JP2013181373A - 柱の据え付け具 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンカーボルトに螺合するナットを締め付ける際、柱脚金物の供回りを防止でき、スミ線との位置調整も容易な柱の据え付け具を提供する。
【解決手段】基礎の立上部41に柱61を据え付けるため、立上部41の上面に載置されアンカーボルト44を差し込み可能な基礎パッキン11と、基礎パッキン11の上面に載置され柱61を固定する柱脚金物21と、を用いる。柱脚金物21は、アンカーボルト44が差し込まれる基本部22と、柱61に差し込まれるシャフト27などの挿柱部と、からなる。基礎パッキン11と基本部22との境界面には、嵌め込み可能な凸部15と凹部25を設けることで、柱脚金物21を基礎パッキン11と一体化でき、基礎パッキン11と立上部41との摩擦により、柱脚金物21の供回りを防止できる。基礎パッキン11の外縁に基準線18を設けることで、スミ線48との位置調整が容易になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、木造建築において、基礎パッキンと柱脚金物を用いた柱の据え付け具に関する。
柱や梁などの棒材を建物の骨格とする木造軸組構法において、十分な強度を確保するには、基礎と柱を強固に連結する必要がある。基礎と柱を連結する方法は様々だが、コンクリート製の基礎にアンカーボルトを埋め込み、ホールダウン金物などを介して柱を基礎に引き寄せることが多い。他の方法として、基礎と柱との間に柱脚金物を介在させるものが挙げられる。柱脚金物は、基礎の上面に据え置かれる部分と、柱の中に差し込まれる部分とからなり、その形状例として後記非特許文献1が挙げられる。
柱脚金物に関する技術開発は、以前から継続的に進められており、その一例として後記特許文献1が挙げられ、三階建て木造建築などで使用する通し柱を基礎に緊結するための継手具(柱脚金物)が開示されている。継手具は、基礎の上面に載置される箱状の第一接合部と、柱の中に差し込まれる円柱状の第二接合部と、を接合した形状で、第一接合部は、アンカーボルトで基礎に固定され、第二接合部は、ボルトやピンで柱に固定される。このような継手具を用いることで、周辺の美感が向上するほか、柱などに仕口を加工する必要がない。
特許文献2では、施工時の作業性に優れた柱脚金具(柱脚金物)が開示されている。この柱脚金具は、土台の中に埋め込まれる円筒状の土台埋設部と、柱の中に差し込まれるホゾ部と、が分割可能で、土台埋設部を土台の中に埋め込み、ホゾ部を柱の中に差し込んだ後、土台の上面に柱を載せ、土台埋設部とホゾ部を貫通する係止体を打ち込み、土台と柱を連結する。このように、柱脚金具を分割可能とすることで、土台埋設部を基礎に固定する際の作業性に優れるなどの利点がある。
柱脚金物の使用例を図7に示す。この図は、コンクリート製基礎の立上部の上面に土台を敷設して、その上面に柱を据え付ける状況を描いており、柱脚金物で柱を立上部に固定している。立上部の上面からアンカーボルトが突出しているほか、立上部の上面と土台の下面との間には、通気のため基礎パッキンを挟み込んでいる。柱脚金物は、円筒状の基本部の上面から円柱状のシャフトが突出した形状で、基本部は、土台に加工した空洞部の中に埋め込まれ、シャフトは、柱の中心に加工した軸穴の中に差し込まれる。基本部は、アンカーボルトとナットとワッシャで立上部に引き寄せられ、シャフトは、ドリフトピンで柱に固定される。なおシャフトの側周面には、ドリフトピンを差し込むためのピン孔を設けてある。
特開平11‐148181号公報 特開2002‐294875号公報 意匠登録第1126569号公報
図7において、柱を据え付ける際は、まず、アンカーボルトを基礎パッキンの中孔に差し込み、基礎パッキンを立上部の上面に載せて、さらに、アンカーボルトを基本部の底孔に差し込み、柱脚金物を基礎パッキンの上面に載せて、次にナットとワッシャをアンカーボルトの先端に差し込み、ナットを締め付ける。このナットを締め付ける際、ナットと基本部が接触するため、柱脚金物がナットと供回りして、ピン孔の向きが狂い、後にドリフトピンを打ち込めない恐れがある。そのため作業中、常に柱脚金物の位置調整が必要になり、手間や時間の増大が避けられず、何らかの対策が求められている。
