JP2013171233A - 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器 - Google Patents

電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】トランジスターの特性を補償しつつ、発光素子に電流を精度良く供給する。
【解決手段】初期化期間において、保持容量44の一端に初期電位Viniを印加するとともに、他端に所定の電位Vrefを印加し、補償期間において、初期電位Viniの印加を解除する一方、電位Vrefの印加を維持した状態で、トランジスター122、123をそれぞれオンさせ、初期化期間から補償期間までに至るまでに、デマルチプレクサ30を制御して、データ信号の電位を保持容量41に保持させ、書込期間において、電位Vrefの印加を解除した状態で、トランスミッションゲート42をオンさせる。
【選択図】図8

Description

本発明は、電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器に関する。例えば画素回路が微細化したときに有効な電気光学装置に関する。
近年、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode、以下「OLED」という)素子などの発光素子を用いた電気光学装置が各種提案されている。この電気光学装置では、走査線とデータ線との交差に対応して、上記発光素子やトランジスターなどを含む画素回路が、表示すべき画像の画素に対応して設けられる構成が一般的である。このような構成において、画素の階調レベルに応じた電位のデータ信号が当該トランジスターのゲートに印加されると、当該トランジスターは、ゲート・ソース間の電圧に応じた電流を発光素子に供給する。これにより、当該発光素子は、階調レベルに応じた輝度で発光する。このとき、トランジスターの閾値電圧などの特性が画素回路毎にばらついていると、表示画面の一様性を損なうような表示ムラが発生する。
一方で、表示サイズの小型化・高精細化が進行すると、データ線の配列ピッチが異方性導電接着材で接続が可能なピッチの下限値を下回ってしまい、各データ線と、当該データ線を駆動するドライバー(データ線駆動回路)とを接続することができなくなる。このため、複数のデータ線を例えば複数のa列毎にグループ化し、各ブロックに属するデータ信号を時分割で供給する一方で、a列のデータ線を1列ずつ選択して供給するデマルチプレクサを用いた技術も普及しつつある。
このような背景のもと、近年では、デマルチプレクサを用いつつ、画素回路におけるトランジスターの特性を補償する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−53635号公報
ところで、表示サイズの小型化と表示の高精細化とを両立するために、画素回路を微細化したとき、発光素子への供給電流を微小領域で制御する必要がある。発光素子に供給される電流は、トランジスターのゲート・ソース間の電圧によって制御されるが、微小領域では、ゲート・ソース間の電圧のわずかな変化に対して、発光素子に供給される電流が大きく変化してしまうので、細かい階調変化を表現することが困難となる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、トランジスターの特性を補償しつつ、発光素子に電流を精度良く供給することが可能な電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係る電気光学装置にあっては、第1データ線と、第2データ線と、一端が前記第1データ線に接続された第1保持容量と、一端が前記第2データ線に接続された第2保持容量と、前記第1データ線に対応して設けられた第1画素回路と、前記第2データ線に対応して設けられた第2画素回路と、前記第1データ線に対応して設けられ、入力端と前記第1保持容量の他端に電気的に接続された出力端との間でオンまたはオフする第1スイッチと、前記第2データ線に対応して設けられ、入力端と前記第2保持容量の他端に電気的に接続された出力端との間をオンまたはオフする第2スイッチと、共通端子に供給されたデータ信号を、前記第1スイッチの入力端と前記第2スイッチの入力端とに供給するデマルチプレクサと、前記第1スイッチの入力端の電位を保持する第1保持部と、前記第2スイッチの入力端の電位を保持する第2保持部と、駆動回路と、を有し、前記第1画素回路および第2画素回路の各々は、発光素子と、前記発光素子に電流を供給する第1トランジスターと、前記第1データ線または前記第2データ線のうち対応するデータ線と前記第1トランジスターのゲートとの間でオンまたはオフする第2トランジスターと、前記第1トランジスターにおけるゲートとドレインとの間でオンまたはオフする第3トランジスターと、を含み、前記駆動回路は、第1期間において、前記第1保持容量の一端および前記第2保持容量の一端に、それぞれ初期電位を印加するとともに、前記第1保持容量の他端および前記第2保持容量の他端に、それぞれ所定の基準電位を印加し、前記第1期間の後の第2期間において、前記初期電位の印加を解除する一方、前記基準電位の印加を維持した状態で、前記第2トランジスターおよび前記第3トランジスターをそれぞれオンさせ、前記第1期間の開始から前記第2期間の終了までに至るまでに、前記デマルチプレクサを制御して、前記第1画素回路に対応するデータ信号の電位を前記第1保持部によって保持させるとともに、前記第2画素回路に対応するデータ信号の電位を前記第2保持部によって保持させ、前記第2期間の後の第3期間において、前記基準電位の印加を解除した状態で、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをそれぞれオンさせることを特徴とする。
本発明によれば、第1期間では、第1データ線、第2データ線および第1トランジスターのゲートノードは、初期電位に初期化される。第2期間に、第2トランジスターおよび第3トランジスターがそれぞれオンしたとき、第1トランジスターは、第3トランジスターによってダイオード接続となるので、第1データ線、第2データ線および第1トランジスターのゲートノードは、当該第1トランジスターの閾値電圧に対応した電位となる。一方、第1保持部には、第1画素回路に対応したデータ信号の電位が保持され、第2保持部には、第2画素回路に対応したデータ信号の電位が保持される。第3期間において、第1スイッチがオンすると、第1保持部に保持されたデータ信号が第1保持容量の他端に供給され、第2スイッチがオンすると、第2保持部に保持されたデータ信号が第2保持容量の他端に供給されるので、第1トランジスターのゲートノードは、閾値電圧に応じた電位から、当該第1(第2)保持容量の他端における電位変動を容量比に応じた分だけシフトする。このため、第1トランジスターのゲートにおける電位範囲は、第1(第2)保持容量の他端における電位範囲に対し狭められる。したがって、本発明によれば、細かい精度のデータ信号を必要としない一方で、トランジスターの特性を補償しつつ、発光素子に供給する電流を精度良く供給することができる。
