JP2013159897A - 基礎構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】建築現場において基礎を構築する工程を簡略化して工期短縮を実現する。
【解決手段】鋼製部材を予め工場で組み立てておき建築現場では設計図面に沿ってこれらを配置して相互に連結するとともに、これらの鋼製部材を配置してから杭を打ち込む。鋼製部材そのものを一から建築現場で組み立ててゆく方法では、建築現場における工程が増えて工期が長くなるのに対し、鋼製部材を事前に工場で組み立てておくようにすれば、建築現場における工程を簡略化でき、建築現場における工期短縮に寄与する。また、杭を打ち込んでから鋼製部材を配置する方法では、各々の杭を打ち込む位置を正確に測って決めなければならないが、鋼製部材を配置してから杭を打ち込む方法では、その鋼製部材の寸法や形状などが既に設計図面に従っているものであるから、その鋼製部材を建築現場で配置して連結すると、その鋼製部材の位置を基準にして、杭を打ち込む位置が自然と定まる。
【選択図】図7

Description

本発明は建築物の基礎を構築する方法に関する。
建築物の基礎を構築する場合には、一般に、地面に掘削した複数の穴にそれぞれ杭を打ち込み、各々の杭と杭の間に鋼製部材を渡して水平レベルの調整をした後、これらの鋼製部材に木製などの型枠を取り付け、コンクリートを打設している。例えば特許文献1においては、杭を地面に打ち込み、その杭の突出部分を囲むように配置した型枠部材の内部にコンクリ−トを打設するという方法が開示されている。
特開2002−309589号公報
ところで、建築資材の価格上昇や建築現場の作業員の人件費上昇などを背景として、建築基礎を構築するときの工程をできるだけ簡略化して工期を短縮することが求められている。そこで、本発明は、建築現場において基礎を構築する工程を簡略化して工期短縮を実現することを目的とする。
本発明は、予め組み立てられた複数の鋼製部材を建築現場に配置して相互に連結する工程と、連結された鋼製部材の位置を基準にして地中に杭を打ち込む工程と、杭が打ち込まれた後の前記鋼製部材に型枠を取り付ける工程と、前記型枠によって囲まれた領域にコンクリートを打設する工程とを備える基礎構築方法を提供する。
本発明によれば、建築現場において基礎を構築する工程を簡略化して工期短縮を実現することが可能となる。
墨出し作業を説明する斜視図である。 基礎フレームが組み立てられているときの様子を示す斜視図である。 基礎フレーム組み立て作業を説明する立面図である。 水平レベル調整作業を説明する立面図である。 穴の掘削作業を説明する平面図である。 穴の掘削作業を説明する立面図である。 杭の打ち込み作業を説明する立面図である。 型枠の取り付け作業を説明する斜視図である。 コンクリートの打設作業を説明する斜視図である。
[実施形態]
以下、本実施形態に係る基礎構築方法について説明する。
本実施形態に係る基礎構築方法の特徴は、鋼製部材そのものを一から建築現場で組み立てるのではなく、予め工場で組み立てておき建築現場では設計図面に沿ってこれらを配置して相互に連結する点と、杭を打ち込んでから鋼製部材を配置するという順序ではなく、これらの鋼製部材を配置してから杭を打ち込むという点である。鋼製部材そのものを一から建築現場で組み立ててゆく方法では、建築現場における工程が増えて工期が長くなるのに対し、鋼製部材を設計図面に忠実に従って事前に工場で組み立てておくようにすれば、建築現場における工程を簡略化でき、建築現場における工期短縮に寄与する。また、杭を打ち込んでから鋼製部材を配置する方法では、各々の杭を打ち込む位置を逐一正確に測って決めなければならないが、鋼製部材を配置してから杭を打ち込む方法では、その鋼製部材の寸法や形状などが既に設計図面に忠実に従っているものであるから、その鋼製部材を建築現場で設計図面どおりに配置して連結すると、その鋼製部材の位置を基準にして、杭を打ち込む位置が自然と定まることになる。よって、建築現場における工程を簡略化して工期短縮を実現することが可能となる。以下、本実施形態に係る基礎構築方法について詳細に説明する。
(1)墨出し作業
図1に示すように、建築現場において作業員Sは、砕石が撒かれた上に打設された所定の厚さのコンクリート床(定盤Pという)の上に、設計図面に基づいて、基礎の構築に必要な線Lを墨などで描く。これを墨出し作業といい、線Lは、鋼製部材を配置する位置を指定するものである。