また、立上部から突出するアンカーボルトの位置は、設計図に対してある程度の誤差が避けられない。そのため立上部の上面には、柱の位置などを示すスミ線を描き、これに基づいて基礎パッキンや柱脚金物を配置している。しかし基礎パッキンや柱脚金物は、スミ線との位置合わせを考慮していない場合が多く、施工時の位置調整が複雑化することがある。
本発明はこうした実情を基に開発されたもので、アンカーボルトに螺合するナットを締め付ける際、柱脚金物の供回りを防止でき、しかもスミ線との位置調整も容易な柱の据え付け具の提供を目的としている。
前記の課題を解決するための請求項1記載の発明は、基礎の立上部に柱を据え付けるためのもので、前記立上部の上面に載置され且つアンカーボルトを差し込むための中孔を有する基礎パッキンと、該基礎パッキンの上面に載置され且つ前記柱を固定する柱脚金物と、を用い、前記柱脚金物は、前記アンカーボルトを差し込むための底孔を有する基本部と、該基本部の上面から突出し且つ前記柱の中に差し込まれる挿柱部と、からなり、前記基礎パッキンの上面と前記基本部の下面との境界には、一方の面に凸部を設け、他方の面に該凸部を嵌め込むための凹部を設けたことを特徴とする柱の据え付け具である。
本発明は、木造建築において、垂直に配置される柱の下端部を基礎に据え付けるためのもので、基礎パッキンと柱脚金物を用いている。また立上部は、基礎の一部であり、建物の外縁や部屋の区画などに沿って延びるコンクリート製の壁で、地面から垂直に立ち上がっており、その上面は、水平に仕上げてある。次にアンカーボルトは、基礎と建物を強固に連結するためのもので、大半が立上部の内部に埋め込まれており、その上端部だけが立上部の上面から突出している。
基礎パッキンは、立上部と土台との接触を防止するため、立上部の上面と土台の下面との間に挟み込まれる板状で、床下の通気性の改善などを目的として、広く使用されている。本発明で用いる基礎パッキンは、アンカーボルトと併せて使用することを前提としており、アンカーボルトを差し込むための中孔を設けてある。なお基礎パッキンは、所定の強度を有しているならば、その材質や厚さなどは自在に決めることができる。
柱脚金物は、基本的に従来から使用されているものと同様の形状で、アンカーボルトを介して基礎に固定される基本部と、柱の中に差し込まれる挿柱部と、からなり、本発明では、基礎パッキンの上面に載せることを前提とする。なお基本部の下面には、アンカーボルトを差し込むための底孔を設ける。また挿柱部の具体例としては、柱に加工した軸穴に差し込むシャフトや、柱にねじ込むラグスクリューや、柱に加工したスリットに差し込むプレートなど、自在に選択できる。そのほか基礎パッキンは、真上から見て柱脚金物よりも大きいものとする。
本発明は、基礎パッキンと柱脚金物を一体化できるよう、双方の境界面に嵌め込み可能な凸部と凹部を設けたことを特徴としている。従来、基礎パッキンや柱脚金物は、それぞれを個別に手配して、自在に組み合わせていたが、これでは、基礎パッキンの上面に柱脚金物を載せた際、柱脚金物が自在に移動でき、据え付け位置の精度確保が難しい。しかし凸部と凹部を設けて、双方を嵌め込むことで、柱脚金物は、基礎パッキンと一体で移動するため、精度確保が容易になる。
凸部と凹部は、文字通り、基礎パッキンの上面または基本部の下面に形成した局地的な凸凹で、対になる凸部と凹部のうち一方は、基礎パッキンの上面に設けて、他方は、基本部の下面に設ける。なお、対になる凸部と凹部は、遊びがなく、しかも人力で無理なく嵌め込み可能な精度とする。当然ながら凸部と凹部は、あくまでも基礎パッキンと柱脚金物との水平方向の変位を規制するもので、垂直方向への変位を規制するものではない。そのほか、対になる凸部と凹部は、形状を調整することで一組とすることもできるが、通常は複数組とする。
このように凸部と凹部を設けることで、柱脚金物を基礎パッキンと一体化でき、立上部に載せられた柱脚金物の位置を調整するには、基礎パッキンを移動させればよい。基礎パッキンは、真上から見て柱脚金物よりも大きく、位置の微調整が容易である。また基礎パッキンは、立上部との接触面積が広く摩擦も増えるため、不用意に移動することがない。そのため、アンカーボルトに螺合するナットを締め付ける際、柱脚金物の供回りを防止でき、柱脚金物を正しい姿勢で据え付けることができる。