本発明において、前記第1トランジスターがPチャンネル型であるとき、階調レベルが最も暗いレベルに相当するデータ信号の電位を、前記基準電位以上とする構成が好ましく、また、前記第1トランジスターがNチャンネル型であるとき、階調レベルが最も暗いレベルに相当するデータ信号の電位を、前記基準電位以下とする構成が好ましい。この構成によれば、階調レベルが最も暗いレベルのときに、発光素子に電流が流れないので、黒が浮いてしまう、いわゆる黒浮きを抑えることが可能になる。
本発明において、前記駆動回路は、前記第1画素回路の第3トランジスターをオフさせてから前記第1スイッチをオンさせるまでの時間と、前記第2画素回路の第3トランジスターをオフさせてから前記第2スイッチをオンさせるまでの時間と、が同じとなるように制御する構成が好ましい。この構成によれば、第1画素回路と第2画素回路とで生じる表示のムラを抑えることができる。
なお、本発明は、電気光学装置のほか、電気光学装置の駆動方法や、当該電気光学装置を有する電子機器として概念することも可能である。電子機器としては、典型的にはヘッドマウント・ディスプレイ(HMD)や電子ビューファイダーのなどの表示装置が挙げられる。
本発明の実施形態に係る電気光学装置の構成を示す斜視図である。 同電気光学装置の構成を示す図である。 同電気光学装置における画素回路を示す図である。 同電気光学装置の動作を示すタイミングチャートである。 同電気光学装置の動作説明図である。 同電気光学装置の動作説明図である。 同電気光学装置の動作説明図である。 同電気光学装置の動作説明図である。 同電気光学装置の動作を説明するための式を示す図である。 同電気光学装置の動作を説明するための式を示す図である。 同電気光学装置におけるデータ信号の振幅圧縮を示す図である。 同電気光学装置におけるトランジスターの特性を示す図である。 実施形態等に係る電気光学装置を用いたHMDを示す斜視図である。 HMDの光学構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電気光学装置10の構成を示す斜視図である。
この電気光学装置10は、例えばHMD(Head Mount Display)などにおいて画像を表示するマイクロ・ディスプレイである。電気光学装置10の詳細については後述するが、複数の画素回路や当該画素回路を駆動する駆動回路などが例えばシリコン基板に形成された有機EL装置であり、画素回路には、発光素子の一例であるOLEDが用いられている。
電気光学装置10は、表示部で開口する枠状のケース72に収納されるとともに、FPC(Flexible Printed Circuits)基板74の一端が接続されている。FPC基板74には、半導体チップの制御回路5が、COF(Chip On Film)技術によって実装されるとともに、複数の端子76が設けられて、図示省略された上位回路に接続される。当該上位回路から複数の端子76を介して画像データが同期信号に同期して供給される。同期信号には、垂直同期信号や、水平同期信号、ドットクロック信号が含まれる。また、画像データは、表示すべき画像の画素の階調レベルを例えば8ビットで規定する。
制御回路5は、電気光学装置10の電源回路とデータ信号出力回路との機能を兼用するものである。すなわち、制御回路5は、同期信号にしたがって生成した各種の制御信号や各種電位を電気光学装置10に供給するほか、デジタルの画像データをアナログのデータ信号に変換して、電気光学装置10に供給する。
図2は、実施形態に係る電気光学装置10の構成を示す図である。この図に示されるように、電気光学装置10は、走査線駆動回路20と、デマルチプレクサ30と、レベルシフト回路40と、表示部100とに大別される。
このうち、表示部100には、表示すべき画像の画素に対応した画素回路110がマトリクス状に配列されている。詳細には、表示部100において、m行の走査線12が図において横方向に延在して設けられ、また、3列毎にグループ化された(3n)列のデータ線14が図において縦方向に延在し、かつ、各走査線12と互いに電気的な絶縁を保ちつつ交差するように設けられている。そして、m行の走査線12と(3n)列のデータ線14との交差部に対応する位置に画素回路110が設けられている。このため、本実施形態において画素回路110は、縦m行×横(3n)列でマトリクス状に配列されている。
ここで、m、nは、いずれも自然数である。走査線12および画素回路110のマトリクスのうち、行(ロウ)を区別するために、図において上から順に1、2、3、…、(m−1)、m行と呼ぶ場合がある。同様にデータ線14および画素回路110のマトリクスの列(カラム)を区別するために、図において左から順に1、2、3、…、(3n−1)、(3n)列と呼ぶ場合がある。また、データ線14のグループを一般化して説明するために、1以上n以下の整数jを用いると、左から数えてj番目のグループには、(3j−2)列目、(3j−1)列目および(3j)列目のデータ線14が属している、ということになる。
なお、同一行の走査線12と同一グループに属する3列のデータ線14との交差に対応した3つの画素回路110は、それぞれR(赤)、G(緑)、B(青)の画素に対応して、これらの3画素が表示すべきカラー画像の1ドットを表現する。すなわち、本実施形態では、RGBに対応したOLEDの発光によって1ドットのカラーを加法混色で表現する構成となっている。
また、同一グループに属する3列のデータ線14のうち、いずれかの1列が第1データ線となり、他の一列が第2データ線となる。
さて、電気光学装置10には、次のような制御信号が制御回路5によって供給される。詳細には、電気光学装置10には、走査線駆動回路20を制御するための制御信号Ctrと、デマルチプレクサ30での選択を制御するための制御信号Sel(1)、Sel(2)、Sel(3)と、これらの信号に対して論理反転の関係にある制御信号/Sel(1)、/Sel(2)、/Sel(3)と、レベルシフト回路40を制御するための制御信号Gini、Gref、Gcplと、当該制御信号Gcplの論理反転の関係にある制御信号/Gcolとが供給される。なお、制御信号Ctrには、実際にはパルス信号や、クロック信号、イネーブル信号など、複数の信号が含まれる。
また、電気光学装置10には、デマルチプレクサ30での選択タイミングに合わせてデータ信号Vd_1、Vd_2、…、Vd_nが、1、2、…、n番目のグループに対応して制御回路5によって共通端子78を介して供給される。
ここで、本実施形態において、表示すべき画素の階調を規定する階調レベルが、例えば最も暗い0レベルから最も明るい255レベルまでの範囲で指定されるとき、データ信号Vd_1〜Vd_nは、0レベルに相当する最高値のV(0)から255レベルに相当する最低値のV(255)までの範囲で段階的に取り得る。ここで、明るい階調レベルが指定されるほど、データ信号が電位V(0)から下がるのは、本実施形態では後述するようにOLEDへの電流を制御するトランジスターを、Pチャネル型としているためである。なお、説明の便宜上、「k」階調が指定された場合のデータ信号の電位をV(k)と表記する。ここで、kは、0、1、2、3、…、255のいずれかである。
