JP2013180940A - 生石灰製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生石灰を製造する際にCOガスの大気への放出量を削減すると共に、エネルギーの消費を抑制する。
【解決手段】炉(本体)21の外側に、電磁誘導加熱により炉内を加熱するためのコイル22を巻回した外熱式キルンと2、外熱式キルンに石灰石Cを供給する石灰石供給装置とを備える生石灰製造装置1。外熱式キルンの排ガスG3からCOを回収するCO回収システム5を備えることができる。外熱式キルンの排ガスG1を集塵する集塵装置3と、集塵装置の排ガスG2’を外熱式キルンに戻す循環ルート6を設け、外熱式キルンにCOガスを循環、濃縮させることでキルン排ガスのCO濃度をさらに高めることができる。外熱式キルンの排ガスから熱を回収して発電する発電装置を設け、発電装置からコイル22に給電し、生石灰の製造コストを低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、生石灰製造装置に関し、特に、COガスの大気への排出を抑制しながら生石灰を製造する装置に関する。
石灰石を焼成して生石灰を製造し、さらに生石灰から化学的に炭酸カルシウム(軽質炭酸カルシウム)を製造する際には、多量のCOガスが発生するため、大気への排出抑制が望まれる。
直接加熱式の石灰焼成炉で生石灰を製造する際には、石炭等を燃料として焼成されるため、石灰石から脱炭酸したCOは燃焼ガスと混合されてCO濃度が低下すると共に、混合ガスにはCOの回収にあたっての妨害成分が含まれる。そのため、上記燃焼炉はCOの回収に適さない。また、石炭等に含まれる灰分が石灰と反応して焼結の要因となる。
そこで、特許文献1には、石灰石を高温燃焼ガスに直接接触させることなく間接的に焼成することにより、燃料の如何にかかわらず純度の高い生石灰を得ると共に、焼成時に発生するCOを高濃度で回収する間接加熱式石灰石焼成炉が提案されている。
特開2004−231424号公報
しかし、間接加熱によって石灰石を焼成した場合には、炉内のCO濃度が100%近くになるため、COの回収に適するが、図2に示すように、石灰石の脱炭酸が起こる温度は、雰囲気中のCOガス濃度が高くなるに従って上昇し、大気雰囲気では821℃(図2(a)参照)であるのに対し、CO雰囲気では947℃(図2(b)参照)と高温になる。そのため、上記特許文献1に記載の間接加熱式石灰石焼成炉において、化石燃料を燃焼させて高温ガスを得ようとすると、この化石燃料の燃焼によって多量のCOガスが発生するという問題がある。
そこで、本発明は、上記従来技術における問題点に鑑みてなされたものであって、COガスの大気へ放出量を削減すると共に、廃熱の利用・回収が可能な省エネルギー型の生石灰製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、生石灰製造装置であって、炉の外側に、電磁誘導加熱により炉内を加熱するためのコイルを巻回した外熱式キルンと、該外熱式キルンに石灰石を供給する石灰石供給装置とを備えることを特徴とする。
そして、本発明によれば、外熱式キルンに供給した石灰石を、炉内で電磁誘導加熱により加熱して生石灰を製造するため、化石燃料等を燃焼させることがなく、COガスの大気へ放出量を削減することができる。また、間接加熱式であるため、炉内のCO濃度が100%近くになり、COの回収に適する。
上記生石灰製造装置は、前記外熱式キルンの排ガスからCOを回収するCO回収システムを備えることができ、COの回収に適した外熱式キルンの排ガスから効率よくCOを回収することができる。
また、上記生石灰製造装置は、前記外熱式キルンの排ガスを集塵する集塵装置と、該集塵装置の排ガスを前記外熱式キルンに戻す循環ルートとを備えることができる。これにより、外熱式キルンにCOガスを循環、濃縮させることができ、キルン排ガスのCO濃度をさらに高めることができる。
さらに、上記生石灰製造装置は、前記外熱式キルンの排ガスからの熱を利用・回収して発電する発電装置を備え、該発電装置から前記コイルに給電することができ、生石灰の製造コストを低減することができる。
以上のように、本発明によれば、COガスの大気への放出量の削減が可能な生石灰製造装置を提供することができる。
本発明に係る生石灰製造装置の一実施の形態を示す全体構成図である。 炭酸カルシウムの加熱状況を示すグラフであって、(a)は大気雰囲気で、(b)はCO雰囲気で、各々炭酸カルシウム純薬を用い、昇温速度10℃/分で測定した結果を示す。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る生石灰製造装置の一実施の形態を示し、この生石灰製造装置1は、生石灰を焼成する外熱式キルン2と、外熱式キルン2の排ガスG1を集塵する集塵装置3と、集塵装置3の排ガスG2から熱回収する熱回収装置4と、熱回収装置4の排ガスG3からCOを回収するCO回収システム5等で構成される。