請求項2記載の発明は、基礎パッキンの位置調整を容易に行うためのもので、基礎パッキンには、上面の外縁から側面に跨る位置に基準線を設けたことを特徴とする。基準線は、目視で基礎パッキンの位置調整をする際の基準となる細線で、本発明では、基礎パッキンの上面の外縁近傍から、上面と側面との角部を経て、側面に到達しているものとする。また基準線は、一個の基礎パッキンについて一箇所では不十分で、通常は各側面中央の計四箇所に設ける。そのほか基準線の形成は、着色で構わないが、色落ちなどを考慮して、表面を削った溝状とすることもできる。
上面と側面を跨ぐように基準線を設けることで、二方向から無理なく視認可能で、基礎パッキンの位置を確実に把握でき、施工時の調整を円滑に進めることができる。また請求項1記載の発明により、柱脚金物は基礎パッキンと一体化するため、基礎パッキンを正確な位置に据え置くと、必然的に柱脚金物も正確な位置に据え置かれる。そのため、アンカーボルトの埋め込み位置に誤差がある場合でも、柱を正確な位置に据え付けることができる。
請求項1記載の発明のように、柱の据え付け具として基礎パッキンと柱脚金物を用い、基礎パッキンと柱脚金物との境界面には、対になる凸部と凹部を設け、凸部と凹部を嵌め込むことで、柱脚金物を基礎パッキンと一体化することができる。基礎パッキンは、立上部との接触面積が広く、摩擦によって移動が規制される。そのため、アンカーボルトにナットを螺合して締め付ける際、基礎パッキンと一体化した柱脚金物は、ナットと供回りすることなく静止している。したがってナットの締め付けに先立ち、基礎パッキンを正しい位置に据え置くならば、後の位置調整が不要であり、作業に要する手間や時間を抑制できる。
請求項2記載の発明のように、基礎パッキンには、上面の外縁から側面に跨る位置に基準線を設けることで、立上部の上面に描かれたスミ線に基づき、基礎パッキンの位置調整を容易に実施できる。本発明では、凸部と凹部によって基礎パッキンと柱脚金物が一体化するため、基礎パッキンを正確な位置に据え置くと、必然的に柱脚金物も正確な位置に据え置かれ、後の柱の据え付け作業などを円滑に進めることができる。
本発明による柱の据え付け具の構成例を示す斜視図である。 図1の柱脚金物を固定する過程を示す斜視図である。 図1の柱を立上部に据え付けた状態を示す斜視図である。 挿柱部としてラグスクリューを用いた構成を示す斜視図である。 図4の柱を立上部に据え付けた状態を示す斜視図である。 挿柱部としてプレートを用いた構成を示す斜視図である。 従来から普及している柱脚金物の使用例を示す斜視図である。
図1は、本発明による柱の据え付け具の構成例を示している。地面から直立する立上部41の上面に基礎パッキン11を介して土台51を載せ、さらに土台51の上面に柱61を載せており、柱61を固定するため、柱脚金物21を使用している。なお土台51や柱61は、集成材を含む木製である。また柱脚金物21は、立上部41に固定される基本部22と、柱61の中に差し込まれる挿柱部と、を溶接で一体化した形状で、基本部22は、円筒形で側周面の約半分が開放しており、対する挿柱部は、円柱形のシャフト27である。
立上部41は、建物を支持するコンクリート製の基礎の一部で、建物の外縁などに沿って細長く延びる壁状で、上面は水平に仕上げられている。またアンカーボルト44は、建物を基礎に引き寄せるためのもので、大半が立上部41の内部に埋め込まれており、上端部だけが立上部の上面から突出している。アンカーボルト44は、柱61の中心直下に埋め込まれているが、ある程度の誤差が避けられない。そのため立上部41の上面には、柱61の正確な中心位置を示すスミ線48が描かれている。スミ線48は、十字状に描かれており、その中心に柱61の中心を一致させる。
基礎パッキン11は、立上部41と土台51との間に通気口を確保するために使用している。図の基礎パッキン11は、柱61の直下に配置され、柱61の横断面と同じ大きさで、中心には、アンカーボルト44を差し込むための中孔14を設けてある。なお基礎パッキン11の材質は自在で、ゴムや硬質樹脂のほか、金属でも構わない。また基礎パッキン11の摩擦を増大させるため、図のように、上下面を波形とすることがある。