また、データ線14の各々には保持容量50が設けられる。保持容量50の一端は、データ線14に接続され、保持容量50の他端は互いに固定電位に共通接地されている。ここで、保持容量50としては、データ線14に寄生する容量を用いても良いし、この寄生容量と、データ線14を構成する配線と別途の配線とで絶縁体(誘電体)を挟持することによって形成した容量素子との合成容量を用いて良い。ここで、保持容量50の容量をCdtとする。
走査線駆動回路20は、フレームの期間にわたって走査線12を1行毎に順番に走査するための走査信号を、制御信号Ctrにしたがって生成するものである。ここで、1、2、3、…、(m−1)、m行目の走査線12に供給される走査信号を、それぞれGwr(1)、Gwr(2)、Gwr(3)、…、Gwr(m-1)、Gwr(m)と表記している。
なお、走査線駆動回路20は、走査信号Gwr(1)〜Gwr(m)のほかにも、当該走査信号に同期した各種の制御信号を行毎に生成して表示部100に供給するが、図2においては図示を省略している。また、フレームの期間とは、電気光学装置10が1カット(コマ)分の画像を表示するのに要する期間をいい、例えば同期信号に含まれる垂直同期信号の周波数が120Hzであれば、その1周期分の8.3ミリ秒の期間である。
デマルチプレクサ30は、列毎に設けられたトランスミッションゲート34の集合体であり、各グループを構成する3列に、データ信号を順番に供給するものである。
ここで、j番目のグループに属する(3j−2)列、(3j−1)列、(3j)列に対応したトランスミッションゲート34の入力端は互いに共通接続されて、その共通端子78にデータ信号Vd_jが供給される。
j番目のグループにおいて左端列である(3j−2)列に設けられたトランスミッションゲート34は、制御信号Sel(1)がHレベルであるとき(制御信号/Sel(1)がLレベルであるとき)にオン(導通)する。同様に、j番目のグループにおいて中央列である(3j−1)列に設けられたトランスミッションゲート34は、制御信号Sel(2)がHレベルであるとき(制御信号/Sel(2)がLレベルであるとき)にオンし、j番目のグループにおいて右端列である(3j)列に設けられたトランスミッションゲート34は、制御信号Sel(3)がHレベルであるとき(制御信号/Sel(3)がLレベルであるとき)にオンする。
レベルシフト回路40は、保持容量41とトランスミッションゲート42とNチャネルMOS型のトランジスター43と保持容量44とNチャネルMOS型のトランジスター45との組を列毎に有し、各列のトランスミッションゲート34の出力端から出力されるデータ信号の電位をシフトするものである。
保持容量44の一端は、対応する列のデータ線14とトランジスター45のドレインノードとにそれぞれ接続される一方、保持容量44の他端は、トランジスター43のドレインノードとトランスミッションゲート42の出力端とにそれぞれ接続されている。
ここで、説明の便宜上、保持容量44の容量をCrf1とし、保持容量44の他端をノードhとする。
また、例えば(3j−2)列目のデータ線14を第1データ線とし、(3j−1)列目のデータ線14を第2データ線としたときに、(3j−2)列目の保持容量44は第1保持容量となり、(3j−1)列目の保持容量44は第2保持容量となる。
各列のトランジスター45のソースノードは、初期電位として電位Viniを給電する給電線61に各列にわたって共通に接続され、ゲートノードには、制御信号Giniが各列にわたって共通に供給される。
このため、データ線14と給電線61とは、制御信号GiniがHレベルのときにトランジスター45のオンによって電気的に接続される一方、制御信号GiniがLレベルのときにトランジスター45のオフによって電気的に非接続とされる構成になっている。
また、各列のトランジスター43のドレインノードは、所定の基準電位として電位Vrefを給電する給電線62に各列にわたって共通に接続され、ゲートノードには、制御信号Grefが各列にわたって共通に供給される。このため、ノードhと給電線62とは、制御信号GrefがHレベルのときにトランジスター45のオンによって電気的に接続される一方、制御信号GrefがLレベルのときにトランジスター45のオフによって電気的に非接続とすされる構成になっている。
トランスミッションゲート42の入力端は、保持容量41の一端とトランスミッションゲート34の出力端とにそれぞれ接続されている。各列のトランスミッションゲート42は、制御信号GcplがHレベルであるとき(制御信号/GcplがLレベルであるとき)にオンする。各列において保持容量41の他端は、互いに固定電位に共通接地されている。
なお、説明の便宜上、保持容量41の容量をCrf2とする。
また、例えば(3j−2)列目のデータ線14を第1データ線とし、(3j−1)列目のデータ線14を第2データ線としたときに、(3j−2)列目のトランスミッションゲート42および保持容量44は、それぞれ第1スイッチおよび第1保持部となり、(3j−1)列目のトランスミッションゲート42および保持容量44は、それぞれ第2スイッチおよび第2保持部となる。
本実施形態では、便宜的に走査線駆動回路20、デマルチプレクサ30およびレベルシフト回路40に分けているが、これらについては、画素回路110を駆動する駆動回路としてまとめて概念することが可能である。
図3を参照して画素回路110について説明する。各画素回路110については電気的にみれば互いに同一構成なので、ここでは、i行目であって、j番目のグループのうち左端列の(3j−2)列目に位置するi行(3j−2)列の画素回路110を例にとって説明する。
なお、iは、画素回路110が配列する行を一般的に示す場合の記号であって、1以上m以下の整数である。
図3に示されるように、画素回路110は、PチャネルMOS型のトランジスター121〜125と、OLED130と、保持容量132とを含む。この画素回路110には、走査信号Gwr(i)、制御信号Gel(i)、Gcmp(i)、Gorst(i)が供給される。ここで、走査信号Gwr(i)、制御信号Gel(i)、Gcmp(i)、Gorst(i)は、それぞれi行目に対応して走査線駆動回路20によって供給される。このため、走査信号Gwr(i)、制御信号Gel(i)、Gcmp(i)、Gorst(i)は、i行目であれば、着目している(3j−2)列以外の他の列の画素回路にも共通に供給される。
i行(3j−2)列の画素回路110において選択トランジスターに相当するトランジスター122にあっては、ゲートノードがi行目の走査線12に接続され、ドレインまたはソースノードの一方が(3j−2)列目のデータ線14に接続され、他方がトランジスター121におけるゲートノードと、保持容量132の一端と、トランジスター123のドレインノードとにそれぞれ接続されている。ここで、トランジスター121のゲートノードについては、他のノードと区別するためにgと表記する。