(2)基礎フレーム組み立て作業
次に、作業員Sは、墨出し作業において描かれた線Lの位置に、2種類の鋼製部材10a,10bを配置し、これらを相互に連結する。連結された鋼製部材10a,10bによって、基礎フレームと呼ばれる構造体が完成する。図2に示すように、線Lのうち、円形の部分には、中空パイプ状の鋼製部材10aが配置され、直線の部分には、トラス構造の鋼製部材10bが配置される。これらの鋼製部材10a及び鋼製部材10bは、建築現場で一から組み立てられるのではなく、メーカの工場で工場作業員がその縦、横、対角等の寸法を確認しながら、ボルト・ナットや溶接などを利用することで予め組み立てられ、建築現場に運搬される。このため、建築現場における具体的の作業手順は、図3に示すように、作業員Sが操作するクレーン車101によって鋼製部材10aまたは鋼製部材10bを吊り上げてから、線Lによって指定された位置に鋼製部材10a及び鋼製部材10bを配置し、そして、作業員Sの手作業によって図示せぬボルトやナットなどの連結具によってこれらを連結する、という手順になる。これにより、隣り合う鋼製部材10aの間が鋼製部材10bによって接続されることになる。さらに、後述する図5に示すように、隣り合う鋼製部材10bの間を補強部材10cで連結してさらに強度を高めるようにしてもよい(なお、図2,8,9では、図面の内容が煩雑になるため、補強部材10cの図示を省略している)。この結果、建築現場を上方から鉛直方向に見ると、鋼製部材10a及び鋼製部材10bからなる格子状の基礎フレームが構築されることになる。
(3)水平レベル調整作業
次に、作業員Sは水平レベル調整作業を行う。より具体的には、作業員は、鋼製部材10bの上端面が水平になっているかどうかと、鋼製部材10bの上端面の高さが設計図面どおりの高さになっているかどうかとを測量器械102などで確認する。そして、作業員は、その確認結果が意図したものでない場合には、鋼製部材10a及び鋼製部材10bを連結しているボルトやナットを緩めたり締めたりして、鋼製部材10bの位置や姿勢を変え、鋼製部材10bの水平度や高さを調整する。
(4)穴の掘削作業
次に、作業員Sは、図5,6に示すように、作業車103に取り付けられたオーガ14を各々の鋼製部材10aの中空部分に上方から鉛直方向に挿入し、その先端を定盤Pに当てて回転させることで、例えば深さ1mほどの、鉛直方向に延びる穴Hを開ける。
(5)杭の打ち込み作業
次に、作業員Sは、図7に示すように、作業車104に取り付けられた、例えば長さ数メートルほどの杭10dを上方から鋼製部材10aの中空部分を介して上記の各穴Hに鉛直方向に挿入し、さらに地中へと打ち込む。つまり、鋼製部材10の中空部分の位置は、鋼製部材10a、10bが設計図面どおりに配置、連結されることで定まるから、鋼製部材10a、10bの位置を基準にして地中に杭10dが打ち込まれることになる。そして、作業員Sは、基礎フレームと杭10dとを固定し、杭10dの余分な部位を切断する。
(6)型枠の取り付け作業
次に、作業員Sは、図8に示すように、鋼製部材10a,10bのうち、最も外周側にある鋼製部材10a,10bに対して木製の型枠10eを取り付ける。
(7)コンクリートの打設作業
最後に、作業員Sは、図9に示すように、型枠10eによって囲まれた領域に型枠10eの上端部近傍に達するまで作業車105からコンクリートを流し込む。これにより、コンクリートの打設が行われる。
以上のようにして建築現場の基礎が構築される。本実施形態によれば、前述したとおり、建築現場における工程を簡略化して工期短縮を実現することが可能となる。
10a,10b 鋼製部材、10c 補強部材、10d 杭、10e 型枠、S 作業員、P 定盤、L 線、H 穴、101 クレーン、102 測量器械、103,104,105 作業車。

Claims (1)

  1. 予め組み立てられた複数の鋼製部材を建築現場に配置して相互に連結する工程と、
    連結された鋼製部材の位置を基準にして地中に杭を打ち込む工程と、
    杭が打ち込まれた後の前記鋼製部材に型枠を取り付ける工程と、
    前記型枠によって囲まれた領域にコンクリートを打設する工程と
    を備える基礎構築方法。
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