柱脚金物21は、基礎パッキン11の上面に載せられる。そのため基礎パッキン11の上面13の中央は、基本部22に応じた円形の面が形成されており、基本部22の下面23全体と無理なく接触できる。また基本部22の中心には、アンカーボルト44を差し込むため、底孔24を設けてある。この底孔24のほか、基礎パッキン11の中孔14は、アンカーボルト44の埋め込み位置の誤差を吸収できるよう、直径を大きくしてある。
基礎パッキン11の上面13には、上方に突出する凸部15を四箇所に形成してあり、さらに柱脚金物21の基本部22の下面23には、図の左下のように、凸部15と対になる凹部25を四箇所に形成してある。凸部15と凹部25は、人力で無理なく嵌め込み可能で且つ緩みのない精度に仕上げてあり、基本部22の下面23を基礎パッキン11の上面13に接触させると、凸部15が凹部25に嵌まり込み、以降、基礎パッキン11と柱脚金物21は、一体で水平移動する。
基礎パッキン11の各側面の中央には、表面を削った基準線18を設けてある。基準線18は、上面13の外縁から側面に跨るV字状の溝で、個々の基準線18をスミ線48に合わせると、基礎パッキン11が正確に配置される。なお基準線18は、上面13と側面の両方に跨っており、上方と側方の両方向からスミ線48との位置関係を把握でき、作業性に優れる。
基礎パッキン11を介して柱脚金物21を立上部41に載せて、凸部15と凹部25を嵌め込んだ後、基本部22の側方からワッシャ45とナット46を差し込み、これらをアンカーボルト44の先端に組み込む。次に、個々の基準線18をスミ線48と合わせて、基礎パッキン11を正確に配置する。最後にナット46を締め付け、柱脚金物21を固定するが、その際、基礎パッキン11と立上部41との摩擦により、柱脚金物21がナット46と供回りすることはなく、静止状態を維持する。
基本部22は、土台51の中に埋め込まれるため、土台51には、所定の位置に円筒状の空洞部52を加工してある。また柱61の下面中心には、シャフト27を差し込むための軸穴67を加工してある。さらに柱61とシャフト27は、ドリフトピン68を介して固定される。そのため柱61の側面には、横孔62を加工してあり、シャフト27の側周面にはピン孔28を形成してある。なお凸部15と凹部25は、基礎パッキン11を正確に配置した際、横孔62とピン孔28が同心に揃うように形成してある。
図2は、図1の柱脚金物21を固定する過程を示している。まずは、アンカーボルト44を中孔14に差し込み、基礎パッキン11を立上部41の上面に載せる。なおアンカーボルト44の埋め込み位置には、誤差がある恐れがあり、中孔14とアンカーボルト44の中心が一致するとは限らない。次に、基礎パッキン11の上面13に柱脚金物21を載せる。その際、全ての凸部15を凹部25に嵌め込み、基礎パッキン11の上面13と基本部22の下面23を面接触させる。凸部15や凹部25は、90度間隔で配置されており、嵌め込みの際は、ピン孔28の向きを確認する必要がある。
次に、基本部22の側方からワッシャ45とナット46を差し込み、ワッシャ45をアンカーボルト44に差し込んだ後、ナット46を螺合させて指で締め付けていく。この時点で、個々の基準線18がスミ線48と一致しているか否かを確認して、誤差があれば調整する。その後、スパナなどの工具でナット46を締め付けると、柱脚金物21が立上部41に固定される。なお締め付けの際、基礎パッキン11と立上部41との摩擦により、ナット46と柱脚金物21が供回りすることはなく、柱脚金物21の位置や向きは変化しない。そのため、後の工程を円滑に進めることができる。
図3は、図1の柱61を立上部41に据え付けた状態を示している。柱61の直下には基礎パッキン11が位置しており、柱61に加わる下向きの荷重は、土台51と基礎パッキン11を経て、立上部41に伝達され、土台51に曲げモーメントが作用することはない。またスミ線48と基準線18を合わせることで、柱61を正確な位置に据え付けることができ、しかも柱61の横孔62とシャフト27のピン孔28が同心に揃い、無理なくドリフトピン68を打ち込むことができ、柱61を素早く据え付けることができる。