駆動トランジスターに相当するトランジスター121にあっては、ソースノードが給電線116に接続され、ドレインノードがトランジスター123のソースノードと、トランジスター124のソースノードとにそれぞれ接続されている。ここで、給電線116には、画素回路110において電源の高位側となる電位Velが給電される。
トランジスター121〜125において、ドレインノード又はソースノードが他の構成要素と電気的に接続されると説明したが、電位関係が変わる場合に、ドレインノードとして説明したノードがソースノードとなり、ソースノードとして説明したノードがドレインノードとなることもあり得る。いずれにしても、例えば、トランジスター121のソースノード及びドレインノードのいずれか一方は、給電線116に電気的に接続される。そして、トランジスター121のソースノード及びドレインノードのいずれか他方は、トランジスター123を介してOLED130に電気的に接続されている。また、図3では、トランジスター121のソースノード及びドレインノードのいずれか他方は、トランジスター123を介してOLED130のアノードに電気的に接続されている。トランジスター121が飽和領域で動作する場合には、トランジスター121のゲート・ソース間の電圧に応じた導通状態が制御され、この導通状態に応じた電流をOLED130に供給する。トランジスター123にあって、ゲートノードには制御信号Gcmp(i)が供給される。
トランジスター124にあって、ゲートノードには制御信号Gel(i)が供給され、ドレインノードがトランジスター125のソースノードとOLED130のアノードとにそれぞれ接続されている。
トランジスター125にあって、ゲートノードにはi行目に対応した制御信号Gorst(i)が供給され、ドレインノードは電位Vorstを給電する給電線に接続されている。
保持容量132の他端は、給電線116に接続される。このため、保持容量132は、トランジスター121のソース・ドレイン間の電圧を保持することになる。ここで、保持容量132の容量をCpixと表記したとき、保持容量50の容量Cdtと、保持容量44の容量Crf1と、保持容量41の容量Crf2と、保持容量132の容量Cpixとは、おおよそ
Cdt>Crf1(Crf2)>>Cpix
のような関係にある。
すなわち、CdtはCrf1(Crf2)よりも大きく、Cpixは、CdtおよびCrf1(Crf2)と比較して十分に小さい関係にある。
なお、保持容量132としては、トランジスター121のゲートノードgに寄生する容量を用いても良いし、シリコン基板において互いに異なる導電層で絶縁層を挟持することによって形成される容量を用いても良い。
本実施形態において電気光学装置10はシリコン基板に形成されるので、トランジスター121〜125の基板電位については電位Velとしている。
OLED130のアノードは、画素回路110毎に個別に設けられる画素電極である。これに対して、OLED130のカソードは、画素回路110のすべてにわたって共通の共通電極118であり、画素回路110において電源の低位側となる電位Vctに保たれている。
OLED130は、上記シリコン基板において、アノードと光透過性を有するカソードとで白色有機EL層を挟持した素子である。そして、OLED130の出射側(カソード側)にはRGBのいずれかに対応したカラーフィルターが重ねられる。
このようなOLED130において、アノードからカソードに電流が流れると、アノードから注入された正孔とカソードから注入された電子とが有機EL層で再結合して励起子が生成され、白色光が発生する。このときに発生した白色光は、シリコン基板(アノード)とは反対側のカソードを透過し、カラーフィルターによる着色を経て、観察者側に視認されるトップエミッション構造となっている。
なお、(3j−2)列目のデータ線14とし、(3j−1)列目のデータ線14としたときに、(3j−2)列目に対応する画素回路110が第1画素回路となり、この画素回路と同一行であって(3j−1)列目に対応する画素回路110が第2画素回路となる。
<実施形態の動作>
図4を参照して電気光学装置10の動作について説明する。図4は、電気光学装置10における各部の動作を説明するためのタイミングチャートである。
この図に示されるように、走査信号Gwr(1)〜Gwr(m)が順次Lレベルに切り替えられて、1フレームの期間において1〜m行目の走査線12が1水平走査期間(H)毎に順番に走査される。
1水平走査期間(H)での動作は、各行の画素回路110にわたって共通である。そこで以下については、i行目が水平走査される走査期間において、特にi行(3j−2)列の画素回路110について着目して動作を説明することにする。
本実施形態ではi行目の走査期間は、大別すると、図4において(b)で示される初期化期間と(c)で示される補償期間と(d)で示される書込期間とに分けられる。そして、(d)の書込期間の後、間をおいて(a)で示される発光期間となり、1フレームの期間経過後に再びi行目の走査期間に至る。このため、時間の順でいえば、(発光期間)→初期化期間→補償期間→書込期間→(発光期間)というサイクルの繰り返しとなる。
なお、図4において、i行目に対し1行前の(i−1)行目に対応する走査信号Gwr(i-1)、制御信号Gel(i-1)、Gcmp(i-1)、Gorst(i-1)の各々については、i行目に対応する走査信号Gwr(i)、制御信号Gel(i)、Gcmp(i)、Gorst(i)よりも、それぞれ時間的に1水平走査期間(H)だけ時間的に先行した波形となる。
<発光期間>
説明の便宜上、初期化期間の前提となる発光期間から説明する。図4に示されるように、i行目の発光期間では、走査信号Gwr(i)がHレベルである。また、論理信号である制御信号Gel(i)、Gcmp(i)、Gorst(i)のうち、制御信号Gel(i)がLレベルであり、制御信号Gcmp(i)、Gorst(i)がHレベルである。
このため、図5に示されるようにi行(3j−2)列の画素回路110においては、トランジスター124がオンする一方、トランジスター122、123、125がオフする。したがって、トランジスター121は、ゲート・ソース間の電圧Vgsに応じた電流IdsをOLED130に供給する。後述するように本実施形態では、発光期間における電圧Vgsは、トランジスター121の閾値電圧から、データ信号の電位に応じてレベルシフトした値である。このため、OLED130には、階調レベルに応じた電流がトランジスター121の閾値電圧を補償した状態で供給されることになる。
なお、i行目の発光期間は、i行目以外が水平走査される期間でもあるから、データ線14の電位は適宜変動している。ただし、i行目の画素回路110においては、トランジスター122がオフしているので、ここでは、データ線14の電位変動を考慮する必要がない。
また、図5においては、動作説明で重要となる経路を太線で示している(以下の図6〜図8においても同様である)。
<初期化期間>
次にi行目の走査期間に至ると、まず、第1期間としての初期化期間が開始する。初期化期間では、発光期間と比較して、制御信号Gel(i)がHレベルに、制御信号Gorst(i)がLレベルに、それぞれ変化する。