外熱式キルン2は、円筒状の本体21と、本体21の外側に、電磁誘導加熱により本体21内を加熱するためのコイル22と、外熱式キルン2の窯前部23に原料としての石灰石Cを供給する入口シュート24と、窯尻部25から製品としての生石灰Qを排出する排出装置26等で構成される。入口シュート24の前段には、石灰石供給装置(不図示)が配置される。尚、電磁誘導加熱とは、交流電源に接続されたコイル22によって本体21の表面付近に高密度のうず電流を発生させ、その際に生じたジュール熱で本体21の表面を加熱するものである。
集塵装置3は、外熱式キルン2の窯尻部25から排出された排ガスG1を集塵するために備えられ、サイクロンや高温バグフィルタ等を用いることができる。集塵装置3で回収されたダストDは、外熱式キルン2の窯前部23に戻す、又は製品として回収する。
熱回収装置4は、集塵装置3の排ガスG2から熱回収するために備えられ、熱交換器や廃熱ボイラ等を用いることができる。
CO回収システム5は、熱回収装置4の排ガスG3からCOを回収するために設けられ、二酸化炭素を反応吸収するアミン等のアルカリ溶液を用いてCOを分離・回収する化学吸収法や、高圧でメタノール、ポリエチレングリコール等の溶解度を上げた液体にCOを物理的に吸収して分離・回収する物理吸収法等を用いた一般的なシステムを使用することができる。
次に、上記構成を有する生石灰製造装置1の動作について、図1を参照しながら説明する。
外熱式キルン2の本体21に巻回したコイル22に給電し、電磁誘導によって本体21の内部を加熱すると共に、石灰石供給装置(不図示)より石灰石Cを入口シュート24、窯前部23を介して本体21の内部に供給し、石灰石Cを加熱する。
本体21の内部で石灰石Cを950℃程度に加熱して脱炭酸させる。脱炭酸により生成した生石灰Qは、窯尻部25、排出装置26を介して製品として排出される。石灰石Cの脱炭酸により生じたCOを大量に含む排ガスG1は、集塵装置3に導入され、ダストDが回収された後、排ガスG2として熱回収装置4に供給され、熱回収される。この際、表1に示すように、COは比熱が大きいため、効果的に熱回収される。集塵装置3で回収されたダストDは、窯前部23を介して本体21に戻される。
Figure 2013180940
上記熱回収装置4を熱交換器とした場合には、ガスや液体の昇温に用いることができ、外熱式キルン2の入口シュート24に供給される石灰石の予熱に用いることもできる。また、熱回収装置4を廃熱ボイラとし、このボイラで発生させた蒸気で発電する発電装置を設け、発生した電力を外熱式キルン2のコイル22に給電してもよい。
また、集塵装置3から排出される一部の排ガスG2’を循環ルート6を介して外熱式キルン2の本体21に戻す。これにより、COを濃縮させ、さらに排ガスG1のCO濃度を高めることができる。尚、循環ルート6を設けずに、集塵装置3から排出される排ガスのすべてを熱回収装置4に導入することもできる。
次に、熱回収装置4の排ガスG3は、CO回収システム5に導入され、COが回収される。排ガスG3のCO濃度が高いため効率よくCOを回収し、後段で高純度のCOを貯留することなどが可能となる。
以上のように、本実施の形態によれば、外熱式キルン2に供給した石灰石Cをコイル22を用いた電磁誘導加熱により加熱して生石灰Qを製造するため、化石燃料等を燃焼させた場合のCOガスが発生せず、COガスの大気への放出量を削減することができる。
1 生石灰製造装置
2 外熱式キルン
3 集塵装置
4 熱回収装置
5 CO回収システム
6 循環ルート
21 本体
22 コイル
23 窯前部
24 入口シュート
25 窯尻部
26 排出装置
C 石灰石
D ダスト
G1〜G3 排ガス
Q 生石灰

Claims (4)

  1. 炉の外側に、電磁誘導加熱により炉内を加熱するためのコイルを巻回した外熱式キルンと、
    該外熱式キルンに石灰石を供給する石灰石供給装置とを備えることを特徴とする生石灰製造装置。
  2. 前記外熱式キルンの排ガスからCOを回収するCO回収システムを備えることを特徴とする請求項1に記載の生石灰製造装置。
  3. 前記外熱式キルンの排ガスを集塵する集塵装置と、
    該集塵装置の排ガスを前記外熱式キルンに戻す循環ルートとを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の生石灰製造装置。
  4. 前記外熱式キルンの排ガスから熱を回収して発電する発電装置を備え、該発電装置から前記コイルに給電することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の生石灰製造装置。
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