図4は、挿柱部としてラグスクリュー37を用いた構成を示している。ラグスクリュー37の側周面には、螺旋状に取り巻く突起38を形成してあり、これが柱61の中に食い込むことで、双方が強固に一体化する。なお柱61の下面中心には、ラグスクリュー37をねじ込むため、軸穴67を加工してあるほか、ラグスクリュー37は、ネジ込み作業を考慮して、基本部22と分割されており、施工時は、あらかじめラグスクリュー37だけを軸穴67にねじ込む。また、ラグスクリュー37と基本部22は、ボルト32で一体化する。そのため、基本部22の上面中心には上孔31を設けてあり、ラグスクリュー37の下端中心には、雌ネジ39を形成してある。
基本部22は矩形の箱状で、右中程の図のように、基本部22の下面23中心には、アンカーボルト44を差し込むための底孔24を設けてあり、その隣に二個の凹部25を設けてある。なお基本部22は、先の図と同様、ワッシャ45とナット46で立上部に固定する。また基礎パッキン11は、柱61の横断面よりも大きい長方形状で、アンカーボルト44を差し込むための中孔14を中心に設けてあり、その隣に二個の凸部15を設けてある。凸部15を凹部25に嵌め込むことで、基礎パッキン11と柱脚金物21を一体化できる。そのほか、基礎パッキン11の各側面の中央には、スミ線48との位置調整のため、基準線18を設けてある。基準線18は、基礎パッキン11の上面13と側面に跨っている。
図5は、図4の柱61を立上部41に据え付けた状態を示している。柱61は、基本部22の上に載っているほか、土台51は、基本部22の両側に配置してある。なお土台51の端部は、基礎パッキン11に載っている。施工時は、まず柱61の軸穴67にラグスクリュー37だけをネジ込み、また立上部41に基礎パッキン11を載せて、その上に基本部22だけを載せる。次に、基準線18とスミ線48を利用して基礎パッキン11の位置を調整して、その後にナット46を締め付け、基本部22を固定する。最後に、基本部22の上に柱61を載せ、基本部22の中にボルト32を差し込み、雌ネジ39に螺合させて締め付けると、基本部22とラグスクリュー37が一体化して、柱61の据え付けが完了する。
図6は、挿柱部としてプレート35を用いた構成を示している。プレート35の幅は、柱61とほぼ等しく、柱61には、プレート35を差し込むため、スリット65を加工してある。プレート35をスリット65に差し込んだ後、計四本のドリフトピン68で柱61をプレート35に固定する。そのため柱61の側面には、横孔62を加工してあり、プレート35の側面には、ピン孔28を設けてある。また基本部22は、図4と同様、矩形の箱状で、底孔24や凹部25を設けてあり、溶接でプレート35と一体化してある。
11 基礎パッキン
13 上面
14 中孔
15 凸部
18 基準線
21 柱脚金物
22 基本部
23 下面
24 底孔
25 凹部
27 シャフト(挿柱部)
28 ピン孔
31 上孔
32 ボルト
35 プレート(挿柱部)
37 ラグスクリュー(挿柱部)
38 突起
39 雌ネジ
41 立上部(基礎)
44 アンカーボルト
45 ワッシャ
46 ナット
48 スミ線
51 土台
52 空洞部
61 柱
62 横孔
65 スリット
67 軸穴
68 ドリフトピン

Claims (2)

  1. 基礎の立上部(41)に柱(61)を据え付けるためのもので、
    前記立上部(41)の上面に載置され且つアンカーボルト(44)を差し込むための中孔(14)を有する基礎パッキン(11)と、
    該基礎パッキン(11)の上面に載置され且つ前記柱(61)を固定する柱脚金物(21)と、
    を用い、
    前記柱脚金物(21)は、前記アンカーボルト(44)を差し込むための底孔(24)を有する基本部(22)と、該基本部(22)の上面から突出し且つ前記柱(61)の中に差し込まれる挿柱部(27、35、37)と、からなり、
    前記基礎パッキン(11)の上面(13)と前記基本部(22)の下面(23)との境界には、一方の面(13または23)に凸部(15)を設け、他方の面(23または13)に該凸部(15)を嵌め込むための凹部(25)を設けたことを特徴とする柱の据え付け具。
  2. 前記基礎パッキン(11)には、前記上面(13)の外縁から側面に跨る位置に基準線(18)を設けたことを特徴とする請求項1記載の柱の据え付け具。
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