このため、図6に示されるように、i行(3j−2)列の画素回路110においてはトランジスター124がオフし、トランジスター125がオンする。これによってOLED130に供給される電流の経路が遮断されるとともに、OLED130のアノードが電位Vorstにリセットされる。
上述したようにOLED130は、アノードとカソードとで有機EL層を挟持した構成であるので、アノード・カソードの間には、図において破線で示されるように容量Coledが並列に寄生する。発光期間においてOLED130に電流が流れていたときに、当該OLED130のアノード・カソード間の両端電圧は当該容量Coledによって保持されるが、この保持電圧は、トランジスター125のオンによってリセットされる。このため、本実施形態では、後の発光期間においてOLED130に再び電流が流れるときに、当該容量Coledで保持されている電圧の影響を受けにくくなる。
詳細には、例えば高輝度の表示状態から低輝度の表示状態に転じるときに、リセットしない構成であると、輝度が高いとき、すなわち大電流が流れたときの高電圧が保持されてしまうので、次に、小電流を流そうとしても、過剰な電流が流れてしまって、低輝度の表示状態にさせることができなくなる。これに対して、本実施形態では、トランジスター125のオンによってOLED130のアノードの電位がリセットされるので、低輝度側の再現性が高められることになる。
なお、本実施形態において、電位Vorstについては、当該電位Vorstと共通電極118の電位Vctとの差がOLED130の発光閾値電圧を下回るように設定される。このため、初期化期間(次に説明する補償期間および書込期間)において、OLED130はオフ(非発光)状態である。
一方、初期化期間では、制御信号Gini、GrefがHレベルになるとともに、制御信号GcplがLレベルになる(制御信号/GcplがHレベルになる)。このため、レベルシフト回路40においては、図6に示されるようにトランジスター45、43がそれぞれオンするとともに、トランスミッションゲート42がオフする。したがって、保持容量44の一端であるデータ線14は電位Viniに、保持容量44の他端であるノードhは電位Vrefに、それぞれ初期化される。
なお、本実施形態では、電位Vrefについては、データ信号の最高電位である電位V(0)以下となるように、すなわち図9の式(1)を満たすように設定される。
また、本実施形態において制御回路5は、(b)の初期化期間から(c)の補償期間までにわたってデータ信号を次のように供給する。すなわち、制御回路5は、j番目のグループでいえば、データ信号Vd_jを順番に、i行(3j−2)列、i行(3j−1)列、i行(3j)列の画素の階調レベルに応じた電位に切り替える一方、データ信号の電位の切り替えに合わせて制御信号Sel(1)、Sel(2)、Sel(3)を順番に排他的にHレベルとする。これによって、デマルチプレクサ30では、各グループにおいてトランスミッションゲート34がそれぞれ左端列、中央列、右端列の順番でオンする。
ここで、初期化期間において、j番目のグループに属する左端列のトランスミッションゲート34が制御信号Sel(1)によってオンする場合、図6に示されるように、データ信号Vd_jが保持容量41の一端に供給されるので、当該データ信号の電位は、保持容量41によって保持される。
なお、初期化期間および補償期間では、制御信号GcplがLレベルであり、各列におけるトランスミッションゲート42はオフしているので、データ信号の供給はノードhの電位に影響を与えない。
本実施形態において電位Viniについては、電源高位側の電位Velからトランジスター121の閾値電圧|Vth|を減じた値よりも小さくなるように、すなわち図10の式(5)を満たすように設定される。なお、トランジスター121はPチャネル型であるので、ソースノードの電位を基準とした閾値電圧Vthは負である。そこで、高低関係の説明で混乱が生じるのを防ぐために、閾値電圧については、絶対値の|Vth|で表し、大小関係で規定することにする。
<補償期間>
i行目の走査期間では、次に第2期間としての補償期間となる。補償期間では初期化期間と比較して、走査信号Gwr(i)および制御信号Gcmp(i)がLレベルとなる。一方、補償期間では、制御信号GrefがHレベルに維持された状態で制御信号GiniがLレベルになる。このため、図7に示されるように、レベルシフト回路40においては、トランジスター43がオンすることによって、ノードhが電位Vrefに固定される。
一方、トランジスター45がオフし、i行(3j−2)列の画素回路110ではトランジスター122がオンすることによって、ゲートノードgがデータ線14に電気的に接続されるので、当該データ線14からゲートノードgに至る経路までは、補償期間の開始当初において電位Viniとなる。
ここで、補償期間においてトランジスター123がオンするので、トランジスター121はダイオード接続となる。このため、トランジスター121にはドレイン電流が流れて、ゲートノードgおよびデータ線14を充電する。詳細には、電流が、給電線116→トランジスター121→トランジスター123→トランジスター122→(3j−2)列目のデータ線14という経路で流れる。このため、トランジスター121のオンによって互いに接続状態にあるデータ線14からゲートノードgに至る経路は、電位Viniから上昇する。
ただし、上記経路に流れる電流は、ゲートノードgが電位(Vel−|Vth|)に近づくにつれて流れにくくなるので、補償期間の終了に至るまでに、データ線14およびゲートノードgは電位(Vel−|Vth|)で飽和する。したがって、保持容量132は、補償期間の終了に至るまでにトランジスター121の閾値電圧|Vth|を保持することになる。
<書込期間>
(c)の補償期間の後に、第3期間としての書込期間に至る。書込期間においてレベルシフト回路40では、制御信号GrefがLレベルになるので、トランジスター43がオフになる。一方で、制御信号GcplがHレベルとなる(制御信号/GcplがLレベルとなる)ので、各列におけるトランスミッションゲート42が一斉にオンする。このため、図8に示されるように、保持容量41に保持されたデータ信号が保持容量44の他端であるノードhに供給されるので、ノードhは、補償期間における電位Vrefからシフトする。
ここで、ノードhの電位シフト量をΔVとしたとき、書込期間におけるノードhは、補償期間における電位Vrefから電位(Vref+ΔV)に変化することになる。ここで、電位シフト量ΔVについては図9の式(2)に示される通りであり、容量Cdt、Crf1、Crf2、Cpix、電位Vref、V(k)で定まる。このうち、データ信号の電位V(k)以外は一定値であるので、電位シフト量ΔVは、階調レベルに応じた値ということができる。
なお、本実施形態では、書込期間において制御信号Sel(1)、Sel(2)、Sel(3)がHレベルになることはない(制御信号/Sel(1)、/Sel(2)、/Sel(3)がLレベルになることはない)ので、各列のトランスミッションゲート34はオフ状態に保たれる。
