時に、以下のビットストリームのデジタルデータを、パイロット信号112に重畳する。
・充電指示信号:10001010・・・
・放電指示信号:10000000・・・
一方、図1に示される車両の充放電制御ECU107内のパイロット信号検出部119は、重畳通信成分抽出回路403およびPWM信号検出回路404を備える。重畳通信成分抽出回路403は、EVSE101から送られてきたパイロット信号112から、上述の充電指示信号または放電指示信号を検出する。PWM信号検出回路404は、パルス波形の検出を行ってEVSE101の正常/異常状態を確認する。
上述のパイロット信号112の実施形態は単なるビットストリームであるが、例えばXML(Extensible Markup Language:拡張可能なマーク付け言語)などの言語を重畳通信に変換・復元することで、リッチな情報をやりとりすることも可能である。
101 EVSE
102 車両
103 電力供給線
104 コネクタ
105 インレット
106 制御ユニット
107 充放電制御ECU
108 充電器
109 高圧電池
110 制御線
111 嵌合検知信号
112 パイロット信号
113 補機電池
114 SBAT
115 ダイオード
116 EVSE電源供給線
117 電圧検出部
118 EVSE電源供給部
119 パイロット信号検出部
120 放電指示部
121 自己診断部
122 パイロット信号送出部
123 系統電力
401 PWM信号生成回路
402 重畳通信加算回路
403 重畳通信成分抽出回路
404 PWM信号検出回路

Claims (10)

  1. 車両において、車両電源供給装置の側のコネクタと前記車両の側のインレットとが嵌合されたことを検知し、
    前記車両において、前記嵌合の検知の後、前記車両電源供給装置から前記コネクタおよび前記インレットを介して供給されるべきパイロット信号によって前記車両電源供給装置が正常状態であることを検知した場合に、前記車両電源供給装置から前記コネクタおよび前記インレットを介して接続される電力供給線を介して前記車両内の電池への充電を実施し、
    前記車両において、前記嵌合の検知の後、前記パイロット信号によって前記車両電源供給装置が異常状態であることを検知した場合に、前記コネクタおよび前記インレットを介して前記車両電源供給装置に接続される車両電源供給装置電源供給線を介して前記車両電源供給装置への電源供給状態を検出し、
    前記車両において、前記車両電源供給装置に電源が供給されていないことを検出した場合に、前記車両内の電池から前記車両電源供給装置電源供給線を介して前記車両電源供給装置に電源を供給し、
    前記車両電源供給装置において、前記車両電源供給装置電源供給線からの電源供給を検出した場合に、前記車両電源供給装置から前記車両に放電を指示するパイロット信号を送出し、
    前記車両電源供給装置において、系統電力側からの電源供給を検出した場合に、前記放電を指示するパイロット信号の送出を停止し、
    前記車両において、前記放電を指示するパイロット信号を検出した場合に、前記車両内の電池から前記電力供給線を介して前記車両電源供給装置の側への放電を実施し、
    前記車両において、前記放電の電圧値が第1の閾値を下回った場合、前記車両電源供給装置へ電源供給される電池の電圧値が第2の閾値を下回った場合、または前記放電を指示するパイロット信号が停止した場合に、前記放電を停止する、
    ことを特徴とする車両用充放電制御方法。
  2. 前記車両において、前記嵌合の検知の後、前記パイロット信号が充電を指示している場合に前記車両電源供給装置が正常状態であることを検知し、前記パイロット信号が検出されなかった場合に前記車両電源供給装置が異常状態であることを検知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用充放電制御方法。
  3. 前記車両において、前記パイロット信号によって前記車両電源供給装置が異常状態であることを検知した場合に、前記コネクタおよび前記インレットを介して前記車両電源供給装置に接続され抵抗素子を介して接地レベルに接続される車両電源供給装置電源供給線の電圧値を判定することにより前記車両電源供給装置への電源供給状態を検出する、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の車両用充放電制御方法。
  4. 前記車両において、前記車両電源供給装置に電源が供給されていないことを検出した場合に、前記車両内の補機電池と前記車両電源供給装置電源供給線を接続するスイッチをオンし、該スイッチと前記車両電源供給装置電源供給線間に挿入されるダイオードを介して前記車両電源供給装置に前記補機電池の電力を電源供給する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車両用充放電制御方法。
  5. 前記車両電源供給装置において、前記車両電源供給装置電源供給線からの電源供給を検出した場合に、自装置の稼動状態を自己診断し、
    前記車両電源供給装置において、該自己診断の結果が正常を示している場合に、前記車両電源供給装置から前記車両に放電を指示するパイロット信号を送出する、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の車両用充放電制御方法。
  6. 車両内に備えられる車両内充放電制御装置であって、
    車両電源供給装置の側のコネクタと前記車両の側のインレットとが嵌合されたことを検知した後、前記車両電源供給装置から前記コネクタおよび前記インレットを介して供給されるべきパイロット信号によって前記車両電源供給装置が異常状態であることを検知した場合に、前記コネクタおよび前記インレットを介して前記車両電源供給装置に接続される車両電源供給装置電源供給線を介して前記車両電源供給装置への電源供給状態を検出する電源供給状態検出部と、
    前記車両電源供給装置に電源が供給されていないことを検出した場合に、前記車両内の電池から前記車両電源供給装置電源供給線を介して前記車両電源供給装置に電源を供給し、車両電源供給装置電源供給部と、
    前記放電を指示するパイロット信号を検出した場合に、前記車両内の電池から前記電力供給線を介して前記車両電源供給装置の側への放電の実施を指示し、前記放電の電圧値が第1の閾値を下回った場合、前記車両電源供給装置へ電源供給される電池の電圧値が第2の閾値を下回った場合、または前記放電を指示するパイロット信号が停止した場合に、前記放電の停止を指示する放電指示部と、
    を備えることを特徴とする車両内充放電制御装置。
  7. 前記電源供給状態検出部は、前記嵌合の検知の後、前記パイロット信号が検出されなかった場合に前記車両電源供給装置が異常状態であることを検知する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の車両内充放電制御装置。
  8. 前記電源供給状態検出部は、前記パイロット信号によって前記車両電源供給装置が異常状態であることを検知した場合に、前記コネクタおよび前記インレットを介して前記車両電源供給装置に接続され抵抗素子を介して接地レベルに接続される車両電源供給装置電源供給線の電圧値を判定することにより前記車両電源供給装置への電源供給状態を検出する、
    ことを特徴とする請求項6または7のいずれかに記載の車両内充放電制御装置。
  9. 前記車両電源供給装置電源供給部は、前記車両電源供給装置に電源が供給されていないことを検出した場合に、前記車両内の補機電池と前記車両電源供給装置電源供給線を接続するスイッチをオンし、該スイッチと前記車両電源供給装置電源供給線間に挿入されるダイオードを介して前記車両電源供給装置に前記補機電池の電力を電源供給する、
    ことを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載の車両内充放電制御装置。
  10. コネクタが車両の側のインレットに嵌合されることにより前記車両内の電池への充電を行う機能を備える車両電源供給装置であって、
    起動後に、前記コネクタおよび前記インレットを介して前記車両に接続される車両電源供給装置電源供給線からの電源供給を検出した場合に、自装置の稼動状態を自己診断する自己診断部と、
    該自己診断の結果が正常を示している場合に、前記コネクタおよび前記インレットを介して前記車両に放電を指示するパイロット信号を送出し、その後、系統電力側からの電源供給を検出した場合に、前記放電を指示するパイロット信号の送出を停止するパイロット信号送出部と、
    を備えることを特徴とする車両電源供給装置。
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