また、書込期間では、制御信号Gcmp(i)がHレベルになるので、トランジスター121のダイオード接続が解除される。一方、ゲートノードgは、保持容量44の一端にデータ線14を介して接続された状態が補償期間から継続している。このため、ゲートノードgは、補償期間における電位(Vel−|Vth|)から、ノードhの電位シフト量ΔVに容量比Qを乗じた値だけシフトする。このとき、ゲートノードgの電位をVpixとしたとき、当該電位Vpixについては、図10の式(4)について示される通りであり、容量比Qは、容量Cdt、Crf1、Cpixで定まる。
このとき、トランジスター121の電圧Vgsで絶対値で表現すると、閾値電圧|Vth|からゲートノードgの電位シフト分だけ減じた値(|Vth|−Q・ΔV)となる。
<発光期間>
i行目の書込期間の終了した後、1水平走査期間の間をおいて発光期間に至る。この発光期間では、上述したように制御信号Gel(i)がLレベルになるので、i行(3j−2)列の画素回路110においては、トランジスター124がオンする。
ゲート・ソース間の電圧Vgsは(|Vth|−Q・ΔV)であり、トランジスター121の閾値電圧から、データ信号の電位に応じた分だけシフトした値である。このため、OLED130には、先の図5に示したように、階調レベルに応じた電流がトランジスター121の閾値電圧を補償した状態で供給されることになる。
このような動作は、i行目の走査期間において、(3j−2)列目の画素回路110以外のi行目の他の画素回路110においても時間的に並列して実行される。ただし、デマルチプレクサ30では、選択信号Sel(1)、Sel(2)、Sel(3)の順番でHレベルになるので、データ信号の電位は、保持容量41によって、j番目のグループでいえば3(j−2)列目、3(j−1)列目、(3j)列目の順番で保持される。
さらに、このようなi行目の動作は、実際には、1フレームの期間において1、2、3、…、(m−1)、m行目の順番で実行されるとともに、フレーム毎に繰り返される。
図11は、本実施形態において、制御回路5から供給されるデータ信号の電位と、書込期間におけるゲートノードgの電位との関係を示す図である。制御回路5から供給されるデータ信号は、上述したように画素の階調レベルに応じて電位V(0)から電位V(255)までの電位範囲ΔVdataを段階的に取り得る。本実施形態では、当該データ信号が直接ゲートノードgに書き込まれるのではなく、図に示されるようにレベルシフトされて、ゲートノードgに書き込まれる。このとき、ゲートノードgの電位範囲ΔVgateは、データ信号の電位範囲ΔVdata{=V(0)−V(255)}に容量比Qを乗じた値に圧縮される。
したがって、本実施形態によれば、微細な画素回路110においてトランジスター121のゲート・ソース間の電圧Vgsの変化に対しOLED130に流れる微小電流が相対的に大きく変化する場合に、データ信号を細かい精度で刻まなくても、階調レベルを反映した電圧をトランジスター121のゲート・ソース間に印加することができるので、OLED130に供給する電流を精度良く制御することが可能になるのである。
また、図3において破線で示されるようにデータ線14と画素回路110におけるゲートノードgとの間には容量Cprsが実際には寄生する。このため、データ線14の電位変化幅が大きいと、当該容量Cprsを介してゲートノードgに伝播し、いわゆるクロストークやムラなどが発生して表示品位を低下させてしまう。当該容量Cprsの影響は、画素回路110が微細化されたときに顕著に現れる。
これに対して、本実施形態においては、データ線14の電位変化範囲についても、データ信号の電位範囲ΔVdataに対し狭められるので、容量Cprsを介した影響を抑えることができる。
さて、本実施形態において、最も暗い0レベルに対応するデータ信号が供給されたときの電位シフト量ΔVは、図9の式(1)および式(2)から、式(3)で示されるように0以上であることが導かれる。
したがって、0レベルに対応するデータ信号が供給された場合、その書込期間におけるゲートノードgの電位Vpixは、図10の式(6)に示されるように、電位(Vel−|Vth|)以上となるので、その後の発光期間においてOLED130への電流をほぼゼロとすることができる。これにより、階調レベルが0レベルのときに、OLED130を非発光とすることができるので、黒が浮いてしまう、いわゆる黒浮きを抑えることが可能になる。
また、本実施形態によれば、トランジスター121によってOLED130に供給される電流Idsは、閾値電圧の影響が相殺される。このため、本実施形態によれば、トランジスター121の閾値電圧が画素回路110毎にばらついても、そのばらつきが補償されて、階調レベルに応じた電流がOLED130に供給されるので、表示画面の一様性を損なうような表示ムラの発生を抑えられる結果、高品位の表示が可能になる。
この相殺について図12を参照して説明する。この図に示されるように、トランジスター121は、OLED130に供給する微小電流を制御するために、弱反転領域(サブスレッショルド領域)で動作する。
図において、Aは閾値電圧|Vth|が大きいトランジスターを、Bは閾値電圧|Vth|が小さいトランジスターを、それぞれ示している。なお、図12において、ゲート・ソース間の電圧Vgsは、実線で示される特性と電位Velとの差である。また、図12において、縦スケールの電流は、ソースからドレインに向かう方向を正(上)とした対数で示されている。
補償期間においてゲートノードgは、データ線14の電位Viniから電位(Vel−|Vth|)となる。このため、閾値電圧|Vth|が大きいトランジスターAでは、動作点がSからAaに移動する一方、閾値電圧|Vth|が小さいトランジスターBでは、動作点がSからBaに移動する。
次に、2つのトランジスターが属する画素回路110へのデータ信号の電位が同じ場合、つまり同じ階調レベルが指定された場合に、書込期間においては、動作点Aa、Baからの電位シフト量は、ともに同じQ・ΔVである。このため、トランジスターAについては動作点がAaからAbに移動し、トランジスターBについては動作点がBaからBbに移動するが、電位シフト後の動作点における電流は、トランジスターA、Bともに、ほぼ同じIdsで揃うことになる。
また、本実施形態においては、初期化期間、補償期間において制御回路5から供給されたデータ信号を、各グループにおいて3列分の保持容量41によって順に保持させるとともに、各列のデータ線14に対し、書込期間におけるトランスミッションゲート42のオンによって一斉にレベルシフトして供給する構成となっている。このため、本実施形態では、デマルチプレクサ30によってデータ信号を分配する構成であるにも拘わらず、同一グループを構成するデータ線14同士で比較したときに差が生じにくいので、表示のムラが発生しにくい構成となっている。
このように本実施形態では、データ信号の振幅に対して、ゲートノードgへの振幅を圧縮することができるとともに、トランジスター121の閾値電圧のばらつきが補償でき、さらに、黒浮きを抑えることが可能になる。
なお、本実施形態において、トランジスター121をPチャネル型としたが、Nチャネル型でも良い。トランジスター121をNチャネル型とした場合、ゲートノードgの電位が高いほどOLED130に多くの電流が流れることになるので、式(1)の不等号が逆向きにして、最も暗い0レベルが指定されたときのデータ信号V(0)を電位Vref以下とすれば良い。
<応用・変形例>
本発明は、上述した実施形態や応用例などの実施形態等に限定されるものではなく、例えば次に述べるような各種の変形が可能である。また、次に述べる変形の態様は、任意に選択された一または複数を適宜に組み合わせることもできる。
<制御回路>
実施形態において、データ信号を供給する制御回路5については電気光学装置10とは別体としたが、制御回路5についても、走査線駆動回路20やデマルチプレクサ30、レベルシフト回路40とともに、シリコン基板に集積化しても良い。
<基板>
実施形態においては、電気光学装置10をシリコン基板に集積した構成としたが、他の半導体基板に集積した構成しても良い。例えば、SOI基板であっても良い。また、ポリシリコンプロセスを適用してガラス基板等に形成しても良い。いずれにしても、画素回路110が微細化して、トランジスター121において、ゲート電圧Vgsの変化に対しドレイン電流が指数関数的に大きく変化する構成に有効である。
また、画素回路の微細化を必要としない場合に、本発明を適用しても良い。
<制御信号Gcmp(i)>
実施形態において、i行目でいえば書込期間において制御信号Gcmp(i)をHレベルとしたが、Lレベルとしても良い。すなわち、トランジスター123をオンさせることによる閾値補償とノードゲートgへの書き込みとを並行して実行する構成としても良い。
<デマルチプレクサ>
実施形態等では、データ線14を3列毎にグループ化するとともに、各グループにおいてデータ線14を順番に選択して、データ信号を供給する構成としたが、グループを構成するデータ線数については「2」であっても良いし、「4」以上であっても良い。
<トランジスターのチャネル型>
上述した実施形態等では、画素回路110におけるトランジスター121〜125をPチャネル型で統一したが、Nチャネル型で統一しても良い。また、Pチャネル型およびNチャネル型を適宜組み合わせても良い。
<その他>
実施形態等では、電気光学素子として発光素子であるOLEDを例示したが、例えば無機発光ダイオードやLED(Light Emitting Diode)など、電流に応じた輝度で発光するものであれば良い。
<電子機器>
次に、実施形態等や応用例に係る電気光学装置10を適用した電子機器について説明する。電気光学装置10は、画素が小サイズで高精細な表示な用途に向いている。そこで、電子機器として、HMDを例に挙げて説明する。
図13は、HMDの外観を示す図であり、図14は、その光学的な構成を示す図である。
まず、図13に示されるように、HMD300は、外観的には、一般的な眼鏡と同様にテンプル310や、ブリッジ320、レンズ301L、301Rを有する。また、HMD300は、図14に示されるように、ブリッジ320近傍であってレンズ301L、301Rの奥側(図において下側)には、左眼用の電気光学装置10Lと右眼用の電気光学装置10Rとが設けられる。
電気光学装置10Lの画像表示面は、図14において左側となるように配置している。これによって電気光学装置10Lによる表示画像は、光学レンズ302Lを介して図において9時の方向に出射する。ハーフミラー303Lは、電気光学装置10Lによる表示画像を6時の方向に反射させる一方で、12時の方向から入射した光を透過させる。
電気光学装置10Rの画像表示面は、電気光学装置10Lとは反対の右側となるように配置している。これによって電気光学装置10Rによる表示画像は、光学レンズ302Rを介して図において3時の方向に出射する。ハーフミラー303Rは、電気光学装置10Rによる表示画像を6時方向に反射させる一方で、12時の方向から入射した光を透過させる。
この構成において、HMD300の装着者は、電気光学装置10L、10Rによる表示画像を、外の様子と重ね合わせたシースルー状態で観察することができる。
また、このHMD300において、視差を伴う両眼画像のうち、左眼用画像を電気光学装置10Lに表示させ、右眼用画像を電気光学装置10Rに表示させると、装着者に対し、表示された画像があたかも奥行きや立体感を持つかのように知覚させることができる(3D表示)。
なお、電気光学装置10については、HMD300のほかにも、ビデオカメラやレンズ交換式のデジタルカメラなどにおける電子式ビューファインダーにも適用可能である。
10…電気光学装置、12…走査線、14…データ線、20…走査線駆動回路、30…デマルチプレクサ、40…レベルシフト回路、41、44、50…保持容量、78…共通端子、100…表示部、110…画素回路、116…給電線、118…共通電極、121〜125…トランジスター、130…OLED、132…保持容量、300…HMD。

Claims (9)

  1. 第1データ線と、
    第2データ線と、
    一端が前記第1データ線に接続された第1保持容量と、
    一端が前記第2データ線に接続された第2保持容量と、
    前記第1データ線に対応して設けられた第1画素回路と、
    前記第2データ線に対応して設けられた第2画素回路と、
    前記第1データ線に対応して設けられ、入力端と前記第1保持容量の他端に電気的に接続された出力端との間でオンまたはオフする第1スイッチと、
    前記第2データ線に対応して設けられ、入力端と前記第2保持容量の他端に電気的に接続された出力端との間をオンまたはオフする第2スイッチと、
    共通端子に供給されたデータ信号を、前記第1スイッチの入力端と前記第2スイッチの入力端とに供給するデマルチプレクサと、
    前記第1スイッチの入力端の電位を保持する第1保持部と、
    前記第2スイッチの入力端の電位を保持する第2保持部と、
    駆動回路と、
    を有し、
    前記第1画素回路および第2画素回路の各々は、
    発光素子と、
    前記発光素子に電流を供給する第1トランジスターと、
    前記第1データ線または前記第2データ線のうち対応するデータ線と前記第1トランジスターのゲートとの間でオンまたはオフする第2トランジスターと、
    前記第1トランジスターにおけるゲートとドレインとの間でオンまたはオフする第3トランジスターと、
    を含み、
    前記駆動回路は、
    第1期間において、
    前記第1保持容量の一端および前記第2保持容量の一端に、それぞれ初期電位を印加するとともに、前記第1保持容量の他端および前記第2保持容量の他端に、それぞれ所定の基準電位を印加し、
    前記第1期間の後の第2期間において、
    前記初期電位の印加を解除する一方、前記基準電位の印加を維持した状態で、前記第2トランジスターおよび前記第3トランジスターをそれぞれオンさせ、
    前記第1期間の開始から前記第2期間の終了までに至るまでに、
    前記デマルチプレクサを制御して、前記第1画素回路に対応するデータ信号の電位を前記第1保持部によって保持させるとともに、前記第2画素回路に対応するデータ信号の電位を前記第2保持部によって保持させ、
    前記第2期間の後の第3期間において、
    前記基準電位の印加を解除した状態で、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをそれぞれオンさせる
    ことを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記第1トランジスターがPチャンネル型であるとき、
    階調レベルが最も暗いレベルに相当するデータ信号の電位を、前記基準電位以上とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記第1トランジスターがNチャンネル型であるとき、
    階調レベルが最も暗いレベルに相当するデータ信号の電位を、前記基準電位以下とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  4. 前記駆動回路は、
    前記第2期間の後において前記第1画素回路の第3トランジスターをオフさせてから前記第3期間において前記第1スイッチをオンさせるまでの時間と、
    前記第2期間の後において前記第2画素回路の第3トランジスターをオフさせてから前記第3期間において前記第2スイッチをオンさせるまでの時間と、
    が同じとなるように制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電気光学装置。
  5. 第1データ線と、第2データ線と、
    一端が前記第1データ線に接続された第1保持容量と、
    一端が前記第2データ線に接続された第2保持容量と、
    前記第1データ線に対応して設けられた第1画素回路と、
    前記第2データ線に対応して設けられた第2画素回路と、
    前記第1データ線に対応して設けられ、入力端と前記第1保持容量の他端に電気的に接続された出力端との間でオンまたはオフする第1スイッチと、
    前記第2データ線に対応して設けられ、入力端と前記第2保持容量の他端に電気的に接続された出力端との間をオンまたはオフする第2スイッチと、
    共通端子に供給されたデータ信号を、前記第1スイッチの入力端と前記第2スイッチの入力端とに供給するデマルチプレクサと、
    前記第1スイッチの入力端の電位を保持する第1保持部と、
    前記第2スイッチの入力端の電位を保持する第2保持部と、
    を有し
    前記第1画素回路および第2画素回路の各々は、
    発光素子と、
    前記発光素子に電流を供給する第1トランジスターと、
    前記第1データ線または前記第2データ線のうち対応するデータ線と前記第1トランジスターのゲートとの間でオンまたはオフする第2トランジスターと、
    前記第1トランジスターにおけるゲートとドレインとの間でオンまたはオフする第3トランジスターと、
    を含む電気光学装置の駆動方法であって、
    第1期間において、
    前記第1保持容量の一端および前記第2保持容量の一端に、それぞれ初期電位を印加するとともに、前記第1保持容量の他端および前記第2保持容量の他端に、それぞれ所定の基準電位を印加し、
    前記第1期間の後の第2期間において、
    前記初期電位の印加を解除する一方、前記基準電位の印加を維持した状態で、前記第2トランジスターおよび前記第3トランジスターをそれぞれオンさせ、
    前記第1期間から前記第2期間までに至るまでに、
    前記デマルチプレクサを制御して、前記第1画素回路に対応するデータ信号の電位を前記第1保持部によって保持させるとともに、前記第2画素回路に対応するデータ信号の電位を前記第2保持部によって保持させ、
    前記第2期間の後の第3期間において、
    前記基準電位の印加を解除した状態で、前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをそれぞれオンさせる
    ことを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  6. 第1データ線と、
    第2データ線と、
    一端が前記第1データ線に接続された第1保持容量と、
    一端が前記第2データ線に接続された第2保持容量と、
    前記第1データ線に対応して設けられた第1画素回路と、
    前記第2データ線に対応して設けられた第2画素回路と、
    前記第1スイッチの入力端の電位を保持する第1保持部と、
    前記第2スイッチの入力端の電位を保持する第2保持部と、
    を有し
    前記第1画素回路および第2画素回路の各々は、
    発光素子と、
    前記発光素子に電流を供給する第1トランジスターと、
    前記第1データ線または前記第2データ線のうち対応するデータ線と前記第1トランジスターのゲートとの間でオンまたはオフする第2トランジスターと、
    前記第1トランジスターにおけるゲートとドレインとの間でオンまたはオフする第3トランジスターと、
    を含む電気光学装置の駆動方法であって、
    前記第1保持容量の一端および前記第2保持容量の一端に、それぞれ初期電位を印加するとともに、前記第1保持容量の他端および前記第2保持容量の他端に、それぞれ所定の基準電位を印加する第1ステップと、
    前記初期電位の印加を解除するとともに、前記基準電位の印加を維持した状態で、前記第2トランジスターおよび前記第3トランジスターをそれぞれオンさせる第2ステップと、
    前記第1画素回路に対応する第1データ信号の電位を前記第1保持部によって保持させるとともに、前記第2画素回路に対応する第2データ信号の電位を前記第2保持部によって保持させる第3ステップと、
    前記基準電位の印加を解除した状態で、前記第1保持部によって保持された前記第1データ信号を前記第1保持容量の他端に供給し、前記第2保持部によって保持された前記第2データ信号を前記第1保持容量の他端に供給する第4ステップと、
    を有し、
    前記第3ステップは、前記第1ステップ及び前記第2ステップの少なくともいずれかと同時に実行される
    ことを特徴とする電気光学装置の駆動方法。
  7. 前記第1画素回路における前記第2ステップの終了から前記第4ステップの開始までの時間は、前記第2画素回路における前記第2ステップの終了から前記第4ステップの開始までの時間は、同じである
    ことを特徴とする請求項6に記載の電気光学装置の駆動方法。
  8. 前記第4ステップにおける、前記第1データ信号を前記第1保持容量の他端への供給は、前記第2データ信号を前記第2保持容量の他端への供給と同時に行われる
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の電気光学装置の駆動方法。
  9. 請求項1乃至4のいずれかに記載の電気光学装置を備える
    ことを特徴とする電子機器。
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